元ツイッター対抗アプリThreads、今週中にウェブ版がリリース? ユーザー急減を食い止められるかも

MetaがX(旧Twitter)対抗アプリ「Threads」のウェブ版を今週中に立ち上げると、米The Wall Street Journalが報じています。

↑Threadsが再び盛り上がるかも?

 

Threadsはわずか5日間でユーザー1億人を突破していたものの、最小限の機能しかなかったためか、DAU(デイリーアクティブユーザー。実際に使っている、1日当たりのユーザー)が激減していました。ローンチから1週間後にはAndroid版アプリのDAUが半減、8月にはピーク時から82%減ったとの調査結果もあります

 

そうした人気急落を受けて、マーク・ザッカーバーグCEOは今月初めにより良い検索機能やウェブ版を「今後、数週間以内に追加する」と約束していました

 

今のところThreadsの投稿をウェブ、つまりPCのブラウザで確認できるものの、投稿したりフォローするなどアプリにある機能は使えません。そのため不便だとの声も多く、対応が急がれていた印象があります。

 

しかしWSJは情報筋の話として、この機能の「ローンチ計画は最終的なものではなく、変更される可能性もある」とも但し書きを付けています。Instagram責任者でThreadsも担当するAdam Mosseri氏は先週、社内で「初期バージョンを1〜2週間テスト」しているが、広く公開する前に「いくつかの作業が必要」だと述べていました

 

先週末、Xオーナーのイーロン・マスク氏は「ブロック機能はDM以外は削除する」と述べて物議を醸していました。競合するThreadsが機能を充実させていけば、そちらに引っ越すユーザーが増えるのかもしれません。

 

Source:The Wall Street Journal
via:The Verge

マスク VS. ザッカーバーグの金網マッチ、マスク氏が「手術するかも」のため無期限に延期?

テスラのCEOでX(元Twitter)オーナーのイーロン・マスク氏と、Metaのマーク・ザッカーバーグCEOは、金網マッチを約束しています。一度はザッカーバーグ氏が「話が纏まるかどうか分からない」と語って見送られる可能性が高まったものの、その数日後にマスク氏が「Xでライブ配信する」と述べたことで再燃しました。

↑まだ実現は遠い?

 

ようやく大金持ち同士の殴り合いが見られるかと思いきや、マスク氏は「試合前に手術が必要かもしれない」と述べ、再び雲行きが怪しくなってきました。

↑ザッカーバーグ氏は「8月26日にやろうぜ!」と提案したが…(Image:Threads)

 

ザッカーバーグ氏はマスク氏の「Xで実況する」「一日中、ウェイトリフティングして試合に備えている」との発言を受けて、8月26日を提案しています

 

これに対してマスク氏は直接の回答をしませんでした。が、しばらく後に「正確な日付はまだ流動的だ。明日、首と背中のMRIを撮る。試合前に手術が必要になるかもしれない」と言い出しました。

 

手術は試合の無期限延期だけでなく、マスク氏が関わる様々な会社の経営に影響を与えかねません。実際、この発言後にテスラの株価は2%以上も下落しました。ほか、マスク氏はスペースX社のCEOも務めています。

 

マスク氏もザッカーバーグ氏も、対決に備えてトレーニングを積んでおり、公の場で互いをけん制し合っています。

 

たとえばマスク氏は、試合の収益はすべて退役軍人のチャリティーに寄附すると発言。これに対してザッカーバーグ氏は「チャリティーのために実際に資金を集められる、もっと信頼できるプラットフォームを使うべきでは?」とツッコミを入れ、XよりFacebookの方が向いていると示唆しています。

 

もしも金網マッチが無期延期となっても、2人の舌戦がネットで繰り広げられ続けるのかもしれません。

 

Source:Elon Musk(X)
via:Engadget

マスク VS. ザッカーバーグの大金持ち金網マッチ、実現しない可能性が濃厚に

大金持ち同士の殴り合いファンには悲しいお報せですが、Metaのマーク・ザッカーバーグCEOとテスラCEOでありX(元Twitter)のオーナーであるイーロン・マスク氏の金網マッチが実現しない可能性が高まりました。

↑金網マッチは実現せず?

 

ことの始まりは、International Blockchain Consultingの創設者兼CEOのマリオ・ナウファル氏が「MetaがTwitter(当時)のライバル“Threads”リリースへ」とツイートしたこと。Threadsとはテキスト会話アプリであり、真っ向から元Twitterと競合するものです。

 

このツイートにマスク氏が反応したところ、フォロワーが「気をつけた方がいい。彼は今柔術をやっているらしい」とリプライ。それに対してマスク氏は「彼が応じるなら、ケージマッチに向けてアップしてやるよ(笑)」とコメントしました。ケージマッチとは、金網に囲まれたリングで戦う試合のこと。

 

それに続き、ザッカーバーグ氏がInstagramにて「場所を送れ」と言ったとThe Vergeの編集者がツイート。これにマスク氏は「Vegas Octagon」つまりラスベガスにあるオクタゴン(総合格闘技UFCの試合が行われることで有名)を指定し、両者の合意が取れた格好でした。

 

しかし、米Reutersによると、ザッカーバーグ氏は社内のタウンホールミーティング(経営陣と従業員が直接に話し合う場)で「話がまとまるかどうかは分からない」と語ったとのこと。ちなみに同氏は最近ブラジリアン柔術に励んでおり、柔術のトーナメントで優勝経験があります。

 

ザッカーバーグ氏は完全に試合が中止されたと言ったわけではありません。とはいえ、「私には“セイウチ”という素晴らしい技がある。これは相手の上にただ横たわって、何もしないというものだよ」と述べていたマスク氏は、ホッとしているのかもしれません。

 

Source:Reuters
via:Engadget

Instagram、Twitter対抗アプリ「Threads」を7月6日リリース! 引越先にいいかも?

MetaのTwitter対抗アプリ「Instagram Threads」が7月6日にリリースされることが明らかとなりました。すでにApp StoreにはiPhone用バージョンの予約が始まっており、Google PlayストアにもAndroid版のページが公開されています。

↑すでに予約受付中。Twitterにソックリ?

 

このThreadsは、Meta傘下のInstagramが準備中と数か月前から噂されていたものです。6月には、Metaの全社会議で従業員に披露されたというプレビュー版の画像が流出していました

 

App Storeに掲載された公式説明によれば、このアプリはInstagramのテキストベースの会話アプリ。「コミュニティが集い、関心のあるトピックから次に来るトレンドまで何でも話し合える場です」と謳われています。

 

また「興味・関心のジャンルが何であれ、お気に入りのクリエイターや自分と同じ興味・関心を持つ人をフォローし直接つながることができます。あるいは、自分の熱心なファンを増やし、世界に向けて自分のアイデアや意見、クリエイティビティを発信することができます」とのこと。要するに、Twitterと同じようなしゃべり場を目指しているようです。

 

このThreadsは、Instagramと同じユーザー名とパスワードでログインでき、ハンドル名やプロフィール等の情報も引き継ぎ可能。そして500字までのテキストが投稿でき、リンク、写真や動画も添付できると予想されています。

 

今回のニュースは、ちょうどTwitterが大変な事態になっている最中のことです。先週末、オーナーのイーロン・マスク氏はユーザーが1日に読めるツイート数を一時的に制限すると発表

 

それから何回か修正されましたが、今のところ認証済みアカウント(有料プラン加入者)は1日あたり1万件、未認証アカウントは1000件、未認証の新規アカウントは300件までとされています。

 

そのため分散型SNS「Bluesky」に多くのTwitterユーザーが殺到し、負荷が急増。やむなく、新規登録を1日以上停止する事態となっていました

 

そうしたタイミングだけに、TwitterユーザーはThreadsの利用を検討してみてもいいかもしれません。

 

Source:App Store
via:The Verge

Twitter、まもなく無料ユーザーが1日に送れるDMの本数を減らす? 有料プランの加入を迫るかも

TwitterのDM(ダイレクトメッセージ)は仕事上のやり取りからフォロワーとの交流まで、便利に使っている人も多いはず。近い将来、そのDMを無料で使える1日あたりの回数が減らされる可能性があることが明らかになりました。

↑無料ユーザーが不便になるかも

 

リバースエンジニアリング(アプリを解析して、未発表の新機能などを発見)で知られるAlessandro Paluzzi氏は、Twitterが1日内に送れるDMの数を制限することに取り組んでいる手がかりを発見しました。それ以上のDMを送りたい場合は、有料プラン「Blue」に加入する必要があるそうです。

 

実は、すでにTwitterのDMには1日あたり500件までの制限があります。これは十分に多い本数ですが、この新機能が展開されると、無料ユーザーの上限が減らされるのかもしれません。

 

この制限がいつ実施されるかは不明ですが、現在はテスト中のようであり、まもなく一般ユーザーにも展開される可能性が高そうです。

 

今のところBlue加入者だけの特典としては、ツイートの送信取り消しや長いツイートの作成、広告数の半減などが提供されています。しかし、今年2月には米国でのBlueを含めた課金者は月間アクティブユーザーの約0.2%未満であることや、5月には初期登録者の半数以上が離脱したと報じられていました

 

今後はBlue加入者を増やすため、無料ユーザーの使える機能をますます制限していくのかもしれません。

 

Source:Alessandro Paluzzi(Twitter)
via:Wccftech

消したはずのツイートやリツイートがなぜか復活? 複数のユーザーから報告

Twitterでうっかり失言や個人情報をつぶやいてしまい、慌てて消したことは誰しも覚えがあるはず。削除したツイートがそれ以降は誰にも見られないことが、Twitterの信用に関わっていると言っても過言ではないでしょう。

↑“ツイ消し”したはずが、なぜか復活!?

 

しかし、なぜか削除したツイートやリツイートが復活するバグが発生していると、複数のユーザーが報告しています。

 

テックメディアThe VergeのJames Vincent氏は、5月8日に自分のツイートをすべて削除したそうです。しかし22日にタイムラインをチェックしたら、「Twitterが何の警告もなく私の古いリツイートを復活させていることに気づいた。削除したはずのリツイートの中には、2020年までさかのぼるものもあった」と報告しています。

 

さらに状況を調べてみると、そうしたバグが起こっているのはVincent氏だけではないと判明。その中には、削除したはずの数万件のツイートが復活していると報告している人もいます。

 

その人物、Dick Morrell氏はMastodonで、自分が削除した3万8000件のツイートの内、3万4000件が復活しているのを確認したとのこと。さらにサーバーファーム(複数のサーバー群)のバックアップから復元したのではないか、と推測を述べています。

 

この件についてVincent氏はTwitterに問い合わせたものの、すでに広報部門を解散しているため、いつものように「ウンコの絵文字」の書かれた自動返信が来ただけだったそうです。

 

原因に関しては、ユーザーがツイートを削除するために使ったサードパーティ製ツールにバグがある可能性と、Twitterのサーバーの問題である可能性の2つが指摘されています。しかし、Vincent氏とMorrell氏が使った一括削除ツールは、異なるものでした。

 

Twitterがこの問題に対処するのかどうか不明ですが、トラブルを招きそうなツイートやリツイートが復活していないか、念のためチェックしておくとよさそうです。

 

Source:The Verge

Twitterが「ダイレクトメッセージ」を改良。音声やビデオ通話も導入間近

Twitterは今週初めにiOSとAndroid版の公式アプリをアップデートし、ダイレクトメッセージ(DM)の送信機能を改良しました。さらに近日中に、ユーザーは誰とでも音声やビデオ通話ができるようになると予告しています。

↑ますますコミュニケーションが活発になる?(画像は「Twitterスペース」)

 

これはTwitterのイーロン・マスクCEOが、自らのアカウントで発表しました。

 

マスクCEOによると、DMの最新メッセージだけでなく、過去スレッド内のあらゆるメッセージに返信できるようになったとのこと。さらに、各メッセージに絵文字リアクションも追加できます。要は、あらゆるチャットアプリで当たり前にできることが、TwitterのDMでも可能になりました。

 

さらに米現地時間5月11日からは、DMの暗号化をスタートする予定。暗号化されたメッセージはTwitter運営からも読めなくなるため、プライバシー保護が大きく前進することを意味しています。

 

加えて、Twitterは新たな音声・ビデオチャット機能に取り組んでいるそう。ゆくゆくは「このプラットフォーム上の誰とでも」通話できるようになり、「電話番号を教えることなく、世界中の人と話すことができるようになる」とマスクCEOは予告しています。

 

現在も「Twitterスペース」を通じてリアルタイムで音声による会話もできますが、参加者を限定できず、一対一の通話も想定されていません。Twitterでの音声・ビデオ通話が可能となれば、Facebookメッセンジャーなどと競合することになりそうです。

 

Source:Elon Musk(Twitter) 
via:9to5Mac

分散型SNS「Bluesky」のユーザー数が急増! トップインフルエンサーらがTwitterから流出

Twitterの共同創業者で前CEOのジャック・ドーシー氏が支援する分散型SNS「Bluesky」が、先週の水曜から木曜にかけてユーザー数が2倍となり、過去最大の増加を記録したと米Bloombergが報じています。

↑人気急増

 

Blueskyの人気が急騰している理由は、Twitterの有名人らが相次いで参加しているため。米国の作家でコメディアンのDril氏、米下院議員のアレクサンドリア・オカシオ=コルテス氏、映画監督のジェームズ・ガン氏など、Twitterで最も影響力あるユーザーが次々とBlueskyに登場しています。

 

まだBlueskyはベータテスト中ですが、CEOのJay Graber氏は現在4万人以上のユーザーが利用していると語っています。しかし、ユーザーからの関心はそれを上回っているようです。iPhoneアプリは約36万回ダウンロードされ、Androidアプリも米国や英国、日本で最近リリースされた直後なのにトップクラスのダウンロード数を誇っています。

 

Blueskyを使うには招待コードが必要であり、順番待ちリストに登録して待つことになりますが、上記のインフルエンサーらがBlueskyのハンドルネームをツイートしているため、より多くのユーザーが順番待ちリストに登録していると思われます。

 

Twitterが旧認証バッジを削除し、その後に特定の人物だけにバッジを復活させたことで、Twitterから離脱する動きが加速している模様。モデルのクリスシー・テイゲン氏も最近、自分のアカウントに青いバッジを付けられることを「罰」だと表現したこともあり、実際にBlueskyに参加しています。

 

従来のSNSは中央集権型サーバーに依存していましたが、Blueskyのような分散型SNSは複数あるSNSの連合からなり、ある会社なり経営者の判断に左右されにくい強みを持つことが特徴。つまり、マスク氏という個人の意思が大きく反映されるTwitterのような事態にはなりにくいわけです。

 

しかし、一方でBlueskyはなりすましや不適切な投稿の取締りがしにくい問題を抱えています。また、順番待ちリストに登録してから半年後も招待コードが送られてこないとの声も多くあり、そう簡単にTwitterの代わりになることはなさそうです。

 

Source:Bloomberg
via:Ars Technica

Twitter、ログインしてないユーザーの検索を封じる。その一方でフリートは復活するかも?

実業家のイーロン・マスク氏がTwitterを買収して以来、様々なことが起こりました。最近も有料プラン「Twitter Blue」にお金を払わない有名人らが青い認証バッジをはく奪されたばかりです。

 

それに続き、今度はログインしていないユーザーがTwitterの検索を使えなくなりました。

 

Twitterは多くの人がリアルタイムで出来事をつぶやくため、研究者やジャーナリストにとって貴重な場所となっていました。Twitterのアカウントを持っていない人でもツイートをすぐに検索できたものです。

 

が、先週末からTwitterをログアウトした状態でウェブ版を開くと、以前は表示されていた検索ボックスがなくなっています。誰かからTwitterの検索結果を含むリンクを送られてきても、まずログインしなければ見ることはできません。

 

その一方で、かつて存在した「フリート」が復活するかもしれないようです。この機能は、文字や画像、ステッカーなどを組み合わせて投稿でき、24時間で自動的に消えるというもの。SnapchatやInstagramで人気の「ストーリーズ」に続いた形でしたが、使う人が望んだようには増えなかったとして廃止されました

 

しかしマスク氏は、フリート復活を求めるユーザーに対して返信。「しかし、前のような方法でない」と付け加えており、社内で新バージョンに取り組んでいる可能性を匂わせています。

 

マスク氏なりにTwitterを魅力のある場にしようと努力しているようですが、APIの利用条件を変更して大幅に値上げして以降は、連携サービスが次々と終了しています。あまり人気が出なかったから打ち切られたはずのフリートですが、テコ入れになるのか興味深いところです。

 

Source:9to5Mac

Twitterが従来の無料APIを正式に停止、複数アプリに影響

Twitter(ツイッター)が以前から提供していた無料APIを正式に停止したことが、明らかになりました。これにより、連携アプリやサービスに影響が出ています。

↑Rokas Tenys / Shutterstock.comより

 

Twitterは今年はじめ、開発者がAPIを使ってサードパーティーのアプリを作成するのを禁止するなど、APIに関する変更を発表していました。そして従来の無料のAPIの廃止と、有料レイヤーの導入がすでに予定されていたのです。

 

Twitterが従来の無料APIの廃止を発表した時点で、すでに多くのアプリが配信を停止しています。さらにEngadgetによれば、今回の正式なAPIの変更により「Jetpack Social」(WordPressのプラグイン)や「Echobox」、「Flipboard」「Social Bearing」といったアプリが影響を受けると報じられています。

 

Twitterの新たな無料APIでは、月1500件の投稿リクエストとTwitterへのログインへのアクセス権のみが提供されています。読み込みリクエストを利用するには、有料プランを利用する必要があります。

 

収益の改善のために、さまざまな変更がおこなわれているTwitter。しかし残念ながら、現時点ではユーザーと開発者にさまざまな混乱を招いているようです。

 

Source: Chris Messina / Twitter via 9to5Mac

Twitter、新たなAPIの価格と詳細を発表。開発者からは「Twitter対応を辞めるかも」との声も

Twitterはようやく、外部アプリと連携できる「新たなAPI」の詳細を発表しました。無料とベーシック、エンタープライズの3つのプランがあり、それぞれに読み取りや書き込みの制限と価格が異なります。

↑ようやく新APIの詳細を発表

 

また「今後30日間」つまり4月29日には既存のAPIプランは廃止されるとのこと。スムーズに移行するために、できるだけ早く新たなプランに加入するよう推奨されています。

 

新たな3つのプランは、次の通りとなります。

 

  • 無料 – お試し用。書き込み専用で、月に1,500件までツイートを無料で投稿できます。
  • ベーシック – 趣味の人向け。月額100ドルのサブスクリプションで、ユーザーレベルで月3,000ツイート、アプリレベルで月5万ツイートの投稿が可能です。読み取りの上限は1万ツイートまで。
  • エンタープライズ – 企業や規模の大きな商業プロジェクト向け。具体的な価格は明かされていませんが、以前「低価格の企業向けプラン」は月額4万2,000ドルとの噂話もありました

 

これらの投稿数および読み取りの上限は、以前のプランよりもはるかに少なく抑えられています。たとえばボットやお試し用に無料版を使う場合は1日50ツイートに制限されることに。

 

またベーシックの月額100ドルは「趣味の人向け」というには高額ですが、読み取りはアプリレベルでも月わずか5万ツイート。既存のEssentialは誰もが無料で使えて月50万ツイートまで、同じく無料だが申請が必要なElevatedは月200万以上のツイートを読み取りできました。

 

Twitterの発表に対して、一部の開発者からは事業を廃止するか、料金をユーザーに転嫁するしかないとの声も上がっているようです。たとえばTwitterのスレッドをKindleで読めるよう送信するKtoolを運営するDaniel Nguyen氏は、Twitter対応をやめるか値上げするしかないかもと述べています

 

今回の発表では、無料のAPIを活用してきた学術研究者が今後どうするかについての情報はほとんどありません。Twitterは「このコミュニティにサービスを提供し続けるための新しい方法を検討しています」としつつ、学術研究者は3つのプランのどれでも自由に登録できると締めくくっています

 

急激に値上げした上に、以前よりもはるかに制限が厳しくなった新たなAPI。アプリ開発者や企業、学術研究者らがスムーズに移行してお金を払うのか、それとも一斉にTwitterから離れていくのか? 今後の展開を見守りたいところです。

 

Source:Twitter Dev
via:The Verge

イーロン・マスクの予告、Twitter無料ユーザーは「おすすめ」に表示されず投票権もナシ!

Twitterのイーロン・マスクCEOは、4月15日以降は認証済みアカウント、つまり有料プランBlue加入者のツイートだけが「おすすめ」タブに表示されることや、無料ユーザーが投票に参加できなくなることを予告しました。

twitter-photo
↑イーロン・マスク氏が3月28日にツイート

 

マスク氏によれば、これが「高度なAIボット群に乗っ取られることに対抗するための、唯一の現実的な方法」だそうです。

 

もっともTwitter Blueの認証バッジは、月額ないし年間料金を支払って有効な電話番号さえあれば、誰でも取得できるものです。FacebookやInstagramの「Meta Verified」のように政府発行のIDを要求することもなく、ボットを防ぐ効果は薄いと思われます。

 

Twitterは収益化をはかるため、Blueへの加入を積極的に推進しています。先日も、4月1日から従来の認証バッジを廃止すると予告し、使い続けたい人にはBlueを契約するよう呼びかけていました。今回の新たな方針も、そうしたBlue加入者を増やす戦略の一環かもしれません。

 

マスク氏はTwitterを440億ドル支払って買収したものの、現在の評価額は約200億ドル、つまり半額以下と見積もっているとの報道もありました 。同氏は年末頃までに「(会社が)安定した状態になる」見通しだと語っていましたが、さらに大胆な一手を打つことを期待したいところです。

 

Source:Elon Musk(Twitter) 
via:9to5Mac

Twitter、4月1日から従来の認証バッジを廃止! 使い続けたい人は有料プランBlueへの加入を

Twitterは4月1日から、従来の認証プログラムと認証バッジを段階的に廃止していくことを発表しました。今後も青い認証バッジを付け続けたい人は、有料プランTwitter Blueに加入するよう呼びかけられています。

↑本当に4月1日から廃止されるのか?

