「酒盗」の名はダテじゃないな…! ねぎとのコラボで「和のお酒」がツルツル進む「まぐろ酒盗 ねぎ」

酒盗は、カツオやマグロ、サケなどの魚の内臓を原料にした塩辛のこと。一説には、これを食べていると、「盗まれるように酒がなくなってしまう」ことからその名がついたとか。果たしてその由来は確かなのか、今回は国内酒盗メーカー大手のしいの食品の商品から「まぐろ酒盗 ねぎ」をチョイスし、その味をレポートします。

 

塩辛さのなかにも、噛むほどに魚介らしい甘みが出てくる

しいの食品「まぐろ酒盗 ねぎ」は、まぐろの胃だけを熟成させた酒盗にねぎを加えた一品。メーカーによれば、まぐろ酒盗のコクや旨みに、ねぎの香味、隠し味の豆板醤が効いた味わいとのこと。酒の肴やご飯のお供として食べられることの多い酒盗ですが、最初はあえてそのままいただいてみました。

さすがに塩辛いのですが、歯ごたえがあるまぐろの胃を噛み続けることで、より魚介らしい甘みが引き出されるように感じました。また塩辛さが強いせいで、本品に加えられているねぎも甘く感じてしまうほど。その意味で、素材本来の甘みをしっかり感じられる商品といえます。

 

和のお酒との相性抜群! 酒本来の味が際立つメリットも発見

さて、いよいよお酒と合わせてみましょう。本品が主に“盗む”のは日本酒や焼酎、泡盛といった和のお酒たち。日本酒と合わせると、酒盗の塩辛さ・味の深さが日本酒の甘みをより引き立ててくれます。これはいかん、本当に酒が止まらないです! なお、合わせる日本酒は甘く、味のあるものがおすすめ。というのも、超淡麗の日本酒と合わせてみると、やや物足りなさを感じたためです。

 

ほかに芋焼酎や泡盛との相性も抜群。本品と合わせると、両者のアルコールの強さがそれほど気になりにくくなり、むしろ酒本来の味をはっきり感じることができます。ですから、芋焼酎や泡盛も薄めてしまうのはもったいない。今回は、あえてストレートで飲んでしまうことをオススメします。

酒盗を試してみて、その名の通り、恐ろしいほどお酒が進むのを確かめることができました。それともうひとつ、筆者が強く感じたのは、本品がお酒の味をより明確にしてくれるということ。普段のお酒をより深く知ることができるという点でも、素晴らしい価値があると思います。

 

【満足度ポイント】

日本酒 ★★★★★

焼酎(芋・ストレート) ★★★★★

泡盛(ストレート) ★★★★★

 

しいの食品

まぐろ酒盗 ねぎ(80g)

実売価格432円

「世界一の日本酒」が決まったので、覚えて帰って! 「SAKE COMPETITION 2018」結果速報

「SAKE COMPETITION(サケコンペティション) 」は、市販酒を対象とした世界最大規模の日本酒コンペ。2012年からスタートし、今年で7回目。日本酒の総出品数は約455蔵から1772点を数え、 前回の記録1730点を更新。事実上の「世界一の日本酒」を決める大会となっています。審査される部門は、純米大吟醸部門、純米吟醸部門、純米酒部門、吟醸部門、Super Premium部門(※)、発泡清酒部門、ラベルデザイン部門に、新設された「海外出品酒部門」を加えた合計8部門。

※720mlで税抜1万円以上、1800mlで税抜1万5000円以上のもの

出品酒は、ラベルを隠した完全なブラインドで審査されるのが特徴。技術指導者、有識者、蔵元のなかから選抜された審査員(予審の審査員は37名、決審の審査員は41名、発泡清酒部門の審査員は15名)の採点を集計したものが結果となります。つまり、結果を見れば「プロ中のプロ、数十名が選んだ『絶対に外れのないお酒』がわかる」というわけです。6月11日(月)、その結果がザ・ペニンシュラ東京で行われた表彰式で発表されました。以下で一気に見ていきましょう。

↑審査の様子。出品酒はすべて銀色のフィルムが張られ、銘柄がわからないようになっています

 

福島・寫楽の地元銘柄がサプライズでトップに!

【純米酒部門】

GOLD 10点/SILVER 36点/予審通過 166点/部門出品数 456点

↑1位を受賞した宮泉銘醸の社長、宮森義弘さん

 

1位 福島県会津若松市 宮泉銘醸株式会社
會津宮泉(アイヅミヤイズミ) 純米酒

2位 宮城県大崎市 株式会社新澤醸造店
あたごのまつ 特別純米 冷卸(ヒヤオロシ)

3位 宮城県白石市 蔵王酒造株式会社
蔵王 K(ザオウ ケー) 純米酒

4位 栃木県さくら市 株式会社せんきん
クラシック仙禽 無垢(センキン ムク)

5位 福島県会津若松市 宮泉銘醸株式会社
寫楽(シャラク) 純米酒

6位 京都府京都市 松本酒造株式会社
澤屋(サワヤ)まつもと 守破離 山田錦(シュハリ  ヤマダニシキ)

7位 山口県萩市 株式会社澄川酒造場
東洋美人 特別純米(トウヨウビジン)

8位 滋賀県甲賀市 笑四季酒造株式会社
笑四季(エミシキ) センセーション 白ラベル

9位 福島県河沼郡 合資会社廣木酒造本店

飛露喜(ヒロキ) 純米

10位 広島県呉市 宝剣酒造株式会社
宝剣(ホウケン) 純米酒

 

三重・作の強さが目立ち、山口・東洋美人の健闘も光る

【純米吟醸部門】

GOLD 10点/SILVER 44点/予審通過 178点/部門出品数 534点

1位 三重県鈴鹿市 清水清三郎商店株式会社
作 恵乃智(ザク メグミノトモ)

2位 山口県萩市 株式会社澄川酒造場
東洋美人(トウヨウビジン) 純米吟醸 一歩(イッポ) 山田錦

3位 山口県萩市 株式会社澄川酒造場
東洋美人(トウヨウビジン) 純米吟醸 50

4位 福島県会津若松市 名倉山酒造株式会社
善き哉(ヨキカナ)

5位 栃木県宇都宮市 株式会社虎屋本店
七水 55(シチスイ ゴーゴー)

6位 高知県香美郡 株式会社アリサワ
文佳人 吟の夢(ブンカジン ギンノユメ) 純米吟醸

7位 岩手県盛岡市 赤武酒造株式会社
AKABU(アカブ) 純米吟醸 愛山(アイヤマ)

8位 三重県鈴鹿市 清水清三郎商店株式会社
作 雅乃智 雄町(ザク ミヤビノトモ オマチ)

9位 山形県鶴岡市 冨士酒造株式会社
栄光冨士(エイコウフジ) 純米吟醸 朝顔ラベル 生貯(ナマチョ)

10位 岩手県盛岡市 赤武酒造株式会社
AKABU(アカブ) 純米吟醸 雄町(オマチ)

 

岩手を代表する地酒が貫禄を見せ、ここでも作の2本がランクイン

【純米大吟醸部門】

GOLD 10点/SILVER 35点/予審通過 156点/部門出品数 445点

1位 岩手県二戸市 株式会社南部美人
南部美人(ナンブビジン) 純米大吟醸

2位 茨城県石岡市 合資会社廣瀬商店
SEN(セン)
3位 三重県鈴鹿市 清水清三郎商店株式会社
作 雅乃智 中取り(ザク ミヤビノトモ ナカドリ)

4位 三重県鈴鹿市 清水清三郎商店株式会社
作 朝日米(ザク アサヒマイ)

5位 岩手県盛岡市 赤武酒造株式会社
AKABU(アカブ) 純米大吟醸 極上ノ斬(ゴクジョウノキレ)

6位 群馬県前橋市 株式会社町田酒造店
町田酒造35 プレミアム 純米大吟醸

7位 茨城県石岡市 府中誉株式会社
渡舟(ワタリブネ) 純米大吟醸 斗壜取り(トビンドリ)

8位 栃木県小山市 小林酒造株式会社
鳳凰美田 赤判(ホウオウビデン アカバン)

9位 茨城県結城市 結城酒造株式会社
結ゆい(ムスビユイ) 純米大吟醸 雫酒(シズクザケ)

10位 愛媛県西条市 石鎚酒造株式会社
石鎚(イシヅチ) 純米大吟醸

 

昨年より出品を始めた岡山の新星、極聖が1位に
【吟醸部門】

GOLD 10点/SILVER 10点/予審通過 69点/部門出品数 198点

1位 岡山県岡山市 宮下酒造株式会社
極聖(キワミヒジリ) 大吟醸

2位 兵庫県神戸市 株式会社神戸酒心館
福寿 超特撰(フクジュ チョウトクセン) 大吟醸

3位 栃木県芳賀郡 株式会社外池酒造店
燦爛(サンラン) 大吟醸 雫酒(シズクザケ)

4位 山口県萩市 株式会社澄川酒造場
東洋美人(トウヨウビジン) 大吟醸 山田錦 中取り

5位 京都府京都市 月桂冠株式会社
伝匠月桂冠 大吟醸(デンショ ゲッケイカン)

6位 福島県岩瀬郡 松崎酒造店
廣戸川(ヒロトガワ) 大吟醸

7位 栃木県芳賀市 株式会社外池酒造店
燦爛(サンラン) 大吟醸

8位 宮城県加美郡 株式会社山和酒造店
わしが國(クニ) 大吟醸 雫搾り斗瓶取り(シズクシボリ トビンドリ)

9位 群馬県前橋市 株式会社町田酒造店
町田酒造35 MAX(マックス) 大吟醸

10位 愛媛県西条市 石鎚酒造株式会社
石鎚 真精(シンセイ)大吟醸 袋吊り雫酒(フクロツリ シズクサケ)

 

栃木の「変わった蔵」が高級酒部門で栄冠を掴む

【SUPER PREMIUM部門】

GOLD 3点/SILVER 2点/部門出品数 48点

1位 栃木県さくら市 株式会社せんきん
醸(カモス)

2位 兵庫県神戸市 白鶴酒造株式会社
白鶴 超特撰 天空(ハクツル チョウトクセン テンクウ) 純米大吟醸 白鶴錦(ハクツルニシキ)

3位 秋田県潟上市 小玉醸造株式会社
太平山(タイヘイザン) 純米大吟醸 天巧(テンコウ) 20

 

南部美人が昨年に続いて2年連続で受賞

【スパークリング部門】

GOLD 3点/SILVER 5点/部門出品数 74点

1位 岩手県二戸市 株式会社南部美人
南部美人 (ナンブビジン)あわさけスパークリング

2位 広島県廿日市市 中国醸造株式会社
一代 弥山(イチダイ ミセン) スパークリング

3位 大分県玖珠郡 八鹿酒造株式会社
八鹿(ヤツシカ) スパークリング Niji

 

【総評】

実力のある蔵元の地元銘柄に注目

2014年大会では、「寫樂(しゃらく)」で純米酒部門、純米吟醸部門の1位を獲得し、一躍スターとなった宮泉銘醸。2016年、2017年と10位入賞を逃していましたが、今年は純米部門で1位に返り咲き。しかも、「寫樂」ではなく、やや辛口に仕上げたという地元銘柄「會津宮泉(あいづみやいずみ)」での受賞となり、会場の大きなどよめきを呼びました。なお、吟醸部門3位、7位に入賞した外池酒造店も、首都圏向けの銘柄「望bo:」ではなく、地元銘柄の「燦爛(さんらん)」での入賞です。つまり、実力のある蔵元であれば、どれを飲んでも旨いことを示しており、これをきっかけに実力蔵の地元銘柄に光が当たることになるかもしれません。

 

安定感を見せたのが三重県の作と岩手の南部美人

安定感を見せたのは、三重の「作(ざく)」と岩手の「南部美人」。作は昨年、純米の1位、2位の獲得をはじめ、純米吟醸で4位と8位を受賞し、大きな話題となりました。今年も純米吟醸の1位と8位、純米大吟醸の3位と4位に入るなど、抜群の安定感。すでに入手困難になりつつある銘柄ですが、今回の受賞でその流れに拍車がかかりそうです。

↑「作」の蔵元の清水慎一郎さん(左)と内山智広杜氏(右) ※写真は昨年のもの

 

極聖とAKABUが知名度を上げていく予感

注目の銘柄は、吟醸部門1位の極聖(きわみひじり)。2017年から本コンペに出品を始めたという新参ながら、2017年はSUPER PREMIUM 部門で2位、吟醸部門で8位に入っており、今回は2年目にして吟醸部門のトップに輝くことになりました。受賞した3作は大吟醸あるいは純米大吟醸で、今後も高級酒の名手として注目されていくことでしょう。

 

さらに、蔵の実力が問われる純米吟醸部門で、複数受賞した銘柄も注目です。ひとつは、純米部門7位、純米吟醸2位、3位、吟醸部門で4位に輝いた東洋美人。もうひとつは、純米吟醸で7位、10位、純米大吟醸で5位に入ったAKABU(アカブ)です。東洋美人は、地酒ファンの間では押しも押されぬ人気銘柄である一方、AKABUは、20代半ばの杜氏、古舘龍之介さんを筆頭に、若手が中心となって醸す蔵。都内飲食店でも見かけることが多くなっていましたが、今回の複数入賞により、今後、さらに知名度が上がるのは間違いありません。

↑AKABUの純米吟醸

 

SUPER PREMIUM部門の株式会社せんきんは、他のお酒とはひと味違う、甘酸っぱい濃厚な酸味が特徴の「仙禽(せんきん)」の銘柄で、地酒ファンにはよく知られた蔵元。今回受賞した「醸」は、山田錦、亀ノ尾、雄町という3種類の酒米を贅沢に磨いて使用したといい、どんな味かまったく想像できないのが興味深いところ。

 

品質競走が激化し、有名銘柄がしのぎを削る時代に

今回の「SAKE COMPETITION 2018」を総じてみると、実力のある蔵元がしっかり受賞したといった印象。「十四代」「磯自慢」「獺祭」「開運」といった有名銘柄のGOLD入賞はありませんでしたが、次点にあたるSILVER部門にはこれらの銘柄がひしめいていて、いかに近年の日本酒レベルが向上したのかがよくわかる結果となっています。さらに、SUPER PREMIUM部門2位の「白鶴」、吟醸部門5位の「月桂冠」が入賞するなど、資本を生かした灘・伏見の銘柄も加わり、さらに品質競走が激化してきた印象。ユーザーとしては選択肢が増えてうれしい限りです。なにはともあれ、プロがお墨付きを与えた銘柄の数々、みなさんもいち早く楽しんでみてください!

その他の部門

【海外出品酒部門】

GOLD 1点/SILVER 2点/部門出品数 17点
1位 アメリカ Arizona Sake LLC
Junmai Ginjo Nama

SILVER カナダ Ontario Spring Water Sake Company
Izumi Namanama

SILVER カナダ Ontario Spring Water Sake Company
Izumi Shiboritate

 

【ラベルデザイン部門】

GOLD 10点/SILVER 6点/部門出品数 152点

1位 兵庫県加西市 富久錦株式会社
新緑の播磨路(シンリョクノハリマジ)

2位 山口県阿武町阿武町 阿武の鶴酒造合資会社
純米吟醸酒 名聲希四海(メイセイキシカイ)

3位 佐賀県伊万里市 古伊万里酒造有限会社
monochrome+(モノクローム プラス)

4位 福岡県三井郡 株式会社みいの寿
三井の寿(ミイノコトブキ) 純米大吟醸 三井神力(ミイシンリキ)

5位 愛知県常滑市 澤田酒造株式会社
白老 自然栽培米 純米酒(ハクロウ シゼンサイバイマイ ジュンマイシュ)

6位 新潟県長岡市 越銘醸株式会社
山城屋(ヤマシロヤ)

7位 山口県阿武町 阿武の鶴酒造合資会社
阿武の鶴(アブノツル) 点と線(テントセン)

8位 茨城県石岡市  府中誉株式会社
太平海 純米吟醸 雄町 1314(タイヘイカイ ジュンマイギンジョウ オマチ イチサンイチヨン)

9位 福島県東白川郡 株式会社矢澤酒造
純米大吟醸 白孔雀(ジュンマイダイギンジョウ シロクジャク)

10位 新潟県新潟市 峰乃白梅酒造株式会社
峰乃白梅 KING OF MODERN LIGHT純米吟醸 無濾過生原酒(ミネノハクバイ キング オブ モダン ライトジュンマイギンジョウ ムロカナマゲンシュ)

 

配達区域は23区全域!注文の9割がデリバリーの曙橋「FAITH」で、できたてのバーガーを堪能する

ハンバーガーストリート・松原好秀の「週末はハンバーガー」「FAITH」 [曙橋]

 

今週はデリバリーの話題を――。曙橋の辺りに「津の守坂」という坂がある。新宿通りへと至るその坂の途中にひっそり構える「FAITH(フェイス)」というバーガー店は、実はデリバリーのエキスパートだ。

 

 

プロが作るサンドイッチはクオリティが違う!

配達エリアは23区全域。すべての配達を自前のバイクと車両でこなす。業者は使わず。一般的な配達距離は店から2.5キロが相場なので、驚異の広域だ。

 

 

朝は6時半から注文受付。企業がランチミーティングなどで利用する。深夜2時の指定で銀座まで届けたこともある。最も遠くまで運んだのは千葉の幕張。展示会の会場勤務になった常連さんが呼び寄せた。最多の注文は映画のイベントのために作った550個のミニバーガー。

 

そんな同店オーナーの織居さんは大のバイク好きで、ハンバーガーとの出合いもバイクに乗っている途中見つけた本郷の「FIRE HOUSE」に寄ったことから。その後、五反田の名店「7025 Franklin Ave.」に8年勤めて腕を磨いた。

 

↑パーティーメニューのプレートが大人気。写真はB.L.T、ベジタブル、ベーコンエッグ、ツナの詰め合わせ (5100円)

 

サンドイッチは10品。食パンは「サンワローラン」製。野菜はすべて浄水を潜らせてから使用。カチッとキチッと整ったサンドで、しばらく置いてから食べても驚くほどよくまとまっている。その品質を維持するため、紙から箱から研究し尽くした。

 

↑バーガー1番人気「カリフォルニアバーガー」(1320円)。スパイシーなケージャンソースにアボカドが混ざり、直火焼きパティを一層包み込むような味わいに

 

バーガーは12品。一番人気は「カリフォルニアバーガー」。直火で焼いたUSビーフ118グラムパティに、新宿「峰屋」のバンズのやや「もちっ」とした生地感。そこへとろけたチェダーチーズとアボカド、特製のケージャンソースが絡む。

 

注文の9割以上がデリバリーというスペシャリストな一店。その出来立て・作り立てのバーガー/サンドが日中わずかな時間のみ店内で食べられる。普段デリバリーで食べている方もぜひ一度体験を。

 

 

― shop data ―

所在地: 東京都新宿区荒木町16 エスペロビル101

アクセス: 都営新宿線 曙橋駅歩3分

オープン: 2007年11月17日

営業時間:

デリバリー 6:30~19:00 イートイン/テイクアウト 12:00~14:00LO

定休日: 日曜日(要確認)

ゲテモノ扱いはもう古い!エコで美味しい「昆虫食」とは?

;

セミ、コオロギ、ハチノコ…、みなさんは食べたことがあるだろうか。ここ数年、昆虫は食べ物としての価値が見直され、世界各地で密かなブームが起きている。2011〜15年にかけて国内の900人に行ったアンケートでは、実に47.4%もの人が昆虫食を経験したことがあると答えているのだ。ここでは昆虫食のブームの背景や魅力、実際の味を紹介しよう。

セミの燻製。タルタルソースや抹茶塩などで食べるととても美味。昆虫は一般に味は淡白だが、セミはしっかり塩味があり、初心者にも人気の食材(提供:水野壮氏)

 

■すでに世界の1/3の人が昆虫食を楽しんでいる!?

昆虫食といえば、国内ではイナゴやハチノコの佃煮が有名だが、カンボジアや中国ではアリをふりかけにしたり、メキシコでは蚊の卵をトルティーヤと一緒に食べるなどすでに文化に根付いているところもある。

 

世界規模で見てみると、全人口の27%にあたる20億人が日常的に昆虫を食べている。最近、昆虫食のイメージが薄い欧米諸国で昆虫食革命“Bug-eating revolution”(バグ イーティング レボリューション)が起き、様々な形態で昆虫食が食べられるようになってきた。例えば2015年にイギリスに昆虫食専門のレストランがオープン、アメリカではコオロギのプロテインバーが人気を集めているのだ。

 

その背景には、13年に国連食糧農業機関(FAO)が、昆虫を食糧や家畜の飼料として推薦したことが大きい。昆虫は近い将来に起こるであろう食料危機を救う希望の星だと目されているのだ。

 

■昆虫が世界の食糧難を救う救世主?

FAOの報告書によれば、2050年には食肉の消費量は世界全体で30%増加すると見込まれている。世界的な人口増加だけでなく、新興国の食事が欧米化しているためだ。しかし、食肉の生産には大きなコストと環境負荷がかかる。例えば牛肉1kgを生産するのに必要な穀物は10kgといわれる。また、加工や輸送なども含めると、従来の方法で世界中の人々の胃袋を満たそうとするのはスマートではない。一方、昆虫はどこにでもいるため、手軽に大量に手に入る、究極の地産地消食材だといえるかもしれない。そして、最新の研究によって昆虫食は“優秀な”タンパク源であることもわかってきた。

 

■スッキリキレイに痩せたい人にオススメ

“優秀な”タンパク源とは、全体に対してより多くタンパク質を含むことを意味する。例えば牛肉肩ロースは、100gのうちタンパク質が56%なのに対してコオロギは100gのうち64%と、昆虫は肉に劣らない優秀なタンパク源だということがわかる。またイナゴは、とりささみ肉とほぼ同じカロリーで3倍以上のタンパク質を摂取できるのだ。昆虫食はダイエッターや筋肉を付けたい人にもオススメなのだ。

 

■見た目がグロテスクな毛虫は○○の香り

では、肝心の味はどうなのだろうか。昆虫食を初体験したとき“意外にうまい”ことに驚いた。例えば「サクラケムシ」の幼虫は桜の葉を食べる害虫で、見た目は乳児の小指ほどの黒い毛虫だが、軽く油で炒めた後にめんつゆと砂糖で煮詰めると表面はカリカリ、噛むとじゅわっと中からしょうゆを含んだ汁が溢れて、口中に桜餅のような香りが広がり非常に美味しい。ギョッとするような見た目と華やかな味わいとのギャップを楽しみながら、冷やした白ワインと合わせてみてもおもしろい。

サクラケムシの佃煮

 

毛虫はハードルが高い、という人には市販されているバッタパウダーはいかがだろうか。パウダーなので“虫感”は薄い。鰹節のような香りと旨みを持っているので、お好み焼きや冷奴の上にかけて食べても美味しそうだ。著者はクッキーに混ぜ込んでバッタクッキーを作ったが、甘さと旨みを同時に感じられて美味しかった。味を例えるならば桜エビクッキーという感じだ。

左は乾燥コオロギ、右はバッタパウダー。いずれも市販品

 

初めは箸でつまむのも怖かったが、料理を進めていくうちに抵抗感は薄くなり、実際に食べてみると「なにこれ!美味しい!」という大きな驚きが生まれた。今回食べた昆虫たちは、鰹節や桜エビ、桜餅など日本人に馴染みのある香りや味をしており、決して得体の知れない不気味な味ではない。食用昆虫科学研究会の水野壮氏によれば、昆虫は自身が食べているものの味がすることが多いという。木の香りがするカミキリムシやエビのような味わいで塩味があるセミもオススメだそうだ。

 

昆虫食をゲテモノ扱いし、珍しがる時代は終わろうとしている。地球の食糧危機を救うかもしれない、エコで栄養たっぷりなニュー食材、あなたも試してみてはいかがだろうか。

 

【著者プロフィール】

サイエンスライター 田端萌子

難しい科学を楽しく分かりやすく伝えるべく、惑星科学、地学をメインにサイエンス記事を執筆している。
本文執筆『日本列島5億年史』(洋泉社)、編集協力『日本列島100万年史』(講談社ブルーバックス)など
その他JSTサイエンスポータルなどで執筆

コーヒー好きの皆さん、「カウコーヒー」をご存知? 通なら知っておきたいハワイの「旨コーヒー」5選

2018年の4月下旬から5月上旬まで、ハワイ島南部にあるカウ地区で「カウコーヒー・フェスティバル」が開催されました。ハワイのコーヒーというとコナコーヒーがよく知られていますが、実はこの「カウコーヒー」こそ、希少だけれど美味しいと注目度が高まっているコーヒーなんです。本稿では、知る人ぞ知る、ハワイのバラエティ豊かなコーヒーについてご紹介しましょう。

 

1:ハワイコーヒーの王道「コナコーヒー」

ハワイ島西海岸のコナコーストで栽培されるコーヒー豆から作られています。火山があるハワイ島の土壌や日射時間、雨量など、コーヒー豆を育てるのに適した環境が整っているため、「コナコーヒー」は世界最高のコーヒーと評価されています。「ドトール」や「UCC上島珈琲」といった、日本でもおなじみのコーヒーブランドがコナに農園を持っていることからも、ここがコーヒーの産地として優れていることが分かりますよね。苦味が少なく、程よく酸味と甘い香りがするスッキリとした味わいが特徴。

 

2:いま一番注目されている「カウコーヒー」

ハワイ島のコナ地区よりも南のカウ地区で作られているのがカウコーヒー。世界的に名が知られているコナコーヒーは生産量が限られていますが、カウコーヒーはコナコーヒーよりもさらに生産量が少ないので、とても希少。しかし、ほんのり甘味があって美味しいと評判を呼び、ハワイではいま最も注目されているコーヒーと言えるかもしれません。最近は、ワイキキのカフェやお土産ショップでカウコーヒーを飲んだり購入したりすることができるようになってきました。

 

3:オアフ島北部の「ワイアルアコーヒー」

↑ワイアルアの景色

オアフ島北部、ワイキキから車で1時間ほど離れたワイアルアと呼ばれる地域でもコーヒー豆が栽培されています。ワイアルアコーヒーの試飲が無料でできる「ワイアルアコーヒーファクトリー」は、日本のバラエティ番組のロケ場所にもなり、観光客にも人気。気になる味わいは、酸味が少なめでスッキリしています。

4:ハワイの秘島で作られる「モロカイコーヒー」

ハワイ諸島にあるモロカイ島は、信号機がひとつもない、手つかずの自然にあふれる島。そんなモロカイ島にはコーヒー農園があり、島特有の赤土でコーヒー豆が栽培されています。苦味がありながらまろやかでとても優しい味がするのが特徴。

 

5:コーヒー好きをうならせる「マウイコーヒー」

↑マウイ島のコーヒー農園

マウイ島の人気観光地ラハイナの近くでコーヒー豆農園を持つ「マウイ グロウン コーヒー」では、マウイモカ、マウイエステートブレンド、ラハイナビーチブレンドなど、100%マウイ産のバラエティ豊かなコーヒーを製造、販売しています。マウイ島産コーヒーにはJALも着目。マウイ島産コーヒーとグアテマラ産コーヒーをブレンドしたコーヒーをハワイ線で提供しています。

ワインの味わいはブドウが育った土壌や気候によって微妙に変わるように、コーヒーについてもコーヒー豆が育てられた環境がその味を左右します。同じハワイでありながら、さまざまな地域で異なるコーヒーが作られているので、ぜひその味の違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。

カルディの「ヤミツキ冷麺」ランキング – 1位はザラザラ生麺に、ウマ辛スープがからむ絶品!

焼肉屋さんなどで大人気なのが冷麺。さっぱりとしたスープにコシの強い独特の食感の麺が特徴で、冷やし中華より、断然冷麺が好きという方も多いはず。今回は、カルディコーヒーファームで手に入る人気の冷麺3種類を食べ比べ。おいしかった順に、ランキング形式で紹介していきます!

 

【第3位】

旨みたっぷりの味付けとモチモチ麺で食べ応え抜群!

農心 

ふるる冷麺(ビビン麺) 1人前

138円(税込)

コチュジャンの辛さと旨み、果実の爽やかな甘さ、酸味のバランスが清々しい汁なし麺。麺自体は乾麺ながらコシがあり、歯切れの良さが気持ちいい細麺です。冷麺のモチモチ感がしっかりと再現されていて、ほどよいボリューム感も好印象。キムチやゆで卵、チャーシューなどを載せて楽しんでください。

 

【第2位】

酸味の効いた爽やかなスープは、暑い夏こそ食べたい!

農心 

ふるる冷麺(水冷麺) 1人前

138円(税込)

麺は先ほどご紹介したものと同じですが、こちらはスープ麺。トンチミスープと呼ばれる大根の塩漬けから作るスープに、フルーツの酸味が溶け込む、爽やかで上品な味わいです。油気のない澄んだスープのおかげで、暑くて食欲のない時でもぺろっと食べられるはず。最後の仕上げに柑橘系の汁を絞ると、一層爽やかさが引き立ちますよ。

 

【第1位】

本格生麺にキムチの旨みがたっぷり絡んで満足度大

カルディオリジナル 

キムチ冷麺 1食分 

226円(税込)

コシの強いそば粉入りの中太麺が特徴。風味が豊かな、生麺ならではのおいしさが楽しめます。スープはキムチの辛味やオキアミなどの海のエキスが感じられ、滋味深く、かつパンチのある味わいです。麺は表面がザラザラしていてスープの絡みが抜群。チャーシューや唐辛子を加えて、さらにパンチをプラスするのもアリ。スープに旨みがあるので、鶏肉など淡白な具を合わせても相性が良さそうです。

冷麺は普段あまり馴染みのない料理ですが、これからの季節は冷やし中華と並んでランチに重宝しそう。ラーメンよりヘルシーでのどごしも良いので、シメの一杯にも最適ですね。なお、掲載した冷麺はスープと麺のセットのみで、画像にある具材はすべて筆者のアレンジです。皆さんも、お好みに合わせてトッピングを楽しんでみてください。

業務用食品チェーンの定番「業務スーパー」のS級フード7選

業務スーパーはおいしくてコスパの良い食材の宝庫。リピーターの多い人気商品を中心に、注目品を全4回でご紹介!

 

【その1】ふんわりたまごが生み出す至福の口溶け

 

電子レンジでもたまごがふんわりオムライス

178円(250g)

【国産】【冷凍】

ふわふわのたまごの食感がクセになる1人前オムライス。グリーンピース、にんじん、たまねぎ、鶏肉の入ったケチャップライス入りです。

 

 

【その2】ザクザク香ばしく料理の食感アップに活躍

 

クリスピーフライドオニオン

210円(150g)

【オランダ産】【常温】

油でサクサクに揚げたスライスたまねぎ。サラダやマッシュポテトのトッピング、ホットドッグやハンバーガーの具材として使えて便利です。

 

 

【その3】ナッツとチョコが見事に融合した絶品クリーム

 

ヘーゼルナッツチョコクリーム

405円(400g)

【イタリア産】【常温】

ヘーゼルナッツの香ばしさとチョコの甘みがマッチしたクリーム。パンやクラッカーと相性バツグンです。ヨーグルトに混ぜるのもオススメ。

 

 

【その4】ロープライスながらも鮮度の高い国産豚肉

国産 豚バラスライス

599円(500g)

【国産】【冷凍】

国産の豚バラスライスをスピード加工、急速冷却し劣化を最小限に抑えています。製造ラインの効率化により、高品質ながら低価格を実現しました。

 

 

【その5】モチモチのごはんで生姜焼きをサンド!

豚生姜焼ライスバーガー

135円(115g)

【冷凍】【国産】

あっさりとしたしょうがタレで味付けした国産の豚肉を、こんがり焼いたごはんでサンド。国産米のモチモチした食感が特徴です。たまねぎがアクセントになっています。

 

 

【その6】プリッと弾力のあるえびフライを簡単調理!

 

サクッとプリプリ!! えびフライ

321円(10尾入り)

【中国産】【冷凍】

プリッと張りのある食感が特徴のバナメイエビで作ったえびフライ。13cm前後のえび10尾に衣がまぶされているので、アツアツの油で揚げるだけでOKです。お弁当や夕ご飯のおかずに!

 

 

【その7】自宅に常備しておきたいコスパ最強のコーン缶

 

スイートコーン缶詰

81円(250g)

【タイ産】【常温】

遺伝子組み換えしていないスイートコーンの缶詰。サラダや炒め物、スープなどにパパッと活用できて便利です。もちろん、そのまま食べても美味!

 

 

※本記事の内容は、2018年3月時点のものです。商品や価格は予告なく変更されたり、店舗によってはお取り扱いがなかったりする場合があります。

 

【もっと詳しく知りたい方はコチラ!】

ドン・キホーテ&業務スーパー 殿堂入りベストバイ
680円+税/学研プラス

ドン・キホーテの激安テレビ&家電から業務スーパーで大人気の大容量食品まで、おトクなアイテムだけを集めた1冊。紹介している商品はすべて専門家のお墨付きを得たものばかり。注目度が高いホームセンターの逸品もピックアップ!

実は、エスプレッソは「夏に飲むべき」と判明! シェーカーを使ったアイスコーヒーが衝撃の味だった

ネスレネスプレッソは、イタリアで愛されているアイスレシピを楽しむためのカプセルコーヒー「イスピラツィオーネ・サレンティーナ」と「イスピラツィオーネ・シェケラート」の2種を数量限定で発売しました。全国のネスプレッソブティック(21店舗)とウェブサイトで販売され、1本10カプセル入りで価格は940円。

 

エスプレッソを使ったアイスコーヒーのレシピを実際に作ってもらった

↑数量限定のカプセルコーヒー「イスピラツィオーネ・サレンティーナ」

 

「イスピラツィオーネ・サレンティーナ」は、南イタリアで親しまれているアーモンドミルクを使ったアイスコーヒーレシピ、「カフェ・ア・ラ・サレンティーナ」を楽しむためのもの。アラビカ豆の柔らかな口当たり、ナッツのようなアロマと口あたりの良さ、ロブスタ豆ならではの力強さが同時に味わえるバランスのとれたブレンドだそうです。そして、こちらにガムシロップと氷、アーモンドミルクの入ったカップに本品を抽出したレシピが「カフェ・ア・ラ・サレンティーナ」です。今回、メーカーの方に目の前で作ってもらう機会があったので、どんな味なのか試してみました。

↑使用したマシンはこちらの「エッセンサ ミニ ピュアホワイトC」(直販価格1万1880円)。19気圧という高い圧力をかけてコーヒーを抽出します

 

ミルク入りレシピの味に、カフェラテ好き編集者のテンションがUP

エスプレッソは夏に飲むイメージがなく、夏場は売上が落ちるそうですが、実はメーカーの方によると、アイスコーヒーにしても美味しいのだそう。なお、ローソンやファミリーマートのアイスコーヒーも、実はエスプレッソを使っているのだといいます。

 

さて、実際に飲んでみると、さすがは19気圧で抽出した濃厚エスプレッソ。氷が入っても薄まることはなく、風味は鮮やかなまま。アーモンドミルクがほのかな甘みとまろやかさを加えています。これを飲んだカフェラテ好きの家電担当、青木も大いに気に入った模様です。声のトーンを一段上げながら、ミルクとコーヒーが分離している点も「オシャレ」と語りました。

↑アーモンドミルクを使ったアイスコーヒーレシピ、「カフェ・ア・ラ・サレンティーナ」のイメージ

 

↑実際に試飲させていただいたもの。豊かなクレマ(泡)も特徴です

 

シェイカーを使ったレシピは、木漏れ日の庭で味わいたい濃厚風味

さて、もうひとつの数量限定のコーヒー、「イスピラツィオーネ・シェケラート」は、スパイシーな香りと香ばしさが特徴で、しっかりとした味わいとのこと。

↑「イスピラツィオーネ・シェケラート」

 

おすすめのアイスコーヒーレシピは、なんとシェーカーを使った「カフェ・シェケラート」。砂糖を入れたシェーカーにコーヒーを抽出し、氷を加えて泡が出るまでシェイクしたものです。実際に作ってもらったものを飲んだところ、泡が滑らか、かつ濃厚な風味で、カラメルや黒糖を思わせる香ばしさ。まさに真夏の昼下がりに飲みたい味です。こんなコーヒーを庭の木陰で楽しんだら最高だろうな……庭ないけど。

↑「カフェ・シェケラート」のイメージ

 

↑実際にシェーカーでシェイクして作って頂きました!

 

ちなみに、本レシピには必ずしも専用のシェーカーが必要というわけではなく、水筒などでも作れるそうです。さらに、限定コーヒーの発売に合わせて、数量限定のアクセサリーも発売されます。「カフェ・シェケラート」を手軽に楽しめる数量限定アクセサリー 「ヴュー シェーカーセット」(3240円)、ネスプレッソのアイスコーヒーを外出先でも手軽に楽しめる二層構造のストロー付き「限定トラベルボトル」(1890円)も用意。この夏、ヘビロテしたい人は、ぜひ手に入れたいところですね。

↑シェーカー2個とアイスキューブトレイのセット 「ヴュー シェーカーセット」(3240円)。シェーカーはフタを外すとグラスとして使えます

 

 

「日本酒の流れ」が変わった!? 世界一を決める「SAKE COMPETITION 2018」で審査員に見えてきたこと

今年も、事実上の世界一の日本酒を決めるコンペティション「SAKE COMPETITION(サケコンペティション) 2018」が開催されます。本コンペは一般の消費者がお店で手に取れる「市販酒」のトップを決めるために、2012年からスタート。審査は全国の日本酒の技術指導にあたる方や、推薦された蔵元など、プロ中のプロがブラインドできき酒を行って決めるため、銘柄の知名度は一切関係なし。ひたすら味わいのみが審査対象という、このうえなくフェアなコンペです。

↑昨年の「SAKE COMPETITION 2017」表彰式

 

同コンペは年々参加する蔵も増えてきたうえ、受賞によりスターダムに駆け上がった銘柄が誕生し、部門で1位に輝いた銘柄はいち早く品切れとなるなど、市場に与える影響も大きくなってきました。今回は、そんな「SAKE COMPETITION 2018」の審査の第一段階となる予審会が5月16日に行われましたので、その様子をレポートしていきます。

 

「真剣勝負」の緊張感が漂う審査会場

↑予審会の様子

 

今回の出品数は、455蔵総出品数1772点で、過去最多の出品数を記録しました。審査される部門は、これまでの純米大吟醸部門、純米吟醸部門、純米酒部門、吟醸部門、Super Premium部門(720mlで税抜1万円以上、1800mlで税抜1万5000円以上)、ラベルデザイン部門の7部門に加え、新設された「海外出品酒部門」を合わせた合計8部門。5月16日の予審で決審へ進むお酒を絞り込み、5月18日の決審で最終的な順位を決めます。なお、予審の審査員は37名、決審の審査員は41名(発泡清酒部門の審査員は15名)。各審査員がそれぞれのお酒に1(最高点)~5(最低点)点の間で点数をつけ、それを集計したものが結果となります。

 

今回取材した予審会の会場は、体育館ほどの広さ。中には長テーブルが等間隔で置かれ、その上には4合瓶サイズの酒瓶がズラリ。酒瓶はすべて銀色のフィルムで覆われており、酒銘は一切確認できないので、必然的にブラインドの審査となります。全国から集められた審査員は、チェックシートを片手に一定のリズムで粛々と出品酒をきき(※)、テーブルからテーブルへと移動しながら、点数をつけていきます。審査員同士の私語は一切なく、声を立てることすらはばかられるような緊張感が漂っていました。

※酒をきく(唎く)……お酒の品質を判定すること

↑すべての酒瓶は銀色のフィルムで覆われ、酒銘が隠されています

 

会場には「海外出品酒部門」に参加したカナダの蔵元も

さて、そんななかでキャッチしたのが、「海外出品酒部門」に出品する蔵元の一人。カナダ・トロントで「泉(IZUMI)」という銘柄を手がける、「Ontario Spring Water Sake Company」の蔵元、Ken Valvur さんです。

↑Ken Valvur さん

 

Kenさんの「Ontario Spring Water Sake Company」は北米東部の最初の醸造所。オンタリオ州のおいしい湧き水を仕込み水に使用し、「真澄」で知られる宮坂醸造(長野県)などのアドバイスを受けながら、2011年に醸造をスタート。現在は、トロントの高級レストランで提供されています。ご本人にお話を聞いてみると、目指している味わいは、「甘味と酸味のバランスのよさ」とのこと。「私たちのお酒は、カナダ人にとって親しみやすい白ワインのような、フルーティで甘みを感じる酒質を狙っています。かなり受け入れられるようになってきたので、現在少しずつドライなタイプも増やしているところです」と、カナダならではのアプローチを話してくれました。果たして海外で醸されたお酒は日本の審査員の目にどう映るのか、Kenさんの蔵の成績とともに「海外出品酒部門」の結果に注目していきたいところです。

審査員が評価される大会でもある

↑廣木健司さん(写真は昨年のもの)。今年の「飛露喜 特別純米」にはドライでシャープな印象をプラスしたいと話してくれました

 

先に述べたように、確かなきき酒の力を持つ日本酒業界の精鋭たちが審査員を務める本コンペ。予審会では、スター銘柄「飛露喜(ひろき)」を醸す、廣木健司(ひろき・けんじ)さんに少しだけお話を聞くことができました。廣木さんは本コンペについて「今後の日本酒の潮流を作る、日本酒の未来が見える、それだけ大きな大会。審査員の質もしっかり担保されており、その意味では、審査員も評価されているコンペともいえます」と話してくれました。

 

第1回から審査員を努める広島「宝剣」の土井鉄也氏にインタビュー

↑土井鉄也さん

 

そんなプロ中のプロのみが参加を許される審査員のなかで、第1回大会から名を連ねているのが、「呉(くれ)のドイテツ」こと宝剣酒造の蔵元、土井鉄也(どい・てつや)さんです。広島は呉市の銘酒「宝剣」(ほうけん)といえば、広島産の酒米、八反錦(はったんにしき)を使った、やわらかくキレのあるお酒で有名。土井さん自身は、かつて伝説の不良として知られ、家業を継いだのちに20代の若さで「全国きき酒選手権大会」で全国優勝を果たすという濃い目のキャラクター。そんな土井さんにとって、「SAKE COMPETITION」とはどのようなものなのか、お話をうかがいました。

 

「きき酒は舌だけで行うと思われがちですが、実は頭もものすごく使います。1(最高点)~5(最低点)点の間で点数つけていきますが、ひとつひとつのジャッジをきちんと記憶して、自分の中の審査の基準がブレないように心がけています。何百種類もきいていると、例え0.1ずつずれていったとしても、終わる頃には大幅に基準がずれてしまう。ですから、即座に判断することも大事ですが、引っかかったら、面倒くさがらずもう一度きくのも重要。そうやって、細かく修正しながらきいています。ひょっとしたら、私のジャッジで造り手の人生が変わるかもしれないですから。そこを意識して、『自分の酒以上に真剣にきかねば』という気持ちで取り組んでいます」(土井さん)

 

「エレガントで派手さのあるお酒」から「キレイな甘さを感じるお酒」へ

↑Super Premium部門に出品されていた「宝剣」の純米大吟醸。つまり、土井さんは審査する側であり、審査される側でもあるわけです

 

――審査員としても参加している土井さんにとって、このコンペはどのような意義があるのでしょう?

 

「審査員として参加すると、世の中のお酒の流れというのが手に取るようにわかる。2、3年までは、甘さが引き立ち、エレガントで派手さのあるお酒が多かった印象。でも、いまは香りも控えめになり、甘みも抑え気味で、キレイな甘さを感じるようになりました。一方、蔵元という立場から見たら、いかに世の中の流れに流されず、自分のお酒を貫くことができるか、ここ数年、すごく考えさせられました。もちろん、酒造りの筋は決めていますが、時代の流れも気にしないとダメ。そのうえで、いまは自分が好きな食中酒を貫いている自負がありますね。このコンペに参加することで、自分自身の酒造りを振り返る、いい機会をもらっている気がします」(土井さん)

 

「酒本来の香り」か「あってはならない香り」かを見極めるのが重要

――では、審査の際に心がけていることはありますか?

 

「審査員も人間なので、好みというものがあります。僕の場合、基準を3点に決めて、少しクセのある酒を4点にしています。重要なのは、そのクセが、『酒が持つ本来の香り』なのか、それとも酒造りの道具によってついた、『あってはならない香り』なのかを見極めます。例えば、粕の香りだったら、4点でよしとする。明らかに道具由来の香りは5点。味わい全体の話でいえば、バランスを重視していますね」(土井さん)

――さきほど、お酒の「甘味」についてのお話が出ましたが、最近のお酒の傾向として、「酸」もキーワードのひとつになっているように思います。土井さんは、日本酒の酸についてはどのように評価されていますか?

 

「そこも全体のバランスだと思います。酸が浮く…つまり、芯が細く、酸のみが際立ったらダメですが、甘味がきちんとあって、調和が取れていればOKだと思っています。一方、自分自身の酒(宝剣)は辛口で、ほどよい甘さを感じる味。自分は食べるのも飲むのも好きなので、長く飲める酒がいい。家では自分の酒だけを飲んで、常にどういう状態か確認しています。その代わり、外ではよそのお酒を飲んで勉強させてもらっていますね」(土井さん)

 

「もう一杯」と飲みたくなる酒をブレずに造っていく

――いま、酒造りがひと段落したところで、少し気が早いかもしれませんが、次のお酒造りに向けて考えていることはありますか?

「この5年、継続的に設備投資をしてきて、昨年は甑(こしき・米の蒸し器のこと)を新調しました。皆さんの家でも炊飯器を変えたら、ごはんの味って変わりますよね。酒造りにとっても、甑を変えると酒米の蒸し上がりが変わるため、非常に重要です。昨シーズンは新しくしてから7か月使用しましたが、微妙な操作で蒸気の出し方も変わりますし、その期間だけでは甑の特徴を見極めるのは無理。仕込みが終わったいま、やっと状態が見極められるようになりました。だからこそ、来年はいっそういい酒が造れると思います。特に、お客様がお代わりをしてくださるようなお酒が造れたらいいですね。『もう一杯』と飲みたくなるような酒を、これからもブレずに造っていきます」(土井さん)

 

「僕のお酒はあまり派手な酒じゃないから」と、控えめに語る土井さん。いえいえ、その実直な味わいは、「呉のドイテツここにあり」と確かな存在感で、飲み手を魅了しています。さて、そんな土井さんが「造り手の人生を変えるかもしれない」「真剣勝負で取り組んだ」と語る「SAKE COMPETITION 2018」。審査の結果やいかに? 運命の結果発表は6月11日(月)。果たして、栄冠はどの蔵に輝き、どのような日本酒のトレンドが生まれるのか。固唾を飲んで見守りましょう!

喜多方ラーメン以外にも全国にお届けしたい福島のソウルフードはこれだ!――福島県のご当地グルメ3選

日本全国津々浦々、各都道府県のオススメ食材を紹介する【ご当地グルメ&おつまみショー】。福島県と言えば、歴史なら白虎隊、お土産のおもちゃなら赤べこが有名です。そしてグルメなら喜多方ラーメン――が全国的にメジャーですが、もちろんそれだけではありません。今回は福島県民に愛される、「福島と言えば」の厳選ご当地グルメをお届けします!

 

[1品目]

老若男女に愛される福島を代表する銘菓

三万石

ままどおる

 

三万石の「ままどおる」と言えば、福島県を代表する銘菓であり、手土産やお茶菓子に最適な一品。「ままどおる」とは、スペイン語で「お乳を飲む子」という意味があります。バターが香るしっとりとした生地でミルク味のあんを包んだ、老若男女に愛されるやさしい味です。

 

「まま、まま、ままどおる~♪」から始まる、あの「となりのトトロ」を唄った井上あずみさんが唄うCM曲は、福島県民なら誰もが口ずさめるほど昔から親しまれてきました。価格は5個入り432円(参考価格)とお手頃で、そのほかに6・8・10・12・18・24・36個入りがあり、好みに合わせて選ぶことができるのがうれしいですね。季節限定のチョコ味もぜひご賞味いただきたいところです。

 

↑ミルク味のあんが絶妙で、フワッとやさしい味に福島県民はゾッコンです

 

[2品目]

おなかにやさしいさっぱりあま酒

宝来屋本店

オリゴ糖あまざけ

明治39年創業の老舗、宝来屋本店の「オリゴ糖あまざけ」は、酒粕ではなく国産米で作った米糀からできています。お米のやさしい甘さが感じられ、米の粒々感も気にならず、さらっとしていてとても飲みやすいあま酒は、オリゴ糖入りだから腸内環境に気を使っている人にもオススメ。

 

アルコール度数0%なので、お子さんも安心して飲めます。温湯を加えて温める濃縮タイプだから、温湯の量を加減することで好みの濃さや甘さに調節可能。また牛乳や豆乳、日本酒などを加えアレンジして飲んでもとてもおいしいです。1袋213円(参考価格)は、(コーヒーカップ4~5杯分作れるので)1杯40~50円で飲めると考えれば良心的な価格に思えます。

 

宝来屋本店は、「オリゴ糖あまざけ」のほかにも、ストレートで飲めるペットボトルや冷やしあま酒などいろいろなあま酒を用意しているのでそちらもぜひ!

 

↑黒いカップにそそぐと、透き通るような絶妙な白さが際立ちます

 

[3品目]

さっぱりとコクの絶妙なさじ加減が県民のハートを鷲づかみ!

酪王乳業

酪王カフェオレアイスクリーム

 

酪王乳業と言えば、福島県民に長年愛飲されてきた酪王カフェオレが有名ですが、そのアイス版の「酪王カフェオレアイスクリーム」がいま福島で人気です。

 

蓋を開けると確かにカフェオレの色。食べてみると、滑らかな舌触りを残し口のなかででスーッと溶けていきます。最初はミルクのコクと甘さが感じらて濃厚ですが、その後にコーヒーの香ばしさがほんのりきて後味さっぱり。甘すぎずくどすぎずの絶妙な味わいで、お子さんから大人まで幅広く愛されています。

 

1個300円(参考価格)とカップアイスとしては少し高価に感じますが、ぜひ一度試して欲しい逸品です。ほかに「酪王いちごオレ味」、「酪王牛乳味」もあり、こちらもオススメ。

 

↑いくらでも食べれてしまう絶妙な味わいにリピーター続出です

「生きてて良かった」と思う味! ファミマ「鮭とば」は「酒びたし」でも最高です

「鮭とば」は、北海道や東北地方の名産品で、細く切った皮付きの鮭の身を海水で洗い、潮風に当てて干したもの。鮭の旨みが詰まっていて、おつまみには最高ですよね。でも、おいしい鮭とばを食べるなら、やっぱりお取り寄せが必要……と思っていたら、実は、コンビニにもありました! ファミリーマートコレクション「北海道産秋鮭の皮つき鮭とば」です。

 

素材や製法にこだわった「プラチナライン」の一品

ファミリーマートコレクションの商品のなかでも、素材や製法のグレードにこだわって作ったプラチナラインは黒いパッケージが特徴。今回紹介する鮭とばもそのひとつで、天然の鮭のなかでも特に高級とされる北海道産の秋鮭を使用し、手作業でつるして乾燥させた逸品。パッケージには「程よい噛みごたえと柔らかさ」がうたわれています。

 

鮭とばのなかでは、かなり柔らかく食べやすい部類

筆者が普段口にしているものに比べると、確かにかなり柔らかいように感じます。味はそれほど塩辛くなく、大型の鮭とばにありがちな脂っこさとも無縁。皮もするするとむけるため、鮭とばのなかでは物理的にも味の面でも食べやすい部類に入ると思います。さっぱりした味わいと同様、カロリーも少ないのが特徴。1袋でわずか95kalと低カロリーなので、体型が気になるという方も安心して手に取ることができますよ。

 

次に、30秒ほどコンロであぶったものを食べてみました。ただでさえ柔らかい身がさらに柔らかくなり、加熱することで鮭のコクがより強くなっているように感じられました。特に本品は鮭とばの中では淡白な部類に入るので、ジューシーさを引き立てる意味でも、加熱して食べるのがオススメです。

 

合わせるならやっぱり日本酒!

さて、そんな鮭とばをお酒にあわせるのなら、最大のオススメはやっぱり日本酒。魚の甘みと米の甘みが溶けあうさまは、まさに「至福」のひとこと。「生きていてよかったー!」と感じるような味わいです。熱燗にして、鮭を酒に漬けてから味わうのも、鮭の旨みが日本酒にたっぷり出るのでオススメです。

 

ほかのお酒では、鮭のコクが存分に味わえるよう、すっきりしたものをあわせるのが正解です。焼酎なら「奄美」のような、黒糖焼酎で香りも味もひかえめなもの。ウォッカの水割りなどもおすすめです。

 

【満足度ポイント】
日本酒  ★★★★★
黒糖焼酎(ロック) ★★★★
ウォッカ水割り  ★★★★

 

ファミリーマート
北海道産秋鮭の皮つき鮭とば
実売価格408円

九州限定発売のレモンサワー「檸檬堂」を飲みに福岡に行ってきた!

暑い季節になってきました。そうなると飲みたくなって来るのが、さっぱりしたレモンサワーです。レモンの酸味とほのかな甘み。そして強めの炭酸って最高ですよね。

 

なんて話をしていたら、ちょっと驚くニュースが入ってきました。なんと日本コカ・コーラがレモンサワーの缶チューハイを発売するのです。その名も「檸檬堂」。前割り製法にこだわった架空の居酒屋の味を再現した、というのがコンセプトです。

↑レモンを皮ごとすりおろして漬けるのが前割り製法

 

レモンサワー好きとしては、これはたまりません。5月28日から発売開始と聞いて楽しみにしていたのです。ところがなんとこの「檸檬堂」は九州だけの限定発売とか!残念なことに東京では売ってないのです。

↑九州で放送されている阿部 寛さん出演のCM。これだけで美味しそうです

 

仕方ないので日本コカ・コーラさんに、「『檸檬堂』飲んでみたいんですけど!」と、言ってみました。ところが東京の本社にはあまり置いてないとか。すると「せっかくなら福岡で飲みません?」とのお言葉。

 

そんなことを言われたので、本当に飲みに行ってみることにしました。決して、鶏皮焼きや胡麻鯖、水炊きに明太子、博多ラーメンが食べたかったわけではありませんが、早速、発売日の5月28日に福岡入りすることにしました。

アルコール度数の違いで3種類を用意

福岡では発売に先駆けて、発売前日には街頭で試飲イベントも開催。時間を区切って3回配布する予定が、長い行列ができたため、終日通しての配布となったそう。ちょうど雨上がりの蒸し暑い日だったこともあり、その場で飲む方も多く、イベントは大反響でした。

↑発売前日に福岡のデパート岩田屋1F「きらめきスクエア」で開催されたサンプリングイベントでは長い行列ができた

 

福岡に着いたら一路、檸檬堂を販売しているスーパーを目指します。今回訪れたのは香椎の臨海エリアにある「TRIAL アイランドシティ店」です。

↑発売開始時点では一部のスーパー、コンビニ、量販店などで先行発売されたとのことで、いち早く店頭に並べた「TRIAL」さんを訪れた

 

店内に入ってみると早速、檸檬堂の展示がお迎えしてくれます。さらに飲料コーナーでは、棚のエンドも含め、複数のスペースで大きく「檸檬堂」を展開。力が入っているのがわかります。

↑入り口に入ってすぐの展示。インパクト大だ

 

さらにコカ・コーラといえばコーポレートカラーは赤ですが、店頭に立つ営業さんたちはそろって、居酒屋「檸檬堂」をイメージした藍染めの前掛けを着用。これも雰囲気があってよかったです。ようやく出会えた日本コカ・コーラの「檸檬堂」。冷えた展示棚もありますので早速飲めそうです。この日は、日本コカ・コーラのマーケティング担当の方も販売応援に入っていたので、ちょっとだけお話を伺ってみました。

↑販売応援に訪れていた日本コカ・コーラのパトリックさん。藍染めの前掛けもお似合いだ

 

まず、「檸檬堂」にはテイストとアルコール度数の違いで3種類があります。まず、基本となるのがアルコール度数5%の「檸檬堂 定番レモン」。果汁は他が7%なのに対して、最も高い10%で、檸檬味も最も強く楽しめます。最もアルコール度数が高いのが、7%の「檸檬堂 塩レモン」。そして、そして女性やお酒があまり強くない方向けにアルコール度数3%の「檸檬堂 はちみつレモン」も用意しています。

↑店舗の目立つ部分にどーんと展示

 

 

実はグローバルではじめてのアルコール飲料

実はコカ・コーラはこれまで、全世界で清涼飲料水のみを販売して来たそうです。子会社などがアルコールを扱っていたことはあるそうですが、コカ・コーラとしてアルコール飲料を取り扱うのは今回が、グローバルでもはじめてのことなのです。それだけのインパクトが「檸檬堂」にはあります。

↑店頭でも阿部 寛分する居酒屋店主が迎えてくれた

 

そんな、グローバル初となるアルコール飲料の「檸檬堂」が、九州限定で発売されることになったのは、九州エリアは総務省の「家計調査」によるよ、焼酎の購入金額が多い割に、チューハイの購入金額は低く、あまり飲まれていないという背景があるそう。つまりはチューハイ自体の販売に伸びしろがあり、レモンサワー「檸檬堂」を発売するのに最適だったというわけです。

↑ようやく入手した3種類の「檸檬堂」。パッケージもかわいらしい

 

そんなわけで、九州エリアだけで、「檸檬堂」が買えるようになったので、東京から飲みに来ました。ただ、ここでただの酒飲みのおっさんライターが飲んで、ただ感想を言っても面白くありません。そこでこの3種類の「檸檬堂」をプロに飲んでもらうことにしました!

