ワンランク上の動画投稿を! ジャンル別・2020年にGoodだった「Vlogガジェット」11選

2020年は自分の時間が増えて何か新しいことを始めたという方も多かったのではないでしょうか。そんななか、ひとつのブームとも言えるのがVlog(Video Blog)などの動画投稿です。僕の周囲でも新たに動画投稿をするようになったという方がたくさんいました。

 

はじめはスマホのカメラでサッと撮って出しをしてみても、面白くなってくると編集や撮影機材にもこだわりたくなってきますよね。ということで、2020年に実際に試したVlogアイテムのなかから、個人的に良いなと感じたモノを製品ジャンル別に振り返っていきたいと思います。

 

【その1~2】コンパクトデジカメ/ミラーレスカメラ編

まずはスマホカメラからのステップアップとして注目したいカメラから。

↑ソニーのコンパクトデジカメ「VLOGCAM ZV-1」。2020年6月発売で、記事執筆時点での実売価格は9万9900円

 

Vlogブームの先陣を切って登場したのがソニーのコンデジ「VLOGCAM ZV-1」です。とにかくオートフォーカスが高速で優秀。なかでも特筆すべきなのが「商品レビュー用設定」が搭載されたこと。従来のオートフォーカスはとにかく人物の顔を中心に認識していたのですが、「商品レビュー用設定」の状態でカメラの前に商品をかざすと顔より手前にある商品に瞬時にフォーカスが切り替わるんです。これは撮影も編集も非常に楽です。オートフォーカスでの撮影が中心になるのであれば、間違いなくオススメです。

↑パナソニックのミラーレス一眼カメラ「LUMIX G100」。2020年8月発売で、記事執筆時点での実売価格は標準ズームレンズを同梱したKキットが11万1100円、標準ズームレンズに加えてトライポッドグリップを同梱したVキットが11万6600円

 

僕が個人的に購入したのは、パナソニックの「LUMIX G100」。ZV-1と人気を二分する形になりましたが、こちらはミラーレス一眼カメラなのでレンズ交換ができます。僕が重視したのはマニュアル設定での撮影のしやすさ。オートフォーカスでの撮影は簡単ですが、ついつい映像が単調になりやすいのが難点です。自分の意図した映像をキッチリ撮影するには、マニュアル操作が大切になってきます。見せたい箇所にフォーカスを固定するというだけでなく、動画にリズムを与えるためにズームで画角を変えているんです。さらに本体内蔵マイクが優秀なのも重要なポイント。狙った音をしっかり収録できます。また録画中であることがわかりやすかったり、各種ファンクションボタンをカスタムできたりと、非常に使いやすくなりました。こういったところから、お手軽なVlogというよりも、キッチリとした商品レビューや作品づくりなどを目的とする方にオススメです。

 

【その3~5】電動ジンバル編

先ほど紹介したカメラはコンパクトでVlog向きなのは間違いないのですが、手ブレ補正が気になってしまいました。そこで導入したのが電動ジンバル「Zhiyun Crane M2」です。発売されたのは2019年の8月なのですが、これがZV-1やG100と相性抜群でした。

↑Zhiyun Crane M2(右)とLUMIX G100(左)。Zhiyun Crane M2の記事執筆時点での実売価格は3万3000円

 

移動しながらの撮影が段違いにスムーズになりますし、クレーンやドリーを使って撮影したような効果も表現できます。しかもモーター強度を三段階に調整できるので、小型カメラだけでなく、スマホやアクションカムなどでも使えてしまうのです。映像のアクセントとしてもいろんな使い道が考えられますね。ただ、一眼カメラ用途と比べると非常にコンパクトなシステムではあるのですが、ちょっとお手軽とは言い難いですよね。

 

同様の効果をもう少し手軽に得たいのであれば、スマホ用の電動ジンバルがオススメです。最近は本当にいろんなメーカーが参入してきて、価格もだいぶお求めやすくなってきました。

↑2020年8月発売のスマートフォン用電動ジンバル「DJI OM4」。記事執筆時点の実売価格は1万6500円

 

そのなかでも、2020年に一番話題になったのは「DJI OM4」ではないでしょうか。世代を重ねてきただけあってジンバル性能はとても優秀。スマホをマグネットでパッと装着できるというのが斬新でした。慣れの問題なのか、個人的にはこの機構が逆に使いづらく感じてしまいましたが……。

