特別付録の「ドカベン」殿馬一人キラカードで、ついに「明訓四天王」が揃う! “プロチ”50年を振り返る「カルビープロ野球カード 50YEARS ANNIVERSARY BOOK」

「カルビープロ野球カード 50YEARS ANNIVERSARY BOOK」、10月24日発売!

 

1973年に販売を開始した、おまけ付き菓子の金字塔、“プロチ”こと「カルビープロ野球チップス」(当時の名称は「プロ野球スナック」)。本書は50年目のアニバーサリーを迎えた「カルビープロ野球カード」の歴史を振り返る、永久保存版の一冊です。

 

ここでしか読めないスペシャルインタビュー!

カルビーで現在プロ野球チップスの開発担当を務める三井 剛さんの秘話をはじめ、カルビープロ野球チップスとゆかりのある人物にインタビューを行い、思い出をたっぷりと語ってもらいました。ここでしか読めないエピソードが満載です!

 

ONから村上宗隆、佐々木朗希まで……野球界とともに歴史を振り返る

1973年から続くカルビープロ野球カードの歴史を、年代ごとに振り返る渾身の特集、「カルビープロ野球カードクロニクル」。選手の写真が載せられたオモテ面に加えて、ユニークなコメントが楽しいウラ面もたっぷりと紹介。プロ野球界の出来事と合わせて、当時の思い出にたっぷりと浸れるはず!

 

カルビープロ野球カード「ドカベンedition殿馬一人」が特別付録に!

カルビープロ野球チップスが50年目、そして「ドカベン」は50周年という、野球ファンにとって記念すべき年に、スペシャルなコラボ企画が実現。「ゲットナビ」の付録となっていた山田太郎里中 智岩鬼正美に続き、本書には殿馬一人のキラカードが1枚付いてきます!

 

【商品概要】

カルビープロ野球カード 50YEARS ANNIVERSARY BOOK

定価:1100円(税込)

判型:A4

メジャーリーガー続々参加表明! 大盛り上がり必至のWBCに大谷翔平の参戦は?

来春3月開催予定の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。ドイツ、パナマで行われた予選組みのトーナメントも終了し、大会史上最多となる本戦出場20の国と地域が決定。予選を通過した4チームのプール分けも決定し、本戦の準備が整った。

 

前回の2017年大会でアメリカが初優勝。2020年の大会は新型コロナウイルス感染症の流行のため延期となったが、連覇を目指すアメリカをはじめ各国から大物メジャーリーガーが続々と参戦を表明。今大会はかつてない盛り上がりを見せそうだ。

 

7月に、大谷翔平の同僚であるロサンゼルス・エンゼルスの主砲マイク・トラウトが早々にアメリカのキャプテンとして名乗りをあげると、フィラデルフィア・フィリーズのブライス・ハーパー、ロサンゼルス・ドジャースのムーキー・ベッツも参加を表明した。

 

そこで、現時点でのプールごとの主な出場選手を見てみよう。

 

プールA 台湾・台中

台湾・キューバ・イタリア・オランダ・パナマ

 

イタリアの指揮を執るのはマイク・ピアザ。選手では、大谷の同僚でもあるエンゼルスのデビッド・フレッチャーやマックス・スタッシーなどもイタリアの選手として参加を表明している。

 

プールB 東京

日本・韓国・中国・オーストラリア・チェコ

日本代表は11月5日からの強化試合に向け、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希、東京ヤクルトスワローズの村上宗隆、阪神タイガースの佐藤輝明など国内組のロースターを発表。本戦での参加が期待されるエンゼルスの大谷翔平やシカゴ・カブスの鈴木誠也は、チームからのゴーサインはすでに出ている。

 

また、東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大は自身のツイッターで、「簡単なことではないのは重々承知の上ですが、出場したいです」とメッセージを投稿。本戦に向けてのメンバー構成は目が離せない。

 

プールC フェニックス

アメリカ・カナダ・メキシコ・コロンビア・イギリス

カナダは、昨年のワールドシリーズMVPのフレディ・フリーマン(ドジャース)が。メキシコも今季17勝のフリオ・ウリアス(ドジャース)らの参加が決まっている。

 

そして前回王者アメリカは、前出のトラウトやハーパーをはじめ、セントルイス・カージナルスのポール・ゴールドシュミットにノーラン・アレナド、ニューヨーク・メッツのピート・アロンゾなど現役のトップ選手が参加を表明。

 

監督やコーチ陣も、アンディ・ペティットやケン・グリフィーJr.など、レジェンドの参加が発表されている。

 

プールD マイアミ

プエルトリコ・ベネズエラ・イスラエル・ドミニカ共和国・ニカラグア

プエルトリコは、今季で現役を引退したカージナルスのヤディアー・モリーナの監督を発表。ベネズエラでは、ヒューストン・アストロズのホセ・アルトゥーベ。ドミニカ共和国は、トロント・ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.、サンディエゴ・パドレスのフアン・ソトなども参加を表明している。

 

日本の2大会連覇で始まり、ドミニカ共和国、アメリカが優勝を飾り迎えた第5回大会。通常のレギュラーシーズンとは違い、祖国の威信をかけて戦うもう一つの真剣勝負。昨年の東京オリンピックで悲願の金メダルを獲得した日本が再び頂点に返り咲くか、アメリカの連覇か、それとも新たなチャンピオンが生まれるか。真の世界一へ向けての戦いがいよいよ始まる。

サウナ付きランニングステーションを体験。ニューバランスFresh Foam Presents「ととのうRunning Station」期間限定オープン

ニューバランスが2022年10月17日〜10月30日までの期間限定でオープンさせたのは、なんとサウナ付きのランニングステーション「ととのうRunning Station」。マラソンの疲労を抜くためにたまにサウナへGO!している私、中村優がお邪魔してきました!

 

スロージョグとサウナでととのう秋。

ニューバランスFresh Foam Presents「ととのうRunning Station」があるのはHUBHUB 日本橋人形町。「ととのうRunning Station」では、1グループ2〜6名までの貸切制(3時間1万2000円)で、会話ができる程度のゆっくりとしたペースでのスロージョグを60〜90分楽しんでからサウナでととのうプログラムを提案しています。

↑会場はニューバランスのシューズ箱のデザインとなっていました。シャレてますね

 

最新のFresh Foam(フレッシュフォーム)のランニングシューズを試し履きできるということで、「Fresh Foam X(フレッシュフォームエックス) More(モア) v4」を履いて、まずは“ととのう”スロージョグスタート!

↑ニューバランス「Fresh Foam X More v4」。シリーズ史上最も厚く、柔らかいランニングシューズです

 

Fresh Foamはクッション性、安定性が高いのでスロージョグにピッタリです。中でもこのFresh Foam X More v4は、Fresh Foamシリーズ史上最も厚く柔らかいミッドソール「Fresh Foam X」を使っていて、履き心地のふかふか感は感動もの。柔らかさで沈みすぎることなく足を跳ね返してくれるので、軽快に気持ちよく走ることができます。ランニング初心者の方にもぜひ履いていただきたいシューズ。

 

ちなみに「ととのうRunning Station」では、ランニングのガイドスタッフが常駐しており、希望者はサポートしてもらいながら走ることができます。初心者ランナーさんも安心ですね。

↑街の景色やおしゃべりを楽しみながら走ることでリラックス。さらには脂肪を燃焼させ、体力の向上にもつながります

 

私は普段からゆっくりのんびり走ることが多いのですが、会話を楽しめるくらいのゆっくりペースで時間をかけて走ると、疲労感が抜けたり頭の中が整理されたり、心も体もスッキリするんですよね。それがまさにととのうスロージョグ!

↑会場からは約1kmで隅田川に出られるので、隅田川沿いを走るのがおすすめ

 

ととのうスロージョグの後はさらにととのうため、おまちかねのサウナへ

用意されていたのは、フィンランドHARVIA製ストーブにヴィヒタ水でセルフロウリュもできる本格フィンランドサウナ。小さな木のドアを開けて入ると檜のいい香りがして早速心を和らげてくれます。室温は約90度。しっかり熱いけれどすぐに出たくなるような熱さではありません。

↑丸い天窓がいい仕事をしてくれていて、空を見上げながら飽きることなくまずは12分

 

一人用の透明な浴槽の水風呂は、水温13〜15度くらい。熱々の身体が一気にクールダウン。私は1回目の水風呂は控えめに入るようにしているので一瞬で出て、外気浴スペースのゴロンと寝転がれる椅子で一休みしてから2セット目へ。

↑一人用の透明な浴槽の水風呂は、水温13〜15度くらい

 

サウナ2回目は汗の出も早くなっているので7〜8分で出て、水風呂数十秒からの外気浴。全身の血流がギュンギュン巡るのを感じ、体が浮かび上がりそうなほどの浮遊感を味わい、椅子から動けなくなるくらいしっかりがっつりととのいました!

↑ランニングとサウナをセットにした『RUN&SAUNA』を体験できます

 

ランニングもサウナも自律神経を整える効果があるそうで、季節の変わり目で自律神経が乱れがちなこの時期、「ととのうRunning Station」で心身ともにととのう体験、おすすめです!

 

■『ニューバランスFresh Foam Presents「ととのうRunning Station」』概要

・期間:2022年10月17日〜10月30日

・時間:11:00〜21:30 ※要予約

・場所:HUBHUB 日本橋人形町(東京都中央区日本橋堀留町1丁目8­9)

・利用方法:※事前予約・有料貸切制 1枠1万2000円(3時間貸切制)1グループ 2名〜最大6人まで

※現在募集は終了しています。

 

撮影/中田 悟

 

 

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サッカーではお馴染みの“ゆりかごポーズ”。MLBでは禁断の挑発行為?

現在メジャーリーグ(MLB)はシーズンを締めくくる「ポストシーズン」の真っ只中。連日熱戦が振り広げられているが、日本時間10月17日に行われたアメリカン・リーグの地区シリーズ、クリーブランド・ガーディアンズ対ニューヨーク・ヤンキース戦でのワンシーンが話題となっている。

 

1勝1敗のタイで迎えた第3戦、3対1でリードされていたガーディアンズは4回裏、ジョシュ・ネイラーがヤンキースのエース、ゲリット・コールからソロアーチを放つ。大興奮のネイラーがダイヤモンドを周る際に見せたのが“ゆりかごポーズ”だった。

 

サッカーではよく目にする微笑ましいゴールパフォーマンスだが、MLBでは禁断の挑発行為。赤ちゃん(対戦相手)をあやす動きで、ゲームを支配していることをアピールする。

 

発端は2018年のNBA、当時オクラホマシティ・サンダー所属のラッセル・ウェストブルック(現ロサンゼルス・レイカーズ)が始めたパフォーマンス“Rock the Baby”。その意味は、「小さい奴がいると、赤ん坊みたいに扱わないといけない」とポイントを決めたあとに挑発したことから広まった。

 

この“ゆりかごポーズ”。起源はサッカーだといわれている。1994年のアメリカW杯準々決勝、オランダ戦でのちに鹿島アントラーズでもプレーしたブラジル代表の“ベベット”ことジョゼ・ロベルト・ガマ・デ・オリベイラが始めたパフォーマンスだった。

 

2日前に生まれた自身の子どもを祝うダンスが話題となり、現在も「赤ちゃんが生まれたお祝い」として頻繁に披露されている。ちなみに、そのときに生まれた息子のマテウスは現在ポルトガルのCDマフラに在籍するプロサッカー選手だ。

 

「所変われば品変わる」。同じポーズでも、タイミングやシチュエーションが違えば、意味合いが大きく変わってしまうことも。特にMLBでは無礼なポーズとして、今回は識者から非難の声があがっていた。

Onが6か月ごとに次のランシューを受け取ることができるサブスクリプションサービスを開始!

スイスのパフォーマンスブランド「On(オン)」および、オン・ジャパン(以下On)は、ランニングシューズのサブスクリプションサービスを2022年10月18日より開始。

 

本サービスは、循環型ランニングシューズのプログラム「Cyclon TM(サイクロン)」によって開発された、100%リサイクル可能なシューズ「Cloudneo(クラウドネオ)」を登録したランナーにお届けするサービスです。

 

古くなったランシューを廃棄するのではなく、Onへ返却するシステム

「Run. Recycle. Repeat.」をテーマとした「Cyclon TM」は、Onの循環型プログラムであり、サブスクリプションによってのみ利用できます。このプログラムは、最初のシューズを受け取ってから、およそ6か月ごとに次の新しいシューズを受け取ることができます。また同時に、これまでのように古くなったランニングシューズを廃棄するのではなく、Onへ返却するシステムとなっています。

↑返却されたシューズは、新しいシューズの原材料として100%リサイクルされます

 

ランニングシューズCloudneoのアッパー部分などはトウゴマから抽出されたヒマシ油を基に作られたバイオベース素材「PA11」から作られ、ミッドソール・アウトソールには「Pebax」を採用しています。これらの素材をリサイクルすることで、バージン素材の使用と廃棄物の大幅削減を可能にします。

↑「Cloudneo(クラウドネオ)」毎月3380円(税込)

 

本サブスクリプションサービスでお届けするCloudneoは、100%リサイクル可能なシューズであることに加え、サスティナビリティとパフォーマンスの両立を実現。Onの特許技術である「CloudTec (R)(クラウドテック)」と足型プレートの「Speedboard(R)(スピードボード)」を搭載し、二層構造のCloudTec(R)ミッドソールによって、高いクッション性とローリングモーションで快適な走りを提供します。

↑パフォーマンスに妥協することなくデザインされた Cloudneo。ロードでのトレーニングや、5kmからマラソンなどのレースで高いパフォーマンスを発揮します

 

また、本サービスの開始と同時に、Onのフラッグシップストア「On Tokyo」でも特別展示が始まります。Cyclon TMプログラムの最初の製品となるCloudneoのサイズ感や履き心地を体感できます。

 

 

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大谷翔平かアーロン・ジャッジか。白熱のMVPレース。発表はいつ? 選考はどうなる?

“野球の神様”ベーブ・ルースが1927年にメジャーリーグ(MLB)史上初のシーズン60本塁打を放ち、34年後の1961年に同じニューヨーク・ヤンキースのロジャー・マリスが61本塁打を記録。それから21年間破られなかった記録を、またもヤンキースのアーロン・ジャッジが更新した。

 

その快挙と、打率はわずか5厘差の2位で、本塁打王、打点王との三冠王を逃したジャッジのア・リーグMVPは確実かと思われた。

 

そこに割って入ったのがロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平だ。8月に10勝目を挙げ、ルース以来史上2人目の「シーズン2桁勝利&2桁本塁打」を達成すると、9月にはそのルースの「13勝&11本塁打」を更新する14勝目をマーク。

 

さらに、レギュラーシーズン最終戦ではMLB史上初の「投打でのダブル規定」を達成。2年連続MVP受賞に向け、ジャッジとの一騎打ちが勃発した。

 

気になるMVPの行方だが、答えはすでに出ている。MVPの選出は、全米野球記者協会(BBWAA)の会員30人の投票で決定するが、その投票はすでに締め切られている。

 

公平を期すため、現在行われているポストシーズンの成績は反映されない。あくまでもレギュラーシーズンの活躍を判断するもので、今さら「大谷だ!」「ジャッジだ!」と議論しても、その答えはすでに決定している。ならば、その“ジャッジ”を早く知りたいと思うのだが、メジャーリーグは現在プレーオフの真っただ中、ワールドシリーズで世界一が決定するまでは教えてくれない。

 

昨年、ブレーブスが26年ぶり4度目のワールドシリーズ優勝を決めたのが日本時間の11月3日。その後、9日に新人王、最優秀監督賞、サイ・ヤング賞、MVPの候補が発表され、2週間後の16日に新人王を発表。MVPは20日に発表された。今年のワールドシリーズは、早くて11月4日、7戦までもつれ込めば6日には終了する。そのため、気になるMVPの発表は20日頃が予想されるので、議論はもうやめて結果発表を待とう。

 

ちなみに、ジャッジと大谷の“同時受賞”の声も聞かれるが、実はそんな偶然が1度だけ実現している。1979年のナ・リーグでは打率.344で首位打者となったキース・ヘルナンデス(カージナルス)と、打率.281、32本塁打、82打点のウィリー・スタージェル(パイレーツ)が、獲得票がそれぞれ奇跡的に216ポイントで並び、史上唯一ダブル受賞となった。

家族に、地元に、地球にも優しい小野伸二。サスティナビリティ活動の提案が話題に

現在、J1北海道コンサドーレ札幌でプレーする元日本代表MF小野伸二が自身のSNSを更新。サスティナビリティ活動の提案に、ファンは素直に反応している。

 

 

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小野伸二 / shinji ono(@shinjiono7)がシェアした投稿

黒コーデのファッションに身を包み、愛犬Lauweと一緒に「持続可能性」を意味するサスティナビリティ活動をアピール。

 

リサイクル素材で作られたグリーンのエコバッグを手に、「ASICSのエコバッグ リサイクル素材100%で作られているそうです。日頃からサスティナビリティ活動への意識を高めて少しでも貢献出来れば。グリーンバッグはアシックスの直営店で購入できるみたいなので是非」とコメントもつけて自身のインスタグラムに投稿。

 

するとファンからは「是非購入させていただきます」や「ブラックコーデもかっこいい」といった称賛メッセージが寄せられ、足元にいる愛犬、バーニーズマウンテンドッグのLauweの成長ぶりも話題に。

 

 

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9月27日に43歳の誕生日を迎えた小野は、SNSで家族とともに写した画像を、「43歳になりました。今まで通り「楽しむ」事と「感謝の気持ち」を忘れずに精一杯やっていきます。こんなおじさんをよろしくお願いします」とのコメントともに投稿。

 

同日にはJリーグも公式ツイッターで小野の誕生日を祝い、若かりし日の画像も投稿され、注目を集めた。

 

43歳となったいまでも現役を続ける小野は、地元にも優しかった。小野と同じく静岡県出身の、神奈川社会人1部・はやぶさイレブンに所属する元日本代表の水野晃樹がSNSを更新。「SNS載せなくていいよって言ってましたが、載せちゃいました」と投稿。

 

ファンからは「伸二男前!」や「最高のアスリートです」とコメントも。誰からも愛され、地球にも優しい小野の現役生活はまだまだ終わることなく、ファンに元気を与え続けてくれそうだ。

山本雅史インタビュー「10月9日の日本GPではフェルスタッペン選手の2連覇達成の瞬間を見たいですね」

2021年のF1グランプリ最終戦、アブダビGPで奇跡の逆転優勝を果たしたレッドブル・ホンダ。2015年にF1にカムバックするも、思うような成績を残すことができなかったホンダが、その後わずか数年でチャンピオンを獲るまでになった。その立役者の一人が元ホンダF1マネージングディレクターの山本雅史氏だ。初の著書『勝利の流れをつかむ思考法 F1の世界でいかに崖っぷちから頂点を極めたか』を上梓した彼に、6年間の思い、そして来る鈴鹿決戦に向けての意気込みをうかがった。

 

↑昨年の最終戦アブダビGP。残り1周での逆転劇は世界中のF1ファンに大きな興奮と感動を与えた

レッドブルのホーナー代表こそ、理想的で最高のリーダー

──山本さんがホンダのモータースポーツ部長としてF1に携わるようになったのが2016年。2021年にレッドブル・ホンダがワールドチャンピオンを獲るまでF1の世界で6年間戦ってきたわけですが、きっとひと言では語れないほどの紆余曲折があったかと思います。

 

山本 そうですね。確かに、僕がモータースポーツ部長になったのは2016年でしたが、F1専属になったのは2019年からだったんです。それまでは当時の八郷隆弘社長から国内のSUPER GTを立て直すように指示され、そちらに本腰を入れていました。八郷社長には「2018年にチャンピオンを獲ります!」と約束をしてしまったこともあって、本当に必死で(笑)。でも、そこで実際に制覇することができ、日本一になったという達成感もあって、「よし、次はF1でタイトルを獲るぞ」という気持ちで挑んでいったのが2019年でした。

 

──2019年というと、レッドブルとホンダがタッグを組んだ最初の年ですね。2015年にホンダがF1の世界に復帰し、マクラーレンチームとの低迷期を経て、2018年にはレッドブルの姉妹チームであるトロロッソ(現アルファタウリ)とパートナーに。徐々に速さや信頼性を取り戻している時期でもありました。

 

山本 僕はよく故・稲盛和夫氏(京セラ、第二電電/現KDDIの創業者)の言葉を借りて、“人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力”という掛け算の話をするんですが、レッドブルチームとは最初からこの掛け算が非常に上手くいっていました。チーム全体が、邪念なくただひたすら“レースで勝つ!”という方向を向いていましたから。そうした状況の中で、僕自身がF1に専念できたというのも大きかったです。僕はどんな仕事にも全力で挑んでいますが、体が一つしかない以上、100%の力を集中させられるタイミングというものがある。それに、メカニックやエンジニアの数だって無限にあるわけではなく、マンパワーにも限りがある。その意味で、僕も含め、すべての力を一点に集中できたのが2019年からだったんです。

↑レッドブル・ホンダにとって初優勝を果たした2019年オーストリアGP。フェルスタッペン選手は表彰台に現れると、ホンダを讃え、レーシングスーツのロゴを指差した

──その集中が見事に実り、マクラーレンとタッグを組んでいた2015年から2017年には一度も叶えられなかった表彰台という目標を、レッドブル・ホンダは2019年の開幕戦・オーストラリアGPでいきなり果たすことができました。

 

山本 マックス・フェルスタッペン選手が3位でレースを終えて。あの時は本当に嬉しかったですね。レース後はいろんな知人や関係者、友人たちから祝福のメールが届き、涙が溢れて、しばらく人前に出られなかったです(笑)。あのレースは、フェルスタッペン選手の技術のすごさはもちろんですが、やはりレッドブルチームは組織力がほかとは違うと実感した瞬間でもありました。最先端技術を注ぎ込んだF1とはいえ、最後にものをいうのは、やはり人間力なんです。いかに“流れ”を読み取り、その“流れ”が行き着く先を間違えずに突き進めていくかが大事で、かつ、それができるリーダーが不可欠になってくる。その点、レッドブル代表のクリスチャン・ホーナーは最高のリーダーだと言えます。“流れ”を間違えないために、とにかくいろんなスタッフとコミュニケーションを取り、状況と情報を把握した上で、それらを整理し、どこに集中していくかを選択していく。ホーナーさんとは一緒に仕事をするうえで学ぶことがたくさんあります。

 

──著書『勝利の流れをつかむ思考法』の中では、そのホーナーさんをはじめ、アルファタウリ代表のフランツ・トストさん、そしてレッドブル・レーシング顧問のヘルムート・マルコさんに山本さん自らがインタビューをされています。

 

山本 皆さん、快諾してくださって、嬉しかったです。しかも、手前味噌ですが内容も素晴らしくて。将来モータースポーツの世界を目指す子どもたちや、その親御さんに役立つ言葉をたくさんいただけたので、そうした方にもぜひ読んでいただきたいですね。何より、3人の言葉を全文掲載しているところがとても貴重で。国際映像でのインタビューやニュース配信などでは編集が入ったり、ジャーナリストたちの私見も加わってしまうので、F1関係者の言葉をそのまますべて読める機会ってなかなかないんです。

↑レッドブル・レーシング代表 クリスチャン・ホーナー氏(左)

──特に印象に残ったコメントはありましたか?

 

山本 どの言葉も刺激的でしたが、意外とマルコさんのコメントがドライだったのが面白かったです。やはり、純粋にレースにすべてを捧げている方なので言葉も真っすぐでしたよね。ホーナーさんには《僕に変わってほしいところはありますか?》と最後に聞いたのですが、「英語をもっと話せるようになってほしい」というのと、「あとはヘアスタイルだ」と言われました(笑)。

 

──(笑)。トストさんへのインタビューはトロロッソとホンダがタッグを組んだ際の裏話などもあり、興奮する内容でした。

 

山本 僕も初めて聞く内容があり、驚きました。また、来年もアルファタウリでレースをすることになった角田裕毅選手をどのように見ているかといったこともうかがっていますので、きっとF1ファンであれば楽しんでいただける内容になっていると思います。3人にも、次の日本GPでさっそく完成した本を見せようかと思っています。ただ、この本をクリスチャンに渡したら、「いいね、ヤマモト。で、俺にはいくらギャラをくれるんだ?」って言われるでしょうけどね(笑)。彼はそういうおちゃめなところがあるんです。だからこそ、チーム代表ではあるけれど、スタッフたちは怖がることなく、彼といろんな話や相談ができる。まさに理想のリーダーですよね。

↑著書『勝利の流れをつかむ思考法』では角田裕毅選手がF1のシートを獲得するまでの経緯も書かれている

鈴鹿の見どころは予選も含めたレッドブルのストラテジー

──さて、今お話にあったように、まもなく3年ぶりの日本GPが鈴鹿サーキットで開催されます(10月9日決勝)。マックス・フェルスタッペン選手が2連覇に向けて躍進されていますが、ひと足早く今シーズンを振り返ると、レッドブルチームにとってはどんな一年だったと感じていますか?

 

山本 今年から車体のレギュレーションが大きく変わり、あれだけ強かったメルセデスが停滞するなど、勢力図が大きく変わりましたよね。でも、さすがはエイドリアン・ニューウェイ(レッドブルのレーシングカーデザイナー)で、これまでにも数々のチャンピオンマシンを生み出してきた彼が、PUの信頼性を生かして見事にアップデートしたマシンを作ってくれたなと思います。また、僕が言うのもおこがましいのですが、フェルスタッペン選手も昨年チャンピオンを獲ったことでますますドライバーとして成熟してきましたし、レースを重ねるたびにどんどんと彼にとってドンピシャのマシンに仕上がってきているので、今はまさに無敵状態だと言えます。

 

──では、ずばり今年の鈴鹿の見どころは?

 

山本 3年前の日本GPで、フェルスタッペン選手はフェラーリのシャルル・ルクレール選手と接触をし、結果的にリタイヤとなりました。ですから、彼にとっては納得できないレースのままで鈴鹿は止まってしまっている。今は彼も俯瞰でレースを見られるようになりましたし、もし同じ状況になれば、一度は引いて、改めて勝負をするという判断ができるはず。そうした成長にも注目したいです。また、その勢いで表彰台の真ん中に立ち、ファステストラップも獲ればワールドチャンピオンが決まりますからね。ぜひその景色を見てみたいです!

↑当初は昨年の日本GPで走らせる予定だった特別なカラーリングのレッドブルマシン。日本GPの代替レースとして開催されたトルコGPでお披露目された

──可能性はどのくらいあると思いますか?

 

山本 期待はしていますが、鈴鹿サーキットは低速コーナーから中速、高速ストレートとすべての場面でパワーが必要なテクニカルなコースなので、贔屓目なしで判断すると、若干フェラーリが有利かなと思っています。それに対して、レッドブルがどんなセットアップで対抗していくのか。予選の戦い方や決勝でのストラテジー(戦略)も含め、見どころは多いと思いますよ。

 

──また、山本さんは今年から国内レースの最高峰であるスーパーフォーミュラでTEAM GOHの監督も務めていらっしゃいます。10月29日・30日にはいよいよ最終戦を迎えますので、そこに向けての意気込みも教えてください。

 

山本 今年一年間、監督を経験してみて、難しさを痛感しました。スーパーフォーミュラはやはりレベルが高いんです。“日本一速いドライバーを決める戦い”という謳い文句は伊達じゃなく、マシンごとにほとんど性能差がないので、チームの組織力やドライバーの腕が顕著に出る。それに、マシンの車高が0.5mm違うだけで「挙動が違う」というドライバーもいるほどですし、そうしたシビアな状況の中で特性の異なるサーキットを戦い抜くというのは本当に大変でした。もちろん、だからこそ、お客さん側からすれば面白いレースが毎回楽しめるんですけどね。またTEAM GOHは佐藤蓮選手と三宅淳詞選手という若い2人がドライバーのチームですから、僕の力の足りなさも含めて、なかなか思うような理想的なレースができていませんでした。でも、最後はやっぱり大きく飛躍したものをお見せしたいですね。特に蓮選手はレッドブル・レーシングとホンダがタッグを組んだ若手育成プロジェクトのドライバーでもありますから、「最終戦は絶対に表彰台を獲りに行くぞ」と2人で話し合っています。

↑2021年アメリカGPの表彰台セレモニーに山本雅史氏が登壇。19年のお返しと、レッドブルのロゴを指すパフォーマンスを見せた

──楽しみです! では最後に、GetNavi webにはクルマ好きな読者が大勢いますので、山本さんがこれまで乗り継いできた愛車遍歴を教えていただけますか?

 

山本 自動車免許を取って最初に買ったのはホンダの二代目プレリュードでした。リトラクタブル・ライトで、当時ものすごく流行ったクルマなんですよね。純粋なスポーツカーであり、運転していて楽しかったです。その後は、ホンダに勤めながら全日本カート選手権にも参戦していたので、カートを積むためにハイエースに乗り換えました。次にインテグラ。マイケル・J・フォックスさんをCMに起用し、「カッコインテグラ」のキャッチコピーで一世を風靡したクルマです。インテグラのあとは、結婚していたこともあってバンを乗るようになり、まずはアダムス・ファミリーのCMが印象的だったオデッセイに。こう振り返ると、やっぱりいいクルマはCMもすごく印象に残ってますよね。それからは同じくバン系のエリシオンでした。当時は僕の奥さんもシビックに乗っていましたね。

 

──今は何を?

 

山本 奥さんとは共通してミニクーパーが好きだったので、いつか乗ろうと話していて。今はそれが叶ってミニに乗っています。それとマカン(ポルシェ)も。ミニはゴーカート感覚でキビキビ走るし、サイズもちょうどいい。普段乗りしていて非常に楽しいです。マカンはデザインが気に入っていますし、長距離を走るのにラクですね。あと、近所に買い物に行く時は奥さんのN-BOX SLASHを借りたりと、目的によって使い分けています。本当は新しいシビックのTYPE Rも欲しいなと思ったんです。デザインも性能も本当に素晴らしくて、レーシングドライバーの伊沢拓也選手も気に入って購入したと話していたぐらいなので、クルマ好きにはたまらない仕上がりになっているんですよね。でも、すごく人気で2年待ちだというので断念しました。

 

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山本雅史●やまもと・まさし…1982年、株式会社本田技術研究所に入社。 2012年、栃木研究所技術広報室長、16年、 本田技研工業株式会社モータースポーツ部長を歴任し、19年よりHonda F1専任としてマネージングディレクターに就任。 21年、Red Bull Racing Hondaのドライバーズチャンピオン獲得に貢献。 22年2月に独立し、MASAコンサルティング・コミュニケーションズ株式会社を設立。 現在、Red Bull Racingの子会社でRed Bull Powertrainsとコンサルティング業務契約を結び、アドバイザーとしてF1に参画。 一方、国内レースでは全日本スーパーフォーミュラ選手権でTEAM GOHの監督として、若手ドライバーの育成をサポート。 講演・セミナー活動なども行なっている。

山本雅史さんサイン入り著書『勝利の流れをつかむ思考法 F1の世界でいかに崖っぷちから頂点を極めたか』3名様プレゼント

<応募方法>
下記、応募フォームよりご応募ください。
https://forms.gle/go761yDjCZcXAdLeA

※応募の締め切りは10月27日(木)正午まで。
※当選は発送をもってかえさせていただきます
※本フォームで記載いただいた個人情報は、本プレゼント以外の目的での使用はいたしません。また、プレゼント発送完了後に情報は破棄させていただきます。

 

 

勝利の流れをつかむ思考法 F1の世界でいかに崖っぷちから頂点を極めたか

発売日:2022年10月6日(木)
発行:株式会社KADOKAWA

定価:1,650円(本体1,500円+税)
ISBN:978-4-04-605999-4
判型:四六判 ページ数:240P

Amazonで詳しく見る

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取材・文/倉田モトキ

ダンロップがeスポーツに参入! 第一弾はエイムを向上させる「アームサポーター」

住友ゴム工業は、「ダンロップ」スポーツ事業の新規事業としてeスポーツ市場に参入。第一弾製品として、eスポーツに特化した、プレイパフォーマンスを向上させるアームサポーター「ダンロップ ゲーミング マッスル アームサポーター」を、Amazon.co.jpで10月26日に販売します。税込価格は4400円。

 

同製品は、着用することで、マウス操作を行う前腕部とマウスパッドとの滑りを滑らかにします。製品本体に低摩擦素材を採用することで、前腕部とマウスパッドの接触面の摩擦抵抗を軽減させ、マウスの操作性を高めています。これにより、特にFPSやTPS2など、シューティング系ゲームのエイム(照準合わせ)動作のパフォーマンスを向上させています。

 

また、着用により前腕部とマウスパッドとの摩擦による皮膚のこすれや外傷を防ぎます。腕全体を適度に圧迫することで、筋肉の無駄な動きや振動を抑え、パフォーマンス向上をサポートします。

 

同社はeスポーツプレーヤーの動作分析を行い、前腕だけではなく、手のひらの掌底(しょうてい)部分もマウスパッドに接触していることに着目。前腕から手首、掌底までを広く一体で覆うラッパ形状を採用(特許出願中)。ラッパ形状によりマウスパッドとのさらなる摩擦軽減で、パフォーマンスを向上させます。

 

手首を絞り掌底まで広く一体で覆うラッパ形状の場合、長時間のプレーの最中に掌底部の布地が手首付近にズレ落ちやすくなることから、ズレ落ち防止のため、マウス操作に干渉しない小指に引っ掛ける、非常にソフトなフックを搭載しています(特許出願中)。

 

上腕部裏面には、ゴルフグローブの手のひら部に滑り止めとして使用しているナノ繊維素材を搭載し、ズレ落ちを防ぎます。

 

製品開発段階ではeスポーツプレイヤーにヒアリングを行い、「長時間のプレイにおいて湿気や発汗によりマウスの滑り度合いが変化し、エイムの感覚が狂うことがある」という声から、吸汗速乾素材を採用しています。

 

右手専用で、サイズは男女兼用の、S-MサイズとM-Lサイズの2サイズを用意しています。

NBAのスーパースター、ステフィン・カリーが来日時に実現した“大物”との対面が大バズり

3年ぶりとなった「NBAジャパンゲーム」がさいたまスーパーアリーナで開始され、昨季王者のゴールデンステイト・ウォリアーズが開幕2連勝を飾った。

 

対するワシントン・ウィザーズの八村 塁の凱旋試合としても話題となったが、やはり主役は、昨季ファイナルMVPを獲得し、史上8人目となるシーズンMVPと得点王も合わせた3タイトルを手にしているステフィン・カリーだろう。

 

ゲーム前日、都内の体育館で公開練習を行なったが、そこに現れたのが身長192cm、体重155kgの“大物”元白鵬・宮城野親方だ。

 

NBA公式ツイッターは、取材陣に囲まれるなか“稽古”をつけてもらったカリーの動画を投稿。視聴数は20万件を超え、動じない“横綱”に対する驚愕のコメントも多数寄せられた。

 

またこの日、カリーを訪れたのが韓国の人気グループ「BTS」メンバーのSUGA(シュガ)。バスケファンであるSUGAは、自身のSNSでウォリアーズのユニフォームを手にした画像を投稿。これに対し、カリーは「近々会おう」と投稿し、対面が実現した。

 

ゲーム当日には、カリーがサインを入れた試合用シューズをプレゼント。受け取ったSUGAの喜びの表情も公式ツイッターで公開された。

 

そのほか、試合会場にはテニスの大阪なおみや女優の広瀬すず、窪田正孝・水川あさみ夫婦が訪れるなど、豪華な面々が観戦。

 

注目のゲームには、何かしら話題となる出来事があるもの。今回のジャパンゲームでも、ゲーム以外に反響を呼ぶニュースが満載だった。

ハワイでサーフィンが大ブーム! 火付け役はコストコの「激安サーフボード」

コロナ禍の影響により、ハワイで競技人口が最も増えたスポーツは何だと思いますか? 答えはサーフィンです。当たり前のようにも思えますが、外出が制限され、ほぼ全てのスポーツやエクササイズが禁止された2020年の夏にサーフィンを始める人が急増。一体なぜなのか? 調べてみると、初心者でも手軽に始められるコストコのサーフボードが、そのブームに一役買っていたことがわかりました。

↑サンライズの時間ですでに混雑するハワイのビーチ

ロックダウンで許可されたジョギングとサーフィン

ハワイでは2020年初夏に外出禁止令が出され、必要最低限の買い物と、健康目的のエクササイズのみが許されていました。ジムも閉鎖されていたため、住宅地や市街地のどこもジョギングや散歩をする人で溢れ、一時は歩道に人が密集してニュースになることもあるほどでした。

 

ジョギング以外のエクササイズで唯一例外だったのが、海での水泳とサーフィン。ただし、海辺の駐車場は閉鎖され、「エクササイズ目的でビーチを横切るのは許可するが砂浜に座るのは不可」という厳しいルールが設けられていました。筆者も散歩の合間に写真を撮ろうと砂浜で数分立ち止まった際に、警官から注意されたことがあります。

↑観光客がいないハワイの海岸。写真中央にはハワイアンアザラシが寝そべる姿も

 

サーフィンが許可されていた理由は、まずはジョギングと同じように個人のエクササイズに分類されるということ。さらに、サーフィンはハワイの文化に根付いており、いかなる理由であってもその文化は制限できないからだと言われています。

 

その結果、スポーツといえばジョギングか海での水泳やサーフィンしかなかった2020年夏、ワイキキにサウススエルと呼ばれる夏の波が到来する頃には多くの人がサーフィンを始めたのです。

 

安価で乗りやすいサーフボード

↑カラフルなデザインのフォーム製サーフボード

 

ハワイといえども、誰もがサーフィンをしたことがあるというわけではありません。そもそもサーフボードは新品ならば最低でも500ドル(約7万2340円※)するうえ、当時はレンタルショップも閉鎖されていたので、未経験の人が簡単に始められるスポーツではありませんでした。

※1ドル=約144.7円で換算(2022年9月28日現在。以下同様)

 

しかし、この時期にコストコのみで販売されていた「Wavestorm」という8フィート(約2メートル44センチ)のフォーム製サーフボードが、そんな状況を激変させたのです。価格は114ドル(約1万6500円)と、一般的な物と比べて破格の安さ。発泡スチロールを使用した、軽くて安全なフォーム製で、一般的なボードより安くなりますが、当時爆発的に売れていた有名メーカーのフォームボードでさえ価格は最低でも350ドル(約5万660円)でした。

 

低価格であることに加えて、抜群の乗りやすさもWavestormの特徴。筆者も当時中古で購入しましたが、初めてサーフィンをする人でも初日から波に乗れるだろうと確信できるほど乗りやすくて驚きました。フォーム製のため、軽くて浮力が大きく、人と衝突した際の危険度も低いなど初心者にとってメリットが多く、人気が出るのも納得です。

 

Wavestormは爆発的に売れて、入荷してもすぐに売り切れとなり、ワイキキの海はこのサーフボードを持つ人で溢れました。中古を買い求める人も増え、一時は中古サイトで300ドル(約4万3400円)以上の値がついていました。当時、ワイキキの街を歩くいているのは、このボードを持ったサーファーかジョギング、もしくは散歩をする人のどれかと言われていました。

 

もともとワイキキ周辺のサーフスポットは波も穏やかなうえ、サーフィンにありがちなローカルルールがそれほど厳しくないエリアのため、観光客や初心者には最適の場所です。「外出禁止令により仕事や学校が休み」であることに加え、「唯一許可されているスポーツ」「手軽に購入できるサーフボード」「乗りやすい波が入ってくる夏の時期」「観光客がいない初心者に優しいエリア」という5つの好条件が重なり、ワイキキのサーフスポットは大人気となりました。

 

以前からサーフィンをしていた筆者にすれば、観光客がいないワイキキエリアは波乗りし放題になると思っていましたが、あっという間にサーフ人口が増加。観光客がいる頃と同じくらい混雑していた印象です。

 

コロナ禍が去っても波に乗り続ける

↑活気を取り戻しつつあるワイキキのビーチ

 

2022年は日本からの観光客はまだあまり見かけないものの、アメリカ本土や海外からの観光客は増え、ワイキキビーチにはコロナ禍以前の賑やかさが戻っています。閉鎖を強いられていたサーフショップやスクールが再開して多くの観光客がサーフィンを楽しみ、ローカルだけがサーフィンに興じていた2年前とは違った景色が見られます。

 

コストコはもう「Wavestorm」を販売していないようですが、ハワイのサーフィンブームの火付け役となったフォーム製ボードは耐久性も高いとみられ、現在のワイキキビーチでも2年前のボードを持っている人を多く見かけます。夏休みに入った6月のワイキキのサーフポイントはコロナ禍前より混んでおり、老若男女のサーファーで賑わっています。

 

サーフィンは地元の人たちが長く守り続けているハワイの大切な文化の1つ。コロナの外出禁止令をきっかけに、地元ではサーフィンの魅力が改めて再認識されたと言えるでしょう。この2年間でハワイにサーフィンが広く浸透したと感じます。

バルサが再び参戦! 街クラブのU-12が世界に挑む「ジュニアサッカーワールドチャレンジ2022」で見えたこと

日本の津々浦々でサッカーをプレーする少年少女たちに“世界”を体験してもらいたい……「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ」は初開催から、世界最高レベルの育成機関を持つFCバルセロナの招聘(しょうへい)が実現し、ジュニア世代に貴重な体験を提供してきました。ところが、コロナ禍によりこの2年間は国内チームのみの大会に。そして今夏、3年ぶりに海外クラブが参加する本来のスタイルに回帰。そこで何が起きたのか、レポートします。

 

今年で10周年。第1回には久保建英選手が海外チームの一員として参加

↑第1回大会でイングランドのリバプールFCを破って優勝したバルサ。大会MVPに輝いたエリック・ガルシア選手、同得点王のアンス・ファティ選手は現在、スペインのトップリーグ、ラ・リーガで活躍中であること見れば、この大会のスケールが実感できるでしょう。(写真は2018年大会のバルサ)

 

日本のジュニア世代にとって、世界の強豪クラブと対戦できるのはまさに夢。しかも、国内でそうした機会にチャレンジできることは、選手だけでなく指導者にとっても大きな意義があることです。

 

そこで2013年、日本の子どもたちや指導者に“世界レベル”を体験してもらうことを目的に始まったのが、「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ」。現在もメインスポンサーである大和ハウスグループの強力なサポートにより、スペインの強豪・FCバルセロナ(バルサ)の招聘に成功し、当時バルサに所属していた現日本代表の久保建英(くぼ・たけふさ)選手も参加したことは、大きな話題となりました。@Livingでは同大会の模様を幾度となく取り上げてきましたが、あらためておさらいしておきましょう。

 

↑2018年の第6回大会まではバルサが5回制覇していますが、2015年はスペインのRCDエスパニョールが初優勝、2019年にはナイジェリア代表が決勝戦で中国の広州富力足球倶楽部を破り、スペイン以外のクラブが初の優勝を飾りました。コロナ前のラストイヤーは、海外から10チームが参加と国際色豊かな大会となりました。

 

↑2020年はコロナ禍により海外からチームの参加はなく、これまではヨーロッパのシーズン変りとなる夏に行われていた大会も真冬の開催となりました。

 

↑国内のチームのみで行われた2021年の大会では女子選手が活躍するなど、多様化が進んでいる現代を象徴する大会ともなりました。

 

街クラブの子どもたちが闘将たちの薫陶を受け戦うチャンス!

第1回の国内参加チームは主にJリーグの下部組織でしたが、第2大会から街クラブの枠が設けられ、一般のクラブチームも参加。また2018年の第6回大会からは「多くの子どもたちに世界の強豪チームと対戦する機会を提供したい」と街クラブ選抜チームも結成。2019年からは「大和ハウスDREAMS」と「大和ハウスFUTUERS」の2チームで参戦しています。元日本代表の岩政大樹さん、久保竜彦さん、播戸竜二さんらが監督を務めています。

↑3位決定戦、決勝戦ではボールボーイを務めました。

 

会場はJリーグチームの本拠地!

会場は、読売ヴェルディやガンバ大阪、ジェフ千葉といったJリーグの名門チームが本拠地とするスタジアム群など。国内指折りの設備を存分に使い、11人制のゲームに挑むことになります。

 

2017年までは東京の味の素スタジアムとヴェルディグランド、18年と19年は大阪のパナソニックスタジアムなど万博競技場、20年は福島のJヴィレッジ、21年は再び大阪、そして今回は千葉で開催されました。

↑今回はジェフ千葉の本拠地、フクダ電子アリーナなど千葉市蘇我スポーツ公園で開催。

 

前置きが長くなりましたが、この「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ」の2022年大会では、海外チームが一部復帰したことでどのような戦いぶりが見られたのか、最注目のバルサから見ていきましょう。

 

3年ぶりに参加のバルサは3決に回るも怒涛のゴール

3年ぶりの大会参加となったバルサは、グループリーグを1位通過。順調に準決勝進出したものの、ヴィッセル神戸U-12の堅い守りを攻略できずにスコアレスドローとなり、PKで惜しくも敗退。湘南ベルマーレアカデミー選抜との3位決定戦に進むと、前半は湘南に先制ゴールを許すも、後半は怒涛のゴールラッシュを繰り広げました。

 

↑小柄ながら存在感を放ったウゴ・ガルセス・ラグナスは後半33分にゴール前のこぼれ球を冷静に決めました。

 

後半開始1分に快足のルスラン・エムバ・エルナンドが抜け出し同点ゴール。このあと流れをつかんだバルサは後半25分間で8ゴールを挙げ、8対1で実力の差を見せつけました。前半の1点が、今大会のバルサが喫した唯一の失点でもありました。

↑一気に駆け出すと湘南の選手を置き去りに。後半3点をマークしたエルナンド選手。

 

試合後、アルベルト・プッチ・アルカイデ監督は「普段は7人制でプレーしているのが、ここでは11人制で、またこういう環境でプレーするのも初めてと、いろいろプレッシャーもありました。ただ今回は、たくさん試合ができて早く慣れることができましたし、5日間チームメイトと一緒にいられたことで、チームが結束する時間を持つことができました」と大会の収穫を振り返りました。

↑この大会で一緒に時間を過ごしたことで、これまでより結束力が高まったという選手たち。

 

↑「日本の選手から『Hola! Hola! 』と声を掛けられると、我々バルサの子たちは『アリガトウ』と返していました」と子どもたちの様子を語るアルカイデ監督。国内外のサッカー少年たちの交流も、この大会のみどころのひとつです。

 

↑また、バルサの選手たちは試合前、対戦チームにペンをプレゼント。

 

一方、同じく海外から参戦したイタリアの名門・ユベントスFCは今回が初参加。決勝トーナメント進出はなりませんでしたが、最終日も会場に残ってゲームを観戦し、帰国の途につきました。

↑ユベントスFCの選手たち。

 

バルサが3位決定戦に回ったことで、決勝戦は国内チームで激突。そのゆくえは?

 

海外クラブ参加の大会で初の国内クラブ同士の決勝戦

↑この大会9得点を挙げMVPに選ばれたマルバのオツコロ選手。憧れの選手はクリスティアーノ・ロナウドで、行きたいチームはバルサかパリ・サンジェルマン。将来が楽しみです。

 

コロナ禍で3大会ぶりに海外クラブが参加した記念すべき第10回大会。決勝戦に進んだのは、意外にも国内クラブの2チームでした。挑んだのは、全国に24校を展開する街クラブ malvaの選抜チーム「malva future select」(マルバ)と、Jリーグの下部組織「ヴィッセル神戸U-12」。

 

日本初のサッカーとフットサルを融合させた選手育成プログラムを採用するマルバは、前半開始1分で小林龍聖選手が先制ゴール。その後もマルバのペースでゲームは進みますが、お互い決定機がないまま、後半も残り8分でヴィッセルの山口隼澄選手のクロスを細野陸十選手が頭で合わせ同点。決勝戦らしい互角の攻防が続くなか、残り2分でマルバのオツコロ海桜選手がカウンターから一人で約70mを持ち込みゴール。しかし、これで終わらず1分後にヴィッセルの池田惇羽選手が技ありのロングシュートで同点。そのままタイムアップで決着はPK戦にもつれこみます。

 

↑マンツーマンでオツコロ選手についていたのは、ヴィッセルのキャプテン・花元誉絆選手(右)。再三のピンチからチームを救いました。

 

↑主に右サイドから的確なパスを繰り出した鈴木陸選手。マルバはポジションを固定せず、選手たちの判断に任せるというスタイル。

 

バルサとの準決勝でPKを3本セーブしたヴィッセルのGK田口創一朗選手に対し、今大会初のPK戦に挑むマルバ。ここでもお互い譲らず9本目のヴィッセル、決勝で同点ゴールを決めた山口選手のボールをマルバのGK、若杉颯太選手がファインセーブし、マルバ9人目の長井健選手が決めて、頂点に立ちました。

↑お互い8人の選手がPKを決め、ヴィッセル9人目の山口選手のPKをついに止めたGKの若杉選手。

 

↑18人目のキッカーでついに頂点に立ったマルバ。前回大会に続く2度目の出場で優勝を手にしました。

 

↑敗れたヴィッセルのGK、田口選手。優勝候補マルバとの準決勝では、PKを3連続でセーブする活躍を見せました。

 

↑振り返ってみれば、決勝戦らしい互角の戦い。25分ハーフの前後半では2対2で勝負はつかず、計18人にわたるPKで激闘に幕は閉じられました。

 

大会にとっては10年の節目でも、選手には一度きりのチャンス

「日本と海外の違いには、優れているところもあれば、残念ながら足りていないところもあります。小学生の頃から子どもたちにはその差を、直接肌で感じてもらいたい。指導者の方も直接対決することによってさまざまな気づきが生まれるだろうと、我々も考えています」と大会開催の意義を大会実行委員の尾形ルイスさんは語ります。

 

大会は記念すべき10回目を迎えました。とはいえ、昨年までの2年間はコロナ禍で海外クラブの招聘が難しく、開催すべきか悩んだそう。

 

「『ワーチャレ』という名前でやっていいのかということも含めて、いろいろ苦慮しました。ただ、大会実行委員長の浜田満から『子どもが諦めていないのに、大人が簡単に諦めるな』と言われて。我々もできることは何か、いつならできるかを考える2年間でした」

↑「バルサは技術レベルが高く、一人ひとりの平均値が非常に高い。今回もしっかりつなぐサッカー、まさに最高峰を見せてくれた」と語る尾形さん。

 

「コロナ禍で多くの大会がなくなり、そのなかで僕たちまでなくしたらいけないという思いがありました。なんとか全国レベルの大会は開催していかないと、という思いで。チームからは『開催してくれてありがとう』という言葉をたくさんいただきました。
参加する子どもたちの9割は6年生です。我々にとっては10回目ですけど、彼らにとっては最初で最後の1回。この時期でしか得られない体験、この時期だからこそ感じられることもあるはずという気持ちで、やり続けなければいけないと思いました」

 

また、この2年間で趣旨は変わっても、逆に特別な意味をもらった、とも話します。

 

「2019年には10チーム近くの海外のチームに来ていただきましたが、今回は2チーム。だんだん出口が見えてきたので、また次になにか新しいことができればと考えています」

↑同大会のスポンサーは、コロナ禍でも翻意せず。今年も大和リビングをはじめ、大和ハウスグループが全面的にバックアップ。

 

今回3年ぶりに海外の強豪チームが参加し、本来の「ワーチャレ」が戻ってきましたが、大会主催者は完全復活が目標ではなく、さらなる展開を考えています。選手にとっては貴重な体験、そして私たちにとってはジュニア世代の純粋な頑張りに感動をもらえる大会。10回の節目を迎えましたが、今後の開催からも目が離せません。

 

U-12 ジュニアサッカーワールドチャレンジ2022

 

アシックス「GEL-KAYANO 29」。アシックスが誇る“骨太シリーズ”から、骨がなくなった⁉/「大田原 透のランニング戦線異常なし」

ギョーカイ“猛者”大田原 透が、走って、試して、書き尽くす! ランニングシューズ戦線異状なし

2022「アシックス」秋の陣③「GEL-KAYANO 29」の巻

 

ランニングシューズブランド自慢の逸品を、走って、試して、書き尽くす本企画。3回目も、アシックス自慢の「スポーツ工学研究所」(兵庫県神戸市)内のテスト用トラックを拝借してお届けする。いよいよ真打、2022最新「GEL-KAYANO(ゲルカヤノ)29」の登場である。

↑「GEL-KAYANO 29」メンズ6色展開(ウイメンズ3色展開)、いずれも1万7600円(税込)。ラスト(足形)は、スタンダードタイプ

 

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「分からなかったら、作っちゃう!」アシックス若き開発者たちの、あくなき挑戦!

