闇バイト強盗相手に「録画だけ」は甘い⁉ 犯罪から身を守る「攻め」の防犯グッズ

侵入強盗や特殊詐欺などの被害がさかんに報じられる昨今、“犯罪に巻き込まれる”ことは、もはや人ごとではなくなっている。今回は(1)情報を漏らさない、(2)威嚇して侵入を防ぐ、(3)偽装する、の「3つのポイント」別に、新時代の犯罪を防御するアイテムを紹介していく。

 

防犯アドバイザー解説!強盗や特殊詐欺、闇バイトなどから身を守る「3つのポイント」

 

【POINT1 情報を漏らさない】
こちらの内情を犯人に悟られないことが重要!

金融機関や買い取り業者を装って、侵入犯罪の前に家族構成や自宅に現金・貴重品がないか探る電話がかかってくるケースもあるので、絶対に内情は漏らさないことが重要。特に高齢者世帯であることを悟られないことが大切だ。

 

多彩な迷惑電話防止機能を搭載したコードレスフォン

パナソニック
デジタルコードレス電話機(子機1台付き)「VE-GD78DL」
実売価格:2万3760円

迷惑電話防止対策機能が充実した電話機。「迷惑防止」を設定すると呼出音が鳴る前に本機が応答し、相手に通話を録音するというメッセージを流して、電話に出ると通話内容を自動で録音する。熱中症警戒や乾燥警戒を、音声とディスプレイ表示、LEDで知らせる機能も搭載。

↑自分の声を低く変えるボイスチェンジ機能を搭載。受話子機・子機で着信通話時に、女性の声を男性のような低い声に変えて応対できる。

 

↑最大300件の迷惑電話着信拒否登録が可能。受けたくない相手の電話番号からの着信などを、呼出音を鳴らさずに受けないようにできる。

 

↑「迷惑防止」機能を搭載。録音した通話を、第三者との通話中に再生して聞いてもらえる。通話後に内容を警察に相談する際にも役立つ。

 

訪問者をスマホでチェックできる、カメラ付きドアホンキット

TP-Link
カメラ付きスマートドアホンキット Tapo D230S1
実売価格:1万6440円

カメラ付きドアホンとハブのセット。ドアホンを押すと、アプリの通知や連携したハブのチャイム音で来訪者を通知。双方向通話や録音・登録したメッセージを流すこともでき、外出先でも応答が可能だ。男性の声を録音しておいて、応答時に流せば、家族構成などを悟られない。

↑スマートAIシステムを使用して、動く物体の形状や動きを分析。人物や車両を賢く認識し、必要に応じてユーザーへ知らせる。

 

↑不在時も応答可能。アプリに録音した応答メッセージを使ったり、双方向通話機能を使ったりして、宅配便や来訪者の対応ができる。

【POINT2】威嚇して侵入を防ぐ
犯人を撮影するだけでなく「声かけ」で驚かす

闇バイト強盗は防犯カメラを恐れず侵入してくるため、単に録画するだけでは身は守れない。そこで相手を威嚇する、“攻める”防犯アイテムが実力を発揮。カメラやライトなどが有効だ。

 

電源を入れるだけですぐに屋外カメラの映像が確認できる

パナソニック
モニター付き屋外カメラ「VL-CV100K」
実売価格:5万4780円

屋外カメラとモニター親機のセット。カメラ設置後、電源を入れるだけでカメラの映像を表示できる。カメラに、動きを検知する機能と、AIで人物の形を判定する機能を搭載。検知機能が働くと自動録画を開始し、モニター親機に音で知らせたり、ライトを点灯させたりできる。

↑動きや人物を検知すると自動録画可能。スピーカーを搭載し、モニター親機から侵入者に声掛け(威嚇)することができる。

 

↑付属と合わせて最大4台までカメラの登録が可能。モニターで同時に確認できるので、庭や勝手口など見守る場所を広げられる。

 

↑専用アプリをインストールしてモニターを有線LAN接続すると、スマホでカメラ映像の確認や録画された映像の再生ができる。

 

