グーグルのStadiaが終了するって…日本上陸もしないまま

米グーグルはクラウドゲームサービス「Stadia」を2023年1月18日に終了すると発表しました。

↑Ascannio/Shutterstock.com

 

Stadiaは2019年に開始されたクラウドゲームサービスで、ユーザーは手持ちのスマートフォンやタブレット、さらにはChromeブラウザから、最大4K解像度/60fpsの高品質なゲームを楽しむことができます。一方で同社による独自のゲームスタジオが閉鎖されるなど、サービスの終了を予測させる動きも以前からありました。

 

グーグルによれば、Stadiaが終了する理由は「我々が期待したほどユーザーからの指示が得られなかった」としています。やはり、Stadiaのサービスは思ったよりも人気がなかったようです。

 

グーグルによれば、Google Storeで購入されたハードウェアや、Stadia Storeで購入されたゲーム、アドオンコンテンツはすべて払い戻しされます。また2023年1月18日までは、ゲームライブラリにアクセスし、プレイすることが可能です。

 

なお、Stadiaは結局日本ではサービスが提供されることはありませんでした。嵐のように現れては去っていったStadia、今後のクラウドゲームサービス業界への影響が気になります。

 

Source: Google via 9to5Google

ネットフリックスがゲームに超本気! 社内スタジオを開設へ

米ネットフリックスは9月26日、社内ゲームスタジオを開設すると発表しました。

↑Miguel Lagoa/Shutterstock.com

 

昨年11月には一部地域にて、モバイルゲームの配信を開始したネットフリックス。自社の映画やドラマの豊富なコンテンツにより、ゲームビジネスを拡大しようというのが同社の狙いです。また、これには勢いを失う動画配信サービスの収入を補うという意味もあります。

 

ネットフリックスの社内スタジオは、フィンランドのヘルシンキに設立されます。ディレクターには、マルコ・ラスティッカ(Marko Lastikka)氏を招聘。そして、「広告なし、アプリ内課金なしの、楽しくて深い魅力のあるさまざまなオリジナルゲームを、世界中の何億もの会員の皆様にお届けする、世界クラスのゲームスタジオを構築する」と述べているのです。

 

ネットフリックスはすでにヘルシンキにて、買収したNext Gamesというゲームスタジオを保有しています。そして別の場所にあるNight School StudioやBoss Fight Entertainmentとともに、4つのスタジオでゲーム開発をすすめるとしているのです。

 

ネットフリックスによれば、社内スタジオからの新たなゲームがリリースされるのは「数年後」になるとしています。アイディアを自由に盛り込める社内スタジオからの新たなゲームの登場を、楽しみにしたいものです。

 

Source: ネットフリックス

改訂版PlayStation 5、消費電力や発熱が下がった理由は新型チップ採用のためだった!

最近ソニーはPlayStation 5の改訂モデル「CFI-1200」シリーズの出荷を始めています。この改訂モデルでは内部設計も一新され、消費電力と最高温度ともに前モデル(CFI-1100)よりも下がっていることが明らかとなっています

↑Shutterstockより

 

その理由の1つが、心臓部分であるSoC(1つのチップに様々な機能を統合したもの)が新型になっているからだと判明しました。

 

これは半導体業界専門メディアAngstronomicsが、独占記事として公開した情報です。元々のPS5に搭載されていたSoCは、コード名「Oberon」と呼ばれています。これは台湾の半導体大手TSMCの7nm技術(N7)で製造されていましたが、新たなSoC「Oberon Plus」は同社の「N6」、つまり6nm技術で作られているそうです。

 

ここでいう「6nm」「7nm」などの数値は、半導体の回路線幅(プロセスルール)のこと。この数値が小さくなればなるほど、一般的には処理能力が向上し、消費電力は小さくなり、発熱は抑えられる傾向があります。

 

そしてTSMCはN7ノードとN6ノードに、デザインルール上の互換性を持たせているとのこと。これにより製品の基本設計を大きく変えることなく、旧型の7nmチップを6nmチップに置き換えられる、というわけです。

 

N6技術のトランジスタ密度はN7よりも18.8%向上し、消費電力も減り、それに伴い温度も下がります。おかげでヒートシンクも小型化でき、軽量化にも貢献しているようです。

 

新SoCの恩恵は、それだけではありません。そのダイサイズ(半導体の面積)は約260平方mmで、旧Oberon(約300平方mm)よりも約15%小さくなっています。ダイサイズが小さくなれば、1枚のウェハー(シリコン単結晶でできた薄い板)から生産できるチップの数が増えるはず。Angstronomicsによれば、「Oberon Plus」はウェハー1枚あたり、約20%多くのチップが作れるそうです。

左が新型SoCの「Oberon Plus」、右が旧型の「Oberon」。ダイサイズが小さくなっている

 

これは、ソニーがコストを上げずにPS5用のSoCを量産しやすくなることを意味しています。ひいてはPS5本体の増産も加速できる可能性もあり、しだいに品不足が解消していくのかもしれません。

 

Source:Angstronomics
via:Wccftech

「ソンソン」12~ラストまでのノーミスクリアに挑戦【ゲーム芸人フジタの挑戦】

ゲーム芸人フジタが、アラフォーに向けてオススメタイトルを紹介する本連載。今回は、カプコンのレトロアーケードゲームを大量に遊べる「カプコンアーケード 2ndスタジアム」から、名作「ソンソン」をプレイ。1Pプレイの厳しさにフジタもお手上げ!?

 

↑ステージの区切りはなく「20」からスタート。ラストにお釈迦様がいる天竺にたどり着くと次の周回へ

 

カプコン
ソンソン

「カプコンアーケード 2ndスタジアム」
本編無料(単品販売400円、30本パック4000円)
https://www.capcom-arcade-stadium.com/2/ja/

 

アーケード発の強制横スクアクション。孫悟空の孫・ソンソンと猪八戒の孫・トントンがさらわれた仲間を救うため旅立つ。当時では珍しい2P同時プレイ搭載。

 

報酬はイベリコ豚生ハム、罰ゲームは踊らにゃソン!?

編集部(以下編) 今回の成功報酬は2Pキャラのトントンにちなんで、イベリコ豚の高級生ハムをご用意しました!

 

フジタ(以下フ) 生ハム好きっちゃ好きですけど、ものすごく薄いんですよね(笑)。

 

 ただし、失敗の場合は罰ゲームとして、“踊らにゃ損損”ということで、BGMに合わせて即興で踊りながらプレイしていただきます。

 

 そういえばファミコンの説明書にBGMの歌詞が載ってましたよね。「ソンソン」のBGMは名曲です!

 

ゲーム中盤「12」からノーミスで天竺へ到達せよ!

↑攻撃は横方向のショットのみ。フィールドは上下6段に分かれている。敵を高得点のジャンボフーズに一気に変えるアイテム「Pow」が爽快!

 

 今回は「ソンソン」のアーケード版です。

 

 僕はファミコン版の「ソンソン」を2人で結構遊んでました。当時は2人同時プレイができるゲームが少なかったので貴重でしたね。協力すると難易度も下がってスイスイ進むので面白いんですよ。

 

 今回の挑戦ルールは、1人プレイでノーミスクリアになります。かなり厳しいのでは?

 

 このゲーム、すぐ死ぬじゃないですか(笑)。ミスが許されないのはキツいですね……。

 

↑やられてもその場で復活する残機制。ある程度進むごとに赤・青・緑の魔人が出現。5発攻撃を当てて倒す。投げてくる斧は弾で相殺可能

 

 ワンミス即終了は見ているほうも緊張感あります。では、読者が「ソンソン」をクリアするためのコツを教えて下さい。

 

 段を変えるときが危ないんですよ。なので、居場所を固定してのプレイがオススメです。一番下ですかね。魚が下から来ることもありますが、基本上からの攻撃しか来ないので。

 

 では、お願いします!

 

↑天竺までの道中、砦が行く手を阻む。砦は壁をすべて壊すか、一定時間経過すると通過できる。終盤はトンボとのコンボでかなりの鬼門

 

――それでは、中盤「12」からスタートです。お釈迦様は最後の「1」にいます。このドクロの壁は壊しましょう。全部壊すとシーンクリアでまた進んでいきます。うわあ、危なかった。いきなり危なかった(笑)。で、ここは連打ですね。手動なんで、疲れると撃ち負けちゃう可能性があります。「ソンソン」って残機も増えるし、2人同時プレイだと多少やられてもいいやみたいな感じだと思うんですけど、これね、1人で丁寧にミスなく進むのって相当キツいことに気付かされます。このゲームはトンボが超ヤバくて……。うわあ、危ない危ない。

↑「西遊記」がモチーフのため、ラストはお釈迦様が持つ巻物を取るとクリアとなる。ポップな中華風BGMと、かわいいキャラも人気の理由

 

【トンボをはじめ、敵の猛攻に絶叫するフジタ。続きは動画で!】


撮影:高原マサキ(TK.c)

 

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ゲーム芸人フジタの挑戦
ゲーム芸人フジタの挑戦(YouTube)

 

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クラファンの資金調達は116%に到達! ドリキャス用「非公式」ビジュアルメモリが開発中

Dreamware Enterprises社は、かつてセガが発売したゲーム機・ドリームキャスト用の周辺機器「ビジュアルメモリ」の次世代モデルと称する「VM2」を開発中であり、そのキャンペーンをクラウドファンディングで実施しています。特にセガからライセンスを得たとの表記は確認できず、このビジュアルメモリは非公式のファンメイド製品となる模様。

 

↑ドリキャス用「非公式」ビジュアルメモリ

 

ビジュアルメモリとは、ドリキャス(略称)のゲームデータを記録するための画面付きメモリーカードです。モノクロ液晶と十字キーやA、Bボタンなどの操作系、さらにビープ音が鳴るスピーカーを内蔵しており、これだけで携帯ゲーム機として遊ぶこともできます。

 

このVM2は、ビジュアルメモリの欠点を全て取り除くことを目指したそう。バックライト付きの液晶画面は解像度も向上し、内蔵ストレージは128KB(200ブロック)に増えたうえ、microSDカードスロットもあります。セーブデータが増え過ぎたかときでも、残り容量に頭を悩ますこともなさそうです。

 

そして外部ポートとしてUSB-Cポートを備え、充電するときやPCと接続する際にも使用可能。さらに、PC接続時にはWindows GUIがサポートするそうで、PC上でセーブデータの操作や自作ゲームの転送ができると思われます。

↑こんな設計

 

VM2のファームウェアとソフトウェアは、クラファンキャンペーンの主催者であるChris Daioglou氏が1人で開発。原材料や部品はさまざまなサプライヤーに発注しつつ、組立はギリシャで行うそうです。

 

目標額の9万ユーロ(約1280万円※)に対して、記事執筆時点(9月22日)での調達額は116%に達しており、いまなおドリキャス人気が高いことが伺えますが、日本向けの価格は1個あたり1万6304円、2個では3万765円。3個では4万5367円とNintendo Switchをゆうに超えており、セガやドリキャス愛を試される金額ではあります。

※1ユーロ=約142円で換算(2022年9月22日現在)

 

気がかりなのは、セガ非公認製品だというのに筐体には「Dreamcast」、画面には「SEGA」と堂々と表記されているところ。これらはセガが権利を持つものであり、このまま世に出せば著作権などを侵害する恐れがあります。

 

カラーは白と黒の2種類あり、出荷は2023年8月予定とのこと。製品化までに、上記の権利問題をクリアにすることを望みたいところです。

 

Source:Indiegogo
via:The Verge

価格もスペックも十分!「Logitech G Cloud Gaming Handheld」が10月に米国で発売

Logitech Gが、クラウドゲーミング用携帯ゲーム機「Logitech G Cloud Gaming Handheld」を正式に発表しました。すでに米国のAmazonでは販売が始まっており、希望小売価格は349.99ドル(約5万500円※)ですが、現在は期間限定で299.99ドル(約4万3300円。記事執筆時点では品切れ中)で予約受付中。発売は10月18日とされています。

※1ドル=約144.5円で換算(2022年9月22日現在)

↑すでに米国で人気沸騰中の「Logitech G Cloud Gaming Handheld」(画像提供/Logitech)

 

このゲーム機は、8月にLogitechが開発中と表明していたもの。中国のゲーム大手Tencent Gamesと協力して、2022年中に発売すると予告されていました。

 

そのスペックやデザインは、以前リークされた内容とほぼ同じです。画面は7インチで解像度は1080p(1920×1080)、リフレッシュレートは60Hzのタッチスクリーン。アナログスティック2本や十字キーを含むコントローラーを内蔵し、触覚フィードバックやジャイロスコープ、ボタン設定の変更にも対応するなど、ゲーム専用機に求められる操作系は一通り備えられました。

 

プロセッサーにはSnapdragon 720Gを採用し、4GBのLPDDR4x RAMと64GBのストレージを搭載。microSDスロットもあります。1回の充電で最大12時間は動作し、USB-Cケーブルで約2.5時間でフル充電できるとのこと。

 

本体の重量は約463gで、ジョイコン取り付け時のNintendo Switch(約398g)とSteam Deck(約669g)の中間といったところでしょう。ステレオスピーカーとステレオマイクを内蔵し、エコーキャンセリングとノイズ抑制の機能もあり。さらにBluetooth 5.1やUSB-Cヘッドホンにも対応するほか、3.5mmヘッドホン端子も用意され、サウンド周りは充実している印象です。

 

その核心となるクラウドゲーミングとしては、マイクロソフトの「Xbox Cloud Gaming」とNVIDIAの「GeForce Now」に対応。 Steam Linkアプリを使ってPCから、あるいはXboxアプリ経由でXboxコンソールからのリモートプレイも可能です。

 

また、Logitechによると、ユーザーがGoogle Playストアからアプリをダウンロードできるそう。そのため、おそらく Google Stadiaや Amazon Lunaなど他社のクラウドゲーミングアプリのほか、SNSアプリやAndroid用ゲーム、YouTubeやNetflixなど動画ストリーミングも利用できると思われます。

 

さほど高めのスペックとは言えませんが、ゲーム画面を外部サーバーから転送するクラウドゲーミングではデバイス側に高い性能は必要なく、プレイに差し支えはないはず。価格もSteam Deckよりは抑え目で、日本での発売も期待したいところです。

 

Source:Engadget

 

Xbox Series X、Xbox Oneのゲームディスクがネット接続なしにプレイ可能に!

これまでXbox Series XでXbox Oneのゲームディスクを遊ぶときは、オンラインに接続してDRM(デジタル著作権管理)サーバーで認証を受ける必要がありました。これが不要となり、オフラインでもXbox Oneのディスクがプレイ可能になったと報じられています。

↑Shutterstockより

 

Xbox Series Xが発売されて以来、Xbox Oneのディスクを直接セットしたり、ハードディスクにインストールした場合でも、ネットに接続する必要があることは不評でした。マイクロソフトのDRMサーバーが落ちているときは遊べず、また将来的にDRMサーバーが閉鎖された場合は過去のゲームがまったくプレイできなくなる恐れがあるからです。

 

なお、Series Sはそもそもディスクドライブがないため、この問題は技術的にあり得ません。

 

それが9月6日にリリースされた更新により、オンラインでのチェックが不要となりました。

 

XboxエンジニアリングリードのEden Marie氏がユーザーからの指摘に応え、事実だと認めています。なお「一部のゲームでは、最高の体験を保証するために、インストール後にオンラインで更新する必要がある場合があります」とのことです。

 

いまなおXbox Series Xの初期設定にはオンライン接続が必要であり、後方互換性のあるXboxおよびXbox 360のゲームも、ディスクを挿入した後にダウンロードを行うため、インターネット接続なしには遊べません。とはいえ、今回のアップデートにより、ネット環境が不安定だったり、マイクロソフトのサーバーが停止しているときも、ほとんどのXboxゲームはプレイできそうです。

 

Source:Gamesradar

PlayStation VR2で初代PSVRゲームは遊べません。ソニーが公式にコメント

ソニーのPlayStation 5用次世代ヘッドセット「PlayStation VR2」 は2023年初頭に発売が予告されていますが、初代PlayStation VR用ゲームがプレイできないことが公式に明らかにされました。

↑Image:Sony

 

これはソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のシニア・バイス・プレジデントでプラットフォームエクスペリエンス担当の西野秀明氏が、公式PlayStationポッドキャストのエピソード439で述べたことです。

 

西野氏のコメントは、29分12秒から。「PSVR2は真の次世代VR体験を提供するよう設計されているため、初代PSVR用ゲームとは互換性がありません」とのことです。

 

続けて西野氏は、PSVR2の触覚フィードバックやアダプティブトリガー、高度なアイトラッキング、4K HDR対応など「はるかに進んだ機能」をいくつか挙げて、「つまりPSVR2向けのゲーム開発には、初代PSVRとはまったく異なるアプローチが必要」だと述べています。

 

しかし、海外テックメディアArs Technicaは、より高度なPSVR2の機能を並べられても、それほど高度ではない初代PSVRのゲームをなぜ動かせないのか、明確な説明になってないと指摘しています。

 

たとえばOculus Rift Sは、前モデルの初代Oculus Riftとはまったく違うアイトラッキングシステムを宣伝しつつも、初代Rift用のゲームを遊ぶことができました。より進んだVRヘッドセットが、以前のヘッドセット専用のソフトを動かせた前例があるわけです。

 

もしかしたら、初代PSVRとの互換性がないのは、新たなPlayStation VR2 Senseコントローラーを中心とした操作系と関係があるのかもしれません。初代PSVRでは、PS4用のDualShock 4やPlayStation Moveなどを使えましたが、それら古いコントローラーをPSVR2に接続する、あるいは古い操作系をソフトウェア的にSenseコントローラーで再現することが難しい可能性がありそうです。

 

Source:Official PlayStation Podcast Episode 439

via:Ars Technica

大作『GTA6』のプレイ動画が90本以上流出。「ビデオゲーム史上、最大級のリーク事件」との声も

米ロックスター・ゲームス社が開発中の大作オープンワールドゲーム『Grand Theft Auto 6(GTA6)』のプレイ動画が90本以上、ネットに流出しました。初めは偽物ではないかと疑う声もありましたが、後にロックスター社が本物だと認め、遺憾の意を表明しています。

↑Image:Rockstar Games

 

これらの動画は、「teapotuberhacker」というユーザーが海外ファンサイトGTAForumsに 投稿したものです。ロックスター社内のSlackから直接盗み出したと主張し、GTA5と6のソースコードとアセットなど、さらなるデータをすぐ流出させることも仄めかしていました。

 

そこでは強盗や銃撃戦、オープンワールドでのドライブやフルボイス会話など、GTAシリーズらしいプレイが確認できます。ほとんどの映像は短めですが、なかには、女性のキャラクターが食堂で強盗を働き、銃を突きつけられた客は恐怖した後、女性と共犯の男性が警察と銃撃戦を繰り広げ、パトカーに飛び乗って走り去る……という長めの映像もあります。

 

この内容は、BloombergのJason Schreier記者が報じていた「舞台は架空のマイアミ(おそらくGTA過去作のVice City)、シリーズ初の女性主人公」というリークを裏付けるものと思われます。ほとんどの映像ではデバッグ(不具合の修正)用と思しき数値やプログラム言語らしき表示があり、明らかに開発中の画面のようです。

 

今回の映像が流出した直後にも、Schreier氏はロックスター社の関係者に「初期・未完成」映像のリークが本物だと確認したとツイート。この出来事はビデオゲーム史上最大のリークの1つであり、ロックスター社にとって「悪夢」だと述べていました。

 

その後、これら動画はYouTubeに転載されたものの、次々と削除されています。「この動画は、Take 2 Interactive(ロックスター社の親会社)から著作権の申し立てがあったため削除されました」とあり、本物だったことは確定となっていました。

 

さらにロックスター社の公式アカウントがTwitterで声明を出し、「最近ネットワークに侵入され、無許可の第三者が当社のシステムから、GTA次回作の初期開発映像を含む機密情報を不正にアクセスしダウンロードする事件が発生しました」として、映像が本物だと認めています。

 

しかし「進行中のプロジェクトの開発に長期的な影響を及ぼすことはないと考えています」「GTA次回作の制作は予定通り進めます」とも付け加えており、開発が大幅に遅れることもなさそうです。

 

ゲームメーカーにとっては「どのように情報を出していくか」は販売戦略の一部でもあり、かたやユーザーにとってはネタバレによってゲームのおもしろさを損ないかねません。ともあれ、今後の犯人の動向にも注目したいところです。

Source:Polygon

『Halo Infinite』内に『トイ・ストーリー』のアンディの部屋を再現した猛者現る

米マイクロソフトのFPS(一人称視点シューティング)『Halo Infinite』では、11月中にマップなどが自作できる「フォージ(Forge)モード」のオープンベータ版が公開される予定です。それを非公式に使ったユーザーが、『トイ・ストーリー』の世界を再現して注目を集めています。

↑Image:Red Nomster

 

このフォージモードは、2007年に発売された『Halo3』にマップ自作ツールとして搭載されたのが始まりです。最初はレイアウトエディター、つまりマップの建造物や地形など、もともとマップに存在するものは変えられず、武器や乗り物、箱などのオブジェクトのみが配置換えできました。

 

それがユーザーコミュニティの手に委ねられると、木箱などを組み合わせてペリカンを作ったり、テレポーターノードを使ってモノを宙に浮かせたり、ありとあらゆる創意工夫が発揮されました。それ以降のHaloシリーズでもフォージモードは進化し続け、より多くのアセットや地形パーツ、色の編集やライティングの変更、それにスクリプト(簡易プログラミング)も追加。こうしてプレイヤーの遊び場となったのです。

 

さてRed Nomsterと名乗るユーザーは、ふだんは銃弾が飛びかう『Halo Infinite』世界の中に、『トイ・ストーリー』シリーズでおなじみのアンディ(3作目までの人間側の主人公)の部屋を完ぺきに再現した動画を公開しています。

 

3つ目のエイリアン人形やミスター・ポテトヘッド、胴体がバネでできたスリンキー・ドッグからおもちゃ箱まで、細かなところまで凝りに凝っているようです。

 

今年7月にもフォージモードを使って、かつて小島秀夫監督が手がけたホラーゲーム『P.T.』の通路をライティングから音響まで巧みに再構築した猛者も現れていました。

 

先ほど述べたとおり、正式にはフォージモードはまだ利用できません。無理に抜け道を使うとアカウントがBANされる可能性が高いため、今年11月のオープンベータか、11月~来年3月にリリース予定の正式版まで待ちたいところです。

 

Source:Red Nomster(YouTube) 
via:Wccftech

「マリオオープンゴルフ」ドライバーとパターのみでJAPANコース9ホールのアンダーパーに挑戦!【ゲーム芸人フジタの挑戦】

ゲーム芸人フジタが、アラフォーに向けてオススメタイトルを紹介する本連載。今回は、「Nintendo Switch Online」に加入して懐かしのファミコンゲームが遊べる「ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online」からセレクト。クラブを限定してプレイ!

 

↑コースは「JAPAN」「AUSTRALIA」「FRANCE」「HAWAII」「UK」の全5種類。「マッチプレイ」もあり

 

任天堂
マリオオープンゴルフ

「Nintendo Switch Online」
1か月(30日間)306円~
https://www.nintendo.co.jp/hardware/switch/onlineservice/fc/

 

マリオがゴルフに挑戦するファミコン後期のタイトル。1ラウンドを規定オーバー内でクリアすると次のコースに進める。当時としてはかなりの本格派だ。

 

報酬は抹茶お菓子セット。罰ゲームは英語・数字禁止!?

編集部(以下編) 今回の成功報酬はゴルフのグリーンにちなんで、グリーンといえば抹茶! 色鮮やかな抹茶のお菓子セットをご用意しました。

 

フジタ(以下フ) 抹茶は小さいころから好きでしたね。ハーゲンダッツのなかでも2番目に好きな味です。

 

 ただし、失敗の場合は罰ゲームとして、英語・数字禁止ホールに挑戦していただきます。以前の第52回で行った英語禁止実況では、2ホールで16ペナルティの大失態でした(笑)。

 

 今回は英語に加えて数字も禁止!? まあ、それでも前回よりはうまくいくと思いますよ。

 

1~9ホールをドライバーとパターでアンダーパーせよ!

↑1ホール目。森に囲まれていたり、大きな湖に挟まれていたり、バンカーばかりだったりと、コース設計はかなりいやらしい。歯ごたえ抜群

 

 今回はファミコン後期のゴルフゲーム「マリオオープンゴルフ」です。

 

 いやあ、僕ね、ファミコンの初代「ゴルフ」をやりすぎていて、そっちに慣れてるんですよ。基本的なシステムはほぼ同じなんですが、ボールにスピンがかけられたりと細かい微調整があるので、そこがねえ……。

 

 今回は「JAPAN」コースの1~9ホールをドライバーとパターのみでアンダーパーを目指していただきます。

 

 ドライバーだけだとバンカーの入り方によっては絶対抜けられないパターンもあると思います。そこが気がかりですね。

 

↑ショットはおなじみのゲージ式。パワーを決めて、そのあと曲がる方向を決める。ボールを叩くポイントによってスピンもかけられる

 

 途中まで良くても、ひとつのホールで大叩きしたら終わりですからね。ちなみに、今回の鬼門はどこでしょうか?

 

 9ホール目ですかね。1打目は木に沿って左方向に打つんですけど、その先には池が広がっている。ゲージの中央から右にちょっとズレたら池ポチャです。動体視力が試されますね。

 

 では、お願いします!

 

↑デモ画面にもマリオが登場。ピーチはキャディを務める。1人用の「STROKE PLAY」ではコースごとに規定オーバー打数がある

 

――それでは、1ホール目です。まずスイングを「FAST」にすると、距離が伸びるんですが調整が難しくなる。ゲージの動きが超速くなるんですよ。ここは木を抜けてバンカーを抜けてグリーンを狙うという感じです。この木は見た目通りに当たってしまうんで、ちょっとカーブをかけます。ああ、かけすぎたかな!? あっぶねー。バンカーに入ると詰むみたいなことありえるんで(笑)。

↑意外と難関の9ホール目。ショット時はスイングスピード・ボールの回転・プレイヤーの向きを細かく決められる。風の方向にも注意

 

【複雑なコースをドライバーのみで進むフジタ! 続きは動画で!】


撮影:高原マサキ(TK.c)

 

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ゲーム芸人フジタの挑戦
ゲーム芸人フジタの挑戦(YouTube)

 

(c)1991 Nintendo

Stadia、1440p解像度をユーザーが選べるように

米グーグルのクラウドゲームサービス「Stadia」にて、「Stadia Pro」会員向けに1440p解像度でのゲームプレイの明示的な設定が可能となっています。

↑Ascannio/Shutterstock.com

 

Stadiaでは2020年から1440p解像度でのゲームプレイが提供されていましたが、1080pより大きく4Kより小さい解像度のモニターを使いつつ、設定解像度を4Kに設定した場合にのみ作動するという、かなりわかりにくく限定されたものでした。

 

ツイッターユーザーのStefan Dehnert ステファン氏など一部のプレーヤー向けに配信が開始された今回の新設定では、ユーザーが明示的に1440p解像度を選択することができます。またこの設定では、ゲームプレイ1時間あたり14.4GBのデータを消費するようです。

 

現時点では1440p解像度の設定はデスクトップアプリでのみ確認されており、AndroidやGoogle TV、Chromecastなどのその他のプラットフォームで、1440p解像度がいつ利用できるようになるのかは不明です。

 

設定の導入が報じられてから導入まで、かなり時間がかかったStadiaの1440P解像度設定。最近はあまり目立った展開がないStadiaですが、「どんなデバイスでも高品質なゲームを」という目標にむかって、突き進んでほしいものです。

 

Source: Stefan Dehnert ステファン/Twitter via 9to5Google

PSPのデザインからヒント! 携帯ゲーミングPC「GPD Win 4」が新発表

元祖・携帯ゲーミングPCといえるGPD社が、PSPやPS Vitaのような新型マシン「GPD Win 4」の情報を解禁しました。ディスプレイは16:9の6インチ(1920×1080)を採用し、重さは500g前後とされています。

↑ますますPSPに似ているGPD Win 4(画像提供/GPD)

 

このGPD Win 4は、2021年に発売された「GPD Win 3」の後継モデルに該当。ふだんはニンテンドースイッチのようにゲームパッドで遊ぶことができ、液晶画面を上にスライドすればキーボード部分が現れる仕組みも引き継いでいます。

 

前モデル以上にPSPに似ているように思えますが、GPD公式の説明では「PSPの両端の丸いデザインからヒントを得て、握るときの力を分散」させられるそう。

 

最新モデルは、CPUにAMDのRyzen 7 6800Uを搭載し、内蔵のRadeon 680M統合GPUにより、外出先でも優れたグラフィック性能を実現。またUSB Cポートを通じてeGPU(外付けGPU)にも繋ぐことができるため、自宅では処理が重いゲームも(追加の投資をすれば)遊ぶことができます。

 

また、メモリは最大32GBを搭載でき、内蔵SSDは最大2TB。無線としてはWi-Fiのほか4G LTEオプションも用意されており、いつでもどこでもオンラインプレイをしたり、ゲームをダウンロードしたりできるとのこと。

 

さらに、GPD Win 3から引き続き「光学式フィンガーナビゲーション」も搭載され、パッドには向かないマウスのような操作も可能です。ほかにも指紋認証センサーが内蔵されており、ロック解除のパスワードを打ち込む必要もありません。

 

本体のカラーバリエーションは、ブラックとホワイトの2色。まだ発売時期や価格は公表されていませんが、これまでのGPD WinシリーズはクラウドファンディングのIndiegogoで資金を集めた後に、米アマゾンなど大手小売店を通じて販売されてきました。今後の続報を楽しみに待ちたいところです。

 

Source:GPD(Twitter) 
via:Gizmochin

時間管理に便利! PC用「Xboxアプリ」が「HowLongToBeat」を導入

米マイクロソフトは、PC用Xboxアプリの新バージョンをリリースしました。今回のアップデートでは「HowLongToBeat」サイトが統合され、PC Game Pass(定額制ゲームサービスXbox Game Passのパソコン向けプラン)で遊べるゲームのクリアに必要な時間が、だいたい分かるようになります。

↑時間を節約しながらプレー(画像提供/Microsoft)

 

この「HowLongToBeat」は、元々は特定のゲームをクリアするのにかかる時間を調べられるコミュニティ主導サイト。有志のプレイヤーたちから集めたデータをもとに、およそのプレイ時間が割り出されています。

 

HowLongToBeatが便利なのは、プレイスタイルごとにクリア時間の見積もりが用意されていること。例えば「レッド・デッド・リデンプションⅡ」であれば、メインストーリーだけなら約50時間、メイン+サイド(寄り道のサブクエストなど)を遊べばプラス30時間程。完全クリアを目指せば約174時間かかる、という具合です。

 

PCのXboxアプリであれば、この情報は各ゲームの詳細ページから確認できます。

↑HowLongToBeatは下部に表示されている(画像提供/Microsoft)

 