 

この発表は特に驚きではなく、昨年11月からイーロン・マスクCEOは「古い」チェックマーク、つまり以前のルールで与えられた認証バッジを廃止すると予告していました。その後も「今後数か月で」なくすと繰り返し 言っており、今まで猶予していた印象はあります。

 

しかし、4月1日が国際的にもエイプリルフールであることや、これまでのマスク氏の言動から考えて、今後の続報を待った方がよさそうです。

 

今回の日付が本当だとしても、マスク氏はTwitterの将来につき、守られていない約束を数多くしてきました。たとえば今年2月には広告収入をクリエイターに分配すると発表したものの、その後に何の情報も出されていません。

 

また2月にTwitterのアルゴリズムを翌週オープンソース化すると述べましたが、その期限を過ぎた後に3月31日へ延期したとツイートしています。今回も公約が守られるかどうか注目ですが、守られない方が歓迎されるかもしれません。

 

Source:Twitter Verified
via:The Verge

約1550万円さえ払えない? Twitterが少なくとも6社から未払いで訴えられる

Twitter社が請求書への支払いが滞っているとして、少なくとも6社から訴えられていると報じられています。

↑Twitter

 

米CNBC報道によれば、最新の訴えはWriter社というテック系スタートアップで、米カリフォルニア州で提訴されたとのことです。未払いは11万3856ドル(約1550万円)とされ、意外なほど額が小さいとも思われます。

 

実業家のイーロン・マスク氏に買収されて以来、Twitterは130億ドルもの負債を抱え、毎年支払う利息だけでも約10億ドルに上るとの推測もあります。そのためか、さまざまな未払いが相次いでいるようです。

 

ほか、請求書の未払いで訴えている企業は次の5つです。

 

  • サンフランシスコ・オフィスの大家であるColumbia REIT
  • 自家用ジェトサービス会社のPrivate Jet Services Group
  • イベント企画・制作会社のBlueprint Studios Trends
  • M&Aコンサルティング会社のInnisfree M&A
  • 訴訟関連のコンサルティングサービス提供会社のAnalysis Group

 

これに先立ちTwitterは、英ロンドン中心部にあるオフィス賃料も滞納していると報じられていたことがありました。また、職場のコミュニケーションツールSlackの請求書も支払っていないとの噂話も伝えられています。まだ訴訟には至っていないものの、大手企業に対する未払いが複数あるようです。

 

昨年マスク氏はTwitterの倒産もあり得ると話していたものの、後に「2023年年末までには(会社が)安定した状態になるはず」として新CEOに交代できる可能性を示唆していました。その目論見通りに事が運ぶのかどうか、今後の展開を見守りたいところです。

 

Source:CNBC

Twitter、SMSによる二要素認証を有料化! 3月20日以降、無料ユーザーは自動で無効に

Twitterは3月20日以降、SMSによる二要素認証(2FA)を有料プラン「Twitter Blue」加入者のみ使えることを発表しました。現在SMSの2FAを使っている無料ユーザーは、その時点で自動的に無効となります。

↑Twitter

 

この2FAは、アカウントの乗っ取りを防ぐためのセキュリティ対策。ログイン時にパスワード入力のほか、追加の認証方法を求めることで、本人以外がアカウントにアクセスしにくくする仕組みです。

 

Twitterの公式発表は、電話番号ベース(SMS)の2FAは「悪質業者に利用されたり、悪用されたりする」ことを確認したため、この決断に至ったと説明しています。が、イーロン・マスク氏に買収される以前からTwitterはSMS関連サービスを縮小し続けており、今回の件も経費節約のためではないかと推測する声もあります。

 

またTwitterの公表した透明性データによると、2021年12月時点で2FAを使っているユーザーはわずか2.6%で、そのうち74%がSMSを使っていたことが判明しています。つまり、大半のTwitterユーザーには関係ないものの、2FA利用者には影響が大きいかもしれません。

 

もっとも無料ユーザーでも、認証アプリやセキュリティキーによるものは3月20日以降も利用できます。今後も2FAでセキュリティを確保したい人は、そちらに切り替えることをおすすめします。

 

Source:Twitter
via:The Verge

次のトップは愛犬? マスク氏「2023年末までにツイッターは新CEOを見つけているはず」

Twitter(ツイッター)のイーロン・マスクCEOは、2023年末までに同社は新たなCEOを見つけているはずだと述べました。

↑2024年には新しいCEOが来るかも

 

この発言は、ドバイで開催された世界政府サミットでのことです。オンラインで出席したマスク氏は、「私は組織を安定させ、製品ロードマップを明確に示し、財政的に健全な状態にする必要がある」と述べ、「おそらく年末頃が、会社を経営する他の誰かを見つけるのに良いタイミングではないかと思う」と続けました。

 

なぜ年末頃かと言えば、その時期には「(会社が)安定した状態になるはず」(マスク氏)と考えられるから。後任については何もヒントを出していませんが、発言後に「Twitterの新CEOはスゴい」として机に座っている愛犬Flokiのジョーク写真を投稿しています。

 

マスク氏は12月にTwitterのCEOを辞めるべきかどうか投票を実施し、過半数が「Yes」と答えたことを受けて「CEOの仕事を引き受けるほど愚かな人物がいたらすぐに辞任する」と発言していました。もっともCEOを辞めたあとも、Twitterのソフトウェアとサーバーのチームを運営し続けるつもりだと付け加えています。

 

もしTwitterの再建が軌道に乗れば、マスク氏は思惑通りCEOの座を降りられるはず。しかし、テックメディアのThe Vergeは、マスク氏が将来の計画を見誤りやすいことを指摘しています。

 

例えば、テスラのサイバートラックは生産開始が2024年となり、当初の予定だった2021年後半より2年以上も遅れることになりました。また、2017年末までにテスラ車が完全自律走行モードで全米を横断できるはずだと語っていましたが、これは現在でも実現されていません。

 

とはいえ、マスク氏はテスラやスペースXなど複数の事業を大きく育て上げた人物だけに、Twitterでも何らかの勝算があるのかもしれません。

Source:Bloomberg
via:The Verge

イーロン・マスクのツイートあふれる Twitterで謎の障害発生

Twitterの「For You」タブにて、同社CEOのイーロン・マスク(Elon Musk)氏のツイートが数多くの人に表示される不具合が、海外より報告されています。

Twitter
↑謎のバグが起きたTwitter

 

For Youタブは、同社のアルゴリズムがおすすめのツイートを選んで表示する項目です。マスク氏は「自分のツイートが拡散されないのはなぜだ」と不満を漏らし、そのことでエンジニアを解雇したと報じられていました。

 

そして米国時間2月13日午後、マスク氏をフォローしていないにもかかわらず、数多くの人のFor Youタブにマスク氏のツイートが表示されるという不具合が発生。同氏はこの不具合を認め、「アルゴリズムを調整する間、待ってほしい」とツイートしています。

 

今回の問題が偶然発生したものなのか、それともマスク氏のツイートがより拡散されるように調整した結果なのかは、現時点ではわかりません。もしFor Youタブにてマスク氏のツイートが見たくなかったら、しばらくは彼のアカウントをミュートしてもよさそうです。

 

Source: The Verge

Twitter、有料APIの提供を再延期。リストラしすぎて人手が足りない?

Twitterは外部アプリと連携できる有料APIの提供を、再び延期すると発表しました。

twitter-Logo
↑Twitterは2月2日にAPI有料化を発表していた

 

開発者向けアカウントTwitter Devは、「開発者コミュニティに最適な体験を提供するための努力の一環」として、新APIのリリースを数日延期する予定だと述べています。

 

Twitterが無料のAPI提供を停止して有料化を始めると発表したのは、今月2日のこと。その時点では9日に無料版のアクセスを打ち切ると予告していましたが、結局は13日に締め切りを延期。今回、さらなる先送りとなりました。

 

イーロン・マスクCEOは有料APIについて、月額100ドル程度となり、ボットの悪用を封じるため「ID認証」を追加する可能性を示したほかは具体的な説明をしていません。またTwitter公式には、1ヶ月あたり最大1500ツイートを許可する無料アクセス権も準備する予定だと述べていました

 

TwitterのAPIを使っているのは、サードパーティ製クライアントやボットだけではありません。たとえば研究者などが、ネット上でのヘイトスピーチやハラスメント、様々な地域における人間行動の研究に活用している例もあります。また、つい先日のトルコとシリアの大震災で被害状況を確認するためAPIを使おうとしたところ、最近仕様が変更されたために作業が阻害されたとの報道もありました

しかし一方で、Twitterはマスク氏が買収した直後に大量のリストラを始めており、今年に入ってからも「トップエンジニア」が解雇されたとの報道も。有料APIの開発を急ぎたくても、人手が足りないのかもしれません。

 

Source:Twitter Dev
via:Engadget

Twitterにて4000文字のツイートが可能に! ただし日本は…

Twitter(ツイッター)は有料プラン「Twitter Blue」に加入している米国のユーザーにたいし、最大4000文字のツイートが可能になったと案内しています。

↑Tada Images / Shutterstock.com

 

Twitterでは長らく、ツイートできる文字数は最大280文字(日本では140文字)に限定されていました。一方でTwitterを買収したElon Musk(イーロン・マスク)氏は以前、ツイートの文字数制限を将来的に4000文字にまで拡張すると明かしていたのです。

 

今後のTwitterでは4000文字の投稿が可能になり、投稿した長文のツイートは折りたたまれて表示されます。そして「さらに表示」をクリック/タップすることで、全文が表示されるのです。もちろん、4000文字のツイートはTwitter Blueの契約者でなくても表示することができます。

 

TwitterはTwitter Blueにて、長年待望されていたツイートの編集機能や誰でも利用できる認証バッジなど、さまざまな新機能を提供しています。米国での加入者はまだまだ少ないようですが、今後のさらなる機能追加に期待したいものです。

 

Source: Twitter via Engadget

有料のTwitter Blue、わずか0.2%しか加入していない模様…

Twitterの有料プラン「Twitter Blue」の米国での加入者がわずか約0.2%にとどまっていると、海外テックサイトのThe Informationが報じています。

Twitter Logo

 

海外にて昨年6月から、そして日本でも今年1月から提供が始まったTwitter Blue。同プランに加入することで認証バッジの利用が可能になったり、ツイートの編集機能が提供されたりしています。

 

The Informationによれば、1月中旬までに米国でTwitter Blueに加入しているのはわずか18万人で、月間アクティブユーザーの約0.2%でしかないとのこと。またTwitterの有料ユーザーの62%が米国に在住していることから、Twitter Blueの全世界での契約者は約29万人という計算になります。

 

なおTwitter Blueはウェブサイトでの価格で月額8ドル(日本価格は月額980円。年額の場合は月あたり7ドル)にて提供されているので、現在の加入者数では年間で2780万ドル(約36億円)の収入にしかなりません。

 

Twitterは今月に入り、クリエイターへの広告収入分配(ただしTwitter Blue加入者のみ)や、開発者によるAPI利用への課金を発表するなど、収益性の改善を試みています。個人的には、Twitter Blueが月額500円くらいで提供されるのなら、ちょっと試してみたいとも思うのですが…。

 

Source: The Information via Engadget

Twitterが“おすすめ強制”を撤回! イーロン・マスクの宣言実行

TwitterはiOSとAndroid公式アプリにおける起動時の「おすすめ(For You)」を強制する方針を、辞めることを発表しました。

twitter

 

2月8日現在すでに、「おすすめ」であれ、自分がフォローした人たちのツイートが逆時系列(新しい順)に並ぶ「最新」であれ、ユーザーが最後に選んだ方がアプリの再起動後にも表示されるようになっています。

 

1月初め、Twitterは「おすすめ」を「最新」よりも優先して表示するように変更していました。「おすすめ」はフォローしていない人のツイートが混ぜて表示され、Twitterにとって望ましいタイムラインとなる一方で、これを強制するやり方が不評を呼んでいました。

 

それを受けてイーロン・マスクCEOが、次のアップデートでは「おすすめ」の強制を辞め、「最新」タイムラインや固定されたリストを記憶しておくとツイートしていました。その約束が、ようやく守られたかっこうです。

 

実際に「最新」に切り替えてからアプリを閉じると、次に開いたときに「最新」に戻ってきます。また「おすすめ」のままにしておくと、次の起動でも「おすすめ」が表示されます。もっとも固定されたリストをデフォルト(標準画面)に設定はできないようです。

 

またTwitterは「おすすめ」と「最新」をスワイプで切り替え可能とし、一時的に切り替え用のキラキラマークを廃止していましたが、現在一部のプラットフォームで復活しているようです。マスクCEOはユーザーの不満に耳を傾けているのかもしれません。

 

Source:Twitter Support
via:The Verge

TwitterのマスクCEO、「良いボットには無料APIを提供」と約束! 9日のAPI有料化を前にして

Twitterは2月9日以降、APIの無料アクセス提供を終了し、その後に有料版APIを開始すると発表済みです。これにより、ユーザーから愛用されていた有益なボット(自動化されたアカウント)も消滅すると危ぶまれています。

↑“良いボット”の条件とは…?

 

が、イーロン・マスクCEOが「良いコンテンツ」を発信するボットに対しては「書き込み専用」のAPIを無料で提供すると発言しています。

 

先月Twitterは、予告なしにサードパーティ製クライアントが使っていたAPIを停止し、TweetbotやTwitterrificなどの人気アプリを廃止に追い込んでいます。それに続くAPI有料化の発表ですが、マスク氏は無料APIがボット詐欺師や世論操作に「悪用されている」と主張し、「ID認証付き」で月額100ドル程度のサブスクリプションで大掃除すると述べていました。

 

が、API有料化の発表は、様々な用途のボットを運用している開発者やTwitterユーザーから批判を集めています。スクリーンショットを撮る、特定のツイートをリマインドする、スレッドを読みやすく整理するなど有益なボットもありますが、その多くがAPI有料化を前に終了を予告しています。

 

そうした事態にブレーキを掛けそうなニュースではありますが、まだ多くのことが不明です。まず、マスク氏が何をもって「良い」コンテンツと見なしているのか、ということ。この新方針がこれから作られる新たなボットに適用されるのか、それとも現存しているボットだけに当てはまるのかも分かりません。ともあれ、Twitterのさらなる公式発表を待ちたいところです。

 

Source:Elon Musk(Twitter)
via:The Verge

TwitterがAPI利用への課金を発表、サードアプリ復活も期待したい

Twitterは開発者によるAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)へのアクセスの有料化を、現地時間2月9日から実施すると発表しました。

↑XanderSt/Shutterstock.com

 

TwitterのAPIといえばサードアプリがこれを利用し、公式アプリと同等の機能を提供していました。しかし2023年1月に突然規約を変更し、開発者はAPIへのアクセスが不可能に。そして主要なTwitterクライアントの多くが開発の終了を発表したことも、記憶に新しいかもしれません。

 

Twitter Devにて発表された案内によれば、2月9日からAPIバージョンの「1.1」と「2」への、無料でのアクセスが終了します。そのかわりに、「有料の基本プラン」が提供されるというのです。ただし、この有料の基本プランがいくらになるのかは、まだ発表されていません。

 

実業家のイーロン・マスク氏に買収されて以来、収益を拡大する方法を模索しているTwitter。先日には、有料プラン「Twitter Blue」に加入しているクリエイターに対して広告収入を分配すると発表しました。個人的には、昔のように使い慣れたサードアプリでTwitterが閲覧できるようになってほしいものです。

 

Source: Twitter via Engadget

イーロン・マスク、広告収入をクリエイターに分配すると発表! ただし、Twitter Blue加入者だけ

Twitterのイーロン・マスクCEOは、返信スレッドに表示される広告の収益をクリエイターに分配することを発表しました。ただし、対象となるのは有料プラン「Twitter Blue」に登録している課金ユーザーだけとされています。

↑Twitter

 

また、マスク氏は「今日(2月4日)から始める」と言っています。が、どのような仕組みとなり、どうやって支払われるのか、クリエイターの取り分は何割なのか、今のところ具体的なことは何もわかっていません。

 

記事執筆時点で、Twitter Blueの月額料金は公式サイト経由であれば980円で、iOS/Androidのアプリ内課金では1380円。1年間の一括払いでは1万280円となっていますが、その元を取るためにどれだけ広告付きスレッドを見られることが必要かは不明です。

 

今回の発言はいきなりに見えますが、少し前にもマスク氏はクリエイターに収益を配分する考えを語っていました。Twitter Blueの特典のひとつは「より高品質で長い動画をアップロードできる」ことであり、また2022年末にはツイートが見られた回数を表示する「View Counts」機能を導入しており、発言や動画と広告をひも付けようとする布石らしき動きはいくつかあったわけです。

 

もっともTwitterは家賃を滞納して訴えられたり負債の金利支払いが大変だったり、広告収入がとても順調とは言えなかったりで、クリエイターが配分をもらえるのか不透明な部分もあります。

Source:Elon Musk(Twitter)
via:The Verge

イーロン・マスク買収のTwitter、莫大な負債の金利支払いスタート。初回は推定390億円!

Twitterは実業家のイーロン・マスク氏に買収された結果、約130億ドルもの負債を抱えることになりました。同社が最初の利息を支払ったと、1月末に米メディアで報じられています。

Twitter
↑Twitter

 

Bloombergによると、初回の支払い額は推定3億ドル(約390億円)に上ったとのこと。支払い先は、最初に買収資金を提供したモルガン・スタンレーを含む7つの金融機関だと伝えています。

 

金利さえ支払えないよりはまだ良い兆候ではありますが、この最初の3億ドルだけでは、莫大な債務の解決には至らないようです。Bloombergの試算では、Twitterは利息だけで毎年約10億ドルを支払う必要があり、12億ドルを超えるかもしれないとも提示されています。

 

もっともマスク氏が買収する以前から、Twitterは財務的に苦戦していました。2013年11月に上場企業となりましたが、黒字になったのはわずか1年(2019年)だけ。マスク氏によるリーダーシップの元、さらに財政が持ちこたえにくくなったのかもしれません。

 

マスク氏は11月、Twitterについて「倒産もあり得ないことではない」と社内で語ったと報じられていました。またサンフランシスコ本社や各地のオフィスで家賃を数ヶ月も滞納しているとして、家主から裁判を起こされています。

 

こうした財政難を乗り切るためか、Twitterは社内の家具や備品をオークションで売りに出しており、鳥の巨大なオブジェが10万ドルで落札されていました。さらに過去3ヶ月で従業員の半数以上を解雇し、残った従業員の福利厚生も切り詰めているとの報道もあります

 

最近ではマスクCEOが資金調達のため、自らのTwitter株を30億ドル分売却するとの噂話もありました。Twitterの混乱は、しばらく続くことになりそうです。

Source:Bloomberg, Financial Times
via:Gizmodo

Twitter、サンフランシスコ本社とロンドンの家賃滞納で家主に訴えられる

米サンフランシスコの本社と英ロンドンのオフィス賃料を未払いのため、Twitterが家主に訴えられていると報じられています。

↑家賃が払えない

 

まず、英国王室の不動産を管理する「クラウン・エステート」は、Twitterがロンドン中心部にあるオフィス賃料を滞納しているとして、訴訟を起こしているとのこと。クラウン・エステートは法的措置を取る前に、未払いについてTwitterに連絡したものの、解決しなかったそうです。

 

かたや米国では、Twitter本社ビルの家主が先週末に訴訟を提起。その訴状から、同社が2022年12月と1月の家賃を払ってないことが明らかとなっています。その合計額は約679万ドル(約8億7800万円※)とのことです。

※1ドル=約129.3円で換算(2023年1月26日現在)

 

Twitter本社オフィスは、建物のうち8フロアを借りているものの、イーロン・マスクCEOはわずか2つのフロアに従業員をまとめていると報じられていました。その時点で従業員の数は、マスク氏が買収する以前の4分の1強になったとの推定もありましたが、リストラにより人件費と家賃支払いを同時に減らす狙いもあるのかもしれません。

 

マスク氏は2022年10月にTwitterを440億ドル(約5.7兆円)で買収しましたが、その結果、Twitterは130億ドル(約1兆6800億円)もの負債を抱え、毎年支払う利息だけでも約10億ドル(約1300億円)に上るとの推測もあります。そのためマスクCEOは狂ったようにコストを削減していると説明していました

 

しかし、払うべき家賃を払わなければコスト削減どころか、次々と訴訟を起こされて費用もかさみ、余計に高くつくことになりそうです。

 

Source:BBC, ,Bloomberg
via:Gizmodo

Twitter、サードアプリの禁止を正式発表。著名アプリも開発終了を表明

Twitterは開発者向けの規約を更新し、サードパーティーによるクライアントアプリの開発を正式に禁止しました。

↑Phil Pasquini/Shutterstock.comより

 

Twitterのサードクライアントについては、1月13日から突然、著名アプリ「Teetbot」を含めた数多くのアプリが動作を停止。この件に関してTwitterは、記事執筆時点(1月23日)でも、なんの説明もおこなっていません。

 

一方で更新されたTwitterの規約には、制限の項目に「Twitterアプリケーションの代替、または類似のサービス、製品を作成し、ライセンス対象物を使用またはアクセスすること」が加えられました。これにより、Twitterへとアクセスするサードクライアントの作成は正式に不可能となりました。

 

このようなTwitterの方針変更をうけ、先述のTweetbotを開発しているTapbotは、アプリの開発終了を正式に発表。今後はSNSサービス「Mastodon(マストドン)」のクライアント開発に注力すると表明しています。同様の開発終了は、有名アプリ「Twitterrific」も明かしています。

 

Twitterは1月13日に著名アプリからのアクセスを禁止した際に、「長年のAPIルールを適用している」と説明していましたが、それは不正確なものでした。さらに開発者への一切の連絡もなかったことから、同社の開発者への姿勢には疑問の声が数多く寄せられています。

 

Source: Twitter, Tapbot via Engadget 1, 2

Twitter、まもなく「おすすめ」タブの強制を廃止? イーロン・マスクCEOが予告

Twitterは先日、公式モバイルアプリを開くと常に「おすすめ(For You)」タブが開くように変更しました。このタブはアルゴリズム(AI)によりフォローしてない人も混ぜて時間順も入れ替えられ、Twitterにとって望ましいタイムラインが表示されます。

↑Twitterのおすすめタブ

 

イーロン・マスクCEOが、次期アップデートでこの「おすすめ」タブの強制を辞め、逆時系列の(新しいツイートが上に表示される)「フォロー中」タイムラインや固定されたリストを記憶しておくと発言しています。

 

つまり、アプリを閉じてから再び起動した場合、もしも前回「フォロー中」やリストのタブを開いていたなら、その状態を覚えておいて復帰するということでしょう。もっかiOSユーザーは自分がフォローしている人よりも、Twitterが表示したい投稿を優先して見せられているためストレスを訴える声もあり、それに対応したとも推測されます。

 

1月11日、Twitterは以前の「ホーム」および「最新」を「おすすめ」と「フォロー中」に呼び方を変更。それと同時に、これまでは右上のキラキラマークをタップして切り替えていた操作を、スワイプしてタブを行き来する方式に改めています

 

またマスク氏は、将来的にはタブの位置を変更して、順番を入れ替えることも可能になると仄めかしています。

 

TwitterはTweetbotなどサードパーティ製クライアントを使用不能にした後、それらのアプリを正式に禁止しました。もはやiPhoneやAndroidスマートフォンでは公式アプリ(ないしブラウザーで公式サイトにアクセス)しか使えないだけに、ユーザーの声に耳を傾け、不満を減らそうとしているのかもしれません。

 

Source:Elon Musk(Twitter) 
via:The Verge

Twitterのサードパーティアプリ障害続く。Tweetbotなど接続できず

Twitterにおけるサードパーティアプリとの接続機能に、週末から障害が発生。私の環境でも記事執筆時点(1月16日月曜日)では、「Tweetbot」が利用できない状況が続いています。

↑ Ascannio / Shutterstock.comより

 

 

Twitterではサードパーティアプリとの接続を提供するために、API(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)が提供されています。しかし1月13日から突然、このAPIに不具合が発生。Tweetbotを含めたサードパーティアプリが利用できなくなってしまったのです。

 

この障害についてTweetbotやTwitterrificなどのサードパーティアプリはTwitterに説明を求めているものの、Twitterからの返答はなし。また、Twitterの公式サポートアカウントからもサードパーティアプリの接続障害に関するアナウンスは一切ありません。

 

今回の問題は、ただのトラブルなのは、あるいは意図したものなのか。Twitterからの迅速な説明が求められそうです。

 

Source: 9to5Mac, Tapbots/ Twitter, Twitterrific / Twitter

ツイッターが「おすすめ」を優先表示。TikTokに近づいた?