ソーラーパネル搭載だから配線不要で取り付けもラクラク

アンカー・ジャパン
Eufy  Solar Wall Light Cam S120
実売価格:1万4990円

ソーラーパネルとバッテリーを搭載したセンサーライト一体型ワイヤレスセキュリティカメラ。2K(300万画素)の高解像度かつ約8m先まで感知できるAIカメラを搭載し、人の動きを感知すると即座にスマホに通知し録画を開始する。

↑天面にソーラーパネルを搭載。太陽光が当たる場所に設置することで充電する手間が省ける。IP65の防水・防塵規格対応で悪天候時も使用可能。 ※天候や使用環境により、発電できる電力は大きく変化する。

 

↑夜間や暗い場所で動きを感知すると、最大300ルーメンのライトが自動で点灯。105dBの警報を鳴らすこともできる。

 

まず全面発光で明るく照らし、時間が経つと猛烈な点滅で威嚇

アイリスオーヤマ
LED防犯センサーライト「LSL-SBTN-800」
直販価格:6180円

センサーが人の動きを検知して自動的に点灯するLEDセンサーライト。モードや明るさの切り替えができ、防犯モードでは強烈な点滅で威嚇する。設置場所に応じてACコンセント、乾電池、ソーラーと電源の使い分けが可能。

↑防犯/常灯/帰宅の切り替えができる。防犯モードでは人を感知すると全面発光で明るく照らし、設定時間以上経つと10秒間点滅して威嚇。

 

どんなドアにも取り付け可能な指紋認証対応スマートロック

SwitchBot
ドアロックProセット
直販価格:2万2980円

後付けタイプのスマートロック&指認証パッドのセット。スマホアプリからドアの鍵を遠隔操作(※)できるだけでなく、指紋認証パッドとの連携で15タイプの施解錠が行える。マグネットセンサーによるオートロック機能を搭載。

※同社ハブ製品と併用する必要がある
↑誤ったパスワードや指紋が5回使用されると、キーパッドが音とライトで警告を発し、アプリがプッシュ通知を発信して5分間ロックする。

 

手軽に購入・設置ができ、防犯の第一歩としても最適

パナソニック
開閉センサー 「KX-HJS100-W」
実売価格:3880円

窓が開くと、開閉センサー本体から報知音が鳴り近くにいる人に知らせる。ドアホンや電話機と連動して報知音を鳴らせば、侵入者をいち早くキャッチ。たとえば1階の窓から侵入されても、ドアホンや子機が2階にあれば、2階でも侵入に気づくことができる(使用にあたり同社製の開閉センサー対応電話機・ファクス・ドアホンへの接続が必要)。

↑警戒モードに設定し、窓が開くと「ヒュンヒュンヒュン」と報知音が鳴動。いち早く侵入者に気づけるので、即座の通報が可能だ。

 

360度撮影可能だから、あらゆる侵入場所を監視できる

アンカー・ジャパン
Eufy SoloCam「S340」
実売価格2万4990円

ソーラーパネル搭載で、充電や配線の手間のない屋外セキュリティカメラ。水平方向に360度、垂直方向に70度撮影できるので死角がなく、玄関や駐車場の防犯に最適だ。カメラ位置を4か所まで設定可能で、細かい操作なしに視点を移動可能。

↑カラーナイトビジョン機能を搭載。夜間でもカラーで鮮明な映像を残すことができるので、不審者が特定しやすく防犯性が向上する。

【POINT3】偽装する
危険な思いをせずに犯罪を防御できる!

夜間に家の電気が消えていると、留守や就寝中と判断され侵入強盗や空き巣に狙われやすい。一定の時間に自動的に点灯、あるいは外出先からスマホで点灯できるタイプの照明器具で在宅を装うのも賢い手段だ。

 

帰宅時間が夜遅くなるときや、長期不在にする際に家を守る

パナソニック
パルック LEDシーリングライト ライフコンディショニングシリーズ
スピーカー搭載・パネルタイプ「HH-XCH0809A
実売価格:8万190円(8畳)〜

スピーカーを搭載したWi-Fi対応モデル。リモコンのるすばんタイマーを使えば、時間になると自動で点灯して不在に気づかれにくく、またスマホで外出先から照明を点灯/消灯できるので、長期不在の際などの空き巣対策としても役立つ。生活リズムに合わせて光と音で1日をサポートするアプリも秀逸。