マイクロソフトは、この統合により次に遊ぶゲームを決めやすくなると述べています。また、「詳細を見る」をクリックすると、自分のプレイ時間を投稿でき、他のプレイヤーの役に立てるとのこと。

 

この機能をあまり使わなくとも、今回のXboxアプリ更新は時間の節約に繋がりそうです。まず、Xboxアプリの起動が15%速くなったそう。さらに、クラッシュしない確率は99.9%に上がり、ゲームのダウンロードやインストールに失敗したとの報告も半減したとか。最後に、検索して望む結果が得られるまでの時間も最大で20%短縮されたと付け加えています。

 

元となったHowLongToBeatでは、Xbox Game Pass以外のゲームにかかるクリア時間も掲載されています。その中にはNintendo Switch用の『ゼノブレイド3』(Xenoblade Chronicle 3)があり、メインストーリーに60時間、サブクエストに寄り道すると93時間……という具合。その情報に頷くプレイヤーも多そうです。

 

Source:Xbox Wire

『エルデンリング』最凶ボスをダンスパッドで、しかもレベル1縛りで撃破した猛者現る

バンダイナムコエンターテイメント/フロム・ソフトウェアのアクションRPG『エルデンリング』は「死にゲー」と言われるほど難しいためか、様々な縛りプレイをする猛者達が集まることで知られています。ノーヒット&ノーダメージで3時間クリアした人や、7分のスピードクリアした人も注目を集めていました

↑「エルデンリング」次なる猛者は……

 

そして新たに、ダンスゲーム用の足で踏むパッドをコントローラー代わりにして、最難関ボス「マレニア」を倒した猛者が現れました。

 

これをやり遂げたゲーム実況者のMissMikkaaさんは、8月に片手だけの操作、しかも1回もレベルアップしない条件つきでマレニアを倒していました。なお「ダンスパッドで難易度の高いゲームに挑戦する」ことは流行っているようで、初代プレステ用の『メタルギアソリッド』を踊ってクリアしたとの報告もありました

 

さてMissMikkaaさんは84回目の挑戦で、ようやくマレニアを倒すのに成功したとのこと。マレニアは隠しボスのひとつであり、特殊な条件を満たすことで戦うことができます。その戦闘力は凄まじく、連続攻撃は超スピードで避けるのが難しいうえに、当たるとマレニアの体力が回復してしまいます。しかも第2形態まであり、攻撃モーションや特殊攻撃も増えるという凶悪ぶりです。

 

MissMikkaaさんは戦いが終わると「I DID IT!(やった!)」とツイート。「ダンスパッドだけでマレニアを倒したよ! 84回挑戦して6時間くらいかかったけど」といい、「次はギデオン」(ラスト近くの強敵)だと抱負を語っています。

 

MissMikkaaさんの粘り強いプレイは、Twitchチャンネルですべて確認できます。また今回も片手プレイの挑戦と同じく、1回もレベルを上げずに、自ら過酷な状況に追い込んでいることも注目でしょう

 

今のマレニアでさえ圧倒的な強さですが、何回ものアップデートにより調整される前の最初期バージョンでは、もっと凶悪だったことが明らかとされていました。ゲーム実況で有名になりたい人は、この極悪バージョンにダンスパッド、かつレベル1縛りで挑戦するといいかもしれません。

 

Source:MissMikkaa(Twitter)
via:Gamesradar

消費電力も減少!「改訂版PS5」の内部設計がフルモデルチェンジしていた

9月15日からPlayStation 5は値上げされる予定ですが、それに先立ちオーストラリアで改訂モデル「CFI-1200」シリーズが出荷され、ディスクドライブ版とデジタル版の両方が軽量化されたことが先日明らかになりましたが、この最新モデルを分解したYouTuberが、内部設計もフルモデルチェンジしていると報告しています。

↑中身を調べてみたら……(画像提供/Austin Evans)

 

YouTuberのAustin Evans氏は、現在オーストラリアで販売されているPlayStation 5の新モデルを入手することに成功し、旧モデルのCFI-1000(初代)や1100(改訂版)との違いを紹介しています。

 

すでに新型は前モデルより約300g、初代より約600gも軽くなっていることがわかっていますが、それだけでなく消費電力も少なくなっているようです。

 

  • 消費電力:モデル1000が218W、モデル1100が229W、最新モデルはわずか201W
  • 最高温度:モデル1000は53℃以下、モデル1100は63℃以上でしたが、モデル1200は約53℃に再び下がっています
  • 騒音レベル:48dB(初代)、43dB(1100)、45dB(1200)

 

内部設計については、いくつか注目すべきポイントがあります。例えば、ファンの形が旧モデルの物と異なっていたり、前2モデルにはないヒートパイプ(熱を瞬時に伝える部品。それ自体に冷却効果はなく、ファンなどと組み合わせて使用)が追加されていたり、マザーボードが短く軽くなっていたり。

 

ただし、良いことばかりではなさそう。モデル1200のCMOS電池の交換は筐体からマザーボードを取り外す必要があるため、かなり難しいようです。初代や旧モデルのときは必要ありませんでした。

 

こうした設計変更は電気の節約や本体が熱くなることを防ぎそうですが、PS5にとって頭痛の種である「需要に生産が追いつかないこと」の解消に繋がるよう祈りたいところです。

Source:Austin Evans(YouTube)

via:Notebookcheck

歴代PlayStationハード設計に携わったSIE伊藤雅康氏が代表取締役副社長を退任へ

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は6日、伊藤雅康代表取締役副社長が来月で退任することを発表しました。

↑Shutterstockより

 

伊藤氏はPS5やPS4、PlayStation VRなどの設計に深く関わってきた人物であり、1つの時代が終わった感があります。

 

Bloombergによると、伊藤氏の退任は定年退職によるものとのこと。退任後もソニーGの電気自動車などにかかわるモビリティー事業の業務には携わる予定だと伝えられています。

 

伊藤氏は1986年にSonyに入社し、2000年にソニー本社からSCE(SIEの前身)に異動。そしてPS One用の液晶モニターやPS2用ネットワークアダプタなど周辺機器の設計を担当した後に、携帯ゲーム機PSPの設計を手がけました。

 

さらにPS3やPS4、PS5では初期から設計に携わり、PlayStation VRも担当。いわば数世代にわたりPlayStationハードウェアの設計を支え続け、ゲーム業界での覇権に貢献した立役者といえます。

 

もはやSIEも本社を米国に移しており、国内に残っているのは「支社」です。日本では長らく親しまれていた「決定は○ボタン」がPS5では×ボタンに変更されたのもその影響と推測されますが、今後ますますソニーのゲーム部門は日本色が薄まっていくのかもしれません。

 

Source:SIE
via:Gamesradar

ホグワーツをマイクラで6年かけて丸ごと作り上げた猛者現る! 内装まで忠実に再現

2023年2月にはハリー・ポッターの魔法界(ただし1800年代)を舞台としたPS4/PS5用オープンワールド・アクションRPG『ホグワーツ・レガシー』が発売される予定です。それを待ちきれなかったのか、なんとホグワーツ魔法魔術学校を丸ごと『マインクラフト』で再現した猛者が現れました。

↑Mojang/ducky

 

大手掲示板Redditユーザーのducky氏は、Redditでこの作品のビデオツアーを公開しています。まだ完成までやるべきことはあると付け加えていますが、現状でも外装から部屋の内装まで信じられないほど手間がかかっており、かなりの見ごたえがあります。

↑Mojang/ducky

 

それは食堂からクィディッチ(ホウキにまたがって空中戦を繰り広げるスポーツ)フィールドまで、すべて映画に登場する学校の舞台そっくりです。今までの製作にかかった歳月は、なんと6年。映画1本どころか、『ホグワーツ・レガシー』の開発期間よりもかかっているかもしれません。

 

またducky氏によると、建物や部屋の再現に必要なアングルの写真やビデオを探すだけで「何百時間も」使ったそうです、このプロジェクト全体に、途方もない時間が注ぎ込まれたようです。

 

今はまだducky氏が満足のゆくデキではないためダウンロードできませんが、いずれ完成したら一般公開する予定だそうです。

↑Mojang/ducky

 

素人目にはすでに完璧と思われますが、「たくさんの仕事」が残っているとのこと。その1つが、すべての松明を(最近のアップデートで使えるようになった)ローソクに置き換えることだと述べられていますが、未完成でいいから早くホグワーツ世界に行きたいプレイヤーも多いかもしれません。

 

Source:Reddit
via:Gamesradar

なぜソニーは「PS5」を米国以外で値上げするのか? 業界アナリストが分析

かつてソニーは、PS3の発売から1年後に5000円値下げし(PS2互換はなくなりましたが)、3年目でさらに価格を1万円下げたことがあります。PS4も発売から2年目に値下げしていました。

↑米国以外で値上げされるPlayStation 5

 

PlayStation 5は登場してからまもなく2年が経ちますが、9月15日から日本やその他の地域で5500円値上げされます。しかし、米国の価格は据え置きとされました。なぜ、こんなことになったのでしょうか? ゲーム業界のアナリストらが分析しています。

 

アジアのゲーム調査会社Niko Partnersのアナリストを務めるDaniel Ahmad氏は、米国は最大のコンソール(ゲーム専用機)市場であり、最も競争の激しい地域の1つのため、そこでの値上げはよりリスクが高いと指摘。

 

かたや大手証券会社・Wedbush SecuritiesのMichael Pachter氏は、「米国で値上げするチャンスがあれば、(ソニーは)おそらくそうするだろうが、値上げはとんでもない考えだ」と述べています。「ソニーが教訓を学び、(値上げを)他の市場だけにしておくことを期待している」とも。

 

なぜソニーは消費者が望まない値上げをするのか? これについて、Pachter氏はソニーがPS5ソフトの標準価格を70ドルに引き上げたことや、世界最大のゲームショウE3に不参加を続けていることも不評を買っているが、大したペナルティを受けないようだと指摘しています。

 

また、単純な事実として、PS5がソフト抱き合わせで高い価格で売られていても、二次市場から新品を手に入れたとしても、PS5の需要は非常に高いまま。つまり転売屋が利益を上乗せした価格でも売れているのだから、ソニー本家が値上げしても問題ないとも考えられています。

 

さらに「(PS5の)供給状況が改善されれば、ソニーは値上げしても需要が供給を上回っていることから、販売台数の目標を達成できると予想している」とのこと。米国以外での値上げは「ハードウェアの収益性を安定させ、(会計年度の)目標をクリアするため」に行われたのだろうという見方もあります。

 

上記のAhmad氏は、ソニーが1年前に投資家に対して、PS5のディスクドライブ搭載モデルは利益が出ていないこと。また、ディスクなしのデジタル版はまだ赤字が出ていると述べたことを振り返っています。Pachter氏もこのような見方に部分的に同意しており、「ソニーは(PS5で)黒字を出すことを計画していたし、すでに軌道に乗っているが、おそらく予想よりも利益が少なかったため、消費者に負担してもらうことにした」と語っています。

 

米国でもPS5の価格を50ドルほど値上げしても、需要にはそれほど影響しないはず。それでも、ソニーの値上げは「PS5を買う代わりに(マイクロソフトの定額ゲームサービス)Xboxゲームパスに申し込む理由が1つ増える」ことになるため、Pachter氏はこのタイミングでの値上げは妥当でないと述べています。

 

さまざまな見方がありますが、転売屋らがプレミアム価格を付けたPS5でさえも飛ぶように売れてしまったことは、ソニーにとって米国以外での値上げに踏み切る判断材料になったのかもしれません。

 

Source:Polygon

オーストラリアで改訂版PS5が出荷。値上げの代わりに軽くなった!

日本でも9月15日からPlayStation 5の値上げが予定され、かといって店頭に在庫が乏しいため「いまのうちに買う」わけにもいかない状況です。

↑Shutterstockより

 

そんななか、オーストラリアでPS5の改良モデルが出荷され、ディスクドライブ版とデジタル版どちらも、かなり軽量化されたと報じられています。

 

現地のゲーム情報サイトPress Startによれば、新型ディスクモデル(CFI-1202A)の重さは3.9kgとなり、2021年の改訂版(4.2kg)から7%、初代(4.5kg )から13%軽くなっているそうです。

 

またディスクドライブなしのデジタル版も軽くなっており、2022年モデルは3.4kgで初代の3.9kgから13%も減っているとのこと。最新のディスク版PS5は、初代デジタル版と同じ重さになっています。

 

もっとも、今のところ両モデルが軽くなった理由はよく分かっていません。2021年の改訂版で300g軽くなったのは、熱冷却のヒートシンクが小型化したためだと分析されていました。

 

この最新PS5は、米国以外での値上げと同時に発表されたものです。日本では5500円の値上げですが、この数字が「5並びでキリが良かったから」とすれば、550円程度に留めることを望んだ人も多そうです。

 

Source:Press Start
via:The Verge

大人のためのレゴ ブロック「大人レゴ」のこだわりとそのラインナップに驚いた!

日本ではもちろん世界中で愛され続ける「レゴ(R)ブランド」の魅力をあらためて紐解くべく、レゴジャパンの本社へ。前回はその歴史と理念、代表的なシリーズについて話を伺いましたが、後編となる今回は、ここ最近人気の「大人レゴ」の魅力的なラインナップやその開発秘話などをお届けします。

【関連記事】
ダメだったらやり直せばいい。「レゴ(R)ブランド」が90年で培った企業理念

 

【話を伺ったのはこの人】

レゴジャパン

シニアマーケティングマネージャー

橋本優一さん

レゴジャパンで、マーケティング部門を担当する橋本さん。日本市場の取扱店舗で展開する商品のマーケティングプランをチームで考案し、レゴグループのさらなる販売促進と発展に寄与する。

 

 

大人のためのレゴ ブロック「大人レゴ」とは?

――レゴ ブロックはもともとは子ども向けのオモチャというイメージでしたが、近年は「タイプライター」や「フェラーリ」、「ブガッティ」など大人向けの商品も充実していますよね。レゴ(R)公式やAmazonの販売チャンネルを見てみると“大人レゴ”というテーマを設けていますね。

 

橋本 日本ではレゴ ブロックが好きだった多くのお子さんが、残念ながら成長の過程で一旦レゴ ブロックを卒業してしまいます。ですがグローバルだとそうではなく、大人になってもレゴ ブロックを愛し続けてくれる方がものすごく多く、大人のレゴ ブロックユーザーの比率は高いのです。ですので、大人に向けた商品を提供するというのは、ビジネスとしては自然な流れだったと言えます。

 

――そうだったんですね。ここ最近だと日本でも“大人レゴ”が注目されていますが、何か理由は考えられますか?

 

橋本 元々は日本でも大人向けの「アダルト」というシリーズは展開していましたが、コロナ禍が始まった約2年前から、さらに注目されるようになりましたね。コロナの影響で、お家で過ごす時間が増えることで、大人も自分を見つめ直す時間が増えました。“自分のために何かをしよう”、“何か没頭できる物が欲しい”という潜在的なニーズがものすごく高まりました。

 

そこで多くの方がレゴ ブロックを選んで頂いたのだと思います。いざ手に入れて作り始めると、大人でも平気で2〜3時間は作業に没頭してしまうので、完成させた時の達成感が非常に評価されたのだと思います。

↑映画「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」に登場する帝国軍の兵器「AT-AT TM」。頭部や脚部が可動式で、劇中のシーンを再現できます。9万9980円(税込)

 

――“大人レゴ”は作る楽しみだけでなく、完成後はインテリアとしても活躍しそうですね。

 

橋本 インテリアといえば、「レゴ(R)ボタニカルコレクション」という植物のシリーズは大好評ですね。完成させた後は水やりも必要ないので、本物の植物のように手間がかかりません。枯れた感じが好みでしたら、枝を折った感じにも表現できます。また色違いの葉っぱなども付属している商品もあるので、季節に応じて付け替えたりして鑑賞するのもオススメです。

↑レゴ(R)ボタニカルシリーズの「ストレリチア」。花や葉の角度や位置を変えて、ユーザーごとに好みのスタイリングが可能。1万2980円(税込)

 

↑こちらは「盆栽」。ピンクの葉が付属し、好みで付け変えることができます。6280円(税込)

 

――大人向けと聞くと、かなり複雑な作りのイメージがありましたが、シンプルな商品もあるとは知りませんでした。

 

橋本 そうですね。かなりのパーツ数を使用する大作から、2時間くらいで完成させられる手軽な作品まで、上級者だけでなく初心者でも楽しめる商品を充実させています。

 

 

各メーカーの全面協力で乗り物を細部までレゴ化!

――「フェラーリ デイトナSP3」や「ブガッティ シロン」などのクルマ、「ベスパ125」や「BMW M 1000 RR」などのバイク 。かなり精巧な作りとなっていますが、これらはユーザーが作り始めると完成させるまでに相当な時間を要しますよね?

 

橋本 はい、それらの商品のパーツ数は4000〜6000個以上あるものもあります。レゴ(R)ストアの慣れているスタッフが集中して1日あたり5時間かけ、製作日数は5日間かかる商品もあります(笑)。

 

ーークルマの外観だけではなく、車内のインテリアの作りも忠実に再現していますね。

 

橋本 デザインは全て、デンマークの専門チームが行なっています。クルマの設計図を提供してもらい、クルマの構造から理解して商品化しています。ですので、ユーザーがレゴ ブロックで作ることで、そのクルマの足回りやギアなど、構造自体を知ることができるのも魅力ですね。

↑映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場するタイムマシン「デロリアン・DMC-12」。1商品でパート1からパート3までのデロリアンの型をすべて作れる。2万3980円(税込)

 

↑1960年代のアイコンともいえるイタリアのスクーター「ベスパ125」。エンジンカバーを取り外せば、ブロック製のエンジンが搭載されています。1万2980円(税込)

 

――2021年、トヨタ「GR スープラ」の実物大モデルもレゴ ブロックで製作したと聞きました。

 

橋本 はい。「GRスープラ実物大レプリカ」はトヨタからの全面協力で設計図はもちろんシートやハンドル、ホイールといったパーツも提供して頂き、それらをもとにデンマークで分析。いかにレゴ ブロックで再現するかを研究しました。約1年がかりで実際に動けるまで完成させたんです。

 

GRスープラ実物大レプリカには47万7303個のレゴ ブロックを使用し、車内のシートやサイドブレーキ、タイヤの中にあるブレーキパッドなど、細部まで忠実に再現。さらにGRスープラへ実際に使用されているハンドルやエンブレムを搭載しています。また、商業用にも採用されている電動モーターを搭載し、最高時速28km/hで走行するんですよ。前にも進むし、後ろにも進みます!

↑初代スープラの発売35周年を記念して製作された、GRスープラの実物大レプリカ。47万7303ピースという膨大な数のブロックで形成

 

 

レゴファンのアイデアを商品化する企画!

ーー「レゴ(R)アイデア」というシリーズがありますけど、コチラはどういったシリーズなのでしょうか?

 

橋本 レゴ(R)アイデアという公式サイトで、世界中のレゴ ブロックファンからオリジナルデザインを募集しています。それで、他のユーザーからの支持票が1万を超えるとレゴ(R)アイデア商品化レビューに進出され、さらにレビューで審査に合格すると製品化が決定し、レゴ(R)アイデアシリーズから全世界に発売されるんですよ。最近ですと、「ジャズ・カルテット」や「タイプライター」、「フェンダー(R)ストラトキャスター TM」がレゴ(R)アイデアシリーズから発売されました。

 

――すごい! レゴ ブロックファンたちが、童心に返って盛り上がってそう。しかし、自分のアイデアが実際商品化されたらかなり嬉しいですよね。

↑4人の楽器奏者が1セットになった「ジャズ・カルテット」。ミュージシャンのダイナミックなポーズを再現して、自分だけのステージを演出できます。1万3980円(税込)

 

↑「タイプライター」(左)はレゴグループ創業者のオーレ・キアク・クリスチャンセンが愛用した物をモチーフになっています。2万9480円(税込)/「フェンダー(R)ストラトキャスター TM」(右)は、アンプも忠実にディテールを再現。1万4480円(税込)

 

 

レゴ ブロックで組織課題を具現化する!?

橋本 レゴ ブロックを使った“チームビルディング”があります。例えば「現状のチーム(仕事仲間)を、レゴ ブロックで表現してみて下さい」と指示し、イメージを実際に組み立ててもらいます。そうすると、要塞のような物を作る方もいれば、ただの平たい壁のような物を作る方もいます。

 

そうしたら作った方に、なぜその形を作ったのかを説明してもらいます。そのことで問題が可視化され、解決方法をより具体的に探ることができます。さらにそれらの一連の作業でお互いが話しやすくなり、コミュニケーションも深まるんですね。ちなみにこのメソッドは「レゴ シリアスプレイ」というもので、認定されたトレーナーも存在しています。

 

――レゴ ブロックを使うことで、目に見えない空気感のような物を具現化するわけですね。

 

橋本 はい、そのチームに漂う閉塞感を具現化して、それをチームで共有することが可能なのです。誰もが一度は遊んだことのあるおもちゃを活用して、頭の中のイメージを見える化します。レゴ ブロックの作品を通して、普段なかなか言語化しにくいチームメンバーの想いやビジョンについて対話することで、「組織のビジョン作り」「チームビルディング」「コミュニケーション力強化」などの効果が期待できるんです。

 

大人にオススメしたいレゴ ブロック5選!

それでは今熱い注目を集めている、大人レゴ のオススメの5商品を紹介! かなりのパーツ数を要する大作から、ちょっとした暇つぶしにも最適な初心者向けまで揃うので、ぜひともチェックしてみてください。ちなみに、お手軽モデルでもひとつ作るとハマってしまい、よりパーツ数が多いモデルへと挑戦したくなる欲求が湧き出ることが多々あります。レゴ ブロックの沼へようこそ!

 

【その1】LEGO ICONS/フラワーブーケ

↑大切な方への贈り物にピッタリな組み立てセット。花びらの位置を変えたり、花瓶に合わせて茎を調節したりと、アレンジも自由自在に。7080円(税込)

 

【その2】LEGO ICONS/アディダス オリジナルス スーパースター

↑アディダス オリジナルスを代表するアイコンモデル、スーパースター。インソールのプリントまで忠実再現され、シューレースは実際の物を使用しています。1万2980円(税込)

 

【その3】テクニック/フェラーリデイトナSP3

↑パドルシフターで動く8速シーケンシャルギアボックスや、圧倒的パワーを発する12気筒エンジンまでレゴ化されています。5万4980円(税込)

 

【その4】LEGO ICONS/大回転ジェットコースター

↑高さは92cmを超える、レゴ史上最高記録の迫力あるサイズ感が圧巻。エレベーター式のタワーは別売のモーター部品を追加することで、電動化も可能。4万9880円(税込)

 

【その5】LEGO ICONS/ライオン騎士の城

↑1984年にリリースされた「お城」をベースにアレンジされた新作。4500以上のピースで、城の内装まで精巧に作り込まれています。22体のミニフィギュアが付属。4万9880円(税込)

 

 

子どもにプレゼントしたいレゴ ブロック5選!

ここでは子どもにプレゼントしたい、5つのレゴ ブロックを披露。休日などは親子で一緒にレゴ ブロックを、満喫するのはいかがでしょうか? お家でレゴ ブロックをゆっくりと楽しむのもオススメですよ。

 

【その1】デュプロ/デュプロのまち世界のどうぶつ

↑アジアのパンダやアフリカのライオン、ヨーロッパのシカなど、7大陸の22種類からなる動物たちが1セットに。サウンドブロック付きで、動物の鳴き声も再現されています。1万5480円(税込)

 

【その2】フレンズ/フレンドシップツリーハウス

↑架空の都市「ハートレイクシティ」を舞台にしたレゴフレンズシリーズのツリーハウス。シリーズ10周年を記念するレトロな宝物なども付属。1万980円(税込)

 

【その3】レゴ スーパーマリオ TM/レゴ ピーチ と ぼうけんのはじまり 〜 スターターセット〜

↑スーパーマリオの世界観を再現したセットに、液晶ディスプレイとスピーカー内蔵のレゴ ピーチがセットになり、ピーチの様々なリアクションを楽しめます。7480円(税込)

 

【その4】レゴ スーパーマリオ TM/ピーチ城 チャレンジ

↑スーパーマリオに登場するピーチ状をレゴ ブロックで巧みに再現。ピーチが描かれたステンドグラスや、壁に掛けられたボムへいの絵画など、ゲーム内のディテールをしっかりと網羅。1万5480円(税込)

 

【その5】ニンジャゴー/ロイドのゴールデン・ウルトラドラゴン

↑人気のアニメシリーズ「ニンジャゴー」に登場する4つの頭を持つドラゴン。ニンジャ5体と敵キャラ4体のフィギュアもセットになり、ごっこ遊びにピッタリですね。1万9980円(税込)

 

撮影/中田 悟

 

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると拡大表示されます)】

Logitechのクラウド携帯ゲーム機、デザインもスペックもわかったかも

海外で周辺機器を展開するLogitech(日本でのブランド名はロジクール)が開発を宣言していた、クラウド対応の携帯ゲーム機。こちらの本体デザインや詳細なスペック情報が、リークアカウントのEvan Blassにより報告されています。

↑Evan Blass/Twitterより

 

以前の発表では、Logitechの携帯ゲーム機はクラウドゲーム「Xbox Cloud Gaming」や「Nvidia GeForce Now」への対応も、視野に入れると発表されていました。そして中国ゲーム大手のテンセントと共同で開発し、2022年後半に製品を投入する予定となっています。

↑Evan Blass/Twitterより

 

Evan Blassが掲載した画像では、Logitechの携帯ゲーム機「Logitech G Gaming Handheld(仮称)」の外観が確認できます。本体には大型ディスプレイと十字キー、アナログスティックを搭載。また、アプリストア「Google Play」や「Steam」、ブラウザ「Chrome」や動画アプリ「YouTube」にも対応しているようです。

 

さらにGoogle Play Consoleやベンチマークアプリに掲載された情報によると、Logitech G Gaming Handheldは1920 x 1080ドットディスプレイと「Snapdragon 720G」プロセッサ、4GB RAMを搭載。また、OSにはAndroid 11を採用するようです。

 

今回の情報が正しければ、わりと低めのスペック構成になりそうなLogitech G Gaming Handheld。しかしクラウドゲームや多くのスマホ向けアプリは高い性能を要求しませんし、価格設定次第では消費者の興味を引きつける製品となるかもしれません。

 

Source: Evan Blass/Twitter via 9to5Google 1, 2

たまごっち似のハッキングツールで『Doom』を動かした猛者現る

そこにコンピューターと画面付き製品があれば、なんであれ3Dシューティングの元祖『Doom』を遊べるようにするのがハッカーの宿命です。たとえばDJコントローラーやプリンター、最近ではトラクターの車載システムに移植されていました。

↑Image:Xoreo

 

その最新のチャレンジとして、「たまごっち」のようなハッキングツールで『Doom』をプレイ可能にした猛者が現れました。

 

この製品は「Flipper Zero」と呼ばれ、NFCやBluetooth、赤外線通信など色々な無線信号を送受信できるオープンソースデバイスです。その生みの親は、「無線プロトコル、アクセス制御システム、ハードウェアなど、デジタルなものをハッキングするのが大好きだ」と語っています。

 

どれだけ人類の役に立つかと言えば、サブマシンガンを背負ったロボット犬を倒すことに成功していたほどです。

 

Flipper Zero上でDoomを動かせた開発者「Xoreo」氏いわく「伝統として、Doomはほとんどすべての電子機器に移植されています。そこで私は、Flipper Zero のハードウェアと互換性があり、かつDoomに近いものを開発しようと試みました」とGithubプロジェクトページで語っています。

 

 

ただしFlipper Zeroの画面のサイズは1.4インチで、わずか128×64の解像度しかありません。そのためオリジナルの『Doom』ではなく、別の開発者が極小マイコンボード「Arduino Nano」用に作った移植版となっています。それでも見た目は十分に『Doom』に似ているし、モンスターを撃つ楽しみも味わえます。

 

このサイズで実際に遊べるのだから、本家たまごっちにも『Doom』バージョン発売を望む声が高まるかもしれません。

 

Source:Github
via:Motherboard

ソニー、スマホゲーム開発会社「Savage Game Studios」を買収! 新たにモバイルゲーム開発部門も設立

ソニーは29日、モバイルゲーム開発会社のSavage Game Studiosを買収したことや、新たに設立するPlayStation Studiosのモバイル部門に加入させることを発表しました。

↑Image:Sony

 

「コンソール用ゲーム機用の開発とは別に」つまりPS4やPS5用ゲーム開発部門とは独立して運営され、そもそも「PlayStationや私たちのゲームになじみのない消費者」=プレステのゲームを触ったこともなく、あるいは知らない人たちにゲームを届ける目標が強調されています。

 

このSavage Game Studiosはまだゲームを制作したことがないようですが、共同創設者らは世界的に大成功を収めた数々のIP関連のモバイルゲーム開発に関わっていたそうです。そしてPlayStationの新規および既存のIPをベースに、外出先でも楽しめる「革新的なゲーム体験」に力を入れていくとのことです。

 

また、Savage Game Studiosは現在「未発表の新しいAAA級モバイルライブサービスアクションのモバイルゲーム」に取り組んでいると述べつつ、それ以上の詳細は明かしていません。

 

ここでいうライブサービスとは「基本無料でアイテム等で課金」するゲームのことで、ソニー傘下にあるBungie開発の「Destiny 2」が成功を収めているスタイルです。今のところ「Destiny 2」はPS4/PS5やPC版に限られていますが、スマートフォン向けに広げて行くのかもしれません。

 

ソニーは今年5月の事業説明会でも、今後はゲーム部門でPCとモバイル部門の比率を増やしていく方針を打ち出していました。PS4/PS5とモバイルとは完全に色分けされており、どうやらPS Vitaのようなモバイルゲーム機を再び投入する気はなさそうです。

 

Source:PlayStation.Blog

人気携帯ゲーミングPC「Steam Deck」後継モデル、ついに正式予告!

