声優・久保ユリカの“ふともも”が目を引く、4thシングル「可愛くって意地悪しちゃう」ジャケット&MVが公開!

久保ユリカ「可愛くって意地悪しちゃう」

 

声優・アーティスト久保ユリカの4thシングル「可愛くって意地悪しちゃう」のジャケットとMusic Video Teaserが公開された。

 

表題曲「可愛くって意地悪しちゃう」は、TVアニメ『勇者が死んだ!』(TOKYO MX、BS11ほか)のEDテーマ。作詞は烏屋茶房、作曲編曲はヒゲドライバー。ジャケットは初回限定盤・通常盤・きゃにめ盤の3種類で、それぞれ今回のテーマである“ふともも”に目が引く写真に。

 

また、Music Video Teaserも公開され、楽曲配信が4月7日(金)深夜0時から、Music Videoが4月7日(金)午後9時よりYouTubeプレミア公開される。

 

CDは5月24日(水)にリリース。リリースイベントは6月に東京・大阪でサイン会、オンラインでお話会とハイブリット開催となっている。

 

「可愛くって意地悪しちゃう」Music Video Teaser

 

リリース情報

久保ユリカ「可愛くって意地悪しちゃう」通常盤

 

久保ユリカ「可愛くって意地悪しちゃう」
2023年5月24日(水)発売

初回限定盤(CD+Blu-ray):2,200円(税込)
通常盤(CD only):1,500円(税込)
きゃにめ限定盤(CD+Blu-ray):2,860円(税込)

配信リンク:https://lnk.to/kawaikutte_iziwaru

 

あのちゃん「ANN0」パーソナリティー就任! “饒舌圧巻トーク”で、1週間溜まったものを出し尽くす!!

3月16日、歌手のあのが、『オールナイトニッポン0(ZERO)』火曜パーソナリティに就任することが発表された。今回は、就任会見後のあのにインタビューを敢行。未知数である一方、会見では「敵を作らないようにしたい」と不穏な発言に終始して……!? その真意を詳しく聞いた。

 

(構成・撮影:丸山剛史/執筆:有山千春)

あの/若い世代の女性を中心に人気を誇る「あの」。2020年9月より「ano」名義でのソロ音楽活動を開始。2022年4月 TOY’S FACTORYよりメジャーデビュー。10月オンエアのTVアニメ『チェンソーマン』エンディング・テーマに「ちゅ、多様性。」が抜擢。 自身を中心に組んだバンド「 I’s 」 も活動中。 音楽活動だけに留まらずタレント、女優、モデルとマルチに活動

 

止められても言っちゃえばこっちのもん

ーー「オールナイトニッポン0(ZERO)」火曜パーソナリティ就任、おめでとうございます!

 

あの 喋るのはつたないほうなんですけど、それもまた新しい試みかなと思うので、ありがたいです。よろしくお願いします。

 

ーー就任が決まったことを聞いた瞬間、どう思いましたか?

 

あの うれしいなーって。あとは、深夜に楽しいものを届けるということに少しプレッシャーも感じつつ。でも、1週間のなかであった出来事を誰かに話すことが今までなかったから、それを全部出せるんだろうなと思うと「楽しみ」という気持ちが大きいです。精神が安定するだろうなって。

 

ーー昨年1月5日に初めて『オールナイトニッポン0(ZERO)』でパーソナリティを務めてから、5月、12月と、3回経験したと思いますが、初めてのラジオは緊張しましたか?

 

あの 緊張はしました。偉大なオールナイトニッポンで、自分なんかがしゃべれるのかな、と。自分自身で、自分がどこまでできるのかがわかっていないから。不安が大きかったです。

 

ーーですが、放送は大好評で。そのことがネットニュースで取り上げられると、2回目の放送で憤慨していらっしゃいましたよね。

 

あの ハードル上げられちゃったなーって。あれはまぐれだったのに、ハードル上げないでほしいな、って思いました。

 

ーー2回目の放送ではタブーっぽい芸能人の名前を出してみたりと、楽しませてくれました。さきほどの就任会見では、「敵を作らないようにするにはどうすればいいか」と発言していらっしゃいましたが、そういったことで敵を作った実感があったんですか? 偉い人から怒られてしまったりとか。

 

あの それはないんですけど。「このまま行くとほんとうにヤバいぞ」というのは言われてて。自分でも思うので。やっぱりどんどん出ちゃうじゃないですか、悪い……ブラックな部分が。でも、言っちゃったらこっちのもんなんですけどね。ダメだけど。言いたいことは言いたいなと僕は思うから、それで嫌われても仕方がないな、と思っています。

 

ーー普段から、ラジオでしゃべるネタ探しをしたり、アンテナを立てたりしていますか?

 

あの まだそんな段階にも行っていなくて。これまでの3回は、たまたま起きたことを話していて、ネタ集めは一切していませんでした。これからはそれも必要になっちゃうのかな、と思うと怖いです。

 

ーー毎週ありますもんね。

 

あの わざわざ散歩をしに行ったりとか、みんなやっていそうですけど、それすらちょっと……。どうなるかわからないです。自分でも未知です。

 

ーーこれまでの3回は、わりと毒を吐いていたような印象ですが、普段から考えていることですか?

 

あの それは、「普段から性格が悪いのか」ってことですか?

 

ーーちがいます(笑)。

 

あの 僕は普段からあんな感じです。毒を吐いているつもりはまったくなくて、思ったことを言っているだけなので。前に「知らないやつがDMを送ってくんな」という話を半ギレでしましたけど、あれも普段の生活で心の中に溜まっていたものを話したんです。普段から同じ調子で、ひとりでぶつぶつ言っているようなことです。

 

ーーオールナイトニッポンは、パーソナリティごとにテーマやコンセプトがありますが、あのさんはなんでしょう?

 

あの (スタッフさんに向けて)あるの?

 

スタッフさん 「饒舌圧巻トーク」です。

 

あの らしいです。

 

ーーありがとうございます(笑)。

 

あの それがテーマになっちゃっているから、速くしゃべれるようになりたいと思います。0(ZERO)のときだけは、バイクに乗ったようにしたい。椅子に座った瞬間から、別の人格も乗せれたらと思います。僕はほかでは、しゃべるのがキライなんですよ。だからこそ、1週間溜まったものをここで出したいなと思います。

 

ーー呼びたいゲストはいますか?

 

あの 呼べる人がいなくて。出てくれるような人がいないんです。呼べるなら、本田圭佑さんがいいです。好きな食べ物とか、好きな色とか、プロフ交換したいです。深夜3時でも起きていそうですし。

 

ーー放送時間が深夜3時から4時半ですもんね。あのさんご自身は体力に自信はありますか?

 

あの めっちゃ夜行性なので大丈夫です。いちばん起きている得意な時間帯だから、むしろいつもどおりです。

 

——最後に、決意表明を聞かせてください。

 

あの 第一は、自分も楽しめたらいいなって思います。思ったことは言っていきたいです。生放送だし、止められても言っちゃえばこっちのもんなんで、言っていきます。

 

ーーありがとうございました! すごく楽しみです!

 

【information】

あののオールナイトニッポン0

初回放送4/4(火)深夜3時〜

=LOVE 佐々木舞香、野口衣織、山本杏奈が『オールナイトニッポンX』初挑戦!「私たちらしくお話ししたい」

『=LOVEのオールナイトニッポンX(クロス)』

 

=LOVEの佐々木舞香、野口衣織、山本杏奈が、4月6日(木)放送の『オールナイトニッポンX(クロス)』(ニッポン放送 深夜0時~0時58分)の木曜週替わりパーソナリティを担当することが決定した。

 

=LOVE(イコールラブ)は、指原莉乃がプロデュースするアイドルグループで、デビューから5周年を迎えた現在も、日本武道館をはじめとした全国ツアーで大成功を収めるなど、進化を続けている。現在ニッポン放送では、毎週月曜日に『=LOVEのイコラフ』(午後7時40分~午後8時)が絶賛放送中。

 

そんな=LOVEのメンバーから、佐々木舞香、野口衣織、山本杏奈の3人が『オールナイトニッポンX(クロス)』に初挑戦。番組では、「イコトーク」と題して、佐々木、野口、山本の3人が「普段しゃべらなさそう」なトークテーマを募集中。

 

また「お野菜擬人化サミット」のコーナーでは、普段から佐々木と野口がやっている、野菜の擬人化案をリスナーから募集している。詳細は、番組公式Twitterにて掲載。

 

『オールナイトニッポンX』は、スマホに特化した短尺のバーティカルシアターアプリ「smash.」と連動し、スタジオの様子を映像で同時配信。また、スマホやパソコンからは「radiko」でも聴取可能で、タイムフリー機能では放送1週間後まで公開される。

 

出演者コメント

佐々木舞香

このたび『オールナイトニッポンX』に出演させていただけるということで、とてもうれしいです。
ラジオが好きで、いつかは出られたらいいねと話していたので、まさかこんなに早くにかなうとは…正直びっくりしています!
遅い時間聴くラジオというのはちょっと特別なものがあって、深夜を楽しくしてくれます。
私たちも聴いてくれる人をちょっと楽しくできるように、私たちらしくお話ししたいと思います。よろしくお願いします。

 

野口衣織

『オールナイトニッポンX』にまさか出演させいただける日がくるとは…! とても光栄です…!
ありがとうございます! 頼もしすぎる舞香と杏奈と一緒に、喜びを噛み締めつつみんなで楽しい時間をつくっていきたいです。
この時間帯の生放送の経験がほとんどないので、わくわくしています! どきどきですが精一杯頑張ります! よろしくお願いします!

 

山本杏奈

少し緊張していますが…ずっと憧れていた『オールナイトニッポンX』に出演させていただけて本当にうれしいです!
イコラブは十人十色、いろんな考え方を持ったメンバーがそろっていて、毎日楽屋でも楽しくおしゃべりをしています!
そんな普段の姿やここならではのトークをリスナーさんにお届けできたらなと思っています!
イコラブのファンのみなさんはいつもTwitterでトレンド入りを一緒に協力してくださるので、今回もたくさんつぶいてラジオを共に盛り上げてくれるとうれしいです! よろしくお願いします!

 

番組情報

『=LOVEのオールナイトニッポンX(クロス)』
ニッポン放送
2023年4月6日(木)深夜0時~0時58分
※バーティカルシアターアプリ「smash.」との同時生配信

パーソナリティ:佐々木舞香、野口衣織、山本杏奈
番組メールアドレス:il@allnightnippon.com
番組twitter:@ANN_Xross

 

若月佑美、誕生日に初のフォトエッセー「履きなれない靴を履き潰すまで」発売決定「ドキッとするカットもあるので楽しみに」

若月佑美が初のフォトエッセー「履きなれない靴を履き潰すまで」を、自身の誕生日である6月27日(火)に発売することが決定。撮り下ろしカットからアザーカットが公開され、若月のコメントも到着した。

 

本書は2019年8月より「週刊SPA!」で連載してきたエッセーを中心に、連載時未掲載カットや、若月自身がコンセプトを考えた撮り下ろし写真も満載。さらに書籍化にあたり、新たに撮り下ろしたカットや、新作エッセーも収録される。

 

“誰かに寄り添う言葉になれば”という思いを込めて文章をしたためてきた、若月佑美の集大成となる1stフォトエッセーに。なお、表紙は通常表紙版、HMV限定表紙版、楽天ブックス限定表紙版の3パターンの装いとなり、豪華な仕様を予定している。

若月佑美 コメント

私が今まで愛と心を込めて書き続けていた文章たちが、一冊にまとまります。
また今回は新たに撮り下ろしたカットや、新作エッセーが収録されます!! 中にはちょっとドキッとするカットもあるので楽しみにしていてください。私の誕生日である、6月27日に発売されるので、絶対に覚えていてください!!
ぜひ、たくさんの方に手に取っていただければと思っています。よろしくお願いします。

 

書誌情報

1stフォトエッセー「履きなれない靴を履き潰すまで」
2023年6月27日(火)発売

定価:1,980円(税込)
著者:若月佑美
出版社:扶桑社

<予約リンク>
・通常表紙版:https://www.amazon.co.jp/dp/4594094775
・HMV限定表紙版:https://www.hmv.co.jp/product/detail/13842298
・楽天ブックス限定表紙版:http://books.rakuten.co.jp/rb/17468750/

 

WEB

Official Site:https://yumiwakatsuki.com/
Instagram:https://www.instagram.com/yumi_wakatsuki_official/
Twitter:https://twitter.com/WAKA_Y_official
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCJwW_2WpiTlUrGeIpZauDgg/about

芳根京子×重岡大毅『それってパクリじゃないですか?』オフィス感を表現したポップなポスタービジュアル解禁

4月12日(水)スタートの芳根京子が主演を務め、重岡大毅(ジャニーズWEST)が共演する水曜ドラマ『それってパクリじゃないですか?』(日本テレビ系 毎週水曜 午後10時)のポスタービジュアルが解禁された。

『それってパクリじゃないですか?』ポスタービジュアル©日本テレビ

 

本作は、奥乃桜子による小説「それってパクリじゃないですか?~新米知的財産部員のお仕事~」が原作の“知的財産エンタメドラマ”。飲料メーカー・月夜野ドリンクで開発中の飲料に関する重要な特許がライバル会社に奪われる事件が発生し、情報漏えいの疑いをかけられた開発部員・藤崎亜季(芳根)が、調査のために親会社からやってきた知的財産のプロ・北脇雅美(重岡)と共に特許を取り戻すために奮闘する。

 

『半沢直樹』『下町ロケット』『君と世界が終わる日に』Season3など骨太で熱いエンターテインメント作品を手掛けてきた丑尾健太郎が脚本を担当し、主人公の成長物語だけではなく、仕事にまつわる出来事のリアリティにもこだわり描いていく。

 

そんな本作のポスタービジュアルが解禁。デザインは、知財初心者で情にもろい亜季役の芳根が、「それってパクリじゃないですか?」と書かれた書類を持ちながら、仲間の汗と涙の結晶である発明を守るべく訴えかける表情をアップで描き、妥協ゼロのエリート上司・北脇役の重岡が、著作権や商標などに関するマークを持ちながら亜季の少し後ろで冷ややかな視線を送る2人の凸凹コンビ感のビジュアルを押し出したもの。

 

背景には新生活が始まる春らしく、ポップな淡色のファイルが並ぶ本棚を配置しオフィス感を表現、知的財産エンタメドラマという一見難しそうなテーマを、親しみやすく明るいポップな印象に感じさせるビジュアルに仕上がった。

 

このポスタービジュアルは、番組HPをはじめ、3月24日(金)夜からは日テレタワー地下入り口側の広告スペース(ライティングウォール)、4月には交通広告などでも掲出予定。

 

番組情報

『それってパクリじゃないですか?』

日本テレビ系

2023年4月12日(水)スタート

毎週水曜 午後10時~

 

<キャスト>

芳根京子、重岡大毅(ジャニーズWEST)

渡辺大知、福地桃子、朝倉あき、豊田裕大、諏訪雅、秋元真夏/高橋努、相島一之、赤井英和

野間口徹、ともさかりえ、田辺誠一、常盤貴子

 

<スタッフ>

原作:『それってパクリじゃないですか? ~新米知的財産部員のお仕事~』(奥乃桜子著/集英社オレンジ文庫)

脚本:丑尾健太郎

主題歌:ジャニーズ WEST 「パロディ」 (ジャニーズ エンタテイメント)

チーフプロデューサー:三上絵里子

プロデューサー:枝見洋子、森雅弘、岡宅真由美(アバンズゲート)

演出:中島悟 ほか

制作協力:AX-ON、アバンズゲート

製作著作:日本テレビ

 

番組公式HP:https://www.ntv.co.jp/sorepaku/

番組公式Twitter:@sorepaku_ntv

番組公式Instagram:@sorepaku_ntv

番組公式TikTok:@sorepaku.ntv

 

©日本テレビ

西野七瀬が“Dr.チョコレート”の正体を追う新聞記者に「演じたことのない役柄で純粋に楽しみ」『Dr.チョコレート』

4月22日(土)スタートの坂口健太郎が主演を務める土曜ドラマ『Dr.チョコレート』(日本テレビ系 毎週土曜 午後10時~)に西野七瀬の出演が決定し、コメントが到着した。

『Dr.チョコレート』奥泉渚役の西野七瀬©日本テレビ

 

本作は、謎多き義手の元医者・Teacherと天才的オペスキルを持つ10歳の少女・唯が、キャラ強めな6人の医療仲間たち“チョコレート・カンパニー”と共に、時に銃撃戦の中、時に飛行機の中、時にエレベーターの中…どんな状況下でも、ワケあり患者の命を救っていくノンストップ・ドクター・エンターテインメント。Teacherと唯が、現金1億円とチョコレートを条件に違法な医療行為を行うのは、唯の両親を殺した犯人を捜すため。果たして事件の真相とは…。

 

Dr.チョコレートの代理人・Teacher/野田哲也役を坂口健太郎、天才的なオペスキルを持ち、Teacherと共に闇の医療行為を行う10歳の少女・Dr.チョコレート/寺島唯役を白山乃愛が演じる。さらに“チョコレート・カンパニー”のメンバーとして葵わかな、鈴木紗理奈、前田旺志郎、古川雄大、小澤征悦、斉藤由貴が共演。

 

このたび、Dr.チョコレートの正体を追う新聞記者、奥泉渚役に西野七瀬が決定した。西野が演じるのは、大手新聞社のエース記者、奥泉渚。バイタリティーにあふれ、数々の社会の不祥事を持ち前の食い込み力と徹底的な調査で暴いてきた奥泉が狙う次なるスクープは、「Dr.チョコレートの正体」。

 

「Dr.チョコレートはただの都市伝説」と取り合わない上司にたてつきながら、独自取材を続けていた奥泉は、偶然乗り合わせた飛行機内での出来事をきっかけに、野田哲也=Teacher(坂口)に出会う。その嗅覚で何かを感じ取った奥泉は哲也に接近するが、いつしか、取材対象としてだけではなく、哲也に心惹かれていく。

『Dr.チョコレート』©日本テレビ

 

西野七瀬 コメント

敏腕新聞記者、しかも仕事人間の女性という役柄はこれまでに演じたことのない役柄で、自分でもどんな風になるのか想像もつかない分、純粋に楽しみです。

 

奥泉は、普通はそれは言わないな、とか、え!それやっちゃうの!?というラインをぐいぐいパワフルに乗り越えていき、それが記者としての得意分野・持ち味になっているキャラクターだと思います。

 

その強さや、予測不能さ、でも、ちょっと憎めないようなちゃっかりしたかわいさや、女性らしい心の揺らぎもあったり、奥泉のいろんな面を、面白くそして魅力的に見ていただけるように演じていきたいです。

 

番組情報

土曜ドラマ『Dr.チョコレート』

2023年4月22日(土)スタート

毎週土曜 午後10時~

 

<キャスト>

坂口健太郎

白山乃愛、西野七瀬

葵わかな、鈴木紗理奈、前田旺志郎、古川雄大

小澤征悦、斉藤由貴 ほか

 

<スタッフ>

企画・原案:秋元康

脚本:渡辺雄介(『未満警察 ミッドナイトランナー』『タリオ 復讐代行の2人』『死神さん』など)

チーフプロデューサー:田中宏史

プロデューサー:藤森真実、岩崎広樹、本多繁勝

演出:佐久間紀佳、南雲聖一、宮下直之

制作協力:日テレアックスオン

製作著作:日本テレビ

 

番組公式HP:https://www.ntv.co.jp/dr-chocolate/

番組公式Twitter:@drchocolate_ntv

番組公式Instagram:@drchocolate_ntv

 

©日本テレビ

齊藤なぎさ、麻丘真央、福田ルミカ、小山璃奈、大里菜桜が『めざましテレビ』イマドキガールに加入【コメントあり】

『めざましテレビ』(フジテレビ系 毎週月~金曜 午前5時25分~8時)で放送中のトレンド情報コーナー「イマドキ」に出演する“イマドキガール”に、麻丘真央、大里菜桜、小山璃奈、齊藤なぎさ、福田ルミカの5人の加入が決定した。

『めざましテレビ』上段左から)齊藤なぎさ、麻丘真央、福田ルミカ 下段左から)小山璃奈、大里菜桜

 

注目は、指原莉乃がプロデュースする人気アイドルグループ・=LOVEの元メンバーで、今年1月にグループを卒業した齊藤。さらに人気デジタル声優アイドルから、次世代CM女王候補など、フレッシュなメンバーも仲間入りする。5人のプロフィールとコメントは以下を参照。

 

麻丘真央

『めざましテレビ』麻丘真央

 

<プロフィール>

生年月日:2004年10月6日(18歳)

出身地:東京都

趣味・特技:フェンシング、茶道、華道、中国語

 

秋元康が総合プロデュースを務めるデジタル声優アイドルグループ「22/7」(ナナブンノニジュウニ)に加入した新星。それまではフェンシング選手としてアスリート活動をしていたというギャップも魅力。

 

<コメント>

小さい頃、めざましくんの声マネをして遊んでいた私が、イマドキガールとしてめざましファミリーの一員になれて、本当にうれしいです!皆様の1日の活力になるようなトレンドの情報を、明るく元気に私らしくお届けしたいです。

 

大里菜桜

『めざましテレビ』大里菜桜

 

<プロフィール>

生年月日:2008年1月2日(15歳)

出身地:香川県

趣味・特技:盆栽、英語準1級

 

松盆栽の生産量日本一!香川県高松市の「たか松BONSAI大使」という肩書をもつ盆栽ガール。将来の夢である“ハリウッドスター”に向けて、語学や殺陣も勉強する努力家。

 

<コメント>

私は地元・香川県の松盆栽を世界にアピールする活動をしてきました。子供の時は盆栽ちゃんって呼ばれていましたが、 ここまで元気に成長できました。朝のひととき、ほんわかした幸せな気分になっていただけるレポートを頑張ります。

 

小山璃奈

『めざましテレビ』小山璃奈

 

<プロフィール>

生年月日:2003年3月4日(20歳)

出身地:神奈川県

趣味・特技:筋トレ、絵画、ダンス、散歩、料理、柔軟

 

人気アニメ『ラブライブ!』シリーズのスクールアイドルミュージカルに出演するなど、女優・モデルとして多方面での活躍が期待される。多趣味な彼女が発信するイマドキのトレンドにも注目。

 

<コメント>

初めての挑戦にとても緊張しますが、今から楽しみな気持ちでいっぱいです!イマドキガールとして自信を持ってイマドキなものを発信していける様に。そして皆様に素敵な1日のはじまりを迎えて頂ける様、笑顔と元気いっぱいで頑張りたいと思います!

 

齊藤なぎさ

『めざましテレビ』齊藤なぎさ

 

<プロフィール>

生年月日:2003年7月6日(19歳)

出身地:神奈川県

趣味・特技:カメラ、読書、大食い、スキー、口笛

 

指原莉乃プロデュースのアイドルグループ「=LOVE」メンバーとしてデビュー。今年1月に卒業し、現在は女優・声優として活躍の場を広げている。また若者に大人気の恋愛番組にも出演中で、同世代からも支持を集める。

 

<コメント>

幼稚園生の頃から、私の朝はずっと『めざましテレビ』でした!だからこそ、夢見ていたイマドキガールになることができて本当にうれしいです。食べることもおしゃれも大好きなので、お勉強しつつたくさん楽しみたいと思います!皆さんに朝から今日も一日頑張ろう!と思っていただけるように、元気を届けられるように頑張ります!

 

福田ルミカ

『めざましテレビ』福田ルミカ

 

<プロフィール>

生年月日:2005年5月15日(17歳)

出身地:東京都

趣味・特技:小鳥飼育、食べ歩き、模写

 

168センチの長身にすらりと伸びた長い足が印象的。さまざまなCMにも出演し、“新たなCM女王登場の予感”とSNSでも話題で、映画、ドラマなど女優として活躍の場を広げている。

 

<コメント>

食べることが大好きなので、皆さんにたっぷりおいしさが伝わるような 食レポをしたいです!おしゃれも大好きなので、活動していく中で洋服の組み合わせなども勉強できたらと思っています!イマドキガールとして朝から元気いっぱい、トレンドをお伝えできるように頑張ります。これからよろしくお願いします!

 

番組情報

『めざましテレビ』

フジテレビ系

毎週月曜~金曜 午前5時25分~8時 生放送

※「イマドキ」は午前6時50分すぎに放送

 

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/meza/

公式Twitter:@cx_mezamashi

公式Facebook:@cx.mezamashi

公式Instagram:@mezamashi.tv

公式LINE:@mezamashiline

公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCrrsHarrLoiLTqu1LHxDJpw

公式TikTok:@mezamashitiktok

 

©フジテレビ

DREAMS COME TRUEが『NHK MUSIC SPECIAL』に登場!中村正人×緑黄色社会・長屋晴子の対談も

DREAMS COME TRUEが出演する『NHK MUSIC SPECIAL DREAMS COME TRUE』(NHK総合 午後10時~10時45分)が、4月6日(木)に放送される。

『NHK MUSIC SPECIAL DREAMS COME TRUE』©NHK

 

『NHK MUSIC SPECIAL』の2023年度1本目には、DREAMS COME TRUEが登場。ドリカムがNHKの番組で歌唱するのは5年ぶり、101スタジオで歌唱するのは実に12年ぶりとなる。

 

今回のスタジオライブではディスコバージョンとして生まれ変わった名曲「LOVE LOVE LOVE」や「うれしい!たのしい!大好き!」、そして最新曲「スピリラ」などが歌われ、吉田美和、中村正人はドリカムの新しい姿を見せたいと今回の収録に臨んだ。

『NHK MUSIC SPECIAL DREAMS COME TRUE』©NHK

 

2020年以降、新型コロナウィルスの影響でライブ活動に様々な制限があった中、今回のスタジオライブでは声出しがOKになって初めてNHKで行われた収録となった。スタジオいっぱいのお客さんからの大歓声を浴び、吉田美和がライブの終盤で涙ぐむなど感動のステージとなった。

 

そして今回の番組では、中村正人と緑黄色社会の長屋晴子によるスペシャル対談が実現。今年の7月から全国5大ドームをめぐるドリカム最大のライブイベント、史上最強の移動遊園地「DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2023」に向けた意気込みや、ドリカムのこれまでの歩みやコロナ禍での苦悩を貴重なアーカイブ映像と共に語る。

『NHK MUSIC SPECIAL DREAMS COME TRUE』左から)長屋晴子(緑黄色社会)、中村正人(DREAMS COME TRUE) ©NHK

 

番組情報

『NHK MUSIC SPECIAL DREAMS COME TRUE』

NHK総合

2023年4月6日(木)午後10時~10時45分

再放送:2023年4月10日(月)午後11時50分~0時35分

 

出演:DREAMS COME TRUE

ゲスト:長屋晴子(緑黄色社会)

 

<楽曲>

「うれしい!たのしい!大好き! – DOSCO prime Version -」

「LOVE LOVE LOVE – DOSCO prime Version -」

「やさしいキスをして – DOSCO prime Version -」

「スピリラ」 ほか

 

©NHK

『雑魚どもよ、大志を抱け!』公開! 夫婦タッグで成し遂げた足立 紳が初めて作る「万人に観て欲しい作品」とは?

GetNavi webで「後ろ向きで進む」を連載中の足立紳監督の最新作『雑魚どもよ、大志を抱け!』の公開が始まりました。今回は、プロデューサーを務めた奥様の晃子さんとともに本作の魅力や夫婦の共同作業についてじっくりうかがいました!

 

(構成・執筆:奈落一騎)

足立紳(あだち・しん)1972年鳥取県生まれ。日本映画学校(現・日本映画大学)卒業後、相米慎二に師事。助監督、演劇活動などを経て、2015年に『百円の恋』で第39回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞。2019年の東京国際映画祭で『喜劇 愛妻物語』が最優秀脚本賞を受賞。映画やドラマのほか、小説も多数手掛ける。2023年の連続テレビ小説『ブギウギ』の脚本を担当。/●足立晃子(あだち・あきこ) 1976年東京都生まれ。成城大学出身。学生時代に出た映画の撮影現場で助監督をしていた足立紳と出会う。大学卒業後、映画配給会社、プロレス団体勤務後、2003年に足立紳と結婚。夫と二人の子どもとの暮らしを経済と精神の両面で支え続ける。映画『喜劇 愛妻物語』小説『それでも俺は、妻としたい』のヒロイン・チカのモデル。「雑魚どもよ、大志を抱け!」では初めてプロデューサーとして携わる。

 

痛いほどリアルな子どもたちの世界

――この映画では、子どもたちの世界が痛いほどリアルに描かれていますね。

 

足立紳 ありがとうございます。

 

――主人公グループの1人である戸梶元太(トカゲ)の親が新興宗教にはまっていたり、そのトカゲが皮膚病でいつも体掻いていたり、「ああ、こういう奴いたな」って。さらに、そういったキャラクター設定だけでなく、トカゲは主人公も含めた仲間グループによってイジメから守られているんだけど、仲間内ではそこまで気を遣われているわけではなく、グループ内では一番下のお豆というか、パシリになっているといった子ども社会の力学も、とてもリアルでした。

 

足立紳 トカゲは実際、自分の子ども時代に身の回りにいた奴がモデルです。ほぼほぼ、そのまんま(笑)。だから、本人が映画を観たら、気づくかもしれない。他の子どもたちも、わりと実在の連中がモデルです。主人公の親友である隆造も、モデルがいます。こいつは、イジメられっ子を、すっと庇ったりとかできて、本当にかっこいい奴だった。俺は秘かに憧れていたんですよね。

 

足立晃子 隆造の話は、昔からよくしていたよね。

 

――映画を観た人は少なくとも男性なら、登場する子どもたちのなかに「ああ自分はこいつだったな」と思い当たるのが誰か1人はいると思います。

(C)2022『雑魚どもよ、大志を抱け!』製作委員会

 

足立晃子 「こーいう子、いたなー」と思うのではないかと思います。

 

――あと、子どもたちが感じる「気まずさ」を丁寧に描いていますよね。例えば、主人公の瞬が新しくできた友達の家に遊びに行こうとしたとき、前からの友達である隆造にバッタリ会っちゃったときの気まずさとか、友達との塾の帰りに親と会っちゃって、友達の前で親がベラベラ喋りだしちゃったときの気まずさとか。自分の子ども時代を振り返っても、子どもって大人以上にいろんな「気まずさ」を感じていると思うんですよ。

 

足立紳 そうなんですよね。ああいう気まずさみたいなものって、子どもが主人公の映画でも、わりと無視されがちなんですが、じつは子どものころ、あの辺のことを一番感じていたんだよなという。いま言ってくださったように、瞬は隆造とマブダチだったけど、その隆造と距離ができちゃったから、仕方なく新しい友達のほうに行こうとしている日に限って隆造が家に来ちゃって、すぐには別の友だちの家に行くとも言えず、ゴニュゴニョしちゃったり。しかも隆造は隆造で前の日に父親に殴られて顔に痣があったり。

 

――その間の悪さの絶妙さ(笑)。

 

足立紳 そういった子どもたちの小さな気持ちの揺れは、この映画のなかで積み重ねたいと思っていました。

 

――子どもが主人公の映画で、もっとわかりやすく辛い状況とか、悲惨な状況が描かれることはよくありますが、こういった微妙な気まずさは、あまり描かれないですね。

 

足立紳 そういうところを観てもらえると嬉しいですね。それと、この映画の冒頭20分くらいって、子どもたちがイタズラして逃げる、の繰り返しじゃないですか。自分が小学生のころって、逃げるって行為が楽しくてしょうがなかったんですよ。逃げるという行為をしたいがために、何か悪いことをする。

 

――スカートめくりとか、ピンポン・ダッシュとか(笑)。

 

足立紳 それって、アメリカン・ニューシネマみたいな「自由を求めて」といった、かっこいいものでは全然ないんですけど(笑)。

 

――犬っころが駆け回っているのに近いんでしょうね。ある種の運動衝動の発散というか。

 

足立紳 そうなんでしょうね。犬っころが走り回るのって目的はなくて、ひたすらに走りたいからだけじゃないですか。でも、意外とそういう子どもの映画ってないなって昔から思っていて、この映画ではその感覚は出したかったんですよ。だから、映画のなかで子どもたちが、やたら走っているシーンが多い。仰ってくださったように、子どもが悲惨な状況にいてどうこうみたいな映画は多いですけど、そうじゃなくて、犬が走っているのと同じような爽快感のある映画を観たいという思いがずっと自分にはありましたね。

 

――これまでの足立監督の作品では、「セックス」というテーマが大きくありましたが、今作では直接的な「性」の要素はかなり控えめですね。それは、主人公たちが小学生だからということですか。

 

足立紳 それはありますね。ただ、主人公たちは小学校5、6年生なんで、その年代の子どもが、自分の恋愛対象が異性なのか同性なのかの、まだふわふわしているみたいなニュアンスは出したかった。

 

――ああ、そういう場面はありますね。確かに、そのくらいの年齢の子どもって、当然個人差はありますが、まだ性が未分化で揺れていますからね。

 

足立紳 主人公の瞬は実際、まだ女の子より、同性の隆造に対して恋愛感情みたいのがある。だから、男の子たちのなかに女の子を入れてふわふわさせるのは今回はやめようと思って。そういう話ではないので、「性」の要素は彼らのなかで見え隠れすればいいやって。

 

半径5メートルの映画と半径5000キロメートルの映画

――作品に登場する子どもたちは、実際に足立監督の身の回りにいた連中がモデルということですが、足立監督の作品は本作だけでなく、過去の作品も実体験が基になっていることが多いですよね。そのため、私小説的に見られるところもあると思います。それについて、ご自身ではどう思われていますか。

 

足立紳 そこは、どう観られてもいいですね。ただ、小説には私小説という分野があるのに、映画って、いまだに自分の実体験や身の回りのことを描くのはダメという風潮があるんですよ。「そこから抜け出したところが勝負だろう」みたいなことはよく言われます。

 

足立晃子 「半径5メートルのことしか描いていない」って、よく言われるよね。この人、それがコンプレックスなんです。前作の『喜劇 愛妻物語』(20年)でもそんなふうに言われたし。

 

足立紳 『喜劇 愛妻物語』は、ほぼ本当にあったことです(笑)。

 

足立晃子 それは違うでしょう!

 

――まぁ、もしすべて実体験が基になっていたとしても、作品にした瞬間に、それは「事実」とは違うものになりますよね。結局、色んな要素を組み替えているわけだから。

 

足立紳 それはそうです。色んなことを混ぜたりもしていますしね。それに、確かに『雑魚どもよ、大志を抱け!』も半径5メートルの話かもしれないけど、俺以外に半径5000キロメートルの映画を作っている人は世界中にウジャウジャいるから、半径5メートルの映画だけ作っている人がいてもいいと思いますけどね(笑)。もちろん、両方やれたら一番いいけど。自分も半径5000キロメートルの映画も撮ってみたいし、ヒマラヤで雪男を探し続けている人のシナリオもあるけど、そんな大作映画の予算はおりないので作る機会がないだけです(笑)。

 

(C)2022『雑魚どもよ、大志を抱け!』製作委員会

 

――昭和の後期に子ども時代を過ごした足立監督の実体験がベースになっているということでいえば、出演している平成・令和世代の若い俳優さんたちとのジェネレーション・ギャップみたいなものは感じましたか。

 

足立紳 それが、あまりなかったんですよね。出演してくれた子どもたちと長期間一緒に過ごして、そういう経験は初めてだったので、どんな感じかなと思っていたけど、自分たちの子どものころとあんまり変わんないなと感じた。

 

――スマホをもっていたり、服装はこじゃれていても、「気まずさ」の感じ方や、グループ内のバワーバランスの感じなんかは、いまの子も昔と変わらない。

 

足立紳 ただ、ひとつ思ったのは、これは基本的にはいいことなんですけど、我々のころよりは人を差別するとか、そういう意識は薄い気がしました。それが、「差別はダメだ」って教育が根づいたためなのか、自分たちのころより人間関係が希薄だからそうなのかはわからないんですけど。

 

――トカゲみたいな子に対して、「汚ねえなぁ、近づくなよ」とは、誰も面と向かっては言わない。

 

足立紳 うん、そういう露骨な排除をしない。いまの子はクラスに外国人とかも2、3人いるから、色んな人を受け入れることに慣れているのかもしれないですね。でも、この映画のなかに母子家庭の親子だけが入れる母子寮って出てくるじゃないですか。昔は、「あそこは母子寮」ってすぐにわかる形だったんですけど、いまは個人情報の問題とかもあって、わからないようにしている。それは、わかりやすい差別がなくなるという意味ではいいことでもあるんでしょうけど、同時に助けづらくもなっているんじゃないかという気もします。

 

――社会全体が表面上はクリーンに、デオドラントになっているぶん、余計に差別とか見えづらくなっている気はしますね。「ないこと」にされているというか。

 

足立紳 直接的な差別が減ったというのは、本当はいいことなんだけど、一瞬、「あれ?」って立ち止まってしまう違和感はあります。「見えないもの=ない」という空気は感じます。

 

――世代の話でいうと、昭和の時代の男子の世界って、日常的に暴力があったじゃないですか。そこで腰が引けちゃうと、クラスのなかでポジションがどんどん下がっちゃうから、ある面では毎日サバイバルでヒリヒリしていた(笑)。それは、この映画でもよく描かれていますが、その辺り女性は観てどう感じるんでしょうね。

 

足立紳 でも、わりと女の人から「あの子たち、本当に一生懸命生きていますね」とか、熱い感想が返ってくることが多いんですよ。

 

足立晃子 共感ではなくて、「このワールドが好き」ってことかもしれないですけどね。もしくは「人が人を一生懸命思う気持ち」に胸が苦しくなるというか。

 

亡き師である相米慎二監督と『がんばれ! ベアーズ』

――今作の原作である小説『弱虫日記』(足立紳・著/講談社文庫)は、足立監督の出身地である鳥取県が舞台ですが、映画は岐阜県飛騨市で撮影していますね。

 

足立紳 鳥取は田舎のわりに、俺が生まれ育ったころの風景がほとんど残っていないんですよ。ショッピング・モールが建っちゃったりとか。だから、どこか撮れるところはないかないということで色々ロケハンして、そのなかで飛騨市が俺の生まれ育った町と空気感が似ていたんです。あと、本当に余計なものが全然建っていない。これなら、「あれが映らないように、これが映らないように」とかカメラの位置や角度に気を回す必要がなく、町中で好きにカメラをぶん回して撮れるなと思って。

 

――じゃあ、あの町並みはセット的なものではなく、あのまんまなんですか。

 

足立紳 あのまんまです。出てくる駄菓子屋も本物の駄菓子屋だし。

 

――映画では、原作にないトンネルとか線路とかが重要なモチーフとして出てきますが、それは飛騨市で撮影することが決まってから加えられた要素なんですか。

 

足立紳 そうですね。あれも、ロケハンに行って見つけたもので、いいなと思って、シナリオに書きこんでいった。

 

――そうやって現場で新しい材料が入って、シナリオが膨らむのは楽しいですよね。

 

足立紳 そうなんですよね。シナリオに書いてあったことでも、普段は実際に現場に行くと撮影が難しいとかの理由でどんどん削っていくことのほうが多いんですが、今回は逆に膨らんだのはよかったです。

 

――表層的な話ですが、トンネルとか線路とか出てくる子どもたちの映画という点では、『スタンド・バイ・ミー』(米/86年)は少し意識しましたか。

 

足立紳 原作でも『スタンド・バイ・ミー』には触れていますし、隆造はリバーフェニックスとか意識はしましたね。ただ、俺自身は『スタンド・バイ・ミー』って、封切り当時は観てもよくわからなかったんですよ。あれ、大人向けの映画ですよね。当時は『グニーズ』(米/85年)みたいな映画かと思って観に行ったら、冒険少ないなって(笑)。なのでその間を狙いました。

(C)2022『雑魚どもよ、大志を抱け!』製作委員会

 

――足立監督というと、亡くなった相米慎二監督の弟子だったという経歴もあって、その影響を言われることも多いと思います。ご自身では、どう感じていますか。

 

足立紳 正直言えばないですよね(笑)。「長回しは相米監督の影響で」とかよく言われますけど、長回しなんて俺だけじゃなく色んな監督がやっていますし。ただ、本作に関しては相米監督の『ションベン・ライダー』(83年)とかの長回しで子どもたちを追いかけている、そのシーンを見ているだけでワクワクする、そういった感じをやってみたいというのはありました。でも、子どもの描き方自体に関しては全然影響はないというか、影響を受けるのが無理です。相米監督は本当に言葉にならないことを映画にしようとしていた。だから、相米監督の映画って子どもが観たって、よくわからないと思うんですよ。俺はどっちかっていうと、わかりやすく子どもが観てもワクワクできるものを目指して作っていますね。

 

――相米監督は視線がサディスティックなところが面白いですけど、足立監督はもっと視線が優しいですよね。映画の肌合いが全然違う。ある意味、本作は少年野球を描いた『がんばれ! ベアーズ』(米/76年)の延長線上にある作品のような気はします。

 

足立紳 ホント、子どもの映画に関しては、『がんばれ! ベアーズ』が自分のなかでは相当傑作だと思っていて、あれって「ダメチームが頑張って勝ちましたみたいな映画」って語られかたをよくしますけど、一番面白いところは、子どもたちがグラウンドでワチャワチャしている感じなんですよね。子どもたちが野球をしているシーンが、奇跡のように本当に野球しているところを撮っている感じで。下手なガキを集めてきて、野球やってろって言って、それを大人がただ撮っているという。野球やっているんだかやっていないんだか、あの感じってほかにないですね。あれ以降、ああいう映画は観たことがないです。

 

妻として、プロデューサーとして、二重のパートナー

――今作では奥様の晃子さんがプロデューサーとしてクレジットされていますが、どのような経緯でプロデューサーを務めることになったのですか。

 

足立晃子 この作品に関しては、最初はシナリオの形で、当時は『悪童』というタイトルだったんですけど、20数年前、足立が26、27歳ぐらいのときに書いて、それが相米さんに褒められたんですよね。私は手書きの分厚い脚本を読ませてもらったんですけど、凄い面白いと思ったし、足立は相米さんに褒められてメチャクチャ喜んでいた。ところが、足立はそれから37歳ぐらいまでの10年間、映画として実現する目途もないのに、延々と『悪童』を手直ししたり、それだけをプロデューサーの人に見せ続けるんです。

 

足立紳 つまり、相米さんに褒められたから離れられなくなっちゃった(笑)。

 

足立晃子 完全に固執ですよね。呪縛というか。最初のうちは「頑張ってんじゃん」と思っていたんですけど、私も社会人になって、結婚して、妊娠して、だんだん「これはヤバイぞ」と思って(苦笑)。「いい加減『悪童』から足を洗わないと、あなたは一歩も踏み出せないから、もうその脚本から離れろ」って言うようになった。それで私の産後、足立が書いたシナリオの『百円の恋』(14年)が賞を獲って、映画化されるんですけど、そこからちょっとずつ仕事が増えるようになって。で、ネタがあるからって足立はまた「悪童」を色々営業していたんですけど、「子供の話は興行的に難しい」とか言われて全然企画が成立しなくて……で、少しだけ小金もできたから、もう『悪童』は低予算の自主制作でやろうかという話になったんです。

 

――ああ、最初は自主制作映画の予定だったんですね。

 

足立晃子 そうなんです。でも、手持ちの資金だけでは当然撮れないので、色々相談して、監督デビュー作の時にお世話になった坂井正徳プロデューサーや狩野善則さんと、『百円の恋』からお世話になっている佐藤現プロデューサーが協力してくれることになりました。ウチも子どもの学資保険解約して出資しました。そういった経緯で、私もプロデューサーの1人ということになったんです。

 

――プロデューサーとして具体的には、どのような仕事をされたんですか。

 

足立晃子 坂井さんと現さんに色々教わりながら、オーディションやクラインクイン3か月前くらいからリハーサルなど、ずっと一緒に携わらせて頂きました。撮影が始まってからは、小学生から中学生くらいの子ども7人(時に明軍団や政ちゃん軍団、正太郎の姉チームもいて多くなりましたが)が、雪深い飛騨の山奥の山小屋で1ヶか月弱の合宿生活だったんですけど、まずコロナを出したら完全に撮影が止まっちゃうプレッシャーがあったので、子供たちの体調管理には本当に気を付けました。早寝早起きや、大部屋の換気、掃除、洗濯、夜、お菓子&カップラーメンをたべさせないようにとか、フルーツ食べさせるとか。3日に1回抗原検査を受けてもらって。

子どもたちは集まるとなかなか寝ないから毎晩「早く寝てーー!!寝てーー!!」と怒ってました。なんだか寮母さんみたいな気分でしたね(笑)。

あと坂井さん、現さんに聞いて文化庁の助成金も申請しました。無事申請が通ったので、バリアフリーの助成も出たのでそれも勉強させて頂きました。足立の監督作は音声ガイドも字幕もついたことがなかったので、無事完成して嬉しかったです 。

 

――夫の作品をプロデュースするということで、夫婦だからやりやすい部分、やりにくい部分はありましたか。

 

足立晃子 夫婦だから、意見は言いやすかったです。これまでも彼のシナリオには必ず意見は言っていたんですが、今回は編集から音楽まですべて立ち会ったので、あらゆる面で意見が言えたのは良かったです。プロデューサーに入ると、宣伝のことも沢山打合せ出来て聞けるので、とても勉強になりました。やりにくかったのは、足立は家庭ではポンコツなのに、現場に行ったら一応、監督なので、「監督」として持ち上げなきゃいけないじゃないですか。それが、ストレスだった(苦笑)。

 

――妻ということで、監督とスタッフ・キャストのあいだのクッション役は周囲から期待されたんじゃないですか。

 

足立晃子 それは凄い気を遣いました。スタッフやキャストの方も直接監督には言いづらいことも多いだろうから、みんなの意見や不満をそれとなく探ったり。足立も自分が言うとみんな言うことをきいちゃうかもだからって、スタッフさんの本音を探ってみたり。ちゃんとクッションになっていたかはわからないですけど、そうなろうとは務めていました。

 

――それは夫婦だからこそ、できるところはありますよね。こういう言い方をすると足立さん嫌がるとか、喜ぶとかもわかっているし。

 

足立晃子 そうです、仰るとおりです。

 

――夫である監督の立場から、奥さんがプロデューサーというのはどうでしたか。

 

足立紳 『喜劇 愛妻物語』も、ほとんど一緒に作っていたような感覚なんですよ。シナリオもそうだし、ワンシーン、ワンシーン、奥さんと本読みをしながら作っていったようなところもあった。撮影現場も自宅だったし。それに、昔から彼女にはプロットの段階から読んでもらって、そこで意見をもらって、それをシナリオにして、プロデューサーに出す前に、もう1回彼女に読んでもらって、それを直したものを第一稿として提出していた。だから、今回改めて一緒にやっているという感覚はとくになかったですね。実際は前からの延長線上で、今回、クレジットとして初めて名前が載っただけというか。

 

初めて「万人が楽しめるものを」という思いで撮った

――晃子さんは30年近く足立さんとはプライベートでのパートナーであると同時に、ある種、創作面でも長年のパートナーですよね。そんな晃子さんから見て、足立作品の魅力はどういうところにありますか。

 

足立晃子 夫としての足立本人はあれですけど(苦笑)、作品はずっといいと思っているんですよね。夫バカみたいで恥ずかしいですけど。「セリフがいい」というのはよく言われるんですけど、それ以外にも私は足立の描くキャラクターが好きで、世間的にはみっともないとかダメと言われがちな人をメインにもってくるところも好きだし、結局、その人たちが色んなことを抱えて、最終的に心にフタをしていたことがはずれて爆発するんですね。それが、私は好き。

 

――妻として、あるいはプロデューサーとして、今後、足立監督にどういう作品を作って欲しいですか。

 

足立晃子 私は足立は巧みな構成とか斬新な設定での勝負よりも、人を描くのがうまいと思っているから、テレビドラマの『渡る世間は鬼ばかり』や『北の国から』じゃないですけど、長期的な家族物をやったら面白いんじゃないかなと思っています。

 

足立紳 『渡る世間は鬼ばかり』って、見たことはないけど(笑)。

 

足立晃子 そうじゃなくて、長期間にわたる家族物を撮って欲しいという意味。あと、中年老年の恋愛もの。

 

――個人的には、「うまくいきすぎないこと」や「解決しきれないこと」がつねに残っているのが足立作品の特徴であり、魅力だと感じています。その辺は、意識していますか。

 

足立紳 昔から映画を観ていて、うまくいっている主人公、あるいは途中までダメでも最後はうまくいっちゃった主人公を見ると、自分が置いていかれちゃった感じがするんですよ。スクリーンの向こうの人たちはうまくいっちゃったけど、客席の俺は現実に戻らないといけない。だから、そういう作品には背中を全然押されない。それよりも、グチャグチャで終わっちゃったけど、こいつもグチャグチャななか生きて来たから、俺もまた明日からも頑張るしかないなみたいな感覚。そういう意味では、きれいに終わるものが好きではないというか、本当は終わりようがないだろうと思いますけどね。もちろん、ハッピーエンドの映画もあっていいんですが。

(C)2022『雑魚どもよ、大志を抱け!』製作委員会

 

――ただ、本作は足立さんの作品のなかでは、比較的「救い」の分量が多いですよね。もちろん、子どもたちの家庭環境とか、個々が抱えている問題は、実際にはほとんど何にも解決していないんですけど、ラストはちょっとだけファンタジーがある。それは、広く子どもに観て欲しいと思ったからですか。

 

足立紳 それはそうなんですよね。この話って、普通に考えると最後はバッドエンドになっちゃうと思うんですが、それを観ても、子どもがどういう風に捉えていいかわかんないんじゃないかと思って、ラストはああいう形にした。だから、やはり観る子どものことを考えたというのはありますね。これまでみたいに、「別に子どもに観てもらいたいと思ってねぇし」って考えていたら、もうちょっと苦い終わり方だったかもしれない。『雑魚どもよ、大志を抱け!』は、自分のなかでは、ほぼ初めて「万人が楽しめるものを」という思いで撮りました。なので、もちろん大人にも観て欲しいですけど、いまの子どもが観たらどう感じるかな、どういう反応なんだろうというのは純粋に知りたいと思っているので、ぜひ子どもたちに観て欲しいですね。

 

【information】

(C)2022『雑魚どもよ、大志を抱け!』製作委員会

雑魚どもよ、大志を抱け!

3月24日(金)全国公開

(STAFF&CAST)
監督:足立 紳
原作:足立 紳「弱虫日記」(講談社文庫)
脚本:松本 稔、足立 紳
出演:池川侑希弥(Boys be/関西ジャニーズJr.)、田代 輝、白石葵一、松藤史恩、岩田 奏、蒼井 旬、坂元愛登
臼田あさ美、浜野健太、新津ちせ、河井青葉 / 永瀬正敏

(STORY)
地方の町に暮らす平凡な小学生・瞬(池川侑希弥)。心配のタネは乳がんを患っている母の病状……ではなく、中学受験のためにムリヤリ学習塾に入れられそうなこと。望んでいるのは、仲間たちととにかく楽しく遊んでいたいだけなのに。瞬の親友たちは、犯罪歴のある父(永瀬正敏)を持つ隆造(田代 輝)や、いじめを受けながらも映画監督になる夢を持つ西野(岩田 奏)など、様々なバックボーンを抱えて苦悩しつつも懸命に明日を夢見る少年たち。それぞれの家庭環境や大人の都合、学校でのいじめや不良中学生からの呼び出しなど、抱えきれない問題が山積だ。ある日、瞬は、いじめを見て見ぬ振りしてしまう。卑怯で弱虫な正体がバレて友人たちとの関係はぎくしゃくし、母親の乳がんも再発、まるで罰が当たったかのような苦しい日々が始まる。大切な仲間と己の誇りを獲得するために、瞬は初めて死に物狂いになるのだった。

 

 

【PROFILE】
奈落一騎
アプレ文筆業。映画、文芸、音楽、歴史、宗教、哲学、ギャンブルなどを対象に幅広く執筆。おもな著書に『江戸川乱歩語辞典』、『競馬語辞典』(ともに誠文堂新光社)、『スーパー名馬伝説』(KAWADE夢文庫)など。

上白石萌歌が『The Covers』新MCに決定「たくさんのミュージシャンとお会いするのが楽しみ」

上白石萌歌がリリー・フランキーと共に『The Covers』(BSプレミアムほか)のMCを務めることに決定。収録に臨んだ2人からコメントが到着した。

『The Covers』左から)リリー・フランキー、上白石萌歌 ©NHK

 

日本の音楽シーンを代表するアーティストが、思い出深い名曲をカバーするNHKの音楽番組『The Covers』。番組スタートから10年目を迎える4月の放送より、新MCに上白石萌歌が就任。音楽を深く愛する上白石がリリー・フランキーと共に、時代に刻まれる名曲たちの魅力を届けていく。

 

そんな上白石を迎えた10年目のキックオフスペシャルとして送る企画は、いま世界的にも評価の高い「70年代・80年代の名曲特集」。上白石も大好きだというこの時代の音楽を、『The Covers』10年間にゆかりの深いゲストを迎えて、2週に渡り”名曲&トーク盛りだくさんの豪華企画”として届ける。

 

さらに、10年目を迎える『The Covers』は、BS4Kでの先行放送が決定。4Kでの特別企画などは別途発表される。上白石とリリーによるコメントは以下に記載。

 

上白石萌歌 コメント

以前、『The Covers』で(adieuとして)歌わせていただいたことがあり、本当に”音楽愛”にあふれた番組だなと思っていました。

 

出演する前からこの番組のことをすごく好きでしたし、MCを務めることによってどんどん『The Covers』への愛や、カバーそのものへの愛などが深まりそうだなと思っています。音楽が本当に心から大好きなので、たくさんの音楽を新たに知ったり、曲を深く掘れることへの期待があります。

 

たくさんのミュージシャンの方とお会いする機会が増えて、新しいコミュニティーが生まれることが楽しみですし、リリーさんといろいろなお話をしていくことが何より楽しみなので、1人の『The Covers』ファンとして成長していけたらいいなと思います。

 

リリー・フランキー コメント

◆新 MC・上白石萌歌さんに向けて

adieuとして、ミュージシャンとしての萌歌ちゃんもとても素晴らしいし、すごく清潔感のある方。

 

何よりもとても音楽に造詣が深いので、また音楽仲間と一緒に音楽番組ができるのが楽しみですね。

 

番組の中でも歌ってもらいたいですし、いろんな好きな音楽の話とかも聞きたいですし、僕も楽しみにしております。

 

役者さんとしては、本当にさまざまな役を演じられる人ですけど、感受性がとても豊かで、声の落ち着きから分かるように、瞬間に感じたことを言語化する力というか、頭がいいというよりも、頭脳が明晰であるのと同時にそれと同じくらい彼女の感性というものがあふれたコメントで、音楽に対する愛情を感じました。

 

本当に、1回目からこんなに落ち着いてちゃんとコメントして音楽を楽しめるというのは、素晴らしい方ですね。ミュージシャンとしても、パートナーとしても人間としても尊敬できる方なので、これから、本当にすごく萌歌ちゃんを頼りに番組を進めていきたいと思います。

 

◆番組10年目に向けて

10年続きまして、これも本当に番組をご支持してくださっている皆さまと、たくさんの労力をかけて練習をしてくださりスタジオ収録からトークまで、お付き合いくださったミュージシャンの方のおかげだと思っております。

 

10年前とカバーをするという意味合いが少しずつ変わってきております。サブスクで音楽を聴く時代になりましたので、古い曲と新しい曲という区別が今あまりない中、この10年たって一番変わったことは、音楽の存在がジェネレーションにあまり関係がなくなったということだと思います。これからもカバーをされる音楽は増え続けるでしょうから、その時間に僕たちがなるべく長く寄り添えるように頑張ります。

 

番組情報

『The Covers』10 年目キックオフ!「ザ・名曲パーティーナイト!」

ゲスト:田島貴男(Original Love)、GLIM SPANKY、星屑スキャット、MORISAKI WIN

 

<第1夜>

2023年4月8日(土)午後10時~10時29分(BS4K)

2023年5月7日(日)午後10時50分~11時19分 (BSプレミアム/BS4K)

 

<第2夜>

2023年4月15日(土)午後9時30分~9時59分(BS4K)

2023年5月14日(日)午後10時50分~11時19分(BSプレミアム/BS4K)

 

©NHK

ついに卒業! 「つばきファクトリー」浅倉樹々、メンバーとファンへの感謝を込めたファイナルインタビュー!!

2015年4月の結成から7年、ハロー!プロジェクト所属のアイドルグループ「つばきファクトリー」の1期メンバーとして、チームの中核を担い牽引してきた浅倉樹々。昨年9月7日にグループおよびハロプロからの卒業を発表した彼女が、4月2日に迎えるラストステージを前に、ラストシングルをはじめこれまでの活動や、今後のビジョン、音楽活動へのこだわり、現在の心境を、ともに歩んできたメンバーとファンに対する感謝を込めて真摯に語る卒業直前のファイナルインタビュー!

 

(構成・撮影:丸山剛史/執筆:サマンサ五郎)

浅倉樹々(あさくら・きき): 2000年9月3日生まれ。千葉県出身。モーニング娘。のメンバーオーディションを経て2014年10月にハロプロ研修生として活動を開始。2015年4月につばきファクトリー加入が決まり、インディーズ活動を経て2017年2月にシングル『初恋サンライズ/Just Try!/うるわしのカメリア』で待望のメジャーデビューを果たした。2017年と2019年に腰椎椎間板ヘルニアで一時的な活動休止を余儀なくされたが、無事に復帰を果たし、2021年10月18日に「つばきファクトリー コンサート2021『CAMELLIA~日本武道館スッペシャル~』」でグループ単独では初となる日本武道館のステージに立った。2022年9月にグループとハロー!プロジェクトからの卒業を発表。2023年4月2日、「Hello! Project ひなフェス 2023」の「つばきファクトリー プレミアム ~浅倉樹々 卒業スペシャル~」で卒業を迎える。卒業後は動物専門学校に進学し、音楽ソロ活動との両立を目指す

 

ラストシングルに込めたグループ&メンバーへの想い

――まずは、浅倉さんにとって最後のシングルとなる『間違いじゃない 泣いたりしない/スキップ・スキップ・スキップ/君と僕の絆 feat.KIKI』についてうかがえますか?

 

浅倉 今回のシングルは私にとってラストでもありますし、現在の12人体制最後の曲になるので想いを込めて歌いました。3曲とも新しい挑戦ができてよかったです。

 

――確かに「間違いじゃない 泣いたりしない」は、これまでにない新たなつばきファクトリーを感じさせる1曲でした。

 

浅倉 初めて聴いたとき、アニメの主題歌みたいだなって思うくらい曲調も歌詞も壮大で。今まで歌ってきた恋愛曲は、片思いの女の子だったり、想いを告げられないもどかしさを歌うことが多かったんですけど、今回は失恋した後の女性の心境を歌っていて、すごく表現が難しかったけど、徐々に大人になっていくつばきファクトリーと歌詞の大人っぽさがリンクしてる感じがしましたね。

 

――キーが低いパートも多く、歌唱の難易度も高かったんじゃないかと。

 

浅倉 難しかったです。Aメロ、Bメロの音程がすごく低いのに、サビは抑揚をつけて歌ったりするので波が激しくて。今までそういう曲調がなかなかなかったので、レコーディングでは引き出しの少なさを痛感しちゃって、ディレクターさんと意見交換しながら収録に臨みました。

 

――レコーディングで1曲すべて歌って後から個々の歌割りが決まる形だと思いますが、割り振られたソロパートについてはいかがでしたか?

 

浅倉 今回、私は2番サビ以降に歌割りをいただいたんですけど、「新しいストーリー歩む 次のステージ of love」というソロパートが卒業を控える自分にすごくリンクしていて、初めて聴いたとき、密かに「ここ欲しいな」と思っていたので選ばれて嬉しかったです。歌詞全体の内容も過去を受け止めて次のステップに進んでいくという意味が込められているので、失恋ソングではあるけど、私にとってはつばきファクトリーの活動を振り返って、今までやってきたことは間違いじゃないんだよと思わせてくれるような、そんな曲にもなっていると思います。

 

――一転して、次の「スキップ・スキップ・スキップ」は可愛らしいポップな曲調ですが、リズムがかなり跳ねていてハロプロらしさ溢れる楽曲というか、これも歌うのがなかなか難しい曲だったんじゃないかなと。

 

浅倉 リズムが難しかったんですよ。聴くよりも歌ったときの衝撃が大きくて、常にビートが跳ねてるし、言葉の数がすごく多くて、歌いながら「あ、ここにも言葉を入れてくるんだ」みたいな。でも、それくらい歌詞とメロディが盛り上げてくれるというか、すごく気分が上がる1曲になりました。

 

――MV はメンバーがワチャワチャ絡むカットも多々あって、撮影も楽しかったんじゃないですか?

 

浅倉 楽しかったです! けっこうストーリー仕立てになってるので、みんなのウキウキした表情だったり、あとはスマートフォンを使って自分たちでカメラを持ちながら撮影するというのを今回初めてやったので、ほんとに素に近い自撮り風の写真が出てきたりして、つばきらしさが溢れるすごく可愛くてポップなミュージックビデオになったと思います。この曲のリップシーンの撮影は私が一番最後だったんですけど、メンバー全員が見に来てくれて、終わったあとに「おつかれさまでしたー!」って一斉に声をかけられたときは、「あ、終わっちゃったんだ……」という驚きと、今までいっぱい作品を撮ってきたときのすごく大切な思い出を一気に感じた瞬間でもあったので、感動と涙と嬉しさといろんな感情が込み上げてきましたね。

 

――そして、浅倉さんの卒業曲「君と僕の絆 feat.KIKI」ですが、これはもともと『つばきファクトリーの夏祭り 2022~灼熱~』というライブで初披露された曲で、その歌割りを浅倉さんフィーチャーにバージョン変更してレコーディングされたんですよね?

 

浅倉 そうなんですよ。灼熱ライブのときに中島卓偉さんが作ってくださった楽曲です。だから、別に卒業を想定して書かれた曲ではなかったんですけど、歌詞の内容がこれまでつばきファクトリーの歩んできた歴史というか、仲間を思いやる言葉がすごく多いので、最初に披露したときも歌詞の深さに何人か泣いてるメンバーがいました。でも今回は、私からみんなへの想いだったり、みんなからの私への想いに変換して歌うことができて……。今までこういうしんみりするようなバラード曲はあまりなかったので、今後はこれがつばきファクトリーからメンバーが旅立つときの定番曲になるのかなと思います。

 

――この曲のMV は、結成メンバーがみんな並んで歩いてるカットから浅倉さんの歌い出しに入るじゃないですか。あれ、ずっと応援してきたファンは確実に泣きますよ。

 

浅倉 あぁー、最初にそのメンバーだけでいるというのが……本当に(笑)。今回、歌割りもけっこう同期ごとに分かれてたりするので、自然と同期のメンバーが集まりやすいんですよね。

 

――浅倉さんの歌い出しのあとに初期メンのソロパートが続いていく流れも……。

 

浅倉 泣かせに来てると思います(笑)。「泣いちゃうから回数をいっぱい観ることができない」ってけっこう言われますね。気持ちの準備が必要だからって。

 

――それこそ撮影してるときも来るものがあったんじゃないですか?

 

浅倉 来ました、来ました。メンバーと1人ずつハグするシーンもあったりして、そこはほんとに泣いちゃいましたし、その様子をカメラで撮影しててくれた女性スタッフさんも泣いちゃったんですよ。たぶん私たちの想いがカメラ越しに伝わって。そういうのを目の当たりにして、やっぱりちゃんと気持ちが入ると人の感情って動くんだなと思いました。

あと、スライドショーを見るシーンもあるんですけど、過去の写真を並べるとみんな「あっ、このときはこんなに若かったね」とか「このとき、こんな思い出あったよね」って、そうやって振り返るだけで、これだけ活動してきたんだな、そして卒業しちゃうんだなって感じる時間が生まれて。だから、「これで最後か」という気持ちで撮影していました。

 

――同期メンバーとは卒業について何か話されました?

 

浅倉 リーダーの山岸理子ちゃんはけっこうプライベートでも会うので、卒業のこともそうだし、これからのこととかいろんな相談をしています。あとはやっぱり今、みんなが一番気になってるのは、歌割りがどうなるんだろう? みたいな。そして、これからグループがどんな色になるんだろう? っていう、ちょっとソワソワしたりドキドキしてる雰囲気を感じますね。

 

――それって浅倉さんにとっても気になるところですか?

 

浅倉 楽しみです、すごく! 私が歌ってたパートを誰が歌うんだろうって。一番後輩の4人はまだ自分たちがレコーディングに参加してる曲が少なくて、過去の曲を歌うときにどうしてもユニゾンだけになっちゃったりするので、私のパートだったところをどんどん歌っていってほしいです。とはいえ、ずっと前からいたお姉さんメンバーたちにもまだまだ譲らないぞって気持ちでいてほしいですよね。遠慮するにはまだ早いぞって。そういうこともグループにとって大事だと思うので。

 

――そこはいい意味での競争というか。浅倉さんもずっとそういう気持ちを持って活動されてたわけですよね。

 

浅倉 ありました、ありました。歌割りが欲しいなとか……それは私に限らず、みんなそうです。だから、みんな歌を鍛えたり、自分の見せ場を作ったり、それがグループの強みに変わるので、そういうところはずっとあってほしいなと思います。

 

――新メンバーの4人についてはいかがですか? 今回のシングルでそれぞれ成長が見られたと思うんですが。

 

浅倉 まだ一緒に活動して2年も経ってなくて、それがちょっと信じられないくらい、ずっと一緒に活動してきたかのような安心感と信頼感がある4人で、パフォーマンスも確実に成長してるのが見ていてわかるし、これからのつばきファクトリーを引っ張っていくメンバーだと思うので、私が抜けたあとのつばきファクトリーがどうなっていくんだろうという楽しみも感じつつ、今も一緒に活動しながら本当に頑張って欲しいなって気持ちで見ています。

 

コロナ禍におけるグループの成長と念願のステージ実現

――ラストシングルのリリース翌日(2月23日)に開催された『つばきファクトリー メジャーデビュー6周年記念ライブ ~Moment~』は、浅倉さん念願の生バンドをバックに従えたステージでしたが、どういう経緯で実現したんですか?

 

浅倉 私もサプライズでお知らせされたので詳しい経緯はわからないんですけど、メジャーデビューするときくらいから「生バンドでパフォーマンスしたい」と言ってきてたので、そうやって口にしたことがちゃんと届いたんだなと思って本当に嬉しかったです。

 

――6周年とロックをかけて“ロック”周年というのも気の利いたコンセプトだなと。

 

浅倉 6周年でロックというのも私は別に考えてなかったんですけど、「あっ、そういうことになるな」と思って、全部が全部いいタイミングで物事が進んでいった感じはありますし、やっぱり念願のステージだったので本当に嬉しかったです。1日限りだったのがもったいないくらい、今でも夢みたいなライブでした。

 

――セットリストについてはメンバーの意向も?

 

浅倉 はい。私から「これを歌いたい」ってオーダーして、けっこう希望の曲を入れ込みました。全部はバンドでパフォーマンスできなかったんですけど、その中でも生バンドでやりたい曲を絞って選びましたね。サウンドが激しめの楽曲や盛り上がりそうな楽曲を。

 

――全16曲中、最初の4曲と10曲目以降の7曲がバンド編成で、10曲目の「光のカーテン」はいつもと歌割りも違い、1番が浅倉さんのソロパフォーマンス、2番からメンバーが次々登場してくるという、卒業を意識した演出でした。

 

浅倉 最初はピアノから始まるので、音も少ない中で歌うのは緊張する場面でもあったんですけど、卒業を決めてからソロで歌わせていただく機会が少しずつできて、自分の中で1人で歌うことに抵抗がなくなってきたタイミングだったので、上手く歌おうということよりも感情を込めて歌えたらいいなと思って……。歌詞も今までを感じる切ないものでしたから、これまでのことを頭に思い浮かべながら、あとは目の前のファンのみなさんがライトピンクのペンライトで応援してくれていたので、その景色にうっとりしながら歌いました。

 

――近年はコロナ禍で活動が制限され、当初はライブの開催もままならない状況のなか、ハロプロは、観客が声出しせず座って観られるようバラード曲のカバーによるハロメンのソロ歌唱ライブ(『Hello! Project 2020 〜The Ballad〜』『Hello! Project 2021春 花鳥風月』『Hello! Project 2021秋 続・花鳥風月』)を行い、試行錯誤しながらいち早くライブ活動を再開しました。その結果、メンバーのみなさんは様々なアーティストの曲をカバーすることになったわけですが。

 

浅倉 びっくりしました。ライブといえばハロー!プロジェクトの楽曲、自分たちの歌を歌うことだったので、これは未知の世界だなと思って。歌い方も普段と全然違うし、バラードだからテンポもゆっくりなので、より歌に集中できる分、粗が出ないようにとか歌に対して繊細な気持ちで取り組むことができて、すごくいい経験になりました。1人1人の個性とか自分の歌はこれだというのをちゃんと吸収して持ち帰って、グループとして見たときにまた大きくなってパフォーマンスできたんじゃないかと思います。

 

――2020年にグループ初のホールツアー、2021年に単独では初の日本武道館公演、2022年に9thシングル『アドレナリン・ダメ/弱さじゃないよ、恋は/アイドル天職音頭』で初のオリコン週間シングルランキング1位獲得と、グループとして着実に飛躍と達成を成し遂げていきましたよね。

 

浅倉 コロナ禍になってしまって活動の制限があったので、当初は本当にどうなっていくんだろうと思ってたんですけど、新しく4人が加入してから世の中の状況はともかくグループは活動を多くできるようになってきて、ファンのみなさんもいろんなルールに従って楽しんでくださって……。だから、そんな状況でここまでやることができたのは嬉しいことですし、夢だったことがひとつひとつ叶っていく瞬間に立ち会えたので、今はもう本当にやりきれたなという気持ちでいっぱいです。

 

――なかなか選べないとは思いますが、これまでで一番思い入れの深い曲は?

 

浅倉 えぇ〜、何だろうな……? 今までで一番歌ってきた楽曲は、メジャーデビューシングルの「初恋サンライズ」ですね。インディーズのときに3作リリースさせていただいたんですけど、そのときとはまた違うジャンルの楽曲をいただけて、歌詞の「何かが始まる予感」というフレーズはまさにその通りだなと思いました。

この曲を聴いたとき、一気にこれから歩んでいく道が見えたというか、炭酸水みたいなフレッシュさ、スパークリング感をすごく感じて、この曲でメジャーデビューできることにすごく可能性を感じたんです。インディーズのころはどうしたらいいんだろうってちょっと迷いつつのパフォーマンスだったんですけど、この曲で一気にグループのカラーが見えたので、メンバーもみんなすごく生き生きしてました。

メジャーデビューに向けて頑張ってたのもそうだし、メジャーデビューしたあとも一個一個目標を見つけながら歌ってきた曲なので、すごく思い入れがあります。サビの“サンライズジャンプ”でファンの人と一緒に飛ぶのもライブの楽しさのひとつだったので、まさにこの曲とともに歩んできたつばきにとって今でも大事な曲だし、これからもメンバーみんなに大切に歌っていってほしいなって思います。

 

――4月2日に行われる『Hello! Project ひなフェス 2023』の「つばきファクトリー プレミアム ~浅倉樹々 卒業スペシャル~」が、つばきファクトリーのメンバーとしては浅倉さんのラストステージになりますね。

 

浅倉 最後という実感が徐々に湧いてくるのか……意外と今はフワッとしちゃってる状態で。でも、本番当日はとにかく楽しみたい気持ちでいっぱいです。上手く見せようとかじゃなくて、そのときの感情でライブができたらいいなって。12人で見せる最後のパフォーマンスになりますが、12人になってからはまだ披露してない過去の楽曲もあるし、卒業ということでセレモニーも行いますけど、そのときに歌う曲の歌詞がけっこう沁みるんですよね。なので、大好きなつばきファクトリーの楽曲をメンバーと一緒に想いを込めてパフォーマンスできたらいいなと思いますし、観てくださるみなさんに想いが届くように最後まで全力で頑張ります。

 

グループ活動のピリオド、変わらない自分、新しい私の始まり

――卒業後は動物専門学校に通われるとのことですが、今後のビジョンは?

 

浅倉 私はもともと愛犬を3匹飼っていて、幼稚園の年長さんのときに最初にウチに来た子が去年の3月に亡くなってしまったんです。15年一緒にいて、最初はただただ可愛いなと思って私が面倒を見てる感じだったんですけど、ふと気づいたら私が支えてもらってるなと思う瞬間が増えて、この子たちがいるから明日も頑張ろうって思えるし、何かと側にいてもらえる存在で感謝しなきゃいけないなと思うことが多かったんですね。

だから、最初の子が亡くなってしまったのがすごくショックだったんです、当初は。というか今もそうなんですけど、どうやったら恩返しができるか考えときに、ただ可愛がるとか「ありがとう」って気持ちを伝えるだけじゃなく、動物のことに詳しくなって、動物たちや動物を飼われている飼い主さんをサポートできる、そんな人になれたらまた「ありがとう」の伝え方が変わるんじゃないかなと思って。それをきっかけに動物のことを深く学んでいきたいと思い卒業を決意しました。

ただ、学校に通っている期間も並行して音楽活動をやっていくつもりなので、音楽活動をしながら動物のことをちゃんと発信していければなと。SNSを通じて犬の知識だったり愛犬の日常を今よりももっと出していきたいし、動物タレントとしてバラエティとかにもガンガン出ていけるような人になりたいと思っています。

愛犬のエル(左)と琥珀(右)

 

――音楽活動に関しては、少し前のブログで「自分のプロデュースを卓偉さんにしてほしい」とすごく小さい文字で書かれていましたけど(笑)。

 

浅倉 (笑)。それは……ほんとにほんとにただの願望です。私は音楽も犬と同じくらい大好きで、その中でも90年代のロックに触れてきて、X-JAPAN だったりL’Arc~en ~Cielの音楽にすごく惹かれているので、1人でどこまでできるかわからないですけど、つばきにはなかったバンド形式で歌っていけたらいいなって。でも、アイドルとしての私を見たいという方もいると思うので、今までにない浅倉樹々というジャンルを生み出していけるようオールマイティに表現していきたいですね。

 

――ある取材で「カッコいいと言われたくてロック系の煽りやパフォーマンスに力を注いできた」とおっしゃっていましたが、そこのこだわりはかなりお強い?

 

浅倉 こだわってますね。ロックってひとつの言葉では表せないじゃないですか? パフォーマンスがロックとか、気持ちがロックとか、私はそのどちらもロックでいたいなと思っていて。生き様もロックな人でありたいし、パフォーマンスもそう。煽りのときにちょっと足をひっかけてみるとか、首を振って髪をなびかせてみるとか、そういうことをするメンバーが周りにいなかったので、私らしさってなんだろう? って思ったとき、好きなアーティストさんを見るとそういう動きをされていて、そういうところから盗んで自分らしさを見つけていった感じです。今後はソロになるので、そういう自分の色をもっと濃くしていきたいし、やりたいことを心から楽しんでやれたらなって思ってます。

 

――ハロー!プロジェクトでロックといえば、当時℃-uteの鈴木愛理さん、Berryz工房の嗣永桃子さんと夏焼雅さんの3人で結成していたBuono!(ボーノ)ですよね。

 

浅倉 私、Buono!さんが大好きで、そこも始まりのひとつとしてあります。Buono!さんってライブはDolce(ドルチェ)というバックバンドのみなさんとパフォーマンスされてたじゃないですか。こないだの「Moment」も幕が降りてバンドが見えてというステージングだったんですけど、私はそれをBuono!さんのときに観ていたので同じことをやれている喜びがあったし、鈴木愛理さんがゲネプロを観に来てくださって「ここはこうしたほうがいいんだよ」ってアドバイスをたくさんいただいたのが本当に嬉しすぎて、当時の自分に「こういう未来が待ってるんだよ」って言ってあげたくなりました(笑)。

 

――なるほど。念願だったスタイルでライブできただけじゃなく、自分のルーツに辿り着いたステージでもあり、そのルーツの当事者から助言もいただいて、浅倉さん的にはまるで盆と正月がいっぺんに来たような公演だったわけですね。

 

浅倉 そうなんですよ。本当に今、何が起こってるんだろうって思っちゃうくらい(笑)。で、気づいたら本番当日がやって来て、もう終わっちゃったみたいな。それくらいあっという間でした、あの夢の時間は。

 

――では最後に、改めてつばきファクトリーの活動を振り返って思うことは?

 

浅倉 私は腰のヘルニアで活動を2度休止していた時期があったので、当時はいろんな方に迷惑をかけてしまった申し訳なさを感じながら活動してたり、私が休んでいる間もつばきファクトリーの活動は続いていくので、戻って来たときにみんながすごく先にいるなと感じて「どうしようどうしよう、私だけ違うところにいる」と思いながら活動していた時期もありました。だから、本当に山あり谷ありの目まぐるしい日々の中で活動してきましたけど、つばきファクトリーじゃなかったら続けられなかったと思うことが多かったので、本当にメンバーには感謝しています。

 

――そういう意味では決して順風満帆とはいえない活動だったかもしれませんが、でも悔いはないと。

 

浅倉 悔いはないです(キッパリ)。本当にやりきりました。応援してくださるみなさんは私以上に私を好きでいてくださる方が多くて、けっこう自信をなくしがちだったんですけど、でもみなさんが褒めてくれるからその言葉に支えられて日々頑張ってこれたし、ライブをしてるときはみなさんと一緒に作れるからこそ最高のステージを生み出してこれたと思うので、感謝を伝えても伝えきれないくらい感謝しています。つばきファクトリーとしてはこれで最後だけど、浅倉樹々の人生はまだまだこれからなので、変わらず一緒に付いてきてもらえたら嬉しいですね。これからが新しい私の始まりなので。

 

【INFORMATION】

Hello! Project ひなフェス 2023

4/1()4/2(日)幕張メッセ 国際展示場4ホール (千葉)
4/2()17:00公演は「つばきファクトリープレミアム ~浅倉樹々卒業スペシャル~」

公演詳細ページ:

http://www.helloproject.com/event/detail/8d6c7db01c9166be4a96fbf3db4cb68274184b8e/

 

【書籍情報】

つばきファクトリー浅倉樹々写真集『cherie

発売日:2023322
仕様:B5判・全112ページ
価格:¥3,500 (税込)
発売元:オデッセー出版
撮影者:根本好伸

 

つばきファクトリー オフィシャルサイト

つばきファクトリー オフィシャルYouTubeチャンネル

つばきファクトリー YouTubeサブチャンネル「つばきファクトリーのhappyに過ごそうよ」

大原優乃 1st写真集「ゆうのだけ」が4度目の重版!高校卒業前の姿に「今の私と見比べて」

女優・グラビアアイドルとして活躍中の大原優乃が、3月23日にInstagramを更新。自身の1st写真集「ゆうのだけ」(集英社)が、4度目の重版決定となったことを報告した。

 

2017年6月に「週刊プレイボーイ」(集英社)でグラビアデビューを果たした大原優乃。本書はその翌年となる2018年3月で高校を卒業するのを機に刊行された、記念すべき1st写真集だ。常夏の島・ハワイを舞台に、青い海、白い砂浜、大自然の中ではちきれんばかりのカラダで魅了している。また、冬の北海道では制服姿での撮影も。

 

今回4度目の重版決定を受けて、大原は「なかなかない異例なことみたいで、本当に有難い限りです…! 高校卒業前の6年前の私。ぜひ、今の私と見比べていただきたいです」と感謝のコメントをつづった。

 

まだ幼さの残る表情と、現役高校生としての制服姿を捉えた写真にファンからは「天使すぎる」「可愛く歳を重ねてる」といった絶賛の声が。4度目の重版に対しても「おめでとう!」「グラビア史に残る超名作」と、ロングセラーの快挙に対する祝福のメッセージが寄せられている。

 

WEB

大原優乃Instagram:https://www.instagram.com/yuno_ohara/
大原優乃Twitter:https://twitter.com/yuno__official
大原優乃YouTube「ゆーのちゅーぶ」:https://youtube.com/@yuno_tube

 

吉岡里帆とmiletが初顔合わせ!過去の放送回から「推し」ポイントを語り合う『Dear にっぽん イッキ見SP』

『Dear にっぽん イッキ見SP』吉岡里帆 ©NHK

 

ドキュメンタリー番組『Dear にっぽん』で放送された中から反響の大きかった4本を厳選して紹介する『Dear にっぽん イッキ見SP』(NHK総合 午前0時25分~2時30分)が、4月2日(日)に放送。番組の語りを担当している吉岡里帆とmiletが出演する。

 

昨年4月のスタート以来、日本各地のリアルな今を伝えてきた『Dear にっぽん』。4月2日(日)放送の『イッキ見SP』では、番組の語りを担当している吉岡里帆とmiletが初の顔合わせを。2人がそれぞれ2本ずつ厳選して紹介し、登場人物たちへの思いや「推し」ポイントを語り合う。

 

吉岡は人と馬の絆の物語「いまを駆ける~青森・十和田~」と、大切に受け継がれた思いをつなぐ物語「僕は最果ての島医者~北海道・礼文島~」。miletは仲間と支え合って働くおばあちゃんたちの物語「ばばちゃんたちのそば~山形・鶴岡~」と、最後の大会に挑む高校生ボクサーたちの物語「ボクたちの青春~髙松工芸高ボクシング部~」をセレクト。

 

さらには、『Dearにっぽん』で初めてナレーションに挑戦しているmiletが吉岡に語りへの思いを聞き、制作現場の裏話が飛び出すなど、普段は聞くことのできないトークも展開していく。

『Dear にっぽん イッキ見SP』milet ©NHK

 

番組情報

『Dear にっぽん イッキ見SP』
NHK総合
2023年4月1日(土)深夜0時25分~2時30分
※放送後1週間、NHKプラスで見逃し配信あり

<レギュラー放送>

3月まで:毎週土曜 午前10時05分~
4月以降:毎週日曜 午前8時25分~

NHKプラス:https://plus.nhk.jp

 

©NHK

【フォトレポート】第50回東京モーターサイクルショーを華やかに彩った53人のコンパニオンが登場!

3月24~26日の3日間にわたって東京ビッグサイトにて開催された『第50回 東京モーターサイクルショー』。出店者数166、総小間数1018、展示車両569台の規模で行われた今回、悪天候だったにも関わらず前年比で112.7%増の、13万9100人の来場者が訪れ、大いに盛り上がりました。

そして本イベントを盛り上げてくれた華やかなコスチュームに身を包んだコンパニオンたちを大特集! 53人登場、総枚数約150枚の写真で振り返ります。

 

 

【53人を一挙に紹介!】

 

 

 

<BMW Motorrad>

晶羅(あきら)

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【晶羅さんギャラリー】

 

 

仲 美由紀(なか・みゆき)

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【仲 美由紀さんギャラリー】

 

 

平瀬ひかり(ひらせ・ひかり)

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【平瀬ひかりさんギャラリー】

 

 

<D.I.D>

五十嵐 希(いらがし・のぞみ)

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【五十嵐 希さんギャラリー】

 

 

<DEGNER>

中嶌ゆり(なかじま・ゆり)

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【中嶌ゆりさんギャラリー】

 

 

<DUNLOP>

吉原詩織(よしはら・しおり)

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【吉原詩織さんギャラリー】

 

 

春名なこ(はるな・なこ)

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【春名なこさんギャラリー】

 

 

神崎 蓮(かんざき・れん)

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【神崎 蓮さんギャラリー】

 

 

西山絵里香(にしやま・えりか)

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【西山絵里香さんギャラリー】

 

 

<elf>

HAReNA(ハレナ)

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【HAReNAさんギャラリー】

 

 

<FELOテクノロジー>

花井ゆうか(はない・ゆうか)

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【花井ゆうかさんギャラリー】

 

 

<LS2HELMETS>

いちこ

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【いちこさんギャラリー】

 

 

<MADMAX>

沙月りさ(さつき・りさ)

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【沙月りささんギャラリー】

 

 

<MotoEsthe>

七瀬さくら(ななせ・さくら)

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【七瀬さくらさんギャラリー】

 

 

<NAPS>

浅美 蓮(あさみ・れん)

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【浅美 蓮さんギャラリー】

 

 

<NGKスパークプラグ>

奥田いつき(おくだ・いつき)

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【奥田いつきさんギャラリー】

 

 

栗本紗智(くりもと・さち)

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【栗本紗智さんギャラリー】

 

 

上形まこ(うえがた・まこ)

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【上形まこさんギャラリー】

 

 

<OHLINS>

さかいゆりや

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【さかいゆりやさんギャラリー】

 

 

わかな

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【わかなさんギャラリー】

 

 

朝倉咲彩(あさくら・さあや)

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【朝倉咲彩さんギャラリー】

 

 

<P.E.O>

辻 美咲(つじ・みさき)

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【辻 美咲さんギャラリー】

 

 

<Pirelli MOTO>

めぐみ

【めぐみさんギャラリー】

 

 

<SPHERELIGHT>

宇都宮 茜(うつのみや・あかね)

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【宇都宮 茜さんギャラリー】

 

 

立花あい(たちばな・あい)

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【立花あいさんギャラリー】

 

 

綺咲あみ(きさき・あみ)

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【綺咲あみさんギャラリー】

 

 

<SUZUKI>

楠 しおり(くすのき・しおり)

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<U-KANAAY>

高瀬真実(たかせ・まみ)

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【高瀬真実さんギャラリー】

 

 

春霞(はるか)

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天倉 彗(あまくら・すい)

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【天倉 彗さんギャラリー】

 

 

<インディアンモーターサイクル>

河村美南(かわむら・みなみ)

【河村美南さんギャラリー】

 

 

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<オークネット>

乃蒼みなみ(のあ・みなみ)

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【乃蒼みなみさんギャラリー】

 

 

<グランツS.M.V>

来瀬るい(くるせ・るい)

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【来瀬るいさんギャラリー】

 

 

<サイン・ハウス>

日野けいこ(ひの・けいこ)

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【日野けいこさんギャラリー】

 

 

<スズキ機工>

鐘海結衣(かねみ・ゆい)

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【鐘海結衣さんギャラリー】

 

 

森 美咲(もり・みさき)

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<ハーレーダビッドソンジャパン>

らいな

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【らいなさんギャラリー】

 

 

結城みい(ゆうき・みい/写真左)

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兎咲 香(とざき・かおり/写真右)

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須藤セリナ(すどう・せりな)

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【須藤セリナさんギャラリー】

 

 

廣川エレナ(ひろかわ・えれな)

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【廣川エレナさんギャラリー】

 

 

<BDSバイクセンサー>

甘野ゆま(あまの・ゆま)

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【甘野ゆまさんギャラリー】

 

 

佐々木紘香(ささき・ひろか)

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【佐々木紘香さんギャラリー】

 

 

桜木まつり(さくらぎ・まつり)

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【桜木まつりさんギャラリー】

 

 

樹 智子(いつき・ともこ)

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【樹 智子さんギャラリー】

 

 

<ビクトリーキス>

藤嶋もなみ(ふじしま・もなみ)

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【藤嶋もなみさんギャラリー】

 

 

Ruriko(るりこ)

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【Rurikoさんギャラリー】

 

 

<モビリティランド>

前田真実果(まえだ・まみか)

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【前田真実果さんギャラリー】

 

 

<ロイヤルエンフィールド>

阿比留あんな(あびる・あんな)

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【阿比留あんなさんギャラリー】

 

 

松田 蘭(まえだ・らん)

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【前田 蘭さんギャラリー】

 

 

生田ちむ(いくた・ちむ)

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【生田ちむさんギャラリー】

 

 

藤田香澄(ふじた・かすみ)

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撮影/編集部

『news zero』に市村紗弥香、中島芽生アナ、小髙茉緒アナが新加入 髙木菜那が4月の金曜パートナーに【コメントあり】

市村紗弥香

 

4月からの『news zero』(日本テレビ系 毎週月~木曜 午後11時~11時59分/金曜 午後11時30分~深夜0時30分)に、気象予報士の市村紗弥香、中島芽生アナ、小髙茉緒アナが加わり、金曜パートナーを髙木菜那が務めることが決定。4人からコメントが到着した。

 

市村、中島アナ、小髙アナは4月3日(月)以降の放送から出演。新たにお天気を担当する市村は、大学在学中に気象予報士の資格を取得。天気図を分析するのが大好きで、真摯に分かりやすく、心を込めて、気象情報を伝える。

 

中島アナは新たに水曜、木曜、金曜のニュースを担当。スタジオだけでなく、積極的にニュースの現場に飛び出して取材・中継を行う。小髙アナは、火曜、木曜のスポーツを担当。スポーツを見るのがより楽しく感じてもらえるようにエネルギッシュに伝える。

 

さらに、4月の金曜パートナーを、元スピードスケート選手の髙木菜那が務めることが決定。髙木は冬季オリンピックに3大会連続で出場し、平昌オリンピックでは女子団体パシュート、女子マススタートで金メダルを獲得。北京オリンピック後、現役を引退してからは、解説や講演など幅広い分野で活躍の場を広げている。

 

市村紗弥香 コメント

「あしたって傘いるんだっけ?」「どんな服着て行こう?」そんな疑問に答えて、あす朝の支度を少し楽にできるような、日常に寄り添ったお天気コーナーにしていきたいです。
ぜひ皆さんの声をお聞かせください。

 

中島芽生アナ コメント

中島芽生アナ

 

4月から『news zero』を担当することになりました。
9年間担当しました『news every.』を離れることには寂しさもありますが、これからは夕方からしっかりとバトンを受け取り、より丁寧に、より深く、「どう分かりやすく伝えるか」にこだわってニュースをお届けしてまいります。
また同じ大阪出身の有働(由美子)キャスターをはじめ、番組出演者の皆さまとご一緒できることも楽しみで仕方ありません。
「よっしゃ頑張るで」と気合と心を込めて一つ一つのニュースと向き合っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします!