 

試す側こそ試される、“The アシックス”な一足!

“The アシックス”、というべきランニングシューズを、一足だけ挙げよ。私は、躊躇なくGEL-KAYANO(ゲルカヤノ)と答える。

 

「私たちも、GEL-KAYANOを“アシックスの顔”と説明しています。四半世紀以上にわたるロングセラーとして培った信頼が、ロイヤルカスタマーの支持を得てきた結果です」。そう答えるのは、最新鋭GEL-KAYANO 29の開発に携わった、中村浩基さんだ。

 

多くのスポーツシューズメーカーも、アシックスをベンチマークにしてきた。シューズ開発と製造のレベルの高さに加え、グラスルーツの市場までも知り尽くすアシックスは、まさにランニング界の守護神的な存在であるからだ。

 

正直に書くと、アシックスのランニングシューズのインプレは、ちと苦手……。そのレベルの高さのため、他社と比較をすることが難しいと感じる時さえあるからだ。ましてや今回は、The アシックスのGEL-KAYANO。試すこちら側こそ試される、メーカー側も一切の妥協を許さないガチの一足なのだ。

↑今回お話を伺った、「GEL-KAYANO 29」の開発担当、中村浩基さん

 

世界で、GEL-KAYANOが支持されるワケ

「あえてGEL-KAYANOのターゲットを語るとすれば、これからランニングを始めようとしているビギナー層です。安定性とクッション性を兼ね備えているので、全く運動経験のなかった方にも履いていただけます」(中村さん)

 

ランニングの巨大マーケットである北米の人たちに比べ、比較的に体重が軽く、ランニング好きの日本人にGEL-KAYANOが支持されていることは理解しやすい。しかしながら、GEL-KAYANOは北米を含め、世界中で支持されている。

 

「北米では、ランニングシーンはもちろん、ウォーキングなど日常使いでも支持されています」(中村さん)

 

履いた際の足入れの良さ、着地の安定感、踵からつま先への体重移動、蹴り出しまでの滑らかさは、アシックスが特に重要視してきた開発のポイントに他ならない。グローバルでGEL-KAYANOシリーズが支持され続けてきた最大の理由のひとつだ。アシックスは、独自の社内基準を設け、その基準をクリアする製品を作り続けてきた。

 

「GEL-KAYANOは、アシックスが求める全ての基準に対して、まんべんなく最適解を得なければならない一足なのです」(中村さん)

 

トラスティックを排し、ライトトラスを採用

私たちランニング好きにとって、GEL-KAYANO 29への最大の注目は、今まで中足部に入っていた樹脂製のプレートである「トラスティック」を入れなくなった点だ。カーボンソールのシューズが注目を集める一方、現在のような樹脂系のプレートの存在は、ランニングシューズの進化の過程で見直しのタームを迎えている。

 

その理由のひとつは、高反発で衝撃緩衝性の高いミッドソール素材の劇的な進化。GEL-KAYANO 29では、樹脂系の硬いプレートである「トラスティック」の替わりに、適度な硬さを持ったフォーム材「ライトトラス」を採用している。

 

さらに、「ライトトラス」と組み合わせるかたちで、2022年FWに登場した最新の「FF BLAST PLUS(エフエフ ブラスト プラス)」というEVA系素材を搭載。「FF BLAST PLUS」は、高反発で衝撃緩衝に優れたクッション性に加え、驚くべき軽さのため、標準サイズで重量約10gダウンを実現している(「FF BLAST PLUS」の詳しい説明は、前回のNOVABLAST 3(ノヴァブラスト 3)のインプレをご覧あれ!)。

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↑朱赤の部材が「FF BLAST PLUS」。軽くて、しなやかだ! なお、足馴染みの良さの源となるのが、ラスト(靴型)。ビッグデータ並みの知見を経て改良を重ねてきたGEL-KAYANO 29のラストは、従来型を踏襲

 

GEL-KAYANO 29という、歴史的な瞬間

硬質な樹脂プレートと、可塑性に富むEVAを貼り合わせるよりも、似たような特徴の部材で1枚のミッドソールを形成した方が、走行時のスムースさは容易に得られる。というのは、全くの正論である。中足部にプレートがないランニングシューズは、トレイルランニング界では当たり前になっており、“GEL-KAYANOのプレートがなくなる日は、いつ?”は、長年、業界の大きな関心事とされてきた。

 

「毎回、開発ミーティングでの議論の対象でした。実際に変える際も2年以上の準備期間を設けて臨みました」(中村さん)

↑内側への過度な倒れ込み(オーバープロネーション)を防止し、プレートの役割も果たす「ライトトラス」(白色の部材)。「ライトトラス」の上に、クッション性の高い朱赤の「FF BLAST PLUS」が載っている(中間の赤い部材は、ゲル!)。28でコンパクト化したヒールカウンターは、オーバープロネーションを防ぐ機能を突き詰め、29ではさらにコンパクトになった

 

こうして樹脂系のプレートがなくとも、ミッドソールの素材や構造によって、前モデル同等以上のパフォーマンスの発揮が可能なGEL-KAYANO 29が誕生したのである。

 

「プレートの件は、今まで支持いただいた方々に、きちんとお伝えし続けます。数値的にも、実際の走行実験でも、“29は、28を上回る出来栄え”と胸を張って言えます」(中村さん)

 

ますます、GEL-KAYANO29を履いて走ってみたくなってくる! 数多くのアシックスのシューズの中でも、熱烈なファンを抱える骨太のモデルであるGEL-KAYANOから、樹脂のプレートという骨が消えた歴史的な瞬間に立ち会えるのだ。

↑28まではあった中足部のトラスティックがなくなったシューズ底面。黄色の部材が、アウトソールの「AHAR PLUS」だ

 

カーボンプレートが採用される日

走りたくてウズウズしているが、まだ筆者の仕事は残っている。GEL-KAYANOへのカーボンプレートの可能性は今後あるのだろうか?

 

「カーボンソールのメリットは、高い強度で、変形しにくいところです。素材の特性を考慮した結果、弊社では、トップアスリートのシューズに採用されています」(中村さん)

 

確かにアシックスでは、フルマラソン2時間30分で走るようなランニングシューズ、METASPEED(メタスピード)シリーズなどでカーボンソールが採用されている。

 

「裏返せば、カーボンソールのデメリットは、履く人を選ぶ点です」(中村さん)

 

カーボン素材の特性は、まさに、その硬さにある。剛性が高く、よりクイックな加速が可能なため、高速で走る上級者のレースでその性能を発揮する。しかしながら、足そのものが十分に鍛えられていないと、スピードについていけないどころか、突き上げ感も含め、かえってその硬さが負担になりかねない。ケガのリスクさえ付きまとうのだ。

 

「カーボンプレートの歴史はまだ始まったばかりです。これからもっと最適化が進むはずです」(中村さん)

 

いよいよ、GEL-KAYANO 29で試走!

開発の話をたっぷり聞いたところで、GEL-KAYANO 29の試走スタート! まずは、シューズに足を入れた感覚のインプレを行った。そして、初心者も含め、多くの方々がランニングシューズを履く、3つの理由に合ったペースで実際にコースを走ってみた。

 

最初は、「運動不足解消」が目的、1㎞を約7分で走る(=キロ7分)の~んびりペース。続いて、脂肪を燃焼させる「痩せラン」に適した、1kmを約6分で走る(=キロ6分)ゆっくりペース。最後は、距離ではなく、走る爽快感重視の、1㎞約4分30秒~5分で走る(キロ4.5~5分)「スカッとラン」。GEL-KAYANO 29の実力を試してみたぞ!

 

【まず、履いてみた!(走る前の足入れ感)】

最新鋭のGEL-KAYANO 29。樹脂プレートがなくなり、下側のミッドソールに硬めのライトトラスを採用。しかもミッドソールのEVAも軽量の「FF BLAST PLUS」になった。となると、気になるのは足入れ(シューズに足を入れた際の感覚)だ。

 

履いた瞬間に感じたのは、「あらっ、軟らか過ぎ?」。レースでも信頼して履けるGEL-KAYANOシリーズに求められるのは、表面的な足入れの快適さよりも、長距離を走っても疲れにくい本質的な快適さ。軟らかすぎるミッドソールは、むしろ疲労を倍加させる可能性すらある。

 

そこで、いったんシューズを脱いで、中敷き(インソール)をチェック。ちょっとズルいくらいの贅沢なインソールが入っていた。クルマや自転車って、タイヤのグレードを上げるだけで、乗り味が格段にアップする。このインソールだけでも、お店で試せば“ソク買い”だろう

 

でも、はたして、このインソールの贅沢さが意図するところは、何か? ますます、走りたくなってきた!

 

【運動不足解消ジョグ(1㎞を7分で走るペース)】

晴れて気持ちの良い土曜日、散歩ノリで軽~く流しながら、の~んびり走るペース。速く走るのも好きだけど、仕事やら何やらで疲れたカラダとココロに効くのは、ダンゼンこのリズム。ノリノリ過ぎないBPMの音楽を聴きながら走れば、週末の過ごし方も優雅になる!

 

で、最新鋭のGEL-KAYANO 29。低速での安定感は、さすが“The アシックス”。半端なく良し! 前回紹介したNOVABLAST 3のようなヤンチャなシューズと異なる、運動不足解消という、大人たしなみのランにぴったり。安定した着地、無理のない足運び、蹴り出しもスムースで、長く走れる気分にさせてくれる。軽自動車のような騒がしい走行感ではなく、高級セダンの大人の風格である。

 

走り初めにわずかに気になったのは、ロードノイズ。アウトソール(AHAR PLUS)が地面をシッカリ掴む音が、わずかに気になる。しかし3㎞ほど走り、シューズが走りに馴染んでくると、徐々にノイズは消えていた。後日も試したが、路面状態や使用頻度によってノイズが出た可能性が高く、その後は気にならなくなっている。

 

勝手な推測だが、足入れで感じたチョイ贅沢なインソールを履かせた理由は、アウトソール(AHAR PLUS)とライトトラスを組み合わせた際に感じる、今までのGEL-KAYANOと“異なる硬さ”の印象を軽くする目的かもしれない。

 

そう感じた理由も含め、スピードを上げて、さらに検討しよう!

 

【痩せラン(1㎞を6分で走るペース)】

今の自分の走力と、シューズのポテンシャルが一致する点を探るべく、タイムを気にせず、シューズを履いたままに、フラットなコースを素直に走ってみる。

 

気持ち良いと感じるタイムを確認すると、1㎞をほぼ6分のペース。もちろん体格や走力などの個人差で速度は異なるが、GEL-KAYANOシリーズのターゲットのド真ん中、ランニング愛好者やビギナーにとっても、まさにド直球の速度帯である。

 

1kmを7分で走るペースにも感じた、着地の安定感、無理のない足運び、そしてスムースな蹴り出しに加えて、自分の好きなリズムで走れるココロの快適さもON。履く前までに感じていた、「最新鋭GEL-KAYANO 29から樹脂製のトラスティックが消えた……」喪失感と不安感は、いつの間にか消えていた。

 

樹脂製のトラスティックの存在は、その存在が当たり前だった時代に誰もが感じた、約束手形のようなものだ。中足部にプレートがあることで、雨が降ろうが、激坂の上り下りがあろうが、夜になろうが、“このシューズでなら、走り切れる!”という心の拠り所となる。大げさな書き方かもしれないが、全てが不安要素だらけの100kmを走るウルトラマラソンのようなシーンでは、いかなる冒険も許したくない。その象徴的なシューズの部材が、中足部のプレートなのだ。

 

【スカッと走(1㎞を4.5~5分で走るペース)】

ランニングシューズに関しては、コンサバでありたい。しかし、ことレースに関しては、常にプログレでいたい。GEL-KAYANO 29、加速時のパフォーマンスはどうだろう?

 

正直に書くのだが、良い意味で、変わらなかった! どの速度帯でも、電気自動車のように、高いパフォーマンスを発揮してくれる。4分そこそこに上げても、着地の安定感、無理のない足運び、そしてスムースな蹴り出し。普段のジョギング、気持ちのいい緩~い登り坂でペースを上げたくなっても、気持ちよく加速できる。

 

GEL-KAYANO 29を履いてペースを上げるなら、私なら、次のようなシーンだ。フルマラソンの最後のトラックでのスプリント、ウルトラマラソンのラストの激坂の頂に向けて抜くべき選手と並んだ瞬間、悪天のハーフで意気消沈の選手たちをゴール間際でのごぼう抜き! いずれも、持久戦の最後の最後に勝利するイメージです(あくまで妄想……)。

↑取材と試走のためにトラックをお借りした「アシックス スポーツ工学研究所」(兵庫県神戸市)。シューズのみならず、アシックスの製品づくりの根幹をなす重要施設なので、当然ながら一般公開されていない

 

今回GEL-KAYANO 29を試してみて、中足部のトラスティックがなくても、このシューズでレースを走ってみる気持ちになった。先ほどの贅沢インソール問題は、変化を恐れる私のようなコンサバなランナーたちの不安を、少しでも払拭しようとした開発者たちの努力の結果なのだと思えてならない。

 

今シーズン、10㎞から始めて、ハーフ、そしてフル、さらに来年のウルトラでの活躍を期待して、GEL-KAYANO 29をじっくり吟味することにしよう! シューズは、レースを完走に導く唯一無二のギア。開発者たちの熱意と執念、科学の進化を受け入れよう!

 

撮影/小川朋央

 

 

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“オオタニ推し”のヤンキースOB、ついにジャッジMVPを認めるも裏では大谷翔平を絶賛

ニューヨーク・ヤンキース、ミルウォーキー・ブルワーズなどでメジャー通算251勝、3093奪三振を記録したレジェンド左腕、CC・サバシアが投稿したヤンキースファンへの“心変わり”の画像が話題に。

 

「メジャーで一番のオオタニ・マニア」を公言するサバシアは、今年の7月にはエンゼルスの大谷翔平の誕生日を祝うツーショット画像を自身のSNSで投稿するほど大谷を推している。

 

「MLBネットワーク」の番組内でも「オオタニは史上最高の選手、彼こそMVPだ」と力説していたが、ここにきてついに心変わりしたようだ。

 

「わかった、わかったよヤンキースファン、これでどうだ」と題し、「OK、ジャッジがMVPだ」と、ヤンキースの後輩で現在、ヤンキース史上最多と同時にリーグ史上最多の本塁打に迫り、三冠王の可能性もあるアーロン・ジャッジをプリントしたTシャツを着た画像を投稿。ヤンキースファンから喜びのコメントが集まった。

 

だが、そのTシャツの背面には「しかし、オオタニが地球上最高の選手だ」とサバシアの“オオタニ推し”は健在。大谷ファンからも納得の投稿が寄せられた。

 

リーグ史上最多本塁打&三冠王のジャッジか、二刀流で史上初の投打W規定達成の大谷か。ますます過熱する今季のア・リーグMVP争い。シーズンは残り試合わずか。そしてMVP投票の結果はワールドシリーズが終了した後。この論争はまだしばらく楽しめそうだ。

吉田沙保里の“ダンス腹筋”動画が「笑えるけど実はスゴイ!」と反響

“霊長類最強女子”の異名をもつほどの実績で、国民栄誉賞も受賞した元レスリング選手の吉田沙保里さんが、自身のツイッターを更新。「久しぶりのダンス腹筋」と題して投稿した動画が話題となっている。

 

現役選手と混ざって、「ダンス腹筋」(「横エビ」とも呼ばれる柔道のトレーニング法)を行っているが、そのスピードがハンパない。見た目には、まるで「クレヨンしんちゃん」の“ケツ歩き”のようで笑えるが、実は腹筋の強さはもちろん、体幹も強くなければうまく進めない。

 

この投稿は瞬く間に閲覧が400万回を超え、多くのコメントも寄せられているが、かつてのライバルで、現在ダルビッシュ有の奥さんである聖子さんからは「沙保里、それはもう妖怪の域だよ。いい意味で」、元マラソンランナーの有森裕子さんは「凄い!!」と、アスリートからも絶賛のコメントが届いている。

 

吉田沙保里さんといえば、女子レスリング個人で世界大会16連覇、個人戦206連勝を記録し、“霊長類最強女子”の異名を持つが、2019年に自身のツイッターで引退を発表。

 

それから3年、現在はタレントや解説者として活躍しているが、最近、現役さながらの動画をツイッターに投稿し話題となっていた。

 

今年8月には「逆倒立歩行 久々に挑戦したけど意外とできた…」と、倒立をしながら逆方向に進む動画を投稿。

 

現在も高い身体能力を維持する彼女が、次はどのような驚愕の動画を投稿してくれるのか楽しみだ。

豪華すぎる! 香川真司のツーショット画像まとめ。古巣ユニ姿に大物アスリート&俳優も!

日本時間9月16日、元サッカー日本代表で現在、ベルギーのシント=トロイデンに所属する香川真司が自身のSNSで画像を投稿すると日本のファンだけでなく、古巣ドイツのボルシア・ドルトムントのファンから大きな反響を呼んでいる。

 

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香川の横にいるのは、陸上短距離日本代表選手のサニブラウン・ハキーム。この豪華な異種目トップアスリートのツーショットが「かっこいい」「豪華すぎる」と日本のファンから反響の声が寄せられた。

 

さらに、ドルトムントのユニフォーム姿を披露し、「ダービーで幸運を」とコメントも投稿したことで、ドルトムントのファンもすぐさま「いいね!」を連呼。シャルケ04とのルール・ダービーの直前ともあって、“ダービー男”としてドルトムントで活躍したレジェンドの“ドルトムント愛”にファンもすぐさま反応した。

 

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今回のサニブラウンとのツーショット画像は初ではなく、サニブラウンも休日にベルギーの香川を訪問した画像を投稿し話題に。2019年8月には、サニブラウンとバトミントン日本代表の桃田賢斗とのスリーショット画像が「いいね!」7万件を超える大反響となっている。

 

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他にも香川は多くのツーショット画像を自身のSNSで投稿。2019年には史上2人目の6階級を制覇した王者、元プロボクサーのマニー・パッキャオ。

 

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2020年には、香川自身が大好きなアーティストである竹原ピストルとのツーショットも投稿。

 

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そして、最も多いのが俳優、小栗旬とのツーショット画像で、2015年から2021年まで3回も投稿されており話題となっている。

 

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今後はどんな異業種の著名人とツーショット画像を投稿してくれるのか。サッカーでの活躍だけでなく、香川のプライベート投稿からも目が離せない。

アシックス「NOVABLAST 3」見た目は派手だが、実は優等生。 “最速”はムリでも、“最強”なら目指せる!

ギョーカイ“猛者”オータワラトオルが、走って、試して、書き尽くす! ランニングシューズ戦線異状なし

2022「アシックス」秋の陣②「NOVABLAST 3」の巻

 

2回目は、アシックスの2022最新シューズ「NOVABLAST(ノヴァブラスト) 3」を実際にテストランしたインプレをお届けしよう(第1回は「アシックス スポーツ工学研究所」の若き開発者インタビュー。第3回は、2022最新「GEL-KAYANO(ゲルカヤノ) 29」の試し履き走インプレの予定)。

↑「NOVABLAST 3」。メンズ4色展開(ウイメンズ3色展開)、いずれも1万4300円(税込)。ラスト(足形)は2タイプ(スタンダード、ワイド ※ウイメンズはスタンダードのみ)

 

↑今回お話を伺った、「NOVABLAST 3」の開発担当、益本真吾さん

 

【関連記事】
「分からなかったら、作っちゃう!」アシックス若き開発者たちの、あくなき挑戦!

 

初心者が楽しく走れるシューズを作ったら、ガチの評価がついてきた⁉

この秋、発表されたばかりの2022最新NOVABLAST 3。飛び跳ねながらゴールを駆け抜けられる爽快感は、とりわけ海外で高い評価を得ている。

 

「本来は、5km、10㎞のショートのランニングを想定し、初心者に楽しんでもらうシューズとしてNOVABLASTシリーズは開発されました。しかし意外なことに、レースで記録を目指すようなエリートランナーと呼ばれる選手たちからも、NOVABLAST 3への高い支持があったのです」と、満面の笑みで語るのは、NOVABLAST 3の開発に携わった、益本真吾さんだ。

 

「まずは、アシックスの契約選手たちからの好評価です。トップ選手たちは、さまざまなシューズを練習中に履き替え、異なる刺激によって脚力を養います。そんなトレーニング用の一足として、NOVABLAST 3が採用されたようです」(益本さん)

 

現在、エリートランナーたちがレースで使用するハイエンドのシューズは、カーボンプレート入りのタイプが主流となっている。そのため選手たちは、カーボンに頼らずに地脚を作るトレーニングとして、NOVABLAST 3で走るのだという。

 

柔らかいのに、よく跳ねる⁉

「NOVABLAST 3でフルマラソンを走る方もいますが、きちんと鍛えた足でないと、ケガのリスクが否定できません。理由は、設計上、踵や中足部の安定性よりも、前足部の反発性を重要視しているからです。もちろん自由に履いていただいて構わないのですが、天候の急変や気温の変化があるフルマラソンなど“何が起こるかわからない”長距離レースで履くなら、個人的にはGEL-KAYANOをお薦めします(笑)」(益本さん)

 

NOVABLAST 3の最大の特徴は、着地の衝撃を緩衝し、蹴り出しの際に推進力に換える反発性を活かした、ソール全体の構造だ。本来、衝撃緩衝のクッション性と、推進力としての高反発は、矛盾した機能だと言える。極端に書けば、“柔らかいのに、よく跳ねる”のだから! ひとつのシューズで異なる機能を兼ね備えることは、ひと言で表現するほど簡単ではない。

 

「私たち開発者は、こうした矛盾を、走る動作のフェイズで解決できると考えてきました」(益本さん)

 

着地のフェイズで必要なのは、踵や中足部での衝撃緩衝のクッション性だという。

 

「ミッドソールのフォームの厚みや素材、そして形状が重要です。NOVABLAST 3は、踵部の中央に大きな凹みを作り、動きに合わせたスリットを入れ、フォーム全体が変形しやすい形状を採用しています」(益本さん)

↑歴代NOVABLASTの裏の顔は、何と言ってもミッドソールとアウトソール! 着地する踵のミッドソールは凹み、蹴り出すつま先側は膨らんだ設計になっている。この設計により、着地衝撃を構造的にも緩衝し、蹴り出し時に反発力に換えているのだ。低速時だけでなく、加速時にはターボがかったような感覚を体験できる

 

まるでトランポリン! フォーム全体で変形しやすい形状を採用

一方の蹴り出しのフェイズでは、しっかりした反発を得ること。

 

「足の母指球にあたる部分に、踏み込んでから蹴り出せるよう、中央部に『トランポリンポッド』という膨らみを設けています。こうした形状の工夫によって、クッション性と反発性を担保しました」(益本さん)

 

ご存じの通りトランポリンは、脚力だけで跳ぶのではなく、着地による衝撃をカラダ全体で吸収しつつ、台の反発力のアシストを得て、重力に逆らう推進力にしている。全身の筋肉の高度な連携があって、初めてトランポリンで高く宙を舞えるのだ。NOVABLAST 3を履くエリートランナーたちも、そうした機能を自分のトレーニングに活用できることを、履いて走った際に感じたのだろう。外見が派手なNOVABLAST 3だが、中身を聞くほど“なるほどアシックス”だ。

 

「前足部のフォームが変形しないと、きちんと踏み込めません。そのためロッカー(つま先を反らせる形状)も抑えた設計にしています。ドロップ(つま先と踵の高低差)も8㎜と、見た目とは異なりマイルドです。履いてもらうと、奇異ではないことに気付いてもらえるはずです(笑)」(益本さん)

↑黄色のミッドソール素材は、軽量かつ衝撃緩衝性と反発性に優れた最新のEVA系新素材「FF BLAST PLUS」が使用されている。FFはアシックス自慢のミッドソールのEVA系素材「フライトフォーム」の頭文字だ

 

アシックスが、エラストマー系ミッドソールに慎重なワケ!

インパクト大の厚みのあるミッドソールには、新素材も投入されている。

 

「『FF BLAST PLUS(エフエフブラストプラス)』です。NOVABLAST 3だけでなく、2022新作シューズにも採用されています。クッション性と反発性に優れ、しかも軽量というEVA系の素材です」(益本さん)

 

軽量EVA素材のひとつとして、アシックスが誇るFF BLAST PLUS。サンプル部材を持たせてもらったが、“EVA=重い”というひと昔前の発想は、永遠に封じ込めた方が良いと反省させられる、驚きの軽さだ。

 

せっかくの機会なので、ミッドソールのトレンドの素材の話も聞いてみよう。ミッドソールのEVA素材といえば、最近話題になっているのが、厚底シューズへの採用で話題となったエラストマー系のフォームだ。正月の駅伝や、世界最高峰の競技会で目にした、アレである。

 

しかし、アシックスは、エラストマー系のフォーム素材に必ずしも積極的ではない。慎重さのワケは、何なのだろうか?

 

「開発チームは、さまざまな素材の中から、コンセプトにベストマッチするモノを選定しています。フォーム材に求められる高反発性とクッション性、軽さを追い求めた結果、現時点でエラストマー系の素材はベストマッチしなかったのです。

 

今後、開発が進み、高反発性、クッション性、軽量性をバランス良く実現できた場合は、エラストマー系のフォームも採用される可能性はあります。でも、まずランナーたちの要望を満たす目的が先であって、素材ありきではないのです」(益本さん)

 

今後、NOVABLASTは、どのように進化するのだろう?

 

「変えてはいけないコンセプトは、(前足部の反発性によって)走ることを楽しんでもらう点です。これからの課題は、高い機能性を担保したまま、脚の負担を減らすべく、軽量化を図ることです」(益本さん)

↑アシックス スポーツ工学研究所の屋上に設置された、テストラン用のスロープ。トレイルランニングなどのシューズ開発用のフォースプレート(床反力計)が設置されており、サーフェイス(路面)の質を替えての試験も行われる。クッション性の高いNOBABLAST 3のインプレは、屋外のアスファルトのトラックとともに、こちらのスロープでも実施。私は身長175cmながら、雨除けの天井にぶつからんばかりのトランポリン感~!

 

いよいよNOVABLAST 3で試走!

開発の話をたっぷり聞いたところで、いよいよNOVABLAST 3の試走スタート! まずは、シューズに足を入れた感覚のインプレを行った。そして、初心者も含め、多くの方々がランニングシューズを履く、3つの理由に合ったペースで実際にコースを走ってみた。

 

最初は、「運動不足解消」が目的、1㎞を約7分で走る(=キロ7分)の~んびりペース。続いて、脂肪を燃焼させる「痩せラン」に適した、1kmを約6分で走る(=キロ6分)ゆっくりペース。最後は、距離ではなく、走る爽快感重視の、1㎞約4分30秒~5分で走る(キロ4.5~5分)。さてさて、NOVABLAST 3の実力や、いかに?

↑アッパーは、太さや堅さの異なる素材を複雑に編み込んだニット素材。走りをアシストするアシックスのマークも、前モデルのTPU素材から、工学的に計算された編み込みに仕様変更されている

 

【まず、履いてみた!(走る前の足入れ感)】

今どきのシューズは、とかく解りやすさが重要視される。厚底ブームしかり、柔らかな足入れ感(シューズに足を入れた際の感覚)しかり。で、NOVABLAST 3の足入れ感は、見た目通りの厚みある快適さ。でもって、踵もひっかからない。靴の中での、つま先と踵の足の高低差(ドロップ)も、見た目ほどではない8㎜と、走っても転がり過ぎる怖さもない。見た目はギミックなシューズだが、中身はアシックス。つまり、安心。

 

【運動不足解消ジョグ(1㎞を7分で走るペース)】

タイムを気にせず、シューズを履いたままに、素直にフラットなコースを走ってみた。後でタイムを確認すると、1㎞をほぼ7分のペース。もちろん、体格や走力によるが、運動不足が気になる方であれば、今風のシューズで快適に走るには◎。次回で紹介するGEL-KAYANO 29のような、レースにも対応するシューズに履き慣れていると、厚底の分だけ安定感に不安があるが、跳ねる感覚って、純粋に楽しい! 気が向いた方向へデタラメに走っても苦じゃなく、そうした散歩の延長みたいな走り方が楽しいシューズなのだ。クルマで例えるなら、「スポーツセダンより、そこそこのエンジンを積んだワンボックスの方が、いろいろ楽しめて好き~」という方にこそオススメ!

 

【痩せラン(1㎞を6分で走るペース)】

走った距離と、燃える脂肪は、正比例する。ザックリの計算だが、体重1㎏当たり1㎞走れば、約1kcalが燃える。つまり、体重約70㎏の筆者が10㎞走れば、約700kcalが消費される目安だ。となると、どうせ走るなら、距離を稼ぎたくなる。で、キロ6分のNOBABLAST 3はどうか? 平地ではキロ7分ペースとは大きな差はないが、お住いの地域が神奈川県・横浜市や川崎市、兵庫県・神戸市や京都など坂が多い場所なら、ダンゼン買いとなる。

 

気分は、登り番長! 「俺ってこんなに走れるっけ?」と錯覚するほど。「坂があるから、たくさんは走れない……」なんて言い訳はできなくなる! 下りは、踵着地で慎重に走るもよし。走り慣れているなら、一気に加速して、アラレちゃんよろしく「キーン」(「?」なら検索しよう~)と走り抜けよう。ここ数年で増えた坂道をひたすら登るレースなら、この性能はいかんなく発揮されるはず!

 

【スカッと走(1㎞を4.5~5分で走るペース)】

これには、ビックリ! ターボがかかったような加速感。ミッドソールに採用された新素材FF BLAST PLUSの特性と、シューズ設計のジオメトリーのバランスが嚙み合っている。炎天下のテストコースで、フラットだからと調子こいてスピードを出しても、楽しさが勝ってくる。加減速を繰り返すような、仲間とワイワイ走る市民駅伝なら、ドンズバ。NOBABLAST 3を履いて、最新ウェアに身を包んだら、レース会場“最速”は無理でも、会場“最強”は間違いない! そんな一足だ!

 

撮影/小川朋央

 

 

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「分からなかったら、作っちゃう!」アシックス若き開発者たちの、あくなき挑戦!

ギョーカイ“猛者”オータワラトオルが、走って、試して、書き尽くす! ランニングシューズ戦線異状なし

2022「アシックス」秋の陣①開発者インタビューの巻

 

運動不足だし、ランニングでも始めようかなぁ。となると、“おニュー”のランニングシューズが欲しくなる! 厚底やら、モノトーン系やら、いろいろ売られているけど、正直どれが良いのだろう……。そんな悩みをスッキリさせてくれる企画がスタート。

 

長年スポーツ・フィットネス業界に身を置き、カラダを張って取材してきたギョーカイ猛者・編集者オータワラトオルがお送りする、新企画「ギョーカイ“猛者”オータワラトオルが、走って、試して、書き尽くす! ランニングシューズ戦線異状なし」。ランニングシューズの選び方から、開発のトレンドなどなど。直接メーカーに取材し、しかも最新シューズを走りまくって試してしまう企画です。

 

アシックス スポーツ工学研究所からお届けします

今月は、メーカー各社がシューズを開発するにあたり、ひとつの“物差し”となってきた、日本が誇るグローバルスポーツカンパニー「アシックス」にフォーカス! 計3回にわたりお届けする第1回目は、アシックスの開発力の源泉となる研究施設、兵庫県・神戸市の「アシックス スポーツ工学研究所」からである。

 

最前線に立つ若き開発者に、ランニングシューズ選びのキホンと、開発イズムを取材してきた(2回目と3回目は、2022最新のランニングシューズを、オータワラが実際にテストランしたインプレをお届けの予定)。

↑今回お話を伺った、ランニングシューズの若き開発担当たち。右、「NOVABLAST 3」の担当、益本真吾さん。左、「GEL‐KAYANO29」の開発担当、中村浩基さん。研究所内のオープンスペースにて

 

【開発者に訊く①】ランニングシューズの選び方

ネットで検索しても、ピンとこない……。お店に行っても、迷うだけ……。「運動不足解消、痩せるべく走ろう!」という気持ちになったが、カンジンの一足が選べない時は、どうすればいい?

 

「シューチューバーやユーチューバーの動画を見て、知識を蓄えている方が多くなりました。知識は増えたのですが、情報をどう自分に取り入れてるか、かえって迷ったり、間違った選択をされる方もいます」と答えるのは、アシックスのランニングシューズ開発者、中村浩基さん。

 

「トレンドに流されて、無理して走ってケガしては意味がありません。必要なことは、まずは自分の足を知ることです」(中村さん)

↑「GEL‐KAYANO29」の開発担当、中村浩基さん

 

シューズ選び4つのキホン。

 

【開発者に訊く②】中古のシューズって、ダメなの?

カッコよく走る自分をイメージし、トレンドや見た目でランニングシューズを選びがちだが、まずは自分の足を知り、目的を明確にするのが先決だという。

 

「ネットの中古マーケットも大きくなっていると思います。コレクターは別として、注意したいのは、3、4年以上前のランニングシューズです。中古のシューズは、クッション性も耐久性も確実に落ちています」(中村さん)

 

走る以上、シューズの機能が活かせなければ、ケガのリスクが高まるだけ。長く安全に走り続けるなら、新しいシューズを選ぶのが賢明なのだ。

 

「検索するだけでなく、アシックスのショップや、ランニング専門店へ行くのが理想ですが、ショッピングモールに入っているようなスポーツ量販店などに行ってみることもおススメです」(中村さん)

 

スポーツ量販店の店員に相談しにくかったら、ランニングシューズが並ぶ棚を見るだけでも、参考になるという。

 

「目的別に分かりやすい陳列を工夫していたり、詳しく説明したポップが並べてあります。これらを参考に、実際にシューズを手にしてみると、いろいろ発見があるはずですよ」(中村さん)

 

【開発者に訊く③】“シューズを履くだけでは痩せない”、ですよね……。

目的は、運動不足解消や、痩せるためのランニング。ズバリ、それに合うシューズは、どんなタイプだろうか?

 

「履いただけで痩せるシューズは、この世にありません(笑)。痩せるためには、運動が続いて習慣化すること、結果はおのずと伴います」(中村さん)

 

今から始めるならば、安定性があり、クッション性が高いタイプを選ぶことだという。

 

「私が開発を担当した『GEL‐KAYANO(ゲルカヤノ) 29』も、もちろんお薦めの一足です!」(中村さん)

 

【開発者に訊く④】“運動が習慣になる”、コツを知りたい。

“今、走らない理由を10コ挙げよ”。と聞かれたら、筆者は残念ながら、スラスラ答えられる自信がある(笑)。

 

「いきなり“習慣化”と言っても、難しいかもしれません。でも、旅行とランニングをつなげる人たちもいます。見知らぬ街を散歩するように走ったり、カフェを探して走ってみたり。そんな楽しみ方から始めるのも、ひとつの方法だと思います」と答えるのは、『NOVABLAST(ノヴァブラスト) 3』の開発担当、益本真吾さんだ。

 

益本さんによると、地方で開催されるマラソン大会などに出場がてら、観光を楽しむスタイルの“旅ラン”もあるとか。

 

「海外では、初心者が気軽に参加できる、ランニングのゆるいコミュニティがたくさんあります」(益本さん)

 

なるほど、走る仲間を作れば、おのずと回数も増えそうだ。日本でも、ネットで参加者を募るスクール形式のコミュニティは増えており、仲間と一緒ならモチベーションも上がりそうだ。

 

「そうしたコミュニティが煩わしければ、休日の午前中、距離は短くても、気持ちよく走ってスカッとすることでも、運動不足解消になりますよね」(益本さん)

 

まずは、ストイックに考えすぎず、気楽に走ってみる方が、長く続けることができそうだ。

↑「NOVABLAST 3」の担当、益本真吾さん

 

【開発者に訊く⑤】シューズの安定性が、大切なワケ!

「シューズ開発者が重要視するのは、ケガのリスクを抑えて長く走り続けるための、シューズの安定性です」。そう語るのは、先ほども紹介したGEL-KAYANO 29の開発を担当した中村さん。

 

29代目となるGEL-KAYANOシリーズは、国内のみならずグローバルでの評価が高く、今や“ザ・アシックス”とも言うべき同社を代表するブランドである。彼らのような若い開発者たちが、“最新のアシックスの伝統”を担っているのは心強い。

 

「シューズの安定性が高まることで、着地時に足が内側に倒れ込む現象(オーバープロネーション)が起きにくくなります。オーバープロネーションはケガのリスクを高めるので、倒れすぎないように抑える必要があります」(中村さん)

 

安定性とともに重要なのが、クッション性だという。

 

「クッション性の高いシューズ設計によって、スムーズな走りが実現されます。このクッション性には、ミッドソールの素材や厚みが大きく関係しています」(中村さん)

 

【開発者に訊く⑥】「FF BLAST PLUS」は、何が凄い?

クッション性を高めるため、最新のGEL-KAYANO 29で採用された素材がある。

 

「新しく開発された、『FF BLAST PLUS(エフエフブラストプラス)』です!」(中村さん)

 

FFは、『フライトフォーム』というアシックスのミッドソール部材の頭文字で、従来の『FF BLAST』の持つ高反発性やクッション性がアップした上で、さらなる軽量化にも成功している。FF BLAST PLUSをはじめとするミッドソール素材は、アシックスのみならず、スポーツシューズメーカーたちが熾烈な研究開発を競う主戦場なのだ。

 

ミッドソールは、一見すると地味な存在だが、クルマに例えると、エンジンとシャシーを一体化したような存在。ミッドソールの衝撃緩衝性によって、走る動作の中でも足は守られ、高い反発力によってランの推進力を引き出す。しかも、ランニングのパフォーマンスを引き出す上で、軽量であることもミッドソールには求められている。

 

【開発者に訊く⑦】プロトタイピング化、って何?

「ランニングシューズをはじめ新製品の開発は、従来のモノより、さらに良いモノを作る必要があります。その際、新しい素材や機能の採用によって、必ず新たな課題が生まれます」(中村さん)

 

アシックスが解決の方法として重要視するのは、プロトタイピング化だ。今回取材で訪れたアシックス スポーツ工学研究所は、プロトタイピング化のためのラボとしての機能も備えている。

 

研究所は、さまざまなデータをもとに設計されたプロダクツを、瞬時に試作品(プロトタイプ)化できる工場としての機能も持つ。このプロトタイプは、そのままテスト走行で試され、さらなるデータを収集・分析することが可能なのだ。これだけの規模の開発体制を日本国内に持つスポーツメーカーは、現時点ではアシックスだけと言っても過言ではないだろう。

 

「もちろん、数値の後押しは必要です。しかし、体感しなければ答えが出ないことがあります。数値だけで分からなくなったら、私たちは(プロトタイプを)作っちゃいます」(中村さん)

 

そうした試みができるのは、研究所を持つアシックスの強みという他ない。アシックスのモノづくりは、試行錯誤の連続の果てに結実しているのだ。

 

この秋からのランニングは、最新のシューズで!

では話を、シューズ選びについてに戻そう! 運動不足解消、痩せランのためには、安定性とクッション性のあるシューズを選ぶ。

 

「こうしたシューズで走れたら、習慣化しやすいし、走ること自体が楽しくなります。体重が落ちるという結果を伴ったら、嬉しいですよね」(中村さん)

 

各社がしのぎを削る開発競争の最前線だけに、2万円弱という価格も理解できる。

 

「値段は確かに安くはありません。安くはありませんが、自分自身の気持ちや目的と、価格が釣り合うかです」(中村さん)

 

たしかに、フィットネスクラブ2か月分ほどの価格と考えれば、1、2年は使えるランニングシューズの価格は高いとは言えない。しかも、朝でも夜でも、たった一つだけのギア=シューズがあれば、ランニングがスタートできるのだ。

 

「最初は、運動不足解消や痩せランという目的でも、走ることで、“レースに出る”や“旅ラン”などに広がる方はたくさんいます」(中村さん)

 

そうした奥の深さも、ランニングの魅力のひとつ。

 

アシックス スポーツ工学研究所・潜入ルポ

今回訪れた兵庫県・神戸市西区にある「アシックス スポーツ工学研究所」。シューズのみならず、アシックスの製品づくりの根幹をなす重要施設。“Human Centric Science”を標榜し、人間の動作解析や、材料や構造、分析評価試験の手法をはじめ、生産技術やサービス開発など幅広い研究を行っている。

↑スポーツ好き、素材やグッズ好きにとって垂涎のおもちゃ箱的存在なので、当然ながら一般公開はされていない

 

テスト用のトラックは、レーンごとに素材が異なる。右端は、オンロード、アスファルトのサーフェイス。左端の青色は、イタリア・モンド社製の陸上競技用舗装材《スーパーX》。中央の赤色は、東京の新国立競技場で使用されている《モンドトラック》である。

 

所内に設置されたトラックには、動作解析ためのカメラが並ぶ(屋外にもつながる350m)。コース上にはフォースプレート(床反力計)が設置され、着地から蹴り出しにかかる力の大きさや向きの計測も同時に行える。

 

モーションキャプチャーのマーカーが装着された、ランニングシューズGEL‐KAYANO 29。7月に発売された最新モデルだが、アシックス社内では現在、来年以降のシューズ開発が進められている(はず)。

 

ウェアを作るための、さまざまな体型のトルソーが並ぶリサーチ施設。この部屋はガラス越しに中の様子が分かるが、秘匿性が高い部屋は摺りガラスになっていて、中の様子は分からない。

 

ランニングシューズのミッドソールなど部材の強度を測定する施設。引っ張りや引き裂き、接着剤の剥離など製品の部材の耐久性をチェックする。

 

入室制限された摺りガラスの部屋のひとつ。中に置かれていたのは、フォーム材などの品質をチェックする、材料の構造を見るための電子顕微鏡。

 

研究所内の体育館のコート。奥には野球のピッチャー用のゲージもある。これらにもフォースプレート(床反力計)が設置可能だ。

 

この秋、最新のランニングシューズで走り出しくなった方へ、ココでお知らせ。次回は、アシックスの最新シューズの実走テストを行い、そのレビューを紹介する。まずは、シリーズ3作目、先日発表されたばかりのNOVABLAST 3。そして、“ザ・アシックス”とも言うべきマスターピースの29代目GEL-KAYANO 29。いずれも、アシックス スポーツ工学研究所内でのロケで、お届けしよう。

 

撮影/小川朋央

 

 

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メッシにとって「プライスレス」とは何か? 過去の自分と遭遇する、感動の動画が再び脚光

UEFA財団はSNSで、UEFAとパートナーシップを結ぶマスターカード、そしてレオ・メッシ財団が世界の子どもたちを守る「Save the Children」の一環として、5月に作成したプロモーション動画を再び投稿した。

 

ほぼ同時に、リオネル・メッシも自身のSNSでも動画を投稿。「何百人もの子どもたちが世界で不利な状況に生きている」とのメッセージとともに、寄付への参加を呼びかけている。

動画では過去のメッシ少年が現在のメッシに出合い、「僕はサッカーを愛しています」との言葉に、「僕も同じだよ」と答え、それが「プライスレス(非常に貴重なこと)」だと結ぶ感動的なシーン。

 

この動画に出演している少年がメッシに非常に似ているが、それもそのはず。動画は13歳で海を渡りスペインにやってきたメッシ自身の過去を振り返るもので、俳優の少年に最新のVFX手法で表情が合成されている。そのフルバージョンがこちら。

 

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アルゼンチンで生まれたメッシは、4歳で父親のホルヘがコーチを務めるクラブで本格的にサッカーをはじめ、順調に成長していたが10歳の頃に成長ホルモンの分泌異常が発覚。治療費に工面していたときに、FCバルセロナの加入テストに合格し、13歳でスペインに渡った。

 

新しい環境で挑戦するメッシ少年が不安に負けなかったのが「サッカーを愛している」という強い思いだった。このプロモーションのテーマは、「What’s Priceless to You(あなたにとってかけがえのないものはなにか)」というもの。メッシ自身の実話から子どもたちにエールを送っている。

MLBが大胆な新ルールを来季から導入! ベースボールはどう変わる?

日本時間9月10日、メジャーリーグ(MLB)が公式ツイッターで投稿した、2023シーズンから導入される3つの新ルールが話題に。MLBの狙いとは。ルール導入でベースボールがどう変わるのか。

 

1つ目は「ピッチタイマー」の導入。試合時間短縮のため、無走者の場合は15秒、ランナーがいる場合は20秒以内に投球しなければならず、打者のタイムアウトは1度まで。投手が時間を超過すればボールがカウントされ、打者が超過すればストライクがカウントされる。

MLBニュースのツイッターでも時短が検証され、これにより9回で28分短縮されるとみられている。

 

2つ目は「ベースサイズの拡大」。一塁、二塁、三塁の各ベースが現状の15インチ四方(約38.1cm)から18インチ四方(約45.72cm)に拡大することで、野手と打者の接触などに怪我を防ぎ、塁間が短くなることで盗塁増も期待される。

 

最後は「守備シフト制限」だ。二塁ベースの両サイドに2人ずつ配置しなければならず、これまでの極端なシフトが禁止される。

 

これらのルール変更で期待できる効果は時短。守備シフトもシフト変更に時間がかかるとも言われている。そして大きく変わりそうなのが盗塁の増加だ。塁間が短くなるだけでなく、ピッチタイマーの導入で3度目の牽制球で走者を刺せなければボークとなる。

 

現在は本塁打での得点が偏重され、盗塁数は年々減少しているが、これにより試合時間とともに攻撃もスピーディーなベースボールが帰ってくることに期待されているようだ。

大谷翔平が104年ぶりの偉業達成! 在米スポーツライターが解説する、大谷選手の凄さとメジャーリーグの楽しみ方

世界最高峰のプロ野球リーグ「メジャーリーグベースボール」(MLB)。野茂英雄さんやイチローさん、松井秀喜さんなど、そうそうたる顔ぶれの日本人選手が挑戦してきた中で、かつてないほど注目を集めている存在が、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手です。2022年8月9日(日本時間10日)、1918年のベーブ・ルース以来、104年ぶりに2桁勝利・2桁本塁打の歴史的偉業を達成しました。

 

今、わたしたちはこの先、数百年と語り継がれるであろう、名選手の活躍をリアルタイムで見られる幸運期に生きている、といっても過言ではありません。今回、ニューヨーク在住のスポーツライターとしてメジャーリーグを取材してきた杉浦大介さんに、メジャーリーグの楽しみ方と、大谷選手の記録の裏側にある凄さを、野球初心者でもわかるように教えていただきました。

 

あらためて知りたい、
大谷君が世界のオータニサンになるまで

インタビューを受ける大谷翔平選手。黄色い囲み内が杉浦さん。(写真提供=杉浦大介)

 

社会人野球の選手だった父とバドミントン選手だった母の間に、1994年7月5日に3人兄弟の末っ子として、岩手県水沢市で生まれた大谷翔平選手。小学3年生のときに、地元のリトルリーグで野球を始め、小学5年生の頃には、すでに中学生レベルの球速110kmを出すように。その後、岩手県を代表する高校野球の名門校・花巻東高校へと進学し、高校2年生の春に出場したセンバツ高校野球で球速150kmを出しています。そして、高校3年生では球速160kmを記録。これはアマチュア史上最速であり、投手・大谷翔平選手への注目が集まる出来事になりました。

 

「大谷選手は高校を卒業した2013年に北海道日本ハムファイターズに入団していますが、その当時からメジャーリーグ挑戦を表明していました。日ハムへの入団の決め手となったのは、投手としてだけではなく、野手としてのスキルも上げる“二刀流起用”の育成プランだったそう。その育成プランはすぐに結果として表れていきます」(スポーツライター・杉浦大介さん、以下同)

高校生ルーキーとして出場した開幕戦では、1960年以来53年ぶりの2安打1打点。一軍初登板では新人投手最速の157kmを記録。パ・リーグ史上最速の160kmを記録した後は、自分で記録を塗り替えていき、20歳のときには、日本プロ野球史上最年少で16奪三振の最年少記録を打ち立てます。

 

「高校卒業後、わずか3年で年俸1億円プレイヤーになったかと思えば、2018年には、ついにメジャーリーグへの進出のチャンスをつかみます。当時、まだプロ選手としての経歴条件として海外FA権の取得ができなかった大谷選手は、所属球団の許可とメジャー側の単独交渉で行う“ポスティング・システム”を使って、メジャーリーグへの移籍を希望し、二刀流への考え方や育成方針を大切にしているチーム『ロサンゼルス・エンゼルス』に入団しました」

 

日本の球団でトップレベルの活躍をしてきた選手でも、メジャー入団後、最低3年は育成期間が必要とされる中、入団1年目の3月29日の開幕戦で初打席初安打、4月1日には初登板初勝利を成し遂げる快挙ぶり。

 

「史上もっとも偉大な野球選手とされるベーブ・ルース(George Herman “Babe” Ruth, Jr)以来、100年ぶりの本格的二刀流選手が現れた、ということで、日本だけではなく、アメリカでも一大センセーショナルになりました。大谷選手は『歴史に残る選手』という表現ではチープすぎる、あり得ないレベルでの偉業を成し遂げています。そして、現在も成長を続けている大谷選手。今まで野球にそれほど関心を持ってこなかった方も、見て損はないことが伝わるのではないでしょうか」

 

メジャーリーグの過酷な環境と、
そこで結果を出す凄みとは?

