ビジネスでの使い勝手を追求したVAIOの新モバイルノートPC「VAIO S13」

VAIOは、13.3型の個人向けモバイルノートPC「VAIO S13」を発売しました。直販価格は16万9800円(税込)からとなっています。

記事のポイント

オンライン会議向けの独自機能や、堅牢性、軽量によるモバイル性、作業しやすいディスプレイなど、ビジネスでの使い勝手を追求したモデルとなっています。見た目ではわからない使い心地や、使ったときの快適さを感じられそうなので、購入を検討するのであれば店頭で触ってみるといいでしょう。

 

VAIO S13は、A4ファイル程度のサイズで約1.019kg~と軽量なモデルです。コンパクトながら、ディスプレイのアスペクト比を16:10とすることで、16:9で14型のディスプレイに匹敵する生産性を実現したとうたっています。

 

インターフェイスには、有線LAN、USB 3.0×2、HDMI、USB 3.1(Type-C、USB PD対応)×2、ヘッドホン出力(ヘッドセット対応)を装備。また5G/4G LTE対応モデルも選べ、対応モデルはnanoSIMスロットも追加されます。5G/4G LTE対応モデルはeSIMも利用可能です。

 

オンライン会議向けとして、マイクを3つ搭載。これによりAIノイズキャンセリング機能が強化されたほか、会議のシチュエーションに合わせて4つのモードを利用できます。「標準モード」では360度周囲の雑音を低減し、「プライベートモード」ではマイクの集音範囲を正面約90度程度に制限してくれて、「プライバシーモード」はマイクの集音範囲を正面約40度程度に制限、「会議室モード」は6~8人ほどの会議室で遠くの声を自動調整します。

 

堅牢性においては、ハイエンドモデルと同等の品質試験を実施しており、独自のテストで強度を証明しているとのこと。もちろん、VAIOならではの品質チェックである「安曇野FINISH」も実施しています。

 

ハイエンド構成のスペックは、インテル Core 7 プロセッサー 150U、32GBメモリー、1TB SSDで、ディスプレイの解像度は1920×1200ドットとなっています。

VAIO S13

16万9800円(税込)~

14.0型で世界最軽量、VAIOから約325gのモバイルディスプレイ「VAIO Vision+ 14」登場

VAIOは7月1日、14.0型ワイド以上のモバイルディスプレイにおいて世界最軽量※とする「VAIO Vision+ 14」を発表しました。7月4日に発売します。価格は5万4800円(税込)。

※14.0型ワイド以上のモバイルディスプレイにおいて。2024年6月14日時点 ステラアソシエ調べ。

 

VAIO Vision+ 14は、重さ約325gで14.0型ワイドのモバイルディスプレイ。アスペクト比16:10、解像度1920×1200ドットの液晶を搭載しています。

製品のポイント

持ってみるとまるで「モック?」と思ってしまうような軽さです。14.0型のディスプレイが大きいこともあって、いい意味で見た目とのギャップがあります。詳細をのちに記載しますが、USB Type-C搭載もうれしいポイント。ケーブル1本でノートPCと接続できるので、アダプターなどを持ち歩く必要がありません。軽さを求めつつ、作業効率のアップが期待できそうです。

 

↑ノートPCの上に置かれているのがVAIO Vision+ 14

 

軽量化のために、新開発の熱可塑性立体成形カーボンを採用しました。軽さが特徴のカーボンシート(熱可塑性カーボン)に熱を加えてプレスすることで、立体成形。加えて小型で軽量のアルミスタンドを採用するなどで、本体を軽くしています。熱可塑性カーボンは剛性に優れているため、軽量でありながら堅牢性も高めているそうです。

 

なお、軽量化の面では有機ELの方が優れていますが、有機ELは焼き付きによって長く使えないのではという懸念から液晶を選んだとしています。

 

インターフェイスにはUSB PDとDisplayPortの機能をサポートするUSB Type-Cを2基備えています。これにより、映像入力と電源供給をケーブル1本で対応できます。

 

また、本体は横表示と縦表示の両方に対応。WebサイトやWordなどで縦に長いコンテンツを表示させる場合は縦置きにするなど、柔軟な使い方ができます。

↑縦置き時。インターフェイスが画面上部にくるようになっています

 

さらに別売りの本体カバーを使えば、ノートPC画面の上部にVAIO Vision+ 14を設置したり、縦置き時に安定させたりできます。このカバーは本体を包み込むようにできているため、移動時に液晶をしっかり保護してくれるとのこと。

↑別売りの本体カバー。横置き、縦置き時ともにスタンドとしての役割も果たします

 

↑スタンドとして使う場合は背面のアルミスタンドを本体カバーに差し込みます

 

本体サイズは約幅312×奥行き211.1×高さ12.4mm。そのほかのスペックは、ディスプレイの表示色が1677万色、輝度が400cd/㎡、色域がsRGBに100%対応、視野角が上下左右178度、コントラストが1200:1となっています。

 

VAIOによると、どこでも働けるような「真のハイブリッドワーク」の実現にはどこにでも持ち運べるディスプレイが求められるとのこと。とはいえ従来のモバイルディスプレイは毎日持ち運べる重さの製品は少ない、といった課題から製品の開発に至ったそうです。

↑14.0型のVAIOの上に設置したときのイメージ

eSIMにも対応。VAIOがビジネスモバイルの最適解を追求したノートPC「VAIO S13」を発売

VAIOは、13.3型のモバイルノートPC「VAIO S13」を発表。8月29日から受注を開始しており、9月8日に発売します。価格はVAIOストアの最小構成時で15万9800円(税込)から。

 

VAIO S13は、ビジネスモバイルの最適解を目指し、こだわった機能とデザインを実現したとうたうモデルです。ディスプレイにはアスペクト比16:10を採用し、横長の16:9ディスプレイに比べて縦方向にサイズが約8.2%増加。16:9の14型ディスプレイに匹敵する生産性を実現したといいいます。

↑16:10比率の13.3型ディスプレイ。解像度は1920×1200ドット

 

また、重さはモバイルノートPCらしく、最軽量構成で約1.072kgを実現。サイズもA4ファイル程度に収まっているため、スリムなビジネスバッグにもしっかり収まるそうです。

 

さらに、LTEモデルを選択するとeSIMとnanoSIMに対応。SIMカードなしで通信環境を構築することも可能です。

 

カラーには、ハイエンドモデルでも人気の高いというブロンズカラーを新たに追加。ブロンズの天板にブラックのロゴや、オーナメントを組み合わせることで、ビジネスシーンにもなじむよう仕上げたとのこと。

↑VAIO S13のために、専用で調色したブロンズカラー

 

このほか、キーピッチ約19mm、キーストローク約1.5mmで心地よい打鍵感を追求したキーボードや、ディスプレイを開くとキーボードが奥側から持ち上がってタイピングしやすくなるチルトアップヒンジ機構などを備えています。

↑配列などに変わったところはないキーボード。キーひとつひとつを、特別配合したUV硬化塗装で防汚性を向上させています

 

↑表面の美しさを保つために、ボディにはアルマイト処理を施しています

 

VAIO S13最上位モデルの構成は、インテル Core i7-1355U プロセッサー、32GBメモリー、1TB SSD(NVMe接続)、Windows 11 Pro 64ビット。またインターフェイスは、有線LAN、USB 3.0×3(Type-A)、HDMI出力、Thunderbolt 4、ヘッドホン出力/マイク入力をそろえています。バッテリー駆動時間は約21.5時間です。

↑こちらは最上位モデルに採用されるブラックカラー

 

VAIO、安曇野工場で整備したリユースPCをお手頃価格で販売する「VAIO認定整備済PC事業」開始

VAIOは、リユースPCを個人向けにVAIO直営ストアで販売する「VAIO認定整備済PC事業」を開始しました。

 

VAIOによると、ユーザーの環境に対する意識が変化し、リユースPCへの抵抗感が下がっているそうです。そのなかで、VAIOのPCを価格などの理由で購入を断念していた人に、手を出しやすい価格で「VAIO認定整備済PC」を提供するとのこと。

 

VAIO認定整備済PCは安曇野本社工場で動作確認をし、クリーニング、バッテリーおよび一部外装部品の交換などを実施。天板やキーボード面、同梱物などを新品にした状態で提供します。また、対象機種を2020年1月以降発売モデルに定め、比較的新しい機種を販売。加えて、購入から1年間のメーカー保証や、14日以内の返品にも対応します。

 

現時点では月間約30~50台の販売を想定しており、今後は整備や販売などの体制を整えて事業を拡大していくそうです。

 

販売される製品の一例は下記のとおりです。

 

VAIO SX14(2020年1月発売モデル)

Windows 10 Home 64ビット

14.0型ワイド フルHD 1920×1080ドット

インテル Core i7-10710U プロセッサー

16GBメモリー(LPDDR3)

256GB SSD(NVMe接続)

指紋認証・顔認証搭載

価格:11万7800円(税込)

 

VAIO SX12(2020年1月発売モデル)

Windows 10 Home 64ビット

12.5型ワイド フルHD 1920×1080ドット

インテル Core i5-10210U プロセッサー

8GBメモリー(LPDDR3)

512GB SSD(NVMe接続)

指紋認証・顔認証搭載

価格:10万2800円(税込)

VAIOハイエンドな「VAIO SX12」「VAIO SX14」に新モデル、性能が向上してオンライン会議が快適に

VAIOは6月7日、個人向けのノートPC「VAIO SX12」「VAIO SX14」の新モデルを発表しました。両モデルともに受注を開始しており、発売は6月16日を予定しています。価格はどちらも19万9800円(税込)から。

 

VAIO SXシリーズはハイエンドに位置づけられるモデル。12.5型のVAIO SX12はコンパクト、軽量、堅牢、長時間駆動がそろったモバイルPCで、14.0型のVAIO SX14は、軽量モバイルでも生産性を追求した大画面モバイルPCというコンセプトを持っています。

 

従来モデルからの進化点は、最新の第13世代インテル Core プロセッサー搭載によるパフォーマンス向上、オンラインコミュニケーションの充実などが挙げられます。

 

両モデル共通で、上位モデルにはインテル Core i7-1360P プロセッサーを、下位モデルにはインテル Core i5-1340P プロセッサーを搭載。従来の第12世代インテル Core プロセッサーを搭載したVAIO SX14と、インテル Core i7-1360P搭載のVAIO SX14のパフォーマンスを比較したときに、約13%性能が向上しているそうです。

 

また、インテルが定める条件をクリアした高性能モデルに与えられる、インテル Evo プラットフォームに準拠しているほか、PCとスマホを接続して連携する機能「インテル Unison」に対応しています。

 

オンラインコミュニケーションでは、映像の前後のフレームをチェックしてノイズを除去する「TNR(Temporal Noise Reduction)」を導入。解像感と色再現性が向上し、オンラインコミュニケーションが快適になるとしています。また、「VAIOの設定」画面で、新たに美肌効果を搭載。肌をなめらかに再現し、自然な印象を与えるとのこと。

 

さらに、オンライン会議で消費しがちなバッテリーを抑えるため、「バッテリー節約設定」も採用。作業の快適さを損なうことなく、バッテリー駆動時の使用時間を長くするため、CPUのパフォーマンスを制御しています。

 

VAIO SX12の上位モデル「VJS12690111B」のスペックは、インテル Core i7-1360P プロセッサー、16GBメモリー、512GB SSDで、OSはWindows 11 Pro 64ビット。また、ディスプレイは16:9比率の12.5型で、解像度は1920×1080ドットです。

 

本体サイズは、約幅287.8×奥行き205.0×高さ15.0~17.9mmで、重さは約929g。想定価格は27万6800円(税込)となっています。

 

VAIO SX14の上位モデル「VJS14690111B」のスペックは、VJS12690111Bと同様。ディスプレイも14型のサイズ違いで、ほかは同じです。本体サイズは、約幅320.4×奥行き222.9×高さ13.3~17.9mmで、重さは約1.08kg。想定価格は28万9800円(税込)となっています。

「新しい定番を目指した」VAIOの新モデル「VAIO F14」「VAIO F16」登場

VAIOは3月29日、個人向けノートPCの新モデル「VAIO F14」「VAIO F16」を発表。2023年6月に受注を開始します。

↑VAIO F14

 

