自宅のあらゆるスイッチをスマホでコントロール、って便利すぎるだろ!!――日常生活を快適にする最新スマートアイテム4選

いまや誰もが持っているスマートフォン。Wi-FiやBluetooth接続によって、様々な便利機能が使えるスマートフォン連動型のアイテムも増えてきました。そこで今回は、最新テクノロジーを駆使したスマートアイテム4選をご紹介。流行りの「IoT」商品をはじめ、日常生活を彩る超便利グッズをピックアップしています。この機会にスマートフォンをもう一段階進化させてはいかが?

 

出典画像:フィリップス 公式サイトより

 

[その1]

鍵や財布を守ってくれる紛失防止デバイス

出典画像:Tile 公式サイトより

Tile
TILE MATE
大切なものを守ってくれる薄型でコンパクトな紛失防止デバイスです。鍵や財布、バッグなどと一緒にしておけば、スマートフォンの専用アプリと連動してお知らせ。Bluetoothの接続範囲内に「探し物」がある時は、音で居場所を教えてくれます。逆に「Tile」が手元にあってスマートフォンがどこにあるか分からない場合、ダブルクリックすればスマートフォンの方から音声を発信します。

 

<注目ポイント>
・Bluetoothで接続できる紛失防止デバイス
・最後に検知した場所を記録
・東急線渋谷駅に「Tileアクセスポイント」導入
最後に検知した場所を記録してくれるので、どこかに落としてしまった時もある程度の予想がつきます。また今年の7月から、「Tileアクセスポイント」が東急線渋谷駅に試験導入されました。「Tile」のついた忘れ物が駅に届けられると、クラウド経由で位置情報が持ち主のアプリに通知されます。

 

[その2]

自宅にあるスイッチを簡単に自動化?

出典画像:Wonderlabs 公式サイトより

Wonderlabs
SwitchBot
自宅にある様々なスイッチを自動化できるアイテム。Wi-FiやBluetoothを介してスマートフォンから操作すると、本体からギミックが出現してスイッチを押してくれます。付属の両面テープを使ってスイッチに固定するだけなので、面倒な取りつけ作業は必要ありません。

 

<注目ポイント>
・自宅のスイッチを簡単に自動化
・複数使用の場合でもアプリで一括管理可能
・Wi-Fi、Bluetoothどちらにも対応
自宅の至る所に取りつけた場合でも、専用アプリで一括管理できます。ちなみに複数の「SwitchBot」を使った場合、本体同士が電波を中継してBluetooth範囲外にある遠いスイッチの操作も可能に。またWi-Fi接続すれば、外出先からでも使うことができます。

 

[その3]

1600万色で部屋をロマンチックに演出するスマート電球

出典画像:フィリップス 公式サイトより

フィリップス
Hue White and Color Ambiance
スマートフォンから光の設定などを操作できるLED電球です。1600万種類に及ぶ圧倒的な配色を誇り、ボタン1つで自宅がロマンチックな雰囲気に早変わり。現在多くの専用アプリが配信されているので、好みの配色設定を登録したりおススメの配色設定を探すこともできます。もちろんスマートフォンがなくても、付属の「ブリッジ」による電球操作が可能。

 

<注目ポイント>
・1600万種類に及ぶ配色
・スマートフォンから操作可能
・自動で点灯・消灯できるスケジュール機能
アプリによっては、テレビやゲームとシンクロさせて臨場感を演出する機能も搭載。またスケジュール機能を使えば前もって設定した時刻に点灯させたり、ゆっくり消えていくようにも設定できます。スマートスピーカーに対応しているため、音声コントロールで照明を操作しても楽しそうですね。

 

[その4]

両腕・両足も分析できる最高峰モデルの部位別体組成計

出典画像:タニタ 公式サイトより

タニタ
innerscanDUAL RD-800
医療機関で使われるプロフェッショナル体組成計と同じ精度を誇る、最高峰モデルの左右部位別体組成計です。目に見えない「筋質」を点数化し、全身だけでなく両腕・両足の分析を実現。タニタの体組成計史上最多となる26種類の測定項目により、日々の健康チェックをはじめアスリートクラスのトレーニング状況まで知ることができます。

 

<注目ポイント>
・全身だけでなく両腕・両足の分析が可能
・26種類の測定項目
・専用アプリで数値の記録や管理も簡単
さらにスマートフォンと連携させて専用アプリをダウンロードすれば、数値の記録や管理も簡単です。体組成を測りながら脈拍も測定してくれるので、安静時の数値を元に運動時の目標脈拍数も表示。またアプリには、1000人を超えるアスリートデータと比較できる「MBA判定」などの機能も搭載されています。

IoTは世界から置き忘れをなくすか!? 米国No.1シェアの落とし物トラッカー「TILE」が日本上陸!

財布やスマホ、アクセサリーなど、大切な物をどこかに置き忘れて冷や汗をかいた経験は、誰にでもありますよね? もし「そんな経験はないよ」という人は、この先を読む必要はありません。いや、でも、「彼女がしょっちゅう物をなくして……」ということがあれば、これをプレゼントすると喜ばれるかもしれませんよ!