キャリア20年超のバーテンダーの感想は?

訪れたのは博多の中心街天神からもほど近い、西鉄薬院駅前。ここで20年以上、店を構えているオーセンティックバー「トップドレッシング」です。早速、3種類の「檸檬堂」をオーナーバーテンダーの中島和彦さんの前に並べます。

↑バー「トップドレッシング」の中島和彦オーナーバーテンダー

 

アルコール度数や裏書きをしっかりと読み込む中島さん。「絞るんじゃなくて、前割り製法で皮ごと削ってつけ込んでるんだね。するとピール(果物の外皮)も入って、香りも強そうですね。アルコール度数が低い方から飲みます」と、「檸檬堂はちみつレモン」から順に口にしていきます。

↑説明書きや主成分などを真剣な表情で読み込む中島さん。プライベートではレモンサワーも飲むとか

 

「レモンのさっぱり感を強く感じるのは『定番レモン』。果汁が一番多いだけあるね。ただ、キリッと引き締まっていてインパクトがあるのは『塩レモン』です。この2つは食事も選ばず合いそう。アウトドアでのバーベキューなどで、キンキンに冷やしておくとすごく美味しそうです。アルコール度数が選べるから、そういう時も選べるのが嬉しいですね。『ハチミツレモン』は甘さが強めなのでデザート感覚で食後に楽しむのもいいですね」

↑一本ずつゆっくりと口にして感想を語る中島さん。個人的には『塩レモン』が好みだそう

 

中島さんのコメントを聴きながら、著者も「檸檬堂」を飲んでみました。なるほど、『定番レモン』は酸味が強く、『塩レモン』はアルコール度数が高い分、一口目のインパクトが強めで、強めのレモンサワーを飲んだ印象が強く残りました。『はちみつレモン』は甘みと酸味がバランスよく楽しめます。アルコール感は弱いので飲みやすく、甘いお酒が好きな人に向くとおもいました。

 

さらに家庭で飲むときにおいしく飲む方法は? という質問もしてみました。「缶のレモンサワーとして十分完成しているから何かすることはないかな? あるとしたらしっかり冷やすこと」との回答。グラスに氷を入れ、しっかりステアしてから飲むと、レモンのさっぱり感が、さらに際立つのを感じました。

↑中島さんと3種類の「檸檬堂」をたっぷり楽しんだ

 

日本コカ・コーラ発となるアルコール飲料「檸檬堂」。その味はコカ・コーラのイメージにも繋がる、さっぱり感とレモンのすっきり感が楽しめる、レモンサワーでした。現在は九州限定発売なので、他エリアでは簡単には購入できないのが残念ですが、九州でヒットすればきっと全国発売になるかもしれません。九州に住んでいる人は家飲みで、他エリアの人は旅行や出張で九州を訪れたときに、試してみるもがオススメですよ!

 

 

ハーゲンダッツの新作「バーアイス」3種、お味のほどは? アイスマニア・前田玲奈が甘口実食!

こちら前田アイス探偵事務所 第32回「ハーゲンダッツの新作アイス発表会に潜入せよ!」

ここは、都内某所にあるアイス専門の探偵事務所「前田アイス探偵事務所」。所長は、“アイスは1日3個まで”をモットーに、月間90個以上のアイスを食べる声優でアイスフェアリー(自称)の前田玲奈だ。

 

この探偵事務所には、アイスに関する各種調査の依頼がやってくる。新人助手と2人で、日々アイスについて探したり調べたり食べたり食べたり食べたりしている。

 

さて、今日はどんな依頼があるのだろうか……。

↑前田玲奈さん

 

夏に向けてハーゲンダッツが新シリーズ発表!

助手「暑くなってきましたね。そろそろ夏って感じですよね」

 

所長「そうね。私の長年の経験上、気温の上昇とともにアイスの消費量も上がるわ」

 

助手「そんなこと、火を見るより明らかですけどね。さて、今日もお仕事ですよ」

 

【調査依頼】

ハーゲンダッツから新作アイスが発売されるようです。いったいどんなアイスなのか、調査してください。

 

助手「ちょうど今日、ハーゲンダッツの新製品発表会があるようです。行ってみましょうか」

 

所長「そうね。このハーゲンダッツの華もち栗あずき食べて終わるまで待ってて」

 

助手「それ、かなり買い込んでましたよね……。まだ事務所に在庫あったんだ……」

 

新製品発表会会場は花火バー!?

助手「さて、発表会の会場にやってまいりました。六本木ヒルズ52階の東京シティビュースカイギャラリー3です」

 

所長「ここで新製品の発表会が極秘に行われるのね……」

 

助手「極秘というか、テレビや雑誌、Webメディアなどマスコミの取材人がかなりいますけどね。どうやら、このスペースが6月3日までの期間限定で、「Häagen-Dazs ”HANABI” BAR」になるようです」

 

所長「花火……?」

 

助手「この見晴らしのいい窓の上部に大きなスクリーンがあって、定期的に花火の映像が打ち上げられるみたいです」

 

所長「へええ、夏っぽいわね。たーまやーーー!」

 

新シリーズはバータイプ2種3製品

所長「発表会が始まるわ。どんなアイスなのかしら……」

 

助手「どうやらバータイプのようですね」

 

所長「ジューシーバーの“白桃&ベリー”、クランチバーの“バニラチョコレートマカダミア”と“コーヒー&クッキークランブル”。合計3種類ね」

 

助手「“白桃&ベリー”は、白桃アイスクリームの周囲に白桃果肉コーティングがされており、それをミックスベリーピューレでコーティングしているようです。期間限定商品とのこと」

 

所長「いかにもジューシーって感じね」

 

助手「“バニラチョコレートマカダミア”は、バニラアイスクリームにミルクチョコレートをコーディング。そこにふんだんにマカダミアナッツがトッピングされています。こちらは定番商品なので通年販売されます」

 

所長「マカダミアナッツに間違いはないわ。これはもうおいしいって決定ね」

 

助手「最後が“コーヒー&クッキークランブル”。コーヒーアイスにミルクチョコレートがコーティングされ、そこに苦みを抑えたチョコクッキーをトッピングしてザクザクとした食感を実現しているようです。こちらは期間限定です」

 

所長「チョコとコーヒーというのは王道の組み合わせね。夏らしくないけれど、アイスコーヒーをイメージしているのかしら」

 

助手「発売は6月5日から。それぞれ272円(税別)のようです。あ、このあと試食があるようですよ」

 

“白桃&ベリー”は爽やかさが口いっぱいに広がる夏のテイスト

助手「ということで、まず“白桃&ベリー”を試食しましょう。

 

所長「あら! 色が鮮やかでかわいいわね。夏っぽくてインスタ映えもしそう!いただきまーす。うん、爽やか! ハーゲンダッツってクリーミーなイメージだけど、これはさっぱりしてるわ!」

 

助手「白桃の果肉感がすごいですね。こういうところがハーゲンダッツって感じしますね」

 

所長「最初にベリーの爽やかな味わいがきて、次に濃厚な白桃の果肉、最後に白桃の香りがふわっと来るわね」

 

助手「夏って感じですね」

 

何本でも食べたくなるハーゲンダッツの新定番アイス“バニラチョコレートマカダミア”

所長「次は“バニラチョコレートマカダミア”をいただきましょう」

 

助手「通年販売の定番商品ということなので、これがこのシリーズの基本という感じでしょうか」

 

所長「いただきます。あ、おいしい! シンプルなんだけど、すべてがマッチしていてすごくおいしい!」

 

助手「どれどれ……。うん、シンプルだけどおいしいですね」

 

所長「アーモンドとかに比べると、マカダミアナッツはゴロゴロ具合と風味が段違いよね。食べ応えがあるんだけど、不思議とどんどん食べたくなっちゃう!」

 

助手「ほんと、これ何本でも食べられそうです」

 

所長「なんでこんなにおいしいのかしら。何か秘密があるのかな」

 

助手「どうやら、チョココーティングに少しだけ塩が入っているようです。これじゃないですかね」

 

所長「これ、毎日食べたい味だわ!」

 

助手「わかります。大量に買ってストックしておきましょう!」

 

“コーヒー&クッキークランブル”は食後のデザートに合うコーヒーテイスト

助手「最後は“コーヒー&クッキークランブル”です。コーヒーアイス好きの僕のためにあるような……」

 

所長「いただきまーす。わっ、ほろ苦ーい。一口目から本当にコーヒーを飲んでいる様な香りが口いっぱいに広がるわ」

 

助手「(聞いてないな……)確かに、ダイレクトにコーヒーの味がしますね」

 

所長「さっきの“白桃&ベリー”と“バニラチョコレートマカダミア”に比べると、結構濃い味で限定感もあるわ」

 

助手「コーヒー好きの僕としては、食後に食べたくなる味です」

 

所長「味は大人だけどクッキーのザクザク食感が楽しいわね。一本でだいぶ満足出来そう!」

 

助手「食後のデザート的なアイスかもしれませんね」

 

ハーゲンダッツの新アイスクリームバーは個性派揃い

助手「さて、調査報告書を作成しました」

 

 

【調査報告書】

・白桃&ベリー:ベリーと白桃の爽やかさが口いっぱいに広がる夏の味わい
・バニラチョコレートマカダミア:シンプルながら食べ応えがあり、何本でも食べたくなる一品
・コーヒー&クッキークランブル:一口でコーヒーの味わいが口いっぱいに広がる。食後のデザートに

 

所長「ありがとう。それで提出しておいてちょうだい」

 

助手「これ、何の写真ですか?」

 

所長「会場に写真を撮れるスペースがあったから撮ってきたの。この大きなアイスクリームバーの箱、欲しいわー」

 

助手「こんな大きなアイスの箱どうするんですか」

 

所長「インテリアとして部屋に飾っておくのよ。アイスって美味しい上にお洒落だし。大好きなアイスに身も心も包まれた生活って素敵じゃない?」

 

助手「(常人にはわからない楽しみ方だな……)」

 

文/三浦一紀

 

【前田玲奈さん情報】

公式ツイッター
https://mobile.twitter.com/renamaeda07

 

公式ラインアカウント
https://t.co/ixC8KohZOK

 

アイスフェアリーによるアイス好きのためのInstagram
https://t.co/GVwGuyhRo6

 

【出演情報】

<アニメ>
「ウマ娘 プリティーダービー」
グラスワンダー役 毎週日曜日TokyoMXにて24:00〜放送!
その他の放送局はこちらより
https://umamusume.jp/sp/

 

・6/20(水)20:00〜AbemaTV
『「ウマ娘 プリティーダービー Abemaステークス」第4R!』
https://abema.tv/channels/abema-anime-2/slots/C1GtbkdAxsTGzj

 

・さいたまスーパーアリーナにて開催される「アニメロサマーライブ2018」にウマ娘プリティーダービーが8/25(土)出走決定!
https://umamusume.jp/sp/news/detail.php?id=news-0102

 

「黒猫モンロヲ」
ヨッピー役
4月16日(月)より毎週月曜日
中京テレビ「ニャンだ?フル チャンネル」内(26:46 ~ 26:50) にて放送!
広島ホームテレビ、愛媛朝日テレビでも放送されます。
公式ホームページ
http://kuronekomonroe.net

 

アニメ
ディズニーチャンネル「バンピリーナとバンパイア家族」ゴースト・ゲイル役
毎週(土)8時30分~

「ラストピリオド」
フラウ/クロエ役

 

「グラゼニ」
「3D彼女 リアルガール」

 

7月から放送のアニメ

「中間管理録トネガワ」西口冴子役
http://www.tonegawa-anime.com

 

<ラジオ>
「前田玲奈のドキドキTuesday」
FM市川うらら 毎週火曜日19:00-
http://www.fmu.co.jp/maedarena.htm
アーカイブでも全回視聴可能

 

<吹替>
韓流ドラマ「オー・マイ・クムビ」
ジュンヒ役

〈ナレーション〉
BS日テレ 「おはよう!アンパンマン」
Ameba TV 「アプリで恋して何が悪い」

「あと1品欲しい」ときにパッと使える!! 業務スーパーの人気惣菜ベスト5

あと1品欲しいというときに役立つのがお惣菜。ここでは業務スーパーで人気の定番惣菜ベスト5をご紹介します。パっと出して即使えて便利です。

 

【第5位】自家製ドレッシングで作るまろやかな味のポテサラ

 

国産冷蔵ポテトサラダ

399円(1kg)

粗く潰してホクホクにしたじゃがいもを中心に、にんじんとたまねぎを混合。味付けにはマヨネーズではなく自家製ドレッシングを使用し、まろやかながらもコクとうまみが豊かです。

 

【第4位】素材と味付けへのこだわりを低価格で実現した本格派!

 

国産常温鶏そぼろ

158円(160g 

国内の自社工場で製造することにより、安心とコストカットを実現しました。ジューシーなムネ肉を粗めに挽いたゴロゴロの粒感と、濃いめの甘辛いしょうゆ味がクセになるおいしさです。

 

【第3位】ほんのり甘めの味わいで寿司ネタとしても使える

 

国産冷蔵厚焼玉子

147円(1本)

京風だし巻き同様に保存料と防腐剤不使用で、国産たまごと自社工場で搾った豆乳を調合。素材を生かしつつほんのり甘めに仕上げ、総菜として使うほか、スライスすれば寿司ネタとしても便利です。

 

【第2位】カツオのうまみが効いたやさしい味が身体にしみる

 

国産冷蔵京風だし巻き

147円(1本)  

国産たまごと自社工場で搾った生搾り豆乳を、独自の配合でブレンドして作られた京風だし巻き。保存料や防腐剤は使用していません。かつおダシのうまみを効かせることで、やさしい味わいの仕上りです。

 

【第1位】鮭の中骨も入ったカルシウム豊富なフレーク

国産常温鮭フレーク

170円(160g)

鮭の中骨ごとフレークにされており、カルシウムが豊富です。なお、骨類は柔らかく仕上げられているので安心して食べられます。ふりかけやおにぎり、チャーハン、パスタなどに。

 

※本記事の内容は、2018年3月時点のものです。商品や価格は予告なく変更されたり、店舗によってはお取り扱いがなかったりする場合があります。

 

【もっと詳しく知りたい方はコチラ!】

ドン・キホーテ&業務スーパー 殿堂入りベストバイ
680円+税/学研プラス

ドン・キホーテの激安テレビ&家電から業務スーパーで大人気の大容量食品まで、おトクなアイテムだけを集めた1冊。紹介している商品はすべて専門家のお墨付きを得たものばかり。注目度が高いホームセンターの逸品もピックアップ!

さすがはカルディ、1位は深みがダントツだ! 300円台「インスタントコーヒー」3本を飲み比べ

「インスタントコーヒーなんて飲まない」という方もいらっしゃるかと思いますが、最近のインスタントはかなりレベルが上がっているのご存じですか? 手軽に飲めて価格も手ごろ、味もいいとなれば、選択肢のひとつとしてストックしておいてもいいのでは? そこで今回は、カルディコーヒーファームオリジナルのインスタントコーヒー3種類をご紹介。どれも、「コーヒーファーム」の名に恥じないレベルです。以下では、美味しかった順に、ランキング形式で紹介していきましょう!

 

【第3位】

さっぱり飲めて毎日でも飽きない味わい

カフェカルディ 

インスタントコーヒー ザ・マイルド 50g

367円(税込)

ブラジル豆を使った飲みやすいコーヒー。柔らかな甘さとすっきりとした酸味のハーモニーは絶妙です。起きがけの一杯に最適なやさしい味わいで、どんな食事にも合うはず。苦味が少ないので、ブラックでもオススメです。レギュラーコーヒーの代わりというよりは、別のジャンルのコーヒーとして、オフィスに常備しておくのがいいでしょう。50gで300円台とコストパフォーマンスも抜群です。

 

【第2位】

チョコレートの甘~い香りが疲れた心を癒す

カフェカルディ 

インスタントコーヒー カフェモカ 70g

394円(税込)

なんとココアが入ったカルディオリジナルのフレーバーコーヒー。チョコレートの香りと深い苦味が新鮮なインスタントです。砂糖類の甘みはないものの、甘い香りがするので、ブラックで飲んでも美味。ミルクや砂糖との相性もバッチリなので、適量をプラスすれば、よりコクのあるカフェモカを楽しめます。豊かな香りと深みは昼食後やおやつの時間など気分転換にぴったり。せひリッチな香りをお楽しみください。

 

【第1位】

凝縮された苦味と深い香りで、ブラック派に断然オススメ!

カフェカルディ 

インスタントコーヒー エスプレッソ 50g

367円(税込)

深煎りした豆の独特の深い香りと苦味が楽しめる、本格的なエスプレッソ。インスタントとは思えない豊かな風味が楽しめるので、苦いコーヒーが好きなブラック派さんにはダントツでコレがオススメ。味わい深い苦味はミルクとの相性も抜群なので、甘いコーヒーがお好みの方は、たっぷりのミルクで「カフェ・ラテ」をお楽しみください。

 

さすがはカルディ、インスタントコーヒーのレベルも十分でした。自宅や会社にストックしておくと何かと便利ですし、時間がない朝などに気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

焼き鳥とはまるで違う! なとりの「砂肝レトルト」は、お酒を引き立てる最高の「黒子」だった

鶏の部位のなかでも、コリコリの食感がたまらないのが砂肝です。筆者もこれが大好きで、スーパーの砂肝のパックを1週間に1度は購入しているほど。そんな筆者ですが、酒販店でレトルトの砂肝を見つけ、思わず購入してしまいました。その商品は、なとりの「酒肴逸品 砂肝七味焼き」。果たしてどんな味なのか、以下でレポートしていきます!

 

ジューシーかつあっさり。絶妙な味が酒の味を引き立てる

素材本来の味や食感を活かし、惣菜をそのままパックしたような本格的な味が楽しめるレトルトシリーズがなとりの「酒肴逸品」。そのうちのひとつである「砂肝七味焼き」は、あっさりクセのない鶏の砂肝に、風味豊かな京風七味をかけ、辛口に仕上げた一品です。

 

見た目はかなりしっとりした仕上がり。肉を切ってみるとその中心はきれいな赤色をしていて、こちらの面からもソフトな歯ごたえが予感できました。

実際に食べてみると、食感は予想通り、砂肝であることを忘れさせるようなやわらかさ。しっかり歯ごたえとジューシーさは感じられるものの、余計な脂っぽさはありません。焼き鳥の砂肝とはまるで異なる感覚で、パッケージの説明にあるように「あっさりクセのない」味わいでした。振りかけられている京風七味は香り豊かで、よいアクセントになっています。ちなみに、砂肝は脂肪が少ないヘルシーな食材で、本品も一袋で88kcalとかなり低カロリー。ダイエット中の方にもオススメです。

さてこの砂肝、主張しすぎず、それでいて物足りなさは感じさせない味わいで、幅広いお酒にあわせることができます。個人的なオススメは、焼酎、日本酒、ウイスキーなど。なかでも、黒糖焼酎は相性が良いと感じました。黒糖焼酎はアルコールの強さに反して軽い飲み口を持っており、本品に合わせることで、いつもより繊細なお酒の甘みを感じとることができるのです。同様に、淡麗な日本酒と合わせて、米の旨みを探すというのもまた一興。ウイスキーとの相性も抜群です。

 

なとり「砂肝七味焼き」は、自らは主張せず、お酒と合わせたときに真価を発揮する…まさに「黒子」的な仕事が光る逸品。しっかり味を楽しみたいイチオシの酒があるときに、自信を持っておすすめできるおつまみです。

 

【満足度ポイント】

焼酎(黒糖・ロック) ★★★★★

日本酒 ★★★★★

ウイスキー(ロック) ★★★★★

 

なとり

酒肴逸品 砂肝七味焼き

実売価格307円

「驚旨カレー」はどれだ!? ドンキの「オリジナルレトルトカレー」6種をプロが実食調査!

ドンキはレトルトカレーの開発にも積極的。本格的なエスニックカレーから、企業コラボまで多種多様です。専門家が6種類のカレーを実食し、その味を3項目(※)でチェックしてみました。

※「甘さ~辛さ」「さらさら~とろとろ」「あっさり~コク深い」の3項目。それぞれ1~5の0.5刻みで表しており、数字が大きくなるのほど右に書かれている状態に近い(例:「甘さ~辛さ」なら数字が5に近いほど辛いことを示す)

 

【教えてくれた人】

フードアナリスト・中山秀明さん

食の分野を得意とするライター。カレーは外食やレトルトを中心に、取材と執筆を行っています

 

【その1】スパイスとハーブが香る王道カレーライス

情熱価格×丸大食品

コクと香りのビーフカレー 中辛

298円(170g×4袋)

丸大食品と共同で開発したビーフカレー。4袋入りで約300円という安さながら、じゃがいも、玉ねぎ、にんじんなどの野菜もしっかり入っています。誰もが好き嫌いなく食べられる王道的な味わい。辛口も新登場!

<調査報告>

●甘さ~辛さ:2.5 

●さらさら~とろとろ:4

●あっさり~コク深い:1.5

 旨味は野菜よりも、肉のほうが強めに出ている印象。ほんのりと甘く、辛さはマイルドです。具がもっと大きいとうれしいですが、この安さなら納得(中山さん)

 

【その2】刺激控えめの口あたりで辛い物が苦手な人も安心

情熱価格×タイの台所

タイイエローカレー

198円(200g)

ターメリックやシナモンといったインドの香辛料をペーストに使用し、本場の味を再現したイエローカレー。タイカレーは刺激的な辛さが特徴ですが、ココナッツミルクのコクと甘みを加えることで、まろやかな口あたりと奥深い味わいに仕上がっています。

<調査報告>

●甘さ~辛さ:4

●さらさら~とろとろ:1

●あっさり~コク深い:3.5

具が大きめで、ソースはサラリ。エスニック風スープカレー的な印象も。タイカレーとしては刺激が控えめで、辛い味が苦手な人にオススメです(中山さん)

 

【その3】後を引くスパイスの香味を大ぶりチキンとともに

情熱価格×タイの台所

タイ レッドカレー

198円(200g)

鮮烈な彩りのカレーソースの原料には、かすかな甘みと香りがあるプリック・バンチャン(乾燥した大型の赤唐辛子)を使用。そのほか、にんにく、レモングラスなどを加え、より重層的な風味になっています。ゴロッと入った鶏肉がうれしい!

<調査報告>

●甘さ~辛さ:3.5

●さらさら~とろとろ:1

●あっさり~コク深い:4

じわじわ広がる辛味がありますが、痛いほどではない。ココナッツの甘味とレモングラスなどの酸味が相まって、このシリーズでは1番バランスが◎(中山さん)

 

【その4】あの味を忠実に再現した有名店とのコラボカレー

ドンキ×ゴーゴーカレー

ゴーゴーカレー 驚辛

298円(155g)

金沢カレーのチェーン店、ゴーゴーカレーとの共同開発。独特の甘みがあるどろっとしたカレーソースを再現しました。一般的な辛口をしのぐ「驚辛」は、ひと口食べるたびに発汗必至! 豚カツとキャベツを添えれば、本場の味をより楽しめます。

<調査報告>

●甘さ~辛さ:5

●さらさら~とろとろ:4.5

●あっさり~コク深い:3.5

ゴーゴーカレーは、濃厚な味が特徴ですが、驚辛はさすがの破壊力。痛みを感じるレベルで、普通の辛さでは物足りないカレーファンにオススメです(中山さん)

 

【その5】とろ〜りチーズがカレーにコクをプラス

ドンキ×ゴーゴーカレー

ゴーゴーカレー とろ〜りチーズ

298円(155g)

驚辛カレーに対して、こちらは子どもや辛いのが苦手な人にも食べやすいまろやかなチーズ入りカレー。店舗でも定番人気のトッピングであるチーズが、とろとろに溶けて濃厚なカレーと絡み合い、コク深い味わいを引き出しています。

<調査報告>

●甘さ~辛さ:3.5

●さらさら~とろとろ:4.5

●あっさり~コク深い:4

どろっとしたカレーに、チーズが加わり一層コク深くねっとり。味もガツンと濃いめで、甘味とスパイシーさが調和し、ご飯が進むおいしさですね(中山さん)

 

【その6】旨辛の世界へと誘う青唐辛子ペーストの刺激

情熱価格×タイの台所

タイグリーンカレー

198円(200g)

スパイスの辛味のなかに、甘味とハーブの爽やかな香りが際立つグリーンカレー。タイでは最もポピュラーなカレーのひとつで、カレーペーストにはプリッキーヌー(小さな青唐辛子)がたっぷり入っています。くどさがなく、ペロッと平らげられそう。

<調査報告>

●甘さ~辛さ:4

●さらさら~とろとろ:0.5

●あっさり~コク深い:3.5

甘味と酸味は適度で、塩気は濃いめ。辛さは本格的なグリーンカレーよりも控えめなので、レトルトで気軽にアジアごはんを食べたいときに最適です(中山さん)

 

※本記事の内容は、2018年3月時点のものです。商品や価格は予告なく変更されたり、店舗によってはお取り扱いがなかったりする場合があります。

 

【もっと詳しく知りたい方はコチラ!】

ドン・キホーテ&業務スーパー 殿堂入りベストバイ
680円+税/学研プラス

ドン・キホーテの激安テレビ&家電から業務スーパーで大人気の大容量食品まで、おトクなアイテムだけを集めた1冊。紹介している商品はすべて専門家のお墨付きを得たものばかり。注目度が高いホームセンターの逸品もピックアップ!

パクチニストに悲しいお知らせ…成城石井「エスニックフェア」に異変アリ

大手スーパーの成城石井は、昨年に続いて2回目となる「エスニックフェア」を全店で6/29(金)まで開催しています。今回の「エスニックフェア」のキーワードとして、同社が掲げているのが「脱パクチー」。現在の「エスニックといえばパクチー」という風潮に一石を投じる意志が込められています。

 

パクチーに頼らないぶん、調味料には徹底的してこだわっており、成城石井セントラルキッチンの料理長が本場タイのメーカーと1年もの時間をかけて共同開発したものを使用しているとのこと。その内容と商品の味がどれほどのものなのか、フェアに際して行われた試食会にうかがいました。

 

複雑な味と辛さ、具材のハーモニーがたまらない「海老と豚ひき肉のトムヤムビーフン」

試食会でまず提供されたのは「成城石井自家製 海老と豚ひき肉のトムヤムビーフン」(実売価格647円)。

↑「成城石井自家製 海老と豚ひき肉のトムヤムビーフン」と、それに使われている調味料

 

そのスープにはココナッツミルクより濃厚でコクのあるココナッツクリームを使用し、ライムの酸味や黒糖の甘みを加えて仕上げられています。注目の調味料は、唐辛子、エシャロット、にんにく、海老ペーストなどのオイル漬けである「チリインオイル」、魚を発酵させることで作る「ナンプラー」、大豆から作られたタイの醤油「シーユーダム」をふんだんに使用。その料理がテーブルに置かれただけで、調味料の独特な香りがあたりに漂ってきます。

 

「辛みがあります」という司会の方の言葉に反し、一口めで印象的だったのは辛みではなくコクの深さ。甘みや酸味だけでなく、海鮮のだしを思わせる旨み、にんにくのパンチが交差する複雑な味で、少し食べただけでもクセになってしまう美味しさ。スープの上に浮かぶ具材も抜群で、ドライトマトのギュッと詰まった甘み、ゆで卵のなめらかさ、海老の肉厚でぷりぷりした食感が、最高のアクセントを加えてくれます。一方で、ピリッ、ピリッという辛さの感覚が徐々に強まってきて、いよいよ口のなかがマヒしてきます。とはいえ、辛いのはわかっていながらも、スープのあまりのおいしさにガツガツと食べ進むほかなく、食べ終わったときは口の中がヒリヒリしたほど。周囲の方々からも、「ずっと食べていたいくらい美味しい!」「絶対買います!」との声が上がり、その事実が本品の美味しさを物語っていました。

 

ミルキーなのにスパイシー!? 「鶏肉とさつま芋のベトナム風カレー」

続いて提供されたのが、「成城石井自家製 鶏肉とさつま芋のベトナム風カレー」(実売価格647円)。辛さではなく甘さをウリにした、異色のカレーです。

↑「成城石井自家製 鶏肉とさつま芋のベトナム風カレー」。ビッグサイズの具材は食べ応えもばっちり

 

ココナッツミルクを使用したルーは、ほんのりした辛さがあるもののカレーであることを一瞬忘れさせるほどにミルキー。香りはターメリック、カルダモン、スターアニスなどのスパイスが利いていて、味はミルキーなのに香りはスパイシーという不思議な感覚を味わえます。

 

具材のメインのひとつであるさつま芋は、糖度の高さが特徴の品種「紅はるか」を使用。スイーツを思わせるような甘さは、ルーとはまた違ったベクトルの甘みで、かなりの存在感がありました。

 

一方、「レッドカレーペースト」を使ってグリルした鶏肉は、外はスパイスの香りで香ばしく、噛めば旨みが詰まった肉汁がジュワーッっとでてきて肉感たっぷり。甘みあふれるカレーとの相性は抜群で「これは何度でも食べたい!」と感じさせてくれました。647円の手ごろな価格でありながら、エスニック料理店で食べるような本格的な味わいといえます。

 

苦みの強いコーヒーゼリーで極上の甘みを引き出した「ベトナムコーヒー風練乳プリン」

試食会のデザートは、「成城石井自家製 ベトナムコーヒー風練乳プリン」(実売価格292円)。こちらはベトナムで人気のスイーツ「バインフラン」(プリン)を参考に、独自の味と食感を追求したといいいます。

↑「成城石井自家製 ベトナムコーヒー風練乳プリン」。コーヒーゼリーはブロックになって、キャラメルソースのなかに浮かんでいます

 

本品のポイントは、コーヒーゼリーの苦みとキャラメルや練乳の甘みの対比です。キャラメル風味のソースとともに上層に浮かぶコーヒーゼリーは、ゼリーとしてはかなり強いプリップリッとした歯ごたえと、強い苦みが特徴。日本の一般的なコーヒーゼリーとは明らかに異なる風味で、単独で食べるとその意外な味に驚かされてしまいます。ですが、下層の練乳プリンと一緒に食べることでこのコーヒーゼリーの評価が一変。

 

ところが、その下層にある練乳プリンはかなり甘く、「これ以上甘いとしつこいか……」というほどのスイート感。その味を無理なく引き出してくれるのが、上層のあの苦いコーヒーゼリーです。強い苦みが絡んだプリンの味わいは、甘く感じるのになぜかしつこくない、いわば「極上の甘み」。食べた際の幸福感はひとしおで、「これからちょっと頑張りたい」というときのおやつにはぴったりな一品でしょう。

 

なお、上記の紹介した3品以外にも、「海老とセミドライトマトのピリ辛タイ風春雨炒め」(実売価格539円)、「マンゴーとゴジベリーの杏仁チーズケーキ」(実売価格755円)などが今回のエスニックフェアに合わせて発売されます。

 

どれも本格的かつリーズナブルな価格のものばかりで、エスニック好きはもちろん、「これからエスニックにトライしてみたい」という方にも要チェックですね。

 

本格調味料6種の販売&レシピ公開で、本格エスニックを自宅で楽しめる

なお、今回の試食会のメニューに使われている本格調味料は、すべて成城石井の店舗で購入することが可能です。先述の「チリインオイル」(200g 431円)「レッドカレーペースト」(200g 357円)「ナンプラー」(200g 280円)のほか、青唐辛子の辛さとハーブのふんだんな香りを楽しめる「グリーンカレーペースト」(200g 357円)、唐辛子・砂糖・にんにく・酢をブレンドしたエスニックの万能調味料「シラチャソース」(275g 323円)、甘酸っぱさとピリ辛のバランスが絶妙な「スイートチリソース」(250g 237円)の全6点が成城石井の店舗で購入できます。

↑エスニックフェアにあわせて発売される、6点の本格調味料

 

↑エスニックフェアの棚に並ぶ惣菜の数々

 

さらに、成城石井公式アプリでは、これらの調味料を使用したお手軽エスニック料理のレシピを公開しているので、誰でもトライしてみることができます。まぜるだけ・あえるだけで完成する料理もあるので、初めてエスニック料理にチャレンジしてみたいという方にもオススメ。ご家庭の食卓にも取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

これを“コーラ”と認めていいのか? 話題の透明コーラ「コカ・コーラ クリア」を5人で飲み比べてみた

日本コカ・コーラが6月11日に発売する新製品「コカ・コーラ クリア」がSNSなどで話題となっています。コーラといえば炭酸のシュワシュワとした黒い液体というのがこれまでの常識でしたが、このコカ・コーラ クリアはなんと透明。この話を聞いたとき、筆者に頭には「……スプライトでいいのでは?」という思いがよぎりました。果たしてコカ・コーラ クリアをコーラと認めてしまっていいのか? 編集部では発売前の製品を入手し、飲み比べ検証を行いました。

↑コカ・コーラ クリア 500ml PET、280ml PET

 

まずは製品について簡単に説明しておきましょう。このコカ・コーラ クリアは、130年以上も親しまれてきた「コカ・コーラ」の歴史のなかで、これまでになかった“透明”という切り口を打ち出した新開発の炭酸飲料。2017年3月に発売されたトクホ飲料の「コカ・コーラ プラス」や、2018年1月発売の「コカ・コーラ ピーチ」に続く、新しいモノ好きな日本市場のユーザーのために開発された日本独自企画の製品です。

 

その特徴は液が透明であることだけでなく、レモンを使った爽やかなフレーバー(果汁1%)や、ヘルシーなカロリーゼロなど、すっきり軽やかな飲み口に仕上がっている点も見逃せません。

 

さて、最初に申し上げたように、日本コカ・コーラの透明炭酸飲料といえば、おなじみ「スプライト」がすでに存在していますよね。今回のコカ・コーラ クリアは、見た目だけでいえばコーラよりもスプライトに近く、ならスプライトでいいのでは……? という疑念がよぎったわけです。

 

そこで、オリジナルの「コカ・コーラ」、「スプライト」と「コカ・コーラ クリア」を用意し、ブラインド試飲して当てることができるのか実験してみました。挑戦したのはGetNavi編集部の炭酸飲料好きな5人の編集部員。目を閉じた状態で同一の紙コップについだものをランダムに試飲。その順番を答えてもらいます。

↑左から「コカ・コーラ」、「コカ・コーラ クリア」、「スプライト」

 

↑中身をみないように飲んでもらいます

 

↑果たしてブラインド試飲で当てることができるのでしょうか?

 

↑じっくり味の違いをチェック

 

その結果、なんと5人中4人が「コカ・コーラ」と「コカ・コーラ クリア」を間違えるという事態に。間違えた人の意見を聞くと、4人全員が「オリジナルのコーラは甘いという先入観があったので、甘い方を選んでしまった」と回答。コカ・コーラ クリアはカロリーゼロにするためにスクラロースなどの人工甘味料を使用しているため、オリジナルよりも甘く感じた人が多かったようです。

 

一方、見事に当てた1人に聞くと「オリジナルの方がしっかりした飲み口で、クリアの方が軽い印象だった」とのこと。コカ・コーラ クリアに配合されているレモン果汁が、さっぱりとした飲み口につながったのかもしれません。

 

ちなみにスプライトは5人全員が当てていました。その理由を聞くと、「スプライトはレモンライムのフレーバーが強く、コーラ2種とはまったく違うテイスト」とのこと。

 

このことから、当初の「スプライトでいいのでは?」という疑念は吹き飛び、目を閉じて飲むとどっちがオリジナルのコーラかわからないくらいコカ・コーラ クリアも“コーラ”であることが判明しました。

 

みなさんもぜひ新感覚のコカ・コーラ クリアをお試し下さい!

最先端のコーヒーシェアサービス!虎ノ門に手ぶらで焙煎ができる“時間貸しロースター”が誕生

コーヒーが好き。できれば自分で焙煎をしてみたい。でも難しそうだし機械も高そうで、なかなか手が出ない。もしそんな方がいらっしゃったら朗報です! 虎ノ門に、キーコーヒーが運営する時間貸しのロースター「CRAFT SHARE-ROASTERY 錠前屋珈琲」がオープンしました。ここは焙煎機を貸してくれたり、教わりながら焙煎したりできる次世代のシェアサービスなのです。実際に行って、焙煎体験をしてみました。

 

 

好きな生豆を選んで最適なローストに焙煎できる

オープンは5月22日。虎ノ門ヒルズのおひざ元といえる、新虎通り沿いにお店はあります。ガラスで覆われたスタイリッシュな建物のなかは客席と焙煎スペースになっており、焙煎スペースの中央にはお目当ての焙煎機が。

↑外観。後ろに見えるのが虎ノ門ヒルズ

 

↑店内もお洒落な雰囲気になっており、黒板の奥に焙煎機があります

 

焙煎関連の営業は金土(月~木は物販のみ)で、各12~19時の事前予約制。希望日の1週間前までに電話かFAXで申し込みという点は注意が必要ですが、そこさえ押さえておけば、手ぶらで気軽に焙煎体験ができます。

生豆は店内で販売しているラインナップから選んで購入するスタイル。常時6種以上が用意され、100g/400円~となり250~800gでオーダーできます

 

利用料金は1時間3000円と2時間5000円の2タイプ。1回の焙煎が約30分なので、最大4種類の豆を焙煎できます。初めての場合は専任スタッフが取り扱いを説明してくれるということなので安心ですね。

 

↑キーコーヒーのローストマイスター、林 稔(はやし みのる)さんがサポートしてくれます。林さんは全国の直営店などに研修を行っているプロ中のプロ

 

また、さらにしっかりとレクチャーを受けたい方には「焙煎体験」というプランが2時間8000円(2名まででノベルティ付き)で用意されています。筆者は焙煎に関してはビギナーなので、手ほどきを受けながらお試し体験してみました。

↑焙煎機は、生豆に合わせたプログラムが設定されているので、操作は想像以上に簡単

 

↑今回はエチオピアの「イルガチャフェ G1 ナチュラル」を500gでお試し。フルーティな香味を持ち、浅煎りで本領発揮する豆です。ということで、ミディアムローストを目指してトライ!

 

注文焙煎、抽出体験、ニトロブリューも!

焙煎機の準備が完了してオンになると、豆の入った筒型の部分が回転し、パチパチと音を立てながら煎られていきます。この所作での醍醐味といえば、どれだけ豆の焙煎が進んでいるのかということ。色味からしっかりと目で見て確認できるのもうれしいポイントです。

↑回転途中でも、一部から豆を引き抜いてロースト度合いを確認できます。ミディアムローストの場合はもう少しででき上がり

 

↑これで完了。煎りたての豆からあふれ出る、香ばしいフレーバーがたまりません!

 

↑豆はこのようにパッケージングしてもらえ、希望があれば挽いてもらえます。自分で焙煎したコーヒーは、やはり特別なおいしさを感じました

 

なお同店では、スタッフにお願いして豆をローストしてもらえる「注文焙煎」も可能。またハンドドリップからカフェラテまで、様々な淹れ方を楽しめる「抽出体験」も1時間3000円(2名まででノベルティ付き)であり。

↑抽出用のマシンやミルも、高性能なタイプを完備

 

そしてもう一点、ぜひお伝えしたいことが。同店の向かいには直営店の「KEY’S CAFÉ」があるのですが、ここで昨今話題のニトロブリューコーヒーが「COLD CREMA」として提供されていました。驚くべきは1杯300円という価格で、これは筆者が知る限りでは他店の約半額以下!

↑キーコーヒーが開発した業務用のマシン「KEY COLD CREMAディスペンサー」で提供

 

↑左は時間が経ったものですが、きめ細かい泡は変わらず、もちも抜群。一方で右は淹れたてで、「カスケード」という波打つ液体の層がフォトジェニック!

 

コーヒー自体はブラックなのですが、泡がやわらかな口当たりを演出するので非常にクリーミーでマイルドな味わい。でもミルクは使っていないので、余韻はすっきりという新感覚のおいしさです。おトクにニトロブリューコーヒーを飲みたい方、「KEY’S CAFÉ」を見つけたらぜひ体験してみましょう。そして焙煎体験も、早めの予約がオススメですよ!

 

【SHOP DATA】

CRAFT SHARE-ROASTERY 錠前屋珈琲

住所:東京都港区西新橋2-34-3号先

アクセス:東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」徒歩8分

営業時間:金土の11:30~20:00(月~木は物販のみ)

定休日:日祝

100g・200円の生ハムも!! ドンキの「スナック&おつまみ」13選&驚安アルコールで今夜は宴!

スナック、おつまみが充実しているドンキですが、いざ商品を前にすると悩んでしまうもの。ということで、数ある商品のなかから編集部がオススメをピックアップしました! 驚安のアルコールもあわせてご紹介します。

 

【実食した人】

ゲットナビ編集部・鈴木翔子

本誌フード担当。どんなに仕事が立て込んでいるときも、食事とお酒だけは外せないグルメ女子。

 

【その1】芳醇な香りが食欲をそそるイタリア産の本格熟成生ハム

情熱価格

イタリア産 プロシュートクルード

298円(40g)

イタリア産の本格熟成された生ハム。豚もも肉を塩漬けし、8か月熟成させました。薄めの0.8mmスライスなので口どけ抜群。フルーツなどにもよく合います。

【味レビュー】

水分、油分がほど良く抜けてしっかり熟成した香りがします。塩気はかなり強め。使い切りやすい量がうれしい(鈴木)

 

【その2】オージービーフをスパイシーなジャーキーに

情熱価格

マリアーニ ビーフジャーキーオリジナル

598円(100g)

オーストラリア産の牛肉を使った肉厚のジャーキー。ほんのりスパイシーで、噛むほどに肉の旨みがにじみ出ます。テリヤキ味などの変わりダネもラインナップ。

【味レビュー】

しっとりとして食べやすい。こしょうがきいているタイプではなく、比較的甘めです。肉厚なので食べ応えあり(鈴木)

 

【その3】マウイオニオン風味の甘さと塩気が絶妙

情熱価格

BIGポテト マウイオニオン

578円(320g)

歯応えが楽しめるウェーブカットが特徴のポテトチップス。マウイオニオンは、ハワイのマウイ島で栽培されているオニオンを使用。独特の甘みを持ち、塩気と調和します。

【味レビュー】

じっくり炒めた玉ねぎの甘みがほのかに感じられます。ガーリックの風味も加わり、味に奥行きがありますね(鈴木)

 

【その4】北海道で作られた口溶けのいい生ハム

 

情熱価格

生ハムロース

200円(100g)

豚ロースを使用した柔らかい生ハム。瀬戸内海の塩水を使用し、まろやかに仕上げました。この価格にして、容量100g入りなのはかなり優秀。関東甲信越地域の店舗でのみ販売されています。

【味レビュー】

プロシュートよりも塩気はマイルド。みずみずしい仕上がりなので、サラダやマリネなどに使うとよりおいしくいただけそう(鈴木)

 

【その5】噛めば噛むほど口に広がるいかの旨味

情熱価格

おしゃぶりいか

498円(100g)

シート状にしたいかに甘く味付けし、細くカット。噛み応え十分で、ジャーキーのように食べられます。塩気が控えめなので、噛めば噛むほどいかの風味をダイレクトに感じられます。

【味レビュー】

ビールよりも辛口の日本酒に合いそう。子どもにもちょうどいい甘さ。しょうゆとマヨネーズをつけても良いかと(鈴木)

 

【その6】カレー風味にアレンジしたおつまみの定番

情熱価格

柿の種&ピーナッツ(カレー風味)

148円(280g×6袋)

おつまみの定番、柿ピーをカレー風味にアレンジしました。辛すぎず、柿の種のおいしさを損なわない程度の味付けなので、普段プレーンの柿ピーを食べている人にもオススメです。

【味レビュー】

お出汁の効いたカレーうどんのような味です。ビールのおつまみに◎! まったく辛くないので子どもにも!(鈴木)

 

【その7】アーモンドと小魚の小気味よい食感が魅力

情熱価格

アーモンド小魚

980円(430g)

カリカリの国産片口いわしとアーモンドが430gの大容量パックにしました。甘く味付けされていて、1袋あたりのカルシウムは1150mg。おつまみにはもちろん、子どものおやつにも最適です。

【味レビュー】

小魚の甘ほろ苦さとアーモンドの香ばしさがちょうどいい。大容量だけど、袋の口がチャック式なので保存も安心(鈴木)

 

【その8】お酒に合わせて選べる豊富なフレーバー

情熱価格

ベビーチーズ

(プレーン、アーモンド、ブラックペッパー、サラミ、スモーク、カマンベール)

各88円(15g×4個 ※サラミのみ14g×4個)

6種類のフレーバーがあるプロセスチーズ。お酒によく合うブラックペッパー、サラミ、おやつ感覚で食べられるプレーン、アーモンドなど好みに応じて味が選べるのが魅力です。

【味レビュー】

濃厚すぎずあっさりしすぎず食べやすいナチュラルチーズがベース。弁当につまみに万人ウケする定番の味(鈴木)

 

【その9】パーティにも最適な個包装のひと口バウム

情熱価格

しっとり味わいバウム

298円(10個入り)

栄養豊富な植物飼料で育った鶏の「ネッカリッチ卵」と北海道産牛乳で作ったひと口サイズのバウムクーヘン。しっとり柔らかい食感と、コクのある甘みが特徴です。

【味レビュー】

スポンジケーキのようにふわふわ。小さくカットされ個包装なので、乾燥してパサつかないのもうれしい(鈴木)

 

【その10】魚肉のぷるんとした弾力はメーカーコラボならでは

情熱価格×マルハニチロ

フィッシュソーセージ

158円(75g×4本)

マルハニチロが製造する魚肉ソーセージ。プリッとした弾力のなかに、魚の旨みが感じられます。包装フィルムは、どこからでも開けられるので便利。カリッと焼いたら、弁当のおかずにも使えます。

【味レビュー】

1本食べると結構お腹がふくれます。味付けされているので、スープやチャーハンのアクセントになりそう(鈴木)

 

【その11】さつまいもの素朴な甘みとカリカリ食感がクセになる

情熱価格

芋けんぴ 職人の逸品

198円(205g)

九州産「黄金千貫」だけを原料に使用し、風味豊かに仕上げた芋けんぴです。昔懐かしいお菓子を提供する「職人の逸品」シリーズのひとつで、創業50年以上の老舗食品メーカーが手掛けています。

【味レビュー】

いもの味が生きたシンプルな甘さにホッとする。油菓子とはいえ、素朴な味なので罪悪感なく食べられます(笑)(鈴木)

 

【その12】独特の歯応えが楽しめる350gの大容量ポテチ

情熱価格

BIGポテト 塩味 

578円(350g)

350gという大容量なので、パーティやイベントなどにも最適です。塩味は強すぎず、弱すぎずマイルドな仕上がり。チャック式の開け口なので保存の手間がかかりません。

【味レビュー】

歯応えが良く、パクパク食べてしまう。生地が安っぽくなく、凝縮されたポテトの味がしておいしいです(鈴木)

 

【その13】目にもおいしい鮮やかな野菜チップス

情熱価格

たっぷりベジタブルチップス

498円(155g)

さつまいも、ごぼう、大根、ゴーヤ、かぼちゃなど……10種類の彩り豊かな野菜チップス。素材の味をそのまま残す、減圧フライ製法でカリッと揚げられています。味付けが控えめでヘルシーです。

【味レビュー】

塩気がほとんどなく素材の味を十分に楽しめます。コンソメスープに入れて、塩で調味すると野菜スープに(鈴木)

 

【コレがなくては始まらない!】

ドンキはアルコールも驚安!

せっかくお菓子、おつまみを買うのなら、オリジナルのアルコール類も押さえておきたいところ。ドンキにしかない変わりダネ商品も要チェック!

 

【その1】強めのアルコールとキレのある飲み口

情熱価格

ストロングドライレモン(上)

ストロングドライグレープフルーツ(下) 

各88円(各350ml)

アルコール度数9%のチューハイ。レモン、グレープフルーツを使ったストレート果汁が芳醇。「甘めだけど、後味はスッキリして飲みやすいです」(鈴木)

 

【その2】ほんのりと甘くやさしい口あたりのカクテル

情熱価格

あまよいカシスオレンジ(上)

あまよいピーチオレンジ(下) 

各88円(各350ml)

アルコール度数3%。カシスオレンジと、ももピューレ&オレンジ果汁のピーチオレンジ。「飲み慣れている人には、ジュース感覚で飲めます」(鈴木)

 

【その3】コクのある甘みの酔えるスイーツ

菊水酒造

ソフトクリームのお酒

980円(500ml)

ソフトクリームの味を再現したリキュール。隠し味に練乳を配合しています。「かなり甘みが強いので、牛乳などで割るとちょうどいいです」(鈴木)

 

【その4】カクテルにもよく合う甘酸っぱい梅酒

菊水酒造

スッパイマン梅酒

980円(500ml)

沖縄の甘酸っぱい干し梅「スッパイマン」を梅酒にした1本です。「そのままだと結構酸っぱいです。ソーダ割りでほど良い甘さに」(鈴木)

 

【その5】割り材はもちろんそのまま飲んでもOK

情熱価格

炭酸水

68円(500ml)

佐賀天山山系の水を使った炭酸水は、割り材用に人気です。「比較的強めの炭酸で、そのまま飲んでもおいしいです」(鈴木)

 

※本記事の内容は、2018年3月時点のものです。商品や価格は予告なく変更されたり、店舗によってはお取り扱いがなかったりする場合があります。

 

【もっと詳しく知りたい方はコチラ!】

ドン・キホーテ&業務スーパー 殿堂入りベストバイ
680円+税/学研プラス

ドン・キホーテの激安テレビ&家電から業務スーパーで大人気の大容量食品まで、おトクなアイテムだけを集めた1冊。紹介している商品はすべて専門家のお墨付きを得たものばかり。注目度が高いホームセンターの逸品もピックアップ!

日本代表に選ばれたのは女性バーテンダー。トレンド最先端のバーテンが作るカクテルはどんなラインナップ?

2009年から開催されているバーテンダーの世界大会「DIAGEO WORLD CLASS」。”優勝すると人生が変わる”とまで言われるほど影響力があるというこの大会の日本大会が、5月25日・26日に開催されました。

↑「ワールドクラス2018 ジャパンファイナル」では、ファイナリストに選ばれた10名が2日間に渡って競技を行う

 

日本大会のファイナリスト10名のうち、勝ち残った1名が10月にドイツで開催される世界大会に出場できるとあり、会場は大盛り上がり。さらに、これまでの大会でのチャンピオンの面々がカクテルを振る舞ってくれると聞きつけ、カクテル初心者の筆者も世大会に潜入してきました!

 

 

ビールを使ったテキーラカクテルを発見

ドン・フリオといえば、権威ある業界紙でもベストセリングテキーラに輝いたブランド。そんなドン・フリオのバーでは、6月発売予定の「ドン・フリオ ブランコ」がベースの「ドン ミチェラーダ」をいただきました。

↑メキシコではテキーラを飲みながら、チェイサーにビールを飲むことも多いのだとか。ほかに「トミーズマルガリータ」も提供された。

 

ライムジュース、キリン一番搾り、シトラススパイスを使ったこのカクテルは、同様の作り方のももが本国メキシコではよく飲まれているそう。夏っぽい爽やかさもあり、これからの季節に飲みたくなるカクテルです。

 

 

ニューヨークとロンドンでは「エスプレッソマティーニ」がブーム

カクテルの世界にもブームがあり、いまはニューヨークとロンドンでエスプレッソマティーニが流行中なのだとか。そんな流行のカクテルのベースとなるのが、オランダで300年以上の歴史を歴史を誇る「ケテル ワン」のプレミアムウォッカ。

↑エスプレッソとウォッカを合わせる発想は、紅茶にウイスキーを混ぜるのに近いものがある。

 

一般的には、ジンもしくはウォッカやウイスキー、エスプレッソ、シュガーシロップなどを組み合わせたコーヒー風味のカクテルで、エスプレッソのほろ苦さと柔らかい口当たりが特徴です。筆者は普段あまりコーヒーを飲まないのですが、この飲み方は大好きになりました。

 

食前や食事中というよりは、お酒のあとにコーヒーを飲むような感覚で楽しむのにぴったりです。

 

 

「タンカレー ナンバーテン」「ジョニーウォーカー」は安定のおいしさ

今回のイベントでは、手積みのボタニカルと生のフルーツを使用した「タンカレー  ナンバーテン」や、世界的に有名なスコッチウイスキーの「ジョニーウォーカー」のカクテルも登場しました。

↑ジンのなかでもナンバーテンは個人的にも好きな銘柄。ハーブと組み合わせることで、爽やかなカクテルになる

 

↑ジョニーウォーカーの「ブラックラベル」は、スモーキーさ、甘み、樽香が特徴的なウイスキーだ

 

このあたりは普段から飲み慣れたラインナップでしたが、やはりチャンピオンが作るとなると、シンプルなものこそお酒本来の味が引き立っているように感じました。

↑ジョニーウォーカー1:炭酸3で作ったハイボールは、ウイスキー本来のおいしさがしっかりわかる

 

 

日本代表に選ばれたのは10年ぶりの女性バーテンダー

2日間に渡って審査が行われたこちらの大会で日本チャンピオンに選ばれたのは、東京都・BAR AVANTIの新井加菜さん。新井さんは「Signature Cocktail Challenge」「Tanqueray No. TEN Long & Short Challenge」「Speed & Taste Challenge」で優勝し、納得の結果となりました。

↑BAR AVANTIの新井加菜さんが本戦へ出場。第1回大会での優勝者も女性だったそう。

 

バーテンダーの大会と聞くと、カクテルの独創性が審査基準になるのかと思いきや、ワールドクラスでは”バーテンダーとしてに振る舞い”も重視されています。だからこそ、この大会で優勝することに大きな意味があるのでしょう。

 

カクテルやバーと聞くと、少し敷居が高いイメージを抱いている人も多いはずです。しかし、ちょっと勇気を出してその門をくぐれば、これまで知らなかった新たなお酒との時間が楽しめます。まずは、お気に入りの1杯を見つけてみませんか?