 

小髙茉緒アナ コメント

小髙茉緒アナ

 

このたび、火曜・木曜のスポーツコーナーを担当することになりました。
『news zero』放送開始からまもなく17年…この歴史の中で、スポーツコーナーを女性アナウンサーが担当することは初めてだそうです。
学生時代はバドミントンに打ち込み、“平日の夜といえば『news zero』”だった私にとって、このような形で携われることがとても幸せです。
テレビの前の皆さまに「このスポーツ面白そう」「応援したい」「見に行きたい」と思うきっかけを届けられるよう、誠心誠意お伝えします。どうぞよろしくお願いいたします。

 

髙木菜那 コメント

髙木菜那

 

このたび、『news zero』の4月の金曜パートナーを務めさせていただくことになりました。
4月は皆さんいろんなことが「始まる季節」なのではないかと思いますが、私自身も、昨年4月に現役を引退し、「髙木菜那 第二章」がスタートして、まもなく1年がたちます。
何事も初めは勇気が必要ですし、何かを始めるにはすごくエネルギーを使うと思いますが、一日の最後に、番組を通して皆さんと一緒に新年度のすてきなスタートダッシュを切れるように全力で取り組みたいと思っております。1か月間、どうぞよろしくお願いいたします!

 

番組情報

『news zero』
日本テレビ系
毎週月~木曜 午後11時~11時59分/金曜 午後11時30分~深夜0時30分

製作著作:日本テレビ
番組公式HP:http://www.ntv.co.jp/newszero/

 

竹俣紅アナが『みんなのKEIBA』新MCに!「将棋の勝負と似ているところがあってすぐに親近感がわきました」

『みんなのKEIBA』竹俣紅アナウンサー ©フジテレビ

 

竹俣紅アナウンサーが、『みんなのKEIBA』(フジテレビほか 毎週日曜 午後3時~4時 生放送)の新MCに就任。竹俣アナと小室俊一プロデューサーからコメントが到着した。

 

フジテレビの競馬中継番組『みんなのKEIBA』で、2019年からMCを務めていた堤礼実アナが3月26日(日)で番組を卒業。新たなMCを入社3年目(現在入社2年目)の竹俣紅アナが担当することが決定した。

 

番組MCに初挑戦する竹俣アナは「私と同じように今まで競馬の世界に触れたことがなかった方にも、競馬の醍醐味をお伝えできたらと思います」と意気込みを。

 

竹俣アナは2021年4月に入社、同年7月から報道番組『Live News イット!』の「フィールドキャスター」に就任し、2022年4月からは『めざまし8』の情報キャスターを担当。競馬については、今まで経験がないとのことだが、15年間やってきた将棋の勝負と似ている部分を見いだし、親近感を覚えているという。

 

竹俣紅(フジテレビアナウンサー)コメント

この番組を担当させていただくにあたり、いざ勉強を始めてみると、馬によって得意な戦法があったり、レース中に駆け引きがあったりと、将棋の勝負と似ているところがあってすぐに親近感がわきました。いろいろなデータを基にレース展開を予想するのも、何手先も読まなければならない将棋の勝負と似ていて、テンションが上がります! この番組を通して、私と同じように今まで競馬の世界に触れたことがなかった方にも、競馬の醍醐味をお伝えできたらと思います。

 

プロデューサー・小室俊一(フジテレビ スポーツ制作センター)コメント

竹俣アナウンサーは、まだ3年目ですが、堤アナと同様に、これから番組を通して競馬を盛り上げてくれる存在として、一緒に成長していければといいなと思っています。さっそく競馬を将棋に例えるなど、元女流棋士として、勝負師としての血が騒いでいるのかもしれません。竹俣アナウンサーがDAIGOさんをはじめとする出演者らと、どんな化学反応を起こしていくか、佐野アナウンサーとのコンビも楽しみです。温かい目で見守っていただければと思います。

 

番組情報

『みんなのKEIBA』
フジテレビほか
毎週日曜 午後3時~4時 生放送

<出演者>
番組MC:DAIGO、佐野瑞樹(フジテレビアナウンサー)
竹俣紅(フジテレビアナウンサー)※2023年4月2日(日)から出演予定

<解説者>
井崎脩五郎
細江純子

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/sports/keiba/minnanokeiba/
公式Twitter:https://twitter.com/fujitvkeiba

©フジテレビ

古田愛理 1st写真集「体感温度」の表紙解禁!「めちゃえち」「可愛すぎる」などファン歓喜

1st写真集「体感温度」(KADOKAWA)の発売を控えるモデルで女優の古田愛理が、その表紙を自身のInstagramで解禁した。

 

雑誌「Popteen」専属モデルとしての活動や、恋愛リアリティ番組『オオカミくんには騙されない』シリーズへの出演など、女子中高生に圧倒的人気を誇る“あいりる”こと古田愛理が二十歳のメモリアル写真集を3月31日(金)に発売する。

 

その表紙解禁にあたり、古田がインスタライブで先行公開すると「めちゃえちやん」「可愛すぎる」などファンから歓喜のコメントが殺到。タイトルにちなんで「体感温度あがりそう」などのコメントも寄せられたそうだ。

 

また、写真集内でも対談している親友でモデルの莉子に前日に見せた様子を明かすと、莉子本人からもリアルタイムでコメントの書き込みが。このサプライズ登場に、ファンも一緒に盛り上がりを見せた。表紙はフィードでも公開され、「未成年でも買って良いですか?」「この世界で一番美しい」「表紙最高にカワイイ」などコメントが多数寄せられている。

 

なお、今回の写真集発売に際してイベント情報も公開されており、4月1日(土)と9日(日)に東京・渋谷で開催予定。古田本人も改めて、来場を呼び掛けていた。また、写真集公式Twitterでは連日オフショットが公開されており、そちらでも写真集の世界観を楽しめるだろう。

 

WEB

古田愛理Twitter:https://twitter.com/Airi1146
古田愛理Instagram:https://www.instagram.com/airi_furuta/
写真集公式Twitter:https://twitter.com/airiru_1st

みち(奈緒)と陽一(永山瑛太)ら夫婦2組の寝室を描いたビジュアルが完成『あなたがしてくれなくても』

『あなたがしてくれなくても』©フジテレビ

 

奈緒が主演を務める、4月13日(木)スタートの木曜劇場『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系 毎週木曜 午後10時~10時54分 ※初回は、10時~11時09分)のポスタービジュアルが完成。さらに、原作者・ハルノ晴による描き下ろしのイラストも公開された。

 

原作はハルノ晴による同名コミック(双葉社刊)。夫婦関係に悩む人たちの思いを代弁するかのようなヒリヒリとした会話劇、禁断の関係を予感させるハラハラしたストーリー展開がSNSを中心に話題を呼んでいる注目作だ。

 

その映像化となる本作では、主演の奈緒をはじめ、岩田剛典、田中みな実、永山瑛太といったそうそうたる豪華キャストが集結。2014年放送の木曜劇場『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』チームが制作を手掛け、稲葉浩志が主題歌を担当することも発表され、さらなる話題を呼んでいる。

 

このたび完成したのは、奈緒らキャスト陣が演じる夫婦2組の寝室を切り取った、“心がすれ違う”ポスタービジュアル。描かれているのは、みち(奈緒)、陽一(永山)による吉野夫婦、誠(岩田)、楓(田中)による新名夫婦、それぞれの寝室での一場面。

 

こちらを見つめるみちの後ろには、スマートフォンに夢中な陽一。セックスレスの関係が続く2年続く、2人の心の距離が表現されている。一方、新名夫婦は同じ方向を向いてはいるが、その視線の先にそれぞれどんな思いを巡らせているのか。

 

ビジュアルには「同じベッドで眠るたび、ひとりぼっちになっていく。」というキャッチコピーが添えられ、複雑な心の葛藤を表現し、姿勢や視線まで徹底的に作り込まれたポスタービジュアルに仕上がった。2組の夫婦が今後どのような壁に直面するのか。愛情のよりどころを求めてさまよう大人の恋愛ドラマの行く末に注目だ。

 

さらに、原作者・ハルノ晴が特別に描き下ろしたコラボイラストも公開。ドラマのポスターと全く同じ構図で、原作マンガに登場するみちたち2組の夫婦が描かれている。ハルノ晴、アートディレクター・高垣美月、コピーライター・野田真知子によるコメントは以下に記載。

『あなたがしてくれなくても』

 

原作者・ハルノ晴 コメント

◆イラストに込めた思いをお聞かせください。

役者さんの切ない表情がキャラクターともリンクするように、大切に描きました。作品カラーのブルーがきれいに見えるよう、何度も調整しました。

 

◆ドラマに期待することや、楽しみにされていることをお聞かせください。

自分が描いたキャラクターが動いているところを見るのを楽しみにしています。漫画とドラマでは、作りも演出も全然違います。ドラマでしか見られない『あなたがしてくれなくても』を、多くの方に楽しんでいただけますように。そして、今セックスレスに悩んでいる方に届き、少しでも何かを感じていただければ幸いです。

 

◆主演の奈緒さんをはじめ、キャストの皆さまへエールをお願い致します!

まるで皆さん漫画からそのまま出てきたような、素晴らしい配役に感謝しております。みちを演じられる奈緒さんが、みちすぎてびっくり! 奈緒さんに演じていただけるのを、とてもうれしく思います。永山瑛太さん、岩田剛典さんの色気と確かな演技力、田中みな実さんの完璧な美貌と多くの方を引き付けるその魅力、皆さんを画面で見られるのを楽しみにしております。

 

アートディレクター・高垣美月 コメント

一番近くにいる人と心を通わせることができないという孤独感や切なさを、朝方のベッドに横たわる2組の夫婦の視線や表情で表現。タイトルロゴでも、移り変わる心の変化や泣いてしまいそうな気持ちを感じられるようにデザインさせていただきました。

 

コピーライター・野田真知子 コメント

触れようと思えば、いつでも触れられる距離にいる夫婦。なのに触れることができず、触れてくれず、相手の気持ちが分からず日に日に孤独感が増してしまう…という主人公みちの心情をコピーにしました。同じ境遇にある方に共感してもらえたらうれしいです。

 

番組情報

木曜劇場『あなたがしてくれなくても』
フジテレビ系
2023年4月13日(木)スタート
毎週木曜 午後10時~10時54分  ※初回15分拡大

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/anataga_drama/
公式Twitter:https://twitter.com/anataga_drama
公式Instagram:https://www.instagram.com/anataga_drama
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@anataga_drama

 

乃木坂46 久保史緒里と山下美月がWセンターを務める「人は夢を二度見る」MV公開

 

乃木坂46が3月29日(水)に発売する32ndシングル『人は夢を二度見る』より、表題曲のミュージックビデオがオフィシャルYouTubeにて公開された。

 

本MVは、静岡県熱海市の「MOA美術館」や新宿ゴールデン街、また埼玉県や都内スタジオなどさまざまな場所で、2月末から3月上旬にかけて断続的に撮影を敢行。夢を見られなくなっていた人間が、誰かと出会い仲間になることで、未来に希望や楽しさを持てるようになることをテーマにした作品だ。

表題曲のセンターを初めて担う久保史緒里は緊張を表に出さないよう撮影に臨み、そしてもう1人のセンター山下美月は「Wセンターは何でも2倍になるのでいいことがありそう!」と喜びながら撮影を行なったそうだ。また当楽曲のダンスの最後に手を上げてつかむ振付には、「上がってきた夢をつかむ」という意味が込められているとのこと。

 

なお、乃木坂46のMVだけでなく、ドキュメンタリー映画「悲しみの忘れ方」も監督として手がけた丸山健志が、本MVの監督を担当。またダンスの振付では「SPACE SHOWER MUSIC AWARDS 2022」でBEST CREATIVE PERSONを受賞し、さまざまなCMなどでも注目されているyurinasiaが初めて振付を手掛けた点にも注目だ。

 

動画

乃木坂46「人は夢を二度見る」MV

 

リリース情報

32nd Single『人は夢を二度見る』
2023年3月29日(水)発売

 

WEB

公式サイト:https://www.nogizaka46.com/
公式Twitter:https://twitter.com/nogizaka46

真夜中に生きる人たちを追う『不夜城はなぜ回る』が最終回。プジョルジョDが語る侵入取材の舞台裏!

真夜中でも明かりが灯り続ける建物、通称“不夜城”。そこでは一体だれが何をやっているのか——。『不夜城はなぜ回る』(TBS系)は、深夜にもかかわらず煌々と光を放ち稼働する場所に突撃し、その謎を解明していく番組だ。時に、深夜のバラエティ枠とは思えないようなドラマチックな展開が繰り広げられることから、ジワジワと注目を集め、昨年10月にレギュラー化。好評を博していたものの、惜しくも3月27日の放送で最終回を迎えるという。

 

本番組を企画したのは、期待の若手ディレクター・大前プジョルジョ健太氏だ。学生時代から「不夜城巡り」を趣味として、夜な夜な街に繰り出していたというプジョルジョ氏は、実際に番組内でレポーター役もこなしている。今回は番組の顔であるプジョルジョ氏に、不夜城での思いがけない出会いや過酷な実情、そして番組のこれからについて語ってもらった。

 

(構成・撮影:丸山剛史/執筆:kitsune)

大前プジョルジョ健太(おおまえ・ぷじょるじょ・けんた)/1995年大阪府生まれ。2018年法政大学卒業後、TBS入社。「あさチャン!」など朝の情報番組を1年間担当。報道局経済部に1年担当後、22年春まで「ラヴィット!」「サンデー・ジャポン」などの情報バラエティーを担当

 

趣味が高じて、そのままレギュラー番組に!
「夜活動しているのは、一体どんな人なのか気になって」

――番組でも話されていましたが、もともと「不夜城巡り」が趣味だったそうですね。

 

プジョルジョ そうなんです。「不夜城巡り」と銘打ってやっていたわけではないのですが、学生のときから、よく深夜に街を歩き回っては明かりが灯って光っている場所を探していました。

 

――不夜城を見つけることを目的として、夜中にわざわざ外にでていたんでしょうか……?

 

プジョルジョ はい、そうなりますね(笑)。当時は、自宅が高尾山にあったのですが、そこから新宿まで行くこともありますし、逆に中央線を下って終点の大月まで行くこともありました。

 

――なるほど。そういった場所を巡っていた理由は何なのでしょうか?

 

プジョルジョ 単純に、そこにいる人たちはどうして夜に行動しているのかが知りたかったんです。夜中にわざわざ何かしているってことは、それなりの理由があると思うので。

 

――たしかに。そう考えると気になりますね。

 

プジョルジョ 例えば当時、夜中にヨガ教室に並んでいる方々と出会ったのですが、それはみんなが寝静まった静かな時間に瞑想をすることが目的でした。また、自分自身も夜の工場でアルバイトを始めて、そこで働いている外国人の人と交流したり、番組でも紹介しましたが、夜に作業をしている花火師の師匠のもとに弟子入りしたりして、話を聞いていました。

 

――その後TBSに入社されて、実際に趣味が番組になったわけですが、どのように企画を提案されたんですか?

 

プジョルジョ ほぼそのままですよ(笑)。僕が過去に実際に行ったことがある「夜中光っている場所」と、そこでのエピソード、行くとどうなるのかを企画に書きました。その際に、そういった光っている場所を“不夜城”と呼ぶことにして、提案したんです。

 

――企画の段階で、具体的なラインナップがあってロケハンも済んでいる……という状態だったわけですね。

 

プジョルジョ なんなら学生のとき、一人で撮影していたこともあったので、本当に番組と変わらないですね(笑)。

 

——すごいですね。ちなみに、当時はどんな場所で撮影を?

 

プジョルジョ 例えばですが、沖縄の日本最南端の有人島・波照間島に行ったりしましたね。そこには夜中でもずっと稼働しているサトウキビの製糖工場があって、現代社会に疲れた人たちが全国から集まって働きにくるんです。すると、工場の中で出会いがあって、島で結婚する人が出てきたんだとか。

 

 

9割がアポなし取材。時には過酷な不夜城も……
「3日間、山奥で張り込んでいたこともありました」

――そして、番組が実際にスタートするわけですが、不夜城を探して取材をするときは、本当にアポなしで行っているんですか?

 

プジョルジョ そうですね。9割アポなしで突撃して、その場で取材交渉をしています。事前に連絡するときも、その敷地を管理している方だけに許可を取って、現場の人たちにはその場で取材OKか聞いたりしていますね。アポを取っていくと、どうしても身構えられてしまうので、リアルな様子が撮れないというのもあって。

 

――すごいですね。番組でも、臆することなく取材交渉されていますが、人見知りとか全然しなさそうですね。

 

プジョルジョ いえ、すごいしますよ。合コンとか全然ダメです!

 

――(笑)。しかも、夜中に声をかけて、怒られたりすることはないんですか?

 

プジョルジョ 何度もありました。ここでは言えないくらい、めちゃくちゃ怒られたことも(笑)。まあ普通に考えて、夜中に話しかけてくるなんて不審者だと思われても仕方ないですし、迷惑をかけているのはこちらなので申し訳ない気持ちです……。

 

――毎回ロケごとに命懸けですね。

 

プジョルジョ なんなら、それ以前に、取材対象の不夜城が見つけられないことも多いです。夜中に光っている建物がある、と情報を聞いて現地に駆けつけても、その日はたまたま休みで光っていなかったとか。一度、山奥の森の中に不夜城があると聞いて、張り込んでいたんですが、3日経っても結局光らなかった(笑)。

 

――ええ……!それは過酷すぎませんか……。

 

プジョルジョ 携帯の電波も入らない場所で、食べ物を買い込んで張り込んで、結局取材はできずという。辛かったですね。なので、真っ暗な中で光る建物を見つけると「やったー!光ってる!」と本当に安心するんです(笑)。

 

体力的にも精神的にも辛いことも…それでも…
「ひとつの感情が生まれるまでの過程をカメラに収めたい」

――撮影中に、過酷だったことは何かありますか?

 

プジョルジョ 真夏に熊本県の南関町で南関そうめんを作る職人の方を取材したことがあったのですが、その方は休みなく働かないと生産が追い付かないということで、1日に2時間しか寝ないんですよね。ずっと作り続けているところを撮影しつつ、しばらく工程が変わらない時に僕は仮眠を取るのですが、さすがに目の前で寝れないので、路上で野宿して。それを2日間(笑)。

 

――おお、それは大変でしたね……。

 

プジョルジョ いつ何が起きるかわからないので、なるべく現場にいたくて。熱帯夜の中、外で過ごしていたのでなかなか体力を消耗しました。

 

――不夜城ロケは、体力勝負な面もありそうです。

 

プジョルジョ そうですね。逆に、精神的に辛いのは取材をしても、結局いろいろな理由が重なって番組にできないときがあることですね。

 

――プジョルジョさんは、そういった方々を取材するときに、一番撮影したいと考えているのは、どういった部分でしょうか?

 

プジョルジョ やっぱり、人と人との関わり合いの中で、ひとつの感情が生まれるまでの揺れ動いていく過程に魅力を感じるので、その一連のできごとをカメラに収めたいと思っています。

 

――なるほど。どうやってその感情に至ったのか、ということですね。

 

プジョルジョ はい。僕は上司に怒られていても「なんでそこまで怒っているんだろうな」というのをずっと考えてしまって、怒られが響かないタイプで(笑)。それも感情の動きが気になってのことというか……。まあ、そんなことより反省しろよって話なんですけど。

 

――あはは! ある意味で、感受性が豊かな感じがします。

 

プジョルジョ そうなんですかね~。とにかく、出会った方々の感情を映し出すというのは、いつもテーマにはなっていますね。

 

“今までにない番組”だから話題に
「ドキュメンタリーとバラエティの間を目指していました」

――番組中、基本的にレポートをされているのはプジョルジョさんですが、いつもロケは何人チームで行われているんですか?

 

プジョルジョ 2人もしくは3人ですね。初期のころは僕が暴走して、一緒にやっているプロデューサーに、止められることもありました(笑)。危なそうなところに入って行ったり、取材先の方との会話で踏み込みすぎたりして。もちろん僕も相手の方に失礼のないようにチューニングはしているんですが、踏み込んでいくことで、もっと仲良くなれる場合が多いので。

 

――心を開いてもらうためには必要だったりしますよね。

 

プジョルジョ そうなんです。今では、もうその辺を含めて「任せる」とプロデューサーが言ってくれているので。ありがたいですよね。ちなみに、そのプロデューサーは女性なんですが、例えば僕が取材先の旦那さんに付いているときは、その間に奥さんと仲良くなって自然にお話を聞いてくれていたりするんで、チームとしても感謝しています。

 

――素敵ですね。取材先がご家族であることも多いし、長時間のロケになることもありそうですから、チームのバランスも大切ですね。

 

プジョルジョ はい。本当に自由にやらせてもらってるし、チームのおかげで成り立っていると思います。

 

――その結果といいますでしょうか、先日『不夜城はなぜ回る』はギャラクシー賞を受賞されていましたね。おめでとうございます。

 

プジョルジョ ありがとうございます。制作チームがすごく喜んでくれて。スタッフはフリーのディレクターさんも多いのですが、みんな「やったことないような番組で自分の成長にもなる」と言ってくれていて、その上ギャラクシー賞で箔をつけることができて、僕も嬉しいです。

 

――そうだったんですね。たしかに、バラエティであり、ドキュメンタリーでもある、今までにない番組だと思います。

 

プジョルジョ 視聴者のツイートを見ていた時に「ドキュメンタリーとバラエティの間だ」というコメントがあって、まさにそれは自分の意図していたことなので、実際に見て頂いてる人にそれが伝わってるんだと分かって、嬉しかったですね。報道とバラエティどちらも経験しているのもあって、そこで学んだことを生かせる企画を目指していましたから。

 

東野幸治が“趣味で続けたほうがいい”とアドバイス
「海外の不夜城を巡る旅はいつかやってみたい」

――しかし、残念ながら3月27日の放送をもって、番組が終了してしまうとのことで……。

 

プジョルジョ 悲しいですね……。まだまだ、自分としては行ってみたい不夜城があったので、続けたかったのですが……。

 

――不夜城はもちろんのこと、バイきんぐ小峠(英二)さんの夜の酒場巡りも名コーナーだったので、もう見れないと思うと寂しいです……。

 

プジョルジョ 何度かお願いしてやって頂いたのですが、2回目終わったくらいで小峠さんも慣れて楽しんでくれていた様子だったので。

 

――酒場を巡っている最中も、だんだんテンションが上がって楽しんでいる感じが伝わってきて良かったです。

 

プジョルジョ そうですね。また、誰かに酒場巡りをしてもらう企画はやりたいと思っていますよ。

 

――楽しみにしています。ちなみに、MCを務められていた東野(幸治)さんとは、何か話されましたか?

 

プジョルジョ 実は今回レギュラーが終わることになり、改めて東野さんの楽屋に挨拶に行ったんです。その時に「不夜城巡りは、趣味で引き続きやっていったほうがいい」とアドバイスをもらいました。また、僕は取材先で出会った人たちとLINEを交換していて、よく連絡を取るんですが「今まで出会った人たちのことを絶対大切にしろよ」ともお話し頂いて。「不夜城じゃなくても、きっと何か新しいことに繋がるから、連絡を取り続けて大切にするんだぞ」と。

 

――素敵なアドバイスですね。では、もしまた今後『不夜城はなぜ回る』が復活した場合は何か新たにやりたいことはありますか?

 

プジョルジョ 海外の不夜城を巡る旅はいつかやってみたいと思っています。この番組の裏コンセプトが「日本のことを改めていい国だな」と感じてもらうことだったので、逆に海外の不夜城での出会いや発見から、日本の良さも再認識してもらえればいいなと思っています。

 

プジョルジョ 音声メディアやポッドキャストでも不夜城巡りについて発信していけたらいいなと思っていますね。いろいろと考えていますので、ぜひ楽しみにしていてもらえたらと思います。

 

――期待しています。本日はありがとうございました。

 

菊池桃子が和服に割烹着姿でお出迎え『婚活食堂』キャラビジュアル公開 渡辺いっけい、元超新星ユン・ソンモが出演決定

4月15日(土)にスタートする、菊池桃子主演の真夜中ドラマ『婚活食堂』(BSテレ東 毎週土曜 深夜0時~0時30分)のキャラクタービジュアルが公開。併せて渡辺いっけい、ユン・ソンモ(元・超新星)の出演が発表され、コメントが到着した。

菊池桃子©「婚活食堂」製作委員会 2023

 

原作は、松本清張賞受賞作家・山口恵以子によるシリーズ累計発行部数30万部突破の同名小説。おでん店「めぐみ食堂」の女将がおいしい料理と温かな助言で、常連客たちの婚活を成功に導いていく、ハートウオーミングな縁結びグルメドラマだ。

 

『真夜中にハロー!』(テレビ東京)以来の主演となる菊池が演じるのは、「めぐみ食堂」の女将・玉坂恵。和服に割烹着姿の恵は、おでんや小料理、お酒の数々でおなかを満たすだけではなく、その人生経験と“男女の縁”を見る不思議な力によって客の背中を押し、心を満たしていく。

 

実は恵には、テレビや雑誌で活躍するほどの占い師であったものの、人気や財産、そして占い師としての力までをも失った過去が…。その後、導かれるようにたどり着いた「めぐみ食堂」を一人で切り盛りし、恋愛や結婚についてのさまざまな悩みを抱える常連客と接するうちに、良縁・悪縁を見極める新たな力を持つように。そんな恵からのアドバイスにより、「めぐみ食堂」の客たちは幸せをつかんでいく。

 

このたび、菊池が演じる「めぐみ食堂」の女将・玉坂恵のキャラクタービジュアルが初公開。さらに新たな出演キャストが解禁された。

 

恵の過去を知り、昔からサポートしてきた不動産会社の社長である真行寺巧役に、数多くのドラマや映画・舞台で活躍する名バイプレイヤー、渡辺いっけい。恵の師である亡き尾局與(おつぼね・あたえ)を恩人と慕っており、その弟子の恵をぶっきらぼうながらも支え続けている。

 

そして「めぐみ食堂」の常連客で、IT企業の経営者であるユン・ソジュン役として、韓国の人気グループ「超新星」の元メンバーであり、アーティスト活動のほか日韓で俳優として数多くのドラマや映画に出演しているユン・ソンモが出演。他にも婚活に熱い想いを秘める多数のゲストが「めぐみ食堂」の常連客として登場する。追加キャストは近日発表予定。キャストコメントは以下掲載。

 

渡辺いっけい(真行寺巧役)コメント

暖かくも不思議な物語です。誰もがこの「めぐみ食堂」でおでんをつつきながら恋の相談をしたくなることでしょう。僕の演じる真行寺は恵の心の痛みを一番理解しているはずなのに、なぜか食堂にはあまり顔を出しません。渡辺いっけいは毎日でも通いたいんですけど…。菊池桃子ちゃんとは以前連ドラでご一緒した時、同じ場面で出ることがほとんどなく少々寂しかったのですが、今回はほとんどの場面で絡ませていただき、申し訳ないほどに幸せです。真行寺という男は非常に屈折しているので演じるのはなかなかに難しいのですが、その難しさを楽しみながら現場に臨んでおります。

 

皆さん、どうぞお楽しみにっ

 

ユン・ソンモ(ユン・ソジュン役)コメント

ドラマ出演が決まった時、何回も何回も本当なのかとスタッフさんに聞きました。それくらい今までで一番現実感がなかった話でした。

 

日本で超新星からデビューして歌うことも奇跡だと思うのですが、それを超えて日本語を話せるようになったとしても日本語でお芝居を見せることが重要なのに、まだまだ足りない僕をキャスティングしてくれた関係者の皆さんに感謝しています。

 

その選択が間違いだったとならないように、ドラマが終わって視聴者の皆さんが「彼でよかった」という言葉が聞きたいので、その分頑張って撮影しています。このドラマがきっかけとなり、これからの俳優の僕に注目してもらえたらうれしいです。

 

ぜひ、ドラマを楽しみに見てください!

 

番組情報

真夜中ドラマ『婚活食堂』

BSテレ東(BS⑦ch)/BSテレ東4K(4K⑦ch)/テレビ大阪

2023年4月15日(土)スタート

 

BSテレ東 毎週土曜

深夜0時~0時30分

 

テレビ大阪 毎週土曜

深夜1時~1時30分

 

NTTドコモ「Lemino」で1週間先行配信

※広告付無料動画配信サービス「ネットもテレ東」(テレビ東京HP、TVer)では、テレビ大阪での放送直後より配信

 

原作:「婚活食堂」山口恵以子(PHP文芸文庫)

主演:菊池桃子

出演:渡辺いっけい、ユン・ソンモ

監督:小沼雄一、横井健司、安川徳寛

脚本:小沼雄一、三津留ゆう、石川美香穂

プロデューサー:瀧川治水(BSテレ東)、鈴木伸明(クープ)、服巻泰三(ソリッドフィーチャー)

コンテンツプロデューサー:浅岡彩子(BSテレ東)、藤井隆史(BSテレ東)、髙橋一馬(BSテレ東)、久保田渉(BSテレ東)

制作:BSテレ東/クープ

製作著作:「婚活食堂」製作委員会 2023

 

公式HP:https://www.bs-tvtokyo.co.jp/shokudou/

公式Twitter:@shokudou_bs7ch

 

©「婚活食堂」製作委員会 2023

©「婚活食堂」シリーズ 山口恵以子著(PHP文芸文庫)

三石琴乃が語る仕事へのポリシー「仕事は真摯に。じゃないと、神さまは運や巡り合わせをほかの人のところに持っていっちゃうんです」

声優、ナレーターとして常に第一線で活躍する三石琴乃さんが、自身の半生や仕事に対するポリシーを綴った『ことのは』を上梓。「上がり症で、人前で発言することも恥ずかしくてできなかった」という彼女が、声の仕事や芝居に魅了され、いかにして不動の人気を得るようになったのか――。その秘密がたっぷりと詰め込まれた今作は、ファンのみならず、夢に向かって頑張る多くの人にとってのバイブルのような一冊となっている。本が完成したばかりの今、本書に込めた思いをうかがった。

 

三石琴乃●みついし・ことの…1989 年デビュー。代表作に『美少女戦士セーラームーン』(月野うさぎ)、『新世紀エヴァンゲリオン』(葛城ミサト)、『ONE PIECE』(ボア・ハンコック)、『名探偵コナン』(水無怜奈)、『呪術廻戦』(冥冥)など。また、海外ドラマ『グレイズ・アナトミー』(メレディス・グレイ)のほか、バラエティ番組や CMのナレーションなどで多岐にわたり活躍。近年はTBS『リコカツ』などのドラマ出演にも幅を広げ、常に第一線を走り続けている。2024年には大河ドラマ『光る君へ』にも出演。Twitter

 

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自分の過去のことなのに、新鮮に感じました

──まずは書籍『ことのは』を作り終えた、今の心境をお聞かせください。

 

三石 “大変だったなぁ”という気持ちが一番かも(苦笑)。ギリギリまでしっくりくる言葉に修正したり、新たに付け加えたりして。“これ、本当に終わるのかな……”と思ったりもしました(笑)。でも、完成品を手にした時は嬉しくて感激して、編集者さんの仕事の喜びを少しだけ垣間見られた気がしました。産みの苦しみを知った、宝物の一冊です。

 

──書籍のお話があった時は“やってみたい!”という気持ちが強かったのでしょか?

 

三石 いえ、その真逆です。自分なんか大した人生を送ってきていないので、“本にするようなエピソードは何もないですよ……”と思っていました。でも、本としてまとめていくにあたって自分の過去を振り返っていくと、それなりにいろんなことがあったなと思えて。楽しいことも苦しいことも忘れていた記憶が甦ってくることもたくさんありましたので、自分の過去なのになんだか新鮮さを感じたりもしました。

 

──自分の過去が新鮮というのは面白い感想ですね。普段、過去を振り返ることってあまりなさらないんですか?

 

三石 そうですね。仮に振り返ったとして、そこに何かいいことがあるわけでもないし、今さら身につくようなこともないのでは……? と思ってしまって(笑)。それよりは、常に前を向いていたい。もちろん、失敗したり痛い目に遭った時は反省し、同じことを繰り返さないように気をつけますけどね。

──でも、今回の本を拝読すると、過去にアドバイスをいただいた先輩の言葉や収録現場で感じた経験などが細かく描かれていますよね。

 

三石 自分の糧になっていることはすごく覚えているんです。けど、それは今も常に自分の中にあるものなので、過去を振り返ることとは少し違うんですよね。

 

──なるほど。今も自分の中で現在進行形で生き続けている記憶ですもんね。

 

三石 そうなんです。7、8年に一回くらいご褒美みたいな言葉をいただいて、その嬉しさでなんとか今日まで仕事してきた感じです。今回、自分の歴史を掘り起こす作業が思っていた以上に大変で(笑)。それでも、こうした機会がなければ過去を振り返ろうとも思わなかったですからね。今回、「本を作りませんか」と声をかけていただいて、本当に感謝しています。

 

──また、この『ことのは』にはご自身の軌跡だけでなく、仕事をする上でのさまざまなポリシーが書かれています。特に《自分は天才ではなく普通な人間だから常に努力していた》という仕事への姿勢は、多くの方に響くのではないかと思います。

 

三石 嬉しいです。そこは今回、私の生き方で浮き彫りになったことの一つでした。本の中では『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』で大きな役をいただいた時のことや、『美少女戦士セーラームーン』でヒロインを務めた時の心境、それに『新世紀エヴァンゲリオン』での庵野秀明監督とのエピソードがあり、こうした大きな作品が20代のうちに続いたので、その部分だけを切り取ると、とても順風満帆な声優人生を送っているように思えるかもしれません。でも、あくまで軌跡として並んでいるだけで、そのときどきは、次の仕事があるか分からず不安でしたし、目の前にある作品に対してコツコツと真摯に向き合うことしか、私にはできなかったんです。

 

──とはいえ、そうした姿勢の大切さは頭で分かっていても、継続していくのは大変だと思います。

 

三石 もちろん、ときには疲れてしまうこともありました。でもやっぱり、自分が好きで始めたことですし、運や巡り合わせがあっていただいたお仕事なので、しっかり向き合わないといけませんよね。そうじゃないと、神さまは運や巡り合わせをほかの人のところに持っていっちゃいますから。だからこそ、努力を怠らない。コツコツコツコツ練習をして、自分に何が足りないのかを見つけ、それを補っていく。そんなやり方しかできなかったし、そうしていないと怖かったんです。

 

──本の中でも、「真面目すぎる性格」と書かれていましたね。

 

三石 本当に(笑)。でも、こういう性格で本当に良かったと思いました。自分の真面目さは嫌いでもあるけど、その結果として今があるわけですし、こうして本を出すこともできたわけですから。

 

家族座談会は読んでほしい半面、ちょっと恥ずかしいですね(笑)

──コロナ禍になってからのアフレコ現場の在り方など、三石さんの憂いの思いなどを感じることができたのも興味深かったです。

 

三石 コロナ禍になり、キャストたちがスタジオに集まって一斉に収録することがほとんどなくなりました。自分の出演シーンだけを録ることを考えるとスケジュールが組みやすく効率的でプラスの面もありますが、やはり掛け合いでしか生まれないものってあるんですよね。海外とは違い、掛け合いの収録は日本独特の文化で、こうした習慣があったからこそ、胸に刺さるキャラクターのセリフが生まれ、日本のアニメは多くの人に愛され続けるものになってきていると思います。ここ3年の間にデビューした方たちはコロナ禍以降の収録方法がスタンダードに感じるかもしれませんが、役者が呼吸を合わせて作り上げていくことの面白さは、表現者の世界では改めて重要なことだったんだと思いました。最近は少しずつ緩和され、一回にスタジオに入る人数が増えてきたんですよ。

 

──また、《声優を目指すのであれば、声の技術だけでなく、役者としての基礎をしっかり学ぶことが必要》という考えも、なくしてはいけない普遍的な要素だと感じました。

 

三石 私が通っていた養成所の勝田声優学院の教えがそうでしたからね。そこで出会った仲間と劇団活動を始めて身につけたことは、すべて今の自分の礎になっています。それに当時は、収録現場に行くと役者魂が熱い方々と外画やアニメで共演できて、学ぶことがたくさんありました。

 

──なお、この『ことのは』の中には特別対談などいろんな企画も盛り込まれています。特に印象的だったものはありますか?

 

三石 一つはやはり豪華すぎるほどの方々からの寄稿です。ドラマで共演させていただいた北川景子さんや、『おるちゅばんエビちゅ』の原作者である伊藤理佐さん、それに『美少女戦士セーラームーン』の原作者・武内直子さんにも描き下ろしのイラストをいただいて。庵野秀明監督からのコメントもちょっとした当時のエピソード付きで嬉しかったですね。ほかにも(高山)みなみさんとの対談や、(高木)渉くん、森川(智之)くんとの同期対談でもいろんな懐かしいお話ができて楽しかったです。ただ、そうしたなかで、自分でも“これは貴重だぞ!”と思ったのが家族座談会! 家族4人で話している時はなんだか不思議な感じでした。私と弟はそれぞれ独立して家族もいますし、実家の両親といざ顔を合わせてお互いのことを話すなんてことはないですから。みんなで「なんかへんな感じだね」って照れくさくて。それに、私も知らなかった当時の両親や弟の思いなどもいくつか出てきたので、皆さんに読んでもらいたい半面、ちょっと恥ずかしい気持ちがあります。できれば、ササッと読んでください(笑)。

──(笑)。では、GetNavi webということで、普段、三石さんが収録スタジオなどに持っていく必須アイテムを教えていただけますか?

 

三石 私はほとんどこだわりがないほうなんです。台本とメガネとボールペンさえあればなんとかなります。ペンは文字が読みやすい黒色であれば何でも大丈夫。……というか、すぐに無くしちゃうのでこだわってる場合じゃないんですよね。いつも現場に置いてきてしまうみたいで。ですから、いつもネットでまとめ買いしたものを使っています。私にとってペンは、消耗品ではなく消滅品ですね(笑)。

 

──文房具自体にもあまり関心がないんですか?

 

三石 いえ、文房具は大好きなんです。お店に行って、「へ〜! こんなものがあるのかぁ〜」って便利なアイテムを見つけるのも楽しいですし。ただ、整理が下手なんですよね(苦笑)。今も自宅のパソコン近くにあるペン立てが大変なことになってます。“これ以上、もう入らない!”というぐらいパンパンの隙間にペンが刺さっている。毎年、年の瀬になるとザザーッと全部取り出して、まだ書けるかどうかをチェックするんですが、ほとんどが残ってしまって(笑)。三色のペンだと、「赤はもう使えないけど、黒のインクが残っているから取っておこう」って思うから全然減っていかない。何かいいアイデア、ありませんか?(笑)

 

──ボールペンであれば、なくなったインクの芯だけ入れ替えるという方法もあるかと。

 

三石 そんなマメな性格なら、そもそもペン立てにいっぱいにならない気が……(笑)。

 

──確かに(笑)。では、いっそのことペン立てを増やすという手は?

 

三石 あ、そっちですか! 盲点でした(笑)。でも、根本的な解決にはなってませんよね。やっぱりどこかで捨てる努力をしないといけないのかなぁ。

 

──(笑)。では、もう一つ質問を。今欲しい家電はありますか?

 

三石 ずっと欲しいなと思っているのが、油を使わないないフライヤー。唐揚げや油ものって家で作ると、調理後の処理が大変なんですよね。だからといって、外で買ってきたものを再加熱すると食感が変わってしまいますし。ノンフライヤーがあると便利だなと思っているんですが、どれを購入すればいいのかが分からず、結局今に至ってしまっています。これも、もしおすすめがあればどなたか教えてください!

 

 

「ことのは」

2023年3月27日(月)発売

発売元:主婦の友社
定価:1980円(税込)

※電子版もKindle、Google Play ブックス、Apple Books 、楽天Kobo、hontoほかにて同時発売

 

取材・文/倉田モトキ

浜崎あゆみが筋金入りの“あゆファン”とデビューから25年の歩みを振り返る『上田と女が吠える夜』

3月29日(水)放送の『上田と女が吠える夜 2時間スペシャル』(日本テレビ系 午後9時~10時54分)に、来月デビュー25周年を迎える浜崎あゆみが登場する。

『上田と女が吠える夜』女が吠える夜』ゲストに浜崎あゆみが登場©日本テレビ

 

今回は、筋金入りの“あゆファン”が集結し、浜崎に長年抱き続けたガチの想いを直接本人にぶつけまくる「浜崎あゆみを語り尽くすスペシャル企画」を放送する。番組レギュラー開始からまもなく1年、“推しに生かされる女たち”をテーマに、推し活で日々を潤す女性たちが集まり、その愛を語り尽くす企画は反響を呼んできたが、直接“推される”本人が登場するのは初めて。通常、MCの上田晋也の隣に座り、女性たちの思いを受け止め見届けるSPゲストの位置には男性が座ってきたが、浜崎が初めて女性のゲストとしてその位置に座る。

 

番組がまとめた「浜崎あゆみ25年史」では、アイドル顔負けのルックスで大々的にデビューし、驚異的なペースで記録を打ち立て続け、“あゆブーム”を巻き起こした社会現象や、浜崎が発信してきた「孤独と絶望をつづった歌詞」「自分で未来を切り開く前向きな女性像」などを、本人と「浜崎あゆみと共に生きてきた女たち」で見ていく。

 

また、以前から番組で浜崎への愛をたびたび語ってきた若槻千夏や、浜崎のファンを公言してきたアイドルやタレント、芸人、アナウンサーのゲストたちは、浜崎のどんな部分に引かれ、人生の支えとしてきたのか。ゲストが爆発させる「あゆ好きエピソード」を聞きながら、上田や大久保佳代子、いとうあさこらは共感したり、ツッコんだり、浜崎に思いを聞いたりと熱量の狭間で大忙し。せっかくだから浜崎に聞きたいことをぶつける質問コーナーは、“そんなこと聞いちゃうの?”という際どい問いも飛び出す。

 

平成を代表する歌姫でありながら、今も女性たちから支持され続ける浜崎は、「浜崎あゆみと共に生きてきた女たち」を前に、この25年をどう振り返り、今、そして未来をどう語るのか。常に話題に事欠かず、挑戦し時代を作り続ける浜崎が収録を生き生きと楽しむ様子にも注目だ。

 

このほか番組では、SPゲストに松山ケンイチを迎えた「マニアックな趣味を極めた女」や、髙橋海人(King & Prince)を迎えた「あなたは多数派?少数派?街頭100人調査」も放送される。

 

番組情報

『上田と女が吠える夜 2時間SP』

日本テレビ系

2023年3月29日(水)午後9時~10時54分

 

©日本テレビ

萬田久子主演『グランマの憂鬱』に足立梨花、加藤柚凪、モト冬樹らが出演 主題歌はTHE ALFEE【コメントあり】

4月8日(土)スタートの萬田久子主演ドラマ『グランマの憂鬱』(東海テレビ/フジテレビ系 毎週土曜 午後11時40分〜深夜0時35分)に、足立梨花、加藤柚凪、鷲尾真知子、竹内都子、駒塚由衣、金子昇、神尾佑、モト冬樹の出演が決定。足立、加藤、モト、主題歌を担当するTHE ALFEEからコメントが到着し、メインビジュアルも公開された。

『グランマの憂鬱』ポスタービジュアル

 

高口里純の「グランマの憂鬱」(双葉社 JOUR COMICS)を原作とする本作は、村の総領「グランマ」こと百目鬼ミキ(萬田)が、日常に巻き起こる家族・仕事・生活の問題を一刀両断。見ているだけで胸がすく、愛ある「喝!」が必見のドラマとなっている。

 

そんな本作で足立が演じるのは、ミキの息子・トオルと職場結婚した百目鬼由真。娘の亜子と3人で地元の横浜で暮らしていたが、いずれ継ぐことになる百目鬼家に娘と2人、先に越してきた。夫は仕事が落ち着くまで単身赴任中。都会とのギャップは盛りだくさんだが、朗らかな性格で村民から「若奥さん」と親しまれている。

 

加藤が演じるのは、由真の娘・亜子。ミキにとっては一番下の孫で、活発で好奇心旺盛。都会では見たことがなかった草花や自然について、ミキと散歩しながら教えてもらうことが楽しみ。将来の夢はケーキ屋さん。

 

モトが演じるのは、百目鬼村の村長・橋本文五郎。村の行政では治まらない困りごとをミキに相談する。総領のミキとはあうんの呼吸。

 

そしてドラマをさらに盛り上げるのが、百目鬼家に出入りする村のかしまし娘「三婆」。元宝塚の真飛聖推しのメイ役を竹内都子、THE ALFEEファン歴40年のイシ役を鷲尾真知子、韓流スターにハマリ中のスイ役を駒塚由衣が務める。

 

また、百目鬼村に移住してオーガニックレストランを営むオーナー・設楽夢二役で金子昇、共同経営者の一ノ宮竹郎役で神尾佑も出演。転々としていた2人は数年前にレストランを開き、自然体な笑顔で村民たちを癒やしていく。

 

さらに、本作のメインビジュアルも完成。村で起きたトラブルや問題を解決に導く、厳しさと優しさを併せ持つグランマこと「百目鬼ミキ」を中心にまるでグランマの相棒とも言える、絶妙に空気を変える孫娘の「亜子」、都会から嫁いできた愛情あふれる母「由真」が表現されている。

 

主題歌は、結成50周年を迎えたTHE ALFEEの新曲「鋼の騎士 Q」。高見沢が原作を読んでいたこともあり、ドラマと親和性の高い楽曲に仕上がった。激動の時代の中でありのままの自分を受け入れつつ強い心をもって乗り越える点は、ドラマにおける悩める者を、愛ある「喝!」で導く主人公グランマに共通する。なお、THE ALFEEが東海テレビ制作のドラマ主題歌を手掛けるのは、2009年の『嵐がくれたもの』以来、約14年ぶりとなる。

 

足立、加藤、モト、THE ALFEEのコメントは下記に掲載。

 

足立梨花(百目鬼由真役)コメント

『グランマの憂鬱』百目鬼由真(足立梨花)

 

私が演じる由真は都会の生活から一転、村でお姑さんと暮らし始めます。ちょっと身構えるような状況ですが、由真は自然に溶け込んでいくし、何よりお姑さんのミキさんと、いい距離感を保っているんですね。4月に新しい環境で暮らし始める人に、そんな由真やミキさんを見てほしいと思います。

 

またグランマであるミキさんからも、娘の亜子ちゃんからも、教わることが多いドラマです!ぜひ皆さんも私と同じ気持ちで、このドラマを見守っていただけたらうれしいです。

 

加藤柚凪(百目鬼亜子役)コメント

『グランマの憂鬱』百目鬼亜子(加藤柚凪)

 

亜子はどんなことにも興味津々なところが、(自分と)そっくり!まだ全部の漢字を読めないので、お母さんに台本を読んでもらいながら「ココはこういうシーンだから、こういう気持ちなんだよ」って教えてもらって、せりふを覚えるようにしています。

 

ドラマでは、まだ感じたことのない気持ちを演じたり、経験したことのないシーンもあるから「ちょっと大変だな」と思うけど、すごく楽しいです。 現場ではママ(足立)とお絵かきしたり、グランマ(萬田)から歌を教わったりしています。一緒に歌っているのは、私が亜子だから「ひみつのアッコちゃん」です!

 

モト冬樹(橋本文五郎役)コメント

『グランマの憂鬱』橋本文五郎(モト冬樹)

 

百目鬼村で起こる問題を一刀両断に解決してくれるグランマ。私はそのサポートをしている村長の役です。毎回いろいろな問題が起きますが、それは普段皆さんの身近に起きるような問題ばかりです。このドラマをご覧になればその皆さんの悩みもグランマが見事に解決してくれると思います。由真さんの娘、亜子ちゃんのかわいさと共に毎回楽しんで見ていただけるドラマだと思います。

 

THE ALFEE(主題歌)コメント

『グランマの憂鬱』THE ALFEE

 

偶然『グランマの憂鬱』は原作を読んでいましたので、お話をいただいた時は曲のイメージはすぐに浮かびました。村で起きるさまざまな問題をグランマの卓越した裁量で物の見事に解決するさまは痛快です。そんな物語に寄り添うように作った曲が「鋼の騎士 Q」です。QとはQuest冒険の旅、探求!そしてQueen!まさにグランマそのものを指しています。

THE ALFEE 高見沢俊彦

 

番組情報

『グランマの憂鬱』全8話(予定)

東海テレビ/フジテレビ系

2023年4月8日(土)~5月27日(土)

午後11時40分~深夜0時35分

 

出演:萬田久子、足立梨花、加藤柚凪

鷲尾真知子、竹内都子、駒塚由衣、金子昇、神尾佑、モト冬樹

 

企画:市野直親(東海テレビ)

原作:高口里純 「グランマの憂鬱」(双葉社 JOUR COMICS)

脚本:森脇京子、阿久津朋子、遠山絵梨香、的場友見

音楽:鈴木ヤスヨシ

主題歌:THE ALFEE「鋼の騎士 Q」(ユニバーサルミュージック)

演出:岡野宏信、長尾楽、雨宮由依ほか

プロデューサー:中頭千廣(東海テレビ)、小林和紘(FCC)、浅野澄美(FCC)

制作:東海テレビ FCC

高畑充希×田中圭『unknown』に小手伸也、ウイカ、井上祐貴ら出演決定!キャラクターポスターも解禁

4月18日(火)スタートの高畑充希&田中圭W主演ドラマ『unknown(アンノウン)』(テレビ朝日系 毎週火曜 午後9時~9時54分)に小手伸也、ファーストサマーウイカ、井上祐貴、曽田陵介、長田成哉らの出演が決定。さらに、キャラクターポスタービジュアルが解禁された。

『unknown(アンノウン)』©テレビ朝日

 

涙腺崩壊のクライマックスに「明日から完全にロスだよ…」と視聴者から大反響、海外でも244の国と地域で世界配信が決定した『星降る夜に』に続き、4月18日(火)にスタートするのは、秘密(unknown)を抱えた男女の究極の愛を描く本格ラブ・サスペンス『unknown(アンノウン)』。

 

高畑充希&田中圭がW主演、そんな2人と恋の三角関係に陥る町田啓太、高畑の両親でチャーミングな吸血鬼夫婦を演じる麻生久美子&吉田鋼太郎、制作陣は“おっさんずラブチーム”、さらに田中&吉田の“おっさんずコンビ”再び…と、放送前から話題沸騰中のドラマだ。

 

本作は、誰にも言えない秘密を抱えて生きる週刊誌のエース記者で、その正体は吸血鬼という闇原こころ(高畑)と、交番勤務の熱き警察官ながら、想像を絶する秘密を抱える朝田虎松(田中)の“究極の愛”を問うラブストーリーに、予測不能な連続殺人事件が交錯する前代未聞のラブ・サスペンス。

 

この物語で、秘密を抱えたまま結婚を意識し始めた2人と、共に惨劇に巻き込まれていくことになる主要キャラクターを演じる豪華キャスト陣が決定。

 

週刊誌のカメラマンでこころの相棒、そして虎松と恋の火花を散らすことになる加賀美圭介役の町田、こころの母で国民的美魔女キャスターの吸血鬼ママ・闇原伊織役の麻生、こころの父でナイトドクターの吸血鬼パパ・闇原海造役の吉田に続き、小手伸也、ファーストサマーウイカ、井上祐貴、曽田陵介、長田成哉、新納慎也、石川禅、酒向芳、木野花という、個性と類まれなる演技力を兼ね備えた俳優陣が集結する。

 

しかし、高畑&田中を筆頭に総勢14名のキャラクターは全員が何かしらの秘密を抱えており、物語が進むにつれ、誰もが怪しく見えてくる。まさに、14人全員連続殺人事件の容疑者状態に。和気あいあいと仲良く暮らしている町の人々のコミカルで愛あふれるやり取りと、凄惨な事件に巻き込まれていく中で見せるシリアスな表情のギャップが、視聴者を物語に引き付けること必至だ。

 

春陽町の交番に勤務する虎松の先輩警察官で、こころとの結婚準備を前のめりに進めてしまうお節介おじさん・世々塚幸雄を演じるのは小手伸也。大河ドラマ『どうする家康?』(2023年)、『真田丸』(2016年)、『コンフィデンスマンJP』シリーズ(2018年ほか)など多数の話題作でアクの強いキャラを演じ、バツグンの存在感を放ち続ける小手が、虎松の秘密を知る唯一の人物で、彼の父親的存在といえる世々塚に息を吹き込む。

 

また、こころの弟(吸血鬼)で、本庁捜査一課の根暗で超偏食な刑事・闇原漣を演じるのは、『ウルトラマンタイガ』(2019年)で華々しくドラマデビューを飾り、攻めた設定が斬新と注目を集めた『大奥』(2023年)や『silent』(2022年)など話題作への出演が続く井上祐貴。漣は、連続殺人事件の捜査で虎松と出会い、一緒に行動することに。

 

このほか、大河ドラマ『真田丸』(2016年)や『鎌倉殿の13人』で演じた役柄が大人気となり“全成ロス現象”を巻き起こした俳優・新納慎也が演じるのは、そんな漣の上司で、過去に虎松とも一緒に事件の捜査をしたことがある本庁捜査一課の警部・南十字初。マジメ過ぎて警察仲間からも家族から疎まれぎみのいじられキャラ…そんな愛すべき警部を体現する新納の演技に注目だ。

 

ファーストサマーウイカは、春陽町商店街で「わっしょいクリーニング」を経営するシングルマザ―・五十嵐まつり役に決定。関西弁さく裂、息子と壮絶な親子ゲンカを繰り広げ、通報されてしまうなどパワフルな母親でありながら、こころの飲み友だちでもあるまつりを、大河ドラマ『光る君へ』(2024年)で清少納言を演じることが決定し、注目を集めているウイカが生き生きと演じる。

 

また、恋愛リアリティー番組『月とオオカミちゃんには騙されない』(2020年)出演で人気爆発、その後も『不幸くんはキスするしかない』(2022年)「なのに、千輝くんが甘すぎる。」(2023年)などドラマや映画で活躍中の曽田陵介が演じるのは、まつりの息子で、不登校の不良ながら微妙にワルになりきれない残念マイルドヤンキー・五十嵐大五郎。母・まつりと壮絶な親子ゲンカを繰り広げるも負け続きという残念さながら、絵の才能はありそうで…。

 

そして、こころや虎松も通いつめる居酒屋「どんぞこ」の無駄にイケメンな店員・庭月聖夜を演じるのは、『科捜研の女シリーズ』(2011~2016年ほか)、考察ブームを巻き起こした『真犯人フラグ』(2019年)や『警視庁アウトサイダー』(2022年)などで存在感を発揮した長田成哉。居酒屋で働きながらもホスト風発言を連発。しかも、憧れのローランドをマネして名言を生み出そうとするも惨敗中という聖夜を長田がどう演じるのか、そしてその名言を華麗にスルーする常連客たちとの掛け合いにも期待が高まる。

 

いっぽう、春陽町にあるこころが働く春雨出版「週刊熱波」のオカルト大好き編集長・曽我眞一役には、「ミス・サイゴン」「レ・ミゼラブル」などのミュージカルや舞台で活躍中の石川禅が決定。石川が、“遺体から血が抜かれる”という猟奇的な連続殺人事件を「吸血鬼のしわざだ!」とひとり大はしゃぎし、特集を組もうとするハイテンションな編集長となって、こころを振り回す。

 

さらに、居酒屋「どんぞこ」の店主で、イケメン息子・聖夜と店を切り盛りしている庭月源治を演じるのは、ドラマや映画で圧倒的な存在感を見せつける名バイプレイヤー・酒向芳。映画「検察側の証人」(2018年)で演じた不気味な犯人や、大河ドラマ『青天を衝け』(2021年)の悪代官ほか、ドラマ『最愛』で失踪した息子を探す常軌を逸した父親役など、強烈なインパクトを残す演技でドラマや映画に欠かせない存在の酒向が、本作で演じるのは照れ屋で早とちり、情に厚くて下ネタ嫌いの居酒屋店主。そんな源治も、ある秘密を抱えている。

 

そして、商店街の重鎮“梅ばあ”として商店街の人々を愛し、揉め事に首を突っ込んでまわる今福梅を、俳優のみならず演出も手掛ける名バイプレイヤー・木野花が演じることも決定。木野が演じる駄菓子屋「うめぼし堂」の店主・梅ばあはとにかく口が悪く、いつも虎松と言い争いを。しかし、意地っ張りな態度とは裏腹に、虎松のこともかわいがっており、ぶっきらぼうながら好物でもてなす一面もある、愛すべき梅ばあを木野が体現していく。

 

このように、とにかく濃くてチャーミングなキャラクターが集結し、物語をにぎやかに彩る本作。とはいえ忘れてはいけないのが、春陽町で暮らす人々は全員何かしらの“秘密(unknown)”を抱えているということ。住人たちが全力応援するこころと虎松の愛の行方、そして住人たちが巻き込まれていくことになる凄惨な事件の行方は…。

 

また、先日初解禁となり「美しい」「カッコいい」「早くみたい!」「歓喜に沸いてます」とWEB上で大きな話題となった町田&麻生&吉田のキャラクターポスタービジュアルに続き、主演を務める高畑&田中のキャラクターポスタービジュアルが解禁に。5人のキャラクターポスタービジュアルには、全員何かしらのunknown(秘密)を抱えた役柄を表す意味深なコピーが。

 

男性は目に、女性は唇に、赤をデザインし、unknown(秘密)を抱えたキャラクターを表現したデザインとなっており、「こころと虎松の結婚の行方は?」「連続殺人犯は誰なのか?」と、ラブストーリーとサスペンスが交錯する本作への期待は高まるばかりだ。

 

番組情報

『unknown(アンノウン)』

テレビ朝日系

2023年4月18日(火)スタート

毎週火曜 午後9時~9時54分

番組HP:https://www.tv-asahi.co.jp/unknown/

秋元真夏が乃木坂46卒業後初のドラマ出演「うれしさでいっぱい」『それってパクリじゃないですか?』後半のキーマンに

4月12日(水)スタートの芳根京子が主演を務め、重岡大毅(ジャニーズWEST)が共演する水曜ドラマ『それってパクリじゃないですか?』(日本テレビ系 毎週水曜 午後10時)に、秋元真夏が出演することが決定した。

『それってパクリじゃないですか?』に出演する秋元真夏

 

本作は、奥乃桜子による小説「それってパクリじゃないですか? ~新米知的財産部員のお仕事~」が原作の“知的財産エンタメドラマ”。飲料メーカーで開発中の飲料に関する重要な特許がライバル会社に奪われる事件が発生し、情報漏えいの疑いをかけられた開発部員・藤崎亜季(芳根)が、調査のために親会社からやってきた知的財産のプロ・北脇雅美(重岡)と共に特許を取り戻すために奮闘する。

 

『半沢直樹』『下町ロケット』『君と世界が終わる日に』Season3 など骨太で熱いエンターテインメント作品を手掛けてきた丑尾健太郎が脚本を担当し、主人公の成長物語だけではなく、仕事にまつわる出来事のリアリティにもこだわり描いていく。

 

このたび、今年、乃木坂46を卒業したばかりの秋元真夏の出演が決定。演じる役の詳細は今後発表予定だが、ストーリー後半戦のキーマンになるという。

 

11年間走り続けたグループ活動卒業後、初のドラマ出演となることについて秋元は「グループを卒業して新たなスタートを切った今、こうしてお芝居の経験をさせていただけることにうれしさでいっぱいです。私自身も周りの大事な仲間との絆を感じながら、作品を盛り上げていけたらなと思っています」とコメントを寄せている。全文コメントは以下に掲載。

 

秋元真夏 コメント

今回出演させていただくにあたって知的財産というものをあらためて調べて、仲間の努力を守り抜く大切な部署だということを知りました。

 

私自身も周りの大事な仲間との絆を感じながら、作品を盛り上げていけたらなと思っています。

 

グループを卒業して新たなスタートを切った今、こうしてお芝居の経験をさせていただけることにうれしさでいっぱいです。

 

この作品に参加することへの緊張も感じていますが、撮影期間にたくさんのことを学んで演じられるよう努めてまいります。

 

よろしくお願いいたします。

 

番組情報

『それってパクリじゃないですか?』

日本テレビ系

2023年4月12日(水)スタート

毎週水曜 午後10時~

 

<キャスト>

芳根京子、重岡大毅(ジャニーズWEST)

渡辺大知、福地桃子、朝倉あき、豊田裕大、諏訪雅、秋元真夏/高橋努、相島一之、赤井英和

野間口徹、ともさかりえ、田辺誠一、常盤貴子

 

<スタッフ>

原作:奥乃桜子著/集英社オレンジ文庫『それってパクリじゃないですか? ~新米知的財産部員のお仕事~』

脚本:丑尾健太郎

チーフプロデューサー:三上絵里子

プロデューサー:枝見洋子、森雅弘、岡宅真由美(アバンズゲート)

演出:中島悟 ほか

制作協力:AX-ON、アバンズゲート

製作著作:日本テレビ

 

番組公式HP:https://www.ntv.co.jp/sorepaku/

番組公式Twitter:@sorepaku_ntv

番組公式Instagram:@sorepaku_ntv

番組公式TikTok:@sorepaku_ntv

 

©日本テレビ

橋本環奈×山田涼介『王様に捧ぐ薬指』メイン&サブビジュアル解禁 Go!Go!kids田仲陽成らの出演も決定 初回放送日は4月18日

橋本環奈が主演を務め、相手役で山田涼介(Hey! Say! JUMP)が共演する火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』(TBS系 毎週火曜 午後10時~10時57分)の初回放送日が4月18日(火)に決定。合わせてメイン&サブビジュアルが解禁された。

『王様に捧ぐ薬指』メインビジュアル©TBS

 

原作はわたなべ志穂による同名漫画で、プチコミック(小学館)で2014年~2017年に連載されていた人気作品。大好きな家族を守るべく結婚を選んだ“ド貧乏シンデレラ”羽田綾華(橋本)と、業績不振の結婚式場を立て直すため、好きでもない綾華との結婚を選んだ“ツンデレ御曹司”新田東郷(山田)が繰り広げる、胸キュンラブコメディ。

 

このたび、本作のビジュアルが解禁となった。メインビジュアルは、誰もが認める“絶世の美女”綾華と“絶対的王様”東郷、皆が憧れるザ・完璧な2人が額の中に入った、まるで“絵画”のような1枚となっている。さらに額から飛び出し、愛のない“メリット婚”をした2人を表した対極的なサブビジュアルも公開。このビジュアル撮影が本作での初顔合わせとなった2人だが、終始息ぴったり。橋本のウエディングドレス姿と山田のタキシード姿が輝く美しい2人のビジュアルは必見だ。

 

そして、先日発表された羽田家の長男・陸役の長尾謙杜(なにわ男子)に続き、綾華の弟たちと妹役のキャストが解禁。次男の羽田海役には、ジャニーズJr.内のユニット・Go!Go!kidsの田仲陽成が決定。中学3年生の海は、いつも明るく羽田家のムードメーカー的な存在だ。三男の羽田空役は、ジャニーズJr.の高橋奏琉。中学1年生の空は、綾華が結婚して家を出ることを寂しがるかわいい一面を持っている。連続ドラマ初出演となるフレッシュな2人の演技にも注目だ。

 

次女の羽田風華を演じるのは、子役として金曜ドラマ『#家族募集します』(2021年)やドラマストリーム『村井の恋』(2022年)など数々のドラマやCMに出演している宮崎莉里沙。小学3年生の風華は、少しおませで思ったことをすぐ口にしてしまう性格。羽田家をにぎやかにする3人にも注目だ。

『王様に捧ぐ薬指』左:メインビジュアル、右:サブビジュアル©TBS

 

番組情報

火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』

TBS系

2023年4月18日(火)スタート

毎週火曜 午後10時~10時57分

※初回15分拡大 午後10時~午後11時12分

 

<キャスト>

橋本環奈、山田涼介(Hey! Say! JUMP)、坂東龍汰、長尾謙杜(なにわ男子)、森永悠希、小林きな子、若月佑美、三浦獠太、小林涼子、田仲陽成(Go!Go!kids/ジャニーズJr.)、高橋奏琉(ジャニーズJr.)、宮崎莉里沙
塚地武雅、利重剛、りょう、松嶋菜々子 ほか

 

<スタッフ>

原作:わたなべ志穂「王様に捧ぐ薬指」(小学館プチコミックフラワーコミックスα)

脚本:倉光泰子、関久代

プロデューサー:橋本梓、勝野逸未

演出:坪井敏雄、泉正英、宮崎萌加

 

番組公式サイト:https://www.tbs.co.jp/ousama_tbs2023/

番組公式Twitter:@ousama_tbs

番組公式Instagram:@ousama_tbs

 

©TBS

クリエイターは、目の前のおもちゃが欲しいという欲求に勝てない! プロデューサー橋本和明がフリーに 『名アシスト有吉』の裏側を語る

Netflixにて世界独占配信が開始し、「テレビでは見られないお笑いだ……!」と話題のバラエティ番組『名アシスト有吉』。個性的なゲストたちがMCを務める10本の番組に、有吉弘行がアシスタントとして参加するという新たなコンセプトのシリーズだ。今作を手掛けたのは、過去に『有吉ゼミ』や『有吉の壁』などの人気番組を立ち上げた橋本和明氏。実は橋本氏は、昨年末に日本テレビを退社し、フリーに転身。その記念すべき第一弾企画が「名アシスト有吉」なのだ。今回は、橋本氏に番組の見どころに加え、新たな時代のバラエティ制作やクリエイターの在り方について語ってもらった。

 

(構成・撮影:丸山剛史/執筆:kitsune)

橋本和明(はしもと・かずあき)/1978年大分県生まれ。演出家・ディレクター。2003年に日本テレビ入社。「24時間テレビ41」、「有吉ゼミ」「ヒルナンデス!(火曜日)」「マツコ会議」「有吉の壁」などを手掛ける

 

有吉が〝MCが増えて昔より暴れることが少なくなった〟と……
「自由に動けるアシスタントになることをコンセプトに」

――この度、Netflixで配信開始された「名アシスト有吉」シリーズですが、企画を発案されたきっかけは?

 

橋本 今まで、有吉(弘行)さんと長年一緒に番組を作ってきた中で〝新しい有吉さんを見たい〟という気持ちが、僕の中にあったんですよね。今までやれていないようなことが、何かできないかと。それで、現在の有吉さんて「MC」の立場で番組出演されることが大半なので、逆に自由に動けるアシスタントになることをコンセプトにしたいと考えていたんです。

 

――たしかに最近はメインMC役が多いイメージですね。

 

橋本 同じことを続けていると、違うことをやりたい!って思うことがあるじゃないですか。僕らでさえそうなら、有吉さんはなおさらじゃないかと思って。それに、有吉さんが「MCが増えて昔より暴れることが少なくなった」って話も、ぽろっと口にしていたので。

 

――企画の段階から、ご本人に相談されていたんですか?

 

橋本 そうですね。『有吉の壁』や『有吉ゼミ』などで、週2回くらいは会うので、撮影の合間に「こういうこと考えてるんですけどどうですか」と相談していました。細かな内容を考えているときも相談しましたし。

 

――有吉さんの意向も反映されているわけですね。

 

橋本 はい。ただ、お互いめちゃくちゃ喋るタイプではないので(笑)、話し込んで相談したわけではないです。アイディアももらいましたけど、基本は雑談の中で「いま有吉さんは何を考えているのか」を拾いつつ、それをヒントに考えたりして。そういった言葉の端に本質や考えが出るかと思いますから。

 

――なるほど。それは長年一緒に番組作りをされているからこそ、分かる部分かと思います。

 

橋本 長く一緒にやらせて頂いてきた中で、ある種の信頼関係が成り立ってきたとは思います。有吉さんが、なんとなくこういう目線でやりたいだろう、ということも推し測れるようにもなってきたというか。ですが、最後の最後は聞かないと、想定していた笑いが作れなくなってしまう場合もあるので、そこは慎重にやってはいますね。

 

Netflixが選んだのは、まさかの〝どバラエティ〟
「もうちょっと高尚なものをやるのかと思ってたので驚いて(笑)」

――今作は、Netflixでの配信作品ということで、Netflixさんからのリクエストや要望はあったのですか?

 

橋本 もともと、最初の立ち上げの段階で、Netflixさんに僕が5本くらい企画をお送りしたんですが、その中でも一番テレビっぽい企画というか〝どバラエティ〟を選んでいただいた感じで、この企画に決まったんですよ。

 

――おお、それはNetflixさんがガチンコのバラエティ番組を求めていたということですか?

 

橋本 そうかと思います。僕はもうちょっと高尚なものをやるのかと思ってたので……驚いて(笑)。ですが、ただ派手なことをやるだけでなく、ある程度のお金と時間を懸けて直球のバラエティを作るって意外とやってないんじゃないかと思ったんですよ。そういった部分では〝Netflixさんだからできた〟側面が大きいですよね。

 

――たしかに、今のテレビにはない演出も多くて、“ここでしか見れない感”があり、興奮しました。

 

橋本 それこそ、有吉さんが「血糊を使うの面白いと思う」って言ってくださったおかげで、今回たくさん使いましたよ(笑)。テレビだと、ちょっとドキッとしてしまうような表現は難しい場合があるので。

 

――1エピソードごとの内容も濃厚なので、時間もかかっていそうだなと。

 

橋本 普通じゃできないだろうなってこともありますよね。例えば、内田真礼さんMCの回では、トムブラウン、タイムマシーン3号、真空ジェシカにオリジナルアニメを制作してもらったんですが、2か月かけてじっくり作ったんで(笑)。これ、テレビのサイクルじゃ大変だし無理だと思うんですよ。

内田真礼(Netflixコメディシリーズ「名アシスト有吉」独占配信中)

 

――配信だからこそ成立した部分も多くあるわけですね。

 

橋本 はい。さらに、そうやって完成した“どバラエティ”が、あのNetflixのラインナップに並ぶという異常さも面白いですよね(笑)。リッチで作品性が高いコンテンツと肩を並べて、分かりやすいジャパニーズバラエティが置いてある感じ。

 

――見たことない光景です。

 

橋本 その錚々たる作品のラインナップの中で、「名アシスト有吉」を選びたくなるようなマインドの日って必ずあると思うんです。映画やドラマを真剣に見るには、疲れているときとか……。そこを狙いたいですね。

 

――肩肘張らずに、気楽に見られるような。

 

橋本 『有吉の壁』がゴールデン進出した時も、その時間帯に数字が期待できるグルメや生活情報番組が並ぶ中、お笑い番組がポンッと放り込まれている実験的な状態だったわけで。でも、それから3年間凌いで戦ってこれた。その自信が僕の中にはあって、すごく嬉しい出来事だったんです。それをもう一度できたらいいですね。

 

――なるほど。ある意味ライバルは、Netflixの中の他ジャンルのコンテンツになる感じというか。

 

橋本 そう考えると、これを通したNetflixの方もなかなか尖っていますよね(笑)。その場の笑いをストロングスタイルでやるお笑い番組で、それをやらせてくれる度量の広さをNetflixさんに感じました。

 

GENERATIONSからベテラン芸人まで全員が本気!
「絶対面白くしたという気概が伝わってきました」

――本シリーズでは、豪華な出演陣も魅力のひとつとなっていますよね。MCを務められた方も、バラエティに富んでいるメンバーです。キャスティングの基準はありましたか?

 

橋本 一緒に“バカをやってくれそうな人”っていう基準の人選っていうのはあったと思います。腰が引けていたり、自分はMCだから……ってスタンスじゃ面白くならないので。有吉さんと一緒になって番組を作れる人っていうのは気にしましたね。

 

――GENERATIONSさんや、那須川天心さんなどバラエティのイメージがない方もいて驚きました。

 

橋本 GENERATIONSは、僕も「あんなことやっていいんだ……」ってびっくりしました(笑)。まさか、アツアツ騎馬戦や血糊ハリセンをノリノリでやってくれるとは……! 始める前にグループで作戦会議をしていて、絶対面白くしたという気概が伝わってきました。実際にその熱量が現場でぶつかって、芸人たちも刺激を受けていたと思います。

GENERATIONS(Netflixコメディシリーズ「名アシスト有吉」独占配信中)

 

――やはり芸人さんたちも気合いが入っていたんでしょうか?

 

橋本 そう思いますね。新しいプラットフォームでお笑いをやれる、新しいバラエティをやれるっていうワクワク感が全員にあったと思います。今回、「壁」のスタッフが入って制作しているんですが、有吉さんが言っていたのが「日テレのスタジオで、いつものスタッフでなんらいつも通りなんだけど(笑)、Netflixでやるっていう高揚感はあった」と。

 

――そうなんですね。今やベテランと言われるような芸人さんたちが、全力で身体を張ってたのがすごいなと。

 

橋本 小峠(英二)さんがフラッシュコットンをやったり、春日(俊彰)さんが巨大水槽で生活したり、大久保(佳代子)さんが地下アイドルをやったり(笑)。あれくらいのキャリアの人たちが、本気を出すって貴重だし、見られなかったものが見られるって新鮮ですよね。そこには、もちろんNetflixパワーはあるし、何よりバラエティっていう旗をみんなで振ってくれたのが大きい。要は、スマホのコンテンツしか見ない人にも、お笑いを届けたいという気持ちですよね。

 

ホリケンの20年温めてきた企画も実現!
「そんなにコレやりたかったんだってところから、面白い(笑)」

――さまぁ~ずさんや、ホリケン(堀内健)さんなどMC側でのベテラン勢の活躍もありました。

 

橋本 さまぁ~ずさんの企画では、一文字ロウソク消しや旗揚げゲームをやりましたが、そんなシンプルなことで、あれだけ盛り上がるって、一つの〝発見〟ですよねえ。それは、さまぁ~ずさんが肩を回してくれたことで分かったことでもあります。あと、ホリケンさんの頭の中を覗くみたいな、おかしくなりそうな企画も、自由にやらせてもらって(笑)。

 

――ホリケンさんが、20年温めていた企画を実現させたとか。

 

橋本 20年越しの企画が「カーカーくいコンドル」ってコンドルになって相撲するって…!(笑) そんなにコレやりたかったんだってところから、めちゃくちゃ面白い。20年考えてきたから、ホリケンさんの中に相当具体的なイメージがあって、それを再現しようとしている流れも面白くて。ドラマ「イカゲーム」のスタッフたちも何年もあたためてNetflixに持ち込んだって聞いたので、原点は一緒なのかもと思いましたね。

 

――また、本シリーズでは、アンジャッシュ渡部(建)さんが出演されていて、大人数のバラエティ番組の本格復帰となりましたね。

 

橋本 渡部さんとは「ヒルナンデス!」で7年くらいレギュラーで一緒に仕事してたんですけど、久々に一緒に仕事ができて嬉しかったなと、シンプルにその感情でした。やっぱり渡部さんのキレキレのツッコミをまた見たいな、とは思っていたのもありますし。だから、今回は一芸人としてフラットに出演してもらったんです。

 

――有吉さんの渡部さんへのフリや距離感も、フラットだった印象です。

 

橋本 そうですね。そのおかげで、違和感なく渡部さんの面白さが出ていると思います。なんなら、けっこうミラクルが起こっているので(笑)。収録をやっていく中で、有吉さんが見つけてくださった渡部さんの絡みに、制作陣も乗っかって進んで行って……まさに作品は生き物って感じを味わえましたね。見て欲しいなと思います。

 

日本テレビを出て“武者修行”へ 「クリエイターは、目の前のおもちゃがいっぱい欲しいという欲求には勝てない」

――橋本さんは、昨年末で長年勤めた日本テレビを退社されて、フリーランスとして活動されています。経緯や目的は何かあったのでしょうか?

 

橋本 もともと日本テレビに不満があったとか、そういう訳では全くなくて、むしろ“武者修行に出たいんだ”と会社に相談したら、行ってこいと言ってもらえたんです。今年で、僕は44歳なんですが、もし若い子の感覚や配信コンテンツのことを勉強して、自分のものにするとしたら、体力的にもギリギリの年齢だと考えていたんですね。僕の中ではフィールドを広げる作業ってめちゃくちゃキツいことで、気合いがいることなので。そう考えている中で、やっぱりそういう新たな世界に飛び込んでみたいという“衝動”が勝ってきて。それで、会社に申し出ました。

 

――辞めると話して、会社の反応はいかがでしたか?

 

橋本 いろんな反応があったので、誤解を生まないためにも、辞める時に、社内のたくさんの先輩にマンツーマンでしっかり話しにいきました。すると、「武者修行に出て、そこで見てきたものを日本テレビに還元してほしい」と言ってくれる先輩も多くて……。その時に、やっぱり辞めたくなくなりましたよね(笑)。良い会社だなと思ったし、仲間と離れる感覚は、寂しかったですよ。

 

――そうだったのですね。最近は、フリーランスとして活動するプロデューサーさんやクリエイターさんも増えていますよね。

 

橋本 そうなんですよね。結局のところですが、クリエイターはみんな遊びたいだけなんですよ(笑)。目の前のおもちゃがいっぱい欲しいという欲求には勝てない。だから、新たにフィールドを広げるためにも、会社から出る人もいるんだと思います。

 

――やりたいことが1つの場所では収まらないということですね。

 

橋本 新しいプラットフォームもどんどん増えているじゃないですか。そういうところに飛び込みたくなってしまうんだと思いますね。

 

バラエティ業界が迎える新時代で…
「僕らの世代でもう一度コントで勝負したいなと思う」

――今回の「名アシスト有吉」は、日本テレビとNetflixが協力して制作されている新たな試みですよね。

 

橋本 そうですね。どちらも面白いことを考えている方々だと思うので、こういった関係で作るものが、どんどん増えていったら、さらにすごいことが起きると思っています。

 

――新しいバラエティ番組の作り方が生まれて、プラットフォームの広がりもあり、自由なクリエイターも増えている。新たな時代に入ってきていると思いますが、どうお考えでしょうか?

 

橋本 テレビはもちろん、配信サイトやネット局などバラエティ業界に競争原理が生まれることはプラスであると考えています。ドラマ業界は早くからそうなっていましたが“見る強度のあるものしか見ない”じゃないですか。要は、自分が興味あるコンテンツだけを見る文化で、ようやくバラエティもそういったフェーズに入ってきたなと感じていますね。

 

――なるほど。見てもらえるものを作るために、どうするかということですね。

 

橋本 意図して見られるものを作ろうと、クリエイターたちが競争に晒されていくことはある種、健全なことだと思うんです。それがバラエティ業界全体の発展に繋がっていくと思うので。さらに、どうやってコンテンツを見つけてもらうかも、本当に大事な時代になっていて、そこは今よりもっと戦略が必要であるし、こちらが押し出すだけでは届かない時代なんですよね。だから、宣伝的な面でも過渡期を迎えている。そういった場で戦うのは、苦しいこともありますが、ワクワクしているような楽しみな部分も大きいですね。

 

――そういった時代の中で、橋本さんの目標や目指すところは何でしょう?

 

橋本 ひとつは、世界に出せるコンテンツを作りたい、と思っています。ドラマ業界も韓国に比べて、日本のドラマをどうやって世界に押し出せばいいと思っているだろうし、バラエティなんてなおさらだと思って。でも、ドキュメントバラエティやリアリティショーって、例えば「電波少年」のように、構築するのは日本が早かった。

 

――たしかに、いまリアリティーショーは世界的にトレンドですが、90年代には日本にあったという。

 

橋本 そういった世界に提示できるバラエティが、日本にはあるぞ、と見せていきたいですね。あと、人生の目標として、コント番組を作りたいというのがあります。コントでしか生きられない人が仲良い人にたくさんいるんですよ。シソンヌとかね(笑)。僕は、そういう人たちの生き方がすごく好きなのと、僕らの世代でもう一度コントで勝負できればという想いがあるんです。ただ、めちゃくちゃお金も時間もかかる世界なんで。

 

――コント番組、ぜひ見たいです。それこそ配信番組なら可能性があるかもしれませんし。

 

橋本 そうですね。先物投資のコンテンツでもあるのでね、ちゃんと育てて花が開くような。それでもやらせてくれる方がいたら嬉しいです。なので、すぐじゃなくても将来的に応援してくれる人を見つけるために、いまいろんな場所で結果を出していきたいですね。頑張っていれば誰か見ててくれると思うので。

 

――今後も楽しみにしています。本日はありがとうございました。

 

【information】

Netflixコメディシリーズ「名アシスト有吉」独占配信中

前田敦子インタビュー「30代でこの作品をやらせていただいてよかった」連続ドラマW-30『ウツボラ』

連続ドラマW-30『ウツボラ』

 

カルト的人気を誇る漫画家・中村明日美子さんによるサイコサスペンスがWOWOWオリジナルドラマとして実写化。ある日、謎の死を遂げた美しい女性「朱」と、人気作家・溝呂木(北村有起哉)の前に現れた彼女の双子の妹と名乗る「桜」。ミステリアスな2人の女性を演じる前田敦子さんが、作品への意気込みや見どころなどを語ってくれました。

 

◆中村明日美子さんによるコミック原作を読まれたときの印象は?

2020年の春ぐらいに原作を読む機会を頂いたのですが、今も頭にこびりついて離れないほど、とても画が印象的な作品でした。また、独特な世界観も素晴しいですし、全く先の読めない物語に引き込まれていきました。そして、最後には大きな衝撃を受けました。だからこそ実写化するのはとても難しいことだと思っていましたし、原作のある作品は私自身あまりやっていなかったので、少しだけ不安もありました。ただ、監督さんもプロデューサーさんも「ウツボラ」の大ファンだったので、安心して準備を進めることができました。

 

◆今回、朱と桜という2人のキャラクターを演じ分けることについては?

軸にあるものが一緒な2人だからこそ、「ウツボラ」という作品に対して、また溝呂木先生という人物に共依存したと思うので、あえてあまり差をつけないようにしました。監督からも「そこまで変えないでほしい」というリクエストを頂きましたし。実際に原作の2人も髪形が違う程度で、どちらがどちらだか分からないところが面白いわけですし。あえて言うなら朱の方が恥じらいがあるので、若干人間らしいかも(笑)。原作を教科書にしながらできるだけ寄せて演じたのですが、一番意識したことは瞳です。2人とも心が読みづらく、何を考えているか分からないけれど、瞳にはどこか引き付けられてしまうと思ったので。

連続ドラマW-30『ウツボラ』

 

◆現実か虚構か分からない世界観や一人の男性を翻弄する役どころとしては、昨年公開された映画「コンビニエンスストーリー」で演じられたヒロインにも通じるところがあります

監督の演出も「コンビニエンスストーリー」とは全く違いましたし、溝呂木先生役の北村さんの存在も大きかったと思います。ラブシーンを撮るときも気を遣っていただき、とてもありがたかったです。ラブシーンが多くてそれが重要になる作品ですが、“それだけの作品にはしたくない”ということは皆さんといろいろ話し合いました。男性を翻弄するということは作品の中だからこそできる特殊なアプローチなので、開き直って、楽しみながら演じさせていただきました(笑)。

 

◆ミュージカル「夜の女たち」でも共演された北村さんの魅力を教えてください。

続けて共演させていただいて、役者バカと言えるほど、とても真摯に役と向き合われている方だと思いました。ずっと考えていらっしゃっていて、「溝呂木のように女性と真っすぐ向かい合う役は今までやったことがないから、どうしていいか分からないんだよね」とおっしゃっていて。そういった気持ちを一切隠さないところもありがたかったです。役を離れるととても天然な方で、ギャップがあるんです。だからこそみんなに愛されている方なんだなと思いました。

連続ドラマW-30『ウツボラ』

 

◆作品を作りだすための“生みの苦しみ”もテーマになっていますが、それについてはどのように捉えていますか?

私はこの世界に入ってまず秋元康先生という大きな存在の下で活動していたので、何かをゼロから作り上げる人、特に言葉や文章にする作家さんのすごさはずっと感じています。私には絶対にできないことですし、したいとも思いませんし(笑)。私はそれを元に具体化していく立場ですが、作家さんや演出家さんの前でそれを表現する舞台の稽古が一番緊張しますし、怖いかもしれません。

 

◆今回、完成した作品をご覧になってどんな感想を?

撮影は愛知県の蒲郡市・幸田町でロケだったのですが、東京では撮ることができない“色”が出ていると思いました。とてもミステリアスな作品なのに、なぜか穏やかな時間が流れていて。私の中では全体的に水色っぽいイメージがあるんですけど、原作を読んだだけでは分からなかった映像から醸し出される美しさみたいなものに、私自身も感動しました。すごくいい意味で原作を忠実に再現しているので、見比べていただいても面白いと思います。

 

◆そのほか、何か見どころはありますか?