VAIOは今回の新製品において、「いまユーザーが求めている、新しい定番を作ること」を目指したとのこと。「長く快適に使えて、選んでおけば間違いない製品であることに加え、スペックだけじゃない価値を作りたかった」としています。

 

その中で登場した両モデルはともに、「大画面」「必要十分な性能」「長持ちする品質・安心」「映りのよいカメラ・聞き取りやすいマイク」の4つの特徴を備えています。

 

VAIO F14は14インチディスプレイ(1920×1080ドット)搭載で、VAIO F16は16インチディスプレイ(1920×1200ドット)を搭載。どちらもノートPCとしては大きめな画面です。また、VAIO F16は16:10比率の液晶となっており、Excelなど縦に長くなりやすい資料を作るのに適しています。

↑VAIO F16のディスプレイ。ノートPCのトレンドになりつつある16:10を採用しており、Excelで作業のほか、Webサイト閲覧などもはかどります

 

品質面では信頼性を担保するために、国内メーカーの部品を選定。加えて、耐指紋・防汚処理が施されたキートップや、耐久性の高いパームレストなど、細かい部分までこだわったほか、さまざまな利用シーンを想定した品質テストをクリアしているとのこと。

↑キーはVAIO Zと同じ、指紋や汚れがつきにくいものを採用。またパームレストは高揚感をもって使えることを意識し、美しさと質感を高めているそうです

 

性能については、第13世代インテル Core プロセッサーを搭載。また、バッテリー駆動時のオンライン会議などを見据え、CPUのパフォーマンスを制御する「バッテリー節約機能」を備えています。

↑CPUのパフォーマンスを損なうことなく、バッテリー駆動時間を長くするバッテリー節約機能。外出先でのオンライン会議など、バッテリー駆動とパフォーマンスの両方を求められるシーンに対応した機能といえます

 

さらに、いまや当たり前となったオンライン会議向けにカメラにもこだわっています。カメラの位置をあえて約5度傾かせることで、画面を見やすい角度にディスプレイを調整したときに、カメラに映る顔が見切れにくいようにしているとのこと。

↑VAIO F16のカラバリはサテンゴールド、ウォームホワイト、ネイビーブルーの3色展開(VAIO F14も同様)。生活になじみつつ、ユーザーのお気に入りになるデザインを目指したとのこと

 

↑ワイヤレスマウスも付属。カラーを本体に合わせたほか、手になじみやすく、かつ携行しやすい形状を考えて開発したそうです

 

VAIO F14とVAIO F16の最高構成の仕様および価格は以下の通りです。

 

VAIO F14

CPU:インテル Core i7-1355U プロセッサー
メモリー:16GB
ストレージ:512GB SSD(NVMe接続)
インターフェイス:有線LAN、USB 3.0×3、HDMI出力、USB Type-C(ディスプレイ出力およびUSB PD対応)、ヘッドホン/マイクジャック、microSDメモリーカードスロット
バッテリー駆動時間:約16時間
本体サイズ:約幅322.9×高さ19.5~19.7×奥行221.5mm
重さ:約1.34kg
想定価格:20万5800円(税込)

 

VAIO F16

CPU:インテル Core i7-1355U プロセッサー
メモリー:16GB
ストレージ:512GB SSD(NVMe接続)
インターフェイス:有線LAN、USB 3.0×3、HDMI出力、USB Type-C(ディスプレイ出力およびUSB PD対応)、ヘッドホン/マイクジャック、microSDメモリーカードスロット
バッテリー駆動時間:約16時間
本体サイズ:約幅358.3×高さ16.6~19.9×奥行255.6mm
重さ:約1.65kg
想定価格:21万3800円(税込)

第1弾は「モレスキン」ノートブック! VAIO公式Twitter「フォロー&リツイートキャンペーン」実施中

VAIOは、公式Twitterアカウントにて、特別なプレゼントが抽選で当たる「VAIO公式Twitterフォロー&リツイートキャンペーン」を実施しています。

 

同キャンペーンは、VAIO日本発売25周年を記念して行なったSNSキャンペーンが好評だったことから、引き続き実施を決定。10月11日からスタートしており、全5回、合計63名に、毎回異なるプレゼントを用意しています。第1弾では、VAIOストアオリジナルノートブック「モレスキン カスタムエディション for VAIO(ラージサイズノートブック 横罫)」を、抽選で10名にプレゼント。

 

VAIO公式Twitterアカウント「@PressVaio」をフォローし、該当投稿をリツイートするだけで、応募が完了します。第1弾の応募期間は10月20日まで。10月24日~11月2日に第2弾、11月8日~11月17日に第3弾、11月21日~11月30日に第4弾、12月2日~12月11日に第5弾を予定しています。

↑表紙の裏には「VAIO Z」デザイン初期イメージ

 

第2弾以降のプレゼントはVAIO公式Twitterアカウントにて順次発表されるので、ぜひ同アカウントをチェックしてみてください。

↑裏表紙の裏にはキーボードレイアウトイメージ CAD図

「愛されるPC」とはどんなPC? 「VAIOの25年とイマ」を語り尽くす編集部座談会

いまや日常のツールとなったPCですが、かつては先進的なワークスタイルを持った人が追いかける「憧れの存在」でした。例えば1997年に、個性的なカラーリングとソニーならではのAV性能を持つ「PCV-T700MR」を投入したVAIOのように。VAIOは、その挑戦的なモノ作りで多くのPCユーザーに「愛されてきた」といって過言はないでしょう。

 

その後、進化を遂げたPCは、あって当たり前のものになりましたが、いま「愛されるPC」とはどんなPCなのでしょうか? 本記事では、多くのユーザーから愛されてきたVAIOの変遷を追い、現在の在り方をゲットナビ編集者&ライターで議論。約200名のPCユーザーを対象に行ったVAIOのイメージアンケートを元にVAIOの本質と「愛されるPC」の正体に迫ります。

 

↑写真左がGetNavi webのデジタル担当・玉造、写真右が同じくデジタル担当・西牧、中央が筆者。3人で最新モデルから過去の名機まで語り合った

 

【トークテーマ1】VAIOのイメージは「有名」「高品質」が圧倒的。そのイメージはどう作られた?

 

玉造:さて、これからVAIOのPCについて触れていくわけだけど、まずは最新モデルについて知っておきましょうか。

 

西牧:そうですね。今年の6月に「VAIO SX14」と「VAIO SX12」の最新モデルが発表になりましたね。

 

●VAIO SX14

軽量性と大画面の両立を追求した14.0型ワイドモバイルノートPC。ハイエンドモデルでは、最新の第12世代インテル Core i7-1260P プロセッサーに加えて、16GBメモリー、1TB SSD、Windows 11 Home(64ビット)などビジネス・プライベートともに活躍する機能・性能を十分に搭載した仕様となっています。14.0型ワイドディスプレイは4K対応で、動画や映画などエンタメコンテンツ鑑賞にも最適。ディスプレイはタッチ対応も選択可能となっています。

 

 

●VAIO SX12

どこでもパワフルに使いこなすために、コンパクト、軽量、堅牢、長時間とモバイルノートに求められるポイントを押さえた12.5型ワイドノート。VAIO SX14と同様にハイエンドモデルでは、最新の第12世代インテル Core i7-1260P プロセッサーに、16GBメモリー、512GB SSD、Windows 11 Pro(64ビット)を搭載しています。899g (最軽量構成時)の軽量コンパクトボディにキーピッチ約19mmのフルサイズキーボードを備えており、携帯性と機能性を高水準で両立。カラフルなアーバンブロンズやローズゴールドといった豊富なカラーバリエーションも特徴です。

 

 

最新モデルの詳細を写真でチェック!

 

西牧:どちらのモデルもビジネスパーソンが使いやすいように「必要な機能を実直に入れている」という印象です。

 

玉造:そうですね。このVAIOの「しっかり作られている感」が、今までも変わらないイメージなのか掘り下げていきます。また、過去モデルについても触れると思いますが、補足するのに良いページがあるので、そちらも紹介しておきます。

 

 

山下:ありがとうございます。今回200人のPCユーザーにアンケートをとったということで、まずは『VAIOと聞いて思い浮かべるイメージはなんですか?』の回答から見ていきましょう。1位に入ったのは同率で『有名なブランド』『品質が高い』、そして3位が『信頼性がある』でした。

 

 

玉造:僕がVAIOに抱いているイメージとほぼ合致しますね。40代以上の人たちは皆、こういう印象を持っているのではないでしょうか。

西牧:私は30代半ばなんですが、ソニー時代から「高級」というイメージがありますね。モノが良いんだけど、ちょっと高価でアップルと近いイメージです。ちなみに、こういうブランドイメージって、どのように醸成されていったんですかね。

 

山下:やっぱり他のメーカーにない意欲的な製品をどんどん出したことが大きかったと思いますよ。有名どころでは「VAIO NOTE 505」(1997年)、「VAIO C1」(1998年)などですかね。未来を先取りしたような、ワクワクする製品が本当に多かった。出る製品、出る製品、全部欲しくなりましたもん(笑)。

 

↑VAIO NOTE 505。業界で初めてボディ4面にマグネシウム合金を採用することで大幅な薄型・軽量化に成功した。(C)ソニーグループ株式会社

 

 

玉造:VAIO NOTE 505は、今見てもほとんど違和感がないなあ。同じ時代のノートPCの画像と見比べるとビックリします。

 

山下:この製品から、今のスリムノートPCの歴史が始まったんですよ。薄型化のために金属素材(マグネシウム合金)をボディに使っていたことから当時は「銀パソ」なんて言われていました。VAIO C1は今で言うUMPC(ウルトラマイクロPC)のはしりかな。PCにカメラを載せたのも当時はかなり先進的でした。

 

↑VAIO C1。動画撮影が可能な回転式カメラ「MOTION EYE」を搭載し、ビジュアルコミュニケーションの可能性を提示した革新的モデルだった。(C)ソニーグループ株式会社

 

 

西牧:へ〜! 今ではPCにカメラが載っているのは当たり前ですけど、こんな年代にすでにVAIOがやっていたんですね。

 

山下:そうなんですよ。マグネシウム合金ボディも含め、今では当たり前のものになっている技術やアイデアはたくさんあります。

 

モノ作りとカスタマー対応へのこだわりが高い信頼を生んでいる

西牧:ところで『信頼性がある』はどこからきてるんですかね? これだけ僕のイメージとわずかに違っていたんですよね。もちろん特に信頼性が低いとも思っていないんですが……。

 

玉造:2014年にVAIO株式会社として独立して以降のイメージじゃないかな? ビジネス向けノートPCに求められるのはやはり第一にデータを守り抜く堅牢性なので。独立後のVAIOはその点に力を入れていて、非常に優れた信頼性を実現しているよね。

 

西牧:堅牢性を売りにしたモデルはすでに多くのメーカーから出ていますが、VAIOは具体的にどう堅牢なんですか?

 

玉造:わかりやすいところでは、強靱なカーボン素材をボディに採用して堅牢性を高めたところが挙げられるんじゃないかな。VAIO SX14やVAIO SX12では、カーボンパネルを立体的に成形するという、高級スポーツカーのような贅沢な技術をノートPCに盛り込んでいるけど、現時点でそんなことをやっているのはVAIOだけだと思う。

 

↑VAIO SX14の天板側面は、なだらかにカーブさせた立体成型を施している

 

山下:その上で、長野県安曇野市の本社工場で自社組立している点も大きなアドバンテージだと思います。ノートPCの多くが海外生産でコストダウンを図っている中、VAIOは国内組立にこだわっていて、それが品質にダイレクトに反映されているのだとか。

 

玉造:そこは異論があって。一昔前なら納得していたと思うんですが、今どきメイド・イン・ジャパンにそんな差なんてあるものですか?