ツイッターはiOSアプリにおいて、「フォロー中」のタイムラインと「おすすめ(For You)」タイムライン表示の切り替え方法を変更したと発表しました。記事執筆時点では、アプリを閉じてから開くと、常に「おすすめ」が表示されるようになっています。

↑TikTokに近づいた?

 

1月11日、ツイッター公式アカウントは、「ホーム」および「最新」を「おすすめ」と「フォロー中」のタブと入れ替えるとツイートしました。これまでは「ホーム」と「最新」は右上のキラキラマークをタップして切り替えていましたが、今後はスワイプしてタブを行き来することになります。

 

「フォロー中」タブには以前と同じようにフォローしている人の発言が新しい順に並ぶ一方、「おすすめ」タブではフォローしていない人のおすすめツイートが混ぜられて表示されます。

 

今後、iOSユーザーはツイッターのアプリを開いたとき、いつも「おすすめ」タブが最初に表示されます。以前は一度「最新(フォロー中)」に切り替えると、それが固定されていましたが、これからはアプリを起動し直すたびに「おすすめ」に戻るそう。

 

2022年12月、イーロン・マスクCEOが「メインのタイムラインは、トップ、最新、トレンド、フォローしているトピックを簡単に横にスワイプして切り替えられるべき」とツイートし、近日中に変更する予定だと述べていました。それが完了した格好です。

 

実はマスク氏に買収される以前にも、ツイッターは同様の変更を行おうとしたことがありました。が、「最新のツイート」(フォロー中の人を表示)に切り替えられないとの苦情が相次ぎ、結局は元の仕様に戻していたという経験があります

 

ツイッターが自らおすすめしたいタイムラインを優先したことで、TikTokの仕組みに近くなったと指摘する声もあります。TikTokはユーザーの見ている動画を分析し、同じく「おすすめ」フィードを「フォロー中」よりも優先することで、エンゲージメント(ユーザーとSNSとの繋がりの強さ)を高めています。

 

エンゲージメント率の高さは広告の改善にもつながり、ひいてはツイッターの経営立て直しにも貢献する可能性があるでしょう。マスクCEOは「これから数か月、あらゆる馬鹿なことをやっていく」と宣言していましたが、黒字化のためにも変化は続きそうです。

 

Source:Twitter

via:MacRumors

Twitter Blueが日本上陸! 月額980円からで青バッジが取得可能に

Twitter(ツイッター)は有料プラン「Twitter Blue(ツイッター・ブルー)」の日本市場への提供を発表しました。

↑pnm-stock / Shutterstock.comより

 

Twitter Blueでは、一般アカウントでは利用できない複数の機能が提供されます。例えば、アカウント名横の「青いチェックマーク」の表示。ただしこれは申し込めばすぐに利用できるわけではなく、Twitterが審査をおこなうための時間が必要になります。また「Twitter Blue for Business」のパイロットでは、公式ビジネスアカウントに金色のチェックマークが表示されます。

 

さらに、Twitter Blueの利用者はツイートの取り消しが可能に。送信後のツイートを、他のアカウントに公開する前に取り消すことができます。さらに、最大60分まで(ファイルサイズが2GBまで/1080p)の動画をアップロードすることも可能です。

 

その他にも、「ブックマークフォルダ」「カスタムアプリアイコン」「テーマ」「カスタムナビゲーション」「話題の記事」「リーダー」「会話の優先順位付け」などの機能が提供されます。

 

Twitter Blueの価格は、ウェブサイトから申し込むと月額980円、iOSのストアから申し込むと1,380円。新規に作成されたアカウントの場合には、作成から90日後から利用可能です。ツイッターをよりディープに使いこなしたい方には、注目の有料プランとなりそうです。

 

Source: Twitter

ツイッター、さらにスタッフを解雇。投稿管理やハラスメント担当者も含まれるとの報道

大量の解雇が相次いだツイッターが、さらに「少なくとも12人」を解雇。その中にはグローバルコンテンツモデレーション(投稿監視)スタッフも含まれていたと報じられています。

↑ツイッターの解雇は続いていた

 

米Bloombergによると、これはダブリン(アイルランド)とシンガポールのオフィスで行われたもの。グローバルコンテンツのモデレーションを行う信頼・安全チームと、ヘイトスピーチやハラスメントに関する部門の人員がさらに減らされ、元収益政策担当シニアディレクターのアナルイサ・ドミンゲス氏も解雇されたとのこと。また訴訟関連プロセスと国営メディア、誤報ポリシーを担当するスタッフも対象となったそうです。

 

ツイッターの信頼・安全チームの責任者であるエラ・アーウィン氏は、最近多くのスタッフを解雇したことを認めつつも、人員削減の影響については異議を唱えています。「例えば(2人ではなく)1人のリーダーの下にチームをまとめる方が理に叶っている」と述べ、人件費を正当化できるほどの「量」を見込めない分野で役職を廃止したと明らかにしました。

 

また、アーウィン氏は訴訟部門のスタッフを増やし、収益政策担当の後任も引き続き配置すると表明しています。

 

イーロン・マスク氏はツイッターを買収した直後に約半数の従業員を解雇。さらなる追加解雇も報じられたほか、必要な従業員まで解雇してしまったとして復帰を求めたとの報道もありました

 

その後マスク氏は11月に「解雇は終わり」と宣言。そして新規雇用の準備を進めていると述べていましたが、12月半ばにはインフラ部門の一部をトップを含めて解雇したと報じられており、システムの信頼性にも懸念が生じていました。

 

有料ニュースメディアThe Informationは(12月中旬時点)、ツイッターの従業員数は約2000人で、マスク氏の買収前の4分の1強になったと推定していました。それにより経営体質が改善され、今後は必要なスタッフも雇用してモデレーションも適切に行われると期待したいところです。

 

Source:Bloomberg
via:Engadget

2023年も絶対に目を離せない「IT業界トレンド」を、2022年のトピックから読み解く

2022年のIT業界では、世界中で注目されるさまざまな話題・ニュースが流れました。本記事では、世界中で話題となった2022年のIT業界事情を、「SNS」「ガジェット」「ゲーム」「配信サービス」の4ジャンルに分けて振り返っていきます。どれも2023年、動向が見逃せないトピックなのでチェックしてください。

 

【SNS】元・世界一の大金持ち「イーロン・マスク」は、Twitterの救世主か破壊者か?

 

電気自動車のテスラや宇宙関連企業「SpaceX」などのCEOで知られる、イーロン・マスク氏。これまで遊び場としていたTwitterを買収すると発表したときは冗談かとも思われ、実際にマスク氏も買収計画を撤回しようとしたこともありましたが、結局は440億ドルを支払ってオーナーとなりました。

 

さっそくマスク氏は大量にリストラを始め、それに便乗して従業員を騙るニセモノが大手マスコミの取材を受ける珍事もありました

 

さらに有料プラン「Twitter Blue」を改訂し、8ドルで認証バッジを販売したために、有名人やブランドになりすます偽アカウントが急増したことで、大手広告主が離れていったとの報道もあり。

 

そうして離反した得意先の1つがアップルとの噂もありましたが、同社CEOのティム・クックCEOとマスク氏が直に会談。その直後マスク氏は「アップルからの広告は完全復活した」と言いTwitterのアプリがApp Storeから削除される危険も去ったと述べていました。

 

それでもTwitterの債務(かなりの部分、マスク氏が買収のために調達した借金が占める)が減るわけではなく、会社の備品をオークションに出品したり、ついにマスク氏がトップから退くかも……との話にも発展しています。来年も「マスク劇場」から目が離せなさそうです。

 

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【ガジェット】2022年も最新iPhoneは台風の目に!

 

2022年のスマートフォン業界でも、台風の目となったアップルの最新モデル「iPhone 14」シリーズ。高価なProモデルでは、ここ数年は定着していたノッチ(画面上部の切り欠き)が様変わりし、試合の途中経過やデリバリーの状況などを知らせる「Dynamic Island」に取って代わられました。

 

新型プロセッサー「A16」が搭載され、デザインが一新されたこともあり、Proモデルは需要に生産が追いつかないほどの大人気に。もっとも、世界最大のiPhone工場で労働環境への不満が爆発して、逆に出荷台数が予定より減る事態ともなっていましたが……。

 

かたや標準モデルのiPhone 14/14 Plusは、性能も見かけも去年のiPhone 13とあまり変わらなかったため、今のところ空振り気味の模様。もっとも、衛星経由の緊急SOSや自動車事故の検出など「命綱となる機能」が頼りになることが次々と証明されており、やはり買うなら最新モデルでしょう。

 

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【ゲーム】日本が誇るフロム・ソフトウェアの『エルデンリング』、全世界で大ヒット!

 

日本のフロム・ソフトウェアによるアクションRPG『エルデンリング』は、3月には日本国内累計出荷が100万本を突破、世界累計は1200万本を突破。『ダークソウル』シリーズの流れを汲む激ムズゲームが全世界のゲーマーから支持され、実況動画などがYouTubeで『GTA5』や『RDR2』といった超大作の初動を凌ぐほどの再生回数を記録していました。

 

ストーリー進行的に最初のボス「忌み鬼マルギット」から、初心者殺しにも程がある強さ。でも、オープンワールドのため他の場所に寄り道してレベル上げもでき、また攻略動画も大量にアップされていたおかげでコツもつかみやすかったことも、大ヒットを後押ししたのかもしれません。

 

そんな「死にゲー」さえ生やさしいと思ったのか、さらに難度を上げようと工夫を凝らした猛者達も続出。あらゆるグリッチ(バグ技)を駆使して最速クリアを目指したり、2つのゲームを同時進行&1つはダンスパッドでプレイしたりと、発売から10ヶ月後の今も大道芸プレイが次々と公開される楽しさです。

 

日本のゲーム作品はこれまでも多くのタイトルが注目されてきましたが、『エルデンリング』のような世界的ヒットは2023年以降も期待できそうです。

 

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【ゲーム】ようやく品不足が解消し、2023年は「PlayStation 5」勝負の年に?

↑Shutterstockより

 

2020年末の発売以来、PS5は供給不足に悩まされ「売りたくてもモノがない」歯がゆい状態が続いていました。それも新型コロナ禍が収まるにつれ、サプライチェーンの混乱も鎮まりはじめ、半導体不足も解消してきたことで、次第に改善へと向かいつつあるようです。

 

この2年間、PS5は見かけのデザインは変わらないながらも、実は中身は少しずつ進化。初代(CFI-1000)、改訂版(CFI-1100)、そして最新版(CFI-1200)の3世代があり、基本的な性能は同じですが消費電力や最高温度、騒音レベルは減っていく傾向にあります。

 

それでも、なかなか入手しにくい状況が続くなか、米国以外の諸国でPS5は値上げ。世界的にインフレが進行しているためやむを得ないとはいえ、不満の声が上がっていたようです。

 

そして、ようやく専用VRヘッドセット「PlayStation VR2」の発売日が2023年2月22日に決定。希望小売価格7万4980円(税込)とPS5本体を超える価格が驚かれましたが、それでも熱心なVRファンにとってはマストバイな一品となりそうです。

 

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世界最大手の動画ストリーミングであるNetflixは、4月の決算発表会では10年ぶりに会員数が減少したことが明らかに。そのために広告付き低価格プランで新規ユーザーを取り込もうとするとともに、加入済みのユーザーについてはパスワード共有に課金することで収益の強化を打ち出しています。

 

その一方で、無料で提供しているゲームは契約者の1%未満しか遊んでいないとの調査結果もあり。ユーザーを引き留めるための対策が、ほとんど空振りに終わっているようです。

 

それでも、完全新作のPC用大作ゲーム開発を準備しているとの噂話もありました。Googleのクラウドゲームサービス「Stadia」のように数年で撤退するのではなく、成果が出るまで粘り強く踏み止まることを期待したいところです。

 

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Twitterが自殺防止メッセージを一時削除も、今週復活へ

Twitterが自殺防止に関するメッセージを一時的に削除していたことを、Reutersが報じています。

↑Sattalat Phukkum / Shutterstock.comより

 

Twitterではこれまで、自殺に関するワードを検索すると、自殺防止ホットラインに関する情報が「#ThereIsHelp」として表示されていました。しかしロイター通信は先週金曜日、CEOのイーロン・マスク氏の命令により、この機能が削除されたと報じたのです。また海外テックメディアのEngadgetも、自殺や新型コロナウイルスに関する安全情報のバナーが表示されていないことを確認しています。

 

これに関してマスク氏は、「メッセージは現在も表示されている、フェイクニュースだ」「Twitterは自殺を防げない」とツイート。一方でTwitterで信頼性&安全性担当をつとめるエラ・アーウィン氏は、自殺防止バナーが削除されていることを確認しており、「これは一時的なもので、私達は表示の修正と改良をおこなっています」と語っています。

 

アーウィン氏は、Twitterは自殺防止バナーに関してGoogleと同様のアプローチを採用すると語っています。また表示は、今週にも復活する予定とのこと。自殺防止バナーが復活するのはなによりですが、マスク氏と従業員との間で状況認識に齟齬がある点が、なんとも気になるところです。

 

Source: Reuters via Engadget

Twitter、有料プランでアップロードできる動画を最大60分に。無料ユーザーも4分に延長?

Twitterは23日(米現地時間)、有料プラン「Twitter Blue」の加入者は60分の動画をアップロード可能になったと発表しました。イーロン・マスクCEOが約束していたことが、実行に移されたかっこうです。

↑Twitter

 

「Twitter Blue」の公式ヘルプページが更新され、今後はWebから60分の動画を解像度1080p、ファイルサイズ2GBまでアップロードできることが明らかにされました。これまでBlue加入者は10分間の動画を解像度1080p、ファイルサイズ512MBに制限されていましたが、大幅に拡大されました。

 

なおモバイルアプリ(iOSおよびAndroid)からは、従来通り10分間、解像度1080p、ファイルサイズ512MBまでの制約は、そのまま適用されます。

 

また「視聴者のインターネット接続の速度と安定性に基づいてストリーミング中にオリジナル動画の解像度およびビットレートを変更するなど、異なるメディアに適応させるために変更を加えることがあります」とのこと。要するに観ている人のネット回線が遅ければ、動的に画質を落とすこともあり得るわけです。

 

さらに公式ヘルプページでは「Twitter Blueに加入していなくても、どのプラットフォームでも4分以内の動画をアップロードできます」とも述べられています。今後、無料ユーザーがアップロードできる動画の長さも2分20秒から4分へと延長されるようです。

 

もっとも長時間の動画アップロードを許すなら、海賊版の投稿が増えることも予想されます。たとえば映画やテレビ番組の全エピソードを投稿する人も現れるかもしれませんが、Twitter側で素早く取り締まるよう注意する必要があるはず。

 

しかし、つい先月もTwitterの著作権管理システムがうまく働かなくなり、映画を丸ごとアップロードされる事態が相次いでいました。大量リストラのために人手不足のなか、「愚かな後任」を見つけるまではトップに留まるマスク氏がどのような対策を講じるのか、見守りたいところです。

Source:Twitter
via:TechCrunch

伝説のiPhone&PS3ハッカー、1か月でTwitterを退職。12週間の予定を切り上げ

史上初めてiPhoneの「脱獄」(自由にアプリインストールを可能にすること)を成功させ、PS3もハッキングした伝説のハッカー、ジョージ・ホッツ氏がツイッターを退社しました。

↑Twitter

 

ホッツ氏は11月下旬に12週間のインターンを申し出て入社したばかりでしたが、わずか1か月弱でTwitter社を去ることになりました。

 

かつてホッツ氏は自動車に後付けする自動運転キットのスタートアップ「Comma.ai」を創設。その直後にマスク氏からテスラに誘われましたが、結局は断った経緯があります

 

しかし、マスク氏がTwitter買収後に「ハードコアに働くか、さもなくば辞めろ」との方針を打ち出したことに賛同、ホッツ氏は自ら期間限定のインターンを申し出て、マスク氏に快諾されていました。

 

ホッツ氏はインターン発言の直後、マスク氏から「ログインしていない状態でスクロールすると表示される消せないポップアップの削除」が仕事だと告げられたとツイート。またTwitterの検索ボックスに「from:」と入力するとトークン化とオートコンプリート化したいとも述べていました

 

残念ながら、ホッツ氏は入社から1か月も経たない12月21日「本日をもってTwitterを退社します」とツイート。「この機会に感謝しますが、(Twitterに)私が何らかの本当の影響を与えられるとは思えませんでした。それに、私のGitHubが枯れていくのを見るのは悲しかった。コーディングに戻ります!」と語っています。

 

ちょうどマスク氏がTwitterのトップを退くべきかどうか投票を行ったのと同じ頃に、ホッツ氏は同じような投票を実施しています。「Twitterのインターンを辞めるべきか?」に対して63.6%が「ノー」と答えていますが、それには耳を傾けなかったようです。

 

ほかホッツ氏は、辞めた理由は「スタートアップの環境を期待したが、まったく違うものがあった」からだと説明しています。そしてTwitterのコード(プログラム)を読み始めると「これは違う」と感じたそうです

 

それでも、ホッツ氏はマスク氏のTwitterでの仕事を応援しています。本当に好意を抱いている人物とは、あまり近づかずに距離を置く方がいいのかもしれません。

 

Source:George Hotz(Twitter)
via:Kotaku

マスク氏「愚かな後任を見つけたらTwitterのCEOを辞任する」

Twitter(ツイッター)を率いるElon Musk(イーロン・マスク)氏はツイートにて、CEO(最高経営責任者)を辞任しソフトウェア・サービス部門に注力するとの意向を表明しました。

↑もうCEOを辞任?