見る人に問いかけるというよりは、作品の世界観にどっぷり浸かってほしいという気持ちで朱と桜という2役を演じました。何かを愛するが故に自分を見失っていく危うさ、そして悲しさや儚さが描かれた作品になっているので、繰り返し見て楽しんでいただければと思います。そしてもし気に入っていただけたら、桜の季節に蒲郡でロケ地巡りをしてみるのもお薦めです。

連続ドラマW-30『ウツボラ』

 

◆前田さんのキャリアにおいて『ウツボラ』はどんな作品になりましたか?

原作は10年前の作品ですが、私が30歳を過ぎた、大人になったタイミングでこの作品をやらせていただいて本当によかったと思っています。もしまだ20代だったら、違うことで構える自分が出てくるし、作品に飲み込まれてしまったような気がするんです。それに、ミステリーというジャンルだったり、地上波ではなかなかできないこと…例えば大きい声を出すことをあまり意識しなくていいとか、映画のように撮影からじっくり1年間かけて制作するとか。自分にとって“初めて”のことがまだまだあることに気づかされた作品でもあります。自分でも胸を張れる作品になったと思います。

 

◆事務所を独立されて2年たちましたが、次々と出演作が世に出ています。現在の心境を教えてください。

お仕事をもっと頑張りたいという気持ちで独立したのですが、この2年で言霊って本当にあるんだなと思いました。誰かと一緒にいるときに口に出すことで、“何かをつかみにいこう”“引き寄せていこう”と自分の気持ちが変わっていくんだと思います。例えばメイクさんと話していたときに「また野田(秀樹)さんと一緒に仕事したいな」と喋った5分後ぐらいに、「東京キャラバン the 2nd」の出演オファーが来たんです。それはさすがにびっくりしました(笑)。

 

◆最後に、春の思い出を一つ教えてください。

子どもが3月生まれで、今はそのイメージが強いです。一緒にディズニー作品を見ることが多くて、最近は「ベイマックス」にハマっています。そういえば、この前一緒にディズニーリゾートに行ったときに「グズグズしていたら、乗り物に乗れなくなっちゃうよ」と注意したんです。そうしたら夜に「今日のママずっと怒っていたけど、全然怖くなかった」と言ってきて…何か一枚上手なんですよね(笑)。ちなみに出産したことで長年悩まされていた花粉症が治りました! きっと、体質が変わったんだと思います。

 

PROFILE

●まえだ・あつこ…1991年7月10日生まれ。千葉県出身。A型。最近の出演作に映画「暑い胸さわぎ」「僕は途方に暮れる」「そばかす」「もっと超越した所へ。」、ミュージカル「夜の女たち」など。

 

番組情報

連続ドラマW-30『ウツボラ』

 

連続ドラマW-30『ウツボラ』
WOWOWプライム、WOWOWオンデマンドにて、3/24(金)23:30より放送&配信スタート

<STAFF&CAST>
原作:中村明日美子「ウツボラ」(太田出版刊)
脚本:小寺和久、井上季子
監督:原廣利
出演:前田敦子、北村有起哉 ほか

 

<STORY>
謎の死を遂げた美しい女性・朱(前田)と入れ替わるように、その双子の妹と名乗る桜(前田=2役)が人気作家の溝呂木(北村)の前に現れる。実は溝呂木は朱の小説「ウツボラ」を盗用していて、元の原稿を持つ桜は溝呂木にある提案を持ちかける。溝呂木が盗作の深い闇へと追い詰められていく一方で、刑事たちは朱の死の真相を追っていた。

 

●text/くれい響

 

待望の続編公開!髙石あかり&伊澤彩織「日本のアクション映画として、もっと世界にも認知してもらいたい」映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』

社会に適応できない元女子高生の殺し屋コンビの日常を、コミカルさとバトル満載で描いた青春アクション映画『ベイビーわるきゅーれ』。公開から1年以上にわたり、全国各地でロングラン上映されるなど、国内外で話題をさらった。彼女たちのその後を描いた続編『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』が3月24日(金)より公開される。前作に引き続き、ちさと役とまひろ役を演じた髙石あかりさんと伊澤彩織さんに、続編に対する熱い思いや撮影エピソードを伺いました。

 

【髙石あかりさん、伊澤彩織さんの撮り下ろし写真】

 

阪元監督の「『ベイビーわるきゅーれ』が名刺代わりになる」が本当に

──前作が公開されたことでの周囲の反応はいかがでしたか?

 

髙石 前作から繋がったお仕事も多いですし、お仕事に行く先々で「『ベイビーわるきゅーれ』観たよ!」と言っていただけることが本当に嬉しくて! 私たちにとって、まさにベイビー(子ども)のような存在の作品だったので、どんどん成長していることを実感しています。

 

伊澤 成長しましたねぇ。前作を撮り終えたときに、阪元(裕吾)監督と「『ベイビーわるきゅーれ』が自分たちにとって名刺代わりになるだろう」という話をしていたんですが、本当にその通りになりました。しっかり“『ベイビーわるきゅーれ』の人”として認識されたり、“金髪の方”と言われ、金髪じゃないときは気づいてもらえないぐらいだったり(笑)、いい経験をさせてもらいました。

髙石あかり●たかいし・あかり…2002年12月19日生まれ、宮崎県出身。19年より俳優活動を本格化。『ベイビーわるきゅーれ』(21)で映画初主演を果たす。主な出演作に『終末の探偵』(22)、ドラマ『生き残った6人によると』(22)など。映画『わたしの幸せな結婚』(3月17日(金))、『Single8』(3月18日(土))が公開待機中のほか、ドラマ『東京の雪男』 (NHK Eテレ)にレギュラー出演。TwitterInstagram

 

──作品は異例のロングランヒットを記録したほか、伊澤さんは「日本映画批評家大賞」で新人女優賞(小森和子賞)も受賞されました。

 

伊澤 賞までいただけるとは戸惑いました。『ベイビーわるきゅーれ』に出て一番変わったと思うのは、すごい量のお手紙をいただいたこと。「映画を観て励まされました」という内容のものが多いんですが、私は逆にそのお手紙に書かれた言葉に励まされていました。劇場公開が終わった後もU-NEXTやAmazonPrimeの配信で観てくれた方からの反響がありました。

 

髙石 Twitter上で『ベイビーわるきゅーれ』について描いてくださったイラスト“ベビ絵”がどんどんアップされたときには、ちょっと驚きましたね。あまり他の作品ではなかなか見たことのない現象でしたから。

 

──そして、続編製作の話を聞いたときの感想は?

 

伊澤 前作を撮り終わって、2か月後ぐらいのタイミングにはもう企画が動いていて、「えっ、できるんですか?」という感じでした。それから「早く言いたい!」みたいな時期があって、TOHOシネマズ日比谷での上映(21年12月)のときに、やっと発表できて嬉しかったですね。

 

髙石 そのとき、なぜかマイクが不調で(笑)。だから、劇場で叫びました! 私、続編の撮影に入る前にも、改めて『ベイビーわるきゅーれ』で検索をかけることがあったんですが、公開から1年以上経っても、数秒単位で話題に挙っていて、「まだまだ続いているんだなぁ」と、熱量の高さを実感しました。

 

お互いを助け合うことで、より2人の距離が近くなった

──撮影前のアクション訓練はいかがでしたか?

 

伊澤 アクション監督の園村(健介)さんとあかりちゃんと3人で集まって自主練習したりしましたね。立ち回りを入れる前のベース作りが要になったと思いました。2人で銀行強盗をボッコボコにするシーン、楽しかったよね。

 

髙石 でも、カメラを意識したアクションをするのは難しかったです。今回は園村さんから、身体の仕組みというか、「この筋肉を動かすと、この動きに繋がる」といったことを教えていただいたので、少しはレベルアップしていたらいいなとは思います。

伊澤彩織●いざわ・さおり…1994年2月16日生まれ、埼玉県出身。スタントパフォーマーとして、映画『キングダム』(19)、『るろうに剣心 最終章』(20)、『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』(21)、『ジョン・ウィック』新作(23)などで、メインキャストのスタントダブルを担当。役者としての主な出演作に映画『ある用務員』(20)、『ベイビーわるきゅーれ』(21)、『オカムロさん』(22)などがある。Twitter

 

──今回、阪元監督や園村アクション監督から与えられた課題のようなものは?

 

髙石 本読みのときに、阪元監督が恥ずかしそうに「前作は2人のお話でしたが、今回のテーマは2人が一つの個になることです」と言われたのですが、それを意識しながら演じました。「右手が使えないなら左手で戦う」というように、お互いを助け合うことで、より2人の距離が近くなったと思います。

 

伊澤 阪元監督に「続編は男の2人組が私たちに挑戦してくる話」だと聞いていたので、挑戦を受ける側の私が強者に見えるようにどうしたらいいかというのが課題でした。前作から園村さんに教えてもらっていた身体の連動をもっと深く染み込ませる必要がありました。

 

ただの共演者ではなく阪元監督含めて家族みたいな近さがある関係

──撮影中の印象的なエピソードを教えてください。

 

伊澤 3日間かけた自動車工場でのアクションシーンですね。初日は屋外で、ゆうり(丞威)とまこと(濱田龍臣)との2対2の銃撃戦を撮影して、2日目から工場内で丞威さんと1対1のバトルを撮っていたのですが、真夏だったので、出る汗の量がすごかったんです。丞威さんと「どっちが多く汗が出たか勝負しよう!」と、着ていた衣装を絞ったんですが、お互いに滝のように出て、引き分け。人生で一番汗をかいた日でした(笑)。

 

髙石 あと、着ぐるみを着た、ちさととまひろのシーン。『アイアンマン』みたいな顔だけアップのショットは室内で撮ったんですが、身体を動かせない状態で顔だけ動かすのが、なかなか難しいんですよ。ちなみに、あれがクランクアップでした(笑)。

 

伊澤 着ぐるみを着た「キラキラ橘商店街」のシーンも楽しかったですね。撮影の合間に、みんなでコロッケ食べたり、揚げパン食べたり、商店街巡りもしました。下町の和やかな雰囲気が好きだったので、また遊びに行きたいです。

──劇中では仲良しコンビですが、実年齢では髙石さんが伊澤さんの8歳年下です。

 

伊澤 それに関しては早い段階で感じなくなったというか、私ができないことをいろいろやってくれるんです。うまく話せないときもすごくフォローしてくれるし、お芝居に関しても引っ張ってくれる。とても尊敬していて、「私の方が子供なんじゃないか?」と思うことも多いんです。年齢差感じる?

 

髙石 伊澤さんは珍しいタイプというか、ただの共演者というよりは、阪元監督含めて家族みたいな近さもあるというか。実際、伊澤さんのお家に遊びに行かせていただいたりもしているんですけど、それも友だちとも違っていて。多分、ちさととまひろの距離だと思うんです。

 

伊澤 自然に補い合っている感じがします。前作が公開されてから続編の撮影が始まるまでは、会ったり遊んだりする時間もなく、おのおの違う作品の現場で頑張っていたので、またこうして隣にいさせてもらえることが嬉しいです。

 

──前作に比べ、ちさととまひろのより親密な関係性が色濃く出ています。特に伊澤さんが丞威さんとバトる直前の2人の掛け合いは見どころです。

 

髙石 私は試写でスクリーンを通して観たときに、それはすごく感じました。私たち役者側の仲の良さがしっかり出たんじゃないかなと思います。

 

伊澤 「ちさとが死んじゃったら本当に嫌だな」と思って、撮影前に泣きそうになってました。顔の右側を撮っていたカメラには写っていないんですが、左目だけ泣いていて。あかりちゃんにだけバレてました(笑)。

 

今後のちさととまひろの関係性がどうなるか、気になります

──シリーズ3作目や“阪元監督作ユニバース”における期待を教えてください。

 

髙石 今後のちさととまひろの関係性がどうなるか、気になりますね(笑)。

 

伊澤 気になるね。私は(『最強殺し屋伝説国岡[完全版]』)の国岡さんとも戦いたいですね。でも、そのときは、まひろじゃない役で出演して、瞬殺されたいな(笑)。阪元さんが作る世界観を、もっと世界中の人に見てほしいです。

 

髙石 『Baby Assassins』の英語タイトルで海外でも人気なので、ちさととまひろも海外に飛び出したいですし、レッドカーペットも歩いてみたいですね。とにかく、またお互いに別の場所で鍛え上げて、阪元監督のもとに戻ってきたいです。

──現場に常に持っていくモノ・アイテムを教えてください。

 

髙石 いつも、このトートバッグに、ペンやリップクリーム、目薬を入れて持ち歩いています。ファッションブランド「Akihide Nakachi」の展示会で、私がひと目惚れした生地があったんですが、デザイナーのAkihide Nakachiさんが二十歳の誕生日に、その生地で作ってくださったトートバッグをプレゼントしてくださったんです。世界に1つだけなので、大切に使っています。あと、伊澤さんのお母さんが作ってくださった「ベイビー」仕様のキーホルダーと伊澤さんが作ってくださったステッカーも! これ、着ぐるみで着たパンダと虎のデザインになっているんです。

 

伊澤 インスタントカメラやデジカメを持っていきます。それで、今回は『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』の撮影の合間に撮った写真たちを持ってきました。阪元監督と3人で組体操したり、特別出演してくださった新しい学校のリーダーズさんを撮ったり、アルバム込みで宝物ですね。

 

 

(C)2023「ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー」製作委員会

ベイビーわるきゅーれ 2 ベイビー

3月24日(金)より新宿ピカデリーほかにて公開

 

(STAFF&CAST)
監督・脚本:阪元裕吾
アクション監督:園村健介
出演:髙石あかり、伊澤彩織
水石亜飛夢、中井友望、飛永 翼(ラバーガール)
橋野純平、安倍 乙 / 新しい学校のリーダーズ / 渡辺 哲
丞威、濱田龍臣

(STORY)
ちさと(髙石あかり)とまひろ(伊澤彩織)は、また途方に暮れていた……。
ジムの会費、保険のプラン変更、教習所代など、この世は金、金、金。金がなくなる……。
時を同じくして殺し屋協会アルバイトのゆうり(丞威)とまこと(濱田龍臣)兄弟も、途方に暮れていた。
上からの指令ミスでバイト代はもらえず、どんなに働いたって正社員じゃないから生活は満足いかない。この世は金、金、金。金が欲しい。
そんなとき「ちさととまひろのポストを奪えば正規のクルーに昇格できる」という噂を聞きつけ、作戦実行を決意。
ちさと・まひろは銀行強盗に巻き込まれたり、着ぐるみバイトをしたりとさぁ大変。そんな2人にゆうり・まこと兄弟が迫りくる…!
育ってきた環境や男女の違いはあれど、「もし出会い方が違えば仲良くなれたかなぁ」なんて思ったり思わなかったり、ちょっと寂しくなったりならなかったりする物語である。

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【映画「ベイビーわるきゅーれ 2 ベイビー」よりシーン写真】

(C)2023「ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー」製作委員会

 

撮影/映美 取材・文/くれい響 ヘアメイク/西田美香(atelier ism(R)) スタイリスト/入山浩章

佐野ひなこ 透け感ある黒ランジェリー姿に釘付け…!大人のひとり旅を捉えた写真集タイトルが決定

女優・モデル・グラビアなどマルチに活動する佐野ひなこの、4月7日(金)に発売する最新写真集のタイトルが「infinito」(読み:インフィニート)に決定した。

 

今作は、「沖縄・京都をめぐる旅」をテーマに撮影を敢行。タイトルの「infinito」は、写真集を読み終わった後もまだまだ広い世界へと旅路が続いていくように、という意味が込められているという。

 

 

真夏の沖縄では、夏らしくビーチやプール、リゾートホテルなどでバカンスを楽しんでいる様子を撮影。また、ドキッとするようなお風呂シーンも。京都では、打って変わって落ち着いた大人のひとり旅を展開。貴船神社や先斗町などの京都らしい街並みを巡っている様子や、温泉旅館でくつろいでいる様子などを撮影した。

 

これまでの佐野ひなこの写真集とは一味違い、一緒に沖縄旅行を楽しみ、そして京都ひとり旅をのぞき見している気分になるプライベート感満載の一冊に仕上がっている。また、写真集の発売記念イベントを開催することも決定した。詳細は下記サイトを参照。

 

発売記念イベント情報

■発売記念オンラインサイン会
2023年4月7日(金)19:00〜
詳細・申し込みは「MUVUS」HPにて
https://muvus.jp/muvus/cmdtyList.php?cat=PJqaQ62OoObL

 

■発売記念お渡し会
2023年4月8日(土)17:00〜 書泉ブックタワー
詳細・申し込みは書店HPにて
https://www.shosen.co.jp/event/7733/

 

書誌情報

「佐野ひなこ写真集 infinito」
2023年4月7日(金)発売

撮影:菊地泰久
定価:2,700円+税
判型:A4判/128ページ
発売:秋田書店

 

「≠ME 河口夏音のええ絵映画と…」第8回:「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」

≠ME 河口夏音

 

TV LIFE webで連載中のコラム「≠ME 河口夏音のええ絵映画と…」。≠ME(ノットイコールミー)は指原莉乃がプロデュースを手掛けるアイドルグループで、=LOVEの姉妹グループとして誕生した。そのメンバーである河口夏音さんは映画鑑賞が趣味ということで、これまでに観てきた作品の中でも特にオススメのものや影響を受けたものについてご紹介いただきます。さらに文章だけではなく、得意のイラストも添えて作品の魅力をお届け! 第8回は「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(2008年)について、想いを語っていただきました。

 

第8回:「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」

やっほー! なっちゃんこと河口夏音です!!

 

あと1週間ちょっとで4周年コンサートです! 今しかできないアイドルを、目いっぱい楽しみます。
みなさんにも楽しんでいただけるように頑張るぞー!

≠ME 河口夏音

 

さて、今回紹介する映画は、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」です!

 

誰もが一度は、若返りたいな〜と考えたことがあるのではないでしょうか?
私はしょっちゅう、JKに戻りたいと考えています。

 

今回の作品は、外見がおじいちゃんで生まれて、歳をとるにつれて若返っていくベンジャミン・バトンの人生の物語です。
最初はコナン君の逆状態、最後はコナン君状態みたいな感じですね。

 

この映画を見ると、人生について深く考えさせられて、今を大事にしようと思うようになります!
3時間弱あるので、時間がある時に一気に見るのがおすすめです。

 

ジャンルは、恋愛・アドベンチャー・ドラマ・ファンタジーで、私がよく見るジャンルとはまた違った映画なのですが、設定とテーマが好きで、お気に入りの映画の1つです!

 

おじいちゃんで生まれてだんだん若返るという設定が好きすぎて、何回かベンジャミン・バトンのモノボケをしたことがあります。
おじいちゃんのウィッグと赤ちゃんの人形があったら大体、ベンジャミン・バトンをしている気がします。

 

内容についてですが、現在で過去を語り、過去と現在の話が交互に繰り返されて、ストーリーが進んでいきます。
その、現在で語っている人の正体も見どころです!

 

私は最初、あらすじを見た時、若返っていくなんて最高じゃん! と思っていたのですが、実際に作品を見てみると、精神年齢と身体年齢が見合っていないと大変なことも多いし、普通の人生が良いと思うようになりました。

 

たぶん私たちが若返りたいのは、後悔をなくしたり、過去の栄光にすがったりしたいからだと思います。
普通に歳をとって、その時にできることを精一杯して生きていきたいと思うようになりました!

 

アイドルだって、外見ピチピチでも中身が60歳だとどうなるんだろう……?
曲やダンスやファンの方のお名前も今ぐらい早く覚えられない気がするし、やっぱり今を楽しむことが一番ですね!

 

心に刻まれるような名言がたくさん出てくるので、この映画を見て自分に響く名言をぜひ見つけてください!
それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました!

ベンジャミン・カワグチになったら……

 

PROFILE

≠ME 河口夏音

 

河口夏音
●かわぐち・なつね…2001年7月29日生まれ、獅子座、AB型、広島県出身。趣味:映画鑑賞、特技:ゾンビの真似。主演短編映画「霊感のある同級生」が秋葉原UDXで開催される映画祭で上映されるなど多岐に渡り活躍中。

公式Twitter:@kawaguchi_natsu

≠ME

 

≠ME
●ノットイコールミー…指原莉乃がプロデュースを手掛けるアイドルグループ。=LOVEの姉妹グループとして誕生し、「今までとは違う自分をみんなに経験してほしい」という由来でグループ名が付けられた。

公式サイト:https://not-equal-me.jp/
公式Twitter:@Notequal_ME

 

INFORMATION

■5th Single『はにかみショート』
2022年11月23日(水)発売

詳細:https://not-equal-me.kingrecords.co.jp

 

■6th Singleが2023年4月12日(水)に発売決定!

 

■4周年コンサート「≠ME 4th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」
2023年3月31日(金)東京国際フォーラム ホールA

 

■「イコノイジョイ 2023」
2023年7月29日(土)・30日(日)富士急ハイランド コニファーフォレスト

 

田代 輝「僕も永瀬正敏さんのような俳優になりたいって、改めて目指したいものを考えるきっかけになりました」映画「雑魚どもよ、大志を抱け!」

映画監督、脚本家として活躍している足立 紳氏が20年がかりで念願の企画を実現した。映画「雑魚どもよ、大志を抱け!」(3月24日(金)公開)は、コンプレックスや葛藤を抱える小学生男子たちのかけがえのない日々を描いた作品だ。子供たちのリーダー的存在・隆造を演じた田代 輝くんが、撮影中のエピソードなどを語ってくれた。

 

田代 輝●たしろ・ひかる…2007年11月17日生まれ、東京都出身。0歳から赤ちゃんモデルとして活動を始める。2016年NHK Eテレの「で〜きた」で主人公・おうすけを演じ、その後、話題作に次々と出演。映画『CUBE 一度入ったら、最後』(21)、ドラマ『シジュウカラ』(22)などで重要な役柄を演じた。Instagram

 

【田代 輝さん撮り下ろし写真】

チャレンジする気持ちで、隆造の孤独な気持ちを味わうように何度も台本を読みました

──隆造役はオーディションで決まったのでしょうか。

 

田代 はい。原作である足立 紳監督の「弱虫日記」という小説を読んで、隆造がすごくかっこいいキャラクターだったので、ぜひとも演じてみたいなと思いました。オーディションのときは絶対に受かりたいという気持ちで挑戦しました。

 

──監督にやる気を見せるために何かアピールはしましたか?

 

田代 アピールはしていないです(笑)。1次から3次まであったんですけど、1次オーディションでは隆造を演じるのではなく、「思いっきり笑ってくれ」、「思いっきり泣いてくれ」みたいなことを言われました。僕は昔飼っていたペットが死んだことを思い出して演技をしましたが、そういう感情を出すようなオーディションって今まで経験したことがなかったので、不思議な感じがしました。

 

──映画を拝見して、確かに隆造はとてもかっこいい男の子だなと思いました。田代さんご自身は隆造をどんな人物だと捉えていらっしゃいましたか。

 

田代 隆造はクラスでも強くて友達をまとめている、かっこいい子だと思いました。でもそんな隆造にも悩みはあって、親から愛情を注がれず虐待を受けている一面があるんです。そういった悩みをできるだけ友達には隠して生きることを貫いている少年なので、すごく難しい役だなと思いました。でもチャレンジする気持ちで、隆造の孤独な気持ちを味わうように何度も台本を読みました。

 

特に難しくて印象的だったのは、瞬と掛け合いするシーン

──実際に演じてみて隆造という役のどんなところが難しかったのでしょうか。

 

田代 特に難しくて印象的だったのは、瞬(池川侑希弥)と掛け合いするシーンです。家庭に大きな悩みを抱えていた隆造が、ずっと隠してきたことを瞬に打ち明けるすごく大事なシーンなので、練習しなきゃ! と思っていました。でも足立監督から「練習し過ぎると慣れが出てきてしまうから、できるだけ練習しないで臨んでほしい」と言われたんです。本番で生の感情が撮れたら……ということでしたけど、僕はそういう演技をする経験があまりなかったので、新たな考え方みたいなものを教えていただいてすごく勉強になりました。

 

──あのシーンは長回しでセリフも長く、見ているだけでも難しさが伝わる場面でした。プレッシャーもあったのでは?

 

田代 そうですね。ありました。緊張もしましたし、うまくできるかなって不安もありましたけど……。あのシーンはずっと一緒に撮影してきて、瞬とも仲良くなって絆も深まったときに撮ったので、本当に瞬と隆造との関係で演技ができたというか。ものすごく役に入り込んで、お互い全力でできたと思います。

 

──そのシーンについて池川さんと話し合ったりしました?

 

田代 前日に「いよいよ明日だね」って話しました。でも監督から練習しないでって言われていたので、話し合うだけでも「瞬と隆造のようになれるかな」と思って、前日は一緒に過ごしました。

 

人として尊敬していて、池川くんみたいになれたらなって思いました

──瞬と隆造のように池川くんともすごく仲良くなったんですね。

 

田代 はい。池川くんは優しいし周りへの気配りもできるし、いろんなことに対しての考え方が素晴らしいと僕は思っています。人として尊敬していて、池川くんみたいになれたらなって思いました。池川くんはどう思っているかわからないんですけど、本当に仲良くしたいなって(笑)。最近も取材で会う機会があるので、ちょっと前くらいから連絡して、「久しぶり。ようやく会えるね」って、本当に楽しみでした。実はさっきも池川くんに会って、お互いに話したいことがいっぱいあって、会話が止まらなかったです(笑)。

 

──子供たちと一緒のときには年相応に楽しそうな隆造も、父親役の永瀬正敏さんと向き合うときは緊張感がありましたね。

 

田代 永瀬さんとのシーンも難しかったんですけど、カメラがないところではすごく優しい方で、気さくに話しかけてくださり、僕の話にも付き合ってくださいました。でもカメラが回るとその優しい姿を忘れてしまうくらい本当に怖くて。ものすごい演技を間近で見せていただいたので刺激を受けました。僕もこういう俳優さんになりたいって、改めて目指したいものを考えるきっかけになりました。

 

──映画の舞台は1988年。35年くらい前の小学生と、自分が小学生だった頃を比べて、ここは違うここは変わらないなって感じたことはありましたか。

 

田代 この映画に登場する7人の子供たち全員が、すぐ友達と比べたり、こいつには負けたくないみたいな小さなプライドみたいなものを持っているんです。それは今の僕にもわからなくはないので、気持ちの面ではあまり変わりがない気がします。でも町の風景や時代背景、あとは言葉遣いが本当に違うなって思いました。撮影中アドリブで会話するシーンも多かったんですけど、そのときに最近の言葉が出ちゃうこともあって(笑)。そんなときは「35年前にその言葉ないよ」と監督からたびたび注意されました。でも最終的にはみんな慣れて、当時の言葉でちゃんと会話できるようになりました。

 

──例えばどんな言葉で注意を受けたか覚えてます?

 

田代 「マジ」とか「ヤバイ」とか(笑)。今は普通に使う言葉じゃないですか。だから日常的に出てしまって難しかったですね。

 

ありがとうございます……って、感謝の気持ちしかないです

──隆造たちは自然に恵まれた場所に住んでいますが、撮影は飛驒で行われたそうですね。

 

田代 はい。大きな自然って感じの場所でした。山や川、飛驒の景色も本当にきれいで、何より空気がおいしいんです。東京にいるときとはまた違う何かを感じて、撮影中はすごく充実している感じがしました。

 

──撮影中はどんな感じで進んでいったのですか。

 

田代 1か月ほど、他の6人と合宿みたいな形で一緒に宿に泊まって過ごしたんです。カメラが回っていないときもだんだん仲良くなって、みんなとの絆も深まっていったので、どんどん自分が隆造になっていく感じがしました。本当に役に入り込めたなって思いました。

 

──映画に登場する7人での合宿はとても楽しそうですね。

 

田代 撮影が始まる3日くらい前に宿に入って、役作りの準備期間を足立監督からいただきました。撮影する場所をみんなで見て回ったりして、だんだん気持ちを高めることができたと思います。ただそれ以前から、週に1回みんなで集まって演技の練習をしていたので撮影が始まる頃には打ち解けていました。

 

──7人集まるとどんな雰囲気ですか。

 

田代 みんなそれぞれの良さがあるというか(笑)。池川くんはすごく優しくて、みんなに気配りができるんです。そういうところは本当に瞬に近い感じがしました。小林役の坂元(愛登)くんはなんか面白くて、現場はいつも楽しかったです。

 

──役とはまったく違う人もいました?

 

田代 正太郎は役の上ではすごく真面目なんですけど、演じている松藤史恩くんは7人の中で一番やんちゃかもしれないです(笑)。

 

──ムードメーカーはどなたでした?

 

田代 本当にみんながムードメーカーでした。隆造はみんなをまとめる役だから、撮影以外のところでも自分が先頭に立とうって意識していました。みんなそれぞれの良さがあって、現場でもバランスが取れていたと思います。

 

──足立監督の印象を教えてください。

 

田代 本当に優しい方で、すごく好きです。現場でも絶対に怒らないし、僕たちが考えて来た演技を自由にやらせてくれて、でも違うところがあれば違うと優しくアドバイスをくださって。本当にありがたかったなって思います。穏やかに現場が進んでいったのも足立監督だからだと思っています。すてきな作品に出演させていただいてありがとうございます……って、感謝の気持ちしかないです。

 

ルービックキューブがまだ1分ちょっとかかるので1分切りたいです

──お話が変わりますが、今ハマっているものについて教えてください。

 

田代 友達としゃべりながら、「フォートナイト」とかいろんなゲームをやることにハマっています。といっても、そんなに長い時間できないので1日2時間くらいですね。今からやろうよみたいな感じで友達を誘って、日頃の学校のことなんかをしゃべりながらやっています。

 

──ゲームは強いですか?

 

田代 わからないです(笑)。でも……けっこう得意な方ではあります。

 

──他に夢中になっているものは?

 

田代 趣味でいうと、ルービックキューブをやっています。一応6面そろえられるんですけど、まだタイムが遅くて時間がかかっちゃうんです。なので、今は速くできるように練習中です。

 

──目標はありますか。

 

田代 1分切りたいですね。今はまだ1分ちょっとかかるので。

 

──十分速いですよ(笑)。ルービックキューブは何でハマったんですか。

 

田代 友達にルービックキューブ6面そろえられるよって言ってる子がいて、僕もルービックキューブには触ったことがあったんですけど、6面そろえられたことがなかったんです。どうやってやるんだろうって不思議に思って、やり方を調べたらなんとなくできるようになりました。あれって規則性があるので、多分自由に触っているだけじゃ6面はそろわないんですよね。やり方があるので、できるだけその動作を速くできるようにするような感じで、時間を早めていくんです。それにすごくハマっています。やっていると夢中になっちゃいますね(笑)。

 

 

(C)2022『雑魚どもよ、大志を抱け!』製作委員会

雑魚どもよ、大志を抱け!

3月24日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開

 

(STAFF&CAST)
監督:足立 紳
原作:足立 紳「弱虫日記」(講談社文庫)
脚本:松本 稔、足立 紳
出演:池川侑希弥(Boys be/関西ジャニーズJr.)、田代 輝、白石葵一、松藤史恩、岩田 奏、蒼井 旬、坂元愛登
臼田あさ美、浜野健太、新津ちせ、河井青葉 / 永瀬正敏

(STORY)
地方の町に暮らす平凡な小学生・瞬(池川侑希弥)。心配のタネは乳がんを患っている母の病状……ではなく、中学受験のためにムリヤリ学習塾に入れられそうなこと。望んでいるのは、仲間たちととにかく楽しく遊んでいたいだけなのに。瞬の親友たちは、犯罪歴のある父(永瀬正敏)を持つ隆造(田代 輝)や、いじめを受けながらも映画監督になる夢を持つ西野(岩田 奏)など、様々なバックボーンを抱えて苦悩しつつも懸命に明日を夢見る少年たち。それぞれの家庭環境や大人の都合、学校でのいじめや不良中学生からの呼び出しなど、抱えきれない問題が山積だ。ある日、瞬は、いじめを見て見ぬ振りしてしまう。卑怯で弱虫な正体がバレて友人たちとの関係はぎくしゃくし、母親の乳がんも再発、まるで罰が当たったかのような苦しい日々が始まる。大切な仲間と己の誇りを獲得するために、瞬は初めて死に物狂いになるのだった。

 

【映画『雑魚どもよ、大志を抱け!』よりシーン写真】

(C)2022『雑魚どもよ、大志を抱け!』製作委員会

 

撮影/映美 取材・文/佐久間裕子 ヘアメイク/野中美希 スタイリスト/君嶋麻耶

出口夏希「ナチュラルな姿や大人っぽい表情も…」1st写真集で天真爛漫なヘルシー美脚を披露

©KADOKAWA/写真:熊木優

 

「出口夏希1st写真集 liberte」(KADOKAWA)が、3月24日(金)に発売される。本作より先行カットと本人コメントが到着した。

 

ファッション誌「non-no」でモデルとして活躍するだけではなく、映画「沈黙のパレード」のメインキャストや連続ドラマ『ばかやろうのキス』ヒロイン、森七菜と共にW主演を務めた『舞妓さんちのまかないさん』(Netflix)で女優としても一躍注目を集め、ブレイクが期待される女優・出口夏希が、初の写真集を発売する。

©KADOKAWA/写真:熊木優

 

このたび公開された先行カットでは、20歳という記念すべきタイミングで撮り下ろした、海で思い切りはしゃぐ等身大の素顔から、大人びたアンニュイな様子まで披露。女優として頭角を現しはじめた今の彼女だからこそ見せることができる表情が盛りだくさんだ。

 

2023年以降、目が離せないブレイク必至の女優・出口夏希のきらめきがつまった本作。その発売を記念した本人登壇のお渡し会イベントが3月25日(土)に東京、4月1日(土)に大阪で開催される。

©KADOKAWA/写真:熊木優

 

出口夏希コメント

出来上がった写真集を見たとき、うれしくてドキドキしました! いままでのモデルのお仕事では見せてこなかった、ナチュラルな姿や大人っぽい表情もあるので、新しい出口夏希をたくさん見ていただけるとうれしいです!

 

書誌情報

©KADOKAWA/写真:熊木優

 

「出口夏希1st写真集 liberte」
2023年3月24日(金)発売

価格:2,860円(税込)
仕様:B5正寸/96頁
撮影:熊木優
発売・発行:株式会社KADOKAWA

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322106000670/

 

©KADOKAWA/写真:熊木優

 

磯山さやか&吉橋航也W主演「愛のこむらがえり」6・23公開 柄本明、吉行和子、浅田美代子、和田雅成らも出演

磯山さやかと吉橋航也がW主演を務める映画「愛のこむらがえり」の公開日が、6月23日(金)に決定。また追加キャストとして、柄本明、吉行和子、品川徹、浅田美代子、菅原大吉、篠井英介、菜葉菜、京野ことみ、しゅはまはるみ、和田雅成らの出演が解禁された。

本作は、 邦画界の片隅で生き、理想の映画を作ることに奔走するカップル・佐藤香織(磯山)と田嶋浩平(吉橋)の悲喜こもごもを描くハートフルライトコメディ。地方都市の市役所職員だった香織は、地元映画祭で見た浩平の自主映画に感動。仕事を辞め上京し、浩平を支えていく。

 

メガホンを取ったのは、 根岸吉太郎監督や故・相米慎二監督らに師事し、岩井俊二、宮藤官九郎らの助監督を務め、今年公開の生田斗真主演映画「渇水」でも注目を集める、髙橋正弥監督。

 

そしてこのたび、追加キャストが解禁。大俳優・西園寺宏役に、劇団東京乾電池の座長・柄本明。浩平が憧れる蒲田志郎監督役に品川徹、スクリプター・白鳥あかね役に吉行和子、香織の母役に浅田美代子、父役に菅原大吉、謎の男・ハロルド道永役に篠井英介、映画プロデューサー・橋本伸子役に菜葉菜など、実力派キャストが脇を固める。

 

また、映画会社社長に京野ことみ、香織のパン店の同僚に、しゅはまはるみ、香織に憧れるパン店の同僚に和田雅成、他に伊藤武雄、小西貴大、前迫莉亜、藤丸千など若手俳優を配した。

 

作品情報

「愛のこむらがえり」

2023年6月23日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開

 

出演:磯山さやか、吉橋航也、柄本明、吉行和子、品川徹、浅田美代子、菅原大吉

篠井英介、菜葉菜、京野ことみ、しゅはまはるみ、和田雅成、伊藤武雄、小西貴大、前迫莉亜

 

監督:髙橋正弥

原作:加藤正人、安倍照雄

脚本:加藤正人、安倍照雄、三嶋龍朗

配給:プラントフィルムズエンタテインメント

宣伝:ムービー・アクト・プロジェクト

 

公式HP:https://aikomu-movie.com/

NMB48渋谷凪咲&中田青渚が『だが、情熱はある』に出演決定 山里亮太、若林正恭の恋の相手役【コメントあり】

『だが、情熱はある』に出演する渋谷凪咲と中田青渚

 

4月9日(日)スタートの新日曜ドラマ『だが、情熱はある』(日本テレビ系 毎週日曜 午後10時30分)に、渋谷凪咲(NMB48)、中田青渚の出演が決定し、2人からコメントが到着した。

 

本作は、オードリー・若林正恭と南海キャンディーズ・山里亮太の二人の半生を描く、実話に基づいた感動の人間ドラマ。若林正恭役を髙橋海人(King & Prince)、山里亮太役を森本慎太郎(SixTONES)が演じる。

 

若林と山里はそれぞれ10代の頃からお笑い芸人を目指すも、なかなか日の目を見ず不遇の時代を過ごす。しかし努力の末、「M-1」準優勝となりブレイク。オードリー、南海キャンディーズは誰もが知る人気お笑いコンビとなるが、若林、山里、二人共に売れたことによる周囲の変化や「仕事」への疑問、ネガティブな思い、「相方の方ばかり売れていく」「じゃない方」といった嫉妬や妬みという負の感情の中でもがいていた。

 

そんな折に出会った二人は、お互いを知るうちに「負の感情を笑いにしよう」と、それぞれのコンプレックスを生かした漫才やコントを披露するユニット「たりないふたり」を結成し、活動開始。コロナウイルスが世界をむしばむ中、運命の「解散無観客ライブ」の日がやってくる。そこで二人が見た景色とは…。

 

このたび、山里と若林それぞれの恋の相手役を演じるキャストが解禁。山里が好きな相手・丸山花鈴役を渋谷凪咲(NMB48)、若林が好きな相手・橋本智子役を中田青渚が演じる。渋谷は本作が連続ドラマ初出演となる。

 

渋谷凪咲 コメント

いつもお世話になっていて尊敬しているお二方のドラマに参加させていただける事を、心からうれしく思います。私は山里さんの彼女さん役ですが、普段から山里さんのお優しく紳士的な振る舞いに心つかまれておりましたので、既に役作りの準備は万端です!
連ドラ初出演という事で、緊張でいっぱいですが、すてきな共演者の皆様とご一緒させていただける幸せをかみ締めながら、視聴者の皆様に楽しいドラマをお届けできるよう頑張ります!

 

中田青渚 コメント

橋本智子役を演じさせていただきます、中田青渚です。
このドラマの制作が発表されたとき、とても面白そうな作品だなと思っていたので、自分も参加できることになり楽しみな気持ちでいっぱいです。
スタッフ、キャストの皆さまと共にドラマの情熱を感じながら、丁寧に役を演じていければと思っています。

 

番組情報

日曜ドラマ『だが、情熱はある』
日本テレビ系
2023年4月9日(日)スタート
毎週日曜 午後10時30分~

<CAST>
髙橋海人、森本慎太郎 ほか

<STAFF>
脚本:今井太郎
演出:狩山俊輔、伊藤彰記
プロデューサー:河野英裕、長田宙、阿利極
チーフプロデューサー:石尾純
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ

公式Twitter:@daga_jyounetsu

 

行平あい佳×青柳翔W主演で大ヒットレディコミ「セフレの品格」映画化!監督は城定秀夫

「セフレの品格(プライド)」左から)行平あい佳、青柳翔©2023日活

 

行平あい佳&青柳翔のW主演で、湊よりこ原作「セフレの品格(プライド)」の映画化が決定。2023年初夏の公開に当たり、両名と原作者の湊、監督を務める城定秀夫からコメントが到着した。

 

シリーズ累計425万部(紙+電子)を突破する、湊よりこ原作の大ヒットレディースコミックシリーズ「セフレの品格(プライド)」(JOUR COMICS)の映画化が決定。ジャンルを問わず話題作を多数生み出し続け、高い評価を得る鬼才・城定秀夫監督の最新作で、W主演に行平あい佳と青柳翔を迎え、2023年初夏に2本連続で劇場公開する。

 

タイトルのキャッチーさとは裏腹に、女性作家にしか描けない、登場人物たちのリアルかつ複雑な感情のもつれや性の欲求を大胆に描いた本作。起伏に富んだストーリーが、大人の女性を中心に多くの支持を集め、「あまりにリアルな感情が多く、たった1冊で何度も共感し涙しました」「究極の愛に近づいていくというお話だと思います」などと共感の嵐を呼んでいる。

 

派遣社員として働きながら、女手一つで娘を育てているバツ2の主人公・森村抄子を演じる行平は、2018年公開の映画「私の奴隷になりなさい 第2章 ご主人様と呼ばせてください」で初主演を務め、以降もドラマ『イチケイのカラス』『リバーサルオーケストラ』に出演するなど、幅広いジャンルで活躍。

 

抄子の初恋の相手でバツ1、腕の良さとルックスが評判の産婦人科医の北田一樹役を演じる青柳は、2012年に「今日、恋をはじめます」で第22回 日本映画批評家大賞 新人賞男優(南俊子賞)を受賞。その後も「HiGH&LOW」シリーズ、Netflixオリジナルシリーズ『今際の国のアリス』などに出演し、話題を集め続けている。

 

さらに、監督を務める城定は公開予定作品を含め、昨年だけでも脚本または監督を務めた作品が5本以上も公開され、近年では特集上映が組まれるなど、その情緒豊かな作風に心をつかまれるファンが続出。ピンク映画からキャリアをスタートさせており、「悦楽交差点」(2016年)では第28回ピンク大賞・優秀作品賞を受賞している。

 

発表に当たり、行平は「湊先生の描く世界に、城定監督の切り取る世界が重なった中で演じるのはとても楽しい時間でした。原作の優しい線画にリスペクトを込めて抄子を作りました」とコメント。

 

青柳も「作品を撮り終わった今でも、恋や愛などそういう括りだけでは言い表せない関係に答えが見つかりませんが、人間の恐ろしさや哀しみもこのストーリーには組み込まれています。ぜひ劇場でご覧ください」とメッセージを寄せている。

 

行平あい佳 コメント

湊先生の描く世界に、城定監督の切り取る世界が重なった中で演じるのはとても楽しい時間でした。
原作の優しい線画にリスペクトを込めて抄子を作りました。
撮影が終わった今でも、彼女はロマンチストだったのか? と考えることがあります。
その度に、一度しかない初めてを、どうにも大切にできる人だと愛しく思います。
抄子と一樹を通して、皆様にとっての「初めてを残していった誰か」を思い出しに、
劇場にいらしてください。

 

青柳 翔 コメント

湊よりこさん原作
監督 城定秀夫

お話しをいただいた時に参加させていただきたいとお願い致しました。
コロナ禍で撮影が延期になり、始動するとお話しいただいた時には坊主で増量中。
このままでは原作ファンの方々を失望させてしまうと思い。
本気で取り組みたいので時期を遅らせてくれとわがままを押し通してしまった作品です。
体だけの関係。
恋はいつか終わる。
作品を撮り終わった今でも恋や愛などそういう括りだけでは言い表せない関係に答えが見つかりませんが、人間の恐ろしさや哀しみもこのストーリーには組み込まれています。
ぜひ劇場でご覧ください。
個人的には
どこからがR15でどこからがR18の監督の判断が早すぎるのがツボでした。

 

城定秀夫監督 コメント

今の時代、このタイトルに眉をしかめる方も少なからずいると思いますが、多様性が叫ばれる今の時代だからこそ観ていただきたい作品でもあります。
「セフレ」というのもまた人間関係の形のひとつであり、幸せの形のひとつである、という思いで2人に寄り添い、長年エロい映画を作り続けてきた監督としての矜持をもって、真正面からエロスに向き合って撮り上げました。
原作ファンのみならず多くの方に観ていただきたく思っております。

 

原作・湊よりこ コメント

昔から今でも、映画が大好きです。
映画館で予告を観るのも好きだし、レディースデイにふかふかのプレミアム席で映画を観るのも、
私にとって、とても贅沢な時間です。
数々の映画からインスピレーションを受け、30年以上漫画を描いてきた私ですが、
今回大きなプレゼントをいただきました。
「セフレの品格(プライド)」の映画化!!
驚きとうれしさの入り混じった気持ちで、今もいっぱいです。
私の手を離れて新たに生まれ変わるこの作品への期待で、胸が高鳴っています。
いつも「セフレの品格(プライド)」を応援してくださる読者の皆様、仕事関係の方々、映画関係の方々、本当にありがとうございます! 映画の公開日を心待ちにしています。

 

作品情報

「セフレの品格(プライド)初恋」「セフレの品格(プライド)決意」
2023年初夏 2本連続公開

出演:行平あい佳、青柳 翔
原作:湊よりこ「セフレの品格(プライド)」(双葉社 JOUR COMICS)
監督・脚本:城定秀夫

制作プロダクション:レオーネ
企画・製作・配給:日活<R15+>

公式サイト:https://sfriends-pride-movie.com/

©2023日活

田中圭、舞台『夏の砂の上』を振り返る「演じるたびに役の感情が変化していく、深みのある作品でした」

映像のみならず、コンスタントに舞台出演も果たす田中 圭さんが昨年挑んだ舞台『夏の砂の上』。この作品が早くも衛星劇場にてテレビ初放送。厚い信頼を置く演出家・栗山民也さんとの二度目のタッグとしても注目を集めた本作。放送を前に、当時の思い出や作品への思いを語ってもらった。

 

田中 圭●たなか・けい…1984年7月10日生まれ、東京都出身。2003年、ドラマ『WATER BOYS』で一躍脚光を浴びる。近年の主演映画に『ハウ』『女子高生に殺されたい』など。4月より高畑充希とW主演ドラマ『unknown』が放送予定。

 

初舞台だった山田杏奈ちゃんは褒めるところがありすぎる

──『夏の砂の上』は劇作家・演出家の松田正隆氏が1999年に読売文学賞戯曲・シナリオ賞を受賞した、深淵さのある現代劇でした。最初に戯曲を読んだ時の印象はいかがでしたか?

 

田中 演出の栗山さんから戯曲をいただいた時は、「地味なお話だな」と思ったのが正直な感想でした(苦笑)。そもそも、登場人物や物語の背景の説明がほとんどない作品なんです。僕たち役者はそれぞれに、“こういうことなのかな?”と想像して演じていましたが、それをあえて共有することもしなくって。ただ、確実に感じるのは、長崎の少し寂れた港街が舞台になっていて、根底の部分には原爆をはじめとするいろんな深いテーマが流れているということ。でも、それを浮き彫りにするような内容ではなく、その街で生きている人たちの日常を描いているだけですので、僕らも明確な答えを示すようなお芝居をするのではなく、観る人によっていろんな捉え方ができる作品にするのが正解なのかなと思いました。

 

──田中さんが演じた主人公の治も、感情の起伏がほとんどない無気力な男性でした。

 

田中 幼い息子を亡くし、妻とも別れ、職も失って……。生きる活力をどこにも見出だせない気持ちは分かるような気がします。ただ、その彼が一体何を思って生きていたのかは、僕自身も最後まで分かりませんでした。理解できなかったという意味ではなく、公演のたびに僕の中で答えが変わっていったんです。舞台は日によって掛け合いのテンポなどが微妙に変化し、そうした違いによって、治として芽生える感情にも変化が生まれていって。今回の台本はこれまで僕が経験してきた舞台に比べて随分とセリフの量が少ないんですが、にもかかわらず、稽古ではよく細かいセリフの間違いをすることが多かったです。それぐらい、演じるたびに役の捉え方に変化があったんだと思います。

 

──セリフ覚えの難しさには、長崎弁という普段使い慣れない言葉に苦労されたこともあったのでは?

 

田中 きっとそれもあります。苦労しかなかったです(苦笑)。僕は東京生まれ、東京育ちなので、方言を使う機会がまずなくて。上京してきた方がよく、“地元の友達に会うと自然と方言が出てしまう”といった話をされますが、それもなくって。長崎弁はイントネーションも大きく違いますし、最初は呪文を覚えてるような難しさがありました(笑)。

──また、ずっと無気力だった治の日常に少しずつ変化をもたらしていったものとして、姪・優子の存在がありました。

 

田中 2人の関係性はすごく不思議でした。物語が進むごとにちょっとずつ距離が近づいていき、お互いの中で何かが芽生え、それぞれが抱えていた心の穴を埋めていくんです。でも、その“何か”が一体なんなのかは具体的に分からなくて。それに、きっとかけがえのないもののはずなのに、最後には全て消えてしまう。ネタバラシになってしまうので詳しくは言えませんが、ラストシーンのあとは治がどうなってしまうのか、非常に気になりました。

 

──田中さんはどのような“その後”を想像されました?

 

田中 これもやはり日によって考え方が変わっていきました。舞台の上演が始まった頃は、きっと治は自死するだろうなと思っていたんです。でも、“いや、そうじゃないな”と考えるようになり、今はまた一周回って、やっぱり死ぬのかなって思ってます(苦笑)。興味深かったのが、戯曲にあり、栗山さんも演出として入れたラストシーンの光。あの光の意味をどう解釈するかによって、観劇後の印象が大きく変わっていくんだろうなと思いました。

 

──また、ラスト前に優子の口から発せられる長いセリフも印象的でした。

 

田中 あのシーンは僕も稽古の時から楽しみにしていた一つでした。優子は治と会話をしているはずなのに体は客席を向いていて、優子が自分自身に向けて話しているようにも感じられるんです。そのことで、彼女の言葉を近くで聞いている治の心情もいろんな作り方ができますし、捉え方の数がたくさんあるだけに、“さらに上のお芝居ができるんじゃないか”と思いながら毎回本番に臨んでいました。

 

──優子を演じた山田杏奈さんとはほぼ初共演でした。一緒に演じてみていかがでしたか?

 

田中 杏奈ちゃんはこれが初舞台だったんです。でも、すごく堂々としていて。いつ、どんな場面の稽古をしていても、役者・山田杏奈の存在がまったく見えず、常に優子としてそこにいるんです。それはすごい才能だなと思いました。しかも、稽古初日の読み合わせで、すでに全部のセリフを入れてきていたんです。本人は「舞台の勝手が分からなかったので、とりあえず自分一人でできることをやってきました」と言ってましたけど、主演の僕としては“これは困ったぞ……”という気持ちになりました(笑)。それ以外にも、杏奈ちゃんに関しては褒めるところがありすぎます。いつかまた、別の作品でも共演してみたいです。

 

──演出の栗山民也さんとは2019年の『CHIMERICA チャイメリカ』以来、二度目のタッグとなりました。3年ぶりに演出を受けて、新たな発見などはありましたか?

 

『CHIMERICA チャイメリカ』でご一緒した時は、うまく言葉で説明ができないものの、“また一緒にやりたい”という気持ちが強く残ったんです。そうしたら、こんなにも早く実現して。決まった時はすごく嬉しかったです。また、今回改めて感じたのですが、栗山さんは最終的な判断をいつも役者に託してくれるんです。もちろん、具体的な指示や演出を出してはくださるのですが、“こうしてほしい”と決めつけることはなくって。反対に、役者が悩んでいたりとすると、何気ない会話の中にヒントを盛り込んで、役者に “なるほど、そういうセリフの捉え方もあるのか”と、何通りも答えがあることを気づかせてくれる。ですから、毎日の稽古がすごく刺激的でした。公演が始まってしまうとあまり劇場にはいらっしゃらず、“あとは役者だけで作品を育ててください”というスタンスを取られるのも潔いなと思いますし。ただ、だからこそ、たまに劇場でお見かけすると僕らもテンションが上がってました(笑)。終演後も何かしらダメ出しをもらえないかと、栗山さんの部屋の前をみんなウロウロしていました(笑)。

──今回の稽古で特に印象深かった言葉などはありましたか?

 

田中 先程、初見で台本を読んだ時は「内容が少し地味に感じた」とお話ししましたが、読み解いていくと、どんどんと面白さが分かっていって、非常に完成されたホンだなと思ったんです。ですから、稽古も日を追うごとに楽しくなっていったのですが、そこに気づく前ぐらいに栗山さんが、「今回は俳優に芝居をさせないようにするのが理想だ」とおっしゃっていたのが印象的でした。正直、最初は“なんて酷なことを言うんだろう……”と思ったんです(笑)。でも、すぐにその言葉の意味が理解できましたし、僕も栗山さんと全く同じ考えでしたので嬉しかったです。今回の舞台では極力、田中圭の存在がゼロになる芝居を目指していましたし、そうした姿を放送からも感じ取っていただければと思います。

 

──最後に、放送をご覧になられる方にメッセージをお願いします。

 

田中 この作品は何気ないセリフがすべて伏線になっています。にも関わらず、セリフそのものがあまり重要ではないんです。どういうことかというと、会話のあいだに流れる“間”の緊張感であったり、言葉の裏にある本当の思いが物語をより深いものにしている。何度も見返すことで、“こういうことだったのか”と気づくことがたくさんありますし、できれば繰り返しご覧いただけると、より楽しめると思います。また、僕らがこの舞台を作る上で共通認識として持っていたのは“乾き”でした。放送を観ながら喉が渇くような気持ちになってくれたら成功だと思っていますので(笑)、そうしたことも頭の片隅に置いて観ていただけると嬉しいです。

 

 

夏の砂の上

CS衛星劇場 2023年3月26日(日)後 4・00よりテレビ初放送!

 

(STAFF&CAST)
作:松田正隆
演出:栗山民也
出演:田中 圭、西田尚美、山田杏奈、尾上寛之、松岡依都美、粕谷吉洋、深谷美歩、三村和敬

(STORY)
長崎の港近く、坂の多い街に治の家はあった。息子を亡くし、造船所の職を失い、日がな一日、無気力に生活している。そんなある夏の日、家を出ていった妻・恵子が息子の位牌を取りに、治の家を訪れる。治は同僚と妻の関係に気づいているものの、強く咎めることもない。そのさなか、今度は治の妹・阿佐子が16歳の娘・優子と共に東京からやってきた。夏の間だけ娘を預かってほしいという阿佐子の願いを聞き入れ、その日から治と優子の同居生活が始まる。

【舞台「夏の砂の上」よりシーン写真】

 

取材・文/倉田モトキ

生田斗真×多部未華子で「がん」と向き合う夫婦の物語を描く『幸運なひと』23年春放送

『幸運なひと』左から)生田斗真、多部未華子 ©NHK

 

特集ドラマ『幸運なひと』(BSプレミアムほか 2023年春放送)に、生田斗真、多部未華子の出演が決定した。

 

松本拓哉(36)は中学校の保健体育教師。仕事に力を注ぎすぎ、家では面倒なことは後回し。いっぽう、音楽事務所でミュージシャンのマネージャーをしている妻・咲良(34)は、ようやく自分の人生をつかみつつあった。拓哉のがんが分かったのはそんな時。2人は先送りしてきた問題「子どもを持つかどうか」の選択を突き付けられる。

 

普通の暮らしがどんどんできなくなる2人は、「命の時間が子どもを作るタイムリミット」という現実に直面する。そんな中、拓哉は「妻の将来に嫉妬しない」と心に誓った。一方で、「自分の仕事を犠牲にして夫に尽くしたほうがいいのか」と悩む咲良は…。

 

このたび、拓哉役を生田斗真、咲良役を多部未華子が務めることに決定。発表にあたり、制作陣は「この物語は、いわゆる”闘病記”ではありません。お互いを傷つけないよう気を遣って生きてきた夫婦が、夫のがんをきっかけに、お互いキレイごとなしに向き合って関係を再構築する夫婦の物語です」と企画意図を語っている。

 

また、「生涯に、2人に1人がなるといわれる”がん”。多くの人ががん患者や、その家族になります。嘆き悲しむだけでは日常は乗りきれません。いかに”笑って”生きるかを追い求めた結果、物語は命を生きつなごうとする、あらゆる方に響くドラマとなりそうです。人は病だから不幸になるわけでない。そんな願いを込めたタイトル・『幸運なひと』の、たくさんのラッキーを、見届けてください!」とメッセージを寄せた。

 

番組情報

特集ドラマ『幸運なひと』
BSプレミアム/BS4K
2023年春放送

作:吉澤智子
出演:生田斗真、多部未華子 ほか

©NHK

 

スピッツの主題歌「ときめきpart1」に乗せた予告編が公開「水は海に向かって流れる」戸塚純貴、生瀬勝久ら全キャスト解禁

広瀬すず主演「水は海に向かって流れる」(6月9日(金)公開)より、予告編、ポスタービジュアルが公開。併せて全キャストも解禁された。

©2023映画「水は海に向かって流れる」製作委員会 ©田島列島/講談社

 

本作は、2021年に映像化もされた「子供はわかってあげない」で漫画賞を総なめにした田島列島の同名漫画を映画化。過去の出来事から心を閉ざし、「恋愛はしない」と宣言する26歳のOL・榊さんと、高校生の直達。2人を中心に、舞台となるくせ者ぞろいのシェアハウスの日常を描いていく。

 

主演の広瀬は、クールで感情を表に出さない大人の女性・榊千紗を繊細に演じ、新たなステージに挑むことに。そんな榊さんに淡い想いを寄せる高校生・熊沢直達役に抜てきされたのは、「るろうに剣心 最終章 The Final」で明神弥彦、「キングダム」シリーズで主人公・信の幼少時代を演じた大西利空。

 

シェアハウスで暮らすメンバーの中心人物で、直達の叔父・歌川茂道(通称:ニゲミチ先生)役の高良健吾は、ユーモアあふれる脱サラ漫画家を抜群の存在感を発揮。そして、「かがみの孤城」で脚光を浴びた當真あみが、長編実写映画初出演。直達に想いを寄せ、榊さんに対抗心燃やす泉谷楓役をフレッシュに演じる。

 

また、シェアハウスのムード―メーカーともいえる女装の占い師・泉谷には戸塚純貴。さらに勝村政信、北村有起哉、坂井真紀、生瀬勝久らが会話劇を盛り上げる。

 

監督は「そして、バトンは渡された」「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」などヒット作が相次ぐ前田哲。人と人との向き合う過程を優しく描き、心の揺れ動きやあふれ出る感情を丁寧に映し出す。

 

このたび公開された予告編は、榊さん(広瀬)と直達(大西)がカレーを頬張る食卓の風景から始まる。進学のために叔父・茂道(高良)の家に居候することになった直達だったが、そこはまさかのシェアハウス。

 

そこに住む茂道、女装の占い師・泉谷(戸塚)、大学教授の成瀬(生瀬)、そしていつも不機嫌そうにしているが気まぐれにおいしいご飯を振る舞う26歳OL・榊さんの個性的な5人。さらに直達の同級生で泉谷の妹でもある楓(當真)も混ざり、想定外の共同生活の模様が映し出される。

 

「別に・・・」「何?」「聞いてないけど…」「よう、知らんけど」といつもツンとクールな榊さんに淡い想いを抱き始める直達は「榊さんって彼氏とかいるんですか?」と直球の質問を投げかけるが、「私、恋愛しないので」とはっきり言い放たれてしまう。

 

大学教授・成瀬の「千紗ちゃんは16歳のまま時間が止まってる」という意味深なひと言や、榊さんの「恋愛はいつか終わるんだよ」という言葉。彼女はなぜ笑わなくなってしまったのか。彼女が恋愛を止めてしまった“本当の理由”とは。10歳年下の直達の純粋で真っすぐな想いが彼女の心を揺らし、止まった時間を動かしていくのか。2人の未来を見届けずにはいられない映像となっている。

 

映像でも垣間見ることができる田島列島が描く唯一無二の世界観、榊さんが作る豪快でおいしそうな手料理の数々にも注目だ。

 

映像を彩るのは、スピッツが本作のために書き下ろした主題歌「ときめきpart1」。スピッツと広瀨の最強タッグはNHK連続テレビ小説『なつぞら』ほか、映画主題歌、CMなど含め実に4度目となる。

 

同時に解禁されたポスタービジュアルは、予告でのクールな榊さんとは対照的に、海をバックに儚げで柔らかな表情の榊さんを切り取っている。榊さんと彼女を憧れのまなざしで見つめる直達との“年の差2ショット”、2人を取り巻くシェアハウスの面々が家族写真のように写る1枚は、個性的でユーモアあふれるキャラクターたちとのやりとりにも一層期待が膨らむビジュアルに。

 

なお3月17日(金)より、インターネットで座席予約ができる前売り券ムビチケカードの発売も決定。数量限定で、ビジュアルを使用したオリジナルクリアファイルも付属される。

 

主題歌を担当したスピッツの草野マサムネ、主演の広瀬のコメントは以下掲載。

 

スピッツ・草野マサムネ コメント

世の中ポジティブシンキングだけでは乗り切れないよなぁ、そんなことを考えさせられる、心に残るというより“心に引っかかる”お話です。

 

それでもやっぱり障壁を乗り越えて、出会いの「ときめき」を大事にしたい。なのであえてポジティブな曲を作ってみました。

 

元気なイメージの広瀬すずさんが今回は陰りのある役というのも楽しみです。

 

広瀬すず コメント

映画が完成した最初の試写でスピッツさんの主題歌を初めて聴いて、

 

うれしく、ご縁があるなと思いました。

 

映画を見たすぐ後でしたので、榊さんの気持ちと曲がとてもリンクしました。

 

大人なんだけど大人じゃない。

 

子供なんだけど子供でもない。

 

絶妙なポジションにいる榊さんの中の、絡まった糸がほぐれていくような印象を受けました。

 

榊さんへ「もっとフラットに生きていいんだよ」と言っていただいているようでした。

 

この曲はpart2があるのでしょうか…?(笑)

 

本予告

作品情報

「水は海に向かって流れる」

2023年6月9日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

 

出演:広瀬すず

大西利空 高良健吾 戸塚純貴 當真あみ/勝村政信

北村有起哉 坂井真紀 生瀬勝久

 

監督:前田哲「そして、バトンは渡された」

原作:田島列島「水は海に向かって流れる」(講談社「少年マガジンKCDX」刊)

脚本:大島里美

音楽:羽毛田丈史

主題歌:スピッツ「ときめきpart1」(Polydor Records)

製作幹事・配給:ハピネットファントム・スタジオ

製作プロダクション:スタジオブルー

製作:映画「水は海に向かって流れる」製作委員会

 

公式サイト:https://happinet-phantom.com/mizuumi-movie/

公式Twitterr/公式Instagram:@mizuumi_movie

 

©2023映画「水は海に向かって流れる」製作委員会 ©田島列島/講談社

≒JOYインタビュー「タイトルどおり16歳ならではの心境が見事に表現されている曲です」『スイートシックスティーン』リリース

先日、4th Song「スイートシックスティーン」を配信リリースした≒JOY。アメリカ版成人式「Sweet 16」をモチーフにした多幸感あふれる本作の印象やMVの裏話などについて、江角怜音さん、大西葵さん、小澤愛実さん、髙橋舞さん、村山結香さんに聞きました。さらに歌詞にちなんだ質問では、5人の意外な素顔が明らかに!?

≒JOY

 

◆「スイートシックスティーン」を初めて聴いたときの印象はいかがでしたか?

小澤愛実:前作の「超孤独ライオン」がとてもクールな楽曲だったので“今回はどんな曲調なんだろう?”とワクワクしていたんですが、イントロを聴いた瞬間からとてもかわいくて。思わず「かわいい~!」とテンションが上がりました。

 

江角怜音:私もです!聴いた瞬間“めちゃくちゃかわいい!”と思わず笑顔になりました。センターの(天野)香乃愛が歌う姿やみんなでパフォーマンスする姿も想像できましたし、一度聴いただけで覚えられるようなメロディも印象的だなと思いました。

 

村山結香:明るくアップテンポな楽曲ではありつつも「≒JOY」や「笑って フラジール」とはまた違ったポップな印象があって。歌詞の中に「放課後にパーティー」や「ポップコーンは大盛り」といったようなキーフレーズがたくさん入っていたので、どんな雰囲気の撮影になるんだろうと想像が膨らみました。

 

大西葵:私はまず歌詞を読んだときに、タイトルどおり16歳ならではの心境が見事に表現されているなと感じました。個人的に、16歳って大人と子供の境目のように感じて、ちょっぴり背伸びをしたい年ごろでもあると思うんです。「分かる!」と共感できる部分がたくさんありました。

 

髙橋舞:私も16歳かつ学生だからこそできることが詰まっている歌詞が印象的だなと思いました。自分のためにパーティーを開くという設定も斬新ですし、全体を通して多幸感があふれていて、また一曲大好きな曲が増えました!

≒JOY・江角怜音

 

◆MVは誕生日を全員で祝うかわいらしい内容に仕上がっています。皆さんの表情も素に近い印象でしたが、撮影時はそれぞれ細かい設定などはあったんですか?

小澤:具体的な撮影内容を聞く前から「もしかしたら、今回みんなでパーティーできるんじゃない?」と話していたんですが、それが本当に実現して。みんな素で楽しんでいるところを撮影していただきました。

 

髙橋:パンケーキを作るチーム、ジェンガをするチームなどにざっくりと分かれてはいたものの、全体を通して自由度の高い撮影だったと思います。私はジェンガ組と遊んだり、インスタントカメラで撮ってもらったりしました。

 

村山:私はパンケーキの飾り付けをさせていただいたんですが、一緒のチームだった(山野)愛月や(市原)愛弓ちゃんと一緒に「これどうやって飾る?」「ホイップはこのくらいがいいかな?」などと話しながら撮影したので、見てくださった皆さんにもその楽しさが伝わるとうれしいです。

 

大西:私はずっとインスタントカメラを撮影してみたいという憧れがあったので、今回実際に撮ることができてうれしかったです。スマートフォンで撮る写真とは違って味があるし、撮ったインスタントカメラにシールやペンで落書きをするのもすごく楽しくて。たくさん撮った中で特にお気に入りなのは(大信田)美月に猫耳を描いたり、自分にクマの耳を描いたりしたものです。MVの中でも一瞬だけ映っているので、ぜひ一時停止して見つけてほしいです!

 

江角:かわいいよね、あの写真。私はみんなでホラー映画を見るシーンがお気に入りです。撮影中は監督さんが用意してくださった音を聴きながら演技をしていて。私は全然怖くなかったんですけど、みんなは結構びっくりしていたみたいです。

 

小澤:結構怖かったよね?

 

大西:怖かった!

 

村山:(笑)。監督さんが「来るよ~来るよ~」ってあおってくれたおかげで、リアルな表情ができたと思います。

 

◆では歌詞に出てくる“16歳のわがまま 宿題はおやすみで!”というワードにちなんで。皆さんが「これだけは許して!」というわがままはありますか?

大西:私は朝が本当に苦手で、どうしても二度寝がしたいので二度寝を許してほしいです。普段はアラームをかけて頑張って起きているんですが、正直に言うと五度寝くらいしたいんです(笑)。

 

村山:葵はどんなに朝が早くても目がくりくりしているし、眠そうな顔を見たことがないから意外!

 

大西:本当はずっと寝てたいんだよ~。なかなか起きられないから、誰かに起こしてほしい。

 

小澤:起こすよ~!

 

村山:私は家事が得意じゃなくて…。

 

小澤:でもお料理は好きだよね?

 

村山:うん。料理をするのは好き!でも片付けが苦手で…(笑)。絶対使わないであろうボウルを出してしまったりして、気づいたら台所が大変なことになってるんです。

≒JOY・大西葵

 

◆なるほど(笑)。この中でお手伝いをして助けてあげられる人は…?

江角:はい!私は基本的な生活能力は高い方だと思ってるので。

 

村山:え、本当?カッコいい~♡

 

江角:生きることに関するスキルはあるんじゃないかなって…。

 

髙橋:あるある!この前怜音ともんじゃ焼きを食べにいったんですけど、全部怜音が手際よく作ってくれて。しかもとても上手でびっくりしました。あと「何してるの?」と連絡すると「ご飯作ってるよ~」と言っていることが多くて、ちゃんと自炊していてえらいなと思います。

 

髙橋・江角以外:おお~!(拍手)

 

江角:恥ずかしい(笑)。もし困ったらいつでも呼んで!

 

小澤:私は普段から家事もするんですけど、料理は自分が食べる最低限のスープを作るか鶏肉を焼くことくらいしかできなくて…。まだまだ自立できそうにないので、ママには申し訳ないけど一生実家暮らしでいさせてというわがままを言いたいです。

 

小澤以外:かわいい~!

 

小澤:いきなり言ってもだめなので、今のうちから「私はずっと実家にいるからね!」と言い続けていて(笑)。ママには「はいはい、分かった分かった」とあしらわれています(笑)。

 

髙橋:私は寂しがり屋で、寂しくなると誰かに電話をかけたくなる癖があるんです。なので、もし電話掛かってきたら許してほしいし、相手をしてほしい(笑)。あと、寂しくてファンの方にもツイートやリプをたくさんしてほしいとよく言ってしまいます。

 

村山:かわいい!いつでも電話して!

 

小澤:待ってるよ!

 

◆ちなみにこの中でかかってきたことがある人は?

江角:はい!この前もしました(笑)

 

髙橋:したね(笑)。あと、葵にもかけたけど…。

 

大西:あ!そういえば来ました!でも私、電話が苦手で…(笑)。電話って顔が見えないし、相手が何を考えているかくみ取りづらいじゃないですか?でも直接会って話すのは好きだから…会いに来てくれる?

 

大西以外:かわいい~!

 

髙橋:うん!行く!話してね!

≒JOY・小澤愛実

 

◆電話がかかってくるのを待ってくれている人がいて、直接話すのも楽しみにしてくれている人がいるのはうれしいことですよね。江角さんは?

江角:私は最近浪費癖がすごくて(笑)。思い立ったらすぐに一人でパーッとどこかに行ったり、欲しいものを買ったりしてしまうので誰にというよりお金に許してほしいです。

 

村山:“使いすぎてごめんね”ってこと?

 

江角:そうそう(笑)。

 

小澤:浪費のループからは抜け出せたの?

 

江角:うーん…。実は今日も新しい漫画の発売日だから、買おうかどうか迷ってる…。

 

髙橋:抜け出せてないんだ!(笑)

 

◆では、本作が誕生日をテーマにした楽曲であることから、印象的な誕生日エピソードについて教えてください。

大西:私は去年の誕生日ですね。ニアジョイ(≒JOY)のメンバーになって初めての誕生日で、当日がTIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)だったんです。一年に一度しかない日にステージに立てたことも、ファンの方の顔が見られたことも、メンバーにケーキを用意してもらったことも全てがうれしくて。大げさではなく人生で一番楽しい誕生日でした。

 

江角:めっちゃいいエピソードじゃん!私は高校1年生のときの誕生日に、友達からパイ投げをしてもらったんです。でもそれが普通のクリームじゃなくて…。投げられて当たったところがベットベトになりました(笑)。

 

小澤:なんかアメリカみたい!(笑)そのパイ、食べたの?

 

江角:たまたま口に入って食べちゃった。

 

村山:愛されてるからこそのエピソードだよね!高1ってことはちょうど16歳じゃない?

 

江角:確かに!MV撮影ではパイ投げがなくてよかった(笑)。

 

髙橋:私も16歳のときの誕生日かな。当時、学校でお菓子タワーがはやっていて。友達がやってもらっている姿を見て「いいな~」と思っていたら、自分にも実際にやってもらえてうれしかった思い出があります。廊下ですれ違う人みんなに「おめでとう」と声を掛けてもらったのも、今考えると学生生活ならではですね。

 

大西:人気者だ!

 

小澤:すてきだね~。

 

村山:私も16歳のときの誕生日が思い出に残っているかも。高校生になって、お菓子の持ち込みが許される学校だったら、お祝いの仕方の幅が広がるじゃないですか? 私のクラスは、クラスメートみんなで誕生日を迎えた子の好きな物をたくさん買ってお祝いすることが多かったです。周りの子たちは好きなお菓子を大量にもらっていたりする中で、当時私はサラダをよく食べていた印象が強かったからか、ドレッシングを大量にもらって(笑)。机の上にいろんな種類のドレッシングがずらりと並んでいる光景は今でも忘れられないです。

 

江角:斬新だね(笑)。

 

村山:もらったドレッシングを使うのが楽しみでサラダを食べるのがより楽しくなったし、この出来事がきっかけで今でも家にドレッシングのストックをしておかないと気が済まないようになりました(笑)。

≒JOY・髙橋舞

 

小澤:私は幼少期のころのエピソードなんですが、当時キャラクターのデコレーションケーキがはやっていたので、私も好きなキャラクターのケーキが食べたいとお願いしたらお父さんが練習して作ろうとしてくれたんです。

 

小澤以外:え~!すごい!

 

小澤:誕生日当日はすごくクオリティの高いケーキをくれて、「パパ、頑張ったんだよ~」と自慢げに話すお父さんの姿がすごくカッコよかったし、純粋にうれしくて。でも後日たまたまケーキのレシートを見つけてしまって…。お店で買ったものを自分が作ったかのようにしていたんだと思うとショックでしたけど(笑)、私のために一生懸命作ろうとしてくれた優しさと愛を感じた日でした。

 

髙橋:お父さん、きっといいところ見せたかったんだね。

 

村山:これもまたすてきエピソードだ~。

 

◆今回は天野さんがセンターとなる楽曲でしたが、先輩の=LOVEさんや≠MEさんも楽曲ごとにセンターが変わったり、グループ内でユニットを組んだり、個性を生かしたソロ曲を披露したりしています。もし今後、新たにユニット曲やソロ曲が出来るとしたらどんな曲をやってみたいですか?

全員:え~!悩む!

 

村山:私は最近葵と歌うことが多くて、「超孤独ライオン」や≒JOY特別公演のステージでも一緒にハモリを担当していたんです。私は葵の歌声が大好きで一緒に歌えることがすごくうれしいので、いつか二人でデュエットに挑戦してみたいなという気持ちがあります。

 

大西:うれしい!私も結香ちゃんと歌っているとすごく自信を持って歌えるので、いつか二人で歌いたいです。バラードもいいし、結香ちゃんの感情のこもった歌声が好きです。

 

◆相思相愛ですね!ほかの皆さんは?

髙橋:私は先輩たちの楽曲の中でもかわいい曲が好きで。特に≠MEさんの「#おふしょるにっと」が大好きなので、いつかメンバーと一緒にカバーしてみたいです。特に山田杏佳は普段かわいい服を着ていたりして、趣味が合うんじゃないかなと思うので杏佳と一緒に披露してみたいです。

 

小澤:私は個人的にアップテンポな曲調だけど、聴いていてどこか切なくなるような楽曲が好きで。例えば元乃木坂46の松村沙友理さんのソロ曲「さ~ゆ~Ready?」や指原莉乃さんの「私だってアイドル!」のような楽曲を、メンバー全員で披露できたらいいなと思います。まだ挑戦したことのない曲調なので、また新たな私たちをお見せできるんじゃないかなと。

 

江角:私も誰かと、というよりはみんなでやってみたいのが椎名林檎さんのような雰囲気のあるカッコいい楽曲。前回の「超孤独ライオン」とはまた違ったカッコよさにも挑戦できたらうれしいです。あと、昔ベースとピアノをちょっとだけやっていたことがあるので、ニアジョイ内でバンドを結成してKing Gnuさんの曲をカバーしてみたいです。

 

村山:バンドいいね!楽しそう!

≒JOY・村山結香

 

◆もしこの5人でバンドを組むとしたら、それぞれどんなポジションにしますか?

江角:どうしよう~?

 

小澤:あ!私、ギターはドレミファソラシドだけなら弾けます!(笑)

 

髙橋:おお。練習すればもっと弾けるようになりそう!

 

江角:迷うけど…全員にボーカルやってほしい(笑)。

 

村山:怜音はピアノを弾きながらベースも弾くの?

 

江角:そうなるね(笑)。みんな歌うまいから、歌ってほしいんだよ~。

 

大西:でも、こうやってみんながやりたい曲やユニットを挙げていくと、≒JOYとしてのパフォーマンスの幅も広がっていく気がするよね。

 

小澤:そうだね。フレッシュさだけではいられないから、もっともっといろんなことに挑戦していきたいね。

 

村山:その一つとして、バンド…やってみる?

 

江角:今はまだ妄想だから、いつかね!(笑)

 

PROFILE

江角怜音

●えすみ・れのん…2005年4月26日生まれ。大阪府出身。B型。

 

大西 葵

●おおにし・あおい…2005年8月6日生まれ。東京都出身。B型。

 

小澤愛実

●おざわ・あいみ…2003年4月9日生まれ。神奈川県出身。

 

髙橋 舞

●たかはし・まい…2005年2月22日生まれ。兵庫県出身。O型。

 

村山結香

●むらやま・ゆうか…2004年2月15日生まれ。福岡県出身。O型。

 

楽曲情報

≒JOY 4th Song「スイートシックスティーン」

各種ストリーミングサービスにて配信中。

=LOVE 13thシングル「この空がトリガー」Type Dのc/wとして収録。

 

「スイートシックスティーン」MV

●text/矢嶋咲良

 

主人公・五月女恵(江口のりこ)のパワーアップしたメインビジュアルが解禁!ソロ活で出会う各話ゲストも発表『ソロ活女子のススメ3』

4月5日(水)にスタートする江口のりこ主演の水ドラ25『ソロ活女子のススメ3』(テレビ東京系 毎週水曜 深夜1時~)のメインビジュアル、各話ゲストが解禁。さらにエンディングテーマを担当するHomecomingsよりコメントが到着した。

『ソロ活女子のススメ3』江口のりこ ©テレビ東京

 

本作は、フリーライター・朝井麻由美の人気エッセー「ソロ活女子のススメ」(大和書房刊)を原案にドラマ化。2021年4月期、2022年4月期に続き、いよいよシーズン3へ突入する。

 

前作に引き続き、積極的にひとりの時間を楽しむための活動=“ソロ活”に邁進しながら新たなソロ○○を体験していく主人公・五月女恵を演じるのは江口のりこ。さらに、五月女恵が働く「ダイジェスト出版」編集部にシーズン1・2から引き続き、小林きな子、渋谷謙人、佐々木春香とおなじみのメンバーの続投、ナレーションも大塚明夫が引き続き担当する。

 

このたび、江口演じる五月女恵ソロでのメインビジュアルが完成。シーズン1・2の流れをしっかり投影しつつ、さわやかなビビットブルーで表現したシンプルかつ、アップグレードされたメインビジュアルに仕上がった。

『ソロ活女子のススメ3』©テレビ東京

 

さらに、シリーズ3作目を盛り上げていく各話ゲストも解禁。恵が休日に秩父を訪れ、宿泊した「秩父温泉宿」の主人役に、宇梶剛士。誕生日には少し豪華な「ソロクルーズ」に挑戦し、そこで偶然居合わせた女性の一人客に大塚寧々が登場する。

 

また、複数で食べる鍋をあえて一人で堪能するべく、「ソロ鍋」に挑戦する恵が訪れたお店の店主役に佐野岳、さらに女将役には釈由美子。そこで出会う男性客役として川原和久も共演。「昭和レトロ」の代名詞でもある、昔ながらの銭湯では、店員役として佐伯大地、また女性客としては、松金よね子の出演が決定。「ソロボードゲーム」を楽しんだお店の男性客には、前原滉。ほかにもカメオ出演も含め毎回、恵が楽しむ「ソロ活」にさまざまな俳優が出演する。

 

そしてドラマの終わりに華を添える本作のエンディングテーマが、Homecomingsの「光の庭と魚の夢」に決定。心地よいメロディに、日常の中にある細やかな描写を紡ぐような歌詞が色を添え、耽美でどこか懐かしさを感じさせる歌声が聞く人の耳に寄り添う音楽で支持を広げている彼らの音楽。シーズン1・2に続いて今作でもエンディングテーマを担当。また今回は、あるソロ活の中で「Homecomings」のメンバーがカメオ出演する。

 

Homecomings コメント

今年も五月女さんのソロ活に小さな花を添えることができて、とても光栄に思います。だれかと手をとったり、ひとりで歩いていったり、それを自分で選べるという当たり前のことに気づかせてくれる作品だと思います。「光の庭と魚の夢」は特別な想いを込めて作った曲なので、このすてきなきっかけで出会ってくれた誰かに、その想いが伝わればとてもうれしいです。

 

番組情報

水ドラ25『ソロ活女子のススメ3』

テレビ東京系

2023年4月5日(水)スタート

毎週水曜 深夜1時~

※テレビ大阪では4月10日(月)スタート 毎週月曜 深夜1時~

 

配信:NTTドコモの動画配信サービス「Lemino」と動画配信サービス「Paravi」にて先行配信

〈第1話~第4話〉2023年3月30日(木)深夜0時より一挙先行配信

〈第5話以降〉地上波放送前週の水曜午後10時より毎話先行配信

 

主演:江口のりこ

出演:小林きな子、渋谷謙人、佐々木春香

ナレーター:大塚明夫

 

原案:朝井麻由美「ソロ活女子のススメ」(大和書房刊)

脚本:及川博則(ライス)

監督:及川博則(ライス)、山口将幸

エンディングテーマ:Homecomings 「光の庭と魚の夢」(ポニーキャニオン/IRORI Records)

プロデューサー:森田昇(テレビ東京)、千葉貴也(テレビ東京)、村上浩美(ライス)、永井清(ライス)

コンテンツプロデューサー:稲垣美優(テレビ東京)

制作協力:ライス

製作著作:テレビ東京

協力:レッツエンジョイ東京

※「ソロ活」は株式会社レッツエンジョイ東京の登録商標です。

 

公式HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/solokatsu3/

公式Twitter:@tx_solokatsu

 

©テレビ東京

©Mayumi Asai Printed in Japan

臼田あさ美、青木柚、西野七瀬ら“ひきこもり男”松田龍平を囲む追加キャストが解禁『連続ドラマW 0.5の男』特報も公開

5月28日(日)スタートの松田龍平主演×沖田修一監督・脚本『連続ドラマW 0.5の男』(WOWOW 毎週日曜 午後10時)に、臼田あさ美、白鳥玉季、加藤矢紘、井之脇海、青木柚、篠原篤、木場勝己、西野七瀬、風吹ジュンらが出演。さらに主題歌が工藤祐次郎の「たのしいひとり」に決定し、特報映像も公開された。

『連続ドラマW 0.5の男』

 

本作は、新時代の家族の姿を、温かな目線で描くホームドラマ。実家暮らしの40歳のひきこもり男が家の建て替えをきっかけに、妹家族と“2.5世帯住宅”に住むことに。これまで自由気ままでストレスフリーな生活を謳歌していたが、暮らしが一変。いや応なしに家族のゴタゴタに巻き込まれ、外の世界に放り出され、少しずつ新しい自分になっていく。

 

このたび、40歳のひきこもり男・雅治(松田)を囲む家族たちを演じるキャストが解禁。実家の建て替えを機に両親に子供たちを預け、仕事復帰を目論む妹・沙織役に、臼田あさ美。ひきこもりの兄・雅治には自立を促し、反抗期の娘・恵麻や、まだまだ手のかかる5歳の息子・蓮の育児に追われている。

 

沙織の娘でいろいろと難しいお年頃のめい・恵麻役は、白鳥玉季。久々に再会した雅治を拒絶し、モヤモヤとした気持ちを抱えたまま新しい生活が始まる。沙織の息子で保育園に通うおい・蓮役は、加藤矢紘。5歳児ならではの奔放な振る舞いで家族を振り回す。

 

ハウスメーカーの営業マン・川村役には、井之脇海。新居の話し合いがまとまらない中、彼の提案から立花家の2.5世帯住宅が建てられることに。オンラインゲーム上の仲間・玉虫役は青木柚。妻には尻に敷かれっぱなしで発言権がない沙織の夫・健太役を、篠原篤が演じる。

 

沙織同様に雅治の自立を願っている父・修役には、木場勝己。頑固な一面もあり、家族とぶつかることもあるが、孫たちを愛する優しい祖父。蓮が通う保育園の保育士・瞳役は西野七瀬。天然かのように思える言動が多いもののハッキリとした物言いをし、雅治との会話もいま一つかみ合わないことも。後に雅治が恋心を抱く。

 

修や沙織が、雅治に厳しく接する中、温かく見守る専業主婦の母・恵子役で、風吹ジュンが共演。ひきこもりの息子の行く末を日々祈るような思いでそばにいる。

 

また主題歌は、本作のために書き下ろされた工藤祐次郎の「たのしいひとり」に決定。脚本作りの段階から本作の主人公・雅治のイメージに合うと、かねてより工藤の音楽のファンだった沖田監督のオファーにより実現。のんきで、ある意味では幸せな雅治の暮らしぶりがうかがえる歌詞に、工藤の味わい深い歌声が心地良くドラマの世界を彩る。

 

公開された特報映像には、この主題歌の一部のフレーズに乗せ、2.5世帯暮らしがスタートする雅治とその家族たちの様子が映し出される。令和の時代の家族の物語がどのように幕開けるか、何かが変わりそうな期待感のある内容となっている。

 

特報映像

番組情報

『連続ドラマW 0.5の男』

WOWOWプライム、WOWOW4K[第一話無料放送]

2023年5月28日(日)放送・配信(全5話)

毎週日曜 午後10時~

 

配信:WOWOWオンデマンド[無料トライアル実施中]

各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信

 

監督:沖田修一、玉澤恭平

脚本:牧五百音、沖田修一

音楽:池永正二

プロデューサー:植田春菜、石原仁美、東島真一郎

主題歌:工藤祐次郎「たのしいひとり」

製作:WOWOW、C.A.L

 

出演:松田龍平

臼田あさ美、白鳥玉季、加藤矢紘、井之脇海、青木柚、篠原篤、木場勝己、西野七瀬、風吹ジュン

 

番組サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/the-0.5/

伊東蒼主演×紀里谷和明監督「世界の終わりから」豪華キャストが集結した本予告映像が解禁!