 

山下:おっしゃる通り、今では海外工場もハイレベルになっているのですが、それでも初期不良などはどうしても起こるもの。その点、VAIOは「安曇野FINISH」と銘打った出荷前の最終製品チェックで、可能な限り不良が起きないよう対策しているんだとか。また、すごく大事なのが、それでも壊れてしまったときにあっと言う間に直してくれること。国内工場で作っているので修理がすごく早いんです。以前、私が壊した時は宅急便で修理に出した後、数日後には戻ってきて助かりました。

 

玉造:なるほど。安曇野FINISHによる信頼性や、立体成型カーボンで見られる過去にVAIOから培ってきたリッチな作りはもちろんVAIO SX14やVAIO SX12に引き継がれているから、今回アンケートに回答してくれた方々の持つイメージが続いているわけですね。

 

 

 

【トークテーマ2】VAIOのデザインは落ち着いた? その中身に宿った「こだわり」の実態を追う 

 

玉造:さて、次の設問にいきましょうか。『VAIOの購入を検討したことがある人は、どこに興味を持ちましたか?』からは、VAIOユーザーが何を決め手としてきたかが分かります。1〜3位の『国内生産』『品質の高さ』『高性能』は、山下さんが話したことを多くのユーザーも感じているということですよね。そして、その次は『デザイン性』だそうです。

 

 

西牧:過去のモデルでは、確かに変わったカタチのものが多いですよね。見ているだけでワクワクするガジェット感があります。

 

山下:わかります。「バイオ U」(2002年)とか「type P」(2009年)は、今でもこういうノートPCが欲しいって人は多いです。この時期のVAIOには、手に入れることで自分の新しい可能性が拓けるんじゃないかと思わせるパワーがありました。私も、全然お金なかったのにVAIO C1やVAIO NOTE 505 EXTREMEを無理して買ったものです。

 

↑type P。しっかりタイピングできるキーボードを搭載しつつ、手で握って持ち出せるサイズにこだわった。(C)ソニーグループ株式会社

 

 

玉造:ただ、そうした個性は今のVAIOにはないのかなとも思ってしまいました。わりと今のVAIOって見た目的にはフツーですよね。

 

山下:実は同じことを言う、往年のVAIOファンはものすごく多いんですよ。いや、私も今の技術で作ったtype Pが欲しい一人なんですけど(笑)、かつてのVAIOの独自性が今の製品から失われたかというと、決してそんなことはないと声を大にして言いたいです。

 

玉造:それってどういうことなんですか?

 

山下:先ほどのVAIO C1が典型ですが、かつてのVAIOのデザインって、これまでにない新機能や新たな活用法を提案しようという挑戦心のあらわれだと思うんです。奇抜なデザインはその結果にすぎず、本質とは全く関係ない。そして、その挑戦心は今のVAIOにもしっかりと息づいています。

 

今のVAIOの挑戦心は、外観から「中身」へ

西牧:なんとなく山下さんの言いたいことがわかる気がします。わかりやすい例だと、例えば「VAIO TruePerformance」とか。

 

玉造:ん? CPUの性能をフルで発揮するとかって謳ってる機能だよね? それのどこらへんが挑戦なのかな。

 

西牧:そういった機能を早くからVAIOは取り入れた、という点が挑戦と言えるんじゃないでしょうか。まず、VAIO TruePerformanceを説明しますね。あまり知られていないことですが、全く同じCPUを乗せていても、放熱能力に差があると、発揮できるパフォーマンスには大きな差がつくんです。それは、CPU周囲の温度が高くなると熱暴走しないよう自動的にブレーキを踏むため。そこでVAIOは長年培った熱設計技術を駆使して、本体内の温度を抑えCPUが熱ダレしないようにした…これがVAIO TruePerformanceです。最近は他社も似た機能を載せてきているんですが、最初期に挑戦したのはVAIOなんですよね。山下さんの話を聞いて、真っ先にこの機能が思い浮かびました。

※VAIO SX12とVAIO SX14の最新モデルにおいて、VAIO TruePerformanceに対応しているのは、Pプロセッサー(Core™ i7-1260P/Core™ i5-1240P) 搭載モデルのみ

 

↑VAIO TruePerformanceはCPUが発する熱を空冷ファンまで逃がす専用のヒートパイプを配置することで、その効果を実現

 

玉造:なるほど。内部の改善なので見た目ではわからないけれど、VAIOはしっかり挑戦し続けている、と。

 

山下:他にも挑戦が感じられる部分はあって。本体に人感センサーを搭載(フルHDカメラ搭載モデルのみ)し、ユーザー認証に使う指紋センサー、顔センサーと連携させて、セキュリティをよりストレスなく使える「VAIO User Sensing」なんかも、新生VAIOの挑戦的な機能と言えます。

 

西牧:あー、あの離席を感知してくれるやつですね。

 

山下:今のPCって、指紋センサーや顔センサーでログインする仕組みになっていて便利になりましたが、トイレに行くなどPCの前から離れたすきに画面を覗かれてしまう危険性はありますよね。

 

玉造:在宅ワーク中、トイレに行ったすきにお子さんがやってきて……って話を聞いたことがあります(笑)。

 

山下:その点、VAIO User Sensingは人感センサーがPCの前に人がいるかを常時チェックして、離席するとすぐに画面をロックしてくれるんです(離席オートロック)。また、戻ってくると自動的に顔センサーが動作してPCに触ることなくロックを解除してくれます(着席オートログオン)。個人的にはPCの前に人がいる間は画面をスリープにしない機能(在席ノーロック)が気に入っていますね。

 

↑PCの前から離席すると自動でロック

 

西牧:やっぱりいいアイデアですよねえ。

 

山下:ほかにも、AI技術を使ってリモート会議中の音声からノイズだけをきれいに除去してくれる「AIノイズキャンセリング」機能などもいち早く実現していますね。

 

 

スマートな見た目に異常なこだわりが隠れたキーボード

玉造:面白い! ほかにもそういう隠されたVAIOの挑戦みたいな点があれば掘っていきたいです。

 

西牧:キーボードはかなり力が入っていますよね。VAIOのキーボードというと、画面を開くとキーボードの奥が持ち上がって傾斜が付く「チルトアップヒンジ」が有名ですが、2021年に発売された「VAIO Z」で、キーストロークをより深くし、キートップにくぼみを付けてよりフィット感を高めるなど細かなアップデートが施されています。この新キーボードはVAIO SX14やVAIO SX12などにも搭載されていますよ。

 

↑チルトアップヒンジによってキーボードに傾斜がつき打ちやすくなる

 

玉造:でもキーボードにこだわるのは、どこも一緒じゃない?

 

山下:キーボードの打ち心地は各社力を入れていると思いますが、VAIOはキーボードサイズにも異常なこだわりがあります。なんと、VAIOの現行ラインナップは全モデルが一般的なデスクトップPCと同じ、キーピッチ19mmを実現しているんです。

 

特筆すべきが12.5型ワイドのVAIO SX12。普通、このクラスの製品はキーピッチ17.5mm前後の一回り小さなキーボードを搭載するんですが、VAIO SX12では、本体の幅ギリギリまでキーボードにしてキーピッチを19mmにしています。

 

西牧:このサイズで凄いなとは思っていましたが、実際に実現するのってそんなに難しいことなんですか?

 

山下:外からだとわかりにくいんですが、キーボードを本体横幅ギリギリまでの広さにしてしまうと、本体側面の端子類に干渉して設計の難易度が跳ね上がってしまうんです。でも、このマシン専用の薄型パーツを特注するなどして実現しました。

 

↑VAIO SX12のキーボード。キーピッチ19mmのサイズを収めることに成功した

 

玉造:もはや執念すら感じますね…! 細かく見ていくほど深いこだわりがどんどん出てくる。きっとVAIOファンの方々も、見た目のカタチだけでなく内部の隅々までこだわってPCを選んできたんだなと感じます。

 

 

 

 

【トークテーマ3】VAIOはプロフェッショナルに選ばれる「相棒」! その理由は?

 

西牧:そんな多くのこだわりを秘めたVAIOをどんな人が使っているのかも調査しました。設問『周囲でVAIOを持っていた人が、どんな人だったか教えてください』によると、『クリエイティブ気質な人』『エンジニア』、次いで『営業職の人』が使っているとのこと。

 

 

また、設問『VAIOは、どんな人が使っていそうな製品ですか?』においても、上位は『会社の現場でバリバリ働く人』『エンジニア』『クリエイター』となっています。

 

 

山下:つまり「プロフェッショナル」や「こだわり派」に愛好されているということですね。

 

西牧:ここまでのお話で、こだわる人にVAIOが支持される理由はよくわかりましたし、違和感はないですね。

 

玉造:ただ、優れたこだわりの機能もいずれ他メーカーに取り入れられてしまいますよね。実際、当初はVAIOだけだった機能の多くが、今では後続製品に取り入れられていますし。

 

山下:現在の立体成型カーボンボディなども、数年後は確かにわからないですね。ただ、他メーカーが真似しにくいアドバンテージもあります。ひとえに「細かなニーズに徹底して対応する」という部分ですが。

 

例えばキーボードだと、余分なキーがなく、キートップの刻印がシンプルな英語配列キーボードはエンジニアを中心に人気なのですが、VAIOは一般的な日本語配列キーボードに加え、その英語配列キーボードを選べます。現状、国内ではほとんどのメーカーが日本語配列キーボードしか選択できません。また、キー刻印がキートップと同じ色で刻印された隠し刻印キーボードなども選択可能。これもVAIOが組立を国内の自社工場で行っていて、注文に応じてキーボード部分だけを作り替えられるからこそ実現していることです。

 

↑VAIO SX14の隠し刻印キーボード。うっすらとだけ文字が表示されている

 

玉造:国内工場での組立にそんなメリットがあるとは思いませんでした。細かな要望にどこまでも応えようという気迫を感じます…!

 

山下:カラーバリエーションを豊富に用意しているのもVAIOならでは。VAIO SX12などは基本5色+限定1色の計6色ですからね。いまどきここまでの色数から選べる製品はありません。しかも、最新モデルでは、壁紙も本体カラーにあわせたものが選択できます。

 

↑写真左がアーバンブロンズ、右がローズゴールド

 

西牧:色のセンスも良いですよね。これなら若い人はもちろん、年配の方が使っていても違和感ありません。ロゴオーナメントのゴルドー、シルバーの配色も天板のカラーリングと合わせてリッチな色合いになっているのも良いです。カラーリングが豊富なモデルってライト層への狙いがあると思うんですが、そこでもこだわりが宿るのがVAIOなんですね。徹底しているからこそ、プロフェッショナルが信頼する「相棒」のような存在であり続けられるんだろうな。

 

 

 

【まとめ】愛されるPCとは「挑戦し続けるPC」。VAIOの挑戦心は不滅です。

山下:というわけで、アンケートを踏まえながら、VAIOの歩んできた25年とこだわりについて探ってきましたが、「愛されるPC」について見えました?

 

西牧:僕は昔のVAIOをよく知らなかったので、こんなにチャレンジングなPCを作ってきたと知れて新鮮でしたね。昔のようにまたPC市場が賑やかになると編集者としてはうれしいなと思いました。

 

玉造:でも、同時にVAIOの挑戦心は見せ方が変わっただけで、その熱量は変わらないこともわかりましたよね。ユーザーに愛されてきた理由がVAIOの挑戦心にあると見えたので、今はPCの内側に込められていることをもっと知ってもらいたいな。

 

山下:そうなんですよ。今、PCにはお金をかけない風になっていますけど、PCを使ってバリバリ仕事や勉強、クリエイティブワークをしたい人にはスペックと価格以外のところも見極めてほしいです。そう考えたとき、VAIOってここまで奥深いんだぞ、と。また、古くからのPCユーザーの中には、最近はVAIOを選択肢から外してしまう人もいると思いますが、実は僕らの愛したVAIOの挑戦心は今も不滅。そういう人にも改めて、今のVAIOを手に取ってもらいたいです。

 

最新モデルの詳細を写真でチェック!

 

 

VAIO 25周年の感謝を込めたスペシャルキャンペーンを実施中! 特設サイトで詳細をチェックしよう!