↑スマートフォン用電動ジンバル「Hohem iSteady X」。記事執筆時点での実売価格は7990円

 

個人的に使ってみて気に入ったのが「Hohem iSteady X」です。聞き慣れないメーカーかもしれませんが、思わぬ伏兵の登場といった印象でした。アームをコンパクトに折り畳める仕様は最近の主流となっていますが、小型軽量でアームもロックできて持ち運びが便利。ジンバル性能も他社製品と比べて遜色なく、とにかく安いのでコストパフォーマンスが抜群です。狙った被写体を自動追従するオブジェクトトラッキング機能や、映像を回転撮影するインセプションモードなども搭載。スマホでの動画撮影が別次元に進化しますよ。

 

【その6】小型ジンバルカメラ編

そして、2020年にちょっとしたブームとなったのが小型ジンバルカメラ。2018年末に登場した「DJI OSMO Pocket」は今でも根強い人気で、テレビなどでも頻繁に使用シーンを目にするようになりました。そのブームに乗って2020年に相次いで登場したのが「FIMI PALM」や「Feiyu Pocket」で、OSMO Pocketの弱点をカバーしつつリーズナブルになりました。

↑3軸ジンバルを搭載した小型カメラ「DJI Pocket 2」。2020年10月発売で、記事執筆時点での実売価格は標準版が4万9500円、Creatorコンボが6万4900円

 

しかしDJIにだってそんなユーザーの声はちゃんと届いています! 満を持して登場したのが「DJI Pocket 2」。ライバルたちのさらに上を行く性能アップや、多彩なアクセサリー類で使い勝手が格段に向上しました。価格帯としては少し高めではあるものの、使ってみると画質の違いは一目瞭然。一番の不満点であった画角の狭さが解消されたことに加え、オートフォーカスも優秀になり、ピンボケ映像が間違いなく激減するでしょう。小型ジンバルカメラを初めて購入するという方であれば、アクセサリー類がセットになっている「Creatorコンボ」がオススメです。

 

【その7~8】アクションカメラ編

忘れてならないのがアクションカメラのジャンル。やっぱりアクションカメラでも自撮りしたいという需要は多く、2019年には前面にも液晶画面の付いた「DJI OSMO Action」が登場し、人気を博しました。

↑レンズ(モジュール)交換が可能な独自機構を採用したアクションカメラ「Insta360 ONE R」。記事執筆時点での実売価格は4K版(4K広角モジュールが付属)が3万9600円、ツイン版(360度モジュール+4K広角モジュールが付属)が5万4000円、1インチ版(1インチ広角モジュールが付属)が6万1900円

 

そこへいきなり登場したのが、360度カメラで大きなシェアを持っているInsta360シリーズの「Insta360 ONE R」です。最大の特徴はアクションカメラでありながら、モジュールでレンズ交換ができるということ。4K撮影が可能な標準的なレンズモジュール以外に、より高画質な1インチセンサーモジュール、さらに表裏2つの魚眼レンズで360度撮影ができるモジュールもラインナップ。カメラ本体となるコアにはタッチ液晶モニターがあり、カメラモジュールをひっくり返すことで自撮りにも対応できます。ただ、モジュール交換式という発想は新しかったのですが、この付け替え作業にちょっと手間がかかるのが難点でした。

↑2020年9月発売のアクションカメラ「GoPro HERO9 Black」。記事執筆時点での量販店での実売価格はHERO9単体で6万3800円だが、GoPro.comでは期間限定でよりお得に購入できるセールを開催中

 

そしてついに真打ち登場! 待望の前面液晶を搭載した「GoPro HERO9 Black」が2020年9月に発売となりました。これでライブビューで画角を確認しながら確実に自撮りができ、Vlog用途にもかなり使いやすくなりました。しかも静止画/動画ともに解像度アップ。画質の良さは頭一つ抜きん出ている印象です。さらに新たに搭載された「リニア+水平維持」モードが非常に強力で、カメラが多少斜めになってしまっても記録映像は常に水平を維持してくれます。ジンバル要らずのスムーズな映像をカメラ単体で撮影できるんです。これだけでも驚きなのに、アクセサリー「Max レンズモジュラー」を使用すると360度どんな角度でも常に水平を維持してくれるんです。