4月7日(金)公開の伊東蒼主演、紀里谷和明監督の最新作「世界の終わりから」の本予告映像が解禁された。

「世界の終わりから」©2023 KIRIYA PICTURES

 

本作は、「CASSHERN」で監督デビュー以降、「GOEMON」、クライブ・オーウェン、モーガン・フリーマン共演のハリウッド映画「ラスト・ナイツ」などを手掛けてきた紀里谷和明監督の最新作。

 

紀里谷監督が自身の想いを全て注ぎ込み、最後の作品として長編作品に選んだのは、世界を救うため奔走する一人の女子高生の物語。これまでの男性主人公作品とは異なり、不安な未来を必死に生きようとする女子高生が主人公の作品となっている。

 

主人公のハナを演じるのは、NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』や映画「空白」「さがす」など出演作の多くが支持を集める伊東蒼。共演に毎熊克哉、朝比奈彩、冨永愛、高橋克典、北村一輝、夏木マリなど日本を代表する豪華キャストが集結し、物語を彩る。

 

このたび、謎に包まれた本作の本予告映像が解禁。冒頭では「もしあなたがこの未来を変えられるとしたらどうする?」と老婆(夏木)の質問に対して、「なんで私なんですか?」と答えるハナ(伊東)。世界の全てが記録されたという本に“2週間後に世界が終わる”と記載があることを告げられ、突如自身が見た夢が世界を救う命運を背負うことを知ったハナは、なんで自分なのか困惑する。

 

映像では、襲いかかる多くの困難に立ち向かうハナが「なんでみんなそんなに勝手なんですか?」「私が何かした? なんでこんなに苦しいことばかりなのにこんな世界終わっちゃえばいい。みんな死んじゃえばいい。」と諦める姿も切り取られている。そして「結局、誰が正義で誰が悪なのだ」という無限(北村)。世界を救う命運を背負った高校生のハナは、何を信じて進めばいいのか。巻き起こるさまざまな困難を前に戸惑いながらも奔走する。さらに、侍や明らかに現代人ではないユキ(増田光桜)やソラ(冨永)、ラギ(柴咲楓雅)らハナを取り巻く他キャラクターの姿も映し出された予告映像となった。

 

本予告映像

作品情報

「世界の終わりから」

2023年4月7日(金)新宿バルト9他全国公開

 

原作・脚本・監督:紀里谷和明

出演:伊東蒼

毎熊克哉、朝比奈彩、増田光桜

岩井俊二、市川由衣、又吉直樹

冨永愛、高橋克典、北村一輝、夏木マリ

 

製作:KIRIYA PICTURES

制作プロダクション:ブースタープロジェクト ポリゴンマジック

協賛:ORBIS ネスレ日本株式会社

配給:ナカチカ

 

公式サイト:https://sekainoowarikara-movie.jp/

公式Twitter:@sekai_movie

公式インスタグラム:@sekainoowarikara_movie

公式TikTok:sekainoowarikara_movie

 

©2023 KIRIYA PICTURES

乃木坂46久保史緒里が史上初の「ニッポン放送ショウアップナイター公式応援マネージャー」就任!【コメントあり】

乃木坂46の久保史緒里が、『ニッポン放送ショウアップナイター』(4月4日(火)スタート 火~金・日曜 午後5時30分~/土曜 午後5時50分~)番組史上初の「公式応援マネージャー」に就任し、コメントが到着した。

「ニッポン放送ショウアップナイター公式応援マネージャー」久保史緒里

 

現在、『乃木坂46のオールナイトニッポン』(ニッポン放送 毎週水曜 深夜1時~3時)のパーソナリティを務める久保は宮城県出身とあり、球団創設時からの熱烈な東北楽天ゴールデンイーグルスのファン。昨年には野球好きなニッポン放送のパーソナリティ陣がメンバーに名を連ねる「チームショウアップ」にも加入した。

 

そんな久保が今年新たに、リスナーに野球の楽しさや面白さを伝えていく「ニッポン放送ショウアップナイター公式応援マネージャー」に就任。放送開始から57年目のシーズンを迎える『ニッポン放送ショウアップナイター』だが、「公式応援マネージャー」の誕生は史上初めてのこと。

 

久保は今後、今季のプロ野球を盛り上げるべく、「開幕カウントダウン番宣」「開幕戦応援ジングル」、開幕戦で実施する「クイズコーナー」の出題ナレーションなどを担当。

 

『ニッポン放送ショウアップナイター』と『乃木坂46のオールナイトニッポン』の両番組が連動した企画も実施し、「久保史緒里からプロ野球選手への質問コーナー」など、年間を通じて愛する野球の魅力をたっぷりと伝えていく。

 

なお『ニッポン放送ショウアップナイター』では、昨年に続き令和初の三冠王に輝いた東京ヤクルトスワローズ・村上宗隆選手をシーズンアンバサダーに迎え、中継はもちろん、SNSでの展開も含めてこれまで以上に充実した企画を送る。久保のコメントは下記に掲載。

 

久保史緒里 コメント

学生時代、最も憧れだった、野球部のマネージャー。

 

今回、形を変えて、野球界を盛り上げるために、「ニッポン放送ショウアップナイター公式応援マネージャー」に就任させていただくことが本当にうれしいです。野球がお好きな方に楽しんでいただくことはもちろん、これから野球に興味を持っていただくきっかけにもなれるよう、私自身も勉強しながら、これまで以上に野球への愛を深めていけたらと思っています。

 

開幕も迫り、さらに盛り上がりを見せる野球界。今年も熱い試合を応援できることが心から楽しみです!「ニッポン放送ショウアップナイター公式応援マネージャー」の役目を果たせるよう、精いっぱい頑張ります。

 

番組情報

『ニッポン放送ショウアップナイター』

2023年4月4日(火)スタート

火~金、日曜 午後5時30分~/土曜 午後5時50分~

※延長あり、試合終了まで完全実況生中継

 

公式応援マネージャー:乃木坂46・久保史緒里

シーズンアンバサダー:東京ヤクルトスワローズ・村上宗隆選手

ツイッター:@showup1242 #ショウアップナイター

メールアドレス:89@1242.com

ホームページ:https://baseballking.jp/showup

広瀬すず×櫻井翔W主演「映画 ネメシス」本予告&“黄金螺旋の謎”をイメージした本ビジュアル解禁

©2023映画「ネメシス」製作委員会

 

広瀬すず×櫻井翔W主演、江口洋介共演の「映画 ネメシス 黄金螺旋の謎」(2023年3月31日(金)公開)より、本予告&本ビジュアルが解禁された。

 

本作は、2021年4月期に日本テレビ系で放送された連続ドラマ『ネメシス』を映画化。ドラマでは、天才的なひらめきで事件の真相を見破っていく探偵助手のアンナ(広瀬)と、ポンコツだが人望に厚い自称天才探偵の風真(櫻井)が、探偵事務所「ネメシス」に集まるさまざまな依頼に挑むストーリーで、新時代の探偵物語として、1話あたり視聴者数1,700万人突破(ビデオリサーチ調べ)と幅広い世代に大好評を博した。

 

映画では、ドラマの最終話から2年後の世界を舞台に、新たな難事件が圧倒的スケール感で描かれる。監督はサスペンス映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」「AI崩壊」など数々のヒット作を手掛け、ドラマシリーズの総監督を務めた入江悠。そして映画化に当たって新たに脚本家として『アンフェア』シリーズの原作者・秦建日子が参加し、超難解な映像トリックを仕掛ける。

 

横浜にある探偵事務所「ネメシス」の天才探偵助手アンナと、ポンコツ探偵風真の「真相解明の、時間です」というおなじみのせりふから始まる本予告映像では、一人暮らしを始めたアンナが謎の悪夢にうなされている緊迫のシーンからスタート。恐るべき事件の犯行現場は、なんと夢の中…。これまで数々の難事件を解決してきた「ネメシス」を、最大の謎で追い詰める最悪の敵が現れる。

 

アンナの前に現れた窓(佐藤浩市)と名乗る怪しい男は「夢の中で私と会っていますよね」と意味深な言葉をアンナに投げかける。その直後、目の前で1台の車にトラックが突っ込み大破。車内にはこれまでアンナらの事件解決をサポートしてきた神奈川県警メンバーの千曲(勝地涼)、四万十(中村蒼)、小山川(富田望生)たちの姿が。その瞬間目が覚めたアンナだが、繰り返される夢の中で次々と仲間たちが襲われていき、一体何が起こっているのか分からず精神的に追い詰められていく。

 

そして「夢は一つずつ現実になっていく」と窓の不穏な言葉の通り、星(上田竜也)、上原(大島優子)、凪沙(真木よう子)、姫川(奥平大兼)、緋邑(南野陽子)、リュウ(加藤諒)らも次々と犯人の犠牲に。また、ドラマ版で物語のカギを握る重要人物・朋美(橋本環奈)は車いす姿で登場。アンナは【黄金螺旋の方程式】というキーワードを投げかけられる。

 

またアンナ、風真、栗田(江口)ら「ネメシス」の命を狙うプロの殺し屋・ジッポ男(魔裟斗)とアンナとの緊迫のバトルに加え、ラストには何者かの手によって囚われの身となったアンナと栗田の前にまさかの風真の姿も。裏切者は誰か。混乱必至の超難解トリックの先にある衝撃的な結末とは…。

 

本ビジュアルでは「謎を解くたび、誰かが死ぬ。」という言葉とともに、探偵事務所「ネメシス」メンバーのアンナ、風真、栗田が螺旋状に並んだ中心の奥に、最悪の敵の窓の姿が映し出され、その周りをサポートメンバーたちが取り囲む、まさに“黄金螺旋の謎”をイメージしたビジュアルとなっている。

 

併せて、2月3日(金)より劇場窓口限定で発売されるムビチケの購入者特典・特製クリアファイル(220×220ミリ)のビジュアルも解禁。片面には広瀬演じるアンナ、もう片面には櫻井演じる風真のビジュアルで、両A面のデザインとなっている。

 

本予告

 

作品情報

「映画 ネメシス 黄金螺旋の謎」
2023年3月31日(金)全国公開

出演:広瀬すず、櫻井翔
勝地涼、中村蒼、富田望生/大島優子
上田竜也、奥平大兼、加藤諒/南野陽子
橋本環奈/真木よう子
魔裟斗、栄信、岡宏明、駒木根葵汰、三島あよな/笹野高史
佐藤浩市/江口洋介

監督:入江悠(「ジョーカー・ゲーム」「22年目の告白-私が殺人犯です-」「AI崩壊」ほか)
脚本:秦建日子(『アンフェア』シリーズ)
音楽:横山克
企画・プロデューサー:北島直明
配給:ワーナー・ブラザース映画

公式HP:nemesis-movie.jp
公式Twitter/Instaglam:@nemesis_ntv_

 

©2023映画「ネメシス」製作委員会

土屋アンナ、 “ダメ男を放置できない”キティに「共感だらけ」 演技は「生きれば生きるだけ引き出しが多くなる」

人気シリーズ『シュレック』に登場する伝説のネコ・プスが主人公の映画『長ぐつをはいたネコと9つの命』が3月17日(金)に公開します。

 

愛くるしいモフモフながら、剣を片手に危険な旅を繰り返していたプス。いつの間にか、9つあった命はラスト1つに。死に恐怖を感じ家ネコになろうとした時、どんな願い事も叶う「願い星」の存在を知ります。命を増やすため、なんとしても「願い星」を手に入れたいプスは、手強いライバルたちを巻き込んだ大冒険へ繰り出します。

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土屋アンナ●つちや・あんな…1984年3月11日生まれ、東京都出身。主な出演作に、『下妻物語』(04)、『さくらん』(07)、『パコと魔法の絵本』(08)、『Diner ダイナー』(19)、『ALIVEHOON アライブフーン』(22)など。InstagramTwitter

 

今回はスリの達人でプスの元カノであるキティ・フワフワーテ役の土屋アンナさんに話を聞きました。キャスティングの話がきたことを「めっちゃうれしかったです」と笑顔で振り返った土屋さん。役作りから自身の家族についてまで、時折、強くたくましいキティの影を見せつつ語ってくれました。

 

【土屋アンナさん撮り下ろし写真(画像をタップすると閲覧できます)】

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仕事に活きるのは人生経験「生きれば生きるだけ、引き出しが多くなる」

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――土屋さんは、これまでアクションSF映画『バトルシップ』(2012年)や、アニメ映画『君は彼方』(2020年)などで声優を務めていました。今回プス役を務めるうえで、何か特別な準備はしましたか?

 

土屋アンナ(以下、土屋) 特に意識しなかったですね。俳優としての演技も同じですが、最初からその役柄に入れないので、やりながら映像と自分の動きをマッチさせていきました。実際に声を出して、その動きをして衣装を着て、どんどんその役になっていく。初めからできると思わないようにしています。

 

――過去の経験が活きていると感じたことはありましたか?

 

土屋 それはありますね。仕事も人との出会いも増えて、いろんな感情を経験する分、同じ笑顔でも「ああ、こういう笑顔なのかな」って読み取るパターンが増えているかな。毎日刺激を受けて生きているから、生きれば生きるだけ引き出しが多くなると思います。年を重ねるごとに、人の心は、懐は、大きくなる! ……(周りを見ながら)でしょうか(笑)?

 

――なるほど! 確かにそう思います。演じるうえで意識したことはありましたか?

 

土屋 英語と日本語で、ちょっと違うなと思っていて。英語は音が多いけれど、日本語は淡々としているので、より伝わるように大げさにしました。あとは声にならないような微かな音、例えば重い物を持った時の「うっ」とか。映画を見ている人にわかりやすく伝えるために、そんな音を出すようにしました。その音を考えるのが難しくもあり、面白かったです。

 

――迫力あるアクションシーンも、かなりありましたね 。

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土屋 「はっ」1つでも、ジャンプする時の「はっ」と、着地した時の「はっ」は、違うんですよね。頭で考えると自然じゃなくなるので、身体を動かしていました。わざとらしくならないように、でも表現は大げさにっていうレベルも難しい。「声優さんすごいな」って思いました。

 

――日本語吹き替え版を担当した鍛治谷功監督の演出はいかがでしたか?

 

土屋 気持ちを引き出してくれるのがとても上手な監督でした。「ちょっと楽しい感じで」とか、「これくらいのテンション? いぇ――い!」「それいきすぎです」とか盛り上げてくれて、一緒に音楽を作るような感じでしたね。私は気が合うと思っているけれど、監督はどう思っているかな(笑)?楽しんで作品を作ろうという気持ちが共通点としてあったので、うまくいったのかもしれません。

 

キティとプスは“理想の関係性”。「人としての信頼を大事にする愛のカタチ」

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――プス役の山本耕史さんとの軽快な掛け合いが印象的ですが、収録は一緒だったのでしょうか?

 

土屋 別撮りでしたが、プスの声はすでにほとんど入っていたので、一緒にやっているような感じでした。山本さん、いい声していますよね。それに歌が上手じゃないですか。映画『下妻物語』(2004年)の時に、歌う人はテンポを読むのがうまいと言われたんです。今回、テンポよく一緒に作品を作ることができて、山本さんとも気が合う気がしています。

 

――そんな山本さん演じるプスの元カノであるキティに、共感するポイントはありましたか?

 

土屋 共感だらけですね。1番は、“ちょっと好きな異性”に会っていても、率先だって「あたしが行く!」と戦いに向かうところ。とりあえず自分で行動するところが、すごく似ているんじゃないかな。あとは母性本能。「ちょっぴりダメ男だから放置できない、この子大丈夫かな」とプスを心配する面もわかりますね。

 

でもキティは自分の芯を貫いて「私は勝手に生きていくから!」「あなたが寄り添うならOKだけど、あなたが寄り添わないなら知らないわよ」っていう強さを持っている。やっぱり相手を甘やかしちゃダメですね、甘やかしません!

 

――(笑)。逆に異なる部分はありましたか?

 

土屋 キティが目をキラキラさせて、プスと“かわいこ対決”するシーンがありますが、私は絶対できないと思いました。「私を見て」のセリフは「えっ、どうやって言おう。どうしよう」って焦りましたね。ネコのかわいさが、私ゼロなので。ネコは6匹飼っていますが、とにかく目がかわいい。あのかわいさを、あいにく私は持っていないです。

 

――くっつきそうでくっつかない、プスとキティの関係性についてはどう思いますか?

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土屋 すごくいいなと思っちゃいますね! 今の時代、パートナーシップというカタチもありますし。友達やきょうだいのような時もあり、恋人のような時もある。人としての信頼を大事にする愛のカタチですよね。私も「そちらは戦いに行くの、じゃあこちらも戦いに行く、後ほど会おうね」みたいなの大好きです!

 

とかいってラブストーリーのベタベタしている感じも大好きですけれど(笑)。「なにこれ! こんな恋愛したいみたい!」って思う時もあります。でもやっぱり、くっつきそうでくっつかない、それが人生の面白さですよ!

 

「『うちとは違うね』じゃなく『いいカタチだね』って受け止められる人が増えたら」

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――プスとキティと行動を共にするワンコや、「願い星」を狙うゴルディ家族も登場します。それぞれキャラクターの印象を聞かせてください。

 

土屋 ワンコは、4歳児までのような心を持っていますよね。大人になればなるほど世間のルールに則ったり、経験上で壁を作ってしまったりするけれど、子どもは純粋な目で物事を見ていて、大人がびっくりするような行動や言葉を素直に言ってくれる。「いいじゃん! だってもう幸せだよ」って、ワンコの言葉1つひとつが子どものようでした。

 

それから子どもって、絶対的に親の味方じゃないですか。親が子どもを強く怒ってしまっても、子どもは親がずっと好きなんです。ワンコも「ねぇ、僕はママとパパが好きなの! それだけなの!」っていう心の持ち主だったので、娘や息子の視線で見られている気がしましたね。親がこの映画を見ると、ワンコと子どもがシンクロするんじゃないかな。

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――土屋さんは4児の母で、ちょうど4歳のお子さんもいますね。

 

土屋 そうそう。私が疲れて帰って愚痴をこぼしても、4歳の虹波(にいな)はおもちゃの携帯で20分くらい「もしもし? そうなの? わかったわ」って、1人で楽しそうにしゃべり続けているんです。見ていると「この子、周りからの言葉なんてどうでもよくなるくらい自分の世界を楽しんでいる」って思います。

 

ワンコが自分の境遇を話した時も、キティは「それおかしくない?」と言ったけれど、ワンコはすごく楽しそうだった。子どもって、本当にキラキラしている宝です。

 

――3頭のクマと暮らす少女ゴルディ家族については?

 

土屋 ゴルディ家族は、いろんな見方ができると思います。人が決めた“家族というカタチ”じゃなくていい、クマでもいいじゃん、これが私のファミリーですって。「思いやる気持ち」「愛する気持ち」は人が決めたカタチにハマらないことを伝えてくれていると思います。

 

みんながこう思えたら世界平和ですよね。「うちとは違うね」じゃなく「いいカタチだね」って受け止められる人が増えたらいいな。

 

“願い星”を手に入れたら?「目の前に小さな命があるなら、それを守るのが大人の仕事」

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――家族といっても楽しいことばかりではなく、「パートナーがムカつく」「育児がつらい」とネガティブになる時もあると思います。そんな時、土屋さんはどうしていますか?

 

土屋 楽しいだけじゃない、そりゃそうですよ! 生きていくには仕事をしなきゃいけない、子育てだって自分とは全然違う人間を育てていくわけだから、思ったとおりにいくわけない。 今は特に SNSの時代で、きれいなお弁当をアップしていたり、ファミリーでYouTubeを幸せそうにやっていたりする家もありますが、すべてを見せているわけではないと思うんです。

 

それを前提に考えると、なるようになる気持ちで母親をすることが大事。さらに大事なのは「自分が崩れたら終わる」と思える強さだと思っています。悩んでも、親が唯一やることは子どもを生かすこと。それこそ自分の子じゃなくても。目の前に小さな命があるなら、それを守るのが大人の仕事だと思うんです。

 

私は自分なりの子育てを一生懸命やればいいっていう気持ちだけでやっていますね。それに子どもは常に親を必要としていて、必要とされると、人は強く生きられますから。

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――強くたくましいキティの影が見えました。では本作にちなんで、もし土屋さんが「願い星」を手に入れたら、何を願いますか?

 

土屋 世界中で傷ついている子どもたちがいなくなることが1番の願いです。叶ったら超最高ですよね。最近悲しいニュースばかりだから、いいニュースを流してほしい。いいニュースがニュースだから……それがやっぱり私の願いかな。ピースでいこうぜ! です。

 

――土屋さんの真っすぐな願いが伝わりました。最後に、読者に一言お願いします。

 

土屋 楽しい映像の中に、1つひとつの言葉の重さを見つけれくれたら、また見方も違ってくるのかなって思います。この映画を通して、みんな生きているだけで最高だねってなったらいいな。

 

愛用コレクションはアウトドア用品! 土屋さんの「ハマっているモノ」

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――今ハマっているモノはありますか

 

土屋 今コレクションしているのはフリーダイビング用のマスクと、GULL(ガル)のロングフィンです。海に潜るので、海グッズはお風呂場に増えていますね。マスクなんて7つくらいあるかな。潜るところによって変えたり、フリーダイビング用の小さなものだったり、いろいろあります!

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↑土屋さんが愛用している「GULL SKIN」ロングフィン

 

それから海つながりで、海に持っていくマイボトルも集めていました。コーヒー用とか漏れる問題とか、いろいろ試した結果、やっと理想のボトルにたどり着いたんです!

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↑土屋さんの理想だという「Hydro Flask」のボトル

 

――今はいろいろなモノがありますね。選ぶ時は機能性重視なのですか?

 

土屋 えー、色(笑)。といってもマスクもロングフィンも、見た目と機能性の両方をそろえていないとダメですけどね。買う時は「この青好き! このピンク好き!」で即決まります。買い物に時間かけないタイプですが、長く愛用しますよ。

 

迷ったら人に見せて「どっち派?」って聞くけれど、答えを聞いても「やっぱりこっち!」って人の意見は一切無視。いや、意見を聞いて「え……」って自分が思ったら違うってわかるんでしょうね(笑)。

 

 

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(C)  2022 DREAMWORKS ANIMATION LLC.ALL RIGHTS RESERVED.

 

長ぐつをはいたネコと9つの命

3月17日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開

 

(STAFF&CAST)
監督:ジョエル・クロフォード
声の出演(日本語吹替版):山本耕史、土屋アンナ、中川翔子、小関裕太、木村 昴、津田健次郎
声の出演(オリジナル):アントニオ・バンデラス、サルマ・ハエック
配給:東宝東和 ギャガ

公式サイト:https://gaga.ne.jp/nagagutsuneko/

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撮影/中村 功

NMB48安部若菜「今まで見せたことのないような部分まで…!?」初写真集より先行カット公開

3月27日(月)に発売されるNMB48安部若菜の初写真集のタイトルが、「NMB48安部若菜ファースト写真集 愛される予感」に決定。先行カットと本人コメントが到着した。

 

大学では経済学部で学び、株式投資は高校時代にスタートしたという安部。高座にあがった経験もある落語ではWEB連載を持ち、2022年11月に上梓した現役アイドルが書く異例の小説「アイドル失格」も発売後、即重版が決まるなど、アイドルの枠にとらわれない活動に挑戦している。

 

初めてとなる今回の写真集は、名湯の地・草津温泉と信州・上田を舞台に撮影を実施。1冊の小説を持って旅に出た“わかぽん”。草津温泉では湯もみ娘に扮したり、足湯に浸かってほっこり。幻想的な夜景にたたずむ姿や、久しぶりの雪景色にはしゃぐ場面も。

 

映画など数々の作品の撮影の舞台ともなっている信州の小京都・上田では、文豪も投宿した老舗旅館で、名物料理に舌つづみ、こたつに入ってリラックスした姿や温泉に身をゆだねるシーンも見られる。

 

表紙カットは、北軽井沢のホテルの一室で撮影。リラックスした笑顔が印象的な一枚となっている。ほかにも廃校や古い洋館で見せた水着カットやランジェリー姿など、知的美人“わかぽん”の素顔のままのキュートな姿や大人セクシーな面が詰まった1冊だ。

 

本人がやってみたかったという温泉シーンやバスタオル巻き、またドキドキの大人っぽいカットまで、見どころ満載。本人も「雑誌のグラビア撮影ではしなかった表情や、今まで見せたことのないような部分まで…!? 早く皆さんに見て頂きたくてウズウズしています」と自信を見せている。

 

 

安部若菜 コメント

写真集の発売を発表してからうれしい反応も多く、すごくありがたいです!
表紙や中身が出来上がっていく中で、自分でもドキドキするようなカットがあったり、私自身も知らなかった自分がたくさんいました。
特に、私のお気に入りは温泉での入浴ショットです! 雑誌のグラビア撮影ではしなかった表情や、今まで見せたことのないような部分まで…!? 早く皆さんに見て頂きたくてウズウズしています。
気になっている方、迷っている方、ぜひご予約お願いします!

 

書誌情報

「NMB48安部若菜ファースト写真集 愛される予感」
2023年3月27日(月)発売

予価:2,640円(税込)
写真:岡本武志
判型:B5判、128ページ
発売元:徳間書店
封入特典:特製ポストカード1枚(全4種)
商品URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4198656142

 

港区なのに家賃3万7千円!YouTubeが話題のピン芸人・岡田康太。噂の自宅へ突撃訪問インタビュー

高級住宅が立ち並ぶ港区で、家賃3万7千円という奇跡の物件に住んでいるピン芸人・岡田康太。その素朴な生活ぶりに密着したYouTubeチャンネル『岡田を追え!!』は、現在登録者数49万人と大人気だ。今回は、その話題の自宅を直接訪問! 芸人としての歩みから、特殊な生活スタイル、謎多き交友関係まで、まるっと話を聞いてきた。

 

(構成・撮影:丸山剛史/執筆:kitsune)

岡田康太(おかだ・こうた)/1990年奈良県生まれ。ピン芸人として活動! YouTubeチャンネル「岡田を追え!!」を毎日更新

 

高校卒業後にフジテレビのレギュラー番組に大抜擢
「もう身体を張ることしかできなかったんです」

――岡田さんは、高校生のときに若手芸人発掘番組『新しい波16』(フジテレビ系)にお笑いコンビ・オレンジサンセットとして出演されて、話題になりました。出演の経緯を教えてください。

 

岡田 もともと僕たちは中学の同級生でコンビを組んでいて、高校3年生の時に『M-1甲子園』の地区大会で優勝したんです。でも、本選の決勝大会のメンバーには選ばれなくて。それを知った先輩が、東京でライブをやろうよ、と声をかけてくれたんです。そこにたまたま『新しい波16』のスタッフさんが見に来ていて「オーディションに来てほしい」と言われたのがきっかけでした。

 

――スカウトだったんですね。さらに、『新しい波16』の後継番組『ふくらむスクラム!!』ではレギュラーメンバーに大抜擢されました。

 

岡田 あの時は、めちゃくちゃ嬉しかったですね。でも同時に不安もあって。他のメンバーはニッチェさんや、かまいたちさんとか、すでにテレビに出ていた芸人さんばかりだし、一発目の撮影の時には、偉い大人の方がたくさんいて。プレッシャーを感じました。

 

――ですが、番組では他の芸人さんに引けを取らないくらい、身体を張って活躍されてました。

 

岡田 もう身体を張ることしかできなかったんですよ……! それで目立つしかないというか。エピソードトークとかも1日で引き出しがなくなっちゃって(笑)。舞台にもあまり立ったことがなかったくらいだったので、毎回収録の度に心臓がキュウッてなってました。

 

――高校を卒業して、いきなりのレギュラー番組ですもんね……。すごいことです。

 

岡田 当時は、とにかく勉強しようと思って、落語を聞いたり、バラエティ番組をたくさん見たりしていたんですが、“お笑いからお笑いを勉強している”感じで、あまり良くなかったなあ、とは思いますね。

 

――なるほど。ただそこは、難しい部分ではあるかと。

 

岡田 そうですね。今は、全然別のジャンルのことをお笑いに当てはめていこう、という考え方が主体になっているので、あのころとは真逆なことをしているんですけどね(笑)。

 

――その後は、どのような活動をされていたのでしょうか。

 

岡田 劇場に立ちつつ、月2~3回テレビに出るような感じで6年間活動していましたね。ですが、泣かず飛ばずな感じで。最終的にはボケツッコミを入れ替えたりして、試行錯誤していたんですが、2016年に一度解散したんです。それ以降も別の人と組んで吉本興業に所属したり、またフリーになって元相方とコンビを再結成したり。

 

――事務所の移籍やフリーに戻るなど、あまりない経歴ですね。

 

岡田 珍しいですよね。ただ、いま思い返すと、フリーでやっていた時期の方が調子が良かった覚えがあります(笑)。自分たちのペースで自由にやりたいことができたので。YouTubeを始めた時もフリーのタイミングで、ノウハウを自分で作ってそのまま軌道に乗れた感じですね。

 

奇跡の激安物件で、フワちゃんと共同生活も
「お金がなさすぎて、主食がジャガイモでした」

――現在、岡田さんは「港区家賃3万7千円男」としてYouTubeチャンネル『岡田を追え!!』を配信されています。本日は、噂の家賃3万7千円のお宅に実際にお邪魔させて頂いていますが、どのようなきっかけでこちらに住むようになったんですか?

 

岡田 住み始めたのは5年前くらいです。当時の事務所・ホリプロコムの先輩で仲良くさせてもらっているX-GUNのさがね(正裕)さんが紹介してくれたんですよ。初期費用が分割で支払えるという話で、最初5万ちょっとで住み出すことができたんですよね(笑)。

 

――安い……! さがねさんは、よくこの物件ご存じでしたね。

 

岡田 実はこの部屋、代々ホリプロコムの芸人が住んできた部屋で。僕の前はななめ45°の岡安(章介)さんが住んでいたんですよね。どこにも不動産情報が載っていない物件だと思うので、普通には見つけられないと思います。

 

―― 一時期、フワちゃんもよくこのお部屋にいたとか。

 

岡田 はい。週5でいたので、ほぼ居候ですよね(笑)。フワちゃんの当時の家が八王子のほうにあって、遠かったので都内で動ける場所が欲しいと言って住みついていました。

 

――かなり便利な場所にありますもんね。

 

岡田 港区なんでね~。当時は、僕ら二人ともお金がなさ過ぎて、ジャガイモをチンしただけのものを主食として生活していました。

 

――あははは。お二方とも売れる前の時期ですね。

 

岡田 フワちゃんだけでなくて、みんなの溜まり場になっていたんですよね。四千頭身とかもよく来ていましたよ。

 

――芸人さんがたくさん来て、ご近所さんからクレームはなかったのでしょうか?

 

岡田 それが今まで一度もないんですよ。 たぶん、この家の壁は薄いんですけど、周りの家がお金持ちなので、壁の強度や防音性があるんだと思います。大きな台風が来た時も、周りの家に守られていたので、無風だったんですよ。

 

――すごい……。本当に奇跡の物件ですね。

 

自宅トークライブがきっかけで、チャンネル開設
「責任をもって成功させようと思った」

――こちらに住み始められた後、YouTubeチャンネル『岡田を追え!!』がスタートしますが、始まったきっかけは何だったのでしょうか?

 

岡田 2019年からチャンネルを始めたのですが、それ以前からうっすらとYouTubeをやりたいな、と思っていたんです。暇だったので、こんなチャンネルにしたいとかを、ずーっと考えてノートに書いてました。

 

――以前から構想があったんですね。

 

岡田 はい。それで、そのころはほんまにお金がなかったので、この家でライブをしていたんですよ(笑)。僕が60分トークして、500円ワンコインって感じで。

 

――え? ここで…!? それはファンの方も喜びそうです。

 

岡田 8人入れば満席くらいなのですが、その時にお客さんの1人として来てくれていたのが、いま僕に密着して動画を撮ってくれている佐野(コウ生)くんだったんですよね。彼は当時大学生だったのですが、作家や裏方の仕事がしたいと言っていて、ある時「YouTubeやりませんか?」と誘われたんです。それがきっかけでした。

 

――初めから岡田さんに密着するチャンネルにしようと決めていたんですか?

 

岡田 そうですね。チャンネルのテーマや登録者数の目標は、しっかり最初に定めてから、スタートさせましたね。

 

――かなり具体的に決めていたんですね。

 

岡田 そのころ僕は28、29歳くらいで、本腰を入れてやりたいという思いがあったのと、結局佐野くんは岡田の密着だけに専念することになったので(笑)、責任をもって成功させようと思ったんです。

 

――実際に、チャンネル登録者数も49万人と大人気です。

 

岡田 ありがたいです。 ちなみに、動画の空気感も初期から何も変わっていないんですよ。例えば、僕がブラジルやコロンビアに行った話をすると、テロップで「嘘つけ」とか「かっこつけるな」とか「行ったことあるアピールだろ!」ってツッコミが入るんですが、それは“本当のことを言ってるのに、全然信じてもらえない”ってオモロいな~って考えから来ていて。

 

――いつも秀逸なテロップに笑っています!

 

岡田 そんな風になったのも、フワちゃんとAマッソの加納さんとの会話がきっかけなんです。3人で遊ぶ約束をしていた時に、僕がお台場で仕事があって遅れる日があったんですね。それが「本当かよ」って思われそうだったので、信ぴょう性を持たせるために「お台場で仕事があります」と丁寧に言ったら「いつまでフジテレビのこと言ってんねん」ってツッコまれて(笑)。

 

――あははは、なるほど。フジテレビでレギュラーがあったことをイジられたというか。

 

岡田 そうなんです。そのノリが今に至るまで続いている感じなんですよね。

 

動画のゲストがどんどん売れっ子に
「平成フラミンゴも登録者5万人くらいのころで…」

――岡田さんのチャンネルは、出演されるゲストの方も幅広くて、豪華なメンバーですよね。交友関係が広いなと感じます。

 

岡田 あまり意識したことないですが、基本はもともと知り合いだった人に出演してもらっている感じです。パンプキンポテトフライの谷(拓哉)さんや、3時のヒロインの福田(麻貴)さんは、昔から出てもらっていますし、元AKB48の大家(志津香)さんも以前から知っていて。

 

――初めてのゲストの方は、岡田さんからオファーをされているんですか?

 

岡田 いや、向こうから出たいって来てくださる方が多いですね。グラビアアイドルの方とか、こっちからオファーしたら、キモいじゃないですか……!

 

――(笑)。でも、逆オファーが来るってすごいことです。

 

岡田 平成フラミンゴなんかは『岡田を追え‼』のことを「面白い!」って言ってくれてたことが始まりで、僕も彼女たちの動画を見たらオモロかったので、コラボするように。当時は、平フラも登録者5万人くらいのころで……。

 

――今では登録者数300万人超えで、大人気のお二人ですから。

 

岡田 フワちゃんなんかもそうですが、周りの友達がびっくりするぐらい売れていく人が多くて驚きます。先日は、『お笑いワイドショー マルコポロリ!』(関西テレビ)に、フワちゃんを中心にAマッソ・加納さんやトンツカタン・森本(晋太郎)などの仲が良い人たちで出演してきました。

 

――皆さん、売れっ子ですごいメンバーですね。

 

岡田 実は、その収録の時に、僕の肩書きが「YouTuber芸人」になっていたんですよね(笑)。それは最初にフワちゃんが「YouTuber芸人」という肩書きで出演していたからなんですが、大御所の方々からは「なんやそれ」となって。でも、絡んで何回かラリーして「コイツめっちゃ芸人やな」と認識してもらった感じでした。見え方が難しくて、悩みどころです。

 

――岡田さんは、肩書きがいろいろありますもんね。

 

岡田 フワちゃんに相談したら「まあ、芸人の方がいいんじゃない?」と言われたんです。フワちゃんはYouTuberとして世に出たらしいんですけど。もしかしたら、今後は場所によって肩書きが変わる可能性もありますね。

 

自炊動画も話題に!影響を受けたのは、タモリさんとグッチさん

――岡田さんは、お料理動画も頻繁にアップされていますよね。もともと料理は得意だったんですか?

 

岡田 ずっと好きでやっていました。小学校のころ、タモリさんの「ジャングルクッキング」をよく見ていて、影響を受けましたね。その後は、料理もできるお笑いタレントとして、グッチ裕三さんに憧れていて。もともとグッチさんの『ハッチポッチステーション』(NHK)を見て「お笑いをやりたい!」と思ったんですよ。

 

――おお~、懐かしい。意外なきっかけですね。

 

岡田 タモリさんに関しては、料理以外にも、影響を受けていて。僕が毎日70点くらいを目指してYouTubeをやっているって話をZAZYにしたら「それタモリさんも『いいとも』のときに言ってたよ」って話になったんです。その後も、タモリさんも同じことを言ってたってことが多くて。

 

――共通点があったんですね。

 

岡田 僕の父親がタモリさんが好きで、小さいころからよく見ていたので、知らず知らずのうちに影響を受けて、染み付いているんですよね。タモリさんの細かいノリやニッチな部分を深掘りする感じが大好きですね。タモリさんには、まだ会ったことないので、ぜひお会いしたいです。

 

コラボしたいのは、本田圭佑
「共感できる部分があるんじゃないかなと思って」

――今後、YouTubeでコラボしたい方は誰かいらっしゃいますか?

 

岡田 本田圭佑さんですね。本田さんは自分の心の中に〝リトル本田〟がいると話されてるんですけど、僕は背後に〝ビッグ岡田〟がいるんですよ。

 

――!?  それはどういうことですか……?

 

岡田 2016年にハワイに行ったんですけど、そのころから僕をコントロールする存在が、僕の中に現れたんですよ。「これやったら、オモロいんちゃう?」とか問いかけて来るような人で。そこで、本田さんとは、何か共感できる部分があるんじゃないかなと思って。彼も自分で自分を操作している感じだと思うんです。

 

――なるほど。第三者的な視点が、自分の中にあるということですね。

 

岡田 そうなんです。だから、ぜひ一度会ってじっくりお話してみたいんですよ。いつか実現できたらと思います。

 

――最後に、今後の目標ややりたいことがあれば教えてください。

 

岡田 海外に行きたいですね。海外に行っても、いまYouTubeでやっていることと同じようなことやってるみたいな。例えば、ブラジル行ってるのにコンロで料理しているとか、アフリカ行ってるのに海苔の雑学をまだ言ってる、とか(笑)。

 

――それは面白そうですね~。

 

岡田 自分自身と背景の振り幅を見せたいんですよ。普段と変わらない僕が、海外にいる感じで画面に収めたいです。

 

――最終的に、岡田さんの目指すところとは何になるんでしょうか?

 

岡田 最後は、動画にせずに動画っぽいことをやっていたいですね。誰にも見られずに一人で。行動が染みつきすぎて、見せるものと自分がやることが、一体となる感じです。そうなったら最高ですね。

 

――(笑)。動画でなくとも、お客さんが数人いる場とかでも面白そうです。

 

岡田 アナログな場所もいいですね。絶対に見せる対象を狭くしようっていうタイミングが来るので、その時に自然にそういうことができていたら良いですね。

 

――今後も楽しみにしています。ありがとうございました!

トリンドル瑠奈が『君と世界が終わる日に』でドラマ初出演 “パリピの楽園”で暮らす謎の女性・ローズ役

スペシャルドラマ『君と世界が終わる日に』トリンドル瑠奈

 

3月19日(日)に放送される竹内涼真主演のスペシャルドラマ『君と世界が終わる日に』(日本テレビ系 午後10時30分~)に、トリンドル瑠奈が出演。コメントが到着した。

 

本作は、ゴーレムと呼ばれるゾンビに占拠された死と隣り合わせの“終末世界”を舞台に、竹内演じる主人公・間宮響と仲間たちが生き残りを懸けた闘いに身を投じる、極限のゾンビサバイバルドラマ。スペシャルドラマの放送終了後にはHuluでSeason4の独占配信がスタート、さらに映画化も決定している。

 

スペシャルドラマで描かれるのは、響が姿を消した恋人・来美(中条あやみ)を探していた頃に起こった、知られざるストーリー。

 

旅の途中、通称「エース」(柄本時生)と名乗る青年と出会った響。彼はトランシーバーで各地にいるハンター仲間と交信しながらゾンビを狩り、世界中を旅していると言い張るが、その正体は単なる元オタクゲーマーだった。

 

トリンドル瑠奈が演じるのは、そんなエースがひそかに想いを寄せる謎の女性・ローズ。オンラインゲーム上のやりとりのみで直接会ったことはなかったが、響と行動を共にする中、たどり着いた「一ノ瀬リゾート」で対面を果たす。

 

「一ノ瀬リゾート」では、若者たちが豪華な食事や音楽、踊りを楽しむ優雅な生活を送っており、響たちが生き抜いてきた終末世界とは別世界の“パリピの楽園”だった。ローズはエースにもコミュニティの一員に加わるように誘うが、そのコミュニティにはとんでもない秘密があった。

 

ファッションモデルやタレントとして数多くのバラエティ番組に出演し、姉・トリンドル玲奈と共にYouTuberとしても活動しているトリンドル瑠奈。「最強にかわいい姉妹」として話題の彼女は、本作がドラマ初出演となる。

 

トリンドル瑠奈(ローズ役)コメント

出演が決定した時はずっと見ていた作品の世界に自分が入れることがとにかくうれしかったです。
初めてのドラマ出演だったので撮影の初日は前日からものすごく緊張していたのですが、当日は共演者やスタッフの皆さまが温かく迎え入れてくれたおかげで、とっても楽しく撮影ができました。特に主演の竹内さんは、響みたいにみんなを引っ張っていくリーダーの風格がにじみ出ていて、とても頼もしい存在でした。
私が演じたローズはいつもニコニコしていて、少し能天気で、背伸びをしているけど根はとても純粋な女の子です。今までの『きみセカ』には出てこなかったタイプだと思うので、その新鮮さが出ていたらうれしいです。

 

番組情報

スペシャルドラマ『君と世界が終わる日に』
日本テレビ系
2023年3月19日(日)午後10時30分~

番組公式HP:https://www.ntv.co.jp/kimiseka/
Twitter:@kimiseka_ntv
Instagram:@kimiseka_ntv
TikTok:@kimiseka_hulu
番組公式ハッシュタグ:「#君と世界が終わる日に」

トラウデン直美&岸本理沙アナが『めざまし8』金曜MCに【コメントあり】

『めざまし8』トラウデン直美、岸本理沙アナ©フジテレビ

 

4月より『めざまし8』(フジテレビ系 毎週月曜~金曜 午前8時~9時50分)の金曜MCを、トラウデン直美と岸本理沙アナウンサーが務めることが決定した。

 

2023年4月で3年目に突入するフジテレビのニュース情報番組『めざまし8』。2021年の番組開始から、谷原章介と共にメインキャスターを務めていた永島優美アナウンサーが3月31日(金)で番組を卒業する。

 

後任として、月曜~木曜のメインキャスターを小室瑛莉子アナが担当。そして金曜のMCを、トラウデン直美と入社2年目(現在入社1年目)の岸本理沙アナの2人が担当することが決定した。

 

既に水曜日のSPキャスターとして『めざまし8』に出演しているトラウデンは金曜MC就任について、「驚き、緊張とともに、とてもワクワクしています。金曜日の忙しい朝の時間、皆さんにもうひと踏ん張り頑張ろうと思ってもらえるよう気持ちのいい朝をお届けします!」と喜びを語った。

 

また、初めてニュース情報番組を担当することになる岸本アナは「入社前から見ていた番組なだけに本当に喜びで胸いっぱいでした。番組に一日でも早く貢献できるよう、これから頑張ってまいります」と意気込みを寄せた。

 

トラウデンは、2年前の番組開始時からSPキャスターとして出演し、企画取材からスタジオでのコメントでも活躍。慶應義塾大学法学部卒の知性派モデルで、報道や情報番組でコメンテーターとして幅広い番組に出演している。

 

2021年1月より環境省サステナビリティ広報大使を務め、2月からは厚生労働省「コロナ禍の雇用・女性支援プロジェクトチーム」メンバーの一員としても活動するトラウデンは、生活情報や企画取材などのコーナーでMCを担当する。

 

岸本アナは2022年4月に入社し、同年7月から報道番組『Live News イット!』の「フィールドキャスター」に就任。また、同年9月10日・11日に2夜連続生放送でお届けした超大型バラエティ特別番組『FNSラフ&ミュージック~歌と笑いの祭典~』では、同期の松﨑涼佳アナと共にゴールデンプライム番組の進行に初挑戦した。

 

さらに、今年1月にはアニメ『GO!GO!チャギントン』の9代目チャギントンナビゲーターに就任し、活躍の場を広げている。岸本アナは、ニュースコーナーのMCを担当する。

 

トラウデン直美 コメント

『めざまし8』トラウデン直美©フジテレビ

 

4月から金曜MCをさせていただくことになりました! 驚き、緊張とともに、とてもワクワクしています。これまではSPコメンテーターとして番組に関わらせていただいていましたが、これからはMCとして社会のこと、番組のこと、自分自身のことをより一層深く考えていけたらと思います。金曜日の忙しい朝の時間、皆さんにもうひと踏ん張り頑張ろうと思ってもらえるよう気持ちのいい朝をお届けします! どうぞこれからよろしくお願い致します。

 

岸本理沙(フジテレビアナウンサー)コメント

『めざまし8』岸本理沙アナ©フジテレビ

 

このお話をうかがった時は、入社前から見ていた番組なだけに本当に喜びで胸いっぱいでした。谷原さん、永島さん、そして『めざまし8』に携わる皆さまが築き上げてこられた番組に一日でも早く貢献できるよう、これから頑張ってまいります。先輩の小室アナとは2人で焼肉を食べに行くほど仲が良いので何かあったらすぐに相談したいと思います(笑)。これから何とぞよろしくお願い致します!

 

チーフプロデューサー・渡邊貴(フジテレビ情報制作センター)コメント

トラウデン直美さんには、これまでSPキャスターとしてさまざまな現場で取材をしてもらってきましたが、取材者として本質を突くような質問や、スタジオでの鋭いコメントに感心させられておりました。MCとして番組を進行することができたら新しいトラウデンさんの魅力を引き出し、金曜日をスペシャルな内容にしてくれるのではないかと考えお願いすることになりました。
岸本アナは、明るくさっぱりしていて、ノリの良い印象です。現在入社1年目ですが、どんどん吸収し、急成長を遂げそうな予感がしています。内容も雰囲気も、スペシャルな金曜日にご期待ください!

 

番組情報

『めざまし8』
フジテレビ系
毎週月曜~金曜 午前8時~9時50分

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/mezamashi8/
公式Twitter:@cx_meza8
公式Instagram:@mezamashi8.tv
公式TikTok:@mezamashi8tiktok
公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCiGA_R0F_m6qBEgOwHFuVgg/featured

 

©フジテレビ

NMB48隅野和奏がビキニ姿でフレッシュ美ボディ披露【独占カット】

NMB48の隅野和奏が、3月9日(木)発売のアイドル誌「BOMB」4月号のグラビアに登場した。

 

NMB48の4枚目のアルバム『NMB13』リード曲で選抜入りを果たした隅野和奏。水着グラビア界隈でも話題の7期生が待望のボムソロビキニグラビアに登場。152センチと小柄ながら、かわいさとセクシーさが融合した“ナンバビキニの未来”を背負って立つ圧巻のグラビアを披露している。

 

表紙巻頭は、4月1日(土)・2日(日)に横浜スタジアムで『4回目のひな誕祭』を開催する日向坂46。通常版の表紙を飾るのは、2人での表紙は史上初となる“ちっちゃいふたり”コンビの東村芽依&山口陽世。“ちっちゃいふたり”にはおっきなものをということで、2メートルのクマの縫いぐるみ(名前は熊吉熊太郎)、おっきなスプーンとおっきなフォーク、2人ではいてもブカブカな超巨大ジーンズを使ったグラビアを。また、運動神経抜群な東村と山口には、卓球とビーチボールも用意。どちらかが超巨大なサイズとなっている。

 

通常版の裏表紙には、3月29日(水)で1周年を迎える≒JOY(ニアリーイコールジョイ 通称:ニアジョイ)から江角怜音・大信田美月・村山結香・山野愛月が登場。4人で仲良く女子旅へ。雪の降る旅館でカラオケをしたり、おでんを食べたり、枕投げをしたり。みんなの楽しさが伝わってくるグラビアとなっている。

 

4枚目のアルバム『NMB13』をリリースしたNMB48はグラビア総力特集。今年20歳になり、大人の魅力も兼ね備えたNMB48のグラビアクイーン、本郷柚巴はソロビキニグラビア16ページ。深紅のベロアビキニのセクシーさ、水色チューブトップ水着の爽やかさ、そしてかわいらしい小さなリーフ柄ビキニの健康ボディ。大好きなトマトとの笑顔も。

 

新公演が話題の9期生17人を、1期生ほか先輩たちもボムが撮影した大阪城で雑誌媒体初撮り下ろし。

 

【通常版】
表紙:東村芽依・山口陽世(日向坂46)
裏表紙:江角怜音・大信田美月・村山結香・山野愛月(≒JOY)

<W付録>
①両面超ビッグポスター(743mm×526mm)
東村芽依・山口陽世(日向坂46)

②両面ピンナップポスター
江角怜音・大信田美月・村山結香・山野愛月(≒JOY)

【TSUTAYAほか店舗限定版】
表紙:本郷柚巴(NMB48)
裏表紙:隅野和奏(NMB48)

<W付録>
①両面超BIGポスター(743mm×526mm)
本郷柚巴(NMB48)

②両面ピンナップポスター
江角怜音・大信田美月・村山結香・山野愛月(≒JOY)
※付録ピンナップは通常版と同じものです

<そのほかのラインナップ>
都丸紗也華は前回の愛猫ルナちゃんに続き、今月は妹の都丸亜華梨と姉妹で水着グラビアに。2人でお風呂入ったり、ベッドで寝転んだり、パンケーキ食べさせ合ったりと“都丸家サイコー!”なグラビアとなっている。また、紗也華・亜華梨でルナちゃんTシャツを着ている写真も。

3月15日(水)に9枚目のシングル『息をする心』を発売するSTU48から、石田千穂・中村舞・高雄さやかが登場。23年のSTU48のスローガンは『超えてゆけ。』。とても熱いインタビューに。

舞台『鋼の錬金術師』でヒロインを演じるAKB48の岡部麟も撮り下ろしインタビュー。春らしい陽気の中で公園を散歩を楽しんでいる。

レペゼン名古屋の2アイドル。TEAM SHACHIとカミングフレーバーの強力コラボユニット、シャチフレがボム初登場。好評発売中のコラボシングル『I’s PRIDE』について語っている。

そのほか、木下彩音、井本彩花、上坂樹里、三好佑季ほかインタビューも充実。

<掲載タレント>
東村芽依・山口陽世(日向坂46)
本郷柚巴(NMB48)
隅野和奏(NMB48)
9期生(NMB48)
江角怜音・大信田美月・村山結香・山野愛月(≒JOY)
都丸紗也華・都丸亜華梨
石田千穂・中村 舞・高雄さやか(STU48)
岡部 麟(AKB48)
シャチフレ
木下彩音
井本彩花
上坂樹里
三好佑季

 

「ボム4月号」
特別定価:本体1,064円+税(税込:1,170円)
発売日:2023年3月9日(木)
判型:AB判 電子版:なし
ボム編集部公式Twitter:https://twitter.com/idol_bomb

【ご購入はコチラ】
<通常版>
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B0BTXYP886/
セブンネット:https://7net.omni7.jp/detail/1107376228
HMVローソン:https://www.hmv.co.jp/product/detail/13710515

<限定版>
TSUTAYA:https://shop.tsutaya.co.jp/book/product/4910080020439/

 

佐野ひなこ ドキッとするようなショットも…!“大人のひとり旅”を捉えた写真集が発売

佐野ひなこ(撮影:菊地泰久/秋田書店)

 

女優・モデル・グラビアなどマルチに活動する佐野ひなこの最新写真集が、4月7日(金)に発売決定。本人からのコメントが到着した。

 

今作は、「沖縄・京都をめぐる旅」をテーマに撮影を敢行。真夏の沖縄では、夏らしくビーチやプール、リゾートホテルなどでバカンスを楽しんでいる様子を撮影した。また、ドキッとするようなお風呂シーンも。

 

京都では、打って変わって落ち着いた大人のひとり旅を展開。貴船神社や先斗町などの京都らしい街並みを巡っている様子や、温泉旅館でくつろいでいる様子などを収めている。これまでの彼女の写真集とは一味違い、一緒に沖縄旅行を楽しみ、そして京都ひとり旅をのぞき見している気分になるプライベート感満載の一冊に仕上がった。

佐野ひなこ(撮影:菊地泰久/秋田書店)

 

今回の発表に際して、佐野は「沖縄も京都もプライベートでよく行く場所だったので、リラックスして撮影に臨めました。撮影していても、意識せず素の部分が出ていたように思います」と振り返る。

 

そして「約1年ぶりの写真集ということで、1年前よりもアップグレードした姿を皆様に見せられたらと思っています。完成した作品をぜひ手に取ってもらえたらうれしいです」とメッセージを寄せた。

 

佐野ひなこ コメント

佐野ひなこ(撮影:菊地泰久/秋田書店)

 

沖縄も京都もプライベートでよく行く場所だったので、リラックスして撮影に臨めました。撮影していても、意識せず素の部分が出ていたように思います。
特に沖縄の撮影で使用させていただいたホテルが、プライベートでも友人と泊まったことがある場所だったので、本当にプライベートをさらけ出しているような恥ずかしい気持ちになりました(笑)。旅行がもともと好きなので、やっぱり旅っていいなぁ…と再確認できました。
約1年ぶりの写真集ということで、1年前よりもアップグレードした姿を皆様に見せられたらと思っています。完成した作品をぜひ手に取ってもらえたらうれしいです。

佐野ひなこ(撮影:菊地泰久/秋田書店)

 

書誌情報

佐野ひなこ写真集「タイトル未定(仮)」
2023年4月7日(金)発売

発売:秋田書店
判型:A4判/128ページ
定価:2,700円+税
撮影:菊地泰久

 

都丸紗也華&亜華梨姉妹がビキニ姿で美バスト披露【独占カット】

都丸紗也華・亜華梨姉妹が、3月9日(木)発売のアイドル誌「BOMB」4月号のグラビアに登場した。

 

都丸紗也華は前回の愛猫ルナちゃんに続き、今月は妹の都丸亜華梨と姉妹で水着グラビアに登場。2人でお風呂入ったり、ベッドで寝転んだり、パンケーキ食べさせ合ったりと“都丸家サイコー!”なグラビアとなっている。また、紗也華・亜華梨でルナちゃんTシャツを着ているショットも。

 

表紙巻頭は、4月1日(土)・2日(日)に横浜スタジアムで『4回目のひな誕祭』を開催する日向坂46。通常版の表紙を飾るのは、2人での表紙は史上初となる“ちっちゃいふたり”コンビの東村芽依&山口陽世。“ちっちゃいふたり”にはおっきなものをということで、2メートルのクマの縫いぐるみ(名前は熊吉熊太郎)、おっきなスプーンとおっきなフォーク、2人ではいてもブカブカな超巨大ジーンズを使ったグラビアを。また、運動神経抜群な東村と山口には、卓球とビーチボールも用意。どちらかが超巨大なサイズとなっている。

 

通常版の裏表紙には、3月29日(水)で1周年を迎える≒JOY(ニアリーイコールジョイ 通称:ニアジョイ)から江角怜音・大信田美月・村山結香・山野愛月が登場。4人で仲良く女子旅へ。雪の降る旅館でカラオケをしたり、おでんを食べたり、枕投げをしたり。みんなの楽しさが伝わってくるグラビアとなっている。

 

4枚目のアルバム『NMB13』をリリースしたNMB48はグラビア総力特集。今年20歳になり、大人の魅力も兼ね備えたNMB48のグラビアクイーン、本郷柚巴はソロビキニグラビア16ページ。深紅のベロアビキニのセクシーさ、水色チューブトップ水着の爽やかさ、そしてかわいらしい小さなリーフ柄ビキニの健康ボディ。大好きなトマトとの笑顔も。

 

アルバム『NMB13』リード曲で選抜入りを果たした隅野和奏。水着グラビア界隈でも話題の7期生が待望のボムソロビキニグラビアに登場。152センチと小柄ながら、かわいさとセクシーさが融合した“ナンバビキニの未来”を背負って立つ圧巻のグラビアを披露している。

 

新公演が話題の9期生17人を、1期生ほか先輩たちもボムが撮影した大阪城で雑誌媒体初撮り下ろし。

 

【通常版】
表紙:東村芽依・山口陽世(日向坂46)
裏表紙:江角怜音・大信田美月・村山結香・山野愛月(≒JOY)

<W付録>
①両面超ビッグポスター(743mm×526mm)
東村芽依・山口陽世(日向坂46)

②両面ピンナップポスター
江角怜音・大信田美月・村山結香・山野愛月(≒JOY)

【TSUTAYAほか店舗限定版】
表紙:本郷柚巴(NMB48)
裏表紙:隅野和奏(NMB48)

<W付録>
①両面超BIGポスター(743mm×526mm)
本郷柚巴(NMB48)

②両面ピンナップポスター
江角怜音・大信田美月・村山結香・山野愛月(≒JOY)
※付録ピンナップは通常版と同じものです

<そのほかのラインナップ>
3月15日(水)に9枚目のシングル『息をする心』を発売するSTU48から、石田千穂・中村舞・高雄さやかが登場。23年のSTU48のスローガンは『超えてゆけ。』。とても熱いインタビューに。

舞台『鋼の錬金術師』でヒロインを演じるAKB48の岡部麟も撮り下ろしインタビュー。春らしい陽気の中で公園を散歩を楽しんでいる。

レペゼン名古屋の2アイドル。TEAM SHACHIとカミングフレーバーの強力コラボユニット、シャチフレがボム初登場。好評発売中のコラボシングル『I’s PRIDE』について語っている。

そのほか、木下彩音、井本彩花、上坂樹里、三好佑季ほかインタビューも充実。

<掲載タレント>
東村芽依・山口陽世(日向坂46)
本郷柚巴(NMB48)
隅野和奏(NMB48)
9期生(NMB48)
江角怜音・大信田美月・村山結香・山野愛月(≒JOY)
都丸紗也華・都丸亜華梨
石田千穂・中村 舞・高雄さやか(STU48)
岡部 麟(AKB48)
シャチフレ
木下彩音
井本彩花
上坂樹里
三好佑季

 

「ボム4月号」
特別定価:本体1,064円+税(税込:1,170円)
発売日:2023年3月9日(木)
判型:AB判 電子版:なし
ボム編集部公式Twitter:https://twitter.com/idol_bomb

【ご購入はコチラ】
<通常版>
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B0BTXYP886/
セブンネット:https://7net.omni7.jp/detail/1107376228
HMVローソン:https://www.hmv.co.jp/product/detail/13710515

<限定版>
TSUTAYA:https://shop.tsutaya.co.jp/book/product/4910080020439/

NMB48本郷柚巴が爽やかチューブトップビキニ姿で魅了【独占カット】

NMB48の本郷柚巴が、3月9日(木)発売のアイドル誌「BOMB」4月号のグラビアに登場した。

 

今年20歳になり、大人の魅力も兼ね備えたNMB48のグラビアクイーン、本郷柚巴は16ページにわたってソロビキニグラビアを披露。深紅のベロアビキニのセクシーさ、水色チューブトップ水着の爽やかさ、そしてかわいらしい小さなリーフ柄ビキニの健康ボディ。大好きなトマトとの笑顔も。

 

表紙巻頭は、4月1日(土)・2日(日)に横浜スタジアムで『4回目のひな誕祭』を開催する日向坂46。通常版の表紙を飾るのは、2人での表紙は史上初となる“ちっちゃいふたり”コンビの東村芽依&山口陽世。“ちっちゃいふたり”にはおっきなものをということで、2メートルのクマの縫いぐるみ(名前は熊吉熊太郎)、おっきなスプーンとおっきなフォーク、2人ではいてもブカブカな超巨大ジーンズを使ったグラビアを。また、運動神経抜群な東村と山口には、卓球とビーチボールも用意。どちらかが超巨大なサイズとなっている。

 

通常版の裏表紙には、3月29日(水)で1周年を迎える≒JOY(ニアリーイコールジョイ 通称:ニアジョイ)から江角怜音・大信田美月・村山結香・山野愛月が登場。4人で仲良く女子旅へ。雪の降る旅館でカラオケをしたり、おでんを食べたり、枕投げをしたり。みんなの楽しさが伝わってくるグラビアとなっている。

 

4枚目のアルバム『NMB13』をリリースしたNMB48はグラビア総力特集。アルバム『NMB13』リード曲で選抜入りを果たした隅野和奏。水着グラビア界隈でも話題の7期生が待望のボムソロビキニグラビアに登場。152センチと小柄ながら、かわいさとセクシーさが融合した“ナンバビキニの未来”を背負って立つ圧巻のグラビアを披露している。

 

新公演が話題の9期生17人を、1期生ほか先輩たちもボムが撮影した大阪城で雑誌媒体初撮り下ろし。

 

【通常版】
表紙:東村芽依・山口陽世(日向坂46)
裏表紙:江角怜音・大信田美月・村山結香・山野愛月(≒JOY)

<W付録>
①両面超ビッグポスター(743mm×526mm)
東村芽依・山口陽世(日向坂46)

②両面ピンナップポスター
江角怜音・大信田美月・村山結香・山野愛月(≒JOY)

【TSUTAYAほか店舗限定版】
表紙:本郷柚巴(NMB48)
裏表紙:隅野和奏(NMB48)

<W付録>
①両面超BIGポスター(743mm×526mm)
本郷柚巴(NMB48)

②両面ピンナップポスター
江角怜音・大信田美月・村山結香・山野愛月(≒JOY)
※付録ピンナップは通常版と同じものです

<そのほかのラインナップ>
都丸紗也華は前回の愛猫ルナちゃんに続き、今月は妹の都丸亜華梨と姉妹で水着グラビアに。2人でお風呂入ったり、ベッドで寝転んだり、パンケーキ食べさせ合ったりと“都丸家サイコー!”なグラビアとなっている。また、紗也華・亜華梨でルナちゃんTシャツを着ているショットも。

3月15日(水)に9枚目のシングル『息をする心』を発売するSTU48から、石田千穂・中村舞・高雄さやかが登場。23年のSTU48のスローガンは『超えてゆけ。』。とても熱いインタビューに。

舞台『鋼の錬金術師』でヒロインを演じるAKB48の岡部麟も撮り下ろしインタビュー。春らしい陽気の中で公園を散歩を楽しんでいる。

レペゼン名古屋の2アイドル。TEAM SHACHIとカミングフレーバーの強力コラボユニット、シャチフレがボム初登場。好評発売中のコラボシングル『I’s PRIDE』について語っている。

そのほか、木下彩音、井本彩花、上坂樹里、三好佑季ほかインタビューも充実。

<掲載タレント>
東村芽依・山口陽世(日向坂46)
本郷柚巴(NMB48)
隅野和奏(NMB48)
9期生(NMB48)
江角怜音・大信田美月・村山結香・山野愛月(≒JOY)
都丸紗也華・都丸亜華梨
石田千穂・中村 舞・高雄さやか(STU48)
岡部 麟(AKB48)
シャチフレ
木下彩音
井本彩花
上坂樹里
三好佑季

 

「ボム4月号」
特別定価:本体1,064円+税(税込:1,170円)
発売日:2023年3月9日(木)
判型:AB判 電子版:なし
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菊池桃子が縁結びグルメドラマ『婚活食堂』に主演!割烹着姿で心もおなかも満たす婚活アドバイス【コメントあり】

菊池桃子が、4月15日(土)スタートの真夜中ドラマ『婚活食堂』(BSテレ東 深夜0時~0時30分)で主演を務めることが決定した。

『婚活食堂』菊池桃子 © 「婚活食堂」製作委員会 2023

 

原作は、松本清張賞受賞作家・山口恵以子によるシリーズ累計発行部数30万部の同名小説。おでん店「めぐみ食堂」の女将がおいしい料理と温かな助言で、常連客たちの婚活を成功に導いていく、ハートウオーミングな縁結びグルメドラマだ。

 

テレビ東京『真夜中にハロー!』以来の主演となる菊池が演じるのは、「めぐみ食堂」の女将・玉坂恵。和服に割烹着姿の恵は、おでんや小料理、お酒の数々でおなかを満たすだけではなく、その人生経験と“男女の縁”を見る不思議な力によって客の背中を押し、心を満たしていく。

 

実は恵には、テレビや雑誌で活躍するほどの占い師であったものの、人気や財産、そして占い師としての力までをも失った過去が…。その後、導かれるようにたどり着いた「めぐみ食堂」を一人で切り盛りし、恋愛や結婚についてのさまざまな悩みを抱える常連客と接するうちに、良縁・悪縁を見極める新たな力を持つように。そんな恵からのアドバイスにより、「めぐみ食堂」の客たちは幸せをつかんでいく。

 

菊池桃子(玉坂恵役)コメント

◆『婚活食堂』主演への意気込み

占いや不思議な力を身につけている役は初めてなので楽しみです。

 

自分にもし不思議な力があったなら、人が幸せになるために使いたいと思いますし、『婚活食堂』でも皆さんを幸せにする感情を大切に演じたいと思います。

 

◆『婚活食堂』のストーリーについて

脚本を読ませていただき、パートナーを探すときに起こる葛藤と奇跡に驚かされています。

 

読み手が「あるある」「いるいる!」と、原作が愛され続けているように。

 

ドラマも視聴者の皆様の心に寄り添いたいです。

 

◆恵を演じる上で、どのような演技の工夫をされますか?

めぐみ食堂では割烹着をつけるシーンが印象的です。

 

皆さんを愛する大きな愛が表情に表れるように工夫したいと思います。

 

割烹着姿の皆さんのお母さん代表のような大きな愛を伝えられたらいいですね。

 

原作者・山口恵以子 コメント

「婚活食堂」の読者の方から「めぐみ食堂みたいなお店が実際にあればいいのに」というご意見をたくさんいただきます。

 

私も自分で書きながら「めぐみ食堂みたいなお店で呑みたいな」と思っています。

 

そんな読者と作者の願いがかなって、今回ドラマ化が決定いたしました。

 

画面に登場するリアルめぐみ食堂をご覧ください。湯気の立つリアルおでんと、いかにもおいしそうなリアル料理の数々をご覧ください。

 

それを肴に一杯やれば、あなたはもう、めぐみ食堂のお客さんの一員です。

 

そして、菊池桃子さん扮する恵さんの笑顔に癒やされてください。次々登場するあの人、この人のドラマを楽しんで、あなたも明日への英気を養ってください。

 

プロデューサー・瀧川治水(BSテレ東)コメント

昨今、結婚されない人たちが増えている中、新しい視点をもつグルメドラマの誕生です。さまざまな恋愛に悩みを持った客が訪れるという「めぐみ食堂」。その女将が菊池桃子さんとあっては、覗かずにはおれません!かつては人気敏腕占い師だった彼女がなぜ、婚活に力をいれるのか?毎話の波乱万丈なストーリーの中に婚活+グルメ+サスペンスが串刺し!!まさに、ちくわ、じゃがいも、こんにゃくと、三拍子のおでんがうなる不思議な味付けドラマに、独身もカップルも、ぜひほっこり癒やされてください!!

 

番組情報

真夜中ドラマ『婚活食堂』

BSテレ東/BSテレ東4K/テレビ大阪

2023年4月15日(土)スタート

BSテレ東 毎週土曜

深夜0時~0時30分

 

テレビ大阪 毎週土曜

深夜1時~1時30分

 

NTTドコモ「Lemino」で1週間先行配信

※広告付無料動画配信サービス「ネットもテレ東」(テレビ東京HP、TVer)では、テレビ大阪での放送直後より配信

 

原作:「婚活食堂」山口恵以子(PHP文芸文庫)

主演:菊池桃子

監督:小沼雄一、横井健司、安川徳寛

脚本:小沼雄一、三津留ゆう、石川美香穂

プロデューサー:瀧川治水(BSテレ東)、鈴木伸明(クープ)、服巻泰三(ソリッドフィーチャー)

コンテンツプロデューサー:浅岡彩子(BSテレ東)、藤井隆史(BSテレ東)、髙橋一馬(BSテレ東)、久保田渉(BSテレ東)

制作:BSテレ東/クープ

製作著作:「婚活食堂」製作委員会 2023

 

公式HP:https://www.bs-tvtokyo.co.jp/shokudou/

公式Twitter:@shokudou_bs7ch

 

©「婚活食堂」製作委員会 2023

©「婚活食堂」シリーズ 山口恵以子著(PHP文芸文庫)

白石麻衣が『風間公親-教場0-』で刑事役初挑戦「髪を20センチ以上バッサリ切りました!」

4月10日(月)にスタートする木村拓哉主演『風間公親-教場0-』(フジテレビ系 毎週月曜 午後9時~9時54分)に白石麻衣の出演が決定し、白石と渡辺恒也プロデューサーからコメントが到着した。

『風間公親-教場0-』白石麻衣 ©フジテレビ

 

原作は、「週刊文春ミステリーベスト10」(2013年)第1位、「このミステリーがすごい!」(2014年)第2位を獲得し、2013年にミステリー界の話題を総ざらいした長岡弘樹の『教場』シリーズ。警察小説の新境地としてシリーズ累計130万部突破のベストセラーとなっており、多くのファンの間で映像化が待ち望まれてきた作品だ。

 

今作は、『教場』(2020年)、『教場II』(2021年)で風間(木村)が教官として警察学校に赴任する以前、“刑事指導官”として新人刑事の教育に当たっていた時代を描く。そこは「風間道場」と呼ばれ、キャリアの浅い若手刑事が突然、刑事指導官・風間公親とバディを組まされ、実際の殺人事件の捜査を通して刑事としてのスキルを学ばせる育成システムとなっていた。

 

そんな本作で白石が演じるのは、風間とバディを組む新人刑事・鐘羅路子役。所轄署から、捜査一課の「風間道場」へとやってきた路子は、所轄署でも事件の解決に貢献しており、一定の評価は得ていた。現場での聴取がうまく、事件関係者への聞き込みから死亡した人物とその周辺の人物の人間関係を読み解く。男女の恋愛における機微などを察知し、独特の感性で、その男女がどのような関係なのかを考察する能力に長けている。

 

その勘の良さが事件解決に役立つ一方で、路子自身が交際する男性との関係に問題を抱えていた。勤務中は風間に私生活でのトラブルを一切見せない路子だが、そこには風間に絶対に知られてはいけない事情があった…。

 

今作で刑事役初挑戦、そして主演の木村とも初共演作となる白石。「役作りのために髪を20センチ以上バッサリ切りました!デビューして以来、ここまで短い髪というのは初めてです。初の刑事役はいろいろな意味で演じるのが楽しみです」と決意を明かした。

 

これまでに発表された新人刑事役は新垣結衣、北村匠海、染谷将太。そして今回発表の白石は2人目の女性キャストとなったが、風間とバディを組む新人刑事役は残すところあと1人。その1人は一体誰になるのか、続報にも期待が高まる。白石と、プロデュース・渡辺恒也(フジテレビ 編成部)によるコメント全文は以下を参照。

 

白石麻衣 コメント

『風間公親-教場0-』白石麻衣 ©フジテレビ

 

◆今作への出演オファーを受けた時の率直な感想は?

びっくりしましたし、“私ですか?”と思いました。SPドラマとして放送された『教場』は一視聴者として見ていたので、出演する側としてお声がけいただけたのは素直にうれしかったです。

 

◆木村拓哉さんとの初共演について

お芝居で共演するのは初めてなので緊張します。間近で木村さんのお芝居を見ることができるのはなかなかない機会ですので、現場でいろいろと学びながらついていこうと思っています。

 

◆木村さん演じる風間とバディを組むことになりますが?

教官の時の風間さんは冷静で、それが刑事指導官としてはどうなるんだろうな?と考えたりしています。前作の風間教官の厳しい指導を乗り越えた生徒たちを見てきたので、今回はその世界に私が入ったらどうなってしまうんだろう?という不安は感じています。

 

◆ご自身が演じる鐘羅路子はどのようなキャラクターですか?

とにかく私生活と仕事のギャップがすごくある人です(笑)。仕事には真面目に向き合っていますが、私生活では交際している男性との関係に問題を抱えていたり。しかし、そういう人だからこそ、事件の犯人についてわかることがあったり。“女の勘”のようなものを持っているところが魅力のひとつです。風間さんと話している時も、いたって真面目ではありますが、固くなりすぎず、柔らかい口調が出たり。そこは親しみを持っていただきやすいキャラクターだと思います。

 

◆刑事役は今作が初挑戦となりますか?

はい、初めてになります。刑事としての所作や決まりごとがあると思いますので、刑事としてご覧いただけるように、立ち振る舞いなどからしっかりと演じたいです。また、役作りのために髪を20センチ以上バッサリ切りました!デビューして以来、ここまで短い髪というのは初めてです。初の刑事役はいろいろな意味で演じるのが楽しみです。

 

◆放送を楽しみにしている視聴者の皆さんへのメッセージ

今までの『教場』とはガラッと変わって、また違う色の作品になると思います。見てくださるみなさんも驚かれるかもしれませんが、楽しんで見ていただけるお話がたくさん詰まっています。風間指導官の一言一言には重みがあって、私自身に刺さる言葉もたくさんあります。そんな指導官と指導を受けている新人刑事たちがどう事件を解決して行くのか?どんな推理をするのだろう?と、楽しみながらご覧いただけたらと思います。

 

プロデュース 渡辺恒也(フジテレビ 編成部)コメント

鐘羅路子は、私生活に問題を抱えていて、刑事という仕事にも100%の熱量で向き合っているとは言い難く、それでいて持ち前の勘の良さによって要領よくこなせてきた、表裏の二面性を持つようなキャラクターです。そんな路子がなぜ“風間道場”に呼ばれたのか、風間が路子の中に見出した“刑事としての素質”とはいったい何なのか。路子自身にさえわかっていないところから、彼女の“教場”はスタートします。風間の元で指導を受ける中で路子が何に気付き、どんな決断を下すことになるのか、作品の中での成長を視聴者の皆さんに一緒に見届けてもらえるような役にしたいと考え、キャスティングに臨みました。白石麻衣さんはこれまでの華々しい活躍の経歴を経ながら、どこか俳優としての自分自身のポテンシャルを模索しているような印象があり、路子が持っている刑事としての“伸びしろ”と重なる部分があるようにも感じています。実際に白石さんが演じる路子は、シンプルでしなやかな強さと薄いガラスのような危うさの両方を持った、一言では言い表せない底知れぬ魅力を感じさせる存在となっています。『風間公親』の物語に他の新人刑事とはまた異なる彩りを加えてくれるという確信とともに、この役との出会いが白石さん自身にとっても大きな飛躍の一歩となることを、期待しています。

 

番組情報

『風間公親-教場0-』

フジテレビ系

2023年4月10日(月)スタート

毎週月曜 午後9時~9時54分※初回30分拡大

 

<CAST>

木村拓哉、新垣結衣、北村匠海、白石麻衣、染谷将太ほか

 

<STAFF>

原作:長岡弘樹『教場0 刑事指導官・風間公親』『教場X 刑事指導官・風間公親』(小学館)

脚本:君塚良一

プロデュース:渡辺恒也、宋ハナ

演出・プロデュース:中江功

制作・著作:フジテレビ

 

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/kyojo0/

公式Twitter:https://twitter.com/kazamakyojo

公式Instagram:https://www.instagram.com/kazamakyojo

今田耕司、瀧本美織、池田美優がうそ常連の見破りに挑む『常連3』2週連続放送決定!

3月30日(木)、4月6日(木)放送の特番『常連3』(日本テレビ系 午後11時59分~深夜0時54分)に、今田耕司、瀧本美織、池田美優の出演が決定した。

『常連3』瀧本美織、今田耕司、池田美優 ©読売テレビ

 

昨年4月に放送された第一弾では、放送中に誰がうそ常連かを推理する投稿がSNSに上がるなど、共に推理しながら楽しめる旅とグルメの心理ゲームバラエティ『常連3』。

 

番組では、芸能人3人の「常連3」が、それぞれの常連店を全力紹介。しかし、そのうち1人は初めて訪れたお店をあたかも常連のお店かのように紹介している「真っ赤なうそ常連」。常連3のうそを見破る「見破り3」は、観察力と推理力を駆使して真っ赤なうそ常連を推理していく。3月30日放送回では「常連グルメ」を、4月6日放送回では「常連宿」をテーマに2週連続で送る。

 

このたび今田耕司、瀧本美織、池田美優が見破り3に決定。食通としても知られる今田、演じるプロの瀧本、抜群のトーク力でバラエティでも活躍する池田が、常連3たちの言動に隠れた細かな違和感から真っ赤なうそ常連の見破りに挑む。常連3のメンバーは今後解禁予定。

 

番組情報

『常連3』

日本テレビ系

2023年3月30日(木)、4月6日(木)午後11時59分~深夜0時54分(予定)

 

©読売テレビ

松本人志×中居正広がダブルMCでバラエティレギュラー初タッグ『まつもtoなかい』4月スタート「松本さん最後のレギュラー番組です(笑)」

松本人志と中居正広がMCを務める新番組『まつもtoなかい』(フジテレビ系 毎週日曜 午後9時~9時54分)が、4月よりスタート。両名からのコメントが到着した。

『まつもtoなかい』左から)松本人志、中居正広

 

これまで数多くのテレビ番組で共演してきた松本人志と中居正広だが、レギュラー放送のバラエティ番組でタッグを組むのは今回が初めて。プライベートでも親交の深い2人がついにダブルMCとしてレギュラー共演を果たす。

 

『まつもtoなかい』は、松本・中居の2人にしか作り出せない緊張感と笑いが同居する「良質なトーク」、そして、音楽、お笑い、ダンス、アートなど各界の一流エンターテイナーたちが繰り広げる「華麗なパフォーマンス」を届ける、新趣向の“トーク&パフォーマンス番組”。

 

番組の支配人である松本&中居がゲストを迎えて送るトークブロックでは、歌手、俳優、スポーツ選手、芸人など、さまざまな分野で活躍するエンターテイナーたちが続々登場し、同世代のライバル同士の対談や、これまであまり接点がなかった者同士の異業種対談、お互いに気になっているという2人の初対面トークなど、他では決して見られない“マッチングトーク”を展開する。

 

過去2回放送され、森進一×Hiro(MY FIRST STORY)、甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)×菅田将暉、ローラ×フワちゃん、長渕剛×大悟(千鳥)、布袋寅泰×新庄剛志といった異色のマッチングトークで好評を博した土曜プレミアム『まつもtoなかい~マッチングな夜~』(2020年11月21日、2022年2月19日放送)を彷彿とさせる、熱くて濃厚なやりとりが繰り広げられること必至。松本&中居が豪華ゲストたちからどんな貴重な話を引き出すのか注目だ。

 

あらゆるエンターテインメントを取りそろえた“エンタメ小屋”を標榜する当番組では、音楽はもちろん、ダンス、ミュージカル、芸人ネタ、アートなど、幅広いジャンルのエンタメを紹介。各シーンの最前線で活躍するエンターテイナーが登場し、珠玉のパフォーマンスを披露するほか、ジャンルの垣根を越えた「スペシャルコラボ」にも挑戦する。

 

さらに“ゲストvs松本&中居”や“ゲストvsゲスト”で行う対決企画など、老若男女誰もが楽しめるコーナーがめじろ押し。松本、中居によるコメントは以下に記載。

 

松本人志 コメント

中居君とレギュラーで初めて組むっていうのは、“言われてみればそうなんや”って感じですね。中居君は、繊細なところもしっかり対応できる人なんで、一緒に番組をやるときは、もう完全に任せています。だって、『(NHK)紅白(歌合戦)』の司会をやったこともある人ですよ?それはもう、任せるしかないでしょ。俺なんか、『紅白』の司会なんて一切、話も来ないから(笑)。

 

特番のときは、森進一さん親子(森進一×Hiro)が印象に残っていますね。トークが終わった後、親子二人で帰っていく後ろ姿が、すごくよかったですよね。けっこう涙腺がヤバかったです。

 

あと甲本ヒロトさんみたいな、滅多にテレビに出ないような人に、毎週…とは言いませんけど、定期的に出ていただけたら、ありがたいなと思っています。まず思いつくのは、矢沢永吉さんかな。どうしても僕らの世代としては、矢沢さんに会いたいですよね。それと吉永小百合さん。まだお会いしたことがないんですよ。あと、違う分野で言うと、漫画家の方なんかもいいですよね。鳥山明さんとか、出てくれへんかな。

 

まぁ、『ワイドナショー』を辞めてまでやるんで(笑)。中居君もよく『ワイドナショー』に出てくれてて、たぶん中居君も、俺が『ワイドナショー』出ないと、もう出ないと思うんで。そういう意味じゃ、『まつもtoなかい』は『ワイドナショー』を辞めてまでの意気込みで臨む、ということです。

 

中居正広 コメント

松本さんとは、一緒にレギュラーをやりたいなっていうのは、もう二十年以上前から話していたのですが、お互いどこかで現実的なものではないっていう風に思っていたというか…。まぁ、今本当に始まるというのはタイミングなのかなって感じですね。

 

松本さん、僕とやるときは“中居君に任せるわ”みたいなこと、すぐ言うんですけど、汚いですよねー。たぶん今まで、背負ってきたものとか、やらなきゃいけないことが多すぎたせいか、僕といるときは“ラクをしたい”っていうのを、すごく出すんですよ。ズルいですよね(笑)。

 

この番組は、見通しがつかない。そこが楽しみですね。僕たちが見通しのつかないものっていうのは、見ている人もワクワクドキドキできるのではないかなって。この番組のお話を最初にいただいたときは、“これはどうなるかわからない”っていうのがありました。そういう感じが、この番組の魅力だと思いますね。

 

そういう意味では、僕はやっぱり、黒柳徹子さんに来てほしいなっていうのがありますね。あと、トランプ前大統領とか。そういう規格外の人を呼べるような、奇想天外な番組でありたいなと思いますね。

 

たぶんね、松本さんにとっては、これが最後のレギュラー番組だと思うんですよ。もう増やさないと思います。どの局から新番組の話が来ても、“僕はできません”って、あの人は言います。言い切れますね。『まつもtoなかい』は松本さん最後のレギュラー番組です(笑)。

 

番組情報

『まつもtoなかい』

フジテレビ系

2023年4月スタート 毎週日曜 午後9時~9時54分

MC:松本人志、中居正広

 

©フジテレビ

24年大河『光る君へ』柄本佑が藤原道長役 吉高由里子と再共演「心のどこかで“オレはないのかな?”って(笑)」

柄本佑が2024年放送の大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合ほか)で藤原道長を演じることが発表され、主演の吉高由里子や制作統括の内田ゆきと共に会見に臨んだ。

『光る君へ』左から)柄本佑、吉高由里子

 

大河ドラマ第63作は、「源氏物語」の紫式部を主人公とする『光る君へ』。武家台頭の時代を目前に、華やかにひらいた平安文化の花。きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した紫式部の一生を描く。脚本は『功名が辻』(2006年)以来の大河ドラマとなる大石静。

 

当時の最高権力者・藤原道長を演じる柄本は冒頭、「藤原道長役をやらせていただきます。皆さまがイメージされてる道長に留まらず、人間味と奥行きがあるふうに、そして年齢によって違った表情を見せていけたらなと。そして、長丁場の撮影になるのでとにかく健康面に気をつけたいと思っています」とあいさつを。

 

本作で柄本が演じる道長は、吉高演じる紫式部の“ソウルメイト”的な役どころ。制作統括の内田は、「名家の生まれの青年が、いつしか運に導かれて実力と非凡さを発揮して政治の世界をのし上がっていく。そんな道長の人生の折々の表情をしっかりと演じていただける方をと考えていました。まひろ(=紫式部。本作内での役名)にとって道長は、魂の奥底でつながれた、離れようにも離れられない関係性を持つ存在であり、彼女の才能を花開かせた男性。2人の間でどういうハーモニーやぶつかり合いがあるのかを楽しみにしていただけたら」と説明する。

 

柄本と吉高は以前、大石の脚本作『知らなくてもいいコト』(2020年)でも共演している間柄。そのため柄本は、「大石先生と吉高さんで大河ドラマをやられることは事前に知っていました。数年前にお2人と一緒に作ったドラマがあり、それが非常に楽しく刺激的だったので、きっと心のどこかで“オレはないのかな?”って思っていたんでしょうね(笑)。この座組に仲間入りできることがうれしくて、“ぜひやらせてください”とお答えしました。吉高さんと一緒のシーンが多いと思いますが、1年を通じてどんなまひろが生まれ、それに対してどんな道長が出てくるのか、非常に楽しみです」とオファーを受けた理由を語った。

 

『光る君へ』吉高由里子

 

いっぽう、吉高も「本当に心強いです。柄本さんは台本から想像もしないようなお芝居をされる方で、(以前の共演時が)すごく楽しいワンクールだったんです。今回はどのように台本を体現化されていくのか、1年間そばで見られることが楽しみですし、いろんな刺激をいただいた方なので、すごくありがたいです」と明かす。

 

続いてお互いの演技について問われると、吉高は「柄本さんのお芝居が大好きで、この長い作品に取り組む上でモチベーションにもなります。“音声さんに怒られるんじゃないの?”と思うぐらいのウィスパーボイスでせりふを言うときもあるんですよ(笑)。そんな(想定外の)お芝居を受けると、プランニングしていなかったリアクションを返す自分を感じられるので、それも面白いです」と。

 

柄本も「僕も吉高さんのお芝居が本当に好きで、以前共演した際も吉高さんに役を引き出してもらっている感覚がありました。ウィスパーボイスのような表現をした際にもそれを受けて演技をしてくださるので、その懐の深さに毎回驚きます。そして、吉高さんは意外とクール方なんです。そういったところも魅力の一つだと思っているので、そんな姿を1年間たくさん見れることが楽しみです」と語った。

 

『光る君へ』柄本佑

 

撮影はまだ先だが、平安時代を舞台にした本作ならではの準備も。柄本は「やはり、本作の魅力の一つとして筆でサラサラと文字を書いていくというところもあると思うので、真剣に練習しないといけないなと。まだまだ課題がたくさんあるので撮影までたくさん練習して頑張ろうと思います」と。

 

吉高は「私も筆の練習をやらせていただいていて、元々左利きなのでまず右に直すところから地道にやっております。そして、とりあえず髪は伸ばしておこうと。ドライヤーが本当に面倒くさいです…(ドライヤーが)ある時代なのでありがたいなとも思いますが(笑)。どんな平安時代になるのか、そしてどんな衣装を着させていただけるのか。このような作品に参加させていただけることは最初で最後になるかもしれないので、毎話毎話を楽しみたいと思います」と意気込みを語った。

 

番組情報

大河ドラマ『光る君へ』

NHK総合ほか

2024年1月より放送予定

「普段から2~3時間は徘徊」ピエール瀧に聞く『夜散歩』の楽しみ方

電気グルーヴのピエール瀧さんの多才ぶりについては今さら説明不要だと思うが、“散歩マスター”であることをご存じの方はどれくらいいるだろうか。しかも夜散歩を信条としていて、ご自身も「普段から夜な夜な2~3時間は徘徊している」という。2012年には23区を夜な夜なガッツリ歩く『ピエール瀧の23区23時』(産業編集センター・刊)を上梓した。そして2022年、前作から10年を経てセカンドシーズンとなる『ピエール瀧の23区23時2020-2022』をリリース。

 

ちょっとマニアックですごく奥深い、夜散歩の面白さを瀧さんに伺った。

 

(構成・撮影:丸山剛史/執筆:牛島フミロウ)

 

 

●ピエール瀧(ぴえーる・たき)/1967年、静岡県出身。1989年に、石野卓球らと電気グルーヴを結成。音楽活動の他、俳優、声優、タレント、ゲームプロデュース、映像制作などマルチに活動を行う。著書に『ピエール瀧の23区23時』(2012年、産業編集センター/刊)などがある

 

街の特殊な瞬間を味わいに行く

――今回の『ピエール瀧の23区23時』セカンドシーズンは2020年から2022年までの夜散歩の記録ということでした。

 

ピエール瀧(以下、瀧)「そうです、2年分ですね」

 

――なんと600ページの大ボリュームです! 東京23区を瀧さん一行(瀧さん、編集者、ライター、カメラマン、マネージャー)が、時には街のスペシャリストも加わって散歩されています。かなり綿密に回られたんですか

 

「うーん、綿密でもないですけどね」

 

――そうでもないんですか? 板橋区なんて1万6000歩も歩かれてますが(※各章の最後に歩数が掲載されている)。

 

「“夜散歩”と帯には書いてありますけど、散歩とかウォーキングが主眼の企画ではないので、たくさん歩くことが目的じゃないんです。今回は中央区、今回は世田谷区……と決めて、気が済むまで徘徊する。歩数は、結局どのくらい歩いたんだっていう参考に載せているという感じです」

 

――てっきり歩数が多い区は隅々まで回られたのかと……。

 

「より多く歩いた区のほうが、結局は何もなかったということでもあります(笑)」

 

――なるほど(笑)。

 

「夜中に、23区という区切りで、しかもちょっと知らないとこに行ってみようっていうテーマなんです。知らないところをウロウロしたら、何があるかしらんっていうことがメインなので、歩数や内容は区によって変わりますね」

 

――散歩するのに夜を選ぶというのはどういった理由があるんでしょうか?