本記事でたっぷりとVAIOの熱量を感じてくれた読者の方々に、素敵なお知らせ。ただいまVAIOでは25周年のSNSプレゼントキャンペーンを実施中。素敵でお得なプレゼントをゲットしましょう! 詳細は以下、特設サイトからご確認ください。

 

 

撮影/篠田麦也、我妻慶一 イラスト/鳶田ハジメ

VAIO、価格と性能のバランスが取れたモバイルノートPC「VAIO S13」

VAIOは7月5日、13.3型のモバイルノートPC「VAIO S13」の新モデルを発表しました。直販価格は14万4800円(税込み)からで、7月15日ごろのお届けで出荷を開始します。

 

VAIO S13は個人向けとして、約5年ぶりの新モデル。VAIO SXシリーズよりもお手頃な価格で、性能とのバランスを重視しており、学生や若いビジネスパーソン向けになっているとのこと。

 

スペック面では、最新の第12世代インテル Core プロセッサーを搭載。また、読み書き速度の速いPCIe Gen.4接続のSSDを採用しています。

 

直販でハイエンドな構成は、Core i7-1255U、32GBメモリー、2TB SSD、Windows 11 Home 64ビットで、価格は31万2301円(税込み)。ディスプレイはフルHD(1920×1080ドット)解像度です。

 

さらに、オンライン会議時に、自分の顔を最適な大きさで中央に位置する「自動フレーミング」や、背景ぼかしなどを、ZoomやMicrosoft Teamsといったツールによることなく利用できる機能も追加されています。また、会議中に騒音などの環境ノイズだけを除去するAIノイズキャンセリング機能も搭載。

 

インターフェイスはUSB Type-A×2、USB Type-C(Thunderbolt 4)×2、HDMI、有線LAN、ヘッドホン出力をそろえています。

「VAIO」25年の感謝を込めたSNSキャンペーン! VAIOファン必見の「25周年特設サイト」も

VAIOは、日本で初めてVAIO PCを発売してから25年を記念し、これまで支えてきたユーザーへの感謝の気持ちを込めて、「想い出のVAIO」をSNSに投稿するとオリジナルグッズやオンラインストアで使える25%オフクーポンをプレゼントするキャンペーンを、7月1日~8月31日まで実施します。

 

キャンペーン応募方法は、SNS(Twitter・Facebook・Instagram)で指定のハッシュタグをつけて、VAIOの想い出やエピソードを写真やコメントで投稿。それぞれ抽選で25名に、「VAIOオリジナルデザインTシャツ」(7月分のみ。8月分の25周年記念オリジナルグッズは後日発表)、「VAIO公式オンラインストア25%オフクーポン」「ソニー公式オンラインストア25%オフクーポン」が当たります。

 

また、7月1日にはVAIO日本発売25周年特設サイトも開設し、VAIO PCの歩みがわかるコンテンツや記念動画を公開。今後も25周年に関する取り組みを順次、同サイトにて紹介予定としています。

 

記念動画は、歴代のVAIO PCのクリエイティブや製品画像を振り返りながら、現在のVAIO PCに受け継がれているものを体感できるような内容で、特設サイトには動画の他にも、歴代製品を厳選し、開発に関わったメンバーへのインタビューをもとにした秘話と共に紹介するコーナーも設けられています。

 

さらに、VAIO社員が考えた難問・奇問を含むクイズ10問も用意。回答数に応じてランクがつき、8問以上正解すると、VAIOのコーポレートカラーでもあり、古来から「勝ち」を導く縁起色として好まれた「勝色(かちいろ)」ランクの認定証がWEB上で贈られます。クイズの結果はSNSでシェアも可能。

VAIOから最新のインテルCPUを搭載した高性能モバイルノートPC「VAIO SX12」「VAIO SX14」登場

VAIOは6月14日、12.5型のモバイルノートPC「VAIO SX12」および14型モバイルノートPC「VAIO SX14」を発表。7月1日以降に販売を開始します。

↑VAIO SX12

 

VAIO SXシリーズは、2021年にフルモデルチェンジを果たしており、今回はコンセプトはそのままに、最新の第12世代インテル Core プロセッサーを搭載。また、電源の強化や放熱能力の向上などにより、CPUの性能を最適に制御する独自技術「VAIO True Performance」も採用しています。

 

カメラ機能も強化しており、Web会議などで自分の顔が最適な大きさで中心にくるようになる「自動フレーミング」や、背景ぼかしといった設定が可能。これらはVAIOの設定で変更できるため、ZoomやMicrosoft Teamsなどのアプリに依存することなく、利用できます。

 

このほか、5Gモジュールを選択可能になるなど、最新の通信規格にも対応しています。

 

VAIOとしてはVAIO SX12をコンパクト、軽量、堅牢、長時間すべてそろったモバイルPCと位置付けており、VAIO SX14は軽量モバイルでも生産性を追求した大画面モバイルとしているとのこと。

↑VAIO SX14

 

VAIO SX12のハイエンドモデル「VJS12590111B」の主なスペックは、インテル Core i7-1260P プロセッサー、16GBメモリー、512GB SSD、Windows 11 Pro(64ビット)。12.5型のディスプレイは、解像度が1920×1080ドット(フルHD)で、アスペクト比は16:9となっています。

 

インターフェイスは、有線LAN、USB 3.0、HDMI出力、USB Type-C(Thunderbolt 4)×2、ヘッドホン/マイクジャックをそろえています。

 

VAIO SX14のハイエンドモデル「VJS14590111B」の主なスペックは、インテル Core i7-1260P プロセッサー、16GBメモリー、1TB SSD、Windows 11 Home(64ビット)。ディスプレイは解像度が1920×1080ドット(フルHD)で、アスペクト比は16:9です。

 

インターフェイスは、有線LAN、USB 3.0、HDMI出力、USB Type-C(Thunderbolt 4)×2、ヘッドホン/マイクジャックを装備しています。

VAIOからノートPCで最高クラスの性能を追求した15.6型ノートPC「VAIO S15」登場

VAIOは4月26日、15.6型のノートPC「VAIO S15」を発表。5月下旬以降に発売します。店頭での想定価格は21万9800円(税込)から。

 

今回登場のVAIO S15は、2019年11月にフルモデルチェンジ以降、約2年半ぶりの製品更新となります。新モデルはノートPCで最高クラスの性能と、耐久性の高い筐体を追求したそうです。

 

性能面ではCPUに、ハイパフォーマンスが期待できるインテル Core i5-12500H プロセッサー/インテル Core i7-12700H プロセッサーを搭載。クリエイティブ作業で新たな挑戦ができるほか、普段使いでも数年経っても快適に使用できるとしています。

 

また、メモリーには最新規格のDDR5メモリーを採用し、前世代のDDR4メモリーに比べてデータ転送速度が80%高速化。あらゆる動作で高いレスポンスを実現したといいます。さらに、VAIOとしては初めて、メモリーの容量を64GBまで選択できるようになっています。

 

このほか、最新のWi-Fi 6Eや、Web会議などで役立つAIノイズキャンセリング機能などに対応しています。

 

加えて、カメラ機能もアップデート。Web会議ツールに依存することなく背景をぼかす機能や、映っている自分の顔を認識して画面のセンターにフレームを合わせる機能などを利用できます。

 

ラインナップは、VJS15590111B(ブラック)/VJS15590211W(ホワイト)、VJS15590311B(ブラック)/VJS15590411W(ホワイト)の4機種で、基本スペックは下記のとおりです。

モデル名 VJS15590111B VJS15590211W VJS15590311B VJS15590411W
CPU インテル Core i7-12700H プロセッサー インテル Core i5-12500H プロセッサー
メモリー 16GB
ストレージ 512GB SSD
ディスプレイ 15.6型、アスペクト比16:9、解像度1920×1080ドット
インターフェイス 有線LAN、USB 3.0(給電機能付き)、USB 3.0×2、HDMI出力、ミニD-sub、マイク入力/ヘッドホン出力、Blu-ray Discドライブ、SDメモリーカードスロット 有線LAN、USB 3.0(給電機能付き)、USB 3.0×2、HDMI出力、ミニD-sub、マイク入力/ヘッドホン出力、DVDスーパーマルチドライブ、SDメモリーカードスロット
本体サイズ 約幅361.4×高さ22.0~26.0×奥行254.3mm
重量 約2.25kg
OS Windows 11 Home 64ビット
想定価格 25万9800円(税込) 21万9800円(税込)

 

VAIOによると、15.6型のノートPCはコンシューマー市場で人気が高く、特に動画や写真編集といったクリエイティブ用途での支持と、長く安心して使いたい層からの支持を集めているとのこと。今回も、同じ層から注目されそうです。

3方向からPC収納部分にアクセス! VAIO×エース第3弾「ガジェタブルDP VAIOストア特別仕様」限定販売開始

VAIOは、VAIOストアにて、バッグ&ラゲージブランド「ace.」(エース)とコラボレーションしたビジネスリュック「ガジェタブルDP VAIOストア特別仕様」を、3月24日から数量限定で販売します。

 

VAIOとエースのコラボレーションは、2019年2月に「デュラテクトV|VAIO特別仕様」で初のコラボレーションを行って以来3回目。今回発売となるガジェタブルDP VAIOストア特別仕様は、スリムなボディに収納力を凝縮した、コンパクト設計のビジネスリュックで、前持ちした際も使いやすく電車内で邪魔になりにくい、エース「ガジェタブルシリーズ」国内生産バージョンのDPをベースにしています。

 

VAIO SX12、VAIO SX14、VAIO Z、VAIO S15(法人向けにはVAIO Pro PJ、VAIO Pro PK、VAIO Pro Z、VAIO Pro PH)を快適に持ち運ぶことにこだわった、3方向からアクセスできるPC収納機能など、VAIOストア専用機能が追加されたスペシャルバージョン。「14.0型ワイド対応 13Lタイプ」2カラー(ブラック・ネイビー)と、「15.6型ワイド対応 15Lタイプ」2カラー(ブラック・ネイビー)の、計4種のラインナップです。

 

本体生地は軽く丈夫な帆布にポリカーボネートPUコーティングを施し、撥水性を向上。PC収納部分は3方向からアクセス可能で、様々な利用シーンを想定して、置いたときに右肩、左肩どちらに背負ったままでもアクセスできる、ストレスフリーを目指した専用設計です。本室上部のデットスペースになる部分には、伸縮性・緩衝性のあるネオプレン素材のポケットをレイアウトしており、ACアダプターなどの小物入れとして利用できます。

 

握りやすい牛革のメインハンドルと、リュックハーネス部分にVAIOロゴをレイアウト。キャリーケースのバーに固定できるセットアップ機能は、縦にも横にも対応しています。ポケットのファスナースライダーは、固定できるYKK製セミオートマチックスライダーを使用。

 

税込価格は、14.0型ワイド対応 13Lタイプが3万7400円、15.6型ワイド対応 15Lタイプが3万9600円です。

AIノイズキャンセリング機能で、騒音などの環境ノイズだけを除去! VAIOのフラッグシップ「VAIO Z」に新モデルが登場

VAIOは、フラッグシップモバイルPC「VAIO Z」の、機能・性能を向上した新モデルを発表しました。最速お届け日は1月21日、「VAIOストア」最小構成価格は31万1080円~(税込)です。

 

VAIO Zは、立体成型フルカーボンボディにより、1kgを切る軽さ(最軽量構成時)を実現したフラッグシップモデル。

 

今回発売されるモデルでは、最大5.00GHz(インテル ターボ・ブースト・テクノロジー3.0利用時)駆動の高性能プロセッサー インテル Core i7-11390Hを搭載し、インテルが定めるプレミアム・ノートPCの標準規格「インテル Evoプラットフォーム」に準拠。独自機能である、AIの力で騒音などの環境ノイズだけを除去するAIノイズキャンセリング機能も搭載しています。OSは、ウェブ&モバイルフレンドリーかつセキュリティーにも配慮した「Windows 11」をプリインストールしています。

 

筐体のカラーは通常の「ブラック」のほかに「シグネチャーブラック」や、黒色キートップに黒文字で刻印を施した「隠し刻印キーボード」など、プレミアムエディションでしか選択できなかった仕様も選べます。同製品の隠し刻印は刻印を光らせることができ、暗い場所などでも迷わずタイピングできます。

 

シグネチャーブラックは、VAIO Zの特長である立体成型フルカーボンボディの魅力を見た目でも感じられるよう、カーボン繊維の目をあえて表出させており、カーボンならではのテクスチャーを楽しめます。

 

現在、VAIOストアの新規会員登録者を対象に、PC購入時に使用できる最大2万5000円分の「VAIOストア限定クーポン」のプレゼントキャンペーンを行なっています。詳細は、VAIOストアのキャンペーンページをご覧ください。

VAIO PC 2021年発売モデルも1万円オフ!ブラックフライデーセール29日まで

VAIO(バイオ)は、VAIOストア限定でPCが最大1万円オフになるブラックフライデーセールを、11月29日まで開催します。さらに、新規で会員登録をすると併用可能な最大2万5000円割引となるクーポンが配布されます。

※価格は全て税込です。

セール対象製品一例

VAIO S15 (2019年11月発売モデル)

セール価格:31万4680円から

通常価格:33万9680円

 

VAIO SX14 (2020年10月発売モデル)