2022年7月5日、28歳の誕生日を迎えた大谷選手。(写真提供=杉浦大介)

 

高校野球では、投手としても野手としても活躍する選手はたくさんいます。しかし、プロの世界、特にメジャーリーグという舞台においては、どちらかに絞らないとやっていけない世界。そのため、二刀流で活躍するというのは、驚異であり、神業とも言えることです。

 

「日本とアメリカのベースボールを比較したとき、その大きな違いはチーム数とパワーです。日本は12チームをセリーグとパリーグに分けていますが、アメリカは30チームをアメリカンリーグとナショナルチームに半々に分けています。

稼働シーズンは3〜10月で、どちらの国もほぼ同じ期間。日本に比べてアメリカは、国土も広いしチーム数も多いので、移動距離や試合数が増えることで、結果的にかなりハードワークになります。日本のプロ野球は基本的に月曜がお休みですが、アメリカはシーズン中にほとんど休みはなく、毎日のように試合があります。高い集中力を維持するためにも、コンディションを調整するためにも、本来であれば、打つのか守るのか、どちらかに絞らないとやっていけません。そんな中、大谷選手は打っても投げてもトップレベルの結果を叩き出しているのです」

 

MLBオールスターゲームが行われたロサンゼルスの空港。(写真提供=杉浦大介)

 

メジャー1年目に22本塁打を記録していますが、これは日本人メジャーリーガーのホームラン記録を塗り替えました。同じく1年目に10登板20本塁打10盗塁という、メジャー史上誰もなし得ていない記録を出しています。

 

「2021年5月11日のアストロズ戦では、2番投手として7回4安打1失点10奪三振後、ライトの守備につき、試合終了まで出場。『投げて、打って、守る』三刀流の活躍を見せています。2021年のオールスターゲームでは、メジャー史上初の投打両方スタメンとなり、同じ選手の名前が並ぶ異常事態を起こしました。スポーツライターとして、大谷選手のプレーを見続けているので、少し麻痺してきていますが、これは本当にすごいこと。

1920年代にアメリカで二刀流の快挙を成したといえば、ベーブ・ルース選手が知られていますが、大谷選手の活躍は、ベーブ・ルースと並び、超えていくレベルです。この先何年間も教科書に名を残すことはまちがいなく、何百年にも渡り語り継がれるはずです。数年前に大谷選手の3ランに興奮した現地実況が『ビッグフライ、オオタニサーン』と叫んだことがニュースになっていましたが、球場では、翔平ゆえに『ショータイム!』という掛け声で賑わっています」

 

メジャーリーグでは何が評価される? 日本との評価の違い

ニューヨーク・ヤンキースvsロサンゼルス・エンゼルスのスター対決。(写真提供=杉浦大介)

 

メジャーリーグで活躍する日本人選手には、和を尊んだり、緻密な戦略を駆使したりするような日本人らしいプレーというものが評価されているのでしょうか?

 

「基本的に日本人選手は“野球のIQ”が高く、戦略の理解度が高いと言えます。職人気質と言いますか、匠と言いますか。しかし、メジャーリーグで活躍する選手は、日本人らしいプレーという部分を期待されているわけではないし、そこが評価されるわけではありません。

イチロー選手はメジャーリーガーとしては華奢で小柄でした。でも、天才的なプレーと足の速さで活躍。そういう部分は、日本人らしいと言えるかもしれません。しかし、イチロー選手の後、何名か同じようなタイプの選手がメジャーに挑戦しましたが、うまくいきませんでした。イチローはやはり、イチローなのです。日本人だからというより、ひとりの天才プレーヤーとして評価されていました。

今やベテランクラスになっているダルビッシュ選手も、イチロー選手とは活躍シーンが違いますが、芸術的な技量が魅力です。狙った場所に投げられるし、多彩な球種でバッターを混乱させます。匠の技と言えますが、日本人らしい選手という視点で評価されているわけではありません。

どこの国から来た選手でも、基本はパワーが求められます。投手ならばより速い球が投げられて、野手ならばより遠くまで打てることが期待されています。つまり、見応えのあるプレーをしてくれる選手であれば、惜しみない賞賛が与えられる。プレーも評価もシンプルなのがメジャーリーグと言えます」

 

野球発祥の地と言われているニューヨーク州・クーパーズタウンの「アメリカ野球殿堂博物館」に展示されているイチローのユニフォーム。「イチローは匠のプレーで魅了してくれた天才プレーヤー。日本人らしいというよりも、唯一無二の存在として評価されています」(写真提供=杉浦大介)

 

大谷翔平選手のヘルメットやキャップも展示されています。「現役選手ですが、こうして野球殿堂博物館に展示されるところからも、彼がどれだけ評価されているのかがわかります。大谷選手の数ある構成のひとつに、2021年4月の先発投手として160kmの豪速球を投げたすぐ後の攻撃でホームランを打った名シーンがあります。YouTubeなどでも見られるので、チェックしてみてください」(写真提供=杉浦大介)

 

大谷選手以外にも注目!
今後の活躍から目が離せないメジャー選手とは?

(写真提供=杉浦大介)

 

大谷選手以外に、今、杉浦さんが注目しているMLB選手を教えてもらいました。

 

「日本人選手ならば、2021年からシカゴ・カブスに入団した鈴木誠也選手はこれからの飛躍が楽しみですね。彼はメジャーリーグに来てまだシーズン1年目なので、こちらの環境にコンディションを合わせる調整段階にいます。しかし、すでに5年契約を結んでいるので、こちらでも活躍できる選手に育っていくと思います。鈴木誠也選手は、足が速くて守備もしっかり、打者としても期待できる3拍子揃い。メジャーリーグで長く活躍できるのではと感じます」

 

(写真提供=杉浦大介)

 

日本人選手以外でも、一人ピックアップするなら?

 

「ニューヨークヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手の活躍はすばらしいですね。画像は7月31日、2回、右翼席に2ランを打ち、今季42号、通算200号に到達し、過去9試合で9本塁打したときのもの。7月の月間MVPに選ばれていますが、打者としての好成績でチームの勝利に貢献しています。メジャーリーグは、いかに速い球を投げるか、そして、いかに多くのホームランを打つかが大事なポイント。投げるのも打つのもパワーのあるプレーが評価されるし、期待されています」

 

最新情報はココから!
チェックすべきニュースアプリとSNS

メジャーリーグの最新ニュースをいち早く手に入れて楽しむには、ここをチェックして。

 

「日本語サイトならば、Yahooが運営している『スポーツナビ』はいいと思いますよ。『MLB』というカテゴリがあるので、そちらをクリックしてもらえれば、最新ニュースが確認できます。ほかには、選手の個人的なTwitterアカウントや僕のようなスポーツライターのTwitterアカウント。英語が読めるのであれば、MLB関連の媒体やライターのアカウントをチェックするといいでしょう。ダルビッシュ選手のようにインスタグラムのアカウントで積極的に発信している選手もいるので、気になる選手名でインスタグラムのアカウントがないかを確認してみるのもいいかもしれません」

スポーツナビ https://baseball.yahoo.co.jp/mlb

 

ロサンゼルスのドジャースタジアム(写真提供=杉浦大介)

 

大谷翔平選手の活躍は、野球好きを楽しませるだけに止まらない、と断言する杉浦さん。そのプレイをチェックすることで、元気や勇気をもらえるかもしれません。

 

メジャーリーグを楽しむ秘訣として、杉浦さんが力を込めて話していたのは、リアルでの観戦体験の価値。メジャーリーグが開催される球場は、場所によっての特徴があり、また、楽器に頼らない、歓声というエールの迫力に心が揺さぶられるそうです。歴史上、長く語り継がれるであろう日本人選手が活躍している今、メジャーリーグ観戦をこの先の実現したい夢の一つに掲げるのもよさそうです。

 

【プロフィール】

スポーツライター / 杉浦大介

高校球児からアマボクサーを経て、フリーランスのスポーツライターに転身。1999年に渡米し、現在はニューヨーク在住。 『スポーツナビ』『SPORTS COMMUNICATIONS』『スラッガー』『ダンクシュート』『アメリカンフットボールマガジン』『ボクシングマガジン』『日本経済新聞・電子版』『NBA Japan』等、多数の媒体に記事、コラムを寄稿している。
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車いすラグビー日本代表の華。倉橋香衣選手が語る人生の可能性と楽しみ方

東京パラリンピックで車いすラグビー日本代表は2大会連続の銅メダルを獲得した。パラスポーツでありながら『マーダーボール(殺人球技)』とも呼ばれる過酷な車いすラグビー。その日本代表として、的確に先を読む判断力と鉄壁の守備を武器に活躍していたのがチームの紅一点・倉橋香衣選手だ。あれから1年──どんなに苦しい状況でも笑顔を忘れず、一般のファン層を広げたともいわれる彼女に、その後も続く闘いの日々とパラアスリートとしての原点について語ってもらった。

(構成・撮影:丸山剛史/執筆:木村光一)

倉橋香衣(くらはし・かえ)/1990年、兵庫県神戸市生まれ。高校まで体操選手として活躍。大学からトランポリンを始めるが、2011年、練習中の事故で頸髄を損傷。鎖骨より下の感覚をほぼ失う。3年間のリハビリを経て車いすラグビーと出会い、2015年、所沢市に拠点を置くBLITZ(ブリッツ)入団。2017年、女子選手として車いすラグビー史上初の日本代表に抜擢。持ち点0.5点(最も障害が重い)のローポインターとして頭角を表し、一躍、注目の存在となる。2021年、初出場の東京パラリンピックで5試合すべてに出場。銅メダル獲得に貢献した。商船三井、AXE(アックス)所属。

 

トランポリンの練習中に着地失敗。頸髄損傷の重傷を負って四肢麻痺に

──子どものころからスポーツがお好きだったんですか?

 

倉橋 じっとしていられなくて、とにかく動き回っているのが好きでした。母親から聞いた話では、怒られて家を放り出されてもそのまま平気でどこかへ遊びに行ってしまうような子どもだったとか(笑)。一日中動き回っても疲れない。夜もなかなか寝なくてずいぶん親を困らせたみたいです。それでどうにか私を疲れさせようと体操クラブに通わせてみたところ、ようやく眠るようになったそうです。

 

──ご自身も体操には興味があったんですか?

 

倉橋 母親が好きでよくテレビで観てまして、そのときから私も一緒になって観ていたので、たぶん最初は面白かったんだと思います。結局、小学校1年の終わりごろに始めて、高校3年までやり続けました。

 

──大学進学後、体操からトランポリンへと転向したのには何か理由が?

 

倉橋 あまり真面目に練習しなかったので全然体操が上手くならなくて、それで見切りをつけたんです。でも、“宙返り”が好きだったこともあってトランポリンに転向しました。ジュニアからやっている選手たちには敵いませんでしたけど、体操をやっていた分、多少、技を覚えるのは早かったと思います。

 

──そのトランポリンの大会で起きた事故について伺ってもよろしいでしょうか?

 

倉橋 はい。

 

──大学3年の4月、埼玉県越谷市の大会で事故に遭われたそうすが。いったい何が起きたんですか?

 

倉橋 予選を通過すると、決勝の本番前にウォーミングアップとして1本跳べる機会が与えられるんです。その最中にどうもタイミングが合わない、何か変だなという違和感があって。でも私が跳び終わるのを他の選手が待っているので、まだ感覚が合ってない状態のまま空中で回転する技に入ってしまったんです。すぐ、失敗すると直感しました。それで安全に着地する体勢を取ろうとしたんですけど、その時点で上も下もわからなくなっていて、気づいたら頭から落ちてました。そこから先は記憶も途切れてるんですが、救急隊員から「いまどこ触られてるかわかりますか」と聞かれて「わかりません」と答えながら、首(頸髄)をやったら体が動かせなくなると聞いていたけどこれがそういうことなのか。「やってもうたな」って、そんなことをぼんやり考えてました。

 

常識を覆させられた“車いすラグビー”との出会い

──それほど危険な目に遭われたにもかかわらず、またスポーツを始めようと思われたのはどうしてですか? 何かきっかけがあったのでしょうか?

 

倉橋 体を動かしたい、スポーツをやりたいという思いは、まだ寝たきりでまったく動けない状態のときからありました。ICU(集中治療室)から一般病棟に移って大学の友人が見舞いに来てくれるようになったんですけど、そのときから、自分にもやれる障害者スポーツはなんだろうって友人たちとも話してたんです。

 

──障がい者スポーツについてはどの程度ご存じだったんですか?

 

倉橋 いえ、私も友人たちも全然知りませんでした。

 

──では、いつごろ、車いすラグビーを知ったのでしょう?

 

倉橋 大学へ復学するという目標のためにリハビリ病院に移りました。まず、国立障害者リハビリテーションセンター(埼玉県所沢市)に入所し、一人暮らしを行うための自立訓練を受けることになったんです。その施設で行われていた活動のひとつに車いすラグビー部があって、今思えば2、3人が車いすをぶつけ合ってるだけでちゃんとした試合を見たわけでもなかったんですけど、もうすぐに「あれに乗ってみたい!」と思ったんです。

 

──今日、初めて練習を取材して驚かされることばかりだったんですが、とくにあのガッシャーンという車いす同士がぶつかり合う様子やバーストしたタイヤから噴き出す空気の勢いを間近に見て鳥肌が立ちました。失礼ですが、通常、とくに女性は「あれに乗ってみたい」とは思わないんじゃないでしょうか?

 

倉橋 普段、私は車いすから落ちたら自力では戻れないという障がいのレベルなので、車いすはつねに大切に扱うように言われています。それと同時に、周囲の人たちに迷惑や危害を加えないよう丁寧に動かすことも心がけています。ところが、車いすラグビーでは相手とぶつかっても怒られない、こけてひっくり返っても笑えてしまう。私、それまでツインバスケットボール(四肢麻痺の障がい者によるバスケットボール)はやってみたことがあったんですけど、ゴールするときや他のプレーヤーの前では車いすのブレーキをかけて止まらなければいけない。それがしんどかったんです。でも、ラグビーはそのまま相手にぶつかって止まればいいからラクそうで、めっちゃ楽しそうに見えたんですよ(笑)。

 

車いすは男女混合競技。体力差も判断力で克服できる

──なるほど。危険よりむしろ自由や大らかさを感じたんですね。しかし、実際、車いすラグビーは「マーダーボール(殺人球技)」とも呼ばれるほど激しい競技で、男子選手にとっても極めて過酷だといわれています。そんな中に飛び込んでいくのはかなり勇気が要ったのではないですか?

 

倉橋 たしかに私が車いすラグビーを始めた当時、男女混合競技にもかかわらず女子選手は他に1人しかいませんでした。でも、リハビリや自立訓練にしても男女の違いはなかったし、トランポリンも男女関係なく互いに教え合いながら練習してましたから、私としては選手が男子ばかりでもそれほど抵抗はなかったですね。

 

──では、競技者になってみて、あらためて気づいたことは?

 

倉橋 私の場合、球技や団体競技の経験が全然なかったこともあって、どうしても動きが遅れてしまうんです。たとえば2対2になったらどっちへ行けばボールが前に進むとか、ディフェンスをどうするとか、動きながら声を出すとか。球技や団体競技の経験者にとってはごく当たり前の基本的なことすら全然わからなかった。でも、わからないのが逆に面白くて。悔しい思いはするんですけど、それがどういうことなのか理解できてそれができるようになるとめちゃめちゃ嬉しい。それを繰り返しながら、車いすラグビーにどんどんのめり込んでいったんです。

 

──体力のある男子選手と互角に渡り合うため、何か特別なトレーニングはされているんでしょうか?

 

倉橋 特別なトレーニングは特にしていません。パワーやスピードではどうしても敵わない部分はありますが、判断力はみんな平等なので私はそこを磨いていこうと決めてます。

 

──判断力? たとえばどういうことですか?

 

倉橋 先を読んで自分のスピードならこういう動きをすればいいとか、ローポインター(守備的な選手)やハイポインター(攻撃的な選手)がそれぞれ動きやすいように何をすべきかとか、そういうことを考えながらプレイすることがいちばん大事なんだと、私はチームメイトからも教わりました。

 

女子初の日本代表選手として越えなければいけなかった壁

──2017年に女子選手として初めて日本代表に招集されたときはどんな気分でしたか?

 

倉橋 それまでクラブチームの試合に出場した経験がほとんどなかったので「なんで私が?」と疑問でいっぱいでした。でも、自分が選ばれたのは優れた何かがあるからではなくて、女子をチームに加えることで戦術に広がりをもたせようという意図なんだと理解して、すこしでもそれに応えられるように精一杯頑張ろうと思いました(*注釈参照)。

 

【*注釈/車いすラグビーの主なルール】

○車いすスポーツで唯一コンタクトが認められている競技。4対4でバスケットボールコートの広さで行われる。バレーボールに似た専用球を投げたり、ドリブルしたりパスで繋いだりなどしてボールを前へ運び、車いすの前後4輪のうち2輪がゴールラインを通過するとトライ(得点)になる。

○選手は障がいの度合いによって持ち点を0.5点から3.5点まで0.5点刻みで7段階にクラス分けされ、コートでプレーする4人の持ち点の合計は8.0点以内でなければならない(障がいが軽度であるほど持ち点が高くなる)。ただし、女子選手が加わる場合、持ち点の合計に0.5点が加算される。つまり8.5点以内で選手を組むことが可能になる。

 

ちなみに、2018年の世界選手権で日本は史上初の優勝を遂げたのであるが、その勝因の一つに、倉橋選手を加えて持ち点の上限を8.5点とし、出場選手のラインナップの選択肢を増やしたことが挙げられている。

 

──倉橋選手は女子選手起用の狙いを「プラス0.5点」のアドバンテージだと冷静に理解しつつ、それでも持ち前の負けん気の強さからオーバーワークに陥り、2018年の世界選手権後は肩の痛みで日本代表を長期離脱していました。そのときの状態について聞かせてください。

 

倉橋 代表に選ばれて試合に出してもらえるようになって、車いすラグビーの本当の面白さがわかってきたんです。練習だけでは腑に落ちなかったことがどんどん理解できてそれが楽しくて。でも、そのときは自分のレベルに合ったあったトレーニングの仕方がわかってなかったし、とにかく他の代表選手に追いつかなきゃいけないと、ただがむしゃらにやってただけだったんです。そしたら肩を壊してしまって。

 

──徐々に東京パラリンピックの機運も高まっていましたから焦りもあったでしょう。そこからどうやって立て直していったのですか?

 

倉橋 今振り返れば、あれは必要な時間だったと思います。肩を痛めてからトレーニングも自分が動かせる筋肉への負荷を考えてやらなければいけないことを学びましたし、車いすの漕ぎ方といった基礎ができてなかったことも痛感しました。それからは治療やリハビリはもちろん、走る練習を増やし、とにかくもう一度、みんなとラグビーをやりたい、代表に戻りたいという一念でひとり練習に打ち込みました。

 

──現在、肩の調子は?

 

倉橋 まだ痛みは引きずっていて、それとうまく付き合いながらという感じです。でも、体の使い方やコンディションに合わせた自分なりのトレーニングのやり方がわかってからは大きく調子を崩すこともなくなりました。

 

怖さやプレッシャーも楽しんでしまえばいい

──その後、倉橋選手は日本代表に復帰を果たし、晴れて東京パラリンピックに出場。全5試合で活躍して銅メダル獲得に貢献されました。そこで素朴な疑問です。車いすラグビーは男女混合競技。現状では体重制限もなし。したがって国際大会ともなれば日本人の男子選手よりさらに大きな外国人選手とコートで対峙しなければなりません。単純に怖くないんですか?

 

倉橋 全然怖くないです。むしろ外国の選手と試合すると決まって自分の方が抑えられて不利なポジションになるんですけど、パッと相手を見たら「うわぁ、やっぱでかいなぁ!」ってワクワクしてめっちゃ楽しいんですよ(笑)。

 

──う〜ん、怖さやプレッシャーに楽しみが勝ってる。なるほど、そのあたりが倉橋選手の大舞台での強さにも通じているんですね。そういえば、練習中もずっと倉橋選手が笑顔を絶やさないのが印象的でした。

 

倉橋 これでもすごく集中してるんですよ(笑)。でも、試合でも練習でも緊張はしない。なんかずっと楽しんじゃってるんです(笑)。

 

車いすラグビー中心の生活。趣味がないのが悩み

──普段の生活について聞かせてください。倉橋さんは日本車いすラグビー連盟オフィシャルパートナーである商船三井に勤務しながらAXE(アックス)というクラブチームで練習に励んでいると伺っています。両立は大変ではありませんか?

 

倉橋 会社での仕事は週2日勤務が基本です。業務内容はWeb社内報の記事制作などを含む事務作業で、練習スケジュールや大会などによって、勤務日や勤務時間はフレキシブルに調整していただいています。

 

──AXEでの練習はどれくらいのスパンで行われているのでしょう?

 

倉橋 車いすラグビーは使用できる体育館が限られているので、その確保状況によってまちまちですが、平均する月2回から3回くらいです。他のメンバーと一緒に練習できる時間が限られている分、あとは個人で自主練習しています。ほぼ基礎トレーニングで時間はその時々によって変わります。

 

──試合前のルーティンのようなものはありますか?

 

倉橋 何か食べるとか決められたことをするとか、そういうのはとくにないです。30分前ぐらいから準備を始めて、時間が余ったらコーヒー飲んだりお喋りしたり。それからアップして試合に入っていく。いつもそんな感じです。

 

──では、試合に勝ったり目標を達成したりときの自分へのご褒美は?

 

倉橋 それもないですね。でも、ほとんど実現したことないんですけど、よく友だちとどこかへ行こうという話だけはしてます。

 

──旅行がお好きなんですか。

 

倉橋 北海道も沖縄も合宿でしか行ったことがないので、体育館以外の場所に行ってみたいんです。べつに近場でもいいんですけど、それもコロナ禍が落ち着いてからの話なのかなと。今は我慢してます。

 

──実践しているストレス解消法があれば。もしくは趣味があれば聞かせてください。

 

倉橋 合宿とか大会が終わったらまずは寝たい!(笑)。だから趣味もないんですよ。休みの日も部屋で過ごすことがほとんど。チームメートから面白いアニメを勧められて観始めたんですけど、それも気がついたらノルマみたいな感じになってしまって。それでも、これを続ければ趣味になるかもしれないって自分に期待してるところなんです(笑)。

 

──東京パラリンピック以降、ファンも増えて注目を浴びる機会が増えたと思うんですが、普段、人の目は意識されてますか?

 

倉橋 昨日もすっぴんでスーパーに行っちゃいましたし、服も全然気にしてないですね。いつもジャージ。家事を手伝ってもらってるヘルパーさんにも「こんなに服があるのに、どうして洗濯物はジャージだけなの?」って呆れられて。ヘアスタイルも自分で前髪をハサミで切ったらパッツンになってみんなに笑われました(笑)。

 

東京パラリンピックがもたらしてくれた本当に価値あるもの

──東京パラリンピックで銅メダルを獲得して以来、周囲の環境もすいぶん変化したのではありませんか?

 

倉橋 東京パラリンピックについては悔しすぎてあまり憶えていないっていうか……。正直、大会が終わった直後は、それまでずっと応援してくれていた人たちに対して「金メダルじゃなくて御免なさい!」っていう思いのほうが強くて……。でも、実際に銅メダルを持って帰ったら、家族、友だち、会社の同僚、ボランティアの皆さんがすごく喜んでくれて。それでやっと自分でも気持ちの整理がついたんです。

 

──自国開催のプレッシャーというのは相当なものだったんですね。

 

倉橋 今はテレビでたくさんの方に観てもらえて、車いすラグビーの存在を知ってもらえてよかったと思っています。なにより、パラリンピックをきっかけにチームスタッフをやりたいという希望者が増えたことが最大の収穫でした。パラスポーツ、とくに車いすラグビーという競技はスタッフの協力がなければ成り立ちません。スタッフもみんなチームの一員ですから、それは本当にうれしい変化だと感謝しています。

 

──差し支えなければ、昨年4月に長年所属していたBLITZからAXEへクラブチームを移籍した理由を教えてください。

 

倉橋 新しい環境で挑戦してみたい、もっと成長したいと思って移籍を決めました。

 

──最後に、今後の目標を。

 

倉橋 私が所属するクラブチーム『AXE』は、日頃の練習の成果を出し、来年2月の日本選手権決勝大会への切符を手に入れたいと思っています。10月には日本代表チームの2連覇がかかった世界選手権(10月8日〜17日/デンマーク・ヴァイレ)が開催されますので、4年前に続いて今度も最高の結果を出せるよう全力を尽くすつもりです。みなさん、応援よろしくお願いします!

 

ヨウジヤマモトとのコラボ企画“漆黒のG”が待望のデビュー! 電車ジャック動画も公開

7月5日、日本を代表する世界的デザイナー、山本耀司氏が手掛けるブランド「ヨウジヤマモト」とのコラボ企画を発表した読売ジャイアンツ。ブランドを象徴する漆黒のデザインが話題となったが、ついに、9月6日から東京ドームで行われる横浜DeNA3連戦で、選手が着用して試合に挑む。

 

コラボ企画実施を前に、渋谷スクランブルスクエアや駅構内、さらには車両内を告知ポスターなどで染める電車ジャックも行われ、公式ツイッターでは電車ジャックを準備するレアな動画も公開された。

 

また、9月6日の始球式には「Yohji Yamamoto 2023春夏コレクション」にモデルとして出演した、俳優の伊藤英明さんが務めることも発表。

 

この3日間、各日来場先着1万5000名には「Yohji Yamamoto特別ユニホーム」がプレゼントされるが、東京ドーム23ゲート横の直営グッズショップ「G-STORE」では、9月6日11時(予定)より数量限定で選手/番号なしのレプリカユニホームが販売される。

 

ジャイアンツオンラインストアでは「レプリカユニホーム(税込2万5000円)」、「プロコレクションユニホーム(税込6万6000円)」の予約販売が行われている。商品が届くのは10月下旬から11月下旬となるので、9月6~8日のゲームには間に合わないが、オシャレにもこだわりたいG党ならばチェックしよう。

 

また、9月6日の正午からは「コラボレーションロングTシャツ(税込2万2000円)」、「コラボレーションキャップ(税込1万6500円)がジャイアンツオンラインストアとNEW ERA公式オンラインストアで発売される。

“8歳、真夏の大冒険”大好きなエムバペに会うために自転車で3日間90キロを走破

フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマンに所属する、フランス代表FWキリアン・エムバペに会うために、8歳の少女が自転車で3日間、90kmの道のりを走破した。

 

心臓、腎臓、肺、背骨、手足、体の左側の筋肉に障害を持つ先天性の難病を患っている少女・カミーユは、今年のはじめ、契約が不確実だったPSGにエムバペとの契約延長を願ったビデオを投稿。

 

しかし少女は、「カミーユの笑顔」という先天性疾患や遺伝性疾患を持つ子どもたちの夢の実現を目的とした団体を持つため、偏見による非難もあったが、エムバペは次の試合の得点を「これはあなたのためです、カミーユ」と擁護した。

 

その後、カミーユは自身の治療が進んでいる証として自転車でエムバペに会いに行くことを決意。そして日本時間8月25日、その目標を成し遂げたのだ。

 

PSG財団もカミーユの偉業を絶賛。

 

「カミーユの笑顔」もツイッターで談笑するエムバペとカミーユの動画を投稿した。彼女の頑張りは、障害を持つ多くの子どもたちに勇気と希望を与えたことだろう。

“皇帝”が駆ったF1マシンが9億円で落札も最高額更新ならず、さらに上には上が

日本時間8月18日、アメリカ・カリフォルニア州モントレーで行われたRMサザビーズのオークションに、歴代1位タイとなる7度のF1ドライバーズチャンピオンに輝いた、“皇帝”ことミハエル・シューマッハがドライブしたフェラーリ「F300」が出品された。

 

 

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1998年のグランプリに投入されたこの「F300」はシーズン6勝を挙げ、なかでも今回出品されたシャーシナンバー「187」はカナダ、フランス、イギリス、イタリアGPの4戦で走行しすべて優勝した無敗のマシンだ。

 

8月22日に落札された入札額は622万ドル(約8億5300万円)となったが、F1マシンの最高落札額には届かなかった。

 

 

現在のF1マシン最高落札額は750万ドル(約10億4300万円)。2017年11月に落札された「フェラーリ2001」だが、このマシンのステアリングを操作したのもシューマッハ。この年、ドライバーズとコンストラクターズのWタイトルを獲得した伝説のマシンで、出品されたシャーシナンバー「211」はモナコとハンガリーGPで優勝した。

 

しかしこの日、シューマッハのマシンよりも注目された逸品があった。

 

 

これは1950年代に伝説的な名ドライバーが数多くステアリングを握ったフェラーリ“ビッグブロック”スポーツレーシング・プロトタイプで、落札額はなんと2200万5000ドル(約30億円)。上には上があるものだ。

間もなく41歳、“王様”イブラヒモビッチの髪型が「侍ヘア」から「侍テール」に!

10月で41歳を迎えるセリエAのACミラン所属、スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの後ろ髪が話題となっている。

 

 

昨年5月の左ヒザ手術でリハビリ中のイブラヒモビッチだが、ミランの今季開幕戦をベンチで観戦。その様子を自身のツイッターで投稿した画像に90万件以上のいいね!がついている。

 

1999年からビッグクラブを渡り歩いているイブラヒモビッチのトレードマークはロン毛。2010年頃からは後ろ髪を結った「マンバン(Man Bun)」別名「侍ヘア」にしている。今年の7月にはリハビリ中ではありながらもミランは1年間の延長契約を結び、チームが公式ツイッターに投稿したプロモーション動画でも髪型の変遷を見ることができる。

 

 

セリエAの公式ツイッターでも「彼の新しい髪型が気に入ったらRT」と画像を投稿。あなたはこの髪型をどう思う?

 

 

年明けに復帰が予想されるが、「侍ヘア」から「侍テール」となったイブラヒモビッチが、41歳で初めて立つピッチではどのような髪型になっているのか。プレーとともに髪型からも目が離せない。

 

おまけ画像は自身のインスタグラムで披露した肉体美。40歳にしてこの体。ヒザさえ完治すればまだまだプレーは続けられそうだ。

 

全米が感動した! リトルリーグで起きた「真のスポーツマンシップ」が話題に

リトルリーグの全米ナンバーワンを決定するワールドシリーズが現在行われているが、その大舞台の出場権をかけたサウスウエスト地区のチャンピオンシップゲームで感動的なシーンが生まれた。

 

 

テキサス州ウェーコのマーヴィン・ノークロス・スタジアムで行われた、オクラホマ州代表のタルサとヒューストン近郊の都市、パーランド代表のテキサスイーストとの試合。

 

初回、3点を先取されたタルサは2点を返し、2死一・二塁で打席にはアイザイア・ジャービス。対する先発のケイデン・シェルトンによる0-2からの投球が、ジャービスの頭部を直撃。その瞬間、ジャービスは倒れ込むもすぐに立ち上がって一塁へ向かった。このシーンで動揺したのが、投手のシェルトンだった。

 

 

マウンドに立つシェルトンは明らかに動揺し、うつむいていると、一塁からジャービスが歩み寄りハグした。さらにジャービスは「いい球だったよ、さあ頑張ろう!」と声を掛けると会場が温かい拍手で包まれた。この動画がスポーツメディア「ESPN」のツイッターでも投稿されると、再生回数は370万回を超えた

 

 

この試合は9対4でテキサスイーストが勝利し、ペンシルベニア州ウィリアムズポートで開催されるワールドシリーズに進んだ。

 

タルサのコーチ、ショーン・コープレンは「ジャービスにシェルトンを慰めるように言ったわけでなく、彼が投手に向かっているのを見たとき、ジャービスの性格に基づいて前向きな行為を期待した。彼がなにか親切なことをしようとしているのはわかっていた」とコメント。

 

そして、真のスポーツマンシップの行動を取ったジャービスについて、父親のオースティン氏は「優れた選手であることよりも、優れた人間であることの方が重要です。それを私は本当に誇りに思います」と語った。

甲子園のヒーロー「斎藤佑樹」が今思うこと、これからのこと。そしてお気に入りのモノとは?

昨季限りでプロ野球のユニフォームを脱いだ斎藤佑樹は、言わずと知れたかつての“甲子園のヒーロー”だ。2006年夏、早実のエースだった斎藤が駒大苫小牧・田中将大選手(現東北楽天ゴールデンイーグルス所属)と繰り広げた、引き分け再試合に持ち込まれたほどの死闘は、今も語り継がれている。そして16年後、今年の甲子園では始球式をつとめたうえ、仙台育英が悲願を果たした決勝戦では解説席に現れ、“神解説”と大きな話題を集めた。

 

斎藤佑樹はいま何を考え、どこへ向かうのか。これまであまり明かされなかったプライベートも含めて、ざっくばらんに語ってもらった。

 

↑インタビューの間は常に笑顔が絶えず、気さくにトークを展開。現役を引退してから、「表情が穏やかになった」と言われることが多いという

 

「ゲットナビ、めちゃめちゃ好きなんですよ! この3年くらい毎号読んでます。インタビューのオファーをいただけて本当にうれしかったです」

 

ポーカーフェイスで、寡黙で、ストイック。筆者が野球選手としての斎藤佑樹に抱いていた印象とは異なる——多少のリップサービスはあったにせよ——社交的で自然体な青年の姿がそこにあった。家電やガジェット、時計、クルマなどモノ全般の情報に広くアンテナを張るという斎藤さんが、いま特に凝っているのは写真撮影だという。

 

「風景や空を撮ることが多いですね。月の周期は常にチェックしていて、満月を撮ったり、逆に星がキレイに見える新月のときを狙ってみたり。星空を撮りたいときは、街の灯りが少ないところまでクルマでパッと出かけることもあります。この間、北海道の美瑛町にある白金青い池という有名な観光スポットに行ったんですが、かなり良い写真が撮れました」

 

「達成感を得られるのが写真の魅力。いつか個展を開いてみたいです」

 

愛用するソニーα7SⅢは元々、現役時代に自身の投球フォームを記録してチェックするために購入したもの。趣味としての撮影を本格的に始めたのは現役を退いてからのことだが、すぐにのめり込んだ。

 

「カメラが好きなのは、撮影で達成感を得られるからかもしれません。僕は子どものころから野球の練習やトレーニングをして、試合で結果を出すことで達成感を得てきました。写真もそれと似ているところがあって、撮るものを事前にリサーチしたり、自身の撮影技術を高めたり、色々な準備をして撮影に臨みます。その結果として良い写真が撮れたら達成感を味わえる。写真を見た人からそれを褒めてもらえればさらにうれしいですね。腕を磨いて良い写真がたくさんストックできたら、いつか個展を開いてみたいと思っています」

 

斎藤佑樹のフェイバリットアイテム 1

●ミラーレス一眼
ソニー「α7S Ⅲ」実売価格44万9900円(ボディ)

有効1210万画素の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」を搭載。画像処理エンジンは新開発のBIONZ XRを採用し、最高感度は拡張でISO409600を実現する。新開発の放熱構造により、長時間の4K動画記録も可能だ。

 

「フォームチェック用カメラが、趣味での相棒になりました」

「投球フォームを動画で記録してチェックするために購入しました。現役引退してその用途はなくなりましたが、いまでは趣味の撮影での相棒となりました。特に星空や夜景を撮るのが好きで、いつでも撮れるよう持ち歩いています」

 

カメラに限らず、あらゆることに対してこだわりが強いほうだという。現役時代はもちろん、引退したいまでも身体のケアには人一倍気を使っているが、特に意識を高く持つのが「睡眠」だ。

 

「2020年の秋にヒジの靭帯を断裂して新しい医療を受けていたんですが、そのときに先生から『再生に必要なテストステロンと成長ホルモンの分泌には、質の良い睡眠が必須』と言われたことがきっかけで、こだわるようになりました。たまに寝違えることがあったので、まずはしっかりデータを取ってマットレスの硬さを見直し、シーリー製の柔らかいものに変えました。これは肌触りも良くてストレスを感じることがなく、とても気に入っています。寝室のエアコンと加湿空気清浄機は国内メーカー製の高性能モデル。あとは、ディフューザーを使って、リラックスできるシトラス系の香りで部屋を満たすのもポイントです。天井に取り付けたポップインアラジンでヒーリング系の映像と音楽を流しながら寝ています。現役時代から移動中に寝るタイプじゃなかったぶん、自宅の睡眠空間にこだわりを持っているんです」

 

毎日欠かさないジムトレーニングも、ボディメンテナンスに対するこだわりのひとつだ。パーソナルトレーナーをつけて、ハードなメニューで自分を追い込んでいる。

 

「現役時代よりしっかりやってるんじゃないかっていうくらいで、終わったあとはヘロヘロになってます。スーツをカッコ良く着こなせる肉体を目指していて、ベンチプレスをしっかりやっています。現役時代は胸回りの可動域を広げるためにベンチプレスをやっていなかったので新鮮です。魅せる肉体に仕上がってきてますよ」

 

本来は「とても好き」だという酒も、質の高い睡眠やジムトレーニングといった毎日の“ルーティン”を守るために控えている。

 

「20代のころはチームメイトとハメを外すこともありました(笑)。米国アリゾナでのキャンプ中、後輩の(杉谷)拳士とクラフトビール専門店に繰り出したり……。ただ30歳を過ぎてから節制し始めて、引退後も酔うほど飲んだ日はありません。毎日活動するなかで、酒に酔ったことで思うようにいかなくなってしまうのがイヤなんです。翌日に何もなければハメを外しても良いのですが、毎日やるべきことはあるので、あまりそういう気になりませんね。最近流行っている低アルコール飲料や、お酒テイストのノンアルコール飲料は結構好きです。この間初めてノンアルワインを飲みましたが、思っていた以上に美味しくて驚きました」

 

↑本誌を毎月愛読する理由は「モノだけじゃなくて、トレンド全体を把握できるのが良い」から。ほかにも様々なメディアをチェックしている

 

「メタバース空間を活用して、何ができるか考えています」

 

インタビューの合間にも本誌をパラパラとめくり、「このカメラが欲しいんですよね〜」とか「この家電って本当に良いんですか?」と気さくに尋ねてきた斎藤さんが、最も興味を示していたのは「メタバース」の特集記事だ。

 

「新しいことがやりたくて、いま勉強しているところです。コロナ禍で気軽に外出できない状況が続くなか、スポーツ界にもメタバースの波が必ず来ます。例えば、北海道日本ハムファイターズの本拠地は2023年に新球場へ移転することが決まっていますが、道内の人でないと実際に訪れるのは難しい。そこで、メタバース空間内に球場や周辺施設を再現できれば、これまでにないエンタテインメントビジネスが生まれると思うんです。アバターが着るユニフォームなどグッズも販売できるし、バーチャルならファンと選手との交流もさかんになるはず。僕も何かアイデアを出してファイターズや野球界を盛り上げたいという気持ちがあります。メタバース空間内に僕が撮った写真を並べて個展を開くというのも良いですね(笑)」

 

次のステージへ進むためインプットを続ける斎藤さんに、“いま一番やりたいこと”を聞いた。

 

「色々とありますが……今年の夏に富士山に登る予定です。そこで達成感を味わえると思いますし、ビジネスへの活力も得たいですね」

 

野球界で幾度も頂点に立った斎藤佑樹は、新たなる高みを目指してスタートを切ったところだ。

 

斎藤佑樹のフェイバリットアイテム 2

●一体型VRヘッドセット
Oculus「Oculus Quest 2」実売価格3万7180円(128GB)

Meta(旧Facebook)が展開するシリーズ最新モデル(現在はMeta Quest 2に名称変更)。スマホやPCなどと接続せずに使えるスタンドアローン型で、頭部だけでなく全身の動きに対応する高いトラッキング性能を備える。

「メタバースを楽しむため、真っ先に購入しました」

「『メタバース』に興味を持って勉強するようになり、まず購入したのがコレです。いまのところはVRChatを楽しんだり、シューティングゲームをプレイしたりといった用途ですが、今後どんどんやりたいことが増えるはず!」

 

斎藤佑樹のフェイバリットアイテム 3

●照明一体型プロジェクター
ポップイン「popIn Aladdin 2」実売価格9万9800円

LEDシーリングライトとプロジェクター、スピーカーが一体となったデバイス。Android 9.0を搭載し、YouTubeなどの動画配信サービスをはじめとする様々なコンテンツを楽しめる。フルHD画質で最大120インチの投写が可能。

「ベッドルームに設置して、月の映像に癒されています」

「ベッドルームに設置して映像と音を楽しんでいます。以前は寝る前にNetflixで映画をよく見ていたのですが、いつも途中で落ちてしまって最後までたどり着けなくて(笑)。いまは月の映像を見て癒されながら寝ています」

 

斎藤佑樹のフェイバリットアイテム 4

●電子レンジ
バルミューダ「BALMUDA The Range」実売価格4万7850円

ムダを削ぎ落としたシンプルなデザインが特徴。自動/手動での温めや解凍モードなどをダイヤルで直感的に設定できる。オーブン機能も備え、パンなどの発酵にも対応。操作音にギターサウンドを採用しているのもユニークだ。

「シンプルなデザインが気に入り、バルミューダで揃えています」

「白物らしくない、シンプルでオシャレなデザインのバルミューダがお気に入り。このレンジのほか、BALMUDA The ToasterやBALMUDA The Potなどを揃えて、キッチン回りで統一感を出していますね」

 

Profile

斎藤佑樹

早実高3年時の夏の甲子園で激闘の末に優勝を飾り、一躍全国区のスターに。早大入学後からすぐに主戦投手として活躍し、4年時には主将も務めた。2010年のドラフト会議では1位指名で4球団が競合した後、北海道日本ハムファイターズに入団。プロ入り後は度重なるケガに悩まされながらも11シーズンを送り、21年に現役引退。同年12月に株式会社斎藤佑樹を設立した。
Instagram @yuki____saito

 

撮影/千葉タイチ

 

※『GetNavi』2022年4月号のインタビュー記事を再構成し、転載したものです。

ゴルフウエアは垢抜けないからと敬遠している人に新提案! ショーパンスタイルで爽やか&オシャレに決まる

Withコロナ時代のいま、“3密”を避けるアクティビティとしてゴルフが人気だ。しかし、ゴルフに興味はあれど、様々な理由で始められない、あるいは長年遠ざかっている読者は多いはず。それらのハードルを取り除く!

※こちらは「GetNavi」 2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

≪ゴルフをしない理由≫

ウエアがどうにも垢抜けない……

ゴルフウエアって、どうもオジサンのイメージで抵抗あるんですよね。いやほんとにオジサンなので良いんですけど……。できたら、爽やかでオシャレなスタイルでプレイしたい!

 

≪アプローチ≫

夏はショーパンスタイルで軽やかにいきましょう!

 

ファッションのプロが教えます!

スタイリスト

栃木雅広さん

様々なファッションメディアでスタイリングを手掛ける。早朝ゴルフをプレイしてから仕事へ向かうこともしばしば。

 

専用ウエアじゃなくてもプレーできちゃうんです

「ゴルフをするからといって、わざわざガチなゴルフウエアを着なければいけないルールはありません」

 

ゴルフ好きのスタイリスト、栃木雅広さんはそう断言する。サッカーやバスケットボールようにダッシュしたりジャンプしたりするわけでもないゴルフは、“動きやすい服装”くらいの感覚で十分。コースによってドレスコードは異なるが、いまではほとんどのコースにおいて、襟付きのトップスを着ていればセーフ。また、ある程度格式の高いコースでも、ショートパンツを穿いてのプレイが認められていることも多い。

 

「最近はゴルフブランドからも普段着のように着られるデザインのウエアが多く展開。これらは吸汗速乾や接触冷感、ストレッチ性など高機能な素材が使われているので、うまく取り入れればスマートにプレイできます」(栃木さん)

 

タウンユースもできるアイテムを組み合わせてイマドキのスタイリングを楽しめば、ラウンドするのが待ち遠しくなるはずだ。

 

【STYLE.1】グリーンが映える、技ありのモダンレイヤード

↑ニットベスト1万5400円、ポロシャツ1万3200円、キャップ6380円〈すべてサタデーズ ニューヨークシティ〉、ショートパンツ1万7600円〈ビームス ゴルフ〉、グローブ1760円〈フットジョイ〉、シューズ 2万6400円〈グラビスゴルフ〉、その他はスタイリスト私物

 

ブラックとホワイトの大胆な切り替えしがモダンな印象を与えてくれるクルーネックタイプのニットベストをチョイス。インナーのポロシャツとショートパンツは同系色のグリーンで統一感を持たせた。キャップやシューズなど小物はホワイトにして清涼感をプラスしている。

 

[Point] 3色ルールでミニマルに

「グリーン、ブラック、ホワイトの3色でまとめたいわゆる“3色ルール”で、色合いをガチャガチャさせないのがポイント。サイズはややルーズめのアイテムを選びましょう」(栃木さん)

 

【STYLE.2】トラッド感たっぷりの王道ネイビー×ホワイト

↑ポロシャツ1万9800円、ショートパンツ1万8700円、キャップ8800円〈すべてポロ ゴルフ〉、グローブ1980円〈フットジョイ〉、シューズ オープン価格(参考価格1万5400円)〈アディダス ゴルフ〉

 

左胸部分のロゴ刺繍がワンポイントとなっている、シンプルで肌なじみの良い上質ポロは、長めの前立て部分がアクセントに。ネイビーのショートパンツはセンタークリース入りなのでキチンと感を演出してくれる。シューズはスタンスミスのデザインを踏襲したゴルフシューズだ。

 

[Point] 好印象なシンプル白ポロ

「オールマイティに活躍する白ポロシャツは挑戦しやすいアイテム。ネイビーのショートパンツとキャップを合わせれば、正統感あふれるゴルフスタイルが完成します」(栃木さん)

 

【STYLE.3】大人エレガントな洗練のグレーマジック

↑ポロシャツ1万4300円〈エイチアイピー バイ ソリード〉、ショートパンツ1万9800円、シューズ オープン価格(参考価格2万7000円)〈ともにニューバランス〉、サンバイザー1万4300円〈マーク & ロナ〉、グローブ1760円〈フットジョイ〉

 

襟と袖口部分のトーンに変化をつけたデザインコンシャスなグレーポロが洒脱。ワッフル地のような柔らかい素材感で、ストレスフリーな着心地が得られる。ショートパンツにはブラックの側章入りで、個性的で遊び心のある雰囲気を演出。

 

[Point] 濃淡のあるグレートーン

「メランジ調ライトグレーポロはタウンユースでも使い勝手抜群。濃いめグレーのショートパンツを合わせれば、メリハリをつけながらも自然なアレンジに仕上がります」(栃木さん)

 

【STYLE.4】リゾートテイストなこだわりセットアップ

↑シャツ1万5400円、ショートパンツ1万5400円、キャップ4950円〈すべてトラヴィスマシュー〉、グローブ3850円、シューズ1万8700円〈クウェーター バイ トラヴィスマシュー〉

 

左胸にポケットが付いた旬のオープンカラーシャツは、1枚でもセットアップでも使い勝手良好。シャツとショートパンツの全体に配されたリーフ柄のプリントがクールだ。ゆったりとしたシルエットに加え、サラッとドライな素材で気持ち良くプレイできる。

 

[Point] 艶感のある同柄使い

「ダークトーンのリーフ柄シャツとショートパンツを合わせた、こなれ感のあるセットアップスタイル。キャップとシューズは白にすることで重すぎないイメージにしました」(栃木さん)

 

【STYLE.5】攻めのレオパードが冴える新感覚ストリートミックス

↑ポロシャツ2万8600円、キャップ1万2100円、グローブ(ホワイトとセット)1万890円〈すべてオブシディアン〉 ショートパンツ2万900円〈F.C.レアルブリストル〉、シューズ1万5400円〈コンバース〉

 

シャカシャカとして着心地が良く、ストレッチ性も文句なしのレオパード柄ショートパンツが主役。シンプルで飽きのこないブラックポロは、左胸のロゴ刺繍を同色にしたことで、これ見よがしではないデザインセンスを光らせている。

 

[Point] 存在感のあるアニマル柄

「ミニマルシックで精悍なブラックポロと、パンチの効いたレオパード柄ショートパンツを組み合わせたストリートスタイル。プレーのテンションがグッと上がります」(栃木さん)

ランナーに対してまったく新しいランニング体験を提供するアディダス「4Dフォワード」の最新コレクション

長年に渡るアスリートのデータと独自かつ最新の3Dプリント技術を融合させ、ランナーに対してまったく新しいランニング体験を提供する、アディダス ジャパンの「4DFWD (4Dフォワード)」。その最新コレクション「4DFWD2 (4Dフォワード 2)」を、2022年8月22日17時よりadiClub会員先行発売(アディダス オンラインショップ、アディダスアプリ、アディダス直営店舗)。9月1日から同展開店舗限定で一般販売を開始。

 

また、同様の格子状ミッドソール「4DFWD」をヒール部分に配しながらEVAミッドソールと組み合わせることで、スムーズで快適なランニングを実現した「4DFWD PULSE (4Dフォワード パルス)」。その新モデル「4DFWD PULSE 2(4Dフォワード パルス 2)」を、9月1日からアディダス オンラインショップ、アディダスアプリ、アディダス直営店舗、その他全国のアディダス取り扱い店舗にて順次発売します。

 

世界中のランナーが速さを追求するにふさわしい一足

昨年8月に発売され注目を浴びた本コレクションのセカンドシリーズとして、優れたグリップ力を提供する新しいアウトソール。サポート力とフィット感を追求したアッパー、高いクッション性を実現するミッドソールなど、異次元ランをさらに快適に体感してもらえるようにアップデートしています。

↑「4DFWD 2M(4Dフォワード 2M)」2万9700円(税込)

 

↑「4DFWD 2W(4Dフォワード 2W)」2万9700円(税込)

 

↑「4DFWD PULSE 2M(4Dフォワード パルス 2M)」2万2000円(税込)

 

↑「4DFWD PULSE 2W(4Dフォワード パルス 2W)」2万2000円(税込)

 

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると拡大表示されます)】

「レオパードが冴える新感覚ストリートミックス」ショーパンスタイルで決める! ゴルフウエアに新提案

Withコロナ時代のいま、“3密”を避けるアクティビティとしてゴルフが人気だ。しかし、ゴルフに興味はあれど、様々な理由で始められない、あるいは長年遠ざかっている読者は多いはず。それらのハードルを取り除く!