 

「夜のほうが対象にフォーカスしやすいですよね。昼間よりも余計な情報がなくなりますし、人もいなくて街も静かになるので、住宅街とか繁華街じゃないようなところとなると貸切状態になるんです。そうなると“街vs俺”とか“団地vs俺”、“だだっ広い公園vs俺”とか“あそこのゴミの山vs俺”みたいな感じになるんですよね」

 

――たしかに昼間はノイズが多いともいえます。

 

「たとえば、築地の場外って朝行くのと深夜誰もいない時に行くのとでは雰囲気が全然違うじゃないですか。深夜の住宅街、さらに自分があんまりよく知らない区ともなればなおさら知らない。たとえば、僕は北区へはあんまり行かないですけど、昼間だったりとか、夕方の飲み屋が開いてる時間とかっていうのはなんとなく想像はできるけど、飲み屋が閉まった後ってほぼ知らないし、また特殊な瞬間だったりする。そういう意味で、夜行くっていうのは、各街の特殊な瞬間を味わいに行くって感じですかね」

 

――夜には、昼間とはまた違った街の顔があると。夜散歩ならではの醍醐味というわけですね。

 

「ウォーキング目的じゃなく、夜に無目的に歩くことってあんまりしないと思うんですけど、1回やってみると、街のいろんな側面が見えると思いますね。マンションがあっても、昼間だと『でっかいマンションだな』ってくらいですけど、夜の1時に見ると『なんであの部屋だけ電気ついてんだろうな』とか想像したりできるっていうのが面白いんです」

 

ピエール瀧の散歩視点

――瀧さんが散歩で面白く感じるポイントってどういうところでしょうか?

 

「なんでもないものでも、意味があるように見える瞬間ってあるじゃないですか。たとえば、公園に3つもブランコがあるとか、植え込みがなぜかアップルミントだとか、住宅街の中に工場が1軒だけあったりとか。その場で『えっ?』となった時に、ちょっと面白そうだなって感じたりしますね」

 

――どれも何だか意味ありげですね。

 

「たまに、公園のツツジの植え込みの間に人が歩いたような形跡があるじゃないですか。これは誰かがショートカットに使ってるのかな?とか、思いを巡らせたりするのが好きなので」

 

――本を読んで、そういった街の違和感を見つけて面白がれる瀧さんって想像力の怪物だと思いました(笑)。

 

「どうなんすかね。まぁ、一人だとなかなかそこまで言葉にしないし、喋りながら歩くわけでもないですし。誰かと歩いてるからそういう話題にもなるわけです。散歩は一人でも全然楽しめますけど、いろんな考察をするんだったら誰かと歩くのがベターですね。ただ、『夜中ちょっとウロウロしようぜ』『いいっすね』って付き合ってくれる人はあんまいないっていう(笑)」

 

――この企画に集まった編集の松本さんをはじめとしたメンバーは賛同者というわけですね。

 

「そうですね。なるべく断れなさそうな人を選んでます(笑)」

 

――(笑)。

 

「一緒に行く人は大事ですね。一応、企画がある区もありますし、ゲストの方がいらっしゃる区もありますけど、基本はその見出しだけ決めておいて、会話や細かいところは本当に行き当たりばっかりです」

 

――じゃあ基本は本当にフリースタイルなんですか?

 

「その場の臨機応変さの方が大事ですね。ネタを決めてやると取材になっちゃうじゃないですか。取材だと、相手を必要以上に立てなくちゃいけないって感じがありますから(笑)、それよりは自由にやっていって、出来上がったものの全体を見て盛りつける感じにするんです」

 

――自由にするから生まれるものが大事なんですね!

 

無目的がゆえにたどり着ける目的地もある

――瀧さんはプライベートでも、散歩がお好きとのことですね。

 

「夜、普通に2~3時間徘徊したりします。自分が歩いた軌跡が残る散歩アプリも使ってて、自宅から半径2キロで曲がっていない角はないです(笑)」

 

――すごい!

 

「家から駅までの道とか、どっかの繁華街とか、自分が生活する上で行く場所って、歩くルートはだいたい決まっちゃうんですよね。それは最短コースだったりもするし、良く行くお店や商店街を通るルートだったりしますけど、それと違う歩き方をすると、自分の住んでる街でも、裏から見れたりするんですよ」

 

――いつもと違う道を、ですか。なんだか日常のちょっとした冒険という感じもします。

 

「街を裏から見ると、ここに図書館あったんだとか、こっちにでかいスーパーあるじゃんとか、こっちからこっちはちょっと谷っぽくなってるぞ、とか(笑)。そういう“知ること”が面白いと言うか……要は塗りつぶしたいんでしょうね僕は、初めてのところを。ファーストタッチの高揚感ってやっぱりありますから」

 

――発見は散歩の楽しみですよね。

 

「さっき取材になっちゃうって言いましたけど、取材になっちゃうと、その取材のラインから外に出ないと思うんですよね。そしたら、葛飾区編で出会った上平井水門(注※やたらディストピア感が漂う巨大水門)にしろ、田中賞(注※優れた建造物に送られる土木学会賞)を取っていたかつしかハープ橋にも出会ってないと思います。あれはモンチッチ公園(注※2016年にオープンしたモンチッチがたくさんいる公園。ちなみにモンチッチは葛飾区観光協会の広報課長でもある)に向かってたんですけど、道をまっすぐ行けば着くのに、あえて何でもない住宅街の『この角を曲がってみよう』って言って曲がったからこそたどり着いたっていうものなんです。無目的がゆえにたどり着ける目的地もある、というのはあります」

 

――無目的ゆえにたどり着ける目的地ですか、うーん深いですね。

 

「やることが決められてないっていうのはすごく贅沢ですよ。そういう意味で、無駄は贅沢だと思う。そんなことって普段、みんな意識しないのかもしんないですけど」

 

――瀧さんの信条である「無駄こそ宝」ということでしょうか。無駄は贅沢ですね、本当に。

 

瀧「そうですね。だからその2年間は、すごい贅沢な時間だったなとは思います」

 

ルール1「100円自販機を見つけたら味見する」

――そんな自由気ままな『23区23時』ですが、2つだけルールがありますよね。「100円自販機を見つけたら味見する」「23時になったら写真を撮る」。こちらについて教えてください。

 

「2012年のファーストシーズンの時も100円自販機を見つけたら買うってルールはあったんですけど、今ほど100円自販機がメジャーじゃなかったんですよ。設置場所もちょっと路地裏のほうだったり、入っているのも『何このメーカー?』みたいな商品だったんですね。今回セカンドシーズンになって、まず相変わらず100円だと。10年だって物価も変わってるのに100円ですよ?」

 

――考えてみるとスゴイことですね。

 

「100円自販機業界が多分あると思うでんすけど、安いなりにいろいろ工夫してるのが垣間見えたりするんです。100円自販機業界はCMもやんないですし、雑誌の裏に広告も打たないじゃないですか。でも、企業努力しているわけですよ。応援するっていうわけではないですけど、見かけたら全部にとりあえず乗っかってくっていうのは、それはそれで、なんか面白い結果が出るんじゃないかなっていう気持ちでやってます」

 

――この10年間、100円自販機業界はたゆまぬ努力をしていたんですねえ。

 

「その自販機を置いてるとこが、どんなルートで引っ張ったのかはわからないけど、有名メーカーのミネラルウォーターが100円で売られる時もある。それは会社の企業努力だし、あと自販機にガシャンガシャンって補充する人たちがいますよね。そういう人たちの生活は100円自販機で回ってたりしてるわけじゃないですか。それはそれで味わい深いなって思うんですよね」

 

――そこまで考えて100円自販機で買ってるのは瀧さんだけですよ!

 

「それに2度と会えない商品もありますから」

 

――あ、なんかすごい美味しいジュースがあってもう1回買いに行ったら見つからなかったというエピソードがありましたね。

 

「渋谷の50円の柑橘ソーダですね。あとは途中で飲んだファンタの“ルロ味”。そんなのまず見ないじゃないですか。一期一会なんですよ、100円自販機って。だからこそ見かけたら飲まないとなっていう」

 

――100円自販機の楽しみ方がわかってきました!

 

「あとオートスナック寄りの自販機コーナーみたいなところもまだちらほらあるんですよ。江戸川区だったかな、ビールと日本酒の自販機があるんです。タバコの自販機でも稼働してるとちょっとびっくりするじゃないですか。それが、酒の自販機が稼働してましたからね」

 

――それは今や貴重ですね。

 

「そういうのも含めて、やっぱり記録してかないといけないと思ってます」

 

ルール2「23時になったら写真を撮る」

――もう1つのルール「23時に写真を撮る」、こちらはどうでしょう。というか、そもそも何時頃から散歩をスタートされるんですか?

 

「スタートは夜8時だったり、9時だったりですかね。お店が絡む時はもうちょっと早めの7時からスタートしましょうか、みたいな時間調整はあります。そのあたりの時間からスタートして、夜中の1時2時ぐらいまでやったりすることはありますね」

 

――ということは23時というのは行程の半分ぐらいで、前半と後半の切り替えということになりますか?

 

「それもあるし、区切りと言いますか、23時にはそこにいたっていう記録をしておくのは、それはそれで面白いんですよね」

 

――印象深いエピソードとかありますか?

 

「割とそれっぽいのが写真に現れてくれるんですけど(本の口絵のジャスト23時写真コーナーを見ながら)あ、大田区の男の子たち、これ良かったですねー。なんか、バイト終わって友達と一緒にチャリでケツ上げて飛ばして、羽田空港から離発着する飛行機を眺めながら足湯で2人で青春トークみたいのをしてるんですよ。この子たちの生活が垣間見えて、すごくいい子たちだなと思いました」

 

――なんて素敵な高校生! この写真もめちゃくちゃ良いっすね。

 

「いやー、めちゃくちゃ良かったです」

 

――2つだけルールを作ったことで一層面白みが増してますね。

 

「全体的に自由にやってますけど、23時に写真を撮ることと100円自販機を買うこと、それだけルールがあると“遭難”しなくて済むんです(笑)」

 

今後やりたいこと

――夜散歩に対する瀧さんのこだわりや視点がよくわかりました。ただ、メジャースポットで満足しちゃう人には、ちょっと難しい本かもしれないですね。

 

「万人向けではないことは確かです。でも、楽しめる瞬間があるかもしれないですよ。会社を辞めた瞬間とか、離婚したとか(笑)、あとは結婚して子どもができたりっていうような、楽しめる条件みたいなのはあると思うんですよね」

 

――年齢もあるかもしれないですね。40過ぎてから急にあれ? って気になることが増えてくるとか。

 

「今も好きですけど、若いころはダークな三流スポットみたいなところを面白がってた時期もあります。最近はもう本当になんでもないことを楽しめるようになった感じはありますね。たぶん自分も人生経験をして当てはめられるカードが増えたってことかもしれません。『すげえ細長い家だけど、これはこれでこの家のお父さんが頑張って建てたんだろうな』とか『狭い家って馬鹿にしちゃいけねえな。なるほど、子どもがいない夫婦だったらこれでいいかもしんねえな』みたいな」

 

――めちゃくちゃ読み解いてる!

 

「カードが増えてこっちの対応力が上がってるから」

 

――今後やりたいことや考えていることがあれば聞かせて下さい!

 

「個人的には相変わらず徘徊もしてますしね。ただの街歩きじゃなく記録するものっていうのは、『23区23時』は書籍ですけど、動画だとYouTubeでやってる『YOUR RECOMMENDATIONS』。あれも完全に無目的で、男4人で海外に行って、現地に着いてから人に聞いたところに行くっていうルールでやってます。そういう、何かに巻き込まれながらのフィールドワークっていうのは、これからもやっていきたいなとは思ってますね」

 

――瀧さんに自分の町に来て徘徊してほしいって人が現れるかもですね。

 

「もう全然行きますよ。このセカンドシーズンではあんまりやんなかったですけど、ファーストシーズンでは森山直太朗がやってくれました。セカンドシーズンだと、うちのマネージャーのサンちゃんとか、担当編集の松本さんとか、ライターのカルロス矢吹くんが街案内してくれましたし、人の思い出に寄り添って歩くのもすごく面白いなと思ってます。もし広げられるんだったら、やってみてもいいですね」

 

――次は10年後のサードシーズンを目指して今後も続けていってほしいです!

 

「ファーストシーズンがあったから、セカンドで変化した街を比較できたりもしました。ファーストも無駄といえば無駄でしたけど、無駄じゃなかったってことになる。渋谷なんか10年経って半分知らない街になったじゃないですか。みんながスケボーやってた宮下公園が今やハイブランドストリートになるなんて真逆もいいとこ。なんでもないところが、本にちゃんと記録されてるっていうのはいいんだなと思いますよね。それは咲いてる花かもしんないし、道に出されてる植木の種類とかかもしんないし(笑)」

 

――いや、本当ですね。そこを面白く記録できる人は瀧さんしかいないと思います。

 

「そこを掘りたい人もあんまいないんですけどね(笑)」

 

【information】

ピエール瀧の23区23時 2020-2022

ピエール瀧・著
産業編集センター・刊

大の大人が、時に真面目に、時にはしゃぎながら、2年かけて東京全区を踏破する悪ふざけ企画。2012年に刊行された『ピエール瀧の23区23時』が、令和にパワーアップして帰ってきた!
「23時になったら写真を撮る」「100円自販機を見つけたら興味本位で味見する」だけがルール。

夜の23区を1区1区歩いてみたら? 角という角を曲がってみたら?
「無駄こそ宝」が信条のピエール瀧が、無駄足を踏み、時間の無駄をし続け歩いた先に見えてきたものとは?

−深い時間にこそ見えてくる、東京の姿がある。

ピエール瀧の23区23時 2020-2022

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ピエール瀧
2,530円(03/11 21:16時点)
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スレッタ・マーキュリーが! ミオリネ・レンブランが! エアリアルが! 渋谷の街に「水星の魔女」がやってきた!

3月10〜12日の3日間、渋谷キャストで開催のイベント「機動戦士ガンダム 水星の魔女 EXPO」。4月9日からのSeason2放送開始を記念したもので、大きな話題を集めたSeason1を展示で振り返るとともに、Season2への期待感が一気にふくらむ内容だ。その初日の会場に駆けつけてみた!

 

ジオラマ、巨大立像そしてLED特設空間で『水星の魔女』を堪能!

 

会場に入ると、制服姿のメインキャラクターたちがズラリ。ミオリネがCEOをつとめる「GUND-ARM Inc.(株式会社ガンダム)」が開催したイベント風の展示で(よく見ると、イベントタイトルに手書き吹き出し風の「株式会社ガンダムが送る」という文字が書き足されている!)、放送後に話題を集めた、株式会社ガンダムの社歌が流れていたり、カラフルな風船の飾り付けや手書き風看板なども、文化祭的手作り空間のような雰囲気も。

 

屋内エリアでの展示では、Season1の各話ごとのエピソードが、それぞれの名場面を再現したガンプラのジオラマと名ゼリフともに紹介され、Season1の興奮がよみがえってくる。おそらく本編未見の人にとっても、このあと見てみようと気になってしまうのではないだろうか。ジオラマの再現度の高さに、ガンプラも欲しくなってくる。

 

ストーリーやキャラクターの紹介とともに、作中に登場するモビルスーツやスレッタ、ミオリネといったキャラクターなど「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のガンプラの展示もズラリ。18日発売予定の「HG 1/144 ガンダムエアリアル(改修型)」や4月22日発売予定の「FULL MECHANICS 1/100 ガンダムエアリアル」、6月発売予定の「HG 1/144 デミバーディング」など、発売予定の最新作も複数展示され、発売が一気に楽しみになる。なかには「機動戦士ガンダム 水星の魔女 新商品(仮)」という名称の、なんとも気になるガンプラ新商品の展示も!

 

屋外には本イベントが初披露となる、ガンプラの設計データをもとにした2メートル大の「ガンダム・エアリアル(改修型)立像」と「ガンダム・エアリアル立像」とともに立ち並ぶ!

 

3面がLEDに囲まれた特設空間では、Season1の戦闘シーンをメインとした迫力ある映像と音響が体験できる。映像ではSeason2のオープニングテーマのyamaの「slash」も流れ、その雰囲気も少しだけ味わうことができる。

 

株式会社ガンダムのCM動画を再現した撮影用パネルの展示も!

そして、屋外会場に、少しだけひっそりとした、気になる展示が…….。

 

作中屈指の人気キャラ、ベネリットグループ御三家の御曹司、グエル・ジェターク。ジェターク寮のエース・パイロットでありながら、決闘を申し込んだスレッタに敗れて以降、激動の運命の波に巻き込まれ、父から絶縁、寮からも追い出されることになる。その後、学園敷地内の森林でのテント生活が始まるわけだが、今回のイベントではそのテントまで展示されているのだ!

 

渋谷の街のど真ん中、大きなビルのたもとに静かにたたずむグエルのテント……キャンプ小道具もきっちり用意されていたりするところも芸が細かい!

 

EXPOと連動し、渋谷駅周辺も「水星の魔女」が広告ジャック! 渋谷の街の50箇所以上に看板やポスターが掲出、渋谷の街でも「水星の魔女」を感じることができる。

 

なかでも全9種のオリジナルデザインのポスターには、記載された二次元バーコードを読み取ることで、カメラの画面内に「水星の魔女」のキャラクターたちが出現、たとえば「渋谷の街を歩くエラン君」といった、AR写真を撮影することもできる!

 

回を追うごとに怒涛の展開と謎も深まり、Season1最終回となった1月8日放送の第12話「逃げ出すよりも進むことを」。戦闘の中、撃ち抜いたモビルスーツに搭乗していたのが自分の父だったことに気づき絶叫するグエル、ミオリネを守ろうとして銃弾を受け重傷を負うミオリネの父・デリング。かつて“ダブスタクソ親父”とも言い放った父ではあるが、なんとか命を救うために一緒に連れて逃げようとするところに現れたテロリスト。

 

ミオリネたちに銃口が向けられ、絶対絶命となったそのときに現れた、スレッタのエアリアル。スレッタを助けようという純粋な思いだけでとった、スレッタとエアリアルがミオリネの目の前で巻き起こした衝撃……血まみれの手を差し出し「助けにきたよ」と笑顔で言うスレッタ。そのあっけらかんとした姿を見て怯えきったようすでミオリネが口にした「人殺し……」という一言でSeason1の幕を下ろした「水星の魔女」。

 

Season2で、それぞれの運命はどう動いていくのか。Season1を楽しみながら振り返るとともに、Season2への期待度MAXにあおられ、早く4月こい! となるイベント。株式会社ガンダム一同、12日まで渋谷で出迎えてくれてます。

 

(文:太田サトル)

 

【information】

機動戦士ガンダム 水星の魔女 EXPO

日時:2023年3月10日(金)〜3月12日(日)
10日(金)11:00〜20:00、11日(土)・12日(日)10:00〜20:00

会場:渋谷キャスト スペース・ガーデン(東京都渋谷区渋谷1-23-21)

入場料:無料

https://bandai-hobby.net/site/g-witch_expo2023/

 

機動戦士ガンダム 水星の魔女Season2

4月9日から毎週日曜午後5 時放送開始

A.S.(アド・ステラ)122――
数多の企業が宇宙へ進出し、巨大な経済圏を構築する時代。
水星からアスティカシア高等専門学園に編入してきたスレッタ・マーキュリーは、
ミオリネ・レンブランの花婿として、株式会社ガンダムの一員として、
出会いと刺激に満ちた学園生活を送ってきた。
プラント・クエタでの事件から2 週間。
スレッタは学園で、ミオリネとの再会を心待ちに日々を過ごす。
一方ミオリネはベネリットグループ本社に身を置き、父の容態を見守っていた。
二人に襲い来る新たな困難と、迫られる決断。
少女たちはそれぞれの想いを胸に、ガンダムがもたらす強大な呪いへと立ち向かっていく。

(C)創通・サンライズ・MBS
(C)SOTSU・SUNRISE・MBS

志田未来と風間俊介が“元子役の弁護士×謎の脚本家”の異色バディ結成『勝利の法廷式』【コメントあり】

志田未来が主演、風間俊介が共演する読売テレビ・日本テレビ系プラチナイト木曜ドラマ『勝利の法廷式』(毎週木曜 午後11時59分~深夜0時54分)が、4月13日(木)からスタートすることが決定した。

『勝利の法廷式』

 

本作は、親友を冤罪で殺人犯にしてしまったことから法廷を去った女性弁護士が、謎の脚本家の力を借りて現代社会の闇を暴く完全オリジナルのリーガルミステリー。

 

親友を冤罪で殺人犯にしてしまい、法曹界から姿を消した弁護士・神楽蘭。1年後、蘭と同姓同名のリーガルエッセーがネット上に掲載され、“敗けを知らない敏腕弁護士”として祭り上げられていた。そんな蘭の前に現れたエッセーの筆者は、謎の天才脚本家・黒澤仁。蘭は親友の冤罪を晴らすため、黒澤が書く台本の力を借り、弁護士活動を再開する。蘭が救えなかった親友の事件の謎。そして、黒澤が抱えている謎。2つの謎が絡み合いながら徐々に真実が明らかになり、1つの事件につながっていく。

 

主人公の弁護士・神楽蘭を演じるのは、志田未来。蘭は、子役として活躍し、その後弁護士として活動するも、1年前、親友を冤罪で殺人犯にしてしまったことがきっかけで、法律の世界から離れ、すさんだ生活を送っている。

 

そんな蘭を、再び法廷に立たせる脚本家・黒澤仁役には、風間俊介が決定。謎の天才脚本家である黒澤は、無愛想ながら、蘭に書き与える脚本の腕は一流。そんな黒澤には、明かされていない謎の過去があった。

 

弁護士・蘭と脚本家・黒澤が異色のバディを組み、現代社会の不条理に巻き込まれ、悩み苦しむ依頼人たちに寄り添い、事件を解決していく。その中で、蘭と黒澤、それぞれが抱える2つの謎が絡み合い、真実が判明していく中で、やがて1つの事件につながっていく。

 

志田は「蘭は過去に子役として活躍していて、私自身と通ずるものがあり、ぜひやらせていただきたいと思った作品です。20代最後の作品として、今作に参加させていただけることがとても光栄です。見てくださる方々が応援したくなるような蘭を演じられたら、と思っています」と意気込みを。

 

風間は「黒澤は謎めいた部分が多いですが、鋭い洞察力を持った男です。筋書きがないところに筋書きを作る、不可能を可能にするキャラクターなので、そこに説得力を持たせられたらいいな、と思います」と語っている。

 

志田未来 コメント

神楽蘭役を演じる志田未来

 

◆今回の作品と自身の役どころの印象について

自分の言葉ではなく、脚本家に書いてもらった台本を手に裁判に挑むという、今までにない新しいドラマだと思いました。私が演じる蘭は、過去のトラウマから、法廷に立っても自分の言葉がうまく出てこなくなってしまっています。いろいろな思いを抱えながらも、法廷の場で勝つだけではなく、依頼者やその周りの方々が幸せに生きられることを願う、真っすぐで優しい女性です。人の心にしっかりと寄り添いすぎるあまり、相手に共感しすぎてしまうところもありますが、そこがまた蘭の魅力だと思いました。

 

◆本作への意気込み

蘭は過去に子役として活躍していて、私自身と通ずるものがあり、ぜひやらせていただきたいと思った作品です。20代最後の作品として、今作に参加させていただけることがとても光栄です。見てくださる方々が応援したくなるような蘭を演じられたら、と思っています。

 

◆風間俊介さんとのご共演について

現場での風間さんは、常に周りを気にかけてくださり、現場にいてくださるだけで安心感があるので、ご一緒させていただけることがとてもうれしいです。また、お会いするといつも気さくに優しく接してくださる風間さんと、風間さん演じる黒澤が180度違うので、どんなキャラクターになるんだろう、と台本を読みながら妄想を膨らませてワクワクしています。

 

◆視聴者へメッセージ

今、この時代にいつ起きてもおかしくない、もしかしたら身近で起きてしまうかもしれない、そんなリアリティのある事件を裁いていきます。依頼人の方々の事件の中に隠された心温まるストーリーも見どころの一つだと思うので、ぜひ楽しみにしていてください。

 

風間俊介 コメント

黒澤仁役を演じる風間俊介

 

◆今回の作品と自身の役どころの印象について

法廷ものの作品、また、法廷を舞台に例える作品も数多くあると思いますが、比喩表現ではなく、本当の意味で“法廷が舞台と化す”ドラマはこの作品が初めてだと思うので、「正真正銘の“法廷が舞台の作品”はこれだ!」と感じています。法廷ものであり、ミステリー要素もあり、ウィットに富んだジョークなどもあり…みんなが好きな要素が詰め込まれたドラマでありながら、今までの法廷ものとは違う、新しい風を吹かせられる予感がしています。黒澤は謎めいた部分が多いですが、鋭い洞察力を持った男です。筋書きがないところに筋書きを作る、不可能を可能にするキャラクターなので、そこに説得力を持たせられたらいいな、と思います。また、謎多き存在であるだけではなく、回を重ねるごとにいろんな顔が徐々に見えてくるので、その人間らしさも同時に兼ね備えて演じていけたら、と思っています。

 

◆本作への意気込み

ドラマはやはり、たくさんの人に見てもらい、楽しんでもらうために作るものだと思っています。「皆さんに喜んでもらいたい」という気持ちで、いい作品を届けられるようキャスト・スタッフ一丸となって頑張りますので、ぜひ楽しみにしていただけたら、と思います。

 

◆志田未来さんとのご共演について

この作品が3回目の共演ということで、ご縁がある女優さんだなと思っています。今回は躍動感のある役を演じられるので、すごく楽しみです。志田さんが作る空気、そして僕が作る空気、それが混ざり合った時にどんな色になるのか?というのが、僕自身、今からとても楽しみですし、それを皆さんに見ていただくのが楽しみですね。

 

◆視聴者へメッセージ

面白いドラマです!! 撮影は今からですが、作る僕たち自身が楽しみにしている作品なので、見てもらう皆さんにも楽しんでもらえる作品になる、と確信を持っています。ぜひ放送を楽しみにお待ちください。

 

多鹿雄策プロデューサー コメント

「2023年とタイアップしているようなドラマを作りたい」という想いからスタートしました。『誹謗中傷や闇バイトといった、現代の社会問題を題材にしたリアリティさ』と『元天才子役の弁護士と謎の脚本家がバディになるというエンターテイメント性』の両方を兼ね備えた、新たなリーガルドラマをお届けします!

 

◆弁護士・神楽蘭について

抜群の演技力を持っている主人公の弁護士を志田未来さんに演じていただきます。私自身、志田さんと同世代で、ずっとテレビを通して拝見していました。そんな志田さんに、元子役の弁護士を演じていただけること、感無量です…!毎話、いろんな台本を演じるカメレオン弁護士を、志田さんがどう演じられるのか?お楽しみください!

 

◆脚本家・黒澤仁について

優れた洞察力を持つ謎の脚本家を風間俊介さんに演じていただきます。ずっとご一緒したいと思っていた風間さんの見たことない新たな一面を見てみたい!と思い、黒澤という男の過去が出来上がりました。毎話、黒澤の過去と共に新たな謎が生まれる、今作の不穏な空気を、ぜひ考察しながら、お楽しみください!

 

番組情報

『勝利の法廷式』(全10話)

読売テレビ・日本テレビ系

2023年4月13日(木)スタート

毎週木曜 午後11時59分~深夜0時54分

 

<キャスト>

志田未来、風間俊介

 

<スタッフ>

脚本:小谷暢亮(『元彼の遺言状』『DCU~手錠を持ったダイバー~』)、本田隆朗(『テッパチ』) ほか

監督:宝来忠昭(『NICE FLIGHT!』『消えた初恋』『罠の戦争』)、本田隆一(『魔法のリノベ』『極主夫道』『探偵が早すぎる』) ほか

チーフプロデューサー:岡本浩一

プロデューサー:多鹿雄策、福田浩之、河野美里(ホリプロ)、奥村麻美子(ホリプロ)

制作協力:ホリプロ

制作著作:読売テレビ

 

公式HP:https://www.ytv.co.jp/houteishiki/

公式 Twitter:@houtei_drama

公式 Instagram:@houtei_drama

公式 LINE:https://lin.ee/zL6w933

小芝風花×安田顕で東野圭吾の短編小説をドラマ化『天使の耳~交通警察の夜』【コメントあり】

『天使の耳~交通警察の夜』小芝風花

 

東野圭吾原作の特集ドラマ『天使の耳~交通警察の夜』(BS4K 2023年3月放送)に、小芝風花、安田顕の出演が決定し、コメントが到着した。

 

本作は、交通課を舞台にした東野圭吾原作のヒューマンミステリーをドラマ化。交通課捜査係のバディ捜査官が、交通事故という非日常が浮き彫りにする人間の業をあぶり出していく。

 

交通事故とは、誰もが身近であり、決して起きてほしくないもの。無自覚な行動が不幸な事故を引き起こすが、その“瞬間”を目にしていなければ真実はわかりにくい。捜査員たちは、自分たちの無力や法律の壁に憤り、被害者や遺族の悲しみに苦悩しながら、奔走したった一つのささいな可能性から真実を突き止める。しかし―たどり着いた真実の先には、さらなるどんでん返しが待ち受けていた。

 

陣内瞬(小芝)は総務課から交通課に配属されたばかりの新人交通警察官。巡査部長の金沢行彦(安田)が教育係となりバディを組んでの最初の交通事故は、深夜の交差点での衝突事故。

 

外車の運転手は青信号を主張。一方の軽自動車の運転手は病院で死亡。両車両ともドライブレコーダーを装備しておらず、どちらが信号無視をしたか不明になるところ、死亡した運転手の妹が青信号だったと主張する。妹は、目が不自由だったが、事故当時、後部座席に同乗しており、カーラジオから流れていた松任谷由実の「リフレインが叫んでいる」の歌詞のタイミングで証明するという。

 

他に、前を走っていた車からポイ捨てされた空き缶で失明をした婚約者のために、その車を探す行動が思わぬ事件の解決へとつながるエピソードや、あおり運転に遭い事故を起こしてしまった若葉マークの女性が抱えていた真相、心ない路上駐車が巻き起こす不幸など、日常に起こりうる交通事故がもたらす人々の運命の急転を、バディ捜査官の奮闘を通して描く。

 

発表にあたり、小芝は「東野圭吾さんの短編小説を読ませていただいた時、とてつもない殺人鬼が出てくる訳でもないのに、背筋が凍るような怖さを感じました。ドラマの台本を読ませていただいた時、あの短編小説をこうやってつなげたんだ!と感動しました」と。

 

安田は「たくさんの方々から愛される東野圭吾さん原作の作品に携われること、大変光栄に思います。また、主演の小芝風花さんは彼女が幼いころから交流がありました。このような形でご一緒できるのは、非常に感慨深いです」と語っている。

 

小芝風花 コメント

東野圭吾さんの短編小説を読ませていただいた時、とてつもない殺人鬼が出てくる訳でもないのに、背筋が凍るような怖さを感じました。ポイ捨てや路上駐車など、身近すぎる違反や事故。そこから膨れ上がる人の憎悪、迎える結末にとても考えさせられました。ドラマの台本を読ませていただいた時、あの短編小説をこうやってつなげたんだ!と感動しました。すてきな作品にできるように頑張りますので、楽しみに待っていてください。

 

安田顕 コメント

たくさんの方々から愛される東野圭吾さん原作の作品に携われること、大変光栄に思います。また、主演の小芝風花さんは彼女が幼いころから交流がありました。このような形でご一緒できるのは、非常に感慨深いです。すてきな作品にできるよう精一杯取り組ませていただきます。皆さま、ぜひご覧ください。

 

番組情報

特集ドラマ『天使の耳~交通警察の夜』(前後編)
NHK BS4K
2023年3月放送

 

©NHK

二刀流Mリーガー・岡田紗佳を解剖! 役満ボディの秘訣は「お腹が空くまで食べない」(後編)

いよいよ2022‐2023シーズンも佳境に入ったプロ麻雀リーグ「Mリーグ」。その人気プレイヤーであるKADOKAWAサクラナイツのメンバー、岡田紗佳さんインタビューの後編をお届けします。後篇では、おかぴーの愛称で親しまれる岡田さんのプライベートな一面が知られる一問一答や、麻雀に関するお悩み相談を行いました。

 

関連記事:Mリーグ終盤戦! Mリーガー・岡田紗佳「自分らしい麻雀で応援してくださる方が“明日も頑張ろう”と思ってもらえるために勝ちたい」(前編)

岡田紗佳●おかだ・さやか…1994年2月19日生まれ。東京都出身。O型。モデル、タレント、グラビアアイドルとして活動する中、2017年に日本プロ麻雀連盟所属のプロ雀士となる。2019年にKADOKAWAサクラナイツからドラフト指名を受け、Mリーガーとして活躍している。雀士としてのキャッチフレーズは「役満ボディ」「完全武装アフロディーテ」。TwitterInstagram

 

【岡田紗佳さん撮り下ろし写真】

好きな牌は「一萬(イーマン)」。今、相性がいいんですよね

──後編では岡田さんのプライベートな一面を知られるような一問一答をご用意しました。よろしくお願いします。

 

Q.1 好きな役、好きな牌はありますか?

岡田 好きな役は「リーチ」で、好きな牌は「一萬(イーマン)」。「国士無双十三面待ち(コクシムソウジュウサンメンマチ」のときも「一萬」で上がりましたし、最近はよく「一四萬(イースーマン)」待ちを上がっているので(笑)。今、相性がいいんですよね。

 

Q.2 座右の銘を教えてください。

岡田 「人生字を識るは憂患の始め(じんせいじをしるはゆうかんのはじめ)」です。人間は物を知り、勉強することで、かえって悩んだり心配することが多いという意味ですが、私は悩んでしまうことが多いので、「考えすぎんな!」と言い聞かせるためにも、あえてLINEのプロフィール欄にも書いています。

Q.3 自身のコンディションや体調などを図るものはありますか?

岡田 そういうことを考えると、冷静に判断できなくなってしまうので、逆に意識しないようにしています。

 

Q.4 いろんなことを学ぶのがお好きとのことですが、麻雀に限らず、勉強方法を教えてください。

岡田 できるだけ、アウトプットすること。勉強というと、知識を得ようとすることがメインになりがちですが、それよりも自分で問題を作って解いたり、覚えたものを書き出したりする方が身に付くと思うんです。それによって、思い出そうとする力を引き出せるから。「麻雀の点数計算ができないよ」という人も、他人から教えてもらって終わりというんじゃなくて、間違えてもいいから、自分で一度考えて言ってみる。それをやらないと身に付かないような気がします。

Q.5 グラビア活動で、「役満ボディ」をキープするため、食事などで意識されていることは?

岡田 時間が来たから食べるのではなく、お腹が空くまで食べないことです。基本、一日一食か二食。Mリーグの試合が終わって、家に着くと深夜1時ぐらいなのですが、夜中でもお腹が空いたら、サラダや豆腐といったヘルシーなものを食べます。ただすぐ寝るわけではなく、寝るのは4時とか5時ぐらいですね。

 

Q.6 プライベートでも仲の良い選手はいますか?

岡田 同じ麻雀の団体だと集まる機会も多いので、みんな仲がいいですよ。そうですね、特に家も近い、まるこ(丸山奏子「赤坂ドリブンズ」)と(高宮)まりさん(KONAMI麻雀格闘倶楽部)はよく会っていますね。あと、Mリーガーではないですが、まつかよ(松本圭世)さんとも、ご飯一緒に行ったりしています。

 

Q.7 緊張を乗り越えるためにしていることは?

岡田 緊張に慣れるのが大事ですが、あとは最初からうまくできると思わず、逆にうまくできないことを受け入れていたほうが緊張しないと思います。あと、局中は冷静に思われるかもしれませんが、相手に読まれないよう、気持ちを抑えて表情に出さないようにしています。

 

「ウマ娘」でコスプレするなら……アグネスデジタルですかね(笑)

Q.8 マンガやゲームもお好きな岡田さんですが、今どハマりしてるものは?

岡田 私はオタク気質なので、1つのものを長く深く好きになるタイプなんです。一番ハマったのが「ラブライブ!」で、ゲームで言えば「ポケモン」とか「モンハン」をひたすらコツコツやっています。そんななか、「ウマ娘」はリリースされてから、この2年間毎日ずっとやっていますし、アニメ版はBlu-rayを全巻持っています。

 

Q.9 そこまで「ウマ娘」にハマった理由は?

岡田 ゲームとして面白いし、好きだったことも大きいですが、キャラクターは面白いし、歌は中毒性があるし、「何かの目標に目指して頑張る」というスポ根に近い設定は、麻雀プロとして感情移入することがすごく多いのでハマりました。特にアニメの「2期」はよかったですね。そこから、元となっている馬に興味を持つようになりました。

Q.10 ちなみに「ウマ娘」でコスプレするなら、どのキャラクターですか?

岡田 コスプレ感を出すには、自分のキャラクターと違う方がいいと思うんですよ。ということで、アグネスデジタルですかね(笑)。衣装は思いっきりフリフリだし、ツインテールでリボンがボーン! みたいな感じで、どちらかというかっこいい系が多い私と真逆ですから。

 

Q.11 実際に好きな馬はいらっしゃいますか?

岡田 好きな馬はゴールドシップ。私が競馬にハマったのは「ウマ娘」からなので、ハマったときには、すでに引退していたんですが、常に強いわけでもなく、ムラのあるところがかわいいし、表情に愛嬌があるんですよね。引退した後も、よくYouTubeで今の様子を見ています。

 

Q.12 仕事現場に常に持っていくモノやアイテムを教えてください。

岡田 化粧品のパウダーなんですが、エレガンスの「ラ プードル オートニュアンス」。これを付けると、本当に肌がきれいに見えるので、常に持っていますね。すぐに自分のモノだと分かるように、「ちいかわ」のシール貼ってます(笑)。

Q.13 家電やガジェットでお気に入りのモノは?

岡田 SwitchBotは、買って本当によかったと思います。アレクサと連動していて、電気やTV、エアコンのスイッチのオン/オフをやってくれる上、よく失くしていた家のカギも持つ必要がなくなりましたし、QOLがすごく高くなりました(笑)。あと、洗剤や柔軟剤が自動投入される全自動洗濯機や、EMSで頭皮や顔に電気を流す電気バリブラシとか、家電や美容系もできるだけ新しいモノを取り入れています。

 

──ありがとうございました!

 

【お悩み相談「もうちょっと麻雀が強くなりたい!」】

赤い牌が入っただけでウキウキ気分になってしまうGetNavi web編集部の麻雀同好会のメンバーたちの願いは「少しでも麻雀がうまくなりたい!」。Mリーガー・岡田紗佳さんへのインタビューということで、メンバーから預かってきたお悩みに相談にのっていただきました!

●「国士無双十三面待ち」「九蓮宝燈(チューレンポウトウ)」などをビシッと決められた岡田さんに質問です。僕も「もっと役満を上がりたい!」 のですが、どうすれば上がれるのでしょうか?

岡田 とにかく見逃さないことが大事。暗刻(アンコ)が1個でもあったら、四暗刻(スーアンコ)を意識するとか、公九牌(ヤオチュウハイ)が7枚とか8枚あったら、ちょっと国士無双(コクシムソウ)を見るとか。四暗刻以外は、配牌から狙わないと狙えないのが役満ですから。ただ、役満を狙ったら上がれるかもしれませんが、麻雀自体に勝てるようになるわけではないですから(笑)。

 

●他家の捨て牌のツモ切り・手出しは、すべて記憶されているのでしょうか? アマチュアが捨て牌で気を付けること(他家の手の読み方)を教えてください。

岡田 私は完全に記憶する必要はないと思います。ただ、違和感を察した方がいいかもしれないですね。例えば、八萬(パーマン)・九萬(キュウマン)と切られたときに、「もうペンチャンを払うところまでいっているんだな」とか、「字牌の対子(トイツ)落としが入った」とか、五萬(ウーマン)の後に二萬(リャンマン)を切ったら、「なら、一萬(イーマン)とか三萬(サンマン)を持っているんだな」とか。少しでも情報になるものを逃さないようにすればいいかと。

●“麻雀が強そう”に見せたいです。どういう立ち回りをすればいいでしょうか?

岡田 “強そうに見せる”ということは、強くなくてもいいということですよね(笑)。なら、手つきをきれいに見せるだけで強そうに見えると思います。あと、「リーチ」「ツモ」といった発声をしっかりする。それから、ツモった後に点数をすぐに言えたり、小手先の技術じゃなく、いわゆる麻雀の所作といったものをスムースに行えるようになることじゃないでしょうか。

 

●2着3着ばかりで、トップが取れません。トップを取るには何が必要でしょうか?

岡田 さらに攻撃を強くした方がいいと思います。4着の回数も増えると思いますが、1着の回数も確実に増えますから。トップに立っちゃうと、どうしても「この点数を守りたい」という気持ちになると思うんですよ。でもそれでは最後にかわされてしまう可能性もあるので、最後まで攻める。点数を守るというよりは、点数を伸ばすイメージでやってください。

 

●麻雀がうまくなるためのMリーグ観戦の方法を教えてください。

岡田 まずは、試合中に解説者の話を理解すること。あと、個人的に一番おすすめなのは、試合後に選手が開設する牌譜検討を見ること。「なぜ、こうしたのか?」をちゃんと説明してくれるし、チャット欄で質問したら答えてくれますよ。

 

 

岡田紗佳さんのサイン入り生写真を1名様にプレゼント!

<応募方法>

下記、応募フォームよりご応募ください。
https://forms.gle/hhQt28NhYJty11PH8

※応募の締め切りは3月31日(金)正午まで。
※当選は発送をもってかえさせていただきます
※本フォームで記載いただいた個人情報は、本プレゼント以外の目的での使用はいたしません。また、プレゼント発送完了後に情報は破棄させていただきます。

 

撮影/干川 修 取材・文/くれい響

Mリーグ終盤戦! Mリーガー・岡田紗佳「自分らしい麻雀で応援してくださる方が“明日も頑張ろう”と思ってもらえるために勝ちたい」(前編)

2018年に麻雀のプロスポーツ化を目指し発足したMリーグ。今年1月の『アメトーーク!』ではMリーグ芸人が行われるなど、老若男女問わず、ますます注目度は高まっています。そんななか、現在は、8チーム32人のMリーガーたちがしのぎを削る、2022-2023シーズンが佳境を迎えています。今シーズンはどんなドラマが生まれるのか、3月末で決まるセミファイナル進出チーム、その後続くファイナルまで目が離せません。昨シーズン(2021-2022)、劇的な優勝を飾った「KADOKAWAサクラナイツ」。そのメンバーであるMリーガーの岡田紗佳さんは、プロ雀士としての顔のほか、モデル、タレント、グラビアアイドルとしても知られています。岡田さんのMリーグへの思いや、活動などを伺いながら、Mリーグの魅力を前後編でお届けします。

 

岡田紗佳●おかだ・さやか…1994年2月19日生まれ。東京都出身。O型。モデル、タレント、グラビアアイドルとして活動する中、2017年に日本プロ麻雀連盟所属のプロ雀士となる。2019年にKADOKAWAサクラナイツからドラフト指名を受け、Mリーガーとして活躍している。雀士としてのキャッチフレーズは「役満ボディ」「完全武装アフロディーテ」。TwitterInstagram

 

【岡田紗佳さん撮り下ろし写真】

Mリーグができたことで今では憧れられる職業になったかなと思います

──『アメトーーク!』ではMリーグ芸人が放送され、岡田さんもご出演されましたが、放送後の反応や反響はいかがでしたか?

 

岡田 麻雀プロとして関わりがなかった関係者の方からたくさん連絡がきましたし、イベントでも親子連れの方が増えました。あと、Twitterのフォロワーが一気に増えました(笑)。一週間で、2~3万ぐらいでしょうか。「今まで麻雀に興味なかったけど、これを機に覚えたくなった」という声は、やはり嬉しいですね。あと、Mリーグサイドの見解としては、「これまでマイナーだった存在が、地上波の番組で大きいトピックとして扱われるまでになった!」という感じで喜んでいました。

 

──岡田さんはモデルやタレントとして活躍されていましたが、そんな中で17年にプロ雀士になりました。きっかけは何だったのでしょうか?

 

岡田 大学生のとき(16年)に『大学対抗麻雀駅伝in箱根』という番組に呼ばれたんですが、そのときに、今所属している日本プロ麻雀連盟の方に「プロに興味はありませんか?」とお声掛けしていただいたのがきっかけです。それまでプロになろうと思ったことはありませんでしたが、何でも勉強したり、挑戦したくなるタイプなので、「やってみようかな?」と。それから半年から1年ぐらいかけて、滝沢和典さんや山田浩之さんの勉強会で、点数計算や役から打ち方までいろいろ教えていただき、プロテストに合格しました。

 

──今はプロ雀士としても活動されていますが、プロ雀士の主な活動とは具体的にはどういったことでしょうか。

 

岡田 主に参加費を払って、リーグ戦や大会に参加することです。全国で3000人ぐらいプロ雀士いますが、その中で実況解説をしたり、イベントにゲストとして呼ばれたり、観戦記を書いたり、何かしらのメディアに携わっている人が50人ぐらい。そのほかの人は会社員や雀荘の店員など、兼業しているかと思います。そんななか、Mリーグができたことはとても画期的なことだと思います。Mリーグでは最低年俸も保証されているので、プロとして麻雀で生活できるようになり、子供たちにも楽しんでもらえるようになり、今では憧れられる職業になったかなと思います。

 

──『熱闘!Mリーグ』(テレビ朝日)でも「Mリーガーになりたい」と憧れている子供たちの声が多くなっているような気がします。そんななかで、岡田さんがプロとしての意識していることはありますか?

 

岡田 私は何かを意識しているとかではなく、自分らしい麻雀をして、その試合を見て応援してくださる方が「明日も頑張ろう」と思ってもらえるために勝ちたいと、常日頃から思っていますね。

 

2022-2023シーズンは一からやり直す気持ちで臨んでいます

──2019-2020シーズンから「KADOKAWAサクラナイツ」がMリーグに加わり、岡田さんもサクラナイツのメンバーとして、Mリーガーデビューされました。Mリーガーになったことでの心境の変化はありましたか?

 

岡田 Mリーグはあくまでも団体戦なので、自分のミスがチームのマイナスになってしまうんです。そのプレッシャーは通常の大会とは違いますし、チーム全体のサポーターになっていただける方が多いので、家族感が強い一方、背負う緊張感や責任感も違いますね。あと、試合中に控室にあるモニターを通して、いろいろと意見交換や勉強ができるんです。そんなチームメイトがいることがとても心強いです。

 

──となると試合前の緊張感も普段とは異なると思うのですが、試合前のルーティンなどはあるのでしょうか。

 

岡田 ルーティンは特にありません。前日もしっかり寝て、しっかり食事をとって、とにかく健康に気を遣って、通常の生活を送るだけですね。ルーティンを作ってしまうと、「あれをやらなかったら、負けるんじゃないか……」と思うようになりそうで、それがメンタルに一番良くないと思いますし。食事で気をつけていることは……基本食べたいものを食べているのですが、タンパク質と野菜、あとは脳を働かせるため、お米で糖分をとることかな。試合当日も、ラムネなどでブドウ糖をとるようにします。

 

──現在、2022-2023シーズンも佳境を迎えていますが、昨シーンのことを振り返らせてください。昨シーズンはサクラナイツが優勝しましたが、その時の心境を教えてください。また、優勝したことで、今シーズンの気持ちの変化はありましたか?

 

岡田 昨シーズンはチームメイトの沢崎(誠)さんが病気療養をされ、入院されていたこともあり、チーム全体で優勝に懸ける思いがより一層強くなりました。沢崎さんには「俺が出ないことで負けてしまった」と思ってほしくなかったですし、残りの3人の結束力が高まったと思います。昨シーズン優勝したとはいえ、新たに渋川(難波)さんが入った今シーズンでは心機一転、もう一度チャレンジャーとしての気持ちで、一からやり直す気持ちで臨んでいますね。

 

ペットボトルのキャップは締められないわ、食べ散らかすわ…サクラナイツはそんな人ばかり(笑)

──そんなサクラナイツのメンバーを紹介してください。

 

岡田 内川(幸太郎)さんは、とても男気ある優しい方。沢崎さんの後、チームを引っ張るというよりは、まとめようとしてくれるリーダー的な存在です。堀(慎吾)さんは、月に2~3回の勉強会で一緒に学ぶ機会が一番多いですが、とてもおちゃらけています(笑)。麻雀に関しては尊敬していますが、麻雀以外のことは何もできないんじゃないかと思っています(笑)。新しく入った渋川(難波)さんは堀さんと似ているところが結構あって、麻雀以外はどこか抜けている(笑)。あと、どこか柔らかさがあって、応援したくなるタイプの方ですね。森井(巧)監督はチームメイトと同じ目線で見てくれる仕事ができる方ですが、プライベートはやっぱり……(笑)。サクラナイツはそんな人ばかりで、ペットボトルのキャップは締められないわ、食べ散らかすわで……(笑)。誰も取り繕っている感じはないですね。

 

──そんな個性的なメンバーの中で岡田さんは、どのようなキャラクターですか?

 

岡田 私はツッコミがメインですね。試合中、森井さんがとにかく焦っていることが多くて、「もうダメだ!」とか「何でこんなツイてないんだ!」と言ったり、貧乏ゆすりが始まったりしてしまうんです。そこで私が「森井さん、大丈夫ですから!」と、できるだけチームの雰囲気をよくしようと思っています。あと、昨シーズン中に、堀さんが足首を骨折してしまったんですが、そのときは私がウーバーイーツで食べ物を送っていました。と言っても、内川さんが一番チームをまとめて面倒を見てくださっていて、私はその次だと思います。

 

沢崎さんからの言葉は今も大事にしています

──先ほどもお名前が上がりましたが、沢崎さんはデビュー時からチームメイトして戦ってきました。プロ雀士としても大ベテランでチームをけん引されていた沢崎さんからの教えで、特に印象に残っている言葉はありますか?

 

岡田 チームに入って、1年目のときはプレッシャーに押しつぶされることが多かったんです。そんなとき、沢崎さんから「おかぴーは他人の批判を気にせず、自分の麻雀を打ち続ければいいよ」「麻雀を楽しむことがいちばん大事」といった麻雀に対する心持ちを教えてくれました。その言葉は、今も大事にしています。沢崎さんの領域に行くには、まだまだ時間がかかりますが、いつかは沢崎さんのようなプロ雀士になりたいです。

 

──現在、「2022-2023シーズン」のレギュラーシーズンが佳境を迎えています。

 

岡田 レギュラーシーズンを突破できるか、この先どうなるか分からない状態なので、何とも言えないですが、私的にもチーム全体的にも、サクラナイツを常にファイナルに残るチームにしたいと思っているんです。なので、1ポイントでも多く稼いで、セミファイナル、ファイナルに行けるよう、常に先のことを見ていきたいですね。

 

サポーターが喜んでくれたり、Mリーグファンが増えたりすることの方が大事

──Mリーグのレギュラーシーズンの試合とは異なりますが、岡田さんは、昨年の「麻雀最強戦Mリーグスペシャルマッチ」で “国士無双十三面待ち(コクシムソウジュウサンメンマチ)”を上がられました。役満の中でもあまりお目にかかることのない役で、YouTubeでも多く切り抜き動画が上がっていてかなり見られていますが、テンパイしたときも、上がった際にもあまり表情が変わらなかったように見えました。内心はいかがでしたか?

 

岡田 普通のリーグ戦と違って、その半荘でトップを取らなきゃいけない決勝戦だったので、上がったときは逆にプレッシャーしかなかったです。私はネガティブな性格なので、“国士無双十三面待ち”で上がって嬉しい気持ちはあっても、「こんな幸運に恵まれたのに、もし優勝できなかったらプロとして恥ずかしい」とその時は思っていました(結果は優勝)。今となってはYouTubeで何回も見返していますが……(笑)。

 

──Mリーガーとしての岡田さんの今後の展望や目標を教えてください。

 

岡田 まだまだ若手ですが、これからチームを引っ張っていける存在になっていきたいです。私自身、個人で目立ちたいと気持ちは全然ないですし、サクラナイツが勝ってサポーターが喜んでくれたり、いい試合をすることでMリーグファンが増えたりすることの方が大事ですから。そのために、これまで以上にタレント活動をしていけたらいいな、と思っています。

 

※岡田紗佳さんへのインタビューは後編へ。後編では岡田さんのプライベートに迫ります。プレゼント企画も。

関連記事:二刀流Mリーガー・岡田紗佳を解剖! 役満ボディの秘訣は「お腹が空くまで食べない」(後編)

 

Mリーグ公式サイト:https://m-league.jp/

 

撮影/干川 修 取材・文/くれい響

松下奈緒が『朝だ!生です旅サラダ』新レギュラーに加入!「旅に出る準備はいつでもしておきたい」

松下奈緒

 

4月1日(土)放送の『朝だ!生です旅サラダ』(ABCテレビ・テレビ朝日系列24局ほか 午前8時〜9時30分)から、新メンバーとして松下奈緒の加入が発表。さらに松下からコメントが到着した。

 

日本全国のおいしいものから、温泉、週末のお薦めスポットなど、多彩な旅のスタイルを提案する生放送の情報バラエティ『朝だ!生です旅サラダ』に、松下奈緒の加入が決定。スタジオのレギュラーメンバーが加わるのは、なんと約12年ぶりとなる。

 

発表に当たり、松下は「旅好きにはたまらない『旅サラダ』のMCのお話をいただき本当にうれしく思います」と。「コロナによる移動制限がかかる前は、毎年旅に出ていました。海外ではアーティストの軌跡を追い、国内では各地でおいしい物をいただいてきました。最後に行ったアフリカでは、自然の雄大さに圧倒され、涙したことを思い出します」と旅への思いを語る。

 

続けて「国内外問わず、まだまだ知らない旅の醍醐味を私も楽しみにしながら、皆様にお伝えしていきたいです。旅に出る準備はいつでもしておきたいと思います!」と意気込みを述べた。

 

番組情報

『朝だ!生です旅サラダ』
ABCテレビ・テレビ朝日系列24局ほか
毎週土曜 午前8時~9時30分

出演:神田正輝、向井亜紀、勝俣州和、三船美佳
中継:中丸雄一(KAT-TUN)

公式HP:https://www.asahi.co.jp/tsalad/

 

女優・田中道子が1500時間の勉強を経て『一級建築士』に合格!! 「自分が納得するようにやりたかった」

2016年に女優としてデビューし、さまざまな役柄を演じる田中道子さん。バラエティ番組『プレバト!!』(MBS)で見せる絵画の上手さもプロ級です。その田中道子さんが合格率10%という難関資格「一級建築士」に合格したとのこと。その合格までの道程、これからの目標などをうかがいました。

 

(構成・撮影:丸山剛史/執筆:松本祐貴)

●田中道子(たなか・みちこ)/1989年8月24日静岡県生まれ。

 

芸能と建築の仕事の両立はずっと考えていた

ーーまずは、超難関、合格率9.9%といわれる一級建築士の合格おめでとうございます。

 

田中道子(以下田中) ありがとうございます。芸能界で鍛えられたおかげか試験では緊張しすぎることもなかったのですが、合格は本当に奇跡でした。

 

ーーそもそも二級建築士の資格を持っていて、さらに一級建築士を目指した理由はなんですか?

 

田中 大学生のころから「いずれ一級建築士を取りたい」と思っていました。理由は、2011年の東日本大震災です。未曾有の大災害で、多くの人がピンチのときに人の命を守る建築の仕事は改めてかっこいいと思いました。当時、大学3年生でしたが「一級建築士の資格を取り、プロとして人々の生活を守る仕事がしたい」とぼんやりとですが思ったんです。

 

ーー二級建築士は大学時代に取得したんですね?

 

田中 卒業しないと受験資格がないので、大学を卒業してすぐに取りました。

 

ーー当時は芸能界にデビューするかどうかというときですか?

 

田中 大学4年生のとき、ミス・ユニバース・ジャパン2011で3位入賞をして、知り合いがオスカープロモーションを紹介してくれました。

もともと私は中学生のころアクション女優に憧れていたんです。でも、地元は浜松で、周りにやってる人もいなければ、事務所もなく、目指す手段がなく、憧れだけだったんですね。就職活動中に芸能事務所に声をかけていただいて「今しかできないのはどっちだろう」と考えて、芸能を選びました。

それでも、事務所には「将来一級建築士を取りたいから、建築の実務を2年積ませてほしい」と頼んだんですが「なんのために東京に出てきたんだ」と怒られちゃいましたね。そのときから、芸能と建築を両立したかったんですよ。

 

ーーデビュー前からの思いが今回やっと叶ったんですね。

 

田中 はい。令和2年から一級建築士の受験資格が緩和されて、実務がなくても受験可能になったんです。これは追い風だと思いました。また、コロナ禍で、仕事が止まって、あらためて「自分って何がしたかったんだっけ」と自問自答して、こういう緊急事態のときに「すぐに動けるプロになりたい」と思い直しました。

 

ーーということは勉強への決意は2020年ぐらいからですね。

 

田中 ハードルの高さはわかってたので、いきなり一級建築士を目指してはいなかったです。そのときの勉強は、インテリアコーディネーターとか自分が興味がある分野でした。ただ、勉強する時間があるなら大きな資格を狙おうと気持ちが変わってきました。2021年の夏に「一級建築士」を目指す覚悟を決めました。そのときには、マネージャーさんにも「仕事には絶対影響ないように頑張るから。見守ってください」と宣言しました。事務所も応援ムードでした。自分で火を付けて、自分を追い込みましたね。

 

ーーなかなかできるることじゃないです。

 

田中 一時期は追い込みすぎて、目が回りそうなぐらいでした。私はうまくいかないとき、人から慰めてもらったり、別のリラックス方法を試しても、モヤモヤしちゃうんです。「仕事でうまくいかなかったときの解決策は、仕事がうまくいくこと」。私はそういう性格なんですね。『プレバト!!』でもそういう風に追い込んだから、いい結果が出たと思います。だから、マネージャーさんには「みっちゃんは追い込んだほうがいい」って思われているみたいですけど(笑)。

 

ーーしかし、それだけの努力ができるとは、学生時代から勉強が好きなタイプでしたか?

 

田中 受験シーズンになると1日10時間とかやるタイプです。やると決めたら納得するまで勉強します。

 

ーーそれだと、小中高など学校でも成績はよかったんじゃないですか?

 

田中 いや成績はよくなかったですよ。中学のとき、先生に市内で下から2番目ぐらいの高校しか受けられないと言われたぐらいです。でも、中3の夏に好きな男の子ができて、その人がいい学校に行くっていうから、一緒に通うために1日10時間勉強して合格しました。でも、その男の子は落ちちゃったんですけど……。どこでスイッチが入るかわからないですよね。

死に物狂いで勉強すれば努力が実るというのは、高校・大学受験で体験したので、私は、今回のような勉強を頑張れるんだと思います。成功報酬がない可能性もあるものに、何時間も費やす気持ちがわかるので、資格の勉強や、なにかをやろうとしてる人はジャンル関係なく尊敬しますね。

 

ーーテレビの印象では、田中さんは優等生タイプかと思っていました。

 

田中 優等生タイプは語弊がありますね。番組のアンケートなどは、最終日に手をつけるタイプです。優等生ではなく、夏休みの宿題も気づいたら8月末になっていることがありました。私生活でもズボラな部分はありますよ。

 

『プレバト!!』の絵は1枚50時間もかけている!?

ーー一級建築士に合格するには勉強時間が1000時間〜1200時間といわれていますが、どうでしたか?

 

田中 1年ちょっと月100時間プラス月4回の授業なので、トータル1500時間ぐらい勉強しているかもしれません。資格の学校に通い、授業は週1回、朝の8時から夜の11時ぐらいまでありました。

月に100時間の勉強もスキマ時間を合わせてです。いつもならベッドの上で漫画やゲームをしている時間を全部勉強にあてました。問題を解き続けて、携帯を握ったまま寝て、起きたらまた問題を解いているような状態でした。

 

ーー一級建築士の試験では、どんな問題が問われるんですか?

 

田中 一次試験は学科試験、いわゆるペーパーテストです。二次試験は製図を書く試験です。一次試験は、構造計算や足場の付け方、コンクリートの基礎、空調などの設備関係、もちろん法律も出ますね。ほかに「コルビュジェの作品はどれ」というような作品事例や歴史です。一次試験対策はスキマ時間を使えるんですよ。でも、二次試験の対策は机に向かってやらなきゃいけないので、時間を取るのも大変でした。

実際に見てもらえますか? これが製図の試験の1か月前の練習です。先生には練習不足といわれ、赤ペンだらけです。

 

私は実務経験がないので、資格の学校でも、周りの生徒から遅れてスタートしているんですね。本当に初歩的なとこで結構つまずくことが多くて。これなんか製図で、建物に階段を2個つけなければいけない法律があって、意味なく階段を並べて書いてたり、事務室の中に廊下があったりとか、本当にハチャメチャでした。

 

ーー製図試験の対策は大変そうですね。

 

田中 この製図の練習をしているころ、私は初舞台、初主演の最中でした。座長なので、みんなを引っ張る立場でしたが「本当に付き合いが悪い」と、後からみんなに言われました。みんな応援してくれて、仲はいいんですけどね(笑)。初舞台も楽しかったです。

ただ学科試験で覚えたことがセリフを覚えることで、ロケット鉛筆みたいに出ていっちゃうか心配でしたが、大丈夫でした。

 

ーー実際、一級建築士に受かったときはどんな気分でしたか?

 

田中 血管が切れたかと思いました。視界になにかが見えていますが、受験番号しか見えない。母と電話しながら合格発表を見ていて、絶叫しました。

母には普段から「プレバトもあるし、勉強もあるしどうしよう〜」と悩みを相談したりしています。そういうときに母は「タレント業が本業なんだから、それをやってから勉強しなさい」と、背筋を伸ばしてくれます。

今思い返すと、どっちもベストをつくそうと、がむしゃらだったので、二度とあの時間に戻りたくないです。でも、手を抜かずやれてよかったなとも思えますね。

 

ーー『プレバト!!』の絵画は、そんな悩みになるほどなんですね。

 

田中 そうです。宿題が出て家で描いてるんです。昔はロケで行って、絵をその場で描きあげてました。ハイレベルになるにつれて、宿題になって、10時間、20時間と制作時間をかけ始めました。最近は1枚の絵に50時間かけたりしています。裏ではめちゃくちゃ大変です。感情が大暴れする番組なので、涙も出ます。観てる人には絵ができあがったところだけじゃないですよと伝えたいです。

 

ーー伝わると思います。『プレバト!!』は田中さんをより有名にしましたね。

 

田中 父は最初、芸能界に反対してたんですが、今となってはこの番組の一番のファンです。今回の一級建築士の件で、実家に帰ったときに父から「建築に戻れ」と言われるかなと思ったんですが、逆に「『プレバト!!』があるからずっと芸能をやれ」と言われました。娘が頑張ってる姿を見られるのが父としてはうれしいらしいです。

それに地方ロケに行くと「『プレバト!!』観てます」と言われることが本当に増えました。先日は、ビルに入館しようとしたら警備員の方が「一級建築士合格おめでとう」と言ってくださって、それを聞いた周りの方も「おめでとう、おめでとう」って。うれしかったですね。

 

足湯カフェや子どもたちが夢見れる施設を建ててみたい

ーーちなみに一級建築士と二級建築士はどう違うんですか?

 

田中 設計できる建物の規模が違います。二級建築士は300平方メートル以内は2階建てまで、木造だと3階建てまで設計できるなど決まっていますが、一級建築士は縛りがありません。ビル、駅、代々木体育館など何でもOKになります。

 

ーー実際に建ててみたいものはありますか?

 

田中 学生のときは、両親が温泉好きなので、足湯があって、平屋の家を設計してあげたいと思っていました。でも、30歳を超えて、ちゃんと調べると家を建てるってお金かかるんですね。

 

ーーそうですね。それ以外に仕事につながるような建築物はどうですか?

 

田中 私自身「夢を持て」という言葉がすごく苦手なんですよ。子どもには実際にやらせてあげないと夢がわからない、学校にしか通っていない子どもにはそんなに選択肢はないですよね。だから、子どもが夢を見つけられるような楽器、運動、勉強などなんでもできるスクールというか施設を作ってみたいですね。イメージとしてはキッザニアみたいなところです。調べたことがあるんですけど、キッザニアで人気の職業を体験するには、朝早く行って並ばなきゃいけないみたいです。のびのび体験できたらいいのにと思います。

 

ーー自分の家を設計するならどうしますか?

 

田中 実は、私、静岡から仕事に通いたいと思ってるんですよ。自然豊かなところが安心します。私は音に敏感で、東京は夜中も騒がしいですね。浜松の地元では、家からコンビニ行こうとしても、音の振動がなくてシンっとしてるんですね。また、東京は父親と喧嘩して出てきてるので、戦う場所で、心を許しちゃいけないという思いが根っこにあるんです。実家だとまっさらの自分に戻れる気がします。

今の私の妄想では、両親のいる浜松と東京の間ぐらい、熱海に家を建てたいと思っています。それに足湯カフェを作りたいんですよ。まだ衛生面とか要勉強ですが考えてます。

 

ーーそのうち「こういうのを設計してほしい」とオファーも来るかもしれませんね。

 

田中 実務経験を2年積まないと一級建築士の登録ができないんです。だからまだ資格を得たスタートラインです。実務は2年分必要で、一級建築士の補助につくこと、資格の学校で教えること、研究でもいいそうで、手段はたくさんあります。どんな風に実務経験ができるか悩み中ですが、コツコツ積み重ねたいです。

 

一級建築士の資格をいかし、NHKの番組レギュラーも!?

ーーそれこそ大学時代の同級生は建築士をしていたりしますか?

 

田中 建築士の友達もいっぱいいます。人の命を直に預かるお仕事なんでみんな大変そうですね。納期が近くなれば休み返上ですし、依頼人と現場の人との板挟みにも合うそうです。

先日、結婚して産休、育休に入った友達が、今回の私のニュースを見て「もう1回一級建築士にチャレンジすることにした」と連絡をもらいました。ほかにもSNSでファンから「私も別の資格を諦めてたけど、刺激をもらいました」という反応もあってうれしいですね。

 

ーー一級建築士の資格をいかしたお仕事もありますか?

 

田中 2023年の4月から『解体キングダム』(NHK)という番組のレギュラーが始まります。今まではNHKBSプレミアムで城島茂さんと伊野尾慧さんがリポートしていましたが、ゴールデンタイムに枠が変更になり私が加わることになりました。番組では実際に高層ビルや鉄塔などの解体現場に行きます。

例えば、東京の日本橋、呉服橋にある高速道路に地下化プロジェクトがあり、その解体現場に行きました。近くを大きなトラックがバンバン走っていて、その出口をちょっとずつ剥がしていく現場で、すごく怖かったです。下は川で物も落とせないという難工事でしたね。

その解体する部分が、鉄筋もキレイで60年前のものと思えませんでした。日本はしっかり建てているから解体やコンクリートを砕くのも大変だそうです。近々、関西の解体現場も見に行く予定です。現場に行くまでは「私が見てて大丈夫かな」と考えてましたが、建築の勉強していたので、気になるところも出てきて、やってみたら楽しいお仕事でした。

 

悩んだときは、代わりに誰かに選択してもらうのもひとつの手

ーー田中さんが芸能の仕事をしながら、一級建築士の試験を受けようとした原動力はどこにあるんですか?

 

田中 人にはいろんな顔があっていいと思います。中学時代から憧れた女優も、大学時代から一級建築士を目指していたのも私のひとつの顔です。自分の中では一級建築士を取らずに人生が終わることは考えもしませんでした。ある意味諦めが悪いですね。

だから、私の一番の原動力は「自分が納得するかどうか」です。努力じゃ変えられない部分、例えば「私が宇宙飛行士になりたくて、でも視力が0.01しかない」のなら不可能です、諦めます。でも、不可能じゃないことを諦めることをしたくなかったんです。

 

ーーでは、女優・タレントとしての田中道子さんは、なにがあるから頑張れるんですか?

 

田中 女優やバラエティのお仕事は、観てくれる人がいるから成り立つものです。私は正直に話すと、好感度とかではなく、観てくださってる人が私を面白いと思い、元気になってもらえればいいと考えています。

実際に私が視聴者だとして、テレビにいい子ちゃんしかいなかったら絶対つまんないと思うんですよ。ハプニングや予期せぬ表情や感情がテレビの面白さだと思います。

私もせっかく公共の場に出るお仕事してるんだから毒にも薬にもならない人間になりたくないんです。だから、私を見たときに、ムカつくでも、刺激受けたでもいいから、なにかしら反応を受け取ってほしいですね。私も人付き合いするとき、場をかき乱す人も面白いと思ってしまうタイプです。結果的に私は周りを気にせず、のびのびと活動できていると思います。

 

ーー中学生のときのアクション女優への憧れが何度か出てきます。もう少し詳細を聞かせてください。

 

田中 近所にツタヤがあって、毎週家族の誰かが借りてきた作品をみんなで観ていました。姉はラブロマンス、私はファンタジー、兄はホラー、母はサスペンスと好きなジャンルがバラバラでした。でも、洋画のアクション物だと、かっこいいって家族みんなが観るんです。それでアンジェリーナ・ジョリーさんとミラ・ジョヴォヴィッチさんに憧れました。男性に負けない自立した大人のかっこいい女性のイメージです。子どものころは、理想の女性像とかぶっていて、アクション女優になれば、自立した女性になれると思っていましたね。当時は完璧な女性に憧れたんですけど、今は言い訳かもしれませんが、短所も魅力と思うようにしています(笑)。

 

ーー最後にこれだけ頑張ることができた田中道子さんだから伝えられる言葉もあると思います。人生で行き詰まったときの悩みにはどう対処すればいいでしょうか。

 

田中 うーん。プレッシャーですね……。悩んだとき、物事の決断にはものすごくストレスがかかると思います。そんなときは、私の行動基準は私の理想像ならどうするかを考えます。その理想像は、尊敬する先輩やお母さんでもいいです。あの人だったらどう行動するかな。悩んだときは、そんな風に代わりに誰かに選択してもらうことも重要です。すると、一歩引いて俯瞰的に見られますし、もしできるなら誰かの行動のマネをしてもいいと思います。

私は、女優として、母として、最近はドラマのプロデュースもなさっているMEGUMIさんが好きで尊敬しています。MEGUMIさんはタイムスケジュールの管理がスゴいんです。だから、自分がなまけそうなときには「MEGUMIさんなら今ジムに行くな」と考えて行動したりしています。

いろんな人の影響を受けながら私も作られているんです。もし今悩んでる人がいれば、理想の人やアニメのヒーローでもいいです、「あの人だったらどうするかな」と想像してもらうと、一歩踏み出せるんじゃないですか。私もよく使う手なのでやってみてください。

 

 

女優としての美しさ、バラエティ番組でのひらめきや絵の才能、さらに一級建築士の資格を取得するという努力家の面も持つ多才な田中道子さん。取材ではひとつの質問に真剣に考え込み、言葉を選んで的確に話してくれました。このマジメさ、一生懸命さが、田中道子さんのテレビで愛されるキャラクターにつながっているのだと思います。中学生からの女優、大学生からの一級建築士という大きな夢を叶え、つぎはどんなことでファンに夢を見させてくれるのでしょうか。楽しみに待っていましょう。

 

 

『異修羅』TVアニメ化決定!ティザービジュアル&PVが公開 メインキャストに梶裕貴、上田麗奈【コメントあり】

『異修羅』ティザービジュアル ©2023 珪素/KADOKAWA/異修羅製作委員会

 

「このライトノベルがすごい!2021」(宝島社刊)単⾏本・ノベルズ部⾨1位を獲得した話題作『異修羅』(電撃の新⽂芸/KADOKAWA 刊)のTVアニメ化が決定し、2種のティザービジュアル&ティザーPVが公開。またメインキャストを務める梶裕貴と上田麗奈、原作著者・珪素からのコメント、原作イラスト・クレタのお祝いイラストが到着した。

 

物語の舞台は、地平のすべてを恐怖させた魔王が打ち倒され、破滅におびえる必要がなくなった時代。成し遂げた勇者はいまだその名も実在も知れぬまま、世界の脅威となり得る“⼒”だけが残された。

 

普通では相対することもかなわぬ百⻤魔⼈の如き“修羅”たちは、その願いのため、尊厳と矜持、命を懸けて⾶び込んでいく。誰も⾒たことのない、誰にも⽌められない新たな闘争。最後に残る、ただ⼀⼈の “勇者”を決める戦いが今、幕を開ける。

『異修羅』ティザービジュアル ©2023 珪素/KADOKAWA/異修羅製作委員会

 

梶裕貴が演じる「柳の剣のソウジロウ」は、「地球最後の柳⽣」を名乗る異世界の剣豪。どんな状況にあっても⾃分のペースを崩さず、常に斬ることを楽しみ、強敵と戦うことを求める戦闘狂で、⼀瞬にして敵の急所を⾒極め、なまくら⼑で巨⼤構造物すらも切断する頂点の剣術を振るう。

 

一方、上⽥麗奈が演じる「遠い鉤⽖のユノ」は、ナガン迷宮都市の学⼠。⼤迷宮から突如現れたゴーレムに襲われ、親友のリュセルスを失ったことをきっかけに “強者”への復讐を誓う。ソウジロウに救われ、彼と共に⻩都を⽬指すことに。

 

ティザービジュアルは、そんな“強者”による理不尽な⼒で⽇常を奪われた少⼥ユノと、変わり果てたナガン市を圧倒的スケールで感じられるビジュアルの2種。またティザーPVでは、ソウジロウとユノのキャラクターボイスも初披露されている。

 

公式サイトではキャラクターのスキル紹介やセリフCVの公開もスタートし、公式Twitterでは梶と上田のサイン⼊り原作本が抽選で当たるキャンペーンも実施される。梶と上田、原作著者・珪素のコメントと原作イラスト・クレタのお祝いイラストは下記に掲載。

 

『異修羅』ティザーPV

 

梶裕貴(柳の剣のソウジロウ役)コメント

梶裕貴

 

最強たちによる、まさに最強の異世界バトルファンタジー!
ラノベならではの世界観、アニメならではの表現に、僕も⼤興奮しております。
⾃信に満ちあふれ、強敵と闘うことのみを純粋に求めているソウジロウの姿には、
ある種の漢のロマンを感じます。演じていて、最⾼に気持ちの良いキャラクター!
放送まで、今しばらくお待ちください!

 

上⽥麗奈(遠い鉤⽖のユノ役)コメント

上田麗奈

 

あらゆるシーンが残酷なほど美しく描かれていて、
第⼀話のアフレコからゾクゾクが⽌まりませんでした。
ユノちゃんは、強い者に対して無⼒な普通の⼥の⼦。
彼⼥の⽬線で⾒た“最強”の英雄たちは、とても恐ろしい存在です。
ぜひユノちゃんが抱える想いにも注⽬しつつ、
物語を楽しんでいただけますと幸いです!

 

原作著者:珪素 お祝いコメント

『異修羅』のアニメ化が発表されました。この場を借りて私の⼝からも感謝を申し上げます。
原作を読み、購⼊し、応援してきた読者の皆さまのあがきは……我々の野望である『異修羅』の
アニメ化のために、実に役に⽴ってくれました。驚きましたか?
全てはこのための計画――いずれ偉⼤なる制作スタッフさまが素晴らしき仕事の数々をこの地上
へともたらし、皆さまへと真の「救済」を賜ることでしょう。
では皆さま、『異修羅』アニメの到来を、楽しみにお待ちください。

 

原作イラスト:クレタ お祝いイラスト

『異修羅』クレタお祝いイラスト ©2023 珪素/KADOKAWA/異修羅製作委員会

 

番組情報

TV アニメ『異修羅』

公式サイト:https://ishura-anime.com/
公式 Twitter:@ishura_anime
公式ハッシュタグ:#異修羅 #ishura

©2023 珪素/KADOKAWA/異修羅製作委員会

⼤阪アミューズメントメディア専⾨学校がゲストに⼩岩井ことりさんを迎えトークショーを開催!

エンタテインメント業界にプロを輩出し続けるAMGグループ、大阪市淀川区の⼤阪アミューズメントメディア専⾨学校(大阪AMG)が、⼩岩井ことりさんをゲストに迎え、3/26(⽇)にスペシャルトークイベントを開催します。

 

動画制作・配信のプロを⽬指す「動画・配信クリエイター学科」のオープンキャンパス・スペシャルイベントのゲストとして登場する小岩井ことりさんは、作詞・作曲・編曲、動画編集までこなす唯⼀無⼆の完パケ納品出来る声優として活躍。2021年には第15回声優アワードにてインフルエンサー賞も受賞しており、トークショーでは、Youtubeなどの動画配信からASMR、オーディオなど、幅広い活動について語ります。

 

◆スペシャルトークショー申込みはこちら

LIVEフェスタ/小岩井ことりさんトークショー

【開催概要】

開催⽇程:2023年3⽉26⽇(⽇)

開催時間:14:00〜15:00 ※受付開始/13:45〜

備考:要予約、参加無料

 

「LIVEフェスタ」について

ゲーム、アニメ、マンガ、声優などエンタテインメント業界を⼀⽇で体験できるイベント。学⽣がつくったゲーム作品のプレイ⼤会やアニメのお仕事体験、アフレコ体験にはじまり、在校⽣と⼀緒にコスプレモデルさんをクロッキーしたりなど楽しみながらエンタメ体験ができます。本トークショーはこのLIVEフェスタのスペシャルイベントになります。

開催時間:12:00〜16:00 ※⼊退場⾃由

 

「オープンキャンパス」について

AMGのオープンキャンパスでは、エンタテインメントのプロになるためのカリキュラムついて詳しく解説する説明会に加え、ゲストを招いたスペシャルイベントや体験型のイベントを⾏っています。

https://www.amg.ac.jp/event/

 

⼤阪アミューズメントメディア専⾨学校

所在地:〒532-0011 ⼤阪市淀川区⻄中島3-12-19

学科 :ゲームクリエイター学科、ゲームプログラマー学科、ゲーム・アニメ3DCG学科、アニメーション学科、キャラクターデザイン学科、マンガイラスト学科、ノベルス⽂芸学科、声優学科

https://www.amg.ac.jp/

 

『特捜9』新シーズンがこの春開幕!羽田美智子&深川麻衣と意気込み語る

『特捜9 season6』左から)深川麻衣、井ノ原快彦、羽田美智子©テレビ朝日

 

井ノ原快彦主演の人気シリーズ『特捜9』(テレビ朝日系)の新シーズン『season6』が、4月5日(水)放送スタート。羽田美智子、吹越満、田口浩正をはじめ、前シーズンより加わった向井康二(Snow Man)、深川麻衣らも続投する。

 

『特捜9』シリーズは、2018年4月にスタート。難事件に挑む個性派刑事たちの活躍はもちろん、背景にあるそれぞれの人生模様をしっかり描き上げ、前シーズンも関連ワードが毎週トレンドランキング上位を席巻するほど反響を呼んだ。

 

前身番組『警視庁捜査一課9係』(2006年スタート)時代から17年間、共に過ごしてきた、家族のような特捜班。小宮山志保(羽田美智子)、青柳靖(吹越満)、矢沢英明(田口浩正)ら個性派刑事の捜査をまとめる主任として、そして前シーズンより加わった若手警察官・三ツ矢翔平(向井康二)、高尾由真(深川麻衣)の先輩として、井ノ原演じる浅輪直樹が引き続きまい進する。

 

シリーズを通じて登場人物たちのプライベートや心情の変化をリアルに楽しめるところも、『特捜9』の醍醐味。『9係』で出会い、『特捜9』で結婚した直樹と倫子(中越典子)の浅輪夫妻、『season4』の最終回で結ばれた村瀬健吾(津田寛治)&志保夫婦の現在も見どころだ。

 

さらには青柳・矢沢のコンビや、班長・国木田誠二(中村梅雀)の今の思いなど、『season6』ではそれぞれが抱える事情や関係性が、毎回の捜査に複雑に影響していく。手に汗握るミステリーと人間ドラマとの見事な融合は、長いシーズンを積み重ねてきた『特捜9』だからこそ成し得る境地。1話完結のドラマでありながら、彼らの個性が絡み合ってどんどん変貌を遂げていくさまを、1クールを通した“縦軸”として描く。

 

井ノ原は新シーズンスタートに向け、「もう『season6』になるんだなと思うと…感慨深いです」としみじみ語りながら、「今年は人間ドラマにもう一度立ち返って、それぞれのプライベートも描き、事件解決だけじゃなく、1人ずつが抱えるドラマを大事にしていくのが見どころ。それこそが、17年を経た今の僕らだからできることなんじゃないかな」と、さらなる高みへと疾走する決意を。

 

羽田もまた「17年間続いてきた『特捜9』はドラマの“老舗”といえるかもしれませんが、老舗って必ず“革新”があるから継続しているもの。老舗の味を残しつつフレッシュな空気も加えて、私たちにしかできない作品づくりを今年も目指していきたい」と、井ノ原の思いに共鳴した。

 

そんな羽田との“女子バディ”の活躍も期待される深川は、「新シーズンでは1年間の経験を得て、少しほぐれた由真の気持ちを表現できたらいいなと思っています。2年目は、ちょっと遊び心を持ちながら楽しんで演じていきたい」と進化を誓っている。

 

井ノ原快彦(浅輪直樹 役)コメント

◆『season6』が決定した今の心境を教えてください。

もう『season6』になるんだなと思うと…感慨深いですね。ドラマの登場人物って“成長しないこと”がお約束ですが、ここまで長くシリーズが続くと、さすがに僕らも成長もするし、変化もします。キャラクターそれぞれが成長している分、前シーズンより、さらに進化したドラマになっていくんじゃないかなと楽しみにしています。

 

◆前シーズンから加入したSnow Man・向井康二さん、深川麻衣さんに今年、期待することは?

オンエアされていなかった時間もキャラクターたちが頑張って生きているとするならば、向井演じる三ツ矢も深川さん演じる由真も1年たって慣れてきて、成長もしているはず。昨年は気を使って言えなかったことも2年目に入ったら堂々と言えるようになったりするんじゃないかな。2人がどう変わっているか楽しみなので、こちらもまた気を引き締めて作品に取り組んでいかなくてはと考えています。

 

◆羽田美智子さん&深川麻衣さんの特捜班女子チームに期待することは?

羽田さんと深川さん、そして原沙知絵さん、中越典子さんも含めて、『特捜9』の女性陣は視聴者の皆さんの気持ちに寄り添ってくださる方々ばかり。とにかく存在として輝いていますし、癒やしが大事な今の時代らしく、緊迫のストーリーの中で気持ちをフワっと軽くしてくれる役目を担ってくれてるなと思っています!

 

◆視聴者の皆さまにメッセージをお願い致します!

今年は特に人間ドラマにもう一度立ち返って、ただ“駒”として動く刑事たちの姿ではなく、それぞれのプライベートも描き、「事件の行方も気になるけど、家の方は大丈夫なの!?」と両面から心配したり、喜んだり、安心したりしてもらえるようなドラマになったらいいなと思っています。事件解決だけじゃなく、1人ずつが抱えるドラマを大事にしていくのが、この『season6』の見どころです。それこそが、17年を経た今の僕らだからできることなんじゃないかなと…。気になる展開も続々登場しますので、ぜひ『season6』にご期待ください!

 

羽田美智子(小宮山志保 役)コメント

◆『season6』が決定した今の心境を教えてください。

18年目というチャンスをいただいて、本当にありがたく思っています。『警視庁捜査一課9係』から17年間、春から初夏まで『特捜9』一色、というリズムが身体になじんでいるので、今から新しい年が始まるような気持ちです。また、“わちゃわちゃ感”満載のけんけんがくかくな日々が来るんだな、と撮影開始を楽しみにしています。

 

◆“主任”、そして“座長”を務める井ノ原さんのリーダーシップは、どのように感じていますか?

イノッチ(=井ノ原)は『9係』時代から一番若いのに現場を仕切ってくれて、リーダーシップはピカイチ。“頼りになる年下の兄貴”という感じでした。常にニュートラルな状態でいてくれる方なので、リーダーとして絶大な信頼を寄せています。もちろん今年も付いていきますよ!

 

◆前シーズンから加入したSnow Man・向井康二さん、深川麻衣さんに今年、期待することは?

前シーズンは2人がさまざまなアイデアを出して、“今”という時代の空気を運んでくれたので、その化学反応が面白かったですね。そして…とにかく2人ともかわいい! 私はお節介を焼きたくて仕方がないので、焼かせてくれる人が増えてうれしかったです。新シーズン、2人がまた新たな空気感を出してくれるのが楽しみ。今年は由真ちゃんと捜査する機会も増えそうで、女性同士のバディで動くスタイルを楽しみにしています。

 

◆視聴者の皆さまにメッセージをお願い致します!

昨年、イノッチが撮影中に「僕らには家族のような強い絆がある」「『特捜9』は、みんなの実家のような現場でありたい」と話していたのですが、その言葉どおり、今年もにぎやかな現場になると思います。
17年間続いてきた『特捜9』はドラマの“老舗”といえるかもしれませんが、老舗って必ず“革新”があるから継続しているもの。大好きなメンバーとさらにいいチームワークで、老舗の味を残しつつフレッシュな空気も加えて、私たちにしかできない作品づくりを今年も目指していきたいと思います! また、昨今は恐ろしい事件も増え、安心して暮らすことができない時代になってきたなと思うので、そんな中で警察官たちが奮闘する姿もドラマを通じてお伝えできたらと思っています。

 

深川麻衣(高尾由真 役)コメント

◆『season6』が決定した今の心境を教えてください。

シリーズものに参加させていただくのが初めてなので、また同じチームで再会して「お久しぶりです」と言い合えるのが新鮮で、とてもうれしいです。17年間続いている『特捜9』は、出演者とスタッフの皆さんの絆が固いんですよね。信頼し合った上で意見を出し合って作り上げていく、すてきな現場なんです。作り手側が楽しんでいる作品って、絶対に視聴者の皆さんにも伝わるんだなと感じています。

 

◆“主任”、そして“座長”を務める井ノ原さんのリーダーシップは、どのように感じていますか?

学生時代、テレビで拝見していたときから、井ノ原さんには笑顔のイメージがありました。そのイメージは、お仕事をご一緒するようになってもまったく変わりません。気さくにお話してくださるのもうれしくて、昨年は休憩時間においしい喫茶店の話題で盛り上がりました。それでいて、締めるところはちゃんと締めてくださる大先輩です。私も羽田さん同様、付いていきます!