セール価格:18万4480円から

通常価格:23万8480円

 

VAIO SX12 (2021年10月発売モデル)

セール価格:23万8600円から

通常価格:24万8600円

VAIO Zの技術を継承した、軽量・頑丈モバイルノートPC「VAIO SX14」「VAIO SX12」デビュー

VAIOは10月13日、14型モバイルノートPC「VAIO SX14」と12.5型のモバイルノートPC「VAIO SX12」を発表。発売はそれぞれ10月22日からで、VAIO SX14の店頭想定価格は19万9800円(税込)から、VAIO SX12は17万9800円(税込)からとなっています。

 

両モデルともに、フラッグシップにあたる「VAIO Z」に次ぐモデル。VAIO Zの技術を継承した、主力モバイルノートPCと位置付けられています。

 

それぞれ共通で、ボディの天板には立体成型したカーボンを採用。これにより軽量化と堅牢性を実現しています。また、米国国防総省が定める調達規格「MIL-STD-810H」に準拠したテストをクリアするほどの強いボディに仕上がっています。

 

このほか、バッテリーは新開発したものを採用し、最大約30時間の駆動時間を実現。モバイルノートとしては不満のないモデルと言えるでしょう。

 

さらに、昨今のビジネス環境のニーズに応えた機能性も備えています。オンライン会議向けに、内蔵マイクを強化したほか、Dolby Atmosによる音声の聞き取りに特化したエフェクトを採用。これに加えて、AIノイズキャンセリング機能をそなえることで、マイク入力に対して騒音などと声を識別し、ノイズを除去してクリアな音声のみを相手に届けることが可能です。

 

また、細部にもこだわっており、新ヒンジによって片手で本体を開けたり、ディスプレイを180度まで倒せたりします。

 

VAIO SX14の中で最高スペックのモデルは、インテル Core i7-1195G7 プロセッサー、16GBメモリー、512GB SSDを搭載。ディスプレイ解像度はフルHD(1920×1080ドット)です。OSはWindows 11 Home 64ビットを搭載しています。本体サイズは約幅320.4×高さ13.3~17.9×奥行222.9mmで、重さは約1.06kg。

VAIO SX14のファインブラックモデル

 

店頭想定価格は26万9800円(税込)です。

 

VAIO SX12の中で最高スペックのモデルも同じ仕様。本体サイズは約幅287.8×高さ15.0~17.9×奥行205.0mm、重さは約925g。

VAIO SX12のファインブラックモデル

 

店頭想定価格も同じ26万9800円(税込)です。

 

なお、インターフェイスは共通で、USB Type-C(Thunderbolt 4、USB PD対応)×2、有線LAN、HDMI出力、USB 3.0×2、ヘッドホンジャックをそろえています。

15.6型大画面搭載! AMD Ryzenプロセッサー初搭載「VAIO FL15」

VAIOは、15.6型ノートPC「VAIO FL15」を10月6日に発売。VAIO PCとして設立以来、初めてAMD Ryzenプロセッサーが搭載されます。

 

同製品は、VAIOストア、大型家電量販店 VAIO 展示店(VAIO OWNER MADE)のほか、Amazon「VAIOストア」でも受注を開始しています。税込価格は7万9200円~。

 

約1.85kgの置き場所にも困らないスリムで軽量なボディ。USB端子のほか、USB Type-C端子、HDMI端子などを搭載し、様々な周辺機器を繋げられます。本体カラーはホワイト、ブラック、シルバーの3色で、ブラックとシルバーは黒いキートップ、ホワイトは白いキートップのキーボードを搭載。開くと適度な傾斜が付くキーボードは、テンキー付きのゆったりとした配置で、入力しやすくなっています。

 

前述のAMD Ryzenプロセッサー(AMD Ryzen 3 4300U)や、8GBメモリー、256GB SSD、15.6型フルHDディスプレイを備え、ビデオチャットから動画編集まで、ビジネスやプライベートで日常的にPCで行う作業が快適にこなせるスペックで、利用者のワーク・ライフスタイルに寄り添います。

 

同製品を含め、すべてのVAIO PCは安曇野本社・工場で専任の技術者が1台1台仕上げを行ない、品質チェックを徹底しています。

VAIOのPCがかなりお買い得になる「VAIO株式会社 設立7周年記念キャンペーン」開始

VAIOが7月1日で7周年を迎えました。これにともない、VAIOのPCが安くなるなどのキャンペーン「VAIO株式会社 設立7周年記念キャンペーン」がスタートします。

 

キャンペーンでは、VAIOストアでVAIOのPCが7%オフで販売。さらに、一部対象モデルが値引きされるうえ、VAIOストアに新規会員登録すると最大2万5000円引きのクーポンがもらえます。値引きの対象モデルは、Core i7と32GBメモリーを搭載した「VAIO SX12」(税込で最大2万7500円オフ)や、Core i7と16GBメモリーを搭載した「VAIO Z」(税込で最大2万2000円オフ)など。このほか多数のモデルが値引きされています。

 

さらに、ソニーストアでも7%オフのクーポンを配布しており、これを適用するとVAIOのPCがお買い得です。なお、それぞれのストアのキャンペーンは7月1日(木)から8月31日(火)までです。

 

このほか、キャンペーンではInstagramに「#わたしとVAIO」を付けて、VAIOと過ごすスタイリッシュな日常を投稿すると抽選で7名にVAIOロゴ入りオリジナルマウスがプレゼントされたり、VAIO IDに登録すると抽選でオリジナル名刺ケースが当たったりと、盛りだくさんの内容となっています。

 

↑VAIOロゴ入りオリジナルマウス

 

↑オリジナル名刺ケース

 

高品質なVAIOのノートPCをお得にゲットするチャンス。気になる人はVAIOストアやソニーストアをチェックしてみましょう。

高剛性かつ軽量、フラッグシップの「VAIO Z」に法人モデル登場

VAIOは5月27日、フラッグシップモバイルノートPC「VAIO Z」シリーズの法人向けモデルとして、14型の「VAIO Pro Z」を発表。標準仕様のソニーストアでの価格は26万6200円で、6月4日ごろのお届けとなっています。

 

VAIO Pro Zは、世界で初めて立体成型のフルカーボンボディを実現したとうたうモバイルノートPCです。これにより、MIL-STD-810Hに準拠した試験をクリアする高剛性と、最軽量構成で約958gの軽量を両立しています。

 

主なスペックは標準仕様で、インテル Core i7-11370H プロセッサー、16GBメモリー、512GB SSDで、OSはWindows 10 Pro 64ビットを搭載。ディスプレイの解像度は、フルHD(1920×1080ドット)となっています。また、インターフェイスはUSB Type-C×2(Thunderbolt 4とUSB Power Deliveryに対応)、HDMI、ヘッドホン出力をそろえています。

 

さらに、Wi-Fi 6とBluetooth 5.1に対応するほか、3G/LTE/5G通信にも対応しています。

 

このほか、最大34時間駆動のバッテリーや、人感センサーと指紋認証および顔認証を組み合わせたセキュリティ機能「VAIO User Sensing」などを搭載。

 

VAIOは、VAIO Pro Zの市場投入によって、ビジネスの最前線で活躍する経営者やエンジニア・クリエイターなどとパートナーになり、唯一無二の挑戦を強力にサポートしていくことを通じて、ビジネスを加速していくことを目指すとしています。

 

なお、法人向けモデルではありますが、ソニーストアで購入可能です。ただし、個人向けの「VAIO Z」もラインアップされているので、個人の場合はそちらを選択するのがいいでしょう。

ノートPC「VAIO Z」の頭一つ抜けた「高性能と軽量性の両立」は、ユーザーに何をもたらすのか?

去る2月18日に発表され、早くも話題沸騰中のハイエンドモバイルノートPC「VAIO Z」(3月5日発売)。モバイルマシンとは思えない驚異的なスペックと、直販価格27万2580円(税込)からという強気の価格設定でも注目を集めている本機ですが、その価値はそういった分かりやすい部分だけでは語り尽くせません。そこで今回では、「VAIO Z」の商品企画を担当したVAIO株式会社PC事業本部PCビジネス統括部事業企画グループ商品企画課の原田真吾氏に、同社がこの製品に込めた想いを語ってもらいました。

↑VAIOのフラッグシップモデルとして発表されたVAIO Z

 

【VAIO Zの細部を写真で見る】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

 

↑リモート取材に応じるVAIO株式会社PC事業本部PCビジネス統括部事業企画グループ商品企画課の原田真吾氏。VAIO Zの商品企画担当として企画から製品化までを主導する

 

なお、VAIO Zの製品概要はGetNavi webでもすでに紹介済み。ぜひこちらもご一読ください。

至高のモバイルPC「VAIO Z」ーー比類なきパワー、スタミナ、強靭さを「軽く」仕上げたフルカーボンボディの魅力は?

 

VAIO Zは極上の環境をどこにでもモバイルできることを目指した

 

ーーまずはVAIO Zという製品の位置付けから教えて下さい。

 

原田:VAIOにおけるフラッグシップという位置付けです。モバイルノートPCにはパフォーマンスや薄さ、軽さ、バッテリー駆動時間などさまざまな要素が求められていますが、VAIO Zは、それらを1つとして妥協せず、高次元で融合した製品だと自負しています。

 

また、そうした基本性能だけでなく、使い勝手やデザイン性などもしっかり追求。PCを長年使っていると、我慢できる範囲ですが、ちょっと使いにくいと感じる部分や、そもそも不便に気がついていないところも多いんですよね。VAIO Zではそういう部分も積極的に改善しており、ユーザーがより高いレベルでアウトプットできるようにしています。

 

ーーそんなVAIO Z、最大の特長がボディ全体をカーボン素材で覆った「立体成型フルカーボンボディ」ですが、これはどういったものなのでしょうか?

 

原田:まずカーボンという素材の特性について説明します。これまでのノートPCで使われてきたマグネシウムやアルミニウムなどの金属素材には素材ごとの物性があり、それを変えることはできません。薄くすればその分、弱くなりますし、強くするには厚くしなければなりませんでした。

 

それに対してカーボンは、カーボンファイバー(炭素繊維)をどの方向に何層重ねるか、どのグレードのカーボンを使うかによって、物性を変えることができる極めてユニークな素材。例えばVAIO Zの場合、パームレスト面と底面は同じ構成のカーボンを使っているのですが、強度が求められるディスプレイ背面はより剛性の高い構成のものを採用しています。

↑VAIO Zの最大のトピックはボディ全面を覆うカーボン製ボディ。極めて強度が高く、かつ軽く仕上がっています

 

ーー本体の全面をカーボン化しただけでなく、部位ごとに最適な素材を使い分けているんですね。

 

原田:はい。さらに今回は、そのカーボンパネルを曲げることにもチャレンジしました。板状の素材を曲げて立体的にすることで形状的に剛性を高めることができるので、軽量化と剛性向上を両立させることが可能になるんです。本来カーボンは曲げるのがとても難しい素材なのですが、国内の製造メーカー各社にご協力いただき、なんとか実現することができました。

↑カーボンを立体的な形状に加工することで剛性を高める工夫をしています

 

↑ディスプレイ部分は180°まで開くようになりました

 

こうしたカーボンの使いこなしは、業界に先駆けてカーボン素材をモバイルノートPCに採用してきたVAIOだからできたこと。長年この素材に取り組んできたからこそ実現できたと思っています。

 

ーーただ、そうした夢の軽量素材を使ったわりにVAIO Zはそこまで軽くないですよね(最軽量構成で約958g)。これにはなにか理由や狙いがあるんでしょうか?

 

原田:我々も、軽さだけを目指せばもっと軽くすることはできました。でも、どんなに軽くても性能が不足していたら外出先で快適な作業はできませんよね? ですので、今回はボディが軽くなった分、より高性能なCPUを載せられるよう強力な冷却機構を搭載したり、大きなバッテリーを搭載(フルHDモデルで最大34時間駆動を実現)するなどして、基本性能を底上げし、どこでもオフィスや自宅と同じように作業できることを目指しています。

 

ヘビーな作業をしない人にもVAIO Zのハイパフォーマンスは価値がある

 

ーー「立体成型フルカーボンボディ」に並ぶ、VAIO Zもう1つの特長が、もっとサイズの大きなゲーミングPCやクリエイターズPC向けの爆速CPU「第11世代インテルCoreプロセッサー H35シリーズ(以下、Core H35シリーズ)」を搭載していること。ただ、一般ユーザーにそれほどのパフォーマンスが必要なのか疑問に思うところもあります。このあたり、どうお考えですか?