※こちらは「GetNavi」 2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

攻めのレオパードが冴える新感覚ストリートミックス

↑ポロシャツ2万8600円、キャップ1万2100円、グローブ(ホワイトとセット)1万890円〈すべてオブシディアン〉 ショートパンツ2万900円〈F.C.レアルブリストル〉、シューズ1万5400円〈コンバース〉

 

シャカシャカとして着心地が良く、ストレッチ性も文句なしのレオパード柄ショートパンツが主役。シンプルで飽きのこないブラックポロは、左胸のロゴ刺繍を同色にしたことで、これ見よがしではないデザインセンスを光らせている。

 

[Point] 存在感のあるアニマル柄

「ミニマルシックで精悍なブラックポロと、パンチの効いたレオパード柄ショートパンツを組み合わせたストリートスタイル。プレーのテンションがグッと上がります」(栃木さん)

 

ファッションのプロが教えます!

スタイリスト

栃木雅広さん

様々なファッションメディアでスタイリングを手掛ける。早朝ゴルフをプレイしてから仕事へ向かうこともしばしば。

「リゾートテイストなこだわりセットアップ」ショーパンスタイルで決める! ゴルフウエアに新提案

Withコロナ時代のいま、“3密”を避けるアクティビティとしてゴルフが人気だ。しかし、ゴルフに興味はあれど、様々な理由で始められない、あるいは長年遠ざかっている読者は多いはず。それらのハードルを取り除く!

※こちらは「GetNavi」 2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

リゾートテイストなこだわりセットアップ

↑シャツ1万5400円、ショートパンツ1万5400円、キャップ4950円〈すべてトラヴィスマシュー〉、グローブ3850円、シューズ1万8700円〈クウェーター バイ トラヴィスマシュー〉

 

左胸にポケットが付いた旬のオープンカラーシャツは、1枚でもセットアップでも使い勝手良好。シャツとショートパンツの全体に配されたリーフ柄のプリントがクールだ。ゆったりとしたシルエットに加え、サラッとドライな素材で気持ち良くプレイできる。

 

[Point] 艶感のある同柄使い

「ダークトーンのリーフ柄シャツとショートパンツを合わせた、こなれ感のあるセットアップスタイル。キャップとシューズは白にすることで重すぎないイメージにしました」(栃木さん)

 

ファッションのプロが教えます!

スタイリスト

栃木雅広さん

様々なファッションメディアでスタイリングを手掛ける。早朝ゴルフをプレイしてから仕事へ向かうこともしばしば。

「大人エレガントな洗練のグレーマジック」ショーパンスタイルで決める! ゴルフウエアに新提案

Withコロナ時代のいま、“3密”を避けるアクティビティとしてゴルフが人気だ。しかし、ゴルフに興味はあれど、様々な理由で始められない、あるいは長年遠ざかっている読者は多いはず。それらのハードルを取り除く!

※こちらは「GetNavi」 2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

大人エレガントな洗練のグレーマジック

↑ポロシャツ1万4300円〈エイチアイピー バイ ソリード〉、ショートパンツ1万9800円、シューズ オープン価格(参考価格2万7000円)〈ともにニューバランス〉、サンバイザー1万4300円〈マーク & ロナ〉、グローブ1760円〈フットジョイ〉

 

襟と袖口部分のトーンに変化をつけたデザインコンシャスなグレーポロが洒脱。ワッフル地のような柔らかい素材感で、ストレスフリーな着心地が得られる。ショートパンツにはブラックの側章入りで、個性的で遊び心のある雰囲気を演出。

 

[Point] 濃淡のあるグレートーン

「メランジ調ライトグレーポロはタウンユースでも使い勝手抜群。濃いめグレーのショートパンツを合わせれば、メリハリをつけながらも自然なアレンジに仕上がります」(栃木さん)

 

ファッションのプロが教えます!

スタイリスト

栃木雅広さん

様々なファッションメディアでスタイリングを手掛ける。早朝ゴルフをプレイしてから仕事へ向かうこともしばしば。

「印象なシンプル白」ショーパンスタイルで決める! ポロゴルフウエアに新提案

Withコロナ時代のいま、“3密”を避けるアクティビティとしてゴルフが人気だ。しかし、ゴルフに興味はあれど、様々な理由で始められない、あるいは長年遠ざかっている読者は多いはず。それらのハードルを取り除く!

※こちらは「GetNavi」 2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

トラッド感たっぷりの王道ネイビー×ホワイト

↑ポロシャツ1万9800円、ショートパンツ1万8700円、キャップ8800円〈すべてポロ ゴルフ〉、グローブ1980円〈フットジョイ〉、シューズ オープン価格(参考価格1万5400円)〈アディダス ゴルフ〉

 

左胸部分のロゴ刺繍がワンポイントとなっている、シンプルで肌なじみの良い上質ポロは、長めの前立て部分がアクセントに。ネイビーのショートパンツはセンタークリース入りなのでキチンと感を演出してくれる。シューズはスタンスミスのデザインを踏襲したゴルフシューズだ。

 

[Point] 好印象なシンプル白ポロ

「オールマイティに活躍する白ポロシャツは挑戦しやすいアイテム。ネイビーのショートパンツとキャップを合わせれば、正統感あふれるゴルフスタイルが完成します」(栃木さん)

 

ファッションのプロが教えます!

スタイリスト

栃木雅広さん

様々なファッションメディアでスタイリングを手掛ける。早朝ゴルフをプレイしてから仕事へ向かうこともしばしば。

「3色ルールでミニマルに」ショーパンスタイルで決める! ゴルフウエアの新提案

Withコロナ時代のいま、“3密”を避けるアクティビティとしてゴルフが人気だ。しかし、ゴルフに興味はあれど、様々な理由で始められない、あるいは長年遠ざかっている読者は多いはず。それらのハードルを取り除く!

※こちらは「GetNavi」 2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

グリーンが映える、技ありのモダンレイヤード

↑ニットベスト1万5400円、ポロシャツ1万3200円、キャップ6380円〈すべてサタデーズ ニューヨークシティ〉、ショートパンツ1万7600円〈ビームス ゴルフ〉、グローブ1760円〈フットジョイ〉、シューズ 2万6400円〈グラビスゴルフ〉、その他はスタイリスト私物

 

ブラックとホワイトの大胆な切り替えしがモダンな印象を与えてくれるクルーネックタイプのニットベストをチョイス。インナーのポロシャツとショートパンツは同系色のグリーンで統一感を持たせた。キャップやシューズなど小物はホワイトにして清涼感をプラスしている。

 

[Point] 3色ルールでミニマルに

「グリーン、ブラック、ホワイトの3色でまとめたいわゆる“3色ルール”で、色合いをガチャガチャさせないのがポイント。サイズはややルーズめのアイテムを選びましょう」(栃木さん)

 

 

ファッションのプロが教えます!

スタイリスト

栃木雅広さん

様々なファッションメディアでスタイリングを手掛ける。早朝ゴルフをプレイしてから仕事へ向かうこともしばしば。

 

小物やデジタル機器で“わかってる”ゴルファーを演出! コースで差が付く傑作14選

Withコロナ時代のいま、“3密”を避けるアクティビティとしてゴルフが人気だ。様々な周辺アイテムを揃えるのもゴルフの楽しみ。小物からウエア、デジタル機器まで、“わかってる感”を出せるアイテムをスタイリストの栃木雅広さんがセレクト。コラボ品やエクスクルーシブな傑作で差を付けよう!

※こちらは「GetNavi」 2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が選びました

スタイリスト

栃木雅広さん

様々なファッションメディアでスタイリングを手掛ける。早朝ゴルフをプレイしてから仕事へ向かうこともしばしば。

 

その1.【ショルダーバッグ】

マンハッタンポーテージ ブラックレーベル×CLUBHAUS

ハイライン メッセンジャーバッグ

2万5300円

マンハッタンポーテージと、大阪発のセレクトショップCLUBHAUSとのコラボモデル。タフで軽量な「コーデュラ(R)305P」素材を採用した。着替えのウエアやシューズが入るほか、13インチまでのノートPCが収納できる専用ポケットを備える。

 

↑スタイルに取り入れやすいブラック。ゴルフ用としてはもちろんのこと、普段使い用としても重宝する

 

その2.【ポーチ】

ゼロハリバートン

ポリカーボネート ゴルフポーチ

8800円

同ブランドのスーツケースをモチーフとしたポーチ。ティやマーカーなどのアクセサリ類をひとまとめに収納できる。普段使いでは、クラッチの代わりとして財布やスマホなどを入れて持ち運べて便利だ。

 

↑両開き仕様で内部はしっかりセパレートされている。グリーンフォークやグローブ、コインなども小分け可能

 

その3.【スマートウオッチ】

ガーミン

アプローチS62

6万8200円

全世界約4万2000コース以上のデータを収録。コースレイアウト、ヤーデージ計測、風速・風向きなど欲しい情報が簡単に得られ、バーチャルキャディ機能も備える。見やすいフルカラーで、タッチスクリーンの操作感も良好。

 

↑グリーンの傾斜や形状を表示する機能「グリーン コンツアー」を搭載。より戦略的にゴルフを楽しめる(※)

※:ガーミン ゴルフ アプリのサブスクリプション契約が必要(有料)

 

その4.【ドリンクボトル】

ロサーセン

コラボボトル

6050円

真空断熱構造のドリンクボトル「ハイドロフラスク」に、気鋭のアーティスト、ルーズマンのイラストをあしらったロサーセンのトリプルコラボモデル。保冷は最大24時間、保温は6時間で、結露しないため快適に使える。5色展開。

 

その5.【キャディバッグ】

ブリーフィングゴルフ

CR-4 #02 AIR CR

7万2600円

タフで軽量な1680デニール×840デニールエアバリスティックナイロン素材を使用。鮮やかなオレンジのボディにブラックロゴでコントラストを効かせた、インパクトのある色使いが特徴だ。収納力の高さはラゲージブランドならでは。

 

↑マグネット式で手軽に開閉できる大きめのポケットを搭載。ボールなどをラクに出し入れ可能だ

 

その6.【ハット】

マンシングウェア

SEASONコットンツイルバイザー

8690円

ハワイアンシャツのパイオニアブランド、レインスプーナーとのコラボによるリバーシブルハット。リゾート感のある南国柄プリントがチャーミングだ。エコ素材を使用しており、内側の額が当たる部分には抗菌素材を採用している。

 

↑裏はシンプルなホワイトで気分に応じて使い分け可能。ペンギンの“リトル・ピート”もさりげなくあしらう

 

その7.【キャップ】

RADDA GOLF

RGトーンスナップバック キャップ

7700円

2019年にニューヨークとロサンゼルスを拠点にスタートしたゴルフブランドによる、ベーシックなベースボールキャップ。個性的なグリーン生地に刺繍された同色の「RG」ロゴが上品さを醸し出している。スナップバック仕様。

 

その8.【サングラス】

フォーナインズ・フィールサン

F-37NP

3万8500円

リムがフラットなクラウンパントのサングラス。独自の逆Rヒンジを採用し、掛け心地は快適だ。クリアなイエローグリーンの個性的なフレームカラーも、スタイルのアクセントとして重宝する。

 

その9.【パーカ】

プーマ ゴルフ

PTCコラボパーカ

1万2100円

ノルウェー出身のDJ兼プロデューサー、KYGOによるブランド「PALM TREE CREW」とのコラボコレクション。左胸に、パームツリーとプーマキャットのスペシャルなワッペンが輝く。

 

↑右サイドにはさりげなくファスナーポケットを搭載。ティやマーカーなどを収納しやすい小ぶりなサイズだ

 

その10.【ポロシャツ】

ホーンガーメント

HAWAIIAN AIRLINES コラボポロ

1万8700円

ヴィンテージ感と愛らしさが漂うHAWAIIAN AIRLINESとのコラボモデル。左胸の「H」マークはコラボ専用にデザインされたスペシャルな刺繍だ。オレンジのボタンもアクセントに。

 

↑背面のデザインにもこだわりアリ。「Fly Hawaiian Air」の文字と、フラダンサーの姿があしらわれている

 

その11.【モックネックシャツ】

ウィークエンダー×ビームス ゴルフ

ボーダーモックネックシャツ

1万8700円

遊び心のあるアウトドアアイテムで知られるウィークエンダーと、ビームス ゴルフとのコラボモデル。Tシャツ感覚で着られるネイビー×グリーン×ホワイトのボーダー柄で、1枚で着ても良し、インナーとして使うも良しだ。

 

その12.【ショートパンツ】

Lee GOLF

ストレッチショートパンツ

1万3200円

デニムブランド、リーのゴルフラインからリリースされたヒッコリー柄ショートパンツ。ワークウエアのようなユニークなデザインに同ブランドらしさが光る。速乾性、撥水性、ストレッチ性に優れ、着用感の良さは抜群だ。

 

↑ウエストにはベルトを備えておりラクに調節できる。左のバックポケットにあしらわれた緑のロゴがアクセントに

 

その13.【シューズ】

フットジョイ

ドライジョイズプレミア ターロウ バイ トッドスナイダー

オープン価格(実売予想価格5万5000円)

●7月末発売予定

米国ファッションブランド、トッドスナイダーとのコラボシューズは、ネイビーの効かせ方が絶妙。英国ピタード社製の天然皮革「フルグレインレザー」による極上のアッパーで、高級感漂う一足に。

 

↑ヒール部分には、トッドスナイダーのネイビータグがあしらわれている。スペシャル感を演出するデザインだ

 

その14.【シューズ】

コール ハーン

グランドプロ エーエム ゴルフ スニーカー

2万8600円

米国の老舗ブランドが手掛けた、スニーカー感覚で履けるスパイクレスタイプの軽量ゴルフシューズ。ベージュ系のカモフラ柄がスタイリッシュな足元を演出する。足元を優しく包み込んでくれるようなレザーのフィット感が上質だ。

 

↑アウトソールの突起部分の向きが交互になっているのが特徴。よりグリップ性を高めるための設計だ

マイケル・ジョーダン、伝説の「ラストダンス」ゲーム着用ジャージが9月競売に!

“バスケットボールの神様”と評されるマイケル・ジョーダンにとって2度目の引退となった1997-98のシーズンは「ラストダンス」と呼ばれ、数あるジョーダン伝説の一つとして、現在も語り継がれている。

 

その年、シカゴ・ブルズで2度目の3連覇を達成したファイナルはジョーダンのキャリアの中でも特別なシリーズとなった。この伝説のシリーズ第1戦でジョーダンが着用したジャージが、今秋オークションにかけられる。

 

 

競売大手サザビーズは、1997-98NBAファイナル・ゲーム1でジョーダンが着用したジャージの入札を、9月6日から行うことを発表した。

 

2年連続でユタ・ジャズと対戦したブルズは4勝2敗でファイナルを制し2度目の3連覇を達成。最終第6戦で45得点を挙げたジョーダンが、残り5.2秒でシリーズを締めくくった逆転のジャンプショットは“ラスト・ショット”として有名だ。

 

 

そのときに着用したのが、今回出品されるジャージである。敵地で迎えた初戦、ジョーダンは33得点を挙げるも、チームは82-86で惜敗した。

 

これまでジョーダンはファイナルに6度出場しているが、ファイナルジャージがオークションにかけられるのは今回が2度目。予想落札価格は300万~500万ドル(約4億~6億6600万円)となっており、ジョーダン関連の競売品では史上最高額となる見込み。“ラストダンス”から四半世紀が経とうとしているが、いまでも絶大な人気を誇るジョーダン。今回はいくらで落札されるのか気になるところだ。

 

ちなみにスポーツ関連の競売品で、2022年8月現在史上最高額は、元アルゼンチン代表FWディエゴ・マラドーナの「神の手ゴール」を決めた際に着用していたジャージ。今年の5月に714万2500ポンド(約11億6000万円)で落札されている。

ゴルフを“しない理由”にアプローチ! ギア選びやラウンドの不安をプロが解決

Withコロナ時代のいま、“3密”を避けるアクティビティとしてゴルフが人気だ。しかし、ゴルフに興味はあれど、様々な理由で始められない、あるいは長年遠ざかっている読者は多いはず。それらのハードルを取り除く!

※こちらは「GetNavi」 2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

↑「意外とサマになってるでしょ?」(松井) 「松井さん、ゴルフの楽しさに気付きましたか?」(山田プロ)

 

貴族の社交場として発展したゴルフは、現代でもビジネスマンのコミュニケーションツールとして活用されている。ゴルフには「審判」がおらず、スコアは自己申告制。ルールやマナーを守ることはプレイヤーに委ねられている点が“紳士のスポーツ”たる所以だ。一度でもともにラウンドすれば、お互いの人柄が丸わかり。だからこそグッと親交を深められる(逆もあるが)。

 

さて、ワン・パブリッシングのビジネスを統括する取締役であり、ゲットナビのプロデューサーを務める松井謙介(46)にも、社内外から数多くのゴルフの誘いがある。そのたびに松井は「やりましょう」と答えるものの、一向にクラブを握る気配はない。海外ツアーのトーナメント中継を視聴するほどゴルフ熱は高い松井だが、様々な理由をつけて“見る派”を貫いているのだ。もしかすると、読者貴兄にも身に覚えがある話ではないだろうか。

 

ギアの買い方がわからない、マメに練習するのが面倒、ウエアがダサい……そんな先入観でゴルフを諦めるのはもったいない。最新のゴルフ事情をチェックして、いますぐハードルを取り去ろう。

 

私が教えます!

ティーチングプロ

山田祐衣さん

YUI GOLF ACADEMY代表取締役。PGAPティーチングプロ。ゴルフを始めたのは8歳のころ。初心者から上級者まで、各々のレベルに合わせた的確な指導に定評がある。

 

私が体験します!

GetNaviプロデューサー

松井謙介

「ゴルフやるやる詐欺」歴10年。幼少期は空手に没頭したが、現在は水彩画やバンド活動に励むインドア派。好きなプロゴルファーは“ゴルフの科学者”ことブライソン・デシャンボー。

 

ココへ行きました!

Alpen TOKYO

ゴルフ5 フラッグシップストア

アルペングループ史上最大規模のスポーツ総合店「Alpen TOKYO」が4月にオープンした。6~8階のゴルフ5 フラッグシップストア新宿店では、最新のギア&ウエア、中古クラブが充実。レディースも充実し、スペシャルなアイテムも!

住所:東京都新宿区3-23-7 6〜8F

営業時間:11:00~22:00

定休日:年中無休

 

 

≪僕がゴルフをしない理由≫

ギアの選び方がわからない……

ゴルフはギアがなければ始められない。しかし、初心者は何を買えば良いのかわからない。最低限必要なギアは? どんな基準で選べば良い? プロ、教えてください!

 

≪アプローチ≫

モチベーションが上がるギアを選びましょう!

↑「タイガー・ウッズと同じクラブにしちゃおうかな!」(松井) 「ステルスはいま大人気のドライバーです♪」(山田プロ)

 

クラブ選びのキモ

★シャフトの重量とフレックス(硬さ)を重視

★上限の14本すべてを揃えなくても問題ナシ

★最初はデザインの好みでチョイスしてもOK

ヘッドよりもシャフトのほうが重要。スポーツ経験者で力のある人なら「S」など硬めのシャフトを選び、練習してクラブにスイングを合わせていこう。クラブの上限は14本だが、少ないぶんには問題ない。少ない本数でのセッティングはショップスタッフに相談してみよう。

 

↑「ユーティリティは初心者に必須です!」(山田プロ)

 

オススメ4選

【その1】革新的な赤いカーボンフェースで飛ばす

【ドライバー】

テーラーメイド

ステルス

8万6900円~

従来のチタンフェースではなく、カーボンシートを60層重ねたカーボンフェース仕様。高慣性モーメントと低スピンを両立させる突起「イナーシャジェネレーター」が、圧倒的な飛距離を生む。

 

【その2】初心者でもボールをつかまえられる

【ユーティリティ】

ピン

G425 ハイブリッド

3万7400円~

ボールの初速を出す「新フェース・ラップ・テクノロジー」を搭載。ソールに高比重ウエートを備え、深低重心設計にしてボールをつかまえる。初心者に難しいロングアイアンの代わりに。

 

【その3】ミスショットにも寛容で安心して打てる

【アイアン】

キャロウェイ

ローグST MAX

2万6400円~(1本)

AIが解析したデータから番手ごとに設計された「FLASHフェース SS22」を採用。打感が良く、ミスヒットにも寛容だ。飛距離性とコントロール性を高い次元で融合させ、初心者にも最適。

 

【その4】バンカーやグリーン周りでの強い味方

【ウェッジ】

タイトリスト

ボーケイ・デザインSM9

2万7500円

ウェッジマスター、ボブ・ボーケイ氏のクラフトマンシップが詰め込まれた逸品。様々なスイングタイプに合わせた各種グラインド(ソール形状)を展開する。バンカーや短い距離でのショットに。

 

パター選びのキモ

★ボールの直進性が高くしっかり転がるマレット型

★シャフトの長さは身長や前傾具合に合わせて選ぶ

★グリップの太さは手のサイズに合わせる

繊細なタッチが要求されるパターは、とにかく色々なモデルを試して、フィーリングが合うものを選ぶのが吉。ヘッドの大きいマレットタイプなら、ボールを真っすぐ転がしやすい。

 

【コレがオススメ!】孤高の巨匠によるアートピース

スコッティキャメロン

スペシャルセレクト フローバック5.5

6万500円

パター界の重鎮・スコッティ・キャメロン氏が手がける、削り出しフェースによるマレット型。美しい仕上がりと、極上のフィーリングは、一生モノの出来栄えだ。

 

ボール選びのキモ

★とにかく飛びを重視したディスタンスタイプ

★ロストボールも含めて安価なものを探す

★慣れてきたらパターやウェッジとの相性も考慮

初心者はラウンド時に数多くのボールを失くす。最初から高価なボールを使うと、池ポチャやOBになったときのダメージが大きい。まずは安価で、飛ばしに特化したものを選ぼう。

 

【コレがオススメ!】飛距離性能を追い求めた高反発球

イグニオ

ディスタンス ボール

1016円(12個)

ソフトな打感で、男女問わず幅広いゴルファーが使える2ピース構造の高反発モデル。優れた反発性能をもたらすアイオノマーカバーを採用し、飛距離を高めた。公式競技では使用不可。

 

グローブ選びのキモ

★ジャストサイズか小さめを伸ばして使う

★汗や雨で滑りにくいタフな合皮タイプ

★消耗品なので最低でも3枚はストック

グローブは消耗品。ラウンド中に破れてしまうこともしばしばある。また、汗や雨などでグローブが湿ると、スイング時に滑りがちなので、少なくとも3枚は持っていると安心。

 

【コレがオススメ!】ナチュラルで滑らかなフィット感が心地良い

フットジョイ

GTエクストリーム

1540円

独自のシームレス構造により、ナチュラルで滑らかなフィット感を実現した合皮タイプ。雨天時でも高いグリップ性能を誇る。甲部分のパワーネットメッシュで、伸縮性も通気性も抜群だ。

 

シューズ選びのキモ

★靴ズレしないようジャストサイズを選ぶ

★手軽に着脱できるBOAシステムが便利

★ゴルフ場の行き帰りに履けるスパイクレスもアリ

1ラウンドあたりの歩行距離は10km以上に及ぶことも。靴ズレしないよう、普段履きの靴よりタイトなサイズを選ぼう。靴ひもではなくダイヤル式のBOAシステムなら着脱も簡単だ。

 

【コレがオススメ!】難ライでも安定したショットをサポート

フットジョイ

FJ フューエル BOA

1万6500円

中足部に、安定性とねじれを抑えるためのスタビリティブリッジを搭載。新開発の「パワースタビライザーアウトソール」を備え、斜面など難しいライからでも安定したショットが打てる。

 

 

≪僕がゴルフをしない理由≫

ちゃんとラウンドできるか不安……

初心者にとっては「コースを回る」ことも高いハードル。日々の練習が大事とわかってはいるけれど、多忙なビジネスマンとしては効率良く上達する方法を知りたい!

 

≪アプローチ≫

ショートゲームだけでスコアは案外作れます

初心者は、やみくもに練習してもなかなか上手くならない。頭を使って練習しよう。

 

「大切なのは、ピンまで残り100ヤードになってから。そこからいかに少ない打数で上がれるか、を考えたうえで練習をするだけで、スコアはまとまります」(山田プロ)

 

すなわち、アプローチとパッティングの精度を上げることが先決。短いクラブで練習すれば、ほかのクラブも自然と打てるようになる。

 

↑「初心者でも2パットを目指しましょう」(山田プロ) 「芯に当たればキレイに転がりますね!」(松井)

 

山田プロが教える! これさえやれば大丈夫

初心者がいきなりフルスイングしても、そう簡単にはミートしない。確実に当てられる“振り幅”を特訓して、徐々にブラッシュアップしていこう。

 

【パッティング】テイクバックとフォローの振り幅は一定に

「パッティングは、一定のリズムとスピードで、テイクバックとフォローを一定の振り幅で打つのが大切です。そうすることで安定したストロークを体得でき、ボールの転がりも安定。振り幅による距離感もつかめるようになります」(山田プロ)

 

↑「コースデビューイケそうな気がする~」(松井)

 

【グリーン周り】7番アイアンを使って振り幅の大きさで距離を打ち分ける

「スタンスは肩幅で、ボール位置は正面。10時から14時の振り幅で、7番アイアンのフェースの芯に当てられるよう練習しましょう。これで飛距離は20~30ヤードくらい。振り幅を変えて距離を調節できます」(山田プロ)

 

↑「7番アイアンはすべての基本です」(山田プロ)

 

多忙なビジネスマンでも通えて効率的に上手くなれる!

インドアスクールのススメ

酷暑でも雨天時でも快適に練習できるのがインドアの長所だ。短期間でのラウンドデビューを叶える、個性的な4つのスクールを紹介!

 

【その1】リーズナブルな料金で楽しみたい人に!

ステップゴルフプラス

6578円~

ステップゴルフは、関東エリアを中心に86店舗を展開する業界最大手。同「プラス」は、定額制の通い放題で24時間営業(一部店舗除く)にもかかわらず、圧倒的な価格の安さがウリだ。気軽にゴルフを始めたい人にうってつけといえる。

●打席数:4~7●クラブレンタル:有●測定器/解析機:有●シャワールーム:無

 

↑基本的に駅近やショッピングモールなどの商業施設内に展開。スポーツジムのようにカジュアルに利用できる

 

【その2】クラブフィッティングも受けたい人に!

プレミアムゴルフスタジオ

8800円~

有名ツアープロも数多く指導するカリスマコーチの植村啓太さんを筆頭に、経験豊かなスタッフが実践的で質の高い最新のレッスンを提供。VIPルームを含む全打席にシミュレーションを完備し、落ち着いた空間で着実に上達できる。

●打席数:7●クラブレンタル:有●測定器/解析機:有●シャワールーム:有

 

↑クラブフィッティングの達人、吉田 智さんが在籍。閑静な代官山で最適なクラブ選定をしてくれるのは特別感あり

 

【その3】パッティングを上手くなりたい人に!

GPC恵比寿

初回パットレッスン(90分)1万5500円/通常レッスン(45分)8800円

「4スタンス理論」をベースにしたシンプルで効率的なスイング作りが特徴。スコアメークのカギを握るパッティングのデータ解析をはじめ、個々に適したマンツーマンレッスンが受けられる。身体をほぐせるストレッチマシンも設置。

●打席数:3●測定器/解析機:有●クラブレンタル:有●シャワールーム:無

 

↑JR恵比寿駅から徒歩3分。ゴルフメディアでおなじみのティーチングプロ・大本研太郎さんがヘッドコーチを務める

 

【その4】スタイリッシュな空間で練習に励みたい人に!

ビームス&ウィンズステーション

1万2000円~

ゴルフアパレルにも注力するセレクトショップ、ビームスが手掛ける会員制スタジオ。人気コーチの堀尾研仁さんが率いる「KEN HORIO GOLF ACADEMY」によるワンランク上のレッスンカリキュラムで、スイングが格段に改善される。

●打席数:8●クラブレンタル:有●測定器/解析機:有●シャワールーム:有

 

↑アパレルショップのようなスタイリッシュな空間はビームスならでは。JR有楽町駅から徒歩1分という好立地だ

“野球カード界のモナ・リザ”がスポーツカード史上最高額更新の約10億円で落札

日本時間8月5日、オークション会社「ゴールディン・オークションズ」にて落札されたスポーツトレーディングカードが、史上最高額を更新する725万ドル(約9億7900万円)だったことを発表した。

 

 

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このカードは、1897年からアメリカのたばこ会社が、たばこの箱の中に景品として入れた500種以上の野球カードシリーズの一枚。希少性の高さから“野球カード界のモナ・リザ”とも呼ばれ、昨年8月に660万6000万ドル(約7億2600万円)で最高額となっていたが、今回同カードが最高額を更新した。

 

カードナンバー「T206」。1909年当時ピッツバーグ・パイレーツに所属していたホーナス・ワグナーのカードで、ワグナーは首位打者8回、打点王5回、盗塁王5回を獲得した強打者で、1936年に初めて選出された野球殿堂入り選手5人の中の一人だった。

 

しかし、諸説はあるが、非喫煙者だったワグナーがカードの回収・廃棄を命じたため、流通量が圧倒的に少なかったという。現存するカードは60枚未満とされ、今年の2月には大半が破れていたカードでも5000万ドルを超える値段がついた。

 

 

現役メジャーリーガーで最高額のカードは、トップス社「2009 Bowman Chrome Superfractor」の、マイク・トラウト(エンゼルス)のルーキーカードで、2020年8月に393万6000ドル(約4億3300万円)の値がついた。

 

 

ちなみに、同じくエンゼルスに所属する大谷翔平のサイン入りルーキーカード「2018 Bowman Chrome Superfractor Autograph」は2018年9月に2000万円超えとなったが、現在はもっと価値が上がっているはず。今後どれほどの高額で取引されるのか楽しみだ。

「忍ism Gaming」と共同開発! eスポーツに特化したメガネフレームとコンタクトレンズがメガネスーパーで発売

ビジョナリーホールディングスのVHリテールサービスは、プロeスポーツチーム「忍ism Gaming」との共同開発で、eスポーツに特化したメガネフレーム「e-Dual Gear(イーデュアルギア)」とコンタクトレンズ「eye-CONTROL(アイコントロール)」を、メガネスーパーをはじめとしたビジョナリーホールディングスグループの全店舗と、メガネスーパー公式通販サイトにて、8月5日から販売します。

 

メガネフレームは「e-Dual Gear スクエア」「e-Dual Gear ボストン」の2タイプを用意。どちらも縁が視界を邪魔しないデザインで、よりゲームに集中できます。また、ヘッドセットに干渉しない「ヘッドセットモード」への切り替えができるもギミック搭載しています。

 

スクエアタイプは、直線的でソリッドな、勝負へのスイッチが入るデザインが特徴。超弾力性素材とグリップラバーモダンを採用し、快適なフィット感とズレにくさが向上しています。

 

ボストンタイプはゲーミングメガネと感じさせない、普段もおしゃれにかけこなせるようにトレンドを加味したデザイン性が特徴です。

 

カラーバリエーションは、スクエアタイプが「ブラック/レッド」「ブラック」「クリアグレー」の3色、ボストンタイプが「ブラウン/グリーン」「ブラック/レッド」「ブラウン」「シルバー」の4色。税込価格はいずれも2万2000円です。

 

アイコントロールは、コンタクトレンズのズレを最小限に抑えるレンズ形状設計を採用し、eスポーツに必要な視機能(瞬間視、動体視力)をサポートする、eスポーツ専用コンタクトレンズ。

 

特に、ゲーム中の高い反射神経や動体視力を要求される状況で、レンズが持っている「眼球追随性」(視力の安定感と装用感の良さから、まばたき回数が減少する特性)に優れているとのことです。

 

1日使い捨てタイプで、1箱30枚入り。税込価格は3520円。

来年が待ちきれんって!新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」とパナソニックのタッグが期待感しかない

野球ファンだけにとどまらない人気を獲得している「きつねダンス」、BIGBOSS(新庄剛志)監督による積極采配、2023年の新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」(以下、エスコンフィールド)への本拠地移転など、球界に多くの話題を振りまいている北海道日本ハムファイターズ。そのファイターズが、新球場移転に伴ってパナソニックとのパートナーシップ契約を新たに締結、パナソニックが新球場に提供する照明技術などとあわせた発表が行われた。

 

「エスコンフィールドHOKKAIDO」と、その周囲に広がるボールパーク「Fビレッジ」。その具体像はどのようなものなのか。両社のパートナーシップに注目しながらレポートする。

 

世界初・日本初が満載の、球場を中心にした“街”

2023年3月に開業予定のエスコンフィールドは、北海道日本ハムファイターズが球団初の“自前球場”として、建設工事が行われている。ガラス張りの壁面や、開閉式屋根と天然芝の組み合わせなど、これまでの球場にはなかった画期的な試みが多く詰まった、“21世紀型”ともいえる球場だ。

 

球場内では、宿泊しながら観戦が楽しめる宿泊施設や、世界初の球場内温泉・サウナ施設が入った5階建てのビルや、センター後方からフィールドを一望できるブリュワリーレストランなど革新性あふれる施設がグラウンドを囲っている。

↑エスコンフィールドと周囲の施設。球場の形状が異彩を放つのはもちろんのこと、近くに建つマンションなど、“従来のボールパーク”からも進化した全容になっている

 

球場周辺の32ヘクタール(東京ドームの建築面積の7倍弱)にもおよぶ敷地には、エスコンフィールドを中心としたボールパーク「Fビレッジ」が広がる。土地を新規開発できるという強みを活かした広大なボールパークには、ショッピングモールや宿泊施設はもちろん、体験型農園、認定こども園や子ども向けの遊戯施設、さらにはマンション、シニア向けのレジデンス・メディカルモールなどが立ち並ぶ。「世界がまだ見ぬボールパークを創る。」というコンセプト通り、球場を中心としたひとつの街がそこに完成しているといえよう。

↑Fビレッジに立ち並ぶ施設の地図

 

球場と街を照らす、選手にも人にもやさしい灯り

そのボールパークを電気設備の面で支えているのが、パナソニックだ。球場内の照明や、演出に用いられる約600のサイネージ、映像制作プラットフォーム、球場全体の冷暖房熱源装置を納入している。特に、球場の照明では、エスコンフィールドのために開発したオリジナルのLED投光器を合計354台設置。プレイヤーファーストの競技環境実現のため、各照明が照らす方向を微妙に変えるなどして眩しさを抑制、「照明の光が選手の目に入ってフライボールを落としてしまう」などの事態を防いでいる。

 

照明の演色性の高さもポイントだ。演色性とは「太陽の光に近い色を出せるか」を表した指標で、Raという単位を用いて表される。演色性が最大の場合はRa100となり、虹色の7色で構成される太陽の光と同じ鮮やかさが再現できていることになる。現在の技術では、Ra100の照明はまだ実現していないのだが、エスコンフィールドではそれに迫るRa90以上の照明を導入した。

 

これにより、球場の魅力である天然芝や、選手たちの姿がより映えて見えるというわけだ。せっかくの天然芝球場なのだから、その魅力を活かすという意味でも、この照明の存在意義は大きい。このRa90以上という数値は、国内の他球場と比較しても最高級のものだ。

↑演色性が高い照明を使用すると、モノの色が鮮やかに見える。球場での生観戦はもちろん、テレビのモニターを通しての観戦でもこのメリットは発揮される

 

また、エスコンフィールドには、世界の球場でも最大級の大型ビジョンが2つも設置されている。同球場のLED投光器は、瞬時の滅点灯と、1台ごとの制御に対応してるため、スタメンの発表時や得点時などには、ビジョンと照明が連動した圧巻の演出が繰り広げられる。

 

その模様については、下記の3D動画を参照してほしい。前半では、照明の照射角度のシミュレーションが、後半では実際に行われる演出の様子が収録されている。(ビジョンに写っている演出は2022年時点のもの)

 

エスコンフィールドの照明は、選手、観客双方にとって、魅力のあるものに仕上がっている。しかし同球場の革新性ゆえ、その照明を実現するためには、独自の取り組みが必要だったと、担当者は語る。その最大の難点は、照明を設置できる場所が限られていたことだった。球場の仕組みの都合上、投光器を設置できる場所は天井のわずか6か所。

 

しかも、ライン状に設置しなければならないという、いまだかつてない形状だった。そこでパナソニックでは、VR技術を使い、工事前に照明環境を事前検証。従来のような図面ではなく、各地点からの見え方を「サイバードーム」という1/1スケールで体感できる装置などを使って入念なプランニングを行なったという。

↑エスコンフィールドの照明設置位置。赤枠部分と青枠部分で取り付けられる照明が異なる。赤枠には明るい2kW相当の照明、青枠には出力を抑えた1kW相当の照明が設置されるという

 

球場の周囲、ボールパーク内の照明もパナソニックが担当している。全周への確かな明るさが必要な駐車場は高さのあるポールライト、人々が集まる広場には広い範囲を照らせるライトを、沢の周囲に広がる自然あふれるエリアにはその雰囲気を醸し出す低い位置で淡く光る街灯など、場所ごとのニーズに応える照明を設置した。球場外・ボールパークエリアの照明は約450台に達している。

 

球場にマッサージチェア!? 3塁側ダグアウト「Panasonic CLUB LOUNGE」に注目

さらにパナソニックは、ファイターズとのパートナーシップを象徴する取り組みとして、球場内3塁側ダグアウトに設置されるラウンジのネーミングライツ(命名権)を取得。スポンサーとしても球団を後押ししている。「Panasonic CLUB LOUNGE」と名付けられたこのスペースは、選手と同レベルの目線から観戦できる座席を備えたシート部分と、その座席裏にある室内部分から構成される。

 

室内には、食事や歓談ができるエリアが広がり、その一角には、マッサージチェアなどのパナソニックの最新製品を体感できるスペースもあるという。ガラス張りの壁面、球場内の温浴施設など、他に例を見ない設備を数多く備えるエスコンフィールドだが、マッサージチェアがある球場も、おそらくここだけだろう。

↑Panasonic CLUB LOUNGEで体感できる、パナソニック製品の例

 

2020年5月に着工したエスコンフィールドおよびFビレッジの工事は、すでに佳境に入っており、竣工予定は2023年1月。同年3月には開業予定だ。北の大地に現れるその球場と街の誕生が、いまから楽しみだ。

バスケ日本代表、新生「AKATSUKI JAPAN」のユニフォームにあのレジェンドのシルエットが!

日本バスケットボール協会(JBA)が7月28日、バスケットボール日本代表チームのニックネームを「AKATSUKI JAPAN」に変更することを発表。

 

日本代表チームは2015年まで「隼(ハヤブサ)ジャパン」、そして2016年からは「AKATSUKI FIVE」としていたが、5人制、3人制を統一した愛称に変更された。

 

 

そして、同時に発表されたユニフォームの左胸には“バスケの神様”マイケル・ジョーダンをモチーフとする「ジャンプマン」マークが。新ユニフォームのサプライヤーとして、ジョーダンブランドのスポンサーが決定。

 

ジョーダンブランドがサポートするフェデレーションは現在、フランス、クロアチア、スロベニアの3か国のみで、アジアでは初のフェデレーションとして、日本が4か国目のジョーダンブランドファミリーに参加することとなった。

 

 

会見で登壇した3人制代表の落合知也は「普段からファッションでジョーダンを合わせることがすごく多い」。東京五輪で日本史上初の銀メダルを獲得した女子代表の高田真希(髙田真希)も「自分たちもうれしいですし、他国からもうらやましがられると感じています」とプレーヤーにとっては特別なブランドだ。

 

もちろんバスケファンにとってもジョーダンブランドの人気は絶大で、今回、オフィシャルTシャツを発売すると即日完売したショップもあり、入手が困難な状況。

 

8月11日から宮城県で行われる男女代表チームの国際強化合宿でお披露目され、男子は8月下旬にワールドカップ2023アジア2次予選、9月には女子のワールドカップ2022が控えているので、今後はジョーダンブランドの代表ユニをしっかりゲットして応援の準備を整えよう。

バルサのオーバメヤン、「ドラゴンボール」愛はアメリカ遠征中でも変わらない!

アメリカでプレシーズンツアーを行なったスペインリーグ、ラ・リーガの強豪FCバルセロナ。同じくラ・リーガのレアル・マドリードとの試合では、プレーだけではなく、ある選手のスパイクが話題となっている。

 

元ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンが履いていたのは、「ドラゴンボール」のキャラクターが描かれているカスタムスパイクだった。

 

 

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ドラゴンボールは海外のサッカー選手にも人気で、パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールは背中に孫悟空のタトゥーを入れている。オーバメヤンも、右の太腿には孫悟空とベジータが合体した「ベジット」のタトゥーが入っている。

 

また、オーバメヤンの熱いドラゴンボール愛はそれだけに留まらず、5月には自身のインスタグラムでお気に入りのコレクションを撮った動画を投稿。

 

 

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投稿には「Migatte no Gokui(身勝手の極意)」とあり、動画には「身勝手の極意」に変身した悟空のイラストが描かれたシャツと、今回のプレシーズンツアーで見せたスパイクも披露している。よく見ると、悟空が放っている「かめはめ波」がバルサのエンブレムになっている。

 

 

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このカスタムスパイクは、5月にラ・リーガの最終戦でも着用しており、8月から始まる新シーズンでも着用されるか、今から気になるところだ。3月に行われたエル・クラシコでゴールを決めた際には「瞬間移動」のポーズを決めているオーバメヤン。ゴールパフォーマンスからも目が離せない。

ラグビータウン・熊谷市に現れた“ラグビーの城”。「さくらオーバルフォート」が見せる地域スポーツの新しい形

2022年からスタートした、JAPAN RUGBY LEAGUE ONE(以下、リーグワン)。日本ラグビーの頂点を決めるこのリーグの初年度は、5月末にプレーオフが行われ、埼玉県・熊谷市をホームとする埼玉ワイルドナイツ(以下、ワイルドナイツ)が初代王座に輝いた。

 

リーグワンの特徴のひとつは、各チームが地域密着を掲げていることだ。たとえば、ワイルドナイツは、熊谷スポーツ文化公園の敷地内に本拠地を置いており、チームの母体となっているパナソニックに加え、埼玉県、熊谷市がトリオを組んで、チームの“城下町”とも呼べるような、特徴的な街づくりを推進している。ただファンを集めるだけにとどまらない、スポーツチームを中心にした街づくりの模様を取材した。

 

埼玉県、熊谷市、パナソニックのトリオが築いた、“ラグビーの城”

そもそも、国や自治体が所有する「公園」のなかに、企業が運営するスポーツチームが本拠地を構えるのは異例のこと。それを可能にしたのが、埼玉県、熊谷市、パナソニックの3者の間で締結された包括協定だ。

 

熊谷市は、駅の目の前にラグビーのゴールポストが設置されているほど、ラグビータウンとして高い知名度を誇っている。そのブランドを活かしてさらなる地域振興を図りたい自治体側、チームの強化やファンサービスの向上を図りたいワイルドナイツ側、双方の目的が一致したことから、2019年にその包括協定は結ばれた。

↑熊谷スポーツ文化公園の看板

 

 

この協定によって取り決められたのは、当時、群馬県太田市に本拠地を置いていたワイルドナイツの熊谷市への本拠地移転、それにあわせた地域振興事業の実施だ。そして、その「地域振興事業」は、“街づくり”といって過言でないほどの様相を呈している。

 

その中心として築かれたのが、ラグビーにフォーカスしたスポーツ複合施設「さくらオーバルフォート」だ。この名称は、埼玉の「さ」、熊谷の「く」、ラグビーの「ら」に、ラグビーボールの楕円を意味するオーバルと、城砦を表すフォートを組み合わせた造語。地域に根ざしたラグビーの城であることを示すネーミングだ。

↑敷地内の案内板。左上にあるロゴは、桜の花びらをモチーフに、ラグビー選手が突き進んでいくスピード感を表しているという

 

先に紹介した包括協定の締結を受け、一般社団法人埼玉県ラグビーフットボール協会が主体となって建設されたさくらオーバルフォート。ここには、2019年のラグビーワールドカップの会場にもなった埼玉ワイルドナイツのホームスタジアム「熊谷ラグビー場」や練習用グラウンド、クラブハウスが入居する管理棟など、ワイルドナイツの関連施設が集まっている。

 

そんなさくらオーバルフォートの最大の特徴は、宿泊施設や飲食店、整形外科といった、一般人が利用できる施設が多く併設されていることにある。ラグビーを観る人、実際にプレイする人、双方にとってこの上なく恵まれた環境が整備されているのだ。自治体が土地を提供し、スポーツチームの本拠地を建て、周囲に施設を誘致する取り組みは、日本初のものだという。

↑さくらオーバルフォートの中心となるグラウンド。しかし、その周囲に点在する施設こそが真骨頂だ

 

理念に共感する法人・市民が城下町を形成

宿泊施設や飲食店、整形外科といった施設のなかにはワイルドナイツのチーム名を冠しているものもあるが、これらを運営しているのはチームとは別の法人だ。それらの法人は、それぞれがワイルドナイツのサポーターとして、チームを支える存在でもある。「世界に発信できるラグビーパークをつくる」という理念に共感した法人・ファンがここに集い、まさにワンチームとしてワイルドナイツの城下町を形成しているのだ。

 

さくらオーバルフォートにある施設の具体例を紹介しよう。まずは、ラグビー練習場の目の前にそびえる宿泊施設「熊谷スポーツホテル PARK WING」だ。このホテルの主な利用者は、ワイルドナイツの試合観戦に訪れたファンのほか、ラグビーの練習合宿をする学生が想定されている。その想定が反映された部屋のラインナップはとてもユニークだ。

↑グラウンド側から見た、熊谷スポーツホテル PARK WING。4階建てのこのホテルは2021年9月にオープンし、開設後8か月の間にのべ1万6000人ほどの利用があったという

 

その最たるところは、大柄な体躯のスポーツマンでも余裕をもって入れる、大型のカプセル宿泊スペース「ボックスベッド」を117室も揃えている点だろう。一方で、青々とした芝生が茂るラグビー練習場を最上階の4階から一望でき、ダイニングキッチンや大型バルコニーまで備えた「スイートルーム」もある。

 

カプセル宿泊施設と、スイートルームが併設されているホテルは、国内でもあまりないのではなかろうか。少なくとも、筆者は初めて出会ったものだった。なお、一般的な「シングルルーム」「ツインルーム」も設定されている。

↑体の大きなラガーマンでも、悠々入れるボックスベッド。上下が互い違いに設置されており、上段にも入りやすい設計なのがありがたい。宿泊料金は、素泊まりなら、3025円から

 

↑スイートルームからの眺望。青々と茂る芝生を眺めているだけでも心地よい。スイートルームの宿泊料金は、1泊1室3万2991円から

 

↑大浴場にはサウナも併設されている。これがあれば練習の疲れも癒えるというものだ。ちなみに、公園内を走るランナーのために、日帰り入浴プランも用意されている

 

ホテルの目の前にあるラグビー練習場は、合宿に訪れた学生が利用するほか、ワイルドナイツの練習にも、もちろん使用されている。ワイルドナイツの練習スケジュールは常に公開されているので、そのタイミングにあわせて窓のある部屋に宿泊すれば、プロが練習する様子を上からじっくり眺められるというわけだ。

 

また、グラウンドの脇から、間近に見学することもできる。取材の際にも、グラウンド真横、時にはこぼれたボールが飛んでくるような位置で、練習を見学する市民の姿がみられた。

↑グラウンド脇に掲示されている、チームスケジュール。練習のスケジュールを詳細に公開しているのは、リーグ内でもワイルドナイツだけだそう

 

↑選手たちが練習するグラウンドの目の前に、座れるスペースが設置されている

 

グラウンドの周囲には、ワイルドナイツのクラブハウスが入居する管理棟や屋内練習場がある。管理棟の1階は、イタリアンが楽しめるカフェレストラン「フォルテ ブル」として開放されており、一般客も利用可能。また、2階は「スポーツ×食」をテーマにしたシェアスペースになっている。

 

スポーツチームのクラブハウスというと、ファンは入れないようなものを想像しがちだが、ワイルドナイツのそれは、明らかに毛色が異なる。地域、ファンへの密着ぶりが、施設の作りからも感じられた。

↑クラブハウスが入居する管理棟。奥に見えるのが室内練習場だ

 

↑1階のカフェのランチは、ボリューミーながら、野菜がたくさん使われているなど、ヘルシーさが印象的だった

 

↑管理棟の1階には、ワイルドナイツのシンボルである野武士をイメージした具足が展示されている

 

↑管理棟脇からグラウンドを望む。奥に見えるのが、熊谷スポーツホテル PARK WING

 

そして、グラウンドから徒歩数十秒の場所には、熊谷ラグビー場がある。チームスタッフによれば「本拠地とスタジアムがこれほど近いチームはほかにない」とのこと。リーグワンの他チームの本拠地を見学したことはない筆者ではあるが、すぐに納得してしまうような近さである。

↑室内練習場(左)の真横にあるのがスタジアム。まさに、目と鼻の先だ

 

地域住民も気軽に通う、ワイルドナイツの名を冠した整形外科

さて、グラウンド外にも、チームに関連した施設が複数立っている。そのひとつが、グラウンドから徒歩数分圏内にある整形外科・ワイルドナイツ クリニックだ。MRIなどの検査設備を整えた同院は、スポーツ関連の治療に力を入れつつも、地域に根差した一般患者向けのクリニックとして運営されている。多くの地域住民が通院する同院の存在は、ワイルドナイツが周辺住民と一帯の存在となっていることの象徴にもなっているようにも感じた。

↑建物にチームロゴがあしらわれた、ワイルドナイツ クリニックの外観

 

↑リハビリテーションのフロア。ベッドなどの器材はすべて可搬式のものを採用し、様々なシチュエーションに対応している

 

↑リハビリテーションフロア奥には、人工芝の床、畳のスペースなど、スポーツの動きに対応したリハビリができるような設備が整っている。「動きながら治す」ことを念頭において、治療をしているという

 

↑診察室や処置室のドアには、ラグビーに関するピクトグラムがあしらわれている

 

ファンが集まるカフェは、駅からの交通拠点としても機能する

「ワイルドナイツ カフェ」は、試合の前後にファン同士の交流ができる、オープンな雰囲気の飲食店。ワイルドナイツのイメージカラーである青を基調とした店内に、ラグビーを思わせるメニューが多く並んでいる。ビールの大ジョッキを「ワイルドサイズ」と呼称するなど、店内はワイルドナイツ一色。ワイルドナイツ カフェはスタジアムから徒歩5分程度の距離にあるので、気軽に寄れるという点もファンに喜ばれる存在だ。

↑ワイルドナイツ カフェの外観

 

↑青がちりばめられた店内

 

↑ここでしか食べられない、ワイルドナイツカステラ

 

ワイルドナイツ カフェには、ただの飲食店だけにとどまらない機能もある。それが、スタジアムと熊谷駅を結ぶ、交通拠点という役割だ。その正体は、電動自転車のシェアサイクルステーションである。

↑カフェの目の前に設置されたシェアサイクルのステーション。カフェの真横には、サイクルショップも併設されている

 

さくらオーバルフォートが位置する熊谷スポーツ文化公園は、熊谷駅から3kmほど離れた場所に位置している。歩くにはややしんどい距離だ。駅からはバスが運行されているものの、そのキャパシティには限りがある。実際、2019年のラグビーワールドカップでは、駅からスタジアムまでの観客導線が問題になった。そこで行われたのが、100台の自転車を観客がシェアサイクルするという実証実験だ。

 

実験で一定の有効性を確認できたことから、現在では、熊谷駅やスタジアム周辺などに20か所のサイクルステーションが設置されている。その拠点のひとつが、ワイルドナイツカフェというわけだ。ちなみに、熊谷市内にはサイクリングロードが整備されている道が多い。このシェアサイクルは、街の特徴を活かした試みでもある。

↑シェアサイクルの自転車にはQRコードがついている。これを介して、アプリからレンタルする仕組みだ。なお、レンタル料は15分88円。健脚の人なら、駅から15分でスタジアムにたどり着けるので、片道210円のバスよりお得になる計算だ

 

なお、ワイルドナイツ カフェやシェアサイクルを運営しているのは、熊谷市に本拠を置く中小企業。ワイルドナイツが、地域経済を盛り上げる存在として機能している好例だ。

 

ワイルドナイツGMが語る、さくらオーバルフォートの未来図

ワイルドナイツをリーグワン王座に導いた、飯島GMは言う。

「さくらオーバルフォートの一番の価値は、大きな空と天然芝。これをラグビー以外にも活かして、子どもや障がい者も、あらゆる人が自然を感じながら走り回れる場にしたいですね」

↑ワイルドナイツの飯島GM。過去にはチーム解散の危機もあったというが、その熱意を武器にチームを救ってきた存在でもある

 

埼玉県、熊谷市、ワイルドナイツの試みはまだスタートしたばかりだが、そこを本拠に戦う選手たちは、リーグ優勝というこれ以上ない結果を残してくれた。チームの活躍は、熊谷市にさらなるラグビーフィーバーをもたらすことだろう。その中心には、さくらオーバルフォートという、堅城がそびえている。

HOKAの期間限定ショップの全貌とブランドヒストリーをお届け!