 

◆視聴者の皆さまにメッセージをお願い致します!

由真はこの1年で少しだけ昇格しているという設定なので、新シーズンでは1年間の経験を得て、少しほぐれた由真の気持ちを表現できたらいいなと思っています。2年目は、ちょっと遊び心を持ちながら楽しんで演じていきたいですね。由真が誰とバディを組んでいくかも楽しみ。物おじしない由真だからこそ、先輩たちに言えることも出てくると思うので、作品の新たな空気の一つになりたいとも思っています。そして第1話の脚本を読んだところ、「これはどうなっていくんだろうな」「視聴者の皆さんもビックリするんじゃないかな」という展開があるので、ぜひ楽しみにしていただければと思います!

 

番組情報

『特捜9 season6』
テレビ朝日系
2023年4月5日(水)スタート
毎週水曜 午後9時~

 

©テレビ朝日

クロちゃんの彼女・リチにインタビュー。『水曜日のダウンタウン』で成立したカップルのラブラブ(?)生活&番組の裏話

安田大サーカスのクロちゃんが、『水曜日のダウンタウン』(TBS)の恋愛企画「MONSTER LOVE(モンスターラブ)」で、見事10年ぶりに彼女をゲットしたと話題になった。お相手は、20歳年下の熊本出身のタレント・リチさん。今回はリチさんに、お茶の間を賑わせた「モンスターラブ」を振り返ってもらうとともに、クロちゃんとのちょっと異色なカップル生活を語ってもらった。

 

「MONSTER LOVE(モンスターラブ)」とは?

クロちゃん(安田大サーカス)のことが本当に好きな2人と、好きなふりをする7人の中から、クロちゃんが「自分のことを好きではない」女性を見抜き、毎回誰かを脱落させて、残った一人とのカップル成立を目指す恋愛企画。番組の途中で、好きなふりをしている女性は「アイドル候補生」だと発表。最後まで残ったメンバー(リチ、ミク、ミナ)でアイドルグループ『都内某所』が結成された(その後、リチは脱退)。

 

(構成・撮影:丸山剛史/執筆:kitsune)

番組に出る前は「熊本ちゃん」として活動
「SNSをざわざわさせてしまいました…(笑)」

――リチさんは『水曜日のダウンタウン』のクロちゃんの恋人探し企画「モンスターラブ」で見事カップル成立されました。改めて、おめでとうございます!

 

リチ ありがとうございます。番組に出る前は、まさかこんなことになるとは思っていなかったので驚いています!

 

――「モンスターラブ」に出演される前は、リチさんはどんな活動をされていたのでしょうか? 番組での肩書きは「熊本PR大使」となっていましたよね。

 

リチ もともと、私は高校生のときに、出身の熊本県から東京に引っ越してきたんですが、その時に、熊本のいいところを同級生に紹介したり、SNSで発信していたら止まらなくなっちゃって。そこから、自分で熊本をPRするツイッターアカウントを開設したんです。

 

――熊本のPRを、自分で始めたということですか?

 

リチ そうなんです。それで「熊本ちゃん」というアカウント名で活動していたら、フォロワー数が増えていって、熊本の観光協会さんからお仕事の依頼が来るようになったり、地元のテレビ局のコーナーを持たせてもらったりして、どんどん活動が増えていきました。

 

――すごい。実際に、お仕事に繋がっていったわけですね。

 

リチ 社会人になってからも活動を続けていて、熊本の魅力を海外に発信する「モンバサダー」という資格も取得していたりしました。それで今回、番組に出演することになり、リチさんはどういった肩書きにしましょう? という話になったのです。

 

――なるほど。肩書きというと難しいですね。

 

リチ どうにか熊本愛と今までの活動については伝えたかったので、いろいろ考えてみたんです。PR活動家であったり、モンバサダーであったり、大使だったり。職業ではないので、限られた文字数でどう表現すればいいか悩んだ結果、県や市に限らず熊本全体をアピールしてきたので、熊本PR大使という肩書きがしっくりきて、それで出演させてもらいました。

 

クロちゃんが近所に住んでいることが判明!
「今日こそ会えるかも…と思いながら、過ごしていました」

――さて、今回の「モンスターラブ」の企画に、参加しようと思ったきっかけを教えて頂けますか?

 

リチ もともと『水曜日のダウンタウン』が好きで毎週見ていたのですが、番組内で度々クロちゃんの密着企画があったんです。その時にクロちゃんが歩いているのが、私の家の近くの道だったり、最寄りのスーパーだったりしたんですよね。それで、もしかしたらクロちゃんって、めちゃくちゃ近所に住んでいるのかも、と思って。それで、当時「クロちゃん 自宅」で検索したら、すぐ住所が出てきて、本当に近くに住んでいるって分かったんです!

 

――住所までバレバレだったんですね(笑)。

 

リチ それから存在が気になりだして、会えないかな~と思って、家の近くまで見に行ったりとか、帰り道にわざわざ遠回りをしてクロちゃんがよく行くパチンコ屋さんを覗いたりしていました。「今日こそ会えるかも!」と思いながら、何年も何年も過ごしていたんですよね。

 

――結局、遭遇したことはなかったんですか?

 

リチ それがなかったんです……。全然会えなくて余計に気になりました。そこで、私は普通のファンの人よりもクロちゃんを想う力が強いんじゃないか……と気付いたんです。さらに、思えば思うほど、どんどん好きになっていって……。 そんな時に「クロちゃん恋人募集」のお知らせを見て「これはもう応募しよう!」と決意しました。

 

――ちなみに、ご近所さんだと知る前も、ファンだったんですか?

 

リチ いえ。『水ダウ』に出ていても「めっちゃキモ!」と思っていました(笑)。

 

一同 (爆笑)

 

リチ 部屋も汚いし最悪~!と思っていたんですが、近くに住んでいると分かって親近感が湧いてきたんですよね。番組も面白く見れるようになったし、良い印象に変わっていった感じです。

 

〝好きな子は不安にさせたい〟クロちゃんがリチを翻弄……
「ガチで好きだから、その気持ちは誰にも負けないと思ってた」

――そして、見事オーディションに合格。初回放送では、ドレスを着てクロちゃんとご対面となりました。クロちゃんの最初の印象はいかがでしたか?

 

リチ 意外に小さくて、シュッとしていてビックリしました。もっとデカデカとしたドーンという身体つきの人が来ると思っていたので。フォルムや歩き方も”かわいい♡” という印象でした。

 

――クロちゃんのことをかわいいと言う方、初めてお会いしました……(笑)。

 

リチ 私、あの場で泣きそうになりましたもん。何年間も思い続けていたので。でも、泣いたらバレちゃう!と思って必死にこらえました。

 

――リチさんは積極的にクロちゃんにアピールしていたような印象です。「食べているときの口の中が見たい」という変態的なリクエストにも応えて……(笑)。

 

リチ ほんとに嫌でしたけど頑張りました……。あとで「好きな子の口の中が見たいからリチを指名したんだよ」って言われて。それは、ちょっと嬉しかったです。

 

――それでも、結果発表で1位にはなれなかったのは不思議でした。

 

リチ 本当に悔しかったです~。みんなアピールしてるとはいえ、私はガチで好きだから、その気持ちは誰にも負けないと思っていたので。それに、クロちゃんが「りっちゃんが一番だよ」って言ってくれてたから、え? って。

 

――クロちゃんは、なかなかの策士というか、駆け引きが好きなんでしょうか。

 

リチ そうみたいです。後々聞いたら「好きな子は不安にさせたくなる。ずっと俺のことを考えていて欲しいから」って言ってました。

 

――わ~(笑)。

 

リチ そのせいで、けっこう心揺さぶられたし、泣かされましたね……。おかげで、最近は涙もろくなっちゃいました(笑)。

 

目の前で、クロちゃんがミクと密着!
「さすがに嫉妬しちゃいました…!」

――沖縄の共同生活では、皆さんさらに積極的にアピールされていましたね。特に、ミクさんがグイグイ行っていた印象です。

 

リチ 海で、ミクちゃんがクロちゃんと一緒に浮き輪に入っていたときは、悔しかったです(笑)。目の前で好きな人が、他の女の子と肌を密着させている状態だったので。さすがに嫉妬しちゃいました……。

 

――ミクさんは、クロちゃんの部屋にも行ってましたもんね。

 

リチ そうなんですよ。実はクロちゃんは、私たちの部屋とは別の離れに泊まっていて、私は夜とかもめちゃくちゃ遊びに行きたかったんですが、駄目かなあ……と遠慮していたんです。それで、東京に帰ってきてミクちゃんと話したら「私、2回くらい行ったよ」って!

 

――すごい! 大胆ですね。

 

リチ ミクちゃんの行動力は本当にすごかったです。アイドル志望か本当にクロちゃんが好きかも、全然分かりませんでした。ミクちゃんのおかげで、私も負けてられないな、頑張らなきゃ! と思えましたね。

 

――リチさんもクロちゃんと二人っきりの状況で、自分からキスされてました。

 

リチ クロちゃんの口の臭いを嗅いで(笑)、めちゃくちゃ接近したので、ここしかない! と思ってキスしちゃいました。ああいった状況じゃないと、自分からは近づけないと思ったので。

 

――驚きました。かなり距離が縮まった感じがしましたが、沖縄生活で知ったクロちゃんの新しい一面はありましたか?

 

リチ 裏表がないというか、カメラが回っていない時や二人きりの時も、明るくたくさん話しかけてくれて、優しい人なんだなと感じました。スタッフさん一人一人にも礼儀正しくて、こういう人柄だからこそ、いろんな番組に呼ばれているんだろうなと思って、ますます好きになりましたね。

 

ドッキリに引っかかるクロちゃんを見て……
「私がクロちゃんを救いたい、幸せにしたい」

――最終的に、沖縄では人数が3人に絞られて、ついにアイドルデビューするメンバーが決まりました。グループ名は「都内某所」ということで、デビューへの準備がスタートしましたね。この時のお気持ちは?

 

リチ 勝ち残ったら、アイドルデビューする可能性があるというのは沖縄で聞いていたので、ちょっとした覚悟はありました。ただ、この企画に懸けてアイドルを目指していた子もいたので、そういった子に対しては、申し訳ないなという気持ちもあって……。

 

――複雑な気持ちになりますよね。

 

リチ はい。ただ、ここまで来たなら認めてもらえるくらい本気でやろうと決意して臨みました。もともと子どものころは、アイドルという職業に憧れを抱いていたこともあって、夢を叶えられて嬉しかったです。

 

――レコーディングやレッスンなどは大変でしたか?

 

リチ どれも初めての経験で楽しかったです。ただ、そこでもアイドル志望である演技をしなくてはいけなくて。YouTubeでレコーディング風景の動画を見て、手慣れてる感じを装ったりしてみました(笑)。

 

――なるほど、別の苦労もあったんですね。さらに、アイドル活動もしつつ、クロちゃんとのデートも進行していました。

 

リチ あ、今日つけているのが、最後のデートの時にクロちゃんからもらった「砂時計のネックレス」です。

 

――おお~。スタジオではイジられていましたが、実物を見るとミニチュア感があってかわいいですね。

 

リチ そうなんですよ~。私ももらった時は「???」となったんですけど(笑)、だんだん愛着が沸いて来ました。

 

――あの時にリチさんから「クロちゃんが幸せになれないドッキリを私が終わらせに来た」という名言も飛び出していました。

 

リチ 本心でした。今まで番組を見てきて、ドッキリを仕掛けられるたびにクロちゃんが泣いていて、本当に可哀想だな……と思っていたんです。いつもピュアな気持ちで恋愛しているのに幸せになれなくて。私がクロちゃんを救いたい、幸せにしたい!と心から思っていたんです。

 

クロちゃんのガチ告白……そして熱いキス!
「カップル成立直後とは思えないキスでしたよね…!」

――そして、運命の最終回。クロちゃんは、リチさんを選んで告白しに来てくれました。あの時の気持ちは、どうでしたか?

 

リチ 心の底から嬉しかったです。もうクロちゃんの姿が遠くに見えた瞬間から泣きそうになっちゃって。ただ、その時はまだ、私が騙されているんじゃないかって思っていたですけど(笑)。向き合って話したら、ガチの告白。いっぱい泣きながら想いをストレートにぶつけてくれました。

 

――リチさんも泣いてましたね。無事カップル成立、本当におめでとうございました!

 

リチ ありがとうございます。もうあの時は、感極まっちゃって……。そこからカメラに撮られているとか気にならなくなって、ひたすら泣いてしまいました。

 

――最終的にクロちゃんは、めちゃくちゃにキスしていました……!

 

リチ カップル成立直後のキスとは思えないくらい激しかったですよね……!離れようとしても、迫ってくるし(笑)。でも嬉しかったですよ!

 

――ただ、感動的なシーンの中、アイドルを辞めなくてはいけないという辛い決断もありました。

 

リチ 嬉しい半面、やめなきゃいけないと分かった時は、本当に辛くて。私個人としては、クロちゃんと付き合いながらも、アイドル活動を続ける覚悟があったんです。ミクちゃんとミナちゃんと3人で「世界を目指そう」と話していたばかりだったので。ですが、「アイドルとは付き合わない」というクロちゃんの意志は頑なでしたね。

 

――クロちゃんに頼まなかったんでしょうか?

 

リチ 話してはみたんですが、駄目でしたね(笑)。2人を裏切るような気持ちで辛かったです。リリースイベントでは、ファンの方もたくさん来てくれて。リチ推しですって言ってくれるお客さんもいたのに、悲しかったですね……。

 

―― 一応、今後はタレントとしての活動は続けていく?

 

リチ はい。アイドルではなく個人の活動になってしまいますが。タレントとして続けていく発表をしたときに、今まで応援してくれていた皆さんが、喜んでくれていたので良かったです。都内某所ではなくなってしまいますが、応援してもらえたら嬉しいです。

 

ラブラブ生活中もクロちゃんはクロちゃん
「トイレに行くのにも〝お花摘んでくるしん〟って言う(笑)」

――改めて、クロちゃんとのカップル生活が始まったわけですが、いかがでしょうか?

 

リチ 家が本当に近いので、毎日クロちゃんの家に通っていて、楽しいです。クロちゃんの仕事が終わって、夜遊びに行って泊まって、次の日帰るという生活です。

 

――ほぼ同棲のような形なんですね。

 

リチ でもクロちゃんは、同棲はしたくなさそうなんですよね~。まだ私のことを信用していないっぽいんですよ(笑)。

 

――ええ~それは何でですか?

 

リチ 早朝とかもクロちゃんが家を出る時間に一緒に叩き起こされて、外に出されるんです。他人が家にいると物を盗まれると思っているらしくて(笑)。

 

――そんな……!  神経質なんですかね。一緒に生活すると、やはり印象は変わりますか?

 

リチ クロちゃんの性格自体はそのままです。トイレに行くのにも「お花摘んでくるしん」って言うし、テレビの前で「みちょぱ~」って言ってるし。ちなみに、みちょぱさんのことは、今もライバルだと思っているので、家にいても気になります……!

 

――あははは。さすがにもう心配ないと思いますが。

 

リチ あとは、暇さえあればキスしてこようとしますね。特に人前で。クロちゃん的には、ラブラブだっていうことを見せつけたいんだと思います。逆に、お家で二人っきりでいるときは私からキスするほうが多いです(笑)。

 

――アツアツですね。先日、クロちゃんが記者会見で「いつか結婚したい」とお話しされていましたが。

 

リチ それも実は、直接言われてはいないんですよね。ネットニュースで知りました(笑)。もちろん、家では愛を伝えてはくれているんですが、まだ“結婚”のワードは聞いていないです。公の場で、みんなを喜ばせたいから言っているんじゃないかなと思うくらいですよ~。

 

――リチさん自身のお気持ちは?

 

リチ 結婚させてもらえるのであれば、嬉しいです。本当にそうなのであれば!

 

――嬉しいご報告待っています。最後に、リチさんの今後の目標をお聞かせください。

 

リチ 私個人としては「熊本ちゃん」としての過去があって、今ももちろん熊本が大好きなので、今後も熊本のPRに繋がるような活動を頑張っていきたいですね。クロちゃんと二人でも、テレビに出たり、YouTubeをやったり、一緒にお仕事できたらいいなと思います。

 

――今後も楽しみにしています。ありがとうございました。

井桁弘恵主演で『私がヒモを飼うなんて』を実写化!共演には一ノ瀬颯、西垣匠、トリンドル玲奈【コメントあり】

『私がヒモを飼うなんて』©『私がヒモを飼うなんて』製作委員会

 

井桁弘恵が、3月28日(火)からスタートするTBSの深夜ドラマ枠「ドラマストリーム」の新ドラマ『私がヒモを飼うなんて』(TBSほか 毎週火曜 深夜0時58分~1時28分)で主演を務めることが決定。共演に、一ノ瀬颯、西垣匠、トリンドル玲奈の出演も決定した。

 

本作は、TBSとマンガボックスが共同制作している完全オリジナル漫画「私がヒモを飼うなんて」(通称「わたヒモ」)を実写化。原作のエッセンスを生かしながら、ドラマオリジナルのストーリーも展開され、連載中の原作漫画と同時に楽しむことができる。

 

主人公の蒼井スミレを演じるのは、井桁弘恵。2019年から2020年にかけて放送された『仮面ライダーゼロワン』で令和初の女性仮面ライダーを演じて注目され、バラエティ番組のMCや女性誌「MORE」(集英社)で専属モデルを務めるなど、マルチに活躍。

 

女優としても『メンタル強め美女白川さん』(2022年)をはじめ主演作が続き、2022年上半期の「ブレイクした女性タレント」ランキングは2位。TBSの連続ドラマは初主演となる。

 

今作で演じるのは、優しすぎるあまりダメな男に引っかかりがちなヒロイン・スミレ。デザイナーの彼氏とアパレルブランドのパタンナーの職を一度に失い、傷心のさなか「アン・リス」のランジェリーと出会い一念発起。ランジェリーデザイナーという新たな夢に向かってまい進していく。

 

そんな中、ある雨の日に宗一と出会い引かれていくが、彼にはある秘密が。甘く楽しいだけではない、複雑に絡み合った恋愛に巻き込まれてしまうスミレを井桁がどう演じるのか。

 

スミレが引かれていく年下の“ヒモ男子”竹之内宗一を演じるのは一ノ瀬颯。一ノ瀬は『騎士竜戦隊リュウソウジャー』(2019~2020年)の主演に抜擢され、俳優デビュー。

 

その後、2020年10月期放送の火曜ドラマ『この恋あたためますか』『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(2021年)、そして現在放送中の日曜劇場『Get Ready!』など数々のドラマに出演。また『王様のブランチ』などのバラエティ番組でも活躍している人気急上昇中の俳優だ。

 

一ノ瀬が演じるのは、まるで猫のようにつかみどころがなく、人を引きつける天性の魅力を持つピアニスト志望の青年・宗一。ある雨の日にスミレと出会い、スミレに近づいていくが、そこにはある秘密があった。複雑な秘密を抱えながらヒロインを魅了する“ヒモ男子”という難しい役どころで、一ノ瀬が見せる新たな一面に期待が高まる。

 

スミレを忠犬のように一途に思い続ける“幼なじみ男子”桐谷森生を演じるのは西垣匠。2021年にデビューした西垣は、2021年4月期放送の日曜劇場『ドラゴン桜』『消えた初恋』(2021年)などの話題作に出演。『みなと商事コインランドリー』(2022年)では第32回TV LIFE年間ドラマ大賞2022の新人賞を受賞し、映画「わたしの幸せな結婚」の公開も控えるなど、今後が期待されている。

 

西垣が演じる森生は、キッチンカーの料理人をしている、ちょっとおバカなポジティブ男子。スミレとは家族ぐるみの付き合いで、“番犬“としてスミレの隣の部屋に住み一途に支え続けてきたが、スミレからは男性として見られていない。そんな中、スミレに近づく宗一の存在を知り、スミレを必死に守ろうとするという、健気で真っすぐな“片思い男子”となっている。

 

そして、スミレが憧れる女性であり本作のキーパーソンとなる叶百合を演じるのはトリンドル玲奈。2009年にモデルとしてデビュー後、2012年に金曜ドラマ『黒の女教師』で女優デビュー。以降も多くの作品に出演し、今年は主演ドラマを含め2作品同時期に出演している。また「with」(講談社)で専属モデルを務めるほか、CMやバラエティ番組など多岐にわたり活躍している。

 

今作で演じるのは、スミレの再就職先となるランジェリーブランド「アン・リス」のデザイナー兼社長の百合。ある出来事をきっかけに単身でパリへ渡り、そこで出会ったランジェリーに感銘を受け、帰国後にランジェリーブランド「アン・リス」を立ち上げた苦労人。

 

はたから見れば完璧な女性だが、アーティスト気質で繊細な一面も持ち合わせており、実は過去の出来事で心に深い傷を抱えている。ランジェリーデザイナーとしてのプライドを持って前に進もうとする百合をトリンドルがどう演じるのか。

 

またランジェリー監修として、渋谷PARCOでポップアップショップを展開しているランジェリーブランド「Albâge Lingerie(アルバージェ ランジェリー)」が全面協力。本作のためにデザインされたオリジナルランジェリーが劇中に登場する。

 

井桁弘恵 コメント

スミレ役の井桁弘恵©『私がヒモを飼うなんて』製作委員会

 

お話をいただいたとき、タイトルのインパクトがすごいな(笑)と思いました。実際にスミレを演じていく中で、ランジェリーは人からは見えないものですが、元気をくれたり、寄り添ってくれたりしているものだな…と。
ストーリーが進む中で気持ちにどういう変化が生まれ、どう前に進んで成長していけるのか…というところは、丁寧に演じていきたいなと思っています。
さまざまな思いを抱えながら、人とのつながりを通して、葛藤しながらも成長していく物語にもちろん恋愛要素もありますし、仕事模様も描かれていますので、たくさんの方に楽しんでいただけたらと思います!

 

一ノ瀬颯 コメント

竹之内宗一役を演じる一ノ瀬颯©『私がヒモを飼うなんて』製作委員会

 

作品に携われることがすごくうれしかったのと同時に、“ヒモ役?”って思いました(笑)。“ヒモ”って身近なようでそうじゃない存在だな…と。男性として何かしらの強い魅力がある役と思っているので、その魅力をどう出して演じていけるか…と考えています。
宗一は、近づいたと思ったらちょっと離れてという男性なので、台本に沿いつつも自分なりに宗一と向き合い、魅力的なキャラクターを作って皆さんに愛してもらえたらなって思っています。
ヒモ役(を演じること)は、なかなかないので、今まで見せたことがない面がたくさん出てくる作品になると思います! ぜひご覧ください!

 

西垣匠 コメント

桐谷森生役を演じる西垣匠©『私がヒモを飼うなんて』製作委員会

 

原作も読んでいて、面白い作品だなと思っていたら、森生役にお声がけいただいて、これは楽しそうだなと思いましたし、今まで自分がチャレンジしたことのない役どころだったので、一生懸命頑張りたいと思います!
スミレを一途に思い続ける幼なじみ役なので、もう“森生にすればいいのに”と、見た方の感情を全部かっさらっていきたいなと思っています(笑)。
登場人物が本当に魅力的で、大人の深いところまで入り込んだ恋愛をたくさん見せてくれる物語です。それぞれのキャラクターを楽しんでいただきながらご覧いただけたらうれしいです!

 

トリンドル玲奈 コメント

叶百合役を演じるトリンドル玲奈©『私がヒモを飼うなんて』製作委員会

 

タイトルを見たときは、どういうお話なのか全く想像がつかなかったのですが、台本を読み始めたら一瞬で読み終えてしまいました!
社長役で実年齢よりも4歳程年上の役なので、演じるにあたり少し不安に感じましたが、自分なりに役作りをしていて、百合は客観的に見てすごく格好いい女性ですが、何かちょっといい意味での“隙”を感じられるように演じられたらうれしいなと思います。
きっと登場する“誰か”に共感していただけるのかな…とも思います。先の展開が毎話気になるドラマだと思うので、ぜひ最終話までご覧いただけたらうれしいです。

 

番組情報

ドラマストリーム『私がヒモを飼うなんて』
TBSほか
2023年3月28日(火)地上波放送スタート
毎週火曜 深夜0時58分~1時28分

1週間先行有料配信:3月21日(火・祝)より「Paravi」「U-NEXT」にて毎週火曜正午配信予定

※3月28日(火)地上波放送後、「TVer」「TBS FREE」にて無料1週間見逃し配信

<キャスト>
井桁弘恵、一ノ瀬颯、西垣匠、トリンドル玲奈

<スタッフ>
原作:「私がヒモを飼うなんて」(TBS/マンガボックス)本山久美子(原作) 美園(漫画)
ランジェリー監修:Albâge Lingerie(アルバージェ ランジェリー)
企画・プロデュース:飯田和孝
プロデュース: 佐久間晃嗣
配信プロデューサー:今井夏木
演出:小牧桜、佐々木資門、相羽めぐみ
制作プロダクション:TBSスパークル
製作:『私がヒモを飼うなんて』製作委員会

公式サイト:https://www.tbs.co.jp/drama_stream_tbs/
公式Twitter:@drama_streamtbs
公式Instagram:tbs_drama_stream
公式TikTok:@drama_stream_tbs

 

©『私がヒモを飼うなんて』製作委員会

奈緒がフジ連ドラ初主演!木曜劇場『あなたがしてくれなくても』共演は岩田剛典、田中みな実、永山瑛太ら

『あなたがしてくれなくても』左から)永山瑛太、奈緒、岩田剛典、田中みな実 ©フジテレビ

 

木曜劇場『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系 毎週木曜 午後10時~10時54分)が、4月13日(木)スタート。本作の主演を奈緒が務め、岩田剛典、田中みな実、永山瑛太らが共演することが決定し、4人と三竿玲子プロデューサーからコメントが到着した。

 

今や婚姻関係にあるカップルの2組に1組がセックスレスと言われる時代。その割合は年々上昇を続け、決して人ごととは言えない社会的問題になっているにも関わらず、誰にも打ち明けられず、人知れずセックスレスの悩みを抱えている夫婦は少なくない。あんなに仲の良かった夫婦がなぜセックスレスになってしまうのか。妻の色気がなくなったからか、夫の努力不足なのか。

 

ハルノ晴が2017年より「漫画アクション」にて連載を開始した同名コミック(双葉社刊)では、そんな話題にしづらいセックスレスの問題に直球で切り込んだことで話題に。特に30代~40代女性から圧倒的支持を集め、「分かる!」「リアル!」「こんな夫婦、たくさんいそう!」といった共感の声が相次いで寄せられている。

 

2018年には電子書籍「めちゃコミック」の年間ランキング1位に輝き、現在9巻まで発売されているコミックは累計部数830万部(電子+紙)を突破。夫婦関係に悩む人たちの思いを代弁するかのようなヒリヒリとした会話劇、禁断の関係を予感させるハラハラしたストーリー展開で読者をとりこにしている。

 

このたび、そんな話題のコミックを木曜劇場枠にて映像化。夫婦のセックスレスをテーマにした、大人の恋愛ドラマとして描いていく。

 

メガホンを取るのは2014年放送の木曜劇場『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』の西谷弘監督。平日の昼間に不倫に溺れていく男女の、決して許されない、でもあらがえない禁断の愛を描いた同作は視聴者の心を熱く燃え上がらせ、「昼顔」がその年の新語・流行語大賞にノミネートされるなど社会現象を巻き起こした。

 

今回、西谷監督をはじめ当時の制作スタッフが9年ぶりに木曜劇場枠に集結。今最も注目を集める大ブレイク女優・奈緒を主演に迎え入れ、岩田剛典、田中みな実、永山瑛太といったそうそうたる豪華キャストの競演が実現した。

『あなたがしてくれなくても』©ハルノ晴/双葉社

 

奈緒と永山、岩田と田中が演じるのは、はたから見たら幸せそうに見える2組の夫婦。奈緒が演じる吉野みちは、建設会社の営業課で働く32歳のOL。平凡だが不自由ない生活を送っており、夫・陽一(永山)とは結婚5年目の今でも仲はいいが、ただひとつ、セックスだけが足りていなかった。気がつけばレス歴2年。毎晩同じベッドで寝ているのに陽一は決してみちに触れようとしないのだ。

 

「女としての魅力が足りないのかもしれない」と、後輩のアドバイスもあって、派手な下着を購入してみたり、スキンケアしたりと努力を重ねるが、いつも期待外れの結果に終わってしまう。約束してもすっぽかされ、夫の愛を感じられずに過ごす日々。「このまま女として終わるのかなぁ」と漠然とした不安を抱えているうちに、夫婦の関係は少しずつこじれていく。

 

一方の陽一はカフェで雇われ店長をしており、コーヒーには強いこだわりを持っている。人付き合いが苦手で接客には向かず、お店はあまり繁盛していない。人との関わりを避けて生きる陽一にとって、みちは唯一全く気を遣わずに一緒に居られる存在。

 

自分のダメな部分も含めて優しく受け入れてくれる彼女のことをもちろん愛しているのだが、いざその場面になるとプレッシャーに感じてしまい、いつも適当にはぐらかして逃げてしまう。陽一はセックスレスでもいい夫婦関係を築けていると信じており、「性格もぴったり、仲も良い、一緒にいて楽しい。それって十分夫婦として成り立っていると思うんだよ」とみちに思いを打ち明ける。

 

かたや、みちの会社の上司・新名誠(岩田)は、優秀な働きぶりで人当たりも良く、そのうえ端正な顔立ちのためひそかに社内のファンも多い。しかも愛妻家だともっぱらのウワサで、キャリアウーマンの妻・楓(田中)に代わり家事もこなす良き夫でもある。

 

とにかくモテるが、浮ついたそぶりは一切見せず、模範的な人生を送っている。自立した女性がタイプで、楓はまさに理想の女性。ファッション誌という華やかな世界で生き生きと活躍する楓を献身的に支えることに生きがいを感じているが、新名もまた誰にも言えない秘密を抱えていた。

 

一方、楓はファッション誌の副編集長に就任したばかりのバリキャリ女性。自分磨きも怠らず容姿にも自信があり、周囲からは美男美女の理想の夫婦だと思われている。今がキャリアの正念場だとプレッシャーを感じており、プライベートを犠牲にして仕事に没頭する日々。

 

誠が献身的に支えてくれるから今の自分があると感謝しているが、心に余裕がなく、誠をぞんざいに扱ってしまうことが多々ある。どんな時も優しく気遣ってくれる誠だが、夫婦で向き合う時間はほとんど取れておらず、彼の本音には気づけていない。

 

均衡が取れていたはずの2組の夫婦だったが、ある日、夜の約束を陽一にすっぽかされたみちは、一人寂しく夜風を浴びながら缶ビールを飲むことに。そして偶然、通りがかった誠と二人、肩を並べて飲み始める。みちは酔いに任せ、夫とセックスレスであることを誠に告白。この日を境に、それぞれの夫婦が抱える問題が表面化していく。

 

本作では、原作の世界観を大切にしながら、オリジナルのエッセンスもふんだんに盛り込んだ新たなストーリーも展開する予定。均衡の崩れた夫婦に再生の道はあるのか、それとも危険な橋を渡ってしまうのか、期待が高まる。

 

奈緒 コメント

◆今作のオファーを受けた時の感想をお聞かせください。

もともと原作マンガを読んでいたのでびっくりしました。原作がすごく面白くて好きだったので、純粋にうれしかったです。

 

◆フジテレビ系ドラマ初主演となります。意気込みをお聞かせください。

今年の占いで“初めてのことに挑戦するといい”と出ていたので、今年初めての大きな挑戦をこのドラマで経験させていただけるのはすごくうれしいです。今回の現場では初めてお会いする方が多くいらっしゃいますが、初めての皆さんと新しい作品を作れるのはすごく楽しみです。何よりも自分自身が楽しみながら現場にいられたらと思っています。

 

◆永山さんとのポスター撮影はいかがでしたか?

緊張しました! 私が瑛太さんと初めてお会いしたのは福岡にいる時で、ちょうど上京しようとしていた頃でした。今回、この作品で瑛太さんと再会できたのがすごくうれしいです。瑛太さんと私は、結婚5年目という長く連れ添った夫婦の役なのですが、私たちの空気でお芝居させていただいた時、どういう夫婦になるんだろうと今からすごく楽しみにしています。

 

◆みちを演じるうえで心がけようとしていることはありますか?

この物語の登場人物は皆、自分とも向き合って、相手とも向き合って、いろんな悩みや迷いと出会います。“だからこそ、これだけ多くの方に届く作品なのかな”と思いながら原作を読んでいたので、私も怖がらずにみちと一緒に悩んだり、迷ったりしていこうと思います。

 

◆視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

主人公や、いろんな登場人物に寄り添いたくなるドラマになると思います。誰に寄り添うのかは、皆さんが自由に見てくださったらうれしいです。一生懸命作ります。

 

岩田剛典 コメント

◆今作のオファーを受けた時の感想をお聞かせください。

木曜劇場は『ディア・シスター』以来、8年半ぶりの出演になります。久しぶりにこの枠に帰ってきて、大人になったなと思う気持ちもありますし、自分にとっては夫婦の人間模様が展開されていくドラマは初めてなので楽しみです。共演者の皆さんも初めましての方ばかりなので、今からお芝居するのが楽しみです。

 

◆原作を読んだ感想はいかがでしたか?

これまで『金魚妻』や不倫をテーマにした作品に出演させていただいたので、そういう経緯でオファーいただいたのかなと思ったくらい、なかなか攻めた内容になっていると思います(笑)。ドラマが映像化されてどんな展開になっていくのかも、自分自身楽しみです。

 

◆田中さんとのポスター撮影はいかがでしたか?

ドラマのお仕事は初めてですけど、バラエティー番組などでお会いしたことはありますので、初日から打ち解けられているような気がします。

 

◆新名を演じるにあたり心がけようとされていることは?

原作があるといえど、脚本をしっかり読んで、ドラマ版の新名という役どころをつかんでいきたいと思いますし、これから監督とも相談しながら作っていきたいと思います。

 

◆視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

夫婦の人間模様を楽しんでいただけると思います。もしかしたらドロドロした部分もあるかもしれませんが、登場人物の誰かしらにすごく共感していただけるような内容になると思うので、ぜひ楽しみにしてください。

 

田中みな実 コメント

◆今作のオファーを受けた時の感想をお聞かせください。

3年ほど前に電子コミックで読んでいたので、お話をいただいた時、“え、あの作品!?”と驚きました。結婚している、していないに関わらず、長くお付き合いをしているとこういうこともあるのかなと、自分に置き換えて読んでいる方も少なくないのではないでしょうか。

 

◆岩田さんとのポスター撮影はいかがでしたか?

バラエティー番組などでご一緒させていただいていますので、今日の撮影も自然と打ち解けられました。岩田さんは西谷監督の『シャーロック』に出演されていますし、いろいろと教えていただきながら引っ張ってもらいます。

 

◆楓を演じるにあたり心がけようとされていることは?

強く見え過ぎない方がいいのかな? 夫への愛はあるし、好きだから、信用しているからこそ多忙を理由に甘えてしまっている。やるせなさや葛藤を表現できればと思います。

 

◆視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

木曜日の夜にご覧いただいて、金曜日に職場や学校で話題にしてもらえるといいなぁ。話題に事欠かないドラマになると思いますのでご期待ください。

 

永山瑛太 コメント

◆今作のオファーを受けた時の感想をお聞かせください。

問題作と言いますか、いろいろといい意味で賛否両論を呼ぶような作品で、挑戦しがいがあるので、楽しみたいなと思いました。

 

◆奈緒さんとのポスター撮影はいかがでしたか?

初めて福岡でお会いした時からすごく芯がしっかりしていて、今後女優さんとして何か起こしてくれる方だなと直感していました。今日のスチール撮影でも、お互い気を遣い合わなくても、自然に波長が合っているという感覚がありました。これからお芝居するうえでいろいろな心の機微を表現していきたいですが、そこでもまた新しい奈緒さんを見られることを楽しみにしています。

 

◆陽一を演じるにあたり心がけようとされていることは?

ドキドキハラハラしながら原作を一気に読ませていただきました。陽一という人は、おそらく世の女性の大半の方を敵に回すと思います(笑)。そういうたたかれ具合というのも、役者としては楽しんでいきたいですし、陽一にも心の中にいろいろ思いがあるわけで、そこが露呈されていった時に視聴者の方々に何を感じていただけるかなと期待しています。

 

◆視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
“結婚ってなんだろう”とか、“男と女ってなんだろう”とか、“瞬間的に運命と向き合った時に人はどう動くんだろう”とか、ドラマでしか描けない生々しさを楽しんでいただけたらなと思います。

 

番組情報

木曜劇場『あなたがしてくれなくても』
フジテレビ系
2023年4月13日(木)スタート ※初回15分拡大
毎週木曜 午後10時~10時54分

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/anataga_drama/
公式Twitter:https://twitter.com/anataga_drama
公式Instagram:https://www.instagram.com/anataga_drama
公式TikTok:@anataga_drama

 

©フジテレビ

田中みな実がスキャンダルにまみれた実業家役に「とことん愛し抜こうと心に決めました」『悪女について』3・13放送

『悪女について』田中みな実

 

3月13日(月)放送の4Kドラマ『悪女について』(BS4K 午後9時~10時29分)に主演する田中みな実からコメントが到着した。

 

本作では、有吉佐和子の名作長編小説を現代に置き換えてドラマ化。バブル期の混乱から現在まで続く景気低迷の時代を舞台に、昭和・平成・令和をまたいで、社会のシステムや人間の情を巧みに操り、堂々と生き抜いた「悪女」と言われる女の一代記を生々しくも爽快に描き、その実像に迫る。

 

スキャンダルにまみれた実業家・富小路公子(田中)は、高校中退で無一文だったが、数字に強くすぐに商才を発揮。独特の言葉使いは高貴を演出し、人懐っこさと回転の速さを武器に、猛スピードで資産家へと駆け上がる。

 

男社会を逆手にとって男たちを翻弄しながらも、だまされた男たちにもそれとは気づかれないような奇想天外な手口で、欲しいものは必ず手に入れる公子。関係者たちの口から語られるその実像は真っ二つだった。果たして彼女は、「素晴らしい女性」なのか「悪辣非道の女」なのか。

 

田中みな実 コメント

原作は広く愛され、過去に映像化もされています。気負いはありましたが、あらゆることに捉われず、計算高くも屈託のない公子を日々楽しく演じています。
“公子を類稀な愛しいキャラクターに”
平松(恵美子)監督のその言葉に背中を押され、どんな生き方をしていようと、公子をとことん愛し抜こうと心に決めました。あなたの目には公子が悪女に映るでしょうか、それとも。

 

番組情報

4Kドラマ『悪女について』
BS4K
2023年3月13日(月)午後9時~10時29分

©NHK

 

生見愛瑠が『日曜の夜ぐらいは…』に出演決定 清野菜名、岸井ゆきのと女友達3人組に「お姉さんが2人もできた感覚」

『日曜の夜ぐらいは…』生見愛瑠 ©ABCテレビ

 

清野菜名が主演を務めるドラマ『日曜の夜ぐらいは…』(ABCテレビ・テレビ朝日系全国ネット 4月スタート 毎週日曜 午後10時~)に、生見愛瑠が出演することが決定し、コメントが到着した。

 

4月より、ABCテレビが“日曜よる10時”から全国ネットの連続ドラマ枠を新たにスタート。今を懸命に生きる全ての人たちへのエールを込め、週末の夜、翌日から始まる1週間を前向きに迎えられるようなドラマをラインナップする。

 

その第1弾となる4月クールは、岡田惠和のオリジナル作品『日曜の夜ぐらいは…』。主演に清野菜名を迎え、「人生とは、家族とは、愛とは」をテーマに、ハートフルなドラマを送る。

 

そんな本作に、生見愛瑠の出演が決定した。2012年にモデル活動を始め、現在はインスタグラムのフォロワー数が144万人を超える、ファッションアイコンの生見。「めるる」の愛称でバラエティ番組でも活躍する一方、昨年7月公開の映画「モエカレはオレンジ色」では、映画初主演にして第46回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞するなど、俳優としての才覚を開花させている。

 

生見が本作で演じるのは、両親との縁が浅く借家暮らしを送りながら祖母と工場勤務を続ける孫娘・樋口若葉。かつての裕福な暮らしから没落し、「母親に似てきた」が祖母との共通認識の悪口であるという複雑な家庭環境の中、今の暮らしから抜け出したい気持ちを強く抱きつつ、手がかりひとつ見いだせない日々を過ごしている。

 

そんな若葉と、清野菜名演じる岸田サチ、岸井ゆきの演じる野田翔子が出会い、女性3人の友情物語が幕を開けるが、そこには日常の一コマを丁寧にすくいとる岡田作品ならではのエッセンスが無数にちりばめられていく。

 

女友達3人組として顔を合わせる清野、岸田、生見は、くしくも全員が今年度日本アカデミー賞の受賞者(清野:優秀助演女優賞/岸井:優秀主演女優賞)。それぞれ違う魅力を持つ3人が、三者三様のキャラクターに命を吹き込みながら、友情の意味と何げない日々の尊さを繊細に描いていく。

『日曜の夜ぐらいは…』左から)生見愛瑠、清野菜名、岸井ゆきの ©ABCテレビ

 

発表にあたり、生見は清野と岸井との共演について「お二人とは初めましてだったので、すごく緊張していたのですが、とても優しくてお姉さんが2人もできた感覚で、すごくうれしいです!撮影を通じてもっと仲良くさせていただけるように頑張りたいです!」と語った。

 

岸井は「清野さんとは今まで現場ですれ違うばかりで 直接向かい合ってお芝居するのは初めてで、生見さんも初共演なのですが、このドラマでも全員初対面の役どころなので、このまま新しい気持ちで挑み、それぞれの日常の中の哀感も混じえながら、日曜の夜を3人で楽しく彩っていければと思います」と。

 

清野も「インタビューやポスター撮影でお会いした際に、和気あいあいとし、とても居心地が良く、これから始まる撮影での3人のセリフの掛け合いがとっても楽しみになりました!これから数か月間撮影していく中で、お二人の友達でしか見られない部分をたくさん発見したいです!」と期待を膨らませた。

 

生見愛瑠 コメント

『日曜の夜ぐらいは…』生見愛瑠 ©ABCテレビ

 

◆出演が決まった際の率直な感想は?

素直にすごくうれしかったです!こんなにすてきな方々とご一緒できるのもそうですし、日曜22時の初めての枠というのもうれしかったです!頑張ります!

 

◆どのような役どころでしょうか?

田舎でおばあちゃんと一緒に暮らしてる女の子で、ラジオが大好きでちくわぶ工場で働いています!
すっごく素直で真っすぐな女の子です!

 

◆脚本を読まれた感想は?

一つの趣味、好きなことをきっかけに、こんなにもみんなの輪が広がるんだなぁと、とってもほっこりしました。
年齢や性格がバラバラでも、とてもすてきな絆が生まれるのが面白い!早く演じてみたいです!

 

◆清野菜名さん、岸井ゆきのさんとの、女性3人の友情を描く物語ですが、お2人との共演についてはいかがですか?

お二人とは初めましてだったので、すごく緊張していたのですが、とても優しくてお姉さんが2人もできた感覚で、すごくうれしいです!
撮影を通じてもっと仲良くさせていただけるように頑張りたいです!

 

清野菜名 コメント

『日曜の夜ぐらいは…』清野菜名 ©ABCテレビ

 

インタビューやポスター撮影でお会いした際に、和気あいあいとし、とても居心地が良く、これから始まる撮影での3人のセリフの掛け合いがとっても楽しみになりました!
サチ、翔子、若葉、少し変わり者の3人の友情がどう発展していくのか、私自身とってもワクワクしています。
これから数か月間撮影していく中で、お二人の友達でしかみられない部分をたくさん発見したいです!

 

岸井ゆきの コメント

『日曜の夜ぐらいは…』岸井ゆきの ©ABCテレビ

 

3人組、最後のキャストが発表されました!
清野さんとは今まで現場ですれ違うばかりで 直接向かい合ってお芝居するのは初めてで、生見さんも初共演なのですが、このドラマでも全員初対面の役どころなので、このまま新しい気持ちで挑み、それぞれの日常の中の哀感も混じえながら、日曜の夜を3人で楽しく彩っていければと思います。

 

清水一幸プロデューサー コメント

女性三人の友情物語。サチ、翔子に続いて、若葉役を生見愛瑠さんに演じていただくことになりました。昨年8月に生見さんの出演したドラマを見て、普段テレビで見る、いわゆる“めるる”と違ったその姿に、脚本の岡田さんと「絶対に出てほしい…!」という話になり、それがきっかけで若葉という役が生まれたと言っても過言ではありません…。バラエティ番組等で見ない日はないくらいの生見さんですが、大変なスケジュールの中、今回この作品にご参加いただきます。清野さん、岸井さんに、生見さんが加わった、三人の掛け合いは必見です。お楽しみに!

 

番組情報

『日曜の夜ぐらいは…』
ABCテレビ・テレビ朝日系全国ネット
2023年4月スタート 毎週日曜 午後10時~

出演:清野菜名、岸井ゆきの ほか
脚本:岡田惠和
企画・プロデュース:清水一幸
制作著作:ABCテレビ

 

WEB

公式HP:https://www.asahi.co.jp/drama_22_abctv/
公式Twitter:https://twitter.com/drama_22_abctv
公式Instagram:https://www.instagram.com/drama_22_abctv
公式Tiktok:近日公開予定

 

©ABCテレビ

YOASOBIがアニメ『【推しの子】』主題歌を担当!3・17先行上映開始 有馬かな役は潘めぐみ【コメントあり】

4月スタートのTVアニメ『【推しの子】』の放送に先駆け、第1話(90分拡大版)が「【推しの子】Mother and Children」として3月17日(金)より先行上映。本予告が公開され、新キャラクター・有馬かなを務める潘めぐみからコメント、オープニング主題歌を担当するYOASOBIからコメント動画が到着した。

「【推しの子】Mother and Children」©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

 

赤坂アカと横槍メンゴによる『【推しの子】』(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載中)は、新たな切り口で芸能界を描く衝撃作。ある日、地方都市で働く産婦人科医・ゴローの元に、”推し”のアイドル「B小町」のアイが現れた。彼女はある禁断の秘密を抱えており、二人の”最悪”の出会いから、運命が動き出していく。

 

このたび、公開された予告編では、新キャラクター・有馬かなが登場。またYOASOBIが歌うオープニング主題歌「アイドル」の一部を聴くことができる。本楽曲は赤坂アカが描き下ろした小説を基に書き下ろされており、フル尺は「【推しの子】Mother and Children」にて初解禁。

 

また、横槍メンゴの描き下ろし色紙やキャラクターデザイン・平山寛菜の描き下ろしミニ色紙など、入場者プレゼント情報も公開された。有馬かな役・潘めぐみのコメントとYOASOBIのコメント動画は下記に掲載。

 

「【推しの子】Mother and Children」本予告映像

コメント

潘めぐみ(有馬かな役)

『【推しの子】』潘めぐみ

 

誰かに必要とされたい。認められたい。

 

こんな私でも推してくれる人が世界に一人でもいてくれたら、その人のために…。

 

原作を読んでいて最も感情移入してしまうのが、有馬かなでした。

 

けれど、いざ役に決まると自信のなさが勝ってしまって…

 

そんなとき、事務所のスタッフさんの喜ぶ声が聞こえたんです。

 

彼女は、本作の一ファンでもあって。それがすごくうれしかった。

 

「推し」がいることによって、私の人生もより豊かに彩られてきました。

 

有馬かなは、私の「推し」であり、どんなときも彼女の幸せを願っています。

 

その想いをもって、アニメ『【推しの子】』でも、あなたの「推し」になれるよう頑張ります。

 

YOASOBIアーティストコメント動画

作品情報

©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

 

アニメ『【推しの子】』

2023年3月17日(金)第1話(90分拡大版)先行上映

2023年4月よりTVアニメ放送開始

 

<STAFF>

原作:赤坂アカ×横槍メンゴ(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)

監督:平牧大輔

助監督:猫富ちゃお

シリーズ構成・脚本:田中仁

キャラクターデザイン:平山寛菜

サブキャラクターデザイン:澤井駿

総作画監督:平山寛菜、吉川真帆、渥美智也、松元美季

メインアニメーター:納武史、沢田犬二、早川麻美、横山穂乃花、水野公彰、室賀彩花

美術監督:宇佐美哲也(スタジオイースター)

美術設定:水本浩太(スタジオイースター)

色彩設計:石黒けい

撮影監督:桒野貴文

編集:坪根健太郎

音楽:伊賀拓郎

音響監督:高寺たけし

音響効果:川田清貴

アニメーション制作:動画工房

 

<CAST>

アイ:高橋李依

アクア:大塚剛央

ルビー:伊駒ゆりえ

ゴロー:伊東健人

さりな:高柳知葉

アクア(幼少期):内山夕実

有馬かな:潘めぐみ

 

公式サイト:https://ichigoproduction.com/

公式 Twitter:@anime_oshinoko

=LOVE 野口衣織がセンターを務める新曲「ラブクリエイト」MV公開!愛にあふれたポップナンバー

=LOVEが、2月22日に発売した13thシングル『この空がトリガー』Type B、通常盤のカップリングに収録の新曲「ラブクリエイト」のMVが公開された。

=LOVE「ラブクリエイト」Music Videoサムネイル

 

指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ・=LOVE(イコールラブ)。13thシングルの表題曲「この空がトリガー」のMVは、450万回再生を突破。さらにメンバーのLipシーンで構成された「この空がトリガー」(Close-up ver.)、各メンバーのダンスパフォーマンスにフォーカスした「この空がトリガー」(Dance Focus ver.)など、各種動画が注目を集めている。

 

そんな中、Type Bと通常盤のカップリングに収録の新曲「ラブクリエイト」のMVが公開となった。同楽曲は、野口衣織がセンターを務め、ファンへの感謝の気持ちとメンバーの絆をつづった、愛にあふれるポップナンバーだ。

 

MVでは、大きなキャンバスに見立てた布に、ハートを貼り、周りをデコレーションしながら、楽しそうにハートを中心としたロゴ絵をつくっていくメンバー。全編を通じて、キュートでラブリーなピンク色の「幸せしかない空間」が生み出されている。

 

2023年、初となるシングルをリリースし、3月2日(木)には『全国ツアー2023「Today is your Trigger」』追加公演となる日本武道館公演の開催も迫っている彼女たちから今後も目が離せない。

 

動画

=LOVE「ラブクリエイト」Music Video

リリース情報

13th Single「この空がトリガー」

2023年2月22日(水)発売

 

Type A(CD+DVD):VVCL-2188〜2189/1,650円(税込)

Type B(CD+DVD):VVCL-2190〜2191/1,650円(税込)

Type C(CD+DVD):VVCL-2192〜2193/1,650円(税込)

Type D(CD+DVD):VVCL-2194〜2195/1,650円(税込)

Type E(CD):VVCL-2196/1,100円(税込)

 

WEB

公式サイト:https://equal-love.jp/

公式Twitter:https://twitter.com/Equal_LOVE_12

公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCv7VutirxDn3RWIJXI68n_A

堀田茜が『私と夫と夫の彼氏』で地上波連ドラ単独初主演!セックスレス×不倫×BLの話題作を実写化【コメントあり】

堀田茜が2023年放送のドラマ『私と夫と夫の彼氏』(テレビ東京)で主演を務めることが決定。動画配信サービス・Paraviでは3月28日(火)午後7時から1~5話、4月11日(火)午後7時から6~10話の独占先行配信がスタートする。

『私と夫と夫の彼氏』堀田茜 ©テレビ東京

 

原作はコアミックスの人気コミックで、SNSでも話題沸騰中の綾野綾乃による同名作。夫婦間の現状をテーマに、セックスレス×不倫×BL要素を融合し、既存の概念にとらわれない夫婦の形や、人を愛することについて掘り下げている。

 

夫の不倫相手が妻の元教え子。しかも不倫相手の彼はかつての先生のことも、先生の夫のこともどちらも愛している。夫婦は元の形に戻ることができるのか、それとも別れるのか。妻×夫×夫の彼氏といういびつな三角関係が織り成すヒューマンラブストーリーが満を持して実写ドラマ化される。

 

主人公の仲道美咲を演じるのは、モデルやバラエティ番組など多方面で活躍するほか、ドラマ『アバランチ』(フジテレビ系)や『インビジブル』(TBS系)といった話題作にも出演する堀田茜。本作が地上波連続ドラマ単独初主演となる。

 

高校教師の仲道美咲(堀田)には、インテリアデザイナーでハンサムな誰からもうらやましがられる自慢の夫・悠生がいる。しかしそんな美咲にも悩みが。悠生は美咲に触れようとしない。セックスレスだった。求めても突き放される日々に不安を抱いた美咲は結婚記念日にセックスをする約束をする。年に1度でもセックスをしてくれるのなら、悠生は自分のことを女として見ていないわけではないと言い聞かせる美咲。

 

結婚記念日当日、帰りが遅い悠生を心配した美咲は玄関の前で大きな音がしたのに気がつく。ドアスコープから外を覗くと、悠生が男性とキスをしている姿が映っていた。動揺する美咲に、玄関を開けた悠生が“実は付き合っている男性がいる”と告白するのだった。

 

堀田茜(仲道美咲役)コメント

最初台本を読んだ時、登場人物全員がとても愛しく思えました。全話を通して思わずドキッとするような真っすぐな言葉がたくさん出てきて、クランクインまで美咲を演じるのがとても楽しみでした。“もし自分だったらどうするだろう?”と感情移入しながら、胸が締め付けられるような苦しみも一緒に感じていただけたらうれしいです。夫である悠生も、夫の彼氏である周平も、性別・年齢問わず“人として”愛せるように。私も美咲を魅力的に演じられるよう、頑張りたいと思います。

 

原作者・綾野綾乃 コメント

ドラマ化の話をいただいたときは本当にびっくりしました。まさかそんなことが起こるなんて…。

 

キャストの方々もイメージにぴったりで、美咲や悠生や周平が俳優の皆さんやスタッフの方々によってどんなふうに動き出すんだろうととてもドキドキしています。私もいち視聴者としてとても楽しみにしています!

 

プロデューサー・田中智子(テレビ東京)コメント

タイトルからも複雑な人間関係が伝わる原作の人気コミック『私と夫と夫の彼氏』ですが、まさに多様性の時代にあって価値観や常識を問い直す壮大なテーマの話題作です。

 

私たちはドラマ化させていただくにあたり原作者の綾野綾乃先生が投じられている「人を愛することにルールはあるのか?」という課題に真摯に向き合い議論を重ねながら脚本を作り上げました。

 

「あたりまえの夫婦って何?」「人が人を好きになるとは?」

 

主人公の美咲は作品の中で傷ついて悩んで自分なりの答えを出していきます。主演の堀田茜さんの大きく美しい目に秘められた意志の強さは、毅然と困難に立ち向かい凛として前に進む主人公・美咲のイメージそのもの。もがきながら変わっていく美咲をどのように演じてくださるのか楽しみです。また彼女を取り巻くカッコよくてすてきな男性俳優陣にもご期待ください!

 

当たり前であることや既存の概念にとらわれない生き方が認められつつある今、ぜひご覧いただきたい作品です。

 

番組情報

『私と夫と夫の彼氏』

テレビ東京

2023年放送

 

動画配信サービス「Paravi」で2023年3月28日(火)午後7時から独占先行配信スタート

3月28日(火)午後7時から配信…1~5話

4月11日(火)午後7時から配信…6~10話 ※5話ずつ配信

Paravi URL:https://www.paravi.jp

 

原作:綾野綾乃「私と夫と夫の彼氏」(『ゼノン編集部』連載/コアミックス)

主演:堀田茜

プロデューサー:田中智子(テレビ東京)、佐々木梢(PROTX)、桑原宏次(PROTX)、齋藤寛朗(カズモ)

監督:常間地裕、佐々木梢(PROTX)、七字幸久

脚本:黒沢久子、今西祐子

制作協力:PROTX、カズモ

製作著作:テレビ東京

 

番組HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/otokare/

番組Twitter:@tx_otokare

 

©テレビ東京

©綾野綾乃/コアミックス

宮﨑あおい主演の08年大河『篤姫』4Kリマスター版 4・2より放送「篤姫様の“全ての人を思いやる心”が届きますように」

4月2日(日)より、大河ドラマ『篤姫』4Kリマスター版(BS4K 毎週日曜 午前11時30分~)が放送されることが決定し、主演を務めた宮﨑あおいからコメントが到着した。

『篤姫』©NHK

 

『篤姫』は、2008年1月6日から12月14日にかけて放送された、大河ドラマ第47作。主人公は、激動の幕末におのれの信念を貫き、徳川家存続に尽力した篤姫。時代に翻弄されながらも、力強く生き抜いた“薩摩おごじょ”の生涯を描く。

 

このたび4Kリマスター版がBS4Kで放送されることが決定。主演を務めた宮﨑あおいは「今でも『篤姫が好きでした』と言っていただくことがあります。15年ほど前の作品ですが、当時のスタッフの方とお話をすると、昨日のことのように記憶がよみがえってきて、私にとって特別な作品だとあらためて感じます。見てくださる皆さまに、篤姫様の“全ての人を思いやる心”が届きますように」とコメントを寄せた。

 

番組情報

大河ドラマ『篤姫』

BS4K

2023年4月2日(日)スタート

毎週日曜 午前11時30分~

※初回は60分拡大版

 

再放送:BS4K 毎週木曜 午後6時15分~

※再放送初回:2023年4月6日(木)午後6時~

 

原作:宮尾登美子 「天璋院篤姫」

脚本:田渕久美子

音楽:吉俣良

出演:宮﨑あおい、永山瑛太、堺雅人、小澤征悦、堀北真希、松田翔太、ともさかりえ、岡田義徳

山口祐一郎、沢村一樹、中嶋朋子、鶴田真由、佐々木すみ江、佐藤藍子、稲森いずみ、玉木宏

原田泰造、長塚京三、高畑淳子、樋口可南子、松坂慶子、高橋英樹、北大路欣也 ほか

 

©NHK

芳根京子主演で『それってパクリじゃないですか?』をドラマ化!バディ役はジャニーズWEST重岡大毅【コメントあり】

芳根京子が、4月スタートの水曜ドラマ『それってパクリじゃないですか?』(日本テレビ系 毎週水曜 午後10時)で主演を務めることが決定。さらにジャニーズWESTの重岡大毅がバディ役を務めることも発表され、両名とスタッフ陣からコメントが到着した。

藤崎亜季役を演じる芳根京子、北脇雅美役を演じる重岡大毅©日本テレビ

 

奥乃桜子著『それってパクリじゃないですか? ~新米知的財産部員のお仕事~』をドラマ化した本作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『君と世界が終わる日に』Season3 など骨太で熱いエンターテインメント作品を手がけてきた丑尾健太郎が脚本を担当。主人公の成長物語だけではなく、仕事にまつわる出来事のリアリティにもこだわり描いていく。

 

とある飲料メーカーで、開発中の飲料に関する重要な特許がライバル会社に奪われる事件が発生。情報漏えいの疑いをかけられた開発部員・藤崎亜季(芳根)は、調査のために親会社からやってきた知的財産のプロ・北脇雅美(重岡)と共に、その特許を取り戻すため奮闘することに。あくどいパクリから会社を守るための日々が幕を開ける、「知的財産エンタメドラマ」となっている。

 

主演は映画・ドラマ・CMに大活躍中の芳根京子。情にもろい藤崎亜季役を演じるにあたり、「デビューから10年となる4月に主役を演じさせてもらえるのはすごくうれしいです。亜季はまだ知的財産の初心者で、これからどんどん学んでいくので、私も視聴者の方と一緒に同じ目線で進んでいけると思います」とコメント。悩みながら成長していく、等身大の女性を演じる芳根に注目だ。

 

一方、妥協ゼロのエリート上司・北脇雅美を演じるのは、俳優としても活躍の幅を広げる重岡大毅。「芳根さんはとてもエネルギーのある方。見ていただく皆さんが前向きに、そして仕事って大変な一面もあるけどもやりがいもあるんだぞ!という情熱の部分も届けたいと思っています」と語る。

 

また原作者の奥乃は、「芳根京子さんと重岡大毅さんが演じられる凸凹バディのやりとりを、いち視聴者としてとても楽しみにしています」と2人に期待を寄せている。

 

主演・芳根京子(藤崎亜季役)&重岡大毅(北脇雅美役)コメント

◆今回の作品・役どころについて教えてください。

芳根:飲料メーカーの開発部にいた女の子が、とある出来事で知的財産のプロである北脇さんと出会い、大切な仲間が作ってきた大切な商品をどう守っていくかという、すごく春らしく新生活にふさわしい、明るく、元気で、笑えるドラマになっています。私は藤崎亜季という情にもろい女性を演じさせていただくのですが、愛情や情熱もたっぷりあって、理論的な北脇さんとの対照的な凸凹コンビも見どころかなと思います。

 

重岡:知的財産をテーマにしたドラマですが、意外とそれをテーマにした作品ってないんですよね。だけど、とっても身近にあふれているテーマなんです。特許とか著作権とかちょっと小難しい話にも聞こえるんですが、誰かが大切に作った努力の汗と涙の結晶のようなアイデアや商品(知財)を守っていくお話です。僕は亜季と真逆の性格の北脇という人物なんですけれど、超理屈っぽい感じで。ビジネスに正義なんてない、情ではなく、ルールはルールだからっていうような、本当に亜季とは水と油のようなコンビになっています。

 

◆それぞれの役に共感できるところは?

芳根:亜季は直感的なタイプで、頭では分かっていても腑に落ちないと心が向かない、ついていかないというような引っ掛かりがあるところがすごく共感できる女性なので、難しく考えずにそのまま飛び込んでみようかなと思っています。

 

重岡:誰かの作ったもの、自分が大切にしたいなと思うものは守りたいので、そこは北脇とは一緒かなと思います。ただ、正論は正論でありですけど、本当に仕事をしていて、そればかり言われると誰もがぶつかるようなところでもあると思います。僕自身、作詞作曲を何年かやっているので、用紙に名前を書いてハンコを押すこともあります。それは僕の創り出した自分の一部として守られてほしいと思いますね。

 

◆お互いの印象を教えてください。

芳根:テレビで拝見していて笑顔がすてきな方という印象ですね。ちゃんとお話しするのは今日が初めてですがいいキャッチボールをさせていただけている気がするので、お芝居をご一緒するのが楽しみです。

 

重岡:とてもエネルギーがある方だなと。自分もエネルギ―がありたい人間なんで、楽しい現場になればいいと思いますし、凸凹コンビなのでそのエネルギー同士がぶつかっていけばいい作品になりそうな気がします。

 

◆4月は新生活のスタートの季節ですが、今年は芳根さんがデビューして10年でもあります。ご自身で大切にしてきたことを教えてください。

芳根:デビューから4月で丸10年になるタイミングで、自分が主役を演じさせてもらえるのはすごくうれしいです。初めて出させてもらったドラマのプロデューサーさんに「どれだけ大きくなっても謙虚な気持ちと感謝を忘れちゃだめだよ」と言われて、本当に忘れずにやってきました。続けていなかったらこんな景色も味わえないですし、いま感謝できる人がいるっていうのが本当にうれしいです。気持ちをぶらさずに今できることを精いっぱいやれば、こんなすてきな世界を見られるんだなって思います。

 

◆最後に視聴者へメッセージをお願いします。

芳根:4月からの新生活にぴったりな熱いドラマになると思いますし、亜季はまだ知的財産の初心者で、これからどんどん学んでいくので、私も視聴者の方と一緒に同じ目線で進んでいけると思います。「知的財産」という言葉がこれを機会に広まるといいなって思いますね。明日からの活力になるような作品にしたいと思いますので、ぜひ楽しみに見ていただけたらうれしいです。

 

重岡:すてきな作品がこのチームだったらできるんじゃないかなって思っています。「知的財産」っていうテーマも本当に身になるし、知っていて損はないと思います。春はスタートの季節なので、見ていただく皆さんが前向きに、そして仕事って大変な一面もあるけどもやりがいもあるんだぞ!という情熱の部分も届けたいと思っています。すごく見てほしいドラマです。

 

原作者・奥乃桜子 コメント

知財の世界の面白さをエンタメとして描きたい!という思いで書いた小説を、連続ドラマというとびきりのエンタメにしていただけてうれしいです。ドラマならではの驚きや楽しさ、そしてなんといっても芳根京子さんと重岡大毅さんが演じられる凸凹バディのやりとりを、いち視聴者としてとても楽しみにしています。

 

脚本家・丑尾健太郎 コメント

さまざまなお仕事ドラマがある中で、この原作と出会い、まだこんなにも面白い世界があったのかと感動しました。知的財産という一見難しそうな題材を、原作の奥乃先生は絶妙な切り口でワクワクするエンタメに仕上げられており、その面白さを損なわないよう、ドラマに落とし込めたらという思いで執筆しています。主人公の亜季を通して、働く上でのさまざまな葛藤や成長を描き、多くの人に元気を与えられる作品になればと思っています。

 

プロデューサー・枝見洋子 コメント

芳根京子さんと重岡大毅さんという情熱あふれるおふたりが「仲間の作り出した汗と涙の結晶を守るため」に奮闘する物語、きっと見る人の胸を熱くするはずです。誰かのための懸命な思いを、大切に描いていけたらと思います。春、新生活の緊張がほっとほどけるような楽しい時間をお届けできるよう、チーム一丸となって頑張ります!ぜひご期待ください。

 

番組情報

『それってパクリじゃないですか?』

日本テレビ系

2023年4月スタート

毎週水曜 午後10時~

 

<キャスト>

芳根京子、重岡大毅(ジャニーズWEST)

 

<スタッフ>

原作:奥乃桜子著/集英社オレンジ文庫『それってパクリじゃないですか? ~新米知的財産部員のお仕事~』

脚本:丑尾健太郎

チーフプロデューサー:三上絵里子

プロデューサー:枝見洋子、森雅弘、岡宅真由美(アバンズゲート)

演出:中島悟 ほか

制作協力:AX-ON、アバンズゲート

製作著作:日本テレビ

 

番組公式HP:https://www.ntv.co.jp/sorepaku/

番組公式Twitter:@sorepaku_ntv

番組公式Instagram:@sorepaku_ntv

番組公式TikTok:@sorepaku_ntv

 

©日本テレビ

“前職・看護師”モモチ・ンゲールはいかにしてレールを飛び出したか?【豆柴の大群の新メンバーインタビュー】

人気バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系)から生まれたアイドルグループ、豆柴の大群。異色すぎるオーディションを経て合格したのは、アイカ・ザ・スパイ・ナオ・オブ・ナオ、ミユキエンジェル、ハナエモンスター、カエデフェニックスの5人。クロちゃんがアドバイザーとなりスタートを切った彼女たちだが、結成3年目でカエデが脱退することに。同時に新メンバーオーディションが開催。過酷な合宿を経てメンバー入りした“前職・看護師”のモモチ・ンゲールさんに、あますことなくさらけ出してもらいました。

 

(構成・撮影:丸山剛史/執筆:有山千春)

●モモチ・ンゲール/2000年1⽉6⽇宮城県生まれ。<特技>ソフトテニス、ピアノ、湯婆婆のモノマネ(?)、採⾎、睡眠、ハーゲンダッツの早⾷い、⽣クリームの単体摂取<趣味>まんが、アニメ、買い物

 

師長だけが知っていたオーディション受験

ーー新メンバー合宿オーディション「豆柴の大群なりの合宿」に向けての二次審査では、現役看護師ということでクロちゃんに擬似採血したりと、場を盛り上げて話題となりました。それ以前からアイドルに興味はあったんでしょうか。

 

モモチ・ンゲール(以下、モモチ) 昨年4月に就職する前は、ほかのオーディションを受けていましたがなかなか通りませんでした。うちは家族がゆるい感じではなくて、「自由を尊重」というより「ちゃんとした道を行きなさい」という風潮で、レールを飛び出す勇気がなかったので就職したんです。

そもそも家族は、私がアイドルオーディションを受けていたことも知らないんですよ。

 

ーーずっと言っていなかったんですか!

 

モモチ はい、今回も言わずに受けて、しばらく知らなかったんです。友達にも話さず、唯一、看護師長さんだけに話していました。

 

ーー師長さんはなんとおっしゃっていましたか?

 

モモチ 「いい反応はされないだろう」と、罵声を浴びせられてもおかしくないとまで思っていました。泣きながら「こういうオーディションに参加したいので、お休みをください」と言うと、「いいことじゃん!」と言ってくださったんです。

「看護師はいつでもなれるんだから、今やりたいことをやりなさい」と、背中を押してくださって。

あの瞬間、とても心強かったです。職場でも師長さんしか知らないので、隠さなきゃいけないことや調整することが多くて、すごく大変だったと思います。

 

ーー師長さん、とてもステキな方ですね。

 

モチ はい! 師長さんが今の方じゃなかったら、たぶん受け入れられていなかったと思います。

 

ーーそういった背景があると、生半可な気持ちでは参加できないですね。そして一次の書類審査を通過し、二次は面談で、クロちゃんとWACK代表の渡辺淳之介さんと初対面を果たします。クロちゃんの印象はいかがでしたか?

 

モモチ 部屋に入った瞬間にいることがわかり、カメラもたくさんあったのでびっくりして、私はガッチガチだったんです。その緊張感を解くためにクロちゃんが採血ごっこをしてくれたのかなと思うと、「すごく優しいし、プロだな……!」と実感しました。

 

ーー二次審査では歌のワンフレーズ披露もありましたが、選曲は?

 

モモチ 大原櫻子さんの「明日も」を、おっきい声で歌いました。WACKのオーディションをこれまで見てきて「歌の上手さも大事だと思うけど、気持ちが大事なのでは」と思ったんです。

 

ーー企業研究がしっかりできていたんですね(笑)。

 

モモチ 企業(笑)、そう、なんかオーディション動画のコメント欄にも「就活みたい」と書かれていました(笑)。就活、経験しているからですかね(笑)。

 

ーーそして二次審査の合否は、水面下でクロちゃんが、モモチ・ンゲールさんが現役看護師ということを慮り、即日で連絡が来たんですよね。

 

モモチ その日にすぐいただきました。今まで受けたオーディションは、落ちたら連絡が来ないんですよ。だから「合格する人って、こんなに早く連絡が来るんだなあ」と客観的に思ってしまいました。

 

ーーいままではオーディションに通らなかったわけですが、今回といままでの違いはなんだったんでしょう。

 

モモチ うーん……いままでは、アイドルになる自分をあまりにも遠くに想像していたのかもしれません。WACKはオーディション動画をたくさん見せてくれる環境で、「自分もアイドルになる」という過程をリアルに想像させてくれたのかもしれません。

 

ーー二次審査を通過したことは、師長さんにはすぐに報告しましたか?

 

モモチ もちろん、一番に報告しました。友達にも家族にも話していないから、ずっと相談していたし、ずっと応援してくれていたので。

 

辛いものが苦手なのにデスソース!!

ーーそして三次審査の合宿が12月11日から開催されましたが、その直前に、カエデフェニックスさんの脱退が発表されました。どう思われましたか?

 

モモチ 5人の豆柴が大好きだったし、カエデさんの存在感は大きいですし、5人の中に入ることを想定していたので、「カエデさんがいないところに自分が入って、いいのかな……」と動揺して、合宿への参加にも迷いが生じました。

合宿中も、ほかの参加者の子たちともそれについては話していて、「ああ、やっぱりみんな同じことで悩んでいるんだ」とは感じました。

 

ーー無視できない、大きな出来事ですもんね。一方で、過酷な合宿は淡々と進んでいきます。まっさきに思い浮かぶシーンは?

 

モモチ デスソースです!

 

ーーデスソースをかけた昼食を、完食しなければいけなかったんですよね。

 

モモチ 覚悟はしていましたが、あんなに強烈だとは……。私はただでさえ辛い物が苦手で、甘口カレーしか食べられないんですよ。辛いカレーに、さらに辛いものが入っていて、人の食べるものじゃないと思いました(笑)。

絶対に食べきれないと思いました。でもなんとか食べきり、「私は、本能的にも豆柴に入りたいんだなあ……」と実感して、「アイドルになる!」という気持ちをより強く固めるための時間だったと認識しています。

「看護師を辞める」という決断も大事でしたし、「自分は意外と迷いがないんだな」と再確認もしました。

 

ーー合宿では毎日、順位が発表されていましたが、モモチ・ンゲールさんは常に上位に食い込んでいました。

 

モモチ でも、やっぱり「今日は上位でも、明日は最下位かもしれない。いつ落ちてもおかしくない」とずっと思っていましたし、順位が高くても結局は渡辺さんとクロちゃん次第だと思っていましたし、自分のなにが評価されているのかもわからなかったし、気が抜けませんでした。

 

ーーデスソース以外に、乗り越えられたことはありますか?

 

モモチ 今回の合宿はずっと生配信されていて、元々自分を作るタイプではないものの、作る隙がまったくない環境で素を出さなきゃいけませんでした。カメラの前で素を出すことが気にならない、と思えたことが、乗り越えられたことでしょうか。

クロちゃんと渡辺さんが、みんなに言っていたのが「殻を破らないと」ということ。殻を破る=がむしゃらさを見せることは恥ずかしかったけど、それどころではなく、破らざるを得ませんでしたね。

 

ーー参加メンバー同士の切磋琢磨も、いい刺激になったかと思います。

 

モモチ やっぱりカエデさんが抜けるという事実が大きいこともあり、「豆柴を守りたい」と思うオリジナルメンバーの方たちが、命をかけて参加しているのを感じました。

ガリガリ君を早食いしたり、デスソースを食べたり限界までスクワットをしたり、「豆柴に残りたい!存続させたい!」という本気度を感じたとき、「すでに活躍している方たちと同じ気持ちで、夢に向かっているんだ」と実感できたことが、自分にとっていちばん大きな出来事でしたね。

 

ーー配信ではみなさん泣いている瞬間もあったかと思いますが、モモチ・ンゲールさんはいかがでしたか?

 

モモチ クロちゃんと渡辺さんとの面談中です。クロちゃんから、自分が言語化できなかった部分を見破られたとき、「あ、見透かされてる」と実感して。自分がアイドルになることに対して、厳しくもあたたかく真剣に向き合ってくれていることに、涙が出てきました。

私は「アイドルになりたい」という気持ちを親にも妹にも、友達にも言ってこなかったし、真剣に相談したこともなかったので。

 

ーー「アイドルになりたい」という本音を、隠したかったんですか?

 

モモチ そうですね……友達には「アイドルになればいいのに」と言われることはありましたが、親に少しでもその片鱗を見せると「いやいやいや、アイドルは見るだけにしておきなさいね」でしたし、覚悟もなかったし。

でも一方で、ある日突然アイドルになって、みんなを驚かせたい、という気持ちもありました。

 

親に初報告も信じてもらえず

ーーそれが現実になったのが、12月17日東京・ヒューリックホールで開催された「WE MUST CHANGE TOUR FiNAL」での合格発表でした。

 

モモチ 最初にレオナが呼ばれて納得したんです。「絶対に合格するだろう」と思っていたので。とはいえ、誰が合格してもおかしくないほどみんなが魅力的で。

キャラクター性が強い子、歌が飛び抜けて上手い子、ビジュアルがすごくいい子、WACKが求めていそうな子……たくさんいて、「じゃあ、自分が受かる理由は?」と顧みたときに何も思い浮かばなくて、正直自信はありませんでした。

もちろん半分は「どうか名前を呼ばれますように」と願っていたんですけどね。

 

ーー名前が呼ばれた瞬間のことを覚えていますか?

 

モモチ 信じられませんでした。スモークや光の影響で視界が白くモヤモヤしていて「夢なのかな?」と思っちゃったくらい(笑)。

今でも思い出しますもん、白いモヤモヤの向こうから、気づいたらメンバーがワーーッと集まってきてくれるあの光景……。

 

ーーそして、肝心のご家族への報告ですが、いつ報告したんですか?

 

モモチ 合格に関するネットニュースが出てから、そのスクショを送ったのが初報告です。

 

ーー突然すぎる!(笑)

 

モモチ でも、それでもまったく信じていなかったんですよ。私が騙されていると思ったみたいです。

 

ーーどういうことですか?

 

モモチ 「それほんとうにちゃんとした事務所なの?」とか「レッスン費とかって、お金取られるんじゃないの?」とか。

そもそも、私が上京したときに「芸能のスカウトに声をかけられてもついていっちゃダメ。あなたはそういうことをするような人間ではないし、絶対に詐欺だから」とずっと言われてきまして。

「エイベックスさんやタワーレコードさんも関わっているんだよ」と言っても、「いやいや、あなた歌もダンスもできないでしょ?」と。「顔も良くないし年齢も若くないし、何がよかったの? 受かった理由はなんなの?」とすごく詰めてきて。

 

ーー自分の意志と無関係に反対され続けると、たしかに反骨精神というか「突然アイドルになって驚かせたい」と思う気持ち、わかります。

 

モモチ だから信用してもらうために「クロちゃんにも会ったから大丈夫だよ」とLINEしたら、さらに信用を失ってしまって。

 

ーーあはははははは!

 

モモチ 「確かにそうだよな……」と(笑)。親はテレビでのキャラクターしか知らないですから。私が合宿を通してクロちゃんの誠実さを感じていたので、信じてもらえるかなと思ってしまったんです。

ただ、妹もWACKが大好きだったので、彼女が全力で親を説得してくれました。

 

ーー頼もしい妹さんですね!

 

モモチ 熱弁してくれて、それでやっと信用してもらえました。さらに、その後に渡辺さんと親との面談があり、そこで全面的に信用されました。

 

ーーさすが渡辺さん。

 

モモチ きちっとした会社説明から理路整然と話してくれて。父は契約書をめちゃくちゃ読み込んでいた一方、母は素直に受け入れていました。

 

ーーギリギリでどうにかなって、よかったです(笑)。

 

モモチ 師長さんにもずっと親に話していないことは言っていて、「最後まで反対されたらどうするの?」と心配してくれていたんですけど、なんだかんだ、私の親は応援してくれるだろうと思っていました。

 

ーーようやく枷も外れて豆柴のメンバーとしてスタートをきりましたが、お披露目ライブ「豆柴の大群のりりりスタート」は1月6日に開催されたとあり、練習期間が数週間しかなかったんですよね。

 

モモチ 前職の事情もあり、家で一人泣きながら必死に練習していました。ライブ直前まで泣いていました。

ほんとうに全然できなくて、終電直前までみんなで練習して。いま、家の中が過去イチで汚いです。

 

ーーそれほど没頭していたんですね。当日はいかがでしたか?

 

モモチ いやー、一瞬でしたね。豆粒(※ファンの総称)の方たちは、「誰も応援してくれないんじゃないか」「笑ってくれないんじゃないか」と思っていたら、めっちゃ応援してくれるし笑ってくれるし、ニコニコしながら相槌を打ってくれるんですよ。あったかいな……と思いました。

 

平手友梨奈とエヴァンゲリオン

ーー今後、ファンの方にどんな自分をアピールしていきたいですか?

 

モモチ そうですね……元気いっぱいです! 明るいです! 優しいです! あと、うーん……元気です!

 

ーー元気さが伝わります(笑)。オーディション動画では、モモチ・ンゲールさんの応募した際の写真がたびたび映りましたが、ショートカットで笑顔がなく、いまとまったく違うイメージですよね。

 

モモチ 二面性を出したいと思ってあの写真にしたのと、実は昔から平手友梨奈さんが大好きでして。私の好きなアイドル像が平手さんに凝縮されているんです。「アイドルって、“可愛い”“女の子らしい”以外にもいるんだ」と衝撃を受けたころから、アイドルになりたい気持ちが芽生えました。そしてBiSHさんを知り、WACKさんを知り、今があります。

 

ーーじゃあ平手さんが所属していた、欅坂46の握手会にも行かれましたか?

 

モモチ はい、自分のできる範囲で、10枚以上積んでいました(笑)。

 

ーーガチ勢ですね。ほかにハマっているものはありますか?

 

モモチ 『エヴァンゲリオン』です! 観るのも好きだしグッズも集めていて、この前もエヴァの1番くじを引いたら初号機の模型が当たったんです! エヴァコーナーがあって、そこにずらっとフィギュアとかを置いているんです。あと私はメモを取るのはノート派なんですが、ノートもエヴァだしペンもそう。

 

ーー突然、熱量が高くなって早口になりましたね(笑)。好きなキャラは?

 

モモチ 渚カヲルくんです!

 

ーー21年公開『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』は何回観に行きましたか?

 

モモチ 映画館で4DXとかIMAXとか通常版とか……設備違いで7回観て、そのあと家で3回くらい見ました。4DXは農業をやるシーンで土の匂いがしたり、水が出てきたりして面白かったですね。

何度も観てはYouTubeの考察動画を観て、「なるほどね」と思って、それを確かめるためにまた行って、自分でも考察を深めてまた行って……みたいな観方をしています(笑)。

 

ーー考察動画まで(笑)。

 

モモチ お風呂とかメイク中、料理しているときとか、ずーーっと観ています。

 

ーー熱さが伝わりました(笑)。最後に、今後も目標を教えてください。

 

モモチ 豆柴としては「日本一チケットが取りづらいアイドル」になりたいですね。私個人としては、今はパフォーマンスではみんなを追いかける場所にいるので、これから頑張って「パフォーマンスで好きになった」「歌声が好き」と言ってもらえるようになりたいです。

 

ーーご両親も手放しで応援してくれることを願っています。

 

モモチ あ、母の推しメンはナオさん(※ナオ・オブ・ナオ)だと思います。母はナオさんのことを「一番背負っているね」と頼もしい目で見ているようで。メンバーを支える存在感の大きさに注目しているようです。

それに「応援しているよ」というLINEとともに、ブルーレイの写真が送られてきました。私が加入する前の作品を買い集めているみたいです(笑)。

 

ーーもうすでにじゅうぶんに豆粒なんですね!

 

【information】

「MAMEQUEST」

【初回⽣産限定盤】BOX仕様CD+Blu-ray+写真集/1万1000円 (税込)

新⽣⾖柴の⼤群始動︕3rd Album「MAMEQUEST」リリース︕
新メンバーのレオナエンパイア、モモチ・ンゲールを迎えた6⼈体制初のアルバム︕
Blu-rayには昨年12⽉17⽇にヒューリックホール東京にて開催された「WE MUST CHANGE TOUR FiNAL」のライブ映像+副⾳声&ツアードキュメンタリー映像を収録︕

つばきファクトリー岸本ゆめのハロプロ屈指の肉体美の秘密に迫る!!

このところ、ハロー!プロジェクトのなかでも屈指の肉体美をアピールし、その名をついに『Tarzan』(マガジンハウス)にまで轟かせたメンバーといえば、つばきファクトリーの岸本ゆめのだ。ボディコンシャスな新曲衣装がこれ以上ないほど体に馴染む彼女に、”トレーニー・岸本ゆめの”の日常を熱く語ってもらった!

 

(構成・撮影:丸山剛史/執筆:有山千春)

岸本ゆめの(きしもと・ゆめの)/2000年4月1日大阪府生まれ。【趣味】お笑いを見ること、カラオケ【好きな音楽ジャンル】ソウル・ミュージック【好きなスポーツ】マラソン【座右の銘】必死に挑戦!

 

「単に大きい子」で終わってしまうのはもったいない

ーー見事な肉体美を駆使し際立ったパフォーンマンスでファンを沸かせている岸本さんですが、筋トレをはじめたきっかけは?

 

岸本ゆめの(以下、岸本) 2021年10月、つばきファクトリーが12人体制で初めて日本武道館に立ったのですが、その前に「それぞれ、目標をマネージャーさんに伝える」という行事があったんです。私がいくつか書いた目標のうちのひとつが「ボディメイクをする」でした。そうやって宣言したからには……ということで、すぐにパーソナルジム通いを始めて、24時間営業のジムも契約したことがきっかけですね。

 

ーーなぜボディメイクをしたかったのでしょう。

 

岸本 元々、海外の女性の体型にすごく憧れていたんです。日本でいうところのグラビア活動をしている海外のモデルさんの、Instagramなどを普段からチェックしていて、「かっこいい!」と思って写真を保存していたんです。

 

ーーお尻がミツバチみたいな女性ですよね。

 

岸本 そう! 嘘じゃないかっていうくらい、お尻部分に2つの球体があるんですよね。

 

ーーそういう体型になりたいという憧れがあったのですね。

 

岸本 はい。私はメンバーのなかでいちばん身長が高くて肩幅もあり、良くも悪くも「大きい」という印象で見られていました。自分でもメリットとデメリットはずっと感じていて、身長のおかげで着こなせる衣装もあれば、似合わない衣装もあって。それはみんなにそれぞれあると思うのですが。

ただ、私は「単に大きい子」という印象で終わってしまうのはもったいない、せっかくだから身長を生かしたい! と思ったんです。

 

ーー高身長をネガティブに感じてしまったこともあるのでしょうか。

 

岸本 2020年1月、9人体制のときにリリースした『意識高い乙女のジレンマ』のジャケット撮りをしたときですね。みんなで並ぶとき、だいたい私は、身長のバランス的にもいちばん端が多いんです。端は身長が高くても気ならないんですが、この楽曲のときはV字に並び、私は向かって右から3人目の立ち位置でした。

すると、「1人だけ大きさが目立って、V字のフォーメーションを崩しちゃってる!」と気になってしまい、みんなに合わせてセルフで身長を縮めたんです。背中を猫背にして。それで出来上がったポスターを見たら……。

 

ーーいま確認していますが、たしかに前かがみな姿勢……!

 

岸本 はい……なんかホラーみたいな写り方ですよね(笑)。メンバー間で今でも笑い話にするくらいホラーです(笑)。姿勢も悪いし、睨むような顔をしているし、頑張って身長を縮めているので、身長が違うはずのほかのメンバーと腰の位置が同じという不思議な仕上がりになっているんです(笑)。

この撮影は、身長が高いことでいちばんコンプレックスを感じた出来事でしたね。

 

ーーグループ活動をしていると、個人としてはもちろん、“グループの中での個人”についても意識しなきゃなんですね。それでボディメイクを本格的に始めたと。当初はどんな頻度でやっていましたか?

 

岸本 パーソナルジムは週1回で、実は24時間ジムを契約する前は散歩とかをしていたんです。でもどうしてもやる気がおきにくくて。それで24時間ジムを契約して、そこでは有酸素運動をすることを心がけています。頻度は時期によってまちまちで、昨年7月に写真集を出すにあたり、撮影前の時期は毎日のように行っていました。そのときはジム以外でも、毎朝30分歩いて大きな公園に行き、筋トレをして30分かけて帰ってくる、ということもプラスしていましたね。

トレーニング風景

 

マネージャーさん MV撮影前など、ピンポイントで体を作りたいときは、早朝6時からの撮影なのに「ここに来る前にジムに行ってきました」と言うんですよ……。

 

ーーひええ……漁師並の早起きということですね……。食事も変えましたか?

 

岸本 最初の頃は、PFCバランスを徹底管理して全部変えました。脂質をなくしてみたりとか。そのために1冊ノートを作って、毎回の食事のたびにPFCバランスを計算して食材と数値をノートに書いて……ということをやっていましたね。

今思えば、みんながお弁当を食べている横で、ひとりだけ一つ一つの食材のカロリーを調べてメモをしている人がいるって……自分でもちょっとやりすぎだなと思います(笑)。それは2021年のときで、今はもうできないですね。

 

ーーその姿を見たメンバーは、なんと言っていましたか?