↑出張などで長期間家を空けるときなどは、あかりで防犯できる。外出先からの操作や設定した時刻に点灯・消灯させれば在宅を装える。

 

↑リモコンの「るすばん」ボタンを押して設定時刻になると、あかりのスイッチが自動的にオン/オフする。点灯・消灯時刻を「設定通り」「15分前」「30分前」とあえてランダムに変えることでより“留守偽装”の工夫も。

 

「るすばんモード」を搭載したハイコスパなビックカメラPB製品

ORIGINAL BASIC
LEDシーリングライト OBB-CLシリーズ
実売価格:7980円(6畳調光調色モデル)〜

リモコンの「るすばん」ボタンひと押しで家に人がいるような動作を自動で再現可能なLEDシーリングライト。モードの開始時間はボタンを押す回数により、「12時間後に点灯」「6時間後に点灯」「いますぐ点灯」の3段階設定に加え、長押しで解除もできる。

↑明るさを10段階で変更可能な調光機能、電球色から昼光色までライトの色を11段階で調節可能な調色機能(※)を搭載する。※調光調色モデルのみ。

 

“防犯のプロにまかせる”という手もアリ! 設置したセンサーが365日監視

セコムが1981年、家庭向けに始めた「ホームセキュリティ」。侵入者や火災の感知、非常ボタンの通報といった“もしもの事態”に、緊急対処員が速やかに駆けつけて対処してくれる。月額料金はかかるが頼もしいサービスだ。

 

セコム ホームセキュリティ

【料金(戸建てプラン/機器レンタルの場合)】月額:7920円 初期費用:工事料6万3800円 保証金2万円(非課税・契約満了時返却 料金は一例)

その他の編集部オススメ 防犯グッズ

宅配ボックスのない一戸建て住宅の防犯にオススメ

セシール
アルミベンチ型宅配ボックス「 XW-944」
実売価格:3万2780円

W50×H40×D30cm/60kgの荷物が受取り可能なアルミ製宅配ボックス。宅配業者と顔を合わせることなく、こちらの素性を知られずにすむので防犯に役立つ。解錠時は青色、施錠時は赤色に変わり荷物の有無がひと目でわかる。

↑天面(座面部)の耐荷重は約100kgと、大人が座っても大丈夫な設計。玄関先に設置すれば、ちょっとした休憩スペースとしても活躍する。

 

防犯だけでなく防草効果もあり、ガーデニングにも役立つ

アイリスオーヤマ
防犯防草  60L砂利 ホワイト
直販価格:3280円(※価格は2月10日時点)

↑侵入されたくない所へ厚さ約5cm程度に敷き詰めて使用(1平方メートルあたり約40L目安)。踏むと石が擦れ合って大きな音が出る。

 

リサイクルガラスを高温で溶解し、発泡させた軽石状の環境にやさしい砂利。庭や通路に敷くと、歩く際に石同士が擦れ合って「ジャリジャリ」という大きな音がして、侵入者を威嚇できる。雑草の種が土に触れにくくなるため、防草の効果も。

 

部屋の中が見えにくいから不在時も気づかれにくい

ニトリ
遮像・採光レースカーテン(Nナチュレシャイン100X176X2)
実売価格3490円(※)

「遮熱採光糸」を使い、採光・UVカット・遮熱・遮像を実現するレースカーテン。同社<見えにくさレベル>で最高レベルを誇り、昼も夜も外から見えにくいため、プライバシーを守るとともに、不在時も安心だ。家庭用洗濯機で洗濯可能。

※一部離島では別途手数料がかかる
↑ニトリ基準の<見えにくさレベル>で、昼は「レベル5」夜は「レベル4」をマーク。遮像ながら光を通すので明るさも確保できる。

 

熟練のプロが施工する「防犯」に特化したフィルム

セコム
SECOMあんしんフィルム(防犯フィルム)
価格:6万2700円〜(標準施工費含む)

窓ガラスに貼るだけで手軽に防犯ができるフィルム。「ガラス破り」にかかる時間を長引かせることで犯行を諦めさせ、空き巣や強盗などによる侵入窃盗被害を防止できる。プロによる施行なので、ムラなく仕上がりもキレイ。