人気の携帯ゲーミングPC「Steam Deck」は日本での予約受付も始まり、発送を待ちきれないゲーマーも多いはず。そんななか、販売元のValve社がSteam Deckの新バージョンを発売予定であることを正式に認めました。

↑Steam Deckの新モデルが今後登場するようです

 

このニュースはプレスリリースや取材ではなく、Valve社が日本や韓国、韓国、台湾や香港でのSteam Deck発売を記念して公開した冊子に掲載されたもの。この50ページにおよぶPDFファイルにはハードウェアの設計過程やプロトタイプの写真など興味深い資料がたくさん載っていますが、注目すべきは終わり近くの「将来:もっと多くのSteam Deck、もっと多くのSteam OS」と題されたくだりです。

 

ここでは「将来、Valveはこの製品に続き、ハードウェアとソフトウェアの改良とイテレーション(一般的には強化型のこと)を行い、Steam Deckの新バージョンを市場に投入する」とハッキリ宣言されています。

 

基本的にSteam Deckは「中身はPC」のため、以前のゲームが遊べる後方互換性があるのは当然のこと。ここでも「オリジナルやすべてのPCと同じく、これら将来の製品では、ゲーマーがすでに知っていて愛しているのと同じSteamゲームカタログへのアクセスを引き続き提供します」と約束されている次第です。

 

またSteamOSもソフトウェアベースのため、初代Steam Deckを持っている人もバージョンアップの恩恵を受けられます。Valve社いわく、最初の製品が出荷されて以来、すでにOSには「数百」の変更が加えられているうえに、これは「Steam Deckの寿命を通じて、製品の将来のバージョンまで続けられる」そうです。

 

さらに一般的なデスクトップPC用Steamの「Big Picture」モード(ゲームパッドを使って総合メニューを操作できる)も更新され、Steam Deckと同じインターフェースを使える予定だそうです。Steam Deckの良さは、Nintendo Switchのように「起動してすぐにゲームを選び、遊べる」ことですが、その便利さがほかのゲーミングPCにもやって来ることになるかもしれません。

 

実は「Steam Deck2」が計画されていることは、今年の2月からほのめかされています。なぜかといえば、最も高価なモデルが圧倒的に人気だったことから、もっと馬力のある「より高価なバージョンのニーズがある」と判断されたため、と正直に語られていました

 

そこでは「Steam Deckはバッテリー駆動でも高性能を実現できると証明しており、いずれVR用途にも使えるようになるでしょう」として、将来的に持ち運びできるモバイルVRハードウェアも(当分は無理としても)視野に入っていると示唆されていました。そんな未来が来ることを、ワクワクして待ちたいところです。

Source:Steam Deck Booklet(PDF) 
via:Tom’s Guide

任天堂とマイクロソフト、どちらも「(今のところ)PlayStation 5のように値上げしない」と約束!

先週ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、PlayStation 5の値上げを発表しました。この動きを受けて海外メディアがマイクロソフト(以下、MS)や任天堂に問い合わせたところ、どちらも(今のところ)値上げの予定はないと回答しています。

↑Nintendo SwitchやXboxの値上げは今後あるのでしょうか?

 

まずXboxについて。海外メディアWindows Centralに対して、MSはXbox Series X|Sの価格を引き上げる予定はないと確認し、米ドル、英ポンド、ユーロなど各種通貨での希望小売価格を据え置くことを表明しています。

 

これら通貨の中に、円が含まれていないのが少し気がかりなところです。もっとも、ソニーは米国価格はそのままの一方で、欧州、中東、アフリカ、ラテンアメリカやカナダなどで一斉に値上げする予定であり、その理由として「好ましくない為替の動向」を挙げていました。

 

つまり遠回しに「米ドル高のせい」と仄めかしていたことから、ドルに対して円だけでなくほかの通貨も安くなっているなか、日本だけ値上げする可能性は低いと思われます。

 

とはいえ、MSは「ファンの皆様に素晴らしいゲームの選択肢を提供するため、常にビジネスを評価しています」とも付け加えています。「しばらくは」値上げしない、程度に受け取っておく方がよさそうです。

 

かたやNintendo Switchについては、海外ゲームメディアEurogamerが任天堂に問い合わせています。これに対しては「6月の第82期定時株主総会で、古川社長が述べたとおりだ」として、今のところ価格は据え置きですとの回答です。

 

ちなみに古川社長の発言は「価格戦略についてお話できることはありませんが、現時点で各国におけるインフレや調達コストの増加を受けて、当社ハードウェアの価格を変更する予定はございません」といったものでした

 

世界的な不況やインフレで人々が経済的に苦しむなかで、ソニーがPS5を値上げすることは広く批判を集めています。しかし、業界アナリストのピアーズ・ハーディング=ロールス氏いわく、この動きがどれほど不評でも、潜在的な(PS5の)需要やソニーの収益が落ち込むことはないとのこと。

 

PS5人気に自信があるからこそ、ソニーも強気に出ているのかもしれません。値上げとなる15日まではまだ2週間以上ありますが、お店にほとんど在庫がない日本では「今のうちに買っておくといいかも」は禁句といえそうです。

Source:Windows Central
via:Tom’s Guide

90周年のレゴ社が手がける「大人レゴ」はなぜヒットした? 大人が作って部屋に飾りたくなる秘密

子どもの想像力を刺激し、発想力も身に付くと人気の「レゴ ブロック」。四角いブロックを組み合わせてさまざまな形を作り、イメージを具現化していくその過程に、子ども時代に夢中になった人も多いのではないでしょうか。でも「レゴ ブロック」は、実は子どものためだけのものではないようです。2020年、レゴは「大人レゴ」と銘打った商品を次々と発売。大人の遊び心をくすぐる細密さで、あっという間に話題になりました。

 

「遊ぶ」にとどまらず、さまざまな狙いのあるという「大人レゴ」。そんな注目のアイテムについて、ブランドマネージャーの和田めぐみさんを直撃しました。

 

1932年に創業。90年にわたって愛され続けるおもちゃ

レゴ ブロックの誕生は1932年。デンマークのビルンにある工房で、大工のオーレ・キアク・クリスチャンセンが木製玩具を作ったのが始まりです。世界的な大恐慌など不遇の時代を経て、オーレ・キアクの息子であるゴッドフレッド・キアク・クリスチャンセンがプラスチックの製造機械を導入したことから、1949年にはプラスチック製ブロックを開発・発売しました。レゴ社にとって転機となったのは、バッテリーを内蔵した機関車型の「レゴ トレイン」シリーズが発売された1966年。このシリーズはドイツで大人気となり、商品が一気に周知され、レゴ社が世界的に人気を得ることとなりました。

 

その後、オーレ・キアクの孫であるケル・キアク・クリスチャンセンが「キャッスル」シリーズや「タウン」シリーズを発売したり、レゴ ブロック遊びを通してプログラミングを学べる「レゴ マインドストーム」を展開したりと、さまざまなアプローチで世界にレゴ ブロックを発信。90年経ったいまも、多くの人々に愛され続けているのは周知のとおりです。

 

大人がリラックスするために遊ぶ「大人レゴ」の誕生

子ども向けのイメージが強いレゴ ブロックではありますが、最近では大人向け商品が大々的に販売されるようになり、注目を集めています。

 

「現代の大人たちは、とても多忙でストレスフルな日々を過ごしています。そんな中で、どうしたらワークライフバランスをとれるかを調査したことがあるんです。結果、成人男性の約7割が『リラックスできるための新しい方法を探している』と答えました。その方法のひとつとして、制作に没頭できるレゴ ブロックを使ってもらうのはどうかと考えたのが、大人レゴが本格的に生まれた背景です」と和田さん。

 

とはいえ、実は大人向けのレゴ ブロックは、以前から販売されていたそう。

「レゴ スター・ウォーズ R2-D2」
オープン価格(実勢価格2万3980円)

 

商品のパッケージに“+18”と書いてあるのが、大人向けの商品です。『スター・ウォーズ』シリーズなどがメインで販売されていました。ですが、“大人向け”ではあるものの、“大人レゴ”として明確に区別して販売しているわけではなかったんです。そこで、2020年からパッケージをよりスタイリッシュにして『大人レゴ』として売り出し始め、現在は常に100商品をラインナップしています」

 

2020年に販売され始めた「大人レゴ」は、奇しくもコロナ禍による“ステイホーム”とも重なり、売れ行きを伸ばしました。

 

「コロナ禍でおうち需要が増えたことが、認知向上につながったと思います。実際、2020年~2021年の販売数はそれまでの1.2倍となり、現在も数字は引き続き伸び続けています。転機となったのは、2021年1月に発売した『レゴ ボタニカル コレクション』。この商品は、マインドフルネスとストレス解消をもたらすためのレゴ ブロックとして販売されました。日本はもちろんですが世界中で話題となり、一時期は品切れも続出したほどでした」

「レゴ ボタニカルコレクション フラワーブーケ」
オープン価格(実勢価格6280円)

 

「この『レゴ ボタニカル コレクション』の登場は、これまでレゴ ブロックで遊んだことがなかった人も興味を持つきっかけになりました。もともとレゴ ブロックのイメージとして、“男性や子どもが遊ぶもの”というイメージもあったのですが、『レゴ ボタニカル コレクション』はモチーフが花ということもあり、大人の女性からシニアまで、手に取りやすい商品でした。飾るとかわいいという、作ったあとのイメージができるところも、チャレンジのしやすさにつながったようです」と和田さんは、人気の秘密を話します。

 

また、「大人レゴ」は子ども向け商品に比べ、ピース数が多いのも特徴のひとつ。多いものだと9000ピース以上の大作になります。その中にあって、この『レゴ ボタニカル コレクション』は1000ピース以下という手軽さも魅力です。

「レゴ ボタニカルコレクション 多肉植物」
オープン価格(実勢価格6280円)

 

2022年5月に発売。サボテンやアロエなど計9種の多肉植物がそれぞれの容器に入り、個別で飾ったりつなげて寄せ植えにしたりなど、アレンジが楽しめます。水やり不要のインテリアとしても人気となりました。

 

自分の“パッションポイント”は? ブロック作りを大人が楽しむ方法

「レゴ アイデア ゴッホ『星月夜』」
オープン価格(実勢価格2万280円)

 

大人レゴに興味が湧いても、初めてレゴ ブロックに挑戦する場合、何をどう選んだらいいのか難しいことも。ピース数やマニュアルが思っていた以上に膨大で「途中で投げ出してしまった……」なんてことにならないために、選び方のポイントを和田さんに聞いてみました。

 

「レゴ社で使っている“パッションポイント”という言葉があります。趣味として興味のある人が多い分野、を示す言葉です。基本的にレゴ社の商品は、この“パッションポイント”からセレクトして商品づくりをしています。
例えば、ピラミッドやコロッセオなど歴史的な建物、車などの乗り物、ゴッホの『星月夜』のようなアートシリーズなどが挙げられます。まずは、自分にとってのパッションポイントを見つけて、その中から作りたいと思うものを選んでみてください。自分が選んだ作品を作って好きなものを飾って、毎日目にできるというのは、幸せな気分になりますよね」

 

それでも、やはりピース数の多さは気になるところでしょう。

 

「HPで商品を検索する際には、ピース数で商品を絞り込むこともできるので、活用してみてください。ただ、大作でも、入っているブロックは小さな袋に分けられているので、“今日はこの袋の分だけ作ってみよう”ということもできますし、“毎日30分だけ”とか“週末だけ”など決めて、長い期間をかけて作っていくのも楽しみのひとつではないでしょうか。自分なりの楽しみ方が見つかるのも、レゴブロックの良さだと思います」

 

ハイクオリティかつ遊び心満載! ファンも驚く完成度の「大人レゴ」

自分なりの楽しみが見つけられるのはもとより、「大人レゴ」には“玩具”の域を超えたリアルさ、細密さをもった商品もたくさん。こだわり派もうならせるおすすめの商品を、和田さんにピックアップしていただきました。

 

「レゴ バック・トゥ・ザ・フューチャー デロリアン・ DMC-12」
オープン価格(実勢価格1万9980円)

「我々も思わず『すごい!』と声を上げてしまうレゴブロックはたくさんありますが、なかでもぜひ見ていただきたいのは、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場するタイムマシン『デロリアン DMC-12』です。実はこれ、この1商品で3部作のデロリアンの型をすべて作れる工夫があり、驚きました。1~3までのデロリアンを並べたいと、3セット買う方もいるほどです」

 

© Universal City Studios LLC and Amblin Entertainment, Inc. All Rights Reserved.

 

「レゴ ポルシェ911」
オープン価格(実勢価格1万7980円)

「2021年に発売された『レゴ ポルシェ911』も注目です。ナンバープレートが3種類同梱されていて好きなものに変更できるのですが、なんとそのひとつが“群馬ナンバー”。デザイナーの個人的な好みで入れているのですが、こういった遊び心もぜひ注目してほしいところです」

 

「レゴ アディダス オリジナルス スーパースター」
オープン価格(実勢価格1万2980円)

「また、2021年の夏にアディダスとコラボして発売された『オリジナルス スーパースター』も話題になった商品です。同時期に販売された本物の靴には、ソールに赤いレゴ ブロックが再現されるなど遊び心満載でした」

 

モデルとなった作品やブランドのファンも驚かせ喜ばせる「大人レゴ」。実は、昨今注目されているマインドフルネスなど、大人ならではの活用法があるといいます。

マインドフルネスやコミュニケーションにも!
「大人レゴ」の隠された魅力


「レゴ みんなでつくるアートプロジェクト」
オープン価格(実勢価格1万6980円)

 

大人が日々の忙しさを忘れ夢中になって没頭できるレゴ ブロック商品、作る以上に満足感を得るには、ほかにどんな楽しみ方があるのでしょうか?

 

「例えば、パズルのようにレゴ ブロックを楽しめるセットであるアートセットはパーツが9個に分かれていますので、家族や友人など同じパッションポイントを持っている相手と手分けして作って、最後にひとつのアートに完成させるような楽しみ方ができます。信頼できる相手と同じ時間を共有することは、心が満たされます。ほかにも、ギフトとして大切な人に送ってくださっている方も多くいらっしゃいます。もちろんプレゼントするだけでもいいですし、プレゼントして“一緒に作ってみる”きっかけにも。難しかったりパーツが多かったりすることも、逆にスパイスになって盛り上がりますよ!」

 

誰かと一緒にいてもそれぞれがスマホを見ているなど、「時間を共有する」概念も変わりつつあります。だからこそ、レゴブロックの制作に一緒に取り組みながら、話をするのも、あらためて同じ時間を共有するきっかけになりそうです。

 

そして近年注目されている、今に集中する心のありよう=「マインドフルネス」を重要視し、ブロック作りに+αの仕掛けも用意しているのもまた、「大人レゴ」の魅力。

 

「作っている間の工程も全部楽しんでほしいと思っているため、アートシリーズを制作しながら聴ける音をSpotifyで提供しています。音楽というよりは『ホワイトノイズ』ですが、作っている人が童心に帰って没頭することでリラックスできる効果を狙っています。世界観全体の提供ですね」

 

SDGsやサステナビリティなど、最先端の取り組みも

今やどんな企業にとっても欠かせない視点となっているSDGsやサステナビリティ。レゴ社も積極的に取り組んでいるそう。

 

「Everyone is Awesome」
オープン価格(実勢価格4480円)

「例えば、昨年、LGBTQIA+の象徴であるレインボーフラッグをモチーフにしたレゴセット『Everyone is Awesome』を発売して話題となりました。これは、世界の多様性を象徴し“すべての人が可能性を発揮できるように“という思いが込められた商品です」

 

また、サステナビリティに関しても積極的に投資をし、ブロックを地球への負荷が少ないリサイクル素材に切り替えていくことを目標としているそうです。

 

「3年間で最大4億ドル、日本円にすると約400億円を、サステナビリティに投資するという計画を2020年に発表しています。具体的にいうと、現在ブロックのプラスチックは石油由来のものを利用していますが、さとうきび由来のブロックを開発し、すでに一部そのブロックを利用した商品を販売しています。2030年には、すべての箱とブロックをこの素材に切り替えることが目標です。現在、ボタニカル コレクションの『レゴ フラワーブーケ』にもさとうきび由来のブロックが使われています。これはパッケージにも明記されていますので、チェックしてみてくださいね」

 

遊びはシンプルながら、マインドフルネスにつながり、SDGsやサステナビリティにも配慮された、最先端の玩具であるレゴ ブロック。大人だからこそ、社会問題にも目を向けつつ創作活動に没頭したいですね。

 

おすすめの最新作は?

最後に、最新の注目商品を教えていただきました。

「レゴ 大回転ジェットコースター」
オープン価格(実勢価格4万9880円)

 

7月に発売された、「レゴ 大回転ジェットコースター」は、ぜひ遊んでもらいたい商品だそう。

 

「以前は子ども向けにジェットコースターの商品が発売されていましたが、今回は大人向けにアレンジしました。高さは92センチあり、迫力がありますよ! また、電動パーツを盛り込んだので、エレベーターが自動的に上昇する仕掛けや、重力でコースターを2回転させる仕掛けもあり、ダイナミックです。ほかにも、風船売りやプレッツェル売り、ホットドッグ売りなどのフィギュアもあり、遊園地気分が味わえるところも魅力です。ひとつのセットでずっと遊べてしまう贅沢なセットなので、ぜひチェックしてみてくださいね」

 

©2022 The LEGO Group

 

※実勢価格は編集部調べ。10%消費税込で表記しています。

 

【プロフィール】

レゴジャパン ブランドマネージャー / 和田めぐみ

外資系広告代理店にて10年以上にわたり複数のブランドに携わったのち、レゴジャパン株式会社へ入社。現在レゴ®デュプロを中心とした未就学児向け商品と、大人向け商品を取り扱う「大人レゴ」の担当をしている。
レゴ社HP https://www.lego.com/ja-jp

現役東大生が出題する謎が解けるか? 小学校での手習いを思い出してひらめく謎

毎日寝苦しい暑さが続きますが、湘南乃風の睡蓮花のイントロが20秒以上もあることを発見してしまい、気になってますます眠れません。ここでちょっとひと息。こんがらがったアタマを、謎解きでスッキリさせましょう。

 

出題するのは、東大生の兄と、早稲田大学に通うリケジョの妹で構成されたユニット「Ergo Creation(エルゴクリエイション)」。そんなふたりがてがける謎を、あなたは解ける!?

 

【問題】漢字のお勉強(難易度★★★☆☆)

ハテナに入る言葉は何でしょう?

【ヒント】
丸にはかな一文字ずつが入ります。そしてイラストは「ハト」を表しています。なので①=は、②=と、という風になります。小学校で漢字を習った時のことを思い出して考えてみてください!

 

正解はこちら。この後の解説で、詳しく答え合わせをしていきましょう。

【答え】

いね(稲)

 

【解説】

ハトのイラストから、①=は、②=と、という風に当てはめ、「小」という漢字の周りにある数字に当てはまる言葉を考えます。これらは小という漢字の書き方、つまり「はらい・はね・とめ」をそれぞれ表していました。そこから③④の文字を読むと。答えは「いね(稲)」となります。

 

いかがだったでしょうか? 謎が解けた! という方は、ぜひSNSなどで記事を拡散して自慢してくださいね!

 

【過去の謎解き】

第1回「丸が表すものは?」「数字とイラストが表すのは?」

第2回「<かむ・たべる>につながる単語は?」

第3回「大小の<音>と<牛>から導き出されるのは?」

第4回「額の中に入った鏡文字が意味するものは?」

第5回「3本の矢印が示すのは?」

第6回「黒い点が意味するものとは?」

第7回「数字をもつ妖怪」「懐かしのベン図が表すのは?」

第8回「ひらめき力が試される、赤と青の行方とは?」

第9回「ひらめき力が試される“〇〇る・〇る”とは?」

第10回「おようふく着られるかな?」「数字、だけじゃない?」…最高難度の謎にチャレンジ

第11回「雨と人、額と口…矢印が表すものは?」

第12回「黒枠の中に潜むのは、動物か時間か飲み物か!?」

第13回「夜、星を見上げながら家族で解きたい謎」など2問

 

【プロフィール】

Ergo Creation

東京大学大学院工学系研究科に在学する兄・松村広大さんと、早稲田大学・基幹理工学部に在学する妹・松村はなさんの、現役大学生兄妹。二人とも謎解き歴は長く、中学生の頃から数多くの謎解きイベントに参加。現在は、東大謎解き制作集団「AnotherVision」に所属し、学業に勤しむ傍ら、テレビやその他メディアに謎解き問題を提供している。
はなさんは「フジテレビ 今夜はナゾトレ」のクイズ制作者としても活躍し、関連書籍『東大ナゾトレ』Vol.5に満を持して登場。Vol.6では最終問題を担当するなど、他大ながら精鋭として活動を盛り上げる。

パソコンで遊べるGoogle Play Games、オープンベータになりました

米グーグルのPC向けゲームサービス「Google Play Games」が、オープンベータへと移行しました。また、必要なパソコンのスペックも引き下げられています。

↑9to5Googleより

 

Google Play Gamesとは昨年発表されたサービスで、「Windows 10/11」を搭載したパソコンですべてのAndroidゲームが遊べるというものです。これまではクローズドベータとしてごく一部の地域のみを対象とし、またそこそこ高性能なゲーミングPCが必要でした。

 

しかし現在、Google Play Gamesではベータ版のアクセス待ちリストがなくなり、オーストラリア、香港、韓国、台湾、タイからならだれでもサインアップして、すぐにゲームがプレイできるようになりました。

 

さらに、要求スペックも以下のように緩和されています。

 

OS: Windows 10 (v2004)
ストレージ:SSD/10GBの空き容量
メモリ:8GB RAM
GPU:Intel UHD Graphics 630かそれ以上
CPU:4個の物理コア
その他:Windowsの管理者アカウント、ハードウェア仮想化が有効

 

というわけで、かなりプレイするハードルが下がったGoogle Play Games。早く、日本でのサービス開始を待ちたいものです。

 

Source: 9to5Google

PlayStation 5が5500円アップへ…買うなら値上げ前の今?

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、「PlayStation 5(以下、PS5)」の価格を改定すると発表しました。残念ながら、日本でも9月15日(木)から値上げとなっています。

↑Rokas Tenys/Shutterstock.com

 

これまで、日本では「PS5(Ultra HD Blu-rayディスクドライブ搭載版)」が5万4978円(以下すべて税込)、「PS5 デジタル・エディション」が4万3978円にて販売されていました。しかし、9月15日からは以下の価格となります。

 

PS5(Ultra HD Blu-rayディスクドライブ搭載版):6万478円

PS5 デジタル・エディション:4万9478円

 

というわけで、どちらも5,500円の値上げとなっています。これについて、ソニーは「世界中で発生している物価の上昇や、好ましくない為替の動向」が原因だと説明しているのです。

 

なお値上げは日本だけでなく、欧州、中東、アフリカ、ラテンアメリカ、カナダでも予定されています。PS5が欲しい方は、9月15日の値上げ前に買ってしまったほうがいいかもしれませんね。

 

Source: PlayStation.Blog

現役東大生が出題する謎が解けるか? 夜、星を見上げながら家族で解きたい謎など2問

猛暑が続く日々。毎晩、寝返りを打っては、シーツの体温で暖まっていない場所を探してしまいますよね。ここでちょっとひと息。謎解きで、ヒートアップしたアタマをスッキリさせましょう。

 

出題するのは、東大生の兄と、早稲田大学に通うリケジョの妹で構成されたユニット「Ergo Creation(エルゴクリエイション)」。そんなふたりがてがける謎を、あなたは解ける!?

 

【第1問】星のひらめき(難易度★☆☆☆☆)

ハテナに入るひらがな一文字は何でしょう?

【ヒント】
ひらがなと描かれているイラストをゆっくり読んでみましょう!

 

【第2問】「ある」がない(難易度★★☆☆☆)

右側の選択肢の中から答えを選びましょう!

【ヒント】
一見、そのままひらがなを読めば=の右側のイラストと対応しそうですが、タイトルの通り、「ある」に相当しそうな選択肢がありません。ということは、上の二つの式のイラストが表す言葉は「見る」「煮る」ではないようです。

 

以上2問の正解はこちら。この後の解説で、詳しく答え合わせをしていきましょう。

第1問

【答え】

 

【解説】

ひらがなとイラストを読んでみると、左から「さそり」「いて」となり、星座の名前になっていることが分かります。このことから、ハテナには、「ひつじ」で終わる星座になるような一文字が入るので、答えは「お(ひつじ)」となります。

 

第2問

【答え】

 

【解説】

そのままひらがなを読んでも、「ある」に相当する選択肢が見当たらないので、別の読み方を考えます。ここで左側の指のようなイラストを「つめ(爪)」と読むことで、=の右のイラストが表す言葉を「見つめる」「煮つめる」と読み替えることができます。よって、3つめの言葉は「あつめる」、ハテナに当てはまるのは「集める」を表す②が正解ということになります。

 

いかがだったでしょうか? 謎が解けた! という方は、ぜひSNSなどで記事を拡散して自慢してくださいね!

 

【過去の謎解き】

第1回「丸が表すものは?」「数字とイラストが表すのは?」

第2回「<かむ・たべる>につながる単語は?」

第3回「大小の<音>と<牛>から導き出されるのは?」

第4回「額の中に入った鏡文字が意味するものは?」

第5回「3本の矢印が示すのは?」

第6回「黒い点が意味するものとは?」

第7回「数字をもつ妖怪」「懐かしのベン図が表すのは?」

第8回「ひらめき力が試される、赤と青の行方とは?」

第9回「ひらめき力が試される“〇〇る・〇る”とは?」

第10回「おようふく着られるかな?」「数字、だけじゃない?」…最高難度の謎にチャレンジ

第11回「雨と人、額と口…矢印が表すものは?」

第12回「黒枠の中に潜むのは、動物か時間か飲み物か!?」

 

【プロフィール】

Ergo Creation

東京大学大学院工学系研究科に在学する兄・松村広大さんと、早稲田大学・基幹理工学部に在学する妹・松村はなさんの、現役大学生兄妹。二人とも謎解き歴は長く、中学生の頃から数多くの謎解きイベントに参加。現在は、東大謎解き制作集団「AnotherVision」に所属し、学業に勤しむ傍ら、テレビやその他メディアに謎解き問題を提供している。
はなさんは「フジテレビ 今夜はナゾトレ」のクイズ制作者としても活躍し、関連書籍『東大ナゾトレ』Vol.5に満を持して登場。Vol.6では最終問題を担当するなど、他大ながら精鋭として活動を盛り上げる。

PS5新型コントローラー「DualSense Edge」発表。幅広いカスタマイズ可能、スティックも交換できる!

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは24日、高性能で幅広いカスタマイズができるPS5用の「DualSense Edge ワイヤレスコントローラー」を発表しました。それぞれのプレイスタイルに合わせたカスタムコントロールを作成できることで、ゲームプレイに“Edge(優位)”を持たせるように設計されたと謳われています。

↑Image:Sony

 

この製品がデビューを飾ったのは、ドイツ・ケルンにて開催中の大型ゲームイベント「gamescom 2022」のオープニングナイトライブでした。数か月前から「通常はサードパーティ製の高級コントローラーにしか搭載されないような多くの機能」を搭載し、やはりカスタマイズ性が豊かなXbox Elite ワイヤレスコントローラーに対抗して準備中だと噂されていたものです。

 

DualSense Edge ワイヤレスコントローラーは「完全にパーソナライズされたコントローラー体験」つまりプレイヤー個人の好みに合わせ、ゲームごとにピッタリくるボタン配置の変更などができる、ということです。カスタマイズはソフトウェアのほか、部品を交換するハードウェアにも及んでいます。

次に「どれほどカスタマイズできるか」の説明です。

 

●幅広いカスタマイズが可能なコントロール

特定のボタン入力をリマッピング(再配置)または無効化したり、スティックの感度とデッドゾーン(ゲーム内でアナログスティックが認識されるまでに動かす距離)を調整してエイムを微調節したりといったことが可能とのこと。

 

さらに、トリガーごとに移動距離とデッドゾーンを好みに合わせて調整できるオプションもあり。たとえば対戦型FPSゲームではトリガーを少し押し込むだけで素早く撃てたり、レースゲームではデッドゾーンを短くして細かく挙動を制御したりできるようです。

●複数のコントロールプロファイルが保存可能

理想のカスタマイズができたら、それを複数のプロファイルに保存して、状況に応じて切り替えできるとのことです。つまりドライブゲームと対戦FPS、あるいは同じゲームでも1人プレイとネット対戦では異なるカスタマイズを使い分けられる、ということ。

●コントローラー上のユーザーインターフェース

専用のFnボタンにより、ゲームの操作に集中しながら簡単にセットアップを調整できます。コントローラープロファイルの切り替えや音量の調整、そしてプロファイル設定メニューに入ったり、プレイ中に新たなコントロールの設定ができるそうです。

●変更可能なスティックキャップと背面ボタン

3種類のスティックキャップ(スタンダード、ハイドーム、ロードーム)を交換できます。また背面ボタンも変更でき(ハーフドームとレバー)、ここにすべてのボタン入力を割り振りできるとされています。

●交換可能なスティックモジュール

コントローラーのスティック部品を交換でき、経年劣化してきた場合でもコントローラーを末永く使えます。なお、交換用スティックモジュールは別売り。

●DualSense ワイヤレスコントローラーの機能を内蔵

PS5標準のDualSense ワイヤレスコントローラーの機能はすべて使えます。

 

DualSense Edgeにはスティックキャップと背面ボタンセットに加えて、USB Type-C編組ケーブルが付属し、コネクターハウジング(取付器具)によりコントローラー本体にロックできるため、抜け落ちる可能性が大幅に減っているとのことです。

 

ワイヤレスコントローラーで有線ケーブルを強調するのは矛盾している感もありますが、長時間遊ぶときに残りバッテリーの心配をしなくて済みそうです。

 

発売時期などさらなる情報は、今後発表されるそうです。まだ価格は明かされていませんが、ライバルのXbox Eliteが約2万円(税込)であることから、近いお値段になるのかもしれません。

 

Source:Playstation.com

待ってました! PlayStation VR2は2023年初頭に発売決定!

プレイステーション公式アカウントは、次期VRヘッドセット「PlayStation VR2(以下、PSVR2)」を2023年初頭に発売すると発表しました!

↑プレイステーション公式/Twitterより

 

PlayStation VR2は2016年に発売されたVRヘッドセット「PlayStation VR」の後継モデルで、4K HDRディスプレイや110度の視野角、90/120Hzのなめらかなフレームレート、フォービエイテッド・レンダリング(プレイヤーの中心視野ほど高解像度になり、視野の外側に行くに従い低解像度で描画する手法)などの先進技術を搭載。さらに、新型コントローラー「PlayStation VR2 Senseコントローラー」もデザインと機能が一新されています。

 

 

ゲームタイトルとしては、『バイオハザード ヴィレッジ』『Horizon Call of the Mountain』などの投入を予定。さらに、ヘッドセットを装着したままで周囲を見渡せる「シースルービュー」などの新機能も追加発表されています。

 

今回のアナウンスでは、具体的な発売日や価格は明かされていません。投入地域についても言及はありませんが、日本語でのアナウンスということもあり、日本でも真っ先にローンチされることを期待したいものです。

 

Source: プレイステーション公式/Twitter

『エルデンリング』最凶ボス、片手だけでPS5コントローラーを使って倒した猛者現る

バンダイナムコエンターテイメント/フロム・ソフトウェアのアクションRPG『エルデンリング』は「死にゲー」と言われる難度の高さが知られていますが、その中でも最強と名高いボスが「マレニア」です。超火力と回避の難しすぎる猛スピード、プレイヤーに攻撃を当てれば回復するなど凶悪な仕様ですが、それが達人たちに愛され、戯れることがブームとなっています

↑エルデンリングとPS5コントローラー

 

そのマレニアを、なんと片手だけでPS5コントローラーを操り、倒した猛者が現れました。

 

ゲーム実況者のMissMikkaaさんは、片手だけで『エルデンリング』をクリアするチャレンジを自らに課しました。さらにスリルを高めるために、1回もレベルアップしないという条件つき(HPやMP、スタミナゲージの短さに注目)。

 

その縛りのもとで、MissMikkaaさんは汗もかかずにマレニアを楽々と倒している素晴らしさ。画面右上にはPS5コントローラーに片手をかぶせ、手のひらでアナログコントローラーを、指先でボタンを巧みに操っていることが確認できます。

 

さらに、MissMikkaaさんが挑戦したのはマレニアだけではありません。過去の配信をざっと確認すると、神肌のふたり(1人を倒してももう1人が復活させるコンビ)、血の君主モーグ、黒き剣のマリケスや竜王プラキドサクスなど、厄介なボスの数々を同じ条件で軽く撃破していることが分かります。

 

最近は「マレニアの倒し方」に工夫を凝らすことが流行っており、ダンスゲーム用のマットで撃破した人もいます。また逆に、3000回目の挑戦でやり遂げたプレイヤーも注目を集めていました

 

今でも恐ろしい強さのマレニアですが、アップデートにより調整される前の最初期バージョンでは、もっと凶悪だったことが明らかとなっています。マレニアと戯れるマニア向けに、「100倍強いマレニア」のDLCなどが提供されることを期待したいところです。

 

Source:MissMikkaa(Twitter)
via:Gamesradar

GeForce NOWがブラウザでも1440p/120fpsで遊べる!