ランナーやファッションに感度の高い人たちだけでなく、「歩きやすい」「疲れない」という理由で、ウォーキングシューズや通勤履きとして取り入れる方が増えているランニングシューズブランド「HOKA」。そんなHOKAの期間限定ショップが都内に2店舗オープンということで、渋谷にある「HOKA RAYARD MIYASHITA PARK POP UP STORE(ホカ レイヤード ミヤシタパーク ポップアップストア」のプレオープンイベントに潜入してきました。

 

HOKAの期間限定ショップが渋谷にオープン!

東京・渋谷にオープンした「HOKA RAYARD MIYASHITA PARK POP UP STORE」は、ブランドの世界観やルーツを知ることができるコンセプトストアとなっています。お店入って左側は“THE ROAD”ということで、HOKAのロードランニングの軌跡を辿ることができます。

↑渋谷宮下パーク内にある「HOKA RAYARD MIYASHITA PARK POP UP STORE」は、2022年7月1日〜9月25日までの期間限定オープン

 

ウォールの写真は、2021年アメリカアリゾナ州にて、HOKAの代表アスリートたちが100kmマラソンの世界記録に挑んだ「PROJECT CARBON X」の様子。最新のロードランニングシューズやアパレルもラインナップされています。

↑昨年アメリカで開催された、HOKAのアスリートが100kmマラソンの世界記録に挑んだ「PROJECT CARBON X 2」の様子

 

そしてお店に入って右側にある“THE TRAILS”のウォールは、トレイルの聖地とも言えるフランスのシャモニーの山々をバックに、HOKAのトレイルランニングシューズの歴史が記されています。もちろん最新のトレイルランニングシューズ、ハイクシューズも手に取ることができます。

↑トレイルランニングやハイクシューズの新作をラインナップ

 

岩の什器などが設置され、アウトドア感が満載!

 

HOKAシューズラインナップをヒストリーと一緒に紹介!

創設者ジャン・リュック・ディアードと、トレイルランナーのニコラ・マーモッドが、“山を安全かつ最速で駆け降りることのできるシューズ”の開発を始めたのがHOKAの始まりでした。2009年フランスのアヌシーで誕生したHOKA最初のシューズが、トレイルランニングシューズ「マファテ」。

 

この「マファテ」がランナーからの支持を集め、「山だけでなく舗装路を走れるモデルも欲しい」という要望が増え、誕生したロードランニングシューズ第一号が「ボンダイ」です。ロードランニングシューズの中で最もクッション性の高いボンダイシリーズは、今やランナーだけでなくファッショニスタの間でも人気となっており、スポーツショップだけでなくセレクトショップなどでも見かけるようになりました。

BONDI 8

2万3100円(税込)

 

そして2014年に発表された「クリフトン」でより多くのファンを獲得します。ボンダイなど、それまでのHOKAのプロダクトより若干ソールのボリュームを抑えたことで、一般ランナー層にも急速に認知され、ベストセラーとなります。HOKAのアイコン的存在ともなっているクリフトンシリーズは、現在第8弾の「クリフトン8」が展開されています。

CLIFTON 8

1万7600円(税込)

 

‘’THE ROAD”のウォールでも紹介しているように2019年5月カリフォルニア州で開催された「PROJECT CARBON X」 では、参加ランナー全員がカーボンプレート内蔵の「カーボン エックス」を履き100kmの世界記録に挑戦。世界記録達成はならなかったものの、ジム・ウォームズレーが50マイル通過時の記録をマークしました。

CARBON X 3

2万7500円(税込)

 

結果を出し続け、ますます信頼されるブランドに

HOKAが誕生した翌年2010年、「日本山岳耐久レース(ハセツネCUP)」(71.5km)でHOKAアスリートのルドック・ポメールが優勝。HOKA創業者の一人であるニコラ・マーモッドも15位に。そして2013年、日本を代表する100マイルレースでもHOKAを着用した日本人選手が優勝しました。

 

さらに2016年、ヨーロッパアルプスのモンブランの周りで開催される世界最高峰の山岳レースUTMB(R)(100マイル)では、男女共にHOKAアスリートが優勝。HOKAは2022年から、UTMB(R)ワールドシリーズのグローバルプレミアムパートナーとなっています。

↑初代「クリフトン」が7月31日まで展示されています

 

楽しく走りたいファンランナーにも

ちなみにHOKAと私の出会いは2014年。100kmのウルトラマラソンを走るためのシューズを探していたところ、当時のウルトラマラソン世界記録保持者であった砂田貴裕さんにおすすめしていただいたのがHOKAのシューズでした。
カラフルで斬新なデザインと、存在感大の分厚いソールが印象的なHOKAのシューズは、他のランニングシューズとは全く違うものに見えました。

 

初めて履いて走った時は、マシュマロのような履き心地や、自然と足が転がるように運ばれていく感覚に衝撃を受けたものです。そして実際100kmウルトラマラソン完走後もまだ脚が残っているほど、HOKAのシューズは絶対的な安心感をくれました。

↑結果を出したいアスリートだけでなく、私のようなスピードよりのんびり楽しく走りたいファンランナーにも選ばれるシューズなのだと思います

 

初めてHOKAのシューズを履いた時の感動はそのままに、現在のHOKAのシューズたちはより軽く高性能になっているので本当に驚かされます。

↑最新のロードランニングシューズ「MACH 5(マッハ 5)」

 

ランニングステーションとしても使える丸の内「HOKA MARUNOUCHI」

もう一店舗は、東京・丸の内に「HOKA MARUNOUCHI」として、2022年7月2日〜2023年6月30日まで約一年間の期間限定オープンです。

 

店内には最新のランニングシューズを試せるトレッドミル完備。3Dスキャンで足型を計測し、おすすめのシューズを提案してもらえます。小型ロッカー9台とミネラルウォーターを完備していて、ランニングステーションとしても利用可能。「HOKA MARUNOUCHI」が位置するのは二重橋前駅すぐなので、皇居ランにも近くて便利です(シャワー無し。着替えは可能)。

↑実際にHOKAの最新シューズを試したい人はぜひ、足を運んでみてください

 

 

■「HOKA RAYARD MIYASHITA PARK POP UP STORE」

【場所】東京都渋谷区神宮前6-20-10 MIYASHITA PARK North 1F

【営業時間】11:00~21:00

【定休日】無休

 

■「HOKA MARUNOUCHI」

【場所】東京都千代田区丸の内2-2-3 丸の内ビル1F 102 丸の内仲通りビル

【営業時間】11:00~20:00

【定休日】無休(年末年始除く)

 

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると拡大表示されます)】

話題の“きつね”に対抗!? オリックスの「たぬきダンス」がSNSでバズり中

オリックスは7月23日、京セラドームで行われた福岡ソフトバンク戦を「バファローズ☆ポンタ DAY 2022」として、様々なファンサービスを実施。同イベントは3年ぶりの開催で、3回終了時に球団公式ダンス&ボーカルユニット「BsGirls」が初披露した「たぬきダンス」が、野球ファンの間でバズっている。

 

 

たぬきの耳と尻尾をつけ、チームの応援キャラクター「バファローズポンタ」の「ポンタのうた。」に乗せて「BsGirls」が振り付けを考案したダンスを披露。すでにブームとなっている北海道日本ハムの「きつねダンス」にそっくりと話題に。

 

 

それもそのはず、オリックスが投稿したツイッターには「#青いきつねと紺のたぬき」とのハッシュタグがついているので、「きつねダンス」に対抗したのは間違いない。このダンスは、この日のイベントのみの限定企画で次回の予定はないそうだが、これだけ話題になると、商魂たくましい関西の球団だけにこのままでは終わらないだろう。

 

アップテンポでノリノリな「きつねダンス」と、スローテンポでほのぼのする「たぬきダンス」。さて、あなたはどっち派?

 

「たぬきダンス」が気になる方は、イベントの前にオリックスがツイッターで詳しいダンス動画を投稿しているので、こちらもどうぞ。

 

より小さく、より軽く、より明るく! 「Ledlenser NEO」新ヘッドランプ4機種の実力を検証

ドイツのポータブルライト専門ブランド「Ledlenser(レッドレンザー)」。2019年に当時の最新作であるNEO10Rを試して記事にしましたが、今年2022年春にNEOシリーズが一新。新たな4機種が登場ということで、今回も走って試してみました。

↑左からNEO1R、NEO3、NEO5R、NEO9R

 

【その1】NEOシリーズ最軽量モデル

まずは「NEO1R」から。驚くべきはNEO1Rの軽さ。約39gしかなく、ヘッドバンドに大きなバッテリーなども付いていないシンプルなデザインなので、頭に付けていることを忘れるほど。NEOシリーズでも1番軽いモデルなので、動きやすさも1番です。

↑「NEO1R」4950円(税込)。本体W48×H21×D23mm(ヘッド部)、質量約39g(電池含む)。カラーは3色から選べます

 

・光束(lm):ブースト250/パワー150/ロー20

・照射距離(m):ブースト80/パワー50/ロー15

・点灯時間(h): パワー3/ロー15

 

ライトの明るさは真っ暗な場所でなければ心配なさそうです。暗めの夜道のランニングで足元をより見えやすくするために使うなど、補助的に使うのが良いかもしれません。NEO1R一つで夜の山に入るには心許ない気がしますが、トレイルランニングの予備ライトとして持っておくと安心です。手が自由に使えるようになるので、アウトドアやキャンプシーンにも役立ちそうですね。点灯時間は光束がローの状態で最長15hです(ブースト状態は10秒持続)。

 

【その2】ランニングやアウトドアを楽しむためのエントリーモデル

続いては「NEO3」。NEO3は単4アルカリ電池3本で使用できるモデル。バンドの後頭部に当たる部分に電池がくるので、何も付いていないNEO1Rと比べると後頭部にほんの少し重さを感じますが、それでも電池込みで約97gと軽く、装着していて違和感はないです。スピードを出して走るのも気になりません。

↑「NEO3」3960円(税込)。本体W41×H25×D21mm(ヘッド部)、質量約97g(電池含む)。カラーは3色から選べます

 

・光束(lm):ブースト400/パワー200/ミドル100/ロー20

・照射距離(m) :ブースト80/パワー60/ミドル40/ロー5

・点灯時間(h):パワー3/ミドル6/ロー20

 

2つの光源を採用。夜の公園で200lmは十分に感じますが、夜の山道にはもう少し明るさが欲しいところですね。予備の電池さえ持っていれば何時間でも使えるのがNEO3の良いところ。充電ができない環境で長時間使いたい場合は、このNEO3が役に立つかもしれません。災害時用に防災リュックに入れておきたいですね。

 

【その3】2つの光で正確な照射を実現したミドルモデル

そして「NEO5R」。同モデルはNEO3と一見似ていますが、こちらのNEO5Rは充電式。NEO3と比べると、光束、照射距離、点灯時間もNEO5Rの方が少しだけ上回ってます。2つの光源を採用。

↑「NEO5R」6930円(税込)。本体W41×H25×D23mm(ヘッド部)、質量約104g(電池含む)。カラーは3色から選べます

 

・光束(lm):ブースト600/パワー300/ミドル100/ロー20

・照射距離(m): ブースト100/パワー70/ミドル40/ロー5

・点灯時間(h): パワー4/ミドル8/ロー35

 

重さは約104g。バッテリー部分の形状や重さの感じ方もNEO3と体感的にはあまり変わらず、フィット感がありとても動きやすいので、夜のランニングやアウトドアに使えそうです。付属のチェストベルトを使用して胸部に装着することも可能です。

 

ちなみに2019年の旧モデルNEO10Rの体験会では、明かりのない夜の山道でも250lmで登っている方がいたので、パワー状態で300lmあるNEO5Rも夜の山に持っていけると思います。より安心を求める方は次に紹介するNEO9Rをチェックしてみてください。数時間の使用であれば、明るさもバッテリーもNEO5Rがあればひとまず安心な気がします。

 

【その4】LEDLENSERのランニングヘッドライト最上位モデル!

最後に紹介するのは圧倒的な明るさを誇る「NEO9R」。LEDLENSERのランニングヘッドライトの最上位モデルです。3つの光源を採用。写真にその違いを収めるのが難しく申し訳ないのですが、実際には一目瞭然、真っ暗闇も怖くない圧倒的安心感があります。旧モデルNEO10Rを付けてナイトトレイルを走った時には、600lmで街灯がついてるのかと勘違いするほど明るいと感じたので、夜の山に入るにはこちらのNEO9Rが安心。

↑「NEO9R」1万2980円(税込)。本体W57×H25×D20mm(ヘッド部)、質量約約199g(電池含む)。カラーは2色から選べます

 

・光束(lm):ブースト1200/パワー600/ミドル200/ロー20

・照射距離(m):ブースト200/パワー120/ミドル60/ロー5

・点灯時間(h): パワー5/ミドル12/ロー120

 

質量は約199gとバッテリー部分に重さを感じますが、ヘアバンドのように装着する他モデルと違い、NEO9Rは頭を覆うように装着するのでフィット感はバッチリ。これは人間工学に基づく取り外し可能なヘッドバンドで、走っていて揺れたりずれることもなくトレイルランニングに持ってこいです。NEO5R同様、チェストベルト付属。600lmで5時間、200lmの状態でも12時間もバッテリーが持つのは心強いですね。どのモデルにしようかと迷う方は、NEO9Rを持っていれば間違いないと思います。

 

試してみたいと思った方はコチラ!

皆さんにはどのモデルが合いそうでしょうか? 4機種それぞれ目的によって使い分けができそうなので、型別で複数持っていても良いですよね。ちなみに、NEOシリーズを実際に使ってみたい!という方にお知らせです。

 

私が毎月開催しているファンランイベント「中村優とはしろう!」ですが、「絶景ナイトトレイル@鎌倉」ということで7月30日に夜の鎌倉の山を走ります。そこでLEDLENSERのNEOシリーズのライトを無料貸し出ししますので、ご参加できそうな方は、ぜひその性能を試していただけたらと思います。夜のトレイルは冒険気分でとても楽しいですよ。鎌倉の山を知り尽くしたトレイルブロガー「trailhasiruaround」さんが案内してくださるので、初心者の方も安心してご参加ください。

 

 

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PSGがジャパンツアーで披露した2022-23最新アウェーユニの謎キャラが気になる!

リオネル・メッシ、ネイマール、キリアン・エムバペらのスーパースターを擁する、パリ・サンジェルマンFC(PSG)のジャパンツアーが話題を集めたが、プレー以外に注目されたのが、2022-23シーズンの最新アウェーユニフォームのお披露目だ。

 

 

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事前に公式インスタグラムでユニフォーム画像は公開された。ナイキのジョーダンブランドが制作したもので、左胸、パンツの両サイド、ソックスにはジャンプマンマークが入っている。そして、川崎フロンターレとの初戦で、世界に先駆けて披露されたが、何かが違う。

 

 

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よく見ると、背番号に何やらキャラクターが重なっており、その上の選手名の書体も異なっている。実は、ジャパンツアーで着用しているのは今回のツアーだけのスペシャルキットとなっている。デザインしたのはストリートシーンを中心に人気を集めている、世界的なグラフィックアーティストのVERDY(ヴェルディ)。キャラクターはVERDYのオリジナルキャラクター「VICK(ヴィック)」で、選手名もVERDYのオリジナルフォント(書体)が使用されている。

 

試合前にはPSGの公式マスコットキャラクター「ジェルマン・ザ・リンクス」と一緒にピッチに登場した「ヴィック」。

 

 

ちなみに、世界中でプロジェクトを手掛けているVERDYだが、今年の6月にはユニバーサル・スタジオ・ジャパンで「怪盗グルー」シリーズの「ミニオン」とのコラボも行なっており、「ヴィック」も登場している。幅広く活躍しているVERDYだけに、すでにどこかで目にしたことがあるかもしれない。

 

 

世界最強のトップ3のプレーを目に焼きつけると同時に、このツアーのみで着用されるユニフォームデザインもしっかりチェックしておこう。

人気の定番モデルが進化!HOKAの歩みは2022年秋冬シーズンでも止まりません

2009年に彗星の如く現れた気鋭のシューズブランド「ホカ オネオネ(HOKA ONE ONE)」。ボリュームソールのランニングシューズがファッションシーンで浸透していったこともあいまって、人気が加速化しました。そんな同ブランドも昨年10月からロゴをはじめとするブランド表記を「ホカ(HOKA)」に一新。今まで以上にスポーツを楽しむすべての人に向けた上質なパフォーマンスフットウェアを展開するなど、常にその動向は気になる存在となっています。

 

本記事では2022年の後半戦に登場する最新モデルを紹介。定番のアップデートモデルをはじめ、新型や新色の追加、バリエーションに富んだ珠玉のコレクションを最後までお見逃しなく。

 

【その1】HOKAの名作を融合させたハイブリッドモデル

MACH 5(マッハ 5)

1万7600円(税込)

過去にリリースしたモデルの中でも特に人気を集めていた「MACH 4(マッハ 4)」と「MACH SUPERSONIC(マッハ スーパーソニック)」の合体版として新たに誕生したのが「MACH 5(マッハ 5)」。両モデルの柔らかさと反発力、瞬発力を見事に継承した本モデルは走るためのパフォーマンス性がパワーアップ。アッパーは無駄を削ぎ落としたクリールメッシュで仕上げ、流線形のデザインともマッチしています。

 

↑ミッドソールにはHOKA独自のテクノロジーである「プロフライプラス(PROFLY+)」を採用。このミッドソールは2層構造になっており、足に近い上部は高いクッション性と前進する推進力を生み出します

 

↑続いてアウトソールはMACH 4でも安定感を生み出していたラバライズドEVAフォームを使用。このソール組み合わせにより、柔らかな反発力のある走り心地を提供しながら、足が疲れにくい設計に仕上がりました

 

↑気になるカラー展開は6色。本格的なランナーはもちろん、休日に汗を流すフィットネス感覚のランナーまで、幅広くサポートしてくれる1足となっています

 

【その2】ファッションシーンでも人気のオールブラックモデル

BONDI 8(ボンダイ 8)

2万3100円(税込)

HOKAの数あるラインナップの中でも最上級のクッション性を誇る定番モデル「BONDI(ボンダイ)」も、今シーズンにて進化を遂げました。「BONDI 8(ボンダイ 8)」と名付けられた本作はアイコンとなっているボリュームソールの厚みをアップ。アッパーにはふっくらとしたタン、ソックライナーにはリサイクル素材の「オルソライト ハイブリット(Ortholite Hybrid)」も新しく採用しています。

 

↑かかとに設けられた特徴的な波状のクラッシュパッド。このパーツにより、かかとでの着地から蹴り出しまで驚くほどソフトでバランスのいいライド感を提供してくれます

 

↑フルマラソンなどの長距離を想定したアウトソール。しっかりと地面を踏み込むことができるグリップ力は推進力を生み出してくれます

 

↑カラーは5色展開。ランニングシューズらしい鮮やかなモデルに加えて、オールブラックもラインナップに追加。このカラーが展示会の中でも一番人気となっているそうです。※オールブラックのみ8月15日発売

 

【その3】モノトーン展開に続いて、鮮やかなカラーリングも追加

CLIFTON 8(クリフトン 8)

1万7600円(税込)

HOKAのエントリーモデルとしても親しまれ、ソフトな履き心地に加え、アウトソールには効率よく配置されたラバーにより、耐久性も優れたアイコニックなモデルであるクリフトンシリーズ。その最新作として昨年6月にリリースされた「CLIFTON 8(クリフトン 8)」が2022年秋冬シーズンでは6色が追加されます。ホワイトやブラックベース以外にも、ゴブリンブルーやラディアントイエロー、バタフライなどHOKA独自のカラーリングも展開。見た目も気持ちも盛り上げてくれるラインナップとなりました。

 

【その4】清涼感たっぷりのブルーベースモデルが3カラー登場

KAWANA(カワナ)

1万8700円(税込)

2022年春夏シーズンにデビューした「KAWANA(カワナ)」。他のモデルに比べ、硬度の高いミッドソールを使用しており、安定感と反発性を高次元で両立。ランニングはもちろんのこと、トレッドミルやジムなど柔らかい床面でのトレーニングとも相性のいいモデルとなっています。そんなKAWANAも今シーズンでは新色として、マウンテンスプリング、スキューバブルー、アイスフローなどブルーベースのカラーが追加。オーストラリアの有名なビーチブレイクにちなんで名付けられたモデルだけに、鮮やかなカラーリングもマッチしています。

 

【その5】代名詞の1つとなっているリカバリーサンダルの新型をリリース

ORA LUXE(オラ ラックス)

1万1000円(税込)

ジョギングやトレランなどで疲れた足を回復させることを主眼においたサンダルとして、日本においても瞬く間に市民権を得たリカバリーサンダル。HOKAにおいても定番で出している「ORA RECOVERY SLIDE(オラリカバリースライド)」も安定した人気を博しているなかで、ニューモデル「ORA LUXE(オラ ラックス)」がリリースされました。本作はオリジナルモデルの優れたクッション性による軽やかな履き心地は継承し、運動後の足を癒してくれます。超軽量のリカバリーサンダルの新しい一手として、今シーズンに満を持して登場します

 

↑ORA LUXEの最大の特徴となっているのが、クッション素材とメッシュを組み合わせた「Ariaprene(アリアプレーン)」ストラップ。素足とソックス着用時の絶妙なサイズ調節も可能という利便性が魅力

 

話題に事欠かないHOKAの動向は今後もチェックすべき

ここまで紹介してきましたHOKAの2022年秋冬シーズンの新作ラインナップ。ゲットナビウェブ編集部としても、ランからトレーニング、日常使いなど幅広く使えるランシューは気になるところ。その中でもHOKAの高いクッション性はクセになって抜け出せないという人も多いのではないでしょうか。

 

そして、今回紹介したアイテム以外にも様々なラインナップが用意されていますので、ぜひこちらのチェックをしておいても損はしないはずです。

 

撮影/中田 悟

 

 

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即日完売にも納得! 先端技術を取り入れたアシックスのリカバリーサンダル「アクティブリーズ スリーディ サンダル」!

日本時間7月16日から開催されている「第18回世界陸上競技選手権大会」(2022/オレゴン)に合わせて、アシックスが現地でローンチイベントを行い、アフターパフォーマンスサンダル「ACTIBREEZE 3D SANDAL(アクティブリーズ スリーディ サンダル)」(以下、3Dサンダル)を発表。日本でも、7月19日に東京都内の本社でメディア向け説明会が実施されました。

 

果たして競技パフォーマンスのサポートだけなのだろうか

アシックスは、アシックススポーツ工学研究所がこれまで培ってきた知的技術と3Dプリンタを使った新たな製造方法を組み合わせ、競技やトレーニング後の足と身体をリラックスさせる3Dサンダルを開発。会見では最初に、アシックススポーツ工学研究所の原野健一氏が開発の経緯を語りました。

↑アフターパフォーマンスに着目した経緯を語った、アシックススポーツ工学研究所 執行役員 所長 原野氏

 

「この世界陸上に向けて研究開発を進める中で一つ気づきがありました。『彼ら、彼女らに対して私たちができることは、果たして競技パフォーマンスのサポートだけなのだろうか』と」(原野氏)

 

アシックスが独自に調査を行ったところ、レース、競技後にシューズを履き替えているランナーの割合は82%でした。

↑82%のアスリートがレース、競技後にシューズを履き替えていたという事実

 

「つまり、レースに着用するシューズは必ずしもレースのあとに履きたいシューズではない。一見、当たり前のように考えられますが、ランナーやアスリートをより長く、深くサポートするヒントがここにありました」(原野氏)

 

アシックス史上最高の通気性とやわらかさを持った新しいサンダル

続いて3Dサンダルに込めたテクノロジーを、同研究所 研究員の高島慎吾氏が解説。今回、同社では初となる3Dプリンタを使った新たな製造方法を採用しました。

↑理想の機能を高次元に引き出すデザインを可能にした3Dプリンタ技術を語る、アシックススポーツ工学研究所 フューチャークリエーション部 デザインテクノロジー研究チーム高島氏

 

「私たちが目指したのはアシックス史上最高の通気性とやわらかさを持ったまったく新しいサンダルです。やわらかさを持ちながら、通気性をこれまでにないほど高めることが可能になりました。この格子構造を伴う設計は、通常のシューズの製造方法では生産できません。これを可能にしたのが3Dプリンタの技術です」(高島氏)

↑複数のサンダルやシューズにおける温湿度の比較試験では足裏の湿度と温度を低く保てる通気性に優れた結果が出た

快適な通気性にしっかりした安定感と程よい弾力性

アシックスの3Dサンダルは、パラメトリックデザイン手法という、パラメーターを設定して数値を変えることで、膨大なデザインのバリエーションを生み出すことが可能に。さらに、Luxcreo(ラックスクレオ)社がもつ弾性に優れた素材の3Dプリント技術によって、先進的な構造を実現しています。

↑見たことのない先進的なデザイン。履き心地もこれまでのサンダルとは違う快適性が実感できる

 

立体的かつ厚みのある格子構造を重ね合わせることで、優れた通気性とやわらかさをもたせながら、部位に応じて硬さを変えるなど足の負担の軽減を図る機能性が追求されています。また、靴底の横幅を広くすることで、安定性も兼ね備えるなど、競技やトレーニング後のアスリートの快適な履き心地や歩きやすさにもこだわっているとのこと。

↑格子構造はサンダルの表面のみならず、内部まで細かく施されている

 

今回の説明会では試し履きの時間も用意されていたので実際に履いてみると、しっかりと足を包み込むホールド感にリカバリー効果が期待できる。また、歩いてみると心地よいクッション性と通気性のよさが感じられました。オレゴンでは選手たちに好評で、中には「競技以外、すべての時間においてこのサンダルで過ごす」という声も届いています。7月20日よりアシックスオンラインストアで数量限定発売されましたが、全サイズ即日完売。この快適性なら、その理由にも納得です。

↑幅広の設定は開放感があり、土踏まず部分もしっかり膨らみがある。厚みのあるソール部分も格子構造を重ね合わせ安定感があるのもうれしい

 

アクティブリーズ スリーディ サンダルは、アスリートにとって待望のリカバリーアイテムとして注目されています。価格は9900円(税込)。サイズはS(23.5~25.0cm)、M(25.5~26.5cm)、L(27.0~28.0cm)、XL(28.5~30.0cm)。再販売など今後の展開は未定だが、気になり方はこまめにアシックスの公式サイトをチェックしましょう。

 

 

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「#3」ミスターマリノスの“想い”をつなぐスペシャルマッチに、レジェンドが集結!

横浜F・マリノスは、7月30日(土)に行われる、明治安田生命J1リーグ 第23節鹿島アントラーズ戦(日産スタジアム/19時キックオフ)の試合開始前に「横浜F・マリノス30周年記念OBマッチ supported by #命つなぐアクション」を開催することを発表した。

 

「#命つなぐアクション」とは、2011年8月4日、突然の心停止により急逝した「ミスターマリノス」こと松田直樹さんの“想い”をつなぐため、2019年より本格化したスポーツ中の心臓突然死に対するAED/CPR(心肺蘇生法)啓蒙活動だ。

 

急逝からちょうど10年だった昨年は、背番号「#3」のユニフォームをベンチに掲げ、SNSなどを通じたメッセージを発信。命日に近いホームゲームでは記帳台の設置、そして同じような悲劇を二度と起こさないためのAEDや救急救命の普及啓発活動を行った。

 

今年は松田さんの命日にもっとも近いホームゲームである7月30日に、松田さんとクラブ在籍期間の重なるOBが中心に参加し、2チームに分かれて「横浜F・マリノス チームBLUE vs 横浜F・マリノス チームWHITE」で試合を開催する。

 

この日、参加が予定されているのは城 彰二や大橋正博、波戸康広ら22名。水沼貴史は総監督として、当時審判を務めていた家本政明氏は主審として参加する。

 

公式サイトでは、水沼が総監督としてのコメントをしている。

「マツをしっかりと思い出してもらえるような機会になればいいと願います。恐らく当日は、暑い日になるでしょう。マツの笑顔や情熱が、皆さんの中に浮かんでくるという熱い想いを持って、たくさんの参加OB選手たちで楽しくサッカーをしながら、皆さんと共にマツのことを思い出したいと思います」

キレさせたら大したもんだ!? 着火回数1800回“なかなかキレない”BICライター、長州力とコラボ

BICジャパンは、元プロレスラーで現在はタレントとしても活躍中の長州力さんとタッグを組んだライター「長州力 名迷言ライター」を、全国のファミリーマートで先行販売中。現在、Amazon.co.jpでも予約販売を開始しており、BICx長州力のコラボを記念して、特設サイトもオープンしました。

 

同製品は、長州力さんの名迷言「キレてないですよ」と、1本で約1800回着火でき、中のガスが“なかなかキレない”「J23 スリムライター」の、ともに“キレない”という共通点から誕生したコラボ製品。「何コラ! タココラ!」「食ってみな 飛ぶぞぉ」など、長州力さんの現役時代から現在に至るまでの、インパクト抜群な数々の名迷言から8種類を厳選し、ユーモアなイラストとともにデザインしています。

 

J23 スリムライターは、スリムでスタイリッシュなサイズ感と、本体には耐久性・耐熱性に優れたデルリン樹脂が使用されているのが特徴。1800回の着火は、国内で販売中の、他社の使い切りライターと比較して約2倍に相当し(同社調べ)、1日20回着火しても約3か月間使用可能です。

 

税込価格は、ファミリーマート単品販売の場合1本198円。オンラインストアのセット販売の場合、各柄最低2本入りび8柄アソート20本セットが3960円、各1本入り8本セット(オンラインストア限定販売)が1584円です。

↑8本セット(オンラインストア限定)

理想的な手のサイズは?「プロゲーマー」になるための5条件

「ゲームでお金を稼げる」と聞くと、うらやましいと感じるかもしれませんが、プロゲーマーは決して「楽な職業」ではありません。eスポーツでプロとして食べていくためには、ほかのスポーツと同じように厳しいトレーニングや自己管理が必要ですが、プロゲーマーになるための理想的な条件はあるのでしょうか? イギリスのDaily Mail紙のレポートを紹介しましょう。

↑プロゲーマーになるのは簡単じゃない

 

1: 手のサイズ

ゲームを行うとき、プロゲーマーは常にコントローラーを手に持ち、俊敏に反応しなければなりません。そのため、ゲームのパフォーマンスは手のサイズと密接な関連があります。ゲームのプラットフォームなどを運営するStakesterの専門医が、18歳から44歳の90人のゲーマーを集めて、手のひらの大きさや指の長さとパフォーマンスの関係について調査。その結果、『マリオカート』のように素早く動くゲームでは、手が小さい人のほうが良いパフォーマンスを発揮しやすいのに対して、『FIFAシリーズ』や『コール オブ デューティ』のような長時間にわたるゲームでは指が長い人のほうが有利と判明。さらに、プロゲーマーになるための理想的な手の大きさは以下のように考えられました。

 

・人差し指の指先から付け根まで:7.6cm

・人差し指の先端から手首まで:18.1cm

・手のひらを開いたとき、親指の先端から小指の先端までの幅:22.8cm

・手のひらの横幅:8.7cm

 

2: 体力

ゲームをするためには体力が必要。Stakesterは、プロゲーマーが2時間ゲームをしたとき、どれくらいカロリーを消費するのかを調べました。すると、2時間プレイした場合、男性は約420kcal、女性は約472kcalを消費することが判明。ゲームに必要とする集中力やゲーム中の緊張感などによって、研究者が驚くほどのカロリー消費につながっているのかもしれません。プロゲーマーは1日10〜15時間プレイしていることもあり、それをこなせるだけの体力やストレス耐性がないといけないということでしょう。

 

3: 食事

ほかのスポーツと同じように、ポテトチップスやファストフードといったジャンクフードも(当然)ダメ。ゲーマー約820人の食事内容を調べたドイツ体育大学ケルンの研究で、プロゲーマーは砂糖やファストフードの摂取がかなり少ないとわかりました。市販の板チョコなら1週間に1枚、塩味のスナック菓子は1週間に小鉢1杯程度が平均的な結果でした。また、エナジードリンクを定期的に飲んでいる人は約40%と高いことも特徴的でした。エナジードリンクはプレイのパフォーマンス向上に関連があると言われ、多くのゲーム大会でスポンサーになっています。さらに、プロゲーマーの身体作りには、野菜中心のヘルシーな食事が求めらるとも言われています。

 

4: 年齢

プロゲーマーの寿命はかなり短く、20代半ばで終わるのが一般的。仮に30代や40代からプロゲーマーを目指そうと思っても、その道のりはかなり険しい模様。この道を志すなら、始めるのは早ければ早いほうが良いようです。

 

5: 視力

明るいPC画面を長時間見続ける必要があるため、プロゲーマーの目にかかる負担は大きくなります。ゲーマーに限らず、デジタル機器を長時間使うと、眼精疲労やドライアイ、さらに首や肩こりを引き起こす「コンピュータビジョン症候群」と呼ばれる視覚的な問題が生じることが明らかになっています。プロゲーマーは同症候群にかかりやすい傾向があるため、近視・遠視など視力になんらかの問題がある人は、プロゲーマーとして不利と考えられています。

 

これらはプロゲーマーになるための理想的な条件とされていますが、絶対条件ではありません。不利な条件を乗り越えて勝つのがスポーツの醍醐味の1つ。言うまでもなく、プロゲーマーになるためには、人生と同じように努力や才能、運も大切でしょう。

 

【出典】SHIVALI BEST FOR MAILONLINE. Do YOU have what it takes to become a professional gamer? Experts reveal the ideal age, physique and diet – and say 9-inches is the optimal handspan. Daily Mail Online. June 8 2022 (updated on June 9 2022). https://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-10896403/Do-takes-gamer-Experts-reveal-ideal-age-physique-HAND-size.html

身長も実力も伸び盛り! “ピピ”こと中井卓大の恒例オフショットが今年も話題に

スペイン1部レアル・マドリードの下部組織で活躍するMF中井卓大のオフショットが今年も話題となっている。

 

 

シーズンオフを日本で満喫している“ピピ”こと18歳の中井が、自身のツイッターでお笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明氏とのツーショット画像を投稿。「出会って9年。いつもありがとうございます。ついにタカさんより背が大きくなりました!!今年も“魂“でがんばります」とコメント。石橋氏も「世界一のサッカー選手になってね、ピピ!魂!!!」と投稿すると、中井はすかさず反応している。

 

 

今年の2月にはレアルとの契約を2025年まで延長し、来季は3部リーグに所属するレアルB・カスティージャでのプレーが期待されるなど目下成長著しい中井は、身長もまだまだ成長中のようだ。

 

 

6月6日にシーズン終了をツイッターで報告すると、6月22日には故郷の滋賀県、琵琶湖でバスフィッシングを堪能。

 

 

ちなみに中井のシーズンオフショットは恒例行事となっており、2019年6月にもバスフィッシングでの釣果を報告。石橋氏とのツーショットは2021年7月にも「貴さんから [魂] 頂きました。頑張ります!!」のコメントともに投稿している。

 

 

2013年、滋賀県の小学校に通っていた9歳の中井少年がレアルの練習場で行なわれたカンテラ(下部組織)の最終テストに合格してから9年。着実に成長を続けている中井の原動力はオフシーズンの充実にあるのかもしれない。来季の活躍も期待の中井だが、オフの報告からも目が離せない。

あの「SASUKE」が五輪競技に!? UIPMがテストを実施、2028年ロス五輪から採用か?

国際近代五種連合(UIPM)は、2028年ロサンゼルス五輪からの新種目候補として、人気番組「SASUKE」のセットを用いた障害物レースのテストを行った。

 

 

日本時間6月28日、トルコのアンカラで行われたテストでは、吊り輪や反り立つ壁など馴染みのある障害を設け、近代五種の選手や「NINJA WARRIOR」のアスリートを含めた、19か国100人が参加した。

 

 

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同団体は2028年ロサンゼルス五輪から、問題があった馬術を除外し、新種目の候補として障害物競争を試験的に導入すると発表。その候補のひとつとして、世界20か国以上で現地版も制作され、10億人の視聴者がいるといわれる「SASUKE NINJA WARRIOR」に注目。日本の制作局であるTBSに打診し許可を得て、フランスやポーランドなど欧州の現地収録で使用している番組セットでテストを行なった。障害物は9つで、「ロープスイング」「A-フレーム」「ビーター」「オーバーアンダースルー」「ホイールズ」「ウォールフリップ」「リングス」「バランスビームス」、最後に「ツナミウォール」が用意された。

 

 

参加した選手からは好評で、今後のテストの結果も踏まえて、今年11月の総会で正式採用の可否が決まる。

 

このニュースが流れると、“サスケくん”こと森本裕介さんのツイッターには多くのコメントが寄せられ、森本さんもお礼のコメントを投稿。

 

 

すでに世界規模で親しまれているSASUKEが、公式な五輪競技になる日がくるのか。そのときには、“ミスターサスケ”こと山田勝己さんを日本代表監督に、「サスケオールスターズ」の面々が集結するシーンをぜひ見たいものだ。

‟日本人を速くするため”に生まれた「アディゼロ シリーズ」に最新モデル投入!

アディダス ジャパンが「adidas Running / アディゼロ新商品発表会2022」で、1秒でも速いベストタイムを目指して走るランナー向けのモデル「ADIZERO(アディゼロ)シリーズ」から、さらなる進化を遂げた3モデルの最新コレクションが発表されました。

↑左から「アディゼロ ボストン 11」、「アディゼロ アディオス プロ3」、「アディゼロ ジャパン 7」

 

日本で開発が始まり、世界で数々の記録を打ち立てた

「誇りを持って、今回のアディゼロ第3世代、『アディゼロ アディオス プロ 3』をローンチします」と発表会の開会を告げたアディダス ジャパン 副社長 トーマス・サイラー氏。

↑アディダス ジャパン 副社長 トーマス・サイラー氏

 

「ランニングはもっとも大きなスポーツであり、もっともアクセスしやすいスポーツ。新たな記録を狙いたい人、レースに勝ちたい人、健康のために走っている人と様々です。私たちは様々なニーズにしっかり対応しています。ランニングには記録を破り、レースに勝つことがもっとも目に見えるイノベーションの原動力となっています。だからここで登場するのがアディゼロです」(サイラー氏)

 

すでに世界のランニング界で数多くの金字塔を打ち立てているアディゼロシリーズですが、アディゼロの開発は日本でスタートしました。2008年には初代「アディゼロ ジャパン」を履いたハイレ・ゲブレセラシエ選手がベルリンマラソンで2時間4分の壁を破ったことでアディゼロ ジャパンは世界に名を知らしめたのです。

↑「アディゼロ ジャパン」2008年

 

サイラー氏は最後に忘れてはならないイベントを語りました。

 

「それは弊社の『ロードトゥレコード』というイベントです。今年で2年目となった、ドイツの本社で行われる距離を競うレース。5km、10km、ハーフマラソンといった距離を競うレースの中で、昨年はセンベリ・テファリ選手が5kmの世界記録を塗り替えました。今年はアディゼロで力をつけたアディダスのアスリートが、たった1日で9つの日本国内記録と、1つのヨーロッパ記録を更新したのです」(サイラー氏)

 

「ランニングを愛する方々に勇気と感動が届けられると強く信じている」

続いて登壇したのはランニングカテゴリーのプロダクトを担当する山口智久氏。アディゼロ誕生の経緯から、最新モデルについてのプレゼンテーションが行われました。

 

「『すべてはアスリートのために』アディダスブランドの創始者、アディとダスラーの理念をもって、アスリートたちの足を知り尽くしたシューズクリエーター大森敏明氏とともに、日本人ランナーを早くするために、フィット性と軽量性にとことんこだわり、無駄ゼロ、ストレスゼロ、エネルギーロスゼロを追求しながら2005年に日本で誕生し、時代とともに様々な進化を遂げてきたシリーズ。それがアディゼロです」(山口氏)

↑アディダス ジャパン マーケティング事業本部 シニアマネージャー 山口智久氏

 

「日本人ランナーを速くするというコンセプトのもと生まれたアディゼロの性能、これはもはや日本人のみにとどまらず、世界中の様々なエリートランナーたちのパフォーマンスを支え、これまで数々の輝かしい歴史を築いてまいりました。その勢いをとどめることなく現代のエリートランナーたちの声に基づき、最新の爆速厚底レーシングシューズ、『アディゼロ アディオス プロ 3』がこのたび誕生しました。

 

また、このアディオス プロ 3と同様のニュースーパーライトメッシュアッパー素材を搭載した『アディゼロ ボストン 11』。こちらはエリートランナーのトレーニングモデルとして、また一般の市民ランナーにはレースからトレーニングまで幅広く活用できる兼用モデルとして、こちらもより一層の活躍が見込まれます。

 

加えて厚底最新トレンド要素と従来の薄底要素を両立させた『アディゼロ ジャパン 7』におきましては、幅広いランナーたちの幅広いシーンやニーズに対応できるモデルへと進化を遂げています。

 

シューズに込められた情熱は最新の機能、性能を通じてアスリートたちの力となり、今後さらにたくさんの記録や活躍に貢献し、ランニングやスポーツを愛する一人でも多くの人々にたくさんの勇気と感動をお届けすることが必ずやできると強く信じています」(山口氏)

 

さらなる進化を遂げた最新モデル、それぞれに注がれた飽くなき情熱

ここからは、アディゼロシリーズ新作3モデルをそれぞれ紹介。

 

ADIZERO ADIOS PRO 3(アディゼロ アディオス プロ3)

新記録や自己ベストを目指すランナーに捧げる一足。前モデルの特徴である、反発推進力に加え、ミッドソール材の硬度をやや柔らかくすることで、よりクッション性や疲れにくさを感じられる仕様へとアップデート。さらに、これまでの前足部フォーカス仕様から足全体を網羅するワンピース仕様へと生まれ変わることで、着地から蹴り出しまでをよりスムーズに促しながら反発推進力を得ることが可能になりました。

↑「アディゼロ アディオス プロ3」2万6400円(税込)。重さは215g(27.0cm片足の場合)、ソールの厚みは最大3.95cm

 

↑従来、ばらばらだった5本指カーボンを単一構造に。2層の低密度高反発ミッドソールでサンドすることで軽量性を持ちながら蹴り出し時の爆発的推進力を発揮する

 

↑アウトソールを見てみると、骨状のカーボンバーがわかる

 

↑ヒールの内側外側に搭載されたレイヤーパーツが優れたホールド性を発揮する

 

↑レースに特化したデザインの新アッパーは、薄手かつ軽量な素材を使用し、アスリートの足に合わせた優れたフィット性を実現

 

↑ラバーアウトソールの面積をやや拡大し、蹴り出しの際のより優れたグリップ力を追求した

 

ADIZERO BOSTON 11(アディゼロ ボストン 11)

エリートランナーのジョグから、一般ランナーのレースやデイリートレーニングまで幅広いユーザーやシーンに対応するベストセラー厚底マルチランニングシューズ。アディオス プロ 3同様のミッドソールフォームの組み合わせと、ラバーアウトソールの搭載で、反発性と耐久性を兼ね備えた一足に。

↑「アディゼロ ボストン 11」1万7600円(税込)。重さは270g(27.0cm片足の場合)、ソールの厚みは最大3.95cm

 

↑ミッドソールにサンドされた5本骨状バーはグラスファイバー素材を使用

 

ADIZERO JAPAN 7(アディゼロ ジャパン 7)

前モデルをアップデートしたアディゼロ ジャパン 7は、ランニングからジョグまで、幅広いユーザーやシーンに対応するベストセラーバランスランニングシューズ。アッパーには、軽量性と優れた耐久性を併せ持った素材を採用。補強材や内装材との組み合わせにより前モデル対比約10gに軽量化を実現しました。

↑「アディゼロ ジャパン 7」1万5400円(税込)。重さは215g(27.0cm片足の場合)、ソールの厚みは最大2.7cm

 

「アディゼロ シリーズ」が打ち出してきた記録

会場内ではアディゼロシリーズが打ち出してきた数々の記録とそのランニングシューズが展示されていました。

 

2011年。パトリック・マカウが「アディゼロ ジャパン」初代モデルと共に、ベルリンマラソンで2時間3分38秒を記録し、新たな男子マラソン世界記録を樹立。ハイラ・ゲブレセラシエが持っていた記録を塗り替えたことで、アディゼロ ジャパンシリーズを着用したアスリート同士によって、次世代に歴史が受け継がれた瞬間となりました。

↑「アディゼロ ジャパン」2011年

 

デニス・キプルト・キメットが、「アディゼロ ジャパン ブースト 2.0」と共に2014年ベルリンマラソンで過去最速を記録し勝利。2時間2分57秒という新たな世界記録で、マラソン界に金字塔を打ち立てました。同じく2014年ベルリンマラソンの女子マラソンでは、ティルフィ・ツェガエが、アディゼロ ジャパン ブースト 2.0と共に優勝し自己ベストを更新。

↑「アディゼロ ジャパン ブースト 2.0」2014年

 

メアリー・ケイタニーが「アディゼロ タクミ セン 5」と共に2018年ニューヨークマラソンで4度目となる優勝を果たしました。

↑「アディゼロ タクミ セン 5」2018年

 

2020年。ペレス・ジェプチルチルが、「アディゼロ アディオス プロ」と共にプラハマラソン・ハーフマラソン女子単独レースにて1時間5分35秒の世界記録を樹立。その後、ワールドアスレチックハーフマラソンチャンピオンシップにて、自らが打ち立てた記録を18秒更新しハーフマラソン女子単独レースで新たな世界記録をとなる1時間5分16秒を樹立。

↑「ディゼロ アディオス プロ」2020年

 

2011「ADIZERO:ROAD TO RECORDS」にて10km女子単独レースで故アグネスジェベト・ジェべット・ティロップが「アディゼロ アディオス プロ」と共に、当時世界新記録となる30分01秒で優勝。また、5km女子単独レースではセンベリ・テファリ選手が「アディゼロ タクミ セン 8」と共に、14分29秒で優勝し当時の世界新記録を打ち立てました。

↑「アディゼロ アディオス プロ」2021年

 

一方、期待の若手ランナーによるトークセッションも行われ、男子マラソン日本歴代38位の2時間7分52秒の自己ベストを持つ浦野雄平(富士通陸上競技部所属)、1万m28分8秒83の自己ベストを持つ塩澤稀夕(富士通陸上競技部所属)、女子マラソン日本歴代12位の2時間22分29秒の自己ベストを持つ上杉真穂(スターツ陸上競技部所属)、そしてマラソン2時間8分21秒の自己ベストを持つ林奎介(GMOアスリーツ所属)の4選手が登壇。それぞれお気に入りの最新アディゼロシリーズを履き、印象と今後の目標を語ってくれました。