 

劇的な買収劇によりツイッターのCEOに就任したマスク氏ですが、主要な広告主が離れるなど現在は苦境が続いています。そんな中、これまでも数々の重要な判断や議論についてツイッターの投票機能を利用してきた同氏は、自身がツイッターのCEOを辞任するかどうかの投票を実施。なんと、過半数の「YES」が集まってしまったのです。

 

 

Musk氏はTwitterのCEOを辞任する条件について、「この仕事を引き受けてくれる愚かな人が見つかったら」と述べており、実際に同職を辞任するかどうかは不透明。また辞任した後も、Musk氏は最大株主であるため、Twitterの実質的な権力者でい続けることになりそうです。

 

Musk氏にとって今回の投票結果は予想外だったようで、投票結果を見た直後には「(投票が)ボット(プログラム)に影響された」という第三者のツイートをリツイート。さらに「将来の投票は有料会員に限定すべきだろう」と発言するなど、かなり慌てた様子でした。

 

ドタバタ劇はあったものの、今後もTwitterの舵取りを続けるであろうMusk氏。TwitterがどのようなSNSを目指しているのかは、現時点ではまだまだ不透明です。

 

Source: Elon Musk / Twitter via The Verge

ツイッターにアフィリエイトバッジが登場、企業との関係を明示

ツイッターは企業向けプラン「Blue for Business」の提供を開始しました。これにともない、「アフィリエイト」バッジも登場しています。

↑ツイッターより

 

ツイッターは現在、有料プラン「Twitter Blue」のリニューアルをすすめています。先日にはiOS向けプランを月額11ドル(約1500円)に値上げ。今回のBlue for Businessは、ツイッターによる企業向けのマネタイズを改善するために導入されます。

 

Blue for Businessは、企業アカウントと関係がある個人アカウントをリンクさせることができます。現時点では対象の企業や月額料金などは明かされていませんが、来年にはより多くの企業へと展開される予定です。

 

またBlue for Businessによって導入されたアフィリエイトバッジは、アカウント名の右側に四角いアイコンが表示されます。このアイコンのデザインは企業やブランドによって異なり、クリックするとその企業/ブランドアカウントへと移動することができます。

 

さらにツイッターでは、政府や多国籍企業向けとなる灰色の「公式バッジ」のロールアウトも開始しています。次々と新機能が導入されるツイッター、その使い勝手と公平性がどれだけ改善されるのかに注目したいものです。

 

Source: ツイッター via The Verge

マスクCEO、ツイッターのヘッドを退くかどうか投票を実施。結果は過半数が「イエス」

ツイッターを買収して経営権を握ったイーロン・マスク氏が、同社のヘッドを辞任すべきかどうかツイッター上で投票を実施しました。その最終結果は約58%が「イエス」であり、トップを辞めるべきとの声が過半数を占めています。

↑マスク氏は“神の声”に従うのか

 

以前からマスク氏は何か重要な決定を行うにあたりツイッターで投票を行う習慣があり、それは同社のオーナーになってからも変わっていません。

 

11月にもトランプ前米大統領のアカウント「@realDonaldTrump」を復活させるべきかどうか投票にかけ、52%の支持があったとして凍結を解除。その時は「Vox Populi, Vox Dei(民の声は神の声)」とつぶやいていました

 

さて今回の投票では、合計で1750万以上の回答があり、約1500万だったトランプ氏を上回る関心の高さがうかがえます。

 

今回の投票結果につき、マスク氏は今のところ(20日午前10時時点)特にコメントしていません。

 

もっとも、投票したユーザーに何かの資格基準があるわけでもなく、「たまたまマスク氏のツイートを見ていて、制限時間内に投票する気になった人」に過ぎないとも思われます。

 

また熱狂的なファンが多いマスク氏が行った投票であることから、マスク氏寄りになるのも自然なこと。その意味で、今回の投票結果はマスク氏にとってもショックだったかもしれません。

 

ただ、マスク氏がCEOを務めるもう1つの会社・テスラの投資家からは、歓迎すべき結果だったとも思われます。マスク氏がツイッターの再建に掛かりきりで、(おそらく債務の穴埋めをするため)テスラ株を大量に売却していることもあり、テスラ株は1年前から50%近くも下落しているためです。

 

テスラの個人第3位の株主であるレオ・コグアン氏も、今週初め「イーロンはテスラを見捨てた」とツイート。その後「イーロンにはツイッターの新しいCEOをすぐに見つけて欲しい」とも述べています

 

マスク氏はツイッターを買収する以前から、同社のCEOを一時的にしか務めないつもりだとの報道がありました。今回の投票を始めた直後にも、「問題はCEOを探すことではなく、ツイッターを存続させられるCEOを探すことだ」と述べていました。

 

マスク氏が「民の声は神の声」の信念に基づきツイッターのトップを退くのか、それとも代わりの有能なCEOがいないからと留まり続けるのか、今後の展開を見守りたいところです。

 

Source:Elon Musk(Twitter)

via:The Verge

Twitter、いきなり他社SNSへのリンク投稿を禁止。創業者もアカウント凍結のおそれ

Twitter社は今後、ユーザーがTwitter以外のSNSアカウントや投稿へのリンクを含むツイートを禁止することを発表しました。この規約に違反するユーザーに対しては「ツイートとアカウントの両方で」措置を講じると述べています。

↑Twitter

 

つまりユーザーは、Twitterの自己紹介欄にFacebookやInstagramなどのプロフィールへのリンクを書くことや、Mastodonなどの投稿へのリンクをツイートすることもできなくなります。

↑現在は削除されたTwitter Supportのツイート

 

またリンクばかりか、他社SNSユーザー名やハンドルネームをURLなしで投稿することも禁じられます。たとえば「Instagramで(ユーザー名)をフォローしてください」なども措置の対象とされます。さらにURLの途中に「.」を付け足してリンクと見られることを避けたり、他社SNS上でのスクリーンショットを貼ったりすることも禁じられています。

 

新ルールに違反したツイートは削除され、一時的なアカウント凍結もあり得るとのこと。そして繰り返し違反した場合、アカウントが永久凍結されると宣言されています。

 

その例外はクロスポスト、つまりTwitterと他社SNSで同じ内容を投稿している場合です。また有料の広告や宣伝であれば、禁止対象となったSNSについてツイートしても違反とはなりません。つまりユーザーによる他社SNSのツイートは「無料の宣伝」と見なしているようです。

 

もっともイーロン・マスクCEOは「たまにリンクをさり気なくシェアするのは問題ないが、競争相手を無料でしつこく宣伝するのは止めてくれ」と述べており、Twitterの「他社SNSへの無料リンクは絶対禁止」とは食い違っているようです。

 

また、今のところ禁止されたSNSはFacebook、Instagram、Mastodon、Truth Social、Tribel、Post、Nostrなど。YouTubeやTikTok、Telegramなどは対象外とされていますが、その理由は明らかにされていません。

 

この新ポリシーを告知するTwitter Supportに対して、前CEOのジャック・ドーシー氏は「Why?(なぜ?)」とリプライしています

 

最近ドーシー氏は、Twitterが禁止対象とした分散型SNS「Nostr」の開発に約24万5000ドルを寄付。現在、同氏のTwitterでのプロフィールにはNostrのユーザー名が記載されており、まさにTwitter創業者がアカウント凍結される恐れに晒されているわけです。

 

表現の自由を絶賛するマスク氏は、その信念が自分のプライベートジェットを追跡するアカウントにも及ぶと発言したものの、結局は凍結したことが批判を集めていました。今回の新ルールは一般ユーザーにも広く及ぶものであり、今後の動向を見守りたいところです。

Source:Twitter
via:The Verge

ツイッター、マスクCEOのプライベートジェット追跡アカウントを凍結。そのために規約を変更?

世界一の大富豪(だった)イーロン・マスク氏の自家用ジェット機を追跡していたツイッターの追跡ボット「ElonJet」が凍結されました。

↑ElonJet(@ElonJet)ついに凍結…

 

このボットを運営していた大学生、ジャック・スウィーニー氏のアカウントも同時に凍結されています(いずれも日本時間の12月16日11時現在)。

 

スウィーニー氏は一般に公開されている航空トラフィックデータ(ADS-B)を使い、ビル・ゲイツ氏やジェフ・ベゾス氏ら有名人のプライベートジェット(自家用ジェット機)を個別に追跡するボットをいくつか公開していました。

 

そのうちの1つが「ElonJet」であり、52万人以上にフォローされる大人気に。しかし追跡を快く思わないマスク氏から今年初めにコンタクトがあり、5000ドルと引き換えにElonJetを削除するよう要求されたとのこと。そこでスウィーニー氏は5万ドル(テスラModel 3が買える額)を提示したところ、物別れに終わっていました

 

そして12月初め、スウィーニー氏はElonJetがシャドウバン(アカウントは凍結されないが、自分のプロフィールや投稿が他の人に見えにくくなる措置)されたと主張

 

その後に「もはや何の制限もないようだ」とツイートしたものの、14日の午後にはスウィーニー氏の個人アカウントが凍結。それからまもなく、ツイッターは個人情報ポリシーを更新し、他人の「ライブ位置」情報をシェアすることは禁止しています。

 

インターネットの履歴を保存するInternet Archiveには、同じ日の早い時間に保存されたアーカイブが残っています。そこにはライブ位置情報の記述がなく、スウィーニー氏のアカウントを凍結してから「後出し」した可能性が高いと推測されます。

 

なおマスク氏も「物理的なセキュリティ上の違反であるため、リアルタイムの位置情報を公開しているアカウントは凍結する」とツイートしており、規約変更は本人が意図するところと思われます。

 

この1か月前、マスク氏はツイッターのCEOとして「言論の自由に対する私のコミットメントは、私の飛行機を追跡するアカウントを禁止しないことにも及んでいます」と述べていました。この発言と矛盾しているではないか、との指摘が相次いでいるしだいです。

 

話はそれで終わりではありません。マスク氏はスウィーニー氏のアカウントが凍結された数時間後、息子が乗った車がストーカーにつけられてボンネットに乗られたとして、スウィーニー氏と組織を訴えるとツイートしています。

 

この件でマスク氏のツイッターCEOとしての信頼が揺らがないよう、賢明な判断をすることを祈りたいところです。

 

Source:Engadget

表現の自由を絶賛するマスクCEO、自分のプライベートジェットを追跡するアカウントをシャドウバンした疑い

ツイッター社のイーロン・マスクCEOは、ツイッターで「シャドウバン」(アカウントは凍結されていないが、自分のプロフィールや投稿が他のユーザーに見えなくなる措置)表示機能を開発中だと述べていました

↑テスラやツイッターなど、“経営者”として各地を飛び回るマスク氏

 

が、マスク氏のプライベートジェットを追跡して現在位置をツイートする追跡ボットを運営する人物が、シャドウバンされたと主張しています。

 

このボットの所有者はジャック・スウィーニーという青年であり、一般に公開されている航空トラフィックデータからビル・ゲイツ氏やジェフ・ベゾス氏など有名人のプライベートジェットを個別に追跡するボットをいくつか公開しています。そのなかでもマスク氏の飛行機を追跡する「ElonJet」は52万人以上にフォローされる大人気となっています。

 

そのスウィーニー氏は、匿名のツイッター社員からElonJetが12月2日から「厳しく」公開範囲が制限されたと教えられたと主張。さらに同社の信頼・安全担当副社長エラ・アーウィン氏が部下に「@Elonjetにすぐに重いVF(可視性フィルタリング)を適用する」よう命じたというスクリーンショットも投稿しています。

 

もっとも、このツイートが公開されて海外メディアに報じられた数時間後、スウィーニー氏はツイッターが制限を解除したようだと発言。「僕のツイートに気づいて撤回したようだ」と述べつつ、シャドウバンを検知すると称するサービスのスクリーンショットを公開しました

 

以前スウィーニー氏は、マスク氏からツイッターのDMで連絡があり、5000ドルを払うのでElonJetを削除するよう求めてきたと明かしていました。これに対してスウィーニー氏は5万ドルもしくはマスク氏の会社でのインターンシップを条件にしたものの、マスク氏は「考えておく」と言っただけで、交渉は物別れに終わっています。

 

その後マスク氏がツイッターを買収したため、ElonJetの存続も危ぶまれることに。しかし、マスク氏は表現の自由を守る信念が「たとえそれが直接的な個人の安全のリスクであっても、私の飛行機を追うアカウントを禁止しないことにまで及ぶ」と述べています。

 

スウィーニー氏はこのツイートに返信し、マスク氏の決断に感謝するとともに、自分のアカウントのフォロワーの圧倒的多数はマスク氏を支持すると語っていました。

 

それから約1か月後、しかもシャドウバン状態が分かるツールを開発中と言った直後に、マスク氏が自らに好ましくないボットに対してシャドウバンを行った疑いが浮上した、という流れです。表現の自由を絶対視しているとの立場上、マスク氏も沈黙を守り続けることは難しいかもしれません。

 

Source:Gizmodo(US) 

ツイッター、4000文字まで将来投稿可能に。イーロン・マスク氏が認める

ツイッターにて将来的に4000文字までの投稿が可能になることを、同社CEOのイーロン・マスク氏が認めています。

↑rafapress / shutterstock.comより

 

ツイッターといえば、280文字(日本などでは140文字)の文字制限で有名。それ以上の文字を投稿するにはツイートをスレッドに分割するか、あるいは長文を画像として投稿するしか方法がありませんでした。

 

 

マスク氏はユーザーからの「文字数制限を280文字から4000文字に拡張するのは本当?」という質問に対し、シンプルに「Yes」と回答。しかし、どのような方法で4000文字まで投稿できるようにするのかについては言及していません。

 

ツイッターといえば、米国時間12月12日には有料プラン「Twitter Blue」の価格を変更。新たな認証バッジやツイートの優先表示が導入され、広告表示の削減や長時間動画の投稿も近日可能になる予定です。また、シャドウバンの表示機能15億の休止アカウントの削除についても言及しています。

 

4000文字もの長文ツイートがどのように表示されるのかは、個人的にかなり気になるところ。まずはツイートの最初の部分だけが表示され、「続きを読む(Read more)」で全文が展開されるような機能が導入されるのかもしれません。

 

Source: Elon Musk / Twitter via MacRumors

ツイッター、誤解を招きそうなツイートを多くのユーザーが評価する「コミュニティノート」を全世界に展開

ツイッターは12月11日(現地時間)、誤解を招く可能性のあるツイートにつき、一般ユーザーが協力して背景事情を提供できる「コミュニティノート」を全世界に向けて展開したことを発表しました。

↑Image:Twitter

 

この機能はもともとジャック・ドーシー前CEOのもとで「バードウォッチ」という名前で導入され、誤報に対抗する手段として2021年に初登場したものです。当初は米国ユーザーのみが利用できましたが、今では日本やその他の諸国でもグローバルに見ることができます。

 

コミュニティノートは、誤解を招くようなツイートや事実と異なるツイートに対して、その内容が信頼できない理由の説明をノートとして付けられるしくみ。ファクトチェックと似ていますが、専門家ではなく「協力者」に選ばれたユーザーが行うことが特徴です。

 

コミュニティノートの協力者は、ツイートに「背景情報」のメモを追加できます。さらに、一般ユーザーもメモに対して「どれだけ役に立ったか」の評価を投稿できます。

 

協力者となるための資格条件を確認したり、志願して申し込むのはこちらのリンクから。応募の審査は随時、定期的に行われる予定だそうです。

↑コミュニティノートについて

 

もちろん「誤解を招く恐れがある」とされたツイートが正しくない、逆に付けられたメモが正しいという保証はどこにもありません。もしも偏った意見のメモが付けられ、それに何かの思想や愉快犯的な思惑を持った人々が集団票を投じれば、コミュニティノートが裏目に出る可能性もありそうです。

 

ノートが付けられたツイートや、特に多様な意見が求められるノートなどは、「コミュニティノート」専用ページにまとめられています。

 

そのトップにマスク氏の「何百人もの活動家の従業員らの圧力を受けて、ツイッターはトランプ氏が規則に違反していないと認めているにもかかわらずアカウントを凍結した」との発言が紹介され、さっそく「トランプ氏がその後の暴力(米議会襲撃事件)に責任があると見なされた」とツッコミを入れるノートが付けられています。少なくとも現在は、コミュニティノートは正常に動作しているのかもしれません。

 

Source:Twitter
via:Engadget

Twitterに15億ある休止アカを削除するとイーロン・マスク氏語る

TwitterのCEOを務めるイーロン・マスク氏は、「休止状態にある15億のアカウントを近日中に削除する」と発言しています。

↑Sergei Elagin / Shutterstock.com

 

Twitterの買収以来、つぎつぎと改革をすすめるマスク氏。すでに有料プラン「Twitter Blue」における認証バッジの改革や、「シャドウバン」の状態表示の導入などがすすめられています。

 

 

マスク氏によれば、今後削除されるのは「何年もツイートされず、ログインもされていないアカウント」とのこと。これにより、既存アカウントによって使えなくなっていた「アカウント名」が開放されると発言しています。

 

Twitterではアカウント名の重複は許されておらず、休止アカウントによって自分の使いたいアカウント名が利用できない……という問題が、よく起きています。なおマスク氏は具体的に何年利用していないと休止アカウント扱いになるのかについては、まだ明かしていません。なおTwitterは2019年にも亡くなった人の休止アカウントの削除を表明したものの、その方針は撤回されました。

 

もし長年利用していないお気に入りのアカウントがあれば、今のうちにログインやツイートをしておいたほうが良さそうです。

 

Source: Elon Musk / Twitter via BGR

Twitterが「シャドウバン」表示機能を公式に開発中

Twitterを率いるイーロン・マスク氏は、同プラットフォームにおける「シャドウバン」が実行されているかどうかがわかるツールを開発していると発言しています。

↑XanderSt / Shutterstock.comより

 

Twitterにおけるシャドウバンとは、自分のプロフィールが検索で見つからなかったり、投稿がタイムラインに表示されなくなったりするものの、その制限がユーザーには明示されないという状態です。Twitterが明確にアカウントを凍結する「バン(ban)」とは異なることから、シャドウバンと呼ばれるようになりました。

 

なお日本法人であるTwitter Japanは、「シャドウバンは一度も行ったことがない」と過去に説明していました。ただ、今回のマスク氏のツイートにより、シャドウバンがTwitterのシステム上に存在していたことが明らかになっています。

 

マスク氏によれば、現在開発をすすめているシャドウバンの表示機能では「本当のアカウントの状態」を表示することができるそう。さらにシャドウバンされた場合には、その理由と不服を申し立てる方法が明示されるとしています。

 

このようなシャドウバンの状態をユーザーに通知する機能は、Meta(メタ)のInstagramでも導入されています。Twitterによる公平なSNSの運営をすすめるという意味でも、シャドウバンの明示機能が早めに実装されてほしいものです。

 

Source: Elon Musk / Twitter via Engadget

有料プラン「Twitter Blue」のiOS版が11ドルに値上げ! ブラウザー経由は8ドルのまま

Twitterは一時停止していた有料プラン「Twitter Blue」を12月12日(米現地時間)に再開し、iOS版アプリ経由の価格を月額11ドルに値上げすることを発表しました。Webブラウザー経由では、以前と同じ8ドルに据え置かれています。

↑Twitter Blueが再開

 

この方針は、有料ニュースメディアThe Informaitonが伝えていた噂話を裏付けるものです。同誌はアプリ内課金として徴収される30%の手数料を、元の8ドルに上乗せすると述べていましたが、見事に的中。かたやWeb版が7ドルに値下げされる予想は外れました。

 

有料プランに加入した人の特典は、青いチェックマーク(認証バッジ)がもらえるほか、自分のツイートが返信やメンション、および検索で優先的にランキングされる予定です。さらに広告の半減やより長い動画を投稿できる新機能も「近日中に登場」ということで、先送りのようです。

 

もっとも、「Twitter Blue」がサービス停止される原因になった偽アカウントの蔓延に対策を講じているかどうかは不明です。海外メディアPlatformerは「電話番号の登録が必要になる」との従業員の証言を伝えていましたが、2段階認証などが必須となる可能性もありそうです。

 

米CNBCは、マスク氏がアプリから直接クレジットカードで「Twitter Blue」の料金を支払えるようにしてApp Store手数料を回避し、それを受けてアップルがアプリを削除する展開を予想していました。その最悪のシナリオを避けられたのは、アップルのクックCEOがマスク氏を宥めたおかげかもしれません。

 

Source:Twitter
via:AppleInsider

マスクCEO、ツイッター本社の一部をスタッフ用の寝室に改造! 建築基準法違反のおそれ

イーロン・マスク氏がツイッター社内にベッドを持ち込み、オフィスの一部を従業員が寝泊まりできるよう改造していると報じられています。

↑本当に社内で寝泊まりしていたとは…

 

英BBCは、寝室に改造されたツイッター社内の写真を公開しています。その1枚はダブルベッドのある部屋で、ワードロープやスリッパが確認できます。元ツイッター従業員によると、マスク氏は会社を買収して以来、本社に定期的に寝泊まりしているとのことです。

↑Image:BBC

 

こうした改造につき、ツイッター本社のあるサンフランシスコ市の建築物検査局は苦情を受けて、市の建築基準法に違反している可能性を調べているとのこと。これに対してマスク氏は、「市は“疲れた従業員”にベッドを提供する企業を攻撃している」と反論したそうです。

↑Image:BBC

 

ほかBBCは、Twitterでソファがベッドとして使われている写真も入手。別の会議室には目覚まし時計があり、作りかけのベッドの上に絵が置かれていたそうです。ほか「ツイッター本社にタンスが運び込まれた」「ホテルの一室のようだ」との証言もあり。

↑Image:BBC

 

かたやForbesは、「最近過疎化した本社の、悲しいほど小さな会議室の寝室」の話を紹介。ある匿名の従業員は、こうした“寝室”が1フロアに4~8個あると推測しており、以前の床に寝袋を置いた状態と比べれば「快適そうだ」と語っています。

 

またBloomberg報道によれば、この寝室にはテスラや他のマスク氏が所有する企業から、ツイッターで働くために呼び寄せられたスタッフも宿泊しているそうです。

 

イーロン・マスク氏はツイッターを買収した直後、従業員に対してリモートワークを禁止し、特別な許可がない限りは週に40時間はオフィスで過ごす義務があると通達していました。本当にそれを実践しているようですが、建築基準法に逆らうことは億万長者でも難しいかもしれません。

 

Source:BBC

ツイッター有料プランがガッツリ値上げ? その意外な理由とは…

ツイッターの有料プラン「Twitter Blue(ツイッター・ブルー)」のiOS版が7.99ドル(約1100円)から11ドル(約1500円)へと値上げされるとの情報を、海外テックサイトのThe Informationがつたえています。

↑pnm-stock / Shutterstock.com

 

Twitter Blueではツイートの編集機能が提供されたり、またアカウント名の横に認証バッジが表示されるなどの特典があります。現在は多数のフェイクアカウントが認証バッジを取得するなどの問題が生じたために、Twitter Blueの新規受付の再開は延期されています。

 

The Informationによれば、ツイッターはApp Storeにて課される30%の手数料を考慮し、iOS版のTwitter Blueの値上げを検討しているとのこと。一方で、Twitter Blueのウェブ版は7ドル(約1000円)と廉価にサービスが展開されるようです。この価格変更はすでに従業員向けに説明されているものの、マスク氏の「鶴の一声」で計画が中止される可能性があるとも報じられています。

 

このようなApp Storeの手数料を回避しようとする動きは、さまざまなアプリ開発メーカーにより行われてきました。また「YouTube Premium」のように、ウェブからの申込みとApp Storeからの申込みで、月額料金に差をつけるケースもあります。

 

ツイッターは米国時間12月9日にも、Twitter Blueの提供を再開する予定です。予定どおりにiOS版のTwitter Blueが値上げされるのか、マスク氏による直前の計画変更があるのかに、注目する必要があります。

 

Source: The Information via MacRumors

元アップル幹部、クックCEOがどうやって荒ぶるイーロン・マスクを宥めたかを語る

アップルのティム・クックCEOは、優れたコミュニケーション能力を持つことで知られる人物。そのスキルが、アップルを批判していたイーロン・マスク氏との対立を解消する上でも発揮されたと見られています。

↑ティム・クック氏

 

実際に、どうやってクック氏がマスク氏を宥めたのか? アップルの元幹部らが、それを深く考察しています。

 