米NVIDIAが展開するクラウドゲームサービス「GeForce NOW」が、「Chrome」ブラウザと「Edge」ブラウザでも1440p解像度/120fpsでのゲームプレイに対応しました。

↑dennizn/Shutterstock.com

 

GeForce NOWとは、ゲーミングPCでなくてもノートPCやMac、Androidデバイス、iPhone、iPadなどで、高品質なゲームをストリーミングプレイできるサービスです。ゲームプレイにはパソコン向けのクライアントアプリを利用。なお、パソコンやスマートフォンのブラウザからのゲームプレイにも対応しています。

 

今回ブラウザにて「1440p/120fps」が選択できるのは、上位プラン「GeForce NOW RTX 3080」の会員です。もともと1440p/120fpsでのゲームプレイは同プラン向けに提供されていたのですが、今回はそれがクライアントアプリだけでなく、ブラウザにも広がったことになります。なお、以前のブラウザでのプレイ環境は「1080p/60fps」に制限されていました。

 

ところで教育機関向けのノートパソコン「Chromebook」では、ハードウェアの制限から1440p/120fpsでのゲームプレイができない可能性もあります。このあたりは、投入が噂されている「ゲーミングChromebook」の早めの登場を期待したいものです。

 

Source: NVIDIA via The Verge

「どのゲーム機でも使えるコントローラー」を開発したかった! 任天堂アメリカ元社長が明かす

ソニーのPlayStation 5やマイクロソフトのXbox Series X|S、任天堂のNintendo Switchなど、メーカーが違えばコントローラーも異なり、ゲーム機が増えれば増えるほど、家には多くのコントローラーが散らばることになります。

↑あらゆるコントローラーを統合したものがあったら……

 

そんな悩みを解消するためか、なんと任天堂が「どのゲーム機でも使えるコントローラー」の開発に取り組んでいたことを、かつて任天堂アメリカ(NOA)で社長兼CEOを務めていた「レジーさん」が明かしました。

 

レジーさんことレジナルド・フィサメイ氏は、米デジタルメディアInverseの取材に応じて、15年にわたるNOAでの経験を振り返っています。そこではWiiやニンテンドーDS、スイッチなどが大成功とされる一方、Wii Uや『Nintendo Labo』が「頭を悩ませる失敗作」であったと、ため息をついています。

 

しかし、フィサメイ氏はもっぱらメタバースについて語っており、自分がブロックチェーン技術の信奉者であり、NFTが非常に興味深いとしながらも、「最初からゲームデザインに組み込まれる必要がある」と指摘。もっとも、もし任天堂にまだ在職していたなら、NFTに対して好意的と受け取れる発言もあり得なかったかもしれません。

 

さて本題は、どのゲーム機でも使えるコントローラーを検討していたという下り。それは2019年に引退を控えていた頃に、Xboxアダプティブコントローラーがプラットフォームにとらわれず、どんなユーザーでも使える(障がい者にとっても不自由がない)ものを作るための出発点であると見なしたゲーム業界の動きに加わっていたときのことだそうです。

 

レジーさんは「最新のXbox、PlayStation、任天堂のプラットフォームで遊べるアダプティブコントローラーを想像してみてください。それが、3年前に私たちが取り組んでいたことなのです」と語っています。

 

さらに「私の希望は、その努力が(任天堂社内で)続いていることです」「最良のソリューションは、すべてのゲーム専用機とPCで動作し、身体能力と技術に応じてプレイヤーに寄り添うことができる業界の工夫だと信じています」と付け加えています。

 

すでにPCゲーム配信プラットフォームのSteamは、任天堂のJoy-Con、PS5のDualSense、Xboxワイヤレスコントローラーの全てに対応していますが、もし任天堂製コントローラーが他社のゲーム機でも使えるようになれば、任天堂開発のゲームの操作感覚も他のプラットフォームに引き継げるはず。その暁には、マリオやスプラトゥーンがソニーやMSのハードウェアにも移植されることがあり得るのかもしれません。

 

Source:Inverse
via:Gamesradar

呪いを解除しないとゲームオーバー! 事故物件からの脱出を目指す「呪惨-ホラー脱出ゲーム-」

Wuahは、スマートフォン向け脱出アドベンチャー「呪惨-ホラー脱出ゲーム-」iOS版を、8月19日より配信。Android版は後日配信開始予定としています。

 

同作は、ネットの書き込みから事故物件を訪れた主人公が、様々な時代の「呪い」と対峙しながら、脱出を目指すホラー脱出ゲーム。

 

基本的なシステムはアイテム探索型の脱出ゲーム。探索中、呪われた霊と遭遇した場合、一定時間内に、呪いを解除するアイテムを使わないとゲームオーバーになります。

 

税込価格はiOS版が250円、Android版が240円です。

PS4、Xbox Oneの倍以上も売れていたことが裁判資料から明らかに

前世代のゲーム専用機、ソニーのPlayStation 4(以下「PS4」)がマイクロソフト(以下「MS」)のXbox Oneより2倍以上も売れていたことが、ブラジルの裁判資料から明らかになりました。

PS4の世界販売台数はXbox Oneの倍以上だった!

 

これはMSがゲーム大手企業アクティビジョン・ブリザードの買収につき、ブラジルの規制当局CADE(日本の公正取引委員会に相当)との裁判で提出した文書から確認されたことです。

 

それによれば(17~18Pの段落46)「前世代でソニーはゲーム機の販売台数がXbox(One)の2倍以上を記録」したと書かれています。

 

今年1月、ソニーはPS4が全世界で1億1700万台以上も売れたことを確認し、最も人気あるPlayStation 2(1億5500万台以上)には及ばないにせよ、歴代で最も売れたPSハードだと述べていました。

 

 

かたやMSはゲーム専用機の販売台数をあまり明かしていませんが、もしも今回の裁判資料での主張が正しければ、Xbox Oneシリーズ(廉価モデルのSや強化型のXを含む)はその半分程度、つまり5000~6000万台だったようです。

 

今回の裁判文書には、MS自らが認識しているゲーム機市場の位置づけや、ソニーの新世代ハード(PlayStation 5、以下「PS5」)と直接競合せずに「ゲーマー中心」のXboxゲームパスを推進したいとの意向も示され、Xboxゲームパスへのアクティビジョン・ブリザードの持つコンテンツの収録は市場の『転機』(独占)を意味する」との主張に反論しています。

 

さらに「“デバイス中心”のビジネス戦略から、より消費者に重きを置く“ゲーマー中心”のサービスへと移行する」意図についても詳しく説明されています。

 

また「ゲーム機戦争」という言葉が使われ、「ブランドへの忠誠心のため」Xboxは次世代/現世代のサイクルでも「PlayStationが引き続き市場で強い地位を占める」ため、うまく競争できないともほのめかされています。

 

つまりXbox Series X|SをPS5よりも多く売ることはすでに諦めている、ゲーム専用機の市場を独占するつもりはない。今後はゲーム機戦争から降りて、スマートフォンやタブレットでも遊べるゲームサブスクリプション+クラウドゲーミングに軸足を移す、ということでしょう。

 

ゲーム機メーカーは1台当たりの儲けが少ない薄利多売であり、ソフトを供給するサードパーティからのライセンス料で稼ぐビジネスモデルであることは広く知られています。すでに初代Xboxを送り出してから20年以上が経ち、MSもハードウェアでの競争から降りて、Office 365と同じような定額サービスに移行したいのかもしれません。

 

Source:CADE
via:Eurogamer

「暴れん坊天狗」終盤3~5面のノーミスクリアに挑戦!【ゲーム芸人フジタの挑戦】

ゲーム芸人フジタが、アラフォーに向けてオススメタイトルを紹介する本連載。今回は、Nintendo Switchで遊べる、横スクロールシューティングをセレクト。荒唐無稽な世界を舞台に天狗の面を操り、ハードモードのクリアを目指す!

 

↑全5面。1~4面はどこからでも始められる。その後は順番にクリアして最終5面へ。自機はライフ制

 

シティコネクション
暴れん坊天狗

「暴れん坊天狗&ZONBIE NATION」としてNintendo Switchでダウンロード購入が可能
1200円
https://city-connection.co.jp/exciteng/

 

1990年発売の横スクシューティング。邪悪な生命体の影響で自由を奪われたアメリカを救うため天狗の面が飛び立つ。後に「バカゲー」と注目されたタイトル。

 

成功報酬はビーフジャーキー。罰ゲームは天狗モノボケ!?

編集部(以下編) 今回の成功報酬は、天狗にちなんで天狗マークでおなじみのビーフジャーキーをご用意しました。

 

フジタ(以下フ) 久しぶりに食べる気がします!

 

 ただし、失敗の場合は罰ゲームとして、天狗の面を使ったモノボケをしていただきます。

 

 まあ、「天狗といえば僕」みたいなところもあるんでお任せください(笑)。

 

終盤3~5面をノーミスでクリアせよ!

↑199X年、アメリカに現れた凶星が人々を亡者に変えたとき、日ノ国で天狗が立ち上がる! 海外版の自機は落ち武者の首になっている

 

 今回は知る人ぞ知るバカゲー「暴れん坊天狗」です。

 

 そりゃ、主人公を天狗のお面にしたらバカゲーになっちゃいますよね(笑)。といってもファミコン後期なので、結構出来が良いんですよ。音楽も素晴らしい。わかりにくい例えですが、メガドラの「マイケル・ジャクソンズ・ムーンウォーカー」に通じるところがある(笑)。カッコいい音楽としっかりしたゲーム内容に、バカを乗せてます。

 

 今回はハードモードで3面からラストの5面までをノーデスクリアしていただきます。

 

 イージーでも自機にちょっと慣性がついているんですが、ハードは超ヤバい。それはそれで面白いんですけどね(笑)。ファミコンだったら慣性がまったくない超イージーモードがあってもよかったかも。

 

↑1面はニューヨーク。武器は目玉のような形のショットと対地のボム。高層ビルを破壊しまくった末にボスの自由の女神(!?)とご対面!

 

 自機の制御が重要ですね。では、今回の鬼門は?

 

 基本的に即死レベルのレーザーやボスのバリアが鬼門といえば鬼門ですね。ただ、3面の機雷を抜けていくところが一番キツい。ものすごく細かい操作が要求されます。

 

 読者が全面クリアするためのポイントを教えてください。

 

 開始する面が選べるので、1面のニューヨーク面は最後に回すのがいいと思います。簡単なニューヨーク面で回復して、ボス戦に向かうのが得策です。

 

 では、お願いします!

 

↑3面の工場では機雷が難関。画面左下の天狗の顔がライフゲージ。全部なくなると「無念」と天狗がフキダシで言ってゲームオーバー

 

――それでは、ハードモードで3面からです。慣性が付きすぎているので、慣れるまで相当かかります(笑)。小さな弾に当たっても問題ないですが、煙突から出るモクモクに当たると一発で瀕死。いま使ったのはボムですね。ヘルプの人を5人助けるとボムが1個もらえます。

↑最終5面の道中はなく、すぐにラスボスの緑色の宇宙人と対決。回転するクリスタルの玉に当たると即死。避けてショットを撃ち込もう!

 

【見た目はシュールだがプレイは本気! 続きは動画で!】


撮影:高原マサキ(TK.c)

 

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ダメだったらやり直せばいい。「レゴ(R)ブランド」が90年で培った企業理念

日本はもちろん世界中で愛され続ける「レゴ(R)ブランド」。子どものオモチャとして知られているのはもちろんのこと、ここ最近ではスーパーカーやスニーカー、タイプライターなどを忠実に再現した、オトナ向け商品もヒットし、大きな話題となっています。そんなレゴ(R)ブランドが2022年8月10日で90周年を迎えました。そこで今回は、レゴ(R)ブランドの歴史や魅力を改めて紐解くべく、レゴジャパンの本社へ伺いました。

 

【話を伺ったのはこの人】

レゴジャパン

シニアマーケティングマネージャー

橋本優一さん

レゴジャパンで、マーケティング部門を担当する橋本さん。日本市場の取扱店舗で展開する商品のマーケティングプランをチームで考案し、レゴグループのさらなる販売促進と発展に寄与する。

 

レゴ ブロックはどのようにして生まれたのか?

――レゴ ブロックはどのようにして生まれたのでしょうか? レゴブロックの歴史を教えて下さい。

 

橋本 レゴグループは創業者であるオーレ・キアク・クリスチャンセンによって、1934年にデンマークで創業しました。元々は今のレゴのようなブラスチックのおもちゃ製造ではなく、木製の玩具メーカーとしてはじまりました。

 

それが時が経つにつれて、創業者が“子どもたちにオモチャとしてより良い価値を提供したい”という思いを追求していくようになり、その中で我々が呼んでいる「システム イン ブロック」という価値観が生み出されました。要は、くっ付けたり、切り離したりといった行動が、何度も繰り返し行って遊べるブロックのシステムのことです。それを模索し始めて、今のレゴブロックの原型ができあがったんですね。

↑レゴの創業者である、オーレ・キアク・クリスチャンセン。元々はデンマークで木製の家具や生活雑貨を作る工場を経営。後に木製の玩具を製作し、ヨーヨーの未使用パーツを玩具に流用したことから着想を得て、ブロックを生み出すことになる

 

↑デンマークはビルンにあるレゴ本社。まるでブロックで組み立てたような外観が特徴的。壁や階段もレゴブロックの基調カラーである黄色が使われていたり、建物のあらゆる場面でレゴらしさを感じられる工夫が施されている

 

――レゴが創業した当時、レゴブロックというオモチャは存在していたのでしょうか?

 

橋本 木製の積み木のような物は存在していました。しかし、今のようにレゴブロック同士を繋げてオブジェを作り上げられるような、システム化された物はありませんでした。

 

微妙な加減でしっかりと付き、微妙な加減で外すこともできる。このバランスに辿り着くのが非常に難しかったそうです。あまり強力に付き過ぎると、外すのが困難になってしまいます。あくまで子どもが手軽に遊べる物でなければいけませんからね。

 

――当時のレゴブロックと、現在のレゴブロックに違いはあるのでしょうか?

 

橋本 当時のオリジナルは今でも保管されているのですが、今のレゴブロックと形はほぼ同じですね。しかし、昔のは結合時の強度が弱くて外れやすく、完成しても崩れやすかったんですね。そこで考え出されたのが、裏面の円形の意匠です。これがあることで凹凸同士の摩擦力が増し、組み立てた際の強度が一気に高まりました。そして縦横問わずにブロック同士を結合できるようになったのです。

 

ブロックの素材はABS樹脂です。ABS樹脂は変色・変形が少なく、熱、酸、塩に強いという特性がありました。昔のABS樹脂で作られたレゴブロックと、40年以上の年月を経ても正常に結合させることができますよ。本国デンマークなどの工場でつくられ、世界へと販売されています。ちなみにレゴブロックのカラーは、現在約75のカラーとエフェクト(メタリック、グリッターなど)があります。

↑レゴブロックにおける一般的な基本色は、赤、黄、青、黒、白、灰色である。1990年代から徐々に他の色も多用されるようになり、現在では濃灰色や緑色、砂色、茶色、ワインレッド、ダークグリーン、なども多く見ることができ、透明のブロックもある

 

――レゴ ブロックがメジャーになるきっかけは何だったのでしょうか?

 

橋本 まず、レゴ ブロックは北米で1970〜1980年代に広く普及しました。レゴ ブロックには大きく分けて2つのラインが存在しています。一つは私たちが「テーマ」と呼んでいる物で、こちらはレゴが独自に開発したシリーズを展開していくカテゴリーです。代表的なモノに「レゴ(R)フレンズ」や「レゴ(R)シティ」などがあります。

 

そしてもう一つが、「スター・ウォーズ」などの映画シリーズやアディダスのスニーカー「スーパースター」といった、他社とのコラボレーションによるカテゴリーですね。中でもレゴ ブロックはディズニーとのコラボレーションを多数展開していて、「レゴ スター・ウォーズ」は世界中で多くのファンを獲得しています。過去を振り返っても映画スター・ウォーズの大ヒットと同時に、レゴ ブロックの存在はさらに広く認知されていったように思いますね。

 

――日本でもレゴ ブロックはとても親しまれていますよね。私自身も子どもの頃にレゴ ブロックで遊んだ経験があります。私の幼少の頃にはすでにメジャーなオモチャだったと記憶していますが、日本ではいつ頃から展開していたのでしょうか?

 

橋本 1960年代には日本でも正規輸入が開始されていて、全国のおもちゃ屋さんで展開していました。その後、1987年にレゴジャパンが設立されて、今に至ります。

 

 

“どのように楽しい場を届けるか”が一番大事。

――通常の積み木や模型だと、接着剤でないと固定できないし、一度接着して完成させたら、バラバラにする事はできません。だけどブロックなら何度でも作り直すことができてしまう。そこが非常に魅力的ですね。

 

橋本 この事はレゴグループ自体のカルチャーにも紐付いていて、失敗したことに対してどうこうっていうことはありません。仮説をたてて試してみて、ダメだったらまたやり直せば良い、というブロックならではの発想が、企業理念にも繋がっていますね。

 

――レゴとして信じてきた“遊びの力”とは具体的には何でしょうか?

 

橋本 遊びというのは楽しいだけではなく、そこに学びもあると信じています。5歳くらいまでに、90%ほど脳が形成されるというリサーチがありますので、お子さんが遊びながら他者とコミュニケーションを取ったり、自分を表現したり、共感だったりをどのように遊びの中で提供できるか? ということをレゴグループは一番大事にしています。

 

――知育玩具として取り入れて欲しいということでしょうか?

 

橋本 もちろん知育玩具としてレゴ ブロックを取り入れてくれる事は大歓迎です。ですが、レゴ ブロックはあくまでもオモチャですので、難しくなっては本末転倒かと思います。どのように楽しい場を届けるか、という点を重要視しています。

 

――私も親の立場でレゴ ブロックを子どもに与えていましたが、その際には知育玩具としての意識は全くありませんでしたね。あくまでも組み立てるのが楽しいオモチャとして一緒に組み立てて、そして自分もまたハマっちゃうって言う(笑)。

 

橋本 デンマークでは、レゴ ブロックが親から子へ、子から孫へと引き継がれるケースが良くありますね。

 

実際、取材中に体験したのがブロックの組み立て遊び。レゴグループ内には、レゴ(R)エデュケーションという部門があり、遊びを通じた学びとストーリー性のある問題解決型のアクティビティを通して、小学校低・中学年の子どもたちのSTEAM学習への意欲を高め、困難に立ち向かう力や自分で考える力を育てる、まったく新しいSTEAM教育を行っている組織も。

 

私たちがチャレンジしたのはレゴ ブロック6個だけを使用して、一人一つずつアヒルを作ること。しかも組み立て説明書がなく時間は1分で! 1分と聞くと深く考える時間はなく、直感的に組み立てました。完成したモノを見ると、筆者と担当編集が作ったアヒルはアヒルと呼べる見た目ではありませんでした……(笑)。しかし、子どもと遊び感覚で触っていたレゴに、このような教育的な使い方があることに驚きました。

↑約9億通りの形ができるといいます。左が筆者が作ったアヒル、右が担当編集が作ったアヒル

 

想像力を掻き立てるテーマを豊富に展開!

――レゴは様々なシリーズをライナンアップしていますが、ここでは代表的なシリーズを教えてください。

 

橋本 一番代表的なシリーズといえるのが「レゴ(R)フレンズ」や「レゴ(R)シティ」、そして幼児向けの「デュプロ」になります。あとは、先ほども話しました、コラボレーションシリーズですね。最近では「スーパーマリオTM」や「マインクラフト」とのコラボが人気ですね。中でも「マインクラフト」に関しては、世界でも日本が特に好調です!

↑「レゴ(R)シティ」。架空の近未来都市を舞台にしたシリーズで、パトカーや消防車など働くクルマが充実しています

 

↑「レゴ(R)フレンズ」。2012年から発売されているロールプレーを楽しめるシリーズ

 

↑「レゴ(R)マインクラフト」。ブロックで組み上げられた仮想世界を細部まで忠実に再現

 

↑「レゴ(R)スーパーマリオTM」。クリエイティブなコースを組み立てるためのバラエティ豊かなアイテムや、ルイージ、ヨッシー、クッパなどお馴染みのキャラクターも揃う。8月よりピーチ姫も登場!

 

――東京都や大阪府には、子ども向け施設「レゴランド(R)・ディスカバリー・センター」が、愛知県・名古屋市には家族向けのテーマパーク「レゴランド(R)・ジャパン・リゾート」があります。それぞれの施設のコンセプトや楽しみ方はありますか?

 

橋本 レゴグループは遊びながら学ぶ”ということを大事に考えているんですね。まずは、レゴブロックの世界観の中で子どもたちが楽しく遊んでほしいです。何かしらの知恵やスキルが身に付く想像力や自発性、協調性などのスキルが身に付くように工夫している点だと思っています。

212歳の子どもとその家族が1日中思い切り楽しめるテーマパーク「レゴランド(R)・ジャパン・リゾート」。40以上のアトラクションやショー、レストランが楽しめる園内には、約1700万個のレゴ ブロックや約1万個のレゴ モデルが展示されている

 

 

90周年を祝うイベントも実施中!

――レゴグループは2022年で90周年ですが、それを祝うイベントなどはありますか?

 

橋本 コロナ禍の影響で、レゴ ブロックに直接触ってもらう機会がなかったので、2022年の夏は“世界中を遊び場に”というテーマのもと、様々なイベントを企画しています。

 

中でも大規模なのが、レゴの90周年と、新橋〜横浜間の鉄道開業150年を同時に祝うイベント「レゴ(R)スタンプラリー」です。こちらはJR東日本とのコラボレーションによる、スタンプラリーになります。

↑8月21日まで開催されるJR東日本「レゴ(R)スタンプラリー」

 

↑30駅でスタンプをコンプリートすると、このイベントでしか入手できないレアなレゴ ブロックのミニキットやフィギュアをプレゼント!

 

ーー夏休み時期に楽しそうなイベントですね。

 

橋本 まだまだあります! 90年間変わらず大切にしてきた「遊ぶことの楽しさ」を感じてもらい、最高の“遊び場”を提供していくため、東京駅丸の内エリア一帯をレゴ ブロックでジャックしたイベント「レゴ(R)フェスティバル in Marunouchi」。さらに全国のレゴ(R)ストアで実施する「レゴ(R)ミニフィギュア プレゼントキャンペーン」、恐竜くんと初コラボレーションした「レゴ(R)× 恐竜くん 特別ワークショップ」など、夏を遊び尽せるイベントも開催します。

 

他にもレゴランド(R)・ジャパン・リゾート内には「リビルド・ザ・ワールド・センター」がオープンしたりと、様々なイベントが開始されますので、ぜひともお楽しみに!

↑開催期間:2022年8月15日~9月11日。開催場所:丸ビル1階マルキューブ、3階回廊/新丸ビル3階アトリウム

 

撮影/中田 悟

 

 

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「ディグダグII」ラスト10ステージのノーミスクリアに挑戦!【ゲーム芸人フジタの挑戦】

ゲーム芸人フジタが、アラフォーに向けてオススメタイトルを紹介する本連載。今回は、「ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online」で遊べる、名作アクションをセレクト。ラスト10ステージのノーミスクリアに挑む!

 

↑ファミコン版は1周72面。タイトルでスタート、セレクト、Aボタンを同時押しするとステージが選べる

 

ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)
ディグダグII

Nintendo Switch Online
1か月(30日間)306円~
https://www.nintendo.co.jp/hardware/switch/onlineservice/

 

アーケード発のアクション。主人公・ディグダグを操作し、島を荒らすモンスターを倒す。島にヒビを入れて崩し、敵を海に落とせるのが前作との違い。

 

成功報酬は沖縄のおつまみ。罰ゲームは甘辛地獄!?

編集部(以下編) 今回の成功報酬は島にちなんで、ラフテー、ソーキなど沖縄のおつまみセットを用意しました。

 

フジタ(以下フ) 沖縄料理って庶民的なものがすごく美味しかったりするんですよね。

 

 ただし、失敗の場合は罰ゲームとして、炎を吐く敵ファイガーにちなんで、「激辛カップ麺に板チョコを混ぜたら辛くない説」を検証していただきます。

 

 これは多分、普通に美味しいと思います(笑)。

 

終盤63~72面をノーミスでクリアせよ!

↑1面。敵モンスターをすべて倒すとクリアとなる。舞台が地中から島になり、フィールドが前作より広くなった。島の形も面ごとに変わる

 

 今回はファミコン版の「ディグダグII」です。

 

 皆さん、外国人の女性が出ていたCM、覚えてますか? 小林清志さんのナレーションで「ディグダグ“トゥー”」って言うんですよ。「クーソーしてから、寝てください。」のコピーもインパクトありました。

 

 昔のCMって記憶に残るものが多かったですよね。では、本作の魅力を教えてください。

 

 島を崩して、いかに敵をまとめて落とすかが面白さだと思うんですけど、実は単に敵をパンクさせて倒したほうが早いです(笑)。

 

↑63面。ステージ開始時に全体が表示される。ドリルを打ち込むクイの場所を確認しよう。少ない面積のほうが崩落するという、パズル的要素もある

 

 力押しが必勝法……(笑)。今回は63面から最終面の72面まで、計10面をノーミスクリアしていただきます。

 

 そうですね。ファミコンのプロとして、なるべく島を崩して、敵を落とせる場面は狙っていきたいと思います。途中1回くらいは一気に全落としができたらいいですね。

 

 ちなみに普通の人が全面制覇するコツってありますか?

 

 基本的にはパンクさせたほうが安全です。敵の動きが速くなってきたら、亀裂を作って逆側に逃げる。敵は変形しないと亀裂を越えられません。この繰り返しだけでも上手くやればクリアできます。

 

 では、お願いします!

 

↑16面ごとに幕間劇の「DIGDUG THEATER」が挟まる。ディグダグと敵のプーカ、ファイガーの動きがちょこまかとコミカルでかわいい

 

――それでは63面からスタートです。いきなりこの面、超ヤバいんだよね(笑)。攻略の説明は落ち着いたらにします。あぶねーな、オイ。島を崩して、おっとっとって自分も落ちそうになった。でも、決まりましたね! 次の64面は全落しを狙っていきます。

↑最終72面。単純にクリアするだけなら、敵にドリルを打ち込んでパンクさせるのが近道。ただし、敵をまとめて海に落とすと高得点をゲットできる!

 

【魅せるプレイを追求するフジタ。続きは動画で!】


撮影:高原マサキ(TK.c)

 

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DIG DUG(TM)II & (c)Bandai Namco Entertainment Inc.

マイクロソフト、ソニーがXboxゲームパス妨害のため「ブロッキング代」を支払っていると主張!

米マイクロソフト(以下「MS」)は、開発者がXboxゲームパスにゲームを提供することを邪魔するため、ソニーが「ブロッキング権」の代金を支払っていると主張していることが報じられています。

↑マイクロソフト VS. ソニー

 

この主張はブラジルの経済擁護行政委員会(CADE/日本の公正取引委員会に相当)に提出された文書に書かれたものであり、MSによるゲームパブリッシャー大手アクティビジョン・ブリザード買収に関する審査の一部となっています。

 

なぜ買収が審査されているかといえば、Xboxプラットフォームを持つMSが巨大なゲームソフト企業を買収することが独占禁止法に違反しているかどうかを調べるためです。

 

さてMSがCADEに提出した書類では「ゲームパスの拡大を続けるMSの能力は、そうした成長を抑えようとするソニーの願いにより妨げられてきた」と述べられています。ソニーはゲーム開発者がゲームパスやその他の競合するサブスクリプション(定額制サービス)にコンテンツが追加されるのを防ぐため「ブロッキング権代」を開発者に支払っているとのことです。

 

もしもソニーがゲーム開発者に「他のサブスクにゲームを提供させない」ために追加でお金を払っているのが本当だとしても、それが問題だとは限りません。資金などを支援したゲームプラットフォームが、開発者に期限付きで競合プラットフォームに提供しない契約を結ぶのはよくあることです。

 

たとえばPC版『シェンムー3』がEpic Gamesストア時限独占となり、Steam版は1年遅れとなったこともありました。ゲームのパブリッシングに関する契約は複雑になりがちで、公正か不公正かをたやすく判断はできません。

 

MSにしても、同社のアプリストアで扱うPCゲームの販売手数料が本来は30%のところを、ストリーミングの権利を引き換えに12%に引き下げることを検討していたとの機密文書が明らかにされていました

 

そもそもMSがソニーを批判しているのは、同社がアクティビジョン買収につき、『Call of Duty』(以下「CoD」。アクティビジョンが開発・販売)シリーズがかけがえのない存在であり、Xbox独占になればゲーム機の売れ行きにも影響を与えるとして、要は反対する意見をブラジル政府に出しているためです。

 

すっかりMSとソニーの泥仕合になった印象もありますが、CoDシリーズは全世界的に大人気シリーズのため、PS5への提供を辞められては困るというソニーの心配も理解はできそうです。

 

一応はMS側も「現在ある(マルチプラットフォームの)契約を守り、今後もCoDシリーズをPlayStationに提供し続けたい意向」を表明してはいますが、さらに「時限独占にしない」など譲歩を求められるかもしれません。

 

 

Source:CADE(Word doc) 
via:The Verge

「ちゃっくんぽっぷ」高難度ラスト4面の3機以内クリアに挑戦!【ゲーム芸人フジタの挑戦】

ゲーム芸人フジタが、アラフォーに向けてオススメタイトルを紹介する本連載。今回は、Nintendo Switch「タイトーマイルストーン」で遊べる、「ちゃっくんぽっぷ」をセレクト。高難度のラスト4面をクリアなるか?

 

↑アーケード版は14面でエンディング。爆風で敵の「もんすた」を一気に倒すと無敵アイテムなどが出現

 

タイトー
ちゃっくんぽっぷ

5720円(「タイトーマイルストーン」収録)
https://www.taito.co.jp/taitomilestones

 

アーケード発の面クリア型アクション。「ちゃっくん」を操って、ハートが閉じ込められた檻を爆弾で壊し、右上の出口を目指す。爆風に当たってもミスとなる。

 

成功報酬はハート型ケーキ! 罰ゲームは上下逆さ文字!?