 

「TILE(タイル)」は、小さなカード状の落し物トラッカー。財布や鍵、鞄などに取り付けておくと、スマホからTILEを鳴らして、すぐに見つけられるという仕組みです。逆に、TILEを押して、スマホを見つけることもできます。

 

TILEシリーズには「TILE MATE」「TILE SLIM」「TILE SPORT」「TILE STYLE」の4タイプがあります。ベーシックな「TILE MATE」は34×34×4.65mm/6.1gというコンパクトさで、鍵などに取り付けるのに最適なタイプ。Bluetoothの通信距離は最大30mで、IP57(水深1mに30分間)の防水性能を備えています。

20171211-i04 (8)↑ストラップホール付きなので、いろんなものに取り付けられる「TILE MATE」(2980円)

 

「TILE SLIM」は54×54×2.4mm/9.3gの薄型カードタイプ。財布に入れたり、ノートパソコンに貼り付けて使う人が多いそうです。こちらも通信距離は最大30mで、IP57の防水性能を持っています。

↑クレジットカード2枚分くらいの厚さの「TILE SLIM」(3480円)↑クレジットカード2枚分くらいの厚さの「TILE SLIM」(3480円)

 

「TILE SPORT」「TILE STYLE」は、どちらも通信距離が最大60mと長く、音量も大きいため、見つけやすさがグレードアップしたモデル。「TILE SPORT」は40×40×5.9mm/15g、「TILE STYLE」は37.5×37.5×5.9mm/11g。どちらもIP58(水深1.5mに30分間)の防水性能を備えています。

↑スポーティなデザインの「TILE SPORT」はIP68の防水仕様(3980円)↑スポーティなデザインの「TILE SPORT」はIP68の防水仕様(3980円)

 

↑コンパクトでエレガントなデザインの「TILE STYLE」(3980円)↑コンパクトでエレガントなデザインの「TILE STYLE」(3980円)

 

TILEには電池が内蔵されていますが、電池は取り外せず、連続1年間使えることが保証されています。この “ロングバッテリーで、使い切り” というわかりやすさも人気の要因となっているようです。

 

巨大なメッシュネットワークで失くしものを見つけやすい

このTILEは、同社のCEOマイク・ファーレイ氏が2012年に創業し、2013年にクラウドファンディングで多くの資金を集め、2014年から本格的に販売されました。全米では90%を超えるシェアを記録し、欧米諸国を中心に展開し、累計1000万個以上のセールスを記録しています。

↑日本市場でのローンチに伴い、来日したCEOのマイク・ファーレイ氏。TILEの商品化を思いついたきっかけは、奥様が物をなくしがちだったからだったそう↑日本市場でのローンチに伴い来日したCEOのマイク・ファーレイ氏。TILEの商品化を思いついたきっかけは、奥様が物をなくしがちだったからだったそう

 

TILEの仕組みは、さほど複雑なものではありません。TILEとスマホはBluetoothで接続し、スマホからは専用アプリで操作。もし、TILEがスマホから離れてしまった場合は、最後に接続が切れた場所と時間が記録され、アプリの地図で確認できる仕組みです。つまり、家の中で鍵が見当たらない! というときも、どこかに鍵を忘れてきた!  というときにも簡単に探し出せるわけです。

↑探している物とのおよその距離もわかる↑探している物とのおよその距離もわかる

 

↑最後に接続が切れた場所を地図で確認できる↑最後に接続が切れた場所を地図で確認できる

 

さらに、もうひとつ、TILEには、すごい機能があります。それは、紛失したものをみんなで探せる機能です。TILEのユーザーは「TILEコミュニミティ」に匿名で参加することになります。このコミュニティは、すでに全世界230の国と地域に巨大なメッシュネットワークとして広がっています。例えば、ある人が航空機の中で大事な物を置き忘れたとしましょう。それに気づかずに帰宅してしまったとしても、他のTILEユーザーが紛失物に近づくと、その情報がクラウドにアップロードされます。紛失物を探しているユーザーは、スマホからの操作で、最新の所在地情報を取得できる仕組みです。

↑海外の主要都市の中心部は「TILEコミュニミティ」のメッシュネットワークでカバーされている↑海外の主要都市の中心部は「TILEコミュニミティ」のメッシュネットワークでカバーされている

 

TILEコミュニティは、TILEのユーザーが多い場所ほど、見つかる確率が高くなります。なので、日本でこの機能によって、どれだけの物を発見できるかは、今後のTILEの普及にかかっています。マイク・ファーレン氏いわく、まだ日本で発売していないにもかかわらず、東京での利用者が多いことを確認しているそうです。世界中の人が集まる2020年のオリンピックイヤーまでに、より見つけやすい環境になっていることを想定しているとのこと。現状、日本のユーザーにとっては、海外旅行・出張時に、コミュニティ機能が役立ちそうですね。

 

TILEシリーズは、12月15日から、まずベーシックモデルの「TILE MATE」が発売されます。希望小売価格は2980円ですが、10万個限定で、1000円引きの1980円で購入できるキャンペーンが実施されます。その他の「TILE SLIM」「TILE SPORT」「TILE STYLE」も2018年1月以降に発売予定。Amazon.co.jp、ビックカメラ、ヤマダ電機で購入できます。

↑TILEを取り付けるためのアクセサリー類も近日発売予定↑TILEを取り付けるためのアクセサリー類も近日発売予定

 

みなさんなら、TILEを何に取り付けたいですか? 筆者も、年明けにアメリカ出張を予定しているので、早速現地で使ってみようと思っています。