【iPhone便利術】スクリーンショットをサクッと加工!! iPhone「マークアップ」機能の使い方

iOS 10から搭載された「マークアップ」機能が、iOS 11ではスクリーンショット撮影直後なら簡単に呼び出せるようになりました。使えるツール類なども以前より充実しているので、ぜひ活用してみましょう。

 

スクリーンショットの編集を開始

スクリーンショットは電源ボタンとホームボタンを同時に押すと撮影できます。iPhone Xではホームボタンの代わりに音量アップボタンを使います。また、Assistive Touchを使っても撮影可能です。

↑スクリーンショットを撮影した直後に、画面左下のサムネイルをタップします

 

 フリーハンドで線や文字を書き込む

マークアップ画面では、ペン先の形状と線の色を選んでフリーハンドの描画が可能です。消しゴムツールでタップすると、ストローク単位で描画の削除も可能です。

↑ペン先とカラーをタップして選択します

 

↑ここではラインマーカーで赤色を選択して書き込んでいます

 

テキストや図形を書き込む

フリーハンドでは上手に書き込みができないと感じたら、テキストと図形を配置するといいでしょう。位置やサイズ、カラーなども簡単な操作で変更できます。

↑テキストを入力したい場合は「+」をタップし、メニューで「テキスト」を選択します。図形を配置したい場合は、四角形、円形、吹き出し、矢印のいずれかタップします

 

↑テキストの内容はキーボードから入力します。フォントやサイズの変更は「AA」をタップすると表示されるメニューから行います。「●」で文字カラーの変更も可能です

 

書き込みが済んだら「完了」をタップして変更を保存します。あとはメールに添付するなど、目的に応じて画像を活用してください。

※通常、スクリーンショットはPNG形式のファイルとして保存されますが、書き込みをした場合はJPEG形式に変換されるので注意しましょう

 

■動作確認バージョン
iOS ver. 11.3.1

【iPhone】写真を真上から撮影したい!! 「カメラ」アプリの地味に便利な機能

iPhoneの「カメラ」アプリで被写体を正確に真上から撮影しようと思っても、画面で見ているだけではなかなか上手くいかないもの。そんなときには、「カメラ」アプリの「水準器」機能を活用してみましょう!

 

カメラ設定でグリッド表示をオンにする

「グリッド」は「カメラ」アプリの画面に縦と横の線をマス目状に表示して、iPhoneを構える向きを調整する際の目安にするものです。実はここに、水平かどうかを測るための「水準器」の機能も内蔵されているのです。

↑「設定」アプリ→「カメラ」をタップします

 

↑「カメラ」設定の画面で「グリッド」のスイッチをタップしてオンにします

 

グリッドの中央で十字を合わせて撮影

「カメラ」アプリの画面にグリッドが表示された常態でiPhoneを水平に近付けると、「水準器」機能の十字が表示されます。2個の十字の位置を合わせることで、iPhoneの向きを水平にすることが可能です。

↑「カメラ」アプリを起動してiPhoneを水平に近いポジションで構えると、画面の中央に2個の十字が表示されるので、両者が重なるように角度を調整します

 

↑2つの十字が重なって1つに見えたら、シャッターボタンをタップします

 

「カメラ」アプリのグリッドと「水準器」機能は、特に書類などのスキャンで効力を発揮します。もしも手持ちで水平を維持するのが大変な場合は、専用のスタンド(台)もあるので、そういった道具の導入も検討してみるといいでしょう。

 

■動作確認バージョン
iOS ver. 11.3.1

【iPhoneの悩み】メッセージ通知が煩わしい! 不要なものだけオフにできないの?

「メッセージ」アプリでは、特定のスレッドを選んで通知をオフにすることが可能です。「設定」アプリの「通知」でオフにする場合とは違って、ほかの相手からのメッセージは通知が表示されるので、状況に応じて使い分けましょう。

 

スレッドの通知を非表示にする

特定の相手からのメッセージに限って通知をオフにしたい場合には、「メッセージ」アプリのスレッドの一覧画面から設定します。この方法であれば、ほかの大切なメッセージを見落とす心配はありません。

↑「メッセージ」アプリで通知を止めたいスレッドを選んで左方向にスワイプします

 

↑右側に表示させる青色の「通知を非表示」をタップします

 

再び通知を表示するには

「メッセージ」アプリのスレッドの一覧画面では、通知のオン/オフの状態が「おやすみモード」の三日月アイコンの有無で確認できます。再び通知をオンにする手順は、オンにしたときと同様なので簡単です。

↑通知が非表示になっているスレッドの左側には、「おやすみモード」を示す三日月アイコンが表示されています

 