【大人気体験教室】手ぶらで「ビールづくりを体験」できるキリンの教室に行ってみた

大人のロマンといえるのが酒づくり。ただ、大掛かりな機材のほかに免許も必要なので、気軽にできるものではありません。これを叶えてくれるのが体験教室です。今回、大人気を博しているキリンのビールづくり体験教室に参加する機会を得ました。工程のレポートや、完成後の試飲レビューなどをお伝えしたいと思います!

 

数種類のビアスタイルから好みで選べる

体験教室の会場となるのはキリンビール横浜工場。ほぼ毎週の土日と隔週で水曜日に開催されています。スケジュールは朝から夕方までじっくり学ぶもので、この日は9時半に集合。6人でひとつのグループとなり、まずは約40分間、ビールのつくり方やできあがる種類などを勉強。

 

そのなかから、今回自分たちがつくるビールのスタイルを選択しました。一番搾りに代表されるポピュラーな「ピルスナー」や「黒」のほか、「ボヘミアンピルスナー」「赤」「ボック」があり、筆者のグループは「ボヘミアンピルスナー」をチョイス。

↑「ボヘミアンピルスナー」は、通常のピルスナーよりもアルコール度数やホップ香が強いスタイル。ビアスタイルを選べるのも、この体験教室の魅力といえるでしょう

 

その後理科室のような部屋に移動して、ビールづくりがはじまりました。各グループにキリンのビール醸造家さんが講師としてサポートしてくれるので安心です。とはいえ、当然にして手を動かすのは参加者の仕事。分量、温度、混ぜる時間などの注意点は講師が細かく教えてくれますが、基本的にはグループ内で助け合いながら作業をしていきます。

↑エプロンも貸し出してくれます

 

最初は沸かしたお湯に麦芽を入れる工程へ。これは山中湖に水源を持つ丹沢・相模湖水系の水源から取水したもので、工場内でさらに磨いているそうです。そして、まずは麦芽を煮込んででんぷんを糖にする、糖化の作業へ。

↑適温になったお湯に、麦芽を投入

 

↑麦芽といっても、つくりたいビアスタイルによって種類は様々。筆者のチームはピルスナー麦芽を使用しました

 

↑筆者はGetNavi本誌のフード担当・鈴木翔子さんと一緒に参加。昔からビールづくりには興味津々だったそうで、この日は真剣に取り組んでいました

 

狙ったおいしさに仕上げるためには、温度を一定に保たせるとともに絶対焦がさないことが重要。工場では機械で行いますが、小規模の体験教室では人力。上手に混ぜることが必要不可欠です。グループ一丸となって交代でゆっくりと混ぜ、糖化させる工程を終了。これで麦汁ができ上がりました。

↑理科の実験でおなじみの「ヨウ素液」この色が紫色になるとでんぷんがある証拠ですよね。つまり、これがクリアになっているということは、でんぷんが糖になったということ

 

 

ホップを投入してランチや工場見学へGO

頑張った結果、糖度は18.7度に。これはイチゴやリンゴよりも甘い数値とのこと。そして次はこの麦汁をろ過。キリンの商品でも有名な、一番搾り麦汁ができ上がります。この時点で、各グループの一番搾り麦汁を飲み比べてみました。

↑鍋から透明の筒状になった麦汁ろ過機に移し、そこからポンプでさらに濾していきます

 

↑各グループの一番搾り麦汁。黒ビールや赤ビールをつくったグループの液色は濃くなっています

 

↑感想は、ピュアな味わい! ホップが入っていないので苦みがなく、発酵していないのでアルコールや炭酸もなし。そのぶん麦の甘みをダイレクトに感じました

 

そのあとはホップを投入する工程へ。これは雑菌を抑えたり、泡立ちをよくしたり、ビールらしい香りや苦みを付けたりする大切な素材です。産地や種別によって様々なホップがあり、まずはその違いをかぎわけて体感。

↑生のホップは非常に繊細なので、乾燥させたものを使うのが主流。固めて凝縮させたものが粒状の「ペレット」で、加工前の状態になっているものが「毬花」(まりはな)です

 

そのあと実際にホップを手に取り、濾し終わった麦汁に入れて午前の部は終了。ホップの添加は続きますが、そこはキリンの講師にお任せし、参加者はランチへ。

↑全員でペレットを手に、鍋の中へ。ベースはチェコ・ザーツ産のファインアロマホップで、苦味調整のためにビターホップも使用

 

↑料理はメインをハンバーグ、またはサーモンから選べるほか、ライスorパンも。ドリンクは午後の作業があるためビールは飲めませんが「キリン 零ICHI」ならOK

 

ランチも体験教室のプランに含まれています。これを敷地内のレストランで食べ、そのあとはミニシアターへ移動。キリンビールの歴史のVTR視聴からはじまる工場見学へ。

↑VTRは数分ですが、凝った内容で楽しめます

 

↑工場見学も様々な場所を見られます。これは空缶洗浄機。大釜の内部やボトリング、ラベリングなどの一部はCGやプロジェクションマッピングの技術を用いて見せてくれます

 

 

体験教室終了後もお楽しみは盛りだくさん!

工場見学のあとは、午前の部屋に戻ってビールづくりの最終工程へ。ホップを入れることで、味にどんな変化が出たのかを確かめるために再度味見。そして糖度も測りました。その次は麦汁を勢いよく回して撹拌し、ホップなどを沈殿させてクリアにします。

↑午前のとは違うタイプの糖度計でチェック。基準値に達していたので、ここまでの作業がうまくいっていたことを実感

 

↑うぐいす色に見えるのは、ホップなどの沈殿物の山。かき混ぜることで液体の中央にまとまるのです

 

そして作業としては最後の工程へ。ホップで風味付けされた麦汁を保存容器に移し、ビール酵母を注入。これによって発酵が進み、アルコールが生成されるとともに炭酸が発生して完全版のビールとなるのです。

↑ビーカーに入っているのがビール酵母。これにて終了ですが、このあとの管理やボトリングは講師の方々がやってくれます

 

体験教室終了後は、最初に集まったホールに集合。ここでお疲れ様会を兼ねた乾杯と、受講した認定証の授与式や記念撮影を行い、解散となりました。横浜工場がある敷地内にはクラフトビアレストラン「SPRING VALLEY BREWERY YOKOHAMA」や、ジンギスカンやバーベキューが楽しめる「レストランビアポート」があります。もっと飲みたい方はここでくつろぐといいでしょう。

↑キリン一番搾りのほか、一番搾りプレミアムやキリン一番搾り〈黒生〉も飲めます

 

↑工場限定のレアな「亀田の柿の種」もひと袋付いてきます。こちらは別途、同施設内の売店で購入可能

 

↑「SPRING VALLEY BREWERY YOKOHAMA」

 

やがて体験教室から約6週間後。初夏を迎えたちょうどいい時季に、待望のビールが届きました! 冷やして飲んでみると、缶で売られているビールとは違う、パワフルな風味を感じました。やや粗削りなニュアンスもありながら、これが手作りならではの味ということでしょうか。とにもかくにも大満足!

↑特製ラベルが貼られた、330mlのビールが10本!

 

↑通常のピルスナーよりもパンチがあります。これはアルコール度数や苦みの強さが特徴の「ボヘミアンピルスナー」だからでしょう

 

ビールづくり体験は、申し込み方法が2パターンあり。横浜工場のホームぺージからか、キリンのECサイト「DRINX」からとなります。前者は1組4~6名の抽選式で3万円となり、約2~3か月前から応募開始。後者は2名1組で申込む形となり、先着順で1万円。なお今回はラガー(下面発酵)ビールをつくる会でしたが、月1~2回はエール(上面発酵)ビールをつくる会も開催されています。よりレアで人気も高いですが、気になる方はぜひチェックを!

 

【PLACE DATA】

キリンビール 横浜工場

住所:神奈川県横浜市鶴見区生麦1-17-1

アクセス:京浜急行線「生麦駅」より徒歩約10分

 

【いまなら399円】チーズブームに真打が動いた!ガストの「チーズINハンバーグ」がもっと後引くウマさに進化

チーズタッカルビやラクレットチーズを中心に、グルメ界ではチーズがトレンドとなっています。コク深くて肉と相性がいい、フォトジェニックであるなど魅力はたくさん。人気になるのも納得ですが、ブーム以前からウリにし続けてきたのが「ガスト」。そうです、「チーズINハンバーグ」のことです。

 

10年で累計約1億3000万食の国民的ハンバーグ

「チーズINハンバーグ」はガストの人気No.1メニュー。ご存知の方も多いでしょう。でも、実はまだデビューから10年という段階。全国発売は2008年の12月だったのです。以来人気を獲得しながら少しずつ改良を重ね、その出数はこの4月末で1億3000万食を突破したとか。これは国民が1人1回食べている計算。軽く10年で見積もっても、1日に3万5000皿以上が食べられていることになります!

↑「チーズINハンバーグ」。進化してもお値段は据え置きの599円(税抜)! しかも6月13日まではフェア価格で399円(税抜)に

 

名実ともに国民的ハンバーグといえる同メニュー。10周年を迎える記念もあって、大改革を行うこととなったのです。今回は担当者インタビューやディテール解剖も交えながら全貌を明らかにしていきましょう!

↑進化の核心はナイフを入れると明らかに!

 

リニューアルされたのは、5月24日。外観の見た目はそこまで変化ありません。注目すべきは中身のチーズです。これまでは4種のチーズを使っていましたが、倍以上の10種になりました。これはそれぞれのチーズが持つ特性を生かし、絶妙な比率でブレンドすることで味わいも、質感や伸びも格段にグレードアップしたのです。

↑これまでは上記の①~④を使用。改めて素材や配合を見直し、各国のチーズを取り寄せて試行錯誤を繰り返して誕生したのが新「チーズINハンバーグ」

 

食べてみて印象的に感じたのは、チーズの濃厚さ。単純な味の濃さだけではなく、とろけて伸びるチーズの弾力に、粘りが加わったようなニュアンスです。言い換るならそれは包容力。もともとチーズを覆っていたパティすらも包み込むような、豊かな質感に驚かされました。

↑あふれ出る大量のチーズは、まるでマグマ!

 

このチーズのおいしさをわかりやすく体感できる、オススメの食べ方があるので紹介しましょう。それが「フォンデュ食べ」。その名の通り、チーズフォンデュのようにするのですが面白いのはその食べ方。ハンバーグの上部をくり抜き、チーズポットのようにして食材を絡めて味わうのです。ディップするものは自由自在。オーダー時にはこちらもお試しあれ!

↑筆者は「2種のソーセージグリル」(299円・税抜)を注文してディップ!

 

実は肉もソースも濃厚に進化している!

チーズトレンドのなかで、今年の上半期は特にチーズハンバーグに注目してきた筆者。ハンバーグが人気の有名レストランにも数軒取材をしましたが、パティ内にチーズを入れるタイプのお店はあまりありませんでした。その理由のひとつが、仕込みや調理が難しいから。ということは、ガストとしても開発は大変だったのではないでしょうか。深層を知るべく、マーケティング担当者に話をうかがいました。

↑教えてくれたのはこの方。すかいらーくレストランツ マーケティング政策本部のリーダー、小林大祐さん

 

「パティにチーズを入れるのは、当初至難の業だったそうです。しかも弊社の場合は全国規模ですので、作る量もかなりのもの。解決の糸口になったのは、実は『バーミヤン』の肉まんでした。肉まんの具材を生地で包む手法をハンバーグに応用したところうまくいきまして、『チーズINハンバーグ』が誕生したのです! また、今回重点的に進化させたのはチーズなのですが、濃厚にさせたぶんパティの味も負けないよう、ビーフの比率をアップしてソースもより濃厚にしました。全体的においしくなっておりますので、ぜひこの機会にお試しください!」(小林さん)

↑特別に、焼く前のパティの断面を見せてもらうことに。個人的にびっくりしたのは、チーズは10種を混ぜた塊にしているのではなく、細かく刻んでまとめていること。改めて、非常に手が込んでいることを実感しました

 

続けて、小林さんはこうも教えてくれました。「常にお客様の声をキャッチして、トレンドも見ながら商品や店舗開発に生かして少しずつ改良しております。これにはPOS(レジ)などのビッグデータに加え、数字には出てこない現場で頂戴する意見なども含まれます。メニューでしたら、食事にもおつまみにもなるようピザをナポリ風の生地に進化させて種類を増やしました。店舗のサービスでいえば、Free Wi-Fiをグループ全体の9割近くの店舗に導入しました」

↑「マルゲリータピザ」(599円)。食べごたえのあるもっちりとした生地になり、モッツァレラチーズは伸びがよくて絶品です。約24cmの大サイズで、持ち帰りや宅配ができるのも魅力

 

↑Free Wi-Fiはガストだけでなく、すかいらーくグループが展開する18ブランド2700店舗(2018年2月28日時点)に導入。これはノマド仕事の多い筆者にはうれしい!

 

なお前記で軽く触れましたが、看板メニューのリニューアルを記念して6月13日までは「チーズINハンバーグ」が399円で提供されています。このチャンスに、お近くのガストでまずはご賞味を!

海外の人に日本の「フレーバー炭酸水」はどう映る? 4つの味で飲み比べたら、意外が味が1位に

日本の伝統料理や国民食、またはトレンドフードなどを様々な国の人に試食してもらう企画が本連載です。今回は、ほんのり味や香りが付いた「フレーバー炭酸水」でテスト。定番から個性的な味まで評価してもらいました!

 

外国人が好きなフレーバー炭酸水はどの味?

【左】フィリピン:ジェズリー・ガヘロモ さん

オグロス出身。炭酸ドリンクならコーラ、料理ならラザニアが好き。

【中央】スペイン:アレハンドロ・サンチェス・ヘレラ さん

カナリア出身。「モンスターエナジー」と、スペイン風オムレツを愛しています。

【右】ベネズエラ:カテリン・ロレット さん

カラカス出身。日本のフードが大好きで、緑茶と寿司がフェイバリット。

 

【エントリーNo,1】

コカ・コーラ い・ろ・は・す スパークリング ぶどう 140円/515㎖

98kcal。日本の天然水がベース。やさしい炭酸と、長野県産の手摘みぶどうエキスが特徴です。

 

【5点満点で評価】

ジェズリーさん:4.6

アレハンドロさん:3.0

カテリンさん:4.3

→total=11.9/15.0

「ぶどう感、甘さ、炭酸がベストバランスだわ。かなり好き!」(カテリンさん)

「ちょっと物足りないかな。僕はワイン好きだからぶどうには厳しいんだ」(アレハンドロさん)

 

【エントリーNo,2】アサヒ飲料 ウィルキンソン タンサン ドライコーラ 102円/500㎖

0kcal。無糖ながらコーラフレーバーが楽しめる新感覚の味。炭酸の刺激も強めで爽快です。

 

【5点満点で評価】

ジェズリーさん:3.3

アレハンドロさん:4.0

カテリンさん:3.7

→total=11.0/15.0

「甘くないコーラは初めて。シンプルだけどアフターテイストは複雑で面白いね」(アレハンドロさん)

「甘いコーラに慣れているから、ちょっと違和感があるわ」(ジェズリーさん)

 

【エントリーNo.3】アサヒ飲料 ウィルキンソン タンサン レモン 102円/500㎖

0kcal。ブランドの特徴である強炭酸の刺激はそのまま。レモンの清涼感が際立っています。

 

【5点満点で評価】

ジェズリーさん:3.2

アレハンドロさん:3.2

カテリンさん:3.5

→total=9.9/15.0

「レモンとソーダがひとつになっていない感じね。炭酸が強いからかしら?」(ジェズリーさん)

「このなかで比較すると普通な印象。私は甘いほうがいいわ」(カテリンさん)

 

【エントリーNo.4】コカ・コーラ い・ろ・は・す メロンクリーム ソーダ 140円/515㎖

144kcal。国産メロンのエキスを使用。昔ながらの風味で、透明色とのギャップも楽しいです。

 

【5点満点で評価】

ジェズリーさん:4.7

アレハンドロさん:4.5

カテリンさん:4.6

→total13.8

「甘くて風味も濃いめ。これぐらいハリのあるテイストのほうが好きよ」(ジェズリーさん)

「シュガーが多めだと思うけど、香りも強いからバランスはイイね!」(アレハンドロさん)

 

個性的な味が高評価を得る意外なテスト結果になった

各飲料メーカーから新商品が発売されるなど、盛り上がりを見せている炭酸水。外国人に聞くと、日本は果物やコーラなどのフレーバー系が豊富で面白いと口を揃えます。改めてコメントをもらいました。

 

「甘いほうが好バランスな印象。炭酸の強弱は気にならないけど、無糖は飽きそう」(カテリンさん)

特に気にしていたのはフレーバーの強さ。香りが弱いと印象も薄く、また飲みたくならないそうです。

 

「僕は、コーラは面白いと思ったよ。甘くないけど香りは強いし」(アレハンドロさん)

無糖コーラは、違和感の捉え方で意見が分かれた。そして、結果的に1番人気はなんとあの味!

 

「ゴクゴク飲むならメロンクリームソーダ! 甘さも香りもこのぐらい強くなきゃ」(ジェズリーさん)

 

日本人に比べると、外国人はやはり、濃い味好きと言えソーダ!

 

【今回の1番人気】海外の人は濃い味派?

日本人の舌は繊細だとよく言われるが、その基準で作られた商品は、外国人にとっては薄いのかもしれません。メロンクリームソーダは今回最も甘ですが、この濃さが世界基準?

 

 LIFE PEPPERとは。

外国人ネットワークを活用し、日本企業の海外進出支援とインバウンド観光支援を行う総合海外マーケティングの企業。市場調査からWeb広告までサービスの幅は広く、外国人のアサインも可能。本記事はLIFE PEPPERの協力のもと提供しています。

日本の定番食「焼き鳥」は海外の人にどう映る? 人気部位4種を5点満点評価してもらった

日本の伝統料理や国民食、またはトレンドフードなどを様々な国の人に試食してもらう企画が本連載です。今回はつまみの定番であり、店はもちろん自宅での晩酌に人気の「焼き鳥」をテストしてもらいました!

 

定番つまみの焼き鳥! 外国人が好きな部位は?

[左]ベネズエラ:マルコ・マレロさん

カラカス出身。鶏はオーブンでの丸焼きが好きで、焼き鳥の味付けは塩派。

[中央]フランス:フォスティヌ・ドラエさん

パリ出身。自国の鶏料理といえばロティサリーチキン。焼き鳥はタレ派。

[右]タイ:チャイテープ・ラーロンチャイさん

バンコク出身。タイでは手羽先やガイヤーンが定番。日本の焼き鳥は塩派。

 

【エントリーNo.1

ファミリーマート

炭火焼きとり かわタレ

128

鶏皮焼き鳥専門店の継ぎ足しじょうゆダレを再現。皮は余分な脂を除きうまみを凝縮させました。

 

【5点満点で評価】

マルコさん:4.0

フォスティヌさん: 2.5

チャイテープさん:3.0

→total=9.5/15.0

「皮だけを食べたのは初めて。う〜ん、柔らかすぎるわ。味付けはまぁまぁかな」(フォスティヌさん)

「脂身っぽい食感だね。カリカリに焼いてくれたらいいのに」(マルコさん)

 

【エントリーNo.2

ファミリーマート

炭火焼とり ふりそでタレ

128円

ふりそでとは、手羽元と胸肉の間にある希少部位。味は、肉汁が多くてリッチです。

 

【5点満点で評価】

マルコさん:4.0

フォスティヌさん: 5.0

チャイテープさん:5.0

→total=14.0/15.0

「初めて食べたけど、ジューシーでグッド。塩派の僕でもこれはパーフェクトにウマい!」(チャイテープさん)

「僕にはやや濃厚。もう少しあっさりがいいな」(マルコさん)

 

【エントリーNo.3】

ファミリーマート

鶏つくね串タレ(軟骨入り)

135円

食感、味付け、ジューシーさ、ボリューム感を改良。あっさりしたタレで塩味にも見えます。

 

【5点満点で評価】

マルコさん:5.0

フォスティヌさん: 4.5

チャイテープさん:4.0

→total=13.5/15.0

「タレ味なのに、ソースが絡んではいないのね。それが惜しいわ」(フォスティヌさん)

「おいしいけど、大きすぎ。大玉3個より中玉4個のほうがいいのでは?」(チャイテープさん)

 

 

【エントリーNo.4

ファミリーマート

炭火焼きとり もも塩

128

冷凍せず、新鮮なチルドのモモ肉を使用。味付けは専門店の料理人が振ったような良い塩加減です。

 

【5点満点で評価】

マルコさん:5.0

フォスティヌさん: 4.0

チャイテープさん:4.0

→total=13.0/15.0

「僕の好きな塩味。ほんのり香ばしさもあって最高さ!」(マルコさん) 「私はタレ好きだから、これがタレ味なら満点よ。でも、やっぱりモモ肉はおいしい!」(フォスティヌさん)

 

焼き鳥の“チキンレース”は高レベルであのトリオが接戦

定番の4銘柄を食べてもらったところで、改めて感想を語ってもらいました。

 

「パリパリじゃない皮だけを食べたのは初めて。こんなにブヨブヨの食感なんだね。ちょっとなじめないなぁ」(ラーロンチャイさん)

 

これは3人とも同意見。皮だけを食べるのは世界的に珍しいようだ。ただ、皮以外はどれも高評価で人気はほぼ均衡。そのなかで1位を争ったのは、つくねとふりそででした。

 

「塩派だけど、つくねのこのタレはベタベタしてないから好き。軟骨もおいしかった!」(マルコさん)

 

「私はタレがたっぷり付いている焼き鳥が好きだから、つくねは4.5点。ふりそではスゴくおいしかった。モモ肉はタレなら満点だったわ」(フォスティヌさん)

とにかく、日本式の味でも焼いた鶏のうまさは世界共通らしいです。

 

 

【今月の1番人気】希少部位のおいしさに世界各国がトリこ!

今回の3人が言うには、部位を細かく区分して食べる日本は珍しく、ふりそでのおいしさには驚いたとか。希少なだけあって、本商品は数量限定。見つけたらぜひゲットを!

 

 

LIFE PEPPERとは?

外国人ネットワークを活用し、日本企業の海外進出支援とインバウンド観光支援を行う総合海外マーケティングの企業。市場調査からWeb広告までサービスの幅は広く、外国人のアサインも可能。本記事はLIFE PEPPERの協力のもと提供しています。

1個あたり約10円のみそ汁も! 「ドンキ」のインスタント食品をB級グルメライターが実食レビュー

ドン・キホーテのインスタント食品は、エスニック風料理やパスタソースなどのラインナップを取り揃えています。ドンキオリジナル食品+ドンキコラボ食品をB級グルメライター名嘉山直哉氏が実際に食べて判定しました。ドンキ食品のその実力とは!

 

【解説する人】

B級グルメライター 名嘉山直哉さん

「清貧」を地で行くB級グルメ好きのライター。食に関しては、なによりも食べ応えを重視しています。

 

【その1】具材によって出汁が違う36食分の即席みそ汁

情熱価格

だしにこだわった4種のみそ汁

合わせみそタイプ(上)・減塩タイプ(下)

各437円(各36食入り)

油あげ、わかめ、とうふ、長ねぎの4種の具材が選べるみそ汁36食セット。油あげ汁にはかつお出汁、わかめ汁にはこんぶ出汁など、それぞれの具材に適した出汁を使用しています。塩分を30%カットした減塩タイプも用意。

【名嘉山s 実食レビュー】

調味みそは、お湯によく溶けるので作るのが楽チン。品名の通り、手製に負けない出汁の風味を感じます。その日の気分に合わせて、具材を選ぶのも楽しい。

【味わい:★★★★☆】【ボリューム:★★☆☆☆】【手軽さ:★★★★☆】

 

【その2】トマトの酸味と蟹の風味が好相性の濃厚パスタソース

情熱価格

味わい深い蟹のトマトクリーム 140g

178円

北海道産生クリームを使用した、パスタ用のトマトクリームソース。加熱後、パスタに和えるだけで調理完了です。蟹の旨みが凝縮されたソースは、コクがあってクリーミー。トマトの酸味がほど良いアクセントになっています。

 

【ラインナップ】

 【名嘉山s 実食レビュー】

「蟹」要素は、具ではなく風味ですね。トマトの酸味を楽しむクリームソースのつもりで食べれば満足度高し! もう少し具が多ければ、なお良かった。

【味わい:★★★★☆】【ボリューム:★★★☆☆】【手軽さ:★★★☆☆】

 

【その3】本場タイの味を再現したスープタイプのビーフン

 

情熱価格×タイの台所

グリーンカレービーフン 38g

98円「ph8」

各種エスニック料理を展開する「タイの台所」シリーズのカップビーフン。本場の味を忠実に再現したという、グリーンチリの爽やかな辛さが後を引きます。やや幅広のビーフンに、カレー味のスープがよく絡む!

【名嘉山s 実食レビュー】

思いのほかお腹に溜まり、なかなかの辛さ。辛い物が苦手な人は少ししんどいかも。ヘルシーなので、ちょっと小腹が空いたときなどに重宝しそうですね。

【味わい:★★★☆☆】【ボリューム:★★★☆☆】【手軽さ:★★☆☆☆】

 

【その4】素材にこだわった大盛りご飯をレンチン3分で

 

情熱価格×テーブルマーク

ふっくら仕立て

おいしい大盛りご飯 300g×3個

298円

一般的に流通している即席ご飯の倍近い量の大盛りご飯。1パックを2人でシェアしても十分なくらいのサイズ。ボリュームはもちろん、国産米を越後のおいしい水でふっくら炊き上げているため、みずみずしい食感も楽しめます。

【名嘉山s 実食レビュー】

加熱時間は2~3分ほど。1パックを茶碗によそったら惚れ惚れする「盛り」に。ご飯は粒感があって、加熱ムラもなし。多忙な人は常備をオススメします。

【味わい:★★★☆☆】【ボリューム:★★★★★】【手軽さ:★★★☆☆】

 

 

【その5】春雨スープの徳用パックは個性豊かなフレーバーが魅力

情熱価格

スープにこだわった4種の春雨スープ 12食入り

378円

4種類のフレーバー(鶏だし中華、かきたま、韓国風チゲ、和風豆乳)がセットになった春雨スープ。どのフレーバーも30~50kcalほどなので、ヘルシー。朝食にもう一品付け足したいときなどに活用できます。

 

【ラインナップ】

鶏だし中華

 

かきたま

 

韓国風チゲ

 

和風豆乳

 

【名嘉山s 実食レビュー】

ボリュームは少なめなので、付け合わせにするのがベター。個性豊かなフレーバーは、どれも主張しすぎず、どんな料理にも合わせやすいです。

【味わい:★★★☆☆】【ボリューム:★★★☆☆】【手軽さ:★★★★☆】

※本記事の内容は、2018年3月時点のものです。商品や価格は予告なく変更されたり、店舗によってはお取り扱いがなかったりする場合があります。

 

【もっと詳しく知りたい方はコチラ!】

ドン・キホーテ&業務スーパー 殿堂入りベストバイ
680円+税/学研プラス

ドン・キホーテの激安テレビ&家電から業務スーパーで大人気の大容量食品まで、おトクなアイテムだけを集めた1冊。紹介している商品はすべて専門家のお墨付きを得たものばかり。注目度が高いホームセンターの逸品もピックアップ!

“うどん県”香川のグルメはうどんだけじゃないのだ!! 香川県民が推薦するご当地グルメ3選

日本全国津々浦々、各都道府県のオススメ食材を紹介する【ご当地グルメ&おつまみショー】。今回は香川県のご当地食材をご紹介。今では「うどん県」とも呼ばれる香川県ですが、実はうどんだけじゃない香川ならではの名物を、自信をもってお届けします!

 

[1品目]

自宅でカンタンに讃岐の味! 醤油うどんの万能選手

鎌田醤油

讃岐うどん醤油

香川のご自慢グルメはうどんだけじゃない、けれどもやっぱりうどんは外せない! ということでまずはうどんをひき立てる逸品を。こちらの「讃岐うどん醤油」は、地元の醤油メーカーがしょうゆうどん用に開発しただし入り醤油です。地元産の本醸造醤油に、さば節・かつお節・こんぶだしがたっぷりと入っています。大根おろしといただく「ぶっかけうどん」にも、さぬきうどんブームの火付け役ともなった「釜玉うどん」にも使えるうどん専用の醤油です。

 

販売元の坂出市・鎌田醤油は、フランス革命が起きた1789年(寛政元)創業の老舗醤油メーカー。古くからの醤油作りの伝統が生きている本品は、うどんとのからみもよく、おろし大根や生卵との相性もいいしっかりとだしの効いた深い味わいのだし醤油です。

 

内容量は鮮度を考えた200mlとなっており、口栓付紙パック仕様。口栓は液だれしないよう設計されていて、何度使っても液だれで容器が汚れることがありません。価格は257円(参考価格)。

 

↑讃岐うどんのおいしさを引き立てる深い味わい。病みつきになること請け合いです!

 

[2品目]

噛むほどに豆の甘みがジュワ~! 大きな金時豆がごろごろ入った懐かしの味

白十字製菓

たっぷり豆パン

香川のスーパーで当たり前のように見かける「豆パン」。全国でも売られていると勘違いしている香川県民も多いようですが、コレ、実は香川県ならではの郷土グルメなのです。

 

白十字製菓の「たっぷり豆パン」は、国産金時豆が100%使用されており、その名の通りパン1個に大きな金時豆が30個以上ちりばめられています。金時豆を甘く柔らかく煮込んでおり、まるで和菓子を食べているかのよう。香川県では金時豆を天ぷらにして食べる習慣もあり、その甘食文化はあん餅入り雑煮にも通ずるものがあります。

 

さっくりフワフワの生地には香川大学で開発された希少糖シロップが使用されています。年配の方はもちろん、学校の運動会のお昼ごはんとしても配られており、幅広い年齢層に広く愛されている定番菓子パンです。価格は118円(参考価格)。

 

↑たっぷり入った甘~い金時豆でお腹も心も大満足!!

 

[3品目]

インスタ映え間違いなしの伝統菓子

細川安心堂

道明寺 おいり

「おいり」は香川県の西部地域の伝統菓子ですが、最近はその知名度を上げています。というのも、ソフトクリームや洋菓子に色とりどりのおいりをちりばめた写真の可愛さが、若い人に「インスタ映え」すると話題なのです。

 

約450年前に丸亀藩主のお姫様のお輿入れの際に献上されたのがはじまり。以来、西讃地方の嫁入り道具の一つとして定着、「心を丸く持って、まめまめしく働きます」といった意味が込められています。

 

原材料はもち米で、様々な工程を経て完成するまで一週間かかります。中は空洞になっており、強めに持つと割れて粉々になってしまうほど繊細です。味はほんのり甘く、口に含むとすぐに溶けてしまいます。昔はそのまま食べたものですが、今ではトッピングとして大人気。パステルカラーの優しい色合いとまるっこさが可愛いもの好きの女の子にはたまらないでしょう。23g入り213円(参考価格)

 

↑そのまま食べても、トッピングにしても。アレンジ自在の古くて新しい新感覚のお菓子です

濃い酒が、どんどん進むのが恐ろしい…「おつまみ界の悪魔」といえばこの缶詰!

缶詰系のおつまみは、どうしてもボリュームが少なく、価格も高くなりがち。買うまで中身も分かりにくく、敬遠してしまう方もいるでしょう。でもなかには、そんな不安とは無縁のものも確実に存在しています。今日紹介するのもまさにそんな一品です。

 

濃い甘辛の味が、アルコールの強さを感じさせない

その商品は、アシストバルールの「酒とも」シリーズのひとつ「烏賊軟骨の味付」。「酒とも」シリーズは、「家呑みのおともに」をコンセプトにした缶詰シリーズで、現在では、15種類のバリエーションがあります。今回紹介する「烏賊軟骨の味付」は、なかでも最新の4商品のうちのひとつで、国内産のいかを使い、その軟骨を甘辛く煮た一品。

 

缶を開けてみると、醤油とみりんを味付のベースにしているようで、香りはいくぶんかみりんが強めな印象。いかの軟骨を口にした第一印象は、強い甘さの中に香辛料がピリッと効いた甘辛の味と、独特の食感。特に食感は、「いか軟骨といえばコリコリ」と筆者が持っていた先入観をぶち壊すには十分で、コリコリどころかむしろやわらかさが印象的でした。例えるなら、鶏の胸肉。やや繊維質で、歯ごたえがありながらもやわらかい。先入観が覆される、不思議な食感でした。

さて、そんな不思議な食感も魅力ですが、おつまみとして本領を発揮するのは甘辛の味付のほう。この味付、本品単独で食べるにはかなり濃く、食べていると体が酒を欲してしまいます。本品を食べる際は、かならず脇にお酒を用意しておいておきたいところ。

 

そしてこの濃い味にぴったりなのが、こってりコテコテの芋焼酎。それもストレートやロックで、味の濃さを活かして飲むのがベターです。芋独特の香りが強い芋焼酎に負けることなく、双方の味の濃さが相まって、「満ち足りた!」という感覚になります。缶詰の内容量は50gと多くはありませんが、筆者にとっては最も重く感じた50gでした。

焼酎以外でも、主張の強いお酒にぴったり。泡盛と合わせても味の濃さがアルコールの強さを中和して、酒があっさりと進んでいく恐ろしさが味わえます。もうひとつ、合わせてみて意外に相性が良かったのがダークラム。樽熟成を重ねた奥の深い味が本品の甘辛さにぴったり。「おつまみ界の悪魔」ともいえる本品、これを買うのは翌日の予定があまりないときのほうがよさそうです……(笑)。

 

【満足度ポイント】

芋焼酎(ロック)        ★★★★★

泡盛(ロック)          ★★★★★

ダークラム(ロック)    ★★★★

 

アシストバルール

烏賊軟骨の味付

実売価格600円

アサヒ、サントリー、キリンの定番ビールを徹底比較! 担当者に聞く「泡」へのこだわりとは?

大手各社のド定番ビールが、実は「泡」にこだわっていることをご存じですか。 しかも、なかには専用の簡易サーバーまで用意するブランドも。各担当者から泡へのこだわりを聞くとともに、フードアナリスト・中山秀明氏が実力をチェックしました!

 

泡持ちに寄与する成分が向上してさらにクリアに!

アサヒビール
スーパードライ
実売価格225円

辛口やキレ以外に、泡のおいしさも魅力。しかも今春新たな醸造管理技術を導入し、ビールの泡持ちに寄与する成分を約1割高めることに成功。より洗練されたクリアな味に進化しました。

 

【こだわりポイントをメーカー担当者が解説】

アサヒビール・マーケティング第一部
松葉晴彦さん

新たな醸造管理技術で泡持ちと切れ味がアップ!

仕込み・発酵・ろ過の工程において新たな醸造管理技術を導入しています。さらにビールの泡持ちに寄与する成分を従来品に比べ約1割高め、キレ味が向上するように脂質酸化物も低減させています。

 

【缶にかぶせるだけのオリジナルサーバーを試してみた】

ギフトセットなどでゲットできる、「うまさ実感サーバー」を使用。乾電池で駆動するタイプで、缶にセットしワンプッシュで注げます。

 

↑左がそのまま注いだもの。右がオリジナルサーバーで注いだもの 

クリーミーな泡と、スーパードライのキレのある味とのメリハリが楽しめます! 抽出部がソフトなプラスチック製となっていて、着脱や洗浄が簡単な点も秀逸。ドライのファンはぜひ入手しましょう!(フードアナリスト・中山秀明さん)

 

 

うま味や香りの豊かな素材が生み出すコク深く華やかな味

サントリー
ザ・プレミアム・モルツ
実売価格231円

うま味豊かなダイヤモンド麦芽やアロマホップを独自の技で醸造し、コク深く華やかな香りを実現。そのこだわりの製法と、注ぎ方で実現したクリーミーな泡を「神泡」と呼びます。

 

【こだわりポイントをメーカー担当者が解説】

サントリービール・プレミアム戦略部
中野景介さん

厳選された麦芽と製法でクリーミーな泡を実現

きめ細かな泡には麦芽由来のたんぱく質が必要不可欠。そのため、麦芽100%であるとともに、たんぱく質が豊富なダイヤモンド麦芽を使っています。ダブルデコクション製法(※)で素材の良さを引き出すのもポイントです。

※麦芽本来のうま味とコクを余すことなく引き出すための製法。一部の麦汁を仕込み釜で2回煮出し、濃厚な麦汁を作る。

 

缶にかぶせるだけのオリジナルサーバーをお試し!

キャンペーン中の「神泡体感キット」を使用。このキットには電動式と手動式があり、今回はより手軽にゲットできる後者で試してみました。

↑左がそのまま注いだもの。右がオリジナルサーバーで注いだもの

おいしいのはもちろん泡を付けるのが楽しい

店レベルとまではいきませんが、サーバーを使った方がきめ細やかでもちのいい泡が作れます。味もよりまろやかになり、口あたり良好。自分で泡を付けるという所作も面白くてイイですね!(フードアナリスト・中山秀明さん)

 

うまさの長持ちする麦芽が泡をもきめ細やかに!

サッポロビール
黒ラベル
実売価格211円

世界中の生産者と協働契約栽培に取り組む同社独自の「旨さ長持ち麦芽」を採用。味や香りを新鮮に保ち、うま味と爽やかさに加え、きめ細やかな泡も魅力です。

 

【こだわりポイントをメーカー担当者が解説】

サッポロビール・ブランド戦略部
田邊稔博さん

独自開発した麦芽が味と香りと鮮度を保つ!

独自開発した「旨さ長持ち麦芽」は、味と香りを新鮮に保ち、泡持ちの良さをアップさせます。この麦芽は2011年のクオリティアップから黒ラベルで一部使用していて、ご家庭でも生ビールのクリーミーな泡を楽しんでいただけます。

 

ビール泡品質向上への取り組み

酵母や原料の研究に始まり、工場・流通・店までの一貫した取り組みが農芸化学会技術賞を受賞。それらの卓越した技術が集結し、品質が保たれているのです。

 

【こちらも注目!】

世界150か国で愛される“泡の代名詞”的存在「ギネス」

ほかのビールとは異なる特殊な方法で泡を作るビールがあります。それがギネス。世界150か国で愛飲され、「クリーミーなビール」といえばギネスを思い浮かべる人も多いでしょう。そんな唯一無二の泡の秘密を紹介をします!

 

 

キリン
ドラフトギネス
実売価格303円

1759年に誕生し、いまや世界150か国以上で愛されている黒ビール。ロースト麦芽による香ばしい風味とクリーミーな泡が、リッチな味わいを生み出しています。開栓時に、缶の中に入っている独自のボール型ウィジェットの穴から窒素ガスと炭酸ガスが放出され、シルキーな泡を生みだしているのです。

 

 

 

 

 

 

 

小腹を満たす“ラク旨グルメ”を探せ! 意外にも旨すぎる「ドンキの冷凍食品」を実食レビュー

手軽でおいしい商品が増えている冷凍食品。今回は驚安の殿堂、ドン・キホーテのオリジナル冷凍食品の実力をチェックしてみました。

 

【実食した人】

B級グルメライター・名嘉山直哉さん

「清貧」を地で行くB級グルメ好きのライター。食に関しては、なによりも食べ応えを重視しています。

 

【その1】糖質量なんて気にしない!300g越えのパスタ

 

 

 

情熱価格×オーマイ
大盛りナポリタン
360g(カルボナーラのみ340g)
各158円

冷凍食品のなかでも高い人気を誇るのが、ナポリタンをはじめ、ミートソース、バター醤油、カルボナーラをラインナップする大盛りパスタ。カルボナーラは340g、ナポリタン、ミートソース、バター醤油は360gの大容量です! 日本製粉のブランド「オーマイ」のもちもちっとした麺が特徴。

 

[名嘉山s 実食レビュー]

お皿に移すことなくレンジアップできるので、無精者にはうれしい。特にナポリタン、ミートソースはトマトの味が濃厚で、値段以上の満足感でした。

【味わい:★★★☆☆】【ボリューム:★★★★★】【手軽さ:★★★★☆】

 

 

【その2】小ぶりなサイズながら本格的な焼きおにぎり

情熱価格
直火焼 香ばし醤油の焼きおにぎり
8個入り
248円

北海道産真昆布の出汁を染みこませたご飯に、しょうゆを塗って直火で焼き上げた焼きおにぎり。表面のパリパリ感とうるち米のもっちりした食感はまさに本格派! しょうゆの香ばしさも相まって、1つ2つと手がのびてしまいます。

 

[名嘉山s 実食レビュー]

1個70gと、やや小ぶりなので男性は2個くらいがちょうどいい。間食にぴったりのサイズです。プラスチック容器が個別で切り離せればより便利になるはず。

【味わい:★★★★★】【ボリューム:★★★☆☆】【手軽さ:★★★☆☆】

 

 

【その3】自然解凍でも食べられる素朴な味わいのコロッケ

 

情熱価格
レンジでさくさく食感 牛肉コロッケ
8個入り
198円

電子レンジで加熱しても衣がさくさくの冷凍コロッケ。粗めにマッシュされたばれいしょに、玉ねぎ、牛挽肉が混ざったシンプルな味わいです。自然解凍でもおいしく食べられるので、弁当のおかずにも◎。

 

[名嘉山s 実食レビュー]

精肉店のコロッケのように甘みが強く、どこか懐かしい味。自然解凍だと、さすがに衣さくさくとまではいきませんが、ボソボソせず食べやすい点は好印象。

【味わい:★★★★☆】【ボリューム:★★☆☆☆】【手軽さ:★★★★☆】

 

※本記事の内容は、2018年3月時点のものです。商品や価格は予告なく変更されたり、店舗によってはお取り扱いがなかったりする場合があります。

 

【もっと詳しく知りたい方はコチラ!】

ドン・キホーテ&業務スーパー 殿堂入りベストバイ
680円+税/学研プラス

ドン・キホーテの激安テレビ&家電から業務スーパーで大人気の大容量食品まで、おトクなアイテムだけを集めた1冊。紹介している商品はすべて専門家のお墨付きを得たものばかり。注目度が高いホームセンターの逸品もピックアップ!

【街中華の名店】ツウ絶賛の「かた焼きそば」は五反田に! 途中下車してでも行きたい「亜細亜」

しばしば、グルメの街と称される五反田。確かにジャンク系から上品・洗練系まで、低価格な業態から高級レストランまで多彩な飲食店が点在している。そしてもちろん、五反田にも街中華の名店は存在。今回紹介するのは東口を出た目の前、戦後すぐから長年この場所にあり続ける老舗「亜細亜」だ。

 

戦後すぐから五反田駅前を見守り続ける生き字引

店が入っている建物をよく見ると、両隣とつながっている。これは大昔から長屋だったことの証であり、そのなかでも数十年以上残っているのは同店のみ。事実として歴史は古く、五反田の生き字引といえる存在なのだ。

↑3階建ての物件で、もともとは店舗付き住宅。現在は客席となっているが、3階は住居だった。また、両隣はそれぞれメガネ店、文房具店だったという

 

ルーツは、初代の劉 家祥(りゅう かしょう)さんが戦時中に中国・広東から日本へ移住したのがはじまり。いまはないが、1901年に創業したという銀座の「中華第一楼」を経て、終戦直後に飲食店をはじめた。当初は大井町で営業していたが、なかなか軌道にのらず一時閉店。だがちょうど同郷出身の知人から、五反田で営んでいる喫茶店「亜細亜」を閉めたいという話を聞き、譲渡する形で店名ごと受け継いだという。それが1947年のこと。

↑1階。奥が厨房となっている

 

現在は、二代目の顯明(けんめい)さんと奥様の瑶姫(ようき)さんが店を盛り立てており、後継者である三代目の裕光さん、眞喜子さん夫妻がこれをサポート。家族で70年以上営業していることもあり、三代にわたって通う常連もいるとか。

↑3階は5人以上からの予約限定となっており、最大8名の宴会が可能。円卓のテーブルが印象的だ

 

1階と2階は温かみを感じさせるダイニング。3階は打って変わって、会食にも使えそうな落ち着いた空間となっている。幅広い食シーンで使える同店だが、訪れるのはビジネスパーソンや近隣の住民が中心。五反田エリアの日常使いで重宝する、まさに街中華なのだ。

 

受け継がれる本場広東仕込みの味に舌鼓

往年の常連をはじめ、多くのファンにそれぞれの好みがあるため、メニュー数は豊富。そのなかでも人気の高い一皿が「五目硬やきそば」だ。こちらは全国各地のかた焼きそばを1000皿以上食べたという達人が絶賛したことで知られており、見逃せない逸品である。

↑「五目硬やきそば」1300円。豚肉、海老、いか、きくらげ、白菜、青菜、にんじん、たけのこなど、麺が隠れるほど具だくさんだ

 

野菜はシャキっと、コリっとした食感を絶妙に残すべく、サっと油通し。そこに肉や魚介を加え、動物系の素材と野菜を使って毎朝炊き上げる秘伝のスープであんに。味付けは素材のうまみを生かすよう、塩を中心とした調味料で輪郭を整えていく。

↑使用される麺は、ゆるやかに縮れた特注の中太タイプ。これを、研ぎ澄まされた感覚で色を見ながら最適な硬さに揚げる

 

アラカルトも充実。つまみながらしっぽりと飲み、最後は食事で閉めるという客は多く、特にスピーディに飲みたい人に好評なのが「チャーシューメンマ」だ。全体的なボリュームもさることながら、メンマ自体もかなり大きく食べごたえがある。

↑「チャーシューメンマ」880円。乾燥メンマから水で3日間かけて戻し、それから茹でる。味付けは、しょうゆや酒などと一緒に1時間以上炊き上げる肩ロースチャーシューの煮汁が決め手だ

 

丁寧に仕込みがされているため、歯ごたえはコリっとしていながら、中身はしっとり。酒のラインナップも豊富で、とりあえずのビールと一緒にオーダーされることが多いという。

↑「キリンクラシックラガー(中びん)」580円。紹興酒は様々なタイプがあるが、これは「陳年紹興貴酒 5年」でボトル3500円

 

惣菜的な料理で特に人気なのは「酢豚」だ。こちらも具材がゴロっとしてボリューミーだが、ハーフサイズが用意されていることで、おひとり様にも重宝されているという。味は「五目硬やきそば」の野菜と同じく、新鮮さを生かした食感が印象的。そして、香ばしさすら感じるパワフルな肩ロース肉とのコントラストもたまらない。

↑「スブタ」2000円。透き通る上品なあんは、甘味と酸味のバランスが秀逸。青い野菜はピーマンではなくキュウリなのもポイントだ。ハーフサイズは1000円

 

時代ごとに一部の盛り付けが変わることはあったものの、基本的な味付けは創業時から同じだという。広東仕込みのハイレベルな技と、それを長年受け継いできた一族の絆が人気を支えているのだ。これからも五反田の街になくてはならない存在であり続けるだろう。アクセスも至便なので、途中下車してでもぜひ訪れていただきたい。

 

【SHOP DATA】

亜細亜

住所:東京都品川区東五反田1-13-9

アクセス:JRほか「五反田駅」東口徒歩1分

営業時間:11:30~14:00 17:30~22:30(L.O.21:45)

定休日:木曜

これは詰め合わせじゃない、オールスターだ! なとり「おつまみセレクション」のメンバーが豪華すぎて驚いた

どんなおつまみを買おうか、迷った際には詰め合わせ商品に手を出す読者も多いでしょう。1袋で2度も3度もおいしい詰め合わせ系おつまみですが、そのぶん1つ1つの品物はシンプルなものになってしまいがち。そこで試してもらいたいのが、今回紹介する、なとりの「おつまみセレクション」です。

 

ひとつひとつのおつまみに、それぞれのこだわりが凝縮

本品に詰め合わされているのは、「カマンベール チーズ鱈」「チーズ鱈 パルミジャーノ・レッジャーノ」「粗挽きサラミ」の3品です。なとりの登録商標であるチーズ鱈は、ともに貴重なナチュラルチーズを使用したプレミアムな商品で、唯一の肉製品である粗挽きサラミも、デンマーク産ポークを使ったこだわりの品。

「カマンベール チーズ鱈」は、味や旨みの濃さが特徴のチェダーチーズを80%、クリーミーでコクの強いカマンベールチーズを15%ブレンド。確かに牛乳を感じさせるクリーミー感があり、味に奥行きがあります。

 

「イタリアチーズの王様」とも呼ばれる「パルミジャーノ・レッジャーノ」をブレンドした「チーズ鱈 パルミジャーノ・レッジャーノ」は、カマンベールのものとはまた違う独特の味の深さがあり、これもまた美味。食感も少し硬さがあるような感じするなど微妙に異なり、食べ比べがはかどります。

 

「粗挽きサラミ」は、先述の通り肉にこだわっている以外にも、スパイスとして高貴な香りで知られる「カルダモン」が使われています。味はサラミの割には脂っこさがなく、すっきりした味わいです。それゆえに香りも引き立っていて、一口サイズながら高級感があります。

このようなこだわりが詰まった本品は、詰め合わせ商品ゆえに多様なお酒とあわせることができます。パッケージの裏面にはビールに合うと記載がありますが、個人的には白ワインが一番のおすすめ。なんてったってチーズ鱈がとにかく合うのです。サラミもしつこくないので、白ワインと一緒でもまったく問題ありません。

また、ゆっくり飲むのであれば、ウイスキーという手もあり。チーズ鱈にはよく合いますし、香り高いサラミとの相性がバツグンです。ウイスキーの香りと相まって、サラミのスパイシー&ジューシーさが本領を発揮し、味の奥行きを楽しむことができます。ロックで飲むとチーズ鱈の味が酒に負けがちなので、水などで割って飲むのがよいと思います。

 

本品は白ワインには劣るものの、軽めの赤ワインとの相性も良し。サラミをメインにして飲み進めながら、少し味を丸くしたいときにチーズ系に行くのがオススメです。

 

【満足度ポイント】

白ワイン ★★★★★

ウイスキー水割り ★★★★

赤ワイン ★★★

 

なとり

おつまみセレクション

実売価格397円

 

シャンパンにフルートグラスはもう古い!? ワインのおいしさはグラス次第だったなんて!

「やっぱり、ワイングラスによってワインの味わいって違うんじゃない……?」うすうす気づいていながら、これまでどのワインもなんとなく、自宅にあるグラスひとつで飲んでしまっていた人も多いのではないでしょうか。

 

著名な老舗ワイングラスカンパニー、リーデル社が、2018年4月に「リーデル銀座店」をオープンしました。銀座初出店となる新店では、実際にワインを飲みながら、まさに「グラスが変わればワインの味わいも変わる」という事実を体験できる「グラステイスティング・セミナー」が。さらに、同じフードとワインでもグラスによって味わいが変わることを体感できる銀座店オリジナルの企画「フードペアリング・エクスペリエンス」も実施しています。

ワイン選びにも負けないほど奥深い、“グラス選び”の世界へ! さっそく飛び込んでみましょう。

 

ブドウ品種別にグラスをラインナップしている!

リーデルは、オーストリアに本社を構えるワイングラスカンパニーで、今年で創業262年を迎える老舗。創業当時は、バカラなど他のクリスタルガラスメーカーのように香水の瓶やシャンデリアなども製造していましたが、現在では「ザ・ワイングラスカンパニー」とロゴに冠するように、ワイングラス及びワイン関連商品に特化した専門メーカーとなっています。ではなぜ、ワイングラス専門のメーカーになったのか?

 

JSA認定ワインエキスパートであり、リーデル社のワイングラス・エデュケイターを務める竹中信幸さんは、そのきっかけとなった出来事から、話してくれました。

 

「あるグラスで、フランス・ブルゴーニュ地方の造り手さんに自身のワインを飲んでもらったところ、絶賛されたのですが、同じグラスでボルドー地方の造り手さんとボルドーワインを飲んだら『私のワインには合わない』と言われてしまったそうなんです。その出来事をきっかけに、当時まだ誰も考えもしなかった”グラスとワインの相性”というものがあるのでは? という疑問を持ち始めました」

 

その後研究を重ね、1958年に世界で初めて“ワインのタイプ別”にグラスを作るメーカーとなり、新しいリーデル社の歴史がスタートしたのです。

 

「当時のワイングラスというものは、デザインやカットを楽しむものでした。そんな時代に大ぶりなボウル形状と曲線的なデザインで、香り、味わいを楽しむための“機能的な”ワイングラスを作り始めた、というのは画期的なことでした。それからリーデル社のワイングラスはすべて、原料としてワインを造る“ブドウ品種別”というのが、基本コンセプトとなっています」(竹中さん)

↑JSA認定ワインエキスパートであり、ワイングラス・エデュケイターの竹中信幸さん。「ワイングラス・エデュケイター」とは、リーデル社認定で、グラステイスティングによるワインとグラスの関わりを伝える役割を担う

 

グラス作りは常に、造り手とともにある

ブドウ品種別、と言っても、その原料ブドウの個性がそのままワインへダイレクトに反映されるわけではありません。産地、気候、造り手などによってそれぞれに個性があるもの。それをロジカルにこのブドウだからこの形状のグラス、とメーカーだけの意見で決定するのは難しそうですが……?

 

「はい、おっしゃる通りです。ですから私どもは当初から、ワイングラスは常に造り手とともに作り上げてきたんです」(竹中さん)

 

形の異なるたくさんのグラスの中から、ワインの個性を最大限引き出せるボウル形状を、テイスティングを繰り返すことで探し出しているそう。そのプロセスをリーデル社では「ワークショップ」と呼んでいて、世界中のワインの造り手、ワイン専門家とこのワークショップを繰り返すことで、その品種に合った最終的なグラスのシェイプを決定していくのです。

昨今のワイン事情といえば、めまぐるしく変わる世界の気候条件、それによる産地特性の変化、またオレンジワインブームや日本ワインの注目度の高さなど、ワインのトレンドは日々変化しています。そんな時代ごとの傾向にも敏感に対応できるよう、グラスメーカーとしては常に造り手に寄り添い、生の声と意見を大切にしているのだと言います。

 

一例として、世界中に広がっている日本酒人気に答えるべく、8年の歳月とのべ170人の蔵元や専門家の意見を集約したグラス「純米」が、今年完成しました。さらに現在は、日本ワインの造り手ともワークショップの機会を重ねているそうで、日本ワインならではの味わいを楽しむグラス、日本固有のブドウ品種用のグラスに出会えるかもしれません。

↑8年の月日をかけて純米酒に特化したグラス形状を開発した。「<エクストリーム シリーズ>純米」3240円

 

これさえ揃えればOK! そんな基本のワイングラスとは?