 

アクションカメラを何か1台買うとなればGoPro HERO 9が間違いないのですが、やっぱりちょっと高価なので気軽には購入できないかもしれません。そんな方は低価格ながら前面液晶も搭載している「AKASO Brave 7LE」も悪くない選択でしょう。

 

【その9~11】360度カメラ編

最後にご紹介するのが360度撮影などができるVRカメラのジャンル。ここにもVlog用途を意識した製品が登場しています。

↑2019年12月発売の360度カメラ「KANDAO Qoocam 8K」。記事執筆時点での実売価格は5万2000円

 

2019年末に登場した「KANDAO Qoocam 8K」は、コンシューマー機としては初となる8K全天周カメラ。2.4インチのタッチスクリーンが搭載され、ライブビュー撮影や各種設定変更が可能。360度撮影だけでなくVlog用途も意識した構成となっており、2つの魚眼レンズを切り替えて撮影したり、外部マイクなどを装着できるようになっています。

↑2020年11月発売の360度カメラ「Insta360 ONE X2」。記事執筆時点での実売価格は5万5000円

 

そしてライバルInsta360シリーズから「Insta360 ONE X2」が登場! 解像度は旧機種と同じ5.7Kのままですが、Qoocam 8Kよりも軽量コンパクトで10m防水。より一層使えるシーンが増えました。両機種とも手ブレ補正が非常に優秀なので、歩きながらの撮影でも安定して使用できます。使ってみた印象は、Qoocam 8KはVlogにも使える360度カメラ、Insta360 ONE X2は360度アクションカメラといった感じです。

↑2020年10月に発売された、スリムなペン型360度カメラ「IQUI」。記事執筆時点での実売価格は3万2780円

 

もっと手軽に360度映像を楽しみたいのであればVECNOSの「IQUI」も面白いでしょう。簡単な操作で面白い映像が作り出せるのですが、これはVlogというよりもSNSのショート動画向けという感じですね。

 

以上、2020年に試したVlogに使えそうなガジェットをご紹介しました。もっと「これがオススメ!」と絞って紹介することも考えたのですが、Vlogといっても用途は人それぞれなのでジャンル別にまとめてみました。これからVlogをはじめてみようという方の参考になれば嬉しいです。

“機材シェア”でもっと手軽に!「Vlog」の楽しみ方とカメラの選び方

海外ではすでに多くの有名Vloggerを輩出している “Vlog”(ブイログ)。VlogとはVideo blogの略で、いわばブログを動画で撮影したもののこと。おうち時間が増えたことで、日本でも人気が加速してきています。配信されるVlogを観るのも楽しいけれど、撮る側になって発信してみたいと思う人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、動画撮影に必要な機材一式をレンタルできる新サービス「シェアカメ」に着目。東京カメラ機材レンタル株式会社 シェアカメ部を訪ね、Vlogの楽しみ方やおすすめのカメラについて教えてもらいました。

 

配信場所はYouTubeが優勢

これまでのSNSでは、今日どんなところへ行ったか、何を食べたか、友だちとどんな話をしたか……、それを文章でまとめたり、写真を掲載するのがブログのあり方でしたよね。それが、SNSでも長尺の動画配信ができるようになってきたことで、日常をVlogで表現する人が増えているのだとか。

 

「インスタグラムではIGTVというサービスがスタートし、フォロワー1万人以上の方は60分、一般の方でも15分までの動画が配信できるようになりました。今はYouTubeで配信している方が多いのですが、5Gになったことで動画配信に強いSNSが新たにできるかもしれませんし、IGTVがさらに使いやすくなるかもしれません。ストーリー機能でももっと長い動画をのせられるようになったら、Vlog人口はますます増えるでしょうね」(東京カメラ機材レンタル株式会社 シェアカメ部・浪岡拓也さん、以下同)

 

YouTubeは企画もの、Vlogは日常を伝えるためのもの

動画配信で人気を博しているYou Tuberとの違いは、その内容にあるそうです。

 

「You Tubeはかなり企画内容に特化していて、たとえば“○○をやってみた”というチャレンジ企画や、“○○をしたらどうなるか”という検証もの、お笑い番組のような企画ものの動画が多く上がっています。芸能人や有名人のコンテンツも多く、テレビの代わりに観られる新しいメディアという立ち位置です。タイトルにも奇抜な言葉が選ばれ、タイトルだけでバズらせる方法などもあるようですし、編集も上手です。