↑セコムの防犯フィルムは、0.36mmと厚みのある8層構造。「こじ破り」「焼き破り」「打ち破り」などの侵入手口の防犯試験に合格している。

 

※「GetNavi」2025月4月号に掲載された記事を再編集したものです

24時間お家を守る! 手軽に防犯力アップ、カメラ付きスマートドアホンキット「Tapo D235」

ティーピーリンクジャパンは、カメラ付きスマートドアホンキット「Tapo D235」を、オンライン限定で1月24日に販売開始します。

IP66準拠の防水・防塵性能で雨や風にも強い「Tapo D235」

 

記事のポイント

在宅中であっても、怖いトラブルに見舞われる可能性があります。「Tapo D235」は充電や配線を気にする必要がなく、設置も簡単なので、スマートセキュリティの第一歩として導入しやすそうです。

 

「Tapo D235」は、2K 500万画素の高解像度カメラ、180°の超広角レンズを搭載。訪問者の顔から手元、玄関前の状況まで、細部に渡って鮮明に映し出すといいます。

 

フルカラーナイトビジョンとスポットライトの組み合わせにより、暗闇でもクリアな映像を提供。電源方式は、10000mAh充電式バッテリーと8-24Vケーブル配線に対応しており(※)、利用環境や設定に応じて電源方式を選べます。

 

付属の角度調整パーツで設置場所に最適なアングルへ調整できるほか、AI技術によるスマート検知機能で、人物・ペット・車両・荷物を正確に識別するとのこと。

 

また、指定したアクティビティゾーン内の動きだけを通知する設定もできます。ドアホンが不正に取り外されそうな場合には、盗難防止アラームが警告音を鳴らします。

 

双方向通話機能で訪問者とリアルタイムに会話ができるだけでなく、録音済みの音声メッセージで応答することも可能です。

 

24時間連続録画が可能。訪問者や玄関周りの変化を、いつでも逃さず記録してくれます

 

※海外向け機能です。日本とは電圧が合わないため、絶対に家庭用のAC100V電源を接続しないでください。

 

ティーピーリンクジャパン
カメラ付きスマートドアホンキット「Tapo D235
想定販売価格:1万8800円(税込)

侵入・窃盗対策は“スマホ連携”で安心感が違う! 2024年「防犯家電」ベスト5

近年、「闇バイト」による強盗・窃盗事件が増加し、住宅の防犯対策がますます重要になってきました。そこで今回は、スマートフォンアプリやWi-Fiと連携することで不審者の侵入や窃盗を未然に防ぎ、不安を軽減してくれるスマート家電を紹介。スマート家電に詳しいIT・家電ジャーナリスト安蔵靖志さんを招き、2024年に注目したオススメの防犯スマート家電5つを紹介してもらいます!

私が解説します!
IT・家電ジャーナリスト 安蔵靖志

家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)。AllAbout 家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。

 

1.「設置しやすさが魅力。窓から侵入しやすい低層階の住宅にオススメです」

 

アンカー

Eufy SoloCam S340 

実売価格2万4990円(税込)

屋外用ソーラーパネル付きセキュリティカメラ。AIによるモーショントラッキング機能を搭載しており、人やペットの動きを検知すると水平方向に360°、垂直方向に70°回転し、対象に追従して広範囲を撮影できます。高画質な3Kかつ135°の広角カメラと、8倍ズームに対応した2K望遠カメラのデュアルカメラを搭載し、車のナンバープレートや人の顔などを見逃すことなく確認できます。

【安蔵さんのオススメポイント】

設置することで、誰がいつ来たのかがわかるため安心感は大きいです。ソーラーパネル搭載で配線も充電も不要なため、設置のしやすさも魅力。一戸建てのほか、1~2階の低層階マンションなど、玄関や窓から侵入しやすい住宅にオススメです。