それでは具体的に、どういう品種個性を持つワインを、どのグラスで楽しんだらいいのか? 世界中のあらゆるワインを楽しむために、リーデル社は4脚の基本グラスをおすすめしています。

 

まずは白ワイン用のグラス2種。1.爽快ですっきりしたタイプの白ワインを楽しむグラスと、2.こってりまろやかなタイプの白ワインを楽しむグラスです。

 

1は、ブドウ品種では「リースリング」や「ソーヴィニヨン・ブラン」といった、酸味をキリッと感じるタイプのブドウ品種用。その特徴である酸味を、あまり過度に舌の上に広げることなくスーッと喉へと流すことで、心地よく爽快感を感じる形状だそう。また白ワインの中でも比較的低めの温度で楽しむタイプのワインに用いるため、口の中に長く留めて温度が上がってしまうことなく、冷たいままスピーディに、喉元へ流れ落ちる効果があるのだとか。

 

2は、見た目も対照的にぽってりとした形状で、やはり味わい的にも対照的な、しっかりと樽熟成した「シャルドネ」のような白ワインに。このグラスは口径が広いので、口の中へ入る際の液体の横幅が広くなり、舌の上全体にゆっくりじんわりと広がります。それによって、柔らかい酸やクリーミーな質感をしっかり感じることができるのだと言います。

 

グラスの形状にこだわる理由、それは液体が口内へ入る際の舌への広がり方、液量、スピード感などのバランスを調整するという役割によるものだったようです。

 

1.すっきりしたタイプの白ワインに

↑リースリングやソーヴィニヨン・ブランといった、キリッとした酸味を感じるタイプのブドウ品種におすすめ

グラス=「<リーデル・ヴェリタス シリーズ>リースリング/ジンファンデル」4860円
ワイン=「ドメーヌ ツィント ウンブレヒト ピノ・グリ ロッシュカルケール 2015」4536円

 

2.しっかり樽熟成したタイプの白ワインに

↑樽熟成をしっかりした、シャルドネのような白ワインに用いたい

グラス=「<リーデル・ヴェリタス シリーズ>オークド・シャルドネ」4860円
ワイン=「ジャン マリー ブーズロウ ムルソー 2015」7020円

 

続いて、赤ワイン用グラス2種について。こちらは竹中さんが実際にワインをグラスに注ぎ、デモストレーションを交えて解説してくれました。

 

赤ワイン用グラス2種はどちらも大きなボウル形状。2種の違いはなにかといえば、口径のすぼまり具合です。一方は、3.すぼまりが小さく金魚鉢のような曲線と丸みが特徴で、一般的に“ブルゴーニュ型”と呼ばれる形状。もう一方は4.口径が大きく、底から口元までの曲線が比較的緩やかな一般的にボルドー型と呼ばれる形状をしています。

 

どちらも注ぐワインの適量は、グラスの一番膨らんでいる位置より1cmほど下くらいまで。この量に留めると、グラスを横に倒した時、つまり口元へ運んだ時に理想的な舌への広がり方、液量、スピード感が得られるのだと言います。

↑注ぐワインの適量は、グラスの一番膨らんだ位置より1cmほど下程度まで。これだけでも充分な量がある

 

口径のすぼまりが小さい前者3のグラスは、「ピノ・ノワール」という酸味が豊かなブドウ品種用としておすすめで、グラスを口元へ運んだ時に、口元に対してグラスが水平状態では液体がまだ口内へ流れて来ず、さらにもう少し頭を後傾する必要があります。そうすることで、液体の幅は細く、舌先から滑らかに喉元へ落ちるため、酸味の刺激を過度に感じにくくなるのだそうです。

 

もう一方の口径の大きなグラス4は、果実味やタンニンのしっかりした「カベルネ・ソーヴィニヨン」などのブドウ品種用としておすすめで、グラスが水平状態でも広い幅で液体が口内に広がるため、タンニンの豊かさや複雑味を舌全体で感じることができるのだと言います。

↑適量で注ぐと、グラスを横に倒した程度の角度になった際、つまり口元へ運んだ時に、理想的な舌への広がり方、液量、スピード感が得られるのだそう

 

↑グラスの形状によって、ワインが口内へ入る角度が変わることで、味わいの印象も変わるのです

 

3.酸味が豊かな赤ワインに

↑「ピノ・ノワール」といった酸味が豊かなブドウ品種に向いている

グラス=「<リーデル・ヴェリタス シリーズ>オールドワールド・ピノ・ノワール」4860円
ワイン=「デュジャック F&P モレサンドニ 2015」8640円

 

4.果実味やタンニンが豊かな赤ワインに

↑果実味やタンニンのしっかりした「カベルネ・ソーヴィニヨン」などのブドウ品種におすすめ。

グラス=「<リーデル・ヴェリタス シリーズ>カベルネ/メルロ」4860円
ワイン=「スタッグスリープ ハンズ・オブ・タイム レッド 2014」5400円

 

「これらのロジックは、科学的にというより、やはり多くの造り手さんたちとワークショップを重ねた結果によるものが大きいですね。経験的な事実として、このグラスで飲んだ時のこの感覚で自分たちのワインを楽しんで欲しいという、いわば”造り手のメッセージを伝える道具”でありたいと、私たちは考えています」(竹中さん)

 

今イチオシ、第三世代のシャンパーニュグラス

この4つの基本グラス以外に、今リーデル社がおすすめするシャンパーニュグラスがあると、竹中さんが教えてくれました。シャンパンやスパークリングワインを飲むシャンパーニュグラスといえば、“フルート”と呼ばれる細長い形状のものを想像する方も多いはず。しかしおすすめされたのは、 5.卵型のややふくらみのあるタイプのシャンパーニュグラスでした。

 

シャンパーニュグラスの形状のトレンド変遷を見てみると、リーデル社ではこの卵型のものを“第三世代”と位置付けているとのこと。第一世代は、社交界に集う貴婦人が片手に持っているようなイメージの“クープ”と呼ばれるお椀型のグラス。そして細長いフルートグラスが第二世代。ここまでは、グラス自体の見た目や雰囲気、泡の立ち方などに重点をおかれる傾向がありましたが、第三世代は味わい、香りをより引き出すという観点で、造り手と考えた結果なのだそうです。

↑シャンパーニュグラスもトレンドが変遷してきた。左から第一世代のクープ型、第二世代のフルート型。そして今おすすめの第三世代は、卵型のややふくらみのあるタイプだ

 

↑第二世代に位置付けられたお馴染みのフルート型の場合、頭はやや下向きで液体をすすってしまうので、過度な泡立ちが口内に広がる。それがおすすめの第三世代グラスなら、頭を後傾することで、シャンパーニュがしっかりと舌先から滑るように喉元まで流れていく

 

5.シャンパンやスパークリングワインに

↑第三世代は味わい、香りをより引き出すという観点で、造り手とワークショップを重ねたどり着いた卵型の形状だ

グラス=「<リーデル・ヴェリタス シリーズ>シャンパーニュ・ワイン・グラス」4860円
ワイン=「モエ・エ・シャンドン ブリュットアンペリアル NV」6480円

 

そこに存在感がないこと。それがいい道具の証

最後に、ハンドメイドグラスの魅力について竹中さんは語ってくれました。

 

「ハンドメイドグラスの最大の魅力はやはり軽さ、そして薄さです。手に持った時、口元に触れた時、なんのストレスもなくワインを口内へ運ぶことができる。良い道具とは、まるで存在を感じないことだと思うんです。まるでワインと直に触れているような感覚になれるグラスが理想ですね」。

 

 

“この品種だから、このグラスを選ばなければいけない”ではなく、むしろときにはその存在感すら消し去りながら、ブドウ本来の味わい、造り手の届けたい味わいに、より近しい状態を再現してくれる役割を担うのが、理想のワイングラス。

 

加えて、味わいの感じ方や好みは人それぞれです。畑からのメッセージとあなたの好みというスパイスを加えた“あなただけの理想の1脚”を、探してみてはいかがでしょうか?

 

【店舗情報】

リーデル銀座店

所在地=東京都中央区銀座6-2-1 Daiwa銀座ビル1F
電話番号=03-6264-6128
営業時間=火曜〜金曜12:00〜21:00、土・日曜・祝日11:00〜20:00
定休日=月曜

 

※価格はすべて税込です

 

撮影/@Living編集部

 

何気ない日常を、大切な毎日に変えるウェブメディア「@Living(アットリビング)」

at-living_logo_wada

夏の間しか手に入らない本格コーヒーゼリーは「食べるアイスコーヒー」だった!

夏に差し掛かり、暑い日が続く5月半ば。コーヒー党の筆者にとっては、キンキンに冷やしたアイスコーヒーが恋しくなる季節です。そんな折、キーコーヒーさんからいただいた「氷温熟成®珈琲ゼリー」は、筆者にとってコーヒーゼリーの常識を覆す味わいでした。コーヒーゼリーといえば、歯ごたえが強く、弾力感のあるもの。甘味が強く、スイーツとして食べるものだと思っていました……この氷温熟成®珈琲ゼリーに出会うまでは。

 

↑90g×6個入りで6個入りで実売価格3045円。クール便で発送される。ギフトボックスで届けられるので、暑中見舞いにも◎

 

スプーンですくえない! 絶妙な滑らかさが喉を癒す

 

氷温熟成®珈琲ゼリーは、キーコーヒーが毎年5月~8月の夏期限定で販売。購入先も通販サイト「KEY COFFEE 通販倶楽部」のみという、知る人ぞ知るプレミアムな商品です。

 

ガラスの小瓶入りのこのゼリーを皿に落とし、スプーンで食べようとすると、その違いがわかります。ゼリーがあまりにも滑らかに仕上がっているために、スプーンの淵からツルっと滑り落ちてしまい、スプーンに乗せるのもひと苦労。このプルンプルン具合がこれまでにない珈琲ゼリー感を予感させます。

 

↑スプーンですくうのに苦労するほど滑らか

 

皿を持ち上げ、半ば飲むように口に運ぶと、ゼリーは喉の奥を滑らかにすべっていき、ひんやりとした爽快感が後に残ります。まるで「アイスコーヒーを食べている」かのような、今までに経験のない食感でした。キンキンに冷やしてから食すと、真夏日で火照った身体も一気に癒されます。その味は、コーヒー党も満足するであろう、砂糖控えめのストロングスタイル。

 

同封されているミルクポーションは、植物性ミルクをベースに生クリームを加えたもの。牛乳のコクが生きていて、ゼリー苦さを優しく癒し、よりマイルドな味で楽しめます。ミルクを加えても普通のコーヒーゼリーと比べたらやや苦めな大人の味。バニラアイスなどを載せて美味しくいただけそうです。

 

↑ミルクポーションを加えるとマイルドで華やかな味わいに

 

このコーヒーゼリーで使用されているコーヒーは、キーコーヒーの看板商品の1つ「氷温熟成®珈琲」。コーヒーの生豆を凍る手前の温度「氷温」で、一定期間熟成させることで、豆本来の甘味を引き出しています。さらにそれをハンドドリップで一杯ずつ抽出。バランスの取れたまろやな味わいを、ゼリー1個1個に閉じ込められています。

 

なお、このガラスの容器、形もとてもレトロ&手ごろなサイズで使い終わったら小物入れに活用できるのも高ポイント。女性であればヘアピンなどを入れるのに最適でしょう。筆者は自家製のジャムを作ったときに保存容器として使おうと思っています。

 

喫茶店で食べる本格派の珈琲ゼリーを自宅で手軽に味わえるこの商品。さすが天下のキーコーヒーが作っているだけあって、「コーヒー党が満足できない商品は作らん!」というこだわりが一口食べただけでも伝わってきました。コーヒーファンにとっても本当に満足できる一品に仕上がっています。

これは最高に楽しい! カインズ限定「グランドキリン DIXクラフトBOX」で知るクラフトビールの新たな楽しみ

キリンビールが展開するクラフトビール「グランドキリン」シリーズ、皆さんもう飲んでみましたか? クラフトビールといえば、日本ではまだまだ小さな市場ではありますが、現在急成長を遂げている新ジャンルのビールです。

そんなグランドキリンが、ホームセンターのカインズとコラボして、「グランドキリン DIYクラフトBOX」を発売中です。クラフトビールで「DIY」ってどういうこと? そこで今回は、キリンビールの企画部でグランドキリンのブランドマネージャーを務める白石大悟さんに、その楽しみ方を教えてもらいました。

 

 

フレーバーバッグをセットして45秒間漬け込むだけ

グランドキリン DIYクラフトBOXには、3種類のグランドキリン、それぞれに合うフレーバーバッグ、ビールを注ぐための蓋付きグラスが入っています。そう、各ビールをグラスに注いでフレーバーバッグで香り付けを楽しむというのがこのDIYセットなんです。

↑1セットあれば3種類のビールのDIYが楽しめる

 

↑ポイントとなるのが3種類のフレーバーバッグ。各パッケージに使用するビールが書かれている

 

まずは、「グランドキリン WHITE ALE」の香り付けに挑戦! WHITE ALEは、白ワイン、つまりマスカットのようなホップの香りが楽しめるのが特徴。クラフトビールのなかでもかなり華やかな味わいが際立った銘柄です。

 

よく冷えたWHITE ALEを泡が立たないようにグラスに注ぎましょう。続いて、レモンピールのフレーバーバッグをホルダーにセットし、キャップに取り付けたら、グラスに漬け込み開始。しっかり蓋をして、グラスをゆっくり逆さまにして45秒待ちます。

↑グラスには1缶分のビールは入らないので、ビフォーアフターを飲み比べて楽しもう

 

↑45秒間待つ工程が”DIY”感を一番感じるポイント。どんなビールになるのか期待感が高まる

 

漬け込み終えたら、あとはグラスに注いでさっそく試飲! 何もしていないWHITE ALEに比べ、レモンのビターさが感じされ、より味わいに深みが増した感じがします。味が変わるというよりは香りに変化が生まれ、まるで別のビールを飲んでいるような気分に。

↑左がビフォー、右がアフター。色の変化はなく、香りや味わいだけが変わる

 

ちなみに、香り付けだけなら他のフレーバーでもいいのではと思われるかもしれませんが、これがベストな組み合わせなのだそう。「20〜30種類は組み合わせるフレーバーを試しましたが、みんながよく知っていて、ベストなパートナーはこれなんです!」と白石さんはおっしゃっていました。

想像とは違う結果になるのもDIYの楽しみのひとつ

WHITE ALEと同様の方法で、「グランドキリン IPA」にはシナモンのフレーバーバッグを漬け込みます。もともと、ホップの華やかかつ甘い香りと、苦味が感じられるIPA。

↑IPA(アイピーエー)とは、インディアペールエールの略称。香りも苦味も強いのでインパクトがある

 

ここにシナモンを加えると、かなりインパクトのあるクラフトビールになると想像していたんです。しかし、結果は以外にも、非常に穏やかなシナモンの戻り香だけが残り、少しスイーツのような雰囲気になりました。

 

このシナモン、IPAだけでなく後述のJPLとの相性もいい反面、WHITE ALEとは違いの味が感化してしまうのだとか。組み合わせ方は何かと複雑ですが、こうやってセットになっているとすぐに試せるのがいいですね。

 

 

ホップの香りを高めるのもフレーバーバッグの役目

「グランドキリン JPL」は、ホップのハーブ感とキレの良さが特徴。そんなJPLに合わせるのはドリアバジルです。

↑JPL(ジェーピーエル)は、ジャパン・ペールラガーの略称。シンプルで飽きのこない日本スタルのクラフトビールだ

 

これはかなり爽やかな仕上がりで、よりハーブ感が引き立てられています。モヒートとも少し近い雰囲気があり、”緑っぽさ”があるんです。これはチーズやトマトソースを使うイタリアンに合わせると良さそう。

 

よりDIY感を出したい人は、使い終えたグラスを使って、オリジナルのフレーバーに挑戦してもいいかもしれません。「WHITE ALEはレモンハーブの紅茶やアールグレイで香り付けしてみるのもアリ。試作では、ミントを使うと爽やかな印象が強くなりました」(白石さん)とのこと。また、WHITE ALEとJPLは「クミン」との相性も良かったそうです。

 

逆に、いずれのビールもジンジャー(生姜)との相性はイマイチ。シャンディガフなどのビアカクテルはありますが、ジンジャーの香りが勝ちすぎてしまうのだとか。香りの組み合わせ方は奥深いですね。

 

「グランドキリンDIYクラフト BOX」は、日本全国のカインズ店頭やオンラインショップで計3000セット限定の発売となっています。価格は2980円(税込)。これからの季節のキャンプに持っていくのはもちろん、父の日ギフトにもおすすめです。クラフトビールの新しい楽しみ方をグランドキリンで体験してみましょう。

【立ち食いそば】天ぷらは、揚げ置きでもサックサク! 1日20回だしを引く濃厚つゆも魅力の上野・ガード下の名店

「つるや」は上野駅からアメヤ横丁に入るガード下にあるそば店。2階で本格そば店、1階で立ち食い店を営んでいる。同店は戦後にバナナの叩き売り店としてスタート。その後、店頭売りのそば店に転身し、昭和40年代から立ち食いそばを始めたそうだ。

 

しょうゆが香るそばとサクサク軽い天ぷらが魅力

↑「かき揚げ天ざる」(480円)。玉ねぎ天は甘い玉ねぎのクタッとした衣、つゆ、そばを一緒に食べると抜群にうまい!

 

同店のそばは、コシも香りもあるゆで麺。かつお本枯節、さば節、宗田節で1日20回もだしを引き、特選特級しょうゆを使ったかえしと合わせたつゆはコクとしょうゆの風味が濃厚だ。

 

人気のかき揚げは、揚げ置きだがサクサクした食感で非常に美味。油を遠赤外線で熱するフライヤーの採用で、天ぷらのサクサク感が長時間維持可能になったという。

↑ぷるぷる食感の「きしめん」(430円)も人気メニュー。つゆはだしの香りが濃厚な関西仕立てだ

 

手間をかけるところはかけ、一方で客を待たせないのが昔ながらの立ち食い店の流儀。同店はこれを守りながら、日々おいしいそばを提供している。

つるや
住所:東京都台東区上野6-11-12
営業時間:6:00~0:00
定休日:無休

 

【その他のお店を知りたい方はコチラ!】
20171228-s500
立ち食いそば名鑑120 首都圏編
定価:本体690円+税
発売日:2017年12月7日
発行所:(株)学研プラス

 

岩手発の郷土食は真っ黒だけどめちゃくちゃうまい! 優しい味に感涙必死の岩手県ご当地グルメ3選

日本全国津々浦々、各都道府県のオススメ食材を紹介する【ご当地グルメ&おつまみショー】。今回は岩手県で古くから親しまれている食材を紹介します。どれも見た目は真っ黒だけど、食べてびっくり本当においしい岩手の郷土食3選をお届けします!

 

[1品目]

お米を使った甘~い保存食

太田幸商店

元祖 山田生せんべい

まるでLPレコードのように丁重にビニール袋に収まった黒い円盤状の食べ物は、パッと見るとなかなか怪しいのですが、この「元祖 山田生せんべい」は江戸時代後期から山田町に伝わる保存食。米粉にゴマや三温糖を混ぜて薄くのばして半分乾燥させるという作り方も、江戸時代当時のままです。いわば生乾きの生せんべい、食感は京都の生八つ橋、あるいは草餅にも似たモチモチ感ながら、わらび餅っぽいみずみずしさも感じます。

 

黒ゴマ風味の生せんべいは、和風スイーツとして小豆あんを挟んだり、刻んで白玉の代わりにあんみつに入れたり、わらび餅のようにそのままちぎってきなこを付けて食べるなど、オススメしたいアレンジが豊富。少しレンジで温めてからバニラアイスを乗せてもおいしいです。

 

合わせる飲み物は、紅茶でもコーヒーでもなくやっぱり緑茶(できれば濃い目の)がオススメ。お土産店などで390円(参考価格)で購入できます。

 

↑そのまま食べても善し、あんこやクリームを挟んで「おたべ」風にしても善し

 

[2品目]

大正時代から引き継がれる万能な和食調味料

びはんコーポレーション

山田の醤油

三陸海岸の山田町で生まれたこのお醤油は、昆布の風味がすごく効いていますが、しょっぱ過ぎず、ほんのり甘くてかつ深みを感じさせる優しい味です。一度使うとほかの醤油では満足できなくなるかもしれません。

 

鯛やぶりの刺身、にぎり寿司、冷ややっこなど、とにかく和食とは相性バツグンです。また焼き魚や玉子かけごはんはもちろん、目玉焼きにほんの少しかけても極上! 少し甘くてコクのある味だから、焼きおにぎりや焼いたお餅にもバッチリだし、とにかく何にでも合う万能醤油なのです。110ml入り1本119円(参考価格)。

 

↑卓上調味料として、料理の味付けとして、めんつゆとして。とにかく幅広く活躍してくれます

 

[3品目]

日常食かつお祝い食、岩手県民はこのあずき煮で寒さを乗り切る!

小笠原製麺所

あずきばっとう

「ぜんざいにきしめんが入ってる!」というのが最初の衝撃。つぶあんたっぷりのぜんざいと言えばお餅入りが定番なので、ちょっと珍しいですね。実は見た目きしめんなこの食材は「はっとう」と言い、この「はっとう」があずき煮に入っているので「あずきばっとう」なのです。甘いあずき煮にほんのり塩味の「はっとう」がアクセントとなっていて、メインの食事としてもおやつとしても食べられます。

 

冬場は大鍋で大量に作って大勢で食べたり、また祭事にもふるまわれたりと、岩手では昔からとても親しまれている一品。夏場は冷やした牛乳をかけてあずきミルクにしてもすごくおいしいです。お値段は一袋237円(参考価格)。

 

↑少し温めたほうがおいしいですが、冷やして牛乳をかけてもGood!

これは「むさぼりたい味No.1」だ! ファミマ「直火焼おつまみチャーシュー」で「Wこってり飲み」のススメ

ラーメン屋で食べる脂身の多いチャーシューって、美味しいですよね。そんなチャーシューが、おつまみとして手軽に食べられないものか……と思っていた、ありました!

 

脂多め、味濃いめ、まさにおつまみのためのチャーシュー

ファミリーマートの「直火焼おつまみチャーシュー」は豚バラ肉を使い、本醸造醤油で味付けした一品。その味については「甘辛く味付けした」とパッケージには書かれていますが、実際のところはどうでしょう。

 

パッケージを開けると、醤油が強く香ってきました。その香りからして、相当強く味付けされていることがわかります。その肉は歯ごたえバッチリで、「肉を食べている」強い実感があります。おつまみを意識して作っているからなのでしょう、味はしっかりついており、辛さより甘みが濃い印象。

バラ肉を使っているため脂身が多く、とろける食感を味わえます。肉によって脂身の多いもの、赤身の多いものとあり、1枚1枚の個性を楽しめるのも、本品の楽しいところです。

 

なお、常温だと固まっている脂が多いので、20秒ほどレンジで加熱するのがおすすめ。脂身のとろみが増してよりジューシーになるうえ、醤油がより香ばしく香っていいことづくめです。

さて、この「おつまみチャーシュー」、やはりその本領が発揮されるのはお酒とあわせたとき。脂身と濃厚な味付けのおかげで、こってりしたお酒とは相性抜群です。筆者がまず試してみたのは紹興酒。チャーシューの醤油の甘さが、熟成された濃醇な酒の味と出会う「Wこってり」がたまりません。満足感の面では、間違いがない組み合わせですね。

紹興酒ではキツいという方には、赤ワインもアリ。チャーシューがジューシーなので、フルボディのワインでもちょうどいいくらいでした。ウイスキーとのコンビもバッチリ。ただし、ムシャムシャとむさぼりたいおつまみなので、本品をつまみにウイスキーをロックやストレートでちびちび…というのは向かないかも。ウイスキーと楽しむなら、濃いめのソーダ割りか水割りなどにして、ガブガブ、ムシャムシャと楽しむのが断然オススメです。

 

【満足度ポイント】

紹興酒 ★★★★★

赤ワイン ★★★★★

ウイスキー(ロック)★★★★

 

ファミリーマート

直火焼おつまみチャーシュー

実売価格258円

【6月5日まで】お米のおいしさを立体的に感じられるなんて……「究極の銀シャリ」食べ放題に行ってきた

五ツ星お米マイスターが総料理長を務めている、銀座の「米料亭 八代目儀兵衛」。吟味したお米を土鍋で炊き上げたご飯は「究極の銀シャリ」とも称され、業界を超えた取り組みも行っています。過去にGetNaviでは同店とパナソニックとのコラボ「食べ比べ亭」などを紹介してきましたが、今度はおいしい水が自慢の「富士山の銘水」と強力タッグ! 6月5日まで期間限定開催されている「薫亭」です。

 

超高品質な水と米を、匠の技で土鍋炊きにする贅沢な店

「富士山の銘水」は、ウォーターサーバーによる宅配水サービス「FRECIOUS(フレシャス)」を提供するメーカー。ウォーターサーバーとして初めてグッドデザイン賞を受賞するなど、筐体の美しさが人気ですが、高品質でおいしい水にも定評がある同社。今年の2月に八代目儀兵衛とのコラボ米「薫」を新発売したことが、今回のイベントのきっかけです。

↑こちらはお試しサイズですが、商品としては「薫 No1 -新潟県産 夢ごこち-」と「薫 No2 -長野県産こしひかり-」が、ともに5kg 4980円~、10kg 9000円~(税込、送料無料)で発売されています

 

「薫」のコンセプトは、“天然水の炊飯で、お米本来の薫りと甘味を楽しむ”というもの。フレシャスでお米と水の両方のよさを引き出し合ったおいしさを、匠の技で最大限に体験できるのが「薫亭」なのです。

↑「米料亭 八代目儀兵衛」の内観。6月5日までの昼どきは、ここが「薫亭」として営業されています

 

営業時間は11:00~14:30のみとなり、夜は「米料亭 八代目儀兵衛」の通常営業に。ランチタイムがチャンスとなるわけですが、提供されるメニューはオンリーワンの特別なもの。ご飯にはもちろん「薫」とフレシャスの天然水が使用され、八代目儀兵衛の米職人が土鍋で炊き上げます。

↑この超贅沢な銀シャリはおかわり自由。うれしいじゃないですか!

 

そして、フレシャス天然水の採水地である富士山にちなみに、甲州の食材を贅沢に使用した特別な料理も一緒に提供されます。ということで、この限定オリジナルメニューを試食してみました!

 

ご飯は味のレンジが広くおかずなしでもペロリとイケる!

メニューは「フレシャスの富士山贅沢御膳」という名称で、見た目からして華やかなビジュアルが特徴。前述しましたが甲州の食材がふんだんに使われていて、豊かな自然に育まれたおいしさを満喫できるのです。

↑「フレシャスの富士山贅沢御膳」1980円(税込)

 

御膳には山川の幸がたっぷり。「富士湧水サーモンの山椒焼き」「甲州牛を使った時雨煮 温かいお豆腐を添えて」「富士桜ポークと白菜のさっと煮 柚子胡椒をアクセントに」「山梨の名産『わかさぎ』の天ぷら」などの和食が並び、もちろんご飯も進みます。

↑特筆すべきはやっぱりご飯! そのままおかず不要で、茶碗1杯はペロリと食べられそうなケタ違いのおいしさでした

 

ご飯は、お米の香りからして濃厚。炊かれ方も硬すぎず、柔らかすぎずと絶妙で、口に運べばそのうまみがパァッと広がります。もっちりとしていながらも、お餅のような極端な弾力ではなく上品。さらに、ベチャっとしていないものの適度な粘り気があり、噛んでいるとき、飲み込むときと段階的にお米の甘みが生み出され、広がっていきます。味のレンジが非常に豊かで、立体的なおいしさを感じました。

↑個人的には「富士湧水サーモンの山椒焼き」が印象的。山椒の日本的なスパイシー感がサーモンとよく合っていました

 

食後に、なぜフレシャスの天然水が炊飯に適しているのかを聞いてみました。それは、カルシウムが少ないためお米に水が浸透しやすく、また苦みの原因となるマグネシウムも少ないので雑味もないから。さらには、やはり硬度も関係しているそうです。一般的に硬水より軟水のほうがうまみを引き出せるとのことですが、フレシャスは東京・中央区の水道水の1/3以下。しかも硬度は20~35度が最もおいしく炊けるそうで、フレシャスの水は硬度21度と、まさに適正値なのです。

↑フレシャスは、余計な栄養分が少ないことが特徴のひとつ。なお、人工的に数値を0にすることはできるそうですが、そうなると今度はミネラル分や甘みもなくなってしまうとか

 

通常なら1kgで約1000円するお米を、特別な環境で炊いた超贅沢なご飯が食べ放題。甲州産のご馳走も付いて1980円ならむしろ安いのかもしれません。銀座でランチをするなら、ぜひ同店に訪れてみてはいかがでしょうか!

 

 

【SHOP DATA】

薫亭

住所:銀座米料亭 八代目儀兵衛(東京都中央区銀座5-4-15 エフローレ銀座1階)

アクセス:東京メトロ銀座線ほか「銀座駅」B7出口徒歩1分

開催期間2018年5月25日(金)~6月5日(火)

営業時間:11:00~14:30(L.O.)ランチタイムのみ ※夜は通常営業

定休日:なし

もはやスーパーフード! 「枝豆」が世界中で愛されるようになったワケ

海外の大手スーパーの冷凍食品売場で「EDAMAME」というローマ字表記で売られ、定番商品になってきた枝豆。電子レンジと食塩さえあれば海外旅行や出張中でも、また、仕事仲間やホームパーティでもスナックとして楽しめます。栄養満点で低カロリー、素材そのままのおいしさが味わえる枝豆は、女性やベジタリアンを始め、様々な信仰やライフスタイルを持つ人々にもウケ、いまやグローバルで注目を集めています。その人気ぶりや枝豆をつかった健康への取り組みを見ていきましょう。

 

英語にもなった「枝豆」

枝豆とは未成熟大豆のことを指しますが、未成熟豆を食べる食文化は、実は近年までアジア諸国に限られていました。それが 21世紀に入って20年近くが経ち、世界各地の大手スーパーでお手ごろ価格で入手できるほど急速に普及しているのです。この人気ぶりには日本人としてちょっと誇りに思えるとともに、いつでもどこでも誰にも喜ばれるようになった背景も知りたくなってきますね。

 

枝豆がローマ字表記の「Edamame」として海外の出版物に初めて登場したのは1951年と言われています。そして、半世紀後の2003年にオックスフォード英語辞典に、2008年には米出版社メリアム・ウェブスター(本社マサチューセッツ州)の辞書に追加され、英単語にもなりました。

 

2013年12月、ユネスコ無形文化遺産になった和食、健康志向にともなう日本食ブームの影響も大きな後押しとなり、2014年のGoogle検索キーワードランキングの「和食部門」では、なんと第2位に輝いたとか。ちなみに1位はすし、3位以下にラーメン・刺し身・天ぷらなどでした。

 

以前はベジタリアンや健康食品に関心ある人や和食ファンを中心に人気がありましたが、需要をカバーできる生産量が確保できておらず、アジア食料品店、自然食料品店以外では手に入りにくいものでした。北米においては消費される枝豆のほとんどが中国産でしたが、カナダの農家が枝豆の人気と可能性に気づいて2010年に枝豆栽培を始め、いまでは自給品がほとんど。右肩上がりに生産量が増えた現在ではアメリカ合衆国へ輸出するまで成長しているようです(下グラフ) 。

↑カナダの大豆生産高の推移(出典:カナダ大豆協会)

 

食文化や味覚も違う海外でも、オーソドックスな塩ゆではもちろん人気ですが、ちょっとピリ辛風、ガーリック風味、クリスピーな歯ごたえのロースト風もスナックとして喜ばれているようです。

世代を超えた人気。「Kids Love Edamame!」

豆を食べる文化圏は世界に多数存在しますが、枝豆はさやから豆を押し出すというユニークな食べ方、食べ出すとやめられないおいしさ、柔らかくて食べやすいことが人気となっています。最近はアメリカにおけるいくつかの教育地区で、学校のスクールランチに枝豆を導入したり、生徒の味見テストも実施され出したりしています (上の動画を参照)。

 

海外では、主に枝豆は冷凍食品で売られているので長期保存もでき、解凍してそのまま食べられるのでシンプル。さらにお手ごろ価格で、いつでも気軽に食べられるコンビニ的な存在としてウケています。そのうえ、栄養豊富で食物繊維が多く、余計な添加物もなくて低カロリーで肥満や病気の心配も少ない。まるでスーパーフードのような印象が、一層の人気に拍車をかけているのです。

枝豆が、国境や世代を越え人気であることに納得するとともに、海外の大人や子どもたちまでが笑顔で枝豆をほおばる様子には、ほっこりした気持ちになりますね。

4年で市場規模2倍! 「麦」のプロ、キリンが取り組む新しい麦のカタチ

麦茶といえば、夏に飲むというイメージが多いのではないでしょうか。そして、おそらく「どれを飲んでも同じ味」というイメージも少なくないでしょう。今回、そのイメージを払拭する新商品が発売されました。

 

 

それが「キリン 麦茶」です。ネーミングこそオーソドックスですが、内容はきわめて革新的。そして驚くことにもうひとつ、おなじみの「世界のKitchenから」シリーズより、麦を使ったカフェも新発売されます。発表会に行き、この2商品の実力を明らかにしてきました!

 

 

健康礼賛を背景に、時代は麦茶を求めている!

あまり実感がないかもしれませんが、実は麦茶のニーズは右肩上がり。2016年にはウーロン茶を超え、市場規模もこの4年間で2倍に伸びています。最大の理由は、現代の健康意識とのマッチング。カフェインゼロ、カロリーゼロの、自然でクセのない飲み物が「麦茶」。乳幼児に飲ませるためにも重宝されています。

 

そして、キリンといえば、国内ビールの旗手。ビールの原料といえば麦。そして同社は、大手のなかで最もクラフトビールに力を入れています。消費者の嗜好が多様化するなかで、「麦にもまだできることがある!」と、同社が持つ知見などを元にプロジェクトをスタート。ついに発売されたのが、今回の新生「麦茶」なのです。

↑素材や製法など、あらゆるものを一から見直しました

 

↑そして生まれたのが、こちらの「キリン 麦茶」。600mlで141円(税込)

 

製造工程で注目すべきポイントは、同社の言葉を借りれば「麦を、まるはだかに」したこと。原料に「はだか麦」と六条大麦の殻をむいた「むき麦」を使用することで、余計な雑味がなくなり、麦本来の甘みと香ばしさを際立たせているのです。

↑様々なタイプの麦を使い分けています

 

↑麦のタイプに合わせた、適切な活かし方にも配慮

 

↑色がブライトで、味も明るくすっきりしています!

 

 

実際に飲んでみると、やはりそのこだわりが感じられます。繊細なニュアンスで、雑味や嫌な香ばしさや苦みがなく、すっきりとした印象です。個人的には甘みよりも、雑味のなさが特徴的に思えました。

 

世界には麦を使った不思議な味のコーヒーがあった!

そしてもうひとつの新商品が、「キリン 世界のKitchenから 麦のカフェ CEBADA(セバダ)」。前述のようにカフェインレスが一定の支持を集めていて、コーヒー業界でも特別な技術で豆からカフェインを除去した「デカフェ」が台頭するなど、その状況は顕著に。そのなかでキリンの新作は、そもそもカフェインのない「麦」で抽出した1本です。

↑こちらがウワサの新商品「セバダ」です。600mlで152円(税込)

 

個人的には、ペットボトル入りのクラフト系コーヒーが市場のトレンドになりつつあるなか「そうきたか!」と思わせてくれたのが本商品です。発表会には「World Coffee Roasting Championship 2013」で優勝した、世界一の焙煎士・後藤直紀さんが登壇しました。

 

↑後藤直紀さん。パナソニックの「The Roast」の焙煎プロファイルを手がけるなどの活躍もしており、筆者は昨年「GetNavi」本誌でインタビューしたことも

 

後藤さんは味について貴重な意見を聞かせてくれました。「セバダは甘香ばしい風味が印象的。麦茶というよりも、ビールやウイスキーに近いモルティな甘みを感じます。一方の麦茶は、キレイでシンプルな、紅茶のようにふわっと香る不思議な甘みを感じますね」とコメント。どちらも、甘みが特徴的なようです。

 

↑セバダは深く焙煎した大麦を使っています

 

商品名の「セバダ」は、スペイン・レバンテ地方に伝わる「アグア・デ・セバダ」から。大麦の麦芽を深く焙煎して粉砕し、柑橘のピールと一緒に鍋で煮出して作った、“麦のコーヒー”といわれる飲み物です。

 

大麦と発芽させた大麦麦芽を使用し、コーヒー用の焙煎機で極限まで深煎りに。丁寧にドリップしてコクと香りを引き出しています。さらに柑橘素材を隠し味にプラスすることで、酸味と苦みによる奥行きのある味わいを実現。柑橘素材は、本場のセバダにも入っています。

 

↑飲んでみて実感、これはいままでになかった新しいテイスト!

 

麦茶かコーヒーか、といえばコーヒーのほうが近しいのではと思えるビター感と深み。非常に不思議で、いままで飲んだことのない面白い味わいです。苦いというほどのコーヒーらしさはないものの、強い香ばしさがあり、余韻には甘みも。コーヒーに比べるとやさしくて、すっきり。でも薄いという感じではないので、飲みごたえはあると思います。

 

↑飲み比べてみると、その違いはさらにはっきり。右上の「キリン 香ばし麦茶」は、すでに販売中のキリンの麦茶で、ストレートな香ばしさが特徴

 

 

新しい「キリン 麦茶」はすでに発売中なのでぜひチェックを! そして「セバダ」は、夏まっ盛りの7月24日に発売。こちらはまずはブラックのみということですが、動向によってはラテの発売もありえるとのこと。今後の展開に注目していきたいと思います。

【街中華の名店】街中華タウン堀切の最古参「三河屋」は時代の流れにのるニューウェーブだ!

東京都内を見渡すと、やたらと街中華の多い街がある。そのひとつが京成本線「堀切菖蒲園駅」周辺エリア。決してアクセスがよいとはいえない場所だが、「ラーメン街道」と称される、いくつもの街中華とラーメン店が並ぶ「堀切中央通り」を中心に、約10軒もの街中華が密集しているのだ。今回はその最古参である「三河屋」を紹介しよう。

 

勉強熱心な三代目がラーメン居酒屋から中華料理店へと改革

同店はもともと、墨田区の両国で酒販店として創業したのがはじまり。創業者が、現在の愛知県である三河地方出身であることがその由来だ。「サザエさん」に登場する酒屋も同名だが、三河出身の酒販店は多かったのかもしれない。話を戻すと、同店はいまの「東京都江戸東京博物館」付近の一角で営んでいたが、1923年の関東大震災で被災してしまう。その後あまたの苦難を経て、いまの堀切で1928年に新装オープン。ラーメンを提供する居酒屋として、新たなスタートを切った。

 

↑現在の形になったのは、オープンから半世紀を経た1978年の改築時。実はこれを境にメニューもガラリと変貌を遂げ、中華料理店へとなったのだ

 

当初は、現在三代目店主として腕を振るう原田和桂さんの祖父が切り盛りをし、1949年に父である二代目へバトンタッチ。1950年に生まれた原田さんも後継者として1970年から厨房に入るが、同時に「東京栄養食糧専門学校」で学ぶ。あえて料理ではなく栄養士の勉強をしたのだ。これは、店で自然と身に付く技術以外の知識を得たかったという、勉強熱心な原田さんの思いがあったから。

↑原田和桂さん。ラー油やテンメンジャンなど、多くの調味料は自家製で作っている

 

卒業後も原田さんの向上心は衰えない。それどころか「ラーメン以外のメニューも増やしたい」という思いを募らせ、1978年の店舗改築時に行動へ移す。かつて渋谷にあった中華レストラン「一番別館」で一時的に修業しながら、日本における四川料理の重鎮・陳 建民氏が設立した料理学校で学び、「三河屋」をラーメン居酒屋から中華料理店へと生まれ変わらせたのだ。

↑右上のノートは学校から支給されたもので、約40年前のものだが、原田さんはいまでも大切に保管して目を通す。しかもこれはほんの一部である

 

原田さんが働きながら週一回通った学び舎は、いまや伝説となっている「恵比寿中国料理学院」。7か月で卒業し、覚えた料理は300以上にのぼる。そのため「三河屋」では一般的な中華メニューに加え、約60種類の本格中華も提供されている。

 

本格レシピや新たなアイデアがメニューを盛り立てる

ただここは街中華。定番となるのは、おトクな定食スタイルの「ワンプレート中華」だ。まずはこちらから紹介したい。チンジャオロース、海老チリ、唐揚げがおかずとして盛り付けられ、シュウマイ、小鉢、デザートまで付くボリューム満点の内容になっている。

↑「ワンプレート中華」1000円。メインのおかずは人気トップ3から選ばれているため、固定となっている。プラス200円でコーヒーを付けることも可能

 

3品のなかで、特に原田さんがこだわるのは海老チリ。このメニューに関しては日本人向けと本格的の2種類があり、「ワンプレート中華」には前者が採用される。特徴は、食べやすい味付けだ。ベースのケチャップのほか、隠し味にオレンジジュースと紹興酒を加えてフルーティな甘酸っぱさを演出する。またチンジャオロースにはオイスターソース、唐揚げには特製スパイスによる調味料と、一切の抜かりはない。

↑海老チリの脇に添えられるシューマイも隠れた名作。こちらは例年開催される「かつしかフードフェスタ」で、2日間で計4200個も売れる人気メニューだ

 

そして海老チリは、原田さんが学んだ本格的なタイプも。こちらはひと周り大きいサイズの海老を使用し、注文ごとに卵白などをまぶして揚げ、スピーディにソースと絡める。豆板醤でコク深い辛味を、刻んだねぎや生姜で風味を演出するのもポイントだ。

↑「海老のチリソース炒め」1450円。瓶ビールはアサヒスーパードライが550円であり、生ビールは400円から

 

 

多彩な一品料理のなかには、裏メニューも存在する。今回とっておきをお願いしたところ、宴会コースや弁当で好評だという一皿を作ってくれることに。それは肉団子と野菜が満載の、色鮮やかなものだった。

↑「タンツーワンズ」1200円。肉団子の甘酢あんかけのことだ

 

この「タンツーワンズ」は、鶏ムネと豚のミートボールに片栗粉をまぶして揚げ、パプリカ、たけのこ、にんじん、ブロッコリー、玉ねぎとともに炒めて甘酢餡を絡めたもの。エッジが強くなりすぎないようにあえて黒酢ではなく米酢を使っているが、それでも十分に芳しい香りが漂ってくる。

↑登山が趣味で、若いころは名峰にも行ったという原田さん。お気に入りの一枚とともに

 

最後に、この地になぜ街中華が多いのかをたずねてみた。だが、詳しい理由はわからないとのこと。しかも、原田さんが学生のころまでは数える程度しかなかったそうだ。ただかつての「三河屋」がそうだったように、家賃が安価だったため店を構えるケースが多かったのではないかとのこと。その一方で入れ替わりも激しかったというから、周辺の老舗はやはり名店ということだろう。

 

↑店内にはテーブル席のほか座敷も。瓶ビールは往年の赤いコーラの冷蔵庫で冷やされており、古きよき時代を感じさせる

 

取材後、「もうすぐ夜の営業になればせがれが来るよ」と原田さん。そう、ここは四代目がしっかりと後を継いでいるのだ。しかも彼は「ヒルトン東京ベイ」や麻生十番の名店「桂亭」を経た名手。実は「ワンプレート中華」も「桂亭」のアイデアを取り入れたもので、2016年にスタートするや否や大ヒットに。古いけど新しい、そんな魅力がたくさん詰まった「三河屋」。これからも堀切菖蒲園を代表する街中華として、地域をリードしていくに違いない!

 

 

撮影/我妻慶一

 

【SHOP DATA】

三河屋

住所:東京都葛飾区堀切4-57-15

アクセス:京成本線「堀切菖蒲園駅」徒歩1分

営業時間:11:30~14:00(L.O.)、17:00~21: 00(L.O.)

定休日:木曜

 

 

未婚、貧困、高齢化…「アルコール消費量」から見える47都道府県の真実

統計サイト「都道府県別統計とランキングで見る県民性」を運営し、1000以上の都道府県別ランキングを調査する中で見えてきた「47都道府県のこぼれ話」。第一回は酒にまつわるお話です。

■東京人が1年間に飲むアルコール量はビール190リットル相当!

 

最初に比較するのはアルコール消費量。

アルコール消費量(出典:都道府県別統計とランキングで見る県民性)

 

この表は、「純アルコール換算消費量」と言われる、純粋なアルコール消費量を都道府県別で比較したものです。アルコールの消費量は、ビールやウイスキーといった種別の販売数量にビール5%、ウイスキー40%など標準的なアルコール度数をかけて求めます。表に落とし込む際は、この数を各都道府県の成人人口で割ります。

 

アルコール消費量のトップは東京都で、ひとりあたり年間9.54リットル。ビールの消費量に換算すると190.8リットルで、大瓶318本。そんなに! と思われるかもしれませんが、コンビニで買うビールから居酒屋で飲む日本酒までを含めた消費量ですので、それぐらいにはなりそうです。

 

東京近郊に目を向けると、埼玉県が38位で5.88リットル、神奈川県が33位で6.14リットル、千葉県が31位で6.18リットルと、どの県も全国平均の6.77リットルより少なめ。それなのに東京だけ飛び抜けて多いのは、埼玉・神奈川・千葉から東京に通うサラリーマンが会社近くで飲むためでしょう。同様に、大阪の消費量も近県より多くなっており、「都会⇔ベッドタウン」という生活スタイルがアルコールの消費量に影響を与えていることが分かります。

 

■隠れた“酒豪県”、山梨

続いて首都圏以外の消費量を見てみましょう。鹿児島県、宮崎県などの南九州や、新潟県以北で消費量が多くなっています。南九州は言わずと知れた焼酎王国で、新潟も日本有数の酒どころ。

焼酎消費量(出典:都道府県別統計とランキングで見る県民性)
日本酒消費量(出典:都道府県別統計とランキングで見る県民性)

 

酒の種類は異なるものの、アルコール換算すると両者はしのぎを削るライバルであることが分かります。焼酎や日本酒のように、特定の酒がアルコール消費量を押し上げている都道府県は他にもあります。山梨県のワインです。

ワイン消費量(出典:都道府県別統計とランキングで見る県民性)

 

南九州や新潟のような酒豪県ほど上位ではありませんが、周囲の都道府県と比べると、やはり目立ちます。

 

一方、下位は関東から関西にかけての本州中央部が多くなっています。アルコール消費量は工業生産額と負の相関があり、工業生産額が高い都市部ほどアルコール消費量が少ないと言えそうです。

 

先ほどの酒類別統計に戻ってビール消費量を見ると、東京都が1位。さらにアルコール消費量がそれほど多くなかった大阪も4位に入っています。

ビール消費量(出典:都道府県別統計とランキングで見る県民性)

 

東京以外の都市部でアルコールの消費量が少ないこととあわせて考えると、都市部は仕事帰りの”乾杯需要”で度数の低いビールが消費され、地方では度数の高い焼酎や日本酒が、より多く消費されていると言えそうです。

 

■アルコール消費量が多い人の特徴

最後にアルコール消費量と他の項目のかかわりを見てみましょう。飲み屋の店舗数と正の相関が高く、飲み屋の多いところでアルコール消費量が多くなっています。ただ、酒飲みが多いから飲み屋が多いのか、飲み屋が多いから酒飲みが多いのか、因果関係の分析が難しいところです。

 

社会環境とのかかわりを見ると、貧困率と正の相関があり、1世帯あたりの貯蓄額と負の相関があります。つまり、貧困率が高く貯蓄額の少ないところでアルコールの消費量が多くなるということ。統計的には、楽しさよりもつらさこそ酒を飲む大きな動機と言えそうです。

 

さらに50代男性、60歳以上男性の未婚率と正の相関があり、アルコール消費量が多いところほど高齢男性の未婚率が高いというのは身につまされる結果です。

 

お酒一つでこれだけ多様な47都道府県。引き続き、統計をもとに都道府県のこぼれ話をお届けします。

 

【著者プロフィール】

統計ジャーナリスト 久保哲朗

統計ジャーナリスト。1970年、佐賀県生まれ。東京大学文学部卒業。長野県伊那市でシステムエンジニアとして働くかたわら、さまざまな統計データを収集・分析。「都道府県別統計とランキングで見る県民性」など、統計データを駆使したWebサイトを複数運営している。著書に『47都道府県の偏差値 』(小学館)など。

 

都道府県別統計とランキングで見る県民性:http://todo-ran.com/

「肴はあぶった、イカでいい」…ってデカっ! なとり「国産するめ」がもたらす飲んべえ至福のちびちびタイム

コンビニやスーパーのおつまみは、量が少なくて満足感に欠ける、と思われている方は多いはず。しかしこのほど、満足どころか満腹になりそうな、巨大すぎるおつまみを都内のスーパーで見つけました。それが今回紹介する、なとり「国産するめ」。国産のするめいかを丸々使った干しするめです。

 

ちびちび、ゆっくり杯を空けていく至高の時間が手に入る

圧巻なのはその大きさ。iPhone 7 Plusと並べて写真を撮ってみると、その大きさは歴然。家庭で食べるおつまみとしては最大級のものでしょう。袋を開けたときに香ってくる強いイカ臭も、商品のボリュームゆえか。

 

食べ方として、満足感を重視するならそのまま食らいつくのがベスト……なのですが、固さがあり、おまけに少々塩辛い味付けになっているため、すべてをまるかじりというのは、現実的ではありません。

 

そこでもっとも手軽な加工方法として、ハサミでカットしてから火で焦げない程度にあぶるのがよいでしょう。するめがより香ばしくなりますし、おまけにパリパリ感も出るため、噛み切りやすくなります。これにマヨネーズをつければ、より食べやすくなりますよ。

なお、それでも固さ・辛さが気になる方は酒に1~2日漬けておく、という方法も。本品は巨大ないかが2枚も入っていて量が多いですから、いろいろとお好みの食べ方を探ってみるのもよいでしょう。

 

さて、本品をお酒と一緒に楽しむのであれば、やはり第一に挙げられるのは日本酒です。普通に合わせるだけでも、いかの甘みと米の甘みがマッチして、ふくよかな味わいを楽しめます。高い日本酒でなくとも、ワンカップや紙パックなどの手ごろな商品でも、本品があれば豊かな味が楽しめるはず。

また、本品をより楽しむなら、やや燗したお酒にあぶった本品を漬けて、いか酒を作るのもオススメ。いかのだしがたっぷり出て、奥行きのあるたまらない風味になります。

 

日本酒以外だと、本品の味付けが濃いため、濃い目のお酒とも相性は良好。例を挙げれば、芋焼酎のほか、さらに強い泡盛であってもおいしくいただくことができました。

 

本品をお酒のお供にしたら、噛むのに相当な時間がかかるため、その間にちびちび飲りながら、ゆっくり杯を空けていく……そんな、飲んべえにとって至高の時間が手に入ります。より長い時間お酒に浸ることができる喜びと、このうえない充足感を得ることができるでしょう。

 

【満足度ポイント】
日本酒 ★★★★★
芋焼酎(ロック)★★★★
泡盛(ロック) ★★★★

 

なとり
国産するめ 2枚入り
実売価格646円

カルディ「本格ボトルコーヒー」飲み比べ – 1位は疲れたボディ&メンタルが生き返る最強の「ごほうび」だ!

暑くなってきたこの季節、何かとお世話になるのがボトルコーヒー。朝の気だるさや夕方の眠気も、カフェインと甘みで吹っ飛ぶような気がしますよね。今回はカルディコーヒーファームオリジナルのコーヒーを3種類、実際に飲み比べて、美味しかった順にランキングにしてみました。全てミルクと砂糖の入った少し甘めのテイストで、疲れた心身に手軽にエネルギーをチャージできますよ。自宅でもオフィスでも、ぜひ気分転換にお楽しみください!

 

【第3位】

冷蔵庫に常備したい、苦さひかえめ&クリーミーな味わい

カフェカルディ マイルド(カートカン)

125g×3本

288円(税込)

有機栽培豆のみを使った贅沢なコーヒー飲料。苦味を抑えたマイルドな味わいが特徴です。ひとくち飲むとコーヒー本来の香りが、クリーミーな味わいと調和してリッチな気分に。ストローで飲まずにあえてカップで頂くと、より一層コーヒーの香りを楽しめます。手軽に楽しめる味わいなので、冷蔵庫に常備しておくのもいいかも。起きたてのチャージにもぴったりです。

 

【第2位】

ほどよい甘みとコーヒーのコクのバランスが絶妙!

カフェカルディ

バードフレンドリー(R)ブレンド(カートカン)

125ml×3本

288円(税込)

こちらも3本入りのちょい飲みにぴったりのコーヒー飲料。バードフレンドリー(R)※認定のエルサルバドル・コロンビア・グァテマラの有機栽培コーヒーを100%使用しています。砂糖、ミルク入りですがしっかりとコーヒー豆のコクが感じられる点が、さすがカルディオリジナル。これまた贅沢でコクのあるブレンドで、リッチな味が楽しめます。甘みと苦味のバランスも絶妙で、ミルクの風味も相まって豊かな気持ちになりますよ。

※バードフレンドリー(R)コーヒー……熱帯の森林を利用したシェードグロウン(木陰栽培)、かつ有機栽培で生産されたコーヒーをプレミアム価格で買い取ることで、生産農家を支えながら森林伐採も防止し、そこで休む渡り鳥を守るプログラムのこと

 

【第1位】

贅沢なひとときを演出するごほうびコーヒー

カフェカルディ

マイルドボトル缶コーヒー 190g

103円(税込)

深煎りブラジルコーヒーの風味が感じられるクリーミーな一杯。スクリューキャップを取ると焙煎したコーヒーの良い香りが立ち上がります。コーヒーとミルク、砂糖がバランスよく溶け合い、疲れた身体や頭が生き返るような味わい。午後の仕事が始まる前のちょっとした贅沢として、ごほうび感覚で飲んでみてください。チョコやクッキーと楽しむのもいいですね。

豆から挽くのも美味しいですが、手間がかかるのが考えもの。その点、これならお手軽に本格コーヒーが楽しめますね。差し入れや会議などに用意しても喜ばれること間違いありません。余裕があれば、ぜひグラスに移して香りを楽しんでみてください!

【立ち食いそば】えっ、それ乗せちゃう? 手作り感たっぷり「昭和の味」で、庶民の心を震わせる大宮の名店

大宮駅東口のすずらん通りの辺りは、駅周辺の再開発が進んだいまも昭和の面影をとどめる場所。昭和49年創業の「つくば本店」は、そんなすずらん通りの入口付近にある。

 

だしのうまみが利いた古きよき立ち食いそば

↑「メンチそば」(390円)は衣と肉につゆが浸みて、ソースで食べるのとは違ったうまさ。そばをたぐる手も進む

 

ドアを開けて店に入ると、中は幅が狭く、店の奥までカウンターが延びている。客は6~7人で満員。まさに古きよき立ち食いそば店といった趣きに満ちている。

 

そんな同店のそばもまた、懐かしい昭和の味だ。麺は中太のゆで麺で、食感は柔らか。だしへのこだわりは強く、枕崎のかつお節、さば節、日高の昆布をぜいたくに使っている。そのだしのうまみをやや甘辛のかえしで受け止めたつゆは、酸味とコクがほどよくあり、まろやかな一体感が感じられる。何度食べても飽きない味だ。

 

店の名物は「メンチそば」と「コロッケそば」。厚めで肉がギッシリ詰まったメンチカツは食べ応えがある。コロッケもじゃがいものかたまりが残る手作り感がいい。

↑「かき揚げそば+おにぎり(鮭)」(360円+125円)つゆを吸ってほぐれる衣と野菜の味わいが絶妙。おにぎりと一緒に味わえばうまさ倍増だ

 

またこの店は、おにぎりも名物だ。その季節で最も味のいい銘柄の米を仕入れ、海苔は巣鴨の老舗店のものを使う。一番人気はさけのおにぎりだ。

 

多くの常連が慕うおばあちゃんオーナーの温かい人柄も人気の秘密。大宮、いや埼玉に欠かせない名店といえる。


つくば本店 駅前店
住所:埼玉県さいたま市大宮区大門町1-17
営業時間:7:30~23:00(月~金)、7:30~22:30(土、祝日)、7:30~20:00(日)
定休日:無休

 

【その他のお店を知りたい方はコチラ!】
20171228-s500
立ち食いそば名鑑120 首都圏編
定価:本体690円+税
発売日:2017年12月7日
発行所:(株)学研プラス

あのベビースターがアイスに! 前代未聞のラーメンアイスが29日よりセブン-イレブン先行発売

おやつカンパニーは、「白バラ牛乳」を製造販売する大山乳業農業協同組合と共同開発した「ベビースターラーメンonアイス(バターキャラメル味)」を、5月29日より全国のセブン-イレブン店舗にて先行発売します。

↑ベビースターラーメンonアイス(バターキャラメル味) 内容量:100ml

 

ベースとなるアイスは、ベビースター専用に作り上げたバターキャラメル味。ベビースターラーメンの特徴である「チキンの旨味」と「しょうゆの香ばしさ」との調和を考え、アイスの中にも隠し味として「醤油」を入れています。濃厚なアイスにしょうゆが加わることで、コクとキレのある味わいに。

アイスを長年作ってきた大山乳業の担当者も驚く隠し味を入れたそのアイスに、ベビースターラーメン(チキン味)を混ぜ込んでいます。極めつけに、アイスの上にも食べやすい長さにカットしたベビースターラーメンをたっぷりトッピング。甘くて濃厚なバターキャラメル味のアイスとベビースターラーメンのほどよい塩気が絶妙にからみあう、クセになる味わいとなっています。

 

【開発担当者のコメント】

「ベビースターラーメンがアイスなんて本当なの?」と思った方、本当です! ベビースターラーメンシリーズから遊びゴコロいっぱいの“おもしろスイーツ”ができちゃいました。

ベビースターラーメン(チキン味)の個性的な味を活かしつつ、アイスに合う味を試行錯誤するなかで、濃厚な甘さのアイスの中に「しょうゆ」を加えることで、ベビースターラーメンらしい味わいのアイスになることが判明。

“塩気”を際立たせることで、甘さとしょっぱさのバランスが絶妙な味に仕上がりました。

開発担当者として、先輩たちが作り上げてきた「ベビースター」のイメージを大切にしつつも、一方で革新的かつユニークで楽しい新商品の展開をすることが、ファンであり続けていただけることにつながると思っています。

今回の「ベビースターラーメンonアイス(バターキャラメル味)」で“新たな挑戦の味”をご堪能いただければと思っています。是非、お試しください!