編集部(以下編) 今回の成功報酬はゲーム内で助けるハートにちなんで、ハート型のガトーショコラとウイスキーのセットをご用意しました!

 

フジタ(以下フ) 甘い物とお酒の組み合わせは好きですね。

 

 ただし、失敗の場合は罰ゲームとして、「しっぺつき! 上下逆さ文字を書け」に挑戦していただきます。

 

 前に鏡文字はやりましたけど、今回は上下逆さですか。意外にできそうな気がします。

 

終盤11~14面を3機以内でクリアせよ!

↑1面は練習面。ハートを解放すると出口を塞ぐブロックが壊れる。上段をゆっくり動くキャラ「まいた」がタイマー代わり。急げ!

 

 今回はアーケード版の「ちゃっくんぽっぷ」です。

 

 ファミコン版は「プーヤン」や「バードウィーク」と並んで女の子に人気がありましたね。僕もファミコン版はよく遊んでましたが、アーケード版はあまり記憶になくて、今回試しにプレイしてみたらヤバいくらい難しかったです(笑)。

 

 「ちゃっくんぽっぷ」の魅力を教えて下さい。

 

 爆弾を投げると転がっていって、角のところで止まります。どこで爆発させるか計算ができるので、思ったよりは頭の使い方がパズル的です。

 

↑11面。ちゃっくんは上にジャンプすると天井に張り付いて左右に移動できるのが特徴。このアクションをうまく使いこなすのがカギだ

 

 今回は終盤11~14面を3機以内でクリアしていただきます。

 

 これね、全部が鬼門です(笑)。特にラストの14面が難関。敵が多いのに、ちょうど良いところに爆弾が置けないんですよ。これはキツい。

 

 ということは、腕の見せどころは最終面ですね?

 

 まあ、どの面も爆弾を何回もムダ撃ちするとタイムアウトになるんですね。確実に爆弾を投げていかなきゃいけない。爆弾の置き具合が見どころです。

 

 では、お願いします!

 

↑アーケード版では、3面ごとにちゃっくんやもんすたのコミカルなデモが流れる。キャラ人気が高く、タイトー作品にゲスト出演多数

 

――それでは11面からスタートです。アーケード版は全14面なので、後半はどの面もヤバいです。基本は爆弾でハートを助け出し、右上の「EXIT」に行くとクリアになります。あっぶねー、こっち来るんか! 敵をうまく倒してるんですが、やべえやべえ、時間がヤバいですよ。あの上の段にいるキャラが右端まで来るとタイムアウトになります。あとひとり倒せば……。結構ギリかな。

↑最終14面。爆弾は時限式なのでタイムラグを計算に入れよう。投げられる数は左右1個ずつで、爆風が消えるまでは新たな爆弾は使えない

 

【ハートを救う迷路アクションにフジタも超苦戦!? 続きは動画で!】


撮影:高原マサキ(TK.c)

 

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ゲーム芸人フジタの挑戦(YouTube)

 

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スーファミ用「スーパーパンチアウト!!」で28年ぶりに2人対戦モードの裏技が発見される

任天堂のスーパーファミコン用ボクシングゲーム「スーパーパンチアウト!!」は海外では1994年に発売され、日本でも1998年にニンテンドウパワー書き換え専用ソフトとして提供されました。このゲームは1人プレイ専用ですが、なんと28年ぶりに2人対戦モードが隠されていたことが明らかとなりました。

↑Image:任天堂((718) スーパーパンチアウト!! プレイ映像 – YouTubeから)

 

この裏技はオリジナルのスーファミ用カートリッジを持っている、あるいはNintendo Switch Onlineを契約していてゲームをプレイ可能であれば、ハッキングもROM編集も必要なく、すぐに使うことができます。必要なのは、2つのゲームパッドだけです。

 

今回の大スクープは、レトロゲームの隠しモードなどの出し方を投稿しているUnlisted Cheats氏がツイートに投下したものです。

 

これまでのネタはゲームジニー(チートを行うための周辺機器)やROMファイルを編集してやることが必要でしたが、「スーパーパンチアウト!!」の裏技は2つ目のコントローラーを用意して、いくつかのボタンを組み合わせて押すだけです。

 

そのやり方は、プレイヤー2用コントローラーのRボタンとYボタンを押したまま、プレイヤー1のコントローラーでスタートまたはAボタンを押すこと。すると全16人のボクサー一覧が現れ、どれかを選ぶと対戦が始まり、試合が終わるとボクサーを選ぶ画面に戻されます。

 

プレイヤー2用コントローラーでは画面上にいる「ボス」ボクサーが操作でき、主人公ボクサーと同じくABXYボタンや十字ボタンの上下を組み合わせ、基本テクから必殺技まで、あらゆる攻撃が繰り出せます。

 

ただし2人用モードではボスの攻撃力が高く、パンチを出す前に明らかな“スキ”を見せるため、あまりeスポーツなどの競技向けではなさそうです。とはいえ、前座ともいえるガビー・ジェイからラスボスのニック・ブルーザーまで操れてしまうのは面白い体験には違いなく、長年のスーファミ仲間と遊ぶにはもってこいでしょう。

 

ちなみに、2009年に発売されたWii版でも対人戦はあったものの、主人公のリトルマック同士で戦うほかありませんでした。それよりも対戦ボクサーの幅が広がったということで、友達の時間が許すかぎり遊び尽くしたいところです。

 

Source:Unlisted Cheats(Twitter)

via:Ars Technica

ゲーム実況配信の人気はガタ落ち? 去年より視聴時間が2割近く減る

新型コロナ禍による巣ごもり需要が減るにつれて、米国ゲーマーもお金を使わなくなってきたとのレポートもありました。そればかりか、ゲーム実況のストリーミングを見る時間も激減しているとの調査結果が届けられています。

↑Shutterstockより

 

米StreamlabsとスペインStream Hatchetの最新レポートによると、Twitch、YouTube Gaming、Facebook Gamingで配信・視聴されたゲーム実況の合計時間は、昨年よりも大幅に減っているそうです。

 

今年4~6月において、これら3つのサービスで行われたゲーム実況配信は2億7300万時間だったとのこと。これは2021年第2四半期から19.4%、前四半期(1~3月)より12%も落ちています。

 

また視聴者が配信を見た時間は、3つ合計で73億6000万時間でした。こちらは前年同期の89.9億時間よりも18.1%減っており、前四半期比よりも8.4%の落ち込み。これら3つのプラットフォームが勢いを落としているのは、やはり新型コロナ禍の脅威が収まってきたことで、人々が昨年よりも外で過ごす時間が長くなったことが原因かもしれないそうです

 

このなかでもTwitchは視聴時間が56億4000万時間で76.7%、実況の配信は2億420万時間で92.7%を占めており、やはり3つの中で断トツの最大手です。そしてJust Chattingカテゴリ(ただ配信者が顔を出したり駄弁るだけのこともあるもの)は引き続き好調をキープしており、視聴時間は前四半期から2.2%増えて、過去最高の視聴者数を記録しています。

 

ほか、最も視聴されたカテゴリーは『GTA5』 (4億6500万時間) と 『League of Legends 』(4億6400万時間) となっています。

 

かたやMetaの運営するFacebook Gamingは、クリエイターを惹き寄せるため努力したものの大きく落ち込んでいるようです。その視聴時間は、前年比51%減の5億8000万時間で、ストリーミング時間は62%減の790万時間と報告されています。

 

ゲーム実況で生計を立てている人には困った事態ですが、それだけ世界中の人々が巣ごもりから外に解き放たれているということでしょう。もっか日本では変異株が猛威を振るっていますが、国内でのゲーム実況配信がどういう状況になっているかも知りたいところです。

 

Source:Creator Resource
via:Engadget

Netflix提供の無料ゲーム、契約者の1%未満しか遊んでなかった…

Netflixは利用者離れを防ぐためか、昨年11月から多くの無料ゲームを提供しています。しかし、なんと加入者の1%にしか遊ばれていないことが明らかになりました。

↑Netflix Games

 

Netflixの契約には「Netflix Games」が含まれており、完全に無料でプレイできます。iOSアプリとAndroidアプリともに「ゲーム」のカテゴリが設けられており、iOS版では24本のカタログから選んでApp Storeからダウンロードできます。

 

これらゲーム内には広告や追加料金、アプリ内課金も一切なし。Netflixのドラマシリーズや新作映画の配信を待っている間にも楽しませ、ストリーミング契約を続けてもらうことが主な狙いです。

 

その中には「ストレンジャー・シングス:1984」や「ストレンジャー・シングス3:ザ・ゲーム」など自社IPを絡めた作品もいくつかあり、「クイーンズ・ギャンビット」をテーマにしたチェス・ゲームも近日中に配信予定です。

 

Netflixはどれだけゲームに投資したか明かしていませんが、フィンランドの開発会社Next Gamesを約7200万ドルで買収するなど、かなりの額に上っているのは間違いありません。また年内に50ゲームを揃えるとも予告しており、まだまだやる気と思われます。

 

さて調査会社のApptopiaによると、Netflixの加入者2億2100万人のうち、ゲームをプレイしているのは1%に満たないとのことです。ゲームの総ダウンロード回数は合計2330万回で、1日の平均利用者数は170万人とされ、あまり芳しい結果ではなさそうです。

 

昨年、Netflixのグレッグ・ピーターズCOO(最高執行責任者)は「何か月も、本当に正直に言って何年も」、ゲームがいかにお客を引き留めることができるかを学んでいると述べていました。

 

そして実験的に様々なことを試していくつもりとしつつ、長期的には「我々が築き上げたユニバース、キャラクター、ストーリーに関する財産を作る能力に重点を置く」とも付け加えており、定着するまで粘り強く頑張るつもりのようです。

 

Netflixが7月に発表した2022年第2四半期の業績報告では、収益は前年同期比で9%増えたものの、米国とカナダの有料会員数が130万人も減っていることが明かされていました。

 

また今年初めにも、米国ではHD解像度のスタンダードプランが13.99ドルから15.49ドルに、4K解像度のプレミアムプランが17.99ドルから19.99ドルに改訂されるなど、値上げしたこともユーザー離れにつながっていると指摘されています。

 

そうした良くない流れにブレーキを掛けるためにも、Netflixはますますゲームに力を入れていくはず。しかし、追加料金なしで良質のゲームを提供しているApple Arcadeさえ苦戦しているとの観測もあり、『Fortnite』などの強力なライバルとどう戦っていくのか気になるところです。

 

Source:CNBC
via:MacRumors

ついにきた! SteamがNintendo SwitchのJoy-conに対応、2人で遊べる「おすそわけ」プレイもできます

PC向けゲーム配信プラットフォームでおなじみSteamは、ついにNintendo Switch(以下、スイッチ)用のJoy-Conをサポート追加しました。いつもの手になじんだコントローラーで、PCでしか遊べないAAA(超大作)タイトルを楽しむことができるようになりました。

↑Nintendo SwitchのJoy-Con

 

実は「PCにJoy-Conを繋いでゲームを遊ぶ」だけであれば、もう何年も前から実現していました。すでに2017年、フランスのサイトNintendo Actuが動作に成功していたのです。しかし、1人プレイの際に使えるのは2つのコントローラーのうち1つだけ、という限られたものでした

 

今回のSteamの公式サポートはより行き届いており、「ミニゲームパッドとして別々に使うことも、ペアで組み合わせることも」可能とのこと。つまり2つで1つのコントローラーとできるほか、2人が片方ずつ持って同時に遊べる「おすそわけ」プレイも含まれているわけです。

 

またSteam公式サイトのユーザーコメントによれば、ボタンはリマップ(それぞれの機能を変更できる)そうです。

 

この機能を使いたい場合は、Steamのベータ版に参加する必要があります。そのためにはSteamの設定メニューを開き、「ベータへの参加」の下にある「変更」ボタンをクリック。そこで「Steam Beta Update」を選んでからアプリを再起動すると、Joy-Conサポートを含む新機能が提供されます。

 

ただしJoy-Conとつなぐには、外付けのBluetoothアダプターないしはPCにBluetooth接続機能が内蔵されている必要があります。Joy-ConはBluetoothコントローラーの一種であり、ケーブルで接続しようにもできないからです。

 

また最新ベータ版では「Nintendo Switch Onlineのクラシックコントローラー」、つまりスイッチ専用の「ファミリーコンピュータ コントローラー」「スーパーファミコン コントローラー」「NINTENDO 64 コントローラー」「セガ メガドライブ ファイティングパッド 6B」への対応も改善しているそうです。

 

こちらは6月にベータ版で先行配信され、7月末には正式サポートとなりましたが、興味があれば試してみるのもよさそうです。

 

Source:Steam
via:PCGamer

任天堂のレジェンド・宮本茂氏のちゃぶ台返しを『スターフォックス』元開発者が振り返る

任天堂を代表する世界的クリエイター・宮本茂氏は『スーパーマリオブラザーズ』や『ピクミン』などの生みの親として有名ですが、その仕事ぶりは「ちゃぶ台返し」(ゲームの開発がどれほど進んでいても、おもしろくないと思えば大幅に変更させる)としても知られています。

↑Image:任天堂

 

かつて、そんなレジェンドとともにゲームを開発した人物が、宮本氏との仕事はどんなものであったかを明かしています。

 

これはアルゴノートゲームス(Argonaut Games)を創設したジェズ・サン(Jez San)氏が、海外ゲーム雑誌EDGEの独占インタビューで語ったものです。アルゴノートゲームスはゲームボーイ用ソフト「X」で追加チップなしに完全な3Dゲームを実現する技術を開発し、それが評価されて『スターフォックス』(および3D表示用のスーパーFXチップ)開発に参加しています。

 

そこでサン氏は宮本氏のクリエイション過程について、『スーパーマリオワールド』でも「すでにデザインが完成した後に、宮本氏が何もかも変えてしまわなかったステージは1つもなかった」と述べています。

 

また『スターフォックス』開発中には、宮本氏は「会議中にギターを弾いたり、外に出てタバコを吸ったりした……私たちもみんな吸ったけどね。地に足の付いた男なんだ。宮本氏とは何でも一緒にやったし、その前に完成したものは何もない。彼は何かをするように頼んで、遊んでみて、『よし、これはボツにして、ほかのことをやってみよう』と言うんだ」とちゃぶ台返しを振り返っています。

 

そしてサン氏は「彼(宮本氏)はすべてをプレイし、すべてを変えてしまう。その繰り返しなんだ」とも語っています。さらに、そうした仕事の流儀が普通ではないことも付け加えています。

 

「そんなゲームデザインのやり方は、無限の予算と納期があるときだけ有効だ。現実の世界では、予算と納期が決まっているので、パブリッシャー(販売元)に『すみません、来年になります。完成したら渡しますよ』なんていえる人はめったにいない。任天堂は、それができるんだよ」

 

Nintendo Switch専用の超大作ソフト『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』も元は2020年に発売予定でしたが、3月に「2023年春」への延期が発表されました。任天堂や宮本氏としては何年かかってもおもしろさに妥協したくないとしても、ファンを待たせすぎない範囲に収まるよう祈りたいところです。

Source:Gamesradar

『エルデンリング』、発売後60日のYouTube再生回数が『GTA5』+『RDR2』超え!

日本生まれのアクションRPG『エルデンリング(ELDEN RING)』は全世界で大人気を集めていますが、ゲーム発売後の60日間にYouTubeの動画再生回数が合計34億回にも達して、同じ期間内での『Grand Theft Auto V』(GTA5)と『Red Dead Redemption 2』(RDR2)の合計を上回ったことが明らかとなりました。

↑エルデンリング

 

これは、YouTube Gamingの公式アカウントがツイートで発表したことです。『GTA5』と『RDR2』ともに大ヒットゲームではありますが、それぞれ発売後60日間で19億回と14億回とのこと。ほか『スーパーマリオ オデッセイ』は8億2800万回、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は6億3800万回、そして『Skyrim』は4億5600万だったそうです。

 

これら上位ランキング入賞は、どれもがオープンワールドゲームばかり。一応のストーリーはあるものの、基本的にプレイヤーはどこに行ってどのボスから倒すのも自由です。「人の数だけプレイがある」ことや「クリアしたけど、まだ見てない場所やキャラがいる」、あるいは「どうしても倒せないボスがいる」ことが視聴回数に繋がっているのかもしれません。

 

また『エルデンリング』はPCやPS4およびPS5、Xbox Series X|S、Xbox Oneとマルチプラットフォームで発売されたため、スイッチ独占のマリオやゼルダよりも優位に立つことができたと思われます。

 

かたや、同じくマルチプラットフォームだった『GTA5』と『Skyrim』は、それぞれ約8年前と11年前に発売されています。当時のゲーム業界の規模はもちろん、YouTubeの視聴者数も今より少なく、全く異なるアルゴリズムで動いていたことも影響がありそうです。

 

YouTube Gamingでは、フロム・ソフトウェア開発ゲームの伝承者VaatiVidya氏(ストーリーをコンパクトにまとめて解説する人)やソフトウェア探偵のZullie the Witch氏(ゲームの隠し機能を見つける人)など、優れたクリエイターも取り上げられています。

 

また、『エルデンリング』で世界初の7分以内クリアを達成したDistortion2氏にも称賛が贈られています。

 

ほか興味深いのは、『エルデンリング』のボスのうち関連動画が多かったランキングも発表されていることです。その1位に輝いたのは、ストーリー攻略的に最初のボスである「忌み鬼、マルギット」でした。次点にランクインしたのは、最強ボスと悪名の高いマレニアです。

 

マルギットは序盤で必ず対決する上に「初心者殺し」ともいわれる最初の壁のため、再生回数が多いのも頷けます。むしろ終盤、しかも数々の条件を満たしてようやくたどり着けるマレニアが、ゲーム発売から60日後にトップ2に入っていたことが驚きでもあり、彼女との戦いがいかに過酷だったかを物語っているといえそうです。

 

Source:YouTube Gaming(Twitter)
via:Gamesradar

携帯ゲーミングPC「Steam Deck」、国内で予約受付開始! 5万9800円から

ついにValve社は、人気の携帯ゲーミングPC「Steam Deck」の日本での予約受付を始めたことを発表しました。国内で同社のVRヘッドセットやゲームグッズを扱うKomodo社が正規販売代理店となり、すでにオンライン予約できるようになっています。

 

ほか台湾や韓国、香港でも予約が可能となりました。Valve広報はThe Vergeに、新規予約の第一陣は今年の後半に注文可能になる予定だと語っています。まず日本から出荷が始まり、その後の数週間で韓国や香港、台湾にもお届けする予定だそうです。

 

Steam DeckはPCゲームプラットフォーム「Steam」専用の携帯ゲーミングPCです。PS5/Xbox Series Xと同じアーキテクチャを持つAMD製APUを搭載し、最新のAAA大作PCゲームでもたいていは快適に遊べます。操作系としてはアナログスティック2本と十字キー、LRトリガーや左右にタッチパッド、背面に四つのボタンもあり。外部モニタやマウス・キーボードと繋いでデスクトップPCのようにも遊べます。

 

このSteam Deckには3モデルあり、ストレージ64GB(eMMC)の価格は税込で5万9800円。ほか256GB版は7万9800円、最上位の512GB版は9万9800円となっています。米国ではそれぞれ399ドル、529ドル、649ドルであり、昨年7月に発表当時の為替レートから考えると、円安のため少し割高になった感があります。

↑Valve/Komodo

 

そして海外版と同じく、今なら前金の1000円(正規の価格から差し引かれます)を払うだけで予約できます。

 

また日本で販売を始める前に、今年9月の東京ゲームショウに大型展示ブースを出展する予定だそうです。ブースにではSteam Deckを手に取って体験できる大きなセクションも設置されるとのことで、まず手触りを確かめたい、東京近郊にお住まいの方は行ってみてもよさそうです。

 

よくNintendo Switchと似ているといわれるSteam Deckですが、実は一回り以上は大きく、重さもズッシリしています(スイッチが398gに対して669g)。それでも持ち運びやすく、Steamゲームを始めやすいには違いなく、ゲーミングPC入門機としてちょうど良いかもしれません。

 

Source:Valve,Komodo
via:The Verge

Logitechがテンセントと提携、「クラウド対応携帯ゲーム機」を開発へ

海外で周辺機器を展開するLogitech(日本でのブランド名はロジクール)が、クラウドに対応した携帯ゲーム機を開発することを表明しました。

↑クラウド対応携帯ゲーム機に参入したLogitech

 

クラウドゲームに対応した携帯ゲーム機には、Valveが販売する「Steam Deck」があります。こちらはSteamのゲームを手のひらサイズで遊ぶことが可能で、日本でも予約が開始されています。

 

Logitechによれば、同社の携帯ゲーム機では「Xbox Cloud Gaming」や「Nvidia GeForce Now」といったクラウドゲームを遊ぶことが想定されているとのこと。開発では中国大手のテンセントと提携し、2022年後半にも製品がリリースされる予定です。

 

現時点では、Logitechの携帯ゲーム機のOSやスペック、デザインなどは明かされていませんが、カスタムしたAndroidを搭載することが予想されます。

 

Logitechは「G」ブランドとして、PCゲーム向けの周辺機器を多数リリースしており、このことからも同社が独自に携帯ゲーム機の開発に参加することは自然な流れと言えるでしょう。

 

ゲームのコントローラーを飛び越え、独自に携帯ゲーム機市場へと飛び込むLogitech。携帯ゲーム機はなかなかタフな市場ではありますが、どのような戦いを見せてくれるのか注目です。

 

Source: Logitech via 9to5Google

 

偽造『ゴッド・オブ・ウォー』がXboxに出現する珍事! なぜ審査を通った?

なぜかソニー・PlayStationの看板タイトルである『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズの主人公クレイトス(らしきもの)がXboxストアでデビューする珍事が起きました。すでにストアから削除されていますが、「なぜマイクロソフトの審査を通ったんだ?」と話題を集めています。

↑ひ弱なクレイトス(画像提供/Eurogamer)

 

そのタイトルは『War Gods Zeus of Child』 で、価格は3.39ポンド(約550円※)。お馴染みのクレイトスがひ弱になった感じの主人公を、Xboxコントローラーで操作できる3Dアクションゲームです。

※1ポンド=約162.6円で換算(2022年8月4日現在)

 

海外ゲームサイトEurogamerが実際に買ってプレイしたところ、闘技場でえんえんと現れる敵をクレイトスに無限に斬りつけさせ、ゲームを放り出すか主人公が死ぬまで何十分も時間を費やすかの二択とのこと。「価値のないゲーム」だと断言されていますが、ほぼ見かけ通りのようです。

Unityで開発された本作のグラフィックは、マップの外に出ようとするとたちまち崩壊。ゲーム内の音楽や効果音は一切なく、クレイトスには後ろ向きに歩くアニメーションがないため、逆方向に入力するとホバー移動しているかのようです。湧き出る敵も互いに衝突判定がないからか、めり込んでおり、肉塊のようにうごめいています。

 

先日、Xbox部門トップであるフィル・スペンサー氏が、最も楽しみにしているゲームは『ゴッド・オブ・ウォー』新作だと言っていましたが、このゲームを意味していたとは考えにくいところ。

 

なぜ、明らかにヤバいゲームがMSの審査を通ってしまったのか? それは、どうやら「Xbox クリエイター プログラム」に属するためのようです。これはMSの通常の認証や承認、実績のサポートなしにゲームを販売できるXboxストアの特別区画。もともと卒業制作が間近だったり、創作活動を楽しんだりしているアマチュア以上プロ未満の人たちが、腕試しできるよう設けられているわけです。

 

それでも、『War Gods Zeus of Child』はXboxストアで他のゲームと見分けが付かなかったそう。「Xbox クリエイター プログラム」への言及もなく、「Extreme Violence(暴力的)」のPEGI(Pan-European Game Information)レーティングで18歳以上推奨とも表示されていたとのことです。

 

実際に開発したのは誰なのか? その開発元はDolaka Ltdとされていますが、南ロンドンのブロムリーに拠点を置く一人会社であると判明しています。

 

同社は『War Gods Zeus of Child』を7月27日にストアで公開した後、わずか2日後に『Dinasaur Falling Survival』を公開していますが、こちらも『Fall Guys』のパクリのようで、任天堂のヨッシーに似たスーツを着たキャラクターが暴れています。こちらはまだ販売されています

 

すでに『War Gods Zeus of Child』は削除されていますが、それでも公開から1週間は購入できたそう。もしソニーが公認していたなら、初のXbox用『ゴッド・オブ・ウォー』スピンオフになったかもしれませんが、実際にソニーがそんなことを許すことはあり得なさそうです。

 

Source:Eurogamer

人気携帯ゲーミングPC「Steam Deck」、新規の予約でも年内に発送! かつてない速さで作ってます

携帯ゲーミングPCのSteam Deckは、まるでNintendo Switchのような見かけで(サイズは一回り以上デカいですが)どこでもSteamゲームを遊ぶことができます。その手軽さやお求めやすい価格が大人気を呼び、予約を申し込んでから発送までかなりの時間を待たされることになっていました。

↑Steam Deck

 

しかし販売元のValve社が予想よりも生産を早く進めているため、これから新規に予約した人でも2022年内に商品を受け取れるとの声明を出しました。

 

同社のブログ記事によると、Steam Deckの出荷を遅らせていた原材料不足によるサプライチェーンの問題の数々は少しずつ解消されつつあり、より多くの製品をかつてない速さで量産できるようになったそうです。

 

そのため、発送が「(2022年)第4四半期以降」とされた人の多くは第3四半期(7~9月)に繰り上げられるとのこと。つまり、一部の人には予定よりも早くSteam Deckがお手元に届くというわけです。そこから漏れた人も第4四半期(10~12月)の予約枠となり、やはり前倒しとされる見通しです。

 

そして7月末現在での新たな予約は第4四半期の枠に入れられ、その枠があふれた場合は次の四半期(つまり2023年1~3月)に回されるそうです。自分がどの予約枠に入れられているのかは、Steamにログインした状態でこちらから確認できます

 

Valve社は数か月前にも、一部の予約につき出荷を加速するとアナウンスしています。が、やはり半導体不足が完全には解消していないためか、「メールを受け取ってから72時間以内に購入」の条件が付いている余裕のなさでした。それがようやく、本格的に状況が良くなるようです。

 

とはいえ、まだSteam Deckを予約できる地域は限られており、今なお米国、カナダ、EU加盟諸国とイギリスのみ。またストレージ容量別に3つあるモデル(399.99ドル~649.99ドル)の定価はドル建てでは上がっていませんが、その一方で発売当時の2月よりも円安が進んでしまいました。日本で予約できるようになる頃には、おいくら万円になるかは気になるところです。

Source:Steam
via:Wccftech

米国ゲーマーがお金を使わなくなった……ソニーも「プレイ時間が減っている」と警告

新型コロナ禍による巣ごもり需要が終わりつつあるためか、Netflixほか動画ストリーミングサービスも伸び悩み、すでに出費を切り詰められ始めているとの分析もありました

↑Shutterstockより

 

それはゲーム業界にとっても他人事ではなく、米国ではゲーマーがお金を使わなくなりつつあると報告されています。

 

米市場調査会社NPDによると、米国ではビデオゲーム製品への消費者支出が、第2四半期(4~6月)に17億8000万ドル(約2376億円/1ドル133円換算)も減ったそうです。全体のビデオゲームへの支出は123億5千万ドルで、前年同期比で13%減とのこと。今回の調べは、マイクロソフト(MS)とソニーの両社がゲーム部門で収益が減ったのを報告したことを受けたものです。

 

まずソニーは先月末、ゲームソフトの売上が前年同期比26%減となったと発表し、PlayStationビジネスの低迷を警告しています。なぜ減ったかといえば、2021年ほどプレステ向けのビッグタイトルがなかったことと、一般的にゲームをする時間が少なくなっていることが原因とされています。

 

またMSは、Xboxハードウェアの売上が前年同期比で11%も落ち込んだと発表。そしてXboxコンテンツおよびサービス売上は6%、ゲーム部門全体の売上はは7%減少したと述べていました

 

かたや絶好調と思われた任天堂も5月の決算発表では、主力製品Nintendo Switchの販売台数は前年の2310万台から2100万台に減少すると見込んでいます。

 

ただ景気が悪い話ばかりでもなく、定額制コンテンツは「唯一プラスの利益を計上した部門」だそうです。ソニーは6月にPlayStation Plusを全面リニューアルして過去タイトルの数を大幅に増やしたり、最新作をお試しプレイ可能にしたりとテコ入れしましたが、こうした背景があるようです。

 

さらにNPDによると、米国での第2四半期のハードウェア売上台数トップはNintendo Switchで、売上高トップはPS5だそうです。PS5はスイッチより単価が高く、またソニーはコストダウンに長けているため、長期的には「売れば売るほど儲かる」になるはず。

 

その一方でソニーは、上海でのロックダウンの影響から回復し、部品の調達状況も良くなったとして、PS5の供給スケジュールを年末商戦に向けて前倒しにするとも発表しています。PS5にお金や時間を注ぎたくても「そもそも本体が買えない」人たちの手元に、一刻も早くPS5が届くよう頑張って欲しいところです。

 

Source:The Verge

「マイクラのマップ1枚に全ポケモン地方を完全再現」めざす猛者現る

家や建物など何でも作れる3Dブロックゲーム「マインクラフト」では、実際に遊べるパックマンをレバー付きの筐体込みで作ってしまう人もいました。そんな自由すぎるマイクラ空間に、なんと「すべてのポケモン地方を1つのマップで作り上げる」野望を目指す猛者が新たに現れました。

↑Shutterstockより

 

TikTokユーザーのthechunkyhippo氏は、7月中旬から巨大マイクラ×ポケモン地図の進ちょくを投稿し続けています。このプロジェクトを発表した動画では「すべてのポケモン地方を1つのマップで遊べるるマップ」にすることを約束しており、ゆくゆくはMinecraft Pixelmon modを通じて無料プレイできる予定です。

 

ちなみにPixelmon modは、マイクラ世界にポケモン世界のキャラクターやアイテムなどを追加できる非公式の拡張プログラムのこと。これを導入するとポケモンを繁殖させたり、鍛えることもできます。

 

8月3日現在ではTikTokの各動画で、初代ポケモンの赤・青・緑・黄・ピカチュウでの初期ルートのいくつかが作られる様子や、トキワシティが形を取っていく過程を見ることができます。とはいえ、序盤といえるハナダシティがようやく完成したばかりのため、まだまだ先は遠そうです。

 

ここで目指されているのは街や道だけではなく建物やジムまでぜんぶ入りのため、完全に作り上げるのは大変な大仕事です。そのためthechunkyhippo氏も最新の動画では、「一人でやるには大きすぎる」と助けを求めています。

 

そこで募集されているのは、「(原作)ゲームに忠実であること」を守るためのポケモン専門家や装飾担当者、地形作りや建築家、サーバー運営担当などのチームです。それらの人々をサポートするための寄付も呼びかけられています