 

原田:一般的な使い方をするならこんなCPUパワーはいらないのではということですよね? このあたりは、VAIO Zの発表会で公開した動画でもテストしているのですが、例えばPowerPointで作った大きな資料をPDFに書き出すとか、Excelでちょっと複雑なマクロを動かしたり、大きなグラフを表示するといった、ビジネスシーンでよくある使い方でも明確な違いを感じていただけるはずです。

 

VAIO Z発表会動画

↑パフォーマンステストは8分3秒あたりから

 

また、VAIO Zでは、普段のちょっとした動作がすごく機敏です。最近のノートPCはどれも高速なので、遅いと感じることはほとんどないのですが、実際にVAIO Zでさまざまな作業を行ってみると、アプリを起動するとかデータをコピーするといった、毎日何度も繰り返す作業がとても速く感じるんです。それによって思考が中途半端に中断されることがなくなり、より作業に集中できるようになるのは大きなメリットだと思いませんか?

 

先ほど「そもそも不便に気がついていないところも多い」と言いましたが、これがまさにそうで。実はちょっとした待ち時間をストレスに感じていたんだな、と。ですので、すごく重い作業をしない方にもVAIO Zのスピードは意味があると考えています。

 

ーーなるほど。Core H35シリーズ搭載には、作業時のわずかな待ち時間を短縮することで集中力を高め、ユーザー自身の生産性を上げる効果もあるんですね。

 

原田:その通りです。なお、VAIO ZのハイパフォーマンスはCPUの力だけで実現しているわけではありません。従来とは比べものにならないほど高速な第四世代ハイスピードSSD搭載など、CPU以外の部分も同じくらい高速化することで、この速度感を実現しています。

 

ーーたしかにVAIO ZのSSDは、立ち上げなどの速度がものすごく速いですよね。大きなファイルデータがあっという間にコピーできて、ちゃんとコピーしたのか心配になるほどでした(笑)。ところで、ハイパフォーマンスCPUというと、使っているうちに本体が熱くなってきて、それを冷やすためにものすごい勢いで空冷ファンが回り始めるイメージがあるのですが、このあたりVAIO Zではどのように対策しているのでしょうか?

 

原田:VAIO Zでは高性能の空冷ファンを2つ載せるなど、冷却性能を大きく高めているので、使っていてパームレストや底面が触れなくなるほど熱くなることはありません。

 

ーー音はどうですか? リモートワークでビデオ会議をやっていると時々、話す声より空冷ファンの風切り音の方が大きい人とかいますよね。

 

原田:ビデオ会議など、日常的な用途ではCore H35シリーズを大きく発熱させるほどにはなりませんので安心してください。わずかな発熱もフル稼働時を想定した冷却性能でしっかり逃がしてくれるので、ファンもゆっくりしか回りません。快適にお使いいただけます。

 

面倒なログイン・ログアウトをノーストレスにする「VAIO User Sensing」

 

ーー先ほどVAIO Zは使い勝手にもこだわったとおっしゃいましたが、具体的にはどんなところが改善されているのでしょうか?

 

原田:大きなところでは、今回、これまでなかった新機能として「VAIO User Sensing」を追加しました。これは人感センサーとセキュリティ機能を組み合わせることで、強固なセキュリティを実現し、どうしても避けられない面倒くささやストレスを軽減しようというものです。

 

ーー人感センサーがノートPCのセキュリティにどう役立つんですか?

 

原田:例えば、「着席オートログオン」という機能では、スリープ状態のVAIO Zの前に人がくると人感センサーがそれを検知して自動的に顔認証がスタート、一切手を触れることなくログオンまで完了するので、すぐに作業を始められます。

 

ーーPCの前に座った後、キーを叩いてスリープを解除し、顔認証なり指紋認証なりでログオンする手間がゼロになるのは、たしかに便利ですね。

 

原田:さらに、それとは逆に「離席オートロック」という、席から離れると(人感センサーが人の不在を検知すると)自動的にVAIO Zをロックしてくれる機能や、VAIO Zの前にユーザーがいる時は、たとえ操作をしていなくてもスリープに入らないようにする「在席ノーロック」という機能も実現しました。

↑着席オートログオン機能ではユーザーがPC前に座っただけで、スリープ状態が解除されます

 

↑人感センサーを「ON」にすると、離席すれば自動的にシステムがロックされます

 

ーーPC画面を見ながら考え事などをしている時に画面がオフになると集中が削がれますから、この「在席ノーロック」はとてもうれしいですね。ちなみにこういった機能はどのように思いつくんですか?

 

原田:やっぱり自分たちが普段思っている面倒くささや、煩わしさを何とか解決したいというのがスタートです。PCがユーザーに気を遣わせる存在になってはいけないと常々考えています。

 

好評だったVAIOのキーボードがさらに快適にブラッシュアップ

 

ーーVAIO Zではキーボードやタッチパッドも大きく進化しているとお聞きしました。具体的にはどのように変わったのでしょうか?

 

原田:キーボードはPCを使う上で、最も触る部分なので、その使い勝手にはかねてよりこだわってきました。その象徴はパームレスト面がデスク面までシームレスに繫がっていく「無限パームレスト」や、ディスプレイを開いた時にキーボード奥部がせり上がってタイピングしやすい傾斜が付く「チルトアップヒンジ」なのですが、今回はキーを押し込む深さ、キーストロークを従来モデルの1.2mmから1.5mmにまで増やしています。

↑ディスプレイを開くとキーボード奥部がせり上がるチルトアップヒンジ

 

さらに押し込んだ時の感触がより心地よく感じられるよう、各キーの下に仕込まれているラバードームという部品を改善しています。また、キートップの形状もわずかに変更。これまでの製品も「ディッシュ」と呼ばれる中央に向かって窪んだ形状になっていたのですが、その深さを0.1mmから0.3mmまで大きくしています。これによってタイピング時の指の収まりがよくなるので、ミスタッチが減り、また疲れにくくもなっているんですよ。

↑キーの窪みを0.2mm深くしたことで、ユーザーの疲労を軽減し、作業効率の高さにつなげています

 

ーーたしかに、なんというか、スコッスコッと気持ちいいフィーリングでタイピングできますね。

 

原田:指をキートップに置いた時点で違いがわかりませんでしたか? 各パーツをより高精度に組み上げたことで、個々のキーの安定感が高まっており、無用なガタツキなどもありません。これによってタイプ時の打鍵音も抑えられたので、静かなカフェや図書館などでも周囲に迷惑をかけることなくタイピングしていただけます。

 

そして何よりキーストロークが深くなったことがすごく効いています。0.2mm増えたくらいで何が変わるのかと思われそうですが、これが全くの別もの。このキーボードに慣れてしまった結果、キーピッチ1.2mmの古いVAIOに戻ったらミスタッチが増えたくらいなんですよ(笑)。

 

ーー同じくらい触る時間の長いタッチパッドについてはいかがでしょうか? パッと見でものすごく大きくなって、海外製ノートPC並みのサイズになりましたね。

 

原田:そうですね。従来のものと比べて約190%、およそ倍くらいのサイズにまで大きくしています。タッチパッドが小さいと、画面の端から端までマウスカーソルを動かすのに何往復もしなければなりません。VAIO Zのディスプレイは14.0型のモバイルPCとしては比較的大きいサイズに、高解像度の4Kもラインナップしているので、それに合わせた側面もあります。

↑タッチパッドは約110mm×60mmへと拡大されました。モニターの端までカーソルを動かせます

 

ーー触り心地も従来の少しザラザラした感じから、滑らかな触感に変わりましたよね。これによってフリックやピンチなど、スマホライクな操作をしやすくなったように感じます。

 

原田:ただ、その上で変えなかったのが物理2ボタンをきちんとつけること。押し間違いを防ぐ観点からも、この点にはこだわりました。

↑物理2ボタンはVAIO SX14同様、少し固いタッチですが、クリック音は抑えられています

 

なお、触り心地の点でいうと、今回はパームレストの触感にもこだわっています。塗装メーカーさん協力のもと、パームレストを含むボディ全体に質感の高い塗装を施しており、夏場に長時間タイピングしても手のひらが汗でじっとり不愉快な感触にならないようにしています。これまでのVAIOと比べて指紋が付きにくくなったのもポイントですね。

 

細かすぎて伝わらない? VAIO Zの細部へのこだわり

 

ーーそのほか、使い勝手の点で従来のVAIOから進化している点はありますか?

 

原田:ここまででお話したこと以外にも、Wi-Fi/5Gのアンテナ配置の改善や、これまで以上に厳しい品質試験、スピーカーの音圧・音質向上など、本当に語りきれないくらいたくさんあるのですが、昨今、重要度が高まっているビデオ会議に関連する部分でいうと、内蔵マイクの構造を改良することで、より音質を高めています。

 

ーー具体的にはどのように構造を変えたのでしょうか?

 

原田:マイクは本体ディスプレイベゼル上端のフロントカメラ左右に2つ組み込まれているんですが、ベゼルに空いている孔とマイクモジュールとの間にあるわずかな隙間をしっかり密閉することで、右の孔から入ってきた音が隙間を伝って左のマイクに伝わることがないようにしました。

↑マイクの周囲には密閉性の高いゴム素材を配置し、雑音やキーボードの打鍵音を遮断しています

 

ーー音が隣のマイクに伝わるとどんな問題が起きるんですか?

 

原田:VAIO Zでは2つのマイクに入って来る音のわずかな差を元にノイズキャンセル処理を行っているのですが、音が漏れているとその効果が落ちてしまうんです。密閉度を上げたことで、キーを叩いた時などの軋みなども伝わりにくくなり、よりクリアな音声を相手に届けることができるようになりました。

 

ーー1日何件もビデオ会議をする人には地味ながらもありがたい改善ですね。

 

原田:あと個人的にすごく気に入っているのがVAIO初のモダンスタンバイ対応です。これまでのVAIOと比べて、スリープからの復帰がものすごく速くなっており、ディスプレイを開いたら、その瞬間に作業を再開できます。

 

ーー最近、徐々に対応モデルが増えているモダンスタンバイはうれしいところですね。しかし、こうして聞いてみると、新しいVAIO Zは、従来VAIOとは、丸っきり別モノになっていると感じました。こうした新しい取り組みは今後、VAIOのスタンダードモデルなどにも採用されていくんでしょうか?

 

原田:VAIOでは機種ごとにターゲットとするユーザー層が異なり、それによって立ち位置も変わってくるため、今後の新製品の何もかもがVAIO Zのようになるとは言いません。ただ、この製品で新しく生まれたエッセンスは今後の製品にも活かされていきます。

 

VAIO Zは挑戦する人のためのパートナー

 

ーー最後にGetNavi web読者に向けて、メッセージをお願いします。

 

原田:VAIO Zには、弊社が昨年11月に発表したブランドミッション「挑戦に火をともそう。」で示したように、挑戦する人のパートナーでありたいという強い気持ちがあります。では、パートナー=一緒に働く人はどんな人がいいかというと、ものすごく仕事ができる優秀な人……というだけではダメなんですよね。長く働き続けられるスタミナもあって、何でも言い合える関係が作れて、そして何よりそばにいて心地よい人であってほしいと思いませんか?

 

それを具体的にノートPCに落とし込んでいくと、キーボードの打ち心地とか、触り心地とかの価値が分かっていただけるのではないでしょうか。正直言ってVAIO Zは安い買い物ではありません。しかし、買っていただけた方にそれだけの価値を提供できると思っています。

 

ですので、機会があればぜひ実機に触れてみていただきたいですね。より快適になったキーボードなど、実際に手に取っていただければ、数字だけでは伝えることの難しい魅力を体感でき、ただ高価なだけのマシンではないことが分かっていただけるはずです。

 

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構成/内山慎太郎 撮影/我妻慶一

至高のモバイルPC「VAIO Z」ーー比類なきパワー、スタミナ、強靭さを「軽く」仕上げたフルカーボンボディの魅力は?