マスク氏は先週まで、次々とアップルへの批判をくり出していました。同社がツイッターへの広告をほぼ停止した、App Storeから削除されると脅かされたなど。ついには「アップルは米国での言論の自由を憎んでいるのでは?」とツイートしていたほどです。

 

クック氏はこうしたマスク氏の口撃に、公の場では応じませんでした。その代わりマスク氏をアップル本社に招待し、対面しての会談を行っています。その後、マスク氏は会談とアップル社屋内の見学についてクック氏に感謝し、すべてが「誤解」だったと付け加えています。

 

さて英Financial Timesは、クック氏がマスク氏のような人物を宥める能力について「勤務歴10年以上の元アップルのベテラン」に取材しています。

 

その1人によれば「ティムが彼(マスク氏)を魅了したんだと確信しています」とのこと。「彼は(マスク氏の)話を最後まで聞きたかったのでしょう。それから、ティムは自分の見解を述べたのでしょう。彼は袖をまくり上げ、問題を解決していくのです。彼は、PRのための論争であろうと、もっと物議を醸す話であろうと、公の場での論争には加わりません。それは、彼のやり方ではない。イーロンのような人ではないのです」と語られています。

 

またアップルの共同創業者であるスティーブ・ウォズニアック氏も、クック氏の最高のスキルは「とにかく全員の面倒を見る必要性を理解していること」、「多分野にまたがり、ひいきをしないことだ」だと述べています。

 

そしてスティーブ・ジョブズ氏が復帰する前にアップルのCEOを務めたジョン・スカリー氏は、さらに詳しく説明しています。

 

すなわち「最初の1兆ドルはジョブズとアイブ(ジョニー・アイブ。元デザイン最高責任者)から、次の1兆ドルはティム・クックの功績からもたらされた。しかし、ティム・クックは、それを黙々とこなし、注目を集めることもなく、素晴らしい仕事をしている。iPhoneを手にしたとき、すぐに思い浮かぶ名前はスティーブ・ジョブズとジョニー・アイブだが、ティム・クックが行った貢献は、それと同じくらい重要なものだ」とのことです。

 

たしかに、誰よりも気難しそうなジョブズ氏からアップルの将来を託されたクック氏にとって、マスク氏は扱いやすかったのかもしれません。

 

Source:Financial Times
via:9to5Mac

Twitter、W杯関連の広告収入が予想を80%も下回る? 大手広告主離れが加速か

イーロン・マスク氏がTwitterを買収して以降、有料プラン「Twitter Blue」の認証バッジを悪用したなりすましアカウントが横行するなど混乱が続いており、上位100の大手広告クライアントのうち半分を失ったとの報道もありました

↑Twitter

 

そんななか、同社の米国内での2022 FIFAワールドカップ(以下、「W杯」)関連の広告収入が予想を80%も下回ったとの噂が報じられています。

 

これまでW杯はTwitterにとって、記録的なトラフィックや広告費が流れ込む絶好のチャンスとなっていました。しかし、米The New York Timesの情報筋によると、W杯が始まった11月20日時点での米国での広告収入は、その週の社内予想を80%も下回る水準で推移していたそうです。つまり、予想していた総額の5分の1しかなかったことになります。

 

そのためTwitterも、大手ブランドに対してさらなるインセンティブを提供するなど、急いで対応に乗り出しているとのこと。一部ブランドはスーパーボウルのようなイベント時の広告だけでいいとして、大幅な割引、あるいはどんな理由でも解約していい条項を付けているとも伝えられています。

 

また、自動車メーカーは最も懸念を示している広告主の1つだそうです。匿名関係者はゼネラルモーターズが、Twitterの内部データがマスク氏の所有するテスラ社と共有されるのではないかと疑っているとも語っています。

 

こうしたW杯関連広告の落ち込みを受けて、Twitterの2022年最終四半期(10~12月)の社内収益予測は、14億ドルから11億ドルに切り下げられたとのこと。もともと世界的な景気後退のなか、1年前の16億ドルから14億ドルに修正されていましたが、さらに落ち込んだかっこうです。

 

先週、EUの規制当局はマスク氏に、デジタルサービス法で義務づけられたコンテンツモデレーション(投稿管理)ルールを守らなければ、EU全域でTwitterの使用を禁止すると警告していました。その直後、マスク氏が買収後のTwitterではヘイトスピーチが激増しているとの報道も続いています。

 

マスク氏は「言論の自由絶対主義者」を名乗っていますが、そのために打ち出した施策によりTwitterから大手広告主が離れていき、EUでも使用禁止のリスクに晒されているわけです。そろそろ、全面的な方針の見直しを迫られるのかもしれません。

 

Source:The New York Times
via:Mashable

和解成立? イーロン・マスク「アップルからTwitterへの広告は完全復活した」

Twitterを率いるイーロン・マスク氏は、アップルがTwitterに対する広告を完全に復活させたことを報告しています。

↑Sergei Elagin/Shutterstock.comより

 

最近ゴタゴタが続いているTwitterとアップル。11月末にはTwitterのアプリがApp Storeから削除される可能性が浮上し、さらにアップルがTwitterへの広告をほぼ停止したことが発覚しました。これをうけてマスク氏はアップル本社を訪れ、CEOのティム・クック氏と会談したことにより、アプリが削除される可能性は回避されたようです。

 

今回マスク氏がTwitterの「スペース(Spaces)」で語ったところによると、先日のクック氏との会談のおかげで、アップルによるTwitterへの広告が復活したとのこと。これについてマスク氏は、「Twitterに戻ってきた広告主に感謝する」とツイートしています。

 

さらにマスク氏は、アップルがTwitterにおける最大の広告主であることも明かしました。別の報道では、アップルはTwitterにとって長年の最大の広告主であり、年間の出稿費は1億ドル(約130億円)にものぼると報じられています。

 

というわけでほぼ解決したと思われる、アップルとTwitterとの間のいざこざ。Twitterはそのほかの広告主とのトラブルも報じられており、そちらへのよい影響が期待されます。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

マストドンのブーム再び? 著名開発元が新アプリ「Ivory」リリースへ

著名ツイッターアプリ「Tweetbot」を開発しているTabpotsは、SNSサービス「Mastodon(マストドン)」に対応したアプリ「Ivory」の開発を発表しました。

↑davide bonaldo / Shutterstock.comより

 

マストドンとは短文が投稿できるSNSサービスで、どこかツイッター(あるいはTweetDeck)に似た雰囲気と機能が特徴です。しかしツイッターとの違いとして、自身でサーバーを公開しネットワークの一部となれることがあります。サーバーの管理者は独自のルールを設定したり、接続するユーザーを管理することが可能です。

 

現在ベータテスト中のIvoryアプリはTweetbotにかなり近いデザインで、タイムラインや@(メンション)、検索、プロフィール、その他のオプションが用意されています。また、マストドンでは「トゥート」と呼ばれる投稿もあります。

 

Ivoryではプッシュ通知やリストなど多くの機能が未実装であるため、一般公開はまだ時間がかかりそうです。方向性を大きく変えようとしているツイッターの後釜として一部から期待されているマストドン、再びのブームが訪れるのかどうかに注目です。

 

Source: MacRumors

アップル、Twitterへの広告ほぼ停止か? イーロン・マスク氏は抗議!

アップルがTwitterへの広告掲載をほぼ停止したことが、Twitterを買収したイーロン・マスク氏によって語られています。

 

「金・グレー・青」の新たな認証バッジの導入を発表するなど、矢継ぎ早に改革がおこなわれているTwitter。一方でアップルやグーグルのアプリストアから追い出された場合には「独自スマートフォンを開発する」と表明するなど、既存のテック企業との距離は若干開きつつあります。

 

 

マスク氏はアップルによる広告出稿の停止について、「アメリカの言論の自由が嫌いなのか?」とツイート。それ以外にも、「顧客に影響を与えるアップルの検閲行為をすべて公開すべきか」という投票結果をおこなったりしています。

 

マスク氏がTwitterを買収して以来、広告主は同プラットフォームへの広告から手を引いています。これには、トランプ元米国大統領のアカウントを復活させるといった、Twitterの方向性の変更も影響していると予測されます。

 

さらにアップルでApp Store部門を率いるPhil Schiller(フィル・シラー)氏は、自身のTwitterアカウントを停止しています。今後、アップルを含めた他のテック企業とTwitterとの衝突はさらに増えることになるのかもしれません。

 

Source: Elon Muks / Twitter via MacRumors

Twitterを名乗る不審なメールに注意! 540万件の個人のメアドや電話番号などのデータ流出をTwitterが確認

Twitterから540万件分の個人情報が流出し、ハッカー向けフォーラムにて公開されていたことを、BleepingComputerが報じています。

 

実は今年8月、Twitterは「APIの脆弱性により540万人分のプライベートユーザーデータが盗まれた」ことを認めていました。一方で同社は、それが悪用された証拠はないとも述べていました。

 

今回Breachedと呼ばれるハッキングフォーラムのオーナーがBleepingComputerに連絡したところによると、同フォーラムにはTwitterから流出したとされる540万件のデータが公開されていました。これには、個人の電話番号やメールアドレスも含まれています。

 

さらにフォーラムでは、別のAPIの脆弱性を悪用して入手した、アカウント停止ユーザーの140万人のプロフィールが非公開状態で共有されていました。またセキュリティ専門家のChad Loder(チャド・ロダー)氏によれば、他の「数千万人」のユーザーデータを含むより大きなデータが、同じ脆弱性から流出した可能性があると指摘しています。

 

今回のTwitterによる情報漏洩により、ユーザーの電話番号やメールアドレスが流出し、フィッシング詐欺などに利用される可能性があります。また、Twitterのアカウントから個人を特定するために悪用される可能性もあります。Twitterを名乗る不審なメールには、十分に注意する必要がありそうです。

 

Source: BleepingComputer via Engadget

ゲームみたい? Twitterに「金・グレー・青」の認証バッジが登場へ

Twitterを率いるイーロン・マスク氏は、同サービスに「ゴールド(金)、グレー(灰)、ブルー(青)」の新たな認証バッジを導入すると表明しました。

↑pnm-stock/Shutterstock.com

 

Twitterにおける認証バッジといえば、今月には有料プラン「Twitter Blue」で誰でも利用できるようになりました。さらにその後には「公式バッジ」がシステム上に登場したものの数時間で破棄されるなど、混乱が続いています。また、フェイクアカウントによる認証バッジの取得も問題になっています。

 

マスク氏は米国時間11月25日のツイートで、「来週金曜日(12月2日)には、新たな認証を開始する予定です。企業向けにはゴールド、政府機関向けにはグレー、個人(有名人かどうかにかかわらず)はブルーが与えられ、すべての認証済みアカウントはチェックが有効になる前に手動で認証される予定です」と語っているのです。

 

そのほかにもマスク氏は、個人の青い認証マークについて「これまでの注目すべき人かどうかの基準は主観的すぎた」と語ってます。さらに認証された個人が組織の一員である場合、それを示す二次的なロゴが表示されるそうです。

 

なお現時点では、Twitterがどのようにして新たなフェイクアカウントによる認証バッジの取得を防ぐのかは不明です。認証バッジの色よりも、そのバッジが正当なものかどうかが今後の課題となるのかもしれません。

 

Source: Elon Musk / Twitter via 9to5Mac

イーロン・マスク、「テスラフォン」を作るかも? アップルやグーグルにTwitterアプリを追放された場合

イーロン・マスク氏がTwitterを買収してCEOに就任して以来、コンテンツモデレーション(投稿管理)担当スタッフが大量にリストラ。それによりヘイトスピーチや差別発言が横行する恐れもあり、アップルやグーグルのアプリストアからiPhone・Android用アプリを削除される可能性が浮上しています。

↑「テスラフォン」開発の噂が浮上

 

そんななか、マスク氏が実際そうした事態が起きた場合、自前の「テスラフォン」とでも言うべきスマートフォンを開発するかもしれないと示唆しています。

 

これまでマスク氏は数々の物議を醸す施策を行っており、最近も「投票」の結果を受けてトランプ元大統領のアカウントを凍結解除していました

 

ほぼすべての行動は、マスク氏の「言論の自由は絶対」という姿勢から来ています。が、これらはアップルとグーグルのガイドラインと反する可能性があり、もしも改められない場合は「両社のアプリストアから追放されるかもしれない」とツイッターの元信頼・安全責任者が指摘していました

 

かたやマスク氏も、有料プラン「Blue」を月額8ドルに値上げした後に「iOS/Androidアプリストアの手数料が高すぎる。インターネットの隠れた税金だ」と批判。アップルとグーグルへの不満を露わにしていました。

 

そして11月26日(米現地時間)、マスク氏はあるツイートに反応し、「ほかに選ぶ余地がなければ自分で代わりのスマートフォンを作る」と述べたしだいです。

 

「Tesla Pi Phone」(テスラフォン)は長年にわたり、漠然と噂されてきたものです。実際、マスク氏がCEOを務めるテスラ社は独自のチップ技術、ゲームやアプリなどのソフトウェア、さらにはLinux OSを搭載した100万台以上のクライアント(電気自動車の車載OS)を保有している実績があり、技術的には可能性はゼロではないでしょう。

 

とはいえ、今のところマスク氏の思いつきの域を出ず、実現する可能性は低いはず。またTwitterユーザーもiPhoneやAndroid用アプリの利用比率がかなり高く、アップルやグーグルに逆らってそれを手放すよりも、マスク氏も妥協することを余儀なくされると推測されます。

 

もっとも、次の行動が予測できないマスク氏だけに「絶対にあり得ない」とは言い切れません。今後の展開を見守りたいところです。

 

Source:Elon Musk(Twitter) 
via:9to5Mac

イーロン・マスク、来週から凍結アカウントを大規模に恩赦と宣言!「投票」の結果を受けて

Twitterのイーロン・マスクCEOは、来週から凍結されたアカウントに「大規模な恩赦」を実施することを決定しました。もしも本当に実行されれば、「コンテンツモデレーション(投稿の管理)のための評議会を立ち上げるまで、アカウントの凍結解除は行わない」という約束と矛盾することになります。

↑凍結アカウントが復活するようです

 

マスク氏は11月24日(米現地時間)、「Twitterは法に違反したり悪質なスパムに関与したりしていない限り、凍結されたアカウントに大規模な恩赦を提供する必要がありますか?」とのアンケートを投稿。これに対してイエスが72.4%集まったことを受けて、「恩赦は来週から始まります」と宣言しています。

 

この動きは、ドナルド・トランプ元米大統領のアカウントを復活させたことに続くもの。今回も法的な手続きなどは踏まえられず、マスク氏が自らのアカウントで実施した非公式の投票によっており、投票した人々も特に何かの権限が与えられているわけではありません。

 

上記のようにマスク氏は「コンテンツモデレーション評議会を設置するまで」アカウントの凍結解除はしないと約束していました。

 

しかし、トランプ氏アカウントの復活も評議会を設置する前のこと。これを約束違反だと批判したフォロワーに対して、マスク氏は「政治的/社会的活動家グループの大規模な連合」が、広告収入を枯渇させてTwitterを殺さないという約束を破ったとして、自分の約束も反故にすると答えています。

 

もっとも、市民権団体は広告主にそんな働きかけはしていないと否定しています。

 

どのアカウントが「恩赦」を受けるかは不明ですが、マスク氏の「法律を破ったり、ひどいスパムを行ったりした」という線引きに沿うとすれば、ほとんどの凍結が解除されかねません。とはいえ、マスク氏さえも陰謀論を唱え続けたアレックス・ジョーンズ氏のような人物を戻すことには反対の意を示していました

 

それでも、違法とまではいかないヘイトスピーチで凍結されていた人々は、復活する可能性が低くはないはず。ブランドに傷が付くのを恐れる大手の広告主が、さらに逃げ出していくのかもしれません。

 

Source:Elon Musk(Twitter)

via:The Verge

マスク氏「ツイッターの解雇は終わり。市場は日本が中心」

ツイッターを買収した実業家のイーロン・マスク氏が、「ツイッターのレイオフ(整理解雇)は終わり、現在は新規雇用の準備をすすめている」と語ったことを、海外メディアのThe Vergeが伝えています。

↑kovop58 / Shutterstock.comより

 

マスク氏はツイッターの買収後、約半数の従業員を解雇。先日にはブルームバーグにより、さらなる追加解雇が報じられていました。一方で必要な従業員を誤って解雇してしまったとして、復帰を求めているとの報道も登場しています。

 

The Vergeが入手した録音データによれば、ツイッターはレイオフをすでに終了しており、現在はエンジニアと営業の役職を積極的に募集しいるとのこと。なお以前は7,400人近くいた同社の社員は、すでに2,700人強にまで減っていることも報じられています。

 

一方でマスク氏がテスラでおこなったテキサス州への本社の移動は、ツイッターではおこなわないことも発言しています。さらに興味深いことに、「ツイッターは日本が中心で、アメリカの3分の1の人口であるにもかかわらず、日本にはアメリカとほぼ同じ数のデイリーアクティブユーザーがいる。現状は日本中心であるが、全世界の各国で日本のようにしたい」とも述べているのです。

 

現在はすでに、かなり身軽になった模様のツイッター。今後はスピーディーに新たな機能が追加されるのを期待したいものです。

 

Source: The Verge

ツイッター、丸ごと映画を投稿するユーザー続出! 人手不足で著作権侵害の取締りがストップ?

ツイッター社ではイーロン・マスクCEOが従業員を大量解雇しましたが、さらに追加で解雇を検討しているとの報道もあります

↑マスク氏の“解雇しすぎ”による人手不足が原因?

 

そんななか映画を丸ごと投稿するユーザーが現れ、その多くが削除されずに残り続けていることから、人手不足で著作権侵害警告システムが機能してないのではないか、との疑いが浮上しています。

 

米Forbesによると、『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』の全編を各2分間の長さに細切れにして、合計50回以上もツイートしたユーザーがいたとのこと。このアカウントは凍結されたものの、その後も動画は削除されず閲覧できたそうです。

 

本来であればテイクダウン(著作権侵害による削除)が起こると「このメディアは表示できません」というメッセージとともに再生不可となるはずが、今回は動画はそのまま。そのため自動システムではなく、ツイッター社内の誰かが手動でアカウントを凍結したと推測されています。

 

ほか11月21日(現地時間)時点では、映画であれば『ニード・フォー・スピード』や日本の『仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』、テレビ番組では『スポンジ・ボブ』などの投稿も確認されたそうです。

 

もちろんツイッターの規約では、著作権侵害の画像や動画は取締りの対象となっています。それは公式サイトでも宣言している通りです。

 

しかし、最近のツイッター社の動きを見るかぎり、最近は人手不足のもとで運営されているようです。今月初め、マスク氏は有料プラン「Blue」の購読者向けに42分の動画を投稿できるようにすると予告していましたが、著作権侵害の自動警告システムが機能しないままであれば、延期せざるをえないかもしれません。

 

Source:Forbes

Twitterのつぶやきを保存する方法アリ! サービス終了の危機にそなえて……

Twitterはイーロン・マスク氏が買収して以来、経営赤字を解消すべく従業員が大量にリストラされたり、マスク氏が言論の自由を強調するため人種差別やヘイトスピーチが急増したり、激動の波にもまれています。

↑Twitter

 

もしかしたら、近い将来Twitterが消滅するかもしれない……。そんな声が一部で上がっているなか、これまでの思い出やつぶやきを保存しておく方法をご紹介しておきます。

 

ツイートのアーカイブ(保存)方法

デスクトップ(PCのウェブブラウザー)版では、まず左側のハンバーガー(丸の中に点が3つ)メニューの「設定とサポート」>「設定とプライバシー」に移動。それから「アカウント」をクリックし、「データのアーカイブをダウンロード」を選びます。

 

そこでパスワードを入力した後、2段階認証(メールあるいはSMS)が必要です。そして「アーカイブをリクエスト」を選べば、ZIP形式でのデータの準備ができたときに通知が届きます。

 

iOSおよびAndroidアプリでも基本的な手順は同じで、たとえばiOSの場合は左上のアカウントをタップ>「設定とプライバシー」>「アカウント」から移動できます。

 

アカウントを削除する方法

アーカイブ方法と同じく、設定メニューの「アカウント」に移動。そこに「アカウント削除」機能があります。

 

これによりアカウントを削除すると、ユーザー名とプロフィールが公開されなくなり、30日間の猶予期間がスタート。その間にログインして再アクティブ化すれば、アカウントを回復して利用を再開できます。そして30日間ログインしないと、そのままアカウントは消滅します。

 

すでにTwitterのシステムが停止する可能性は、かなり高まっているようです。

 

米Reutersによれば、匿名のTwitter従業員は社内で使うアプリの動作が遅くなり始め、一般ユーザー向けバージョンも「夜中に障害が起こる危険がある」と述べているそうです。もし障害が起きても「多くの分野で修正する人がいない」とのこと。実際、先週末からTwitterの障害報告はDowndetector(ネット上のさまざまなサービスの中断や接続障害をリアルタイムで知らせるサイト)で急増しています。

 

もっとも、上記のアーカイブ方法がうまく機能してないとの報告もあります。SNS関連コンサルタントの第一人者Matt Navarra氏も、過去1週間のうちに4回は空振りに終わったとぼやいており、多くの人が「自分もそうだ」とレスを付けているありさまです。

 

またTwitterの元安全責任者は、ヘイトスピーチや人種差別発言を野放しにすることで、アプリがアップルやGoogleのアプリストアから追放されるリスクを指摘しています。一般ユーザーも、なるべく万が一に備えたほうがよさそうです。

 

Source:iMore

Twitterで追加解雇がまもなく!? 長時間労働要請が原因か

実業家のイーロン・マスク氏がTwitterのさらなるレイオフ(整理解雇)を検討していると、ブルームバーグが報じています。

↑Sergei Elagin / Shutterstock.comより

 

Twitterを買収し、すでに約半数の従業員を解雇したイーロン・マスク氏。同氏は「Twitterの倒産もありうる」として同社の経営危機を強調しており、また従業員へと長時間労働を要請しているとの情報も伝えられています。

 