 

歴代ポケモンには多くの地方があり、最近は3Dに移行してディティールも複雑となっているため、再現はより難しくなる一方でしょう。すでにThechunkyhippo氏は、初代ポケモンの建物の外観と内部が矛盾していることを解決する方法を編み出してはいますが、「ポケットモンスター ソード&シールド」や「Pokémon LEGENDS アルセウス」などの移植は一苦労、どころでは済まなさそうです。

 

さらに、今後は「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」も11月の発売を控えています。果てしなく広がるポケモン世界をマイクラに持ち込もうとするthechunkyhippo氏の奮闘を、応援したいところです。

 

Source:thechunkyhippo(TikTok)
via:Gamesradar

ソニー、PS5の「拍手」システム廃止を予告。あまり使われていなかったから……

PlayStation 5には発売当初から「拍手」システムがありました。オンラインマルチプレイゲームで一緒にプレイした人に拍手を送って、感謝の気持ちを伝えられるしくみです。

PlayStation 5

 

ソニーはこの「拍手」システムを2022年秋には廃止する予定だと発表しました。その理由は「予想していたほど使われていなかったから」だそうです。

 

もともと「拍手」システムは、オンライン協力プレイでの交流を促すために導入されたもの。拍手には「協力的」や「フレンドリー」、「フェアプレイ」や「リーダー」の4種類があり、それぞれ何個もらえたかがPSNのプロフィールに表示されます。

↑Image:SIE

 

でも公式リリースによれば「予想していた使用率には達しなかった」とのこと。そのため一度リストラして努力の方向を見直し、「コミュニティがお互いにポジティブなメッセージを送り続けることを推奨」すると述べています。つまり、拍手とは別の方法でゲーム仲間を褒め合える方法を探るようです。

 

この機能が削除されると、拍手を送ったり受け取ったりもできなくなり、すでに獲得していた拍手も消えてしまう模様です。それでも、まだピンチを助けてもらったのに感謝を伝えていないプレステ仲間がいるようであれば、今のうちに拍手を送っておくのがいいのかもしれません。

 

残念ながら1つの機能はもうすぐ去りますが、新たな機能がやって来る予定です。先月、ソニーは新たなロイヤリティプログラム「PlayStation Stars」 を発表しています。

 

これはゲームをプレイしたりトーナメントに優勝するなど様々なクリア条件を満たすことで「ロイヤリティポイント」を獲得でき、「コレクティブル(デジタルアイテム)」というご褒美も用意されるというもの。現在は初期テスト中ですが、一般公開を楽しみに待ちたいところです。

 

Source:PlayStation.com
via:The Verge

超難関ゲーム『エルデンリング』最強ボス、初期バージョンではさらに凶悪だった……

バンダイナムコエンターテインメント/フロム・ソフトウェアのアクションRPG『エルデンリング(ELDEN RING)』は「死にゲー」(死を繰り返して強くなるゲーム)の異名を取る難易度ですが、その中でも最強の呼び声が高いのが隠しボスの「マレニア」です。

 

マレニアは剣の達人であり、高速かつ多彩な攻撃モーション、プレイヤーが攻撃を喰らえば体力が回復、一度倒しても第2形態があり、回避困難な必殺技の「水鳥乱舞」まで持っている鬼畜ぶり。ですが、発売直後のバージョン1.0では、より凶悪な強さを持っていたことが明らかとなりました。

 

データマイナー(ゲームデータを解析して、未発表の機能やステージを発見する人)のkotn3l氏が解析したのはバージョン1.0、つまり修正パッチや変更アップデートが加えられていない初期のゲームディスク。フロム・ソフトウェアはプレイヤーからの悲鳴が上がるたびにボスの難易度を調整していたと思われますが、その手心が入っていないオリジナル版です。

 

さてKotn3l氏の調べによると、マレニアにはもう1つの必殺技があったようです。攻撃の弾幕を降らせ、移動距離や硬直時間も短く、リズミカルで踊るような動きから、こちらが本来の「水鳥乱舞」ではないかと推測。いま「水鳥乱舞」として知られている技は、もともとは「マレニアの刃」と呼ばれていたのでは、というわけです。

 

また後のバージョンでは、水鳥乱舞が出てくるのはマレニアの体力が8割を切ってから。しかし1.0ではそうした制限はなく、2種類の必殺技には別々のクールダウン(次に使用可能になるまでの時間)が設定されているため、スタート直後から連続して使えるそうです。

 

また攻撃をブロックするのも上手く、第1形態ではプレイヤーを積極的に追い回し、第2形態ではひんぱんに「朱きエオニア」(爆発を起こし、触れると腐敗の蓄積ダメージ)を落としてくるとのこと。

 

Kotn3l氏は、この「マレニア1.0」をわざわざ復活させてから対決しています。高い火力はそのままに攻撃的となり、見慣れないコンボをくり出し、プレイヤーの攻撃の多く(特に連続攻撃)をガードし、2つの「水鳥乱舞」を使い分ける。驚くほどに善戦しているKotn3l氏ですが、第1形態の容赦なさに連戦連敗を積み重ねてもいます。

 

ひたすら無慈悲だと思われていたフロム・ソフトウェアですが、マレニア1.0を野放しにしない思いやりはあったようです。

 

しかし全裸にツボを被った男が1000回以上も討伐した(しかもマルチプレイ設定でボスの体力が増えた状態で)こともあり、この凶悪なオリジナル版をDLCとして販売して欲しいとの要望も出てくるのかもしれません。

Source:Kotn3l(YouTube)
via:PCGamer

PCゲームのSteam、ついにスイッチ用ファミコンやN64、メガドラコントローラーに対応!

PC向けゲーム配信プラットフォームSteamは、最近はありとあらゆるコントローラーに対応している印象がありますが、ついに最新アップデートでNintendo Switch(以下スイッチ)用の「クラシックコントローラー」のサポートが追加されました。

 

公式リリースノートでは「Nintendo Switch Onlineのクラシックコントローラー」と、やや曖昧な書き方がされています。しかしThe VergeがSteamを運営するValve社に確認したところ、スイッチ専用の「ファミリーコンピュータ コントローラー」「スーパーファミコン コントローラー」「NINTENDO 64 コントローラー」「セガ メガドライブ ファイティングパッド 6B」すべてに対応しているそうです。

 

これらは全てNSO(略称)加入者限定で販売されており、スイッチで遊ぶつもりがない、Steamだけで遊びたい人(いるかどうかは不明です)は少し余分にお金が掛かります。なお米国ではN64やメガドラのコントローラーは品切れ中だそうで、めったに在庫が切れない日本のユーザーは幸せといえそうです。

 

今回のアップデートではQanbaのObsidianとDragon Arcadeジョイスティック、さらにHori Fighting Stick Mini 4といったアーケードスティック系に対応したのは、対戦格闘ゲームファンにとって喜ばしいところでしょう。特に「カプコンアーケード 2ndスタジアム」が発売された直後でもあり、『ストリートファイターZERO3』や『ヴァンパイア ハンター』でも大活躍するはず。

 

ほか、ソニーのDualSenseコントローラーへの対応も改良されています。Windows版ではファームウェア更新も可能となり(ソニー公式のファームウェア更新アプリ配信を受けたもの)、改善されたランブルエミュレーション(振動)も有効にできます。

 

ゲームコントローラーやアケコンはかさばったり場所を取るため、ゲーム機ごとにダブりを買いたくないものです。今回のSteamアップデートは、資源の節約は、ひいては環境保護にも繋がるかもしれません。

 

Source:Steam
via:The Verge

PS5、新機能のテストをスタート。1440p解像度やゲームリストが追加!

ソニーはPlayStation 5につき、要望の多かった1440p解像度への対応テストを開始しました。日本を含む一部地域の参加者にPS5システムソフトウェアのベータが配布され、一足早く数々の新機能を試してもらうことになります。

↑Image:Sony Interactive Entertainment

 

なお、ベータプログラムはこちらから申込みでき、抽選での参加となります。

 

今回のベータでは1440p解像度(垂直解像度が1440ピクセル)でのHDMI映像出力に対応し、対応しているPCモニターやテレビで新たな解像度を選べるようになりました。1440pに対応しているゲームはネイティブ1440p解像度で楽しむことができ、4Kなどさらに高い解像度に対応しているものは1440pまで落とすことで、アンチエイリアシング(ジャギーを抑える)が改善する場合もあります。

 

ベータ版ソフトをインストールしたPS5では、設定から[スクリーンとビデオ]>[1440p出力をテスト]でHDMI接続している画面が1440p対応かどうかを確認できます。その一方で、VRRは1440pに非対応とも警告されています。

↑Image:Sony Interactive Entertainment

 

また最新ベータ版では、ゲームを整理しやすい「ゲームリスト」が追加されました。まずゲームリストを作成し、追加したいゲームを選び、リストに名前を付け……ということで、Windows PCやiPhoneで言うところのフォルダに近い感覚のようです。

↑Image:Sony Interactive Entertainment

ゲームリストは最大15個まで作成でき、各ゲームリストには100タイトルまでゲーム追加が可能。ディスク版、デジタル版、ストリーミング版を追加することや、同じゲームを複数のゲームリストに追加もできます。

 

さらに、新たなソーシャル機能もあり。パーティメンバーにゲームプレイの画面をシェアするよう頼んだり、フレンドがプレイしているゲームに参加できる通知も追加されます。また、スタンプやボイスメッセージをグループに送ったり、3Dオーディオとステレオの違いを聴き比べて、好みの設定を選ぶこともできます。

 

これらの新機能はベータプログラム参加者を対象としてテストしてから、今後数か月のうちに全てのPS5ユーザー向けに展開される予定です。インディーゲームを山ほど買っている人には、ゲームリストが便利な機能となりそうです。

 

Source:Playstation.Blog

Androidゲームの迷惑広告やなりすましアプリを取締り! Google Playストアの新ポリシー発表

GoogleはAndroidアプリストア「Google Play」の開発者向けポリシーを変更し、スキップできない広告への規制を厳しくしたり、これまで悪質な開発者が使っていたであろう抜け道を塞ぐことを発表しました。

Google Play

 

その狙いは、ユーザーのセキュリティとアプリの体験を向上させることを目指しているそうです。以下、Googleが打ち出した新規則と「いつから実施するか」の一部です。

 

より良い広告体験(2022年9月30日)

ゲーム内に現れる広告は鬱陶しいものですが、今後は「15秒後に閉じることができないフルスクリーン広告」が禁止される予定です。ただし、ゲームの報酬をもらうために見るオプトイン(同意を必要とする)広告では、この時間制限は当てはまりません。

 

またアプリのローディング画面の前や、レベル(ステージ)開始時、ゲームプレイ中に表示される全画面のインタースティシャル広告(画面やページの切り替え時に表示される)も禁止されます。

↑Image:Google

 

なりすまし(2022年8月31日)

他者(他の開発者や会社、組織など)、または別のアプリになりすますアプリは取り締まられます。たとえば国章や特定企業のロゴを使って、公式アプリだと誤解させることは許されません。ほか有名な暗号通貨やアーティスト、テレビ番組と公式に提携していると偽るアイコンを使うことも禁止されます。

 

健康に関する誤った情報(2022年8月31日)

医学的な統一見解に反する主張をしたり、ユーザーに害をおよぼす可能性のある効果効能をうたうアプリは禁止されます。例としては「ワクチンは DNA を変化させる可能性がある」など誤解を与えたり、承認されていない有害な治療法や転向療法をかばうことが挙げられています。

 

VPNサービス(2022年8月31日)

Android向けVPNサービスを、ユーザーデータの追跡や、広告で収益を得るためにトラフィック(通信)を迂回させるために使うアプリは禁止されます。

 

子供だけを対象としたアプリの規制強化(2022年11月1日)

このようなアプリに広告を出す場合は、必ず Google Play 認定広告 SDKを使う必要があります。

 

無料ゲームを遊んでいるユーザーにとっては特に広告体験の改善(長ったらしいフルスクリーン広告の禁止)が、多くの人にとってはなりすましアプリ(マルウェアが偽装している可能性が高い)のへの規制強化が、重要となりそうです。

 

Source:Google
via:TechCrunch

2022年上半期のヒットを総ざらい! 売れたモノSELECTION「オーシャンアタック」

2022年上半期に売れたモノ・話題になったコトを「エンタメ」カテゴリから総ざらいする本企画。ホビーカテゴリーから「オーシャンアタック」を紹介します。

※こちらは「GetNavi」 2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

オーシャンアタック

深海生物をモチーフとしたキモカワフィギュア

【トイ/2022年3月発売】

デアゴスティーニ

オーシャンアタック&Co. ビッグ

499円

深海の生き物をモチーフとした“はらぺこハンター”全15種が1袋に1個ランダムに入っています。伸びる、温度で色が変わる、暗闇で光るなど従来のギミックに、キャラクターの中に隠れた「食べた獲物」を見つける楽しみも加わりました。

 

↑はらぺこハンターはレアキャラ含め全15種類。フィギュアのほかブックレットも同梱され、解説を読むことで深海の生き物を楽しく学べる

 

<ヒットの裏付け>書店から姿が消えた! 重版ぶんは7月に販売

累計販売4500万個を超える大ヒットシリーズの第6弾となる本製品は、発売から約2か月で約50万個を販売。6月現在ほとんど書店には在庫がなく、重版ぶんが7月に再度販売します。

2022年上半期のヒットを総ざらい! 売れたモノSELECTION「エルデンリング」

2022年上半期に売れたモノ・話題になったコトを「エンタメ」カテゴリから総ざらいする本企画。今回はゲームカテゴリーから”死にゲー”と名高い「エルデンリング」を紹介します。

※こちらは「GetNavi」 2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

エルデンリング

高難易度でもハマるオープンワールドアクションRPG

【アクションRPGゲーム/2022年2月25日発売】

フロム・ソフトウェア

エルデンリング

PlayStation(R)5 /PlayStation(R)4 / Xbox Series X|S /Xbox One /Steam

オープンワールド要素のあるアクションRPGゲーム。プレイヤーは半神「デミゴッド」の戦争で荒廃した世界に降り立った「褪せ人」となり、狂ってしまった彼らを屠り世界の王となるべく、道行を阻む敵を倒していく内容です。

↑これまでのソウルシリーズと比較しても「エルデンリング」は高難易度と話題。難易度の高さがプレイヤーの選択肢を広げていると高評価

 

<ヒットの裏付け>世界累計出荷本数が1340万本を突破

2月から発売4か月弱で全世界1340万本を超える異例のヒット。壮大な世界観や、何度もゲームオーバーになる「死にゲー」ながら、再び挑みたくなる絶妙な難易度設定などが世界中を虜にしています。

(c)Bandai Namco Entertainment Inc. / (c)2022 FromSoftware, Inc.

クラファンで2647万円以上を集め、満を持してNintendo Switchで発売! フルボイスになって登場「シロナガス島への帰還」

room6は、個人ゲーム開発者の鬼虫兵庫氏が開発したインディーアドベンチャーゲーム「シロナガス島への帰還」のNintendo Switch版を、11月17日に発売。現在、予約を受付中です。税込価格は、パッケージ版が2480円、ダウンロード版が750円。

 

同作は、2018年の同人ゲーム・オブ・ザ・イヤーを受賞したアドベンチャーゲーム。Steamでは9万本以上を販売しています。2021年にはNintendo Switch移植や声優ボイス実装などを目指したクラウドファンディングを実施し、2505人から2647万円以上の支援を集めました。

 

今回発売となるNintendo Switch版では、本編とエクストラシナリオでフルボイスを実装。メインヒロインの「出雲崎ねね子」を井口裕香さんが演じるほか、田中理恵さんや小林ゆうさんなどの人気声優陣が出演。フロンティアワークス協力のもと、いとうかなこさんが同作のドラマチックな世界観を情感豊かに歌い上げる、エンディングテーマとイメージソングを制作しています。

↑いとうかなこさん

 

パッケージ版の初回生産特典として、今回新たに制作された、いとうさんの歌唱曲が3曲収録されたオリジナルシングルCDを用意。また、各小売店では、描き下ろしイラストを使用した特典も用意しています。

 

(c)TABINOMICHI

ヘッドセットを装着したまま自分の周りが見られる!「 PS VR2」の新機能が公開

ソニーは、次期VRヘッドセット「PlayStation VR2(以下、PS VR2)」に搭載される、シースルービューなどの複数の機能をブログにて公開しています。

↑(画像提供/ソニー)

 

PS VR2は初代モデル「PlayStation VR」の後継VRヘッドセットで、本体デザインやスペック、コントローラーを一新。ヘッドセットに搭載されたカメラでプレーヤーの動きを検知する「インサイド・アウト・トラッキング」や、「視線トラッキング」などの機能が搭載されます。

↑シースルービューを使えば、こんなこともできる(画像提供/ソニー)

 

新機能のシースルービューでは、ヘッドセットを装着した状態でも自分の周囲を見ることが可能。これにより、ヘッドセットの装着後にコントローラーを探すことができるようになります。ゲーム映像と周囲の映像の切り替えは、ファンクションボタンの押し込みやPS VR2の設定から可能。

 

PS VR2では別売りのPS5用HDカメラを使用することで、PS VR2を装着したまま自分の姿を録画し、配信することができます。また、ヘッドセットとコントローラーを組み合わせて、PS VR2のプレイエリアをカスタマイズすることも可能。

 

さらに、VRゲームコンテンツを360度の視界で楽しめる「VRモード」や、仮想空間上の巨大な画面で通常のゲームやメディアコンテンツが楽しめる「シネマティックモード」も搭載されます。

 

かなり高性能なVRヘッドセットとして登場するであろうPS VR2。リリース時期は未発表ですが、期待は高まるばかりです。

 

Source: PlayStation.Blog

フレンド申請がもっと手軽に!「Nintendo Switch Online」のアプリがアップデート

ニンテンドースイッチのオンラインプレイをより楽しくするアプリ「Nintendo Switch Online」がアップデートされ、スマートフォンだけでフレンド申請できるようになりました。スイッチが手元にないときでも、手軽に友達の輪を広げることができます。

アプリの設定画面で、自分のプロフィールの下に「フレンド申請」ボタンが追加されています。これをタップして相手のフレンドコードを入力すると申請が可能。ただし、フレンド申請の承認は、相手にNintendo Switchから操作してもらう必要があります。

 

またフレンドコードをURLとしてコピーしたり、QRコードとして保存したりすることも可能。つまり、SNSにURLを貼る、あるいはQRコードをカメラでスキャンしてもらうことで、共有した相手からフレンド申請を受けることができるのです。

 

2022年3月のアップデートでは、アプリから自分のフレンドコードをコピーすることができるようになっていましたが、今回のアップデートによって、より簡単に他の人に教えられるようになりました。これらの新機能はiPhone/iPadおよびAndroid用アプリの最新版に追加されており、どちらもバージョンは2.20です。

 

ただしアップデートにあたって注意すべき点は、iOS版アプリはiOS 14.0以降でないと動かないこと。すでに6月に予告されていましたが、いままで使えていたiOS 12やiOS 13では利用できなくなります。

 

とはいえ、実際に対応しなくなるのはiPhone 5s、iPhone 6、初代iPad Airおよび第3世代iPad mini 3といった古い製品だけ。それより新しいデバイスなら、iOS 15(iOS 13やiOS 14対応機種なら、すべて利用可能)にアップデートすれば問題なく使えます。

 

Source:任天堂
via:The Verge

Xbox Series X|S、起動時間がさらに短縮! Xbox Oneも起動が爆速に

マイクロソフトのゲーム専用機Xbox Series X|Sは、最近PlayStation 5の品薄が解消されないこともあり、日本でもじわじわと存在感を高めつつあります。そんななか、これらの電源を入れてから使えるまでの起動時間がさらに短くなるかもしれないと明らかになりました。

↑Shutterstockより

 

開発中の新機能がいち早く試せるXbox Insider Programの最新ビルドでは、Xbox Series X / Sで省電力モードからの起動時間が約5秒も短くなったことが確認されました。起動アニメーションを短いものに挿し替えることで、起動シーケンスを高速化できたそうです。

 

これはXbox Insiderに参加しているユーザーが最近、起動時間が早くなっているのに気づいたことから発覚したものです。先週末にMSはそれが事実だと認め、Xbox統合マーケティング担当ディレクターのJosh Munsee氏は「オリジナルの起動アニメーション(~9秒)を新規の短い起動アニメーション(~4秒)に替えて、全体の起動時間の短縮に役立てた」と明かしています。

この変更はXbox Series X|Sだけではありません。XboxシニアプロダクトマネージャーであるJake Rosenberg氏は「Xbox One世代のゲーム機も、明らかに速く起動するようになりました」とコメントしています。

Xboxをお持ちの方は、クイック起動モードではなく、省電力モードに設定している場合だけ、起動時間の短縮を体験できることになります。省電力モードとはゲーム機をスタンバイ(作業状態をメモリに保存し、それ以外への電源供給を停止)ではなく、完全に電源を切ってしまうことです。つまり電気を節約して、家計にも地球にも優しい状態にしておけるわけです。

 

実際どれほどかといえば、Xbox Series X / Sの起動プロセスは約20秒から約15秒(電源ボタンを押してからアニメーションが表示されるまでの時間を含む)に短縮されます。Xbox Insider Programに公開された新機能は、遠からず一般ユーザー向けにも展開されるはずです。

 

今年初めには省電力モードでも自動でシステムやゲーム更新の自動ダウンロードが可能となっており、このモードはとても魅力的となっています。

 

ほかXbox Series X|Sは複数のゲームを切り替え、特にセーブしていなくとも直ぐに続きが遊べる「クイックレジューム」が非常に便利です。Xboxゲームパスもお手ごろ価格でMSの最新ゲームを遊ぶことができ、いっそうPS5の手強いライバルとなりそうです。

 

Source:Josh Munsee(Twitter)
via:The Verge

VRヘッドセット「Meta Quest 2」が2万円以上の値上げ。製造や出荷コスト増加のため

元FacebookのMeta社が、VRヘッドセット「Meta Quest2」を8月1日から値上げすることを予告しました。128GB版が現在の3万7180円から5万9400円に、256GBモデルは4万9280円から7万4400円へと、それぞれ2万円以上の値上げとなります。

↑White New Generation VR Headset Isolated/Shutterstock

 

なお米国での価格は、128GB版が299ドルから399ドル、256GBモデルは399ドルから499ドル、それぞれ100ドルの値上げです。100ドル=約1万3700円(7月27日現在)ですが、本体価格+税込とすれば、米国と日本価格はほぼ同じとなる模様です。

今回の値上げにあたっては新機能の追加は一切なく、Metaは「VR業界をさらに前進させる続けるため」と説明しています。「Meta製品を製造・出荷するコストは上昇」しているとも付け加えており、やむにやまれぬ事情があるようです。

 

Meta Quest2は発売当時、3万円台という破格の安さのため品薄となるほどでした。今回のリリースでも「PCとモバイルの黎明期から、現在のプレミアムな6DoF対応のオールインワンVRヘッドセットに至るまで、Metaは長年VRに注力しており、VRエコシステムの発展のために、数十億ドルの投資をしてきました」として、利益度外視で出血大サービスしてきたことを認めている印象があります。

 

この値上げにより得たお金(Metaいわく「価格を調整」)で、MetaはVR業界をさらなる高みへと押し上げるための革新的な研究と新製品開発への投資をさらに進めることができるそうです。

 

そうした製品の1つが、Metaが予告している高級ヘッドセット「Project Cambria」でしょう。そちらも予想3Dレンダリング画像スペック情報「Quest Pro」という製品名の噂も相次いで届けられています。もっともMeta自らが「800ドルより大幅に高い」と言っており、Quest 2のような普及価格にはならないようです。

 

またMetaによると、Quest 2のアクセサリー価格も上げる予定とのこと。いつ、どのぐらい上げるかは明らかにしていません。

 

ただ値上げするだけでなく、新規にQuest 2を購入した人は、期間限定で人気VRリズムゲーム「Beat Saver」をもらえます。2022年8月1日~2022年12月31日に本体を新規購入、かつ「Beat Saver」を有効にしていないアカウントで2023年1月31日までにデバイスを有効にすると、その日から2週間は無料ダウンロードできるとのこと。ちなみに「Beat Saber」本体は2990円です(楽曲パックの別売りDLCあり)。

 

少し前に有名アナリストが、MetaはVRヘッドセット市場を牽引してきたものの、景気後退によりハードウェアへの投資を減速していくと予測していました。これまで損を被ってでも安いVRヘッドセットを普及させてきたが、もはやその余裕はないようです。

 

Source:Meta

フォートナイトのEpic Gamesストア、ゲーム開発者にNFTを禁止するつもりナシ。マイクラの「NFT持ち込ませず」声明を受けて

『フォートナイト』などで知られるEpic Gamesの創設者Tim Sweeney氏が、Epic GamesストアがPC向けに販売するゲームでNFTを禁止するつもりはないと述べています。

↑NFTについてTim Sweeney氏がコメント

 

ことの始まりは、マインクラフトを開発・運営するMojangがブロックチェーン技術やNFTを持ち込ませるつもりはないとの声明を出したことです。Mojangはマイクロソフト傘下にあるため、より重く受け止められたしだいです。

 

この宣言を受けてフォロワーが、Epic GamesストアもNFTゲームを削除してくださいとお願いしたところ、Sweeney氏は「開発者はゲームをどう作るかを自由に決められるべきで、それを遊ぶかどうかはあなたが決めればいい」とツイート。さらにストアやOSメーカー(MS)が「自分の意見を他人に押しつけて干渉してはならない」と述べています。

 

またBlizzardの上級ソフトエンジニアであるJoseph Bleau氏からは、Sweeney氏がNFTに対して「中立だ」というだけでは済まない、Epic Gamesストアが中立というのは暗黙の承認と同じだと言われています。

 

それに対してSweeney氏は「暗号(ブロックチェーンやNFT技術)は複雑だ」とコメント。さらに「有望なものもあれば、悪いものもあり、誰もがそれについて自分自身で判断すべきだ」と答えています

 

しかし昨年9月、Sweeney氏はEpic Gamesは「この(NFT)分野が全般的に、詐欺や興味深い分散型技術基盤が複雑に絡まって手に負えないので、NFTには触れていない」と述べていました。これは矛盾ではないかと、フォロワーからツッコミを受けています

 

ちなみにNFTとは非代替トークンであり、所有証明書つきのデジタルデータのこと。仮想通貨と同じくブロックチェーン技術により発行および取引されます。

 

NTFは異なるゲームの垣根を越えてアイテムを持ち越したり、売り買いできたりする可能性が注目を集めています。その一方で「遊んで稼ぐ(Play to Earn)」ができることからお金持ちのグループが貧しい人々にNFTを貸し出し、そこから上がる利益を吸い上げるシステムが搾取ではないかとの批判も上がるようになりました。

 

今年4月にEpic Gamesは、玩具メーカーのレゴとメタバースで提携し、「子供と家族にとって安全で楽しい未来」を作ると約束していました。それだけに金儲けが絡みやすいNFTの扱いは、慎重さが求められることになりそうです。

Source:Tim Sweeney(Twitter) 
via:Gamesradar

マインクラフト、NFTやブロックチェーン持ち込みを許すつもりはないと宣言! カネ儲けが理念と反しているため

Mojangは20日、Minecraft(マインクラフト/略称「マイクラ」)にブロックチェーン技術やNFTを持ち込ませるつもりはないとの声明を発表しました。NFTとマイクラの統合は「一般的にサポートまたは許可しない」と宣言されています。

↑© 2022 Microsoft

 

NFTとは非代替トークンであり、所有証明書つきのデジタルデータのこと。仮想通貨と同じくブロックチェーン技術により発行および取引されます。最近はゲーム業界の中でも関心が高まっており、『Ultima Online』生みの親がブロックチェーンとNFTに特化したMMO制作を発表したり、NFT取引できるゲーム機が予告されたりと話題を呼んでいました。

 

さてMojangの声明によると、プレイヤーに安全なプレイを提供するためにも、ブロックチェーン技術を同社のクライアントやサーバーアプリへの統合は許されないとのこと。これにはワールドやスキン、仮面アイテムやmodなどをNFT化することも含まれています。

 

その理由は、NFTやブロックチェーン技術がマイクラの「クリエイティブに誰もが参加し、一緒に遊ぶ」という価値観と一致しないため。NFTはコミュニティを「持つ者と持たざる者」に分けるおそれがある一方で、NTFにまつわる投機や投資の考え方はゲームのプレイよりも利益を追わせるものであり、プレイヤーの長期的な喜びとは矛盾しているとの考えが述べられています。

 

またサードパーティ製NFTの中には信頼性が低くて、購入したプレイヤーに損失を与えるものもあると指摘。それらに基づくアイテムが予告なく消されたり、詐欺的に価格がつり上げられるなどの懸念も示されています。

 

ただし、今後もブロックチェーン技術がどのように進化していくかを見きわめ、より安全な体験やゲームに使えるかどうかを判断していくそうです。つまり将来的にNFTとのつながりを許す可能性は否定されていませんが、今すぐブロックチェーン技術を実装する予定はないともクギを刺しています。

 

ゲームにNFTを取り入れる動きに対してはプレイヤーの反発も根強く、あるゲームフェスティバルで「ゲームにとってNFTは悪夢」と講演した開発者が拍手喝采を浴びたこともありました。NFT関連企業も、まず根づきつつある不信感をなくし、信頼を得ることが先かもしれません。

Source:Mojang
via:Engadget

サイバーパンク猫ゲーム『Stray』に本物の猫も夢中に! PS Plusエクストラなどで配信中

猫になってサイバーパンクな街を歩き回るアドベンチャー『Stray』が発売されたばかりですが、しぐさのリアルさや可愛さが大人気を集めています。そうした魅力に人間プレイヤーばかりか、本物の猫までが夢中になっていることが話題となっています。

↑Image:Annapurna Interactive

 

『Stray』とは飼い主がいない猫のことで、いわゆる野良猫です。本作の主人公(猫)は家族からはぐれて見知らぬ世界に迷い込み、故郷に帰るために古代からの謎を解明して、サイバーシティから脱出して故郷に帰るために探索を繰り広げます。

 

たいてい家猫は飼い主がゲームをしているのをぼんやり眺めているものですが、この『Stray』では画面に釘付け。ただ変わり者の猫がたまたまいるのではなく、実は世界中で猫まっしぐら……という様子をまとめた「Cats Watching Stray」アカウントが開設されて、人々や猫(犬もいます)を和ませたり癒したりしています。

 

なぜこれほど『Stray』の猫が愛らしく見えるかといえば、開発元のAnnapurna Interactive社には開発従業員に“3匹”がいるためです。キャラクターのビジュアルを整え、完ぺきなアニメーションを付けて生命を吹き込む。ただでさえ四足歩行の動物をアニメーション化するのは難しく、特に猫の動きは微妙で信じられないほど精密です。そこで開発中に本物の猫がいたことが非常に役立ったとのこと

 

『Stray』は、Windows(Steam)版は3500円(税込/以下同)、PS4/PS5版は3520円で発売中です。有料サービスPS Plusのエクストラまたはプレミアムを契約していれば、追加料金なしでプレイできます。

 

Source:The Verge

 

©2022 BlueTwelve Studio Ltd. Published by Annapurna Interactive under exclusive license. All rights reserved.