↑左から塩澤選手、浦野選手、上杉選手、林選手

 

今回の新作を含め、アディダス ランニングの「アディゼロ シリーズ」は7モデルのラインナップとなりました。もちろん最新モデルは現在は販売中。自分の走り方に合わせ最適なモデルを選び、ぜひランニングを楽しんでください。

 

撮影/中田 悟

 

 

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審判団はなんと全員女性! ラグビー史上初で男子国際試合を裁く

今年の4月、メジャーリーグでは史上初めて女性コーチが公式戦のフィールドに立ち、5月にはワールドカップのマッチ・オフィシャル(レフリー)に日本から山下良美国際審判員が選ばれ史上初の女性審判員になるなど、男子スポーツ界における女性の躍進が話題となっているが、ラグビーでも歴史的な瞬間が訪れた。

 

日本時間6月26日、ポルトガルのリスボンで行われた男子ラグビーのテストマッチ、ポルトガル対イタリア戦で女性審判が史上初めて試合を裁いた。しかも、今回は審判団が全員女性ということでさらに注目されたのだ。

 

 

しかも、イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド、フランス、イタリアの欧州強豪6か国によるシックスネーションズ参加国のテストマッチで、女性が審判を務めるのも史上初。試合は、38-31でイタリアが勝利を収めた。

 

今回、審判団として参加したのは、主審がスコットランド出身のホリー・デビッドソン、副審がイングランド出身のサラ・コックスとフランス出身のオーレリー・グロワゼロー。そして、テレビジョン・マッチ・オフィシャル(TMO)は、イングランドのクレア・ホドネットが担当した。

 

 

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ラグビーユニオンの国際競技連盟、ワールドラグビーのビル・ボーモント会長は、5月末に審判団を発表した際「女性審判員の強みと層の厚さが世界的に発展していることを意味する。この素晴らしい競技に関わることを望んでいる女性たちに多くの道筋を示すだろう」と述べた。

 

この発表を受けた主審のデビッドソンは「女性として初めて男子シックスネーションズ参加国の試合を裁くことは非常に光栄で、誇れるもの」とコメントした。

 

ワールドラグビーの公式インスタグラムでは、試合に向かう審判団、そして試合を終えて安堵した様子の彼女たちの表情までも収めた動画を投稿。

 

 

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今後もますます躍進が期待される、男子競技における女性の進出。いずれ“歴史的快挙”と話題にされないほど、当たり前のことになる日を心待ちにしたい。

メッシ、ネイマール、エムバペが7月やって来る! 公式最新映像が公開

今季のフランス・リーグ1で10度目の優勝を飾った名門、パリ・サンジェルマンFC(PSG)が7月20日から25日に、Jリーグ3クラブ(川崎フロンターレ、浦和レッドダイヤモンズ、ガンバ大阪)と対戦する夢のようなツアーが企画され、サッカーファンの間で話題となっている。

 

先行チケット販売はすでに終了しているが、6月22日に一般のチケット販売を先着制から抽選制への変更を発表。事務局は「より多くのお客様にチケットの購入機会を提供する為、一般発売を先着制での販売方式ではなく「抽選制」とさせていただきます」と変更の理由を伝えた。

 

 

今回のチケット販売のキービジュアルには、フランス代表のキリアン・エムバペを筆頭に、ブラジル代表のネイマール、アルゼンチン代表のリオネル・メッシらMNMが並んでいるが、実は6月21日にオリジナルNFTコレクションの販売開始を告知したInstagramの投稿からエムバペが消えていたことで、「来日しないのでは?」とネットがざわついていた。

 

 

エムバペといえば、レアル・マドリードへの移籍が囁かれていたが、5月21日にPSGと2025年までの契約延長が発表されたばかりなのに……。しかし、そんなファンの心配は無用だろう。

 

22日、一般チケットの告知とともに、MNMがしっかり揃っている公式最新映像が公開された。

 

 

PSGの来日まで、すでに1か月を切ったが、どのような超絶プレーを見せてくれるのか、すでにワクワクが止まらない。

 

最後に、エムバペ、ネイマール、メッシから日本のファンへのメッセージをお届けしよう。

 

「女子レスリング藤波の100連勝」で改めて知る吉田沙保里の凄さ! スポーツ界の連勝記録も調べてみた

6月18日、東京・駒沢体育館で行われた明治杯全日本選抜選手権のレスリング女子53キロ級で日体大の藤波朱理が優勝。この勝利で藤波は公式戦100連勝をマークしたことが話題になっている。そこで気になったのが、スポーツ界での連勝記録だ。

 

まず気になるのが、同じ女子レスリングで連勝街道を驀進した“霊長類最強”吉田沙保里。2001年12月の全日本選手権準決勝で、ダルビッシュ有の奥さんである山本聖子に敗れて以降、2016年リオ五輪決勝戦で敗れるまで、無双の206連勝を記録した(団体戦を除く)。

 

 

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実はこの“霊長類最強”には“元祖・霊長類最強”のレスリング選手がいた。1967年から189連勝の記録を持っている渡辺長武だ。現在は全日本マスターズレスリング連盟理事を務める渡辺は現役時代“ワイルド・アニマル”の異名を持ち、「アニマル浜口」の名付け親ともいわれている。

 

さて、競技の枠を外して、スポーツ全般ではどうか。上には上がいるのが世の常。世界に目を向けると、なんと555連勝を続け「スポーツ界で最も長い連勝記録」としてギネス記録で認定されている選手がいた。

 

 

1963年にパキスタンで生まれたスカッシュ選手ジャハーンギール・カーン。1981年から86年までの6年間の記録である。現在は世界スカッシュ連盟名誉会長を務め、スカッシュをメジャースポーツへと押し上げるべく尽力している。

 

 

ちなみに連勝記録の2位は、オランダの車いすテニス選手エステル・フェルヘールの470連勝。また日本国内に目を向けると、吉田に次いで長いのが女子テニス沢松和子の192勝、女子レスリング伊調 馨の189勝、車いすテニス国枝慎吾が106連勝を記録している。

 

 

吉田の連勝記録が始まったのは大学1年。今回、日本女子レスリング史上3人目の100連勝という大台に到達した藤波のスタートは、中学2年の2017年夏と、吉田より早いだけに今後の積み上げにも期待したい。

進化した厚底ランニングシューズ「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト% 2」

「ナイキ(NIKE)」が、ズーム エア ポッドを配置した厚底ランニングシューズ「エア ズーム アルファフライ ネクスト%」の後継モデル「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト% 2(以下、アルファフライ 2)」を発表。その「プロトタイプ」カラーが、NIKE APPのメンバー限定で6月22日から発売予定です。

↑「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト% 2」 3万1900円(税込)

 

アルファフライ 2は、マラソンを走るすべてのランナーに、より優れた安定性と体重移動を提供するため、構造の改良にフォーカスを置いて開発されました。原点となったシューズと同様、アルファフライ 2のミッドソールにはフルレングスの(ナイキで最軽量かつもっとも弾力性に優れたフォームである)ズームエックス フォームと、フルレングスの曲線的なカーボンプレートを組み合わせ、前足部に搭載された2つのナイキ エア ズーム ポッドが推進力を提供し、軽さとサポート感のある乗り心地に仕上がっています。

↑フルレングスのズームエックス フォームのミッドソール、曲線的なカーボンプレート、アトムニット 2.0 のアッパー、薄いラバーを採用したアウトソールと、幅を広くしたかかと、などから構成されています。

 

さらに、前足のズーム エアの下にフォームを追加してエネルギーリターンを高めつつ、ランナーが足をすすめる際のかかとからつま先への体重移動を、これまで以上にスムーズにしています。かかとは幾分幅を広くし、ペースを変えた時にも安定感のある体重移動ができるようにしています。アッパーには、足をしっかりと包み込み、つま先部分の通気性を高め、シューレースの下の部分には快適なパッドを加えたアトムニット 2.0 を採用。

 

「プロトタイプ」と名付けたカラーは、ナイキのエリートマラソンランナーが試し履きをしたシューズの色から着想を得ており、アルファフライ 2の開発段階においてもアスリートとテストを進めてきたことを表現しています。

↑このカラーの土踏まず側には試走用の番号を記し、ズーム エア バッグにはアクセントとなる色を加えています

 

 

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マンチェスター・U退団のポグバ。まさかの日本代表ユニ姿が公開されファンがざわつく

6月末でマンチェスター・ユナイテッドを退団することが発表されたフランス代表MFポール・ポグバ。新天地はどこになるのか、ファンは注目している。

 

その答えは、6月17日のアマゾン・プライム・ビデオで「The Pogumentary」というドキュメンタリーがリリースされるタイミングで明らかになるのではないかと噂されている。

 

 

そのドキュメンタリーのPR動画を6月10日、ポグバは自身のツイッターで投稿したが、その映像を見た日本のファンがざわついている。

 

動画内で、ポグバがなぜか日本代表ユニフォームを着ているからだ。最後のシーンでは、“サムライブルー”のユニフォームを着たポグバがゆっくりと歩いているシーンが収められている。

 

マンチェスター・Uユース出身のポグバは、2012年夏にユベントスにフリーで加入し、世界的な大型MFに成長すると、2016年に1年1億500万ユーロ(約146億円)の移籍金でマンチェスター・Uに復帰を果たした。

 

 

しかし、2018-19シーズンから監督との確執により退団を希望。今季は足首の負傷で戦列を離れるとチームは6月1日に契約満了による退団を発表。

 

地元メディアの予想ではユベントス復帰が濃厚とされてるが、ポグバが求めているのは“愛される”新天地だという。2019年に初来日したポグバは感謝の動画をアップしたように日本に好感を持っている。

 

 

来日時、日本代表が試合後のロッカールームをきれいにすることに言及し、「みんなは真似るべきだ」と称賛しているだけに、今オフとは言い難いが、将来的に新天地を日本に求める可能性はゼロではないだろう。

2002日韓W杯戦士が集結! 豪華ツーショットの観戦にSNSがざわついた

6月6日、国立競技場で行われた「キリンチャレンジカップ2022 SAMURAI BLUE(日本代表)対ブラジル代表」との一戦の裏では、往年のファンにはたまらない“レジェンド戦士”たちが集結していた。

 

 

21世紀最初のワールドカップは、初のアジア開催、初の共催という形から「日韓W杯」と呼ばれた。日本代表はW杯初勝利をロシア戦で挙げ、その試合の平均世帯視聴率は現在もサッカー中継では破られていない66.1%を記録。初の決勝トーナメント進出を決めるなど、まさに日本中を熱狂の渦に巻き込んだ。

 

あの興奮からちょうど20年。「2002年FIFA W杯 20周年記念式典」が試合前にVIPラウンジで行われ、フィリップ・トルシエ元監督をはじめ当時のW杯選手が集結。

 

 

式典に参加した中田浩二が自身のInstagramで画像を投稿した。集まったメンバーは中田浩二のほか、市川大祐、小笠原満男、小野伸二、曽ヶ端 準、戸田和幸、中田英寿、楢崎正剛、西澤明訓、服部年宏、宮本恒靖、森岡隆三、森島寛晃、柳沢 敦の14名。参加できなかった福西崇史は「行きたかった~」とすぐさま反応。当時を知るファンからは多くのメッセージが寄せられた。

 

2020年11月にコロナ禍のため実施できなかった日本サッカー殿堂の殿堂レリーフがトルシエに贈られ、「日本での4年間、あらゆる条件を整えていただき、温かいサポーターの支援をいただきました。強く自信を持って2002年を戦えたと思っています」と述べると、集まった400人以上のVIPから大きな拍手が送られた。

 

その後選手は試合を観戦。後半、中田ヒデと小野のツーショットがスタジアムの大型ビジョンに映し出され、テレビの中継でも流れると、SNSが大いに盛り上がり、Twitterではトレンド入りするほどだった。

 

 

試合後、トルシエは日本代表のロッカールームを訪問し、2022年のW杯戦士にメッセージを伝えた。

 

「今日の負けをただの負けと捉えるべきではない。負けたときこそ明日の勝利につながるものがある。今日、ネイマールを相手にこれだけのプレーができると証明した。ドイツのような強豪国に対抗できる力を得たと思っていい。みんなありがとう」

FCバルセロナが来季ユニを発表! 胸スポンサーは「Spotify」へ。デザインには賛否の声

スペインのリーガ・エスパニョーラの名門、FCバルセロナが2022-23シーズンの新ユニフォームを発表。“The Flame Lives On(炎は生き続ける)”をコンセプトに、30年前の1992年に開催された、バルセロナオリンピックにインスピレーションを得ているという。

 

 

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まず目に入るのが、胸スポンサー。2017年にメインスポンサー契約を結んだ「楽天」が今季で契約が満了し、音楽のストリーミングサービスを展開する「Spotify」がメインスポンサーに。また、クラブ史上初の「タイトルスポンサー」となったことで、ユニフォームの露出だけでなく、スタジアムの名称が「スポティファイ・カンプノウ」に7月1日から変更される。

 

契約金額は発表されていないが、大手スポーツメディア『ESPN』によるとその額は総額2億8000万ユーロ(約363億円)と伝えられている。

 

そして気になるのがデザイン。青、紺、エンジの3色のストライプ柄は変わらないが、首元から肩にかけてダークネイビーに切り替えされている。このデザインについては「肩パットが入っているのか?」といった声もあり賛否を呼んでいる。

 

クラブの公式SNSでは、シャビ・エルナンデス監督が新ユニを称賛する動画を投稿。

 

 

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他にも、“ペドリ”ことMFのペドロ・ゴンサレス・ロペスが新ユニを着た動画も投稿されている。

 

 

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デザインの変更には賛否はつきものだが、今回のユニフォームはファンに受け入れられるだろうか。2010-11年には黄色の丸首に違和感を感じたファンも多かったようだが、リオネル・メッシ、アンドレス・イニエスタ、セルヒオ・ブスケッツ、そして現監督のシャビ・エルナンデスを擁した“バルサ最強チーム”のプレーを見返すとどうだろう。

 

 

ユニフォームのデザインは、クラブが強ければファンは納得する。来季の成績次第で、今回のデザイン変更も、いずれは彼らに受け入れられるのだろう。

トップランナーが「今すぐ走り出したくなる」とアシックス史上最速のシューズを推薦!

アシックスは6月7日、夢の島競技場(東京都江東区)で「アシックス『METASPEED+』シリーズ ローンチイベント」を行い、ピッチ型とストライド型の2つの走法に応じて設計した最強のマラソンシューズを発表。2000年のリオ五輪金メダリストの高橋尚子さん、2024年パリ五輪のMGCを第1号で獲得した細谷恭平選手によるトークセッション、インフルエンサーによるタイムトライヤルなどのイベントとともに、最強シューズの全容が明らかになりました。

 

250を越えるパーソナルベストを生んだ前作からさらに進化!

イベントの最初にアシックスの代表取締役社長、CEO兼COOの廣田康人氏は、「2025年には我々のミッションである『No.1パフォーマンスランニングブランドになる』を実現したいと思っています。先月行われた『ワールドトライアスロンチャンピオンシップ横浜』では、大会出場選手男女合わせてのシューズ着用シェアでアシックスが第1位となりました。でも我々の反転攻勢は始まったばかりです」と頂上奪還を力強く宣言しました。

↑アシックス 代表取締役社長 CEO兼COO 廣田康人氏

 

アシックスはそのミッションを遂行するために2020年に「C-Project」を発足しました。「そこではアシックスの創業者・鬼塚喜八郎氏の『まず頂上を攻めよ』というフィロソフィーにもとづいて行動しました」とはプロジェクトリーダーでもある部長の竹村周平氏。

↑アシックス C-Project 部長 竹村周平氏

 

2021年、アスリートの走り方の違いに着目した2つのモデルを有する「METASPEEDシリーズ」が誕生しました。ストライド型(歩幅を大きくして走る方法)ランナー向けの「METASPEED SKY」とピッチ型(歩幅を小さくして走る方法)ランナー向けの「METASPEED EDGE」です。

 

この「METASPEEDシリーズ」によってこれまでに250ものパーソナルベストが生まれ、この前作からさらに自走速度を上げられるよう、ストライドをより伸ばせる構造に。それぞれのランニングスタイルに適した、最適構造にするために誕生したのが、6月14日から発売する「METASPEED SKY+(メタスピードスカイプラス)【以下SKY+】」と「METASPEED EDGE+(メタスピードエッジプラス)【以下EDGE+】」なのです。

↑「METASPEED SKY+」。クッションフォーム材「FF BLAST TURBO」を前作より約4%増量させている

 

↑「METASPEED EDGE+」。クッションフォーム材「FF BLAST TURBO」を前作より約16%増量させている

 

「METASPEED+シリーズ」のテクノロジーについて、竹村氏が解説をしてくれました。

 

「『SKY+』と『EDGE+』は主に3つのポイントが異なっています。1つ目はソールの厚みです。『SKY+』のほうが『EDGE+』より厚いです。2つ目は踵からつま先までの高さ。ドロップといいますが、『EDGE+』のほうが『SKY+』より高いです。

 

そして3つ目がカーボンプレートの配置です。『SKY+』は接地面に対して平行な形状をしています。それに対して「EDGE+」は前作同様V字の形状となっています。この動きを安定させ、身体を前方向に進めるために設計された軽量プレートが、それぞれのランニングスタイルに合わせ、反発性や前へ進みやすいように工夫されています」(竹村氏)

↑「SKY+」のミッドソールの厚みは最大約33mmで、ドロップ(かかと部分の高さとつま先部分の高さの高低差)は約5mm

 

↑「EDGE+」のミッドソールの厚みは最大約33mmで、ドロップは約8mm

 

「ほかにもアウトソールの形状や、つま先のカーブの設計などをそれぞれの走法に合わせて形状設計を行っています。これら『METASPEED+シリーズ』のお披露目は、4月の下旬、スペイン・マラガで開催されたイノベーションサミットにて先立って発表されました。そのイベントでは、街のメイン大通りを貸し切った世界陸連公認レース『META:Time:Trials』を実施。世界中から73名のアシックスのアスリートが集まり『METASPEED+シリーズ』を履いてパーソナルベストを目指しました。73名のランナーが出場し、29ものパーソナルベストが生まれ、その内4つのナショナルレコードが生まれました」(竹村氏)

↑耐久性に優れ、グリップ力を向上させながらも、軽量化を実現するラバー素材のアウターソールを使用

 

スペインでのイノベーションサミットでは「METASPEED+シリーズ」のパフォーマンスの高さを証明しました。さらにこのサミットで展開したもう一つのコンテンツが「スポーツラボ」です。会場内にコンテナブースを設置し、アシックスが「METASPEED+シリーズ」にとった最新テクノロジーから、カーボン、フォーム材、走法分析をピックアップ。その3分野の研究開発を続けるスタッフからの解説や、魅力的な展示物の撮影が可能なゾーンとなっていました。

 

そんな「スピードラボ」を今回のイベントでも競技場の一室に持ち込み、「METASPEED+シリーズ」の研究開発に臨んだメンバーが本社の神戸から来場して解説を行っていました。

↑ピッチとストライドの2極化する走法を多くのデータを用いて解析。市民ランナーでもネットで手軽に走法が確認できるツールも紹介してくれた

 

↑カーボンプレートの配置やソールのカーブ設計など、「METASPEEDシリーズ」から「METASPEED+シリーズ」への進化がひと目で分かる

 

↑抜群のフィット感を実現したアッパー部分も展開して展示。細谷選手も感動した足首周りの形状もよくわかる

 

↑アシックスの軽量ミッドソールフォーム材の変遷も並べ展示。鉄球を落として、その反発力と衝撃吸収性が確認できる

 

高橋尚子&細谷恭平。新旧トップランナーそれぞれのシューズへの思い

↑2024年のパリ五輪で金メダルを目指す細谷選手に、2000年シドニー五輪金メダリストの高橋はエールを送った

 

2000年シドニー五輪の金メダリスト、高橋尚子さんと2024年パリ五輪代表選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権を第1号で獲得した細谷恭平選手(黒崎播磨)によるトークセッションでは新旧のトップアスリートが、それぞれのシューズへの思いを語りました。

 

最初に、今回発表された「METASPEED+シリーズ」の第一印象について。

 

高橋「ビックリするくらい軽いんですよ。履いているのか、履いていないのか分からないくらい。厚底なので、どうしても重い感じに見えてしまうんですけど軽い」

 

細谷「前作も履かせていただいていましたが、今作は足首周りのフィット感が増していて、今にも走り出したくなるようなシューズな気がします」

 

また、現役時代は薄底シューズが主流だった高橋さんと、現役でこのシューズを使ってパフォーマンスを見せている細谷選手。

 

高橋「私は薄型が主流の時代だったので、薄ければ軽いのですが、その分、着地で足への負担がかかる。私はスピードを捨てたとしても、最後まで走りきりたかったので、当時の現役選手の中で一番厚底を履いていたと思います。今や厚底でも軽いので、スピードも持って、足も持つ。最高ですね。当時履いてみたかったなという思いはあります」

 

細谷「僕は逆に、普段の練習ではあえて使いません。自分のパフォーマンスを100%引き出してくれるシューズなので秘密兵器的要素で本番に取っておく。そういうシューズ選びをしています」

 

金メダリストから将来の金メダリストへエールを、そして細谷選手は今後の目標を語りました。

 

高橋「身体の一部となるシューズが、さらに細谷選手の背中を押してくれる。ぜひ世界で活躍する選手に、何といってもMGC第1号ですからパリを目指して頑張ってもらいたい」

 

細谷「僕は将来的に世界と戦っていきたいという思いがあるので、まずはその通過点として同級生でもある鈴木健吾選手(富士通)が出した日本記録(2時間4分56秒)を視野に入れて、その先の世界を見据えています」

 

そして最後に2人のトップランナーから市民ランナーへメッセージを送りました。

 

高橋「タイムを縮めたい人、これからマラソンを始めたい人など、皆さんに足を通していただいてフィット感、軽さ、反発力を体現してもらいたい。必ず皆さんの目標を一緒にかなえてくれるパートナーになってくれるので、ぜひ手に取って、一歩踏み出してもらいたい」

 

細谷「僕からはひと言、まずはこのシューズを履いてみてください、履いてみてこの素晴らしさを知って、一緒に自分の目標に向かって頑張っていきましょう」

 

これで走ってみたいという感動を覚えるはず

今回、イベント取材の際に「METASPEED EDGE+シリーズ」を試し履きをしましたが、足首周りのフィット感だけでなく、柔らかなアッパー素材が優しく包み込んでくれるホールド感は抜群。2人のゲストアスリートが「来たー!」と感動したほどけにくい軽量のシューレースも新鮮でした。

 

そして立ち上がると、常に前傾姿勢となり、走りの一歩一歩をサポートしてくれるのがリアルに体感。しかし、トップアスリート向けとあって、まだフォームが完成していないランナーがこれだけに頼るのはオーバープロネーションによるけがや故障の危険性もあるそうです。しかし実際に履いてみると、これで走ってみたいという感動を覚えるはずです。

 

「METASPEED EDGE+シリーズ」は、アシックスオンラインストア、一部店舗を除くアシックス直営店、全国のスポーツ用品店で順次発売されます。メーカー希望小売価格は初代と変わらず、どちらも2万7500円(税込)です。ぜひ、まずはお近くのアシックス直営店かスポーツ用品店で足を入れてみてください。きっと驚きますよ。

↑今回のイベントではペーサーに早稲田大学競争部を迎え、ランニングインフルエンサーによる「METASPEED+シリーズ」を履いた5000mタイムトライルも行われた

 

撮影/中田 悟

 

 

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やらない言い訳が尽きた? ジーターのSNS開設をヤンキース、MLBが歓迎!

2014年の引退まで、ヤンキースひと筋20年。ワールドシリーズ制覇に5度貢献したメジャー最強のショートストップ、デレク・ジーターがついに自身のSNSを開設した。

 

 

現役時代からプライベートに触れられることを避け、執拗なニューヨークのタブロイド紙の追撃とも戦ってきたジーター。そうしたことからSNSに関心を示さず、「アンチ・ツイッター」でもあったジーターがSNSを開設したことで、ファンはもちろん、ヤンキースやメジャーリーグ(MLB)が歓迎の意向をSNSに投稿した。

 

 

MLB公式ツイッターでは、「新しいアカウント、誰ですか?」のコメントとともにジーターの会見動画をアップ。ヤンキースの公式ツイッターでも「ヤンキースファンのみなさんこんにちは。ジーターのツイッター入りを歓迎しよう」と報告。

 

そのジーターの初ツイートは日本時間5月31日午後10時32分の「もう(SNSをしない)言い訳は尽きたようだ」とのメッセージのみ。この最初の投稿から24時間で約20万人がフォロー。すでにファンからの質問にも答えている。

 

 

そして、インスタグラムでは「みんな、どうしてる? これから忙しい夏が始まるので、もう少しクレイジーになって、ここ(SNS)に飛び込んでみようと考えたんだ。しかし、私はこのことに慣れていないので、お手柔らかにお願いします(笑)」とメッセージ動画を投稿。

 

 

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こちらも最初の投稿から24時間で約20万人がフォローしている。

 

プロフィールには、「3人の素晴らしい娘たちのせいで睡眠不足の父」とつづり、自身のプライベートも見せているジーター。今後どのような投稿があるのか。ファンだけでなく、球界も大いに注目している。

パルクールにユニクロのスポーツウェアで挑む! コスパ最高の「SPORT UTILITY WAER」の着心地を試用

ユニクロは、フィットネスやスポーツをする際に最適な「SPORT UTILITY WAER(スポーツユーティリティウェア)」を発売中。ユニクロが契約する錦織圭や国枝慎吾などのプロアスリートが試合などが着用しているアイテムです。そんなスポーツユーティリティウェアの新作を体感すべく、突撃編集部員・野田が東京都江戸川区にあるパルクール施設へ行ってきました。

 

ユニクロのスポーツウェアでパルクールに挑戦!

多くの人がデイリーのコーディネイトにも取り入れているであろう、ユニクロのアパレル。無地のパーカーやTシャツはもちろん、しっかりとしたフォルムのパンツなど低価格帯とは思えないほどのクオリティのアパレルは、まさにコスパ最強といったところ。そんなユニクロですが、実はスポーツウェアも豊富なんですよ。

 

さて、そもそもパルクールのことを知らない人もいると思うのでここで説明。パルクールとは、走る・跳ぶ・登るといった移動に重点を置く動作を通じて、心身を鍛えるスポーツ(運動方法)です。現在、パルクールは日本を含め世界中で様々なスタイルで実践されており、移動術、トレーニングメソッド、パフォーマンス、アート、ライフスタイルや哲学などパルクールの捉え方は多岐に渡っています。2028年のロサンゼルス五輪で正式採用を目指している今注目の競技でもあります。

 

映画館で映画本編がスタートする前に流れる「NO MORE 映画泥棒」の役者さんたちの動き、あれもパルクールですし、最近では映画「バブル」でもパルクールが取り入れられていますよね。

↑東京都江戸川区にあるパルクール施設「MISSION PARKOUR PARK TOKYO」

 

当日登場したのは、二人のパルクールプレーヤー。「MISSION PARKOUR PARK TOKYO」主宰のYUUTAROUさんと、TENさん。壁を駆け上がり、障害物を飛び越え、建物から建物へと跳び移る、身のこなしが軽いイケメンです。

↑2019年パルクールW杯に日本代表として出場したYUUTAROUさん(左)とTENさん(右)から説明を受ける参加者たち

 

まずは平均台のようなバーの上に立ち、片足だけでバランスを取る訓練から。YUUTAROUさんはキレイにバランスをとりながら進んでいきますが、筆者は初老のためフラつきながら何度も途中で落下していました(笑)。

↑バランス感覚抜群なYUUTAROUさん。片足でバランスを取りながら、脚の筋肉を鍛える効果もあります

 

そして10分ほど平均台での片足立ちを練習したら、次は跳び箱のような障害物をヒラリと飛び越える訓練です。こういう動きのことをパルクールでは「ヴォルト」と呼ぶそうで、手すりやガードレールなどの腰くらいの大きさの障害物を越える時に使われる技。ヴォルトにもさまざまな種類があるんだとか。私たちが体験したのは初心者向けヴォルトでした。

↑先生に少し褒められ図に乗りましたが、この翌日、手首を軽く痛めていましたね(笑)

 

筆者はユニクロの新製品を着用。上着として着用した「ウルトラストレッチアクティブジャケット」は、ストレッチが効いていて肩まわりのゆとりも丁度よく、スポーツにおいて全く邪魔にならない。「エアリズムUVカットパフォーマンスサポートタイツ」は、肌触りがサラサラとしているので着用していても気になりません。そして両者とも、これからの季節には嬉しいUVカット機能もついています。

 

「ドライEXクルーネックTシャツ(半袖)」と「ドライEXショートパンツ」は、普段からTシャツや下着もユニクロを愛用している筆者にとっては着心地もしっくり。驚いたのは着用した汗だくになってもベタつかずにサラサラなこと。伸縮性も抜群で動きやすい。パルクールのような全身を使って思いっきり運動する人にはぴったりのウェアです。

↑「ウルトラストレッチアクティブジャケット」2990円、「ドライEXクルーネックTシャツ(半袖)」1500円、「ドライEXショートパンツ」1990円、「エアリズムUVカットパフォーマンスサポートタイツ」1990円。全て税込

 

↑ドライEXクルーネックTシャツ(半袖)。1枚の生地を、4種のメッシュで編むことで、汗や熱がこもりやすい場所の熱を逃がしてくれます

 

↑ドライEXショートパンツ。右腰のポケットには、もう一つジッパー付きポケットがあり、運動時でも物が落ちにくいです

 

後日、高尾山の登山にもトライ。今回のスポーツユーティリティウェアの着用感は非常に軽く、動きやすく、肌触りも抜群。登頂時かいてしまう、じんわりした汗もすぐに乾いたので、アウトドアにも最適という印象でした。Tシャツは頻繁に洗濯もするので、速乾性が高いのは嬉しい。しかも、今回のアイテムをトータルでコーディネートしても価格は9000円以内と、やはりユニクロはコスパが高いですね。

↑ランニングにも最適!

 

 

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マジョルカ久保がキーパーとの二刀流に挑戦!? 華麗なダンスムーブも披露し話題に

日本時間5月23日、日本代表MFの久保健英が所属するスペイン1部リーガ・エスパニョーラのマジョルカは最終節で勝利し、1部残留を決めた。この試合での出場はなかった久保だが、試合後にパンツ姿でキーパー練習を行い、スーパーセーブを連発する動画がマジョルカの日本語公式ツイッターで投稿され反響を呼んでいる。

 

 

「今季で退団するGKレイナの穴を埋めるのは、まさか??」のコメントもつけられたが、この試合でレジェンド2人が退団した。

 

“セビ爺”の愛称で日本のサポーターからも親しまれたMFサルバ・セビージャ、そしてGKマノロ・レイナで、試合後に涙ながらに仲間と抱き合うセビージャとレイナを胴上げする感動のシーンが収められた動画も、ツイッターで投稿された。

 

 

「2人のレジェンドに永遠の感謝を。マジョルカの誇りです」とのコメントに対し、サポーターからは多くの感謝の声が寄せられた。

 

ところで、久保はなぜパンツ姿でキーパー練習をしていたかというと……、試合後に喜びを爆発させ、レイナとともにサポーターが待つゴール裏へ向かい、そこでユニフォームのパンツをスタンドに投げ入れていたからだ。

 

 

そのままの姿でダンスを披露すると、サポーターが残るゴールに向かいパフォーマンスを披露。再びスタジアムが歓声に沸いた。

プロアスリートの年収ランキングを発表! 地球上で一番稼いだのはNBAの“キング・ジェームズ“!

先日、米メディアの「スポルティコ」が「The World’s Highest-Paid Athletes 2022」を発表。

 

 

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2021年6月から2022年5月までの収入を推計したもので、今回、地球上のスポーツの中で、もっとも稼いだのはNBAロサンゼルス・レイカーズの“キング・ジェームズ“ことレブロン・ジェームズだった。

 

 

18年連続でオールNBAチームに選出されたばかりのレブロンは、2021年度の5位から1位に。年俸・賞金が3690万ドルと広告収入9000万ドルを加えたもので、総額は1億2690万ドル(約161億円)で昨年の1億180万ドルから2510万ドルプラスとなった。トップ10は以下の通りである。

 

  • 1.レブロン・ジェームズ(NBA) 約161億円
  • 2.リオネル・メッシ(サッカー) 約155億円
  • 3.クリスティアーノ・ロナウド(サッカー) 約146億円
  • 4.ネイマール(サッカー) 約131億円
  • 5.カネロ・アルバレス(ボクシング) 約113億円
  • 6.ステフィン・カリー(NBA) 約109億円
  • 7.ケビン・デュラント(NBA) 約108.9億円
  • 8.ロジャー・フェデラー(テニス) 約108.7億円
  • 9.ジェームス・ハーデン(NBA) 約96億円
  • 10.タイガー・ウッズ(ゴルフ) 約93.2億円

 

トップ10を競技別で見ると、1位のレブロンをはじめNBAが4人、サッカー3人、ボクシングとテニス、ゴルフが各1人。

 

 

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競技別の最高額では、総合2位のメッシは昨年も2位で、サッカーではトップ。内訳は広告収入の5000万ドルよりも、年俸・賞金のほうが大きく7200万ドルとなっている。

 

ボクシングでは、世界4階級制覇王者のアルバレスが昨年12位からジャンプアップ。

 

テニスはフェデラーで昨年7位から2ランクアップ。

 

ゴルフでは、瀕死の交通事故から復帰したウッズが13位からアップ。

 

トップ10外になるが、NFLのトップが11位のロサンゼルス・ラムズQB、マシュー・スタッフォードの約93億円。

 

F1ではメルセデスのルイス・ハミルトンが19位の約68.5億円。

 

ちょっと意外だが、MLBは大谷翔平のチームメイト、ロサンゼルス・エンゼルスのマイク・トラウトが24位の約62.9億円でトップ。年俸・賞金は3550万ドルだが、広告収入が1400万ドルと少ない。

 

また、日本人&女性アスリートトップと健闘したテニスの大阪なおみは約67.5億円で20位となっている。

 

ちなみに昨年、地球上で一番だったのは、格闘技・UFC史上初二階級同時王者のコナー・マクレガーで、年俸・賞金が2800万ドルに対し、広告収入が1億8000万ドルで計2億80万ドルと、ただ一人2億ドルを超えていた。

CO2排出量60%削減に成功した甲子園で「エコナイター」が開催。山田杏奈さんがファーストピッチに登場

すべての照明をLED化したことで、照明起因のCO2排出量を60%削減に成功した阪神甲子園球場(以下、甲子園)。瞬時の滅点灯や1基ごとの制御に対応しているというLEDの特性を活かしたオリジナルの演出も導入され、阪神ファンはもちろん野球ファンの間で話題になっています。

 

エンターテイメント性を高めながら、脱炭素化を進展させた甲子園。その試みをアピールすべく、照明の改修を担当したパナソニックが冠協賛した「パナソニック エコナイター」が5月24日に開催されました。

 

女優の山田杏奈さんがファーストピッチセレモニーに登場!

↑ファーストピッチセレモニーで、ダイナミックな投球を披露する山田杏奈さん

 

当日のファーストピッチセレモニー(始球式)には、女優の山田杏奈さんが登場。話題の映画や舞台などへの出演が増えている、いま注目の若手女優である山田さんは、甲子園のLED照明を開発したパナソニック エレクトリックワークス社のCM(下の動画)にも出演しています。

 

山田さんが大きく振りかぶって投じた球は、ホームベース手前右でワンバウンドしてから捕手のミットに収まりました。「ノーバウンド投球をしたかった」という山田さん。しかし、マウンドからホームベースまでの18.44mという距離は「思ったより全然遠かった」そうです。

 

甲子園でのCM撮影も経験している山田さんですが、多くの観戦客がつめかけたスタジアムでのファーストピッチセレモニーは初めて。「球場に向かっている時はそうでもなかったのですが、あの場所に立った瞬間にすごく緊張しました」と語りながらも、大役をしっかり務めあげました。

 

ノーバン投球ができなかったことに悔しさをにじませた山田さんは「もしまたこういった機会があれば、次はもっと事前に実家で練習しておこうと思いました」とも語っています。彼女の次回登板でのリベンジにも期待したいところです。


 

↑新しい照明演出のなかでも山田さんが特に注目してほしいという、虎が駆ける演出。スクリーンを疾走する虎と連動して、照明塔にも虎が走ります

 

ちなみに、5月24日はセ・パ交流戦の開幕日。前半戦で苦戦を強いられている阪神タイガースにとっては、パ・リーグ首位の東北楽天ゴールデンイーグルスと対戦する大切な試合でもありました。

 

結果は、1-0というエコ(?)なスコアでタイガースが勝利。勝利した試合限定の演出がスタジアムを盛り上げました。照明塔に流れるVICTORYの文字を見られる機会が、これからもたくさん訪れることを期待しましょう。

↑タイガースが勝利すると、スクリーンに加え、照明塔にもVICTORYの文字が流れます

ダルビッシュがオフショット画像を投稿。変わらない“ファイターズ愛”にファン歓喜!

日本時間5月20日、敵地フィラデルフィアでのフィリーズ3連戦、最終戦に7回6安打無四球5奪三振無失点で今季4勝目を挙げたサンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有。試合終了後に球団公式ツイッターで投稿された、ダルビッシュらのオフショットが話題になっている。

 

 

5月14日からアトランタでのブレーブス3連戦、そしてフィラデルフィアでの3連戦を終え、23日からサンフランシスコでのジャイアンツ戦に向けて球場をあとにする選手たち。マニー・マチャド遊撃手、エリック・ホズマー一塁手らとともに、トレント・グリシャム外野手と談笑しながら移動するダルビッシュの画像がツイッターに投稿されている。

 

そのダルビッシュが頭に被っているのが、古巣・北海道日本ハムファイターズのキャップだったため、それを見た日本のファンからのツイートが殺到。ダルビッシュも自身のツイッターで「帽子は大体ファイターズのを被ってます」のコメントをつけて投稿した。

 

 

さらに、その写真でダルビッシュの左目が赤いのを気にしたファンからのリプライに、「結膜下出血です。4日ほど前に起きたらなっていました。痛みとかは何もなくかなり治ってきているので大丈夫です」と即返答する“神対応”を見せた。

 

 

ダルビッシュが言うとおり、この日の試合後の会見でもファイターズのキャップを被って答えており、スプリング・トレーニングでもファイターズのキャップで席についていた。

 

今年の3月、ダルビッシュは自身の名前と背番号が入ったファイターズの新ユニとキャップの画像を、「注文していたファイターズのユニフォームが届きました。軽くて着やすいです」のコメントをつけてインスタグラムで投稿。

 

 

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このときも、ダルビッシュの“ファイターズ愛”に感激したファンから感謝の声が多く寄せられたが、同時にツイッターでは、送られてきたファイターズのタンブラーと複数のキャップの画像も紹介。

 

 

これだけあれば、当分キャップには困らないだろう。次はどこで、どのファイターズのキャップを被ったダルビッシュの姿が見られるのか、ファンの楽しみもまたひとつ増えたのではないだろうか。

メッシの最新年収は? スポーツ長者番付で3年ぶり2度目の世界一に返り咲き!

このほど米経済誌『フォーブス』が「世界でもっとも稼ぐスポーツ選手トップ10」を発表。サッカーのフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)に所属する、アルゼンチン代表のリオネル・メッシが、2019年以来3年ぶり2度目の1位となった。

 

 

2021年5月1日から2022年5月1日までの推定年収によって順位をつけたもの。2021年8月にPSGと2年契約(3年目はオプション)を締結したが、年俸はバルセロナ時代から2200万ドル減の7500万ドル(約97億5000万円)。しかし、スポンサー契約料など、競技以外での収入が増加した。

 

メッシは2022年3月末に、ファンエンゲージメントプラットフォーム「Socios.com」初のグローバルブランドアンバサダーに就任。3年契約で、年俸は2000万ドル(約24億円)を含め、トータル年収1億3000万ドルで1位に返り咲いた。

 

 

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アンバサダー就任時には、16歳でのプロデビュー以降、35の主要トロフィーを獲得、700近いゴールを決め、7回のバロンドールと6回のゴールデンシュー(ゴールデンブーツ)受賞など、メッシの功績を讃える動画を「Socios.com」がSNSで紹介した。

 

 

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2位はNBA、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズの推定1億2120万ドル。3位はサッカー。マンチェスター・ユナイテッドのクリスティアーノ・ロナウドで、推定1億1500万ドル。4位から10位までは以下の通り。

 

4位 ネイマール(サッカー):9500万ドル

5位 ステフィン・カリー(NBA):9280万ドル

6位 ケビン・デュラント(NBA):9210万ドル

7位 ロジャー・フェデラー(テニス):9070万ドル

8位 サウル・アルバレス(ボクシング):9000万ドル

9位 トム・ブレイディ(NFL):8390万ドル

10位 ヤニス・アデトクンボ(NBA):8090万ドル

 

それぞれ各競技でトップクラスの収入を得ると同時に、競技以外からの収入も多く、2位のカリー、9位のブレイディは暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するFTXのアンバサダーを務め、大きな収入を得ている。

 

そのFTXといえば、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平も2021年11月にアンバサダーに就任し、トップスターの仲間入りを果たした。

 

米独立リーグで史上初の先発出場した“大谷の女性版”選手が初登板も果たす!

日本時間5月2日、メジャーリーグ(MLB)と提携している米独立リーグのアトランティックリーグで、女性選手として史上初のスタメン出場を果たしたケルシー・ウィットモア(23歳)。話題となっていた彼女が、5日には投手としてリーグ史上初の登板も果たした。

 

 

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自身のインスタグラムで初先発の動画を、「今日この瞬間を私と共有し、支持してくれた人々に感謝します」とのコメントともに投稿。アトランティックリーグも公式ツイッターでその快挙を伝えると、所属するスタテンアイランド・フェリーホークスも公式ツイッターでその模様を公開した。

 

 

アトランティックリーグはかつて、仁志敏久氏や坪井智哉氏らが所属。フェリーホークスはメッツなどで活躍し、2009年に巨人でもプレーしたエドガルド・アルフォンゾが指揮を取っている。

 

ウィットモアは2016年、18歳で独立リーグ、パシフィックアソシエーションのソノマ・ストンパーズでプロキャリアをスタートさせ、2022年4月9日にフェリーホークスと契約。2014年から2019年は女子野球のアメリカ代表として投手と外野手の“二刀流”でプレーしている。その間の防御率は1.35。2019年のパンアメリカ競技大会では打率.348を記録した。

 

これまでMLBと提携しているリーグでの女性選手の出場は、ハワイ・ウインターリーグで2人の女性選手が出場しており、ウィットモアは4月23日に代走として史上3人目の出場を果たしたが、スタメンは今回がリーグ史上初。さらに、5月5日には女性選手として初めてマウンドに立った。

 

 

フェリーホークスの6番手としてマウンドに立ち、元メジャーリーガーのライアン・ジャクソンと対戦。4球目でライトフライに打ち取った。

 

 

アトランティックリーグでも「投手兼DH」が可能な“大谷ルール”が採用されているので、女性初のリアル二刀流も今後見られるかもしれない。

 

もちろん彼女の究極の目標は「MLB」。最近では女性コーチがMLBの公式戦で初めてグラウンドに立ち、マイナーリーグでは女性監督も誕生するなど、女性の進出が顕著なMLB。ウィットモアの目標も近い将来実現するかもしれない。

テニスで身長差38cmの凸凹コンビが話題に。MLBでは史上最長身の211cm選手がデビュー!

日本時間5月10日、BNLイタリア国際のテニス大会に出場したジョン・イスナーとディエゴ・シュワルツマンの身長差38cmの凸凹コンビが話題になっているが、MLBではリーグ史上最長身の投手がジャイアンツでデビューするなど、スポーツ界では身長に関するニュースが反響を呼んでいる。

 

 

ダブルスの1回戦に登場したイスナーとシュワルツマンのペア。イスナーは身長208cmで、シュワルツマンは170cm。身長差38cmのこの凸凹コンビが1回戦を突破した。

 

イスナーは自身のインスタグラムに画像を投稿。コメントでは「チーム名お願いします! ローマのグランデ×ペケ!」と、イタリアでの大会らしく大きい(グランデ)と小さい(ペケーニョ)と表現した。

 

 

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ちなみにイスナーといえば、2010年のウィンブルドンのシングル1回戦で、史上最長となる11時間5分の試合を3日間かけて行い勝利したことが話題になった。それまでの最長試合は2004年全仏オープンの6時間33分だったので、この先、この記録は破られることはないだろう。

 

 

続いてメジャーリーグ(MLB)の話題を。日本時間5月7日、サンフランシスコ・ジャイアンツのショーン・ジェレがメジャー初登板。身長6フィート11インチ(約211cm)はジョン・ラウシュに並ぶメジャー最長身で注目された。ジャイアンツは過去には当時メジャー最長身だった208cmのランディ・ジョンソンが最後に所属したチーム。その名の通り、ジャイアンツに再び“巨人”が現れたことも話題となった。

 

 

ちなみに、ジャイアンツといえば日本の巨人も負けてはいない。古くはのちのジャイアント馬場が所属し、ジョンソンと同じ208cmだったエリック・ヒルマンも千葉ロッテマリーンズのあと、巨人でもプレーしている。

 

この最長身、実はMLBよりもNPBのほうが高い。NPB史上最長身は、2014年に東北楽天ゴールデンイーグルスで7登板した7フィート1インチ(約216cm)のルーク・ファンミル投手。アメリカではAAA級で投げたものの、メジャーデビューは果たせなかったからだ。

 

 

なお、MLBではヒューストン・アストロズのホセ・アルトゥーベ(168cm)とジェレの43cm差の対戦が楽しみだが、残念ながら今季レギュラーシーズンの対戦カードはない。ポストシーズンで対戦となれば、こちらも話題になるだろう。

マラドーナの“神の手ゴール”ユニが、大手オークション史上最高額11億6000万円で落札!

日本時間4月21日から5月5日、英オークション最大手のサザビーズに出品されたディエゴ・マラドーナのユニフォームが約11億6000万円で落札され、これまで最高額だったベーブ・ルースの約7億円を越え、ユニフォーム史上最高落札額となった。

 

 

これは、1986年メキシコ大会のワールドカップ(W杯)のイングランド戦で、アルゼンチン代表FWとしてマラドーナが着用したユニフォームで、最終的には928万4536ドル(約11億6000万円)で落札された。落札者は明らかにされていない。

 

米スポーツ局「ESPN」によると、これまでの試合で着用したユニフォームの最高落札額は、2019年に落札されたニューヨーク・ヤンキース時代のルースが1928年から1930年に着用したユニフォームの564万ドル(約7億3300万円)だったが、今回は最高額を更新。

 

 

1986年W杯の準々決勝、アルゼンチンがイングランドを破ったこの試合といえば、マラドーナの「神の手ゴール」と「5人抜きゴール」のプレーがあまりにも有名だろう。

 

 

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このユニフォームを所有していたのは、元イングランド代表のスティーヴ・ホッジで、準々決勝の試合後にユニフォーム交換。その後は、マンチェスターにある国立フットボール博物館に貸し出し展示されていた。

 

2020年11月にマラドーナは死去したが、競売前に親族は、このユニフォームがゴールを決めた後半ではなく、前半に着ていたものと主張していた。これに対し、主催するサザビーズ側はユニフォームの専門機関の検証を得たうえで、本物であると反論していた。

 

サザビーズは今回のオークションについて「競売史上、もっとも注目を集めたサッカーユニフォームと言えるでしょう」とコメント。確かに、この伝説を超えるユニフォームは思い浮かばない。

体幹の筋肉を鍛える20分! SIXPAD HOME GYMの「スイング&コア for ゴルフ」を体験してきた

SIXPAD(シックスパッド)といえば、EMS(Electrical Muscle Stimulation=筋電気刺激)を中心としたトレーニング・ブランドとして確固たる地位を確立しています。このトレーニング・ブランドを展開するMTGは、短時間・高効率のトレーニングが自宅で楽しめるEMSオンラインジム「SIXPAD HOME GYM(シックスパッド ホームジム)」を2020年10月に開発しました。

 

シックスパッド ホームジムは、全身7部位14箇所に電極を配置した「SIXPAD Powersuit(シックスパッド パワースーツ)」を着用して自宅でオンラインレッスンに取り組むことで、速筋と遅筋を同時に鍛えることができ、短時間・高効率のトレーニングが可能になります。そのオンラインレッスンの中にYouTubeチャンネル登録者数37万人を誇るゴルフティーチングプロ・菅原大地氏監修のゴルフスキルアップメニュー「スイング&コア for ゴルフ」が加わったということで、今回体験会に参加してきました。

 

競泳水着のようなパワースーツを着用し、電極から電気刺激が流れる

体験会は「シックスパッド ホームジム」と「スイング&コア for ゴルフ」の説明からスタート。約20分のプレゼンテーションが終わると、身長とウエストの寸法を元にパワースーツのサイズを選びます。

 

電極部分に水を吹きかけることで通電する布製電極「Eledyne(エレダイン)」を搭載しているため、パワースーツは受け取った時点で水に濡れています。基本は全裸の上から着用。どうしても気になる方は紙パンツを用意していますとのことです。着用してみると、プールに入った後の水着を着たような感触でした。

↑パワースーツの上着と、「パワースーツHip & Leg」を着用するとこんな感じ

 

着替えが終わるとスタッフの方がトレーニング体験ルームに案内してくれました。そこでEMSの電気刺激を流す専用コントローラーをセット。ボタンを入れると、EMSがウォームアップ、運動、クールダウン……と変わっていきます。

↑トップスとパンツ、それぞれ1箇所ずつ電気刺激を流す機械をセットします

 

電気刺激の強弱はモニターで操作します。若い女性スタッフが「私はいつもレベル8でトレーニングしています」とのことでしたから、40代後半のおじさんはレベル5でスタートしようとしたら、レベル10まで勝手に上げられてしまいました。男性はそのくらいの刺激を入れてトレーニングしてくださいということなのでしょう。

↑電気刺激の強さはレベル1からレベル20までの20段階

 

パワースーツとウォーターウェイトのコンビでゴルフの動きを強化

今回考案されたゴルフスキルアップメニュー「スイング&コア for ゴルフ」は、パワースーツを着用することに加え、水の特性を活かして体幹を効率よく鍛える、フィットネスアイテム「SIXPAD Water Weight(シックスパッド ウォーターウェイト)」を使用するのもポイントです。ウェイトの中に入っている水の動きに負けないように体のバランスを保つことで、ゴルフのスイング動作や飛距離アップに必要な体幹の筋肉を鍛えることができます。

↑水の特性を活かして体幹を効率よく鍛える「SIXPAD Water Weight(シックスパッド ウォーターウェイト)」1万5180円(税込)。アウターマッスルとインナーマッスルを強化します

 

トレーニングの所要時間は10分×2セットの合計20分。1セット目はゴルフの動きのベースとなる体を鍛えることをコンセプトにしており、ゴルフツイスト、ワンレッグランジ、ワイドパルスクワットという3つのムーブメントで構成されています。2セット目は鍛えた体に対してゴルフの刺激を入れることをコンセプトにしており、ノースウェイワンレッグツイスト、バックスイングツイスト、フォロースルーツイストという3つのムーブメントで構成されています。

 

トレーニングの動きはインストラクターの「SIXPAD WAVER(シックスパッド ウェイバー)」のENA(エナ)さんが目の前で実演してくれます。これと同じようなオンラインレッスンがライブや、アーカイブでいつでも見られる仕組みになっているわけです。

↑ウェイバーのENA(エナ)さんの動きに合わせて一緒にトレーニング

 

今回はウェイトの中に入っている水の量が2リットルでしたから、持つだけではそれほど重くありません。ただし、体をねじったり、ゴルフスイングのように動かしたりすると水が動きますから、バランスを取るのが難しくなります。自宅でスイング&コア for ゴルフする場合も、シックスパッド ウォーターウェイトが必要となります。

↑水の量は自分で調整できます(体験会時は2リットル)

 

最初は余裕の表情でトレーニングに取り組んでいましたが、次第に汗がジワッと吹き出し、20分のトレーニングが終了した時点では500ミリリットルのミネラルウォーターをすべて飲み干すほどのノドの渇きを感じていました。

↑ウェイト自体はそれほど重くないが、水が動くのでバランスを取るのが難しい

 

速筋と遅筋を同時に鍛え、今まで使っていなかった筋肉に刺激が入った

トレーニング終了後にスタッフの方から「明日は筋肉痛になるかもしれませんよ」と言われたのですが、正直なところ筋肉痛になるなんて想定していませんでしたから、翌日と翌々日にゴルフのスケジュールを2日連続で入れていました。「筋肉痛でクラブが振れなくなったら困るな」と思いながら帰宅。しかしながら、翌日のゴルフは雨のため中止に。結果的にこれが幸いでした。

 

体験会翌日は筋肉痛とは少し違うのですが、全身が重く感じました。今まで使っていなかった筋肉に刺激が入ったということでしょう。その刺激が翌々日のゴルフで効果を発揮したということはなかったのですが、翌週のゴルフでは明らかに上昇気流に転じ、何だかジワジワ効いている気もします。ゴルフのためのトレーニングは普段からしていますが、新しい刺激が入って体が反応したのかもしれません。その効果をしばらく見届けたいと思います。

 

SIXPAD Powersuit(シックスパッド パワースーツ)11万8800円(税込)分割:1900円/月~

SIXPAD HOME GYM(シックスパッド ホームジム)オンラインレッスン4180円(税込)/月

 

 

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京都サンガの華麗なパス回しを米「ESPN」が世界に拡散! Jリーグ、京都もリツイート!