↑Eufy SoloCam S340の機能。夜間でもカラーで鮮明に撮影できます

2.「自動で無締りを防止。もう『カギかけたっけ……?』と不安になることはありません」

SwitchBot

SwitchBot ロック Pro

実売価格1万7980円(税込)発売は2023年11月。指紋認証パッド(写真右)は別売

玄関ドアのサムターンに後付けできるスマートロックです。無段階可変構造のアタッチメントを採用し、どんな鍵にもしっかりフィット。サムターン部分はワンタッチで鍵を開け閉めできる「クイックキー」設計で、出かけるときはボタンを押してドアを開け、ドアを閉めれば自動でオートロックされます。開錠はスマホやApple Watch、スマートスピーカーなどを使って行うほか、NFCタグやリモートボタンなどを用いた施解錠も可能。別売の指紋認証パッド(税込1万980円)と組み合わせれば、指紋での解錠やパスワード入力による解錠も可能です。

【安蔵さんのオススメポイント】

住宅侵入窃盗の約半数が「無締り(非施錠)」で起きているので、オートロック設定にしておけば無締りを防ぐことができて安心。外出後に「カギかけたっけ……?」と不安になることもありません。別売の「SwitchBot 指紋認証パッド」を導入すれば、登録した指紋で開錠できるため(指紋は複数登録可能)、キーレスで外出できるうえ、家族全員で使えるのも便利です。

↑「SwitchBot 指紋認証パッド」と組み合わせると指紋での開錠が可能に

 

3.「外出先から訪問者を確認できるので安心。すでにドアホンがある方も切り替える価値あり」

TP-Link

Tapo D210

実売価格9900円(税込)

300万画素の2K解像度カメラを搭載したスマートドアホンキット。スマートAI検知機能により、人物、車両、ペット、荷物を検知し、リアルタイムでアプリに通知。双方向オーディオにより訪問者とリアルタイムで会話が可能です。フルカラーナイトビジョン機能を搭載で夜間でも鮮明な映像が確認でき、IP65相当の防水・防じん設計で屋外設置も安心。バッテリーは最長6か月間使用でき、配線不要な点も特徴です。

【安蔵さんのオススメポイント】

Wi-Fiを介してアプリで操作できるため、配線不要でスマホ対応のドアホンとして使えます。在宅時に訪問者をチェックできるうえ、外出先から訪問者を確認でき、訪問者とコミュニケーションを取ることもできるので安心。戸建て・マンションを問わず、ドアホンの機能に不安を抱えている方は、こちらをメインとして切り替えてみてはいかがでしょうか。

↑そのほかの機能。外出先から定型文を再生できるほか、双方向通話が可能。チャイムも付属しています

 

4.「忘れっぽい人には必須のアイテム。失くした物を探す大きな手掛かりになります」

Life360

Tile Mate (2024)

実売価格3980円(税込)

探し物を「音」で見つけるスマートトラッカー。スマートフォンとBluetoothで接続し、鍵、財布、パスケース、自転車など、Tileをつけた物の場所を「音」を鳴らしてお知らせします 。最後に検知した場所をアプリが記録してくれる機能も便利。ボタンを押すと家族や友人グループに向けてSOSを通知する機能も搭載しています。Tileのその他のラインナップとして、接続距離が長いプレミアムモデル「Pro」(税込5780円)、カードサイズの「Slim」(同5180円)、裏面シール付き最小モデルの「Sticker」(同3200円)などを用意。

【安蔵さんのオススメポイント】

忘れっぽい人、物を失くすことが多い人には必須のアイテム。Bluetoothで最後に接続した場所・時間がわかるので、失くした物を探すときの大きな手掛かりになります。音を鳴らすことで探す手間が省けますし、置き忘れや置き引きにも素早く気づくことができますね。ラインナップにはカードタイプやより小型のものもあるので、用途に応じて使い分けてみてください。

↑Tileラインナップの使用例。小型タイプはリモコンや自転車などに張りつけてもOK

 

5.「ドアや窓の開閉状態をスマホに通知。見守りにも使えて安心です」

ラトックシステム

smalia 開閉センサー RS-BTDS1

実売価格4980円(税込)

smalia スマートリモコン RS-WBRCH1」(税込7980円)と組み合わせて使うことで、ドアや窓の開閉状態をスマホに通知。「防犯対策として9時~17時の間に窓が開くとスマホに通知」「18時~21時の間にドアを開けると照明をON」など、時間帯で個別に設定することも可能です。また、「クローゼットのドアを開けると自動で照明をON」など、ドアの開閉をトリガーとした操作もできます。