携帯ゲーミングPC「Steam Deck」が猛暑での使用に注意呼びかけ、Nintendo Switchも過熱でスリープする場合あり

ヨーロッパが猛烈な熱波に見舞われるなか、Valve社が携帯ゲーミングPCの「Steam Deck」ユーザーに対して、気温の高い場所での使用に注意するよう呼びかけています。

 

Valve公式アカウントはTwitterで「熱波の真っ只中にいる友人たち」に向けて、高温のもとでのSteam Deckについて簡単な注意を発信しています。「Steam Deckは、0~35度の室温で最高のパフォーマンスを発揮します」と前置きして「これより温度が高くなるとSteam Deckは自らを守るために性能を絞り込むかもしれません」と述べています。

 

またSteam Deckは内部の温度が100度までなら快適に動作するものの、それを超えると性能を落とし、105度になると「自ら(とユーザー)をダメージから守る」ために、完全にシャットダウンするそうです。

 

一般的にコンピューター機器は温度が上がり過ぎると性能を抑えたり、自動で電源を切ったりするしくみは珍しくありません。PCやスマートフォンでは「サーマルスロットリング」と呼ばれており、たとえばMacBook Airでも温度が高くなると性能が落ちることが確認されています

 

任天堂も先週、日本で猛暑日が続いていることを受けて、Nintendo Switchユーザーに同じような声明を出していました。すなわち35度以下の室温で使うよう呼びかけ、本体温度が熱くなりすぎると、本体を保護するために自動的にスリープする場合があるとのこと。TVモードで遊ぶときは、熱がこもらない場所にドックを置くように勧めています。

 

もちろん熱くなりすぎる恐ろしさは、Steam DeckやNintendo Switchに限った話ではありません。ほかのゲーム機やスマートフォン、あらゆる電子機器が故障の危険に晒されているはず。また、35度の室温では人間も無事に済むわけがありません。ゲームを遊ぶ前に、まず自分の命を守るように心がけたいところです。

 

Source:Steam Deck(Twitter) 
via:Gamesradar

夏らしさ全開! タカラトミーの「そうめんスライダー ハワイ」は子どもの笑顔も満開必至だ

今年もそうめんのウマい季節が到来! そうめんをよりおいしく感じさせてくれる風物詩といえば、流しそうめん。そこに流しそうめんマシンがあれば、より楽しめること必至です。各社からさまざまな新作が発売されていますが、筆者が注目したのはタカラトミーアーツの「ビッグストリーム そうめんスライダー ビッグハワイ」。大人向けの製品は、卓上で使える回転式が多いですが、こちらは本格的な”流し”スタイル! おもちゃだとあなどることなかれ!?

 

本稿では、子どもと一緒に流しそうめん開きを楽しんだ様子を紹介していきます。

↑「ビッグストリーム そうめんスライダー ビッグハワイ」1万6280円(税込・以下同)。写真のコースで約幅1090×高さ640×奥行き270mmと、A4変形判のGetNaviより断然巨大です

 

デカいゆえ3パターンのコースチェンジができる

そうめんスライダー ビッグハワイの最大の特徴は、その名の通りハワイをテーマにした南国感あふれるデザイン。また、豊富なパーツでダイナミックなコースを作れるうえ、組み合わせを変えることで3種のコースを楽しめます。

↑パーツがたくさんあり、組み立てから存分に遊べます

 

↑長いストレートが特徴の「スーパーロングコース」、中央のタワーから左右に広がる「エンジェルコース」、適度なサイズの「スタンダードコース」の3タイプに変形可能

 

筆者は「スーパーロングコース」にトライ。まずは組み立てから開始します。工具を使う部分は電池ボックス開閉用のネジを回すプラスドライバーのみで、ほかは素手でOK。子どもでも簡単に組み立てを楽しめ、説明書を見ながら10分程度で設置できました。

↑コースを組み立てたら、最後にヤシの木や虹のデコレーションをして完成

 

↑電源は別売りの単1形電池を3個使用。電池式なので、屋外でも使えます

 

電池ボックスはモーターユニットと接続。この動力で水流を起こし、そうめんをウォータースライドさせる構造です。ということで「プール」というパーツに水を注ぎ、いざ流しそうめん開きへ!

↑電池ボックスとモーターユニットはこのように接続。モーターユニットはプール内に設置するとともに、支柱をつなげてタワーにします

 

↑電池ボックスはプールの側面にはめ込んで固定。水はたっぷり使います

 

清涼感抜群の水流でアトラクション感も満点

スイッチを入れると、すぐに水が流れ出します。それはまさに、アトラクション系プールのウォータースライダー。そうめんは、頂上のクリアイエローのパーツ「めんトレー」から投入します。するとそこから3回転し、直線の水路を通ってカーブを経てからラストの直線へ。

↑そうめんの量は多すぎると水がこぼれやすいので、少なめがオススメ

 

↑水色半透明のパーツによる視覚効果で、清涼感は抜群です

 

流れは想像以上にスピーディーで、アトランクション感満点。ひとりで流してキャッチしようとすると、めまぐるしさを覚えるほど。やはり流しそうめんは、数人で行うと楽しさも倍増します。

↑うまく構えて上手にキャッチ。子どもはキャッキャと、食べることをそっちのけで夢中になります

 

↑キャッチし損ねたそうめんはプールへダイブ。再度すくって「めんトレー」から流し、リトライします

 

ギミックとして面白いのは、南国の花をモチーフにした「ハイビスカスファウンテン」。花の中央部から噴き出す噴水と、サイドから出る水流によって花びらがリズミカルにパタパタと動く仕組みとなっています。

↑花びらのパタパタは竹筒を用いた庭園装飾「ししおどし」のような仕組みで、華やかさと涼しさを演出します

 

ほかにも、スライダーの水流でクルクル回転する水車パーツ「サンシャインフィン」も付属。サーフィンをしているキャラクターを用いており、ここでも夏らしさを感じさせてくれます。

↑「サンシャインフィン」。そうめんを入れ過ぎると、ここに詰まって水がこぼれるので注意を

 

後片付けに関しては、パーツがたくさんあるぶん洗う点数も多いものの、油を使うわけではないのでスムーズ。乾かしてしまい、次に遊ぶときは別のコースにチャレンジするという楽しみ方がオススメです。

↑重いパーツはないので、サッと洗えます

 

1万6280円という価格はなかなかプレミアムですが、安価なタイプより大きいのでダイナミックかつ水流もパワフル。また3パターンのコースチェンジができるという自由度も利点です。例年の如く酷暑が予想される今夏、本機を使った流しそうめんで乗り切るのもアリですよ!

任天堂が映像制作会社「ニンテンドーピクチャーズ」設立へ! どんな映像作品が生まれるのかな?

任天堂は7月14日、ダイナモピクチャーズを子会社化し、映像制作会社「ニンテンドーピクチャーズ」を設立すると発表しました。

 

ダイナモピクチャーズは2011年に東京都にて設立された会社で、CGアニメーションを含む映像コンテンツの企画・制作を手掛けています。同社のCG制作事業としては、ジブリによる映画『アーヤと魔女』や『映画トロピカル~ジュ!プリキュア雪のプリンセスと奇跡の指輪!』、『劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!』、CGアニメ「『攻殻機動隊 SAC_2045』シーズン2」などがあげられています。

 

任天堂はダイナモピクチャーズの子会社化について、「当社グループの映像コンテンツの企画・制作体制を強化するため」だと述べています。そして、任天堂IPの映像コンテンツを継続的に制作していくことになりそうです。

 

任天堂による株式取得は、2022年10月3日を予定しています。ニンテンドーピクチャーズが今後どのような映像作品の制作に関わるのかはまだ発表されていませんが、ゲーム内のCGやテーマパークエリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」内でのコンテンツ、そしてもしかしたらあるかもしれないアニメや映画への展開など、今後が実に楽しみといえるでしょう。

 

Source: 任天堂

細部まで忠実に再現!? グランパスのチームバスがオリジナルトミカでついに登場!

名古屋グランパスの選手がホームゲームはもちろん、アウェイゲームの移動車として使用しているオフィシャルチームバスが、トミカとのコラボで細かい部分までも忠実に再現したオリジナルトミカで登場。

 

先日、チーム公式WEB SHOP、クラブグランパス、豊田スタジアムオフィシャルショップで発売された。

 

価格は税込1000円で、サイズは高さ約3cm×縦約2cm×横約7.5cm。WEB SHOP、クラブグランパス、スタジアムオフィシャルグッズ売店それぞれ会計につき4個までの購入制限が設けられている。

 

今回の発売を待ちに待っていたのがグランパスサポーター。それというのも、2020年からトミカとのコラボ選手バスが登場しており、今回のグランパスで8チーム目。

 

2020年6月にセレッソ大阪で発売されると即完売。2021年2月に再販売された。その後も7月に発売された川崎フロンターレのコラボバスは発売開始1分で完売。

 

2021年には、5月にガンバ大阪、8月にはFC東京。

 

2022年4月にヴィッセル神戸、5月は横浜F・マリノスが発売された。

 

 

それぞれ限定数のため現在は販売が終了となっている。今回のグランパスも完売が予想されるので、気になる人は早めにチェックしよう。

元祖FPSゲーム「Doom」を「Doom II」の中で遊べるように改造した猛者現る

一人称視点シューティング(FPS)ゲームの元祖ともいえる「Doom」は、今やDJコントローラーキヤノンのプリンター、果てはATMマインクラフトにまで移植されてプレイ可能となっています。

Image:kgsws/YouTube

 

その究極の形といいますか、続編「Doom II」の中で「Doom」を遊べるようにした猛者が現れました。

 

これはDOS版「Doom II」の脆弱性を利用したものです。不届き者であればセキュリティの抜け穴として悪用するところですが、YouTubeチャンネルのkgsws氏はゲーム内ゲームに有効活用している次第です。

 

この改造は、「Doom」の最新移植版(オリジナルのソースコードを使うChocolate Doom)を、アニメーションテクスチャとして『Doom II』内で動作させるもの。つまり、ステージ内にある壁の1つに「動くテクスチャ」としてプレイアブルな『Doom』を貼り付けているわけです。

 

kgsws氏は『Doom Ⅱ』の自作マップ内の仮想ディスプレイに初代「Doom」を映し出しています。さらにプレイヤーを囲む4つの壁や、ゲームを投影する映画スクリーン上で動作させたりと、FPSのパイオニアであるゲームが遊べるマップを続々と作っています。さらに別のFPSである「Heretic」をゲーム内「Doom」で動かしている様子まで披露しています。

 

このコードはGitHubで公開されているので、誰もが自分で試すことができます。DOS版「Doom II」もSteamで買えるため、さほどハードルは高くないはず。

 

さらにkgsws氏いわく「両ゲームは互いに独立して動作しています」とのこと。「つまり、2倍のメモリが必要です。少なくとも16MBのRAMを入手することをお勧めします」ということで(最近のPCは最低でもRAM 4GBを搭載)、やはりハードルは高くないかもしれません。

 

なお「Doom」があらゆるハードに移植しやすいのは、元々ゲームの構造が合理的で、要はスタッフが優秀だったからです。そのスタッフが作ったPC版「スーパーマリオブラザーズ3」デモ版は、任天堂に持ち込まれたものの拒否されたことが有名だったりします

 

Source:kgsws(YouTube) 
via:Engadget

一部のPS5でVRRを使うと、ちらつきや焼き付きが発生したとの報告。とりあえずVRRオフ推奨か

今年4月末、PlayStation 5はアップデートによりVRR(可変リフレッシュレート)に対応しました。しかし、これにより一部のPS5でちらつきやディスプレイの焼き付きが起きていると報告されています。

↑PlayStation 5

 

VRR機能とは、ソニーによれば 「HDMI 2.1に対応しているテレビやPCモニターにおいて、ディスプレイのリフレッシュレートをPS5本体のグラフィック出力に合わせてリアルタイムで同期する機能」とのこと。これにより、リフレッシュレートの不一致から生じる表示のカク付き(スタッタリング)や上下のズレ(ティアリング)が最小化ないし排除され、ゲームの見た目が改善されます。

 

しかし、中国メディアのGizChinaによると、何人かのPS5ユーザーがVRR対応ゲームをプレイすると、一時的なちらつきや焼き付きが発生しているそうです。もっとも、ほとんどのPS5では問題がなく、ごく一部に限られているようです。

 

この問題は、サードパーティー製のディスプレイばかりかソニーのゲーミングモニタ「Inzone M9」でも続いているようで、モニター側の問題ではないようです。ちらつきや焼きつきはVRR対応ゲームのみ発生しており、ゲームを終了したりPS5本体を再起動しても解消されません。VRRをオフにすると、時間が経つにつれて症状が軽くなったそうです。

 

またVRRをオフにした後、映像出力をディスプレイポート経由のWindows PCに切り替えても問題が再現するとのことです。こちらは画面のリフレッシュレートによりちらつきが起こり、焼き付きにつながることもあるようです。

 

なお、元々の情報ソースの1つは日本のブログ「自作とゲームと趣味の日々」 のようです。こちらに公開された動画では、かなり顕著なちらつきや焼き付きが起きている模様です。

 

ソニーはこの問題をまだ公式に認めておらず、正式な声明も出していません(7月12日12時現在)。とりあえずPS5ユーザーはVRR機能をオフにしておき、修正アップデートの配信を待つ方が無難と思われます。

 

Source:Gizchina

夏休みはボードゲームだ! やのまんの人気ボドゲが「プライムデー」で20%オフ

やのまんは、7月12日0時~13日23時59分までAmazonで開催される「プライムデー」にて、ボードゲームを最大20%オフで提供します。

 

セールラインナップは、非対称協力型の推理ゲーム「迷宮推理」(税込4620円→3696円)、ファンタジー世界を舞台にした拡大再生産のリソースマネージメントゲーム「ファーム・ウィズ・ブラウニーズ」(税込2200円→1760円)、「ブラウニーズ」世界を舞台にした開拓タイルゲーム「フロンティア・ウィズ・ブラウニーズ」(税込2420円→1936円)、クトゥルフ神話をテーマとした非対称協力型の探索ボードゲーム「マッドネスアワー」(税込3960円→3168円)の全4種。

↑フロンティア・ウィズ・ブラウニーズ(2022年4月発売)

『スーパーマリオブラザーズ』を4分55秒以内にクリアした史上3人目の猛者が現る

ざっと39年前に発売された『スーパーマリオブラザーズ』は、今でもクリアタイムを縮めるスピードラン競争が全世界で繰り広げられています。そんななか、なんと4分55秒以内を達成した3人目のスピードランナーが現れました。

Image:任天堂

 

「Nebula_Composer」氏は4分54秒948を記録し、4分54秒台として5番目のスピードランとなり、4分55秒の壁を切った史上3人目となりました。スピードランとはゲームにおいて最短時間での攻略をめざすプレイ方法のことで、日本ではRTA(リアルタイムアタック)とも呼ばれています。その世界記録はSpeedrun.comに登録され、Nebula氏の記録も確認できます。

 

今回のスピードランはAny%であり、ステージのクリア率を考えずバグ技を使っても最終面の8-4までクリアすればOKです。プログラムの操作によりゲームをクリアするTAS(ツール・アシステッド・スピードラン)では4分54秒265が最速となっているため、「人類が4分55秒の壁を自力で超えること」をめぐりチャレンジが続けられているしだいです。

 

Nebula氏も、すでに最適化されているルートを全力で駆け抜けています。マリオが壁の中を通り抜けて近道をする「Wall clips」により1-2の奥にあるワープゾーンに到達したり(スタートから1回も立ち止まらず、最後の土管の手前で一瞬だけBボタンを離してからジャンプする)と、人間業とは思えないテクを完ぺきに使いこなしています。各ステージ最後の旗で根元に触っているのも、ある条件を満たすことで旗が降りるアニメーションをカットして時短できる高等技だったりします。

 

ただし最後の水中ステージへの突入は、わずかに入力が不正確だったために、世界記録から4フレーム(1フレームは60分の1秒)遅れてしまいました。その後は完ぺきにこなしており、5フレーム以内にジャンプしなければ命取りともなるクッパのパターンもやり遂げています。

 

なぜフレームが重要かと言えば、スーパーマリオには「フレームルール」と言われる法則があるからです。ステージをクリアしたのが最適なタイミングから1フレームでもズレると0.35秒の暗転が生じてしまうため、数フレームの違いが(世界記録のレベルでは)手痛い遅れになってしまうわけです。

 

ともあれ、どこで失敗したかがわかっていることは、Nebular氏がまだ世界記録に追いつける可能性を意味しています。今のところNiftski氏とMiniland氏が、それぞれ1位と2位の世界記録を守っています。

 

Nebular氏は動画のコメントで「2020年2月、このゲームを初めてスピードランしたときに4分54秒台を出すと言っていたら、自分はクレイジーだと思っていたでしょう」と述べています。それから約2年半が経ち、約半年間も努力を重ねた末に、ついに4分55秒の壁を破ったとのこと。そのモチベーションが保てたのは、大手掲示板RedditのSMB1(初代スーパーマリオ)コミュニティのみんなのおかげだと感謝を表しています。

 

今年4月に超難関ゲーム『エルデンリング』のスピードランが7分(6分59秒)を切ったことをお伝えしましたが、その後に6分46秒まで縮めた猛者が現れました。スピードランは、人類の未知なる可能性を切り拓いていくのかもしれません。

Source:Reddit
via:Gamesradar

なぜWii Uは2つのGamePadが使えなかったのか? 元・米任天堂社長が明かす

かつての任天堂のゲーム機Wii Uは、2つのGamePad(本体付属の画面付きコントローラー)を同時に使えるようになると予告されていましたが、結局そうはなりませんでした。基本的にGamePadは1つのみ接続でき、2人で遊ぶ場合は別のコントローラーを使うことになりました。

 

なぜ、デュアルGamePadが実現しなかったのか? 米任天堂の前社長レジナルド・フィサメイ氏(愛称は「レジーさん」)は、米ゲームメディアMinnMaxのインタビューで理由を明らかにしています。

 

レジーさんの回答をひと言でまとめれば、Wii Uのインストールベース(稼働している台数)が低く、複数のGamePadを使うゲームソフトを作っても意味がなかったため、ということです。以下、回答の全文です。

「Wii Uについて興味深いのは、面白いインタラクションや機能を実現しようとする完全な開発プランがあったことです。それが実現していれば、技術的には複数のGamePadをWii Uと通信させることができたのか? 答えはイエスでしたが、そのような実装が意味をなすほどインストールベースが大きくなることはありませんでした。そして何より、素晴らしい体験をするためにもう1台GamePadが必要になるようなゲームを会社は作らなかったのです。開発が進まず、Wii Uの寿命も短かったので、結局実現しなかっただけです」

 

つまり技術的には可能だったが、それだけのコストをかけたゲームソフトを作れるほどWii U本体が売れていなかった。そしてWii Uを売るためには、2つのGamePadを使って面白い体験が出来るようなゲームが必要だったという「ニワトリが先か、タマゴが先か」のような袋小路にはまり込んでいたようです。

 

またWii Uは2012年に発売され、2017年には生産が終了。販売台数も1356万台(任天堂公式データ)であり、スイッチ(2022年3月時点)の8分の1程度でした。もしも任天堂がGamePadを単品で販売したとしても在庫の山になりそうで、だからこそ「紛失・廃棄」された場合だけのパーツ販売としたのでしょう。

 

レジーさんのインタビューは、下のYouTube動画でご覧になれます。宮本茂氏やスイッチについての考えなども聞けるため、興味のある方はチェックをおすすめします。

Source:MinnMax(YouTube)
via:NintendoEverything

『エルデンリング』開発チーム、全裸ツボ男に本物の剣をプレゼント。最凶ボス・マレニアを1000回倒した記念として

バンダイナムコエンターテインメント/フロム・ソフトウェアのアクションRPG『エルデンリング(ELDEN RING)』で、“全裸ツボ男”として有名なプレイヤーが、開発チームから本物の剣を送られたとツイッターで報告しています。

Image:KleinTsuboi on Twitter/Bandai Namco/From Software

 

この「Klein Tsuboi」と名乗るユーザーは、『エルデンリング』の隠しボス・マレニア戦に助っ人として召還されては狩りまくったことで知られる人物です。マレニアは広範囲の攻撃に加えて火力も高くスピードも凄まじく、プレイヤーに攻撃を当てれば体力を回復、状態異常の腐敗まで持っているひどさ。「死にゲー」といわれるフロムゲーの歴代ボス中でも上位に位置すると言われています。

 

この最凶ボスに対して、Tsuboi氏は全裸にツボをかぶっただけ。「屍山血河」など強力な武器を持つものの、防御的には文字通りハダカです。しかも本作では、複数のマルチプレイではボスの体力は増える仕様であり、1人プレイよりもマレニアが「固い」状態となっています。

 

しかしTsuboi氏は「Let Me Solo Her」、つまり「俺一人で狩らせろ」と名乗って協力者の手出しを許しません。もしも手助けしようとすると失敗し、黙って任せておけばキズ1つ負わずマレニアを完封という規格外のプレイを繰り返し、海外掲示板Redditでも大人気となっていました。

 

 

その本人であるTsuboi氏に、バンダイナムコとフロム・ソフトウェアはプレゼントを贈ったとのこと。箱の中には『エルデンリング』にちなんだアイテム、パブリッシャーと開発者からの特別メッセージ、マレニアの木製ポートレート、そして本物の剣が入っているようです。

そのメッセージには、おなじみの全裸にツボ男が描かれ、マレニア1,000人目の討伐(5月に達成)を祝福しています。刀身には「Rise, Tarnished」とだけ書かれています。

 

ツイートでTsuboi氏はバンダイナムコとフロム・ソフトウェアに感謝し、『DARK SOULS 3』の最初のボスで諦めかけたことを振り返っています。そして「Let Me Solo Her」キャラを完成させる上で重要な役割を果たしたSoulsbourneコミュニティのメンバーに感謝の意を表しました。

 

「Let Me Solo Her」は多くの人がマネしており(あまり強くないツボ男も)、PC版ではMODまで登場しています。バンダイナムコとフロム・ソフトウェアは、同氏の技術や粘り強さだけでなく、難度の高いボスを倒すため他のプレイヤーを助けようとした姿勢を評価しているようです。

 

Source:Klein Tsuboi(Twitter) 
via:Polygon

NFT取引できる次世代ゲーム機「Polium One」発表。ゲームキューブに酷似したロゴにツッコミ相次ぐ

Poliumは、Web3ゲーム用のマルチチェーンゲーム専用機と称する「Polium One」を発表しました。公式ブログではNFTやゲーム内アイテムを売り買いでき、コントローラー内蔵の指紋スキャナによりゲーム中に安全かつ素早く取引できると宣伝されています。

↑Polium

 

Web3とは、ブロックチェーン技術を活用した次世代の分散型インターネットのこと。またマルチチェーンとは「異なるブロックチェーンをネットワークを切り替えることなく使える」ことだそうで、要するに複数タイプの暗号通貨やNFTをユーザーが意識せずに取引できる、程度の意味で使われているようです。

 

NFTやブロックチェーンを組み込んだゲームといえば、その多くは「Play-to-earn」というブランド名で運営されています。つまり「遊んで稼ぐ」ということでお金儲けに直結しており、そのため純粋にゲームを楽しみたい人たちからは嫌われる傾向にあります。

 

公式サイトに紹介された対応ゲームにもいわく付きものが多く、たとえば西部劇バトルロイヤル「Grit」はEpic Storeで公開されたものの、馬のNFTに対して拒否反応が強く、立ち上げは上手く行きませんでした 。また、「Axie Infinity」も暗号通貨のSLPが暴落し、ゲーム内経済が完全に崩壊してしまっています。

 

「稼ぐ」ゲームへの反発のほか、ロゴが過去の任天堂製ゲーム機「ゲームキューブ」に酷似しているとの指摘も相次ぎました。これに対してPoliumは「コピーしたわけではない」「似たようなロゴを使っている会社が複数ある」と言いつつ、今後別にオリジナルのロゴを作るとも予告しています。

 

そうした批判を受けつつも、Poliumは「Web3ゲーミングは未来です」と楽観的なツイートをしています。さらに事前注文や資金提供を受ける前に、機能するプロトタイプを用意します……と述べていることから、まだ何もできていないことがうかがえます。

 

ともあれ、Polium Pass(事前出資)を買った人は2024年、一般ユーザー向けには2025年まで製品を出荷する予定とのこと。今後の展開を見守りたいところです。

 

Source:Polium,Medium

via:Motherboard

PS3ゲームがより遊びやすくなる? ソニーが新エミュレータを開発している可能性あり

先月リニューアル版PlayStation Plus(PS Plus)がサービス開始し、最も高い「プレミアム」プランでは昔のPSゲームも遊べるようになりましたが、すべての過去プラットフォームが平等に扱われているわけではありません。

 

初代PSやPS2のゲームは完全にエミュレート、つまりPS4やPS5実機の上で動き、いくつかの新機能も追加されています。が、PS3のゲームはクラウド経由となり「新機能もなく昔のまま」な上に、ネット接続の状態が良くなければ動作もカクカクしたりします。

↑イメージ

 

そんななか、ようやくPS3エミュレータが開発され、あるいはPS MoveやEyeToyといった懐かしの周辺機器に対応する可能性があると伝えられています。

 

お仕事SNSのLinkedInに掲載された求人広告によると、PlayStation StudiosはPS Plusの「クラシック」を担当する新たなソフトウェア開発エンジニアを募集しているそうです。クラシックとは過去PSハードのエミュレータで動くゲームとされ、求人の仕事内容には「新機能」の追加や「新たなエミュレータ」の開発も含まれています。

 

これまでソニーは初代PSやPS2、PSPなどの公式エミュレータを開発済みです。そのため、まだ用意されていないPS3エミュレータがついに開発されると予想されているかっこうです。

 

その一方、ソニーがPS Moveコントローラ、EyeToyやPS Mouseなど、懐かしの周辺機器を使ったソフトをエミュレートする特許も発見されています  。たとえばPS3ゲーム「パワースマッシュ4」なども、PS Moveごと蘇るのかもしれません。

 

いま現在のPS PlusプレミアムにPS3エミュレータがないのは開発が難しいからだと思われますが、すでにファンが自作できていることもあり、巨大ハイテク企業ソニーならばなんとかしてくれると期待したいところです。

 

Source:LinkedIn
via:Wccftech

「マリオカート ツアー」がWindows PCでも遊べるようになる? マウスが使える手がかりも発見

スマートフォン向けのレーシングゲーム「マリオカート ツアー」が、まもなくWindows PCでもプレイできるかもしれない手がかりが見つかりました。

↑Shutterstockより

 

海外ゲームフォーラムResetEraのユーザーMondoMega氏は、データマイナー(ゲームデータを解析して、未発表の機能などを発見する人)らが「マリオカート ツアー」最新アップデートから一連のヒントを発見したことを伝えています。

 

まず最初の発見は、マウスでの入力をサポートするようになったこと。これだけなら開発者がテストだけで使うためかもしれませんが、さらにネイティブ・エミュレーション対応への言及もあることが注目を集めています。つまり、Windows PC上でAndroidゲームをエミュレーションして遊べる可能性がある、ということです。

 

この発見のタイミングは、「PC版Google Playゲーム」 の展開とも重なります。このプロジェクトは昨年末の The Game Awardsでサプライズ発表され、2022年に利用できる予定です。要はGoogle PlayのゲームをChromebookやWindows PCでも遊べるようにするものです。

 

またWindows 11でもAmazonアプリストアがサポートされ、米国では「AndroidアプリがWindows PCで遊べる」パブリックプレビューが行われている最中のこと。今後、PCでプレイできるAndroid用ゲームがどんどん増えていくと予想されているわけです。

 

人気の育成SLG「ウマ娘 プリティーダービー」がPC版Google Playゲーム向けに開発中であることも明らかにされており、「マリオカート ツアー」も可能性は十分にあるはず。もっか海外ゲーム情報サイトGamesradarも、任天堂にコメントを求めているとのことです。

 

Source:ResetEra
via:Gamesradar

サムスンのスマートテレビにStadiaとGeForce Nowがやってきた!

韓国サムスンは自社のスマートテレビ向けに、「Gaming Hub」をリリースすると発表しました。これにより、米グーグルの「Stadia」やNVIDIAの「GeForce Now」などが遊べるようになります。

Samsung Gaming Hub

 

サムスンのスマートテレビといえば、先日にはXboxのゲーム機を所有していなくても、クラウドゲームサービス「Xbox Cloud Gaming」が遊べるようになると発表したばかり。今回のGaming Hubは、それに追加されるものとなります。

 

サムスンのGaming Hubではゲームコンテンツがプレイできるだけでなく、ゲームの予告編やゲームプレイ動画も配信されます。さらに、YouTubeやSpotify、Twitchなどのアプリも統合。近日中に、米アマゾンのクラウドゲームサービス「Luna」も追加予定となっています。

 

Gaming Hubに対応するのは、2022年モデルのサムスン製スマートテレビ(Neo QLED 8K、Neo QLED 4K、QLED、Smart Monitor)で、ソフトウェア・アップデートにより利用が可能になります。またゲームのプレイには、Bluetoothコントローラーが必要です。

 

このようなクラウドゲームサービスは、すでにAndroid TVやLGのスマートテレビへの展開が始まっています。近い将来、ゲーム機を持たずともテレビだけで高品質なゲームができるのが、当たり前となるのかもしれません。

 

Source: サムスン via 9to5Google

PlayStation VR2、アイトラッキング大手Tobii社と提携! 「中心視野だけ高解像度」により動作がサクサクに?