↑再び通知を表示したい場合はスレッドを左方向にスワイプし、「通知を表示」をタップします

 

iOS 11から搭載されたこの機能を利用すると、重要度が低い通知が次々に表示されることを防止できます。一方、本当に大切な相手からの通知は表示されるので、無用なトラブルを避けるためにも役立ちます。

 

■動作確認バージョン
iOS ver. 11.3.1

【iPhone】パスワード手打ちは面倒!! そんな人はSafariの「自動入力」を使おう

Safariで利用するWebサイトのアカウントとパスワードは保存が可能なので、1回だけ入力すれば2回目以降は自動入力できます。同じApple IDならiPadやMacのSafariで保存したパスワードも共有できるので便利です。

 

ユーザ名とパスワードを保存する

パスワードを保存するには、Safariの「自動入力」設定がオンになっている必要があります。また、どうしても初回だけはパスワードを入力しなければなりません。ただし、ほかのiPhoneやiPad、MacのSafariでパスワードを保存済みの場合は、そのまま利用できます。

↑「設定」アプリ→「Safari」→「自動入力」をタップします

 

↑「ユーザ名とパスワード」のスイッチをタップしてオンにします

 

↑初回は普通にパスワードを入力してサインインします

 

↑メッセージが表示されるので、「パスワードを保存」をタップします

 

保存したパスワードを自動入力する

保存済みのパスワードは、サインイン時にアカウントを選択することで自動入力できます。同じWebサイトで複数のアカウントを利用している場合でも、ユーザ名を選んでサインインできるので使い分けが可能です。

↑2回目以降のサインイン時はキーボードの上部に表示される「パスワード」をタップします

 

↑サインインに使いたいアカウントを選んでタップします

 

↑自動的にパスワードが入力されるので、そのままサインインします

 

↑「設定」アプリ→「アカウントとパスワード」→「AppとWebサイトのパスワード」をタップすると、保存したアカウントとパスワードを確認でき、編集や削除も可能です

 

パスワードを自動入力する機能は以前からありましたが、iOS 11では設定の場所やアカウントの選択方法が変更されており、多くのアカウントを管理する際に使いやすくなりました。

 

「設定」アプリ→「アカウントとパスワード」ではパスワードが丸見えになりますから、必ずパスコードや指紋認証を設定しておきましょう。

 

■動作確認バージョン
iOS ver. 11.3

【iPhone】iOS 11から搭載された「画面収録」機能ってご存知?

iOS 11から搭載された「画面収録」の機能ってご存知ですか? この機能を利用すれば、iPhoneの画面上での操作を動画として保存することができます。

 

画面収録を使うための準備

「画面収録」機能は「コントロールセンター」から利用しますが、初期状態ではアイコンが表示されません。事前に設定を変更して、使えるように準備しておきましょう。

↑「設定」アプリ→「コントロールセンター」→「コントロールセンターをカスタマイズ」をタップします

 

↑「コントロールを追加」リストの下のほうにある「画面収録」の「+」をタップします

 

↑「含める」のリストに「画面収録」が追加されていればOKです

 

実際に画面収録を実行する

「画面収録」はアイコンをタップした3秒後にスタートします。音声も収録したい場合には、収録開始前にマイクのオン/オフを切り替えておきます。

↑準備ができたらコントロールセンターで「⦿」アイコンをタップ。カウントダウン後に画面収録が始まります

 

↑音声も同時に収録したい場合にはコントロールセンターで「⦿」アイコンを強く押し込むかロングタッチし、「マイクオーディオ」をタップしてオンにしてから「収録を開始」をタップします

 

↑画面収録を終了するには、赤い表示のステータスバーをタップします

 

↑確認のダイアログが表示されるので、「停止」をタップします

 

動画の前後には余計な部分が記録されてしまいますが、保存後に「写真」アプリでトリミングできるので問題ありません。

※コントロールセンターの設定を変更したのに「画面収録」が使えない場合には、「設定」アプリ→「一般」→「機能制限」で「画面収録」がオンになっているかを確認しましょう

 

■動作確認バージョン
iOS ver. 11.3

【iPhone X】ホームボタンがないの不便……実は設定1つでラクラク解決!

iPhone Xにはホームボタンがありません。このため、従来のiPhoneユーザーのなかには操作性に違和感を感じる人もいるでしょう。しかし、「AssistiveTouch」を上手く利用すれば、ホームボタンに似た使い勝手を復活させることが可能です。

 

AssistiveTouch自体は、かなり以前からiOSに搭載されています。この設定を「ホーム」アイコンだけにして利用すると、画面上の自由な位置にホームボタンを配置できるのです。