 

アイスとベビースターの前代未聞のコラボ商品は話題になること必死。店頭で見つけたら、ぜひお試しあれ!

 

 

やっぱりウイスキーは「スコッチのシングルモルト」だ!王者の風格漂う3ブランドが今夏新発売

酒類のトレンドとしては、レモンサワーやクラフトジンなどがいまの新潮流といえるでしょう。が、ハイボールブームや朝ドラ「マッサン」などで盛り上がったウイスキーも依然大人気。そんなシーンをさらにアツくする商品が、3ブランドから計8本も新発売されます。しかもカテゴリはスコッチウイスキーのシングルモルト。今回は発表会の様子を伝えながらアイテムの紹介もしていきましょう!

 

 

追い風が吹くシングルモルトスコッチから新作が登場!

まずは国内ウイスキー市場の動向から。先日、サントリーの「響17年」と「白州12年」の販売休止が大きく報じられましたが、国産だけでなく海外からの輸入商品も好調です。そのなかで、スコッチが占めるのは約5割。バーボンなどのアメリカンウイスキーもトレンド傾向にあるものの、やはり王者はスコッチであり、2016年で約167万箱、2012年比で約1.5倍の規模に拡大しているのです。

 

↑イギリスの調査会社「IWSR」の資料より。スコッチウイスキーのなかでも、シングルモルトタイプは希少性からも年々需要が高まっています

 

この追い風のなかで新たに発売されるスコッチの銘柄は、「グレンドロナック」「ベンリアック」「グレングラッサ」の3ブランドから。「グレングラッサ」は飲食店限定となります。ひとつずつ簡単に歴史や味わいの特徴を紹介しましょう。

 

ハイランドモルトの入門に最適なグレンドロナック

↑グレンドロナック。左から18年(1万3080円)、12年(5770円)、21年(1万7470円)

 

グレンドロナックは1826年に創業。スコットランドで最も歴史ある蒸溜所のひとつで、東ハイランド奥深くのフォーグの渓谷に位置しています。創業以来、シェリー樽熟成のエキスパートとして知られていますが、その理由は原酒が力強いタイプだから。シェリー樽で長期熟成するのに、ベストであるということです。

 

↑特徴は、厳選されたシェリー樽による甘く果実味のあるテイスト。また、ナッツのような香りによる芳醇なフレーバーが高く評価されています。写真の12年はバランスがよく、ハイランドモルトの入門に最適

 

 

革新的な製造方法で高い評価を受けるベンリアック

↑「ベンリアック」。左が10年(5190円)、右がキュオリアシタス10年(5330円)

 

1898年に創業したベンリアック蒸溜所は、スペイサイドの中心に位置。スコッチの蒸溜所としては珍しく、古くからノンピートとヘビーピート(麦芽を乾燥させる際にピートという泥炭を炊くことでスモーキーになる)の2つのタイプのシングルモルトを製造してきたユニークな蒸溜所として知られています。また現在では希少となっている伝統的な製麦工程(フロアモルティング)を自社内で行っていることや、熟成と仕上げに様々な樽を使用する革新的な製造方法で高い評価を受けています。

 

↑キュオリアシタス10年は、自家製麦したヘビーピートモルトを使用。パワフルなスモーキー香と、フレッシュフルーツのような甘みが調和しています

 

 

奇跡の復活から一躍有名となったグレングラッサ

↑「グレングラッサ」。左から、トルファ(6500円)、リバイバル(5190円)、エボリューション(5770円)

 

創業が1875年と長い歴史を持ち、小規模少量生産のクラフトマンシップを貫いていましたが、1986年に生産がストップ。再開は絶望的とされていましたが、2008年に復活を遂げたことで一躍有名になったのがグレングラッサです。サンデント湾の沿岸近くに位置し、名産地と称されるハイランドとスペイサイドの境界をまたぐ唯一の蒸溜所であり、3つの環境の影響を受けていると言われています。

 

↑リバイバルは、赤ワインを熟成させたヨーロピアンオーク樽とバーボン樽でそれぞれ熟成させた原酒を、シェリー樽に入れ替えて再度熟成。甘いキャラメルのような香りと、クリーミーな味わいが特徴です

 

安すぎず高すぎずのプライスで特別なシーンにぴったり

発表会には、製造元のブラウンフォーマン社、アジアパシフィックブランドアンバサダーのクレイグ・ジョンストンさんがスコットランドより来日して登壇。商品のストーリーなどを開設するとともに、テイスティングのコツも教えてくれました。

 

↑クレイグ・ジョンストンさん。テイスティングは一見難しそうに見えますが、コツが5つあると言います

 

まずはグラスをライトに透かして色を見ます。次はグラスを傾けて回し、側面に液体の余波がどれだけ残るのかをチェック。この残量が多いほどアルコールの含有量も多いのだとか。3つめはアロマ。そしていよいよ口に含んでテイスティング。最後は飲んだ後に残る香りの余韻です。神経を研ぎ澄ませて意識しながらやってみると、ウイスキーの立体的な味わいに驚かされるでしょう。

 

↑会場にはフードペアリングを考慮した料理がズラリ。こちらは「グレンドロナック 12年」向けに用意された「蔵王牛ローストビーフとクレソンのピンチョス バルサミコソース」

 

最後には試飲とフードペアリングも。個人的に筆者が好みだったのは、「グレングラッサ トルファ」。ピートを焚き込んだ麦芽を使用し、バーボンバレルで熟成。その後、アルコール度数50%でボトリングした力強い風味が特徴の一本です。

 

↑「グレングラッサ トルファ」とのペアで提供されたのは、「粒貝と牡蠣のオイル漬け タイムとクローブの香りをうつして」。海の影響とピートのスモーク香が、磯の風味が詰まったホタテと牡蠣にベストマッチ!

 

今回の商品は価格帯にも注目。8本中6本が5000~6000円台となっており、デイリーで飲むにはややハードルが高いものの、ちょっとしたプレゼントや特別な場には重宝するプライスゾーンではないでしょうか。発売はすべて6月19日。父の日には間に合いませんが、これからの贈答シーンには実にアリですよ!

 

セブンにこんなのあったんだ! 「ムール貝の白ワイン蒸し」300円で家飲みがバルになる最高のおつまみ発見

コンビニで買えるおつまみは、どうしても定番のものばかりで飽きてしまうことはないでしょうか。ですがこのほど、セブン-イレブンがそんな固定観念を打ち破る商品を発売したのです。

 

それは、「ムール貝の白ワイン蒸し」。調理済みの8粒のムール貝がパッキングされた商品で、レンジで30~40秒加熱するだけで食べることができるのです。ムール貝というと、バルで出てくるようなイメージですが、コンビニでも買うことができるということにまず驚かされます。しかも加熱だけでというのもありがたく、日ごろのおつまみにはぴったりというわけです。

 

さっぱりした磯の味は、白ワイン・日本酒に合う!

本品はフタの左下を少し開き、パッケージごと加熱すればOK。待つこと30秒。レンジを開けるとほのかに磯の香りが漂ってきて、これだけでごはん1杯いけちゃいそう。パッケージを開封したときには磯の香りが一気に鼻に入ってきて、これはもうたまらない! 食べる前から食欲が刺激されてしまいます。

まず味わっておきたいのが、身からわずかに出ているムール貝のエキス。アサリと比べてやや淡白な味ながら、これが最高にうまい! 量が少ないのが残念ですが、これをそのままご飯にかけていただきたいくらいです。本品を食べるのなら欠かさず味わってくださいね。

箸を入れるとスルっと貝からはがれるやわらかな身は、「これ、お店で食べる味と同じじゃん!」と言いたくなる美味しさ。生臭さやクセがなく、一方で貝ならではの磯の旨みはしっかりある……家がワインバルにでもなったような気分です。味付けでは、白ワインの風味が抑えられていて、あくまでムール貝の味が主役という印象。ムール貝そのものを存分に味わいたい人にはたまらない一品ですね。

さて、「白ワイン蒸し」の本品ならば、合わせるなら白ワインでしょう! というわけで、白ワインと一緒にいただいてみたところ、やはり「旨い!」のひとこと。ムール貝の磯の味、ワインのほのかな甘みと渋み、互いの味が干渉せず、まるでひとつの料理であるかのように感じさせてくれるのです。「マリアージュ」とは、まさにこのようなものを表すのでしょう。

この「マリアージュ」は、さっぱりしたお酒であればワインと同様に楽しむことができます。日本酒の場合は、磯の味と米の旨みが引き合って、ワインとはまた違った相性の良さを感じることができました。淡麗なタイプでも、米の旨みが効いたタイプでもおいしくいただけたので、日本酒全般に相性が良いと思っていただいてよいでしょう。

 

一方、淡白な味わいのムール貝は、アルコールが強い、あるいはこってりしたお酒との相性はいまひとつ。たとえば、ウイスキーならロックよりハイボール、または水割りにして合わせるのがベターです。

 

なお、本品は冷めると香りが落ちるので、合わせるお酒も時間をかけてちびちび飲むようなものではなく、グイっと飲めるもののほうがオススメ。旨みたっぷりのおつゆを吸いながらアッツアツの身をハフハフほおばり、ワインをグイっといく至福…みなさんもぜひ、体験してみてください。

 

【満足度ポイント】

白ワイン ★★★★★

日本酒  ★★★★★

ハイボール★★★★

 

セブン-イレブン

ムール貝の白ワイン蒸し

実売価格300円

中国内陸部でコンビニが急発展! 日本人も満足するファミマ似の「Fun Beans」とは?

日本に追いつけ追い越せの中国。最近では、シェアバイクやQRコード決済、高速鉄道など、いつの間にか先を行っている感もあります。しかし、コンビニエンスストアに至ってはまだ黎明期で発展途上。そんななか、筆者が感心しているのが日本のファミリーマートのような「Fun Beans(乐豆家)」という中華コンビニ。日本のコンビニ至上主義という方もこれには満足するかもしれません。

 

気分はファミリーマート! Fun Beansでお買いモノ

2014年にスタートした、中国江西省のFun Beans(楽豆家)。ライトグリーンの看板で、ファミリーマートさながらの外観は日本人であれば、きっと親近感が湧くはずです。上海などの大都市には本物のファミリーマート(中国では「全家」と呼ぶ)もありますが、中国内陸部ではローカルのコンビニしかありません。しかし、価格はファミリーマートよりも安く、品揃えもなかなかのもの。

 

日本のコンビニと比較すると、まだまだ足りない部分が見えてくるのですが、中国の内陸部に住みながらコンビニを利用できるというのはかなり大きなメリット。コンビニと名乗るからには「24時間営業」が必須条件ということで、Fun Beansも頑張って24時間営業しています。

↑Fun Beansの公式サイトより

 

中国ではこれまでコンビニ業界が発展途上にあり、長い間、隙間的なビジネスでしたが、ここ数年で新しいコンビニが次々とオープン。これまで大都市のみだったコンビニも、国家が開発を進める地方都市で増えてきています。消費者の購買力や食品に対する要求が高くなってきていることも、地方内陸部でコンビニが増えている一因。特に20~30代の働く若い世代を中心に利用者が増加し、好評を得ているのです。当然ながら競争も起きつつあり、内陸部ではFun Beansのほかにも「Uhome」というコンビニが店舗数を年々拡大しています。

 

Fun Beansは町のいたるところにあり、特に、ビジネス街やショッピングモールの一画などに多く、どれも15平米ほどの小規模な店舗ばかりです。ホワイトカラーのビジネスパーソンや買い物客をターゲットにしているようで、朝やお昼前になると食料品を買い求める人たちで賑わいます。

 

商品は中国の低所得者からすると割高感があるようですが、一般的な企業のサラリーマンなら気軽に購入できる価格帯。肝心の品揃えについては店舗により多少差はあるものの、基本的には以下のようにカテゴリ分けされています。

・パン類

・お菓子類

・インスタント食品類

・アイスクリーム

・飲料

・酒類

・ヨーグルトなどの乳製品

・文具

・日用品

・電気製品

・インポート食品

 

これ以外にレジ付近には、日本のように肉まんや「関東煮」と呼ばれるおでん、フランクフルトなどが置かれています。店舗によっては簡単なテーブルとイスも置かれていて、軽食をとったり、友人とちょっとおしゃべりしたりする場所としても利用可能。

Fun Beansのおススメ商品

上の写真は、筆者がFun Beansでいつも購入する商品。左上は正真正銘、日本のチョコレート「ダース」です。中国で作られた日本の商品ではなく、実際に日本から仕入れている模様。くちどけや風味などは、まさに日本のチョコレート! 中国産チョコレートと比較すると値段は高いものの、中国で「日本のチョコレート」が食べられると考えれば安いものです。ほかにも「マカデミアチョコ」や「アーモンドチョコ」などもありました。

 

パン類は充実しているものの、惣菜パンが少なく、これからの進歩に期待したいところ。パイ生地のデニッシュやクロワッサンなどはなかなかのお味でした。特におすすめしたいのが、上の写真にある「ヨーグルト」。ストロベリーとブルーベリーの2種類があって果肉と、チョコレートでコーティングされたクリスピーがなかに入っています。付属されている太めのストローで果肉ごと食べるのですが、これがまた絶品。日本円で約170円ほどです。

 

上海・北京・深センなどの大都市だけではなく中国内陸の各都市でも、いまはコンビニが急速に発達しています。内陸部でも日本と同じようにコンビニで買い物ができるなら、中国出張のストレスも減りそうですね。

【立ち食いそば】これがゲソ天…? デカすぎでしょ! 珍しい絶品天ぷらに出合える市川の名店

JR総武線・市川駅駅前の「鈴家」は、立ち食い好きから長く愛される老舗。駅南口の再開発で移転が続き、ファンを心配させたが、現在は南口の大型商業施設2階で営業中だ。この店の一番人気といえば、断然「ゲソ天そば」だ。むらさきいかのゲソを小さめのぶつ切りにしたかき揚げで、香ばしく揚げられたいかは柔らかく絶品。

 

市川を代表する老舗は豪快なゲソ天が自慢!

↑「かけそば+ゲソ天」(470円)丼を覆い尽くさんばかりのゲソは満足感あり。薬味のねぎをみじん切りにするのは珍しい

 

つゆは薄口の関西風で、宗田節、さば節を使っただしはうまみが濃厚。やさしいが、しっかりとした味わいだ。

 

天ぷらはゲソ天を含む全12種類を用意。なかには、おきあみ天の香ばしさを干しえびを使って再現した「あみ天」や、関西風つゆとよく合う「さつまあげ天」など、ほかの店ではなかなかお目にかかれない天ぷらもある。

↑カウンター上のケースには14種類の揚げ物がズラリと並ぶ。券売機での購入が基本だが、揚げ物はその場でも注文できる

 

ちなみに同店では、冷やし天ぷらそば(うどん)を注文する際に、「天ぷら別でつゆもつけて」と頼める。天ぷらが別皿で出て、温かい天つゆも無料でつき、サービス満点だ。


鈴家
住所:千葉県市川市市川南1-1-1 ザ タワーズイースト2F
営業時間:7:30~0:00
定休日:無休(不定休)

 

その他のお店を知りたい方はコチラ!】
20171228-s500
立ち食いそば名鑑120 首都圏編
定価:本体690円+税
発売日:2017年12月7日
発行所:(株)学研プラス

600種類以上から自分だけの組み合わせが届く「おやつの定期便」!! しかも食べても罪悪感を感じない

ダメだと思っていてもついついお菓子をつまんでしまう……という経験はないでしょうか? その「やってしまった」という罪悪感からストレスが溜まり、また食べてしまうという悪循環。我慢すればいい話ではあるのですが、それはそれで大きなストレスですよね。今回はそんな負のサイクルを脱する可能性を秘めたサービスをご紹介します!

 

「食べても罪悪感を感じない」ギルトフリースナックとは?

今回ご紹介するのは、「食べても罪悪感を感じない」Guilt Free(ギルトフリー)スナックのパーソナライズ型サブスクリプションサービス「snaq.me(スナックミー)」。好みやこだわりに関する簡単なクイズに回答することで、累計600種類以上のスナックから独自のアルゴリズムにより8種類をセレクトして、4週または2週に1回届けてくれるサービスです。

↑同社の定義によると、ギルトフリースナックとは「自然由来の原材料を使ったシンプルで、食べたあとの罪悪感が少なく、幸せな時間を演出するもの」とのこと

 

毎回評価やリクエストをすることで、回を重ねるごとに、より好みに合わせたセレクトになっていきます。何が届くかわからないワクワクがありつつ、自分の好みはきちんと抑えてくれているという安心もあります。

↑評価を重ねることで、より正確にユーザーの好みを把握します。基本的には毎回違ったスナックが送られてきますが、特に気に入ったものがあればリクエストも可能

 

一人ひとりの味覚データをより詳細に分析する「試食BOX」が新登場

snaq.me自体は2016年2月にスタートしたサービスですが、今回新たにオリジナルギルトフリースナック12種(ミニサイズ)がセットになった「snaq tasting box(スナック テイスティング ボックス)」が登場しました。こちらのセットにはスナックとともにテイスティングの手引(tasting memo)が同梱されており、試食後にスマホまたはPCの評価ページから各スナックの味覚、食感、フレーバーなどについての評価を入力し、自分だけの嗜好プロファイルを明らかにすることができます。

↑snaq tasting box。箱もナチュラルな雰囲気。価格は1058円(全国一律送料無料)

 

↑従来よりも最初の時点でより詳細にプロファイリングすることで、ユーザーの嗜好をより深く把握することが可能になったとのこと

 

これに合わせ、各スナックのデータ化を実施。すべてのスナックを味覚センサーで分析し、スナックごとの味覚(甘味、塩味、苦味、酸味、旨味)を定量化しています。また、各スナックの食感、風味、使用原料についてもデータ化。これらをユーザーの嗜好プロファイルと照らし合わせることで、パーソナライズの精度を向上させています。

 

この取り組みは、「店頭で商品を試すことができない」「商品が多すぎて選ぶことができない」という食品ECの課題を解消すべく考案されたとのこと。確かにこれなら、次回以降に自分の好みにあったものがくる可能性がグッと高まります。何より、そうして届くのが、食べても罪悪感を感じにくいスナックばかり、というのがいいですね。間食と自己嫌悪による負のスパイラルから抜け出せる、1つの解決策かもしれません。

【立ち食いそば】これ以上厚いとNG!? オンリーワンの「極薄かき揚げ」が感動を呼ぶ横須賀中央の名店

「えびすや」は横須賀市で34年間、暖簾を守り続ける老舗。女将をはじめ全員女性のスタッフは明るく、店内はいつも活気に満ちている。

 

超薄型のかき揚げが未体験のおいしさを教えてくれる!

↑「天ぷらそば」(400円)玉ねぎ、にんじん、小えびのかき揚げをトッピング。そばにのせて数秒で溶け始める

 

この店の一番人気は「天ぷらそば」。天ぷら(かき揚げ)が他に類を見ないほど薄く揚げられていて、丼のつゆに浸すとすぐにホロホロほどける。その崩れかけをそば、つゆと一緒に食べると、これがとにかくうまい。女将は試行錯誤の末、この薄さに辿り着いたそうで、これ以上厚いと味が重くなるという。

 

一方、かつお節、さば節、昆布から取っただしと自家製のかえしを合わせたつゆはほのかに甘く、コクが濃厚。化学調味料は不使用で、口の中には柔らかな味の余韻だけが残る。まさに「また飲みたくなる」味だ。麺は細めのゆで麺で、つゆや衣としっかり絡むのがいい。

↑「冷やしたぬきそば」(370円)は、冷水で締めたゆで麺はモチモチ感がアップ。甘さ抑えめのつゆもいい

 

揚げものはかき揚げオンリー。「カレーうどん」も人気で、「カレーのコクが増す」とこれにかき揚げを追加する人も多い。


えびすや
住所:神奈川県横須賀市若松町1-16
営業時間:7:00~19:00(月~土)
定休日:日、祝日

 

その他のお店を知りたい方はコチラ!】
20171228-s500
立ち食いそば名鑑120 首都圏編
定価:本体690円+税
発売日:2017年12月7日
発行所:(株)学研プラス

大豆なのに「ナゲットの味」は本当か? 1袋45kcalのヘルシーおつまみ「まるナゲ」を、お酒との相性とともにチェック!

晩酌でどうしても気になってしまうのが、お酒とおつまみのカロリー。そんなものを気にしていたら、せっかくのお酒が楽しめない……と思っていてもやっぱり気がかりですよね。そこで今回は、超ヘルシーで話題のおつまみを紹介します。

 

苦味の強いビールと一緒に食べれば、まさに「まるでナゲット!」

そのおつまみとは、クラシエの「まるナゲ」。「まるでナゲット」という語を略したその商品名の通り、大豆を原料としながら、チキンナゲットに似た味と食感を楽しめるという商品です。脂質はチキンナゲットと比べてなんと80%ものカットに成功し、一袋当たりたったの45kcalという軽さ。スペックだけを見たら、なんとも夢のようなおつまみなのですが、果たしてその味はどうでしょうか。「和風醤油味」を試してみました。

見ためは、チキンナゲットかから揚げがややしぼんだような印象。外見から大豆製品だと連想されることはほぼないでしょう。香りはかなり醤油が強め。歯ごたえがしっかりしていてその食感は確かに肉で、鶏肉に近い印象でしょうか。ただ、独特のボソボソした食感と醤油の塩辛さ、さらにはジャンクな味わいがあるのが少々気になります。

そこでレンジで数十秒加熱してみたところ、香りのトゲがなくなって香ばしくなり、身のやわらかさが増して肉の食感へとさらに近づきました。これにともなって、食べやすさもアップ。ただし、加熱してもジューシーさは物足りなく感じるかもしれません。そこは、ヘルシーおつまみということで、割り切っておきましょう。

お酒との相性ですが、苦みが強いビールが一番いいと感じました。苦みと爽やかさが塩辛さを抑え、肉に近い食感を活かしてくれます。それこそ「まるでナゲット!」と言いたくなるような印象でした。

 

そのほかのお酒なら、強い味で「まるナゲ」の短所をカバーする組み合わせがオススメ。たとえばこってりした芋焼酎。ストレートやロックなどで薄めずにグイっと飲み、酒の味・アルコールの強さを感じながら、おつまみを一口、という楽しみ方がおすすめです。同じ理屈でウイスキーも好相性。ロックにしてちびちび飲むと「まるナゲ」のクセを抑えることができます。

 

ちなみに焼酎やウイスキーは、ビールや日本酒に比べて糖質が少なく、太りにくいとされている蒸留酒。ヘルシーに晩酌を楽しみたいという方には、こちらがおすすめです。

 

【満足度ポイント】

ビール            ★★★★★

焼酎(芋・ロック) ★★★★

ウイスキー(ロック)★★★★

 

クラシエ

まるナゲ(和風醤油味)

実売価格168円

これこそ理想の「旨みのデュエット」だ! 石原水産「チーズかつお」はストックすべき「万能おつまみ」に認定

テレビで初かつおのニュースを見ると、いやがおうにも食べたくなってしまうもの。もちろん、刺身やタタキが最高ですが、これらを日常のおつまみにするのはややハードルが高いですよね。そこで今回ご紹介するのは、かつおを手軽においしく味わえるアイテム、石原水産「チーズかつお」。1989年の発売から30年近く愛されているロングヒット商品です。

 

旨さの秘密は、秘伝のたれとオーダーメイドチーズ

「チーズかつお」は、角煮にしたかつおに、かつおの味に合うようオーダーメイドしたチーズをドッキングさせた一品。角煮にする際の製法に強くこだわっており、ボイルした焼津産のかつおをサクラやブナの木材を使ってじっくりスモーク。専用の秘伝のたれでじっくり煮込んでいます。その味は甘口で味わい深く、身の厚さも相まって結構なインパクトがあります。チーズはかつおの味に負けておらず、やわらかでクリーミー、かつ濃厚。その味はかつおのコクと重なって、より深い味わいにしてくれます。

そんなこだわりが詰まった「チーズかつお」本品は、チーズ方面から噛み始めるのと、かつお方面から噛み始めるので、2通りの味わいが楽しめるのも面白いポイント。かつおから味わえば、角煮の甘さをより強く感じることができますし、チーズから食べ始めると一口目がとてもクリーミーになるため、角煮のコクをより引き立ててくれます。こうした味の変化が楽しめるのも、満足度が高い要因のひとつですね。

 

さて今回、筆者は本品に山口の銘酒「五橋(ごきょう)」をあわせて楽しんでみました。山田錦をはじめとした山口県産の酒造好適米を100%使用し、県内の超軟水で仕込んだお酒です。純米酒ながら吟醸を思わせるフルーティさがあり、キレのいい味わいで、強い爽快感があります。これをコク深い「チーズかつお」と楽しめば、お酒の爽快感が際立ち、「くぅー」と唸りたくなります。

また、何にでも合わせやすいのが「チーズかつお」の長所。赤ワインの場合は、ワインの渋みとかつおの甘さが交わってバランスの良い、極めて深い楽しむことができました。また、素材の味をじっくり楽しむという点では、焼酎や泡盛、ウイスキーといった、チビチビ楽しみたいお酒にも向いています。もちろんビールともベストマッチ。

 

単品でも抜群にウマイだけでなく、幅広い種類のお酒とマッチする「チーズかつお」。上質な晩酌を楽しみたいのであれば、常備しておいて間違いのないアイテムです!

 

石原水産

チーズかつお

562円

「出会い系立ち飲み」の最新トレンド!新宿の夜景を望む衝撃的なVIP感

いま巷で流行中の「スタンディングバー」。仲間同士やカップルで飲みに行くのも良いですが、その醍醐味は何といっても新しい出会いが期待できること。最近では、東京・銀座のコリドー街周辺が“出会える”エリアとして有名になりましたよね。

 

そんなこんなで、いま都心を中心にスタンディングバーが続々と誕生していますが、特に勢いがあるのが「The Public stand」(通称:パブスタ)。なかでも先日オープンした新店「歌舞伎町2号店」は、きわめてアイコニックと話題になっています。いったいどんなお店なのでしょうか? レセプションパーティの様子から、その魅力をお伝えしていきます!

 

 

時間無制限でサイフに優しい!大人の社交場“パブスタ”とは?

「The Public stand」は、「カジュアルの中にも洗練された大人のエレガンスな空間」をコンセプトにしたスタンディングバー。SNS映え確実な店舗デザインもさることながら、何といっても人気の理由は、独自のシステムにあります。

 

まずひとつめは、「時間無制限飲み放題」。オープンからクローズまで最大11時間もの間、ドリンク飲み放題! それでいて、料金は男性3240円(金・土・祝前日は3780円)、女性なら1080円のハイコスパぶり! 時間やお金を気にせず思いっきり楽しめる、というワケです。

↑こちらの端末で受付。他のスタンディングバーによく見られるチケット購入での入場も可能です

 

飲み放題のドリンクメニューは超充実。バーテンダーが目の前で作る本格カクテルだけで100種類以上、もちろんビール、ワイン、ウイスキーなどおいしいお酒が豊富にそろっています。

↑気さくなスタッフさんがドリンクを作ってくれます

 

↑別途チケットを購入すれば、ウイスキーだって注文できます

 

↑パーティシーンで人気のコロナエキストラも、チケットドリンクメニューとして提供

 

↑フードはスナック系と、生ハムやスモークサーモンなど、ライトなおつまみが中心

 

そしてもうひとつの特徴が、お店の出入り自由というPublic(公共)なスタイル。海外でよく見られるカタチです。系列店の間を行き来するのも自由。目当ての人と出会えなければ次の店に行く“ハシゴ”も好きなだけ。新宿には2店舗あるので、そこを往復するもよし、渋谷や六本木などの他エリアに繰り出すもよし。雰囲気が異なる店舗で、また気分を変えて楽しめるのです(男性は、はしごエントランス料金1080円がかかります)。

↑エントランスで押してもらう、ブラックライトで光るスタンプ。これを見せれば、他店舗にも入れます

 

自由に出入りできるので、アポイントの前後に寄ったり、仕事帰りに気軽に寄れたりするなど、さまざまなシーンで便利なんです。お店側も、ハシゴ客のための店舗拡大に注力しているので、系列店もできやすそう。

 

 

開放的なVIP席を備えた新店「歌舞伎町2号店」

「The Public stand」の話題の新店があるのは、新宿歌舞伎町でも特に活気のあるエリア。歌舞伎町一番街のアーチをくぐったら、目と鼻の先に建物が見えてきます。そしてお店はそのビルの最上階に。

↑かなり有名な、この看板が目印です

 

↑こちらのビルにあります。10F・11Fの2フロア構成

 

有名な画家・イラストレーターによる壁画アートを採用するなど、店内の装飾はかなりこだわっていてフォトジェニック。ほぼスタンディング席なうえに、かなりの盛況ぶりで、ゲスト同士の距離感も近づきそう。

↑店内10Fの様子

 

↑ドリンクを注文するバーカウンター

 

「歌舞伎町2号店」の最大の特徴は、セレブ気分に浸れるVIP席。ひとつめが新宿の夜景も楽しめる個室「VVIP ROOM」。スタッフさんが席までドリンクを持ってきてくれるサービスも。

↑VVIP ROOM(3240円/1時間 ※金・土・祝前日は5400円/1時間)

 

↑この通り、きらびやかな夜景を望めます

 

そしてもうひとつが、同ブランド初となる“ルーフトップ”の「ROOFTOP VIP」。もちろん夜景も楽しみつつ、さらに開放的な気分も味わえて、特別感満点です。

↑こちらがROOFTOP VIP(4320円/1時間 ※金・土・祝前日は6480円/1時間)

 

↑VIP席の利用者にはこんなサングラスがもらえます。有料で購入することも可能

 

「時間無制限飲み放題・出入り自由」システムで、人々の交流をカジュアルに演出する「The Public stand」。現在は東京都内に7店舗と、千葉県内に1店舗あり、今後さらに拡大しそうな予感です。もともとコスパは高いですが、お得な割引キャンペーンも頻繁に実施しているので、有効活用するのも手ですよ。

 

 

【SHOP DATA】

The Public stand歌舞伎町2号店

住所:東京都新宿区歌舞伎町1-23-15 SUZUYAビル10F・11F

アクセス:JRほか「新宿駅」東口徒歩5分

営業時間:18:00~翌5:00

定休日:なし

我らの定番炭酸飲料「キリンレモン」、いまと昔で味が違うって知ってる? 90年前の復刻版を飲んでみた!

「キリン、レモン♪キリン、レモン♪」――世代を超えて愛され続ける国民的CMソングのひとつ、キリンビバレッジの「キリンレモン」。最近では、モデル・女優として活躍中の佐久間由衣さんが出演し、人気急上昇中の6人組アイドル・BiSHがこのCMソングを現代版にアレンジして歌うなど、何かと話題を集めています。なんとこの曲、1960年代から使われているんです。

そんなキリンレモンは、なんと今年で発売90周年。1928年生まれのキリンレモンは、同社初の清涼飲料水として発売されたのだそう。筆者も子どものころから幾度となく飲んできた飲み物ですが、「レモン味の炭酸飲料」という以外、あまり深く考えたことがありません。

 

今回、キリンの方に「昔のキリンレモンを飲んでみませんか?」というお誘いをいただき、いまと昔のキリンレモンの飲み比べをしてきました!

 

 

かつては超高級品だったキリンレモン

そもそも、キリンレモンってどうやって誕生したのでしょうか? 疑問をぶつけたキリンビバレッジ株式会社 マーケティング部 商品担当の二宮倫子さんからは、意外な答えが返ってきました。

↑二宮さんは、「午後の紅茶」「ファイア」などの商品企画・広告制作を経て、現在は「キリンレモン」「キリン メッツ」などの炭酸ブランドを担当

 

「キリンレモンの原型となったのは、ペリーが持ってきたラムネです。1853年のペリーの浦賀来航時に幕府の役人たちがその存在を知り、炭酸ガスの入ったラムネを飲んで酔っ払ったような気分になったそうですよ。」

 

そのラムネが日本中に広まり、時を経てキリンレモンが発売されたのが1928年。明治時代に流通していたサイダーがりんご酒のような味だったのに対し、キリンレモンはライムやレモンなどの柑橘系の香料を使用し、まったく新しい清涼飲料水として話題を集めたのだとか。

 

「しかし、その値段は高く、1本25銭もしたそうです。当時、あんぱんが1つ5銭、ラムネ1本が2銭、大卒の初任給が50円程度だったことを考えれば、かなり高級だったことがわかります。」

 

いまでこそスーパーの特売でも買えるリーズナブルな飲み物ですが、昔はそうじゃなかったんですね。

 

 

秘伝のレシピを知っているのはなんとたった1人

清涼飲料水の味は、香料の調合比で決まります。最初のキリンレモンの味を決めたのは本庄杢三氏。他社に真似されないようにと、当時は彼だけがレシピを管理していたそうです。レシピが完成してからも香料の調合は極秘とされ、製造責任者が後継者を選んで伝授するという、驚きのスタイルでキリンレモンは作られ続けました。

 

「そのせいで今回の復刻版の開発は、『発売当時のレシピがない』という問題にいきなり直面しました。結局、社内に残された約30年前のレシピを手がかりに、当時を知る70~80代のOB社員に教えてもらって完成したのが、こちらのキリンレモンです!」

 

↑右が復刻版(中身のみ)、左が現在のキリンレモン。いずれも無色透明で、一見すると違いはない

 

実際に飲んでみると、いまのキリンレモンに比べると、全体的に柔らかさを感じます。甘さもいまよりは少し強く感じるかも。キリンレモンが高級品だったことを聞いてから飲んでいるからか、上品さを覚える味です。

 

それに対し、いまのキリンレモンは、レモンの香りがはっきり感じられ、カフェで飲むレモン水のようなイメージ。筆者がイメージしていたキリンレモンは復刻版の味のほうが近く、いまのキリンレモンはかなり大人の飲み物という趣きです。

 

 

瀬戸内レモンピールエキスですっきりした味わいに

「キリンレモンってこんな味だっけ?」そう思うのも無理はありません。何故なら、キリンレモンは今年4月にリニューアルしたばかりだったんです。

 

「最大の特徴は、広島産の瀬戸内レモンのピールから一晩かけて引き出したエキスを使用していること。レモン果実を炭酸水に加えたような爽やかさがあり、いま流行りの”無糖炭酸水”をイメージしました。」(二宮さん)

 

もちろん、現在も誕生時から変わらない「人工甘味料、着色料、保存料不使用」を貫いており、天然水を使用するといった、品質本位な清涼飲料水のまま。

 

↑瀬戸内レモンは、いまや各企業がこぞって木を買い占めている人気のブランド。国産へのこだわりは、誕生時から受け継いだ誠実なものづくりの現れでもある

 

ボトルのデザインも発売当時のものをモチーフにして、瓶に見立てた容器や、キリングループの象徴である聖獣マークを使用するなど、新しいのに懐かしさを覚えるものになってます。このデザインに変更してからは、若い世代にInstagramでシェアされることも増えたそうです。

 

↑キャップは基本デザインの「キリンレモンロゴ」に加え、聖獣マークのものもある。聖獣「麒麟」は、中国に伝わる伝説上の動物で、幸福の象徴だと考えられている

 

今回試飲させていただいた復刻版キリンレモンは、実はみなさんも飲むチャンスが! 復刻版と新しいキリンレモンの飲み比べセットが1万名に当たるキャンペーンが開催されているんです。応募締め切りは5月31日までなので、気になった人はぜひ応募してみてくださいね。

 

【立ち食いそば】丼をはみ出す「穴子天」が絶品! 麺の食感、のどごしも「高級そば店に匹敵」する京急田浦の名店

「めん処 船食」は地元の製麺会社直営の人気店。昭和8年創業の「船越食堂」が戦後に製麺業に転身し、昭和63年に始めた店だ。

 

製麺所で打ちたての絶品そばが格安で味わえる

↑香りよしコシよしのどごしよしの「極上もりそば」(530円)

 

製麺所の直営だけあって、そばは新鮮そのもの。その魅力を満喫するなら「極上もりそば」がオススメだ。色白で細身の同割そばは、爽やかなそばの香りが感じられる。食感とのどごしのよさは、高級そば店で味わうものに近い。一方、通常の冷やし用のそばは、わかめとそばの新芽を練り込んだ鮮やかな緑色。見た目も味も申し分ない。

 

つゆに使うだしは、かつお節などの厚削り節でじっくり取ったもの。風味が強く、かえしとのバランスが絶妙だ。

↑巨大な「穴子天」(320円)を加えた「かけそば」(330円)。味、量ともに大満足だ

 

天ぷらは、穴子天が人気だ。丼をはみ出すサイズに驚くが、身はふっくらして絶品。これがかけそばと合わせて650円で味わえるのはうれしい。


めん処 船食
神奈川県横須賀市船越町1-50
営業時間:6:15~20:00(月~土)
定休日:日、GW、盆、年末年始

 

その他のお店を知りたい方はコチラ!】
20171228-s500
立ち食いそば名鑑120 首都圏編
定価:本体690円+税
発売日:2017年12月7日
発行所:(株)学研プラス

【立ち食いそば】「大正時代のつゆ」ってどんな味? つけ汁が浸みたサックサク「かき揚げ」がそばを呼ぶ横浜の名店

「麺房 八角(やすみ)」は大正10年創業の老舗。戦後は製麺業に転じ、現在は製麺所直営店として横浜市に2店舗を構える。横浜駅地下街の「ポルタ店」は全席椅子付きで、ちょっと高級な町場のそば店のよう。1日400~500人が訪れるという人気店だ。

 

更科系の美しい細麺を大正時代の味のつゆで堪能

↑「かき揚げつけ天そば」(470円)かき揚げはピーク時でもほぼ揚げたて。つけ汁が浸みたサクサクの衣は、そばがよく進む味わいだ

 

そばは更科系の細麺で香りがしっかりあり、コシものどごしも素晴らしい。もりそばは350円で、大盛り無料というのがうれしい。人気メニューの「かき揚げつけ天そば」は、かき揚げとそばを温かいつゆにつけて食べる。つけ汁はかつおの香り豊かな味。もりつゆよりやや甘めで、かき揚げにもそばにも合う味わいだ。

↑「カレー南蛮うどん」(590円)は注文が入り次第、カレー南蛮粉をつゆで溶いて作る。手間はかかるが香りは格別だ

 

聞けば、同店のつゆは大正の創業時のレシピを踏襲しているとか。つゆが誕生した遠い昔に想いを馳せつつ、そばを楽しむのもオツなものだ。


麺房 八角 横浜駅東口地下街ポルタ店
住所:神奈川県横浜市西区高島2-16 横浜ポルタB1F
営業時間:8:00~22:00
定休日:無休

 

その他のお店を知りたい方はコチラ!】
20171228-s500
立ち食いそば名鑑120 首都圏編
定価:本体690円+税
発売日:2017年12月7日
発行所:(株)学研プラス

 

広島県といったらコレじゃろ! ご当地食材をぜいたくに使った広島グルメ3選

日本全国津々浦々、各都道府県のオススメ食材を紹介する【ご当地グルメ&おつまみショー】。広島県のご当地食材といえば、おそらく真っ先にあげられるのが牡蠣。生産量日本一を誇る広島の牡蠣は、波や風、そして潮の流れが穏やかな広島湾で育まれています。また温暖な瀬戸内海沿岸では、その気候を生かして、みかんやレモンをはじめとした様々な柑橘類の生産も盛んです。今回はそんな広島県のご当地食材を使って作られたオススメ商品を紹介します!

 

[1品目]

名前だけで食欲そそる広島ならではのお醤油

アサムラサキ

かき醤油

9年連続モンドセレクション最高金賞受賞というアサムラサキの「かき醤油」。広島で知らない主婦はいないのではないか、というくらい定番の調味料です。

 

その名の通り、広島の牡蠣のエキスが有機醤油にブレンドされた濃厚つゆ。醤油に牡蠣エキス!? と驚くかもしれませんが、オイスターソースとは違った香ばしいうま味があり、おひたしや冷奴、焼きおにぎりにチヂミ、チャーハンなどにも合います。もちろんそのままでも炒め物や煮物に使える万能調味料。さらに白菜や広島菜のお漬物にかけても最高です!

 

価格は600mlで378円(参考価格)。いつものお料理がワンランクアップする魔法の調味料です。

 

↑封を開けると香ばしい磯の香りがふわっと広がります

 

[2品目]

際立つはっさくのほろ苦さと爽やかな酸味

広島県果実農業協同組合連合会

広島はっさくサイダー

はっさくの発祥は広島県因島市。瀬戸内は温暖な気候で柑橘が育ちやすい環境のため、様々な種類の柑橘類が自然交雑し、雑柑と呼ばれています。そんな雑柑の1つであったはっさくが、明治時代にその名をつけられ全国へと広がりました。

 

そのはっさく1/2個分の果汁を贅沢に使用したのが「広島はっさくサイダー」です。ふたを開けると炭酸とともに、シュワっと柑橘の香りが広がり、はっさくならではの爽やかな甘さと独特のほろ苦さが特徴です。内容量は250ml。強すぎない炭酸と軽い飲み口のおかげでついつい一気飲みをしてしまいそうです。砂糖不使用でカロリーオフな点もうれしいところです。

 

価格は1本158円(参考価格)。ザ・広島のサイダーともいうべき一品です!

 

↑果汁たっぷりのサイダーは色もはっさく色。炭酸とともに爽やかな香りがはじけます

 

[3品目]

はっさくの実がぎっしり詰まった贅沢ゼリー

亀田商店

因島のはっさくゼリー

パッケージのイラストがインパクト大な、その名も「因島のはっさくゼリー」。発祥の地である因島産のはっさくの実がゴロっと入った贅沢なゼリーです。

 

柔らかなゼリーに包まれた大きな果実が特徴。口に入れると、はっさく独特のしっかりとしたつぶつぶ感が感じられ、噛むごとに一粒一粒がシャキシャキとはじけます。常温でももちろん美味しいですが、冷凍するとシャーベット状になり、また違った食感が楽しめます。

 

お値段は158円(参考価格)。甘すぎず、ほのかなほろ苦さも楽しめるゼリーは、小さなお子さんにも大人にもオススメでお土産などにしても喜ばれること間違いなし。最近ではイラストの「はっさくボーイ」も人気で、様々なグッズが販売されています。

 

↑スプーンに乗りきらない程の大粒なはっさくの実がゴロゴロと3つも入っています。つぶつぶ感がたまりません

 

 

 

【27日まで】お酒の最新トレンド「クラフトカクテル」を飲もう! 「東京カクテル7デイズ」のプロオススメ店

食の世界で「クラフト」が定着しつつある昨今。お酒では、特にクラフトビールやクラフトジンがトレンドとしてもてはやされています。ただ世界のバーシーンをリードするロンドンやNYでは、クラフトカクテルが沸騰中。流れは東京にも来ていて、このムーブメントを気軽に体験できるイベントが、都内各所で限定開催されています。初日の潜入レポートとともに、オススメのバーも紹介していきましょう!

 

名店の一杯をカジュアルにホッピングできる!

イベント名は「東京カクテル7デイズ 2018」。2017年に第1回が開催され、今回で2回目となります。内容は、カクテルパスポートを片手に、人気店をホッピングして楽しめるというもの。メイン会場は「明治神宮前<原宿>駅」が最寄りのVILLAGE(エコファームカフェ632)です。

 

↑VILLAGEにて。8ブランドのポップアップバーが出店され、大盛況のにぎわい

 

VILLAGEは本日まで。ただ、それ以外では5月27日(日)まで、都内66店舗のバーで計246種類のクラフトカクテルを、特別価格で楽しめます。パスポートは事前にネットで購入する方法がありますが、こちらは5月19日まで。20日以降は当日券ということで、VILLAGEや参加店舗のバーで直接4500円を支払う形となります。

 

↑カクテルパスポート。66店舗のバーで使える、カクテル1杯分の無料クーポンが付いてくるのもうれしい!

 

メイン会場は本日となりますが、ここでは提供される16以上のカクテルから8カクテルが無料で楽しめるのでなるべく足を運びたいところ。参加ブランドは、BACARDI, BEEFEATER, CAMPARI, GLENMORANGIE, GREY GOOSE, HENDRICK’S, HENNESSY, TUMUGIという、そうそうたる顔ぶれです。

 

↑VILLAGEに出店しているCAMPARIのブース。いま世界で一、二位を争う人気の「ネグローニ」のほか、「カンパリシェケラート」「カンパリトニック」を飲むことができます

 

↑VILLAGEでは「カクテルマルシェ」というブースにも注目。有料となりますが、季節のハーブや野菜、フルーツを使ったカクテルからカクテルアイスまで多彩な楽しみ方を目の前で体験できます

 

66ものBARから気鋭の新店をピックアップ!

ここからは、参加店での楽しみ方をご紹介。パスポートを提示することで、期間限定のオリジナルカクテルを特別価格1000円で注文することができます。なお前述しましたが、カクテルパスポートは各店でも直接購入でき、カクテル1杯分の無料クーポン付き。ということで、66のバーのなかから比較的に新しめの3店舗をご紹介しましょう。

 

その1:恵比寿「Bar Triad」(バー トライアド)

恵比寿の人気店「Bar Tram」「Bar Trench」に続く新店として2017年にオープン。2フロア制になっており、まるで隠れ家のようなエントランスをはじめ、遊び心が随所に。期間中は昼、夕方、夜と各時間帯をイメージしたカクテルを提供。

 

その2:銀座「Salt grill & tapas bar」(ソルトグリル アンド タパスバー)

オープンから1年以上経ついまも話題の絶えない「GINZA SIX」の6階にビルトイン。オーストラリアのスターシェフ、ルーク・マンガン氏が手掛ける、ハイセンスなグリル料理とタパスが味わえます。レストランバーである強みを活かしたフォンドヴォーがベースのカクテルなどが強みですが、今回は海外のレストランやホテルのドリンクをイメージしたカクテルを考案。

 

その3:中目黒「PAVILION」(パビリオン)

個性的なショップが軒を連ねる「中目黒高架下」のなかでも異彩を放つ、LOVEとARTがテーマのレストラン。ゲストを五感で刺激する世界観と美食にあふれ、フードの真骨頂は窯焼き料理とお酒とのペアリングとなっています。イベントでは同店ならではのARTなカクテルを4種用意。ヴィジュアルでも楽しめる内容になっています。

 

日本ではまだ珍しいかもしれませんが、冒頭で触れたように海外ではバーホッピングのイベントも日常的。またプロのバーテンダーが作るカクテルは、パフォーマンスやお酒のヴィジュアルはもちろん、圧倒的においしいことが魅力です。これを機に、ぜひ奥深いクラフトカクテルの世界に足を踏み入れてはいかがでしょうか!

 

【SHOP DATA】

Village(メイン会場)「エコファームCafé 632」

住所:東京都渋谷区神宮前6-32-10

開催日時:2018年5月18日(金)~20日(日) 3日間限定 16:00~21:30まで

 

バーホッピング対象都内66店舗
2018年5月18日(金)~27日(日)
渋谷、恵比寿、新宿、六本木、池袋、などを中心としたバー&レストラン ホテルバーなど

 

赤・黄・緑で一番美味しかったカレーはどれ? カルディの「本格レトルトタイカレー」ランキング

ずいぶんと暑くなってきましたね。ちょっと暑い日は、思い切り辛いものを食べて、ドバッと汗をかくのもいいかもしれません。なかでも「タイカレー」はとろみの少ないスープに鮮烈な辛味と清々しさが同居した、この季節にぴったりの料理です。今回はカルディコーヒーファームで扱っているレトルトタイカレー3種類を食べ比べて、おいしい順にランキング。レッド、イエロー、グリーンと試してみましたが、さあ、どれが一番美味しかったでしょうか?

【第3位】

まろやかな中にもコクが効いていて、初心者にもオススメ

Soot Thai スータイ 

タイイエローカレーチキン 200g

332円(税込

辛さ控えめで手軽に楽しめるレトルトタイカレー。封を開けると魚醤の独特の香りが広がります。ココナッツミルクのまろやかなコクが感じられ、レモングラスやコリアンダー、唐辛子などさまざまなスパイス効いた複雑で豊かな風味。それでいて食べやすい、マイルドな味付けです。具は大きめのチキンにたまねぎ、ゴロッとしたジャガイモ。なかでもこのジャガイモ、ホクホクでしっかりと旨みを吸ったなかなかのお味で、カレーのアクセントにはもってこいです。そこまで辛さはないので、タイカレーの入門としてはぴったりですね。

 

【第2位】

赤唐辛子のヒリヒリした辛さが、身体中の毛穴を広げる

Soot Thai スータイ 

タイレッドカレーチキン 200g

332円(税込)

華やかな辛さが特徴のレッドカレーチキン。赤唐辛子のヒリヒリした辛さが、身体中の毛穴を広げるかのよう。具はゴロリと入った鶏肉と細切りのたけのこ。たけのこはシャキッとした歯ざわりが秀逸です。ココナッツミルクのまったりとした風味に、各種スパイスの香りが立っていて、レストランで食べるかのような本格的な味わい。辛さを求める方には特にオススメです。

 

【第1位】

青唐辛子のシャープな辛さで気分爽快! 本格派に食べて欲しい一品

Soot Thai スータイ 

タイグリーンカレーチキン 200g

332円(税込)

青唐辛子がベースのタイグリーンカレー。青唐辛子の爽やかな風味と鮮烈な辛さが同居し、タイ料理好きにはたまりません。ココナッツミルクをベースにレモングラスやニンニク、エシャロット、コブミカンなどのスパイスが効いた本格的な味わいで、できればタイ米で食べていただきたいクオリティ。ちなみに筆者は、本品のお供として、スーパーフードとして注目されている「ライスベリー」をチョイス。ざっくりとした噛み応えと香ばしい香りが、タイカレーにはドンピシャでした。

↑タイの紫米、ライスベリーは本品との相性バツグン!

 

今回ご紹介した3種類は、全てが本格派の作り込み。タイ料理ファンやカレー好きには、試していただきたい品ばかりでした。日本米で食べるのもいいですが、機会があれば、相性のいいタイ米と一緒に食べてみてくださいね。ぜひ、スパイシーなカレーで暑さに打ち勝ち、気分もリフレッシュしちゃいましょう!

1位は「かつおだし&酸味」という新しい味! カルディ「台湾風の麺スープ」3選

近年、旅行先として人気の台湾。近くて安全と評判で、旅行者も年々増えています。台湾といえばやっぱりグルメ! 小龍包をはじめ魯肉飯や麺料理など、日本人を虜にする料理が多いですよね。今回はそんな台湾の味を再現した、麺料理専用のレトルトスープをピックアップ。エスニックにぴったりなカルディオリジナルの麺を使って試食し、美味しい順に紹介していきます!

 

【第3位】

お肉の旨みが口いっぱいに広がり、生姜とニンニクも効いている!

カルディオリジナル 

麺にかけるだけスープ 

タンツーメン(担仔麺) 

160g

198円(税込)

鶏ガラスープに豚の挽肉の旨みがたっぷり含まれた「タンツァーメン」のスープ。生姜とニンニクの香ばしさも格別で、お肉の旨みを十分に引き立たてくれます。写真ではさっぱりしたイメージに見えますが、旨みぎっしりの濃厚な味わい。台湾ならではの八角の香りが口いっぱいに広がります。

 

【第2位】

本場の味を再現しながら、日本人向けのはっきり味にアレンジ

カルディオリジナル 

麺にかけるだけスープ 

ニューローメン(牛肉麺) 160g

198円(税込)

濃厚な醤油ベースの牛スープと豆板醤のピリリとした辛味に、八角の香り。スタンダートな牛肉麺の味そのもので、まさに台湾の味といえるでしょう。ただし、スープは本場、台湾のものに比べると味はやや強めで、どちらかというとはっきりとした味が好みな日本人向けにアレンジされている印象。見た目と風味のギャップが少なく、とても食べやすいのが特徴です。そのまま食べても美味しいですが、青菜や煮卵などトッピングして食べるとさらに良し。麺はいわゆる中華麺よりも、今回のようなシンプルな麺のほうが相性がいいと思います。

 

【第1位】

台湾のソウルフードといえばコレ! とろみのあるかつおだしが日本人にもドンピシャ

カルディオリジナル 

麺にかけるだけスープ メンセン(麺線) 160g

198円(税込)

こちらは台湾で最もポピュラーな麺線。日本人に馴染みのあるかつおだしベースで、とろみのあるスープが特徴です。花山椒がシッカリと効いていて、そこに酸味も加わった、まったく新しい組み合わせとなっています。爽やかな香り、とろっとしたスープは細い麺のほうが絶対に合うはず。中華麺よりは、そうめんなどの細麺と合わせてみてはいかがでしょう。優しい旨みが身体にしみる、お酒のシメにもってこいのラーメンです。

【試食に使った麺はコチラ!】

アジアン料理のための小麦の中太麺

カルディオリジナル 

麺ZUKI 中太麺 270g(3人前)

118円(税込

今回はすべて、こちらの麺と合わせました。小麦と塩のみで作られたつるっとしてコシのある中太麺で、アジアの食堂の麺を目指して作られたものだそう。かんすいを使っておらず、うどんによく似た味わいです。スープとよく絡み、それぞれの美味しさをしっかり堪能できますので、先ほどご紹介したなかでもニューロメンにぴったり。温かくても冷やしても、どんな麺料理にも合う万能さを持っているので、ぜひお試しあれ!

 

最近は麺線専門店なども見かけるようになりましたが、まだまだ食べる機会は少ない台湾料理。ふと屋台の味を食べたくなったとき、自宅で食べられるのはうれしいですね。それぞれトッピングや麺を変えて楽しむのも、そのままスープとして食べるのもアリ。ランチやお夜食に、シメの一杯に、ぜひ便利に使ってみてください!