 

一方、Vlogはあくまで“ブログ”ですから、その人の日常を追えるような動画が人気です。編集も、テンポよく短くまとめるというより、時間の流れが感じられるような自然体のものが多いんです。たとえば近所のカフェまで散歩して行く動画や、旅行先で撮影した動画、カップルが家でまったりしている様子など、日常をありのままに映していきます。視聴者が笑えるとかためになるという軸ではなく、ただただその人の日常を垣間見て、“なんかこんな生活いいなあ”と思えるような、ほのぼのとしたコンテンツが多く見られます」

 

「日常をそのままに」が流行したのは“SNS疲れ”が原因

古くはmixiにはじまり、主に友人知人とのつながりを持つFacebook、まったく知らない人への情報拡散力が強いTwitter、共通の趣味や嗜好を持つ方とつながることができるInstagramと、これまでさまざまなSNSが生活に根づいてきました。

 

「なかでも若い世代に定着しているのがInstagramです。写真を加工することが当たり前になり、インスタ映えという流行語も生まれたように、非日常的な世界観を撮影したものが高く評価されています。ただ、現実とSNSに差があるわけですから、SNS疲れする方も多くなってきたんですね。そこで“ありのままの、なんでもない日常”を配信したり閲覧したりできるVlogが、“安心できる”“ほっとする”と人気になってきたのです」

 

外出自粛期間にVlog人気が急上昇した理由

日本でも、3月から自宅で過ごす時間が増えたことにより、Vlogはさらに成長を遂げました。Vloggerが撮影に割く時間が増えたことも要因のひとつですが、人と触れ合える機会が減ったことや外出ができなくなり、 “人が何をしているのか見たい”“バーチャルでも旅をしたい”と思う方が増えたことにあります。

 

「特に人気が高まったのは、地方に住んでいらっしゃる方の動画でしょうか。さまざまな地域で撮られた動画は旅の擬似体験ができて、楽しんでいた方が多かったように思います。また、これまでYou Tuberとして活躍していた方や芸能人がサブチャンネル的にVlogをはじめて、そこで日常生活を見せていく、という動きもありました。おうち時間をいかに充実させるか誰もが悩んでいた時期ですし、家での楽しみ方を工夫しているVloggerの動画は閲覧数が伸び、ダルゴナコーヒーに火がついたのも記憶に新しいですよね」

 

自分とは違う生活を覗き見して「擬似体験」できるのがVlogの魅力

企画ものではないVlogの中でも、あるテーマがトレンドになることがあります。そのひとつが「ルーティーン動画」。朝起きて出勤や通勤をするまでの家での過ごし方を追ったものや、夜帰宅してからの生活の様子を映したものです。

 

「ルーティーンで有名になったのは、in livingさんでしょうか。すでに1年前に朝のルーテーィン動画を上げていて、現在では36万人のチャンネル登録者がいます。また、チャンネル登録者数6万人の“とみいちゃんねる”のとみいさんは看護師さんでいらっしゃるようです。そういう一般の方の日常生活を見て、自分もこういう生活がしたいなと思ったり、同じものを買ったりするんですよね。芸能人のようにまったく手が届かないわけではなく、同じ生活ができそうだなと感じる身近さを感じられるのが人気の理由でしょう」

・in living https://www.youtube.com/c/inlivingjp/
・とみいちゃんねる https://www.youtube.com/channel/UC5sFOdJgghgbtiqyYrTpqvg

 

「これとは反対に、こういう人ってどういう生活をしているんだろう? という興味から閲覧数が伸びるものもありますよ。芸能人の日常生活や、国際結婚をしたカップルのチャンネルが人気です。Pizzangi Channelは、日本人男性とイタリア人女性のカップルのVlogで、文化の違いや料理にまつわるコンテンツ、イタリア語講座などがあります。Vlogのおもしろいところは、豪華な生活をしている芸能人や著名な方だけでなく、ワンルームで生活している方の暮らしぶりもおもしろく見られるところ。自分との共通点でつながるのではなく、自分とは違う生き方をしている人の動画も楽しめるのがいいところだなと思っています」