↑「設定」アプリ→「一般」→「アクセシビリティ」をタップします

 

↑「操作」にある「AssistiveTouch」をタップします

 

↑「AssistiveTouch」のスイッチをタップしてオンにし、「最上位メニューをカスタマイズ」をタップします

 

↑アイコンの数が1個になるまで、右下にある「-」をタップします

 

↑最後に残ったアイコンをタップします

 

↑「ホーム」をタップしてチェックを付けてから、「完了」をタップします

 

↑AssistiveTouchのアイコンをドラッグして、使いやすい位置に移動します

 

アプリの使用中にAssistiveTouchのアイコンをタップすれば、一発でホーム画面に戻れます。置き場所は自由ですので、アプリのボタンなどと重なった場合は、ドラッグして位置をズラしましょう。

※AssistiveTouchに2個以上の機能を割り当てた場合は、1回目のタップで選択肢が表示されるようになります

 

■動作確認バージョン
iOS ver. 11.3

【iPhone】これは面倒がなくてラク!! 自宅のWi-Fiに友人の端末をサクッとつなぐ便利ワザ

来客に自宅のWi-Fiアクセスポイントを使わせる場合、パスワードを教えるのはセキュリティ上気になりますし、何より手打ちするのは面倒。そんなときは、iOS 11から搭載された「パスワード共有」を利用して、簡単・安全に利用を許可しましょう。

 

ゲストのiPhoneでWi-Fiアクセスポイントを選択

「パスワード共有」は、自分が使用しているWi-Fiアクセスポイントへの他者からの接続を、iPhoneを使って許可する機能です。まず、ゲストが「設定」アプリからWi-Fiアクセスポイントを選択します。

↑ゲストのiPhoneで「設定」アプリ→「Wi-Fi」で「Wi-Fi」のスイッチをタップしてオンにしてから、接続したいアクセスポイントの名前をタップします

 

↑「パスワードを入力」の画面が表示されたら、ホストからの接続許可を待ちます

 

ホスト側のiPhoneからパスワードを送信

アクセスを許可するには、ホスト側のiPhoneの「連絡先」にゲストの氏名とApple IDのメールアドレスを登録しておく必要があります。登録済みの場合は、自動的に「パスワード共有」の画面が表示されます。

↑ホスト側のiPhoneに「Wi-Fiパスワード」画面が表示されたら、「パスワードを共有」をタップします

 

↑ゲストのiPhoneにパスワードが送信されるので、「完了」をタップします

 

↑ゲストのiPhoneが、ホスト宅のWi-Fiアクセスポイントに接続されます

 

「パスワード共有」を利用するには「連絡先」への登録のほかに、モバイルデータ通信、Wi-Fi、Bluetoothのいずれかがオンになっている必要があります。うまくいかない場合は、設定を確認してみましょう。

※利用の条件を満たしているのにゲストのiPhoneで「パスワード共有」の画面が表示されない場合は、いったんスリープしてからスリープ解除してみるのが効果的です

 

■動作確認バージョン
iOS ver. 11.3

【iPhoneスーパーあるある】ハイフンや引用符を自動で変換!? iOS 11「スマート句読点」機能って何?

iPhoneで英文の入力中に、複数のハイフンや引用を示すクォーテーションマークを使おうとすると、意図しない形状に自動修正されてしまいます。これはiOS 11から採用された「スマート句読点」機能によるもので、設定からオン/オフを切り替えられます。

 

スマート句読点による自動修正の実例

スマート句読点がオンの状態では、連続2個のハイフンはダッシュに変更されます。クォーテーションマークはシングル・ダブルとも、開始と終了を示すペアの形状になります。

↑ハイフン(-)を連続して入力すると、2個ごとにダッシュ(―)に自動変換されます

 

↑引用符の「”~”」は「“~”」に、「’~’」は「‘~’」に自動変換されます

 

スマート句読点の設定をオフにする

スマート句読点は「設定」アプリでオン/オフを切り替えることが可能です。自動変換がわずらわしい場合は、オフにしておくといいでしょう。

↑「設定」アプリ→「一般」→「キーボード」をタップします

 

↑「キーボード」設定の画面で「スマート句読点」のスイッチをタップしてオフにします

 

↑スマート句読点をオフにしておくと、同じように入力しても自動変換されません

記号の形状を選んで入力するには

引用符やハイフン、ダッシュなどの記号類は、キーボードのキーをロングタッチしてバリエーションを選ぶことができます。

↑「”」キーや「’」キーをロングタッチすると記号のバリエーションが表示されるので、そのまま指を動かし、使いたいものの部分で指を離します

 