4月17日、今季12年ぶりにJ1昇格を果たした京都サンガが柏レイソルをホームに迎えたJリーグ第9節。前半13分、京都の華麗なパスワークからのゴールが海外でも称賛されている。

 

日本時間4月26日、アメリカのスポーツ放送局「ESPN」が「日本の京都サンガ、相手のプレスを打ち砕く素晴らしいチームゴール」と題して、動画をツイッターで投稿すると、世界中のサッカーファンから称賛が続出した。

 

 

これを受けてJリーグ公式も「世界で話題‼ 京都の華麗なパス回しからのゴール」と投稿。

 

 

さらに27日には京都が「This is us‼ We keep moving on our football(これが私たちです!! 私たちは、自分たちのフットボールを前進させ続けます)」とESPNの投稿をリツイートした。

 

 

この話題のプレーは、京都が自陣のゴール前から、相手に1度もボールを触れさせることなく12本のパスをつなぎ、最後は荻原拓也が倒れ込みながらゴールを決めた、華麗なパスワークだった。

 

パスをつないだMFの福岡慎平は、このプレーについて、チームの公式サイトでこうコメントした。

 

「ゴール前での危険なつなぎはチームとしてどうだったかなと思うところもありますが、その後うまくコウスケくん(白井康介選手)がウタさん(ピーター・ウタカ選手)を見つけて自分がもらって、ショウヘイくん(武田将平選手)に当てた後、中に入っていきました。そしてもう1回自分がボールをもらった時に自分がトラップしてシュートしようと思ったのですが、テンくん(松田天馬選手)が見えたので、そこに出して、さらにオギくん(荻原拓也選手)が入ってきてうまく得点につながりました。あれは練習してきた形でもありますし、あれほどうまくつながったのはチームとして良かったと思います。自信になりました」

 

また、ゴールを決めたDFの荻原のコメントはこうだ。

 

「京都サンガF.C.はこういうチームだというのがわかってもらえるような、象徴的なゴールシーンだったと思います。松田選手からボールを奪ったような形になりましたが、しっかり自分の意思で強引にゴールに向かうことにできたのが、決めることができた要因だと思います」

 

京都のプレースタイルの象徴であるパスワーク。今度はどのようなプレーで世界から注目されるのか、J1復帰1年目の活躍とともに、得意のパスワークからも目が離せない。

ニューバランスからトップアスリート向けと、ビギナーランナー向けの新作ランシューがそれぞれ登場!

ニューバランス ジャパンが2022年の新たな試みとして「NB YOYOGI PARK FKT」を4月21日〜5月20日の約1か月間開催。その発表会と合わせて、会場では新たなランニングシューズもお披露目されました。その気になる新作シューズを中心にお届けします。

 

代々木公園で「New Balance YOYOGI PARK FKT」を開催

今回の発表会では、ニューバランス ジャパンの代表取締役社長の久保田氏が登壇。渋谷区、代々木公園、一般社団法人渋谷未来デザインと手を組み、今回開催となった「New Balance YOYOGI PARK FKT」の経緯などを説明しました。

↑ニューバランス ジャパンの代表取締役社長の久保田伸一氏

 

コロナによってランニングイベントの中止や延期が続く中、新しいランニングの形を体験してほしいという願いからNB YOYOGI PARK FKTは発案されました。同イベントは代々木公園の中に設定された1マイルのコースで行われるマイクロレースとなっており、アプリを通してタイムを競います。自己記録に挑戦したり、友人と一緒に楽しんだり、それぞれに合った方法でよりランニングが楽しめる内容となっています。ランニングの聖地と呼ばれる場所が、このアクティビティを通してより盛り上がりをみせることになります。

 

トップアスリートに向けたスピード重視のニューモデル

今回、ニューバランスの新たなモデルとして仲間に加わったのが「Fuelcell SuperComp PACER」。爆発的な推進力を生むスピード重視のレーシングモデルとなっており、10kmからハーフ、駅伝に挑むランナーの走りを進化させるでしょう。

↑「Fuelcell SuperComp PACER」1万9800円(税込)

 

FuelCellとは2017年にアスリートとともにアメリカのニューバランス工場にあるイノベーションラボで開発をスタートしたシリーズのこと。高い反発弾性と軽量性を両立した弾むような走り心地のミッドソールが特徴で、ランナーが求めるスピードに応えられる新時代のシューズを提案し続けています。

↑高反発のFuelCellミッドソールに加え、弓形状のプレートであるENERGY ARCを組み合わせ。薄底ながら、踏み込み時にプレードがしなり、そのリターンとして爆発的なエネルギーを生み出してくれます

 

↑つま先から着地する走り方のフォアフットを意識させたラバー配置を採用したアウトソール。そのラバーの面積もコンパクトにさせたことにより、軽量化も実現させています

 

まだまだ歩みを止めない「フレッシュフォーム1080」がさらに進化!

続いては、ニューバランスお馴染みのソフトなライド感でビギナーランナーからウルトラマラソンまで快適にサポートするランニングシューズ「FRESH FOAM」。そのトップモデルである1080がこの度アップデートされました。

↑「FRESH FOAM X 1080 v12」1万7600円(税込)

 

今回で12代目モデルとなる本作は、ミッドソールにデータに基づいたよりクッション性を感じられる構造の「FRESH FOAM X」を採用。その他にもヒールストライカーにも適した着地から蹴り出しまでスムーズに支えるアウトソール、通気性とフィット性に優れる“HYPOKNITアッパーなど、ニューバランスがこれまで培ってきたテクノロジーをふんだんに使用。その快適性は、これからランニングを始めたいという人にもオススメのモデルとなっています。また、足への快適なフィットのためにワイズは男女ともにやや細いと標準の2種類、さらにブラックカラーには幅広も含めた3種類を用意。自分に合った幅を選ぶことができます。

↑単一素材でありながらヘキサゴンデザインの凹凸でクッション性と安定性を両立させているフレッシュフォームミッドソール。v12モデルでは、マイルドな面持ちのナッツ型デザインにアップデートしています

 

↑アッパー素材は、ニューバランスのグリーンリーフ基準を満たすリサイクル素材を選ぶなど、自然にも配慮する時代背景にもフィットさせています

 

↑アウトソールもアップデートが施されています。中足部にブローンラバーを加え、後足部の巻き上がりを大きくできるように設計。そのおかげで接地時もスムーズかつ、柔軟に屈曲してくれるので安定した走りを提供してくれます

 

ここまで紹介してきましたニューバランスの新作ランニングシューズの「Fuelcell SuperComp PACER」と「FRESH FOAM X 1080 v12」。ともにニューバランスがこれまで培ってきたテクノロジーや、地球環境を考慮した素材選びなど、今の時代にフィットするシューズとなっていました。これからランニングを始める方、さらにストイックに走りたいという方はぜひ手に取って、そのクオリティの高さを体感してみてはいかがでしょうか。その際にはNew Balance YOYOGI PARK FKTもぜひ利用してみてください。

 

撮影/中田 悟

 

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると拡大表示されます)】

地球儀柄が復活! 初代をオマージュしたエスパルスの30周年記念ユニにサポーター称賛!

先日、清水エスパルスが「30周年記念ユニフォーム」のデザインをツイッターで発表。初年度新人王に輝いた澤登正朗をはじめ、懐かしいエスパルスの選手のコラージュ写真をバックに、3人の現役選手が懐かしくもあり新鮮なデザインのユニフォームを披露すると、サポーターから称賛の声が続々と寄せられた。

 

 

1992年のクラブ発足から30年。当時着用した初代ユニフォームをオマージュし、地球儀柄を踏襲しつつ、ソリッドな印象に仕上がっている。カラーはクラブ発足当初のマンダリンオレンジと現代のエスパルスオレンジを組み合わせて、過去と未来の調和を表現。

 

 

今回発表のユニフォームは、7月2日に国立競技場で開催される、「清水エスパルスクラブ創設30周年記念マッチ」(明治安田生命J1リーグ第19節 横浜F・マリノス戦)を皮切りに、7月の各ホームゲームではフィールドプレイヤーが着用、アウェイゲームではゴールキーパーの着用が予定されている。

 

また、記念ユニフォームの販売は、先行販売がエスパルス公式オンラインストアで加工ありなしともに5月10日~17日に受け付け、加工なしは6月14日、加工ありは6月23日発送予定。一般販売は、加工なしが6月25日から、加工ありは6月28日から「S-PULSE STORE」で販売される。しかし、予約販売で完売した場合はその時点で販売終了となるのでご注意を。

 

1992年、オリジナル10で発足したJリーグ(日本プロサッカーリーグ)。あれから30年という節目を迎えた今季、新たなスタートを切る各クラブの試みからは目が離せない。

 

言われてみればなかった! MLBのユニフォーム広告がついに解禁!

日本時間4月20日、ダルビッシュ有が在籍しているサンディエゴ・パドレスが、ユニフォームの袖にスポンサーロゴを付けることをツイッターで発表。この投稿にファンからは賛否の声があがっている。

 

 

「最新のパートナー、モトローラをご紹介!」と題した動画では、中心選手の迫力あるプレー動画に続き携帯電話メーカー「モトローラ」のロゴパッチを紹介。2023年シーズンから左打者と左投手には右袖、右打者と右投手は左袖にパッチが付くという。

 

今回、オフに行われた労使交渉が決裂しロックアウトに突入。開幕が当初の予定より1週間ほど遅れたが、そこで決まった新労使協定のなかで、ユニフォームへのパッチ広告とヘルメットへのステッカー広告が合意された。

 

言われてみれば、これまであまり気にしていなかったが、各チームのユニフォームやヘルメットに広告は見当たらない。サッカーや日本プロ野球ではよく見るが、メジャーリーグ(MLB)ではこれまで許可されていなかったのだ。2019年に行われた日本開幕戦などは、見ていてどこか違和感を覚えたのは袖に広告が付いていたからかもしれない。

 

Game Recap: Mariners power past A’s on Opening Day (3/20/19)(クリックでYouTubeへ)

 

よく見ると、全チームのキャップに「NEW ERA」ロゴ、ユニフォームの右胸には「ナイキ」のロゴが入っているが、これはどちらも全球団に採用される公式サプライヤーだ。

 

なお、2020年にナイキが採用された際には、MLBがロゴを入れることを公式ツイッターで発表し、賛否両論の物議を醸している。

 

 

ユニフォームのパッチ広告は2023年シーズンから、ヘルメットのステッカー広告は今年のポストシーズンから解禁される予定。

 

ちなみに名門ニューヨーク・ヤンキースのホームユニフォームには、広告はおろか背ネームさえ入っていない。今後パッチ広告が付くのだろうか。またその広告料はどれほどの額になるのか。関心は尽きない。

代々木公園にてオンラインマイクロレース「New Balance YOYOGI PARK FKT」が開催中!

ニューバランスジャパンは、4月21日~5月20日の約1か月間、代々木公園(東京都渋谷区)にて、オンラインマイクロレース「New Balance YOYOGI PARK FKT」を開催中。

 

代々木公園で新しいランニングの形を体験できる

「New Balance YOYOGI PARK FKT」とは、代々木公園の中に設定された約1.6km=1マイルのコースで行うオンラインマイクロレース。コースを走った記録をアプリ(STRAVA)にアップロードし、公開することでレースに参加します。「FKT」とは、「Fastest Known Time」の略で「知られている限り最も速いタイム」のこと。もちろん、最速を競うことがすべてではなく、自己記録に挑戦したり、友人と一緒に楽しんだりと、それぞれに合った楽しみ方で何度でもチャレンジが可能です。

 

都心のランニングコースとして人気が高い代々木公園内に1マイル(1609m)のコースを設定しています。

↑原宿門を入ったパノラマ広場そばの路面にスタートラインが用意されています。そこから路面や看板のコース案内をたどり、ゴールラインまで、1マイルのコースです

 

参加方法は下記の通り。

①Stravaアプリをダウンロードし、アカウントを作成。

②下記URL及び、「グループ」タグ→「チャレンジ」から『New Balance YOYOGI PARK FKT』を検索し、「チャレンジに参加」をクリック。コースMAPに沿ってランを行い、タイムを計測。
https://www.strava.com/challenges/newbalance-yoyogiparkfkt

③ランが終了したら記録タイムが反映され自分の順位がランキングに表示されたことを確認して終了です。

 

“ランニングの聖地”と呼ばれる代々木公園で、新しいランニングの形をぜひ体験してみてください。

 

MLB始球式史上最速!? レジェンド・イチローによる伝説の投球を振り返る

日本時間4月16日、マリナーズの本拠地、シアトルの開幕戦で球団会長付特別補佐を務めるイチローが始球式を行なった。

 

 

2020年のシーズン開幕戦で始球式が予定されたが、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となったこのイベント。昨年の地区王者ヒューストン・アストロズを迎え、ゲーム開始前に大型スクリーンで功績が流されたあと、イチローがグラウンドに姿を現した。

 

 

この日は、人種の壁を破った黒人初のメジャーリーガーを称える「ジャッキー・ロビンソン・デー」として全選手・コーチ・審判らが「42」の背番後をつけるなか、イチローは「51」。しかも、イチローが衝撃のデビューを飾り、チームは球団史上最多の116勝を挙げた、伝説の2001年シーズンモデルのユニフォームで登場。それぞれ、左袖には同年シアトルで行なわれたオールスター、右袖にはア・リーグ100周年記念、そして背中には「9.11」のテロからの復興を象徴する星条旗のパッチがついている。

 

マウンドに上がったイチローを見守るスタンドでは、「ICHIRO」の応援バナーを用意したファン、さらに「イチメーター」で熱い応援を続けたエイミー・フランツさんが、イチローのメジャー通算安打「3089」と日米通算「4367」の数字を記したボードを掲示。そこは、まさにあの頃の時代にタイムスリップしたようだった。

 

現役時代と変わらない軽快な動きでボールを投じたイチロー。そのスピードは、ネット上では93.6マイル(約151キロ)と伝えられ、「始球式史上最速」と大きな反響を呼んだ。

 

 

実は、イチローは現役時代、マーリンズ在籍時の2015年10月5日にメジャー初登板を飾っており、1.0回、18球を投げ、最速88マイル(約143キロ)をマーク。被安打2、1失点だったが、いま思えばこれぞ日本人選手の投打二刀流の始まりだった。

 

 

現役から離れ3年。公式戦ではないが、現役時代の登板よりもそのスピードは増していた。レジェンドは選手を指導するだけでなく、自らのパフォーマンスも向上させていたのである。

アディダスとオールバーズのコラボランシューがさらに進化!

アディダス ジャパンと、オールバーズは、両ブランド史上最もカーボンフットプリント(温室効果ガス)を抑えたランニングシューズ「ADIZERO × ALLBIRDS 2.94 KG CO2E(アディゼロ × オールバーズ 2.94 KG CO2E)」を2022年4月20日から、日本発売を開始します。

 

本モデルは、アディダスとオールバーズがパートナーシップを結び、カーボンフットプリントを 63%(※1)低減したランニングシューズとして、昨年数量限定で発売され話題を呼んだ「FUTURECRAFT.FOOTPRINT(フューチャークラフト・フットプリント)」の本格展開モデルです。今回新たに4種類のカラーラインナップを展開し、アディダスとオールバーズの公式オンラインショップ、アプリ、一部直営店にて発売。また、本モデル発売を記念して、アディダス一部店舗限定にて「FUTURECRAFT.FOOTPRINT」の同時再販もします。

*ランニンクグフットウェア「adizero RC3(アディゼロ RC3)」の測定値(7.86kg CO2e)と比較

↑「ADIZERO × ALLBIRDS 2.94 KG CO2E」1万3500円(税込)

 

↑リサイクルゴムを10%使用したアウトソールは軽量で、ミニマルなデザイン。1〜1.2mm の薄さにすることで、従来のアウトソールに比べてCO2eを削減

 

ライバル関係にあたるスポーツブランドであるアディダスとオールバーズは、CO2e(二酸化炭素換算)低減のために多大な努力を惜しまずそれぞれの専門知識を結集することで、必要最小限の素材とスマートなソリューションで最大のパフォーマンスを引き出し、機能性と環境への配慮を兼ね備えたシューズを全てのランナーに提供します。

↑コアブラック/アシッドレッド、クラウドホワイト/カーボン、コアブラック/ブリス、そしてオールバーズ限定カラー(グレーファイブ/セミターボ)の4色で展開

 

 

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MLB史上初! 女性コーチが公式戦のフィールドに立った歴史的瞬間にネット反響

日本時間4月13日、サンフランシスコのオラクル・パークで行われたサンフランシスコ・ジャイアンツとサンディエゴ・パドレスとの試合。3回裏、ジャイアンツの一塁コーチが退場処分を受け、急きょコーチスボックスにアシスタントコーチのアリサ・ナッケンが入った。

 

よくあるコーチの交代だが、ボックスに入ったのは女性。MLB史上初めて女性コーチが公式戦のグラウンドに立った歴史的瞬間となった。

 

 

パドレスのダルビッシュ有が、今季2試合目の先発登板で9失点、自己最短の1回2/3で降板した。そして、ダルビッシュ降板後の3回にナッケンが出場すると、歴史的な瞬間に対しスタンドからは温かい拍手が送られた。

 

メジャーリーグ(MLB)公式ツイッターが動画を投稿しただけでなく、ジャイアンツもツイッターで画像を投稿し大きな反響を呼んだ。

 

 

ナッケンに対し、パドレスの一塁手、エリック・ホズマーは祝福の握手を求め、ベンチに戻るとジャイアンツの捕手、カート・カサリからはハグで迎えられた。

 

大学ではソフトボール選手として活躍したナッケンは、2014年からジャイアンツのインターンとして働き、2020年にMLB史上初のフルタイムのアシスタントコーチに指名された。その年、エキシビションゲームでは一塁コーチを務めたが、公式戦は今回が初出場となった。

 

ホズマーは「彼女にとって特別な瞬間であり、彼女が誇りに思うべきだ」と祝福のコメント。ナッケン自身は中継局のインタビューで「この瞬間のためにやってきた。いつでも出られるように準備していた」と答えている。

“ナイキ一択”からどう変わった? 2022年「ランニングシューズ」最新事情と、普段使いしたい最新モデル

オリンピックや箱根駅伝など、昨今スポーツイベントがあるたびに注目される最新鋭のランニングシューズ。ナイキの厚底シューズが話題を集めたのが記憶に新しいところですが、その勢力図は刻々と変化しています。そこで、ランニングギアの専門誌『Runners Pulse(ランナーズパルス)』編集長の南井正弘さんに、ランニングシューズの最新事情をヒアリング。加えて、自分に合ったランニングシューズを見つけるポイントなども教えていただきました。

 

さらに記事の後半では、オン/オフ問わず活躍するランニングシューズをピックアップ。スタイリストによる、私服とのコーディネートのコツも紹介していきます。

 

ランニングシューズのトレンドは? “厚底”のメリット・デメリット

まずは、ランニングシューズのトレンドをチェック。どのようなデザイン・形状のモデルが増えているのでしょうか?

 

「ランニングシューズは少し前まで、“走るときにだけ履くもの”という考え方が一般的でした。そのため、普段履くには少しスポーティーすぎたり、そもそもファッショナブルでなかったりするものが多かったんです。ところが最近では、走るときだけでなく、オフシーンでもおしゃれに履けるデザインのランニングシューズが増え、ランナーたちの間でも人気が高まっています。

形状は、ここ5年くらいは“厚底”がトレンドです。そもそも厚底は、それまで主流だった薄底と比べて足の疲労が少ない点がメリット。薄底は蹴る力が地面にダイレクトに伝わりますが、その分足に負担が大きく、トップの選手であってもフルマラソンの終盤などは、足がかなり辛い状態になってしまうんです。それに比べて厚底は、地面への衝撃を吸収しながら、地面から反発する力をもらうことができるため、足へのダメージが軽減されるのです。

でもこれは、あくまでもトップ選手に限った話。一般のランナーの間でも、ある程度は厚底がトレンドになっていますが、トップの選手ほど“厚底偏重”ではありません。理由は、着地したときのバランスが取りづらかったり、シューズによってはペースが上がりすぎてコントロールしづらかったりと、扱いづらい側面もあるためです。それでもトップの選手と同様に、衝撃吸収と反発力を兼ね備えたシューズを選ぶ人が増えていると思います」(南井正弘さん、以下同)

 

トップ選手たちが履いているのは?

一般のランナーたちも常に注目しているという、トップ選手たちのランニングシューズ。2021年に開催された東京オリンピックや2022年1月の箱根駅伝では、選手たちはどのようなシューズを履いていたのでしょうか?

 

「2020年までの大きなレースでは、8~9割の選手がナイキのシューズを履いていました。2021年の東京オリンピックのマラソンでも、男子のトップ3の選手全員が履いていたのは、ナイキのシューズ。しかし女子は、1位の選手がアディダス、2位がナイキ、3位がプーマと見事にバラバラでした。少しずつではありますが、国際的なレースでナイキが独占する市場は変わりつつあるのではないかと感じています。

また、箱根駅伝でも、2021年はなんと約95%の選手がナイキのシューズを履いていたのに対して、2022年は約73%と減少しました。しかしながら箱根駅伝の1区から10区で、それぞれトップ3の選手が履いていたシューズの多くはナイキ。そう考えると、トップクラスの選手たちは、ほとんどがナイキを履いていたという見方もできるんですよね。全体の比率は減少したとはいえ、7割のシェアはすごいこと。箱根駅伝でもナイキが独占する市場は変わりつつあるとはいえ、まだまだナイキがリードしているのが現状だと思います」

 

主なランニングシューズメーカーの最新事情をチェック!

トップランナーの世界でも、少しずつ変化しているランニングシューズ事情。続いては、主なメーカーがここ最近販売しているランニングシューズについて、特徴や進化したところなどを教えていただきました。

 

1.ランニングシューズ業界をリードする「ナイキ」

「スタイリッシュでかっこよく走れるシューズが揃っているナイキ。見た目のおしゃれさはもちろん、アパレルとのコーディネートがしやすいところも大きな魅力で、シューズとカラーリングがマッチしたランニングウェアも販売されています。もともと強みだったファッショナブルさに加え、ここ5年くらいで、厚底シューズを筆頭にレースでの強さもよりプラスされたシューズが増えました。現在、世界的に見ても絶好調なブランドだと言えると思います」

 

2.新たな挑戦をはじめ、トップシーンでの強さを見せる「アシックス」

「アシックスは、レースでの強さが魅力。2021年に販売を開始した『METASPEED』シリーズは、東京オリンピックや箱根駅伝でも履いている選手がいました。そしてここ最近のアシックスは、昔ながらの伝統的なつくりのシューズに加えて、底がゆりかごのように転がるタイプや、トランポリンのように跳ねるタイプなど、新たなシューズもつくるように。ここ数年は“ナイキ一極集中”とも言われていましたが、アシックスにもトップシーンでの強さが戻ってきています」

アシックス「Metaspeed SKY」2万7500円(税込)

 

3.一般ランナー向けのランニングシューズがより洗練された「アディダス」

「アディダスはここ1,2年で、トップシーンはもちろん、一般ランナー向けのシューズもかなり洗練されたという印象があります。もともと一般ランナーの間でポピュラーだった『ADIZERO JAPAN』『ADIZERO BOSTON』は、2021年に発売されたモデルにかなりの人気が集まりました。さらに以前よりもシューズとアパレルのコーディネートがしやすくなったところも、最近の傾向として挙げられると思います」

 

4.衝撃吸収と反発力を兼ね備えたシューズが増加する「ミズノ」

「ミズノの強みの一つは、反発性に優れた素材を自社で開発しているところです。最近では『ミズノエナジー』と呼ばれる高反発素材を開発。ミズノエナジーを採用することによって、今まで以上に着地した衝撃を吸収し、地面からの反発力が強化されたランニングシューズが増えました。またシューズのカラーリングなども、よりスタイリッシュになってきている印象があります」

 

5.普段履きとしても人気! 厚底シューズの元祖「ホカ」

「ホカは、厚底のランニングシューズを初めて販売したブランドと言われています。底がコロンと転がるような形状になっていたり、足にやさしいマシュマロのようなクッションが使用されていたりするところがシューズの特徴です。以前は、山を走るトレイルランニングでよく履かれていましたが、最近ではロードランニングでもメジャーになってきています。シックなカラーリングのシューズもあって、普段履きとしても人気。今、ランニングの世界で旬なブランドの一つです」

 

6.シンプルでスタイリッシュなデザインが魅力の旬ブランド「オン」

「ランニング業界で今が旬のもう一つのブランドが、スイスの『オン』です。独自のクッション構造である『クラウドテック』が用いられたシューズは、着地の衝撃を自然に吸収して爆発的に力を跳ね返してくれます。さらにオンのシューズは、ラインなどがあまり入っていないシンプルでスタイリッシュなデザインも魅力で、オフィスにも履いていけるようなカラーリングのものもあります」

 

およそ1500足のシューズを所有する南井さん。現在愛用している一足に、オンのシューズもあるそう。

 

「今、気に入っているランニングシューズが、オンの『Cloud Waterproof』です。このシューズは防水なのですが、通常の防水シューズのような“ゴツさ”がなく、普通のランニングのときでも履きやすいのが魅力の一つです。もちろん防水の機能も抜群。最近は大雨が降ったり、東京でも雪が降ったりすることがありますが、そうしたときに履いても履き口以外からは全く水が入ってきません。さらにシューレスはゴム紐なので楽に履くことができます。欠点をあげるとすれば、このシューズを玄関に置いておくとこればかりを履いてしまうこと(笑)! そのくらいやみつきになる一足です」

現在は、アップデートされた「Cloud 5 Waterproof」が販売。アップデートにより、フィット感と履き心地がさらにアップしました。オン「Cloud 5 Waterproof」1万7380円 (税込)

 

自分にぴったりのランニングシューズを選ぶには?

たくさんのシューズがある中で、自分のお気に入りの一足を見つけるためにはどうすればいいのでしょうか? アドバイスいただきました。

 

「ランニングシューズを選ぶときには、自分の足とシューズの形が合っているかどうかを確かめることが一番大切です。自分の足に合っていないのに、色やデザインが気に入っているからと言って無理に履き続けてしまうと、足の病気や怪我につながることもあります。

そのためには、まずはお店で試し履きすることが欠かせません。同じサイズでもメーカーによって大きさが微妙に違ったり、同じメーカーでも種類によってサイズ感が変わったりするので、初めて履くモデルのシューズは必ず足を入れてみることをおすすめします。また、メーカーの直営店などでは、足のサイズを計測してくれて、ぴったりな形や合わない形を教えてくれるところもあります。自分の足について今まで知らなかったことも知れるので、プロの方に見ていただくのもいいと思います。

そして選ぶときにもう一つ大切なのが、自身のランニングシューズの使い方を考えること。例えば、ランニングだけでなく普段履きもしたい人は、私服にも合わせやすいカラーやデザインのシューズを選んだほうがいいですよね。また、普段そこまでスピードを出して走ることがない人は、トップランナーが履いているような厚底シューズを選ぶ必要はないはず。このように自分の用途に合うものは何かを考えながら選んでみてください」

 

最後に、今後のランニングシューズの勢力図について、南井さんにお聞きしました。

 

「ランニングシューズの現時点でのリーディングブランドは、やはりナイキ。しかしアシックス、アディダス、ミズノといった他メーカーも続々と新機軸を打ち出していて、少しずつシェアを伸ばしています。そのため今後は、一時のような『ナイキ一極集中』はなくなってくるのではと考えています。さらに、ファッショナブルなランニングシューズは増えていくはず。オンオフ問わずに履けるデザインはこれからも人気が高まっていくと思います」

 

オンスタイルにも合わせたいランニングシューズ 6選

ここからは、現在トレンドになっている、オンオフ問わず履けるランニングシューズを紹介しましょう。スタイリストの大関涼子さんに、コーディネートの際のポイントもあわせて教えていただきました。

 

「普段履きとしても取り入れやすいオンのランニングシューズ。どんな服にも合わせられますが、今回はシューズとジャケットの色を揃え、同じトーンのグリーンをスカートでプラスしました。このように女性らしいきれいめなコーディネートにも相性抜群です! また、カジュアルな格好ができる会社であれば、お仕事にも履いていけると思います。ランニングシューズを履いて通勤し、一駅前で降りて会社まで歩く、なんてこともできそうですね」(スタイリスト・大関涼子さん、以下同)

シューズ=オン「Cloud 5」1万5180円、コーディネート=ジャケット7590円、Tシャツ3190円、プリーツスカート4950円、ショルダーバッグ3190円、スカーフ2090円/すべてグローバルワーク(アダストリア)

 

こういった普段のきれいめカジュアルなコーディネートにも合わせたいランニングシューズを6モデル、ピックアップしていただきました。

 

履き心地はもちろん、ファッショナブルなデザインも魅力
ナイキ「NIKE ZOOM WINFLO 8」

ナイキ「NIKE ZOOM WINFLO 8」1万1000円

軽量で通気性が良く、快適な履き心地。さらにかかとと足首周りをしっかりサポートしてくれるため、足にしっかりフィットします。日頃のトレーニングにぴったり。「ファッショナブルな配色とシューズ紐が透けて見えるデザインがポイント。デザイン性のあるモードカジュアルな服と、特に相性抜群です!」(大関涼子さん、以下同)

 

絶妙なブルーが印象的!カラーバリエーションが豊富なのもうれしい
アシックス「GEL-KAYANO 28」

アシックス「GEL-KAYANO 28」1万7600円

クッション性と反発性に優れたミッドソール素材を使用し、安定感のある快適な走りをサポートしてくれます。着地から走り出しまでのスムーズな足運びを追求した、靴底のフラットな構造もポイント。「オーソドックスなネイビーではない、絶妙なブルーが印象的。全体的にくすんだカラーなので、アースカラーなど、落ち着いたカラーの服と合わせるといいと思います」

 

安定のブラックに、薄めのピンクでかわいらしさもプラス!
アディダス「ウルトラブースト 22」

アディダス「ウルトラブースト 22」2万4000円

距離やペースに関わらず快適な走りをサポートしてくれるシューズ。靴底の多数の突起が、体重移動をよりスムーズにしてくれます。「普段履きできるランニングシューズの“最初の一足”をゲットしたい人が、まず手に取りやすいのはブラックのシューズだと思います。どんなコーディネートにも合わせられるので大活躍するはずです」

 

くすみカラーのワントーンで、きれいめなコーディネートとも合わせやすい
オン「Cloud 5」

オン「Cloud 5」1万5180円

ブランドを象徴するモデルが2022年2月にアップデート。ソールの厚さが増したことで、より着地の安定感が向上しました。ゴムの靴紐を採用しているので、脱ぎ履きも快適!「ポップでカラフルな印象が強いランニングシューズですが、オンのシューズはくすみカラーやワントーンのものが多いのが特徴です。きれいめカジュアルなコーディネートにも合うので、普段使いしやすい一足だと思います」

 

ソールのパープルがインパクト抜群!
ニューバランス「FuelCell PRISM W LV2」

ニューバランス「FuelCell PRISM W LV2」1万3200円

卓越した反発性を持つソールと、安定性の高い構造が魅力。靴底はグリップ性に優れていて、トレーニングからレースまで快適に走ることができます。「何色もカラーが入っているシューズを履くときには、その中の一色を使った服と合わせるとまとまって見えます。また、服とシューズの色のトーンを合わせるのもおすすめ。このシューズだと、鮮やかな緑など、派手な原色と合わせてもかわいいですよ!」

 

他では見かけない、淡いネオンカラーがポイント!
プーマ「ディヴィエイト ニトロ ワイルドウォッシュ ウィメンズ」

プーマ「ディヴィエイト ニトロ ワイルドウォッシュ ウィメンズ」1万9800円

反発性とクッション性に優れた軽量のソールや、あらゆる路面に対応するグリップ力抜群の靴底などが特徴。プーマの最新テクノロジーが詰まった一足です。「淡いネオンオレンジが、他ではあまり見かけない絶妙なカラー。白のワンピースと合わせると爽やかな装いになりそうです。単色の服との相性がいいと思います」

 

ランニングのときはもちろん、オフのときにもおしゃれに履くことができるお気に入りの一足を、ぜひ探してみてください。

 

【プロフィール】

ランナーズパルス編集長 / 南井正弘

スポーツシューズブランドのプロダクト担当として10年勤務後ライターに転身。「フイナム」「Number Do」「モノマガジン」「OCEANS」「SHOES MASTER」を始めとした雑誌やウェブ媒体においてスポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズに関する記事を中心に執筆している。主な著書は「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」など。ランニングギアの雑誌・ウェブメディア「Runners Pulse」の編集長も務めている。

「Runners Pulse」https://runnerspulse.jp/

 

MLBが「ピッチコム」を許可。試合時間の短縮へ

米メジャーリーグ機構(MLB)は日本時間4月6日、2022年のレギュラーシーズンにおいて、ピッチャーとキャッチャーが行うサインの伝達を電子化する「PitchCom(ピッチコム)」の使用をオプションで許可する方向であると各球団に通達したことを発表しました。

↑MLBが2022年レギュラーシーズンへの導入を進めている「PitchCom」

 

日本プロ野球(NPB)と同じように、MLBでもこれまでサインの伝達は手や腕の動きをくみあわせた物理的なサインで行っていました。しかし、このサインには相手チームから内容を読み取られる可能性があり、またそれを防ぐためにサインが複雑化し伝達に時間がかるなどの問題が発生しています。

 

今回、許可されたピッチコムとは、キャチャー(捕手)からピッチャー(投手)に対して無線で信号を送信するウェアラブルデバイス。捕手は腕にリモコンを装着し、9個のボタンで球種やコースをピッチャーに送信。ピッチャーは帽子の中のレシーバーにてサインを受信します。また、最大3人までの野手(通常はセカンドとショート、センター)も、サインを受信することも可能。

 

通信は暗号化されており、サインが盗まれることを防いでいます。さらに、多言語に対応していることも特徴で、「ファストボール(直球)」や「カーブボール」などの単語を英語以外の言語に変換することも可能です。

 

MLBにおけるピッチコムはすでに春のトレーニングにてテストが成功しており、今年のレギュラーシーズンでの利用が期待されています。今回の導入はMLBに限らず、日本のプロ野球などにも影響を与えるかもしれません。

 

Source/Image: MLB.com

金メダリスト、四十住がまた一つ夢をかなえた! 伝説のブランドからシグネチャーモデルを発表

2020東京オリンピックのスケートボード競技、女子パークで金メダルを獲得した四十住(よそずみ)さくらが、また一つ夢をかなえた。

 

 

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アメリカの人気スケートボードブランド、パウエル・ペラルタがプロボードのデザインをSNSに投稿。そのプロモデルを出したのが、2020東京オリンピックの金メダリスト、四十住だ。

 

パウエル・ペラルタは、博士号を持つジョージ・パウエルとプロスケーターのステイシー・ペラルタによって1976年に誕生したアメリカのブランド。四十住自身も同ブランドのデッキを愛用しており、「また1つ夢が叶いました」と自身のSNSで喜びのコメントとともに手に持つ画像を投稿すると、国内外から祝福のコメントが寄せられた。

 

 

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パウエル・ペラルタのアイコンであるスカルに着物を着せ、手には日の丸の扇子。四十住の名前である「さくら」から、桜の花もちりばめたオリジナルデザイン。翌日、四十住はセットアップしたスケートボードの画像を、「My pro model deck」にスカル、桜、スケボーの絵文字をつけて再び投稿。喜びがこの画像からも伝わってくる。

 

 

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四十住は4月22日から25日まで、千葉県千葉市で開催される世界最大のアクションスポーツの国際競技会「X Games」に、東京オリンピック男子スケートボード・ストリートの金メダリスト、堀米雄斗らとともに出場が予定されており、そこでこのデッキが披露されるとみられている。

横浜をスポーツで盛り上げていきたい! プロ野球とJリーグの夢のコラボユニフォームが誕生!

3月28日、横浜DeNAベイスターズと横浜F・マリノスが、両チームの30周年を記念したコラボイベント「I☆YOKOHAMA SERIES」の開催をライブ配信で発表。

 

 

クラブ創設30周年を迎える横浜F・マリノスと、大洋ホエールズからベイスターズに球団名を冠して30周年を迎える横浜DeNAベイスターズが、それぞれの30周年を記念した共同のコラボイベントを実施した。

 

まず登場したのが、F・マリノスOBの元日本代表DF、栗原勇蔵と、ゴールデングラブ2度受賞のベイスターズOB荒波 翔。同じ横浜市瀬谷区出身の2人は同じ中学に通い、その頃からお互いを意識していたというレアなエピソードなどを披露。

 

そして、今回のイベントのメインとなる、“スポーツを通じて、横浜の街を、横浜のみなさまの人生を彩りたい”という思いのもと共同制作された「ベイスターズ×F・マリノス スペシャルユニフォーム」発表では、横浜の街並み、ベイスターズファン、F・マリノスサポーターをイメージした動画が流されたあと、ベイスターズからは守護神の山﨑康晃、F・マリノスは元日本代表の仲川輝人がコラボユニフォームを着用してサプライズ登場した。

 

 

共に1992年生まれで、今年30歳となる2人。横浜を象徴するレンガ調の街並みにも馴染みやすいネイビーを基調に、横浜の市花「バラ」を表現したピンクをアクセントにしたスタイリッシュなデザインのユニフォームについて、山﨑の印象は「かっこいいなと思いました。ピンクのラインも愛着が湧く」と語ると、仲川は「これ良いじゃん」とボードに書き、「たまにスペシャルユニフォームはマリノスでやっているのですが、バラのピンクのアクセントもかわいいしオシャレで、すごいスタイリッシュで良いなと思いました」と絶賛。

写真提供:横浜F・マリノス

 

その後は、Jリーガーの気になるところ、プロ野球選手の気になるところを質問するなど、互いの交流を深めた。

写真提供:横浜F・マリノス

 

このスペシャルユニフォームを、ベイスターズは6月28日~30日の阪神タイガース戦、F・マリノスは6月25日の柏レイソル戦で着用予定となっている。

 

ベイスターズの公式オンラインショップではすでに販売受付が始まっており、選手・監督コーチが着用するユニフォームと同じデサント製のオーセンティックモデルは4万4000円(税込)。レプリカユニフォームは背番号なしが7700円(税込)、選手・監督コーチ30人とDB.スターマンの背番号入りが9000円(税込)で、予約は4月10日の23時59分までとなっている。F・マリノスでも今後販売されるので、クラブからの情報をチェックしてほしい。

 

 

共同会見後の取材で「I☆YOKOHAMA SERIES」について山﨑は、「なかなかこれまではなかったコラボなので、非常にワクワクしていますし、開催される試合も勝っていけるように、横浜の街を盛り上げていきたいなと思います」。仲川は「コラボすることが毎年続いていって、横浜を少しでもスポーツで盛り上げていきたい」と語り、互いにエールも送った。

 

プロ野球球団とJリーグクラブによる画期的かつ夢のある今回の企画。ファンを大いに喜ばせてくれそうだ。

写真提供:横浜F・マリノス

NPBが承認! 新庄剛志あらため“BIGBOSS”で登録へ。知って納得。ネーミングの由来は?

プロ野球開幕の前日となった3月24日の午後4時24分、日本野球機構(NPB)が驚きのツイート。北海道日本ハムファイターズの監督、新庄剛志の登録名を“BIGBOSS”に変更することを発表した。

 

 

するとネットが騒然。ツイッターのトレンドに「BIGBOSS」が急浮上する騒ぎとなった。

 

「ビッグボス」といえば、2021年11月4日に監督就任会見を行った際、「監督ではなく、ビッグボスと呼んで」と公言したことでニックネームとして定着。

 

 

その後も、ド派手な乗り物で登場したり、試合のオーダーを“ガラポン抽選機”で決めるなど、つねに話題を提供していたが、今回の登録名変更は開幕前の最後の仕上げとなった。

 

しかし、実は2月15日の巨人との練習試合でグラウンドに現れた新庄は、背ネームが「SHINJO」ではなく「BIGBOSS」で登場。球団公式ツイッターでも紹介され、メディアもこぞって取り上げたが、そのときにすでに構想はあったのかもしれない。

 

 

試合後の記者会見の最後には、しっかり「BIGGBOSS」をアピールしていた。

 

 

ちなみに「ビッグボス」の由来は、現役引退後にバリ島に移住した際、ハーレーダビッドソンをショップに入って2分後に購入を即決し現金を出したところ、スタッフが驚いて「ビッグボス」と呼んだことから。その響きがよかったことから、現地ではみんなに「ビッグボスと呼んで」とお願いしたそうだ。

 

シーズンは始まったばかりだが、これからどんなビッグサプライズが飛び出すのか。新庄剛志あらため“BIGBOSS”からは今後も目が離せない。

On初! めちゃ厚底の「クラウド モンスター」が登場!!