【安蔵さんのオススメポイント】

玄関ドアや窓の開閉状態をスマホでチェックできるので、侵入者対策にぴったり。一戸建てで窓が多く、カギの閉め忘れが気になる家庭にオススメ。ドアの開閉をチェックすることで家族の帰宅をゆるく見守れるほか、離れて暮らす家族の見守りにも使えて安心です。

↑smalia スマートリモコンとの連携により、ドアの開閉をスマホに通知。このほか、「ドアを開けたら特定の家電をオンにする」といった操作も可能です

 

2025年にはハブが不要なデバイスが出てきてほしい

まだまだ一般家庭に浸透しているとは言えないものの、新築マンションなどでスマートロックの導入事例が増えており、月額料金なしで使えるスマートドアホンも増えてきました。防犯対策においてはスマートデバイス普及への下地ができあがりつつあると思います。

 

個人的には、今後、スマートハブ(家庭内のスマートデバイスをまとめて制御する機器)が不要な機器がもっと出てきてほしいですね。たしかに家全体をスマート化するにはハブは必要ですが、「スマートロックのみ」「ドア・窓センサーのみ」など、一つだけ導入したいとき、ハブが不要だと導入のハードルがグッと下がります。スマートデバイス初心者に興味を持ってもらうためにも、メーカーの努力に期待したいところです。

 

最新規格「Wi-Fi 7」対応で壁掛けもできる! デュアルバンドルーター「Archer BE7200」

ティーピーリンクジャパンは、デュアルバンドWi-Fi 7ルーター「Archer BE7200」を、10月24日から国内販売します。

 

記事のポイント

高速なWi-Fi 7に対応する無線LANルーター。ルーターとデバイスをWi-Fi 7で接続するにはPCやスマホ側の対応が必要になりますが、これまで以上に高速かつ安定した通信が可能です。アンテナが内蔵型で比較的小型なので、設置方法も柔軟に選びやすいのがポイント。

 

無線LANの最新規格である「Wi-Fi 7」に対応する最新モデル。3LDK程度までの家庭利用を想定しており、デュアルバンド構成で、最大7.2Gbpsの速度を実現可能です。本体には1Gbpsの有線LANポート×3に加え、より高速な10Gbpsおよび2.5Gbps対応の有線LANポートをそれぞれ備えており、安定した有線接続も利用できます。最大通信速度は5GHz通信時で5764Mbps、2.4GHz通信時で1376Mbps。

↑設置方法も柔軟に選択可能

 

複数帯域の電波を同時に利用する「MLO (Multi-Link Operation) 機能に対応。通信効率を高め、安定性の高いデータリンクを確立します。また、「TP-Link HomeShield」により、ネットワーク保護・保護者による制限・IoTデバイスのセキュリティ強化といったセキュリティ機能も利用可能です。

 

本体サイズは約200×176×59mmで、縦置きや横置きに加え、壁掛けなどスペースに合わせた設置方法を選択できます。購入から3年間の製品保証が付属。

 

ティーピーリンクジャパン
Archer BE7200
市場想定価格:2万2880円~

Wi-Fi 7対応、インテリアに溶け込むデュアルバンドメッシュルーター。TP-Link「Deco BE25」

ティーピーリンクジャパンは、デュアルバンドメッシュWi-Fi 7ルーター「Deco BE25」を、10月24日から国内販売します。

 

記事のポイント

無線LAN通信の最新規格であるWi-Fi 7に対応するルーターも増えてきました。同じくWi-Fi 7に対応するPCやスマホがあれば、より高速な通信が可能です。複数台で電波を中継してシステムを組むことが前提のメッシュルーターなので、複数階建ての一軒家や事務所などでネットワークを快適に利用しやすくなります。

 

複数のルーターを組み合わせ、メッシュネットワークを構築する「Deco」シリーズの最新モデル。自宅など設置場所の規模にあわせた台数を導入することでシームレスAIメッシュを構築し、移動しても常に快適なWi-Fi接続を維持できます。1台のみでの販売に加え、2台のセットでも販売し、価格はそれぞれ1万7380円(1-pack)、3万1680円(2-pack)。