 

岸本 「すごいね」と言ってくれつつもはや呆れていたと思います。自炊のときも「ごま油はこのくらいの数値だから……」とか考えて作っていました

 

ーーそのノートを見てみたいです。

 

岸本 いやもう、書き込みがすごいんですよ。いちいち確認するのが大変だから、朝ごはんで使うような食材のPFCバランスは、冷蔵庫にメモを貼ってあるんですが、今はもう見ないようにしています。

 

ーーじゃあ最近はそこまで徹底はせずに。

 

岸本 「夜遅い時間に食べない」「夜は炭水化物を少なめにする」とか、その程度です。

 

ごはんを美味しく食べるために筋トレを頑張る

ーージムでは、どの部位を意識的に鍛えていますか?

 

岸本 砂時計ボディを目指しているので、肩、背中、お尻がメインです。メニューはそのつどパーソナルのトレーナーさんに組んでもらい、それを元に24時間ジムでやり、プラス有酸素をやっています。今は週2回ほど通っています。

 

ーー苦しいと感じることはないですか?

 

岸本 正直、やっているときはあまり楽しくなくて。でも、”その先”を考えながらやっています。やっぱり目指す場所があるので、自分の好きな体型とか、「こんなふうに洋服を着こなしたい」とか、その理想を常に念頭に置いています。

 

ーー最初に、「これ、成果出た!」と感じた瞬間はどんなときでしたか?

 

岸本 自分自身では劇的な変化は感じていなくて、私は毎日お風呂上がりに体のチェックをしていますが、1日1日で体ってすごく変わるんですよ。甘いものを食べたくなったけど我慢して筋トレをした翌日は、脂肪が減って筋肉が浮き出ている感じがしたり。「ここ3日くらい食べすぎたな」と思うときは、やっぱりプニッと感が出たり。

特に印象深かったのは、武道館コンサートの当日です。来てくださったハロー!プロジェクトの先輩から「体がキレイだったよ」などの感想をいただけたときは、「やってよかった~!」と思いました。

 

ーー衣装はすべてオーダーメイドだと思いますが、筋肉がついたりなどの体型の変化で、入らなくなったり、逆にぶかぶかになったりしませんか?

 

岸本 どっちもあります。ウエストがめちゃくちゃゆるくなり、ツアー途中で詰めていただいたこともある一方、最近も肩がきつくなってしまい、今は肩の筋トレを止めています。

あと、伸縮性がないシャツの衣装で踊っていたら、「ブチッ!!」みたいなことはよくあります(笑)。

 

ーー踊りも激しいですもんね。

 

岸本 そうなんです。踊りを制御することはできないので、思いきりやった結果……(笑)。

 

ーーチートデイなどは作っていますか?「1日だけめちゃくちゃ食べるのを許す」といったような。

 

岸本 それでいうと、正直、ごはんは元々めちゃくちゃ食べる方でして。お寿司50貫とか食べるんですよ。

 

ーーご、50……!?

 

岸本 ドーナツだと今のところ最高18個です。

 

ーー18……!

 

岸本 いや、毎日じゃないですよ? まあ毎日食べられるなら食べたいですが。ドーナツは、メンバーの秋山眞緒ちゃんと一緒に、アンジュルムのメンバーを誘ったりして、「ドーナツ食べ放題会」をこれまでに2回開催しているんです。第1回は15個でしたが、第2回は記録を伸ばして18で、秋山眞緒ちゃんもそのときは9個食べていました。

 

ーー9個もじゅうぶんすごいですが、18個……。

 

岸本 つばきファクトリーは、みんなほんとうに食べるのが大好きで、楽屋にお菓子が置いてあると、入った瞬間にみんながそこに群がる、みたいな(笑)、お弁当を見つけた瞬間に走り出す、みたいな(笑)。だから食べ放題もよく行くんですよ。最近でも、浅倉樹々ちゃんが卒業するので、その前に「みんなでドーナツ屋さんに行こう」「12席も座席が確保できる店舗なんてあるかな?」とかみんなで喋っています。

 

ーーお寿司もみんなで?

 

岸本 秋山眞緒ちゃんと、第1回目開催のメンバーで行きました。

だからこそ食事は、制御しすぎると自分らしさというか、人間らしさも失ってしまうと思って、しっかり食べています。

最近では、ごはんを美味しく食べるために筋トレを頑張っている感覚なんです。トレーニングをさぼりがちなときは、せっかく美味しいものを食べても罪悪感が残ってしまう。でも、「昨日いっぱい走ったし」「これからジムでちゃんとやるし」と思うと、その後のごはんを心から「美味しい!」と思って食べられるんです。ジャンクなものでも後悔しないですしね。

 

ーーごはんの時間をハッピーに思えるのは、とても健全ですよね。

 

岸本 ほんとうにへこたれそうになったときは、口に出すようにしています。「今日は疲れたけど、ここでジムに行けたら、私、かっこいいぞ!」と。そうするとやる気になれるんです。

 

普段からお尻がキレイに見える服を選ぶ

ーー鍛えるうえでのこだわりはありますか?

 

岸本 お尻をメインにやってる理由のひとつに、ハイレグへ憧れがあるんです。去年・今年の新年の抱負を2年連続で「ハイレグ」と書きましたし、ハイレグって一番お尻がキレイに見えるカットなんですよね。

とはいえ日常でハイレグは着られないので、私のこだわりは、「普段からお尻がキレイに見える服を選ぶ」です。デニムなどの普段着からトレーニングウェアまで、お尻がキレイに見えるカットや柄が入っていたり、伸縮性があったりする服ですね。ストレートに「お尻がキレイに見える」をテーマに作っているブランドもあるんですよ。

 

ーーお尻がキレイに見える服は、どんな効果がありますか?

 

岸本 鏡で見たときにモチベーションアップにもなるし、「あっお尻の形が見えてる、気が抜けないな」と思えるので、お尻への意識が途切れないんです。

特にトレーニングウェアは、初めて履いたときに感動したほどです。「こんなにキレイに見えるんだ」と。形がくっきりと見えるからこそ、ゆるいジャージでトレーニングをするときとは意識の高さがまったく違うんですよね。

ほかにこだわりは、コンサート後の本番映像チェックのとき、歌やダンスのチェックにプラスして、お尻や背中の見え方がキレイかを意識的に見ています。歌っている子の背後で背中を見せて踊っているときの、お尻を回す振り付けや背中の見え方などを、ダンスとは別の目線で見ているんです。

 

ーー常に理想のお尻を追い求めているんですね。今日は普段から使用している筋トレに関するグッズをお持ちいただきましたが、ひとつひとつ聞いてもいいですか? まずはトレーニングチューブですね。

 

 

岸本 これは常にカバンに入れていて、ライブ会場とかでも筋トレできるようにしています。

 

ーーあと、「ALL-OUT」のパワーグリップですね。

 

岸本 私は腕が元々筋肉質で、これ以上腕に筋肉をつけたくないんですよ。でも、お尻や背中を鍛えるときに、どうしても腕も同時に鍛えられてしまう……というときにこれを使うと、鍛えたいお尻や背中だけにアプローチできるんです。

 

ーーこの腰痛ベルトのようなものは?

 

岸本 これはウエストを締めるコルセットで、段階を踏んで締められるんです。寝る時やリハーサル時は1段階、タイトな衣装を着る前日には2段階にして、さらに上からもっとキツイコルセットを巻いています。

 

 

ーーいま試しにやっていただいていますが、締め付けがすごい!

 

岸本 結構苦しいんですよ。だからこそ、毎日ではなく大事な日の前日にだけやります。デート前にパックするみたいな感覚で、私はこのコルセットで体を整えています。

 

ーー最後は「LYFT」プロテインですね。シェイカーを持つ姿がCM並にキマっています。

 

岸本 LYFTはフレーバーが豊富でめっちゃ美味しいんですよ! 今飲んでいるのはキャラメルラテ味で、よく「プロテインって無理して飲んでいるんでしょ?」と聞かれますが、いやいや美味しいんですよ。たまにご褒美として牛乳で割ると、ほぼオシャレカフェです。これから筋トレを始める友達には必ず勧めています。むしろ「1袋目をプレゼントさせてくれ」と言っています(笑)。

家にはマイプロテインやPhDのプロテインも常備していますが、チョコミント味が大好きなんです。それでプロテインケーキを作ったりしています。

 

ーーフレーバーが豊富だと、選ぶのも楽しそうですね。筋トレする前とあとでは、日常がガラリと変わったように思いますが、ほかにご自身に変化はありましたか?

 

岸本 さきほど「ジムに行く前に『行ける自分、かっこいい!』と言い聞かせている」と話しましたが、そうすると自分を素直に褒めてあげることができるようになりました。それと比例して、他人を褒める余裕も生まれたんです。

たとえば、1年半ほど前に後輩が4人加入しましたが、筋トレをする前は、後輩への声かけについて「私は”飴とムチ”の”ムチ”の部分だけやればいいや。先輩があと8人もいるんだし、”飴”はほかの誰かがやるだろう」と思っていたんです。

でも今はそんなのはどうでもよくて、悩んでいる子がいたらシンプルに声をかけにいくようになりました。

 

ーーご自身にとっても、そしてグループにとってもステキな変化ですね! 同業者で、トレーニーとしてライバル意識を持っている方はいますか?

 

岸本 ハロー!プロジェクトの中だと、モーニング娘。’23の野中美希さん。Instagramで「#ちぇるトレ」というタグをつけてトレーニング姿を発信しているので、負けたくないと思いますね。

 

2階席のいちばん後ろの人にも、私の筋肉を届けたい

ーー今後もさらにトレーニングを続けていきますか?

 

岸本 もちろん! もっとお尻を大きくしたいですし、というのも、やっぱりまだ言われるんですよ「お尻が小さくて上がっていてキレイだね」と。違うんですよ、大きくしたいんです!

 

ーーつばきファクトリーの楽曲を踊るうえでは、今はいい状態ですか?

 

岸本 それが……(笑)、ノースリーブの衣装で自分を抱くような振りつけが結構あるんですが、あるツアー中、モニターに映る自分を見ると、隣のメンバーに比べて腕がごりっごりだったんですよ(笑)。それで、以降の公演では衣装のマントでガバッ! と腕を隠すようにしました。かわいい楽曲でごりっごりになるのは相性が良くないので(笑)。

一方で、かっこいい楽曲では、背中や肩の魅せ方を意識しながら踊っています。

 

ーー2月22日リリースの『間違いじゃない 泣いたりしない』は、岸本さんのダンスのかっこよさが際立っている楽曲です。MVがめちゃくちゃかっこよかったです。

 

 

岸本 そう言っていただけるとうれしいです。今の体に合っているというか、相性が良かったのかな。今回はウエストが出ている衣装なんですが、歌わずに踊っている場面では、「今、私のお腹が主役!」だと思っています。普通、アイドルは顔が主役で、顔がかわいかったらそれでヨシだと思いますが、私はとにかくお腹を見てほしい! むしろ、顔は捨てている瞬間が多いですね。

 

ーー一瞬一瞬のポージングもかっこいいですよね。

 

岸本 ファンの方からも、うれしいことにそういう声をいただけるようになりました。コンサートの感想として「背中がよかった!」とか「○○筋がよかった」とか。2階席のいちばん後ろの人にも、私の筋肉を届けたいです。

 

ーー今回はトリプルA面ということで、ほかの楽曲についてもおうかがいしたいです。『スキップ・スキップ・スキップ』はいかがですか? ハッピーオーラが心地よい曲ですよね。

 

 

岸本 デート前のワクワク感を歌っている曲なので、実際にデートに行く前や、片思いの先輩と遊びに行くときとか、幸せなときのBGMとして聞いていただくのもいいし、落ち込んだときにハッピーになるために聞いてくださってもうれしいです。笑顔になれる曲なので。

あと、今回セリフが入っているんですよ。男の子のセリフで「愛してるよ」と。私はつばきの中ではボーイッシュキャラなので、歌詞を見たときに「これ、私が担当かな?」と思ったら河西結心ちゃんが担当だったんです。それがかっこかわいくて! ぴったりな役割だと思うので、注目してほしいです。

 

ーーそして最後に、浅倉樹々さん卒業に際する『君と僕の絆 feat.KIKI』はいかがでしょう。

 

岸本 つばきの曲で、初めての“素”です。というのも、これまでは歌詞の中に生きる女の子になりきって歌っていましたが、これは私たちが私たちのまま歌っています。

 

ーーMVで涙を流しているメンバーもいらっしゃいましたが。

 

岸本 小野瑞歩ちゃんが泣いていますが、本当に流した涙だし、ほかのメンバーも泣いていました。

 

ーーみなさん、どんな思いが涙になったのでしょう。

 

岸本 あの撮影中は正直、「まだ樹々ちゃんの卒業は先だよな」という感じで実感がなかったんです。でもハグをして、あんなに樹々ちゃんを近くで感じたら「ああ、そうか……卒業するのか」と急に実感してしまったんだと思います。だって、もう8年一緒にいるんですよ。8年一緒にいたのに、それが当たり前じゃなくなるんだ……と思うと、心の穴を実感してしまいました。

 

ーー卒業は4月2日の『Hello! Project ひなフェス 2023 つばきファクトリー プレミアム ~浅倉樹々 卒業スペシャル~』ですよね。ファンの方も複雑な思いで楽しみにしているかと思います。そして岸本さん個人の、トレーニーとしての活躍も、楽しみにしています。

 

岸本 そうですね、何かきっかけがあれば「大会系に出たい」と言い出しそうな自分もいるので……そうなったら私の分のお弁当は用意しないでくださいね(と、マネージャーさんに向けて言う)。もっとがんばります!

 

【information】

通算10 作目、浅倉樹々ラストのトリプルA 面シングル

間違いじゃない 泣いたりしない/スキップ・スキップ・スキップ
/君と僕の絆 feat.KIKI

<CD収録内容>
・間違いじゃない 泣いたりしない
作詞:西野蒟蒻 作曲:Shusui / Albin Hillborg / Anders Dannvik 編曲:Albin Hillborg / Anders Dannvik

・スキップ・スキップ・スキップ
作詞:児玉雨子 作曲:KOUGA 編曲:鈴木俊

・君と僕の絆 feat.KIKI
作詞・作曲:中島卓偉 編曲:宮永治郎

【初回生産限定盤A】EPCE-7729~30  2,200円(税込) BD付(M-1MV+Dance Shot Ver.+メイキング映像)
【初回生産限定盤B】EPCE-7731~2 2,200円(税込) BD付(M-2MV+Dance Shot Ver.+メイキング映像)
【初回生産限定盤C】EPCE-7733~4 2,200円(税込) BD付(M-3MV+Relax Night Ver.+メイキング映像)
【初回生産限定盤SP】EPCE-7735~6 4,950円(税込) BD付(M-1・2・3の浅倉フィーチャーVer.+浅倉インタビュー映像)
+「つばきファクトリーメジャーデビュー5周年記念!SPOOX MUSIC~つばきファクトリーXmas LIVE~」)
【通常盤A】EPCE-7737 1,300円 トレーディングカードソロ12種+集合1種よりランダムにて1枚封入
【通常盤B】EPCE-7738 1,300円 トレーディングカードソロ12種+集合1種よりランダムにて1枚封入
【通常盤C】EPCE-7739 1,300円 トレーディングカードソロ12種+集合1種よりランダムにて1枚封入

萩原利久の魅惑的な料理姿にも注目!トリンドル玲奈と共演で『月読くんの禁断お夜食』ドラマ化

萩原利久が主演を務め、トリンドル玲奈が共演するドラマ『月読くんの禁断お夜食』(テレビ朝日系 毎週土曜 午後11時30分~深夜0時)が4月放送スタート。両名と原作者・アサダニッキからコメントが到着した。

『月読くんの禁断お夜食』左から)萩原利久、トリンドル玲奈©テレビ朝日

 

本作は、講談社「BE・LOVE」連載中の漫画家・アサダニッキによる同名コミックを実写ドラマ化。ストイックに完璧を求めすぎるあまり食に興味を失ってしまったカリスマ・パーソナルトレーナーの女性が、料理上手なナゾ多き年下男子と運命的に出会い、“禁断の夜食”を振る舞ってもらうことで食の楽しさを思い出し、癒やされていく、禁断の新感覚グルメラブストーリーだ。

 

主人公・月読悠河(つくよみ・ゆうが)を演じるのは若手実力派俳優・萩原利久。萩原は、月読の印象を「ずばりミステリアス。一見、優しくてカッコ良くて、いわゆるスペックの高い男子なんだろうなと思いつつ、彼の見えない部分が今後どうなっていくんだろう? と楽しみ」と語り、演じることへの期待をにじませる。

 

また、「視聴者の皆さんや原作ファンの皆さんは、月読くんの料理の手際なども楽しみにしてらっしゃる方も多いと思います。特に、料理シーンは映像化されることで漫画よりもより克明に表現されると思いますので、その辺りは重きを置いて体現していきたいです」と語り、千切りなどの練習に取り組んでいることも明かした。

 

そんな月読の“禁断の夜食”に心癒やされる、御神(みかみ)そよぎに扮するのはトリンドル玲奈。トリンドルは「ずっと休会していたジムにあらためて通い始めたんです。そこで女性トレーナーさんに所作などを教えていただいて、そよぎの役作りに生かせればと思っています」と力を入れる。

 

「お仕事にとてもストイックで真面目に取り組んでいる分、自分へのケアが疎かになっていたり、食事もプロテインバーで済ませたりするそよぎが、月読くんの作る禁断のお夜食に救われていく姿にとても共感できました」とそよぎの印象を語った。

 

萩原とトリンドルは2度目の共演となるが、お互いの印象について「月読くんと同じく、すごくミステリアスなイメージ」(萩原)、「フレッシュと言いますか…手とかも、赤ちゃんみたいにきれい(笑)」(トリンドル)と。さらに、トリンドルは「今回は、萩原さんのかわいらしい一面もたくさん見られるんじゃないかと期待しています」とコメントを寄せている。

 

脚本には松田裕子、監督には兼重淳ら“飯テロ”作品でも定評のある演出陣が最強布陣が集結。気鋭スタッフの下、“食べさせたい男と食べたくない女”の2人の姿が描かれるが、注目したいのは、自分を律し頑張って生きてきたそよぎが“禁断のお夜食”で癒やされ、「時には鎧を脱いで休んでもいいんだ」と徐々に気づいていくさま。

 

萩原は「土曜日の夜というのは、1週間の中でも、“自分を許してもいい時間”なのかなと思うんです。このドラマが、視聴者の方の”自分に優しくなれる時間”になってくれればいいなと思います」と話し、トリンドルも「1週間の疲れが取れて、ふっと心や体が軽くなるような気持ちになっていただければうれしいです。そよぎと一緒に、皆さんも癒やされるように、頑張りたい」とアピールした。

 

萩原利久(月読悠河役)コメント

◆原作を読んだ感想や月読悠河の印象、意気込みは?

ずばりミステリアスです。一見、優しくてカッコ良くて、いわゆるスペックの高い男子なんだろうなと思いつつ、彼の見えない部分が今後どうなっていくんだろう? と楽しみになりました。

 

今回は、多くのファンがいるコミックが原作ですので、できるだけ、その世界観はドラマでも再現できればと思っています。特に、料理シーンは映像化されることで漫画よりもより克明に表現されると思いますので、その辺りは重きを置いて体現していきたいですね。大変ですが…頑張ります!(笑)。

 

◆クランクインに向けて役作りなどで準備していることは?

料理に関して、演じる上でそこではできるだけ月読くんに近づけるように、しっかり練習をしないといけないなと考えながら原作を読んでいました。まずは包丁で千切りの練習をしています。視聴者の皆さんや原作ファンの皆さんは、月読くんの料理の手際なども楽しみにしてらっしゃる方も多いと思いますので頑張ります。

 

◆ヒロイン・御神そよぎ役のトリンドル玲奈さんのイメージや印象をお聞かせください。

トリンドルさんとは、ドラマ『ラッパーに噛まれたらラッパーになるドラマ』(2019年/テレビ朝日系)で一度共演させていただいているのですが、月読くんと同じく、すごくミステリアスなイメージです。共演当時、少し何を考えてらっしゃるのか、捉えどころのない雰囲気がありました(笑)。ですので、今作での共演をきっかけに、トリンドルさんのミステリアスな部分ももっと知れたらと思います。

 

◆萩原さんにとっての“禁断のお夜食“とは?

僕にとっての“禁断のお夜食”は、いわゆるジャンクフード。夜中になるほど、カップ麺とかを食べたくなりますし、実際に食べちゃいます(笑)。誘惑に負けてしまいますね。翌日、肌荒れなどを起こして、すごく後悔するんですが…(笑)。

 

◆実際に月読くんが現れて、夜食を作ってくれるとしたら何を作ってほしいですか?

月読くんに夜食を作ってもらうならば、次の日に肌荒れなどの影響を及ぼさない、ヘルシーな料理を作ってほしい!ちなみに、僕の食へのこだわりは、残さずに食べる!ということです(笑)。

 

◆萩原さんにとっての癒やしの時間とは?

僕にとっての癒やしの時間は、圧倒的に睡眠です!目覚ましをかけずに、好きなだけ眠れるという時間が、今の僕の最高の癒やしなんです!

 

◆視聴者へのメッセージをお願いします。

今作が放送される土曜日の夜というのは、1週間の中でも、自分を許してもいい時間なのかなと思うんです。このドラマが、視聴者の方の自分に優しくなれる時間になってくれればいいなと思います。放送を楽しみにしていてください!

 

トリンドル玲奈(御神そよぎ役)コメント

◆原作を読んだ感想や御神そよぎの印象は?

ジムのトレーナーとして、お仕事にとてもストイックで真面目に取り組んでいる分、自分へのケアが疎かになっていたり、食事もプロテインバーで済ませたりとかするそよぎが、月読くんの作る禁断のお夜食に救われていく姿にとても共感できました。原作漫画を拝見して、本当に演じるのが楽しみになりました!

 

◆クランクインに向けて役作りなどで準備されていることは?

実は、今作への出演が決まってすぐに、ずっと休会していたジムにあらためて通い始めたんです。そこで、女性トレーナーさんに所作などを教えていただいて、そよぎの役作りに生かせればと思っています。

 

◆主人公・月読悠河役の萩原利久さんのイメージや印象をお聞かせください。

萩原さんは、4年ほど前にドラマで共演させていただいた際は、すごくシャキッとしている大人っぽい印象があって、当時も、「私と歳が近い!?」と思ったほどなんです。でも今回、久々にお会いしたら、とっても若々しくて驚きました(笑)。フレッシュといいますか…手とかも、赤ちゃんみたいにきれいで(笑)。今回は、萩原さんのかわいらしい一面もたくさん見られるんじゃないかと、期待しています。

 

◆トリンドルさんにとっての“禁断のお夜食”とは?

私は、コンビニの納豆巻きが好きで、それが私にとっての“禁断のお夜食”でしょうか。深夜に近くのコンビニに行って買うんですが…すごくダメなんですけど、帰り道で食べてしまうんです(笑)。誰にも見られてはいけない瞬間ですよね…禁断の食べ方です(笑)。

 

◆実際に月読くんが現れて、夜食を作ってくれるとしたら、何を作ってほしいですか?

すごくおいしくて大好きな天ぷらうどんのお店があるのですが、少し場所が遠いんですよ。ですので、そこのお店そっくりのとり天とちくわ天のうどんを再現してほしいですね(笑)。

 

◆トリンドルさんにとっての癒やしの時間とは?

私にとっての癒やしはズバリ食べること!だから、月読くんが食に関して大事にしている部分は、すごく共感できるんです。

 

◆視聴者へのメッセージをお願いします。

そよぎは、仕事や生活で疲れ果てている時に月読くんが現れて、そこから徐々に変化していきます。実際に観てくださる方も、1週間の疲れが取れて、ふっと心や体が軽くなるような気持ちになっていただければうれしいです。そよぎと一緒に、皆さんも癒やされるように、頑張りたいと思います!

 

アサダニッキ(原作者)コメント

『月読くんの禁断お夜食』ドラマ化のお知らせをいただいた時は、本当に驚きました。純朴さと色気を併せ持つ萩原利久さんと、愛すべきキュートさにあふれたトリンドル玲奈さんが月読とそよぎを演じてくださるなんて、こんなにうれしいことはないです!萩原さんのエプロン姿や大きくて美しい手が包丁や菜箸を持つところを拝見するのが今から楽しみで楽しみでたまりません。

 

週末の夜のひと時、視聴者の皆さまの心とおなかに染みるドラマになりますように。

 

番組情報

『月読くんの禁断お夜食』

テレビ朝日系

2023年4月スタート

毎週土曜 午後11時30分~深夜0時

=LOVE、新体制への思いを語る「みんなで支え合いながらイコラブらしい愛や笑顔を届けていきたいです」

=LOVE

 

今年1月13日に開催されたコンサートをもって齊藤なぎささんが卒業し、新体制となった=LOVE。ニューシングル「この空がトリガー」は王道の青春ソングで、YouTubeで公開されたMVの再生回数は2月末現在で452万回を突破し注目を集めている。そんな本作のお気に入りポイントやMV撮影の裏側などについて、音嶋莉沙さん、齋藤樹愛羅さん、髙松瞳さん、山本杏奈さんに聞きました。

 

◆「この空がトリガー」はかなわぬ恋の切ない気持ちをつづった王道青春ソングです。皆さんはどのタイミングで初めて聴かれたんでしょうか?

山本杏奈:確かスペイベ(スペシャルイベント)のときだったと思います。楽屋に集合して、みんなで一緒に聴きました。

髙松瞳:聴き終わってから「久しぶりの王道アイドルソングが来たね~」って話して。

齋藤樹愛羅:ずっとやりたいと思っていた曲調だったから、うれしかったよね。

音嶋莉沙:そうだね。ここ最近は切ない曲やラップパートがあるようなポップな曲が多かったので、初心に返ったような気分でした。

=LOVE・音嶋莉沙

 

◆楽曲やMVのお気に入りポイントを教えてください。

山本:私は間奏で3人ずつに分かれて踊るダンスパートが好きです。私・瞳・(諸橋)沙夏のチーム、(大場)花菜・樹愛羅・(野口)衣織のチームがカッコよく踊った後に、みりにゃ(大谷映美里)・莉沙・(瀧脇)笙古がかわいく踊っていて。それぞれの個性が出ているなと思います。

音嶋:私もそこが好きです! レッスンのときに振り付け師さんから「最近の=LOVE(以下、イコラブ)はカッコいいもかわいいも兼ね揃えているから、両方の魅力をこの間奏に取り入れたい」というお話を聞いて。3チームともカッコよく踊ってしまうと全体的にクールな印象になってしまうので、私たちのチームはかわいらしさを全面に出してみました。曲だけでなく、振り付けでも今のイコラブが表現されているんじゃないかなと思います。

樹愛羅:私はイントロでメンバーが集まって、隣の人の腕をなぞるような振り付けがお気に入りです。今までにない振りで新鮮でしたし、イントロの音と相まって儚さが感じられてすてきだなと思います。

髙松:私はBメロで莉沙が歌っている「切り離す」のところが好きです。歌い方と声がかわいくて、何回も聴き返したくなります。

音嶋:え~! うれしい! 突然名指しで褒めてもらえてびっくりした(笑)。そう言ってもらえると自信になるよ。

髙松:すごくかわいかったよ!

 

◆ダンスシーンはもちろん、ストーリー仕立てのパートも見どころですよね。

山本:そうですね。衝撃的な展開もあって、初めて見たときは一本の映画を見終えたような感覚でした。

髙松:ソロシーンに関してはどんなふうに撮ったのか分からないメンバーもいたので、「こんなことやってたんだ!」という驚きもありました。

音嶋:私は本を選んでいるときに男の人と手が触れるシーンを撮影したんですが、普段の生活では起こりえないことだったので貴重な経験ができてうれしかったです。少女漫画のワンシーンのようでドキドキしました。

=LOVE・齋藤樹愛羅

 

◆実際にMVのような出会いがあったらいいなと思いますか?

音嶋:憧れはあります。私は、みんなが「そんなことされたら恥ずかしい」と思うようなキザな行動をされたい派なんです。例えば、お城の前で跪いてプロポーズされたりお姫様抱っこされたりとか。みんなは「そういうのはいい」「大丈夫」って言うんですけど…。

音嶋以外:大丈夫です(笑)。

髙松:莉沙はレベルが違う!(笑)

山本:根っからの姫だからね。

樹愛羅:でもそのシチュエーションが似合うのも、莉沙ちゃんだからだと思う。

山本:私はカフェ店員の役だったんですが、商品を渡したあと相手が帰っていく寂しさを手だけで表現するのが難しかったです。一瞬だけ映っているんですが、あらためて見返すと全然だめだなと反省したりもして。まだまだ表現力が足りないなと思いました。

髙松:私は喫茶店でオムライスを食べるシーンで、一度にたくさん頬張ろうとして口が大きく開きすぎてしまったみたいで。監督さんから「口が大きすぎるから、もうちょっと小さい口で食べて」と言われてしまいました(笑)。一瞬映っているのでよかったら探してみてください(笑)。あと、その喫茶店には樹愛羅もいて。二人でゲームをしたのも思い出です。

樹愛羅:あぁー、やったね! 面白かったです(笑)。私はバスの中でパスケースを拾ってもらうシーンがあったんですけど、驚く演技がぎこちなくなってしまって。一緒のシーンだった(佐々木)舞香ちゃんと衣織ちゃんの演技を見て、二人ともすごいなーと感心してしまいました。

髙松:樹愛羅のリアクションもかわいかったよ!

樹愛羅:ありがとうございます(笑)。

 

◆今年1月にはグループのメンバーとして活躍していた齊藤なぎささんが卒業されて、新体制となって初のシングルでもあります。率直なお気持ちはいかがですか?

樹愛羅:今まで5年間一緒に活動してきたなーたん(齊藤)が卒業して、そばにいないのが未だに信じられないくらい正直すごくさみしいです。でも残った私たちはなーたんの想いも背負って活動しているので、とにかく今はやるしかないなと思っています。なーたんのファンだった方も、なーたんがいた思い出の場所としてずっと見守っていただけるように、全力で頑張っていきたいです。

髙松:樹愛羅と同じで、私も「寂しい」というのが本音です。でもなー(齊藤)は私たちのこと応援してくれているし、私たちもなーのことを応援しているので。離れていても気持ちは相思相愛だし、以心伝心です。卒業コンサートを終えて、気持ちを切り替えてまた新たなスタートを切ることができたので、これからも明るく前を向いて活動していけたらなと思います。

音嶋:新体制となってすぐにこうして新しいシングルをリリースさせていただけることもありがたいですし、今までにないまた新しい私たちの姿をお見せできるんじゃないかなと思っています。これまでなーたんと過ごした日々の中で学んだことを生かして、より魅力的なパフォーマンスをしていきたいです。

山本:卒業という大きな決断をして新たな一歩を踏み出すのはとても勇気のいることだと思うんです。夢に向かって進んでいくなぎさの気持ちを背負いながら、みんなでさらなる高みを目指していきたいと思っています。現に、今回センターを務める舞香も私たちを引っ張ってくれていますし、みんなで支え合いながらイコラブらしい愛や笑顔を届けていきたいです。

=LOVE・髙松瞳

 

◆最近ではメディア露出も増加し、今まで以上に皆さんへの注目度が高まっているのではないかと思います。新たに=LOVEの存在を知る方も多いと思いますが、そんな方々にお薦めしたい楽曲を教えてください。

山本:え~! なんだろう? 迷うね!

音嶋:いっぱいあるもんね…。

山本:いろんな楽曲があるからこそいろんなイコラブを知ってほしいけど、私は「あの子コンプレックス」を披露させていただいたときに、メンバーのことを客観的に見て“本当に歌がうまいな!”って思ったんです。もしかすると、見てくださる方の中にはアイドルは歌の印象があまりない方もいらっしゃると思いますが、「あの子コンプレックス」は私たちの武器でもある歌やパフォーマンス力を見せられる曲だと思うので、そこを入口にしていろんな曲を聴いてほしいなと思います。

樹愛羅:私は王道だけど「青春“サブリミナル”」ですね。明るいメロディーがどんな方にも刺さる楽曲だと思っています。あと、c/wではメンバー一人ひとりの個性にフィーチャーした楽曲があって。例えば莉沙ちゃんだったら「お姫様にしてよ!」、瞳ちゃんだったら「僕のヒロイン」とか。MVも全楽曲作っていただいているので、目でも楽しんでいただけると思います。

音嶋:私は「ウィークエンドシトロン」です。アップテンポなメロディーが耳に残るさわやかな楽曲で、私自身も大好きなんです。イスを使ったパフォーマンスやフワちゃんさんが作詞してくださったラップなど、この一曲にたくさんの要素が詰まっているのでいろんな面を見ていただけるはずです!

髙松:私は「Be Selfish」ですね。この曲は“自分らしく、ありのままでいいんだよ”というメッセージが込められた楽曲で、私自身も歌っていてすごく背中を押されます。ファンの方からも「この曲を通して“私は私のままでいいんだよ”ということをイコラブちゃんが教えてくれて、自分に自信が持てた」と言ってもらえました。まさに私たちが伝えたかった思いが届いた瞬間だなと思いましたし、あらためて曲の意味を感じた出来事だったので、より多くの方々の心に届くといいなと思っています。

=LOVE・山本杏奈

 

◆先程はお薦めの楽曲を教えていただきましたが、最後に数多くいるアイドルの中で自分の“推しポイント”を教えてください!

髙松:はい! 私は“友達感覚で一緒に盛り上がれる系アイドル”。

樹愛羅:おお~! キャッチコピーみたい!

髙松:私、基本テンションが高くてうるさいんです(笑)。どのくらいかと言うと、オンラインイベントのときに隣の人たちにも私の声がはっきりと届くくらい(笑)。ファンの方も私に似たのか、明るくてにぎやかな人が多いです。

音嶋:確かに(笑)。どこからか瞳ちゃんの話している声や笑い声が聞こえてくるよね(笑)。でもその明るい雰囲気が楽しそうだし、こういう友達がいたらいいなって思うよ。

髙松:でしょ~? 初対面の人もウェルカムです! ちょっと元気出したいな、一緒に盛り上がりたいなという人は、ぜひ一度私のイベントに遊びに来てください!

山本:私は“人生相談乗るよ系アイドル”で。

樹愛羅:○○系アイドル縛りで行くんだね(笑)。

山本:うん(笑)。普段、オンラインお話し会とかSHOWROOMでファンの方が「仕事でこういうことがあったんだけど…」っていう悩みを話してくださることが多くて。アイドルって、笑顔や元気を届けるお仕事だと思うので、私も相談に乗りながら何か少しでも自分の経験やアドバイスを話して、皆さんの背中を押せたらいいなって。

髙松:杏奈は話しやすい空気感が醸し出ているもんね。

音嶋:うんうん。頼りになるしね。これを公言したら、これからもっとたくさんの悩みが来るんじゃない?

山本:全然OK! 待ってます!

樹愛羅:じゃあ、続けて言っちゃいます! 私は…“何が起こるか分からない系アイドル”で。

山本:かわいい!(笑)

樹愛羅:私のファンの方は、若い方とお母さん世代の方が多いんです。年齢が近い子とはクラスメートの感覚でフランクに話して、お母さん世代の方々はやさしく見守ってくださるので、皆さんの優しさに甘えつつ、どうすればもっと楽しんでもらえるのかなというのを模索しているところです。なのでこれからどんなふうに変わっていくのか、楽しみにしていただけたらいいなって。あと、ときどきムチャブリをされることもあるのですが、リアクションが斜め上だったと言われるので(笑)。そういう意味でも何が起こるか分からないと思います!

音嶋:ワクワクするね(笑)。私は“独占欲強め系アイドル”です。コロナ禍でファンの皆さんと直接会える機会が少なくなってしまったことをきっかけに、独占欲が強くなってしまって。例えば私のファンの方々が、他のメンバーのSHOWROOMでコメントをしているのを見ると“私だけを見て!”って思っちゃうんです。Twitterのリプも私だけに送ってほしいくらい。

髙松:かわいいじゃん!

音嶋:ちょっと重いかもしれないけど、皆さんのことが好きだからこその愛情の裏返しなので…。重くても、応援してもらえたらうれしいです!

山本:この4人だけでも全然違う○○系アイドルがそろったね(笑)。こんな感じで=LOVEは十人十色の個性があふれているので、ぜひ気になるメンバーを見つけてみてください!

 

PROFILE

音嶋莉沙
●おとしま・りさ…1998年8月11日生まれ。福岡県出身。B型。

 

齋藤樹愛羅
●さいとう・きあら…2004年11月16日生まれ。栃木県出身。B型。

 

髙松 瞳
●たかまつ・ひとみ…2001年1月19日生まれ。東京都出身。AB型。

 

山本杏奈
●やまもと・あんな…1997年11月30日生まれ。広島県出身。A型。

 

リリース情報

=LOVE 13thシングル
「この空がトリガー」
発売中

 

●text/矢嶋咲良

#ババババンビ オサレカンパニー製作の衣装を着た新ビジュアル公開!「過去1番の激盛れをしててびっくり」

#ババババンビ

 

ゼロイチファミリア所属のアイドルグループ・#ババババンビが、新衣装を着用したビジュアルを公開。メンバーからのコメントが到着した。

 

今回の衣装製作を手がけたのは、オサレカンパニー。AKB48や=LOVEなどのほか、2.5次元舞台の衣装など、さまざまなアーティスト・タレントの衣装製作・スタイリング・ヘアメイクを行なっている。

 

そんなオサレカンパニーが、#ババババンビ の衣装を手がけるのは今回が2回目。メンバー7人のカラーとくすませ小花柄をモダンに仕上げたデザインとなっている。本衣装は、3月から全国4か所で開催する4大都市ツアー「馬鹿騒ぎ天下布武」でお披露目されるとのことだ。

 

今回の発表に際して、メンバーは「バンビは新しい衣装を作ってもらうたびにメンバー誰かの過去最高を更新するんです。今回も過去最高! を更新するメンバーが続出で、まだお披露目してないですがメンバーお気に入りの新衣装となりました!」と喜びを語った。

 

#ババババンビ コメント

#ババババンビ

 

#ババババンビとして2度目のオサレカンパニーさんの衣装、簡単に作ってもらえるものではないと思ってるので、すごくうれしいです!
今までもそうなんですが、バンビは新しい衣装を作ってもらうたびにメンバー誰かの過去最高を更新するんです。今回も過去最高! を更新するメンバーが続出でまだお披露目してないですが、メンバーお気に入りの新衣装となりました!

 

小花とメンバーカラーがおしゃれに散りばめられ、ライブでのパフォーマンスの時も衣装の華やかさがしっかりと伝わる有能衣装です!
宣材撮影で初めて写真撮影したんですが、メンバー全員、過去1番の激盛れをしててびっくりしました。

 

東名阪福の4大都市ツアーからお披露目していくので、来場していただく方はもちろん、お越しになれない方などにもSNSで衣装の素晴らしさを伝えていければと思います!
オサレカンパニーさん、茅野しのぶさん、今回もすてきな衣装ありがとうございました!

 

WEB

公式サイト:https://babababambi.com/
公式Twitter:https://twitter.com/babababambi01
オサレカンパニー:https://www.osarecompany.com/

 

清野菜名が1年半ぶり地上波連ドラ出演!初の岡田惠和作品で新境地に挑む『日曜の夜ぐらいは…』

『日曜の夜ぐらいは…』©ABCテレビ

 

清野菜名が主演を務めるドラマ『日曜の夜ぐらいは…』(ABCテレビ・テレビ朝日系全国ネット 毎週日曜 午後10時~)が、4月クールで放送決定。それに先駆け、清野と脚本を手掛ける岡田惠和からコメントが到着した。

 

4月より、ABCテレビが“日曜よる10時”から全国ネットの連続ドラマ枠を新たにスタート。今を懸命に生きるすべての人たちへのエールを込め、週末の夜、翌日から始まる1週間を前向きに迎えられるようなドラマをラインナップする。

 

その第1弾となる4月クールは、岡田惠和のオリジナル作品『日曜の夜ぐらいは…』。主演に清野菜名を迎え、「人生とは、家族とは、愛とは」をテーマに、ハートフルなドラマをおくる。

 

清野は現在28歳で、19歳で出演した映画「TOKYO TRIBE」でのアクションシーンが話題となり、女優として注目を集め、その後も数々の作品で体当たりの演技に挑戦。知名度を獲得するとともに、着実に実績を積み上げてきた。

 

昨年夏に公開された、人気漫画の実写化映画「キングダム2 遥かなる大地へ」でも華麗な剣術を披露。その分野では他の追随を許さない存在感を放ち続ける一方で、黒柳徹子の自伝的ドラマ『トットちゃん!』では主演として高評価を得るなど、1つのカテゴリーに留まることなく精力的な活躍を続けている。

 

そんな清野が初めて岡田脚本に取り組む本作では、派手な身体表現を封印。やりたいことではなく、やらなければならないことで日常が埋まっていく暮らしに身を置き、抱えた屈託は心の奥底にしまい込んでいる、振り向けばそこにいそうな等身大の女性像と向き合っていく。

 

発表に当たり、清野は「この1年半、自分にも大きな変化があった中での出演作になりますし、期間が空いたということで緊張している面もありますが、脚本を読んでからは、緊張を越えて期待のほうが大きくなっています。このすてきな作品で、岡田さんの世界観にたっぷり浸れることを楽しみたいと思います」と意気込みを寄せている。

 

清野菜名 コメント

『日曜の夜ぐらいは…』©ABCテレビ

 

◆新ドラマ枠1作品目の主演となりますが、出演が決まった際の率直な感想は?

日曜よる10時の新しいドラマ枠に、トップバッターとして挑戦できることがとてもうれしかったです。ただひたすら楽しく演じていけたらいいなと率直に思いました。

 

◆演じられるのはどのような役どころでしょうか。またどういったところを意識して演じたいですか?

演じる岸田サチは、身近にいそうな等身大の20代の女性です。平凡な毎日をただ生きていて、お金も趣味もなく、友達もいなくて、車イス生活をしている母と2人暮らしをしていますが、その中で、かけがえのない友情と出会い変化していく様子が描かれます。
性格的には、自分の感情を表現することが苦手で、とても不器用な子。そうした部分を私自身が深く理解して、繊細に演じていけたらいいなと思っています。最近の出演作では日常とかけ離れた役が多く、リアルさを追求するような作品は久しぶりになるので、その点も楽しみにしています。

 

◆脚本は岡田惠和さんとなります。脚本を読まれた感想はいかがでしょうか。

これまで、友情について改まって深く考えたことはなかったのですが、脚本を読ませていただいて、何気ない会話でも友達同士だと盛り上がったり爆笑し合えたり、相手のことを自分のことのように喜べたり悲しんだり怒ったり…。そういう関係性がとてもすてきで、友情って改めて本当にいいものだなと感じることができました。まだ数話ではありますが、脚本を読めば読むほど心が温まっていく感覚があって、すごく優しい気持ちになれる作品だと感じているので、視聴者の方にも日曜のよる10時に、心を温めにきてほしいなと思っています。
演じる上では、友情に基づいた会話劇になるので、共演するみなさんとコミュニケーションをしっかり取って、せりふを超えたものを表現できたらいいなと思っています。そのためにも、お稽古はいっぱいしたいです!

 

◆1年半ぶりの地上波連続ドラマの出演となりますが、意気込みをお聞かせください。

この1年半、自分にも大きな変化があった中での出演作になりますし、期間が空いたということで緊張している面もありますが、脚本を読んでからは、緊張を越えて期待のほうが大きくなっています。このすてきな作品で、岡田さんの世界観にたっぷり浸れることを楽しみたいと思います。

 

岡田惠和 コメント

ABCさんの新枠第1弾を任せていただきとても光栄です。そして、清野菜名さんと初めてタッグを組ませていただきます。強くてしなやかで、美しく親しみのあるお芝居をされる俳優さんです。「キングダム2 遥かなる大地へ」のキョウカイ役も、「耳をすませば」の雫役もどちらもすてきなのはすごいなぁと、昨年は思っておりました。
日常という戦場で、誰に褒められるわけではないけど、しっかりと逃げずに踏ん張って戦い続ける女性たちの物語です。そんな女性たちに神様はちょっとしたプレゼントをしてくれます。だからきっと大丈夫。ささやかだけど、視聴者の皆さんと共に今を生きる活力になるような物語を、丁寧につむいでいきたいと思っています。

 

番組情報

『日曜の夜ぐらいは…』
ABCテレビ・テレビ朝日系全国ネット
2023年4月スタート
毎週日曜 午後10時~

番組公式HP:https://www.asahi.co.jp/drama_22_abctv/

アイドルになるために上京! レオナエンパイアの強固な信念とWACK愛【豆柴の大群の新メンバーインタビュー】

人気バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系)から生まれたアイドルグループ、豆柴の大群。異色すぎるオーディションを経て合格したのは、アイカ・ザ・スパイ・ナオ・オブ・ナオ、ミユキエンジェル、ハナエモンスター、カエデフェニックスの5人。クロちゃんがアドバイザーとなりスタートを切った彼女たちだが、結成3年目でカエデが脱退することに。同時に新メンバーオーディションが開催。過酷な合宿を経てメンバー入りしたのは、「絶対にアイドルになりたい」という信念を持つレオナエンパイアさんでした。

 

(構成・撮影:丸山剛史/執筆:有山千春)

●レオナエンパイア/1998年8⽉9⽇徳島県生まれ。<特技>バレーボール、そろばん、側転、1センチがわかる<趣味>アニメ、アイドル鑑賞

 

アイドルになるので就職しません!

ーーレオナさんは、上京してからは「いつでも活動できるようにアルバイト生活をしていた」と、新メンバー合宿オーディション「豆柴の大群なりの合宿」に際するインタビューで答えています。ずっとアイドルを志していたんですね。

 

レオナエンパイア(以下、レオナ) 地元でご当地アイドルをやっていたこともあり、大学4年生の進路を決めるために企業へインターンに行ったときに、「なんか違うな」と思っていました。それで進路を提出するとき学生科に、「私、アイドルやりたいので就職しません」と宣言したんです。

 

ーーかっこいい! どんな反応でしたか?

 

レオナ 「うわーーやめてくれ……」という顔をされて気まずくなりました(笑)。

それで21年9月、4年生のときに当時のWACKオーディションに応募したんですが、面接は通過したものの落ちてしまいまして。その時点ではご当地アイドルも辞めていました。このオーディションに受かるつもりでいたので。

 

ーー決意と覚悟がはっきりとしていたのですね。そこからは、就職せずにアイドルを目指す生活を送っていたのですね。

 

レオナ 融通が効くアルバイトをやりつつ目指していました。

 

ーー「絶対にWACKさん!」という強い意志を感じますが、揺るぎなかったんですね。

 

レオナ そうなんです。WACKの考え方がすごく好きで。初めて2020年の合宿オーディションの様子を動画で見たときに、「すごいな!」と感動したんです。それで私もまずは合宿に挑戦してみたくて。

 

ーーWACKのアイドルに、というよりも、合宿に?

 

レオナ そう、歌って踊ることよりも、過酷な合宿に挑戦してみたい! という気持ちで燃えたんです。

 

ーー今回はその願いが叶い合宿に参加しましたが、まずは二次審査についておうかがいしたいです。会場にはクロちゃんとWACK代表の渡辺淳之介さんがいらっしゃいましたが、どう思いましたか?

 

レオナ とにかくびっくりしたのと、クロちゃんはテレビの印象と違い「優しい人なんだ」と思いました。みんなの書類を見ながら語りかける口ぶりから、優しさがにじみ出ているといいますか。

 

ーーレオナさんは、応募書類に添付した写真が証明写真サイズであることをツッコまれていました。

 

レオナ オーディション用の写真は基本、バストアップと全身写真が必要だということはわかっていたんですが、用意が締め切り日前日の夜になってしまったので、「小さい写真でもいいや!イケるでしょう!」と思って撮りにいったんです。そうしたら、それはダメでした(笑)。

 

ーー(笑)。でも一次の書類審査はそれで通過しました(笑)。なぜそんなにギリギリになってしまったんですか?

 

レオナ ギリギリに用意しちゃうんです……そういう性格なんです。

 

合格の連絡を無視!

ーーそして二次審査も通過されて。合格の連絡はすぐに来ましたか?

 

レオナ すぐに来たんですが、私は知らない番号からの着信には出ないんですよ。何度もかかってきてずっと無視して、番号をネットで検索しましたがなんの情報も出てこないので、そのまま何日か放置しました。それでもまだ同じ番号からかかってくるので、そこでようやく「あれ……? もしかしてWACKかな……?」と思ったんですけど、やっぱり出なくて。

 

ーースタッフの方、肝を冷やしたでしょうね(笑)。

 

レオナ そうしたらWACKから「電話に出てください」というメールが届きました。

 

ーーWACKからの電話だとは、まず思わなかったんですね。

 

レオナ オーディション会場で渡された書類に書かれた番号とは、違う番号だったので。怪しいと思ったんです。

 

ーー危機管理能力が高いですね。その時点では、ご家族やバイト先には報告しましたか?

 

レオナ 家族には言いました。ずっと応援してくれていたし、上京するときに「アイドルになるから」と言って実家を出たので。

 

ーー上京時のご家族の反応はいかがでしたか?

 

レオナ やっぱり不安そうではありました。バイトをして生活すること以外、何も決まっていない状態でしたし、一人暮らしのお金は全部自分で工面しなきゃいけなかったので。

 

ーー東京や家賃が高いですが、どうやってやりくりしていましたか?

 

レオナ コンビニは絶対に行かないようにしていました。あと、自炊が嫌いなんですが、作らないとお金がかかるので頑張って何かしら作っていました。カレーとか、もやし炒めとか。

 

222は絶対に忘れない数字

ーーそれで「合宿に参加したい」という目標を有言実行して、信念を貫く姿勢はかっこいいと思います。念願の合宿についておうかがいしたいのですが、いちばん印象に残っているのは?

 

レオナ 私がこれまで見ていた合宿オーディションとはまったく違いました。いつものWACKの合宿は、いちばん最初に歌唱審査をするはずなんです。私たちは何も聞かされずに合宿に集まったので、従来どおり歌唱審査をすると思い、合宿会場までのバスの中で歌詞を読んだりMVを観たり、いろいろ準備していたんですよ。

で、いざ蓋をあけてみたら、まず最初に体力測定で。ほんとうにびっくりしました。「これから何が始まるんだろう!?」とドキドキしたことが印象的でした。

 

ーーそんな意外な展開だったんですね。モモチ・ンゲールさんは「デスソースが大変だった」と話していました。

 

レオナ そうなんですね。私は意外とイケました。今までの合宿動画を観て「水を飲んだらいけない」とか「噛まないほうがいい」とか予習をしていて、その通りにやりつつ、アイカさんが同じグループだったので教えてもらいながら食べたら、意外と完食できました。

あ! でも、トイレのとき死んだかも……。

 

ーーどうなるんですか……。

 

レオナ もうやばいです。あんなの初めて。痛いし、熱いんですよ。

 

ーー壮絶ですね……。

 

レオナ あと私は、3日目に順位が下位になり、脱落しそうになったんです。翌日の最終日はパフォーマンス審査があると聞いていたし、やっぱりパフォーマンスを見せるところまではいたかった。だから絶対にここで落ちて帰るわけにはいかなかったんです。

脱落を免れるためには、最終日の朝にスクワットをやってその回数で上位に食い込めばいいのですが、3日目の夜にひとりでトイレで練習して、動きやすいズボンを履いて、真剣に挑みました。結果、222回達成して脱落を免れて。222は、絶対に忘れない数字です。

 

ーー食らいつく姿勢が思い浮かびます。クロちゃんや渡辺さんから言われた言葉で、覚えているものはありますか?

 

レオナ ハナエさんやミユキさんたちとグループでパフォーマンスをするときに、クロちゃんから「レオナは前世があるんだから、もっと出来ると思っていた。現メンバーを食う勢いでやってほしかった。『ここまでやったら誰かが褒めてくれる』と、レオナは思っているよね」と言われたんです。

確かにそのとき、そんな自分に気づいていたけど、気づかないふりをしていた。その「気づかないふりをしていた自分」の存在を知ることができました。

ほかにも「自分で限界を決めちゃっている」とも指摘してくれて。そのとき、「せっかくここまできたのに、自分、やらないでどうするんだ!」と悔しくなって泣いてしまいましたね。

それを経て最後のパフォーマンスで「見ていてください」と言って、自分の変化を見せることを意識して挑みました。スクワットのあとだから足が上がらない状態だったんですが、パフォーマンスをしているときは痛さを忘れるくらいにのめり込んで、「変わった姿を見せられたんじゃないのかな」と少しだけ自信を持つことができたんです。

 

ーーパフォーマンスについて、渡辺さんが高評価をしていましたよね。

 

レオナ 「キレイにまとまっていたわけではないけど、心を打たれた」と言ってくださってうれしかったです。

 

崖っぷちの状況での合格。そして……

ーーそして12月17日、東京・ヒューリックホールでのライブ「WE MUST CHANGE TOUR FiNAL」で合格発表が行われることになりましたが、合宿後からそれまでは、どんなふうに過ごしましたか?

 

レオナ 普通にバイトしていました。朝からフルで。

 

ーーそして当日、合格者のひとり目として名前を呼ばれました。

 

レオナ 「やっとここまで来たか……」という安心感で、感無量でした。年齢的にあとがない状況で受けましたし、ずっとWACKのアイドルになりたかったから。WACKのアイドルって、以前は応募要項が28歳くらいまででしたが、今は24歳までなんです。来年には23歳に下がる可能性もあるかもしれない……と考えたら、もうあとがなかった。

「これが最後だ」と賭ける気持ちで合宿に挑んでいたんです。今までのバイト生活では先が見えない状況でしたしね。「来年は24歳……このままこれが続いていくのかな」という思いがよぎると、そのたびに怖くもなりました。だからほんとうに安心したんです。

 

ーーこういった状況にいると自暴自棄になってしまう人もいるかと思いますが、信念を貫いて誠実に生きる姿は尊敬します。どうやってバランスを保っていたんですか?

 

レオナ 私は「アイドルになりたい」しか考えていませんでしたが、それって「絶対にこの会社に就職したい」という感覚と同じなんですよね。特定の企業の社員か、アイドルか、の違いで。はたから見ると「アイドルになりたい」は、そう思わない人にとっては理解できないかもしれませんが、夢を追う気持ちは誰しも同じだし……と思ってモチベーションを保っていました。

 

ーーネガティブな自分とは、どう付き合っていましたか?

 

レオナ 私はネガティブになると部屋で泣くタイプで、もう涙が枯れ果てるまでめちゃくちゃ泣き尽くして、解消します。それで寝たら治る、とわかっているので、泣いたらすぐ寝るようにしています。

 

ーー自分のコントロールの仕方を知っているんですね! 大人……!

 

レオナ (笑)。あとは、カラオケでめちゃくちゃ歌うとか。発散方法はだいたいわかっているんです。

 

ーーバイト仲間には、豆柴の新メンバーになったことはいつ報告したんですか?

 

レオナ 自分からは伝えず、Twitterで流れているのを見て知ってくれていた子が「受けていたんだ。応援しているね!」と言ってくれたりして、正式に伝えたのはバイトを辞めるときです。

バイトを急に辞めることになってしまい申し訳なかったのですが、みんなすごく喜んでくれました。控室に「レオナさんが豆柴の大群オーディションに受かりました!」という張り紙を貼ってくれたりもしました。

 

ーー地元の駅に「○○高の○○さん、オリンピック出場おめでとう!」と垂れ幕が出る感覚ですね。

 

レオナ そんな気分でした(笑)。送別会もしてくれて「おめでとう」と送り出してくれて。ほんとうにありがたかったです。

 

ーーご家族はいかがでしたか?

 

レオナ 合宿オーディションのニコ生配信を、ほぼずっと見てくれていたみたいで、めちゃくちゃ喜んでくれました。たぶん、親が見たことがない姿がいっぱい映っていたと思うんですが、恥じらいはありませんでしたね。

 

もっとみんなの魅力を前に出したい!

ーーその後、1月6日にお披露目ライブ「豆柴の大群のりりりスタート」が開催されました。

 

レオナ 練習期間は3週間くらいで、すべて体に叩き込んで、気の抜けない毎日でしたね。練習の合間にレコーディングもあるし、寝る間もないし、「24時間じゃ足りない!」とずっと思っていました。

 

ーーファンの方々の前に立った瞬間は、いかがでしたか?

 

レオナ 始まる前は、どっしりと構えてくれるオリジナルメンバーがいてくれたのでまったく緊張しなかったんですが、モモチがめちゃくちゃ緊張していて、なんかヒィヒィ言っていたんですよ。それが移っちゃって、めちゃくちゃ緊張してきて。私は緊張するとお腹が痛くなるタイプで、なにも食べられなくなるし吐きそうになるんです。そんな状態で舞台に出て、すごいテンパってしまって。

でもそれは最初だけでした。3曲目くらいからは、ただただ「楽しい!」だけで、めちゃくちゃ楽しみました。

 

ーー「豆柴の一員だ」と実感した瞬間は?

 

レオナ 『豆柴の大群 -お送りするのは人生劇場-』という曲が一番好きで、何度も何度もMVを観て「豆柴を象徴する歌」だと思っていたんですが、それを自分も豆柴として歌っているとき「あ、私、すごい豆柴だ!」と実感しました。たぶんこれからも、『人生劇場』を歌うたびにそう感じると思います。

 

ーーファンの方々に伝えたい、ご自身のアピールポイントを教えてください。

 

レオナ えーっと、めげないところ! あと忍耐力、根性だけはあります。何がやってきても耐える自信があります。

 

ーーそれは今日のお話でひしひしと感じました。信念を貫きましたね。ファンの方とはもう交流があったりしますか?

 

レオナ この前、初めてファンレターをいただきました。高校生くらいの女の子なんですが、2、3枚綴りで、「レオナちゃんに悩みがあっても、大丈夫だよ!」「なにかがあったら、私がやっつけにいくからね!」と、すごくポジティブなことを書いてくださっていて。感動しかなかったです。メンバーの前で読んでいたので、泣きそうになったのをぐっと堪えました。

「豆柴は、こういう方たちが応援してくれるんだな。私たちのそばにいてくれるんだな」と思って、嬉しさと心強さを教えてくれたこの手紙は、一生大切にしようと思います。

 

ーー今、手紙はどこにありますか?

 

レオナ バッグに入れたり、今は机の上です。何度も読み返したいからすぐに読めるように。いつも励まされています。

 

ーー最後に、今後の目標を教えてください。

 

レオナ みんなと力を出し合って、東京ドームに立ちたいです! あと、もっとみんなの魅力を前に出したいんですよ。みんなの楽屋での面白い姿とか、知ってほしいんです。だから常々動画や写真を撮っているんです、いつかどこかに出せるように。

 

ーーファンというか、マネージャーのような動き!(笑)率先してやっているんですか?

 

レオナ 元々モモチがよく撮るタイプで、「私も撮っていこう」と意識してみんなの魅力的な姿を撮っています。

 

ーーこれまで見た、「このメンバーのここがイイ!」という姿は?

 

レオナ 今思い浮かんだのは、ナオさん! 私は合宿のとき一度も同じチームにならず、話す機会がなかったんです。それで実際お喋りしてみたら、声がキレイで可愛くて! そういう一面を知らない方がいたら、絶対に知ってほしい  仕草も可愛いんです!

 

ーーヲタ目線でいいですね(笑)。

 

レオナ 新メンバーという立場だからこそ、私たちが発見したみんなの魅力も発信していきたいです。

 

ーーレオナさん個人としての目標は?

 

レオナ MCなどでしゃべるのが苦手なので、たくさん本を読んで語彙力を身につけて、しゃべれるようになりたいです!

 

 

【information】

「MAMEQUEST」

【初回⽣産限定盤】BOX仕様CD+Blu-ray+写真集/1万1000円 (税込)

新⽣⾖柴の⼤群始動︕3rd Album「MAMEQUEST」リリース︕
新メンバーレオナエンパイア、モモチ・ンゲールを迎えた6⼈体制初のアルバム︕
Blu-rayには昨年12⽉17⽇にヒューリックホール東京にて開催された「WE MUST CHANGE TOUR FiNAL」のライブ映像+副⾳声&ツアードキュメンタリー映像を収録︕

畑 芽育「人生においてターニングポイントとなる作品だと思っていますし、純粋に嬉しいです」『なのに、千輝くんが甘すぎる。』

亜南くじら原作の人気コミックを実写映画化した『なのに、千輝くんが甘すぎる。』(3月3日公開)で、なにわ男子の高橋恭平さんが演じる学校一のイケメン男子・千輝と、ひょんなことから「片想いごっこ」を始めるキュートなヒロイン・真綾を演じる畑 芽育さん。今要注目の彼女に、撮影でのエピソードやハマっているモノについて聞きました。

 

畑 芽育●はた・めい…2002年4月10日生まれ。東京都出身。最近の出演作に映画『99.9 -刑事専門弁護士- THE MOVIE』『森の中のレストラン』、ドラマ『純愛ディソナンス』『まんぞくまんぞく』『Get Ready!』など。自身21歳の誕生日4月10日(月)に『畑芽育1st写真集(タイトル未定)』が発売。TwitterInstagram

 

【畑 芽育さん撮り下ろし写真】

お話をいただいてから今日まで、この作品のことを考えなかった日は一日もない

──これまでも「女子高生の無駄づかい」「荒ぶる季節の乙女どもよ。」などの学園ドラマに出演されてきましたが、本作は少女マンガの映画化でのヒロイン役です。

 

 最初にお話をいただいたときは、「嘘でしょ? ドッキリでしょ?」と思いました。中学時代、毎月のように少女マンガ原作の映画を観に行っていましたから。その気持ちは、今も変わっていなくて(笑)、どこか夢見心地というか、フワフワしているんです。その一方で、お話をいただいてから今日まで、この作品のことを考えなかった日は一日もなくて、撮影が終わった後も、「どうしたら盛り上げられるか?」といったことを考えています。それだけ、人生においてターニングポイントとなる作品だと思っていますし、純粋に嬉しいです。

(C)2023「なのに、千輝くんが甘すぎる。」製作委員会 (C)亜南くじら/講談社

──最初に、原作や台本を読んだときに感想は?

 

 物語が真綾ちゃん自身の目線で描かれて、どこか空回りしてしまったり、おてんばだったり、いろんな真綾ちゃんがいて、いつもひたむきなところが「とても真面目な女の子だなぁ」と思いました。そして、「原作の真綾ちゃんに少しでも近づけたら?」という強い思いもありつつ、二次元のモノを三次元にするための難しさを感じました。それで観ている人に共感してもらえる甘すぎない、やりすぎないキャラクターにしようと心掛けました。

 

同じ目標を持つ仲間同士、チーム一丸となって作り上げた感じがします

──これまで『ただ、君を愛してる』『僕の初恋をキミに捧ぐ』などのラブストーリーを多く手掛けてきた新城毅彦監督のアドバイスや演出は?

 

 新城監督からは、やはり私がちょっとぶりっ子というか、可愛すぎるというキャラクターを作っていたことを指摘されました。そして、台本読みやリハーサルを重ねていくことで、徐々に真綾ちゃんが作られていきました。私自身、コミカルなお芝居が好きなので、監督から「この映画はラブコメディだから、もっとコミカルに演じていいよ」と言っていただいたときは嬉しかったです。あと、シーンごとに監督の元に駆け寄って行って「ここはこんな感じで大丈夫ですか?」と、コミュニケーションをたくさん取らせてもらいました。そんななか、首の角度や目線など、自分では気づかなかったお芝居のクセみたいなものを直すことができました。

 

──現場での撮影エピソードについて教えてください。

 

 千輝くん役の高橋(恭平)さんが率先して話しかけてくださるなど、座長として引っ張ってくださるなか、女優が本業の私も引っ張っていかなきゃと思っていたんですが、いざ現場に入ってみると、役のことしか考えられず、あまりリーダーシップを取ることができなかったんです。周りの方に支えられながら、同じ目標を持つ仲間同士、チーム一丸となって作り上げた感じがします。それだけ和気藹々とした現場で、クランクアップのときには、高橋さんと板垣(李光人)さんと莉子ちゃんに、ちょっとしたプレゼントと一緒に、感謝を述べたお手紙を書かせていただきました。

 

末っ子なので、できれば甘すぎるのがいいくらいです(笑)

──そんな仲良しの高橋さんや板垣さん、莉子さんの最初の印象は?

 

 高橋さんは、なにわ男子というアイドルをやられている方なので、とてもオーラがあって、そのキラキラに負けちゃいそうな気がしました。でも、実際にお話しすると、関西弁で気さくな方でした。板垣さんも誰も近づけないようなオーラがすごくて、「絶対に仲良くなれない!」と思ってました(笑)。すぐ仲良くなれた莉子ちゃんと「板垣くんとどんな話していいか分からない!」と言っていたほどですが、実はお互いオタク気質なところが似ていて、今ではよく好きなK-POPについて話しています。莉子ちゃんの最初の印象は「わ、ホンモノのギャルだ!」でしたが、「芽育ちゃんとずっと共演したかったんです!」という一言で心掴まれちゃいました(笑)。

 

──完成した作品を観て、お好きなシーンは?

 

 真綾ちゃんのシャツが水に濡れて下着が透けそうになったとき、千輝くんが自分のブレザーを差し出してくれるシーン。突然のアクシデントにちょっとドギマギしている感じとか、その後の「着ないなら、無理矢理着せるけど」という強引なセリフにキュンときました。私は末っ子なので、ツンデレされるよりは優しくしてほしいですし、できれば甘すぎるのがいいくらいです(笑)。

 

どこかでTOになりたい気持ちが芽生えてくるんです

──畑さんと真綾が似ているところ、似ていないところについて教えてください。

 

 いただいた役を全力でやらせてもらっているので、真綾ちゃんの何に対しても、全力で挑む姿勢は似ているかもしれません。反対に、私は嘘がつけない性格で、すぐに顔に出てしまう方なので、真綾ちゃんのように「片想いごっこ」をしながら、好きな気持ちを隠し通すということはできないですね(笑)。もし、真綾ちゃんが私の友だちだったら、悩んでいるときに背中を押してあげたい。それだけ、いい子だと思います。

 

──現在、二十歳の畑さんですが、今後の展望について教えてください。

 

 学生時代は、すぐに「自分なんて……」と思ってしまうネガティブな性格で、お芝居に対しても自信がなく、なかなか自分が出た作品を観ることができなかったんです。でも、二十歳になったことで、日々の努力から自信をつけて現場に行こうと心掛けるようになり、出演作を観返すことの大事さにも気付きました。今回は2回観ていますが、1回目は反省点ばかりで、2回目で冷静に見ることができました。小さい頃からお仕事はやっていますが、これからも努力は絶やさず、1つひとつのお仕事を頑張っていこうと思います。そして、ドラマ「99.9-刑事専門弁護士-」でお会いした木村文乃さんのように、いつまでも物腰が柔らかく、謙虚な女優さんになりたいです。

 

──現場に必ず持っていくモノやアイテムがあれば教えてください。

 

 香水集めが趣味で20本ぐらいあるんですが、現場にも小さいモノを2、3本持っていきます。手首とかに付けるときもありますし、気分転換に嗅ぐときもあります。お気に入りは「Le Labo」というブランドのもので、特に愛用しているのは「アナザー13」。ちょっとムスク系ですが、ウッド系とかも好きですね。その日の気分や現場ごとに、香水を変えるのも楽しいです。あと「ちいかわ」に、どハマりしてしまって、今も携帯にステッカーを貼っていますし、寒いので腹巻きしています(笑)。部屋中、ちいかわだらけになので、お母さんに「そろそろやめたら?」と言われています。私、好きになったモノには一途で収集癖がありますし、どこかでTO(トップオタク)になりたい気持ちが芽生えてくるんですよ。

 

 

(C)2023「なのに、千輝くんが甘すぎる。」製作委員会 (C)亜南くじら/講談社

なのに、千輝くんが甘すぎる。

3月3日(金)より全国公開

(STAFF&CAST)
監督:新城毅彦
原作:亜南くじら「なのに、千輝くんが甘すぎる。」(講談社「月刊デザート」連載)
脚本:大北はるか
音楽:fox capture plan
主題歌:なにわ男子「Special Kiss」(ジェイ・ストーム)
出演:高橋恭平(なにわ男子)、畑 芽育、板垣李光人、莉子、曽田陵介、中島瑠菜、箭内夢菜、鈴木美羽

(STORY)
人生初の告白に見事に玉砕した高校2年生の失恋女子・真綾(畑芽育)。親友の小原知花(莉子)に慰められるも、落ち込んでいるところを陸上部のエースで学校一のイケメン・千輝くん(高橋恭平)に見られてしまう。モテモテなのに周囲には塩対応な千輝くんが、なぜか真綾に提案したのは、“片想いごっこ”!

「好きな人、無理に探すくらいなら、俺に片想いすれば?」。

片想いごっこの条件は、絶対に好きにならないことと、まわりにバレないこと。好きになってはいけない約束なのに、自分にだけ優しくて甘すぎる千輝くんに、真綾の気持ちは次第に揺れ動いていく。そんな中、真綾に密かに想いを寄せるクラスメートの手塚(板垣李光人)に、秘密の関係を知られてしまう。

(C)2023「なのに、千輝くんが甘すぎる。」製作委員会(C)亜南くじら/講談社

 

撮影/干川 修 取材・文/くれい響 ヘアメイク/秋鹿裕子 スタイリスト/武久真理江

原つむぎ “令和グラドル最強最高ボディ”を大胆に露出…!「たくさん見てたくさん愛して」

原つむぎの1st写真集「つむと一緒」(竹書房)が、3月24日(金)に発売決定。本人からのコメントが到着した。

 

身長170cm、バスト101cm、ヒップ100cmで「令和グラドル最強最高ボディ」とも称される原つむぎ。2020年にイメージDVD『ミルキー・グラマー』でグラビアデビューを果たし、持ち前のスーパーボディで一躍トップグラドルに。そんな彼女が、待望の1st写真集を発売する。

 

至高のHカップをあらゆる角度から余すことなく堪能できる本書。かわいらしい笑顔とダイナマイトなヒップは健在で、これまでになかった大胆な露出と大人っぽい表情は、まさにグラビアデビューから2年経った集大成とも呼べる出来となっている。

 

ラッパーにして、名うてのグラビアディガーとしても知られる呂布カルマが本書に帯コメントを寄せており、「つむちゃん、そんなとこまで見せてくれるの??」というその言葉通り、グラビアヘッズたち垂涎の新たなクラシックの誕生と言えるだろう。

本書について、原は「普段通りの何気ない私から今まで見せてこなかった私までいろんな原つむぎが楽しめる作品です! 本当に呂布カルマさんの帯コメントの通りなのでぜひ発売を楽しみにしていて頂けるとうれしいです!!」とメッセージを寄せた。

 

原つむぎ コメント

この度、念願の1st写真集を出させて頂くことになりました!
私の写真集「つむと一緒」は普段通りの何気ない私から今まで見せてこなかった私までいろんな原つむぎが楽しめる作品です!
本当に呂布カルマさんの帯コメントの通りなのでぜひ発売を楽しみにしていて頂けるとうれしいです!!
原つむぎ1st写真集「つむと一緒」たくさん見てたくさん愛してください♡

 

書誌情報

原つむぎ 1st写真集「つむと一緒」
2023年3月24日(金)発売

 

著者:原つむぎ、小塚毅之(写真)
本体価格:3,900円
ISBN:978-4-8019-3477-1
出版社:竹書房

 

井桁弘恵インタビュー「今は夢の先を進んでいる感じ」『自由な女神』で1年ぶりドラマ主演

『自由な女神-バックステージ・イン・ニューヨーク-』井桁弘恵 ©東海テレビ

 

3月4日(土)からスタートする『自由な女神-バックステージ・イン・ニューヨークー』(東海テレビ/フジテレビ系 毎週土曜 午後11時40分~深夜0時35分)で主演を務める井桁弘恵さんにインタビュー。役の印象や共演する武田真治さんの印象などを聞きました。

 

本作は、「comipo」「DLsite comipo」「めちゃコミック」「コミックシーモア」「ピッコマ」などで絶賛配信中の『バックステージ・イン・ニューヨーク』(オーツカヒロキ/forcs 刊)を、ニューヨークから東京に舞台を移しドラマ化。

 

どこか、地方ならではの倦怠感の中、永遠に続くかのような日常があって、何者でもない自分を変えたくても何ができるわけでもない。そんな思いを抱えたヒロイン・サチ(井桁)が伝説のドラァグクイーン・クールミント(武田真治)と出会い、デザイナーを目指して上京する。

 

◆ドラマの出演が決まった時の感想教えてください。

1年ぶりに主演をさせていただけるということで、お芝居ができるというのが純粋にすごくうれしくて。以前私が主演を務めさせていただいた『メンタル強め美女白川さん』の時と同じ池田千尋監督が今回も監督をなさっています。以前ご一緒した方と、またお仕事できるっていうのはすごくうれしかったです。漫画の原作も読ませていただいて、主人公のサチは自分に雰囲気が似ているところもありましたし、お話の内容もすごく面白かったので、純粋にうれしかったというのが一番大きいですね。

 

◆役の印象はいかがですか?

サチは、自分の人生を客観的に見て諦めてしまっている。考え方が大人すぎる故に、いろいろなことを早々と諦めてしまった、自分にあまり期待をしてないような女の子です。そのサチが、自分の夢や信念に真っすぐ突き進むミントさんに出会うことで、どう心情が変化していくのかというところがこの作品のテーマで、メインの軸になっていると思います。

 

◆サチを演じる上で気をつけていること、意識していることはありますか?

サチは最初、自分の人生に対して悲観しているというか、期待をしていないというマイナスの状況から始まっていて。そこからミントさんやいろいろな人に出会うことで、スタートラインに立って、前に進んでいきます。いろいろな人の言葉や行動に影響を受けるシーンが多かったので、「こういうふうに演じよう」と自分はあまり考えすぎずに、周りの方がどうサチにアプローチしていくか、ということをちゃんとキャッチして、私自身もいろいろな人の言葉や行動を吸収しようと思いました。アクションするというよりは、リアクションをすることの方が多かったので、柔軟に、なんでも吸収しようという気持ちで挑んでいました。

『自由な女神-バックステージ・イン・ニューヨーク-』井桁弘恵 ©東海テレビ

 

◆サチに共感するところがたくさんあるとお話しされていましたが、具体的にどのような部分に共感することが多かったですか?

私もサチと同じで、自信がすごくあるタイプでもないですし、なんとなく自分の社会を知っているつもりというか…。「どうせこれくらいだろう」と基準を決めてしまうところとか、良くも悪くも大人びてしまっているというか、分かっているふうになってしまうところとか、妙に冷静なところとか。 そういう点が全てすごく似ているなと思いました。
それから、東京に出てきた後に、さまざまな人のいろいろなものを吸収しようとしてるところも、自分と似ているなと思った部分でした。

 

◆サチは、好きなことがあってもその仕事をする才能は自分にはないと思っていますよね。

そうですね。私もそう思う時があります。でも、そう思っているだけじゃ何もできないと思っている自分もいて。分かっているからこそ葛藤していて、どっちに進んだらいいのか分からない、というもどかしさは私もサチも似ていると思います。きっとこういう考え方をされている方ってたくさんいるんじゃないかなと。なので、そういう方たちの背中を押せるような作品になったんじゃないかなと思います。

 

◆ミント役の武田真治さんとのシーンが多いと思いますが、武田さんの印象や、ドラァグクイーン姿を見た時の第一印象などを教えてください。

武田さんは、以前から私もテレビで拝見していた方だったので、最初は緊張したのですが、そんな緊張が一瞬で吹き飛ぶくらい本当に優しくて温かくて、気配りのできる方。武田さんが一番気を使っていたんじゃないかっていうくらい、本当に周りを見ていらっしゃる方でした。私がすごく印象的だったのは、ミントのステージでお客さん役のエキストラの方が15人くらいいらっしゃった時。スタッフさんが「拍手をしてください」とか声掛けをしてくださっていたんですけど、その後に武田さん自身がドラァグメークをした状態で、皆さんの前に立って、 前説を自らやっていて。今までそういう場面を見たことがなかったですし、それがすごく衝撃的で…。もしかすると武田さんにとっては普通のことだったのかもしれませんが、その日の撮影でも踊りのシーンがあったり、武田さん自身ハードなスケジュールの中だったにもかかわらず、率先して全力で場を盛り上げているところがすごく印象的でした。ベテランの武田さんがそうやっていろいろやられているところを見ると、私も弱音を吐けないなと思いましたし、私もこんな大人になりたいと思いました。
ドラァグメークをした武田さんは本当にきれいでした。もちろん普通のメークの時も顔立ちがすごくはっきりされていて、きれいなんですけど、また見違えるというか、本当に別人になったかのような感じで。うっとりしちゃう(笑)。見とれちゃうような美しさがあって、そこに肉体美もプラスされていて、本当に美術館に来たみたいな、アートを見ているような感じでした。そこがこの作品の目玉にもなっていますし、皆さんほれちゃうんじゃないかなと思います。

『自由な女神-バックステージ・イン・ニューヨーク-』井桁弘恵 ©東海テレビ

 

◆サチとして、注目してほしいところや見どころはありますか?

4話という話数の中で、サチの成長をどう表現するかとなった時に、1話のサチと4話のサチでは思い切りグラデーションをつけました。東京に出てくる前のサチと出てきた後のサチで、表情だったり、目の動きだったり、服装、メーク、髪形など、成長している度合いがちゃんと伝わればいいなと思って演じたので、その変化も楽しみにしていただきたいです。あとは、三角関係のような恋愛要素もあって。正反対の男性が出てきて、その中でサチはどうするのか…。そういった恋模様も楽しみにしていただけたらと思います。

 

◆印象的だったシーンはありますか?

毎話、それぞれいろいろなシーンがあって、好きなシーンもたくさんありますが、一番印象的だったのは、1話で初めてサチがミントさんの衣装を手掛けて、それを自分で見るシーン。ミントさんが「この衣装を作ってくれたのはサチなのよ」とお客さんに言って、サチにスポットライトが当たるシーンがあるのですが、その時は自分の中でもすごく胸が高まって、興奮したのを覚えています。いつもショーや雑誌では出る側として立たせていただいていますが、作る方の気持ちを味わえたのがすごく印象的でした。自分が出ているわけじゃなくてもこんなにうれしいんだ、というのを役を通して疑似体験することができました。そこはすごく胸熱なシーンになっていると思います(笑)。

 

◆サチが“上京して夢を追いかける”というところからお話が始まりますが、井桁さんご自身が東京でやりたいことや夢があれば教えてください。

私は、上京する時は、ここまでのことをやらせていただけるなんて思っていなくて。生放送の情報バラエティにも自分が出るなんて想像していなかったので、既に夢のようといいますか…。夢見ていたところに今いるな、と思っています。主演のドラマをやらせていただけるということも、もはや夢にも思っていなかったことなので、今は夢の先を進んでいるという感じで。でも、こういう経験をさせていただいたことで、新たに夢が広がったので、自分の将来の道を開いてくださった周りの皆さんにすごく感謝だなと思います。

『自由な女神-バックステージ・イン・ニューヨーク-』井桁弘恵 ©東海テレビ

 

◆夢が広がったとのことですが、具体的にかなえていきたいことはありますか?

私自身、お芝居に自信もなかったですし、現場での立ち振る舞いも分からなかったですし、お仕事の後は毎回反省して帰ることも多いんです。なので、今回も最初は不安だったのですが、現時点ですごく撮影が楽しくて。あらためてもっといろいろなお芝居をしたいなと思いましたし、どっぷり役に入り込めるような作品に挑戦していきたいと思っています。

 

◆本作はサチが上京する物語ですが、井桁さんご自身が上京した際の思いなどがあれば教えてください。

私は福岡から上京してきましたが、福岡にいる時って、福岡が周りの県からどう思われているのかも分からないですし、どんな魅力があるのかもよく知らなかったんです。でも、東京で福岡出身って言うだけで、すごくうらやましがられたり、同郷の人がいると親近感が湧いたり。他県からも福岡県民からも愛されているような場所だったんだなっていうことをあらためて知ることができました。福岡に貢献できる仕事はたくさんしていきたいなと思っています。

 

◆視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

このドラマは、一言では表せないくらい、いろいろな魅力が詰まっています。登場人物それぞれがミントさんと出会うことで、少しずつ前に進んでいく様子であったり、三角関係の恋愛の要素も面白いです。ミントさんのドラァグクイーンのショーや、メーク、衣装など、全部が見ていて1分1秒も飽きない作品になっていますので、スピード感も含めて楽しんでいただきたいです。見てくださる方も、ミントさんの発言や行動に背中を押してもらえる瞬間がきっとあると思うので、ぜひこの世界に視聴者の皆さんも入っていただいて、 楽しんでいただけたらと思います。

『自由な女神-バックステージ・イン・ニューヨーク-』井桁弘恵 ©東海テレビ

 

PROFILE

井桁弘恵
●いげた・ひろえ…1997年2月3日生まれ。福岡県出身。O型。

 

番組情報

『自由な女神-バックステージ・イン・ニューヨーク-』(全4回予定)
東海テレビ/フジテレビ系
2023年3月4日(土)~3月25日(土)
毎週土曜 午後11時40分~深夜0時35分(予定)

<CAST>
井桁弘恵、古川雄輝、三浦獠太、宇垣美里/武田真治 ほか

<STAFF>
原作:「バックステージ・イン・ニューヨーク」(オーツカヒロキ/forcs 刊)
企画:市野直親(東海テレビ)
脚本: 櫻井智也、下田悠子
音楽:平本正宏
演出:池田千尋
プロデューサー:後藤勝利(東海テレビ)、齋藤寛朗(カズモ)
協力プロデューサー:松本圭右(東海テレビ)
制作:東海テレビ、カズモ

衣装:オールインワン(BELPER)
スタイリスト:中野雅世
ヘアメイク:田鍋知佳

 

©東海テレビ

TEAM SHACHI&カミングフレーバーがコラボ!YUZUKI&AIRI「私史上最大の思いが詰まっています」

愛知県から活動するアイドルグループ、TEAM SHACHIとカミングフレーバーがコラボユニット・シャチフレとしてコラボシングル「I’s PRIDE」を3月1日(水)発売。収録曲やお互いのグループの印象について、TEAM SHACHIのYUZUKIさんとカミングフレーバーのAIRIさんが語ってくれました。また2人が共通してハマっているものについての楽しいトークも!

 

【YUZUKIさん、AIRIさん撮り下ろし写真】

「また1つみんなが殻を破った曲に」(YUZUKI)

──TEAM SHACHIとカミングフレーバーのコラボシングルをリリースすると聞いた時の心境はいかがでしたか。

 

YUZUKI まさかカミフレさんとコラボできるっていうことに、まずビックリしました。カミフレさんとはライブイベントでもなかなか一緒になる機会がなかったんですけど、最近ちょっとずつご一緒させていただくことがあって、「あれ? なんか最近一緒になることが多いなぁ」と思っていたところでのコラボだったので、すごくうれしいです。

 

AIRI 久しぶりにカミフレの曲ができると聞いてうれしかったのと、それプラスシャチさんとコラボすると聞いて本当にビックリしました。でも私としては本当なのかうそなのか分からなくて、曲を聴かせていただいて「あ、本当なんだ」って実感しました(笑)。こんな壮大な音楽を創り上げると思うとすごいな、コラボならではだなって思いました。

 

──YUZUKIさんは初めて曲を聴いた時の印象はどうでした?

 

YUZUKI シャチは明るい曲ばかりで、バラードとかもあまり歌ってこなかったんですね。「I’s PRIDE」はアイドルのプライドを歌った曲で、アイドルの苦悩や、内に秘めているものが素直に歌詞に描かれていたので、シャチとして新境地に挑戦させていただけるなと思いました。でも強い意味が込められた歌詞で、歌いこなせるのかなっていう気持ちもありました。シャチはハッピーな楽曲が多いから、歌声もハッピーなほうだと思うんです。それに対して、カミフレさんの歌声はすごく大人っぽい印象があって、その中にキャピキャピルンルンのシャチが入ったらどうなるのかなって不安もありましたが、いい感じにマッチして素敵な曲に仕上がったと思います。

 

AIRI 大人っぽいんでしょうか(笑)。私は大人っぽい歌い方ができないのが個人的な悩みだったんですが、カミフレも人数が多いので、みんなの声が合わさって大人っぽい音色になっていたのかと思うと仲間っていいなって思います。

 YUZUKI●ゆずき…大黒柚姫。TEAM SHACHIのメンバー。1997年7月18日生まれ。愛知県出身。B型。Instagram

 

──実際に歌ってみた感想を教えてください。

 

YUZUKI どうだった?

 

AIRI 思いを込めて歌わないとなかなか伝わらない曲だと思いました。私の歌い方は棒読みに聞こえるのが悩みだったので、レコーディングでは「どんな感じで歌ったらいいですか?」って聞きました。アドバイスをもらいながら歌ったので、私史上最大の思いが詰まっている曲になった気がします。

 

YUZUKI 素敵! 私もすごく難しくて、最初に歌う時はボイトレも受けながらどう歌えばいいのかなって悩みました。作詞をしてくださったKazueiさんがレコーディングに立ち合って、歌うたびに熱い思いを伝えてくださったんです。その思いを聞いてから歌うと自然と歌声も変わっていきました。そういう“気持ち”って本当に歌に出るんだなって改めて感じて、それは多分私だけじゃなく、他のメンバーもあまり聴いたことがない歌い回しをしていたので、また1つみんなが殻を破った曲だなって感じました。それができたのが「I’s PRIDE」でよかったなってすごく思います。

AIRI●あいり…中野愛理。カミングフレーバーのメンバー。2001年3月24日生まれ。愛知県出身。A型。愛称は「らぶりん」。TwitterInstagram

 

──完成して2グループの歌声が重なった楽曲を聴いた時の印象はいかがでしたか?