ゼリーの量で味が調節できる!? マルハニチロの缶詰「あんきも」に合うお酒はやっぱりコレ

海のフォアグラとも呼ばれるあんきも。、まったりとした濃厚な味わいが特徴で、日本酒をはじめとしたお酒との相性も抜群。根強いファンを持つ食材です。しかし、あんきもはどこでも売っているような食材ではないですから、手軽に食べるのはなかなか難しいですよね。筆者もそう思っていました。この缶詰と出会うまでは……。

 

だしのきいたゼリーが、変幻自在の味を演出

マルハニチロが発売するその缶詰は「あんきも」というまさに「そのまま」な名称。中身はというと、濃厚なあんきもに、さっぱりとしただしのゼリーをからめた一品です。パッケージには、味付けについて「ほのかな酸味」と記載がありますが、そのお味のほどはどうなのでしょうか。

 

さっそく缶のふたを開くと、しょうゆやみりんでしょうか、ほのかな甘い香りがします。缶の中では、ゼリーの中にあんきもが閉じ込められていました。

ゼリーを破り、まずあんきもの部分から箸をつけてみます。その味の第一印象は、意外にも淡泊だということ。あんきも特有のコクがでてくるのは繰り返し噛んだあと、あんきもがトロトロに溶けるころ。その意味で、あんきもとしてはすっきりした部類といえるでしょう。

なお、ゼリーの部分は、それだけで食べると甘みが少々重いかなという感じ。酸っぱさはあまり感じず、「だしに甘さが加わったタレ」という表現が近いです。あんきもの味が物足りないという方は、ゼリーを多めに取って、一緒に食べるのがよいでしょう。

 

さて、このあんきもをお酒と一緒に楽しむなら、やっぱり日本酒がベスト。上に書いた通り、あんきも自体の味がすっきりしているので、淡麗な日本酒がよく合います。その相性の良さに、「日本酒のためにある!」と言いたくなるほど。合わせる際は、日本酒の濃さに応じて、ゼリーの量で味の濃さを調整するのがオススメ。淡麗な酒にはゼリーを多めにして酒の爽快感を際立たせ、芳醇な酒に対してはあんきもメインで味わって酒の芳ばしさを感じるなど、変幻自在の楽しみ方ができますよ。

ほかのお酒を合わせてみると、たとえば焼酎のアテとしてはやや淡泊な印象。もしこのような強いお酒と一緒に楽しむなら、ロックにせず水などで割って酒の強さを薄めるか、ゼリー部分も多めに口に含んで、おつまみをなるべく濃い味にして味わうのがおすすめです。

 

また、ワインで楽しむなら赤より白で、ロゼくらいが限界といったところ。淡白なおつまみなので強いお酒は避け、ハイボールやさっぱり系のサワーなど、爽快な酒とともに食すのがよいでしょう。もちろん、ビールも好相性ですよ。

 

【満足度ポイント】

日本酒           ★★★★★

焼酎(芋・水割り)★★★★

ロゼワイン       ★★★

 

マルハニチロ

あんきも

実売価格486円

【立ち食いそば】これぞ「路傍の名店」だ! 創業約40年、新丸子の「おふくろの味」といえばココ

東横線・新丸子駅のすぐ隣にある「山七」は「路傍の名店」と呼ぶにふさわしい店。創業は昭和53年で約40年間、新丸子の町を見守ってきた。「山七製麺所」直営の同店は、客を待たせないよう、自家製のゆで麺を使用。太めの麺は、甘さ控えめ、しょうゆ濃いめの黒いつゆと相性抜群だ。

 

伝統のゆで麺と黒いつゆで新丸子の町を長く見守る

↑「春菊天そば」(330円)小ぶりだが、厚みのある春菊天をトッピング。衣は薄めで、春菊の甘みと苦みが心地いい

 

つゆは本かつお節、宗田節、さば節、昆布などで取っただしに、かめ樽で一週間寝かせたかえしを合わせたもので、温そばにも冷そばにもよく合う。

 

揚げものは定番のかき揚げのほか、春菊天やソーセージ天、ちくわ天が人気。360円と格安の「肉そば」のほか、「カレーうどん」のファンも多い。

↑「ちくわ天そば」(330円)は市場で買ってきたちくわ天ぷらをのせる。その甘じょっぱさはB級グルメ的なうまさ

 

毎日来る常連も多く、6時半の開店前に、待ち切れない客が店に入ってくるのも日常茶飯事。同店は、地元のそばを愛する人々のまさに「おふくろの味」となっている。


山七
住所:神奈川県川崎市中原区新丸子町738
営業時間:6:00~20:00(月)、6:00~19:00(火、木、金)、6:00~17:00(水、土)
定休日:日

 

【その他のお店を知りたい方はコチラ!】
20171228-s500
立ち食いそば名鑑120 首都圏編
定価:本体690円+税
発売日:2017年12月7日
発行所:(株)学研プラス

 

豚の「脂」で巻いた新宿御苑前「CHATTY CHATTY」のハンバーガーがフランス人観光客に大人気だという

ハンバーガーストリート・松原好秀の「週末はハンバーガー」CHATTY CHATTY [新宿御苑前]

 

新宿御苑前に外国人客7割のハンバーガー店がある。その多くが新宿御苑を訪れる観光客だ。花見シーズンのテイクアウト率は実に8割。みんな苑内でハンバーガーを食べるという。

 

フランス人YouTuber絶賛の「クレピネット」パティとは?

その店「CHATTY CHATTY(チャッティチャッティ)」の店主宇川さんは古着好き。下北沢の古着屋で働いていた時、ハンバーガーの名店「FIRE HOUSE」を雑誌で知り、食べてみたら「メチャクチャおいしくて」、就職。約4年勤め、デリバリー店の店長などを歴任した。そして14年の夏に独立。しかし開業後しばらくは不振続き。転機が訪れたのは昨年はじめ、フランス人向けに日本を紹介する旅行情報サイトに外国人YouTuberが同店をレポートしたことがきっかけだった。以来フランス人が続々押し寄せるようになる。

 

同店のバーガー最大の特徴は、ビーフパティを豚の”網脂”で巻いた「クレピネット」という調理法のパティである。牛挽肉の旨味に豚の脂の風味が混ざり、しっかりと焼き込んだ食べ口と相まって、ベーコンバーガーとも違う、独特の味わいを生んでいる。

 

↑クレピネットパティを2枚重ねた「ダブルチーズバーガー」(1580円)。食べごたえ十分! ハンバーガーとがっぷり四つに組み合って格闘しているかのような迫力の一品!

 

そこへ塩胡椒による大胆な味付け。レリッシュの酸味も「ぎゅるっ」と強く利いている。それらを「レタスサンドか」というぐらい大量に挟んだレタスが中和。なかなかクセの強いバーガーだ。いや、ハンバーガーでない、何か新しい食べ物を食べているようでもある。白いバンズは板橋「鈴木ベーカリー」製。パティは豪州牛の極粗挽き100グラム。豚は国産。バーガーメニューは全35品。

 

カクテルも種類豊富でお値段安め。平日は15時からハッピーアワー。店名はジャマイカの音楽「スカ」の古典的名曲より。アンティークな店内にゴキゲンなスカやレゲエが終日流れる、ちょっとオールドタイミーなハンバーガーショップだ。

↑サンドイッチも7品。トーストした胚芽パンにピーナッツバターとグレープジャムをサンドした「ピーナッツバタージャムサンド」(630円)は隠れた人気メニューだ

 

 

 

― shop data ―

所在地: 東京都新宿区新宿1-12-1 サンサーラ第三御苑1F

アクセス: 東京メトロ丸の内線 新宿御苑前駅歩2分

オープン: 2014年7月4日

営業時間: 1:00~23:00(フードLO22:00、ドリンクLO22:30)

定休日: 月曜日(要確認)

 

牛でもさくらんぼでもない山形の味って知ってる?――山形県民に愛されるご当地グルメ3選

日本全国津々浦々、各都道府県のオススメ食材を紹介する【ご当地グルメ&おつまみショー】。山形県民なら必ず知ってる定番醤油から50年以上も愛され続ける個性派パンまで、一度は食べたい山形の味3選をお届けします!

 

[1品目]

なんにでもOKな万能醤油!

丸十大屋

味マルジュウ

「味マルジュウ」はかつお節のうま味タップリのだし醤油。小さなボトル(500ml)ですが、めんつゆとして使う場合は10倍希釈なので見た目よりもたくさんうどんが食べられます。お浸しにはそのままかけて食べられるし、醤油さしに入れてテーブルに置き、色々な食材にかけて食べる家庭もあります。

 

山形で美味しい煮物や、炊き込みご飯のレシピを聞くと、「アジマル入れただけ」と言われることもあるくらいメジャーな存在です。お値段は429円(参考価格)とちょっとお高い気もしますが、つけつゆでも5倍希釈で濃い目なくらい。かつお節タップリなので、おでんにつけても美味しいのです。

 

山形の名物、芋煮もこれ一本で地元の味になるし、大鍋で有名な「芋煮フェスティバル」の芋煮にも使われています。

 

↑この様に小皿に入れて付け醤油としてもいただけます

 

[2品目]

ラ・フランスの濃厚ジュースは食感しっかりゼリー入り

三和缶詰

コロコロゼリー入ラ・フランス 

寒天とこんにゃく粉を使った食感しっかり角切りのゼリー入り。果汁20%ジュースながら、濃厚かつトロミがあってラ・フランスの味がきちんと出ています。缶のデザインはその角切りゼリーをモチーフにしており、思わず買いたくなる可愛さも◎です。お値段は127円(275g、参考価格)。

 

缶の右上のそら豆のようなキャラクター「きてけろくん」は、山形の観光キャンペーン「山形日和。」のキャラクター。ほかにリンゴ味もあり、そちらも大好評です。

 

↑たくさん入ったゼリーがよく見えないほどの濃厚さ!

 

 

[3品目]

昔懐かし1964年からロングセラーのチョココッペパン

たいようパン

ベタチョコ

1964年(昭和39年)といえば東京オリンピックの年。もう50年以上になりますが、そのころから地元で愛されているコッペパンです。コッペパンといえば、一般的にはジャムやマーガリンを自分で塗って食べると思いますが、こちらの「ベタチョコパン」は最初からカパっと切り開かれているうえにたっぷりチョコクリームが塗られています。これはちょっと珍しいかも?

 

まずそのままでちょっとかじってから折りたたんで食べると、より一層パンとクリームの味わいを楽しめるというのがポイント。折りたたまずにふたつに割ってスティック状にして食べるのもアリですね。

 

バタークリームとチョコクリームがふんだんに乗っているベーシックな「ベタチョコ」(130円、参考価格)を筆頭に、味の種類はなんと14種。いちご味、抹茶味、きなこ味、レアチーズ味、プリン味などのほか、山形らしいさくらんぼ味もあります(参考価格150円、一部期間限定品あり)。

 

特に青いクリームの「ブルーハワイ」は、珍しい色なので「写真映え」もバッチリ! どのパンも色や包装がポップで可愛いのが特徴です。シンプルですが、その分飽きない美味しさなので、子どもから大人まで、幅広い層に愛されるパンです。

 

↑想像を超えるインパクトの強さ。おすすめです!

「がっつり酔いたい夜」のお供はコレ! 250円のファミマ「うずらたまご」は焼酎・泡盛と合わせて至福

普段あまり口にしないけれど、たまに食べたくなってしまう……。今回紹介するうずらのたまごは、筆者にとってまさにそんな一品です。

 

しっかり味がついた白身と、自然な味の黄身のバランスが絶妙!

今回買ってみたのは、ファミリーマート「桜チップで燻製したうずらたまご」。スモークしたうずらのたまごを、しょうゆベースの甘いタレで味付けした商品です。

開封すると甘い香りがほんのりと漂ってきました。その香りの源は、スモークというよりもタレにありそう。茶褐色の見ためからして、味付けが強めのものであることをうかがわせます。

食べてみると、その食感はプリプリしていていささか固めで、噛みしめるとしっかりとした歯ごたえがありました。味がしっかりしみた白身は、酒のアテにするには十分な味付け。一方の黄身は自然な味でとてもまろやかで、しっかりした味わいの白身と相まって、絶妙なバランスを見せてくれます。

 

本品は白身についた甘さが食後しばらく後味として残るため、ビールはもちろんのこと濃いめのお酒とも相性がよさそうです。今回試してみたのは焼酎と泡盛。それぞれロックを本品と合わせてみました。

まず、焼酎とはやはり好相性で卵を口に放り込んでは、ちびちび焼酎を味わうという飲み方がまさに至福。こってりしていたはずの焼酎がまるでソフトなお酒のように飲みやすいものへと変わっていきます。これは、より強いお酒とのコンビでも同様。泡盛は焼酎に比べるとクセはあるものの、本品はそれすらもマイルドに感じさせてくれます。強いお酒とマッチするゆえに、がっつり酔っぱらいたい夜にはおすすめのおつまみといえます。

 

一方、意外にもナイスな組み合わせだったのが赤ワイン。卵なら白ワインだろ? と思われがちですが、実は赤ワインのほうが合うのです。白身の甘みがワインの渋さにぴったりで、一緒に口に含めばふくよかで丸い味わいに。特に、渋みが穏やかなライトなものが好相性と感じました。

 

【満足度ポイント】

焼酎(芋・ロック) ★★★★★

泡盛(ロック) ★★★★

赤ワイン ★★★★

 

ファミリーマート

桜チップで燻製したうずらたまご

実売価格250円

 

ここまで甘いか? 「ひげ鯨大和煮」のこってり感で、濃い~酒ほどガンガン進む!

日本の伝統的な食材である鯨肉は根強いファンを持っています。しかし、漁獲高が限定されている鯨、味わおうとなると“お取り寄せ”が必要になることも多いでしょう。

 

大和煮の強い甘みが、酒の強さを感じさせない

今回紹介する木の屋「ひげ鯨大和煮」は、そんなお取り寄せグルメのひとつ。南極海や北西太平洋で獲れたヒゲクジラの赤肉を、しょうゆ、砂糖、しょうがを使った甘めのたれでじっくり煮込んだものです。

 

封を開けて、まずはその中身にびっくり。缶の中には鯨肉がぎっしり詰められており、その見た目からは缶の内容量170g以上のボリュームがあるのでは? とすら感じさせられました。また、鯨肉の間には刻みしょうがが入っていて、その香りが食欲をそそります。

食べてみて、まず印象的なのはそのこってりした甘さ。濃い味付けが特徴の大和煮というだけあり、相当な量の甘味を使っているようで、噛む前から強い甘みを感じます。身を噛むとかなりの歯ごたえがあるので、満足感も大きいです。

 

ただし、常温だとややボソボソ感があるので、少しだけレンジでチンするのがオススメ。加熱することでクジラ肉の旨みが染み出してきて、こってりした甘みのなかに肉の味をしっかりと感じることができました。

では、この濃厚な味の大和煮とお酒を合わせることを考えてみましょう。まずアリだと思ったのは、こってり系の芋焼酎ロック。実際にあわせてみると、大和煮の味がとても強いため焼酎の芋臭さがまるで気になりません。料理と酒、双方のこってり感の相乗効果で、さらに強い満足感をもたらしてくれました。

 

焼酎よりさらに強烈な泡盛やウイスキーであっても、このこってり感は健在。むしろ濃い酒であればあるほどその神髄を発揮するようで、強い酒ほどスイスイと進みます。

 

その意味で、赤ワインと合わせる場合は、ミドルボディ以上の重さのものを用意するのがいいでしょう。ヘビーなワインのほうが、バランスの取れた味わいを楽しむことができます。それくらい、この大和煮の甘さは強烈なのです。

 

というわけで甘めのおつまみがお好きという方、久しぶりに鯨肉を食べたくなったという方、強い酒をガツンと楽しみたいという方。ぜひ、この「ひげ鯨大和煮」を、お取り寄せしてみてはいかがでしょうか?

【満足度ポイント】

芋焼酎    ★★★★★

泡盛       ★★★★★

赤ワイン★★★★

 

木の屋
ひげ鯨大和煮
560円

【立ち食いそば】なぜ食べる…? そこに「山」があるから! プラス200円で新鮮そばが存分に食べられる白楽の名店

「味奈登庵」は、横浜市を中心に16店舗を展開するローカルそばチェーン。ボリュームのあるおいしいそばを、安く提供する店として有名だ。

 

なかでもこの白楽駅前店は味へのこだわりが強く、つゆも天ぷらも注文を受けてから作る。そのため、他の店舗と比べても立ち食いそば好きの評価がとても高い。

 

こだわりの作りたてそばがお腹いっぱい食べられる!

↑「つけ天そば(富士山もり)」(700円+200円)。サクサクの天ぷらがうまい。200円追加すれば、「味奈登庵」名物の「富士山もり」(1kg/写真)が楽しめる

 

そばは、自社工場で朝と午後の2回製麺した鮮度のいい麺をゆでたてで出す。麺は細打ちでみずみずしくコシがあり、香りもしっかり感じられる。

 

冷そばのつゆには、かつお、宗田、さばで取っただしと、14日間熟成させたかえしを合わせた元汁を使い、みりんで仕上げる。一方、温そばのかけ汁は、だしと元汁を店内で逐次合わせるため、だしの香りがより新鮮かつ豊かだ。

 

揚げものはかき揚げ、海鮮かき揚げ、いか天などが人気。特に海鮮かき揚げはえび、いか、小柱がたっぷりと入り、味も食べ応えも申し分ない。

↑山菜、とろろ、卵が入った「山かけ山菜そば」(550円)。さっぱり食べられるうえに満足感もある

 

同店はそば並盛りが320gと盛りがいいのも魅力。客層はビジネスマンや地元のシルバー層に加え、店の近くに神奈川大学があるため、学生客も多い。同店のそばの盛りのよさには、彼らにおいしいそばを腹いっぱい食べさせたいという〝親心〟が感じられる。


味奈登庵 白楽駅前店
神奈川県横浜市神奈川区白楽121-6
営業時間:11:00~23:30
定休日:無休(年始除く)

 

【その他のお店を知りたい方はコチラ!】
20171228-s500
立ち食いそば名鑑120 首都圏編
定価:本体690円+税
発売日:2017年12月7日
発行所:(株)学研プラス

ポテチのコイケヤから「困惑の届け物」再び! 今度は「お茶づけ界の巨人」とコラボした禁断のセットが届く

総合スナックメーカーの湖池屋(コイケヤ)さんから、また何かが送られてきました。そういえば、先日は生卵とともにすき焼き味のスナックをお送り頂きましたが、今度は何……? ダンボールの中身を見ると、以下のような内容でした。

これは…ポテトチップスとお茶漬けセット…? 今度は「お茶漬けにポテチを乗せて」というご提案でしょうか。ご丁寧にもお箸とお皿までつけて、相変わらず失礼なのか親切なのか、よくわかりません。同梱のリリースによると、「和の伝統と革新が生んだ“禁断のグルメ” 『湖池屋×永谷園』公認 『KOIKEYA PRIDE POTATO天ぷら茶塩』は二度おいしい! ポテチ®茶づけキャンペーン実施(※)とのことです。

※「ポテチ」は湖池屋の登録商標です

 

キャンペーンでお茶漬けにポテチを乗せる食べ方を提案

要するに、湖池屋さんが、一部ユーザーで親しまれている禁断のグルメ「ポテチ茶づけ」で新発売するポテトチップスを試してもらおうと考えた

そのキャンペーンのパートナーとして、インスタントお茶漬け界の巨人、「永谷園」に協力を要請

応募フォームに記入すると、抽選のうえ100名に「ポテチ茶づけ」のセットが当たるキャンペーンが実現

そのキャンペーンをPRするため、そのセットを編集部にお送り頂いた、というわけです。

↑同梱されていたポテチ茶づけの作り方。単にお茶漬けにポテチを乗せるだけ

 

なお、本キャンペーンは一見、ウケ狙いにも見えますが、個人的には一理あると感じました。さっぱりしたものに油分を足してコクを出す手法は、料理の方程式のひとつ。類似のものとして、お茶漬けに天ぷらをのせた「天茶(てんちゃ)」が挙げられますが、こちらは美食家として著名な芸術家、北大路魯山人(きたおおじ・ろさんじん)が好んだことで知られる黄金の組み合わせ。そして、今回送られてきた「KOIKEYA PRIDE POTATO天ぷら茶塩」は、天ぷらのようなサクサクとした食感が特徴とのことで、天茶の天ぷらと同様の役割を果たす可能性が高いわけです。

↑袋のウラには、お茶の産地と和食料理人のイメージ画像が

 

永谷園のお茶づけは全てを受け止める巨大な存在

↑ベースとなる永谷園「お茶づけ海苔」

 

さっそく同梱の 永谷園「お茶づけ海苔」を作ってポテチを乗せ、GetNavi編集部のご意見番、M副編集長に試食してもらいました。するとM氏は開口一番、「思い上がるな!」と一喝。「お茶づけのおかきが増えたようなものですよ。ええ、おかきが増えたようなものです。一時、永谷園を主食としていた私だからよくわかる。これはポテチの力じゃない、永谷園のお茶づけが偉いんだ! いわば、永谷園は世界を支える亀みたいなもの。イカの塩辛でも何でも合うし、何でも受け止める…そんなデケェ存在なんだよ!!」。何だこのアツさ。永谷園への愛、永谷愛があふれて、変なスイッチが入ってしまった模様です。

↑お茶漬けにポテチをオン

 

お茶漬けにポテチを乗せると、いもの美味しさがよくわかる

冷静な意見も欲しいので、編集部の20代女子、H氏に試食をお願いしました。「ポテチが温められて、ほくほくのじゃがいも感が出たというか。素材のおいもが良いからでしょうか、じゃがいもの美味しさがよくわかります。厚みがあるから、お茶漬けにしても歯ざわりがいいですね。お茶漬けだけじゃなくて、ポタージュとか、別のスープに入れても合いそうです」。なるほど、わかりやすいコメント。私も試食しましたが、まったく同じ意見です。ただし、そのジャンクな見た目から、人前で食べるのははばかられる印象。憧れの人にはもちろん、親や上司にも、決して食べる姿を見せられない…そんな「禁断性」も、本品の大きな魅力です。

↑完成した「ポテチ茶づけ」

 

ポテチ単体では自分へのごほうびとして楽しみたい上質な味

では、ポテチ単体の完成度はいかがでしょうか? リリースによると、「KOIKEYA PRIDE POTATO 天ぷら茶塩」は、「日本の誇り」を込めて、日本ならでは風土・文化・素材を発信するプロジェクトの第1弾だそう。そんな力の入った製品を、スナック好き30代男性編集のT氏に食べてもらい、感想を聞いてみました。

「厚みがあるんだよなー。しつこくないから、油が上質な感じがしますね。安いポテチだと、すぐ口の中で溶けちゃう感じだけど、これはしっかり噛んで食べてる感覚がある。あと、後味にすっごい深い『茶』っぽい味が……。いい感じ。何かいいですね! 複数でシェアするというよりは、一人の夜、自分へのごほうびとして、映画なんかを見ながら楽しみたい。そんな大人っぽい味がします」

 

さすがは湖池屋がプライドをかけて作った製品。何だかいい感じであることは伝わりました。食感が軽いので、手軽につまめるオトナのおつまみとしても良さそうです。永谷園ファンのみなさんも合わせて、ぜひ注目してみてください。

撮影/我妻慶一

 

キャンペーン内容

湖池屋×永谷園
KOIKEYA PRIDE POTATO 天ぷら茶塩は二度おいしい!
ポテチ®茶づけキャンペーン

◆当選人数 :100名
◆応募方法 :専用応募フォームに必要事項を入力して応募。
◆応募期間 :2018年5月14日(月)~5月28日(月)
◆プレゼント賞品:
湖池屋「KOIKEYA PRIDE POTATO 天ぷら茶塩」(6袋)
永谷園「お茶づけ海苔 4袋入」(1袋)
上記をセットにしてお届け。

■ 湖池屋「KOIKEYA PRIDE POTATO 天ぷら茶塩」製品情報

全国生産量の約20%を占め、日本一の抹茶の生産地として知られる愛知県西尾地域にて栽培される一番つみ茶葉より作られる抹茶と筑後川と矢部川の清流にはさまれた肥沃な土壌と豊富な伏流水に恵まれた福岡県八女にて育まれたてん茶をブレンドした「日本の誇り」を「KOIKEYA PRIDE POTATO」に込めた商品です。
商品名・内容量:「KOIKEYA PRIDE POTATO 天ぷら茶塩」・60g
価 格:オープン価格(実売価格150円前後)

■ 永谷園「お茶づけ海苔 4袋入」製品情報

永谷園の創業の商品「お茶づけ海苔」は、あられと海苔の香ばしさと、お湯をかけるだけの手軽さで、 誰からも愛される定番中の定番です。ちょっと小腹がすいたときやお酒を飲んだ後の締め、受験勉強の夜食にもぴったり。お好みの具を乗せてよし、夏は冷水をかけて冷やし茶づけにしてもよし、お好きな場面でお好きな食べ方でどうぞ。
商品名・内容量:「お茶づけ海苔 4袋入」・24g(6g×4袋入)
価 格:希望小売価格120円(税抜)

静岡ならではのひと工夫で絶品! 思わず手に取りたくなる静岡県のご当地グルメ3選

日本全国津々浦々、各都道府県のオススメ食材を紹介する【ご当地グルメ&おつまみショー】、今回は静岡県の逸品をお届け! そのまま食べても美味しい素材を、静岡ならではの愛とアイデアで更にグレードアップさせた3品を紹介します。

 

[1品目]

公式キャラクターUNAMO(うなも)のパッケージがインパクト大の絶品プリン

うなぎいも協同組合

うなぎいもプリン

浜名湖のうなぎは全国的に有名ですが、実はさつまいもも遠州地域で数百年前から栽培されている伝統の地元食材です。通常は製造過程で捨てられてしまううなぎの頭や骨を何とか生かせないかと地元の生産者・加工業者らが繋がり「うなぎいも協同組合」が設立され、うなぎを肥料にさつまいもを育てた「うなぎいも」が誕生しました。

 

「うなぎいもプリン」はこの「うなぎいも」を丁寧に裏ごししてあり、滑らかな口どけとふんわり優しい甘みが楽しめます。コーヒーにもお茶にも牛乳にも合うスイーツです。

 

小さなお子様から年配の方にも喜ばれる風味が特徴。さつまいもは食物繊維が豊富なので通常のプリンよりも健康的だと女性にも好評です。 1個250円(参考価格)。

 

↑カラメルは別添えなのでまずはプリンだけ、次にカラメルをかけて食べるのがオススメ。直営の「うなぎいも王国&カフェ」では楽しいイベントも開催されています

 

[2品目]

お茶処静岡の緑茶愛あふるる炭酸飲料

木村飲料

しずおかコーラ

木村飲料は昭和28年設立の老舗飲料メーカー。「清水ラムネ博物館」をオープンし、こだわりの原料とアイデアによる商品づくりで静岡のみならず国内外でも度々話題になっています。かなり奇抜な商品も期間限定で出しており、こちらの「しずおかコーラ」はコーラに緑茶成分を混ぜた一品で、モンドセレクションを3年連続金賞受賞しています。

 

個性の強いコーラに繊細な緑茶の組み合わせはどうなのか、と思うけれどもこれがかなり良い塩梅。緑茶色のスクリューキャップを開けるとまずはシュッと軽快な炭酸の音が耳に心地良く、次にコーラの香りが鼻孔をくすぐります。緑茶の香りはかすかですが、深蒸し茶を思わせる緑が視覚に訴え、最後にちゃんと苦みを残して清涼感もあります。

 

スナック類だけでなくお饅頭やお団子などの和菓子にもよく合うので、手土産やプレゼントにもオススメです。240ml入り210円(参考価格)。

 

↑昭和を感じさせるレトロ感漂う瓶が目を惹きます

 

[3品目]

濃厚だけどさっぱり、の万能ピリ辛ドレッシング

うまいら

うまいらみそドレッシング

「うまいら」は三河弁で「美味しいよ」の意味です。地元で採れる新鮮なコノシロ(魚)を漁港で直接買い付け、独自の製法で濃厚なのにさっぱりした出汁を抽出。そして秘伝の製法を守り、熟練職人が自社工場で味噌と調合し「うまいらみそは」でき上がっています。

 

この味噌に食欲をそそる韓国風ピリ辛風味を加えたのが「うまいらみそドレッシング」で、サラダはもちろん、豆腐や餃子のたれ、チャーハンを作る際の調味料にと色々なアレンジができます。

 

ピリ辛ですが後に残る鋭い辛さではなく、旨みを感じる風味なので何に合わせても「うまいら」です! 280g入り510円(参考価格)。

 

↑ドレッシングの深紅色がサラダを華やかに見せ、ピリ辛風味に食欲が増します

 

「ふぐの生ハム」が600円台でいいの? やっぱり日本酒が合う、やさしいのにリッチな味

ふぐは、いわずと知れた高級魚。特に旬とされる冬では、ふぐちり(鍋)などでぜひ食べたい食材のひとつです。このほど、そんなふぐを一般家庭で手軽に味わえるおつまみの存在を知りました。

 

天然のふぐの旨みを生かしつつ燻製した、上品な味わい

その商品は、玄洋社「ふぐの生ハム」。トラフグより安価ながら、味には定評がある天然物のマフグの身を、ウイスキー樽を砕いたホワイトオークのチップでスモークした商品です。魚の身に火が通らない「冷燻製」という手法を使い、生ハムとして仕上げています。

真空パックされた袋を破ると、ほんのりスモークの香りが。香りは、サクラチップによる燻製に比べてやや弱めです。食べてみると、身はかなりしっかりしていて、歯ごたえが強いことにびっくり。その歯ごたえには、「ごりっ」という擬音語をあてたくなるほど。味わいは、燻製の味が濃くないため、どちらかというと刺身に近いような印象を受けました。スモークによる上品な甘みとふぐのやさしい旨みが適度に交差し、しつこさを感じさせることなく、十分な満足感を与えてくれます。

そんな本品をお酒とあわせるのなら、味の濃くないものがよいでしょう。特に相性が良いのが淡麗な日本酒。両者の旨みが重なり、リッチな味わいが楽しめます。なお、燗を合わせた場合は、よりふぐの旨みが出やすくなりますから、さらに濃厚な味わいに。

また、その他のお酒で一番合うと感じたのが白ワイン。ただし日本酒に比べるとどうしても渋みがあるので、すっきりした、辛口のものを選ぶのがおすすめです。焼酎との組み合わせもアリですが、味やアルコール度数が強いぶん、ふぐの風味を感じづらいのが気がかりでした。種類は比較的すっきりしたものが多い麦や黒糖を、飲み方はロックのほか水割りにするのがベターです。

 

相方のお酒はやや選びますが、ちょっと贅沢したいというときにはぴったりのおつまみ「ふぐの生ハム」。とはいえ価格は600円と、ふぐを使った商品のなかではお手ごろですから、ぜひ試してみてはいかがですか?

 

【満足度ポイント】

日本酒 ★★★★★

白ワイン  ★★★★

焼酎 ★★★

 

玄洋社
ふぐの生ハム
実売価格648円

【立ち食いそば】住民のために、あえて他店の味を再現!? さば節の濃厚つゆが笑顔を呼ぶ中延の名店

「大和屋」は、ゆで麺・甘辛つゆの正統派立ち食いそばを出す店。朝6時15分に店が開くと、10人で満席のカウンターは早起きの職人さんですぐにいっぱいに。その後もビジネスマンをはじめ幅広い層の客で賑わう。

 

熱々の甘辛つゆがうまい! 中延住民のソウルフード

↑「五目天そば」(430円)玉ねぎ、かぼちゃ、いかげそなど7つの具材入りかき揚げをトッピング。つゆを吸って崩れる衣がうまい!

 

店の魅力は、第一につゆにある。丼が持てないほど熱々のつゆをゴクリと飲むと、そのうまみに笑みがこぼれる。だしは濃厚なコクを出すために、さば節のみを使用。カエシにはだししょうゆを使うが、これは静岡県掛川あたりの味なのだとか。

 

そして、そのつゆに浸っているのがふわふわのゆで麺だ。やや細めで独特のもっさり感があり、甘辛のつゆとよく絡む。天ぷらは16種類あり、ショーケースにずらりと並ぶ様は壮観。定番のかき揚げのほか、五目天やげそ天が特に人気だ。

↑ぶつ切りのいかげそと玉ねぎのかき揚げがのった「げそかきそば」(400円)。げその食感とうまみで一気に完食できる。このほか4~10月はもりそば、冷やしそば、うどん、きしめんを扱う

 

店主はもともと浜松町で別の立ち食いそば店をやっていたが、バブル期の地上げに遭い閉店。中延で新規巻き返しを図った。幸運なことに、この場所は大和屋以前もその前も立ち食いそば店で、最初から〝常連〟がいた。店主は、大和屋以前に中延駅前にあった店のつゆの味をあえて再現。ゆえに、数十年ぶりにこの地を訪れた人が「ここの味はいつも変わらないね」と喜んだという。大和屋は、中延定番の味を守り続けているのだ。

大和屋
住所:東京都品川区中延4-5-4
営業時間:6:15~21:00(月~土)、7:00~14:00(日)、6:15~15:00(祝日)
定休日:無休

 

【その他のお店を知りたい方はコチラ!】
20171228-s500
立ち食いそば名鑑120 首都圏編
定価:本体690円+税
発売日:2017年12月7日
発行所:(株)学研プラス

サントリーのペプシ/レモンティー/炭酸水の新旧飲み比べを実施! いちばん進化していたのは?

サントリーは昨今、「クラフトボス」が特にブレイクしてペットボトルコーヒーという新ジャンルを築いてきましたが、今年も注目商品は目白押しです。しかもこの春は新機軸やリニューアルが大豊作。ということで、旧作をキープして新作との比較をしました。有名な3ブランドに的を絞ってレポートしたいと思います!

 

 

新旧でいったいどこが変わったか?

最初は、まさかの大幅リニューアルで度肝を抜いた「サントリー 南アルプススパークリング」。こちらは国内アウトドアブランドの旗手・スノーピークと共同で開発した新商品となります。ただ、これまでも「サントリー天然水」ブランドから炭酸は出ていたので、どう違うのかは気になるところ。

↑中央から左の2本は旧で右は新。それぞれ右側はレモンです

 

中身的な進化は、従来品に比べて製造充填時のガス圧を大幅にアップとのこと。発表会では従来の3.4kgから3.8kgに強化されたと説明がありましたが、比べてみないとどれほどかはわかりません。ということで、さっそくチェック。

 

感想は、なんとなく強い気がするというレベルで、なかなかわかりづらいというのが正直なところ。無味、無臭で炭酸の強さの変化を比べるのがこれほど難しいとは。ただし、本商品はボトルの形状にも工夫がされています。直飲みで再度チェックしてみました。

 

↑このラムネの瓶のような新型ボトルには意味があるのです。それが傾けた際の中身の流量

 

 

これで納得! 流れる水量が多くなるぶん勢いも増して、刺激がアップしている気がします。また、ボトルの口径はグラスよりも小さいので、より炭酸の強弱がわかりやすい印象。直飲みで比べるまでは「そこまで変わらないのでは?」と思っていましたが、総合的な結論としては新商品のほうがパワフルな爽快感です! ちなみに、キャップ開封時の音も「ポン!」と鳴るように工夫されているので要チェックを。

 

↑レモンも、ボトルで飲み比べた方がはっきり違いがわかります

ペプシは大胆な変化を遂げて朝ティーも見ため以上に進化

お次は、日本ではサントリーが展開しているペプシコーラ。これまでも「ネックス」や「ストロング」などの進化をし、またあるときはキュウリ、ホワイト、ピンクなど挑戦的なフレーバーを限定発売する試みも魅力のひとつでしたが、今春にフルモデルチェンジといえる刷新となりました。「ペプシ Jコーラ」の誕生です。

↑一目瞭然でしょう。デザインだけを見ても大胆なリニューアル。中央は「ペプシ Jコーラ ミッドナイト」という特殊なフレーバーです

なんでも、日本の“コーラ好き”ヘビーユーザーが最も満足できる新しいコーラを目指したとか。開発はゼロベースから行い、100名を超えるコーラ好きの生の声からニーズを汲み取り、厚みのある飲みごたえや、すっきりした後味がもたらす爽快感を実現させたそうです。

 

まずはレギュラータイプからチェックしました。旧は「これこそペプシの味」と思えるストレートなコーラテイスト。当たり前ですが、コーラ特有のパンチや爽快感も期待通りの仕上がりです。ではJコーラはいかがでしょう。公式情報では「日本独自のスパイスとシトラスフレーバーの配合バランスで中味を設計」とのことでしたが、複雑味のあるフレーバーがファーストタッチから余韻まで感じられます。また、酸味も強まった印象。成分としてはカフェインが19mgから9mgと減っていますが、物足りなさは感じません。炭酸も期待通りの強さです。

 

 

一方でゼロのタイプは、レギュラーよりも違いがわかりづらい気がしました。もともとゼロにしているぶん、味わいもおとなしいからかもしれません。とはいえJコーラのウリであるスパイシーさは十分感じられ、特に香りにおける酸味が強くなった印象でした。ベタベタしない軽い飲み口ですが、しっかりと甘さもあって余韻の後切れも抜群。カロリーや糖類などが気になる人には、やっぱりこれがオススメです。

 

 

比較対象はありませんが、「ペプシ Jコーラ ミッドナイト」も試してみました。こちらは日本のコーラ好きの約半数が、コーラを夕方~夜の時間帯に飲むことに着目したフレーバーとのことで、カシスの風味が決め手になっているそう。飲んでみると、これは非常にアリ! セクシーさをにおわせる妖艶なニュアンスがあって、ラムコークやウイスキーコークなどの割り材としても合う印象。でも、大人だけでなく子どもにも好まれそうなブライトな甘酸っぱさがあるとも思いました。

 

最後は、パッケージデザインとしてはじっくり比べないと違いがわからない「プレミアムモーニングティー」シリーズを。リニューアルしたレモンティーと、5月8日から新発売となった白桃ティーを試してみました。

 

↑デザインはあまり変化ありませんが、イラストがやや大きくなっている右が新しいタイプです

 

でも味わい的には大きな進化を感じました。甘さはそのままに、旧はシャープなキレのある一方で、新作は自然でやさしいテイスト。それでいてレモンの酸味は豊かなので飲み口としては全体的においしくなっていて、ナチュラルな印象にも。より本格的になったというか、大人の味わいになったというか、プレミアム感がアップしています。

 

 

白桃ティーも飲んでみました。こちらはフルーティで甘い香りが芳醇。紅茶のテイストもしっかりあるので、桃のフレーバーウォーターとは一線を画すすっきり風味や大人の余裕も感じられます。あとはパッケージ的にもですが、女性に好まれそうな仕上がりですね。

 

↑ちなみに、レモンティーはリプトンの「香り贅沢茶葉」なのに対し、白桃ティーはアッサム茶葉を使用。同シリーズのミルクティーと同じですが、アッサムのほうが白桃と相性がよかったということでしょう

 

今回紹介した商品は、どれもゴクゴク飲めるタイプ。水分補給にはもちろん、のどの渇きを潤したい、リフレッシュしたい、といったシーンにもぴったりです。特にこれから暑くなる季節なだけに、よき相棒となってくれるでしょう。個人的には攻めたと思える今回のリニューアル、ぜひ体験していただけたら!

 

海外の赤ちゃんは何を飲んでいる? 世界のミルク事情

日本では、母乳以外で赤ちゃんの栄養といえば「粉ミルク」が一般的ですが、海外では「液体ミルク」もあり、ふたを開けて飲ませるだけの便利な商品が売られています。日本でも東日本大震災や熊本地震の際に液体ミルクが認知され始め、国内での販売を希望する声が大きくなりました。

 

液体ミルクからも分かるように、人工栄養の種類に関して日本と外国には違いがあります。海外のミルク事情はどうなっているのでしょうか? そこで本稿では、スウェーデン、ロシア、中国、アメリカ、ブラジルにおける人工栄養の現状を調査。粉や液体ミルクの使用率や販売されている製品を見ながら、各国の特徴や日本との相違点を探りたいと思います。

 

1:スウェーデン

スウェーデンでは母乳育児が奨励されており、Socialstyrelsen(同国の国家保健福祉委員会)によると、2015年では生後4か月までが74%、7か月までは63%の母親が母乳を与えています(ミルクとの混合栄養も含む)。従って、完全ミルクの割合は全体の30%前後と考えられます。

 

スウェーデンにおける主要ミルクメーカーは、「Nestle」や「Semper(スウェーデンの老舗メーカー)」、「HiPP(オーガニック原料のドイツメーカー)」で、この3社が粉ミルク市場を独占。種類は「粉」と「液体」があり、「月齢別」や「アレルギー対応」なども揃っています。

ただし、以前には粉ミルクに植物油脂由来による発がん性物が含有されているとの疑いが浮上。メーカーはすぐに高品質な原料に変えてこの問題を対処しました。そして、国とEUが粉ミルクに関して厳しい基準を設けるようになったそうです。

 

現在は、粉ミルクの品質向上(母乳と大差ない栄養)やライフスタイルの変化から、母乳育児は奨励されつつも減少傾向。母親たちが粉ミルクを積極的に、そして罪悪感なく使用できるようにすべきだと主張する団体もあるほどです。

 

2:ロシア

公的機関や大手メディアのデータは見つかりませんでしたが、Демоскоп Weeklyというメディアによると、ロシアの粉ミルク利用率は47%。共働きも多く、ベビーシッターを雇う文化が日本より進んでいるので、母親たちも早く社会復帰します。

 

ロシアの人工栄養は欧州メーカーの粉ミルクが主流で、Nestleの「NAN(ナン)」とオランダ製の「Nutrilon(ヌトリロン)」が代表的です。液体ミルクは入手可能なものの、現在は2つのメーカーの製品のみ販売されており、大手ベビー用品店かインターネットでしか取り扱われていません。

総じて、ミルクに関しては、まだまだ国内製ミルクの質が他国に追いついておらず、輸入に頼るところが大きいことが問題となっています。

 

ロシアでは冬が長く寒いので、お湯と粉ミルクの使用が一般的。持ち運ぶ間に冷たくなってしまう液体ミルクの需要はほとんどありません。

3:中国

中国産業信息網によると、同国都市部の粉ミルク利用率は8割以上となっています。女性の社会進出率が増えているうえ、産休が短めなので、中国はミルクの利用率が高いのです。

 

中国では2008年に起きた「メラミン混入粉ミルク事件」をきっかけに国産品の信頼が著しく下がり、現在でも依然として海外製品の人気が高くなっています。中国産業信息網によれば、市場シェアはドイツ製の「Aptamil」がトップで12%。その次は「Nutrilon」が6%を占めています。国内系でトップ10に入っているのは「貝因美」と「伊利」の2つ。

18年1月からは粉ミルクに関する規制を設け、登録証の取得がない企業は粉ミルクの生産、販売、輸入が禁止されました。これまで2000以上のブランドが販売されていましたが、この規制によって今年以降は500~600程度にまで減少すると予想されています。

中国では「羊の乳」から作られた粉ミルクが販売されています(写真上)。羊乳は新生児・乳児消化管アレルギーなどの原因とされる、牛乳由来ミルク(まれに母乳)に含まれるタンパク質(カゼインなど)の含有率が1~3%程度と極めて少ないため、アレルギーを起こす可能性が低いと言われており、アレルギー反応を示す赤ちゃんへの代用ミルクとして使用する人もいます。

 

4:アメリカ

ベビー用品メーカーのピジョンによると、アメリカにおける粉ミルクの利用率は47%。それに加えて液体ミルクの利用者もいます。しかし、合理主義のイメージが強いアメリカでも最近は母乳が推奨されつつあり、「母乳育児」の傾向が高まっているのです。

 

米国のミルクの種類は主に次の3つに分けられます。

1)お湯で溶かすタイプの一般的な粉ミルク

2)調乳の必要がない、ふたを開ければすぐに飲める液体ミルク

3)濃縮還元の水溶けミルク

 

粉と液体ミルクの代表的なメーカーは「Similac(シミラック)」と「Enfamil(エンファミル)」。1つのメーカーから「あらゆる種類のミルク」が販売され、「吐き戻ししやすい」、「お腹が弱い」、「ミルクアレルギーがある」など、赤ちゃんの状態や特性に応じてミルクが選べるようになっています。

液体ミルク(写真下)も、便利さと衛生面で支持されていますが、価格がややネック。新生児用の量で1本59mlのものが約1ドル、1歳前後の1本237mlのものが約2ドルとなっており、粉ミルクの倍のコストがかかります。

しかし、液体ミルクは割高な一方で、外出時に利用する方をよく見かけます。アメリカでは生後数週間の赤ちゃんでも親と一緒に外出することが普通に行われるため、開けて飲ませるだけという利便性が人々に気に入られています。

5:ブラジル

ブラジルでは「2歳まで母乳育児」が推奨されています。しかし、母親の産休が6か月しかないため、職場復帰を機に粉ミルクへ変更する場合が多いのが現状。公的機関や大手メディアのデータは見つかりませんでしたが、Lunetasというメディアによれば、ブラジルでは6か月まで完全母乳で育つ赤ちゃんの割合は38.6パーセントなので、粉ミルク利用率は約62%となります。

 

ブラジルも日本のように「液体ミルク」はなく、製造・販売されているのは粉ミルクのみ。Nestleの「NAN」と「NESTGENO(ネストジェーノ)」、Danoneの「Aptamil」と「Milnutri(ミルニュトーリ)」が高い市場シェアを占めており、この2社は「母乳と同じような栄養素を持つミルク」や「ラクトースフリー」、アレルギー用の「乳たんぱくフリー(大豆ベースのもの)」などの各種ミルクを販売しています。

さらに、各社は上記ミルクに加え、6か月くらいから食べられる「シリアル入り」や「フルーツ味の米粉やコンスターチ」ベースの「栄養補助食品」も販売しています(写真上)。しかし、これらは便利な反面、危険な側面も。粉ミルクと共に「与えすぎて」しまうと、赤ちゃんが糖分過多や太り過ぎたりすることがあるのです。

また、ブラジルでは昔から「入眠儀式」として温かいミルクを飲ませる習慣があり、乳児期から就学前、もしくはそれ以降でも「フォローアップミルク」を飲む子どもがいます(写真上)。1歳を過ぎて哺乳びんを卒業していく日本とは違って、4〜5歳になっても就寝前に哺乳びんで粉ミルクを飲むことは珍しくないのです。

 

日本:高まる液体ミルクへの期待

日本における粉ミルク使用率は月齢に比例して高くなります。厚生労働省によると、0か月の完全ミルクは約3.5%ですが、6か月では約40%になり、それに混合栄養(母乳と粉ミルクの両方を与えること)も合わせると、その割合は6割以上(6か月の時点)に増加。母乳育児が推奨されつつも、「完全母乳」で育てる人のほうが少ないということが伺えます。

 

粉ミルク市場でも、国内メーカー大手5社などから多種多様のミルクが販売されています。国産粉ミルクを初めて販売した「和光堂」、乳業メーカーの「森永」や「雪印」、そしてお菓子で有名な「明治」や「グリコ」が市場に参入。アレルギー用のミルクだけでもメーカーごとに種類があり、味や栄養素も違うので、ミルクの「比較サイト」や「好み」などから選んでいくのが賢明です。

そして冒頭でも述べたように、日本でも液体ミルク解禁の動きから、厚生労働省が国内製造へ向けた食品衛生法や製造に関する規格の法整備を行っています。早ければ今夏には省令が改正され、国内製造が可能となる模様。しかし、実際に消費者の手に渡るのは、商品開発や生産ラインの確保など含めると、早くても2年後ではと言われているようです。

 

以前より設備が整ってきたとはいえ、外出先などでの調乳は大変だったりします。液体ミルクなら調乳する手間もなく、常温保存も可能なので、災害備蓄はもちろん、母親の負担を減らす意味でも大いに役に立つでしょう。販売が実現されるまでは、液体ミルクへの期待は高まりそうです。

【立ち食いそば】ここの天丼、本当にオススメ! エッジの立ったそばと合わせて大満足の五反田の名店

五反田駅にほど近いビジネス街の一角に、立ち食いそば好きから評価の高い店がある。平成20年に開業した「そば処 ことぶき」だ。

 

麺のコシ&のどごしが抜群で盛りつけもいい大満足店

↑「ばら天丼セット」(570円)同店人気の「ばら天」を天丼にして提供。自慢のそばもついて、味も量も文句なし

 

麺は押し出し式製麺機を使った二八そば。エッジの立った細麺はコシ、のどごしが素晴らしい。つゆはかつお節、宗田節、さば節で取っただしに甘めのかえしを合わせたもの。重厚だが、だしが主張しすぎず絶妙なバランスだ。

 

揚げものはえび天、ささみ天など6種類で、注文後に揚げる。オススメはばら天で、玉ねぎ、にんじん、いんげんをバラバラに揚げるのが面白い。衣は薄くクリスピーで、野菜の甘みがある。ばら天をご飯にのせ、甘辛いタレをかけた「ばら天丼」もうまい。

↑夏季限定メニュー「特製ことぶきそば」(630円)。オクラ、とろろ、とろろ昆布、梅ペーストをトッピングし、さっぱりと食べられる

 

盛りつけなど、細かい部分に手を抜かないのもうれしい。この店のそばには、食欲を満たす以上の満足感がある。


そば処 ことぶき
住所:東京都品川区西五反田2-10-8
営業時間:11:00~21:00(月~金)、11:00~15:00(土)
定休日:日、祝日

 

【その他のお店を知りたい方はコチラ!】
20171228-s500
立ち食いそば名鑑120 首都圏編
定価:本体690円+税
発売日:2017年12月7日
発行所:(株)学研プラス

夏の東京土産に。あの国民的炭酸の味がする「サクッチホロッチ」が、うんまい!!!

昨年夏、イチオシ東京駅スイーツ土産としてご紹介した「東京百年物語」に、待望の第2弾が登場します。前回は「森永ミルクキャラメル」とコラボして好評を博しましたが、今回誕生したのは国民的炭酸飲料とタッグを組んだ「キリンレモン サンドクッキー」!

 

5月21日、JR東京駅内地下1階にある「グランスタシーズンセレクト」での発売を皮切りに、東京都内のターミナル駅内にて、初秋までの期間限定販売です。今回はリリースに先がけて行われた「東京百年物語」の新商品発表会の様子と、その魅力をレポートします。それにしても、毎度のビッグネームとのタイアップには驚かされるばかり……。

 

歴史的名作×パティシエの技でつくる「東京百年物語」

ティラミスで知られる人気の洋菓子ブランド「C3(シーキューブ)」から誕生した「東京百年物語」。「東京で長年愛された味わいを使って、百年先までずっと愛される東京土産を」という想いのもと、もはや定番の域に達したロングセラー商品と、シーキューブが誇るパティシエの技を融合させたお菓子を生み出します。

↑前回大ヒットの東京百年物語。今回もかなり期待大!

 

冒頭でも触れましたが、今回のお相手はキリンレモン。実は2018年が90周年のメモリアルイヤーで、それを記念したリニューアルの甲斐もあり、今年も売れまくっています。誕生時より大切にしている「人工甘味料不使用」「着色料不使用」「無色透明の瓶」など徹底した品質へのこだわり、そしてそこから生まれる自然で爽やかなおいしさが、時代を超えて人々の感性にマッチしているのでしょう。

↑90周年を機に今春リニューアルしたキリンレモン。初代の瓶をモチーフにしたデザイン

 

お土産におすすめ!サクッと軽い、爽やかレモンスイーツ

そんな流れで生まれた「キリンレモン サンドクッキー」も、爽やかな味わいを焼き菓子で表現。この季節にぴったりのスイーツに仕上がっています。

↑なんとも愛らしい見た目です

 

ベースとなるのは、シーキューブの人気菓子「サクッチ・ホロッチ」。国産バターを使った、サクサク・ホロホロの軽くやわらかな食感が特徴です。そのひとつひとつに、レモン味のホワイトチョコレートをサンド。口に入れると、炭酸飲料を思わせる清涼感あふれる甘酸っぱいおいしさが広がります。かわいいビジュアルのなかに、まさに「キリンレモンのおいしさを詰め込んだ」、といった感じ。これはウマい!

↑「サク・ホロ」っとしたクッキーの心地よい食感と、甘酸っぱいチョコレートが絶妙!

 

↑新商品について語る駒居崇宏シェフ。コンクール受賞歴多数のスゴ腕です。

 

歴史ある企業とのコラボということで、それを表現したパッケージデザインも秀逸です。創業当時の雰囲気をいまに伝える、由緒正しく、かつレトロモダンなデザイン。そのなかにキリンレモンのような爽やかさを添えて。贈り物にも活躍してくれそうな格式高さを感じます。パッケージには10個入と15個入、ふたつのセットがあります。

↑10個入/918円(税込)

 

↑15個入/1377円(税込)

 

 

担当者によると「このシリーズは現在第4弾まで考えている」とのこと。今後のコラボ展開もますます楽しみになってきました! 爽快感があって、これからの季節にぴったり。もちろん夏の東京手土産にもオススメの「東京百年物語 キリンレモン サンドクッキー」は要チェックですよ!

【明日発売】ペットボトルコーヒー市場に日本コカ・コーラが参入! 「ジョージア ジャパン クラフトマン」を飲み比べてみた

仕事の合間や休憩中に一息つきたいときの定番ドリンクといえば、どこでも手軽に飲める缶コーヒーですね。近年、コーヒーの国内消費量は増加しつつあり、缶コーヒーに限らずカフェで抽出される本格コーヒーやコンビニコーヒーなど、様々な形態でコーヒーが飲めるようになっています。

 

そんな国内コーヒー市場でいま注目を集めているのは、“ペットボトルコーヒー”。クリアなボトルに入れられたコーヒーがこれまでにないスタイリッシュな印象で、従来缶コーヒーを飲まなかった女性や若い世代にもヒットしています。

 

そんななか、缶コーヒー「ジョージア」でおなじみの日本コカ・コーラから、水出し抽出によるコーヒーを使用したすっきりとした後味のペットボトルコーヒー「ジョージア ジャパン クラフトマン ブラック」と「ジョージア ジャパン クラフトマン カフェラテ」が2018年5月14日より全国で発売されます。いずれも500mlペットボトル入りで、価格はブラックが139円、カフェラテが149円(いずれも税別)。

 

このジャパン クラフトマンシリーズは、これまでのジョージア製品とどのように違うのか、日本コカ・コーラ広報部でブランドPRマネージャーを務める大内多恵子さんにお話しを伺いました。

 

――まずはジョージアブランドについて教えて下さい。

大内さん(以下、敬称略):ジョージアは1975年に発売されて以来、43年の歴史を持つ日本生まれのロングセラーブランドです。

 

――本国のブランドではないのですか?