今回の報道によれば、Twitterは早ければ米国時間11月21日にも追加のレイオフを発表する可能性があるとのこと。またその対象が、同社の営業チームとパートナーシップチームになることも伝えられています。

 

マスク氏は先述のように「Twitter 2.0」として、従業員へのハードワークを要請しています。しかし報道によれば、多くの従業員がこの要請を拒否しているとのこと。またTwitterの営業チームを率いるRobin Wheeler(ロビン・ウィーラー)氏とパートナーシップチームを率いるMaggie Suniewick(マギー・サニーウィック)氏に、より多くの従業員を解雇するよう求めたが拒否され、両氏が解雇されたことも報じられています。

 

今後もさらなる大鉈が振るわれることが予測される、Twitterの従業員問題。ユーザーとしては、サービスのクオリティが低下しないことを願うばかりです。

 

Source: ブルームバーグ via Engadget

トランプ元大統領のTwitterアカウントが復活、イーロン・マスク氏による投票で

Twitterを買収したイーロン・マスク氏は、ドナルド・トランプ元米国大統領のTwitterアカウントの凍結を解除すると発表しました。すでに、アカウントの凍結が解除されているのが確認されています。

↑Evan El-Amin / Shutterstock.comより

 

トランプ元大統領のTwitterアカウントは、2021年1月に起きた連邦議会襲撃事件をうけて、「暴力行為を扇動する恐れがある」として凍結されていました。一方でトランプ元大統領は、独自のソーシャルメディア「Truth Social」を立ち上げています。

 

マスク氏は自身のTwitterアカウントにて、11月19日にトランプ元大統領のアカウント復活に関する投票を実施。結果、51.8%と僅差ですが賛成が上回りました。その結果を受け、「Vox Populi, Vox Dei(民の声は神の声)」として、20日にトランプ元大統領のアカウントの凍結解除を宣言したのです。

 

なお今回の投票では、懸念されていたbot(プログラム)による投票も多数おこなわれていたことが、マスク氏によって明かされています。これに関して同氏は、「興味深い教訓を得た」とツイートしています。

 

なお凍結が解除されたトランプ元大統領ですが、記事執筆時点(11月21日)では新たなツイートは行っていません。もしかすると、凍結解除に一番驚いたのはトランプ大統領だったのかもしれません。

 

Source: Elon Musk / Twitter via Engadget

トランプ元大統領のTwitterアカウントが復活、イーロン・マスク氏による投票で

Twitterを買収したイーロン・マスク氏は、ドナルド・トランプ元米国大統領のTwitterアカウントの凍結を解除すると発表しました。すでに、アカウントの凍結が解除されているのが確認されています。

↑Evan El-Amin / Shutterstock.comより

 

トランプ元大統領のTwitterアカウントは、2021年1月に起きた連邦議会襲撃事件をうけて、「暴力行為を扇動する恐れがある」として凍結されていました。一方でトランプ元大統領は、独自のソーシャルメディア「Truth Social」を立ち上げています。

 

マスク氏は自身のTwitterアカウントにて、11月19日にトランプ元大統領のアカウント復活に関する投票を実施。結果、51.8%と僅差ですが賛成が上回りました。その結果を受け、「Vox Populi, Vox Dei(民の声は神の声)」として、20日にトランプ元大統領のアカウントの凍結解除を宣言したのです。

 

なお今回の投票では、懸念されていたbot(プログラム)による投票も多数おこなわれていたことが、マスク氏によって明かされています。これに関して同氏は、「興味深い教訓を得た」とツイートしています。

 

なお凍結が解除されたトランプ元大統領ですが、記事執筆時点(11月21日)では新たなツイートは行っていません。もしかすると、凍結解除に一番驚いたのはトランプ大統領だったのかもしれません。

 

Source: Elon Musk / Twitter via Engadget

ツイッターの「iPhoneから投稿」ラベルがなくなる? 競合他社の隠れアップルファンがバレなくなると嘆きの声

今までツイッター公式iOSアプリから投稿すると「Twitter for iPhone(iPhoneから投稿)」というラベルが下に付けられてきました。イーロン・マスクCEOがこれを「画面スペースとコンピューティングの浪費」として消すと予告したことで、大きな楽しみがなくなると嘆きの声が上がっています。

↑イーロン・マスク氏、次なる一手は?

 

マスク氏は「ツイートが書かれたデバイスを全てのツイートの下に追加するのを、ついに終了します。文字通り、なぜ我が社がそんな仕様にしたのか誰も知りません」とツイート。たとえばAndroid版アプリから投稿すると「Twitter for Android」と追加されていましたが、そちらも消える運命のようです。

 

なんの役に立っていたかと言えば、ボット(スパムや偽アカウント)を見分けやすかったことでしょう。それらはiPhoneやAndroidではなくWebアプリを使う傾向があり、「Twitter for ~」が付いていれば正規の人間ユーザーである可能性が高いというわけです。

 

このデバイス表記がなくなれば、おそらくアップルのライバル達は大喜びするはず。米AppleInsiderは、特にサムスン以上に祝う会社はないだろうと指摘しています。

 

なぜなら、同社の広報担当は自社製Androidスマートフォンを宣伝するツイートに何回も「Twitter for iPhone」を付けられ、「iPhone愛用者がAndroidスマホを売り込んでいる」ことがバラされたからです。たとえばGalaxy Unpackedイベントに関する告知でも、「Twitter for iPhone」のラベルがひときわ輝いていました。

 

また米通信大手T-MobileのCEOもGalaxy Note 3を熱く語るのにiPhoneを使っていたことも語りぐさです。

 

そして映画『ワンダーウーマン』主演のガル・ガドット氏はファーウェイのブランドアンバサダーに就任したとき、「Huawei Mate 10」を宣伝する動画をiPhoneから投稿。それを指摘されたガドット氏はツイートを削除し、Androidスマホから再投稿していました

 

他にもiPadからマイクロソフトのSurfaceを売り込んだ有名人もいましたが、今後はそうした隠れアップル製品ファンが判明しそうにないのは残念かもしれません。

 

Source:Elon Musk(Twitter)
via:AppleInsider

偽アカ増加でTwitter Blue加入を一時停止か、マスク氏は新システム導入を示唆

Twitterの有料プラン「Twitter Blue」の加入ボタンがiOSアプリから消滅したことが、海外メディアのThe Vergeにより報告されています。またTwitterのオーナーとなったイーロン・マスク氏によれば、近日中にも新たな認証システムを導入するようです。

↑shutterstock.comより

 

TwitterはTiwtter Blueを月額8ドル(約1100円)に値上げするとともに、誰でも「認証バッジ」が利用できるシステムを導入しました。しかしこれにより、いたずら目的のアカウントが多数登場したほか、なりすましの企業アカウントの偽情報により株価が下がり、謝罪に追い込まれるなどの被害も報告されています。

 

現在TwitterはTwitter Blueに加入ができなくなっている原因を説明しておらず、Androidアプリでは引き続き加入が可能だという報告もあります。また海外メディアのPlatformerのZoe Schiffer編集者によれば、すでにTwitter Blueに加入しているユーザーは引き続きその機能が利用できるようです。

 

そんなTwitter Blueの混乱の最中、マスク氏は「組織による関連アカウントの検証を近日中に可能にする」とのツイートを投下。まだその詳細はわかりませんが、認証バッジを得たアカウントの正当性を検証する仕組みが導入されるようです。

 

というわけで、大混乱といっても差し支えのないTwitterの現状。「(Twitterは)今後数か月、間抜けなことをたくさんするだろう」というマスク氏の予言は、現実のものとなりそうです。

 

Source: The Verge, Elon Musk / Twitter via Engadget

マスク氏「ツイッターの倒産もありうる」……リモートワークは廃止へ

実業家のElon Musk(イーロン・マスク)氏は、買収したツイッターについて「倒産もありうる」との見方を示しました。また、同社従業員のリモートワークを禁止しています。

↑rafapress / shutterstock.com

 

ツイッターの買収以来、大量の従業員の解雇や有料プラン「Twitter Blue」の機能追加など、さまざまな改革を持ち込んでいるマスク氏。また今後は、有料ツイートの導入なども噂されています。

 

マスク氏はツイッターの社員に向けて、同社が巨額の損失を出していることを説明。そのうえで、倒産もありえない話ではないと語りました。ツイッターでは同氏の買収以来、さまざまな広告主が出稿を取り下げており、今後の成功は刷新されたTwitter Blueにかかっていると発言しました。

 

さらにマスク氏は、ツイッターの従業員に対してリモートワークを禁止し、特別な許可がない限りは週に40時間はオフィスで過ごす必要があると述べています。これは、マスク氏が率いる電気自動車のTesla(テスラ)や宇宙開発企業のSpaceX(スペースX)と同じポリシーです。

 

公式バッジの導入が見送られたりなりすましアカウントが認証バッジをゲットするなど、混乱するツイッター。今後同プラットフォームは、どのような方向を目指しているのでしょうか。

 

Source: Engadget 1, 2

ニセのイエス・キリストやトランプ元大統領が「認証バッジ」をゲット! ツイッターが大混乱

ツイッターでは誰もが月額8ドルの有料サービス「Twitter Blue」に課金することで、アカウントの横に表示される「認証バッジ」がもらえるようになっています。以前は「ツイッター社が本人だと確認しました」という事実を示していましたが、今では「お金を払っています」以上の意味はなくなりました。

↑“認証バッジ”とは一体……

 

その新機能がスタートした直後、偽のイエス・キリストやドナルド・トランプ元大統領、さらに偽の任天堂アメリカ法人などが「認証バッジ」を付ける奇妙な現象が巻き起こりました。

 

たとえば「Donald Trump」は、「これがイーロン・マスクの計画が上手くいかない理由だ」とツイート。もちろん本物のトランプ元大統領は、ツイッターアカウントが永久凍結されたままです。

 

また、前からあったパロディアカウントの「Jesus Christ」(イエス・キリスト)も認証を受けることができました。

 

ほか、Nintendo of Americaを名乗る偽アカウントも認証バッジをゲット。任天堂公式サイトの画像をコピーして指の一部を加工しているようですが、およそ2時間ほど生き延びられたようです。

 

NBAのスーパースター選手であるレブロン・ジェームズを騙るアカウントや、PCゲームプラットフォームValveの偽物も認証バッジを付けていたとのこと。これらは「パロディと断らないなりすましはアカウント永久凍結」という新ルールで処分されていようですが、次々と偽物が現れるイタチごっことなっています。

 

ツイッターは一時、すでに認証バッジが付与されていたアカウントに「公式」ラベルを表示しましたが、1日足らずで撤回しています。今後も、認証バッジをめぐる混乱はしばらく続きそうです。

 

Source:The Verge

ツイッター、クビにした一部社員に復帰呼びかけか。Blue新機能は中間選挙後に?

大量のレイオフ(整理解雇)をおこなったツイッターが、一部の従業員に復帰を求めていることが、Bloombergにより報じられています。また、有料プラン「Twitter Blue」の新機能は米中間選挙の後にリリースされるようです。

↑Sergei Elagin / Shutterstock.com

 

報道によれば、従業員の約半分を解雇したとされているツイッター。しかしBloombergによれば、ツイッターを買収したElon Musk(イーロン・マスク)氏は「新機能を実装するために不可欠な従業員を誤って解雇してしまった」ことに気づき、復帰を求めているようなのです。また、AndroidとiOS向けアプリの開発者が足りなくなっているとの情報も伝えられています。

 

また、ツイッターはTwitter Blueを月額8ドル(約1200円)に値上げした上で、「だれでも認証バッジが使える」「広告表示が半分に減らせる」「より長い動画が投稿できるようになる」「自分のコンテンツが優先的にランキングされる」などの新機能の導入を予定しています。

 

しかしニューヨーク・タイムズの報道によれば、この新機能は11月8日に実施される米中間選挙の後、つまり11月9日に導入されると伝えています。これは、認証マークを使っているのが本人かどうかを見分けることができず、選挙への悪影響を懸念しての判断だそうです。

 

マスク氏の買収以来、ドラスティックにすすむツイッターの改革。若干の混乱は避けられないでしょうが、より使いやすいプラットフォームに進化してほしいものです。

 

Source: Bloomberg via Engadget, The New York Times via The Verge

ツイッター、「パロディ」と書かないなりすましは警告なしでアカウント永久凍結! イーロン・マスク氏の独断?

ツイッター社のオーナーとなったイーロン・マスク氏は、複数の有名人がアカウント名を「イーロン・マスク」に変更したことを受けて、パロディであると明記せずに他人になりすましたユーザーは警告なしにアカウントを永久凍結するとツイートしました。

↑ツイッターはどうなってしまうのか

 

さらにマスク氏は、以前はアカウント凍結前に警告を出していたが、アカウント検証を広く行うことになったため、警告はなくなると説明しています

 

この件が衝撃的だったのは、マスク氏が「ツイッターではお笑いが合法になった」とつぶやいてから数日しか経っていないためです。今のツイッターでは、マスク氏がいつでもルールを変更できるようです。

 

たとえばコメディアンのキャシー・グリフィン氏サラ・シルバーマン氏などは、アカウント名を「イーロン・マスク」に変えた直後、アカウントを一時的に制限されたり永久凍結されています。

 

以前からツイッターのポリシーには、他人になりすましたり偽名を使う行為についての項目があります。これに違反した際はプロフィールのコンテンツの編集を要請されることがあり、「最初の警告を受けた後に」再度このポリシーに違反した場合は、アカウントは永久に凍結されるとのこと。つまり、一度は事前に警告が受けられるはずでした。

 

しかしマスク氏のツイートによれば、なりすまし行為は一発でアウトということ。偽名を元に戻す猶予も与えられず、初犯でアカウント永久凍結されるようです。

 

それにマスク氏は、コンテンツモデレーション評議会を招集するまでは、重大なコンテンツに関する決定は下さないと述べていました。にもかかわらず、独断でアカウント永久凍結の裁定を下したようです。また新たなルール変更は、ツイッターの利用規約にも反映されていません。

 

ただのマスク氏の気まぐれでアカウントを凍結されるなら、安心してツイッターを楽しむこともできないはず。ツイッターのオーナーに相応しい、理性的な振る舞いを期待したいところです。

 

Source:Elon Musk(Twitter)
via:The Verge

認証マークがもらえる新Twitter Blueにむけ、iOSアプリがアプデ!

TwitterはiOS向けアプリをアップデートし、今後導入される有料プラン「Twitter Blue」の新機能への対応の準備をすすめています。

↑XanderSt / Shutterstock.com

 

Twitterを買収した実業家のElon Musk(イーロン・マスク)氏が導入を示唆していた、Twitter Blueの新機能。同プランでは今後、加入者が誰でも利用できる「認証バッジ」が用意され、また月額料金は8ドル(約1200円)へと値上げされます。

 

現時点ではTwitter Blueの新機能は、まだ配信されていません。しかしアプリのアップデートの説明によれば、新機能では認証バッジだけでなく、「広告表示が半分に減らせる」「より長い動画が投稿できるようになる」「リプライ、メンション、検索で、あなたのコンテンツが優先的にランキングされるようになる」などの変更が今後予定されています。

 

Twitter Blueは現在、米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドにて提供中。残念ながら、日本を含めたほかの地域への拡大の予定はまだ発表されていません。Twitterは編集機能を誰でも無料で使えるように変更するとも報じられており、今後もさらなる改革に期待したいものです。

 

Source: App Store, Esther Crawford / Twitter via MacRumors

ツイッターの編集機能、無料で使えるようになるかも!

ツイッターの有料プラン「Twitter Blue」にて提供されている編集機能が無料で公開される可能性を、海外メディアのPlatformerが報じています。

↑Koshiro K / Shutterstock.com

 

現在ツイッターは月額4.99ドル(約740円)のTwitter Blueにて、編集機能を含むさまざまなオプションを提供しています。また先日にツイッターを買収した実業家のイーロン・マスク氏は、今後のTwitter Blueの8ドル(約1180円)への値上げや、認証バッジの提供を示唆しました。

 

Platformerによれば、現在ツイッターではこの編集機能の無料での提供を、Twitter Blueの変更と並行してすすめているとのこと。なお、現時点では具体的なサービスの提供/変更時期については報じられていません。

 

 

マスク氏はツイッターの買収完了以前にも、「(ツイッターに)編集ボタンは欲しいかい?」と発言したことがありました。その後、実際に同サービスに編集ボタンが実装されたのです。

 

Twitter Blueは現在日本では提供されていませんが、もし編集機能が無料開放されるとすれば、日本でも利用できるようになるかもしれません。マスク氏によるツイッターの改革に、期待したいものです。

 

Source: Platformer via Engadget

 

 

打倒TikTok? マスク氏が「Vine」を復活させるかも

実業家のイーロン・マスク氏がすでにサービスが終了したショート動画プラットフォーム「Vine(ヴァイン)」の復活を指示したことが、海外メディアのAxiosにより報じられています。

↑Yeamake/shutterstock.comより

 

Vineは6秒のループ動画を共有するサービスとして、2013年にサービスが正式リリースされました。また、リリース前の2012年にはツイッターに買収されています。動画は独自アプリやツイッター、フェイスブックなどで閲覧することができましたが、残念ながら2017年にサービスが終了しています。

 

今回の報道によれば、マスク氏はすでにツイッターのエンジニアにたいして、年内にVineのサービスを再開できるように指示したとのこと。なおVineのソースコードはサービス終了から手がくわえられておらず、「多くの作業が必要です」という開発者のコメントも報じられています。

 

またマスク氏もツイッターにて、「Vineを復活させるべきか」というアンケートを実施。これには69.5%の賛成票が集まりました。

 

現在はショート動画プラットフォームが非常に勢いがあり、TikTokだけでなくYouTubeやInstagramも同サービスに参入しています。そんな中、かつてサービスを終了したVineが復活するとすれば、どれだけの人気を集めることができるのでしょうか?

 

Source: Axios via MacRumors

ツイッターの認証バッジ、月額3000円で販売? イーロン・マスクが「11月7日までに間に合わなければクビ」と指示か

米国の実業家イーロン・マスクがツイッター社の買収を完了しましたが、すぐさまパラグ・アグラワルCEOほか複数の幹部を解雇するとともに、社内では大規模なリストラの準備を始めたと伝えられていました

↑マスク氏の買収で、Twitterはどう変わる?

 

そんななか、これまで無料だったツイッターの認証バッジ(青いチェックマーク)を月額20ドル(約3000円)にすると噂されています。

 

テックメディアThe Vergeによれば、有料認証を導入する期限は11月7日と定められ、このプロジェクトに関わる従業員は期限を守ってシステムを導入できなければクビだと申し渡されたそうです。

 

この計画は、ツイッターの有料サブスクリプション「Twitter Blue」を月額4.99ドルから19.99ドルに引き上げるとともに、ユーザー認証も行うサービスに変更しようとするもの、とのこと。認証済のユーザーも90日以内に有料サービスに加入しなければ、チェックマークを失うことになると伝えられています。要は「認証バッジを月額30ドルで販売する」というわけです。

 

実際マスク氏は「認証プロセスを全面的に刷新中」とツイートしており、認証バッジ周りを劇的に変えるつもりである可能性は高いようです。

 

マスク氏が公式アカウントで「Chief Twit」(ツイッターのトップ)と名乗ってから数日しか経っていませんが、矢継ぎ早にシステムの変更を打ち出しています。さっそくログインしていないユーザー向けのホームページを変更し、タイトル画面とアカウント作成を勧めるものから、いきなり流行りのツイートやニュース記事を表示するExploreページにリダイレクトするよう切り替えたという具合です。

 

有料サブスク「Twitter Blue」はほぼ1年前に、米国やカナダなど一部の国を対象として始まりました。初めはツイートの取り消し(最大30秒まで)やブックマークフォルダなどが利用でき、最近では投稿済みツイートの編集機能を(一部の国で)追加しています。

 

その後もツイッター社の収益のうち大部分が広告が占めていることに変わりはありませんが、マスク氏はサブスクを収益の半分にまで成長させたいと推測されています。

 

そもそも日本ではTwitter Blueが未提供なのですが、11月7日には国内の有名人が一斉に認証バッジがはく奪されるのか興味深いところです。

 

Source:The Verge

イーロン・マスク氏「Twitter社員を大幅削減するかも」

米ツイッターの買収にとうとう合意したと報じられる実業家のイーロン・マスク氏は、同社の従業員の75%の削減を計画していることが、ワシントン・ポストの報道により伝えられています。

↑ツイッターの買収に合意したイーロン・マスク氏

 

今年4月にツイッターの買収を発表したマスク氏ですが、その後はツイッターのフェイクアカウントの数を問題視したマスク氏とのツイッターとの間で法廷闘争に発展しそうになるなど、さまざまな紆余曲折がありました。最終的に、マスク氏は当初提案していた440億ドル(約6兆6000億円)でのツイッターの買収を再提案しています。

 

今回の報道によれば、マスク氏は現在7500人いるツイッターの社員を75%削減し、2000人に減らす計画とのこと。さらにツイッターも買収が締結するかどうかに関わらず、レイオフの計画をすすめていることが報じられています。

 

ワシントン・ポストによれば、ツイッターの首脳陣は大規模なインフラ削減とデータセンターの閉鎖とともに、約8億ドル(約1200億円)の給与削減を計画しており、約1900人の従業員に影響する25%と比較的小規模な人員削減を計画していることが伝えられています。

 

一方でツイッターの最高法務責任者(CLO)のSean Edgett氏はブルームバーグに寄せたメモの中で、「コスト削減に関する計画と話し合いは今年のはじめにおこなわれたが、合併契約が締結された時点で停止した」とも語っています。

 

現時点ではツイッターのレイオフ計画が実施されるかどうかは不明ですが、買収後にマスク氏が大鉈を振るう可能性は十分にありそうです。

 

Source: The Washington Post, Bloomberg via Engadget

Twitterの編集機能がついにテスト提供へ! ただし日本では……

米ツイッターは、ツイートの編集機能を今月中に試験的に提供すると発表しました。

↑Twitter

 

Twitterといえば、一度ツイートした内容は変更できないのがこれまでの常識。しかし今年4月には有料プラン「Twitter Blue」の会員向けに、ツイートの編集機能を提供すると発表していました。

 