ソニーのPS5用次世代VRヘッドセット「PlayStation VR2」が、視線追跡(アイトラッキング)技術を専門に手がけるTobii社と公式に提携することが明らかとなりました。

Image:Sony

 

このことは、Tobii社が7月1日のプレスリリースにて発表したことです。それによれば同社はソニーからPS VR2のパートナーに選ばれ、その革新的なアイトラッキング技術が次世代ヘッドセットに搭載されるそうです。

 

Tobii社のアナンド・スリヴァッツァ(Anand Srivatsa)CEOは、「PlayStation VR2は、没入型VRエンターテイメントの新たな基準を確立し、世界中の何百万人ものユーザーがアイトラッキングの力を体験できるようになるでしょう」と述べています。すでに同社は前払い収益を受け取っており、2022年における収益の10%以上を占めると予想されています。

 

今回のニュースは、ソニーがPS VR2につき公式に他社と協力を発表した初のケースとなります。これまではリフレッシュレート120Hz対応や片目4K解像度など、ハードウェアの仕様はほぼ公開されていましたが、どの会社から技術を提供を受けるかがようやく判明したしだいです。

 

Tobii社の公式サイトを見れば、同社のアイトラッキング技術がどんな形で活用されてきたかが分かります。たとえば『Microsoft Flight Simulator』と協力したり、『American Truck Simulator』や『Euro Truck Simulator』などドライビングシミュレータとも提携しているという具合です。

 

以前、人気VRゲーム『Moss』の開発者は、PS VR2のアイトラッキングを利用したフォービエイテッド・レンダリングは「パフォーマンスを向上させ、忠実度を高めることができる」と述べていました

 

フォービエイテッド・レンダリングとは、人の中心視野は高解像度で、視野の外側に行くほど低解像度で描画する技術のこと。つまり「プレイヤーが注意して見ている箇所は細かく、気にしてない部分は粗く」して重要な部分だけしっかり描き、マシンの馬力を無駄にしないわけです。

 

PS VR2もこのアイトラッキング技術を活用して、サクサク快適に動くVRゲームを実現すると期待したいところです。

 

Source:Tobii
via:Gamesradar

マルチプラットフォームでリリース決定! 手作り感がエモいアドベンチャー「RPGタイム!~ライトの伝説~」

アニプレックスは、手作りノートアドベンチャーゲーム「RPGタイム!~ライトの伝説~」ダウンロード版を、Nintendo SwitchとPlayStation 4で8月18日に発売します。税込価格は3650円。Nintendo Switch版は、現在ニンテンドーeショップで予約を受け付けています。

 

同作は、「日本ゲーム大賞2007 アマチュア部門 大賞」を受賞したゲーム「バトルクエスト」を前身として、構想16年、開発10年の末に、Xbox Series X|S・Xbox One・Windows(Microsoft Store)版を3月10日に発売。ゲームクリエイターを志す少年ケンタくんが生み出した手作りゲーム「ライトの伝説」を遊ぶアドベンチャーゲームです。

 

Steam版の発売も9月13日に決定しており、既にストアページを公開しているほか、ウィッシュリストへの登録も可能です。

 

また、Nintendo Switch版は、パッケージ版(通常版・完全生産限定版)を10月13日に発売。パッケージ版は通常版・完全生産限定版ともに、7月7日より予約受付を開始します。完全生産限定版は「ゲーム本編パッケージソフト」「特製化粧箱」「特製ノート」「特製下敷き」がセットになっています。パッケージ版の価格は、通常版が税込4950円で、完全生産限定版が6430円。

 

(c)DeskWorks / Aniplex

経営難の「ナイアンテック」が最大90人を解雇。「ポケモンGO」以来のヒットが生まれず

『ポケモンGO』などのAR位置情報ゲームで知られるナイアンテックが、スタッフを85~90人(全体の8%)を解雇するとともに、4つのプロジェクトを中止する予定だと報じられています。

↑経営不振のNiantic

 

米Bloombergによると、同社のジョン・ハンケCEOは従業員への電子メールで「経済的混乱の時期に直面している」として、すでに「さまざまな分野でコスト削減を進めてきた」と述べているそう。しかし、「今後待ち受けるかもしれない、あらゆる経済的な嵐を乗り切るため、そして会社を最高の状態にするために、さらに業務を合理化する必要がある」と付け加えているとのことです。

 

中止されるプロジェクトには、すでに発表済みの『TRANSFORMERS: Heavy Metal』や、Punchdrunk社とのコラボである『Hamlet』『Blue Sky』『Snowball』が含まれていると報じられています。

 

Bloombergに対して、ナイアンテック広報は「わが社は最近、主要な優先事項に集中するために、いくつかのプロジェクトを中止し、従業員を約8%削減することを決定しました」と回答。さらに「ナイアンテックを去る人々のこれまでの貢献に感謝すると共に、彼らがこの困難を乗り越えるように支援しています」とコメント。

 

ナイアンテックは好調のようにも見えましたが、『ポケモンGO』以外のプロジェクトはあまり上手く行っていないようです。2019年にサービスを開始した『ハリー・ポッター:魔法同盟』も前評判ほどにはユーザーが集まらず、2022年初めに幕を閉じています。

 

同社はNBAのリアルワールドゲーム『NBA All-World』を発表したばかりですが、そちらの健闘を祈りたいところです。

 

Source:Bloomberg
via:9to5Mac

「ポケモンGO」のナイアンテック、NBAのリアルワールドゲームを開発中! バスケ対戦もできそう

「Ingress」や「ポケモンGO」でおなじみのナイアンテックが、リアルワールドを舞台としたモバイルゲーム「NBA All-World」を制作中だと発表しました。その名の通りNBAから公式ライセンスを受けており、「バスケットボールを毎日の生活に取り入れ」られる新たなスタイルのゲームだそうです。

↑Niantic

 

本作のシニアプロデューサーMarcus Matthews氏はバスケットボールに非常に思い入れがあり、最初にプレイしたバスケットボールゲームは1980年代初め、Apple IIの「One on One: Dr. J vs. Larry Bird」 までさかのぼるそうです。またセガ社で「NBA 2K」の1作目のプロデューサーをしていたそうで、バスケゲームの取り扱いには期待できそうです。

 

さて新作「NBA All-World」はバスケットボールの 1-on-1やコレクション要素、ファッションなどが現実世界と融合する新たなスポーツゲーム体験だそうです。開発パートナーは数々のスポーツゲームの開発経験があり、ライト層とコア層に両方ともアピールすることに長けたHypeGamesだと明かされています。

 

本作はいつリリースされるか不明ですが、すでにソフトローンチ段階に入っているとのことです。まだ提供地域に日本が含まれるかどうかも分かっていませんが、それは今後の最新情報をお楽しみに、といったところです。

 

ナイアンテックはARゲームでは向かうところ敵なしのようですが、実は2019年にサービス開始された「ハリー・ポッター:魔法同盟」が約2年半で幕を閉じています

 

街角にいる野生のNBA選手にバスケットボールを投げて捕まえたり、道に落ちている服を着せ替えできたり……と夢が膨らみますが、日本になじみが薄いNBAのARゲームを国内でも提供するのか、続報を待ちたいところです。

 

AIがマインクラフトの達人に! 7万時間のプレイ動画から学習、10分程度でダイヤモンド製アイテム作成

米OpenAIの研究チームは、『Minecraft(マインクラフト/略称「マイクラ」)」のプレイ動画を7万時間も見続けたAIがプレイのやり方を学習し、熟練した人でも20分以上はかかるダイヤモンド製アイテムを10分程度で作れる」ほどの達人になった成果を公開しています。

Minecraft

 

マイクラのプレイ動画はネットに大量にありますが、そこには「何が起こったか」が記録されているだけで「どうやって操作したか」の情報はありません。つまり「ラベル」が付いていないため、それをAIがどれだけ観ても何も学ぶことはできないわけです。

 

そこでOpenAIは半教師あり模倣学習「Video PreTraining 」(VPT)を開発し、どうやって操作するかのラベル付き動画を使い、映像の各ステップで行われるキー入力やマウス操作を予測するモデル「Inverse Dynamics Model」(IDM)を学習。それから7000時間のラベルなし動画を見せ、効率的にプレイを学ばせたというしくみです。

Image;OpenAI

 

これによりAIは木を切り倒して道具を作り、ツルハシで石を採掘し、洞窟の奥でダイヤモンドを発見して、人間のエキスパートでも20分以上はかかるダイアモンド製アイテム作りを10分程度でやり遂げた……という動画がTwitterで公開されています。

ほか、このAIは水泳や狩り、料理などの他の仕事もこなせるそうです。さらにジャンプして下にブロックを積み重ね、より高い場所に行ける「ピラー・ジャンプ」のテクニックも完ぺきに使いこなせるそうです。

 

これまでAIがチェスや囲碁などをマスターすることはありましたが、マイクラのようなオープンワールドのゲームを人間と同じように(あるいは人間以上に)プレイできるのは驚くべきことでしょう。あまりにムダがないプレイはすぐに機械だと気づかれそうですが、逆に人間の失敗も学んだドジで人間くさいAIも、いつの日か誕生するのかもしれません。

 

Source:OpenAI
via:Gamesradar

『ディアブロ イモータル』、キャラ最大強化に約7300万円かかる可能性! 課金が厳しすぎるとの批判も

今年6月から基本プレイ無料で配信が始まった『ディアブロ イモータル』は、キャラクターを強化するには非常にお金が掛かる「課金ゲー」として有名となっています。サービス開始から数日後に、あるYouTuberは11万ドル(約1500万円)かかると見積もっていました

Diablo Immortal

 

しかし、その後さらに調べが進み、なんと最大54万ドル(約7300万円)かかる可能性があると伝えられています。

 

なぜ、それほどお金がかかるのか。最初の試算で理由とされたのは、装備品に着けることでキャラのステータスを向上させる「宝石」のうち、最強化に必要な「レジェンダリー宝石」がとても極めて手に入れにくいことです。

 

レジェンダリー宝石を入手する方法の1つは、エンドコンテンツ(クリア後に無限にプレイできるステージなど)「エルダーリフト」を周回すること。ここで1個あたり約1万6000ドルかかり、6個そろえるにはおよそ11万ドルかかるという計算でした。実際、お目当ての宝石をゲットするのに約200万円かかったとの報告もあります。

が、しばらく後に、さらに「その上」があることが判明しました。最大まで強化したレジェンダリー宝石を一定以上のレジェンダリー装備にセットすると「覚醒」が起こり、1個につき宝石スロットが5つ追加されるというシステムです。

 

つまり、キャラを最大強化するのに必要なレジェンダリー宝石は6個ではなく、36個ということです。その結果として30万ドル~最大54万ドルものお金がかかる可能性があると指摘されています。

 

『ディアブロ イモータル』は課金が厳しすぎると批判を集めていますが、シリーズ最大のローンチとなり、わずか1週間で1000万ダウンロードを達成していました 。今後のアップデートも約束されています が、課金要素を和らげるかどうか見守りたいところです。

 

Source:Reddit

via:Gamesradar

マインクラフトにプレイヤー通報システムが追加。「プライベートサーバー利用まで禁止」にやり過ぎとの声も

大人気のサンドボックスゲーム『Minecraft(マインクラフト/略称マイクラ)』は10年以上前にリリースされて以来、プレイヤーが自分でプライベートサーバーを立てて、そこでプレイする人たちに対するルールを自由に管理できるようになっています。

 

しかし運営元のマイクロソフト(以下「MS」)は今後、プライベートサーバーや同社の定額制プラン「Realms Plus」で利用できるサーバーを含む、すべてのオンラインプレイからプレイヤーをアクセス禁止にする場合があるアップデートを展開すると発表しました。

 

先週初め、MSは(PCで遊べる)Java版マイクラ1.19.1のプレリリース版を発表しました。この最新版では、チャットの暴言を報告できるプレイヤー通報システムが試験的に実装され、「報告されたプレイヤーは、モデレーターの審査後にオンラインプレイとRealmsから追放される」ようになりました。

 

さらに更新された「なぜ私はマイクラから追放されたの?」ページでは、アクセス禁止になったプレイヤーは、あらゆるプラットフォーム(Java版以外)のマイクラにサインインすると「追放された」メッセージが表示されるとも告知しています。

Microsoft

 

そこには「禁止されたプレイヤーは、サーバーでのプレイ、Realmsへの参加、マルチプレイヤー・ゲームのホストや参加、マーケットプレイスの利用もできない」と申し渡されています。また、Minecraft Earthにもアクセスできず、Xboxプレイヤーは自分のワールドにも入れなくなるとのことです。

 

一応MSは「当社は、Minecraft EULAおよび当社の利用規約の明白な違反を除いて、プライベートサーバーに介入することはありません」と述べており、わざわざ個人サーバーに出向いてまでプレイヤーを罰することはないとも示唆しています。

 

さらに、不正確または無関係な通報をわざと送信したり、他の人にも同じことをするように煽ったりして通報システムを悪用すると「あなたのアカウントに影響を及ぼす可能性がある」ともクギを刺しています。そしてBAN(アクセス禁止)されたプレイヤーは、BANが不当だと感じた場合、異議申し立てをできるようになるそうです。

 

それでも、通報システムの悪用を懸念する声は少なからず上がっています。たとえば「Mojang(マイクラの開発元でMSの子会社)の意図が良いものである可能性が高いとは理解していますが、荒らしは“必ず”ウソの通報で人々を追放させるだろうし、それに対して運営側ができることはほとんど何もないでしょう」と反応する声もあります。

 

一般のオンラインゲームのように運営側が一括してサーバーを管理していれば問題は少なそうですが、Minecraftservers.orgには3万1000ものプライベートサーバーが登録されており、これは全体のごく一部に過ぎないとも思われます。新たな通報システムが、大混乱を引き起こさないように祈りたいところです。

Source:Ars Technica

9月22日発売決定! 家庭用「太鼓の達人」最新作、「太鼓の達人ドンダフルフェスティバル」

バンダイナムコエンターテインメントは、Nintendo Switch「太鼓の達人ドンダフルフェスティバル」を9月22日に発売します。税別価格は5980円。

 

同作は、バラエティ和太鼓リズムゲーム「太鼓の達人」の家庭用シリーズ最新作。「オミコシティ」を舞台に、相棒の「どんちゃん」、新キャラクターの「くもきゅん」と一緒に太鼓マスターを目指していきます。

 

収録曲は「紅蓮華」「Feel Special」「夜に駆ける」など76曲を収録。苦手な部分を繰り返し練習してスキルアップできる「上達サポート」や、世界中のプレイヤーと演奏バトルを楽しめる「オンラインランクマッチ」のほか、おもちゃでデッキを組んで戦う「ドンカツおもちゃ大戦」、4人でライブの成功を目指す「どんちゃんバンド」など、みんなで遊べる新モードも搭載しています。

 

有料楽曲サブスクリプションサービス「太鼓ミュージックパス」に加入すると、本編収録楽曲に加え、最新の人気曲から定番のアニメソング、ボーカロイド曲、ゲームミュージック、クラシックまで、500曲以上が遊び放題になります。毎月新しい曲がラインナップに追加されるだけでなく、加入者限定特典としてどんちゃんのきせかえ「くみたいこ」がもらえます。

 

また、前作「太鼓の達人 Nintendo Switchば~じょん!」のプレイデータを持っていると、購入特典として、楽曲「フリフリ♪ノリノリ♪」「Gold Armor」「Welcome to the Taiko Stadium!」、称号「フリフリでノリノリ」、きせかえ「ゴールドどんちゃん」、スペシャルネームプレートがもらえます。

 

太鼓の達人(TM) ドンダフルフェスティバル & (c)Bandai Namco Entertainment Inc.

ウルトラマンからモルカーまで! 動くペーパークラフト「パピるんず」が全国発売

バンダイグローバルトイ企画部は、専用アプリで撮影するとキャラクターが動き出すペーパークラフト「クラフトフレンズ パピるんず」を、6月25日に全国発売します。

 

パピるんずは、数枚のオリジナルペーパーを自分で折って組み合わせることで、手のひらサイズのキャラクターが完成し、専用のアプリでスキャンすると、まるで命が吹き込まれたかのようにAR空間でキャラクターが動き出す“新感覚クラフトトイ”。3月に仮面ライダーストア限定で「仮面ライダーシリーズ」を先行販売しています。

 

今回は最新ラインナップとして、「仮面ライダーシリーズ」(キャラクター5種+スペシャルキャラクター1種、3アイテム)、「ウルトラマンシリーズ」(キャラクター5種+スペシャルキャラクター1種、3アイテム)、「PUI PUI モルカーシリーズ」(キャラクター5種、2アイテム)、「ワイルドライフシリーズ」(キャラクター4種+スペシャルキャラクター1種、2アイテム)の4シリーズが登場。全国の玩具店、百貨店・家電量販店の玩具売場、オンラインショップなどで販売を開始します。

 

対象年齢は3歳以上。作れば作るほどアプリ内で動くキャラクターたちが増えていきますが、仮面ライダーシリーズ、ウルトラマンシリーズ、ワイルドライフシリーズでは、各アイテムにおまけの「シークレットペーパー」を同封。同一シリーズのアイテムを揃えてシークレットペーパーを組み合わせることで、「スペシャルキャラクター」を作成できます。

 

ラインナップの詳細や税込価格は、以下のギャラリーをご覧ください(画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません)。

 

【仮面ライダーシリーズ】

 

【ウルトラマンシリーズ】

 

【PUI PUI モルカーシリーズ】

 

【ワイルドライフシリーズ】

 

(c) 2021 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映 (c)石森プロ・東映 (c)2019 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映 (c)見里朝希 JGH・シンエイ動画/モルカーズ (c)円谷プロ (c)ウルトラマンデッカー製作委員会・テレビ東京 (c)ウルトラマンZ製作委員会・テレビ東京 (c)BANDAI

もしもスーファミ版『エルデンリング』があったなら? クオリティ高すぎのデメイク映像が公開

最新のゲームソフトを懐かしのゲーム機向けに移植、ないし「もしも、このゲーム機で動いたら」というドット絵を作る「デメイク」が流行していたりします。そんな人気デメイク系YouTuberが、人気アクションRPG『エルデンリング』のスーパーファミコン版をイメージした動画を公開しています。

64 Bits

 

YouTuberチャンネル64 Bitsの最新作は、「もしも1995年に『エルデンリング』がスーファミに登場していたら」というコンセプトです。まずパッケージらしき画像が現れ、ノスタルジックな気分に誘うのがいきなり芸コマです。

 

さて本編は、主人公の褪せ人(プレイヤー)が黄金樹を見渡すところからスタート。愛馬トレントに乗って世界を探索する姿が『ゼルダの伝説』風の見下ろし画面、あるいはスーファミの回転機能を使ったような演出で表現され、広大な世界を物理的に駆け抜けています。

 

このデメイク最大の特徴は、お馴染みのキャラクターがドット絵で再現されていることです。最初の難関ともいえる「嵐の関門」に立ちはだかる巨人や、馬に乗った星砕きのラダーンなどのボスも登場。さらにはマグマを撒き散らす溶岩土竜マカールや、最凶ボス・マレニアの素早い動き、果ては魔女ラニとの会話など、プレイヤーの記憶に残るポイントを押さえた心憎さです。

 

ほか64 Bitsは、ゲームボーイアドバンス版『Mass Effect』や初代PS版『God of War』などのデメイク動画でも注目を集めていました。

 

これらの動画はゲーム内のメニューやローディング画面、画面にテキストが表示されるときの音など、本当に発売されたのかと錯覚しそうなほど細部までこだわり抜いています。

 

90年代のROMカートリッジであれば『エルデンリング』などの大作はドット絵であっても容量が足りずに不可能と思われますが、今のゲーム機であれば理論的にはできるはず。リアルに遊べるスーファミ版『エルデンリング』も、いつか誰かが作ってくれるのかもしれません。

 

Source:64 Bits(YouTube) 
via:Polygon

Nintendo Switch Onlineアプリ、iOS 13以前では使用不可に。iPhone 5sユーザーは注意

任天堂は、Nintendo Switchのオンラインプレイをより楽しくする「Nintendo Switch Online」アプリのiOS版を2022年夏頃にアップデートし、動作環境をiOS 14.0以降とすることを予告しました。つまりiOS 13以前のiPhoneやiPadでは、Switch Onlineアプリが動かなくなる見通しです。

 

現行バージョンのアプリはiOS 12以降で動作していますが、今後は条件が厳しめになる格好です。

 

 

今回の変更について任天堂は理由を明らかにしていませんが、アップルはiOS 13以前のデバイスは4%未満としているため、足切りをしても問題ないと判断されたとも推測されます。

 

iOS 12が最後のアップデートとなったのは、iPhone 5s、iPhone 6、初代iPad Airおよび第3世代iPad mini 3です。つまり、これら製品を使っているSwitch Onlineアプリのユーザーは、「2022年の夏」のアップデート以降には利用できなくなるわけです。

 

それより新しいデバイスでも、何らかの事情でまだiOS 12を動かしている方は、最新のiOS 15にアップデートすれば解決します。iPhoneやiPadのiOSバージョンは、「設定」→「一般」→「情報」で確認できます。

 

「Nintendo Switch Online」アプリは、Nintendo Switchユーザーがゲームと連携する特別サービスへのアクセス、オンラインのフレンドの確認や、オンライン対戦中にボイスチャットを利用できるアプリです。『あつまれ どうぶつの森』や『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』などの人気ゲームとも連動しており、いっそう楽しみを深めてくれます。

 

その一方で、ここ最近は任天堂の関わるスマホゲームは新作が出なくなっています。やはりアップルやGoogleのアプリストアに手数料を支払うよりも、自社のゲーム機でのビジネスの方が儲かるためかもしれません。

 

Source:任天堂(Twitter) 
via:9to5Mac

Xboxクラウドゲーミング、まもなくキーボードやマウス操作にも対応! パソコンでも遊びやすく

米マイクロソフト(以下「MS」)は、クラウドゲーミングサービス「Xbox Cloud Gaming」をキーボードやマウスに対応させる準備を進めていることを発表しました。

Microsoft

 

マウスでの素早い操作が勝敗にもかかわる対戦シューティングや、手駒の動きを細かく指示する戦略シミュレーションなどが大いに遊びやすくなりそうです。

 

これはMSのゲームクリエイター向けイベント「XFest 2022」にて明らかにされたことです。同社のソフトウェアエンジニアであるMorgan Brown氏は、「Xboxのゲームストリーミング:遅延の低減と最高のモバイル体験のための最適化」セッションの終わり近くで、操作の入力がクラウドゲームの遊びやすさにどのように貢献するかを解説。その流れで「近日中に、PCでのキーボード/マウス入力をサポートする予定です」と述べたしだいです。

 

ゲーム専用機のほうのXboxは何年も前から、ゲームコントローラーのほかキーボードやマウス入力もサポートされてきました。かたやクラウドゲーミング版では非対応だったものの、むしろPCでプレイしているときに、キーボードやマウスを使える方が快適なはず。ようやく、「顧客が本当に必要だったもの」が実現されるようです。

 

またゲーム開発者は、この新機能を利用するために、ゲームにキーボード/マウスのサポートを追加する他は何もする必要はないとのことです。つまり元々のゲームがキーボードやマウスに対応していれば、クラウドゲーミング版も自動的に使えるようになる見通しです。

 

このキーボード/マウス対応は、クラウドゲーミングで競合するGoogle Stadiaが持っていた、数少ない強みの一つでした。それがXbox Cloud Gamingに加わることで、社内ゲーム開発スタジオが閉鎖されるなど不振が続くStadiaがさらに追い詰められていくのかもしれません。

 

Source:Tom Warren(Twitter) 

via:9to5Google

ソニックの誕生日に発売! ソニックシリーズの原点となる4作がセットになった「ソニックオリジンズ」

セガは、PlayStation 5、PlayStation 4、Nintendo Switch、Xbox Series X|S、Xbox One、PC(Steam、Epic Games Store)用の2Dハイスピードアクション「ソニックオリジンズ」を、6月23日に発売しました。いずれもダウンロード版のみで、税込価格は4389円。

 

同作は、「ソニック」シリーズの“原点(オリジンズ)”となった「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」「ソニックCD」「ソニック・ザ・ヘッジホッグ2」「ソニック・ザ・ヘッジホッグ3&ナックルズ」を各プラットフォーム向けにデジタルリマスター。ドット表現はそのままに、大画面でのプレイにも対応した、迫力あるゲームを楽しむことができます。

 

16:9の大画面でゲームが楽しめるだけでなく、タイムオーバーとコンティニューがなくなったことで、ゲームオーバーを気にせず、ゲームのスピード感を楽しむことができる「アニバーサリーモード」のほか、様々なお題にチャレンジできる「ミッション」、開発当時の秘蔵資料など、初出しコンテンツを含む資料やゲームのBGMを楽しむことができる「ミュージアム」など、新要素を追加しています。

 

また、高難易度ミッション追加(全11種)、レターボックス絵柄追加(全10種)、メインメニューにキャラクター登場(ソニック、テイルス、エッグマン)、メインメニューの島閲覧カメラ機能、サウンド再生時のキャラクター演出追加、ミュージアムのサウンドに楽曲追加(「ソニックスピンボール」「カオティクス」「ソニック3Dブラスト」から全73曲)のDLCがセットになった「ソニックオリジンズ – デジタルデラックス」も同時発売中。税込価格は4939円です。

 

 

(c)SEGA

Xboxワイヤレスコントローラー、「供給の混乱」で欧州の小売店から消える

コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻などの影響により、世界中で供給網の混乱が起きていますが、この問題はゲーム業界でも起きていました。マイクロソフト(以下「MS」)はXboxワイヤレスコントローラーが複数の地域で品不足となっていることを認め、その原因は「供給の混乱」だと回答しています。

↑ヨーロッパで在庫切れ

 

米ゲーム情報メディアVGCによると、複数の地域にある大手小売店でXboxワイヤレスコントローラーが売り切れとなっており、特にヨーロッパが最も大きな影響を受けているようです。

 

実際、海外ゲームフォーラムResetEraのユーザーphonicjo氏は、オランダでは「ほとんどの家電量販店で売り切れ」と報告し、Neural氏は「ここ数か月間、イタリアでも同じだった」と述べています。さらにPerzeval氏は「スウェーデンでも品切れのようだ」と付け加えています。

 

英国でも状況は同じであり、6月現在ではGAME、Argos、Currys、Smythsなど主要なゲーム小売店で、どの色のコントローラーも在庫がないとのこと。MS公式オンラインストアでも完全に在庫切れとなっていて、Amazon UKに少し在庫があるものの、長くは持たないと推測されています。

 

MSはVGCに声明を出し、品不足が起こっていることを認めました。「供給の混乱により、Xboxワイヤレスコントローラーが入手困難になっていることを認識しています」と述べつつ 「この状況を改善するため、製造・販売パートナーと共に可能な限り迅速に対応しています。お近くの小売店に在庫があるかどうか確認してください」と付け加えています。

 

米国では状況が少しマシのようで、現在Best BuyとMS公式オンラインストアに在庫がある模様。では日本はどうかと言えば、カーボンブラック一色しか見当たらないとはいえ、Amazonや大手量販店には在庫があるようです。

 

もしもXbox Series X/Sを持っていなくとも、XboxワイヤレスコントローラーはWindows PCにも簡単に接続でき 、Steamゲームでも使いやすいため、買っておくと使い道は何かとありそうです。

 

Source:VGC
via:Gamesradar

世界最大のNintendo Switchを作った男、冷蔵庫サイズのXbox Series Xを自作!

マイクロソフト(以下「MS」)のゲーム専用機Xbox Series Xは、その形からよく冷蔵庫に例えられますが、本当に冷蔵庫サイズに改造したYouTuberが現れました。高さは約2m、幅は約1m、重さは約113kgにも達しており、本物の冷蔵庫に一歩もひけを取っていません。

↑Michael Pick

 

これを手がけたMichael Pick氏は、前にも実物の6倍以上もの巨大Nintendo Switch(重さ約30kg)を自作していた人です。『マリオカート8 デラックス』をポータブルモードでプレイし、加速するためAボタンに片腕すべてでのし掛かっていました。

 

今回の巨大Xbox Series Xの大きさは、もちろん世界一の記録を保持しています。Pick氏は、MSが(ネットで「冷蔵庫みたい」と言われたことを受けて)本物と見まがう冷蔵庫「Xbox Series X Fridge を披露したのを見て、このアイディアを思いついたそうです。

 

Pick氏は、この巨大Xboxを作るまでの道のりを記録した動画を公開しています。まず木製の外装から始まり、背面の接続ポートや上側のディテールまで、MS公式冷蔵庫にもないような要素まで再現しています。

 

最も手こずったのは、Xbox Series Xの湾曲した(しかも穴だらけの)天板をマネすることだったそうです。この作業だけで2週間かかったものの、Pick氏は「背が高すぎて誰もこの部分を見ることはないでしょうが、実物に近づけるのに役立つのです」と語っています。

 

巨大なXboxのボタンは見かけ倒しではなく、押すとマイクロコントローラーに信号が送られ、モーターが中にある通常サイズのXboxの電源ボタンを押すことに。つまり「本当に電源が入る」しくみとなっています。もっとも、電源ボタンを押すには脚立が必要かもしれません。

 

Source:Michael Pick(YouTube) 
via:Polygon

現役東大生が出題する謎が解けるか? 黒枠の中に潜むのは、動物か時間か飲み物か!?

ぐずついた天気が続くこの頃。ここでちょっとひと息。謎解きで、こんがらがったアタマをスッキリさせましょう。

 

出題するのは、東大生の兄と、早稲田大学に通うリケジョの妹で構成されたユニット「Ergo Creation(エルゴクリエイション)」。そんなふたりがてがける謎を、あなたは解ける!?

 

【問題】Lines & Ends(難易度★★★☆☆)

?に入るものを選んでください。

【ヒント】
黒い四角には、ひらがなが一文字ずつ入ります。二文字目が小さくなっていることと背景の模様に注目して、当てはまる5文字の言葉を考えてみましょう!

 

正解はこちら。この後の解説で、詳しく答え合わせをしていきましょう。

【答え】

時間(9時)

 

【解説】

背景のマス目のような模様はカレンダーを表していました。そして、上の五文字の言葉から伸びている線は土曜日と日曜日を指し示しています。よって、ここには「しゅうまつ(週末)」や「きゅうじつ(休日)」といった言葉が入ることが考えられますが、そのうちの二文字が「動物」となっていることから、ここには「しゅうまつ(馬)」が入ると分かります。そして下の五文字には、「しゅうまつ」のうちイコールで結ばれた三文字が一致していて、なおかつカレンダーで赤く塗られていることから「しゅくじつ(祝日)」が当てはまります。よって、ハテナに入るのは「くじ」であり、選択肢の中では「時間」がそれに該当します。

 

いかがだったでしょうか? 身近な言葉に、意味も音も似ている言葉があると、ひらめくことができたでしょうか?

 

謎が解けた! という方は、ぜひSNSなどで記事を拡散して自慢してくださいね!

 

【過去の謎解き】

第1回「丸が表すものは?」「数字とイラストが表すのは?」

第2回「<かむ・たべる>につながる単語は?」

第3回「大小の<音>と<牛>から導き出されるのは?」

第4回「額の中に入った鏡文字が意味するものは?」

第5回「3本の矢印が示すのは?」

第6回「黒い点が意味するものとは?」

第7回「数字をもつ妖怪」「懐かしのベン図が表すのは?」

第8回「ひらめき力が試される、赤と青の行方とは?」

第9回「ひらめき力が試される“〇〇る・〇る”とは?」

第10回「おようふく着られるかな?」「数字、だけじゃない?」…最高難度の謎にチャレンジ

第11回「雨と人、額と口…矢印が表すものは?」

 

【プロフィール】

Ergo Creation

東京大学大学院工学系研究科に在学する兄・松村広大さんと、早稲田大学・基幹理工学部に在学する妹・松村はなさんの、現役大学生兄妹。二人とも謎解き歴は長く、中学生の頃から数多くの謎解きイベントに参加。現在は、東大謎解き制作集団「AnotherVision」に所属し、学業に勤しむ傍ら、テレビやその他メディアに謎解き問題を提供している。
はなさんは「フジテレビ 今夜はナゾトレ」のクイズ制作者としても活躍し、関連書籍『東大ナゾトレ』Vol.5に満を持して登場。Vol.6では最終問題を担当するなど、他大ながら精鋭として活動を盛り上げる。