VAIOは2月18日、新しいモバイルPC「VAIO Z」を発表しました。世界初の立体成型フルカーボンボディを持ち、スピード、スタミナ、強靭性と、1kgを切る驚異的な軽量性の両立を実現した新たなフラッグシップモデルです。直販価格で26万700円から(税込)で、3月5日より発売となります。

↑今回発表された「VAIO Z」

 

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驚異の軽量性とハイスペックの両立を実現した、世界初の「フルカーボンボディ」

VAIO Zの最大の特徴は、重量958gの軽さと機能性とハイスペックを両立している点にあります。その高度なバランスを得るための鍵となったのは、UDカーボンをボディ全体に採用したフルカーボンボディ。UDカーボンはレーシングカーやロケットなど、極限まで軽さが求められる現場で使用されています。また、一般的なクロスカーボンよりも強靭な反面、曲げ加工が難しい欠点を持っていました。しかし、VAIO Zでは15年以上にわたって培ってきたカーボン技術を生かすことで、世界初の立体成型フルカーボンボディの開発に成功したのです。

↑UDカーボンで構築された軽量かつ強靭なボディ

 

その結果、最軽量モデル「VJZ14190311B」の重量は958gを実現しています。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、企業のリモートワーク化が進み、モバイルPCを持ち歩く機会が増えていますが、VAIO Zの軽さは鞄に入れて持ち歩くのにとても便利です。

↑わずか958gなので、気軽に持ち歩くことができます

 

そしてVAIO Zはフルカーボンボディの実現で軽さにこだわりながらも、処理スピードの速さなどスペック面にも妥協がありません。VAIO Zに搭載されたインテルの最新プロセッサである、第11世代Core H35(Tiger Lake-H)は、これまでよりも動作周波数や熱設計電力を向上。フルカーボンボディによりフレキシブルに稼働できる1kg前後の軽量ボディを持ちながら、従来のPCと比較して大幅なスピードアップに成功しているわけです。処理スピードアップにより、起動時や大容量ファイルを開くまでの時間など今まで、ただ待っているしかなかった時間の節約に繋がるようになりました。

 

特に従来、時間のかかっていた細かな処理が速まったことは大きなメリットと言えるでしょう。2017年9月発売の「VAIO S13」と比較すると、PowerPointで作成したプレゼン資料をPDF化するのにかかる時間は半分で済みます。

↑2017年発表のVAIO S13と比較しても処理スピードは大幅に進化しました

 

同じく処理スピードの向上により、ビデオ会議などでのリモート・コミュニケーションで発生するタイムラグを大幅に縮めることにも成功。従来型のPCでは、音声が遅れるなどの現象が発生することがあり、何度も言い直すようなこともありましたが、VAIO Zならそうしたストレスとは無縁でリモート会議を実施することが可能です。

 

リモートワークが広まるにつれて、お気に入りのカフェやワーキングスペースなどでも仕事ができるようになりました。「VAIO Z」はそのようなシーンでACアダプターを持たずに外出し、電池残量を気にせず1日の仕事ができることを目指して開発、最長で約34時間のバッテリー持続を実現しています。

 

VAIO取締役執行役員PC事業本部長の林 薫氏は「大きく重いボディに高性能なプロセッサを搭載すれば、処理スピードが速いパソコンを作ることはできます。1kg未満のボディで実現したことにVAIO Zの価値があるのです」と強調します。

↑取締役執行役員 PC事業本部長の林 薫氏

 

様々なシーンでの使用を想定したモバイルPCにとって、バッテリー容量も重要な要素です。VAIO Zは、フルHD液晶モデルなら約34時間、4K液晶モデルなら約17時間の大容量バッテリーを搭載。タフに使っても極力充電せずに1日のワーキングアワーで使用することができるとしています。

↑メール&Webブラウジングで45分、ビデオ会議120分など、1日の仕事を無充電で行えます

 

↑19時過ぎに1日の仕事を終えても、まだ25%の電池残量があることがわかります

 

VAIO Zなら、移動中や出先で動画を視聴する際も電池の残量を気にせずに楽しむことができるでしょう。

 

軽量性と強靭さの両立も実現、ユーザビリティにも優れる

さらに強靭さもVAIO Zの特徴です。リモートワークの機会が増えたことによって、モバイルPCを持ち運ぶ機会が増えたと思いますが、VAIO Zは万一、落としても壊れないほどの強靭さも備えています。

↑VAIO Zに採用されたカーボンファイバーの強度はアルミニウム合金の約2倍です

 

VAIO Zは、VAIO独自の様々なモバイルPC利用シーンを想定した数十項目に及ぶ衝撃耐久性などの試験をクリア。また、アメリカ国防総省制定のMIL規格(MIL-STD-810H)もパスするほどの堅牢性を誇ります。

 

MIL規格準拠落下衝撃テストでは、持ち運び中やデスクの上からの落下などを想定して、26方向から硬い鉄板の上に落下させる試験を行います。VAIO Zはこれらの試験をクリアしたばかりか、127cmの高さからの落下試験にも耐えられる圧倒的な強度を実現しました。

↑5kgの重量をかけてもカーボン製ボディはびくともしません

 

この堅牢さを手にしたことにより、本当の意味で「どこへでも気軽に」モバイルPCを持ち出せる時代になったと言えるでしょう。

 

また、ユーザビリティにおいても、妥協のない機能性を誇るのが新生VAIO Z。VAIO User Sensingという独自の認識機能を新たに搭載しています。顔認識および指紋認識を組み合わせ、ユーザーがPCの前に座ればユーザーを認識し、スリープ状態から復帰したり、PCの前から離れると自動でロックする機能です。他にも、キーボードは日本語配列では「かな文字なし」「かな文字あり」「かな文字なしで隠し刻印」の3種類を選択できる(英語配列は隠し刻印の有無で2種類を展開)など、かゆいところに手が届く仕様を設計しています。

↑生体認識機能を備えているので、デスクに着くだけでスリープ状態が解除されます。また、デスクを離れれば自然にロックされるのでセキュリティも万全

 

↑かな文字なしで隠し刻印だと、スタイリッシュに整った見栄えになります

 

発表会に登壇したVAIOの山本千弘社長は、「この7年間、日本のビジネスパーソンの生産性を高めることに徹底的にこだわり抜いたモバイルPCを開発してきました。これまでは難しかった軽量性とスピード、スタミナ、強靭性などを両立させた“VAIO Z”の登場でモバイルPCは新たなステージに突入することは間違いないでしょう」と結びました。

↑VAIO ZならびにVAIOにおける、今後の展望を語る山本千弘社長

 

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執筆/内山 慎太郎

プロが選んだ「新しい生活様式」が充実しすぎるデジタルガジェット5選

デジタル分野では、2021年も引き続き「テレワーク」や「衛生管理」、「ステイホームに伴う運動不足の解消」がキーワード。今回は3人の専門家が、2021年に注目を浴びそうなアイテムを紹介します。

※こちらは「GetNavi」 2021年2月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私たちが解説します!

ジャーナリスト

西田宗千佳さん

モバイル機器、PC、家電などが観測領域。各種媒体に寄稿し、テレビ番組の監修も手がける。

テクニカルライター

湯浅顕人さん

PC&AVに通じるライター。紙に記録するのが苦手で、ほとんどの作業をスマホやPC上で行っている。

家電ライター

コヤマタカヒロさん

PCからキッチン家電まで幅広い分野に精通。家電テストの空間「コヤマキッチン」を運営し、米・食味鑑定士の資格も持つ。

 

【その1】ビデオ会議が快適になる「ノイキャンPC」

高性能CPUの登場により、高度なノイズキャンセリング機能を低負荷で実現できるようになった。まだまだ続くリモートワーク態勢下で需要が増えそうだ。

ASUS

ZenBook Flip S UX371EA

実売価格17万4800円〜

2 in 1タイプのノートPC。独自のAIノイズキャンセリング機能を備え、マイクで送る音声やスピーカーから出る音声のノイズを除去する。CPUは第11世代Core i7、メモリは最大16GBと処理能力が圧倒的で、Wi-Fi 6にも対応する。

↑モニターを回転させてタブレットにも。13.3インチ4K有機ELを搭載し、薄さは13.9mmを実現した

 

【ネクストヒットの理由】

「2021年もリモートワークの推奨は続きます。タイプ音や空調ノイズを消せるビデオ会議向きPCは人気を集めるでしょう。ノイキャンに必要なAI機能を備えたCPUが登場しており、他社製品と差別化できるノイキャン対応PCが増えそうです」(西田さん)

【その2】作業効率を上げる「4Kモバイルノート」

ビデオ会議でも資料作成でも作業効率に大きく影響するのが画面の解像度。コンパクトさと広い画面を両立できる4K搭載モバイル機が注目を集めそうだ。

VAIO

VAIO SX14 VJS14390111B

実売価格33万5660円

14インチの4K液晶ノート。CPUには第10世代Core i7 1065G7を搭載し、内蔵グラフィックスでビデオ会議や動画処理もスムーズに行える。堅牢なボディに水かけにも耐える静音キーボードを装備。端子類も豊富で実用性に優れる。

 

【ネクストヒットの理由】

「リモートワークの普及で、自前のPCにも快適さを求める傾向が強まっています。ディスプレイの解像度が高いと作業領域が広くなり、効率性は大きく向上します。今後は、4Kに対応したモバイルノートがより人気を集めそうです」(コヤマさん)

 

【その3】高速処理と省電力を両立させた「Appleシリコン」

メインの処理チップが、従来のインテル製から自社設計の「Apple M1」に変更されたMacのPC。大幅なパフォーマンスアップで注目されている。

Apple

MacBook Air(M1搭載モデル)

実売価格11万5280円~

最新のmacOS「Big Sur」に対応。旧製品に対し、CPUは最大3.5倍、グラフィックスは最大5倍、機械学習は最大9倍高速化している。バッテリー駆動時間も6時間延びて最大18時間を実現。ファンレス仕様なので雑音が発生しないのも美点だ。

↑最新のAppleシリコンである「Apple M1」。開発元のアップルによれば、省電力シリコンとしては世界最速であり、内蔵型グラフィックス機能も世界最速を誇るという

 

【ネクストヒットの理由】

「M1搭載Macは低価格帯製品でも極めて処理能力が高く、不快な発熱や騒音もありません。バッテリーの持ちもよく、Mac未経験者でも要検討なレベルのハイコストパフォーマンスです」(西田さん)

 

【その4】手軽に衛生対策できる「スマホ除菌ツール」

ウイルスは物体の表面に付着後もしばらく感染力を保持することが知られている。たとえば吊り革から手にウイルスが付着し、その手からスマホにもウイルスが付着したとしよう。すると、いくら帰宅後に手洗いを厳重にしてもスマホにはウイルスが付いており、その後スマホを操作しながら食事でもすれば、再び手についたウイルスが口に運ばれて感染するということもありうるわけだ。

 

「菌の数は便器の18倍」という説もあるスマホ。1日を通して頻繁に触れるアイテムであるだけに、スマホの除菌は感染予防の重要なポイントに。手を洗うのと同じタイミングでスマホの表面のウイルスも除去することが、重要な感染予防策になるといえるだろう。

 

PHONESOAP

PHONESOAP

実売価格9800円

スマホ専用の除菌装置。スマホを中に入れるだけで除菌される。USB端子も装備しており、除菌中にスマホを充電できる。クリーニング液を利用した除菌に比べて、スマホの外装にダメージを与える可能性が少ないのもメリット。

 

アーバン通商

UV除菌ハンドライト

5980円

紫外線(UV-C)を利用したハンディ除菌器。約20秒の照射で99%の除菌が可能だ。手持ちでライトを当てるタイプなので、鍵やアクセサリーなど複雑な形状のものも除菌できる。バッテリーを内蔵しており、便座や飛行機内のテーブルなど、出先でも利用しやすい。

↑菌が付着しやすいわりに、清掃しにくい形状なのがキーボード。ハンドライト型なら簡単に除菌できる

 

携帯に便利なスプレータイプも

PanzerGlass

スマホ専用除菌スプレー Spray Twice A Day

990円(8ml)〜

スマホ、タブレット、ゲーム機などの画面に使用できる除菌スプレー。肌に優しい水分ベースのアルコールフリー仕様ながら、99.999%の菌を取り除くことができる。

 

【ネクストヒットの理由】

「コロナ禍を前提とした『Withコロナ』の生活が必要になり、感染予防の重要性が増しています。大きな感染源になりうるスマホを除菌することへの関心も、今後さらに高まるでしょう」(湯浅さん)

 

【その5】外出せずに運動不足を解消「自宅でバイクフィットネス」

ジムや公道と違い人との接触が少なく、天候や時間帯にも左右されない自宅用トレーニングバイクが進化中。感染リスクを避けつつ有酸素運動ができる!