・Pizzangi Channel https://www.youtube.com/channel/UCDHr0JHqeJgR9yx5Mc04zTw

 

「カメラをシェアする」というシェアリングエコノミーの考え方

観るだけじゃなく自分で撮影してみたい! とVlogをはじめたい方におすすめなのが、カメラをレンタルできるサービス。東京カメラ機材レンタル株式会社が立ち上げた「シェアカメ」では、プロのカメラマンとしての目線を持ちながら、個人ユーザーが使いやすいカメラを中心に取り揃えています。

 

「20代〜30代前半の若い世代は、何かをシェアするということにとても長けています。カーシェアリング、シェアオフィス、シェアハウスなどをうまく活用して、自分のしたいことを低コストで実現しているんですよね。カメラは高価なものですし、すぐに買い換えるということもできないもの。それなのに、使いやすさや撮れる映像のクオリティーなどは使ってみないとわかりません。ですからまずはシェアカメでレンタルして、使ってみて買いたいものを決めていただいたり、旅行するときにだけ、あるいは作品撮りしたいときにだけカメラを借りて楽しんでもらえたらなあと思ってサービスを開始しました」

 

続いて、Vlogをはじめたい方に向けて、浪岡さんにカメラを選んでいただきました。

Vlogをはじめたい人におすすめの動画カメラ 3選

Vlogをはじめたい方に向けて、浪岡さんにカメラを選んでいただきました。スマートフォンでも動画は撮れますが、映像の美しさや撮れる範囲を考えると、やはり専用のカメラを持つことをオススメしたい、とのこと。

 

「スマートフォンで撮影したものは、どうしてもスマートフォンの域を超えないんですよね。試しに撮ってみてもいいとは思いますが、撮ったものを見返したときに、“こんなんじゃなかった”と、がっかりする可能性があります。最新のスマートフォンでも、背景のボケ感がいまいちだったり、歩きながら撮ったら手ブレが激しかったり……。いつも見ているVlogのように撮りたい!と思ったら、まずはカメラで撮影してみることをオススメします。きっと見返すのが楽しみになりますよ!」

 

1. 何を撮っても美しい! オールマイティーなSONYのVlog用カメラ

ソニー「VLOGCAM ZV-1G シューティンググリップキット」
シェアカメレンタル料9980円(税込/送料無料/2泊3日)

 

“VLOGCAM”という名称がつけられているとおり、まさにVlogを撮るために開発されたデジカメです。世界中のVloggerの声を集めただけあって、インカメ(自撮り)も商品撮影もなんでもオールマイティーに美しく撮影することができるよう、オート機能が充実しています。

 

「人物撮影のときには背景をぼかしたり、商品をカメラ前に出して紹介するときにはその商品にピントを合わせたり、まるでそこにカメラマンがいるかのようにカメラが感知して撮影してくれます。カメラ上部についているマイクは前に向かってついていますので、自撮りしていても声を鮮明に録音でき、車や風の音といった騒音はなるべく拾わず、声が聞き取りやすいのも特徴です」

↑「映像のきれいさは一眼レフやミラーレスには及びませんが、そのようなカメラは機能を理解して使いこなせるようになるのが難しいですよね。こちらは操作も簡単でわかりやすく、使い勝手も抜群です。グリップの部分を開くと三脚になるので、これ一台持っていけば何でも撮影できますよ」

 

2. 手ブレ知らずで広い画角が撮影できるアクションカメラ

GoPro「HERO8 Black」
シェアカメレンタル料7980円(税込/送料無料/2泊3日)
※初心者セット(アームや防水ケースつき)9000円

 

GoProは、探検撮影用のヘルメットカメラやウェアラブルカメラを開発している企業で、アクションシーンを撮るのに適したカメラを多く開発しています。

 

「GoPro社製のこのカメラは幅はわずか7cm弱、重さも126gと超軽量でありながら、画角が広く、腕を思い切り伸ばさなくても広い絵を撮ることができます。頑丈で防水効果も高く、身につけてスポーツしながら撮影したり、海や川など水のあるところに持っていったりするのも怖くありません。スマートフォンと比べても断然小さいので、カフェでお茶しているところや人が多いところでの撮影も仰々しくならず、人の目も気にならずに撮影できますよ」