大内:実はそうなんです。当時、本社があるアメリカでは、コーヒーは自宅やお店で淹れたてを飲むスタイルが一般的でした。そのため、コーヒーを缶容器に入れて販売することに反対もあり、日本コカ・コーラのオリジナル製品として開発されました。ジョージアという名前の由来は、米コカ・コーラ本社があるジョージア州アトランタからきています。

 

当初は日本だけで販売されていましたが、現在ではアメリカをはじめ、中国・韓国・インドなど世界の国々でも販売されています。

 

――ジョージアは非常に多くのラインナップがありますが、現在国内ではどれくらい新製品が発売されているのでしょうか。

大内:これまでジョージアの名称をつけて販売されたものは、今日現在までに550種類以上あります(サイズ展開も含む)。また、地域限定のアイテムを含めると、年間で(定番製品も含めて)約30種類の製品があります。

 

現行のラインナップは大きくわけて3シリーズに分けられます。まずは定番の「エメラルドマウンテンブレンド」シリーズ。こちらは、しっかりとした味わいと香りで、トラディショナルな缶コーヒーとしてのおいしさを追求しています。仕事の合間や休憩時に飲みきれるよう、内容量は少なめになっているのが特徴です。

↑ジョージア エメラルドマウンテンブレンドシリーズ

 

続いて、専門店で提供されるような本格的なコーヒーの味わいを追求した猿田彦珈琲監修による「ヨーロピアン」シリーズ。こちらは、カフェでコーヒーを飲むような本格志向の方にも飲んで頂ける、香りにこだわったシリーズです。再栓可能な缶ボトルを採用しており、机に置いて仕事をしながらちょっとずつ飲むようなデスクワーカーの方にも人気となっています。

↑ジョージア ヨーロピアンシリーズ

 

2015年にジョージア40周年の集大成として登場した「ザ・プレミアム」シリーズは、ジョージア史上最高傑作となる自信作。仕事やプライベートで頑張った自分へのごほうびというコンセプトで、リッチなコクと香りが楽しむことができます。

↑ジョージア ザ・プレミアムシリーズ

 

――従来のジョージアと、今回登場した「ジャパン クラフトマン」シリーズとの違いを教えて下さい。

大内:「エメラルドマウンテンブレンド」は、いわゆる缶コーヒーならではおいしさを追求した、コーヒーのコクをしっかりと感じられるタイプ、「ヨーロピアン」は淹れたてのような香りと味を楽しんでいただける飲み口ですが、「ジャパン クラフトマン」は、水出し抽出によるコーヒーを使用し、やさしい口あたりと、さわやかなコーヒー感、すっきりとした後味を実現しています。500ml入りなので、水分補給としてお茶のようにゴクゴク飲んで頂きたいですね。

↑ジョージア ジャパン クラフトマンシリーズ

 

――たしかにすっきりと飲みやすい味わいですね。ペットボトル入りのお茶の代わりにもなりそう。想定されている顧客層もこれまでとは異なるのでしょうか?

大内:エメラルドマウンテンブレンドシリーズなどは、これまで缶コーヒーを愛飲して頂いていた30代~50代の働く男性をターゲットにしていましたが、ジャパン クラフトマンは缶コーヒーに抵抗を感じている若い世代や女性にも飲んで頂ける製品となっています。

 

――よくわかりました。本日はありがとうございました。

 

味の違いは!? ジョージアシリーズ13種を飲み比べ

日本コカ・コーラからお土産にジョージアの現行ラインナップを頂いたので、缶コーヒーを普段から愛飲している編集部一同で飲み比べてみました。メンバーは女性1人を含む20代から40代までの編集部員総勢6名です。

 

ブラック

↑左から「ジョージア ジャパン クラフトマン ブラック」、「ジョージア ヨーロピアン 香るブラック」、「ジョージア エメラルドマウンテンブレンド ブラック」(いずれも無糖)

ジャパン クラフトマン「第一印象は“香ばしい”感じ。フワッと香ります」「余韻に苦みを感じますが、すっきりしていて飲みやすい」「普段ブラックは飲まないのですがこれなら飲めそう」

ヨーロピアン 香るブラック「酸味やコクなどが感じられて本格的」「余韻もしっかりあって後味がいいですね」「3つのなかでは香りが1番いいです」

エメラルドマウンテンブレンド「さっぱりとしていてキレがあります」「ほどよい酸味もありますね」「こちらもすごく飲みやすいです。もっと深みがあってもいいかも」

 

ブレンド

↑左から「ジョージア エメラルドマウンテンブレンド」、「ジョージア ザ・プレミアム」、「ジョージア ヨーロピアン 熟練ブレンド」、「ジョージア ヨーロピアン ヴィンテージブレンド」

エメラルドマウンテンブレンド「この味だ~という定番の安心感がありますね」「コクはあるのにすっきりした飲み口。苦みがないからかな?」「しっかり甘いので疲れたときに飲みたくなります」

ザ・プレミアム「エメマンに比べてクリームのまろやかさが感じられますね」「渋みもあってコクがあります」「香りに特徴があって好みが分かれるかも」

ヨーロピアン 熟練ブレンド「ほかよりも甘さやミルク感が控えめですね」「ブラックとレギュラーのあいだの位置づけかな」「すっきりしたいけどブラックという気分じゃない、というときにいいかも」

ヨーロピアン ヴィンテージブレンド「熟練ブレンドよりもミルク感が強くなっています」「エメマンほど甘くなく、後味はすっきり」「食後に飲みたい感じです」

 

カフェラテ/カフェオレ

↑左から「ジョージア ジャパン クラフトマン カフェラテ」、「ジョージア ヨーロピアン ビターカフェラテ」(無糖)、「ジョージア ヨーロピアン カフェラテ」、「ジョージア ザ・プレミアム カフェオレ」

ジャパン クラフトマン「ミルク感が結構あります」「コーヒー感は弱めですね」「缶コーヒーを飲んだあとはニオイが気になって口をすすぐこともあるのですが、こちらは口に残りません」

ヨーロピアン ビターカフェラテ「渋みや香りなど、コーヒー感がしっかりあります」「甘くないので糖分を取りたくないときにいいですね」「コーヒー好きに飲んでほしい本格的な味わいです」

ヨーロピアン カフェラテ「こちらはビターカフェラテに比べてかなりまろやか」「甘みとミルク感がしっかりあってミルクティーのようです」「くつろぎたいときに飲みたいですね」

ザ・プレミアム「生クリームの存在感がかなりあります」「ヨーロピアン カフェラテよりまろやかさにコクがありますね」「甘みもしっかりあって、デザートドリンクという印象」

 

微糖

↑左から「ジョージア ザ・プレミアム 微糖」、「ジョージア エメラルドマウンテンブレンド 至福の微糖」

ザ・プレミアム「すっきりとした甘さで、まさに微糖」「エメマンよりもクリーミーです」「甘みがほしくないときにオススメ」

エメラルドマウンテンブレンド「こちらは微糖といいつつ結構甘いですね」「後味がほろ苦い。黒糖っぽさがあります」「コクがあって、どこかキャラメルのような味わいです」

 

編集部員のコメントを参考に、ぜひお気に入りの1本を見つけてみて下さい。

 

超ヘルシーで生食も可能! いま注目を集める「ダチョウ肉」に迫る

昨今、ジビエブームもあって、さまざまな鳥獣の肉が食卓に上がるようになってきました。今回紹介するのは、ヘルシーで健康にいいことから注目を集めるダチョウ肉。鮮度のよいものを正しく調理すれば、生食も可能なお肉なのです。今回は、実際に自宅で食べる機会を得たので、いったいどんな味だったのか、以下で詳しくレポートしていきます!

 

ボクシングのチャンピオンも愛食するほどヘルシーなダチョウ肉

世界最大の鳥、ダチョウ。動物園などではよく見かけるこの鳥は、とてもヘルシーで、地球にもやさしい新食材として近年注目を集めています。

 

ダチョウ肉がどれほどヘルシーなのか、牛肉と比較してみると、カロリーは5分の1、脂質は60分の1、コレステロールは3分の2という話もあります。筋肉質であるダチョウの肉は、ほかの食肉と比べて脂が少ないのです。また、ダチョウ肉はダイエットや筋肉増強に効果があるクレアチン、カルニチンも多く含有しており、アスリートからも高い支持を集めています。普段からダチョウ肉を愛食しているというプロボクサーの木村 翔選手は、先日WBO世界フライ級王座を獲得・防衛にも成功しました。

 

また、ダチョウは病気に強く、少ない餌で大きく育つため、飼育が容易なのが特徴。しかも土壌や水質汚染の原因となる物質を排泄しないため、地球にやさしい動物でもあるのです。

 

食べるならやっぱり刺身! 部位ごとの味の違いを堪能

そんなダチョウの肉をまずは生でいただいてみましょう。

 

もも、フィレ、もも、砂肝、レバー、ハツ、ドラムといった部位ごとに味の違いがあり、今回はそのうち、もも、砂肝、レバー、ハツを刺身でを試食してみました。それぞれの味を紹介していきます。

 

もっともオーソドックスな部位、もも。刺身からステーキまで、どのような料理にも向く万能さが特徴です。筋肉質の赤身はとてもすっきりした味わいで、しつこさがまったくありません。噛みごたえも十分にあり、噛めば噛むほど肉の味が染み出してきます。

 

「え、これ鳥の肉なの?」と言いたくなるほどクセがありませんから、シカやイノシシといった、ジビエ系の肉が苦手という人にも自信をもっておすすめできる食材です。

 

そのままでも十分おいしいですが、ごま油や、にんにく・しょうがを入れたしょうゆを少しつけていただくと、また違った旨さを楽しむことができます。

↑赤みが際立つもも。ダチョウをはじめて食べるなら、まずはこれから

 

次に箸をつけたのが砂肝。もちろんこれも刺身でいただきました。

 

普段よく食べている鶏の砂肝から、「硬いのかな?」と先入観をもって食べた筆者ですが、そのやわらかさにびっくり。その独特な歯ごたえを擬音語で表すなら、シャキシャキというのが最も当てはまるでしょう。味はとても淡泊で、なにかをつけていただくなら、ごま油のような味がしつこすぎないものがおすすめです。

↑ダチョウの砂肝は、淡いピンク色の見た目。意外性のある味を堪能できます

 

さて、続けてレバーをいただきます。

 

レバーというと、ほかの食肉では、濃厚ながらもクセがあって人によっては食べにくさを感じる部位です。しかし、ダチョウ肉ではその欠点がありません。口当たりはとてもトロトロで、噛みしめていくと追って味が出てきます。レバーらしい濃厚さはありながら、生臭さはまったくなく、食べにくさとも無縁。レバー嫌いの人にも、一度食べてほしい逸品でした。

↑レバーの味は独特。初めて食べると驚くはず

 

お次は心臓にあたるハツ。この部位は、レバーとは違ったコクの深さが印象的で、「ああ、赤身ってこんな味なんだ」と感じられる余韻があります。コクを楽しんで噛み続けているとはじめはコリコリとしていた肉が徐々にとろけてきます。そこまで噛んでいれば、肉の味わい深さを十分に感じることができて、少量でも十分な満足感がありました。

↑紅白の見た目が特徴的なハツ。赤身ながらももとは違う味わい深さ

 

なお、砂肝、レバー、ハツはももに比べてとれる量がすくない希少部位です。入手することも難しいのですが、それを食べられたときのうれしさは格別。食べられるお店を見つけるだけでも難儀ですが、それだけの価値はあると感じました。

 

タタキやローストなら、すっきりながらジューシーな味を楽しめる

続けて、ダチョウ料理のバリエーションを紹介しておきましょう。

 

まずは、もものタタキ。刺身とは違って肉の外側に火が通っており、刺身とは異なる歯ごたえが印象的。火を通していることでジューシー感が増しており、こちらのほうが“肉らしい”味になっています。肉の外側と内側で食感が違いますから、それを楽しめるのもタタキならでは。刺身とはまた異なった味わいで、ダチョウ肉の食べ方の幅広さを体感させてくれます。

 

なお、刺身より味の出ているタタキは、パクチーのようなさわやかな付け合わせと一緒に食べるのも美味。アクセントが加わることで、ダチョウ肉の味をより引き立ててくれますよ。

↑もも肉のタタキ。刺身とは違った芳ばしい美味しさ

 

そして、最後に食べたのが、ダチョウの最高級部位、フィレのロースト。今回は、家庭でも作りやすい、しょうゆベースのソースをかけていただきます。

 

牛肉にも似た歯ごたえと独特のやわらかさを兼ね備えるこのロースト。刺身では淡泊だったダチョウ肉の味をとても強く味わうことができて、ひと噛みごとに「肉を食べている」幸福感を強く感じます。刺身では想像できなかったほどジューシーで甘みがあり、まさに“ほほが落ちる”感覚でした。筆者の感覚では、ダチョウ料理のなかでも最も肉らしい味に感じられましたから、肉好きの方にはぜひ食べていただきたい部位・料理です。

↑柔らかさが特徴のフィレ。価格も高いですが相応のうまさです

 

なお、国内でのダチョウの飼育は、畜産王国の鹿児島を筆頭に、徐々に広まっているとのこと。特に鹿児島・鹿屋で生産されるダチョウ肉は、日本で唯一、国際衛生管理規格の「ISO22000」をクリアしていて、生食も可能です。ヒナの生育が難しいなど、量産化にあたって障壁となることは多いそうですが、一般的に味わえる食材になる未来を期待したいですね。

 

※ダチョウ肉の生食は、今回の記事ではダチョウ肉専門販売業者の監修のもとで生食を行っています。実際に食べる際は、信頼できる専門飲食店や、ダチョウ肉専門販売業者の指導に従って食べることをおすすめします

 

ダチョウ肉の価格目安

もも:実売価格680円/100g フィレ:実売価格880円/100g

「チーズ迷子」は、これ選んどけば? 成城石井で見つけた「ミモレット」を同店オリジナルの日本酒とともに

おつまみにできるチーズはたくさん種類があって、どのアイテムにしようか迷ってしまったことはありませんか? そんなとき、試してほしいのがミモレット。コクとさわやかな酸味が特徴で、ワインや日本酒をはじめ、多くのお酒に合うとされるフランス発祥のチーズです。

 

噛めば噛むほどコク深い味がにじみ出て、後味も長く残る

オレンジ色のチーズをスーパーなどで見かけたことのある方も多いでしょう。それこそがこのミモレットチーズです。このオレンジ色は植物色素であるアナトーの色。外側はくすんだ色をしており、ぼつぼつとした穴が開いています。

 

今回は成城石井で売られていたムラカワの「ミモレットヤング」(※)をチョイスしました。セミハードタイプで、硬さは包丁でも簡単に切れる程度。熟成が進むと硬くなるのがミモレットチーズの特徴ですが、「ヤング」の名の通り、本品は早めに出荷されている商品であり、それほど熟成が進んでいないためです。

※品名は成城石井の表示に準じています

さっそく食べてみましょう。歯ごたえはしっかり、でもそれほど噛みにくいというレベルではありません。はじめ少し独特の苦みがありますが、ひと噛み、ふた噛みと、噛めば噛むほどコクの深い味が出てきます。硬さからは想像ができませんが、思った以上にクリーミーで、味に奥行きがあり、後味がずっと残ります。多少の苦みがあるものの、全体としては食べやすい部類に入りますから、万人におすすめできるチーズといえるでしょう。

さて、今回こちらに合わせたお酒が「真澄(ますみ)純米吟醸 野可勢(のかぜ)」(720mℓ1934円)。「真澄」は、長野県は諏訪にある酒蔵・宮坂醸造が造る銘酒であり、全国的にも有名です。そして、この「野可勢」は、成城石井でしか買えない限定品。純米酒に秘蔵の大吟醸をブレンドしたレアな1本なのです。フルーティな吟醸香がほのかに香る味わいには、適度な爽快感と後味の辛さがあります。純米酒もブレンドされているだけあり、コメの甘味も十分に出ていて、香り、旨みと爽快感のバランスは秀逸。万人受けする飲みやすいお酒に感じました。

 

さて、ミモレットと「野可勢」の“成城石井コンビ”を合わせてみたところ、双方の味が殺しあわず、見事なフィット感がありました。ミモレットチーズのクリーミーなコクがお酒のコメの味に混じり、とても舌触りの良い芳醇な味わいに。それはそれは上品な味わいで、晩酌というよりもオシャレなバルでお酒を楽しんでいるような気分になりました。

 

なお、こちらのミモレットは醸造酒だけでなく、アルコール度の強いお酒にも合う万能選手。ウイスキーのような、チビチビ飲みたいお酒のアテとしても抜群にいい仕事をしてくれます。アルコールの刺激を緩和してくれるうえ、チーズの深い余韻を楽しむことができます。

 

チーズは種類が多すぎてどれに手を出せばいいかわからないよ……という方、まずはミモレットから入門してみるのはいかがでしょうか?

 

ムラカワ
ミモレットヤング
実売価格507円

1位は主役の香ばしさが際立つ、リッチな一杯! カルディオリジナル「即席みそ汁」勝手にランキング

おみそ汁をイチから作ろうとすると、おだしを引いたり、具材を揃えたりと、何だかんだで大変ですよね。そんなときに頼りになるのは、お湯を入れるだけで出来上がる即席みそ汁。カルディコーヒーファームでは、さまざまな具のおみそ汁が豊富に揃っています。今回はそのなかから、オリジナルブランド「もへじ」に注目し、気になった3品をピックアップ。美味しかった順の「勝手にランキング」でご紹介します!

 

【第3位】

酒飲みさんにはコレ! しじみのエキスがじんわり染みる

もへじ 

しじみのお味噌汁 20食入

429円(税込)

まずはしじみのエキスたっぷりのおみそ汁。なんでもしじみ100個ぶんにあたるオルチニンが入っているのだとか。朝に食べれば活力が出そうですし、二日酔いにも効きそうです。赤みそと白みそのブレンドで大豆のコクも豊か。しじみの濃厚な味わいがあるので満足感も高いです。小腹の空いたときのお夜食にも、飲んだあとの締めのラーメンの代わりにもおススメ。その旨みと栄養がじんわり身体に沁みますよ。

 

【第2位】

4種のみそ×4種の具で16のバリエーションを楽しめる!

もへじ 

産地の選べるお味噌汁 16食

429円(税込)

4つの具材、4つのみそのアソートで16種類のバリエーションが楽しめるおみそ汁。16食ぶんも入って429円と、お値打ちなところも好感が持てますね。筆者は仙台生まれなので、今回は「仙台味噌」と「わかめ」の組み合わせをチョイス。クセのないおみそにしっかりとだし汁が効いていて、毎日でも飽きない味です。わかめもシャキシャキでフリーズドライとは思えないしっかりした食感。

 

みそは各地方で材料も風味も色も違うので、違った味が楽しめるところもグッドです。ストックしておくだけで、食卓がワンランク豊かに感じますよ。一袋飽きずに消費できるので、特に一人暮らしの人にはオススメです。

 

【第1位】

この価格でも納得の味! ゴボウの風味が広がる贅沢な1杯

もへじ 

国産具材のお味噌汁 ごぼう 5p

559円(税込)

こちらはフリーズドライで、お椀にブロックを入れてお湯を注ぐだけの手間いらず。化学調味料を使っておらず、野菜の自然な甘みとごぼうの香ばしい風味が口いっぱいに広がる贅沢な味。具材が豊富で、シャキシャキした野菜の食感も楽しいです。後味も爽やかで、香り良し、味良しの本格派。ほかの商品に比べると一杯あたり110円超と値段はやや張りますが、飲んでみれば納得の味わいです。即席みそ汁のなかでも抜群にお手軽なので、会社のデスクに忍ばせておいてお弁当と一緒に楽しんでもいいかも。

身体に沁みるようなおいしいおみそ汁を食べると、心底ほっとしますよね。脇役ですが、なくてはならない存在だと実感する方も多いはず。低カロリーで、ダイエット中にもオススメです。ぜひいろいろなお味を試してみてください!

皮まで食せる日本産バナナ!大発明と称される「ともいきバナナ」が世界を救う

身近な南国フルーツの代表格・バナナですが、日本は99.9%以上が輸入。産地はフィリピンやエクアドルが中心です。これまで日本産もありましたが、温度や降雨量など栽培に適した環境としては不十分で、生産量はわずかでした。しかし、大発明といえる画期的な研究によって、バナナをはじめ“日本では南国の作物が育ちづらい”という常識が覆ろうとしています。今回は世界的ニュースといえる、奇跡的な国産バナナの最前線をお届けしましょう。

 

 

糖度が高いうえに3倍のスピードで育つ

商品名は「ともいきバナナ」。名称の由来は開発における関連企業「共生バンク株式会社」にちなんだものですが、このバナナは国産なだけでなく、たくさんの魅力を持っています。ひとつずつ解説していきましょう。

↑色味、香り、サイズ、柔らかさなどは普通のバナナと遜色ありません

 

一般的なバナナの糖度は15度程度だといわれています。それに比べ、「ともいきバナナ」は約25度。1.6倍以上の甘さを持っているのです。そして、皮まで食べられることもこれまでのバナナにない特徴。あえて皮を食べる必要はありませんが、つまりは安全であり、雑味がないということなのです。

↑より具体的な感想としては、特有の渋みがないという印象です

 

栽培面での特徴としては、赤道直下でない日本でも育てられるだけでなく、普通のバナナの約3倍のスピードで実が育つことも挙げられます。でも気になるのは、なぜそんな常識破りを実現できたのかということ。

↑「ともいきバナナ」の生みの親・田中節三さん。新発明といえる、画期的な農法の成果を説明してくれました

 

秘密を解くカギは「凍結解凍覚醒法」(とうけつかいとうかくせいほう)にありました。これは特殊な溶液に浸した種子を、マイナス60度でゆっくり凍結し、解凍する農法のこと。この工程を経た苗は耐寒性を持ち、零下17度まで耐えられる(本来のバナナは年間約16~30度の気温が必要)ため、熱帯でなくても育成可能となるのです。

 

ゆっくり凍ることで環境に強いバナナが誕生した

田中さんは、もともとは海運や造船業関係の実業家。博士でも農家でもありませんでしたが、子どものころからバナナが大好きでした。しかも、当時のバナナはもっとおいしかったという記憶があり、約40年前から趣味で研究を重ねていたそうです。そこでわかったのは、昔の品種は「グロスミシェル」、いまの品種は「キャンペンディッシュ」であること。そして前者は1960年代に流行した「パナマ病」で、ほぼ絶滅していたのです。

↑手前は「グロスミシェル」の同種を復活させた「ともいきバナナ」。奥が普通に売られている「キャンペンディッシュ」のバナナ。前者は皮がやわらかく、ねっとりとした食感と豊かな甘みがあります

 

「でも、なんとかしてあのバナナを食べたい」。そう思い続けた田中さんは沖縄でハウス栽培を始め、試行錯誤に明け暮れます。しかし、なかなかうまくいきません。そんなある日、奄美大島の特産品である植物「ソテツ」のドキュメンタリー番組を見て、なぜ「ソテツ」は5億年以上前から存在し、何度も氷河期を乗り越えることができたのか、を不思議に思いました。「もしかして、凍ったことで遺伝子に変化が起こったのでは?」。これが「凍結解凍覚醒法」のヒントになったのです。ポイントは、急速ではなくゆっくりと凍結させること。

 

↑田中さん。「一度凍らせることで、バナナの生命力がより磨かれるのかもしれません。これも、冷温に強くて育成スピードが早い理由といえるでしょう」

 

そしてもうひとつ、「ともいきバナナ」の大きな特徴に、皮まで食べられることが挙げられます。この理由は、農薬を使っていないから。普通は農薬を使わないと、病原体にむしばまれやすくなってしまいます。でも「ともいきバナナ」は、炭素の効果で免疫力を高める新技術によって、無農薬栽培を実現。この技術も、田中さんが開発した画期的な農法です。

↑薬を使わず、普通に苗を放っておくと、田中さんが持っているパネルの左側のようにカビが生えてきてしまいます。でも、田中さんが開発した竹炭を活用する培養技術であれば、スクスク育ちます(右側)

 

いま、世界のバナナは「新パナマ病」におびやかされています。これは農薬や化学肥料を使用し続けた結果、それに耐性を持った新種で、中国やフィリピンなどでは不作が懸念されているとか。そこで、田中さんは「ともいきバナナ」の新技術でこれを救えないか取り組むそうです。また、日本国内の耕作放棄地を活用して、全国規模でのバナナ生産を目指すとも。

↑現在田中さんが研究を進めている新品種のバナナ。インパクトのあるサイズ感が大きな特徴で、3年後には発売できるようにしたいと意気込んでいます

 

さらには、バナナ以外の南国作物であるコーヒー豆、パイナップル、カカオ、カシューナッツなどを国内で栽培、収穫することにも成功しているとか。これら数々の事例が世界的に注目され、「日本の農業を変える」「世界の作物を救う」と期待されています。

 

 

「ともいきバナナ」はオンラインショップや、三重県伊勢市の「伊勢安土桃山城下街」というテーマパークで販売中。まだまだ希少なため1本877円とかなり高価ですが、贈答品にはぴったりかもしれません。育成期間が短いこともあり、増産体制が整えば身近な価格になってくると思いますが、とにかく注目すべき逸品といえるでしょう!

【立ち食いそば】暑くなったら「冷やし」が最高! カラっと香ばしい「かき揚げ」にファンが多い渋谷の名店

京王井の頭線・渋谷駅と道玄坂に挟まれた繁華街の一角に「そば処 信州屋 渋谷店」はある。開業は昭和61年。押し出し式製麺機を使った「打ちたてゆでたて」のそばで、立ち食いファンに長年親しまれている人気店だ。

 

幅広い年齢層に愛される天ぷらが絶品の老舗

↑「冷やしかき揚げそば」(420円)きつね色のかき揚げは衣が香ばしく、甘めのつゆと細麺とのバランスが絶妙

 

客の年齢層は幅広い。大学生が大盛りそばを食べている横で高齢の男性が天ぷらそばに舌鼓を打っている。ご飯ものやセットメニューも豊富で、がっつり食べたい人にもオススメだ。

 

そばはコシの強い細麺で、箸で持ち上げるとその長さに驚く。だしはかつお節、宗田節、さば節などを配合し、ほどよいコクがある。かえしはやや甘辛で、しっかり味のつゆに仕上げた。

↑「いか天そば」(460円)のいか天は、衣が厚めでボリューム満点。サクッと柔らかないかがうまい!

 

天ぷらは揚げ置き。ごま油で揚げるためカラッとしていて、衣には甘みがある。この天ぷらにはファンが多く、夏は「冷やしかき揚げそば」、秋冬は「かき揚げそば」が一番人気となる。


そば処 信州屋 渋谷店
住所:東京都渋谷区道玄坂2-6-4
営業時間:7:30 ~ 23:15(月~土)、9:00~22:00(日、祝日)
定休日:無休

 

【その他のお店を知りたい方はコチラ!】
20171228-s500
立ち食いそば名鑑120 首都圏編
定価:本体690円+税
発売日:2017年12月7日
発行所:(株)学研プラス

量は鶏卵30個分!? ハンマーで割る!? 世界最大の卵・ダチョウの卵を食べてみた

現存する生物の卵としては最大のものとして知られるダチョウの卵。動物園などで模型を見たことのある人はいるかもしれませんが、実際に食べたことのある方は少ないでしょう。このほどダチョウの卵を実食する機会に恵まれた筆者。卵を割る過程から、食べるまでをレポートしたいと思います。

 

ハンマーとドライバーで頑丈な卵をたたき割る!

大きいものでは鶏卵30個分もの内容量を誇るダチョウの卵、重さは平均しても1.6kg以上、重いものでは2.1kgにもなるそう。そのカラはなんと2㎜もあり、成人の腰の高さから落としても割れないほどの頑丈さを誇ります。その大きさ、重さは、持っただけでも感動もの。これだけの卵を、1羽が多いときには年間80個も生むというのですから、ダチョウの持つエネルギーのすごさがうかがえます。

↑鶏卵と比較するとこの大きさ! 圧巻です

 

さっそくその卵を割ってみましょう。といっても、鶏の卵のように簡単に割れるわけではありません。割るために使うのはなんとハンマーとドライバー。ドライバーを卵に押し当て、それを上からハンマーでたたくことですこしずつ割っていくのです。

 

割る際の様子をタイムラプスで撮影したので、臨場感を味わいたい方はそちらをご覧ください。ここでは卵の割り方を説明していきますから、動画とあわせて見ていただくと、その過程がよくわかると思います。

卵下側のカラの内側には内卵殻膜(俗に薄皮などと呼ばれるものです)という膜があり、卵の下側のカラと薄皮の間に気室という空気の入った部分があります。割る際にはそこをめがけてドライバーを当て、慎重に、慎重に、ハンマーを振り下ろしていきます。そして小さな穴が開いたら、そこをとっかかりにしながら、周囲に穴を広げていき、気室があった場所全体に穴があくまで繰り返します。

 

その際に注意するのが、内卵殻膜を割らないようにすること。もしこれを割ってしまうと、白身が外にあふれ出てきてしまって、手元が汚れてしまうのです。とはいっても、鶏卵とは異なり、ダチョウ卵の内卵殻膜はピンポン玉ほどの厚さがあり、とても丈夫で簡単に割れることはありません。

 

……と書いたのですが、不器用な筆者は、不覚にも内卵殻膜を割ってしまいました。これからダチョウ卵割りに挑まれる方は、筆者ような失敗をしないよう、慎重に作業されることをおすすめします。

↑薄皮も極厚! プルプルな感触

 

↑割った後の卵のカラ。キレイに割れば、オブジェにもなります

 

↑黄身の色は鶏卵よりもやや薄め。白身は粘り気が強いです

 

これは豆腐!? スッキリ淡泊な味が新しいトロフワオムレツ

さて卵を割ったところで、まず初めに作ったのはオープンオムレツ。たくさんの白身、大きな黄身を箸でかき混ぜていったのですが、そこで驚いたのはそのトロみ。鶏卵と比にならないほどの手ごたえがあり、ただかき混ぜるだけでも腕が疲れてしまいます。ゼラチン質の白身は、まるでゼリーのようです。

 

なんとか十分に混ぜ終えて、具材とともにスキレットの中へ。大きな卵の半分を使って作ったオムレツは、火にかけて30分ほどの調理しました。

 

ついに出来上がったオープンオムレツはこれで卵半分か! というビックリなボリューム。スプーンですくっておそるおそる口へ運んでみます。第一印象は、とてもふんわりした食感と、淡泊な味わい。すでに書いた通りダチョウの卵は強いトロみを持っているので、それがこの特徴的な食感につながっているのでしょう。味は、例えるなら豆腐を思わせるほどすっきりしていてクセがなく、人によってはひとくち目で面食らってしまうでしょう。今回はうっすらカレーの味をつけたのですが、もしこれがなかったら本当に“豆腐”になっていたかもしれません。ダチョウの卵を調理する際は、しっかりした味付けが必要なようで、目玉焼きはもちろん、玉子焼きといったただ火を通しただけのような料理は避けたほうが無難だと感じました。最も特徴的なのはトロみからくるふわふわな食感ですから、これを活かせる料理がベストでしょう。

↑スプーンを入れた際の感触も独特。強い手ごたえがある

 

↑驚愕のボリューム感。iPhoneと比較すると大きさがよくわかります

 

これがダチョウの卵料理のベスト! もちもち感がたまらないふわふわホットケーキ

そこで作ったのが、ふわふわのホットケーキ。混ぜるのが大変なゼラチン質の卵にホットケーキミックスと牛乳を加え、力を入れてかき混ぜていきます。オムレツ以上に硬質なその生地は、これからできるホットケーキが、通常のものとは異なることを予感させます。そして生地を焼いていき、無事ホットケーキが完成しました。

↑甘ったるくないすっきりした味わいのホットケーキ。もちもち食感で食べ応えも十分

 

写真では5枚が写っていますが、使った量は卵の1/20強。つまりダチョウの卵1個まるまるホットケーキにすれば、なんと100枚近いホットケーキを作ることができるわけです。その量の多さにはわかっていながらも驚かされるばかりでした。

 

肝心のホットケーキのお味ですが、鶏卵で作ったものに比べてとてもさっぱり。これなら食べ続けてもしつこくはなさそうです。逆に、甘みや香りがほしいという方ならチョコレートやバニラエッセンスを生地に混ぜることが必要でしょう。そんな淡泊な味わいの一方で、食感は「これは餅か!」言いたくなるほどもっちり。そのもちもち感のせいか、通常のホットケーキに比べてとても腹にたまる感覚があります。お昼時にこのホットケーキを食べれば、夕飯の時間にも空腹にならなくなるでしょう。

 

大きさだけでなく、味、食感も鶏卵と異なるダチョウの卵。いつもとは違った味わいを楽しめるばかりか、卵を割るだけで場がとても盛り上がりますから、“ホームパーティグッズ”としての使用もおすすめ。10人ほど集まる大規模なホームパーティなら、盛り上げグッズとして、さらには一風変わったメニューとしても親睦に貢献してくれるでしょう。

 

ダチョウの卵の実売価格5000円/1個

 

今年は何で親孝行する? 母の日・父の日の外さない贈り物

今年の母の日は、5月13日日曜日。父の日は翌月の6月17日日曜日です。

 

照れくさかったり、遠方に住んでいたりで日頃、面と向かっては言えない感謝を伝えるには、この日が絶好のチャンス。せっかくなので、ありきたりでない、ちょっとヒネった伝え方をしたいもの。どういったものなら心から喜んでくれるのか、さっそくチェックしてみましょう。

 

母の日直前! お母さんがもらって一番うれしいものは?

母の日は、日本では毎年5月の第2日曜日に制定され、昔からカーネーションを贈るのが一般的になっていますが、国によっては時期も贈り物もさまざまです。例えば同じ花でも、オーストラリアではマム(菊)、タイではジャスミン、フィンランドでは子どもたちが庭などで摘んだ二輪草を贈る様子が、その象徴にもなっています。

 

楽天市場のアンケート調査では、「母の日に贈りたいもの」は毎年変わらず「花」という回答が第1位という結果に。そして、「母の日にほしいと思っているもの」の第1位も「花」、また「感謝の言葉」という結果になりました。

 

【子どもには言いづらいが、実は母の日に欲しいと思っているものは?】

※出典:楽天市場/2018年「オトナ親子の『母の日』に関する意識調査」(20代または30代の実子がいる50-60代女性200名が回答)

 

「“母の日に花”というのはありきたりだし、毎年代わり映えがしない気がするから、喜ばれるかわからない……」などと感じている人も多いのではないでしょうか。でも、実際のところ、贈られる側のお母さんにとって、毎年の花は最もうれしいプレゼントなのです。

 

やっぱり手作りがうれしい! ひと手間かけて特別感のある贈り物を

プレゼントを選ぶとき、もっとも重視したいのは「もらった人がうれしいかどうか」ではないでしょうか。実は90%のお母さんが、「子どもからの手作りの贈り物はうれしい」と回答し、「今も大切に持っている」「大切な思い出となっている」と答えています(楽天市場調べ)。

 

子どものころは、カードや工作したものや、なにか料理を作ってあげたりと、手作りのものを贈ることもありましたが、大人になるとなかなか手作りに時間をかける余裕がなかったり、買ったもののほうが喜ぶだろうと思って尻込みしたりしてしまいがち。現に、大人になってから手作りのものを母の日にもらったことがあるお母さんは、約3割しかいません。

※出典:楽天市場2017年「オトナ親子の 「母の日」に関する意識調査」(n=200)

 

とはいえ、イチから何かを作り出すのはハードルが高いのも事実です。ですから今年は、キットを購入して手軽にできるもので、ポチッとするだけではない、“世界でたったひとつの贈り物”を考えてみましょう。もちろん買ったものでも、メッセージカードや手紙を添えるなど、たったひと言でもあなたの言葉があるだけで気持ちが伝わり、特別感が演出できるでしょう。今回は、母の日におすすめのプレゼントを、楽天市場の広報・三浦美穂さんに聞きました。

 

今年は趣向を変えて……2018年流「花の贈り方」

1.人気のハーバリウムは、キットで失敗なく作れる

今や知らない人はいないほどの人気を博す「ハーバリウム」は、色とりどりのドライフラワーやブラザーブドフラワーを瓶のなかに閉じこめた植物標本です。日当たりや水やりなどを気にすることなくお花を楽しむことができ、インテリアのポイントにもなるので、昨年から急激に注目を集めています。

「母の日シーズンのハーバリウムの売り上げは、過去3年間で5600倍にも上がっています。長く楽しむことができ、瓶の形、花やオイルの色、デコレーションの仕方でさまざまなバリエーションがあるのも、人気の理由のひとつだと思います」(楽天市場・三浦さん)


「メッセージカードもつけられる ハーバリウム簡単手作りキット」
https://item.rakuten.co.jp/coppecraft/kit_bottle100/

 

2.感謝のメッセージを飾りつけるインテリアボード

花のイラストがついたブラックボードに、付属のチョークでメッセージやデザインを描き足し、プリザーブドフラワーやドライモス(苔)を接着していくDIYキット。お母さんがほしいと思っている「花」と「感謝の言葉」を、一度に渡すことができる贈り物になるでしょう。

「家族で寄せ書きのように書くのも楽しいお品です。楽天限定の新商品で、いつまでも大切に飾っておけて、贈り物を大切に保管しておきたいお母さんの気持ちに寄り添ったプレゼントになるでしょう」(楽天市場・三浦さん)


日比谷花壇「母の日手作りフラワーボード Happiness Flower」
https://item.rakuten.co.jp/hibiyakadan/mf248/

 

プレゼントで押さえたいポイントは「色」!

プレゼントを選ぶときは、できたら事前にさりげなくリサーチできたらいいですね。なかでも気にかけたいのが、「色」です。洋服や小物など、ファッションにまつわるものはもちろんのこと、インテリア雑貨やキッチン用品でも、どんな色であるかでずいぶん雰囲気が変わりますから、普段からお母さんの好みを気にかけておきましょう。

 

もし、お母さんの嗜好よりも「あまり外に出かけないお母さんに、少し散歩に出てほしい」「いつも洋服を気にかけないからオシャレしてほしい」などと、あなたの願いを込めた贈り物にする場合は、その気持ちをメッセージに書いて伝えるといいでしょう。また、義理のお義母さんには、あまりに高価すぎるものは気を遣わせてしまいますから、気遣いのない額に留めておくといいかもしれません。

 

「何がほしい? と直接聞いても、遠慮させてしまってなかなか聞き出せません。お母さんのライフスタイルから今興味のあることをよく見ておくこと、できたら一緒に楽しめるものを選ぶとさらに喜んでもらえるでしょう。贈り物はあくまでも感謝の気持ちを表したものですから、“気持ちを伝えるため”ととらえて品物選びをすることこそが、お母さんにとってうれしいことなのではないでしょうか」(楽天市場・三浦さん)

 

3.石鹸でできた不思議なフラワーボックス

ソープフラワーとは、名前のとおり石けんでできた花です。主に、玄関などに飾って香りを楽しむ「フレグランス・ソープフラワー」と、入浴剤のように浴槽に入れて楽しむ「バスフレグランス・ソープフラワー」の2種類があります。ボックスに入ったタイプとブーケになったもの、色やお花もさまざまなので、お母さんの好みに合ってチョイスできます。

「一枚一枚の花びらが石けんでできていて、そのまま鑑賞してもとても美しいことから、売り上げがかなり伸びてきているアイテムです。色が鮮やかで華やかなのにお手入れが不要なので、母さんに負担をかけずに贈り物ができます」(楽天市場・三浦さん)


吉本花城園「ソープローズ スクエアBOX」
https://item.rakuten.co.jp/kajoen/sope201801/

 

4.名前入りでオリジナル感の出るマグカップ

鋳物ホーロー鍋で有名なフランスのメーカー、ル・クルーゼのマグカップは、コロンとした容姿と独特の色合いで、お母さんの手にもしっくりなじむサイズです。1200℃で焼き上げられるストーンウェアは傷つきにくく、電子レンジやオーブンでも使えます。水分が浸透しにくい特徴があり、匂い移りや茶渋が気になりません。

「英語で8文字、ひながなで5文字の名入れができ、色も5色から選べるので、ご両親や家族でお揃いにしても素敵なギフトになるでしょう」(楽天市場・三浦さん)


ル・クルーゼ「名入れ ル・クルーゼ マグカップ」(取り扱い店舗 Belle Vie)
https://item.rakuten.co.jp/bellevie-shop/etc0190/

 

5.和風好みのお母さんに2度楽しめるセット

上品な和柄の箪笥箱に、カーネーションのプリザーブドフラワーと上生菓子が入ったセットは、お菓子を食べ終わったあとも楽しめるプレゼント。プリザーブドフラワーは透明のケースに入っているので、箪笥箱から出してそのまま飾ることができます。また、上生菓子は島根県松江で大正2年に創業した老舗和菓子屋・福田屋の伝統の味です。

「小ぶりなサイズなので、飾るのにスペースがいらず、お菓子を食べたあとは引き出しに小物やアクセサリーなどを入れてお使いいただけます。このタイプの他にも、さまざまな大きさと種類を用意しています」(楽天市場・三浦さん)


和風プリザーブドフラワー(カーネーションアレンジ)&ひとくち上生菓子セット
「春香(はるか)」 箪笥箱入り(取り扱い店舗 風味絶佳.山陰)
https://item.rakuten.co.jp/sanintoretatehonpo/mtys-jonama-przset-hhs/

 

6.コーヒーや紅茶が好きなお母さんにぴったりの濃厚なチョコレート

昭和10年創業のサロンドロワイヤルがつくる、苦味の少ない天然のピーカンナッツをチョコレートでコーティングした上質なお菓子のセット。ホワイトチョコとキャラメル、抹茶チョコレート、クーベルチュールミルクチョコレートとココアの三種類が小包装になっているので、ボリュームがありながらもちょっとずついただけます。

「お母さんご本人が楽しめるのはもちろんのこと、来客があったときのお茶うけにもおすすめですね」(楽天市場・三浦さん)


サロンドロワイヤル「ピーカンアソート 3種箱入り」
https://item.rakuten.co.jp/s-royal/lalala-pecanassort591/

 

来月には「父の日」が待っています。続いて、お父さんに感謝を伝えるギフトをチェックしてみましょう。

続いて父の日! 今年のキーワードは「スタミナ」と「リンクコーデ」

父の日は6月の第3日曜日。今年は6月17日ですから、プレゼントのチョイスには、もう少しゆとりがありますね。毎年人気上位にある贈り物は、「おいしいもの」なのだとか。なかでも鰻は常にランクインしているそうです。

 

「さらに最近人気が集まってきているのは、馬肉です。いずれもスタミナをつけて元気でいてほしい、という気持ちがこめられたグルメでしょう。お酒の飲み比べセットも定番で、いつもがんばっているお父さんにおいしいものを食べてリラックスしてほしい、家族みんなでおいしいものを満喫したい、という気持ちが伺えます」(楽天市場・三浦さん)

 

【楽天市場「父の日」ギフト人気ランキング TOP5】
1位:特大国産うなぎの3種セット(うなぎ屋かわすい)
2位:父の日 限定 ビール《5種10缶》飲み比べ(よなよなの里)
3位:国産うなぎ蒲焼 風呂敷包み(浜名湖 うなぎのたなか)
4位:杜氏厳選の芋焼酎 飲み比べセット 300ml×5本 化粧箱入り(本坊酒造)
5位:おつまみベスト9ギフト(おつまみギャラリー伊万里)
※順位は、2017年6月父の日売上ピーク時のもの

 

おいしい贈り物を家族で楽しむ、スタミナ系とがっつり系

1.スタミナ食材の定番!国産で安心の鰻セット

長焼き、蒲焼き、刻みと3種類の鰻が入っているセットは、主に西日本から厳選して仕入れた鰻を使い、じっくりと焼き上げられたもの。長焼きと蒲焼きは、ふんわり肉厚でボリュームたっぷりの鰻丼を楽しむことができ、刻み鰻はひつまぶしにしたり、鰻巻きにしてもおいしくいただけます。

「楽天市場のグルメ大賞鰻部門に8年連続輝いているお店です。鰻は楽天市場で毎年大人気の父の日ギフトなんですよ」(楽天市場・三浦さん)


川口水産「グルメ大賞8年連続受賞 特大国産うなぎの3種セット」
https://item.rakuten.co.jp/kawasui/10000130/

 

2.人気上昇中の馬肉は低カロリー高タンパク

馬肉はカロリーが鶏ささみと同等でとても低い上に、鉄分が豊富で、疲労回復や滋養強壮によいとされているグリコーゲンが豊富な食べ物です。お酒のおつまみやおかずとしてそのままでもいただけますし、たたきにしたりカルパッチョなどにしたりするのもおすすめです。

「楽天グルメ大賞を6年連続受賞しているお店です。父の日の贈り物として楽天市場で売上を伸ばしているのが馬肉で、今年注目の父の日ギフトです」(楽天市場・三浦さん)


馬刺し専門 若丸「ヘルシー馬刺しセット 赤身300g」
https://item.rakuten.co.jp/wakamaru/sale-2908-muryoa400-p1/

 

3.がっつりごはんを食べられる贈答用の明太子

人気のインスタグラマー、ぐっちさんが提案している“激悪飯”もお父さんが喜んでくれそうです。

「楽天市場では、人気インスタグラマーぐっちさんに注目して、“激悪飯”というカテゴリーの贈り物をご紹介する予定です。ぐっちさんは、普段はご家族に健康的でバランスのよい食事を作られているのですが、激悪飯というネーミングで、高カロリーでがっつり、しずる感があって食べたくなる油ものや丼もの、濃いめの味つけの、ごはんが進むおかずなどもインスタで紹介しているんです。どれもお父さんが喜びそうな食べ物ばかりなので、いつも頑張っているお父さんにも楽しんでいただけるものをセレクトしてみました」(楽天市場・三浦さん)


博多直送 明太子専門店のうまみ堂「無着色辛子明太子270g(一本物・樽入)」
https://item.rakuten.co.jp/umamido/uf-t300/

 

4.激悪飯を意識したがっつり豪華ステーキ

脂と赤身のバランスがとれた岐阜県の飛騨牛の柔らかいステーキは、プレゼントにびったりの高級感ある品です。

「カリカリに焼いたにんにくとバターライス、ステーキ肉を炒めたステーキガーリックライスは、ぐっちさんの人気の激悪飯です。そのまま召し上がってもおいしくいただけるのですが、一手間加えてがっつり系にアレンジして、お父さんを喜ばせてあげたいですね」(楽天市場・三浦さん)


昭和31年創業 飛騨牛 肉のひぐち「飛騨牛サーロインステーキ150g×2枚 食べやすいサイズ」
https://item.rakuten.co.jp/nikunohiguchi/10002041/

 

お父さんお母さん、家族でトライしたい今年流行のリンクコーデ

「リンクコーデ」とは、親子やカップルでファッションのなかにリンクする柄や色を取り入れたコーディネートのこと。まったく同じものを着るペアルックは、あからさまで難しいものですが、たとえば「同じブランドで買ったけれど柄も色も違う」「ひとりはボーダー柄のシャツ、もうひとりはパンツがボーダー柄」などのリンク感は、恥ずかしくなくお揃いを楽しむことができます。

 

最近では「夫婦のリンクコーデ」の人気に火をつけた、60代のご夫婦bonponさんのインスタグラムが評判です。「bonponさんにご協力いただき、今年楽天市場ではリンクコーデのものを父の日に贈る企画を考えております。ご夫婦でなくても、自分とお父さん、家族でのリンクコーデも楽しめるようなアイテムを揃えています」(楽天市場・三浦さん)

bon_ponさん(@bonpon511)がシェアした投稿

 

5.何にでも合わせやすいストライプ柄のリンクコーデ

「老若男女問わずにコーディネートしやすいストライプ柄。男性がシャツ、女性がプルオーバーで合わせてみるのはいかがでしょうか。ストライプの太さが違えばペアルック感が少なく、ご夫婦だけでなく親子で着ていただいても素敵なお品です」(楽天市場・三浦さん)


ZIP FIVE「太ストライプ BLACK/NAVY」
soulberry「プルオーバー」
https://item.rakuten.co.jp/zip/18-ss-010/
https://item.rakuten.co.jp/soulberry/t5a0199/

 

6.ダンガリーはシャツとワンピースで普段着コーデ

「ダンガリーは、これからの季節さらっと着られて気持ちのよいアイテムです。特にワンピースの方はゆったりとしたつくりで、近所へのお出かけや部屋着としてもおすすめです」(楽天市場・三浦さん)

 

AVIREX「デイリーウェア シャンブレーシャツ」
chouchoucollect「半袖 後ろボタンワンピース」
https://item.rakuten.co.jp/waiper/avtm61906101/
https://item.rakuten.co.jp/chch/5000ac617/

 

母の日、父の日の贈り物のヒントになったでしょうか? ご両親のことを思い出し、どんなものが好みか、どんなお祝いが喜ぶのか考えて、今年はぜひメッセージや電話などでも感謝の気持ちを伝えられる日にしてみませんか?

 

楽天市場
・母の日特集ページ https://event.rakuten.co.jp/mother/
・父の日特集ページ https://event.rakuten.co.jp/father/
・父の日に贈りたい!夫婦でおでかけリンクコーデ(5月14日サイトオープン)
・高カロリー? 脂っこい? 上等だ! 父の日に食べたい#激悪飯(5月14日サイトオープン)

 

取材・文=吉川愛歩 構成=Neem Tree

 

何気ない日常を、大切な毎日に変えるウェブメディア「@Living(アットリビング)」

at-living_logo_wada

やっぱり、日本酒は面白い! 「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」で出合った「驚きのお酒」5選

いまや和食以外の料理店でもペアリングを推奨され、海外への輸出も盛んな日本酒。ゆえに、日本伝統の酒器ではなく、ワイングラスに注がれるケースも少なくありません。そんな観点から開催されているのが、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」。8回目となる今回は、263蔵から過去最高の901点が出品され、最高金賞46点、金賞236点が選考されました。今回は同アワード2018の入賞酒お披露目会に参加し、その様子をレポートしていきます。

会場には、アワードで金賞・最高金賞を受賞した84の蔵元の日本酒がズラリ。ワイングラスで飲むということから、受賞酒には洗練されたテイストのものが多いというイメージを抱いていましたが、フルーティなタイプから旨みの豊かなどっしり系など、実に多種多様な銘柄が揃っていました。以下では、印象に残った5つの酒造とその銘酒を、造り手のインタビューとともに紹介します!

↑会場となった虎ノ門ヒルズのホールには、多数の日本酒ファンが来場。注目度の高さがうかがえました

 

注目の日本酒その1

アメリカの超高級レストランからのオファーもある希少な純米大吟醸「蔵光」

↑「蔵光」 菊水酒造株式会社(新潟県) 1万800円/750ml

 

大吟醸部門で最高金賞に輝いたのは、285の出品数のなかでわずか15点。なかでも、特にレアだといえるのが、菊水酒造の純米大吟醸「蔵光(くらみつ)」。ふくよかなボディに華やかさが際立つ贅沢な味わいです。数量限定の希少なお酒で、目立った宣伝活動をしていないにもかかわらず、クチコミで支持が広がっているとのこと。聞けば、生産の半分は輸出していて、アメリカの超高級レストランからのオファーも多く、「アメリカでこういうお酒を見かけたけど、本当に菊水さんの商品?」と問い合わせを受けることもあるそうです。国内では、取扱店は限られているものの、都内のある百貨店では、1店で年間数百本ものオーダーが入る例もあるのだとか。

 

造りの大きな特徴は、原料米に魚沼産コシヒカリを100%使っている点。ただ、これは挑戦ともいうべき至難の技だといいます。なぜなら、飯米であるコシヒカリは、日本酒用に作られている酒米よりも小粒で、しかも精米歩合を23%まで磨き上げているため、酒造りに大切な米の中心部「心白」も極小に。さらには水を吸うスピードが速くなるので、吸水の時間には通常以上に神経を研ぎ澄ませなければいけません。

↑23%まで磨いた魚沼産のコシヒカリの見本。ご覧の通り、極めて小さな粒になるまで削られています

 

「蔵光」は「ここまでやるか」という異次元のこだわりを貫いた成果

では、そんな貴重なお酒にはどのような思いが込められているのか、菊水酒造の安達厚子さんに聞いてみました。

↑菊水酒造 営業部の安達厚子さん

 

「『蔵光』というのは創業の地、蔵光村に由来。二度にわたる水害でその地を離れることになったのですが、原点に立ち返る当社の意思と姿勢が酒銘に込められています。それだけに特別な一本になっており、当社が130年以上で培った知見と技をつぎ込んでチャレンジしました。原料に酒米の王者・山田錦を使わず、新潟県が誇るブランド飯米・魚沼産のコシヒカリを使ったことも、当社の進取の精神の現れ。『ここまでやるか』という異次元のこだわりを貫いた結果です。華やかな香りをワイングラスで楽しんでいただくことも想定していたので、今回、名誉な賞をいただけて喜びもひとしおですね。ちなみに、ボトルに映し出された一筋の光は、菊水の酒造りに対する一点の想いが大きな灯りとなり、上昇していくイメージを表しています。人生を照らす光のように、慶事や人生の節目を祝う特別な日に選んでいただけたら」(安達さん)

↑同じく菊水の「無冠帝 吟醸 生詰」は720mlで1190円。心地よい旨みとキレのよさが共存するバランスの取れたお酒で、こちらもワイングラスがよく合うお酒といえます

 

注目の日本酒その2

ひとくちで「旨い」とうなる絶妙な味わい「燦爛 純米大吟醸 原酒」

↑「燦爛 純米大吟醸 原酒」 株式会社外池酒造店(栃木県) 3399円/720ml

 

次に取り上げるのは、「蔵光」と同様、大吟醸部門で最高金賞を受賞した「燦爛(さんらん) 純米大吟醸 原酒」。本品を醸した栃木県の外池(とのいけ)酒造店は、首都圏中心の特約店に卸す「望bo: 」という銘柄で評価が高まりつつあり、国内最大の日本酒コンペ「SAKE COMPETITION 2016」では純米吟醸部門の2位を獲得した実力蔵です。「燦爛 純米大吟醸 原酒」は、「酒米の王様」といえる山田錦を45%まで磨いて使用しており、一見、王道の大吟醸に見えますが、実は、使用米の95%が栃木県産(※)という地元愛のあふれる一本。澄み切ったボディのなかに鮮烈なインパクトが光る絶妙な味の構成で、ひとくちで「旨い」とうなる味わいです。

※山田錦の名産地としては兵庫県が著名

 

これからも「味」で日本酒の付加価値を作っていきたい

受賞作について、今年38歳になるという同社の杜氏、小野 誠さんにお話を聞いてみました。

 

「地元ではこの燦爛という銘柄がメイン。こちらは県内産の山田錦を使った思い入れのある1本で、飲んだ瞬間においしさが伝わる、あえてわかりやすい酒で勝負しました。造りで心がけているのは、『掃除の徹底』です。お酒にあってはならない香り、『オフフレーバー』を防ぐために掃除は重要。酵母が出す純粋な香りを守るため、布を湯釜で殺菌するなどの基本的な作業が重要になってくるんです」

↑左から、外池酒造店の杜氏・小野 誠さんと、醸造課頭の神田晃道さん。小野さんが持っているのはプレミアム純米部門で金賞に輝いた「望bo: 純米吟醸 無濾過生原酒」1769円/720ml

 

なるほど、そういえば入手困難酒の代表格、「而今(じこん)」の杜氏さんも「蔵の清潔さが大切」とおしゃっていました。地味ですが、こうした基本がもっとも大切なのですね。ちなみに、せっかく現役の杜氏さんがいらっしゃっているので、ワインなどに比べて日本酒が「手間がかかる割に利益が少なすぎる」と言われる現状について聞いてみました。

 

「日本酒はお父さんが晩酌に飲むイメージがあり、付加価値をつけるのが難しいのが現状。しかし、並行複発酵を行う日本酒は、明らかに単発酵のワインに比べて手間ひまがかかっています。ですから、日本酒の価値がもう少し認められてもいいという思いはあります。その点、今回の受賞作は1本3000円超と高価。だからこそ、飲んだ人に『失敗した…』とは思わせたくないですし、『この味なら、全然高くないよ!』と言われる味を目指して造りました。もちろん、手が届かない価格のものばかりではいけませんが、これからも『味』で日本酒の付加価値を作っていけたらと思っています」

※並行複発酵……デンプンの糖化と糖のアルコール発酵を同一容器で行う方式。果汁に糖が含まれ、発酵のみを行う(単発酵)ワインと比べて複雑で手間のかかる工程となります

 

注目の日本酒その3

ライチを思わせる個性的なスパークリング「人気一Rice Magicスパークリング純米大吟醸」

次は、スパークリングSAKE部門で最高金賞に輝いた一本を紹介。ちなみにこの部門の最高金賞は、入賞率4.6%と今回最も狭き門でした。紹介する蔵元は、ネーミング的にも個性のある福島県の人気(にんき)酒造です。聞けばこちらは、アワードのスパークリングSAKE部門の常連。今回は、最高金賞受賞の「人気一Rice Magicスパークリング純米大吟醸」と、2014~2017年で4年連続最高金賞に輝いた「Rice Magic人気一スパークリングレッド」を紹介します。

↑左が「Rice Magic人気一スパークリングレッド」、右が「人気一Rice Magicスパークリング純米大吟醸」。人気酒造株式会社(福島県) ともに823円/300ml

 

どちらも、芳醇な甘味がありながら、酸も効いていてバランスの良い仕上がり。「人気一Rice Magicスパークリング純米大吟醸」は、口に含んだ瞬間、「ライチか!?」と錯覚させるような、個性的な風味がありました。シャンパンの製法として知られる「瓶内二次発酵」ならではのきめ細かな泡も秀逸。ボトルのデザインもかわいらしいので、女性にプレゼントしたら喜ばれそうです。

↑人気酒造株式会社の田畑俊哉さん

 

「両方とも添加物は一切使用せず、米と米こうじのみで発酵させたナチュラルな仕上がりが特徴です。やわらかく、やさしい味で飲みやすいと思いますよ。レッドのほうは、黒米を使っているから色味が赤くなるんです。紅白で縁起もいいということで、贈り物に選んでいただくことも多いですね」(田畑さん)

 

注目の日本酒その4

こだわりの自社栽培米で醸した軽やかなお酒「竹林 かろやか 大瀞」

続いて紹介するのは、プレミアム純米部門で最高金賞を受賞した一本「竹林 かろやか 大瀞(おおとろ)」。こちらも入賞率が5.3%という厳しいジャッジのなかから選ばれた名作です。こちらを醸した蔵は、米作りに並々ならぬこだわりを持つ岡山県の丸本酒造。

↑左から2本目が、最高金賞を受賞した「竹林 かろやか 大瀞(おおとろ)」1836円/720ml。隣は「竹林 ふかまり 純米」1296円/720ml。ともに丸本酒造株式会社(岡山県)

 

受賞作は、「かろやか」の名前の通り、「水か?」と驚くほど口当たりは極めて軽やか。華やかな吟醸香とほのかな甘みを持ち、余韻にはまろやかさが残る絶妙な味わいでした。

↑満面の笑みとアニメ声が印象に残る丸本酒造の高橋芙美さん

 

「とにかく、日本酒で米本来の旨みをダイレクトにお伝えしたいですね。当社では、すべての酒を社員自ら栽培した山田錦で造ります。山田錦は低農薬で稲本来の力を引き出す『三黄造り』という農法で栽培。また、掛米と麹米(※)で田んぼをわけ、それぞれ最適な方法で育てています。掛米は繊維がぎゅっと詰まった米が最適。麹米は菌糸が食い込めるよう、スカスカな米質のほうが良いので、それに応じて作り分けているんですね。ちなみに、ワイングラスはお酒の温度が上がりにくいですし、口元が広くて薄いので、お酒の味がよくわかります。ぜひ、このお酒もワイングラスで楽しんでみてください!」(高橋さん)

※掛米……もろみ(かゆ状のお酒のもと)に投入されるお米のこと。もろみを増量するときに使われます ※麹米……麹菌を繁殖させ、米麹の元になるお米のこと

 

注目の日本酒その5

「思いっきり味を乗せてみよう」と生酒のまま1年寝かせた「御園竹 蔵内生熟成」

最後は、最高金賞ではない金賞ながらも、個人的に印象深かった一本をご紹介。主催者のひとりに「これは本当に変わっている」と教えてもらった長野県・武重本家酒造の「御園竹(みそのたけ) 蔵内生熟成」です。

↑右が「御園竹 蔵内生熟成」1231円/720ml、その隣は熟成させる前の「御園竹 濃醇旨口生酛原酒無濾過生酒」で1188円/720ml。ともに武重本家酒造株式会社(長野県)

 

その特徴は、加水しない原酒ならではのアルコール度数19%というパワフルな飲みごたえと、濃厚な甘味と旨み。そして生酒のまま1年間寝かせたことによる、何ともいえない熟成香とトロリとした口当たり。苦味すら感じるクセのある味わいですが、ワイングラスで飲むと一層ハマりそうです。

↑武重本家酒造株式会社の武重有正さん

 

「濃いでしょう? 通常のお酒と違い、実験的に思いっきり味を乗せてみよう、と造ったのがこれ。生酛造り(※)の酒は本来、熟成がゆっくりなので、熟成が進むよう、蔵のなかで生酒を常温で1年寝かせてみました。味はしっかりしているんですが、実は悪いニオイの『生老香(なまひねか)』も出ていて、ワイングラスだとそれがよくわかります。アルコール度数も高いですし、好き嫌いは分かれるでしょうが、熟成酒マニアの方にはぜひ飲んでいただきたいですね」(武重さん)

※生酛(きもと)造り……伝統的な造りの手法で、酵母を雑菌や微生物から守る乳酸菌を自然界から取り込む方法。濃淳な旨みと酸がある本格的な味わいの酒になります

 

贅を尽くした大吟醸から、唯一無二のスパークリング、クセが強すぎるお酒まで。「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」では、個性豊かなお酒との出会いがあり、大いに興奮させていただきました。みなさんも、今後の同アワードに注目するともともに、今回紹介したお酒を見つけたら、ぜひワイングラスで楽しんでみてください!