米ツイッターによれば、ツイートの編集機能では「Edit Tweet」より、ツイートしてから30分以内なら数回の内容の変更が可能になります。これはツイートの趣旨を変更するというよりも、誤字脱字の修正や、タグの追加を想定したものという印象です。

 

ツイートが編集されると、ツイートの下に「Last edited」の文字が表示され、ここをタップすると編集履歴をすべて閲覧することができます。米ツイッターによれば、これは「会話の整合性を保つ」ための仕様とのこと。

 

この機能はTwitter Blueが提供されるうちの、「1カ国」から展開が開始されます。Twitter Blueは米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでのみ提供されており、残念ながら日本は対象外。つまり、日本でツイートの編集機能が利用できる時期は現時点では不明です。

 

これまでTwitterでは誤字やリンク、タグの貼り忘れを見つけたら、ツイートを消して送信し直すしか方法がありませんでした。今回の編集機能の追加により、ユーザーの利便性がより高まるのは間違いなさそうです。

 

Source: Twitter via 9to5Google

アップル、個人情報をあまり集めていなかったと明らかに。そして最も集めていた企業は…

これまでアップルは、プライバシーは「基本的人権」だと主張し、個人情報を集めないことをアピールしてきました。他のハイテク大手と違って広告で稼いでいるわけではないので、ユーザーの行動を追跡してデータを集める必要もない、というわけです。

↑アップル、個人情報をあまり集めていなかった…

 

さて新たな調査では、本当にアップルが他の企業よりも集めているユーザーデータが少ないことが分かりました。

 

調査会社StockAppsの分析によると、グーグル、ツイッター、アップル、アマゾン、Facebookを含む5つの大手デジタル企業のうち、Googleはユーザーに関するデータを最も多く集めているそうです。

 

具体的には、グーグルがユーザーごとに39個のデータポイントを収集しているのに対して、アップルは12種類に留まっているとのことです。また意外とも思えるのが、Facebookがアップルよりわずか2ポイント多いだけ、ということでしょう。

 

アップルとFacebook(現在はMeta社の傘下)は、プライバシー情報の扱いをめぐっては正反対の立場にあります。かつてアップルのティム・クックCEOがFacebookのプライバシー基準を批判して「我々は顧客を商品とは思っていない」と発言。それに対して、FacebookのザッカーバーグCEOが激怒したとの噂話もありました。

 

なぜFacebookが集めている個人情報が少ないかといえば、それは「保存しているデータのほとんどはユーザーが入力した情報である」からだそうです。つまり自分から集めに行かず。ユーザーが自発的に差し出したものを受け取る分が多いようです。

 

今回の調査によると、アップルはユーザーのアカウントを維持するために必要な情報だけを保存しているとのことです。ちなみにツイッターやFacebookは「必要以上に情報を保存している」とされています。

 

またアマゾンも同じく、最もプライバシーに配慮している企業だと評価されています。両社のウェブサイトともに、グーグルやツイッター、Facebookほど広告収入に依存していないためです。

 

StockAppsは、これらデータをかき集める企業がデータの量よりも、特定カテゴリーでのデータに焦点を当てていると分析しています。たとえばグーグルは個々のユーザーにつき、より多くの異なるタイプの情報を集めているという具合です。

 

今回のレポートで注目すべきは、グーグルが「ユーザーの位置情報を保持している」のが大きな懸念だ、と指摘している点でしょう。ユーザーのオンラインとオフラインの行動を結びつける位置情報は、プライバシーを守る上でホットな議論を呼んでいるためです。

 

先日もグーグルは、幼い息子が痛がるため、リモートで医師に診断してもらうために股間を撮影した写真をアップロードした父親のアカウントを凍結したことが注目を集めていました(警察は事件性なしと判断したが、グーグルは凍結を解除せず)。ハイテク大手が暴走するとブレーキを掛ける方法がほとんどないため、細心の注意を払うよう願いたいところです。

 

Source:StockApps
via:9to5Mac

マスク氏「ツイッターのドーシー前CEOを裁判に召喚する」

法廷闘争に発展してしまった、実業家のイーロン・マスク氏による米ツイッターの買収。これに関して、前CEOのジャック・ドーシー氏がマスク氏により法廷に召喚されることとなりました。

↑Sergei Elagin / Shutterstock.comより

 

マスク氏は今年4月に、総額440億ドル(約6兆円)でのツイッターの買収を発表していました。しかし、フェイクやスパムアカウントの割合が確認できないとして、マスク氏は買収を中断。その後、ツイッターはマスク氏の提訴に至ったのです。

 

そしてマスク氏の代理人をつとめる弁護士は10月の裁判に向けて、ドーシー前CEOを召喚すると発表しました。なおドーシー氏は以前に、「マスク氏は私が信頼する唯一の解決策だ」「不可能な状況から会社を救う」と語り、マスク氏の買収を支持していたこともあります。

 

マスク氏から召喚されたツイッターの元幹部はドーシー氏だけではなく、プロダクトチーフ職を最近更迭されたKayvon Beykpour氏、前収益責任者のBruce Falck氏も召喚状を受け取っています。

 

ツイッターの前CEOを巻き込んで、さらに泥沼模様となっている同社の買収計画。はたしてマスク氏は、このような状況を想定して買収を提案していたのかが、気になります。

 

Source: Bloomberg via Engadget

ツイッター社、匿名アカが身バレする恐れある540万件のデータが漏えいしたと認める

ツイッター社は修正済みのゼロデイ脆弱性により、匿名アカウントの身元バレに繋がる情報が漏えいしていたことを認めました。これを悪用したハッカーが、540万人分もの名簿を販売していたとの報道を受けてのことです。

↑Twitter

 

この情報漏えいは、今年1月に発見された脆弱性により可能になったこと。Twitterのアカウントに紐付けられた電話番号やメールアドレスが、たとえプライバシー設定で非表示にされていても取得できてしまうというものです。

 

それにより作られた540万件もの名簿は売りに出されており、Restore Privacyもサンプルをダウンロードしたところ、実在の人物のものだと確認が取れたと報告しています。

 

またBleepingComputerによれば、この名簿は2021年12月に盗み出されたデータから作られたものだそうです。それは電話番号やメールアドレスのほか、フォロワー数やユーザー名、ログインネームや住所、プロフィール画像URLなどの公開情報もセットになっているとのこと。その時点でハッカーは3万ドルで販売しており、関心のある買い手もいると述べていたと伝えられています。

 

そしてツイッター社は悪用された脆弱性が、2022年1月にバグ報奨金プログラムの一環として報告されたゼロデイ脆弱性と同じものだったと認めたしだいです。このバグは2021年6月に更新されたコードによるもので、報告を受けたとき直ちに修正したとのこと。その当時は「誰かがこの脆弱性を利用したという証拠はなかった」と語っています。

 

今回の情報漏えいではパスワードの流出はなかったものの、ツイッター社はセキュリティ対策として、不正なログインを防ぐためにも、アカウントに2ファクタ認証を有効にするようユーザーに呼びかけています。

 

とはいえ、匿名アカウントで活躍している人は身元を隠すなりの事情が何かしらあるはず。すでに知人や取引先に広く知られている電話番号やメールアドレスからユーザー名を逆引きできれば、それは身元バレにも繋がることになります。

 

そのためツイッター社は、すでに知れ渡っている電話番号やアドレスなどを使わないようにして、なるべく匿名性を守るようにお勧めしています。

 

それが普通の人であれば、最悪でも人間関係が壊れるか仕事を失うだけで済みますが、言論を弾圧する政府を批判するジャーナリストなどは命取りにもなりかねません。ツイッター社も、国家やその他の組織に狙われる可能性ある匿名アカウントの人々に、特に注意を呼びかけています。

 

またセキュリティを固めるための2ファクタ認証も、電話番号が漏れてしまえば守りが半減してしまいます。今回はツイッター社の落ち度とはいえ、ユーザーも他人には教えていない電話番号を登録する、漏えいが通知されたなら電話番号を変えるなど、自衛策を講じた方がよさそうです。

 

Source:Bleeping Computer
via:9to5Mac

「埋め込みツイート」を編集したらどう見える? アプリ研究者が予想

ツイッターは、2022年4月にツイートの編集機能を開発していることを明かしました。それから数か月経ちましたが、それはいまなお開発中で、公式に詳しくは説明されていません。一応は編集履歴、つまり「最初に書いていたこと」は残るかもしれないことや、「編集済み」マークが付くことは予想されていますが、まだまだ謎は残っています。

↑噂の編集機能はどうなる?

 

そんななか、アプリ研究者のさらなる分析により、「埋め込みツイートを編集した場合、どのように表示されるか」が明らかにされました。

 

アプリ研究者のJane Manchun Wong氏は、あるサイト(ニュースサイト等)に埋め込まれたツイートが編集されたらどう見えるのかを解説しています(以下)。

まず「埋め込み後に編集」の場合、埋め込みツイートは編集後も元の発言のまま表示され、新バージョンへのリンクが付くだけ。そのリンクをクリックすると、ようやく編集後のツイートが表示される仕組みになっているようです。こうすれば「都合の悪いことは後から編集してもみ消し、悪質な業者が繁盛しやすくなる」という心配が鎮まるのかもしれません。

 

では、すでに編集済みのツイートを埋め込むとどうなるのか? この場合は、編集後の新たなツイートだけが表示され、古いバージョンは表面には現れません。しかし、編集済みツイートの下にはタイムスタンプと「Last edited」というテキスト、すなわち「最後に編集した日時」が付けられ、過去にも遡れるというわけです。

 

ツイッターはこの機能を一般ユーザーに提供する前に、まず有料プラン「Twitter Blue」の会員限定でテストする予定。Blueの月額料金は2ドル(約270円※)値上げされたばかりですが、その価値に見合うかどうか、世間の目も厳しくなりそうです。

※1ドル=約133.8円で換算(2022年8月4日現在)

 

Source:Jane Manchun Wong(Twitter) 
via:Engadget

3200以上のモバイルアプリにTwitterアカウントの乗っ取りリスク発見される

芸能人や政治家らが「ツイッターのアカウントを乗っ取られた!」というのは、残念ながらよくあること(本当かどうかはさておき)。そうした乗っ取りリスクが、なんと3200以上のモバイルアプリで見つかったと報告されています。

↑Shutterstockより

 

セキュリティ研究企業のCloudSEKは、3200以上のモバイルアプリに開発者のミスがあり、ツイッターのアカウントの全部または一部機能の乗っ取りが可能とのレポートを発表しています。

 

これによりできることは、DMの閲覧やリツイート、リツイート、いいね!を付けることやフォロワーの削除、任意のアカウントのフォローやアカウント設定、表示画像の変更といったところです。

 

ただ乗っ取られる可能性のあるアカウントは、ユーザーではなくアプリ開発者のものだけというのが不幸中の幸いです。とはいえ、有名で認証済みのアカウントが標的とされることも意味しており、ボット軍団がフェイクニュースをばら撒く危険が生じるとも指摘されています。

 

もう1つのリスクは、ツイッターで流行している暗号通貨などの詐欺の宣伝に使われること。さらに攻撃者がDMを読むことで機密情報が流出するおそれもあります。

 

なぜ、こうした問題が起こっているのか。それはモバイルアプリ開発者に与えられる特別な認証キー(トークン)が漏れてしまっているためです。

 

モバイルアプリをツイッターと紐付けるとき、開発者にはトークンが与えられ、それによりアプリとツイッターのAPI(外部サービスの機能と連携できる仕組み)がやり取りできるようになります。この認証キーを使うことで、誰もが本来のユーザー(この場合は開発者)に成り代わってツイッターの各種アクションを実行できてしまう……Bleeping Computerはそうした趣旨を説明しています。

 

では、どうして認証キーが流出したのか。CloudSEKによれば、アプリ開発者がそれをツイッターAPIに埋め込み、アプリを公開する前に削除し忘れるというミスから起こることが一般的だそうです。

 

この問題を抱えたアプリには、数百万人ものユーザーがいる、非常に人気の高いものもあるそうです。しかしCloudSEKが警告してから丸々1か月が経っても、ほとんどの開発者がこの問題を修正していないため、あえてアプリの名前は公表されていません。いまからでも遅くないので警告に耳を傾け、速やかに不具合が直されることを祈りたいところです。

 

Source:CloudSEK

ツイッター、iOSアプリをアカウントなしで使えるお試し版をテスト中。初心者に慣れてもらうため

ツイッター社は新たなユーザーを増やすための新たな取り組みとして、初めて使う人がアカウントなしで公式iOSアプリをお試しできる「Try Twitter」をテスト中だと発表しました。

 

ツイッター公式には少数のユーザーに提供中だと述べられているものの、一部の国に限られているか、それとも全世界に展開しているかは明らかにされていません。

 

試用版ながらも他人のツイートを読んだりレスを付けたり、最大50人のユーザーをフォローもできるとのこと。またツイートの検索や、ニュースやトレンドの話題を探せるほか、通知も受け取れる予定だそうです。

 

これは、今までのツイッター用アプリの使い方から大きく外れているものです。現在のところ、公式アプリでツイートを見るだけでもアカウントを登録する必要があります(ウェブ版ではユーザー登録やログインしなくともツイートを読むことは可能)。

 

もちろんお試し版だけに、何もかもできるわけではありません。アカウント登録しないとリツイートやいいね!はできず、少なくとも今回のテストでは新たにツイートもできません。

 

また、ユーザー情報に基づいたパーソナライズ(その人に合わせた広告やトレンドなどの表示)もあまり機能しません。一応はフォローしている人や行ったことのある場所に基づく限られたパーソナライズ設定はできるそうです。もっとも、パーソナライズを歓迎しているとの声もあまり聞こえないため、さほど問題はないのかもしれません。

 

もともと「Try Twitter」機能は、ツイッター社が自ら公開したものではありません。まずアプリ研究者のJane Manchun Wong氏が最初に発見し、それを同社のプロダクトマネージャーLaura Burkhauser氏がテストしていることを認めたかっこうです。

 

Burkhauser氏は、このテストの狙いはユーザーがアカウントを作成しなくてもツイートを読んだり、フォローに基づくタイムラインを作るといったツイッター体験を「得られる」ようにすることだと述べています。いったんTwitterのインターフェイスに慣れてしまえば、そこからアカウントを作ってより多くのツイートを読んだり、自らツイートを投稿するようになる、という流れが期待されているようです。

 

ツイッター社は買収計画を撤回したイーロン・マスク氏と揉めている真っ最中ですが、いずれにせよビジネスの基盤となるユーザー数を増やすことが最優先事項であるのは変わりないはず。

 

そもそもマスク氏が買収に逃げ腰になった理由の1つも、同社を成長軌道に乗せることが無理だと見切ったためではないかとの憶測もありますが、ツイッターなしでは生きていけない人たちのためにも健闘を祈りたいところです。

 

Source:TechCrunch

約660円は高い? Twitter有料プランが海外で値上げ

米ツイッターは海外で提供している有料プラン「Twitter Blue」にて、月額料金の値上げを発表しています。

↑Twitter

 

Twitter Blueは有料のサブスクリプションプランで、ツイートの取り消しやナビゲーションバー、アプリアイコンのカスタマイズなどの機能が利用可能です。現在は米国、カナダ、オースラリア、ニュージーランドにて「Twitter for iOS」で利用でき、米国での月額料金は2.99ドル(約400円)となっています。

 

しかし今後、米国におけるTwitter Blueの価格は2.99ドルから4.99ドル(約660円)へと値上げされます。また同サービスが提供されている他国でも、値上げが実施。この新しい価格は、新規加入者に対してはすでに適用が始まっています。

 

一方で従来の加入者にたいしては、10月まで従来の料金が維持され、新料金が適用される少なくとも30日前には解約の機会が与えられます。また今後は、Twitter Blueの機能として「より快適な読書体験」が提供される予定です。

 

ツイッターは「必要な機能を追加し続け、現在のTwitter を改善し、ジャーナリズムをサポートする」ために、今回の値上げが必要だったと説明しています。実業家のイーロン・マスク氏による買収計画が破綻したり、第2四半期収益が前年同期比で落ち込んだりと、ツイッターを取り囲む環境は順風満帆とはいえないようです。

 

Source: Matt Navarra/Twitter via The Verge

便利になる? Twitterが写真も動画もGIFも一度にツイートできる新機能をテスト中

ツイッター社は写真や動画、GIFのすべてを一度に投稿できるテストを始めました。これまでは1つのツイートにつきテキスト本文+1種類のメディアしか含めることができませんでしたが、複数の形式を組み合わせて自己表現できるようにする格好です。

↑ツイッターがまた新機能をテスト中か

 

もともとは何人かのユーザーのもとに予告なく新機能が現れ、驚く事例が相次いでいました。そこで米TechCrunchがツイッター社に確認を取ったところ、期間限定で一部のユーザーに提供すると認めた次第です。また、ツイート内の写真と動画、両方ともタグを追加できるとも付け加えられています。

 

ツイッター広報によれば「フォーマットに関係なく、最大4つのメディアを1つのツイートに含められる新機能を、期間限定で一部のアカウントでテストしています」とのこと。最近はビジュアルを織り交ぜたやり取りがさかんで、写真やGIF、動画を使って会話を盛り上げる人が増えているそう。

 

そして今回のテストはツイッターが280文字(日本語や韓国語、中国語を除く)を超えてよりクリエイティブに自分を表現したいユーザーが「どうやってこれら異なるメディア形式を組み合わせているかを学びたい」とのことです。

 

ただ、これらメディアを混ぜこぜにしたツイートが、ほかの人のタイムラインでどのように見えるのかは明らかではありません。TechCrunchは、ツイッター社に詳細を問い合わせ中です。

 

なお、これに先立つ4月、アプリ研究者のAlessandro Paluzzi氏はいち早くこの新機能を見つけていました。公開されたスクリーンショットを見るかぎり、ツイートする人は作成画面でそれぞれのメディアをカルーセル(横にスライドできるパネル)で確認でき、削除や追加、順番の入れ替えも簡単にできるようです。

 

ここ数か月、ツイッター社はさまざまな新機能のテストを実施してきました。最近も「ネタバレ警告」や「アドバイス求む」「旅行中」などの現状を(ツイート本文に含めず)表示するステータス機能を実験中と明かしています

 

それらすべてが、正式に一般ユーザーへの展開にこぎ着けるとは限りません。2人が共同でつぶやける「CoTweet」も誰が使うんだと危ぶむ声が聞こえていましたが、トライアンドエラーを繰り返していい方向に進化することを願いたいところです。

Source:TechCrunch

Twitterスペース、モバイルアプリで「会話の切り抜き」をシェア可能に! 他の人も美味しい部分が聴ける

ツイッター社は、Twitterが音声チャットサービス「スペース(Spaces)」から短い会話を切り抜いて(クリップ)シェアできる機能を、iOSおよびAndroidアプリで展開することを発表しました。

 

このスペースとは、ツイッター上で音声を使ったリアルタイムの会話ができる機能です。もともとはコロナ禍の巣ごもりで広まったClubhouseに対抗して打ち出されたものでしたが、スマートフォンだけでなくデスクトップ(PC)でも使えるようにしたり、ボイスチェンジャーを追加したりと充実に努めており、今ではすっかり定着した印象があります。

 

今後は会話が交わされたライブスペース(部屋)にいた人であれば、誰もがツイッター上でシェア可能な音声クリップを作ることができ、その場にいなかった人たちにもトークの面白い部分を聞いてもらえるようになります。

 

この機能は3月に一部ユーザーを対象にテストが始まっていましたが、ようやく一般に公開されるかっこうです。その当時はスペースの主催者だけがクリップを作れましたが、正式版ではリスナーとして聞いていただけの人でも作成し、ツイッター上で共有できます。7月21日現在では、iOSとAndroid向け公式アプリのユーザーに限られていますが、ゆくゆくはウェブ版(デスクトップPCでブラウザ経由している)人にも提供される予定だそうです。

 

ツイッターはスペースの録音について少しずつ機能を追加しており、もともと一部のユーザーに限られていたのが、今年初めには全ユーザーが録音可能となりました。ただし、録音が再生できるのはスペースが終了してから30日間のみとなっています。

 

逆にいえばツイッターの運営側も、すべてのスペースを録音しています。さらに規約違反が判明した場合は最大120日間保存されることになり、「この場かぎりの話」や「暴言を言いっぱなし」は通用しないことは注意しておきたいところです。

 

Source:Spaces(Twitter) 
via:MacRumors

マスク氏「ツイッター裁判、来年まで延期できない?」

実業家のイーロン・マスク氏は中止を発表した米ツイッターの買収計画について、「裁判の開始を2023年2月に延期できないか」と、裁判所に要請しています。

↑Rokas Tenys/Shutterstock.com

 

マスク氏は今年4月にツイッターの買収を発表していましたが、「全アカウントにおけるスパム/フェイクアカウント」の割合が5%未満かどうかが確かめられない」と、難色を表明。その後に買収の中止を発表し、一方でツイッターはマスク氏の提訴を表明していたのです。

 

マスク氏の弁護団はツイッターによる提訴に対し、「ツイッターが不当に早い裁判を要求している」と主張。「2か月間の足止めと混乱を続けた後、ツイッターが突然ワープスピードでの裁判を要求したのは、スパムアカウントに関する事実を隠蔽し、被告を追い込むための戦略だ」としているのです。

 

マスク氏が2023年2月移行の裁判を求める一方、ツイッターは10月24日の決着に向け、9月末までに結論が出るように4日間の裁判を要求しています。またデラウェア州裁判所のカタリーン・マコーミック判事は9月の裁判に向けて、7月19日に90分の審理を行う予定です。

 

まさに泥沼の様相となってきた、マスク氏とツイッターの法廷論争。裁判の後送りを要請したマスク氏が弱気のようにもみえますが、はたして審判はどちらに下ることになるのでしょうか。

 

Source: Bloomberg via Engadget

泥沼化は必至! ツイッター社がイーロン・マスクを提訴へ

米ツイッターが買収計画を破棄した実業家のイーロン・マスク氏をデラウェア州にて提訴したと、ロイター通信が報じています。

↑Sergei Elagin / Shutterstock.com

 

今年4月に発表された、マスク氏によるツイッターの買収計画。総額440億ドル(約6兆円)と巨額なこの買収提案は、翌月にはマスク氏が「フェイクやスパムアカウントが5%未満であることを確認できない」と主張し、買収金額の引き下げを示唆したことで、さっそく暗雲が漂っていました。ツイッター側は社内データをマスク氏に開示するなど買収計画に前向きでしたが、とうとう7月にはマスク氏から買収の中断が発表されたのです。

 

報道によれば、ツイッターはマスク氏が「会社(ツイッター)を破壊し、業務を混乱させ、株主価値を毀損した」として、訴訟に踏み切りました。なおツイッター側の主張が認められれば、マスク氏は10億ドル(約1400億円)の和解金を支払うことになります。

 

一方でマスク氏は、「フェイクやスパムアカウントが5%未満であるというツイッターによる主張は、信用できない」と伝えています。そしてツイッターが要求した情報を提供しなかったとして、契約上の合意を遵守しなかったと主張しているのです。

 

今後は裁判にて、ツイッターが主張する5%未満のフェイク・スパムアカウントという数字が精査されるものと予測されます。ツイッターは引き続き買収の締結を望んでいるようですが、マスク氏がどの程度真剣に買収計画を提案したのかが、なんとも気になるところです。

 

Source: ロイター通信 via MacRumors

ツイッター、会話から抜け出せる「アンメンション」機能を全ユーザーに提供! 巻き込まれリプをシャットアウト

ツイッター社は、ユーザーが参加したくない会話から自分を外せる新機能「Unmention(アンメンション)」を正式にロールアウトしたことを発表しました。

↑鬱陶しかった巻き込みリプも……

 

ある会話で@を付けられたユーザーはメンション(@ツイート)タブで、リプライの横にある「3つのドット」メニューから「この会話から抜け出す(Leave this conversation)」を選べるようになりました。会話から抜け出すと、その人のユーザー名のタグが外され、今後すべてのメンションが封じされ、通知も止まります。

 

また、元のツイートや他のリプライからもユーザー名のタグが消され、それ以降は会話の中で再びユーザー名を言及できない、つまりメンションを付けることができなくなります。

 

ツイッター社の説明によれば、誰かが会話から離脱したとき誰も通知を受け取らないものの、ユーザー名の表示は変わるそうです。また一度会話から抜け出すと、再び参加したり、アンメンションの取り消しはできないとのことです。

 

この機能は2021年6月、ツイッター社のプロダクトデザイナーDominic Camozzi氏がコンセプトとして公開しており、今年4月にはテストを開始していました

 

ツイッターでは自分のツイートに対する返信ながらも話が望まない方向にそれたり、他の人たちの会話に巻き込まれたり、時には嫌がらせ目的でメンションを付けられることもあります。ツイッター社も、アンメンション機能の狙いは「平穏を守り、会話から自分を取り除く」ことだと説明していました

 

アンメンションはiOS版ツイッターアプリの最新版で利用でき、本日よりすべてのユーザーに展開される予定です。各ユーザーに届くまでに時差があるロールアウト形式のため、しばらく待てば誰もが使えるようになるはずです。

 

Source:Twitter Saftey
via:MacRumors

まさか……イーロン・マスク氏がTwitter買収を断念した理由とは?