東急スポーツオアシス

WEBGYM BIKE

16万8000円(バイク)

連続使用時間の制限がなく、高負荷でも騒音のないトレーニングバイク。サドルやハンドル調整の自由度が高く、体型にぴったり合わせられる。情報表示用の液晶モニターを備えるほか、タブレットホルダーも装備。

↑「WEBGYM LIVE」アプリ。ジムのトレーニングプログラムに参加できる(会員登録が必要。月額1950円)

 

【ネクストヒットの理由】

「『ジムに行くのが怖い』『外で走るのは天候や時間帯に左右される』といった問題を解決できるのがトレーニングバイク。ジムを休会して浮いた費用は、バイクの購入代金に充てられます」(湯浅さん)

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

PCも“SIMフリー”の時代! Wi-Fiルーターを持ち歩かなくてもOKなモバイルノートPC3選

出先や出張先でモバイルノートPCからインターネットに接続する場合、これまではモバイルWi-Fiルーターを活用するのが一般的でした。モバイルWi-Fiルーターは月額3000円程度で契約でき、高速・大容量通信ができるのが特徴。しかし、ルーターを常に持ち歩かねばならず、バッテリーの充電などにも気を配る必要があります。

 

最近ではスマートフォンを介してネットに接続する「テザリング」が人気となっていますが、こちらもスマホのバッテリーに気を配ったり、契約プランの通信制限を超えないように気を使わねばならず、手軽な反面、常用するにはやや不自由なところも。

 

そんななか、国内外のPCメーカーからは直接SIMカードを挿入してモバイル通信が行えるLTE対応のノートPCが登場しています。スマホで普及しているMVNOのように、手ごろな料金で利用できる格安SIMを使えば、月1000円程度からモバイル通信が可能。ノートPCだけで通信できるので、ルーターやスマホのバッテリーを気にする必要もありません。

 

今回はLTE対応の最新モバイルノートPC3モデルを紹介します。

 

1.キーボードに定評のあるモバイル機

レノボ
ThinkPad X280(20KFA01RJP)
実売価格27万5507円

●OS:Windows 10 Pro ●CPU:インテル Core i5-8250U(1.6GHz)/インテル UHD グラフィックス 620 ●メモリ:8GB ●ストレージ:SSD 256GB ●ディスプレイ:ノングレア12.5型 フルHD(1920×1080ドット) ●インターフェイス:USB Type-C×2、USB 3.0×2、HDMI、マイクロSDカードリーダー、マイク/ヘッドホン ●バッテリー:約15.4時間 ●サイズ/重量:W307.7×D209.8×H17.8mm/約1.13kg

ビジネス用ノートPCとして定評のあるThinkPadシリーズの最新モバイルモデル。前モデル「X270」よりも薄型・軽量化を果たし、より持ち歩きやすく進化しました。また、堅牢性も高く、米国国防総省が定める調達基準「MIL-SPEC」にも準拠。LTEモジュールを内蔵し、nano SIMカードを挿すだけでモバイル通信が利用できます。第8世代インテル Core プロセッサー(Coffee Lake-S) 搭載。

 

【SIM/LTE】

nano SIM対応(対応LTEバンド:1/3/8/18/19/26/28/41)

主要キャリアのネットワークに対応しているので、ほとんどの国内SIMフリーサービスで安心して使用可能。SIMカードスロットは本体の背面にあり、手軽に抜き挿しできます(マイクロSDカードリーダー兼用)。複数の端末でSIMカードを使い回している人には便利です。

 

【こんな人にオススメ】

ThinkPadシリーズの特徴であるタイピングしやすいアイソレーションタイプキーボードを搭載。ディスプレイも目が疲れにくいノングレア(非光沢)仕様で、長時間の文字入力作業に最適です。書類作成やテキスト入力をメイン用途で考えている人にオススメ。

↑ThinkPad独自のトラックポイントを備えたキーボード

 

2.珍しいDVDマルチドライブ搭載モバイル機

パナソニック
Let’s note SV7(CF-SV7LFGQR)
実売価格23万40円

●OS:Windows 10 Pro ●CPU:インテル Core i5-8250U(1.6GHz)/インテル UHD グラフィックス 620 ●メモリ:8GB ●ストレージ:SSD 256GB ●ディスプレイ:ノングレア 12.1型 WUXGA(1920×1200ドット) ●インターフェイス:USB Type-C×1、USB 3.0×3、HDMI、VGA、イーサーネット (RJ-45) ポート、SDカードリーダー ●バッテリー:約14時間 ●サイズ/重量:W283.5×D203.8×H24.5mm/約1.024kg

12.1型のコンパクトボディにDVDマルチドライブを搭載したビジネス向けモバイルノートPC。シリーズ伝統のシルバーボディと天板のボンネット構造を採用し、高い堅牢性を実現。最新の第8世代インテル Core プロセッサー(Coffee Lake-S) 搭載により、高い処理性能と省エネルギー性を両立しています。USB Type-CはUSB PD(Power Delivery)に対応しており、USBコネクタからの給電が可能。USB PD対応の大容量モバイルバッテリーを使って充電することもできます。

 

【SIM/LTE】

nano SIM対応(対応LTEバンド:1/3/8/18/19/21/28/41)

主要キャリアのネットワークに対応しているので、ほとんどの国内SIMフリーサービスで安心して使用可能。SIMカードスロットはバッテリーパックスペースにあり、基本的にはSIMカードを挿したまま使うことになります。本体にはワイヤレス通信を簡単にON/OFF切り替えられる「無線切り替えスイッチ」を搭載。省電力化にも役立ちます。

↑スイッチの切り替えで簡単にワイヤレス通信をON/OFFできる

 

【こんな人にオススメ】

モバイルノートPCとしては貴重なDVDマルチドライブ搭載モデル。CD-RやDVD-Rなどを使ったデータの受け渡しやディスクメディアの読み・書きが必要なビジネスマンに最適です。

 

3.海外でも使えるグローバルな1台

VAIO
VAIO S13(VJS13290111B)
実売価格19万2013円

●OS:Windows 10 Home ●CPU:インテル Core i5-7200U(2.5GHz)/インテル HD グラフィックス 620 ●メモリ:4GB ●ストレージ:SSD 128GB ●ディスプレイ:ノングレア13.3型 フルHD(1920×1080ドット) ●インターフェイス:USB 3.0×3、HDMI、VGA、イーサーネット (RJ-45) ポート、SDカードリーダー ●バッテリー:約12時間 ●サイズ/重量:W320.4×D216.6×H15~17.9mm/約1.06kg

VAIO S13シリーズで初めてLTEに対応。第7世代インテル Core プロセッサー(Kaby Lake)を搭載し、モバイルノートPCでもパワフルな性能を実現しています。Windows 10のストアアプリからデータプランを購入して通信できる「Windows 10データプラン」対応SIMを同梱。必要な時に必要な分だけ購入できるプリペイド型なので、無駄なくデータ通信が行えます。本体のカラーはブラックとシルバーを用意。

↑カラーはシルバーとラックの2色から選べる

 

【SIM/LTE】

micro SIM対応(対応LTEバンド:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/21/25/26/28/29/30/38/39/40/41/66)

豊富なLTEバンドに対応しており、国内のキャリアのほか海外キャリアにも対応。キャリアアグリゲーションに対応しているので、下り最大450Mbpsの高速通信も行えます。ほかのモデルと異なりmicro SIMなので注意が必要。SIMカードスロットは底面に備えています。

 

【こんな人にオススメ】

LTEバンドは幅広い帯域に対応。海外で現地のSIMカードを購入して使用するなど、世界各地でモバイル通信が利用できます。また、同梱されるSIMカードで「Windows 10データプラン」を利用すれば、SIMカードを入れ替えることなく世界各地のキャリアのデータプランを購入可能。海外出張が多いビジネスマンにオススメのモデルです。

 

社外や出張時にノートPCでネット通信をよく利用する方は、LTE対応のモバイルノートPCを検討してみてはいかがでしょうか。

 

この秋買いたいモバイルPC本命機!――VAIO最新モデルに受け継がれる「名機」のDNA

激動の時代を乗り切り、先進性を追求してきたVAIOのDNAは、とりわけモバイルPCに色濃く現れています。最新のSシリーズに至る進化と変遷を振り返り、改めてその魅力に迫ります!

 

モバイル性と実用性を追求し続ける孤高のブランド

VAIOは、そもそもソニーから発売されたWindows PCのブランド。なかでも注目すべきはモバイルPCです。

 

初代となる「バイオノート505」は紫色に近いバイオレットカラーで注目を集めましたが、“薄型・軽量かつ実用的な性能”という一面を持ち、このDNAは後のモデルにも引き継がれています。2000年代は極薄設計で高性能な「バイオノート505エクストリーム」や手のひらサイズの「VAIO type U」など、先進的なモデルを次々に開発しました。そして現在もSIMスロット搭載した「Sシリーズ」が多くのモバイラーに支持されています。

 

デスクトップ機に迫る高性能機や、ポケットサイズの小型機まで幅広く開発してきたVAIOですが、特にインパクトの強かったモデルを紹介していきましょう。

 

バイオノート505 PCG-505 >>> VAIO S11への進化の過程

・1997年 初代VAIOノート・PCG-505を発売。PCには珍しく紫色のボディーを採用。

・1998年 VAIO C1発売。画面比率4:3が主流の時代に、横長な1024×480を採用。

・2003年 PCG-X505/P発売。薄さと軽さを追求し、モバイラーたちに高く評価される。

・2008年 VAIO type Z発売。デスクトップPCの性能を超える高性能機として登場。

・2012年 VAIO Duo発売。画面をスライドさせタブレット型に変形することができた。

・2014年 ソニーから独立。翌年クリエイター向けのVAIO Z Canvasなどを発売。

・2017年 VAIO S11 VJS11290511T発売。耐久性と軽量性をさらに高める。

 

1997年:“銀パソ”ブームに火を付けた505

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ソニー(当時)

バイオノート505 PCG-505

発売当時価格25万円前後

紫色に近いバイオレットカラーを本体に採用したVAIOの初代モバイルPC。当時は地味なカラーが中心だったノートPCにインパクトを与え、後のマグネシウム合金などを採用した“銀パソ”ブームの立役者となりました。

 

2003年:モバイルの未来を先取りしたVAIO史上屈指の名機

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バイオノート505エクストリーム

PCG-X505/P

発売当時価格30万円前後

日本初のカーボンファイバー積層板を採用した超極薄・軽量PC。突出したデザイン・性能で多くのファンを魅了しました。

 

2006年:究極の小型設計を実現したUシリーズ最後の逸品

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VAIO type U

VGN-UX90PS

発売当時価格20万9800円〜

手のひらサイズの超小型モバイルPC。当時のストレージはHDDが一般的でしたが、16GBのSSDを採用していました。

 

2009年:ジーンズのポケットに収まる超コンパクト設計

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VAIO type P

VGN-P70H

発売当時価格10万円前後

1600×768ドット表示の横長液晶を採用。発表会でジーンズのポケットに収めるパフォーマンスが印象的でした。

 

2012年:VAIO初の2in1モデル独自機構で素早く変形

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VAIO Duo11

SVD1129CJB

発売当時価格15万円前後

画面部分がスライドする変形機構を搭載。ワンアクションでタブレットPCからノートPCに切り替わります。

 

2017年最新モデル:強さと軽さを兼ね備え性能にも優れる極上モバイル

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VAIO

VAIO S11 VJS11290511T

実売価格17万5820円

●OS:Windows 10 Home●ディスプレイ:11.6型(1920×1080ドット)●CPU:Core i5-7200U●メモリ:4GB●ストレージ:SSD128GB●サイズ:W283.4×H17.9×D195.5mm●質量:約0.86kg

天面にUDカーボン素材を採用し、強度を保ちつつ、約0.86kgの軽さを実現したモバイルPC。SIMロックフリーのLTE回線に対応し、単体でオンラインに接続できます。USB 3.0に加え、VGAやHDMIもサポートしており、プロジェクターなどへの接続もスムーズです。

20171025_suzuki9↑本体背面にSIMスロットを装備。格安SIMなどに幅広く対応し、外出先でも快適にネットに接続できます

 

協力:楽天市場