スイスのパフォーマンスブランド「On(オン)」は、かつてないほどのクッションを搭載した新作シューズ、「Cloudmonster(クラウド モンスター)」を3月31日にOnオフィシャルオンラインショップと全国の取り扱い店舗にて発売。

 

クラウドモンスターは、On史上最大のCloudパーツを使用した特許技術CloudTec(R)ソールを搭載。コレクションの中で最大のクッショニングシューズ。さらに、Onの全モデルに採用されている弾力性のあるポリプロピレン製Speedboard(R)プレートと、前足部のロッカー形状の組み合わせにより、高いエネルギーリターンを実現しています。

↑「クラウド モンスター」1万8480円(税込)

 

また、ミッドソールの素材には、On独自の軽量で耐久性・耐熱性に優れたHelion(R)スーパーフォーム使用することで、 より高いレベルのクッション性を生み出しています。環境負荷軽減に向けた商品開発に取り組んでおり、アッパーのポリエステルの80%、シューズ全体の35%にリサイクル素材を使用。

↑アサイ/アロエ

 

↑フロスト/サーフ

 

 

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22SS新作も紹介! デサントのゴルフブランド旗艦店「DESCENT GOLF COMPLEX GINZA」に行ってみた

デサントジャパンは、ゴルフウェアの直営旗艦店「DESCENT GOLF COMPLEX GINZA」を東京・銀座にオープンしました。同店は「デサントゴルフ」をはじめ、「ランバン スポール」「マンシングウェア」「ルコックスポルティフゴルフ」の4ブランドを扱う複合型店舗で、ベテランプレーヤーからビギナーまで、幅広いニーズに対応しています。

 

同店は数寄屋橋交差点すぐ側の好立地に建つ地上3階建てビルで、1階がデサントゴルフ、2階が他3ブランドのメンズ製品、3階が同ウイメンズ製品もフロア構成となっています。それでは、メンズ製品を中心に、4ブランドの2022SS新製品を見ていきましょう。

 

【その1】デサントゴルフ(DESCENTE GOLF)

デサントゴルフのメンズトップコレクション「g-arc(ジーアーク)」は2018年から、“これまでにないようなゴルフウェアの開発”をテーマに展開してきましたが、2022SSでは全く新しいサスティナブル素材を使用した「AIRRENU涼黒ニットポロシャツ」を発売します。価格は2万4200円(税込、以下同)。

 

ソニーグループが開発した新素材「Triporous(トリポーラス)」と、古着や製造時に出た残反を原料にした再生繊維「RENU(レニュー)」を組み合わせて作られているのが特徴。トリポーラスは、年間何十万トンと廃棄されるお米の籾殻を炭化させた多孔質カーボン素材で、籾殻が持つ微細構造により吸着特性に優れ、消臭・抗菌効果を有しています。炭化した籾殻がベースのため濃色しか作れず、特に黒は熱を吸収するため夏場は体温の上昇を招きます。そこで、レニューに衣服内の温度上昇を抑制できる「涼黒」加工を施し、さらに吸汗速乾性、UPF50+のUVケア機能も付加しました。

 

なお、トリポーラスを採用した製品はポロシャツの他に「T/Rトリポーラスストレッチパンツ」(4万2900円)と「キャップ」(9790円)も同時発売します。

↑g-arcのAIRRENU涼黒ニットポロシャツ

 

↑生地は柔らかく、肌触りはサラサラしており、着心地は良さそう

 

g-arcからはスタンド式の「カスタムキャディバッグ(9.5型)」もデビュー。特徴的なのは、ドイツのアタッチメントメーカー、FIDLOCK製のマグネットを採用し、キャディバッグからポーチ、シューズケース、小物入れ2つ、合計4つのパーツが取り外せること。シューズケースは外してロッカールームに置き、ポーチはカートバッグとして、小物ポーチはボール入れに利用と、これまでにないユニークな使い方ができます。価格は9万9000円。

↑カスタムキャディバッグ(9.5型)

 

↑キャディバッグの横からポーチを取り外し、カートバッグとして利用できます

 

次はロングパンツです。夏は熱を反射する白色の服を着たいけど、白いパンツは下着が透けるから格好悪いと、これまで避けてきた人も多いのではないでしょうか。そんなニーズに応えるのが、「神白ボトム」(2万900円)。透けにくい素材を使用しているのと同時に、キープクリーン加工により汚れも落ちやすい。きれいな白のまま着続けることができます。もちろん、ストレッチ性、吸汗速乾、衣服内の温度上昇を抑えるUPF50+のUVケア機能付き。

↑神白ボトム。目の覚めるような白が美しい

 

↑手を差し込んで伸ばしても透けません

 

個人的にはコウノエベルトを搭載した「BMZスパイク ゴルフシューズ」(2万5300円)に注目しています。スポーツトレーナーの鴻江寿治氏が開発したコウノエベルトは、身体の歪みや故障を解消させ、身体本来のポテンシャルを引き出すと言われています。このベルトをシューズに採用することで、足をしっかり固定し、指先が開いて指全体で地面を捉えることができるとのこと。ゴルフコースは起伏が激しく、しっかり踏ん張らないと安定したショットが打てません。筆者のようなフェアウエイキープ率が低いアベレージゴルファーにぴったりではないでしょうか。アウトソールには遮熱・断熱素材のGAINAを採用、夏場の芝生から上がってくる熱をシャットアウトし、シューズ内の温度上昇を抑えます。

↑BMZスパイク ゴルフシューズ。くるぶし下に付いているのがコウノエベルト

 

↑アウトソールには遮熱・断熱素材を採用し、芝生から上がってくる熱気を防ぎます

 

↑BMZスパイクシューズを入れるには、ピッタリな「CORDURA シューズケース」。正面のポケットにはグローブやタオルなど汚れたものを区分けして収納可能です。価格は8690円、サイズW25×H32×D13cm

 

デサントは月別展開をしており、5月には書道家の万美さんがデザインしたウェアも登場します。筆で「デサント」とカタカナで書かれたカラフルなデザインで、現在、「キャディーバック」(4万2900円)が先行発売されています。

↑5月に登場する書道家・万美さんデザインのウェア。カラフルで格好良く、コースで映えそう

 

↑先行販売されている万美さんデザインのキャディバッグ。初夏のゴルフコースによく似合いそうです

 

 

【その2】ランバン スポール(LANVIN SPORT)

2階にはランバン スポール、マンシングウェア、ルコックスポルティフ ゴルフのメンズコレクションが並んでいます。まずはランバンから。ランバンはパリ発のファッション性とスポーティーさを兼ね備えたブランドですが、2022SSのイチオシアイテムの一つが「半袖モックネックシャツ」。ジャガード生地を採用したボーダー柄で、シンプルだけど清涼感にあふれるデザインになっています。価格は2万4200円。カラーは、ブルーとホワイトのボーダー柄の2色展開。

↑胸のロゴと大人しめのボーダーが上質感を醸し出すランバンの半袖モックネックシャツ

 

ストレッチジャガード素材を採用した「ロングパンツ」は、惑星を表現したコスモ柄がおしゃれです。伸縮率60%以上で動きやすさもしっかりと確保しています。3万800円。

↑ストレッチジャガード素材を採用したランバンのロングパンツ

 

↑惑星が線で描かれています

 

格式高いゴルフ場でプレーするためのジャケットも用意されています。「ハイゲージ天竺ジャケット」は、ストレッチ性の高い変形天竺編素材を採用。最近パリで流行っているグログランテープ(左前身頃と右前身頃を留める帯)を付属しており、ボタンを開けて着た時にチラリと見えるワンポイントがおしゃれです。価格は5万3900円。

↑ハイゲージ天竺ジャケットはクラブハウスでの利用だけでなく、日常生活でも使い回しが効きそう

 

ランバンはゴルフだけでなく、普段の生活に使えるウェアも多く発売していますが、「【LIMONTA】ボストンバッグ」もその一つ。ボディにイタリアの高級ナイロン素材である「LIMONTA(リモンタ)」、持ち手と肩掛けはロゴジャガードを採用し、スポーティーながら高級感を感じさせるデザインになっています。1泊2日の小旅行やビジネストリップにも使えそうです。価格は3万9600円。

↑高級なボストンバッグ然とした見た目。ゴルフだけに使うのがもったいない

 

【その3】マンシングウェア(Munsingwear)

続いてはマンシングウェア。アメリカの伝統的なブランドであるマンシングウェアは、蝶ネクタイをしたペンギンがカワイイと最近ではレディースが大人気。メンズもデザイン性に富みながら、高い機能性でプレーをサポートします。

 

若者向けのENVOY(エンボイ)ラインからは、「SUNSCREEN&FUSION MOVEテープロゴプリント半袖シャツ」(1万6500円)を紹介します。太陽光を反射して衣服内の温度上昇を抑えるサンスクリーン機能と、運動パフォーマンスを向上させるパターン設計のフュージョンムーブを採用。特徴的なのが、肩の部分に縫製がない1枚布で仕上がっていること。肩の動きを邪魔せず、違和感を払拭させて快適なスイングを実現します。

↑マンシングウェアのSUNSCREEN&FUSION MOVEテープロゴプリント半袖シャツ

 

↑肩の部分に縫製がない。1枚布で作ることで、スイングの動きを邪魔しないようにしました

 

続いては、ちょっと肌寒い日にオススメの「FUSION MOVEエンボスビッグロゴフーデッドカットソー」。エンボス加工されたビッグ「m」ロゴが、シンプルながらも清潔感のあるストリートファッションを表現します。カラーはブルー、ブラック、ホワイトの3色展開です。価格は2万4200円。

↑カジュアルだけどおしゃれなパーカー。最近のゴルフ場ではファッショナブルなパーカーを着る若者が増えています

 

最大の目玉が、おそらくゴルフ業界初のメンズレインコート。多くのメーカーがレディースではレインコートをラインアップしているものの、メンズはパンツとセットのレインウエアのみ。しかし、雨の日にレインパンツを穿きたくないと思っているゴルファーは多いです。動きにくいし、蒸れるし、昼食時に脱いだり履いたりするのが本当に面倒。そうした声に応えるべく、今年初めて投入するのがこのメンズ用ロングレインコートです。

 

撥水性、透湿性に優れているほか、スイングの邪魔にならないようウエストが絞れるドローコードを付属したり、カートに座った時に腿の裏が濡れないよう背側の丈を長めにしたり、スルーポケットで中のパンツのポケットから予備のボールやマーカーを簡単に取り出せるなど、プレー時の利便性を確保する工夫が随所に施されています。価格は3万1900円です。

↑おそらくゴルフ業界初のメンズロングレインコート。袖が途中から切り離せ、半袖にもなります。雨男の筆者もこれは欲しい

 

↑背面に大きなベンチレーションと、ボールポケットを装備

 

【その4】ルコックスポルティフ ゴルフ(le coq sportif GOLF)

最後に、ルコックスポルティフ ゴルフの【RIJOUME】コレクション。シャープでスタイリッシュなアスリートスタイルに、同ブランドの洒落た柄使いや印象的なマーキング、遊び心のあるデザインをプラス。仕事もゴルフも生活も喜びに溢れた、豊かな人生を送る大人に向けたアイテムを展開しています。ひとつめが「ストレッチフルジップブルゾン」。2つの同色異素材を曲線で組み合わせることでスタイリッシュさとスポーティーさを演出しています。独特のロゴは異色異素材を使うことで、さり気なく目立つ工夫をしています。価格は1万7600円。

↑カラーはブラック、ブルー、ホワイトの3色展開

 

もうひとつが「ボディーシェル半袖ポロシャツ」。こちらは、両脇にメッシュ状の同色異素材を曲線で配置しています。吸汗速乾性能に優れたストレッチ素材と、メッシュによる熱の発散で真夏のラウンドを快適にします。こちらもロゴだけ異色を使うことでワンポイントとして際立たせています。再生ポリエステルを使用し環境に配慮した一枚。価格は1万3200円。

↑カラーはブラック、ブルー、ホワイトの3色展開

 

DESCENT GOLF COMPLEX GINZA は、1つのビルに4つのブランドが同居することで、カップルやファミリーで訪れても、それぞれが好みのアイテムに出会える可能性が高くなります。ゴルフウェアはファッション性と機能性を兼ね備えているので、ゴルフ以外のスポーツでも利用できるのが大きな特徴。人とは異なる個性的なスポーツウェアを探している人にも、同店は楽しい店となるでしょう。

 

■DESCENTE GOLF COMPLEX GINZA
住所:東京都中央区銀座5-5-18
電話番号:03-6228-5963
営業時間:11:00〜20:00

 

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

一体成形のソールが超画期的! アディダスの新作ゴルフシューズに、元ゴルフ誌編集者のGetNavi編集長も思わず感動の「ファーーー!」

2022年で創刊40周年を迎えた、押しも押されぬモノ誌の決定版「モノ・マガジン」と、創刊23年目を迎えたピチピチの“新卒世代”「ゲットナビ」とのコラボ連載は第2回。世界的スポーツブランド・アディダスのゴルフライン、その名もアディダスゴルフのショールームを訪れました!

 

アディダスゴルフが扱う製品のカテゴリはウエア、シューズ、バッグ、アクセサリーなど。すなわち“クラブ以外”と多岐に渡りますが、今回はシューズのフラッグシップ「TOUR360」の最新世代に注目。なんでもアウトソールに画期的な機構を備えていて、いまゴルフ界で話題沸騰中だというのです。

↑アディダスゴルフの森 悠馬さん(右)と田中温子さん(左)にお話を伺った。幼少期からゴルフに親しんできた森さんはプレーヤーとしてもかなりの腕前だという

 

元ゴルフ雑誌編集者としてアディダスの着用歴は15年以上!

何を隠そう、私は週刊のゴルフ雑誌で編集者としてのキャリアをスタートさせた男であります。プロツアー担当として、シーズンに入ると北は北海道から南は沖縄まで、トーナメント取材のため全国各地の開催ゴルフ場を訪れていたあのころ。一日中コース内を歩き回っていた私の足は、いつもアディダスのゴルフシューズをまとっていました。

 

アディダスのシューズを選んだ理由は、オジサン臭くないデザインだからとか、信頼のブランドだからとかそんな感じでしたが、何だかんだ4年くらい愛用。もちろん自分がラウンドするときも履いていたので、マイファーストゴルフシューズとして非常に愛着のあるブランドなのです。私が初めてアディダスのゴルフシューズに足を通してから15年以上。圧倒的に進化を遂げた(当たり前か)最新のフラッグシップモデル「TOUR360 22」が登場しました!

↑アディダスゴルフ期待の新製品だけに、森さんのプレゼンもアツくなります。編集長2人は思わず引き込まれました

 

※モノ・マガジン前田編集長のレポートは記事の最後にリンクがあります!

 

二つの目で見ればピントが合う!

ゲットナビ×モノ・マガジンの「ヒット」スコープ
– Target 2.アディダス「TOUR360 22」-

↑3月10日に発売されたばかりの「TOUR360 22 BOA」(2万7500円/編集部調べ。以下同。BOAモデルは、ダイヤルを回してレースの締め付け具合を調整できることと、足を包み込むようなラップ構造が特徴。一般的なシューレースを採用した「TOUR360 22」(2万4200円)も発売中

 

「スパイク」と「スパイクレス」の違いとは?

まず簡単に説明しますと、ゴルフシューズは「スパイク(ソフトスパイク)」と「スパイクレス」の2タイプに大きく分けられます。「スパイク」はソールに樹脂製の鋲がいくつも埋め込まれていて、これが地面に刺さることでグリップ力を生み出し、ショットする際の安定性を確保してくれます。スパイクはそれなりにシューズ全体が硬く、鋲がソールから飛び出ていることで多少の突き上げ感があるため、長時間履いていると足への負担は大きいです。かつてスパイクは金属製でしたが、芝を傷めることなく生育を促すという観点から、現在は多くのコースで金属製スパイクの着用が禁止されています。

 

もう一方の「スパイクレス」は、文字通りスパイクのないゴルフシューズです。見た目は一般的なスニーカーに近く、ソールを滑りにくい素材や形状とすることでグリップ性を担保しています。スパイクに比べて足にかかる負担は小さいがスイングの仕方によっては安定性という点では劣ることがある……というのが筆者のゴルフ編集者時代の定説でしたが、最近ではスパイクレスの技術が大幅に進化により、試合で着用するプロも数多くいるとのことです。

↑硬いプラスチックの鋲が埋め込まれているスパイク(左)と、スニーカーに近い感覚で履けるスパイクレス(右)

 

ざっくりまとめると、地面に刺さることでブレにくいぶん足に負担がかかるのがスパイク、足裏がフラットで快適性が高いぶん、状況やゴルファーの振り方によっては安定性に欠けるのがスパイクレス。どちらも一長一短があり、そのデメリットを少しでも解消するために、アディダスゴルフほかのシューズメーカーは日々研究を重ねているというワケです。

↑アディダスゴルフのシューズは、「TOUR360」のほか、軽量でありながらアグレッシブに振れる安定性を高めたスパイクの「ZG21」、快適な履き心地と運動性能を追求したスパイクレスの「コードカオス」をラインナップ。このほか、タウンユースにも向く「レベルクロス」がリリースされました

 

画期的な機構を備えた“第3のゴルフシューズ”

と、前置きがたいそう長くなりました。長年に渡って繰り広げられてきたこのゴルフシューズ論争に新機軸を打ち立てるのが、アウトソールに新機構「スパイクモア」を採用した「TOUR360 22」なのです。

 

この「スパイクモア」、見た目は従来のスパイクに近いのですが、液状のTPU素材を型に流し込むダイレクトインジェクション製法による一体型構造を採用したのが特徴。接地する「タービン」が動きや用途に合わせて形状が変化することで、歩行時とスイング時の性能を自動的に差別化し、スパイクとスパイクレスのいいとこ取りを実現できるというのです。……って、つまりどーゆーことだってばよ? 元ゴルフ誌編集者の私も理解が追いつきません!

↑「TOUR360 22」の「スパイクモア」アウトソール。オレンジ色のタービンが取り付けられているように見えるが、実は青いソール部分と一体成型なのです

 

もう少し詳しく説明していきましょう。比較的柔らかいTPU素材を採用する接地部分のタービンは、歩行時にバネのように反応してクッションの役割を果たし、足への負担を軽減してくれます。よりアウトソールに負荷(体重)のかかるスイング時には、タービンがさらに広がって芝を巻き込むように噛むとともに、歩行時は接地しないタービン内部やソールの適所に設置された鋭い突起物が剥き出しになり地面に刺さることで、高いグリップ性能を発揮するのです。

 

ショールーム内で実際に履かせてもらいましたが、確かに接地の感触はふんわり。ラウンド時は、スタート前練習やランチ休憩も含めると8時間以上もスパイクを履きっぱなしということもザラですし、コース内はアスファルトで舗装されているところも多いので、途中で足裏が痛くなってくるんですよね。その点、このスパイクモアならストレスを感じにくそうです。

↑つまりはこーゆーこと!

 

アウトソール一体成型のメリットはもうひとつあります。それは、シューズのサイズに応じてタービンのサイズや位置を自由に調整できるという点。

 

従来スパイクの鋲は取り外し・交換が可能という利点はあるものの、取り付けるための台座が必要となり、この台座によって設置箇所のソールの柔軟性が著しく失われ、重量も取ってしまいます。これに加えて、シューズのサイズが30cmでも22cmでも同じ大きさ・規格の鋲を使うため、クリートとその台座が占有する面積がサイズによって異なり、各サイズで必ずしも最適な性能にならないというわけです。

 

台座などが一切ないスパイクモアなら、性能的に柔軟性を持たせたかったり構造的に従来クリートでは設置できなかったりする箇所でも配置が可能になり、スイング時と歩行時の両性能を高次元で両立し、追求するとスパイクモアに分があることは間違いありません。

 

スパイクモアだけじゃない! TOUR360 22の快適設計

「TOUR360 22」には、アウトソール以外にも見どころが満載です。元々はアディダスのバスケットボールシューズで使われていた「Feet You Wearラスト」をゴルフシューズとして初めて採用。これは人間の足の微妙なカーブや形状を忠実に再現したもので、シューズの適所にゆとりとホールド感のメリハリをもたらします。

 

また、BOAモデルは、包み込むようなラップ構造の新システム「360WRAP BOA」を搭載。スイング時のアッパーの膨張やブレを抑え、安定したパフォーマンスを快適に発揮できるのです。そして、BOAといえばやっぱりフィット感を微調節できるダイヤルと、ワイヤーのように強靭なレース。ゴルフは繊細なスポーツなのでショットやパットの際にシューズのフィーリングは結構気になりますし、ラウンド後半は足がむくんでしまうこともあるんですね。この快適さは、BOAモデルでこそ実感できるものでしょう。

↑BOAモデルを分解するとこんな感じ。包み込むような設計が特徴だ

 

↑ソールをさらに細かく分解。シューズと足をシームレスにフィットさせる「デュアルスタック・ミッドソール」や「360WRAP」により快適性を高めている
↑調節ダイヤルを側面に搭載。好みに合わせて細かくフィット感をコントロールでき、もちろんレースがゆるんだりほどけたりするストレスもない

 

そうこうしているうちに、季節は春。ゴルフシーズンが到来です。実はもう3年以上もラウンドから遠ざかっている私ですが、「TOUR360 222」でゴルフ欲を刺激されて、久々にコースへ出てみたくなりましたよ! 寒すぎず、暑すぎず、芝もイイ感じに育ってくるこのシーズンのラウンドは気持ち良いんですよね~。まあ、その日を気持ち良いまま終われるか、不快なものになるかは気候よりスコアに影響されるので、とりあえず練習しないとな……。

↑モノ・マガジンの前田賢紀編集長(右)はゴルフ未経験とのことですが、筆者(左)よりもはるかにゴルファーらしい風貌。いつか仲良くラウンドできる日が来るといいな

 

前田編集長のレポートはこちら→https://www.monomagazine.com/40888/

 

写真/鈴木謙介

甲子園のカクテル光線がLEDで超進化! 今季の虎を後押しする世界初の技術とは

日本最古の球場・阪神甲子園球場(以下、甲子園)。世界中に現存する球場のなかでも3番目に古い同球場は、1924年(大正13年)に誕生して以来、多くの野球人やファンから愛され続けてきた。世界に燦然と輝く「聖地」である。

もうすぐ100年を迎えるその長い歴史のなかで、甲子園は幾度もの改修を受けた末に、現在の形になっている。そして、2021年のオフシーズンにも、球場の歴史に残る大きな改修が行われた。4月5日に行われる阪神タイガースの甲子園初戦がもっと楽しみになる、そんな改修レポートをお届けしたい。

 

甲子園を照らし続けてきた2色の光

2021年のオフの改修ポイント、それは球場内を照らす照明だ。今回の改修の意図・内容は、甲子園の歴史と深く関わっているので、まずはそこから説明しよう。

 

甲子園にナイター用の照明設備が竣工したのは、戦後間もない1956年4月25日のこと。その当時から現在に至るまで、聖地のグラウンドをずっと照らし続けてきたのが、「カクテル光線」と呼ばれる独特の照明だった。

↑2016年に筆者が撮影した、甲子園のカクテル光線。よく見ると、照明の灯りのなかに、オレンジと白が混在していることがわかる

カクテル光線とは、オレンジと白、2色の光源を混ぜてつくられた照明を意味する。その照明が誕生したきっかけは、オレンジがかった光を発する白熱電球だけでは野球のナイターに必要な明るさを満たすには不十分だったことから、より明るい白色の光源・水銀灯を併置したことにはじまる。これにより、太陽の光のような温もりと、十分な明るさを兼ね備えた照明が実現したのだ。カクテル光線を導入したのは甲子園が初で、その後多くの球場、スポーツ施設へと普及していった。

 

しかし、よりエコで高性能なLED照明が登場したことで、カクテル光線の立場は厳しくなっていく。現在では、カクテル光線の温かみを感じられる場所は、ほとんど存在しない。そんな時勢にあって、甲子園はずっと、オレンジと白の光にこだわり続けてきた。球場がどれだけ変化しても、聖地のグラウンドを照らす光の色は、伝統の一部として守られている。1974年の改修で、光源の素材こそメタルハライド灯と高圧ナトリウム灯に変わったものの、オレンジと白の色味はそのままだ。

 

“カクテル光線なくして甲子園なし”。それが甲子園の歴史と伝統である。

 

2年の歳月をかけて開発した”カクテル光線LED”

2021年オフ、甲子園のカクテル光線がついにLED照明へと変わった。しかし、ほかの球場と同じようなLEDではない。これからの聖地を彩る照明は、2年の歳月をかけて独自開発された、世界初の”カクテル光線LED”だ。

↑新しくなった照明をグラウンド内から撮影。色味、明るさともに、従来のカクテル光線とほとんど変わらない印象を受けた。あくまで個人的な印象として、かつての照明より微妙に明るいようにも感じたが、改修が行われたという事実を知らされなければ、その違いにはまず気付かないだろう

 

↑今回の改修で、銀傘に設置されている照明もLEDに切り替えられた

 

甲子園に新規導入されたこのLED照明は、カクテル光線のオレンジと白の色味を極限まで再現している。しかし、LEDは単色で使用するのが一般的であり、2色のLED照明を併置する、ましてやカクテル光線を再現するという試みは前例のないものだった。

 

2年という長い開発期間は、その難問を解決するために試行錯誤を繰り返した証だ。この照明の開発を担当したパナソニックの技術者・岩崎浩暁さんによれば、色温度2050ケルビン・5700ケルビンの照明を2つを組み合わせることで、カクテル光線の色を再現するという課題を達成したという。

↑新たに設置された照明のサンプルを間近で撮影。色温度は、オレンジのほうが2050ケルビン、白いほうは5700ケルビンに調整されている

 

LEDが生む、新たな甲子園名物とは

球場照明をLED化するメリットは、大きく分けて2つある。まずひとつは、CO2排出量の削減だ。甲子園の例では、照明の完全LED化により、CO2排出量を従来比で約60%も抑えることに成功した。甲子園では、球場が100歳の誕生日を迎える2024年8月1日を控え、「KOSHIEN “eco” Challenge」と題した、環境にやさしい次の100年に渡っても愛されるスタジアムをつくるプロジェクトを進めている。

 

LED化によるもうひとつのメリット、それは、甲子園独自の演出を導入できたことだ。タイガースのチャンス・得点・ホームランや、コロナ禍以前はジェット風船が舞っていたラッキーセブンの盛り上げ、試合後に流れる勝利の六甲おろし……ファンの興奮が高まる多くのシーンで、ほかの球場では見ることのできない光景が出現する。

↑写真左下の照明塔に、タイガースのTHマークが浮かび上がっている様子。このような演出が多くのシーンに導入されている

 

↑周囲が暗くなった状態で、THマークを再び撮影。この写真は露出を抑えているので暗く見えるが、肉眼では断然明るく見える


↑ラッキーセブンと、勝利後の六甲おろしの演出を通しで動画撮影。勝利の余韻を堪能できる六甲おろしフルバージョンは、やはり格別だ

 

これらの演出は、LEDの導入無くしては到底不可能なものだ。従来の照明では、一度照明を消してから再度点灯するのに10分以上の時間を要するうえ、照明器具1基1基を個別制御することはできなかった。一方で、LEDは瞬時の滅点灯が可能で、球場全体で756基も設置されている照明のひとつひとつを個別に制御できる。

↑バックスクリーンを虎が疾走。それと同時に、照明にも虎が走る様子が映し出される


↑虎が走る演出を動画に収めた。バックスクリーンと照明の連動性がよく分かる

 

甲子園スタッフの赤楚勝司さんによれば、これらの演出が導入された背景には、コロナ禍による影響もあったという。あの忌まわしいウイルスが流行してからというもの、球場の名物であったジェット風船は感染防止のため禁止になり、声を出しての応援すらもできなくなってしまった。大声で六甲おろしを歌えるあの興奮は、なかなか帰ってきそうにない。

 

そんな苦境の時代でも、「どうにかしてファンを楽しませたい」という思いから開発されたのが、LED照明による目新しい演出だった。今回の試みは、コロナ禍の制限のなかで模索された、ファンサービスの新たな形でもある。

↑かつてのラッキーセブンでは、タイガースの攻撃前に無数のジェット風船が聖地の空を舞っていた(写真は2017年、筆者撮影)

 

新たな照明を背に躍動する、阪神の選手たちの様子が頭に浮かぶ

ここまで記事を読んでくださった方はお気付きかもしれないが、筆者は何を隠そう、20年来の阪神ファンである。タイガースの優勝・日本一を祈り続けている身としては、照明が切り替わったことによる選手への影響が気になるところだ。

 

それについて赤楚さんに伺ってみると、3月4日のナイター練習でチームへの確認、微調整が行われた際の話を教えてくれた。新しい照明は選手に好評で、「以前より守りやすい」という声もあったという。ここ数年のタイガースは守備を大きな課題としているが、”新しいカクテル光線”は、チームの背中を強く押してくれることだろう。

↑照明の取材の前には、デイゲームのオープン戦、阪神×広島戦を観戦。快く勝利……といきたいところだったが、試合は引き分けに終わった

 

今回の取材では、照明演出のデモンストレーションとして、勝利の六甲おろしを聞いた。今シーズン、あれが幾度となく球場にこだますれば、必然と阪神の優勝は近づいてくる。秋には、”湧き立つ大地に輝る”かの如く、この照明に照らされた矢野監督が宙を舞う姿が見れることを信じたい。

F1レジェンド、マンセルが「セナ・タクシー」などの伝説を生んだ最強コレクションを放出!!

1980年代後半から1994年まで、F1は日本でも社会現象ともいえるほどのブームとなった。そのなかでも、初期のブームを牽引したのが、アラン・プロスト、ネルソン・ピケ、アイルトン・セナ、そして“大英帝国の愛すべき息子”と呼ばれたナイジェル・マンセルだった。

 

そのマンセルが、自身のコレクションを世界最古の国際競売会社、サザビーズに提供。5月14日から開催されるモナコオークションで「ナイジェル・マンセル・コレクション」として出品される。

 

 

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計5台の希少なコレクションの1台が、1989年のフェラーリ640。セミオートマチックトランスミッションを初めて実戦に投入したマシンで、マンセルは初戦のブラジルGPでマクラーレン・ホンダのプロストを抑えて優勝を飾った。さらに第10戦のハンガリーGPでは、予選12位から猛然と追い上げ、マクラーレンのセナをファステストラップでオーバーテイクしシリーズ2勝目をマーク。この伝説的な一台は推定落札価格250万~500万ユーロ(約3億2000万~6億4000万円)と見られている。

 

そして、1991年のドライバーズランキング2位を飾った「レッド5」ウィリアムズ・ルノーFW14だ。

 

 

第7戦のフランスGPから3連勝を飾ったマンセル。第8戦、マンセルの地元イギリスGPでは独走で優勝すると、ウイニングラップの途中、そこまで2位だったセナがファイナルラップでガス欠。コース脇にたたずむセナの近くにマンセルはマシン停車し、セナをサイドポンツーンに乗せてウイニングランを続けたのだ。

 

「セナ・タクシー」と呼ばれたこのシーンはF1ファンの間でも伝説となっている。そして、1991年シーズン終了後、ウィリアムズはマンセルの成功を称えてこのFW14-5を贈った。ルノーのV型10気筒エンジンはシーズン終了後にルノーに移管されたため、オリジナルそのものではないが、落札価格は150万~300万ユーロ(約1億9000万~3億8000万円)となっている。

 

 

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この他にも、マンセルにまつわる希少車3台が含まれるが、フェラーリ640とウィリアムズFW14は、それらの時代のF1を象徴する重要なマシンだけに、一体いくらで、誰が落札するのか、その動向が大いに気になるところだ。

「白い巨人」レアル・マドリーがクラシコで「漆黒ユニ」を着用!? デザイナーはあの日本人

日本時間3月21日、全世界のサッカーファンが注目する伝統の一戦「エル・クラシコ」がレアル・マドリードの本拠地で行われ、ラ・リーガ3位のバルセロナが首位のレアルに4対0で勝利した。

 

 

ここ5試合のクラシコでレアルは全勝だっただけに、この結果は予想外だったが、ゲームを見て驚いたのが、「白い巨人」と呼ばれるレアルが通常の白のユニフォームではなかったことだ。

 

 

 

このユニフォームは、レアルのクラブ創立120周年、そして、クラブのサプライヤーであるアディダスと、日本を代表する世界的デザイナー山本耀司が共同で展開するブランド「Y-3」の創立20周年を記念したコレクションの一環。クラシコ開催の3日前にクラブのSNSで発表されると、大きな話題となっていた。

 

 

Y-3とレアルのコラボレーションは今回が初めてではない。今回はフォースユニフォームだが、2014-15シーズンにはサードユニフォームのデザインに採用されていた。

 

また、クラシコで対戦したバルサも通常のブラウグラナ(青とえんじ)ユニフォームではなく、スペインのカタルーニャ国旗カラーである黄色に赤のラインが入ったセニェラを着用した。

 

 

レアルのこの特別ユニフォームは、3月23日に行われる女子チャンピオンシップリーグ(WCL)の準々決勝でもバルセロナとの一戦で女子チームの着用が予定されている。

シューズ、ウェアとバリエーションの拡がりを感じた! On 2022S/S展示会レポート

国内のランニングブームも重なり、流星の如く現れ、瞬く間に市民権を得たパフォーマンスブランド「On(オン)」。“ランニングの世界を変える”という理念のもと、2010年にスイスで生まれ、今では60か国以上で700万人以上のランナーに愛用されています。

 

今回は「雲の上の走り」と呼ばれるほどの快適な履き心地を提供してくれるOnの最新作を紹介。2022年春夏シーズンのバリエーションに富んだラインナップをじっくりとお楽しみください。

 

【その1】クッション性を向上させた新ミッドソール

Cloud 5

1万5180円(税込)

ブランドの代表的なモデルである「Cloud(クラウド)」のアップデートモデルとしてリリースされた「Cloud 5(クラウド ファイブ)」。本モデルは、前作よりもミッドソールに厚みを持たせることでクッション性やサポート性をアップ。また、つま先周りを広げることで、より快適に着脱できるデザインを採用しています。アッパーに使われているポリエステルの92%以上、シューズ全体の44%以上にリサイクル素材を採用したサスティナブル思考な点も時代にマッチします。

 

↑Onを象徴するソールテクノロジー「クラウドテック(CloudTec(R))」も健在。その他にも、アッパーのミニマルなデザインや、着脱をスムーズにするスピードレーシングシステムがしっかりと継承されています

 

【その2】完全防水、防風素材を使用したタフなモデル

Cloud 5 Waterproof

1万7380円(税込)

こちらのモデルは先ほど紹介したCloud 5の機能性をそのままに、アッパーを完全防水と防風素材にアレンジした「Cloud 5 Waterproof(クラウド ファイブ ウォータープルーフ)」。天候に左右されず、快適な履き心地を提供してくれる機能的なモデルへと昇華しました。突然の豪雨などによる浸水はもちろんのこと、防風機能も兼ね備えているので冷気の侵入も防いでくれるというのも嬉しいポイント。

 

↑雨の日の着用を想定して、暗い状況でも周囲から目立つよう、ロゴやサイドの設けられたラインなど、各所で反射材を採用。これにより視認性を高めてくれるので、夜間のランニングにもオススメです

 

【その3】トレイルランを意識した入門モデル

Cloudvista

1万5180円(税込)

続いてピックアップしたのは「Cloudvista(クラウドビスタ)」。こちらはトレイルランでの使用を目的としたモデルで、まず高い反発性を備えながら軽量かつ、耐久性と温度変化耐性に優れたスーパーフォーム「Helion(R) (ヘリオン)スーパーフォーム」を採用。Onの独自の素材で、シューズのレベルを一段階上に引き上げてくれます。その機能性に同調するようにメッシュのアッパーは透湿性に優れ、見た目的にもアウトドア感を演出。Onの持つ機能性を見事にトレイルランに落とし込んでいます。

 

↑アウトソールには「Missiongrip(ミッショングリップ)」。雲の上を走るような感覚は残しつつも、粘着力のある多様なグリップパターンを使い、悪路でもしっかりと踏み込むことができるタフさを実現

 

【その4】シューズだけでなく、豊富なランニングウェアも要注目

Onはシューズのイメージを抱く人が多いかもしれませんが、ここ数年はウェアにも注力しているんです。その中でも、ランニングウェアのRun Lightシリーズはさらに充実したラインナップを展開していました。

Zero Jacket

1万7380円(税込)

こちらのジャケットは春夏シーズンらしい透け感のあるデザインを助長するように、重さも61gという軽量性を誇っています。加えて、撥水コーティングを施した防風仕様かつ、脇の下のベンチレーションが通気性を保ち、汗をかいても内部は常にドライな状態をキープ。コンパクトに畳めるので、シティランはもちろんのこと、トレイルランやジムワークにもオススメしたい1着となっています。

 

Weather  Jacket

2万6400円(税込)

続いて、この「Weather Jacket」も軽量性が魅力の1品。撥水、防風効果と通気性を両立させた日本製の素材を使い、破れにくいのも特徴。また、ポケットのジッパーは防水仕様や、ジャケット全体を折りたたんで胸ポケットに収められるパッカブル構造など、ディテールでも機能性の高さをアピールしています。

 

Perfomance-T

8800円(税込)

もちろんSSシーズンということもあってTシャツなどの機能性カットソーも充実。吸汗速乾性はもちろんのこと、長く愛用できるように耐久性や夏場での着用を想定した通気性や透湿性など、Onが培ってきたテクノロジーを散りばめています。また、シームレスになっているので着ていることさえ忘れてしまいそうなライトな着心地も魅力の1つです。

 

Hybrid Shorts

1万1000円(税込)

最後に紹介するのはインナータイツとアウターのショートパンツが一体化した超軽量ショーツ。こちらは2in1なアイテムで別々での着用も可能で、ショートパンツにはちょうどいいサイズ感の使いやすいポケット、インナータイツにもスマートフォンや貴重品を収納できる隠しポケットなど、利便性を追求。快適な履き心地でランニングをしっかりとサポートしてくれます。

 

世界で2店舗目となるフラッグシップショップもオープン!

ここまでは紹介してきましたOnの2022年春夏シーズンの新作アイテム群。代表的なモデルのアップデートバージョンやトレラン入門モデル、ウェア類などを紹介してきましたが、これはフルラインナップの中のごく一部。話題性十分なコラボアイテムや、シティライクなウェアなど多彩なコレクションが続々とリリースされていきます。

 

そして、Onの世界で2店舗目となるフラッグシップショップが原宿のキャットストリートに4月8日オープン予定。コレクションを手に取り、実際に着用して体感できますので、こちらの動向チェックもお忘れなく。

 

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

東京ヤクルトが医療従事者へ感謝のチャリティーオークションを開催。山田哲人のバットはすでに40万円超え!

東京ヤクルトスワローズが3月12日20時からチャリティーオークションをスタート。3月21日の22時で入札は締め切りとなるが、開始から2日目の3月14日時点で、既に40万円を超えているものも。

 

 

このチャリティーオークションは、新型コロナウイルス感染症対策に取り組む医療従事者への感謝の思いが込められており、オークションの売り上げは、東京都の医療従事者への支援を目的として「東京都福祉保健課」へ寄付される。

 

東京ヤクルトも昨年1月に村上宗隆が自主トレ先で感染し、青木宣親をはじめ5選手が濃厚接触者に。シーズン開幕直後にも西田明央と球団スタッフが陽性判定を受け、山田哲人ら5選手が濃厚接触者の疑いがあるとして登録抹消。そうした際に選手やチームのために尽くしてくれた、医療従事者への感謝の気持ちから開催されたという。

 

出品されているのは、村上や山田のほか、奥川恭伸、小川泰弘ら8人の、選手直筆サイン入り実使用アイテム14点。

 

 

なかでも注目されているのが、山田の実使用・直筆サイン入りバット。5000円からスタートすると、2日で入札は80件を超え、価格も40万円をオーバーしている。

 

 

クライマックスシリーズ、シリーズ史上最年少でMVPを獲得した奥川は、投手では珍しく使用済みバットを出品。そのバットも12万円まで価格は上がっている。また、昨季のセ・リーグMVP村上は実使用スパイク、チームの新たな選手会長となった小川はパーカー、スパイク、グランドコート、キャップなど多数出品している。

 

変わり種は、マスコットのつば九郎が出品した実使用・直筆サイン入りのおもちゃマイク。つばみの実使用・直筆サイン入りの手書き応援旗もあり、それぞれ、名前にちなんで2896円と283円の開始価格でオークションをスタートした。

 

 

2年連続最下位から、昨年は20年ぶり6度目の日本一に輝いた東京ヤクルト。今季は2連覇を狙うチームにとって、ファンの力は欠かせない。今回、選手とチーム、そしてファンが力を合わせてどこまで売上金を集めることができるかも気になるところだ。

BOAタイプ、ニューバランスゴルフ「UGB2500 O」の履き心地は高級ホテルのベッドのよう!

GetNavi webではニューバランス関連のニュースやレビューを多々扱っていますが、今回ぜひとも取り上げたいのがゴルフシューズ。

 

というのも、昨年には同ブランドを象徴する一足である「1300」からインスパイアされた「MG1300JP」が登場。また、ランニングシューズではお馴染みの素材「フレッシュフォーム」を搭載しているなど、ニューバランスのライフスタイル商品やランニング商品と地続きで語れる部分がたっぷりあるからです。

 

コロナ禍によってゴルフの魅力が再定義され、ゴルフ熱も高まっています。ゴルフには広い場所で身体を動かしながら一緒にプレイする人とじっくりとコミュニケーションが取れるという特性を持つので、新しい生活スタイルとして単に趣味で行うスポーツ以上の価値があるアクティビティになっています。

 

さて、今回紹介するのは、「UG2500」から派生してダイヤル式を実現した「UGB2500 O」というモデル。本商品は、ディテールを見ていくほどにニューバランスらしさを表現した一足となっており、ゴルフプレーヤーはもちろん、これからゴルフを日々の生活に採り入れたいと思っている人には避けて通れないプロダクトなのです。

 

【ニューバランスゴルフ「UGB2500 O」の写真を先見せ(画像をタップすると拡大表示されます)】

 

 

「UGB2500 O」はいいとこ採り系

↑ニューバランス「FRESH FOAM UGB2500 O」(WHITE/ORAGE) オープン価格(編集部予想実売価格: 2万8600円(税込))

 

ニューバランスの「UG2500」は同社のゴルフシューズのフラッグシップであり、東京オリンピック女子ゴルフ競技で銀メダルを獲得し、2020-21シーズンの賞金女王にも輝いた稲見萌寧選手が愛用しているモデルでもあります。

 

しかし2500シリーズはプロモデルのため、これまで紐タイプしかありませんでした。この紐タイプというのがポイント。

 

というのも、プロゴルファーとアマチュアゴルファーはシューズの選び方が分かれます。プロゴルファーは毎週木曜日から日曜日まで試合で4日間着用し、月曜日から水曜日も練習ラウンドやプロアマ大会でコースを歩くのでフィット感を重視。足の形やコンディションによって締め方を自由に調節できる紐タイプを好む選手が多数派です。

 

一方で、アマチュアゴルファーは1週間に6~7日もコースを歩く人はほとんどいませんから、着脱がスムーズで紐がほどけるわずらわしさがないダイヤル式が圧倒的に好まれています。ダイヤル式というのは、シューズ側面などに搭載されたダイヤルでシューズのフィット感を調整できるもの。ゴルフショップでの販売足数も7~8割がダイヤル式になっています。

 

履き心地の紐タイプと、着脱のスムーズさのダイヤルタイプーーそう、プロゴルファーが好む履き心地をダイヤル式で実現したのが「UGB2500 O」というわけです。

 

BOAが目指すのはパフォーマンスフィットソリューション

↑BOAテクノロジー社のBOAフィットシステム

 

というわけで、「UGB2500 O」の要となるダイヤル式の構造について説明。同商品にはBOAテクノロジー社のBOAフィットシステムが搭載されています。

 

回り道にはなるのですが、ダイヤル式を巡る変遷を知ることでより理解が深まり、「UGB2500 O」のこだわりがわかるため、少し手前から解説していきます。

 

そもそも、ダイヤル式ゴルフシューズが誕生したのは2006年。着脱の煩わしさから解放されるということで、多くのアマチュアゴルファーが魅力を感じ、ダイヤル式に履き替えた、という過去があります。

 

BOAが多くのゴルファーに受け入れられたのは脱ぎ履きのしやすさ、細かな調節のしやすさでしたが、BOAテクノロジー社が目指したのはさらにその上、各シューズメーカーがシューズに落とし込んだ性能をより引き出すためのフィットソリューションでした。

 

同社の研究施設内ではさまざまな運動をシミュレートした生体力学的研究を行っており、その結果、足を包み込むような形状のアッパーをBOAフィットシステムでフィット制御する構造が、左右のすばやい切り返しなど主要な動作においてパフォーマンスを向上させることを証明しました。それが「パフォームフィットラップ」と呼ばれる構造です。ニューバランスのハイパフォーマンスモデルである「UGB2500 O」もこの構造に着目し、BOAとの共同開発によって「Wing Wrap POWERED BY THE BOA FIT SYSTEM」を採用しているのです。

↑ユーザーの好みで、足を包み込むパネル形状のアッパーのフィット感を調節できます。これが履き心地の良さの秘密

 

ちなみに筆者はパフォームフィットラップ構造が採用される以前のモデル「MG1001v2」を愛用しており、それで十分に満足しているのですが、「UGB2500 O」を履いてみたら違いがよくわかりました。従来の構造でも足をしっかりホールドしてくれるのですが、パフォームフィットラップ構造のほうが履き心地が柔らかく、動きも滑らかです。プロゴルファーが愛用するモデルはこれほどまで繊細な動きができるのかと驚きました。

 

ニューバランスの企業DNAである「フィット感」を、ゴルフに最適化した形で実現。日常生活ともランニングとも違うフィールドで、ニューバランスの快適さが表現されている点において「UGB2500 O」の素晴らしさが際立ちます。

 

BOAフィットシステム自体ももっと深堀っていきます

「UGB2500 O」の要となるBOAフィットシステムはまだまだ語りたいところがあるので、どんどん深掘りしていきます。

 

同機構を開発・製造するBOA Technology Inc.は、アメリカ・コロラド州デンバーに本社がある企業。パフォーマンス向上を目的としたフィットソリューションを提供するBOAフィットシステムは、スノースポーツ、サイクリング、ハイキング/トレッキング、ゴルフ、ランニング、コートスポーツ、ワークウェア、メディカルブレース、義肢装具などの製品に採用されているんですね。

 

そのBOAフィットシステムのダイヤルプラットフォームも、今回「IP1」から「Li2」に進化しています。「Li2」の特徴は薄くてコンパクトな形状と滑らかな操作性。締める方向だけでなく緩める方向にも微調節ができるので、素早く精密なフィットが可能になりました。

↑BOAフィットシステムの新しいダイヤルプラットフォーム「Li2」を搭載。従来の「IP1」と比べて薄くてコンパクトになり、耐衝撃性や耐摩耗性が向上しています

 

従来のダイヤル式ゴルフシューズだと「少しキツく締め過ぎたな」と感じたとき、いったん緩めてから締め直さないといけないのがやや難点でした。しかし「Li2」は緩める方向にも回すことができますから、一段階緩めるだけで好みの締まり具合に調節できます。

↑「Li2」は締める方向だけでなく緩める方向にも回転するので、よりフィット感のある微調整が可能

 

また、「Li2」は過去製品よりも耐衝撃性、耐摩耗性、泥や砂塵などへの防汚性能が向上しているとのこと。「IP1」搭載モデルですと乗用カートの乗り降りの際にダイヤルがぶつかり、その拍子にワイヤーが緩んでしまうことがたまにありますが、「Li2」はその点も解消されているのではないかと感じました。

 

「UGB2500 O」の細部をチェック!

パフォームフィットラップ構造やBOAフィットシステムなど、外側から見た特徴をこれまで取り上げてきましたが、「UGB2500 O」の最大の特徴は履き心地の良さです。これはシューズの中に足を入れればすぐに分かります。足全体がすごく柔らかく包み込まれているような感じで、ゴルフシューズでは今までに味わったことがない感触です。以前どこかで味わったことがあるような気がして記憶をさかのぼったところ、海外の高級リゾートコースを取材で訪れた際、コースに併設するホテルのベッドの中に足を滑り込ませたときと同じ感触でした。それほどのラグジュアリー感があります。

 

柔らかな履き心地を実現しているのはラスト(足型)に秘密があります。ニューバランスのラストには代表的な2種類があります。SL-1とSL-2です。SL-1はほっそりした形で、自然な履き心地が特徴。SL-2は全体的に幅が広く、ゆったりした履き心地が特徴です。ニューバランスの基本の形はSL-1ですが、日本人の足に合うのはSL-2だと言われています。

↑日本人に適していると言われるゆったりした履き心地のラスト(足型)SL-2をゴルフパフォーマンス向けに日本で改良しています

 

「UGB2500 O」はSL-2をゴルフパフォーマンス向けに日本で改良しています。本来の良さであるBALL GIRTH(親指の付け根から小指の付け根までを取り巻く長さ)周辺のゆとりはキープしつつ、踵を締めて前足部を少し上げることでフィット性を向上させています。

↑外付けの「CRカウンター」で踵をしっかりホールドし、横ブレを抑制してくれます

 

そしてシューズ内部の履き心地を最高の感触にするため、インソール、ミッドソール、アウトソールのすべてにおいて最新の素材とテクノロジーを投入しています。

↑ミッドソールはニューバランス独自の軽量素材「FRESH FOAM X(フレッシュフォームエックス)」が搭載されています

 

↑インソールには防滑性に優れたメッシュカバー「infiniGRIP(インフィニティグリップ)」を使用。繊維自体が持つグリップ力で、スイング中もシューズ内での足の滑りを軽減してくれます

 

↑ソフトスパイクはスイングの力点となる母指球、子指球、踵骨を囲むように配置されており、踏ん張りが効きます。TPU PLATE(赤いプレート)は中足部のねじれを抑制するために封入されています

 

靴紐でなく、ダイヤルを回して締める・緩める!

ゴルフシューズの一般的なイメージとして、紐タイプのほうがソフトなホールド感で、ダイヤル式はハードという印象を持っているゴルファーは多いと思います。しかし、「UGB2500 O」は紐タイプのソフトな締まり具合をダイヤル式で完全に再現しているように感じました。今回は残念ながらシューズを着用してプレーすることはできなかったのですが、この履き心地で18ホールを歩いたら疲労の感じ方が大きく変わるかもしれません。

 

乗用カートの普及によって、アマチュアゴルファーが18ホールをすべて歩いてプレーする機会は少なくなりました。しかし、ラクをしているせいでラウンド終盤に足の踏ん張りが効かなくなり、目標スコアにわずかに届かなかったという経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。「UGB2500 O」であれば歩行とスイングに抜群の安定感がありますから、最終ホールまで高いパフォーマンスを持続し、スコアアップが狙えそうです。

 

カラーバリエーションはWHITE/ORAGE一色のみですが、ゴルフ5限定でWHITE/GREENも販売されています。オレンジよりもグリーンが好みという人はゴルフ5で探し求めてください。

↑ニューバランス「FRESH FOAM UGB2500 G」(WHITE/GREEN) オープン価格(編集部予想実売価格: 2万8600円(税込))※ゴルフ5限定カラー

 

 

撮影/大田浩樹

 

ベッカムジュニアとの2ショット画像が反響。メッシが選んだ超高級セットアップはあのブランド!

元イングランド代表MFデイビッド・ベッカムの次男、19歳のロメオ・ベッカムが自身のインスタグラムで投稿したスーパースターとの2ショット画像が話題になっている。

 

 

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ROMEO(@romeobeckham)がシェアした投稿

 

父のデイビッドがオーナーを務める、アメリカMLSのインテル・マイアミに所属するロメオは、両親とともに、パリで開かれているパリ・ファッション・ウィークに参加した。フランス訪問時に、フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)に籍を置くブラジル代表FWネイマール、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、そしてフランス代表FWキリアン・ムバッペと、それぞれツーショットの画像を投稿。なかでもメッシとの2ショットが注目を浴びている。

 

メッシの上下赤のスウェットには、ヒョウ柄だけでなく上下ともにヒョウの顔も堂々とプリントされている。インパクト抜群のファッションには海外のメディアも反応。SNSでも拡散され、多くのファンからの声が寄せられた。

 

このセットアップは、イタリアを代表する高級ファッションブランド、ドルチェ&ガッバーナのもので、公式サイトで確認するとスウェットが17万5000円、パンツは14万3000円。上下で20万円を超えている。

 

メッシの私服が話題になったのは今回が初めてではない。バルセロナ時代にも公式ツイッターで投稿され動画で話題になったのが、王冠柄スウェット。

 

 

これもドルチェ&ガッバーナのアイテムだが、同ブランドをあまり知らない人にちょっとした蘊蓄を。

 

1985年、イタリア人デザイナーのドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナによって設立され、1990年代にはマドンナの衣装提供を開始。さらに、2000年代に入るとACミランのユニフォームデザインを手掛けるなどサッカー界にも進出。当時、ミランに加入した本田圭佑もドルチェ&ガッバーナのスーツを着用していた。

 

メッシも当時、史上最高のサッカー選手として全盛期を迎え、2012年の自身4度目のバロンドール授賞式でも、同ブランドのスーツを着用している。

 

 

スポンサー契約を結ぶと、2013年6月にはドルチェ&ガッバーナからメッシの写真集も発売されるなど、以来、メッシは公私にわたって同ブランドのアイテムを着用することが多くなった。

 

斬新なデザインがお気に入りのメッシ。今度はどんな着こなしを見せてくれるのか、彼の私服からも目が離せない。

さらに軽〜くなったHOKAのトレラン最新モデル「スピードゴート 5」がドロップ!

HOKAでは、人気のトレイルランニングシューズを軽さとグリップ力をアップグレードした最新モデル「SPEEDGOAT 5(スピードゴート 5)」を、3月15日から発売します。販売はHOKA公式サイトおよび全国の取扱店舗です。

 

さらに軽く、グリップ力も向上!

アウトソールからシューレースに至るまで一新されたトレイルのビースト、スピードゴート 5は、柔らかい土の上でも優れたグリップ力を発揮するトラクションラグを備え、5mmの溝を刻んだLitebase構造のVibram(R) Megagripでアップデートされています。前モデルのスタックハイトとロッカープロファイルを継承したスピードゴート 5は、より軽いミッドソール素材、リサイクル素材でより厚みのあるダブルレイヤーのエンジニアード・ジャカードメッシュを採用しています。メンズ用は2色ラインナップ。

↑Blue Coral/Evening Primrose、2万900円(税込)

 

↑Fiesta/Radiant Yellow、2万900円(税込)

 

また、3月15日〜4月15日の期間、InstagramまたはTwitterに画像や動画を投稿すると、抽選で合計4名に「スピードゴート 5」が当たる『「#スピードゴート5」キャンペーン』を開催します。

 

 

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「ZERO HALLIBURTON(ゼロハリバートン)」、ブランド初のGOLF Collectionが登場

米国発トータルラゲージブランド「ZERO HALLIBURTON(ゼロハリバートン)」は、ブランド初のGOLF Collectionを、直営店および公式サイトと一部百貨店・専門店にて3月18日より発売します。

 

ラゲージブランドならではの豊富なバッグのラインナップはもちろんのこと、アパレルからグローブやボールといった小物類まで展開します。これまで高い技術力とデザインで人々の移動をサポートしてきた開拓者精神を継承し、洗練された大人へ送るGOLF Collectionとなっています。

↑シューズ以外をトータルでコーディネートできる充実の商品ラインナップ

 

注目の「スタンド式キャディバッグ」は本体素材にコーデュラナイロン1000デニールを使用し、耐久性・ 撥水性に優れる。ブランドの象徴であるダブルリブデザインフを丁寧な刺繍で表現。ボストンバッグやシューズケースなども取り揃えた同素材のバッグシリーズと合わせて使うことによりトータルコーディネートも可能です。カラーはブラック無地、ブラックカモ、ネイビーカモの3色。

↑「スタンド式キャディバッグ」6万6000円(税込)

 

撥水性とストレッチ性に優れる「SOLOTEX(R)」素材を使用した「ライトウェイトジャケット」。裾が柔らかくラウンドしていて、アドレス時も美しいシルエットを保ちます。タイトなシルエットで快適にプレーできるのはもちろん、街でも使えます。セットアップの九分丈パンツとのコーディネートもおすすめです。カラーはブラック、ネイビー、ブラウンカーキの3色。

↑「ライトウェイトジャケット」2万7500円(税込)

 

↑セットアップの九分丈パンツ 1万9800円(税込)

 

↑バッグもラインナップ。写真はモノグラム柄バッグ

 

 

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