↑Wi-Fi 7に対応したメッシュシステムを構築可能。面積の広い一軒家などでも快適な無線ネットワーク環境を構築できます

 

あらたにWi-Fi 7通信に対応し、デュアルバンド構成で最大3.6Gbpsの速度を実現可能。本体には2.5Gbps対応の有線LANポートを2つ備えており、有線接続も利用できます。最大通信速度は5GHz通信時で2882Mbps、2.4GHz通信時で688Mbps。同時接続可能台数は150台以上としています。

 

複数帯域の電波を同時に利用する「MLO (Multi-Link Operation) 機能に対応。通信効率を高め、安定性の高いデータリンクを確立します。また、「TP-Link HomeShield」により、ネットワーク保護・保護者による制限・IoTデバイスのセキュリティ強化といったセキュリティ機能も利用可能です。

 

本体サイズは約150×150×62mm。購入から3年間の製品保証が付属します。

 

ティーピーリンクジャパン
Deco BE25
市場想定価格:1万7380円(1-pack)~

TP-Linkの力作新作3選! 注目はプロeスポーツ選手驚きの「タイムラグ・ゼロ無線LANルーター」

ゲームとスマートホーム。両者の共通点って何だと思いますか? 答えは「インターネット環境」。どちらもインターネットなくしては語れないものとなっています。

 

そんなインターネット環境において、欠かせない存在なのがティーピーリンクジャパン(TP-Link)。同社は無線LAN製品の開発、製造、販売で世界ナンバーワンのシェアを誇るメーカーです。そんな同社から、ゲーマー向けの無線LANルーターとIoT製品という、まったくコンセプトの異なる製品群が発表されました。さっそくどんな製品なのかをご紹介したいと思います。

 

無線LANルーター「Archer C5400X」はゲーマー必見

ゲーミング無線LANルーター「Archer C5400X」は、トライバンド接続に対応したモデルです。「トライバンド」とは、「3つの帯域」のことで、2つの5GHz帯(各2167Mbps)と2.4GHz帯(1000Mbps)の計3つのWi-Fiバンドが利用できます。

 

20180205_tplink002↑IEEE 802.11ac/n/a/g/bとトライバンドに対応する同社の最上位モデル。スマホとBluetoothで接続し、専用アプリ「Tether」による設定が行える

 

これまでの一般的なWi-Fiルーターは2つのバンドしかなかったので、混雑するとどうしても通信速度が低下してしまいました。それを解消できるのがトライバンドのいいところ。たとえば、1つのバンドをゲーム専用にし、残った2つのバンドを他の用途で使うことで、通信速度を落とさずに効率良くインターネット回線が使えるようになります。

 

↑背面にはギガビット対応の有線LANポートを8基装備。回線が安定しているので、ゲーミングだけでなく、SOHOなどでの利用にもオススメ↑背面にはギガビット対応の有線LANポートを8基装備。回線が安定しているので、ゲーミングだけでなく、SOHOなどでの利用にもオススメ

 

また、プロセッサとしてクアッドコアプロセッサと3基のコプロセッサを搭載。大きな負荷がかかる機能をバックグラウンドで動かしていても、オンラインゲームのプレイ中にラグが生まれにくいのが魅力です。

 

ほかにも、「レンジブースト」機能で端末の送受信感度を高くし、ビームフォーミング機能でルーターの送信能力を高めているのだとか。これによりWi-Fiの対象範囲が広くなり、無線LANルーターの近くに置かれたパソコンやゲーム機器だけでなく、家のさまざまな場所でスマホゲームをプレイする人でも安心して使えるようになっています。

 

20180205_tplink004↑本体には、大型の外部アンテナ8本を搭載。一般的な無線LANルーターはアンテナをネジで固定することが多いが、Archer C5400Xでは差し込み式になっている

 

古いデバイスが混在した場合にも通信のバランスを保ってパフォーマンスの低下を防止できる「エアタイム フェアネス」機能も備えています。ファイルサーバー機能、16GBの内蔵ストレージ、さらには外付けストレージを増設できるUSB 3.0ポート×2の搭載など、盛りだくさんな無線LANルーターとなっています。

 

 