↑「シェアカメでは、グリップや三脚として使えるアームや防水用ケースなども含めた初心者セットもレンタルできます。このままでは撮影している絵が見えないのですが、スマートフォンと連動させることで映像を確認することができるようになります。スマホでシャッターを押すなど、リモコンとしても使うことができますよ」

 

3. 2台目としてもオススメ! スマホより小さいから旅先にも

DJI「OSMO POCKET」
シェアカメレンタル料3480円(税込/送料無料/2泊3日)

 

ブレずにレンズをスムーズに回転させてくれるジンバルが、撮影したいものをしっかり捉えてくれる手持ちカメラです。

 

「とにかくこのジンバルが優秀で、歩く人を追いかけるだけの映像でも映画のような臨場感と安定感があります。ポケットサイズで立ち上がりも早く、“今!”と思ったときにすぐ取り出して撮影できる手軽さがあります。インカメにして自分を撮影するより歩きながら街を撮影したり、家族を追いかけて撮影したりするのに適しています。映像の質はやや下がりますが、このコンパクトさを気に入って2台目として使われている方も多いです。いくつかのカメラで撮影して編集したいときにもオススメです」

↑「スマートフォンをドッキングさせて、撮影している画像を確認することもできます。編集機能にも優れていて、テンプレートがあるので、初心者の方にもスムーズにお使いいただけますよ」

 

他にも「シェアカメ」では、一眼レフや写真用の撮影セットなどの取り扱いがあり、「動画配信セット」や「星空・夜景撮影セット」などと用途に合わせて一式レンタルできるのも魅力的です。そのなかでもVlogやブログに必要となりそうなアイテムを紹介します。

 

・スマホで撮影したい人はアクセサリーをレンタルしてクオリティアップ

DJI「OSMO MOBILE 2」
シェアカメレンタル料:3480円(税込/送料無料/2泊3日)

 

こちらは動画のブレを抑えて撮影することができるジンバル。スマートフォンで撮影したい方は、折り畳めるスマートフォンジンバルをレンタルするのがオススメです。485gと軽量なので、片手で持って自撮りをすることもできます。「手ブレが防げるだけでなく、アプリを導入すればタイムプラスやスローモーション撮影もできるんです。操作も簡単ですから、カメラの扱いに慣れていない方でも満足できる撮影ができると思いますよ」

 

・映像がキレイなカメラも使ってみたい! という人はやっぱり一眼レフ

パナソニック「LUMIX DC-GF10 標準&望遠レンズセット」
シェアカメレンタル料7500円(税込/送料無料/2泊3日)

 

しっかりとした絵が撮れて、さらにかわいいカメラでテンションを上げたい方には、こちらのLUMIXがオススメ。スマートフォンより小さくて、肩にかけてお出かけしても重さが気になりません。「風景や料理など、映像の美しさを追求したい方や、動画だけでなく写真も撮りたい方は、やはり一眼レフやミラーレスがよいでしょう。SNSにアップすると解像度が下がってしまうので、撮ったままの画質で載せることはできませんが、それでもやはり絵の美しさが際立ちます」

 

・作品や料理などの物撮りメインで写真の撮影をしたい人はセットで

「料理・趣味撮影セット」
シェアカメレンタル料1万6000円(税込/送料無料/2泊3日)

 

自宅ではなかなかできないのが、白い背景で物を撮影すること。このライトボックスを使えば白い背景で明るく撮影することができます。「ハンドメイドの作品を撮影する方や、料理などの仕上がりを撮影したい方に向けたセットです。物を美しく撮れるキヤノンEOS7Dに、薄型ビデオライトをセットしています。ストロボと違い、スイッチを入れればずっとつけておける照明なので、画面で明るさを確認しながら明暗を調整することができます。三脚は真俯瞰から撮れるよう直角にもセッティングできます」

 

何かおもしろい映像を、と思うと気後れしてしまいますが、日常をありのままに撮影するVlogなら気軽にチャレンジできそう。文章を書くのが苦手でブログやSNSを積極的にしていなかった人も、動画を撮影して発信する楽しみを知れば、いずれ人気Vloggerになれるかもしれません。

 

【Information】

東京カメラ機材レンタル シェアカメ部

https://s-came.jp/
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問い合わせ先=support@s-came.jp

9月より、撮影した写真を補正や合成をしてもらえる「写真・画像加工スタジオ」サービスもオープン。
https://s-came.jp/photo