実業家のイーロン・マスク氏は現地時間7月8日、米Twitterの買収計画を撤回すると発表しました。

↑週末に買収撤回のニュースが出て話題に

 

今年4月に発表された、マスク氏によるTwitterの買収。しかしその後にマスク氏は「全アカウントにおけるスパム/フェイクアカウントの割合が、5%未満かどうかが確かめられない」として、買収価格の値下げを示唆していたのです。その後、Twitterはマスク氏に対して詳細な社内データを提供するためのツールを公開するなど、なんとか買収計画を前進させようと努力していました。

 

マスク氏は証券取引委員会に提出した書類にて、Twitterが契約において「重大な違反」があり、「虚偽かつ誤解を招く」発言があったため、取引を打ち切ると主張しているのです。またマスク氏の弁護団は、「2か月近くスパム/フェイクアカウントの割合を評価するデータを集めてきたが、Twitterは該当する情報を提供しなかった」とも語っています。

 

一方でTwitter側は、引き続き買収の実現を望んでいます。同社会長のブレット・テイラー氏は、「合併契約を強制するために法的措置を検討する」とも述べているのです。

 

もし両者が法廷闘争に突入すれば、マスク氏はTwitterが重大な契約違反をしていたことを証明するか、あるいは10億ドル(約1300億円)の和解金を支払う必要があります。一挙に泥沼の様相となってきたマスク氏によるTwitterの買収計画ですが、はたしてマスク氏は最初からTwitterを買収する気があったのか、個人的には気になるところです。

 

Source: The Verge

ツイッター、2人が共同でつぶやける新機能「CoTweet」をテスト中。インフルエンサーやブランドが活用?

今週からツイッターが、2人のユーザーが共同でつぶやける新機能「CoTweet」のテストを始めたことが明らかとなりました。2つのアカウントがツイートを共同で編集し、2人ともそのツイートにタグ付けされるそうです。

Twitter

 

ツイッター社はThe Vergeに対し、この機能を今年初めから実験しており、新たに一部のユーザーを対象に期間限定でテストしていることを認めています。

 

このCoTweetは、まず共同でつぶやきたい内容を確定します。それを決める上でDMを使って打ち合わせがお勧めされますが、特にそのためのシステムは用意されていないようです。

 

さてメッセージの準備ができたら、CoTweetアイコンをタップし、フォロワーリストから共著者を選び、「招待を送信」を選びます。そして相手がCoTweetの招待を受け入れると、そのツイートは各執筆者のプロフィールと両方のフォロワーのタイムラインに投稿されるしくみです。

 

ツイッター広報担当者は「わが社は人々がツイッター上でコラボするための新しい方法を模索し続けています」と説明しており、「わが社は人々やブランドが成長し、新しい視聴者にリーチし、他のアカウントとの連携を強化するために、この機能を使う方法を学べるよう期間限定でCoTweetsをテストしています」とのことです。

 

また、この機能は米国、カナダ、韓国の一部のアカウントで利用可能できるそうです。すでに何人かが下記のように試していますが、今のところWeb版のみに対応し、埋め込み機能にも未対応のようです。またCoTweetへの返信も、メイン作成者だけに届けられる模様です。

 

 

Instagramも昨年から同じような共著者サービスを提供しており、ツイッターでもインフルエンサーやブランドがいち早く利用することになりそうです。

 

Source:Twitter
via:The Verge

ツイッターがさらに使いやすく! Android版にもカスタム機能が追加

↑khak/Shutterstock.com

 

米ツイッターはAndroid版アプリにて、ナビゲーションバーやSpacesボタンの除去などのカスタム機能を、有料プラン「Twitter Blue」のユーザー向けに導入しました。

 

実業家のイーロン・マスク氏による買収計画により尻に火がついたのか、つぎつぎと新機能の投入を発表しているツイッター。すでに同社はツイートの編集機能長文の投稿機能「Notes」などを発表しています。

 

↑9to5Googleより

 

ナビゲーションバーのカスタマイズ機能では、アプリ下部のナビゲーションバーの発見/検索/コミュニティ/通知/メッセージ/Spacesといったボタンを編集することができます。ホームボタンの移動はできませんが、アイコンの削除や並び替えは自由におこなえます。

 

今回のカスタマイズ機能は、スライドメニューから「Twitter Blue」をタップし、カスタムナビゲーションからアクセスすることが可能です。

 

このような機能は、iOS版のTwitter Blueのユーザーには2021年11月にすでに導入されていました。Twitter Blueは米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでしか提供されていませんが、日本でも同プランと、カスタマイズ機能の導入を待ちたいものです。

 

Source: Twitter via 9to5Google

「TwitterはTikTokのようになるべき」イーロン・マスクが展望語る

米Twitterとの買収手続きでごたごたが続いている実業家のイーロン・マスク氏ですが、新たに「TwitterはWeChatやTikTokのようになるべきだ」との見解を示しました。

 

今年4月にはTwitterの買収を正式に発表した、マスク氏。しかしその後にTwitterにおけるスパム/フェイクアカウントの割合を問題視し、買収手続きは一時停滞しています。一方でTwitterはマスク氏に対して内部情報を公開する意向を示すなど、両者の協議は今も続いています。

 

マスク氏はTwitter社員に向けて質問セッションを開催し、10億ユーザーを獲得するという目標を明かしました。そしてそのためにはアプリの実用性を高め、「人々がより楽しめて、情報を得られる」ようになるべきだと語ったのです。

 

WeChatはユーザー同士のメッセージサービスだけでなく、決済やゲーム、タクシー配車サービスなどを組み合わせた「スーパーアプリ」としての地位を中国で築いています。Twitterがこのようなスーパーアプリに進化すれば、たしかにユーザー数の増加が見込めそうです。

 

またTikTokについても、ユーザーを退屈させないアルゴリズムが見事だと褒めています。そして今後はTwitterが、よりサブスクリプションや有料サービスに重点を置くことに期待し、さらにツイートへの「皮肉ラベル」の導入なども提案しているのです。また、ボットやスパムに関しても、さらなる取り締まりの強化の必要性を語っています。

 

マスク氏による買収が実現すれば、その姿が大きく変わりそうなTwitter。質問セッションにて語られたように今後新機能が追加されるのなら、ユーザーにとってもそう悪くない話のように思えます。

 

Soruce: The Verge

フェイクアカウントはどれくらいある? ツイッターがマスク氏にデータを提供へ

米ツイッターは、買収を協議している実業家のイーロン・マスク氏に対して、ツイートに関する詳細なデータをすべて提供すると発表しました。

2022年4月に440億ドル(約5兆9000億円※)での買収に合意したと報じられたツイッターとマスク氏。しかし、その後に「ツイッターにおけるスパム/フェイクアカウントの数は5%未満」というツイッターの主張に対して、マスク氏がその確認を要求しました。さらにマスク氏が買収金額の値下げを示唆するなど、買収は順調に進んでいないようです。

※1ドル=約134円で換算(2022年6月9日現在)

 

ワシントン・ポスト紙の報道によると、ツイッターは毎日5億件以上も投稿されるツイートの内部情報が含まれたデータベース「firehose」へのアクセス権をマスク氏に与えるとのこと。その中にはツイッター上のリアルタイム記録に加えて、デバイスデータやアカウントに関する情報もあります。

 

これにより、マスク氏がスパム/フェイクアカウントが5%未満かどうかを確認できるかどうかは不明。それでもツイッターは「(マスク氏と)協力し、情報提供を続ける」と述べており、買収計画そのものについては前向きなことをアピールしています。ツイッター買収騒動がどう決着するのか、まだまだ目が離せません。

 

Source: The Washington Post via Engadget

ツイッター社、Mac用TweetDeckアプリを7月に提供中止。いずれ有料サブスク機能の1つにするため?

ツイッター社は、Mac版のクライアントアプリTweetDeckの提供を7月1日に中止し、今後はウェブ版を利用するよう告知しました。

 

これはMac版TweetDeckを起動したとき、画面上部に青いバナーで告知された格好です。「TweetDeck for Mac is saying goodbye(Mac用TweetDecがサヨナラと言っている)」と述べ、その下には「TweetDeck for Macのアプリは削除されます。ウェブ版のTweetDeckには引き続きアクセスできます」としてウェブ版へのリンクが張られています。

 

TweetDeck公式アカウントもこのお報せをツイートしていますが「TweetDeckをさらに良くすることと、新しいプレビューのテストに集中するため」以外は、詳しい理由を何も説明していません。

 

 

Mac版TweetDeckは昨年夏、ウェブ版と同じく全面的に改修したばかりです。また米9to5Macは、このアプリがWeb版のラッパー実装(ブラウザから切りだしてアプリとして表示する)のためメンテナンスの手間がかからないはずなのに、廃止するのは不思議なことだと述べています。

 

Mac用アプリとして代わりになりそうなのが、完全無料のTweetenでしょう。TweetDeckをベースにしているので、ほぼ同じインターフェースで複数のカラムを並べたり、フィルター機能も使えます。またカスタマイズできる項目も多く、複数アカウントも1つの画面で管理でき、今までよりも便利となりそうです。

 

なぜMac版アプリを廃止してウェブ版のみにするのかは不明ですが、将来的にTweetDeckをサブスクリプション「Twitter Blue」の有料機能にするつもりではないか、との推測もあります。

 

Twitter Blueが提供中の米国やカナダ等(日本での提供時期は未定)からは「要らない機能ばかり」との声も聞こえてきますが、TweetDeckを愛用する人は契約するほかなくなるのかもしれません。

 

Source:9to5Mac

Twitterのbotは本当に5%未満? イーロン・マスクが買収額の値下げを示唆

↑Sergei Elagin / Shutterstock.com

 

米ツイッターの買収を目指している実業家のイーロン・マスク氏が、買収価格の引き下げの可能性を示唆したことをロイター通信が報じています。

 

今年4月にTwitterの筆頭株主になると、同月には総額440億ドル(約5兆6000億円)での同社の買収を発表したマスク氏。しかしその後にマスク氏はツイッターによる「全アカウントにおけるスパム/フェイクアカウントの割合は5%未満にすぎない」という主張が正しいと証明されるまでは買収をストップすると表明するなど、新たな展開を迎えています。

 

マイアミでのカンファレンスに出席したマスク氏は、「現在はbot(人ではないアカウント)の数を知る方法がないと知らされている」と発言。そしてより低い価格での買収については「問題外ではない」と、その可能性を匂わせたのです。

 

一方でツイッターのパラグ・アグラワルCEOは、外部機関による調査は(ツイッターが共有できない)プライベートなデータが含まれないので、数値が正しくない可能性があるとも発言しています。

 

マスク氏が提示した440億ドルという買収金額は、当時の株価に38%の価格を上乗せしたものです。しかしツイッターが発表するフェイク/スパムアカウントの数が実態と大きくかけ離れているのなら、これは虚偽のデータであったということになり、買収の条件も変わってくるはず。

 

個人的な感覚としては、ツイッターのフェイク/スパムアカウントの割合が5%未満だとはとても思えないのですが……。ツイッターの所有者が誰のものになるのかは、まだまだ不透明です。

 

Source: Bloomberg via Engadget

Twitterのやっかみ? イーロン・マスクが機密情報関連でトラブル

米Twitterの買収を発表していた実業家のイーロン・マスク氏は、買収プロセスの一時中断を発表しました。またその直後に、Twitterからの法的な問題の指摘を受けていることも明かしています。

 

今年4月にTwitterの筆頭株主になると、同月には同社の正式な買収を発表したマスク氏。これは総額440億ドル(約5兆6000億円)と大規模な買収となり、マスク氏も「埋め込みツイートの有料化」や「企業/政府のツイッター使用への課金」など、今後のTwitterの経営に意欲をみせていました。

 

しかし5月13日にマスク氏は、Twitterによる「スパム/フェイクアカウントの数は5%に過ぎない」という主張が事実かどうかを確認するまで、買収を保留するとツイート。

 

さらに14日には、100個のアカウントをサンプルとして収集し、スパム/フェイクアカウントの割合を調査すると表明。この100個という数は、Twitterによる調査にて100個のアカウントが収集されたのが根拠です。

 

しかしマスク氏は15日のツイートにて、「Twitterの法務担当者から、NDA(秘密保持契約)違反だとの連絡をうけた。サンプル数が100個だと明かしたのが問題だった」と、現状を伝えているのです。

 

外部から見ていると、サンプル数が100個であることを明かしたマスク氏の発言のなにが問題なのかは理解が難しく、Twitter側のやっかみのような印象も受けます。一度は買収に合意したTwitterとマスク氏ですが、まだまだ一波乱ありそうな予感です。

 

Source: Elon Musk / Twitter 1, 2

イーロン・マスクがTwitter有料会員を1億人超に、収益は4倍にと展望を語る

米Twitterの買収を発表した実業家のイーロン・マスク氏は今後のTwitterの経営方針について、「ユーザー数を2028年までに4倍に、有料会員を1億400万人にしたい」との展望を、投資家向けに語っていることが明らかになりました。

 

今年4月に筆頭株主になった後、Twitterそのものの買収を発表したマスク氏。マスク氏は以前にTwitterの経営について、「外部サイトにおけるツイートの埋め込みを有料化する」などの収益化の道筋を示唆していました。

 

ニューヨーク・タイムズが報じたマスク氏の投資家向けの発言によれば、同氏はTwitterのユーザー数を2021年末の2億1700万人から2025年には約6億人に、そして2028年には9億3100万人に増やしたいと考えているとのこと。また「X」と呼ばれている未発表の有料サービス会員数も、1億400万人にしたいと語っています。

 

さらにTwitterの年間収益についても、昨年の50億ドル(約6600億円)から2028年までに4倍となる264億ドル(約3兆5000億円)にまで伸びると考えているのです。またその内容についても、現在の収益の約90%が広告収入で占められている状態から45%にまで減らすことで、広告収入が120億ドル(約1兆6000億円)、サブスクリプション収入が100億ドル(約1兆3000億円)になると伝えています。

 

Twitterはすでに有料サービス「Twitter Blue」の提供を一部地域にて開始しており、広告なしでのニュース購読、ツイート送信の取り消し機能などが提供されています。マスク氏が言及した有料サービス「X」の詳細は不明ですが、ビジネス/政府ユーザーへの課金などが含まれているのかもしれません。

 

Source: NY Times via Engadget

イーロン・マスク、政府や企業のツイッター使用に「少しだけ」課金する可能性をほのめかす

世界一の富豪であるイーロン・マスク氏はツイッターの買収計画を進め、色々とアイディア出しをしていますが、新たに企業や政府に課金する可能性をほのめかしています。

 

マスク氏は3日、「結局のところ(友愛団体の)フリーメイソンの没落は、彼らの石工サービスを無料で提供したことだ」とツイート。さらに「Twitterはカジュアルユーザーには常に無料だが、商業/政府ユーザーには若干の費用がかかるかもしれない」とつぶやいている次第です。

この発言は先月末、マスク氏が買収資金を支援する銀行に売り込む際に、メディア企業(サードパーティ=個人ではなく営利企業)に対してツイートの引用や埋込みを有料にする可能性を示唆したと報じられたこととも関連があると思われます。

 

ただし、「ツイートの引用や埋込みするたび課金」に対しては、実現がかなり難しいのではないか、との指摘もあります。まず、表現の自由に関する合衆国憲法修正第1条に反する可能性がある(マスク氏は「表現の自由」を強調しているのに矛盾しかねない)。さらに管理が煩雑でやっかいになる恐れがある(マスク氏がツイッター従業員を減らしたいと願っているなら、なおさら)というぐあいです。

 

それに比べれば、政府や企業に対して一律で課金するのは容易いようにも思われます。が、どの程度の規模の企業に支払わせるのか? たとえばコカ・コーラ社が地ビールメーカーと同じ金額というわけにはいかず、フォロワー数や収益(検証が必要)に基づいて料金を決めるのか……テックメディアThe Vergeは、そうした潜在的な問題を列挙しています。

 

それに料金が高すぎると参加者を遠ざけ、SNSに価値を与えているネットワーク効果を減らしてしまう。逆に低すぎれば収益に影響がないでしょう。口で言うは易く行うは難し、というわけです。

 

最近のNew York Timesの記事では、マスク氏は会社経営はにあたり組織的な事業計画を軽視し、直感で行動することを好む傾向があると調査に基づき報じていました。それでもテスラやスペースXを大成功に導いた事実もあるため、今後も思いつきを連発しつつもツイッターの事業を大きく成長させるのかもしれません。

Source:Elon Musk(Twitter) 
via:The Verge

内密に願います。Twitterが「サークル」を限定リリース

米Twitterは、特定の友達だけがツイートを見ることができる「サークル」機能を一部のユーザー向けにリリースしました。

↑特定のメンバーだけにツイートができるように

 

Twitterにおけるツイートは、基本的に誰でも閲覧することができ、フォロワーのフィードにもツイートが流れます。内容を公にしたくない会話に対しては「ダイレクトメッセージ(DM)」や「グループDMチャット」を利用することができますが、これらはTwitterの気軽さとは異なるものです。

 

 

サークルではツイート時に読んでほしい人を最初に選びます。これにより、発信されたツイートは選ばれた人以外は読むことができなくなる仕組み。このサークルはツイートに返信することができます。

 

特定のメンバーだけが閲覧できる投稿機能としては、インスタグラムの「親しい友達」があり、Twitterのサークル機能はそれと機能的に大きな差がありません。それでも、イーロン・マスク氏による買収以降、Twitterは変わりつつあるように見えます。

 

サークルでは、仲間外れならぬ「サークル外し」のような問題が発生する可能性がありますが、まずは体験したユーザーによるフィードバックを待ちたいものです。

 

Source: Twitter via Engadget

ツイートの編集機能、恥ずかしいミスタイプも追跡可能に?

米ツイッターが導入を発表している、ツイートの編集機能。こちらに関して、実際に編集をおこなったツイートがどうなるのかというイメージ画像を、開発者のジェーン・マンチュン・ウォン(Jane Manchun Wong)氏が公開しています。

 

↑Sattalat / Shutterstock.comより

 

ツイッターにて長らく実装が期待されていた、ツイートの編集機能。有料プラン「Twitter Blue」にて、数か月以内にテストが開始される予定です。またウォン氏は以前に、編集ボタンを利用して内容を改変した後でも、以前のツイートの履歴が残る可能性を示唆していました。

 

 

今回ウォン氏が公開した画像では、編集後のツイートには日付の横に、鉛筆マークと「編集済み(Edited)」という表記が追記されているのがわかります。また古いツイートに対しては本文の下に「新しいバージョンのツイートがあります(There’s a new version of this Tweet)」と表示されています。

 

ツイートの編集機能は以前から、「内容が改変されるとニュースなどの証拠としての意味をなさなくなる」との指摘が存在していました。しかしこのようにツイートが編集されたことが明示されていれば、そのような問題は回避できます。

 

またウォン氏は、ユーザーがツイートを編集できる時間は30分以内だと指摘しています。誤字の修正などには十分な時間かとは思いますが、勘違いした情報を広めないためにも、ツイート前にはよくよく内容を確認したいものです。

 

Source: Jane Manchun Wong / Twitter via TechCrunch