【立ち食いそば】製粉から行う「ゆでたて十割そば」が320円? 鮮度バツグンの平打ち麺で若者の心をつかむ渋谷の名店

若者の町・渋谷にあって、東急百貨店向かいの「嵯峨谷 渋谷店」が、安くてうまいと人気を集めている。

 

挽きたて打ちたての十割そばが渋谷の若者に大人気

↑「もりそば」(320円)ゆでたて締めたての「もりそば」。そばの香りを堪能するなら、この食べ方が一番だ

 

自慢は新鮮なそば。店内で製粉から製麺まで行った十割そばを、ゆでたてで提供する。そばは見事に角が立ったやや太めの平打ち。ひと口すすると、みずみずしい香りがふわっと鼻から抜け、コシもあって食べ応えは十分だ。

 

なお、つゆは2種類。温そば用のだしには昆布、いりこ、かつお節などを使い、冷そば用には香りの強いかつお節、宗田節、さば節を使う。かえしも両者に応じた2種類を用意するこだわりようだ。揚げものはかき揚げ、あじねぎ天(季節商品)を用意している。

↑夏の人気メニュー「納豆そば」(500円)。ひきわり納豆、卵の黄身、かつお節の粉などが入り、まろやかな味わいながらさっぱりと食べられる

 

店には中高年男性に混じって学生や若手ビジネスマン、OLの姿も多い。手軽に十割そばが食べられる同店は、若者の心を確実にとらえている。


嵯峨谷 渋谷店
住所:東京都渋谷区道玄坂2-25-7 プラザ道玄坂1F
営業時間:24時間営業
定休日:無休(年始除く)

 

【その他のお店を知りたい方はコチラ!】
20171228-s500
立ち食いそば名鑑120 首都圏編
定価:本体690円+税
発売日:2017年12月7日
発行所:(株)学研プラス

これぞ「バリうま!」 全国に発信したい福岡県のご当地グルメ3選

日本全国津々浦々、各都道府県のオススメ食材を紹介する【ご当地グルメ&おつまみショー】、今回は福岡県の3品をピックアップ。「福岡県といえばアレだな」、と真っ先に思い浮かぶものもあれば、「全然知らなかった」というものまで、生粋の福岡県人が自信を持ってお届けします!

 

[1品目]

食べた人がもれなく笑顔になる幸せお菓子

明月堂

博多西洋和菓子博多通りもん

こちらの「博多通りもん」、1個108円(参考価格)と手ごろな値段でありながら、美味しさは他の追随を許さないと言っても過言ではありません。

 

他県への出張手土産に最適な菓子折りとして有名ですが、実は地元福岡在住の人に差し上げても大変喜ばれるお菓子です。なぜなら「博多通りもん」は贈答用という意識が強く、自分用に買うことはまずないからです。大きめのスーパーならたいていテナントが入っていて手軽に手に入るのに、意識の上では非常に敷居が高いという、地元民憧れのお菓子なのです!

 

↑練乳や生クリームからできた、上品な甘さのねっとりした餡がたっぷり。いくら食べても飽きません

 

[2品目]

福岡といえばやっぱりめんたい!

山口油屋福太郎

ぱらぱらめんたい

福岡は言わずと知れためんたいこ大国。地元民でも全ては把握できないくらいたくさんの製造会社がありますが、こちらは、「めんべい」という明太子味のおせんべいで有名な福太郎が出しているふりかけです。乾燥タイプなので生の明太子よりも日持ちするし、ぱらぱらの顆粒がご飯はもちろんチャーハンやパスタにも合うオールマイティぶり。

 

生の明太子が苦手な福岡県民は意外と多く、明太子は福岡の常用食と言いきれなかったりするのですが、ふりかけならば抵抗なく食べられるという点も高ポイントです。

 

お値段は399円(参考価格)。自宅用はもちろん、箱が可愛いのでちょっとしたお礼に差し上げるのにも丁度いいかもしれませんね。

 

↑ピリッとした「ぱらぱらめんたい」は、最高のご飯のお供になります

 

[3品目]

色々なおかずが超簡単に作れてしまう時短万能タレ

クルメキッコー

うまかばい

「うまかばい」はだしが効いた甘めのタレです。煮物から照り焼き、どんぶり、冷やし中華までアレンジ次第で色々な料理に使えます。よく「料理の味が決まらない」なんて聞きますが、この万能タレを使うならばそんなことは言わせません。容器の裏側に書いてある分量をきっちり守って、その通りにやればあっという間に美味しいおかずが出来上がります!

 

1本388円(参考価格)で様々な料理に使えるからかなりお得です。九州特有の甘めの醤油味が、簡単に後を引く美味しさを作り出すのです。

 

↑煮物や煮魚を作る際は、面倒な調合なしであっという間に煮付けができます!

 

 

まるで本格スイーツ! ロッテ「SWEETS SQUARE」は絶対食べるべき完成度

通年販売になったロッテ「雪見だいふく」の調査のため、ロッテ本社を訪れたアイス探偵・前田玲奈さん。今回は、5月7日より発売となった「クーリッシュ」の新フレーバーをはじめとする、同社の春夏の新商品アイスの試食レポートをお届けします。

前回の記事はコチラ

↑前回に引き続き、ロッテ ノベーション本部ブランド戦略担当アイス企画課主査の北村考志さんにお話しを伺った

 

SWEETS SQUAREのアイスエクレアは生地がふわふわ

所長「雪見だいふくのことを色々ご説明頂きましてありがとうございました。雪見だいふくの長い歴史や、SNSでの新たな取り組みのことなど、とても勉強になりました!」

 

北村さん「よろしければ春夏の新商品も召し上がってみませんか? 今シーズンは、“SWEETS SQUARE(スイーツスクエア)”や“爽”、“クーリッシュ”などたくさんの新商品が発売となりましたので」

 

所長「ぜひ!(いち早く新商品が食べられるなんて、調査にきてよかった……)」

 

北村さん「まずは“SWEETS SQUARE”から。今シーズンは3商品が発売されています。こちらの“苺とラズベリーで味わうなめらかカスタードのアイスエクレア”をどうぞ」

↑SWEETS SQUARE 苺とラズベリーで味わうなめらかカスタードのアイスエクレア 180円(税別)

 

所長「いただきます。見た目が本物のエクレアみたいですね。あ、生地がふわふわ!」

 

北村さん「この商品のために生地を開発しました。弊社のグループに銀座コージーコーナーがあるのですが、そこにアイスの研究担当が修行をしにいったんですよ」

 

所長「それはすごいですね。アイスエクレアは過去にもありましたけど、こんなにふわふわした生地のは食べたことがないです。上に乗っている苺とラズベリーのソースが爽やかで春夏っぽいですね。食べ進めるとアイスの中からカスタードソースが出てきて、一気にエクレア感が口に広がります」

 

助手「本当だ! うまくエクレア感が出ていますね」

 

北村さん「仕事や家事の合間に食べていただきたい商品です」

 

2種類のチーズアイスとレモンピールが爽やか&コクを演出

北村さん「次は“濃厚なのにふわっと軽やか爽やかレモンピールのフロマージュアイス”です」

↑SWEETS SQUARE 濃厚なのにふわっと軽やか爽やかレモンピールのフロマージュアイス 170円(税別)

 

所長「パッケージを開けると真っ白でゲレンデみたい! わたし、ふたを開けたときにさらっとしているの好きなんですよ。気持ちいいんです」

 

北村さん「二層になっていて、上の層はふわっふわのフロマージュアイス、下の層はレモンピール入りのフロマージュアイスとなっています」

 

所長「上下で食感が違うんですね。下の層は想像よりレモンの味が強くなくて、バランスがいいですね。全体的にさっぱりしてるんだけど、コクがある感じ。上品なマダムみたい」

 

ドライフルーツ入りのケーキがアイスとベストマッチ

北村さん「最後は、“しっとりやわらか甘酸っぱい果実のふんわりケーキアイスサンド”です」

↑SWEETS SQUARE しっとりやわらか甘酸っぱい果実のふんわりケーキアイスサンド 170円(税別)

 

所長「私、これ大好きなんです! あれ、でも前に出ていたものよりちょっと小さくなってますか?」

 

北村さん「はい。その代わり中のアイスがよりクリーミーになっていて、以前はアイスミルク規格でしたが今回はアイスクリーム規格になっています」

 

所長「このケーキがまたおいしいこと!」

 

助手「ケーキに入っているドライフルーツがいいアクセントになっていますね」

 

北村さん「このケーキにもこだわりがありまして。冷凍してもパサパサにならないように開発しました」

 

所長「でもこのケーキだけ、アイスだけって食べても違う感じなんですよね。雪見だいふくもそうですけど、一緒に食べてこそなんですよね」

 

「爽」の新商品は赤と白のハーモニー

北村さん「カップアイスの『爽』も新商品が出ました。“RED&WHITE”で、ラズベリー味とバニラ味のアイスが入っています」

↑爽 RED&WHITE 130円(税抜)

 

所長「パッケージを開けると……わ、紅白になってる! これ作るのたいへんそうですね」

 

北村さん「4つのノズルから同時に充填しているので、実は手間がかかってます」

 

所長「これどこから食べたらいいですか?」

 

北村さん「オススメは両方の味が楽しめる真ん中ですね。」

 

所長「いただきます! ん、爽やか。爽はラズベリーのような爽やかな味があいますよね。バニラのほうも通常の爽とは違うような」

 

北村さん「通常のバニラに比べてミルクっぽい味になっています」

 

所長「芸が細かいですね。これ、ラズベリーとバニラの配分を自分で変えながら食べられるから、全然飽きない! ラズベリーのアイスって珍しいですよね」

 

北村さん「爽は、定番味としてバニラ、苺ヨーグルト風味、冷凍みかんがあるので、4つめの味は季節のフレーバーを出しています」

 

所長「なるほど。定番が安定しているからこそできるチャレンジですね」

 

「クーリッシュ」の新製品はオレンジピールが効いた本格的な味わい

北村さん「あと、これはまだ発売されたばかりですが、クーリッシュの新製品があります。“まる搾りオレンジソーダ”です」

↑クーリッシュ まる搾りオレンジソーダ 5月7日発売 130円(税抜)

 

所長「この前発表されていた商品ですね、いただきます。うん、結構しっかりオレンジの苦みが感じられますね。想像していたよりもビターな味わいです」

 

北村さん「まるごと搾ったオレンジ果汁を使っていまして、果汁12%となっています」

 

所長「オレンジの味がしっかりします。夏の暑いときに食べたらおいしいですよ、これ」

 

助手「野球場みたいな暑い屋外で人気でそうですね」

 

北村さん「クーリッシュ自体は千葉ロッテマリーンズの本拠地であるZOZOマリンスタジアムで販売しています。サンプリングなども行っているんですよ」

 

所長「やっぱりクーリッシュはおいしいわね。手軽に食べられるのもいいわ。今日はいろいろお話をお伺いした上に、新商品のアイスまで試食させていただきまして、ありがとうございました」

 

ロッテの春夏新商品は爽やか&大人な味

助手「雪見だいふくの話もおもしろかったですけど、ほかの新商品も充実してましたね」

 

所長「SWEETS SQUAREシリーズもすごくおいしかった。あとで友だちに教えてあげなきゃ」

 

助手「さて、調査報告書はこんな感じでどうでしょうか」

 

【調査報告書】
●SWEETS SQUAREの新商品はどれも高クオリティ。特にアイスエクレアとアイスケーキサンドの生地には要注目
●爽RED&WHITEはラズベリーの爽やかさがポイント。スプーンを入れる場所によって味が変わるので最後まで飽きずに食べられる
●クーリッシュ まる搾りオレンジソーダはオレンジピールの苦みが感じられる本格的な味。暑い季節にぴったりの味&形状

 

所長「ありがとう。さて、じゃあ雪見だいふくを大量購入して帰りましょう」

 

助手「な、何をするんですか?」

 

所長「ロッテさんのInstagramを参考に、私たちもオリジナルレシピを作って売り込むのよ!」

 

助手「ええ~っ!」

 

文/三浦一紀

 

【前田玲奈さん情報】

公式ツイッター
https://mobile.twitter.com/renamaeda07

公式ラインアカウント
https://t.co/ixC8KohZOK

アイスフェアリーによるアイス好きのためのInstagram
https://t.co/GVwGuyhRo6

【出演情報】

<イベント>
■アニメ「ウマ娘」OP&EDリリースイベント会場&出演者決定!
7/8 (日) 日テレ らんらんホールにて
出演:
和氣あず未 高野麻里佳 Machico 大橋彩香 木村千咲 上田瞳 大西沙織
トークパートゲスト:
高橋未奈美 鬼頭明里 前田玲奈

OP&ED両商品ご購入でご応募できます。

■2018年10月にステイラックの上海イベント開催が決定致しました!
詳細につきましては、今後の公式サイト

トップページ


をチェックしてください!

〈コラボカフェ〉
HUNTER× HUNTER ×animate cafe
アニメイトカフェ池袋2号店、名古屋店にて開催中!

テレビアニメ『HUNTER×HUNTER』

ー放送中のものー

<アニメ>
「ウマ娘 プリティーダービー」
グラスワンダー役 毎週日曜日TokyoMXにて24:00〜放送!
その他の放送局はこちらより
https://umamusume.jp/sp/

「黒猫モンロヲ」
ヨッピー役
4月16日(月)より毎週月曜日
中京テレビ「ニャンだ?フル チャンネル」内(26:46 ~ 26:50) にて放送!
広島ホームテレビ、愛媛朝日テレビでも放送されます。
公式ホームページ
http://kuronekomonroe.net

「グラゼニ」
「3D彼女 リアルガール」
「Lostorage incited WIXOSS 」

<劇場アニメ>
「リズと青い鳥」4/21(土)公開

<ラジオ>
「前田玲奈のドキドキTuesday」
FM市川うらら 毎週火曜日19:00-
http://www.fmu.co.jp/maedarena.htm
アーカイブでも全回視聴可能

<吹替>
韓流ドラマ「オー・マイ・クムビ」
ジュンヒ役

<ナレーション>
BS日テレ 「おはよう!アンパンマン」
Ameba TV 「アプリで恋して何が悪い」

父の日にも自分用にも。「ブラックニッカの限定品」が酒好きの心をくすぐる

6月17日は父の日。プレゼントをどうしようかとお悩みなら、今年はウイスキーなんていかがでしょうか? 実はロングセラーブランド「ブラックニッカ」から、父の日を“リッチ”に演出してくれる数量限定商品が登場。メーカーの新商品発表会の様子から、その魅力をお伝えします!

 

 

まずは「ブラックニッカ」のおさらいから

1956年の発売以来、時代とともにカタチを変えてウイスキーのおいしさ、面白さを発信し続けている「ブラックニッカ」。トレードマークの“ヒゲのおじさん”でもおなじみですね。現在では、飲みやすくて軽やかな「クリア」、華やかな香りとコクの「リッチブレンド」、深く重厚な味わいの「ディープブレンド」の3タイプの商品が主軸です。

 

2017年は前年比102%と拡大傾向のウイスキー業界にあって、「ブラックニッカ」は前年比112%と特に好調。5年連続で過去最高の売上を更新し続けています。

↑ウイスキー需要はじわじわと拡大中!(アサヒビール新商品発表会の資料より)

 

 

さらに“リッチ”になった限定ブレンド

それでは、ブラックニッカの父の日向け商品たちをご紹介していきましょう。まずは、「リッチブレンド」をベースとした数量限定商品「リッチブレンド エクストラシェリー」。

↑「ブラックニッカ リッチブレンド エクストラシェリー」2000円(参考小売価格/以下同)

 

シリーズの特徴であるシェリー樽原酒による甘く芳醇なコクを、さらに際立たせた味わいにブレンド。なめらかな口当たりと、濃厚なドライフルーツを思わせる甘さ、そしてほのかにビターな余韻が特徴です。

↑発表会では、限定販売の「エクストラシェリー」、従来の「リッチブレンド」、キーモルトの「宮城峡シェリー樽原酒」を飲み比べ

 

↑同社の誇るマスターブレンダーの佐久間正さんが、テイスティングについて説明してくれました

 

↑比べてみると違いがはっきりと。エクストラシェリーはさらに濃密でフルーティ!

 

↑サンプルとして特別に、シェリー樽の一部が会場に。年季を感じさせます

 

このリッチな味わいで、お値段は2000円とリーズナブル。これはウイスキー好きなら“買い”でしょう!

 

楽しいグラス付きセットも登場!

父の日に向けて、通常の「リッチブレンド」に特別なグラスが付いたセットも発売されます。ニッカウヰスキーのロゴが入ったグラスは、ウイスキーの香りを楽しむのに最適な形状を採用。

↑「ブラックニッカ リッチブレンド 香りに出逢うグラスセット」2300円。

 

なお「香りに出逢うグラス」は、アサヒビールの研究所と、ニッカウヰスキーのブレンダーが共同開発したものだそうで、フタが付いた特別なもの。また定番の3商品にも、期間限定でうれしいタンブラー付きのセットが発売されます。

↑定番の「ブラックニッカ」3アイテムにも、父の日向けのタンブラーセットがあり!

 

↑オリジナルミニジョッキが付く「クリア」900円

 

↑こちらは「香りに出逢うグラス」とパターンの違う、くびれのあるタンブラー付きの「リッチブレンド」1330円

 

↑どっしりとしたタンブラーが付く「ディープブレンド」1500円

 

ただお得なだけではなく、それぞれの酒質に合わせてグラスのデザインが違うという芸の細かさは、さすがの一言です。

 

どれも価格的に大げさになりすぎないのが、ちょうどいい。まさにプレゼントにピッタリです。限定品なので、もちろん自分用として買っておいても損はない一品でしょう。贈るもよし、一緒に乾杯するもよし、ブラックニッカでステキな父の日を!

【立ち食いそば】素朴な外観にだまされないで! 「ゆでたて生麺」と絶妙な「揚げ」で評価が高い代々木八幡の名店

小田急線代々木八幡駅の隣にある「八幡そば」は、常連客が昼下がりにのんびりそばをたぐるような親しみやすい店だ。しかし、そば好きの評価はすこぶる高い。

 

庶民的な外見ながらそば好きも唸る本格派

↑「春菊天そば」(420円)は、毎日食べに来る人もいる人気メニュー。春菊は茎の細い部分は細切りにするなど、仕込みが丁寧だ

 

麺は北海道幌加内産のそば粉を使った生そばを使い、ゆでたてで客に提供(昼の最も忙しい時間帯のみ短くゆで置くこともある)。中細の麺はそばの香りとコシがしっかりしている。つゆはほのかに甘みを感じるタイプで、かつお節のうまみが利いている。

 

人気メニューは「春菊天そば」や「かき揚げそば」。衣はやや薄めで、野菜の甘みをしっかり引き出す揚げ上がりだ。具材は近所の青果店のこだわり野菜を使用し、ねぎは国産のみを使う。

↑「もりそばごまつゆ(夏季限定)」(410円)はそばの香りが素晴らしい。

 

「八幡そば」は派手さはないが、確かな質のそばを提供してくれる。途中下車して食べる客が多いのも納得だ。


八幡そば
住所:東京都渋谷区富ヶ谷1-2-14
営業時間:7:00~20:00(月~金)、7:00~15:00(土)
定休日:日、祝日

 

【その他のお店を知りたい方はコチラ!】
20171228-s500
立ち食いそば名鑑120 首都圏編
定価:本体690円+税
発売日:2017年12月7日
発行所:(株)学研プラス

牡蠣って、ここまでスモーク向きだったのか…! 缶つまプレミアム「かき燻製油漬け」が切り拓くおつまみの新境地

K&Kの缶つまプレミアム。「子持ちししゃも」「鶏ぼんじり直火焼」「オイルサーディン」など、少し贅沢をしたいときにぴったりな缶詰おつまみブランドです。今回は「かき燻製油漬け」を見つけて購入してみました。こちらは、名産地である広島産の牡蠣のむき身をサクラのチップでじっくり燻製し、オイル漬けにした一品です。

 

スモークと牡蠣本来の旨みをダブルで味わえる

開封してみると、まずはその香りの強さに驚かされました。缶の中には、小粒ながら身の詰まった牡蠣が6つ。牡蠣の表面はばっちりスモークされており、見た目は茶褐色です。

頂いてみると、表面は「いかにも燻製!」という甘く深みのある味。一方で中身は、牡蠣独特の濃厚な味わいが生きていて、通常の燻製とは違った奥行きがあります。牡蠣の燻製は初めて食べましたが、これほどスモーク向きの食材とは思ってもいませんでした。なお、油漬けにはなっていますが、油のしつこさはそれほど感じません。

さて、そんな牡蠣の燻製にあわせたお酒は日本酒のにごり酒。にごり酒は、日本酒のもろみ(発酵中の液体)をあらごししたお酒で、米のかけらや米麹、酵母などが残っていて、甘みや旨みが強く出ています。ゆえに牡蠣の燻製の味に負けることなく、さらに深く広げてくれるのではと思い、選んでみたわけです。

実際に合わせてみると、これまでとはまた違った新しい甘み、深みが加わっていままでにない味わいに。それもただ濃厚で甘いだけではなく、日本酒ならではの爽快感もあって、後味はキレがいいという不思議な感覚です。また、牡蠣の燻製は赤ワインとともに味わっても美味。生の牡蠣をワインとあわせるなら白ワインとあわせることが多いと思いますが、本品は味が濃厚なので、赤ワインの渋みにも負けません。ただし、あまりに重すぎると牡蠣の味に干渉してしまうので、ライトボディがオススメです。さて、そんな日本酒にも赤ワインにも合い、飲食店でもなかなか味わえない牡蠣の燻製。ぜひ、自宅で手軽に味わってみてはいかがでしょうか。

 

K&K
缶つまプレミアム 広島県産 かき燻製油漬け
実売価格488円

いまさらじゃない。いまこそ進化した「クリスピー・クリーム・ドーナツ」へ行くべきだ!

コンビニのレジ横から専用ラックが消えるなど、ドーナツブームがひと段落したといえる昨今。その状況にありながら、大幅リニューアルで新展開に挑むチェーンがありました。世界的なドーナツブランド「クリスピー・クリーム・ドーナツ」です。今回は進化の詳細を、店舗設計とメニュー中心にお届けしていきましょう。

 

地域特性に合わせた店舗デザイン化が進む

2006年の衝撃的な上陸から12年。行列店から定番となった「クリスピー・クリーム・ドーナツ」ですが、今回のリニューアルによって一層普段使いしやすいようになっています。たとえば店舗デザイン。これまでは全国で同じような設計だったものを、都市型と郊外型でエリアに合わせた形にしていくというもの。

↑クリスピー・クリーム・ドーナツ 渋谷シネタワー店。インテリアが変更されたほか、席同士の間隔が広くなりました

 

↑こちらは以前の同店。全体的な色味や密度が違います

 

都市型としてはまず、有楽町イトシア店からリニューアル。次いで渋谷シネタワー店も新調されました。どちらも、内装を木目調の落ち着いたデザイントーンに。さらに席数を約20%減らし、そのぶんお客さんはゆったり過ごせるようになっています。

↑リニューアル後のクリスピー・クリーム・ドーナツ 有楽町イトシア店

 

実際に着席してみると、確かにゆとりを感じます。隣を気にするようなギチギチした感じがないので、食事をするにも軽い仕事をするにも快適。また、郊外型の店舗に関しては「イオンタウンユーカリが丘店」から施策を導入しています。ファミリー向けの内装や配置にしたうえに、キッズスペースも設置。

↑渋谷シネタワー店。入口から近い場所に大きなテーブルを配し、ひとりでも利用しやすいようになっています。また、オーダーカウンターの横には製造工程が見えるガラス張りのキッチンスペースも

 

さらにはテイクアウトにも力を入れるほか、「ホールセール事業」という、おみやげや外販での取り組みにも注力していきます。現在、一部のクリスピー・クリーム・ドーナツ店舗以外では羽田空港と、広尾にある外国人御用達スーパー「ナショナル麻布」のみですが、今後はよりお客さんとの商品接点を増やすべく取り扱い店舗を増やすとのこと。

新作は個性的ながらドーナツ店としての矜持がある

メニューにも新たな施策が組み込まれています。それが、食事を意識したドーナツ。こちらも現在は渋谷シネタワー店と有楽町イトシア店のみですが、大きな進化といえる内容です。写真とともに紹介していきましょう。

↑右が「ドーナツ キッシュ(ベジタブル&ベーコン)」で、左「ドーナツ プディング(トリプルベリー)」。どちらも450円でイートイン限定

 

特徴的なのは、アレンジをしていながらもドーナツであるということ。たとえばドーナツキッシュは、プレーンのドーナツ生地に野菜やチーズを使うとともに卵液でふっくらとした仕上がり。一方のドーナツ プディングは名物の「オリジナル・グレーズド®」を採用。ベリーのほかに卵液やシナモンを使い、味の方向性的にはフレンチトーストを思わせながら、しっかりとドーナツとしてのおいしさになっています。これは同店だからこそなせる新発想で、ドーナツのおいしさへの誇りを感じる傑作ですね。

↑「モーニング Aセット」520円。メープル ベーコン グレーズド、フルーツ ヨーグルト、

 

選べるドリンクがひとつに。「オリジナル・グレーズド®」の生地やメープルシロップで、甘じょっぱいおいしさが楽しめます

↑「モーニング Bセット」580円。ドーナツ バーガー(ベーコン&エッグ&チーズ)、フルーツ ヨーグルト、選べるドリンクのセット。スパイシーなサルサソースとマスタードの酸味が、おいしさのアクセントに

 

もうひとつの目玉が、モーニングセット。こちらも渋谷シネタワー店と有楽町イトシア店のみの展開かつ、朝(8:00~11:00)のイートインのみとなります。キッシュやプディング同様、自慢の生地を使うことによって、ほかにはない味わいを楽しめるのが魅力。きわめてインパクトが大きい、技ありの逸品といえるでしょう。さらに、渋谷店にはここだけの特別メニューも用意されています。

↑手前が「ドーナツ ホール with チョコ&ホイップ」350円。奥の左が「ドーナツ ホール 9」のシナモンで、右がシュガー(ともに400円)

 

↑「ドーナツタワー」1600円。「チョコ スプリンクル」「オールドファッションドーナツ」「ミニ ドーナツ」など多彩なドーナツをベースに、トッピングを盛ってカラフルに仕上げた“映える”ドーナツ

 

渋谷は若者を中心にグループでの来店が多いことから、「渋谷シネタワー店」ではシェアして楽しめる「ドーナツ タワー」や、「ドーナツホール」を使った3種の商品を用意。これらも、エリアの特性に合わせた施策といえるでしょう。なお、ここまで紹介してきたメニューは店舗限定品でしたが、季節に合わせたシーズナルドーナツは全店舗で積極展開。

↑4月18日より全店舗で期間限定発売されている「フルーティーモーメント」シリーズ。中央の縦2列が該当商品で、それぞれ「オールドファッション チョコバナナ」230円、「メロン クリーム」250円、「スイカ リング」230円、「マンゴー クリーム」250円。写真はそれらがセットになったお得な「フルーティー ダズン(12個)」2000円

 

なお、リニューアルのコンセプトは“最高のドーナツ&コーヒー体験を提供”というもので、コーヒーも大幅に進化しています。それが、1杯ずつ丁寧に淹れるハンドドリップコーヒー。

↑通常のブレンドコーヒーもありますが、シングルオリジン豆を使ったハンドドリップコーヒーはS500円、T(トール)550円~。季節に合わせて豆も入れ替えて提供するとか。また、カフェインレスのハンドドリップコーヒーはS290円、T340円

 

まずは都市部の2店舗を中心としたリニューアルですが、2018年内に新機軸のコンセプトで首都圏中心に10~20店舗を出店する予定とのこと。守りから攻めに転じた「クリスピー・クリーム・ドーナツ」。今後の展開も見逃せませんね。渋谷や有楽町に行った際はぜひチェックを!

【立ち食いそば】つゆは真っ黒…でも、だしのうまみに感動! 「薬味のひと工夫」もうれしい笹塚の名店

笹塚で40年以上営業を続ける「柳屋」は、昔ながらの関東系濃厚つゆが味わえる貴重な店。現在は二代目の女性店主が切り盛りするが、いまも先代の味を忠実に守り続けている。

 

感動の濃厚つゆが味わえる〝歴史遺産的〟立ち食い店

↑「ソーセージ天そば」(420円)は、魚肉ソーセージのうまみと衣に浸みた濃厚つゆの味の共演が魅力

 

かつおとさばの荒削り節と北海道産昆布でだしを取り、だしとかえしを合わせてから少し置き、継ぎ足して使うことでコクを出している。つゆはしょうゆの香りと色が濃厚だが飲めば甘辛い味とだしのうまみに感動。麺はそんな濃厚つゆに合う、モチモチのゆで麺だ。

↑「ジャガ芋天そば」(420円)はいもがつゆを吸って絶品。ゆで麺とじゃがいもでつゆの味わいを2倍堪能できる

 

なお、天ぷらの種類も豊富で、かき揚げやソーセージ天、じゃがいも天など15種類前後が並ぶ。薬味には、玉ねぎとねぎをミックス。ねぎの辛味に玉ねぎの甘みが加わり、つゆがやさしい味になる。これも先代考案の味だ。厳選素材を使い、昔ながらの味とスタイルを守る「柳屋」は、まさに〝歴史遺産的〟立ち食いそば店のひとつといえる。

柳屋
住所:東京都渋谷区笹塚2-11-4
営業時間:6:20 ~14:45(月~金)
定休日:土、日、祝日

 

【その他のお店を知りたい方はコチラ!】
20171228-s500
立ち食いそば名鑑120 首都圏編
定価:本体690円+税
発売日:2017年12月7日
発行所:(株)学研プラス

国民的アイス「雪見だいふく」が真夏にも食べられるように! 通年販売になった理由をロッテに聞いた

こちら前田アイス探偵事務所 第31回「雪見だいふくが一年中食べられるようになった理由を調査せよ」

ここは、都内某所にあるアイス専門の探偵事務所「前田アイス探偵事務所」。所長は、“アイスは1日3個まで”をモットーに、月間90個以上のアイスを食べる声優でアイスフェアリー(自称)の前田玲奈だ。

 

この探偵事務所には、アイスに関する各種調査の依頼がやってくる。新人助手と2人で、日々アイスについて探したり調べたり食べたり食べたり食べたりしている。

 

さて、今日はどんな依頼があるのだろうか……。

↑前田玲奈さん

 

雪見だいふくの通年販売を開始したロッテに潜入!

所長「ビッグニュースよビッグニュース!」

 

助手「なんですか? 大きな声出して」

 

所長「雪見だいふくが……、雪見だいふくが通年販売になったのよ。この依頼を見て!」

 

【調査依頼】
「雪見だいふくが通年販売になったそうです。なぜ1年中販売するようになったのか、理由を調査して下さい」

 

助手「え? 雪見だいふくって1年中売ってますよね」

 

所長「違うのよ。雪見だいふくはこれまでずっと秋冬限定販売の商品だったの。それが通年販売になるなんて、なんという福音……」

 

助手「知らなかった……1年中売ってると思ってましたよ」

 

所長「よし、さっそくロッテに調査に行くわよ。準備して!」

 

雪見だいふくの開発秘話&懐かしいパッケージで大興奮

助手「ということで、ロッテさんにやって参りました。今日はアイス企画課主査の北村考志さんにお話を伺います」

↑お話を伺ったロッテ ノベーション本部ブランド戦略担当アイス企画課主査の北村考志さん

 

所長「こんにちは。今日はよろしくお願いします。さっそくですが、雪見だいふくが通年販売になったそうですね」

 

北村さん「これまで秋冬シーズンに販売していたんですが、春や夏にもお客様から『雪見だいふくってどこで売ってるんですか?』という問い合わせがずっとあったんです。それで、今年の春夏より通年販売に切り替えたんですが、思ったよりも反響があってびっくりしています(笑)。そのほとんどが“雪見だいふくって通年販売じゃなかったんだ”という感想なんですけど」

 

所長「みなさん意外と知らなかったんですね。でもこれで1年中雪見だいふくが買えてうれしい限りです。そもそも雪見だいふくはいつから発売されているんですか?」

 

北村さん「雪見だいふくは1981年に発売しました。ロッテは1972年にアイスクリーム市場に参入したのですが、後発だったもので何か特徴がある商品を開発しなければということで、まだそれほどアイス需要がなかった秋冬向けの商品を作ろうということで始まったようです。そのとき、日本人になじみのある大福をヒントに開発したと聞いています」

 

所長「いまでは冬アイスも認知されてますけど、当時はまだ冬にアイスを食べるという概念がなかったんですね。形状などはどうやって決めたんですか?」

 

北村さん「1980年に“わたぼうし”というマシュマロでアイスを包んだアイスを発売しました。これが結構売れたのですが、翌年にモチを使った雪見だいふくを発売しています。形状はわたぼうしと同じですね」

↑1980年に発売された「わたぼうし」

 

所長「へえ、マシュマロ。それもちょっと食べてみたいな。雪見だいふくが発売されてから37年、そのあいだにはいろいろな味も登場していますよね」

↑雪見だいふくの担当になると引き継がれるという過去のパッケージが収納されたファイル

 

北村さん「最近で一番反響があったのは、“黄金のみたらし”ですね」

↑2017年発売の「雪見だいふく 黄金のみたらし」 ※現在は販売されておりません

 

所長「あれはおいしかったですね。母と私で買いだめしていて、いまだに冷凍庫に備蓄があります」

 

北村さん「期間限定だったのですが、1週間で販売休止にしなければならくなりまして。お客様には申し訳なかったですね」

 

所長「この紅白の雪見だいふくは覚えてます。おめでたい感じがしますよね(笑)」

↑「紅白雪見だいふく」(2001年発売) ※現在は販売されておりません

 

北村さん「変わったところでは梅見だいふくとか月見だいふくなんていうのもありました」

 

所長「知らないフレーバーや見たことがないパッケージもいっぱいありますね。歴史を感じます」

 

北村さん「それでは、雪見だいふくを召し上がってみてください」

↑雪見だいふく バニラ 130円(税別)

 

所長「ではさっそく、いただきます。あ~おいしい! 私、生まれたときから雪見だいふくを食べている気がする。いままでの人生で何個食べたんだろう……」

 

助手「雪見だいふくは日本ならではの味ですよね。ある意味ソウルフードというか、ソウルアイスというか」

 

所長「そうよ。前にも言ったけど、雪見だいふくは冷凍庫から出したら少し置いて、モチがやわらかくなったときが食べごろなの。ほら、やわらかいとモチがこんなに伸びるのよ!」

 

助手「ちょっと放置しておくのがポイントですね。ところで、今年から通年販売になるということで、何かキャンペーンなどを行う予定はありますか?」

 

北村さん「Instagramの公式アカウントで、雪見だいふくの新しい楽しみ方を提案する10秒アレンジレシピの動画を始めました」

 

所長「たとえばどんなレシピですか?」

 

北村さん「オリーブオイルや塩、豆腐、醤油、生ハムなどを使い、色々なアレンジにチャレンジしています」

 

所長「え~っ! 意外な組み合わせですね」

 

助手「所長、公式アカウントを見つけましたよ」

 

所長「どれどれ……この豆腐・醤油の動画、豆腐に雪見だいふく乗せて、醤油かけて終わりなんですね(笑)。短いけどインパクトがすごい! これ、みんなに見て欲しい!」

↑豆腐・醤油を使ったアレンジ

 

北村さん「全部で50種類くらいレシピがあるんですよ。週に2、3本ずつ公開しています」

 

所長「オススメはありますか?」

 

北村さん「肉まんと焼き鳥ですかね」

 

所長「……それ、本当においしいんですか?」

 

北村さん「ちゃんとみんなで味見して、おいしいものを審査で決めて出していますので大丈夫です。それからTwitterでは、“雪見家の日常はほんわりで〆る”という公式アカウントを作りまして、そこでオリジナルのストーリーを展開しています。オープニングテーマのPVも作ったんですよ」

所長「このPV、クオリティ高いですね! 曲もキャラクターもかわいい!」

 

北村さん「曲はORESAMAという音楽ユニットに作って頂きました。雪見家という家族と商店街の人々が登場するんですが、世代ごとに雪見だいふくの楽しみ方を発信していくという感じになっています」

 

所長「おもしろそう。これアニメ放送しないんですか? 私も参加したい!」

 

助手「所長、声優ですし、歌もお上手ですから、いろいろできると思うので、アニメ化の際にはぜひお願いします!」

 

北村さん「すみません、アニメ化の話はいまのところなく……もしよろしければ、この春発売した新商品も召し上がってみませんか?」

 

所長「ぜひ!」

 

助手「所長、その前に雪見だいふくの件、レポートをまとめておきましょう」

 

所長「そ、そうね。ではこんな感じでどう?」

 

【調査報告書】
●雪見だいふくが通年販売になったのはお客さんの長年の要望に応えてのこと。InstagramやTwitterでの展開からも目が離せない

 

助手「これでクライアントに提出しておきます!」

 

次回はロッテの2018年春夏アイスの新商品を一挙に試食します! お楽しみに!

 

文/三浦一紀

 

【前田玲奈さん情報】

公式ツイッター
https://mobile.twitter.com/renamaeda07

公式ラインアカウント
https://t.co/ixC8KohZOK

アイスフェアリーによるアイス好きのためのInstagram
https://t.co/GVwGuyhRo6

【出演情報】

<イベント>
■アニメ「ウマ娘」OP&EDリリースイベント会場&出演者決定!
7/8 (日) 日テレ らんらんホールにて
出演:
和氣あず未 高野麻里佳 Machico 大橋彩香 木村千咲 上田瞳 大西沙織
トークパートゲスト:
高橋未奈美 鬼頭明里 前田玲奈

OP&ED両商品ご購入でご応募できます。

■2018年10月にステイラックの上海イベント開催が決定致しました!
詳細につきましては、今後の公式サイト

トップページ


をチェックしてください!

〈コラボカフェ〉
HUNTER× HUNTER ×animate cafe
アニメイトカフェ池袋2号店、名古屋店にて開催中!

テレビアニメ『HUNTER×HUNTER』

ー放送中のものー

<アニメ>
「ウマ娘 プリティーダービー」
グラスワンダー役 毎週日曜日TokyoMXにて24:00〜放送!
その他の放送局はこちらより
https://umamusume.jp/sp/

「黒猫モンロヲ」
ヨッピー役
4月16日(月)より毎週月曜日
中京テレビ「ニャンだ?フル チャンネル」内(26:46 ~ 26:50) にて放送!
広島ホームテレビ、愛媛朝日テレビでも放送されます。
公式ホームページ
http://kuronekomonroe.net

「グラゼニ」
「3D彼女 リアルガール」
「Lostorage incited WIXOSS 」

<劇場アニメ>
「リズと青い鳥」4/21(土)公開

<ラジオ>
「前田玲奈のドキドキTuesday」
FM市川うらら 毎週火曜日19:00-
http://www.fmu.co.jp/maedarena.htm
アーカイブでも全回視聴可能

<吹替>
韓流ドラマ「オー・マイ・クムビ」
ジュンヒ役

<ナレーション>
BS日テレ 「おはよう!アンパンマン」
Ameba TV 「アプリで恋して何が悪い」

世界一の日本酒を決める「SAKE COMPETITION 2018」去年とはココが違う!

「SAKE COMPETITION(サケ コンペティション)」 実行委員会は、世界最多出品酒数を誇り、日本酒コンペティション「SAKE COMPETITION 2018」の開催を決定しました。「SAKE COMPETITION」は「ブランドによらず消費者が本当においしい日本酒にもっと巡り会えるよう、 新しい基準を示したい」という理念のもと2012年から始まりました。そのため市販酒のみが対象となっており、審査方法は完全に銘柄を隠し、酒の中身のみで競うことに徹底し、どんなブランドでも1位を獲るチャンスがあるコンペティションです。

↑昨年の「SAKE COMPETITION 2017」表彰式

 

「海外出品酒部門」を新設し、授賞パーティが一般参加可能に

昨年の「SAKE COMPETITION 2017」は参加蔵数、約453蔵(海外蔵:7場)、出品酒は1730点を超える世界最大規模。事実上の「世界一の日本酒」を決めるコンペとなっています。市販酒のみを対象に、この規模で審査するコンペはほかにはなく、年々注目度は上がってきています。例年1位を獲得した日本酒は、即日完売し全国から問い合わせが殺到。 地元の人にしか知られていないような地酒でも、全国的な知名度を獲得し、一躍脚光を浴びる大きなチャンスとなっています。

↑2017年の各部門の受賞酒。左からラベルデザイン部門「越後鶴亀 越王 純米大吟醸」(株式会社越後鶴亀/新潟県)、発泡清酒(スパークリング)部門「南部美人 あわさけ スパークリング」(株式会社南部美人/岩手県)、純米酒部門「作 穂乃智」(清水清三郎商店株式会社/三重県)、吟醸部門「来福 大吟醸 雫」(来福酒造株式会社/茨城県)、純米吟醸部門「土佐しらぎく 純米吟醸 山田錦」(有限会社仙頭酒造/高知県)、純米大吟醸部門「開運 純米大吟醸」(株式会社土井酒造場/静岡県)、Super Premium部門「七賢 純米大吟醸 大中屋 斗瓶囲い」

 

今年は海外からの出品酒のみで構成される「海外出品酒部門」を新設。2017年の「純米酒部門」 「純米吟醸部門」「純米大吟醸部門」「吟醸部門」「Super Premium部門」「ラベルデザイン部門」 「(発泡清酒)スパークリング」と合わせて、全8部門での審査を行います。審査は5月16日~5月18日にかけて行われ、 6月11日の表彰式にて受賞作が発表となります。ちなみに、「Super Premium部門」「ラベルデザイン部門」は、元サッカー日本代表の中田英寿氏の発案により、設立されたものです。

 

また、本年より、授賞パーティが一般参加できるようになった点に注目です。 授賞パーティでは、ザ・ペニンシュラ東京の24階レストラン「Peter」を貸切とし、ブッフェスタイルのディナーを実施。SAKECOMPETITION2018の上位入賞酒100種類以上の日本酒を用意し、日本酒との相性を考えたスペシャルディナーとともに楽しめる形になっています。ディナーのチケット価格は2万1600円とかなりのものですが、世界最高峰の日本酒が一度に楽しめるまたとないチャンス。思い切って参加してみてはいかがでしょうか。

↑授賞パーティが行われる「Pater」内観

 

【授賞パーティチケット情報】

◆日時:6月11日(月)授賞パーティ(19:00~21:30予定)
◆会場:ザ・ペニンシュラ東京24階レストラン:「Peter」
◆発売期間:4月27日(金)~ 5月25日(金)まで
◆チケット金額:2万1600円(税込)
◆住所:東京千代田区有楽町1-8-1 24階
◆アクセス:日比谷線・千代田線・三田線
「日比谷駅」地下通路 A6 ・A7出口直結

アムステルダムで発見! こだわりぬかれた世界の「最新コーヒー事情」

毎年3月、オランダの首都アムステルダムでは「The Amsterdam Coffee Festival」というコーヒー業界のトレンドを発信するイベントが開かれます。バリスタの技を競う催しや、ロースターによる豆の実演販売、最新のコーヒー関連グッズの販売などが行われ、カフェ経営者やコーヒーにうるさい大人たちがヨーロッパ中から集結。オランダ在住の筆者も最新のコーヒー事情を知るために、このイベントを取材してきました。現在いち押しのコーヒー豆から最新ドリンクボトル、カプチーノ用の変わり種ミルク、アルコールとのマリアージュがうれしいエスプレッソを使ったカクテルまで一挙ご紹介します。

The Amsterdam Coffee Festivalはアムステルダム中央駅からバスで10分ほどの広大な公園にあるイベントの聖地 「westergasfabriek(ウェスターガスファブリック)」で開催されます。なぜオランダで開催されるかというと、議論の余地はありますが、この国は近年、世界有数のコーヒー消費大国だからです(2012年にEuromonitorが行った調査では一人当たりのコーヒー消費量が世界1位)。オランダには外出先や職場での一杯はもちろん、自宅での「おうちカフェ」にこだわる人もたくさんいます。ヨーロッパではドリップコーヒーよりも「エスプレッソ」のほうが伝統的に飲まれており、オランダでもNespressoやSenseoなどのエスプレッソマシーンが広く普及しています。

 

また、オランダのなかでも特にコーヒーを大切にしているのがアムステルダム。おいしいカフェを知っていることと、おいしいコーヒーを家で淹れられることは、この町の男性にとって最も重要なスキルの1つです。そのマナーは歴史的に説明することがある程度可能。17~18世紀の大航海時代、東インド会社、西インド会社を有するオランダは、砂糖、カカオ、コーヒーなどを求め世界中を船で巡りオランダ海洋帝国とその名を世界に馳せました。大航海時代から各地のコーヒーを味わい続けたためか、オランダ人は味に妥協しなくなり、お気に入りの一杯で一息つくというのが大人の嗜みとなったのです。そのようなわけで、アムステルダムはコーヒーのレベルが高いんですね。

 

それでは、今年のThe Amsterdam Coffee Festivalで著者が発見したことを6つ紹介させていただきます。

 

1: シングルオリジンはもはや常識に

今回のイベントで目立ったのが、単一産地の豆のみを使用するシングルオリジンのコーヒーのブース。現在のコーヒー業界の主流と言っても過言ではありません。コーヒーの最高峰と呼ばれるエチオピアのイルガチェフをはじめ、産地と生産年度にもこだわったコーヒー豆が試飲販売されていました。

 

2:マイタンブラーの発展

タンブラーにも面白いアイテムがありました。イギリスの「ecoffee cup」(写真上)の素材は、生育が早く、生物分解されるバンブー(竹)を原料としたプラスティック。使い捨て紙コップの消費を減らそうというエコなこのブランドは、コーヒーもおいしく飲めると評判です。

「stojo」(写真上)はシリコン製タンブラーで、飲み終わったらコンパクトにたたんでポケットにしまえるのが特徴。食器洗い機や電子レンジに対応しており、2017年にイギリスの「Excellence in Housewares awards」で入賞しています。

3:ドリップコーヒーが欧州で浸透中

エスプレッソ中心のヨーロッパにも変化の兆し――。今回のイベントには、シンプルかつ緻密なデザインで人気の高い日本の「ZERO JAPAN」も出展。ここやほかのメーカーで数多く展示されていたのは、フラスコのようなデザインが特徴のCHEMEXや、AeroPressのコーヒーメーカーといった質の高いホームドリップ用アイテム。これは、ドリップコーヒーがヨーロッパの家庭にもじわじわと浸透していることを示唆しているのかもしれません。

 

4:欧州で認められた日本の「Hario」

日本のガラスメーカー「Hario」の商品も販売されていました。特にV60シリーズはもはやコーヒー界の定番といった様相。あちこちのブースで使われており、実力の高さを感じました。

 

5:コーヒー好きが本当に楽しめる「TiaMaria」

日本でコーヒーリキュールと言えば「カルーア」が知られていますが、会場ではジャマイカ生まれの「TiaMaria(ティアマリア)」が注目を集めていました。こちらはスッキリしたブルーマウンテンとラムのリキュールで、エスプレッソとのマリアージュはキリッとした味わい。コーヒー好きが本当に楽しめる味です。TiaMariaを使ったカクテルの試飲や販売、カクテルのミキシングコンテストは大勢の人を集めていました。

 

6:カプチーノの新スタイルとして定着中の「ベジタリアンミルク」

イタリアのように、オランダでも朝のカフェでカプチーノをオーダーする男性はよく見かけられますが、カプチーノのミルクもカフェにより様々な種類があります。根強い人気を誇る「QUEENS of DAIRY」の濃厚なミルクは、酪農王国オランダならではのフレッシュさがウリ。その一方、ヘルシー志向に人気なのは、牛乳以外の「ベジタリアンミルク」を使ったカプチーノ(写真上)です。豆乳だけでなく、オーツ麦、ココナッツ、アーモンドなどもすでに一般的になっており、泡がしっかり立ち、コーヒーにも濃厚な風味が加わるため、もはや「新しいカプチーノのスタイル」として存在感を放っています。

以上が今回、筆者の注目を引いた物事でした。コーヒー好きの私もThe Amsterdam coffee festivalにはいつも参加していますが、毎回、新たな発見に遭遇して大興奮。世界のコーヒー業界のトレンドが分かるこの祭典からは、今後も目が離せません。

【立ち食いそば】中野といえばココですね! 甘辛いつゆをまとった平モチ太麺、フワフワ天ぷらで愛され続ける創業40年の名店

中野駅周辺は再開発が進み、街の様子が変化した。だが、「田舎そば かさい」は、昔と変わらぬ場所で元気に営業している。創業して約40年、中野のみならず、総武・中央線沿線の住人にもファンは多い。

 

約40年場所を変えずにおいしいそばを元気に提供

↑「いか天そば(田舎そば+いか天)」(430円)特大のいか天は、一度寸胴のつゆに浸して丼に盛る。衣につゆが浸みておいしさアップ

 

「田舎そば」と銘打つように、そばはかなり太めのゆで麺。つゆはかつお、さばの荒削り節で取っただしを使い、色も味も濃いめでやや甘い。そばをすすると、モチモチ食感の麺が濃厚なうまみのつゆを引き連れてくる。まさに「喰らう」といった力強い食べ応えだ。トッピングはかき揚げ、いか天、あじ天など少数精鋭。特にいか天が人気で、初めて目にすると、丼から完全にはみ出すほどの大きさに圧倒される。

↑「たぬきわかめそば」はヘルシーなわかめとうまみのもとのあげ玉をトッピング

 

また同店は、薬味におろししょうがを使う点がユニーク。これが太麺とつゆによく合うため、常連客はセルフでスプーン山盛りのしょうがを入れるのだ。


田舎そば かさい
住所:東京都中野区中野5-63-3
営業時間:7:00~22:00(月~金)、7:00~19:00(土、祝日)
定休日:日

 

【その他のお店を知りたい方はコチラ!】
20171228-s500
立ち食いそば名鑑120 首都圏編
定価:本体690円+税
発売日:2017年12月7日
発行所:(株)学研プラス