↑同様に「-」キーをロングタッチしてもバリエーションの選択が可能です

 

スマート句読点がオンだとロングタッチ入力でも「–」は強制的に「―」になってしまいます。引用符は大丈夫ですが、やはりスマート句読点はオフにしておき、必要に応じてロングタッチで記号を選ぶ方がいいでしょう。

※スマート句読点をオフに切り替えても、すでに入力済みダッシュや句読点は変更されません。必要な場合は、手動で修正しましょう

 

【動作確認バージョン】
iOS ver. 11.3

【iPhone】数が増えすぎて閉じるのが面倒!! Safariのタブ操作は「ロングタッチ」を活用すべし

Safariでは複数のタブを開いておいて、表示を切り替えながら使えます。しかし、タブの数が増えすぎると、選んだり閉じたりするのが大変ですよね。そんなときはロングタッチのメニューを活用しましょう。

 

【従来の方法】タブの切り替え画面を出して操作

従来の方法ではタブの切り替え画面を出してから操作するので、タブの数が多いとスクロールやタップが面倒です。

↑Safari画面の右下にあるタブ切り替えのアイコンをタップします

 

↑タブを閉じるには各タブの左上の「×」をタップするか、閉じたいタブを左にフリックします。「+」や「プライベート」でタブを追加することも可能です

 

【新しい方法】アイコンのロングタッチでメニューを活用

タブ切り替え画面を呼び出すアイコンをロングタッチするとメニューが表示され、「すべての○個のタブを閉じる」「このタブを閉じる」「新規プライベートタブ」「新規タブ」といった操作がダイレクトに選択できるので便利です。

↑Safari画面の右下にあるタブ切り替えのアイコンをタップではなくロングタッチしましょう

 

↑メニューが表示されるので、実行したい操作を選んでタップします

 

↑「すべての○個のタブを閉じる」または「新規タブ」を選ぶと、新しいタブが表示されます

 

↑「新規プライベートタブ」を選んだ場合は、このような暗い色のタブが表示されます

 

Safariの画面下部には、ほかにもロングタッチに対応したアイコンがあります。「戻る」や「進む」のアイコンは履歴を一覧表示でき、「ブックマーク」アイコンならお気に入りやリーディングリストへの追加が可能です。

 

■動作確認バージョン
iOS ver. 11.2.6の場合

【iPhone】“片手持ち派”必見!! キーボードを左右にずらせば操作がラクラク!

iPhoneの画面上のキーボードで文字入力をする際、ディスプレイのサイズと手の大きさの関係で、片手で入力しようとすると一部のキーに指が届きにくいことがあります。そんなときは、キーボードを少し片側に寄せてみましょう。

 

キーボードの表示を左右の端に寄せる

キーボード右下の地球儀アイコンは「かな入力」と「ローマ字入力」を切り替えるときなどにタップするものですが、ロングタッチするとメニューが表示され、キーボードの種類の直接選択や表示位置の変更ができるのです。

↑キーボードの左下にある地球儀アイコンをロングタッチしましょう

 

↑メニューが表示されたら、下部の3つのアイコンのうち、左側のものをタップします

 

↑キーボードが左側に寄って表示されます。元に戻すには右側の「>」をタップしましょう

 

↑右端に寄せるには、同様の手順でメニューの右下のアイコンをタップします

 

↑キーボードが右側に寄って表示されます。元に戻すには左側の「<」をタップしましょう

 

メニューからキーボード設定の画面を開く

地球儀アイコンをロングタッチすると表示されるメニューを使えば、「設定」アプリの「キーボード」設定画面に直接ジャンプすることも可能です。キーボードの表示位置だけでなく、ほかの設定もすばやく変更できるので便利です。

↑地球儀アイコンをロングタッチし、メニューが表示されたら「キーボード設定」をタップします

 

↑「設定」アプリの「キーボード」画面が表示されます。この画面からキーボードの位置を変更するには「片手用キーボード」をタップします

 

↑「片手用キーボード」画面でも、キーボードの位置を切り替えることが可能です

 

「片手用キーボード」の設定は、画面を横向きにしているときは残念ながら効果がありません。しかし、ここで紹介したテンキー入力のときだけでなく、ローマ字や英語のフルキーボードでも、絵文字のパレットでも利用できます。

※キーボードの種類を1種類だけに設定している場合、地球儀アイコンが表示されないのでメニューを使った設定変更ができません。その場合はホーム画面から「設定」アプリを起動し、「キーボード」の「片手用キーボード」で変更しましょう

 

【動作確認バージョン】
iOS ver. 11.2.6