プロのゲーマーも大満足のデザインと安定感

同社の無線LANルーターは、著名なデザイナーの起用や北欧風の仕上げなど、機能だけでなくデザインにもこだわっているのが特徴です。発表会に登壇したプロeスポーツチームのDustelBox選手、tatuki217選手も、ゲーム製品らしいデザインや赤と黒のカラーリングがお気に入りのよう。

 

20180205_tplink005↑左からDustelBox選手、ティーピーリンクジャパン支社長の李 超毀氏、プロeスポーツチーム「DetonatioN Gaming」CEOの梅崎 伸幸氏、tatuki217選手

 

使い勝手についてDustelBox選手は、「普段はPCでゲームをプレイするのでWi-Fiを使うことはないのですが、Archer C5400Xは有線LANを使うときと遜色ないスピードだった」と驚かれていました。tatuki217選手は「スマホゲームをするので普段からWi-Fiを使っているのですが、普通のWi-Fiだとタイムラグが生じて、その一瞬の差で負けてしまうこともある」とスマホゲームの厳しさを語り、Archer C5400Xはラグが生じないと感じたそうです。

 

Archer C5400Xの想定実売価格は5万円前後で、発売時期は4月上旬予定。PCやスマホでゲームをする人にとっては、要注目の無線LANルーターとなりそうです。

 

 

手持ちの家電をスマート家電化できるWi-Fiプラグ「HS105」

TP-Linkとしては初となるIoT製品が、Wi-Fiプラグの「HS105」です。HS105は、スマホアプリ「Kasa」で、プラグに接続した出力14Aまでの家電のオン/オフ切り替えや、タイマー設定ができるスマートプラグです。

20180205_tplink006↑HS105は、66×40×42mm、重さ85gとコンパクト。対応スマホのOSはAndroid 4.1、iOS 9.0以上となっている

 

このスマートプラグのいいところは、フィリップスの「Hue」など多くのIoT製品で必要となるコントロールハブなどの追加機材がいらないところです。また、コンセント口を塞がないコンパクトなサイズ感も特徴です。

 

20180205_tplink007

 

最近話題の「Amazon Alexa」や「Googleアシスタント」に対応しており、これらを搭載したスマートスピーカーによる音声操作も行えます。各スマートプラグに名前を設定できたり、たとえば「寝室」や「リビング」といったように、複数のスマートデバイスを1つのグループとしてまとめて操作できたりもするなど、既存のIoT製品と同じような使い方ができます。

 

20180205_tplink008↑スマートプラグに接続した家電の操作を音声で行えるのが最大の魅力

 

「お出かけモード」を使用すれば、HS105につながっている家電のオン/オフを無作為に切り替えられ、旅行や出張で長期間自宅を不在にする際も、常に自宅に誰かがいるように見せることも可能。Kasaアプリで消費電力をリアルタイムで確認できる機能もあります。

 

HS105の想定実売価格は4500円前後、発売時期は3月下旬予定。初期投資のコストを抑えながら自宅を手軽にスマートホーム化できるので、「スマートホームってなんぞや?」と思っている人にとってのいいきっかけになりそうです。

 

また、今回の発表会では、Wi-Fiに直接接続可能なスマート電球「LB110」「LB130」もお披露目されました。

20180205_tplink009↑左がLB110、右がLB130。いずれも口金はE26で、消費電力は11Wとなっている

 

20180205_tplink010↑多くのスマート電球と同様、LB110には調光機能を搭載。日の出や日没に合わせて光の強さを調整できる

 

20180205_tplink011↑LB130は、明るさだけでなく光の色合いを1600万色のなかから設定可能。用途や気分に合わせて細かく調整できるのがスマート電球の醍醐味だ

 

HS105と同様、Kasaアプリからの操作が行え、スマートスピーカーによる音声コントロールにも対応しています。実売価格は未定、発売時期は2018年夏頃を予定。こちらも発売が待ち遠しいですね。

 

同社の開発力をふんだんに盛り込んだ最強ルーターと同時に、初のIoT製品まで投入するなんて驚きましたが、トライバンドも備えているしArcher C5400Xこそスマートホーム化の母艦としてピッタリなのかもしれません。ゲーミングとIoTという一見別ジャンルに見える今回の新製品群は、全部揃った時にとても快適な生活をみせてくれるかも。