 

AIRI 自分たちの声で作り上げられている曲を聴いたら、「本当にコラボしてる!」と思いました。聴いたことのないハーモニーや、2人で歌ったメロディーが聴こえてきて、「この組み合わせの歌声すごくいいな」って思ったり、どのパートを聴いても聴き入っちゃう組み合わせが多くてきれいでした。

 

YUZUKI そうだね。音の厚みもすごくて、1サビ2サビを2人ずつ歌い繋いで、最後にやっと全員でユニゾンになるんです。その時に「なんか来た来た!」ってボタンが入るっていうか。

 

AIRI 盛り上がりますよね(笑)。

 

YUZUKI オーラス感がすごくて。曲自体はあまり転調しないで進んでいくんだけど、私たちの歌の感じで単調に聴こえないんだなって思いました。

 

AIRI 分かります、聴こえないですよね。

 

「ファンの人は推しメンを見つけるのがすごく大変だと思います(笑)」(AIRI)

──ではカップリング「超・ワルプルギス」のお話もお聞かせください。こちらはいろんな要素が詰まった面白い曲ですね。

 

YUZUKI こちらはハッピーオーラ全開なので、とにかく楽しもうと思いました。レコーディングでは「メロディーや上手に歌おうということは一旦無視して」と言われたので、テンションだけで歌ったらすごく楽しかったです。「I’s PRIDE」とは全然違う雰囲気の楽曲なので、曲同士がお互いを引き立て合っている気がします。ただ「超・ワルプルギス」もダンスがすごくハードなんだよね(笑)。

 

AIRI そう、気づいたら終わってます(笑)。

 

YUZUKI 瞬間風速がすごいというか(笑)。

 

AIRI 動き回り過ぎて気づいたら疲れてるし。

 

YUZUKI 移動が大変なんだよね。

 

──1曲の中で動き回る感じなんですね。

 

AIRI そう、ファンの人は推しメンを見つけるのがすごく大変だと思います(笑)。

 

YUZUKI 見失うんじゃないかな(笑)。もともとカミフレさんもシャチも運動量多めの楽曲なのに、今回は人数が倍になって、振付のハードさも倍になっているから。その情景がどんどん変わっていく感じがパレード感のある楽曲に合っているなって思います。

 

──ラストにガヤみたいな声が入ってますよね。あの楽しそうな声は、皆さんその場で自由に言った言葉なんでしょうか。

 

YUZUKI みんなで一斉にブースに入って録ったよね。

 

AIRI はい、自由にマイクに向かって叫びました。

 

YUZUKI 1曲流すから歌ってもいいし、叫んでもいいから適当にやってみて、みたいな。

カミングフレーバー…2019年結成。メンバーはMIYO、HINANO、YU-KI、KIMIE、AIRI、ENA、MIZUKI(2月末卒業予定のためシャチフレには参加せず)。通称「カミフレ」。2019年8月30日に名古屋ボトムラインで初単独ライブを開催。2021年6月には初のミニアルバム「かみふれ!」を発売、インディーズオリコンデイリーチャート初登場2位を獲得。同年12月に初のシングルCD「カメリア」を発売した。Twitter公式YouTube

 

──最後に入っている「シャチフレ尊い!」が印象的でした。その場で「これいいかも」と思って言った言葉が収録されているのでしょうか。

 

YUZUKI それこそ「シャチフレ尊い!」は多分私の声です(笑)。

 

AIRI ファンの人の声代表みたいな感じですよね(笑)。

 

YUZUKI うん、ファンの方の声を代弁させていただきました(笑)。

 

AIRI 私は何も思い付かないタイプだから、誰かが言った言葉をもう1回言ったりしました。

 

YUZUKI それも面白い!(笑) ガヤを聞くだけでも楽しい曲になっていると思います。

 

「(10人揃った時の雰囲気は)女子高生の団体みたいな(笑)」(YUZUKI)

──コラボする前のお互いのイメージはどんな感じだったんですか?

 

YUZUKI カミフレさんはかっこいいイメージがありました。アッパーな曲が多いけど、衣装は黒だったり、品のあるかっこよさがあるなって。今回の衣装は真っ白なので、また違うカミフレちゃんが見られてうれしいです。一アイドルオタクとして尊いなって思います(笑)。

 

AIRI シャチさんは私が小さい頃から見てきたアイドルさんなので、ずっと変わらずかわいいんですけど、ちゃんとお話できたのがこのコラボがきっかけだったので、間近で接すると「お姉さんだな」って思いました。ただ皆さんゲラで、すぐ笑うところを見ると安心します。あとノリはカミフレと一緒だなって思いました。

 

──10人揃った時の雰囲気はどんな感じですか?

 

AIRI 若いですよね。女子高生みたい。

 

YUZUKI うん、女子高生の団体みたいな(笑)。ちょっとしたことでも笑えるし、たわいもない話をしては笑ってますね。

 

「私とHONOKAは占いの結果が絶対同じ結果に」(YUZUKI)

──では最近グループでハマっているものはありますか?

 

YUZUKI シャチは占いですね。ミュージックビデオの撮影の時も……。

 

AIRI やってましたね(笑)。

 

YUZUKI スマホでも生年月日入れて占えるサイトがあるじゃないですか。なんでハマっているのかというと、私とHONOKAは絶対に同じ結果が出るんですよ。生年月日を入れる占いも一緒だし、質問に答えていく占いも何をやっても答えが一緒で怖くて(笑)。

 

──完全にシンクロしているってことですよね。

 

YUZUKI そうなんです。もともとご飯とかも選ぶものが全く一緒で、私たち変だなって思っていたんですけど、占いして「なるほどね、もともと同じ人なんだ」みたいな(笑)。それがちょっと鳥肌なんですよね。

 

AIRI すごいと思いました。確かにお2人はシャチさんの変人代表みたいな(笑)。

 

YUZUKI  そうそう、確かにね。毒舌らぶりんが今出たね(笑)。

 

AIRI 変態ちっくなところも似てるって話してましたよ。

 

YUZUKI 最初の配信の時にね。確かにそうだった! 変態ちっくな着眼点やかわいいと思う女の子のツボが一緒なんです。だからといって、好きなアーティストさんが一緒ということもなくて。どこが交わっているんだろうと(笑)。

TEAM SHACHI…スターダストプロモーション所属。愛知県出身の秋本帆華(HONOKA)、咲良菜緒(NAO)、大黒柚姫(YUZUKI)、坂本遥奈(HARUNA)からなる4人組ガールズグループ。チームしゃちほこから2018年に改名。2022年夏、プライベートレーベル「ワクワクレコーズ」を立ち上げて、精力的に活動している。Twitter公式YouTube

 

──ちなみに違う結果が出た占いはありましたか。

 

YUZUKI ないです。「ポケモン占い」もディグダで一緒なんですよ。そんなにメインのポケモンじゃないのに(笑)。

 

──ではカミフレさんのグループ内でハマっているものは?

 

AIRI ハマっているというか、何かを頼む時に大体みんな同じになっちゃいます。「これおいしいんだよね」って誰かが言ったものになりがちで(笑)。例えばコーヒーショップでドリンク何にするってなった時に、ENAちゃんが「これおいしいよ」って言ったとしたら、みんな同じものを頼んだりしますね。一緒にしたがる子が多いんですね。

 

──カミフレさんの中にはシンクロしがちとか、同じもの頼みがちみたいな2人はいませんか。

 

AIRI ENAちゃんとKIMIEちゃんはずっと一緒にいて、口げんかみたいになるんですよ。

 

YUZUKI えー、かわいい(笑)。

 

AIRI そう、周りから見たらかわいいけんかで(笑)。しかもすぐ仲直りするんです。姉妹みたいですごくかわいい2人だなって思いながらいつも見ています。

 

YUZUKI 何がきっかけでけんかするの?

 

AIRI 分かんないんです(笑)。大げさな言い合いじゃなくて、ちょっとプイってしてる。集合場所にもいつも2人で来ていてかわいいんです。

 

推し活がないと……「生きていけない」(YUZUKI)「頑張れない(笑)」(AIRI)

──では個人的にハマっているものを教えてください。

 

YUZUKI TIRTIRのグロウマスクです。紫と黄色のボトルがあるんですよ。私はコスメやメイク道具、スキンケアも大好きなんですけど、「うわ、これめっちゃいい」っていうスキンケアに出会ったことがあまりないんです。でもこれは出会った時から「めっちゃいい!」って初めてなりました。つけた瞬間の肌が全然違うんです。しかも2000円くらいだし。韓国では店頭に並んだら5分くらいで売り切れると言われるほど人気の商品で、私もめっちゃ探し続けて、ロフトで見つけました。塗った瞬間から光沢が出るのでおすすめです。

 

AIRI 私はアイドルにハマってます。

 

YUZUKI 私とらぶりんは2人とも=LOVE(イコールラブ)さんが大好きなんです。

 

AIRI まさかの共通点でしたね。私はイコラブさんと、≠MEさんにすごくハマってます。同世代なんですけど、初期から見ているので、みんなの成長していく姿から感動と刺激をもらってます。こんなに歌がうまくなるってことは、私も同じアイドルとして頑張ればなんとかなるんじゃないかって勇気をもらえるんです。見ていて楽しいし、みんなかわいいので目の保養になります。

 

YUZUKI お互いイコラブさんが好きと判明してから、話すのは今日が初めてなんです。ちょっと話してもいいですか? 誰が好きなんだっけ?

 

AIRI 齊藤なぎさちゃんです。卒業しちゃったので今推しを探し中です。

 

YUZUKI そうだそうだ。新曲聴いた? めっちゃいいよね?

 

AIRI いいです!

YUZUKI この曲を見るとみりにゃ(大谷映美里)いいなって思う。なーたん好きってことは、きゃーたん(齋藤樹愛羅)も好きでしょ?

 

AIRI そうなんです!! 1人ひとりが踊ってる動画あったじゃないですか。めっちゃかわいくて!

 

YUZUKI ツアー行く?

 

AIRI 行きたい!

 

YUZUKI 特典会も行きたい!

 

──お2人にとっても推し活が日々の活力になっているんですね。

 

YUZUKI 推し活がないと生きていけない。

 

AIRI 頑張れないですよ(笑)。

 

 

<NewRelease>

シャチフレ『I’s PRIDE』

2023年3月1日(水)発売

■通常盤 CD+生写真1枚(全10種) 2000円(税込)
※リミスタ先着特典:オンラインサイン会にてリミスタ限定生写真にサイン
■@Loppi・HMV限定盤 CD+生写真1枚(全10種) 2000円(税込)
※先着特典:「はじめまして!シャチフレです!写真入り名刺型ステッカーお渡し会」参加券

 

<LIVE/EVENT>

dot yell fes 2 周年 SP

2023年3月1日(水)KT Zepp Yokohama

詳しくはhttps://dot-yell.com/archives/48885/

シャチフレLIVE

2023年4月20日(木)名古屋 DIAMOND HALL
2023年5月18日(木)新宿 BLAZE

シャチフレSPECIALサイト:https://ske48.co.jp/feature/shachifla

 

撮影/映美 取材・文/佐久間裕子

似鳥沙也加 バニーや制服など新たなコスチュームに挑戦!大胆カット満載のカレンダー発売決定

似鳥沙也加 1st写真集「Ribbon」書影

 

似鳥沙也加が昨年9月に発売した1st写真集「Ribbon」が、発売半年にして5刷りという快挙を記録。さらに3月31日(金)には「似鳥沙也加カレンダー2023.4-2024.3」の発売も決定し、本人からコメントが到着した。

 

ハッシュタグ「#インスタグラビア」での画像投稿が大バズりし、現在総フォロワー数約150万人超えの「SNSの女王」、グラビアモデルの似鳥沙也加。そんな彼女が昨年の誕生日(9月28日)に発売した1st写真集「Ribbon」が、発売半年が経った現在も反響を呼んでおり、今回5刷りという快挙を果たした。

 

また、同発した電子版とその後発売されたアザー版電子写真集も累計32000DL超えという異例の数字を叩き出しており、デジタル写真集というジャンルでも新たな金字塔を打ち立てている。海を越え台湾・韓国でも話題になっているという同写真集。インスタグラマーというネットの世界の中で活躍する彼女にこそできた、偉業と言えるだろう。

「似鳥沙也加カレンダー2023.4-2024.3」アザーカット

 

そんな中、3月31日(金)に自身初のB4ビッグサイズのスクールカレンダーが発売決定。昨年発売した1st写真集でも大胆カットで世間を驚かせた彼女だが、今回もバニー・制服・ドレス…等々、今までに見たことがない新たなコスチュームに挑戦。珠玉の撮りおろしカットが満載で充実の仕上がりとなっており、自身も太鼓判の内容となっているようだ。

 

なお、Amazon・楽天ブックス・セブンネット・書泉グランデ/ブックタワー・海外通販で絵柄の異なる大判ブロマイドのスペシャル特典もあるとのことで、こちらの画像も合わせて公開された。

 

似鳥沙也加 コメント

「似鳥沙也加カレンダー2023.4-2024.3」アザーカット

 

1st写真集「Ribbon」5度目の重版本当にありがとうございます!!
たくさんの方に見て頂けて嬉しいです。
3月31日にカレンダーも発売されることになりました。
こちらも是非チェックして頂けたら嬉しいです。
これからもよろしくお願いします。

 

商品情報

「似鳥沙也加カレンダー2023.4-2024.3」

 

「似鳥沙也加カレンダー2023.4-2024.3」
2023年3月31日(金)発売

価格:2,200円(税込)
判型:B4変形判

 

WEB

公式Twitter:@nitori_sayaka
公式Instagram:@uw.sayaka

日向坂46・齊藤京子×ヒコロヒー『キョコロヒー』イベント第2弾決定!会場は5000人規模「自覚と責任を持って遊びきてください!」

「生キョコロヒー 2023春〜自覚と責任の5000席〜」齊藤京子(日向坂46)、ヒコロヒー ©テレビ朝日

 

齊藤京子(日向坂46)とヒコロヒーが送るチグハグトーク番組『キョコロヒー』(テレビ朝日 毎週月曜 午後11時45分)の番組イベント第2弾「生キョコロヒー 2023春〜自覚と責任の5000席〜」が、5月7日(日)に開催されることが決定した。

 

今回の会場は「東京国際フォーラム ホールA」。前回の約900席をはるかにしのぐ約5000人規模の会場で、ゴールデンウィーク最後の日曜日にいつもの2人がチグハグする。編集ナシ、危険度マックスの2ショットトークはもちろん、生イベントならではのスペシャル企画や、前回よりさらに豪華なゲストも予定されている。その全貌はイベント当日に明らかとなる。

 

発表にあたり、齊藤は「2回目の生キョコロヒーとてもうれしく思います!今回はキャパが5000席なので埋まるか心配ですが、大きな会場でできることをとても幸せに思います!前回もたくさんの芸人さんやゲストの方に来ていただいたので今回も期待です!ぜひ席を埋めるためにも自覚と責任を持って遊びきてください!」と。ヒコロヒーも「お客の人々の前でしゃべることでもないようなことをしゃべるイベントです。何をするのか私も全く分かっていません。物好き人たちはどうぞお越しください」とコメントを寄せた。

 

「生キョコロヒー 2023春 〜自覚と責任の5000席〜」は、テレビ朝日の電子チケット・サービス「テレ朝チケット」で、3月7日(火)午後11時59分まで、番組最速先行の申込を受付中。また、テレビ朝日のライブ動画配信サービス「テレ朝動画」で有料での生配信を予定している。

 

イベント詳細

「生キョコロヒー2023春〜自覚と責任の5000席〜」
2023年5月7日(日)午後5時開場/午後6時開演
会場:東京国際フォーラム ホールA

出演:齊藤京子(日向坂46)、ヒコロヒー

<チケット>※電子チケットのみの取り扱い
特典グッズ付・全席指定:7,800円(税込)*良席を保証するものではありません
全席指定:6,500円(税込)

<受付スケジュール>※受付プレイガイド:テレ朝チケット
番組最速先行(抽選):3月7日(火)午後11時59分まで受付中

<受付サイト>
テレ朝チケット:https://ticket.tv-asahi.co.jp/ex/project/kyoccorohee2023

 

番組情報

『キョコロヒー』
テレビ朝日ほか
毎週月曜 午後11時45分~

番組公式HP:https://www.tv-asahi.co.jp/Kyoccorohee/
公式Twitter:https://twitter.com/kyoccorohee
公式Instagram:https://www.instagram.com/kyoccorohee

©テレビ朝日

檜山沙耶「ちょっとした日々の気象の変化を感じることで毎日が豊かになっていく。そうした時間を皆さんと共有していきたいなと思っています」ウェザーニュースキャスター連載・第13回

24時間365日、最新の気象・防災情報を発信し続ける『ウェザーニュースLiVE』。YouTubeの登録者数は96万人を超え、日々の生活を支えるコンテンツとしてますます多くの人に愛されています。この番組を毎日生放送でお届けしているのが気象キャスターたち。GetNavi webではそんな皆さんの活動を紹介するとともに、それぞれのプライベートな一面に迫った連載「夕虹は晴れ! ウェザーニュースキャスター」を展開中! 第13回に登場していただくのは檜山沙耶キャスター。現在は「いばらき大使」に就任するなど多方面で活躍する檜山さんに激動だったこの一年を振り返ってもらいつつ、改めて感じた気象キャスターの仕事の魅力についてお話をうかがいました。

 

<ウェザーニュースLiVE×GetNavi web連載>

連載「夕虹は晴れ! ウェザーニュースキャスター」一覧はこちら

 

第13回・檜山沙耶キャスター

檜山沙耶●ひやま・さや…1993年10月27日生まれ。茨城県出身。A型。ウェザーニュース気象キャスター、防災士、いばらき大使。2018年にウェザーニューズ入社。現在、同社が配信する『ウェザーニュースLiVE』の気象キャスターとして活躍中。著書にフォトエッセイ『ブルーモーメント』(ワニブックス社)。配信番組「ニンテンドー みんなのチャレンジ」に出演中。TwitterInstagram

 

檜山沙耶さん撮り下ろし写真】

 

“好き”が仕事につながっていき、毎日のように私の中で変化が起きていました

──連載第13回は檜山沙耶キャスターにお越しいただきました。前回の川畑 玲キャスター、江川清音キャスターによる特別対談に続く形でのご登場になりますので、最初に檜山さんから見たお2人の魅力についてお聞かせください。

 

檜山 お2人は『ウェザーニュースLiVE』で朝の時間の番組を担当されることが多く、社内でもお会いできる機会が少ないんです。でもその分、番組をいち視聴者として拝見させてもらっていて、そうした時はいつも爽やかな気持ちをいただいていますね。

 

──川畑キャスターは檜山さんとの思い出について、「私が予報センターで解説をしていた時代に内藤さん(内藤邦裕/気象予報士・気象解説員)と間違えられたことを記憶しています」とおっしゃっていました。

 

檜山 えっ!? そんな失礼なことを……? その節は大変申し訳ありませんでした(苦笑)。川畑さんは気象予報士ということもあり、お会いするたびに気象に関する質問や相談をさせてもらっていて、いつも貴重なお時間をいただいています。

 

──また、江川キャスターは檜山さんについて、「私はよく上司に警戒レベルの時の顔が怖いと言われるので(汗)、さやっちを見習って学ばせてもらっています」、「これからご飯などに行って交流を深めていきたいと企んでいます」ともお話しされていました。

 

檜山 そんな、そんな……こんな素敵なコメントをくださって恐縮です。ご飯、ぜひご一緒したいです! 私のほうこそ、いつも清音さんの元気な笑顔や楽しい番組進行を見て勉強させてもらっています。それに、昨年の夏に復活していた「さやサンシャイン体操」が大好きなんです。いつか一緒にやるのが夢の一つになっていますね。

 

──さて、檜山さんは連載初登場になるものの、それ以前の昨年5月にもGetNavi webにご登場いただいていました。あれから約10か月が経ちますが、ご自身の中で変化を感じることはありますか?

 

檜山 ちょうどあの頃から、毎日のように何かしらの変化が起きていました(笑)。この10か月間はこれまでの人生で考えても、本当にあっという間に過ぎていって、体感的には半分の5か月ぐらいでした。ウェザーニュースキャスターとしての業務だけでなく、自分の趣味がお仕事につながっていったことが多くて。“好き”と言い続けていたものやことが新たな仕事として実っていった時期だったなと感じていますし、改めて私に声をかけてくださった企業や団体の皆さま、そして、こうした環境を作ってくださったウェザーニューズには感謝の気持ちでいっぱいです。

 

──おっしゃるように、昨年だけでも多くの新しい仕事に挑戦されていましたが、特に印象に残っているものはありますか?

 

檜山 どれも楽しいことばかりでしたので、なかなか一つを選ぶのは難しいのですが、“まさか!”と驚いたのは「いばらき大使」に就任したことです。大好きな茨城県をアピールするお手伝いができていることも幸せですし、これをきっかけに多くの茨城出身の方々と出会うことができたのも嬉しかったですね。

──今年の1月には茨城県警の一日通信指令課長もされていましたね。

 

檜山 緊張しました(笑)。でも、『ウェザーニュースLiVE』をご覧になられている方がたくさん会場に見に来てくださっていて、そんな皆さんに助けてもらったところもあります。それに、私たちは普段、皆さんからのリポートやリアルタイムで送られてくるコメントを通じてコミュニケーションを取ることしかできないのですが、直接お会いすることでどんな方が番組を見てくださっているのかを知れたのが嬉しかったです。やはり、お顔を知ることで心の距離感も縮まりますし、より“いつも支えてくださったありがとうございます!”という気持ちが強まりましたね。

 

──こうした活動をきっかけに、どんどん茨城県の知名度や注目度も上がってきているのではないでしょうか。

 

檜山 さすがに私一人にそんな力があるとは思えませんが、でも茨城に興味を持っていただけるきっかけになっていれば、これほど幸せなことはないです。

 

──番組内でも「方言天気予報」の企画で茨城弁を披露されていて、とても好評でした。

 

檜山 ありましたね(笑)。あの企画も楽しかったです。方言を「かわいい!」と言ってもらえると、やっぱり地元民としては嬉しいですし。ただ、思っていた以上に難しかったです。話し相手がいない中で、急に「方言をしゃべってください」と言われてもとっさには出てこなくなるんです。しかも、お天気を正しく伝えようとすると、どうしても標準語になってしまって。“あれ? これは方言!?”って、頭の中でゴッチャになってましたね。それはそれで楽しかったですけど(笑)。

 

──今は普段の番組の中で思わず方言が出てしまうということはなくなったんですか?

 

檜山 そう思っていました(苦笑)。でも、茨城でのお仕事をいただいて地元に戻ると、その後はしばらく分からなくなります(笑)。放送中も“もしや今のは方言だった? 私、大丈夫だった!?”って心の中で焦ってしまうことが多いんです(笑)。それに、自分は共通語だと思っていても、実は方言だったということがたくさんあって。例えば「青なじみ」とかそうですよね。

 

──初めて耳にしました。どういう意味でしょう。

 

檜山「青あざ」のことなんです。こうした方言がポロッと出てしまうと視聴者さんもすぐにコメントを返してくださって。そうやってリアクションをいただいて、お話がどんどん広がっていくのも楽しいですね。

 

結衣ちゃんは“特別で大切な人”という言葉では足りないぐらいの存在です

──昨年は『ウェザーニュースLiVE』内でいろんな企画やコーナーがめじろ押しでした。特に印象に残っているものはありますか?

 

檜山 企画とは少し違うのですが、夏にスタジオが新しくなり、お披露目の日に広くなったスタジオであいりんさん(山岸愛梨キャスター)とスキップをして遊んだことですね(笑)。あれは忘れられない時間でした。あいりんさんは発想力がとても豊かで、いつもそうした楽しいことに誘ってくださるんです。

 

──走る前の山岸キャスターのヒールの脱ぎっぷりがかっこよかったです(笑)。

 

檜山 ははははは! ほんと素敵でしたよね。ああした姿からは姉御肌を感じます(笑)。ただ、天性の品の良さをお持ちなので行儀悪く見えないのが魅力で。嫌味もないし、人として尊敬するところしかないです。

 

──スキップをする前に、ガチで走っていた檜山さんも意外な一面が見られて楽しかったです。

 

檜山 私も最初はてっきり軽くならすような感じの走りだと思っていたんです。そうしたら、あいりんさんが私の隣を俊足で駆け抜けていったので、“これは本気のやつなんだな”と、途中で私もギアを上げました(笑)。新しいスタジオになってからはサッカーもしましたし、お正月にはこたつも登場したりして。広さがあるので、これからもいろんなことに挑戦できそうですね。

 

──スタジオ内に限らず、やってみたい企画などはありますか?

 

檜山 これからの季節だと桜を見にいくような機会があるといいですね。昨年の秋にキャスターたちが紅葉を写真で撮る企画がありましたが、桜でもぜひやってみたいです。

 

──キャスター対抗の企画になると、皆さんの負けず嫌いなところが垣間見えて面白いです。

 

檜山 やるからには勝負ですからね。笑顔で放送していますが、心の中はみんな負けたくない一心で必死ですよ(笑)。それと、ゲームのような楽しいコーナーも素敵ですが、お天気に特化した企画ももっとやっていけたらなと思います。昨年、山口さん(山口剛央/気象予報士・気象解説員)と「天気図の書き方」という特番を一緒にやらせていただき、反響も大きかったんですね。きっと、天気に関することをもっと知りたいと思っている視聴者さんは多いと思いますし、私自身も気象予報士の資格についてはちょっと心が折れかかっているものの(苦笑)、勉強だけは変わらずこれからも続けていきたいと思っていますので、みんなで学べるようなコーナーを増やしていけたらなと思っています。

──楽しみにしています! また、同期の駒木結衣キャスターについてもお聞きしたいのですが、先日発売された駒木キャスターのフォトエッセイ『空を結ぶ』では対談もされていました。

 

檜山 結衣ちゃんがプレゼントしてくれる前に我慢できず自分でも購入してしまったのですが(笑)、本当に素敵な本だなと思いました。エッセイはとても読み応えがあり、写真には普段の番組で見せないような一面もありましたので、私もたくさん楽しませていただきました。印象深かったのは、いつも笑顔の結衣ちゃんでも、やっぱりいろんな悩みを抱えているんだなと分かったことで。私もそうですが、人前に出るお仕事とはいえ、人間である以上、気持ちが沈んでいたり、それがつい表情から漏れてしまう時があるんです。そうした状況をどうしていけばいいのかと悩んでいるところには、結衣ちゃんの真面目さを垣間見たような気がしました。対談も楽しかったですし、何よりも、その相手に私を選んでくれたことがすごく嬉しかったですね。

 

──番組でクロストークをしたり、プライベートで食事に行ったりすることはあっても、対談の形で面と向かって会話をする機会ってあまりないですよね。

 

檜山 本当にそうなんです。私たちはデビューから5年間ずっと一緒にいるので、楽しかったことも苦労したことも、ほぼ同じ思い出を共有しているんですね。ですから、お話をしているうちにいろんなことがよみがえってきて、感極まって対談中に2人で泣いてしまいました。誰かと思い出話をしながら泣くなんてことはそうはないですし、本当に幸せなことで。結衣ちゃんは私にとって“特別で大切な人”という言葉では足りないぐらいの存在になっていますね。

 

──以前の駒木キャスターへのインタビューでは檜山さんのことを、「会った瞬間から仲良しでした。人間同士って相性があると思うのですが、こんなにも気の合う人と同期になれたのは本当に幸せなことだなと思いました」とお話しされていました。

 

檜山 嬉しい! 実は私も出会った瞬間からシンパシーを感じていました。結衣ちゃんとは趣味が全然違うんです。でも、価値観や考え方、それに相手の感情の受け取り方などがすごく似ているなと思っていて。“こうしたらきっと嬉しいんだろうな”というのが分かるし、反対に、“今なにかに悩んでいるのかも……”ということが遠目で見ていても伝わってくる。育ってきた場所や環境が違っても、人と人ってこういう特別な関係になれるんだと感じていますし、5年間一緒にいろんなことを乗り越えてきたからこその絆もあるので、これからもお互いを支え合っていけたらなと思います。

 

素直に好きなものを発信し続けられるのは私の強みなのかも

──檜山さんもキャスターとして5年目を迎え、後輩も増えてきましたが、今の『ウェザーニュースLiVE』はどんなチームになっていると感じますか?

 

檜山 先輩方やゆっきー(内田侑希キャスター)から感じる安心感や信頼感、安定感の素晴らしさはもちろんのことですが、のんちゃん(大島璃音キャスター)、みーちゃん(戸北美月キャスター)、りえなちゃん(小林李衣奈キャスター)が本当に頼もしいなと感じています。1人ひとりにしっかりとしたスキルがあって。私が1年目の頃はあんなに生放送でうまく話せなかったです。3人は警報レベル時の気象の伝え方にも聞きやすさだけじゃなく、適度な緊張感を持った言葉で情報を届けていますし、私も勉強になることが多いです。

 

──小林キャスターはデビューして半年も経たないうちに、通常の放送だけじゃなく、4時間半の放送も担当されていました。

 

檜山 すごいですよね。私にはもう4時間半なんて無理です! 途中で体力が持たなくなると思います(笑)。

 

──そんな……。でも、以前、駒木キャスターがインタビューで、檜山さんと3時間の生放送を交互に2回ずつ回したことがあったとおっしゃっていましたよ。

 

檜山 以前はそういうことができました。“以前は”です!(笑) 今やろうとしたら、終わる頃には塵になってそうです(笑)。でも、そうした経験を積んできたからこそ、今こうして、生放送の前後にも別のお仕事をこなせているというのはあるかもしれませんね。

 

──では、多くのキャスターがいるなかで、“ここだけは誰にも負けない”という檜山さんの強みは何でしょう。

 

檜山 それが最近、自分にどんな強みがあるのかが分からなくなってきてまして……。昔から“正直だね”とか、“素直だね”といった嬉しいお言葉をいただくことは多かったんです。確かに、自分が好きな物事に関しては包み隠さず表に出すほうですし。そのことが「いばらき大使」やアニメに関連したお仕事にもつながっているので、それを思うと素直に“好き”を発信し続けられるのは自分の強みなのかも……と思います。

 

──それでは、最近感じた他のキャスターの意外な一面は?

 

檜山 噂には聞いていたのですが、みーちゃんのラーメンの食べっぷりに驚かされました(笑)。少し前に二郎系のお店に連れていってもらったんです。その時も野菜をマシマシで頼んでいて。麺も普通盛りでも十分な量で、それをずっと嬉しそうに食べていたので、“この細い体の一体どこにラーメンが移動しているんだろう?”と不思議に思いました。しかも、2人ともその前に別で一食すませた後だったんですよね。

 

──2食目だったんですか?

 

檜山 そうなんです。夕方に待ち合わせをしていたんですけど、まだお店が開いてないということで、集合時間を少し後ろにずらしたんです。でも2人とも、その日はラーメンのために朝食と昼食を抜いていたので、我慢できなくなって(笑)。私はパスタを食べたんですが、みーちゃんはうどんを食べたと言っていました。みーちゃんは「同じ麺類だから平気ですよ。どれだけでもいけます!」と楽しそうに話していましたね。

 

──ちょっと言っている意味がよく分かりませんが(笑)、ようは麺類だとどれも“輸血”になるから大丈夫だということなのでしょうか(戸北キャスターのインタビュー参照)。

 

檜山 きっとそうだと思います(笑)。

 

──(笑)。初めて経験した二郎系のラーメンははまりそうですか?

 

檜山 すごくおいしかったですし、また行きたいと思いました。ただ、ニンニクがきついので、翌日がお休みじゃないと厳しそうですね。予報センターの中をニンニク臭で充満させるわけにもいきませんから(笑)。仕事に影響がない範囲で通いたいなと思います。

 

30代はこれまで以上に、自由な気持ちで“好き”を楽しんでいきたい

──先日、番組の中で「今年30歳を迎える」というお話をされていました。檜山さんにとって20代はどんな10年でしたか?

 

檜山 私は学生の頃からお天気に興味があったものの、もともとアナウンサーを目指していたわけではなかったんです。でも、東日本大震災を経験し、自分に何かできるものはないかと考えた時、“伝える仕事”に魅力を感じたんですね。また、声優の養成所にも通い、言葉を伝える訓練をしていましたので、それならばキャスターという道もあるかもしれないと思い、それで生き方を方向転換したのち、ご縁があってウェザーニューズで働かせていただくことになったのが24歳の時でした。そこからの5年間はまさに別世界で。キャスターになったことでさまざまな経験を積むことができましたし、昨年からのいろんな外部のお仕事を考えると、20代は本当に想像もしていなかった10年間だったなと思います。

 

──では、これからどんな30代を送っていきたいと考えていますか?

 

檜山 そうですね……。思い切って自由に好きなことをしていきたいなと思っています。20代があっという間でしたので、30代ではさらにいろんな“好き”を楽しんでいきたいですね。

 

──持論ですが、20代が早かったと感じる方は30代になるとさらに時間の流れが加速すると思います(笑)。

 

檜山 よく、そういった話を聞きますよね。だからこそ、ムダな時間を過ごさないように気をつけなくてはと思っています。そうだ。せっかくなので、楽しい30代を過ごすためのアドバイスをいただけませんか?(笑)

 

──え、逆質問!? まさかの流れ弾ですね(笑)。自分の経験上でしか語れませんが、今、檜山さんがおっしゃったように自由に好きなことをするのが大事だと思います。それも、“時間ができたらしよう”ではなく、興味のあることは時間を作ってでもすぐにやる。自分がそうでしたが、そうやっていろんな趣味で得た知識や経験を少しずつ仕事につなげていくことで、やがて大きな広がりを持つようになりました。

 

檜山 なるほど! でも、その感覚、少し分かります。最初にもお話ししたように、10代の頃から大好きだったアニメやゲームを今も続けていて、そうしたことを口にすることでニンテンドーさんのゲームチャンネル(「ニンテンドー みんなのチャレンジ」)に定期的に出させていただくお仕事につながっていったんです。やっぱり“好き”という気持ちはいろんな原動力になるんだなと痛感しています。

 

──ただ、趣味が仕事になるとどうしても責任感が伴ってくるので、純粋にそれまでのように楽しめなくなっていく切なさや大変さもあります。

 

檜山 それもすごく分かります! それまであまり深く考えずに話していたことも、発言する場が変わると、“ちゃんとしたことを言わないといけない”というプレッシャーに感じてしまったりして。

 

──それもあって、“これは絶対に仕事につなげない”という趣味を持つようになりました。

 

檜山 ありがとうございます! 私も、純粋に自分だけが楽しめる趣味をいくつか探すことを30代の目標の一つにします! なんだか人生相談に乗っていただいた感じになってしまってすみませんでした(笑)。

 

──いえ、たいしたことがお話しできず恐縮です(苦笑)。では最後に、檜山さんがキャスターとして最も大事にされていることを教えていただけますか。

 

檜山 これはすべてのキャスターに共通することだと思いますが、『ウェザーニュースLiVE』では24時間365日、生放送で天気をお伝えしていますので、ご覧になられているすべての方々に寄り添った気象の情報をお届けできるように務めています。また、個人的な思いとしては、皆さんに空を見る楽しさをもっと伝えていけたらなとも思っています。春夏秋冬それぞれの季節で天気の表情は変わりますし、それぞれに良さがあります。それに、地域によって同じ時間に見える空の景色は違っても、その空はすべての人とつながっている。そうした気持ちを1人でも多くの方と共有できたらいいなと思っています。

 

──檜山さん自身もウェザーニュースキャスターになったことで空の見方は変わりましたか?

 

檜山 すごく変わりました。以前は何気なく見上げる程度でしたけど、キャスターになってからは意識的に空を見るようになりましたし、日々の変化を感じるようにもなりました。朝、窓を開けて前日との違いを体で感じたり、風の香りの中から季節の変化に気づいたり。空を見上げても、雲にどれくらいの厚さがあるかといったことも気になるようになりましたね。仮に気象の知識がなくても、ちょっとした天気の違いを体感することで日々の生活が豊かになると思いますので、そうした魅力も番組を通じてお伝えできたらなと思っています。

 

──さて、次回の連載はいよいよ山岸愛梨キャスターのご登場になります。檜山さんから山岸キャスターの魅力をご紹介いただけますか?

 

檜山 あいりんさんは目標とする先輩です。でも、近寄り難い存在などでは全くなく、その真逆で。会うと気さくに話しかけてくださいますし、いろんな相談にも乗ってくれて、いつも優しく見守ってくださるんです。きっと、そうやって壁を感じさせないようにフレンドリーに接してくださっていると思うのですが、そうした人としての素晴らしさをお持ちなところも魅力的ですよね。また、キャスターとしても学ぶところばかりで、特にフリートークの安定感といったらないです。あえて視聴者さんにツッコませるようなワードをチョイスして番組を盛り上げたりして、そうしたセンスも見事ですし。そういえば、うちの母があいりんさんの大ファンなんです。私があいりんさんと一緒に出ていると、「安心して見ていられる」と言っていました(笑)。根っこにある、人としての優しさがにじみ出ているから安心するんだそうです。私も本当にいつも、仕事の先輩としてだけでなく、女性としても、人としても尊敬していますね。

 

──ちなみに、ポン子ちゃん(ウェザーロイドAiri)の魅力は……?

 

檜山 ポン子ちゃんですか!?(笑) ポン子ちゃんのすごさは、いろんなことに挑戦するアクティブさじゃないでしょうか(笑)。また、マネージャーのあいりんさんとポン子ちゃんに共通しているのは、ゲストの良さを最大限に引き出すところ。しかも、その引き出し方が見事で、どうすればゲストがリラックスして素を出せるかを分かった上で接してくれるんです。それに、ポン子ちゃんは結構毒舌なところがあるのに、誰かを傷つけるようなことは絶対にしないので愛されキャラでもある。そこはやはりマネージャーさんの教育の賜物なんだろうなと思います。……もしかして、次回の連載にはポン子ちゃんも登場されるんですか?

 

《檜山キャスターに17の質問!》

Q01.ご自身ではどんな性格だと思いますか?

檜山 穏やかです。……って、自分で言っちゃっていいんでしょうか(苦笑)。なんだか恥ずかしいですね。怒ることもほとんどないです。焦ることはよくあります(笑)。結構、表情や動きに出てしまうほうですし。ただ、“焦っても大丈夫!”と思うようになってからは、逆に焦らなくなったかもしれないです。そこまでアワアワしなくなりましたから。……いや、そんなことはないですね。今でもよく、アワアワしています(笑)。ただ、取り乱すことは減ったように思います。

 

Q02.“パブリックイメージとはここが違う”というところはありますか?

檜山 ほとんど素のままで番組をやらせてもらっているので、すべてを見られていると思っています(笑)。ほかのキャスターもきっと同じでしょうけど、3時間の生放送で別人格を演じるなんて無理ですから。ただ、放送で決して見せない顔としては、先ほどの質問で怒ることがほとんどないとお話ししましたけど、「怒ったら怖い」とよく言われますね(笑)。きっと、普段から本当にめったに怒らないので、たまにそうした姿を見せると意外に感じるのかもしれないですね。

Q03.気持ちが一番盛り上がる天気は?

檜山 やっぱり快晴ですね。雲が一つもない青空を見るとお出かけしたくなります。

 

Q04.曇りの日に傘を持って出かけるかどうかのボーダーは?

檜山 私、晴雨兼用の傘を毎日持ち歩いているんです。雨量が多い日は大きな傘を持って出かけますが、それ以外の日は紫外線から肌を守るために、いつも折りたたみ傘をカバンに入れています。紫外線は一年中出ていますし、気にされている方は、今のような冬の時期でも長い時間お散歩をする時は日傘を差すことをおすすめしますよ。

 

Q05.番組で好きな時間帯は?

檜山 やはり多く担当していることもあって「イブニング」(午後5:00〜8:00)や「ムーン」(午後8:00〜11:00)などの夜の時間帯が落ち着きます。特に「イブニング」だとスマホアプリの有料会員の方に向けてメッセージを送る「おかえりメール」のコーナーもありますし、皆さんからの返信があった時は嬉しくなります。「ムーン」も時間の流れがちょっと独特で、ゆったりとした感じが大好きですね。多くの方にとってお休みになる時間帯ですし、私も最後の30分あたりは声のトーンを下げて、落ち着いた雰囲気を出せるように心がけています。

 

Q06.もしお天気キャスターになっていなかったら?

檜山 ゲームの実況配信者になっていたと思います(笑)。YouTuberとして毎日のようにゲームに没頭していたでしょうね。

Q07.では、最近はまっているゲームは?

檜山 ここしばらくは忙しくてなかなかプレーができなかったんですが、ようやく少し前に出た『ポケモン』を始められました! もう、心が潤っています(泣)。私、ゲームができなかったり、アニメを見ていないと、心が荒んでいくんですよ。でも、ゲームって本当にいいなって思います。無心になれるので頭がスッキリしますし、好きな人たちと集まってプレーするのも楽しいですよね。

 

Q08.“大人になったな”と思う瞬間は?

檜山 20代前半の頃よりもお酒を飲むようになりましたね。大好きなのはアイスワイン。甘くておいしいんです。カナダに旅行した時に出合って感動して、今もお店にあると注文して飲んでいます。

 

Q09.では、“まだまだ子どもだな”と思う瞬間は?

檜山 勝負には絶対負けたくない!(笑) さっき「性格は穏やかです」と言ったばかりなのに(苦笑)。やるからには勝ちにいきたいですし、勝負ごととなるとやっぱり性格が変わりますね。お正月に番組内でキャスター同士による「ポカポンゲーム」対決があったのですが、“最弱女王”という不名誉な称号までつけられてしまったので、いつかリベンジのために練習用に買おうかどうか迷っています(笑)。通販サイトのお気に入りリストに入っていて、常にスタンバイ状態です。

Q10.休日の過ごし方の理想と現実は?

檜山 理想は朝7時頃に起きて、朝活をしたいんです。近くのカフェに行って、モーニングセットを食べながら読書をしたり。現実は……起きるとたいてい朝の10時か11時ですね。“あれ? 太陽の位置が高い!”ということにまず焦って、そこからちょっと家のことを済ませたら、それだけ休日の午前は終了です(笑)。

 

Q11.「いばらき大使」に就任しましたが、檜山さんがおすすめする茨城の穴場の観光スポットは?

檜山 高萩市にある花貫渓谷が大好きですね。ご存知の方もいるかもしれませんが、紅葉がすごく有名で。これからの新緑の季節に訪れても素敵だと思いますよ。

 

Q12.ずっと気になっているけど、まだ手をつけられていない趣味は?

檜山 生花をやってみたいんです。祖母が生花の先生で。小さい頃からずっとお稽古を眺めてはいたんですけど、実際にやったことがないので、しっかりと学んでみたいですね。それ以外でも「道」がつくものは挑戦してみたいです。いくつになっても新しく何かを始めるって素敵なことだなって思います。

Q13.天気が印象的なアニメ作品を一つ教えてください。

檜山 最近になってまた見返している作品なのですが、「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」というアニメがあるんです。数年前に劇場版が公開され、当時も何度か映画館に観に行きました。冒頭の夜のシーンで雪がしんしんと降っている描写が本当に素敵で、“これからどんな物語が始まるんだろう……!”とワクワクさせられるんです。どうしても繰り返し観たくなって、少し前にサブスクでレンタルもしました。もう、いっそのことディスクを買っちゃおうかなと思ってます。

 

Q14.コスプレを一緒にやってみたいキャスターは?

檜山 あいりんさんとは以前から一緒にやろうという話をしています。候補に上がっているのが『鬼滅の刃』か『ウマ娘 プリティーダービー』で。どのウマにするかまでは決めていないので、決まった時は番組かSNSで報告しますね。結衣ちゃんともちょうど一年ほど前にゴスロリファッションで撮影をしましたが、またやってみたいですね。でも、こればかりは押し付けるわけにもいかず、本人がやりたいかどうかにもよるので、リクエストがあれば、また違ったコスプレ撮影にトライしたいです。

 

Q15.最近、自分へのご褒美でしたことは?

檜山 お答えが被ってしまいますが、ゲームの『ポケモン』です(笑)。もう、最高のひとときです! ただ、やめどきが難しくって。とりあえず今は朝の4時までと決めています(笑)。

Q16.GetNavi webということで、ご自身を家電に例えると?

檜山 冷蔵庫……と思ったのですが、なんだか自分が凍っちゃいそうで、ちょっとかわいそうですね(笑)。では、炊飯器で。植物などは季節の移り変わりとともに時間をかけてお花を咲かせていきますが、私も時間をかけて作り上げていった想いなどを皆さんにお届けできればいいなと思っています。

 

Q17.最後に、普段愛用している家電を教えてください。

檜山 この冬は足元ヒーターを買いました。家では乾燥して喉を痛めないようにエアコンをほとんどつけないんです。その点、足元ヒーターだとブランケットをかけるとこたつみたいになるのですごく便利で。温度を変えられるし、タイマー機能もついているので、つい寝てしまっても大丈夫なんです。

 

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撮影/金井尭子 取材・文/倉田モトキ

伊藤沙莉が朝ドラ初ヒロインに喜び「諦めなければかなうと過去の自分に声を掛けたい」

『虎に翼』伊藤沙莉©NHK

 

2024年前期連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合ほか)発表会見が2月22日(水)に都内で開催され、ヒロイン・猪爪寅子役を演じる伊藤沙莉、脚本・吉田恵里香、制作統括・尾崎裕和が登壇した。

 

2024年前期連続テレビ小説のタイトルは『虎に翼』。日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・三淵嘉子をモデルに、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供たちや追い詰められた女性たちを救っていく、情熱あふれる法曹たちの物語を極上のリーガルエンターテインメントとして送る。

 

そんな本作でヒロインに抜てきされた伊藤沙莉が演じるのは、三淵をモデルとした女性・猪爪寅子(いのつめ・ともこ)。五黄の寅年生まれで、“トラママ”と呼ばれたという三淵にちなみ、寅子のあだ名も”トラコ”になるという。

 

伊藤は会見で、出演が決まった時の心境について「決まってすぐはやはり信じがたく、とても光栄なことなのですが、『やったー!』というよりは疑いから入ってしまいました。まさに今、徐々に徐々に実感が湧いてきています」と。続けて、「(トラコは)いろんなことと戦ってきた人だと思うので、強さや弱さも含め、人間らしく表現できたらいいなと思います。また私事ですが、今年29歳になり、芸能生活を始めて20周年になるので、節目の年にこういったすてきなお仕事をさせていただけることが本当にうれしいですし、なおさら頑張りたい」と喜びを口にした。

 

伊藤のオファー理由について、制作統括を務める尾崎は「伊藤さんとは、昨年『ももさんと7人のパパゲーノ』というドラマでご一緒させていただきました。その際、編集室で伊藤さんの映像を見ていたときに何回見ても飽きることがないといいますか、『ずっとこの人を見ていたい』と思わされたのが印象に残っていた」と説明。「毎朝15分間、伊藤さんに会えたら全国の皆さんがハッピーな気持ちになるんじゃないかなと。そういう時間を味わっていただきたいなと思い、伊藤さんにオファーさせていただきました」と明かした。

 

なお、伊藤の朝ドラ出演は、有村架純がヒロインを務めた2017年の『ひよっこ』以来となる。当時を振り返り、伊藤は「朝ドラはすごく影響力があるなと感じました。当時は町に出ると、名前ではなく『米子、元気?』と、さまざまな年齢層の方に声をかけていただけて。皆さんにとって親近感のある、生活の一部になる作品なんだなとあらためて感じました」と。

 

「有村さんはいつも穏やかで優しく、凛としていてヒロインそのものでした。そして役柄はもちろん、有村さんご自身もとてもすてきな方。有村さんのように、皆さんが支えたい、応援したいと思うヒロインを目指したい」と笑顔で意気込んだ。

『虎に翼』左から)伊藤沙莉、吉田恵里香©NHK

 

また、本作で演じるトラコについては「天真爛漫で元気な方というイメージ」と語り「ただただ明るく楽しい物語ではなく、人生っていろんなことが起きるなというのをあらためて感じています。そういうところを繊細に、作りすぎず、トラコの人間味をきちんと描きたい。お芝居に関しても、自分に対してもうそがないように努めたい」と前を見据えた。

 

記者から兄・伊藤俊介(オズワルド)のリアクションを問う質問が挙がると、「家族の反応をどうしても目の前で見たくて、事前に家族には『内緒だよ』と出演を知らせたのですが、そこから兄だけは除外させていただきました(笑)。そろそろニュースで知ると思うので、どんな反応が来るのか楽しみ」と告白。

 

「(兄以外の)家族はみんな総立ちで拍手してくれました。ただ、母は『目立てばいろんな感想があるだろうから…』と心配もしていて。でも、最後は『やるべきことをやりなさい。いつもとやることは変わらないし、とにかく頑張って。楽しむことが一番だから』というふうに言ってくれました」とエピソードを披露した。

 

また以前、朝ドラは“コンプレックス”だったという伊藤。今回の出演に当たり、「諦めなければ意外とかなうんだ、と。マネージャーさんをはじめ、今まで私がオーディションに落ちた時に泣いて悔しがってくれた方もいたのですが、私自身は『私にはできない。私なんて』と思っていたんです。そんな中でも、『あなたはできる』と言ってくださっていた方がいたというのはとても大きなこと。その言葉を信じていいんだよ、と声を掛けてあげたい」と、過去の自分へメッセージを贈った。

 

『虎に翼』伊藤沙莉©NHK

 

番組情報

2024年度前期 連続テレビ小説『虎に翼』
NHK総合ほか
2024年春スタート
毎週月曜~土曜 午前8時~8時15分ほか

 

『THE W』優勝・天才ピアニストにインタビュー。惜しくも敗れた前回大会から奮起して「ダントツで勝つ」と決意。女王までの道のりを振り返る!

昨年12月に開催された『女芸人No.1決定戦THE W 2022』で新女王に輝いた、竹内知咲とますみのコンビ・天才ピアニスト。2021年の大会では惜しくも準優勝という結果であったため、今回は悲願の優勝を達成した形となった。女性芸人No.1の称号を得た2人に、ここまでの道のりを振り返ってもらいつつ、大会当日の裏話から今後の展望まで、まるっと話を聞いてきた!

 

(構成・撮影:丸山剛史/執筆:kitsune)

竹内知咲(たけうちちさき)・左/1992年01月28日京都府生まれ。
ますみ(ますみ)・右/1987年04月28日奈良県生まれ

 

関西の大御所師匠や「マンゲキ」メンバーが盛大にお祝い

――まずは『女芸人No.1決定戦 THE W』優勝おめでとうございます! たくさんの方からお祝いの言葉があったんじゃないでしょうか。

 

竹内 ありがとうございます。大会が終わった直後から、吉本の先輩や友達からお祝いメールをたくさん頂きましたね。しかも、大阪の師匠方からもすぐ連絡がきたんですよ。ザ・ぼんちの里見まさと師匠、中田カウス師匠、ハイヒールのリンゴ姉さん、モモコ姉さんからも。

 

――すごいですね! 大御所の皆さんから。

 

ますみ リンゴさんから「1本目めちゃくちゃ面白かった! 2本目は……すごい!」ってきたので「あれ?  2本目は面白くなかったですか!?」って聞き返しました(笑)。そしたら「ちゃうねん! 感心したのよ。あたしらでは考えられへん設定やから!」と言っていただけました。

 

竹内 海原やすよともこ姉さんたちも、すぐに連絡をくれましたね。

 

ますみ 実は『THE W』の1か月前、『やすとものどこいこ!?』(テレビ大阪)に出演した際に、お2人が「次、なんでもええから大会で優勝したら、新しい衣装作ったる!」って言ってくださっていたんです。でも収録中のノリだし、半分流れるだろうくらいの気持ちでいたら、優勝した次の日に「おめでとう! さっそく衣装のこと考えようか」って。えぐい嬉しかったです!

 

――素敵ですね。もう制作していらっしゃるんですか?

 

ますみ はい。お2人にも「こういうデザインが似合いそうよな」って意見を出してもらいながら。そのうちお披露目できると思います。

 

――楽しみにしています。所属されている「よしもと漫才劇場(マンゲキ)」の皆さんの反応はいかがでしたか?

 

竹内 先輩も後輩も盛大に祝ってくれて、うれしかったですね。「なんでそんなにちゃんと祝ってくれるんや……!」ってくらい笑顔で祝福してくれて。普通、他の人が勝ち上がったりしたら“くそ―!”とかなるじゃないですか!?

 

ますみ アタシら他人の勝利とか、ちゃんと喜べないタイプで……すいません、ひねくれてて(笑)。

 

竹内 私たちが、この1年間、新ネタライブを劇場で頑張っていたこととか、みんなちゃんと見ててくれたみたいで。

 

ますみ 例えば先輩だと、もものまもるさんから「感動した! 抜かれてる場合やないから追いつくわ。てか追い越すわ!」と熱い言葉をくれましたね。同期でいうと、フミのもういっちょ!とん平が、自分のことのように喜んでくれて。

 

竹内 え……大丈夫ですか!?  もういっちょ!とん平とか…オフィシャルな記事で出して。関西でも浸透してないのにww

 

――(笑)。もちろん、大丈夫です。

 

ますみ 優勝が決まった瞬間のとん平ちゃんの動画をもらって見たら、ヒィヒィ言いながら引くぐらい号泣してて(笑)。道頓堀ZAZA POCKET’Sって小さい劇場で、ずっと一緒にユニットライブしてきた間柄で、その仲間が喜んでくれたのは本当にうれしかったし、やってきて良かったと思えましたね。

 

涙を飲んだ前回大会を経て、目指したのは『M-1』のミルクボーイのような“ダントツ優勝”

――天才ピアニストさんは、昨年の『THE W 2021』でも最終決戦まで進まれていましたが、惜しくも準優勝という結果でした。今、振り返ってみていかがでしょうか。

 

竹内 前回の2021年の大会の時も、本当に優勝するつもりで臨んでいました。昨年もそうだったのですが、毎月新ネタを6本作って単独ライブをやっていたんです。

 

――毎月6本はすごい……!

 

竹内 完全に勝ちに行くつもりでやっていたので悔しかったですね。ただ、前回大会の最終決戦では「よし、絶対行けたな」って感覚はなかったのが正直なところでした。Aマッソさんも、オダウエダさんもウケているし、ジャンルも全然違くて審査員の皆さんが可哀想なくらいで(笑)。

 

――審査員の皆さんかなり悩まれていましたよね。

 

竹内 そのことから、誰がどう見ても「ここが優勝やな」って思うくらい“ダントツで勝たないといけない”と感じたんです。

 

ますみ  『M-1グランプリ2019』のミルクボーイさんみたいな感じやね。

 

竹内 そうそう。その大会の後、審査員をしていた笑い飯の哲夫さんに「お前らなら来年ダントツで勝てると思ってるから、もう(票を)入れんでいいと思った」って言われたんです。身が引き締まりましたし、哲夫さんがそう言ってくださったから、今年頑張れたっていうのはありますね。

 

――ネタ作りについて、新たに意識してやってみたことはありますか?

 

ますみ 『THE W』は、コントも漫才もピン芸もある何でもありな大会なので、構成も大事やけど、パッと見た時のインパクトと印象に残るキャラクター作りが重要だと考えて、ネタ作りに取り組みましたね。

 

竹内 今回の最終決戦は、紅しょうがさんとヨネダ2000と戦ったのですが、もともとその2組がインパクト勝負では強いと思っていたし、戦うならその2組が良いと思っていました。

 

ますみ そこに負けないように、キャラクターについてはディティールを最後までこだわりましたね。

 

――どなたかにネタを見てもらったり、アドバイスを頂いたりはしましたか?

 

竹内 先輩方や作家さんに。例えば、ビスケットブラザーズの原田(泰雅)さん。「全体は面白いから、まだこのシーンでボケれるんちゃう?」と細かいボケの詰め方をアドバイスしてくれて、めちゃくちゃ参考になりました。(キングオブコント)王者の意見でしたね。

 

――おお、さすがです!

 

ますみ ワンパンチ増やして、もうひと笑い起こすことができました。ありがたかったですね。

 

ますみが〝変なテンション〟に!?  暫定席は拷問!? 大会当日の舞台裏

 

――さて、大会当日はいかがでしたか。緊張されていましたか?

 

ますみ 決勝の1本目は、私はいい意味でリラックスできていて。なんならヘラヘラしてたくらい! 緊張感がないっていったらアレなんですけど、ほんまに楽しくなってきて変な感覚で。それで竹内を不安に陥れたんですけど……(笑)。

 

竹内 やばいんちゃうん!? って思いましたよ。めっちゃ変なテンションになってるから……!

 

ますみ 普段は、いつでも緊張しいなんですよ。単独なんかは、全部新ネタなので出る3秒前まで「わ~どうしよう」「このあとどうすんやっけ~」とか言ってるのに、なぜか『THE W』では、全然そんなことはなく、ゆったりできました。

 

――竹内さんはどうでしたか?

 

竹内 私は逆で、普段しないのに、緊張してしまいましたね~。1回戦のネタでは、私ひとりで最初の長いセリフを言うので、噛んだらヤバい! 終わりだ! と思って。プレッシャーでしたよ。

 

――しかし、そんな緊張も諸共せず、一回戦では同ブロックのほか3組に勝利。しかも、全票獲得して圧勝されていました。

 

ますみ アレは気持ちよかったですね~(笑)。完全試合ができました。そこで勢いづいた感じもあります。

 

竹内 始まる前は、昨年と同じBブロックのトップバッターだったので、嫌だな~と思ってました。勝ち抜き戦って、トップが損しがちなシビアなシステムだと思うので。それこそ、ダントツで面白くないと残れない。

 

――そこを勝ち抜いていく姿、かっこよかったです。ネタが終わって、自信はありましたか?

 

竹内 自分たちのウケは良かったな、とは思ったんですけど、終わった後は他の組の声が聞けないんですよ……! だからウケ具合も比較できなくて。モニターだけ見ていると、皆ウケているように感じて「わ~やばいやばいやばい!」って焦る(笑)。

 

ますみ ほんまに、あの暫定席は拷問ですよ……! もう味わいたくないです~。

 

遂に悲願の優勝へ。ますみは、今までの人生を振り返って号泣!

――そして、運命の最終決戦では「VR」のネタを披露されてましたね。ほかにない設定と、ますみさんのキャラクターが最高でした。

 

竹内 VRについては、設定のインパクトを狙っていきました。ほかと絶対に被らないだろうと思って。あと、普段からネタを考えるときは、ますみの声で再生しながらセリフを考えるんです。ますみにフィットしそうなキャラクター設定で常に考えていますね。

 

――なるほど。衝撃的な展開で、面白かったです。

 

ますみ でも、最終決戦が2番手で、また2021年大会と同じ順番だったんですよ。自分たちが終わった後、ヨネダ(2000)のパラパラの音楽が始まった瞬間「わ、ヤバい……行かれたかも」って悪夢が蘇りました(笑)。

 

竹内 自分たちは全力を出し切っていたので、あとはもう「好きに選んでくれ……」と思うだけでしたね。

 

――その結果、見事に優勝。 6代目の女性芸人No.1の称号を勝ち取りました。勝利が決まった瞬間はいかがでしたか?

 

竹内 私は「超気持ちいい〜!」ってなりましたよ、北島康介さん以来の(笑)。ここを目指してやってきたので、私もちょっと泣きそうってなったんですけど、ふと隣見たら、ウェ~ッて号泣してる人おってww それ見て途端にスンッて涙が引きましたわ。

 

ますみ あははは! もう、それはごめんなさいね~。

 

竹内 コンビの涙の総量を超えてもうてるから、これ以上私が水気を出すわけにはいかんと思ったというわけです。

 

ますみ 今年、毎月単独ライブをやってきたこととか、芸人やる前に看護師やってたころのことから、ぐ~って走馬灯のように思い出しまして……。

 

竹内 え~! そんなに巡ってたん!? それはたしかに泣くか(笑)。

 

ますみ 芸人やるって言ったら心配されたこともありましたし、それで遂に結果が残せたという思いが募って……竹内の水分も摂りましたわ! それぐらい嬉しかったです。

 

気になる賞金の使い道は?  おばちゃんウィッグの購入と竹内の変身企画!?

――各所で聞かれてるかと思いますが、優勝賞金が1000万円ということで、使い道は?

 

竹内 最近、コントで使う衣装やカツラが増えてきたのもあって、トランクルームか倉庫を借りて、理想のコント部屋みたいな場所を作れたらいいなと思っています。ですが、それでも賞金は全然余ると思うので(笑)。

 

ますみ 私も仕事関係でいうと、良いカツラを新調して、おばちゃんのバリエーションを増やそうかなと。劇場にもカツラはあるんですけど、男性陣の管理が悪くて治安の悪いカツラしかなくて…!

 

――(笑)。天才ピアニストさんのコントでは、カツラを被る機会が多そうですもんね。

 

ますみ 9割方、被ってます。リアルさを求めて、おばちゃんたちが実際に使っているおしゃれウィッグも持っているんです。良いウィッグになると、5〜6万するんですよ。

 

――なかなかなお値段……!

 

ますみ 行きつけのウィッグ専門店があって、もう常連です(笑)。お店の方も、私たちのことを知ってくれているので、「どんな感じのおばちゃん?」とかヒアリングしてくれるんですよね。今後はさらに、いろんなおばちゃんを追求していこうかと。

 

――楽しみにしています。プライベート的なことでは何か使い道はありますか?

 

ますみ んん~特に考えていないですが、余ったお金で竹内の女子力を上げていきたいなと思っています。お洒落させていこうと!

 

竹内 服とかほぼ興味なくて、かわいいって言われた同じ服を年間200日くらい着てますから(笑)。

 

――変身企画やメイク動画は、ファンの方もぜひ見たいんじゃないでしょうか。

 

ますみ これを機に、ちょっとお金かけてやってみるかも。楽しみにしていてください!

 

テレビ出演も急増中。竹内が〝出れずには死なれへん〟番組とは?

――大会の優勝特典として、日テレ系番組の出演権も贈られていましたね。テレビのゲスト出演も増えたんじゃないかと思います。

 

竹内 もう、ジャニーズの方や俳優の方がキラキラ輝きすぎていて、そこと並んで私らって……大丈夫ですか? ゲストとして弱すぎでしょ! って思いながら出てます。

 

――どなたか共演したい方やお会いしてみたい方はいらっしゃいますか?

 

竹内 そうですね。私はMr.Childrenの桜井(和寿)さんの大ファンなので、いつかお会いしたいと思っています。でも、アーティストの方ってなかなか難しそうですよね……。

 

ますみ 私もアーティストの方でいうと、小学校のころからGLAYさんのファンなので。ほんまに音楽系の人ってどこで会えるんやろ。

 

――バラエティ番組には出演少なそうですもんね。

 

ますみ あとは、タモリさんにお会いしたいなあ。タモリさんがほんまに存在してるかどうか、まだ信じてないので…… (笑)。いつかぜひ!

 

竹内 芸人さんでいうと私は、さまぁ〜ずさんに憧れているので、お会いしたいですね。実は三村(マサカズ)さんが『THE W』のあとに「天才ピアニスト良かった」ツイートしてくれてたんですよ!

 

――それはうれしいですね。

 

竹内 めっちゃ感動しました。どこか番組で共演できたらいいなと思います。

 

――ちなみに、出演したい番組はありますか?

 

竹内 私は、怖いですけど『人志松本のすべらない話』(フジテレビ)ですかね。

 

一同 おお~!

 

竹内 すべらない話とか持ってないですし、緊張しそうですけど、いつか。出れずには死なれへんなって思ってますね。

 

――それはぜひ拝見したいです。 ますみさんは、いかがですか?

 

ますみ 私は、テレビというよりはラジオですかね。年始に『オールナイトニッポン0』に出演させてもらったのはうれしかったです。タイトルコールもできて、一つ夢が叶った瞬間でした。

 

――おめでとうございます。実際にパーソナリティをしていかがでしたか?

 

ますみ いや~、90分が一瞬でしたね。『0』の放送時間って遅いじゃないですか。しっかり起きてるつもりだったんですけど、やっぱり少し適当なことも言ってて(笑)。

 

竹内 自分たちの中では、それがまた良かったな、とはなりましたね。

 

ますみ 私たちが関西でやってるレギュラーラジオは、朝10時からの放送なので、わりとしゃっきりしてるんです。なので、同じラジオでも違う感覚を知ることができて良い経験でした。反省点もあるので、ぜひまた挑戦してみたいですね。

 

コント番組、全国ツアー、賞レース……天才ピアニストのこれからの展望

――最後に、お2人の今後の展望や、挑戦したいことをお聞きできればと思います。

 

竹内 やりたいのは、コント番組です。『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ)に憧れていて、ああいった番組がかっこいなと思っているので。その中でも、ユニットコントのセンター的な立ち位置を狙っていきたいですよね。

 

――番組の中心メンバーということですね。

 

竹内 はい。女性コンビが中心でできる映像コントは、まだまだあるんじゃないかと思うので、やってみたいです。それに、女性コンビを何組も集めて演じるコントも今まであまりないような気がしますし。

 

ますみ 女性枠って女優さんが入ってる場合もあったりするのでね。キャスト決めなくても女芸人がワッと集まったら面白いかなと思いますよ。

 

竹内 それを実現するのが直近の目標ですね。

 

ますみ 関西でそういった特番の提案をしているので、今年中には叶えたいんですよ。

 

――近々、見れるかもしれないんですね! 楽しみです。

 

竹内 あとは、知名度的にまだまだかと思いますが、全国ツアーをやりたいですね。

 

ますみ 地元の凱旋ライブとかも良いですよね。

 

――もう普通に全国ツアーできると思いますが。

 

竹内 いやいや~。全国ツアーするってなって、チケット即完するくらいになりたいですねえ。目標です。

 

――賞レースはいかがですか?

 

竹内 もちろん今年も出ますよ。『M-1』も『キングオブコント』も!  関西の賞レースもたくさんありますし、2023年も頑張りたいですね。

 

――これからも応援しています。本日はありがとうございました。

月10ドラマ初主演の天海祐希が松下洸平と初タッグ!『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』4月スタート

4月スタートのカンテレ・フジテレビ系新月10ドラマが、天海祐希が主演を務める『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』に決定。併せて、松下洸平が共演することも発表され、両名と原作者・柚月裕子のコメントが到着した。

『合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~』松下洸平、天海祐希 ©カンテレ

 

本作は、頭脳明晰そして変装の達人という女探偵・上水流涼子が、IQ140の相棒・貴山伸彦とタッグを組み、さまざまな依頼を超大胆な方法で解決していく。不条理がまかり通る現代の“あり得ない”敵を、“あり得ない”手段で葬る、極上痛快エンターテインメントだ。

 

原作は、映画化もされた「孤狼の血」で日本推理作家協会賞を受賞し、エンタメ界で今最も注目される作家・柚月裕子の小説「合理的にあり得ない 上水流涼子の解明」(講談社文庫)。柚月の魅力全開な鮮烈ミステリーを痛快にドラマチックに、ときにコミカルに映像化する。

 

天海が演じるのは、高い知性と美貌を持ち合わせる女探偵・上水流涼子。すご腕の弁護士として多くの事件を担当していたが、ある傷害事件をきっかけに弁護士資格を剥奪されてしまう。その後、「探偵事務所 上水流エージェンシー」を立ち上げ、探偵業へと転身を遂げた異例の経歴の持ち主。

 

殺しと傷害以外の依頼は全て受けるスタンスだが、依頼料だけで200万円という破格のギャラ。その分、法律や常識を無視し、超大胆に事件を解決していく。激辛の食べ物をこよなく愛しているなど、嗜好も一風変わっているクセありな役どころ。

 

いっぽう、松下が演じるのは、IQ140を超す頭脳明晰な青年・貴山伸彦。偶然の出会いから「探偵事務所 上水流エージェンシー」で働くことになる。多くの分野に精通しており一見完璧にも見えるが、女性が苦手でうまく話せないという弱点が。突拍子もない上水流涼子のやり方にイヤイヤながらも引っ張られ、探偵バディとして事件の解決に一手を加える。

 

女探偵・上水流涼子と貴山伸彦が立ち向かうのは、依頼者を困らせる理不尽な悪党たち。時に手段を選ばない上水流を、貴山が頭脳を生かしてサポートするという絶妙なコンビネーションで、不条理な事件を鮮やかにかつ痛快に解決へと導いていく。

 

同時に、2人はそれぞれが抱える過去の確執にも立ち向かう。貴山は家族との確執、そして弁護士資格を剥奪されたきっかけである傷害事件の記憶が全くない上水流は、その真相を追い続ける。終盤にかけて明らかになる、それぞれの真犯人とその目的、上水流と貴山が密かに抱え続ける心の闇にも注目だ。天海と松下、原作者・柚月のコメントは下記に掲載。

 

天海祐希(上水流涼子役)コメント

原作がすごく面白かったので、ありがたい役だなと思いましたし、お相手が松下さんとうかがったので、それもすごく楽しみで光栄なことだと思いました。(松下さんは)人柄も役者としての力も、ものすごくポテンシャルが高いですし、パッと演じた私の芝居にもパパッと乗ってくれるので、演じていてとても楽しいです。どこか人を信用できないけれど、人を信じたいと思う2人が、結果として人を助けていくことになるという展開がすごく面白いと思います。淡々とした2人の歩調が合っていくというところを楽しみに見てほしいです。

 

松下洸平(貴山伸彦役)コメント

探偵・上水流涼子という役を天海さんがやるのだと思うと、もう天海さんにしか見えなくて、そのバディとしてご一緒させていただけるのはとても光栄ですし、うれしかったです。シリアスなシーンも多い中で、ふざけたシーンでは天海さんが真剣にふざけてくださるので、僕は正直、笑いをこらえるのにいつも必死です。(貴山は)かなりクセが強いというか、つかみどころのない性格ですが、どこか人として隠している部分がある、人間味のある貴山をストーリーが進むごとに見せていきたいと思います。

 

原作者・柚月裕子 コメント

この作品は自分が書いた小説の中で一番、楽しさを意識して書いたものです。ドラマはその上を行くとびっきりのエンターテインメントで、小説の世界がさらに大きくなっています。登場人物たちの背景もより深く作られていて「この後どうなるの?」とドキドキハラハラしました。早く、動く涼子や貴山が見たくてたまりません。愉快で痛快で豪快。そして、胸がジーンとするような感動もあり、とてもぜいたくなドラマだと思います。ご覧になった方も、胸がスカッとすることに間違いはありません!私も登場人物たちの活躍を、ひとりのファンとして楽しませていただきます。

 

番組情報

『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』

カンテレ・フジテレビ系

2023年4月スタート

毎週月曜 午後10時~

 

<CAST>

天海祐希、松下洸平

 

<STAFF>

原作:柚月裕子「合理的にあり得ない 上水流涼子の解明」(講談社文庫)

脚本:根本ノンジ

音楽:眞鍋昭大

プロデューサー:萩原崇、清家優輝

演出:光野道夫、二宮崇、倉木義典

制作協力:ファインエンターテインメント

制作著作:関西テレビ

 

公式Twitter:https://twitter.com/arienai_g

公式Instagram:https://www.instagram.com/arienai_g/

 

©カンテレ

小芝風花が人生初の金髪で“超絶やさぐれ女”に!人気漫画『波よ聞いてくれ』ドラマ化「新しい自分になれた気がしてワクワク」

女優の小芝風花が、4月スタートの金曜ナイトドラマ『波よ聞いてくれ』(テレビ朝日系 毎週金曜 午後11時15分~深夜0時15分)で主演を務めることが決定した。

『波よ聞いてくれ』©テレビ朝日

 

本作は、大ヒット作「無限の住人」で知られる沙村広明による「月刊アフタヌーン」(講談社)で連載中の同名漫画が原作。2020年の「マンガ大賞」では第4位にランクイン、さらに同年に地上波でアニメ化もされて話題となった大人気作だ。

 

初の実写化となる本作で主演を務めるのは小芝風花。演じるのは、スープカレー店でアルバイトをする主人公・鼓田ミナレ。彼氏にフラれた上に金もだまし取られ、やけ酒を飲んでは見ず知らずの男に愚痴をさく裂。挙げ句、泥酔して記憶をなくす“超絶やさぐれ女”という役どころだ。

 

ところが、この失恋トークをかました見ず知らずの男が、実は地元ラジオ局のチーフディレクターで、彼に素質を見いだされたミナレは、あれよあれよと深夜のラジオで冠番組を持つことになり、やがてラジオパーソナリティーとして開花していくことに…。

 

これまで、初主演を務めた映画「魔女の宅急便」(2014年)や連続テレビ小説『あさが来た』(2016年)などの話題作や、コメディエンヌとしての才能を発揮した『トクサツガガガ』(2019年)、『妖怪シェアハウス』シリーズ(2020年、2022年)、『彼女はキレイだった』(2021年)など、数々の作品で活躍してきた小芝だが、ここまでの破天荒で型破りなキャラクターを演じるのは初となる。

 

「私自身とミナレという人物がかけ離れている印象だったので、『この役を私が演じるんだ!?』と驚きました」と最初の印象を明かした小芝。この役柄に合わせて人生初となる地毛を金髪にして挑むことになり、見た目からガラリとイメージを一新。「この役に挑むからには絶対に金髪にしたかったんです!」と並々ならぬ覚悟で挑む。

 

さらに、髪形の他にもメークやファッションと、これまでの印象とは全く異なるビジュアルに大変身を遂げた小芝は、「新しい自分になれた気がして、今はワクワクしています!」とやる気に満ちている。

 

その一方で、ミナレのやさぐれたキャラクターをつかむのには一苦労していると言い、雰囲気を肌で感じるために「普段はやらないのですが、今はお酒飲みながら台本読んでいます(笑)」と驚きの告白。さらに、マシンガントークをさく裂する役柄とあって、「セリフ量がとんでもなく、一筋縄ではいかない役」とプレッシャーも感じているそう。いろいろな意味で、小芝にとって新境地となる本作。どんな新しい姿を披露していくことになるのか、必見だ。

 

また、ミナレがラジオパーソナリティーを担当することになるのが、深夜に放送される冠番組『波よ聞いてくれ』。本人が破天荒なら番組も奇想天外で、ラジオを通じて元カレへの復讐劇や、幽霊が現れる部屋への突撃レポート、ストーカーへの公開生説教など、これまでのラジオの既成概念を覆し、毎回内容が異なる刺激MAXのぶっ飛び企画を続々とオンエアしていくことに。

 

しかも、ミナレを取り巻く人物もミナレに遜色ないほどの個性が強い変わり者たちばかり。そんなキャラクターの濃い人間たちと関わりながら、ミナレがラジオを舞台に巻き起こす激動の日々をテレビで描くという、メディアミックス新感覚エンターテインメントとなる。その中ではラジオ制作の裏側も垣間見えると同時に、ラジオ番組に懸ける制作スタッフの熱い思いや葛藤、さらには駆け引きなど泥臭くも熱い一面もつぶさに描いていく。

 

そんな本作の脚本を手掛けるのは、『LIAR GAME』(2007年)、『メイちゃんの執事』(2009年)などジャンルを問わず数々の原作の実写化を成功させてきた古家和尚。演出には『架空OL日記』(2020年)、『殺意の道程』(2021年)などバカリズム脚本作品でタッグを組み、新しいコメディーの形に挑んできた住田崇。最強の布陣で予測不可能な無軌道コメディーの実写化に挑む。小芝によるコメント全文と役柄の詳細は以下を参照。

 

鼓田ミナレ役・小芝風花

<役柄>

北海道・釧路出身。スープカレー店「ボイジャー」のアルバイト店員。彼氏に振られた上にお金をだまし取られてバーでやけ酒を飲んでいたところ、偶然居合わせた円山ラジオ(MRS)のチーフディレクターに失恋トークを炸裂。それをきっかけにラジオパーソナリティーとしての素質を見いだされ、深夜の冠番組『波よ聞いてくれ』に抜擢される。滑舌の良さとマシンガントーク、頭の回転の速さと独特のユーモアのセンスを評価される。思い切りの良い性格が災いして、数々の事件に巻き込まれるし、さらには周りの人間もガンガン巻き込んでいく。

 

<コメント>

◆主演が決まった時の率直な気持ちをお聞かせください。また、原作を読まれて、いかがでしたか?

最初お話をいただいた時は、私自身とミナレという人物がかけ離れている印象だったので、「この役を私が演じるんだ!?」と驚きました。高崎(壮太)プロデューサーとはご一緒するのが今回で4度目なのですが、すごいチャレンジというか、冒険をさせてくださるなって思いました(笑)。原作も読ませていただき、アニメ版も拝見させていただきましたが、鼓田ミナレという人物をなかなかつかみきれなくて、また、作品の世界観も独特で、出てくるキャラクターもみんなちょっとおかしくて(笑)。ただ、原作の漫画もアニメ版もなぜか、ついつい続きに手が伸びちゃうような癖になる感じがあり、ドラマ版でも「なんか変わったドラマをやっているけど、来週も気になるな」みたいな感じになっていただけたらうれしいです。

 

◆今回演じられる鼓田ミナレというキャラクターについて、どのような印象を受けましたか? “やさぐれ女”というこれまでにない破天荒なキャラクターに挑みますが、心がけたいことなどありましたら教えてください。

とにかくは破天荒で、ガサツな部分もあったり、人として足りない部分もたくさんある人なのですが、それと同時に周りを動かしたり巻き込んだりするパワーがとても強い人だなと思いました。漫画やアニメでは、「こんな人、本当にいる!?」と思うような、何を起こすか分からない強いキャラクターなのですが、そんな原作で描かれるミナレの良さも引き継ぎながら、監督やプロデューサーとは「ミナレみたいな人っているよね」と感じさせるようなリアリティも出せるようにしていきたいということはお話ししています。でも、こういったやさぐれた役は初めてで、さらに第1話では酔っぱらって荒れているミナレからスタートするので、そういう雰囲気をつかめたらいいなと思い、普段はやらないのですが、今はお酒飲みながら台本読んでいます(笑)。

 

◆役柄に合わせて初めて金髪にされましたが、いかがですか? また小芝さんにとって、髪形など外見を変えることは役作りにどのような影響を与えますか?

最初にこのお話をいただいた際に、この役に挑むなら絶対に金髪にしたいと思ったんです!なので、マネージャーには自ら「私、今回金髪できますか!?」ってすぐに確認したんです(笑)。ただ、初めて地毛を金髪にして鏡を見た時は、「え、似合わないかも…」と思ってしまったんですけど(笑)、髪の毛をセットしていただいたり、強めのメークをしていただいたり、おしゃれな衣装を用意していただいたり、今回はカラコンも付けたりと、ヘアメークやファッションなどいろいろ相談しながら、皆さんのおかげでちゃんと鼓田ミナレのビジュアルを作っていただけました。トータルすると新しい自分になれた気がして、今はワクワクしています!

 

髪の毛を染める前に台本読んだ時は、どこかしっくりこなかったのですが、ビジュアルが変わったことでとても助けられて、こういう感じでいいのかなという役の方向性が自分の中で少し見えた気がします。

 

◆ミナレは素質を見いだされ、ラジオDJとして開花していくことになりますが、ラジオDJの役に挑むに当たり、準備していることや参考にしている人などありましたら教えてください。

私は普段、ラジオをあまり聴いていなかったのですが、ミナレも最初は全くその世界に関わりのないスープカレー屋さんのアルバイトなので、実はそんなに聴いていないんです。なので、撮影始まってから、ミナレの成長と共に徐々に聴いていこうかなと思っています。ただ、ミナレ自身は全くかまずに見事なトーク力を持っているので、セリフ量がとてつもなくて(笑)。いつものテンポでいくとこぼれてしまうようなセリフ量なので、テンポもとても大事ですが、早すぎて視聴者を置いていってしまってはいけないのでセリフもきちんと聞かせたいと思っています。さらに、ミナレは普段の会話の時とラジオで話してる時など場面ごとに話し方が変わるので、本当に一筋縄ではいかない役だなと思っています。そういう意味ではとても不安で、だいぶプレッシャーを感じています。昔、事務所の活舌レッスンで使っていた「外郎売」で練習をしたり、口元を緩めてから台本を読むようにしたりしています。

 

◆小芝さんご自身、ラジオにまつわる思い出などありましたらお聞かせください。

これまでラジオ番組のパーソナリティーを務めさせていただいたことがあるのですが、ミナレの番組とはだいぶ違って爽やかな番組ではありましたが(笑)、この作品でも描かれているように、ラジオの良さはリスナーさんとの距離感がテレビと比べて近いですし、テレビでは話せないようなことが話せるなど、わりとフリーダムなところが魅力ということは、確かにそうだなと感じていました。ただ、ミナレの場合は、リスナーに寄り添うのではなく、いろいろぶち壊しながら、“ミナレ劇場”のような感じになっていくので、ミナレが作るラジオの感じや、それがドラマとして映像になった時にどう表現されるのか、未知ではありますが、とても楽しみです。

 

◆これから始まる撮影に向けての意気込みと、楽しみにしている視聴者へのメッセージをお願いします。

ミナレって、ホントにたくさん失敗をするんです。でも、そんなたくさん失敗をするミナレを見ていると「あ、別に失敗していいんだ!」とこちらの気持ちが少し軽くなったりするんですね。なので、この役を通して、別にダメな部分があっても失敗しても、「そんなに堅苦しく考えなくてもいいかな」と見てる人の心がふわっと軽くなればいいなと思っています。そんなミナレのパワフルな部分もダメな部分も全力でお届けできるように、撮影を頑張ります。

 

原作・沙村広明 コメント

去年の秋に「テレビドラマ化の話が来ています」と担当さんから伺って驚いたのですが、「来年の春に放送します」と言われて「はっや!」と2度驚いてしまいました。ありがとうございます。

 

小芝風花さんが主演だと聞いて、「え? こんな可憐そうな女優さんがミナレ(=めちゃくちゃな女)を!?」と驚いたのですが、その後いくつかの出演作品を拝見させていただいて、「逆にお前にできない役は何なんだよ…」と、2度驚いてしまいました。どうぞよろしくお願いします。

 

高崎壮太(テレビ朝日プロデューサー) コメント

原作を初めて読んだときその強烈な個性にぶっ飛ばされました。

 

キャラクターたちが、ストーリーが、とにかく変です。けど、こんな友達、こんな同僚が周りにいたら最高だなと思いました。特に主人公のミナレが最っっっっ高なんです!破天荒でやさぐれてて、ダメダメで、でも思いやりがあって自由で。そんな唯一無二の主人公・鼓田ミナレを小芝風花さんがやってくださります!

 

小芝さんとは縁あって作品をご一緒するのが今回で4回目です。現場で何度も小芝さんの痺れるようなお芝居を見てきました。年上のお芝居モンスターたちに囲まれながらもその場の全員を手玉に取るようなお芝居を見せられ圧倒されたこともありました。「鼓田ミナレ」との出会いが小芝さんを覚醒させ、きっと今までに見たことのない新しい一面を見せてくれると思います。(金髪もカッコイイし似合ってます!)

 

ラジオ・スープカレー・ゲス彼氏・官能小説・亀・殺し屋・陰陽師…

 

なんでもありの「キメラ」的エンタメ作品。

 

金曜の夜に、鼓田ミナレというエネルギーの塊のような主人公と共に一週間働いて疲れた視聴者の皆様をさらにどっと疲れさせるかもしれない、悪夢のような、ときに劇薬のような破壊力満点の作品をお届けしたいと思います。

 

沙村先生にお預かりしました大切なこの作品をフルスイングで実写化したいと思います!

 

番組情報

金曜ナイトドラマ『波よ聞いてくれ』

テレビ朝日系

2023年4月スタート

毎週金曜 午後11時15分~深夜0時15分

 

原作:沙村広明『波よ聞いてくれ』(講談社「月刊アフタヌーン」連載)

脚本:古家和尚

演出:住田崇、片山修、植田尚、林ゆうき、山城ショウゴ

エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)

プロデューサー:高崎壮太(テレビ朝日)、神通勉(MMJ)

制作:テレビ朝日、MMJ

 

番組公式HP:https://www.tv-asahi.co.jp/namiyo/

Twitter:https://twitter.com/namiyo_tvasahi

Instagram:https://www.instagram.com/namiyo_tvasahi/

 

©テレビ朝日

©沙村広明/講談社

「バイオハザード」新作CG映画が23年夏公開 張り詰めた表情のレオンとクリスを描いたティザービジュアル&特報が解禁

CG長編映画「バイオハザード:デスアイランド」(2023年夏公開)より、ティザービジュアルと特報映像が解禁。羽住英一郎監督、脚本の深見真からコメントが到着した。

©2023 CAPCOM / DEATH ISLAND FILM PARTNERS

 

全世界でシリーズ累計出荷本数が1億3,000万本を超えるサバイバルホラーゲームの金字塔「バイオハザード」。2021年に『バイオハザード:インフィニット ダークネス』として、シリーズ初の連続CGドラマ化されると、動画配信サービスNetflixにて再生回数ランキングの首位を獲得した。

 

羽住監督をはじめ、そんな『バイオハザード:インフィニット ダークネス』制作スタッフが再集結し、2017年公開の「バイオハザード:ヴェンデッタ」を手掛けた深見が脚本を担当。新たなCG長編映画として、「バイオハザード」の世界を描く。

 

本作の舞台となるのは、かつて刑務所として使用されていた監獄島・アルカトラズ。アメリカ大統領直属のエージェントのレオン・S・ケネディは、機密情報を握るアントニオ・テイラーを拉致した武装集団の車両を追っていた。だが突如現れた謎の女の妨害に遭い、犯人たちを取り逃がしてしまう。

©2023 CAPCOM / DEATH ISLAND FILM PARTNERS

 

一方、対バイオテロ組織「B.S.A.A.」のクリス・レッドフィールドは、サンフランシスコを中心に起きている感染経路不明のゾンビ発生事件を担当していた。調査の結果、被害者全員がある場所を訪れていたことが判明。そこは、かつて刑務所として使用されていた監獄島・アルカトラズだった。

 

交わるはずのない2つの事件の手がかりを求め、クリス一行はフェリーへと乗り込み、島へ向かうことに。この島が彼らにとって「デスアイランド(死の島)」となることを知らずに…。

 

解禁されたティザービジュアルではレオンとクリスが張り詰めた表情で調査に向かう一幕が描かれ、迫りくる波の中央に浮かぶ監獄島・アルカトラズが、これから始まる物語の恐怖を予感させる。

 

また特報では、感染経路不明のゾンビが人を襲うシーンから始まり、任務に当たるレオンの姿や、調査のためにかつて刑務所として使用されていた監獄島・アルカトラズへ向かうクリスの様子が描かれ、海中の檻から大量に放たれるリッカーや、巨大な牙をもつ海洋生物の姿など、絶望を予感させる映像となっている。

 

また、先着特典としてA4サイズのクリアファイルがついたムビチケカードが、2月10日(金)より上映劇場窓口ほかメイジャー通販にて発売。上映劇場は公式サイトにて後日発表される。

 

「バイオハザード:デスアイランド」特報

監督:羽住英一郎 コメント

『バイオハザード:インフィニット ダークネス』に引き続き、またバイオハザードの世界に没入できて、とても刺激的な制作期間でした。スタッフもほぼ同じメンバーでしたので、今回は特に長年バイオハザードのゲームに親しんできたユーザーに楽しんでもらえる作品を目指しつつ、スクリーンサイズへのスケールアップにスタッフ一丸となって挑戦しました。

 

脚本:深見真 コメント

「バイオハザード:ヴェンデッタ」に引き続き、バイオハザード映画の新作で脚本をやらせていただきました。自分自身、原作ゲームの大ファンなので、再び「B.O.W.がいる世界」に戻ることができて感無量です。

 

ちょうど「バイオハザード RE:3」が発売直後の時期に(めちゃくちゃプレイしつつ)脚本執筆に入りました。バイオハザードをプレイしてエネルギーをためてバイオハザードの仕事をする永久機関の完成です。

 

ゲームするのも仕事のうちです。素晴らしいスタッフによる映像を僕も楽しみにしております。

 

作品情報

「バイオハザード:デスアイランド」

2023年夏公開

 

監督:羽住英一郎

脚本:深見 真

CG制作:Quebico

プロデュース:トムス・エンタテインメント

配給:角川ANIMATION

製作:DEATH ISLAND FILM PARTNERS

 

原作:株式会社カプコン

 

公式サイト:https://biohazard-deathisland.com/

Twitter:https://twitter.com/bio_deathisland

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©2023 CAPCOM / DEATH ISLAND FILM PARTNERS