実用化が待ち遠しい!シャープのウェアラブルデバイス「AIスマートリンク」

シャープは、生成AIとの自然なコミュニケーションが叶うウェアラブルデバイス「AIスマートリンク」を、京都芸術大学と共同で開発しました。2025年度の実用化を目指すとのこと。

 

記事のポイント

AIの開発と普及が進む一方、それをより良く、気軽に使いこなすための端末の進化も待たれます。
「ながら」行動が少なくない現代人にとって、首にかけるだけで良く、両手が空き、かつ音声だけで自然にAIとやりとりできるアイテムは、頼もしいサポート役になりそうですね。

 

本ウェアラブルデバイスには、同社が開発中のエッジAI技術「CE-LLM」(Communication Edge-LLM)を搭載。問いかけに対し、高速な応答が期待できるエッジAIか、Chat GPTなどの豊富な情報が得られるクラウドAIのどちらで対応するかをすぐ判断し処理することで、スムーズで自然な会話のやりとりを実現させるといいます。

 

首にかけるだけでよく、約100gと軽量なので、長時間ハンズフリーで快適に使える点も魅力。パソコンやスマートフォンなどの端末画面を見つつAIを使いたい時や、調理時など両手がふさがっている場合に便利ですね。

 

質問や指示に対し、同品は内蔵したマイクとカメラでユーザーの周囲環境を把握した上で、音声で応答してくれます。例えば、自転車に乗っている時にナビゲートを頼めば、目的地までAIが音声で案内。画面を見る必要がなく、「ながらスマホ」抑制にもつながります。

 

シャープは、今月から京都芸術大学と実証実験を進めるほか、Fairy DevicesおよびNECと、AIスマートリンクを含む、次世代ハンズフリー型AIデバイスの共同開発に向けた協議も開始しています。

プラスチック製「Apple Watch SE」、開発は進行中!

アップルが次期「Apple Watch SE」向けにプラスチック素材の開発を進めていると、米ブルームバーグが報じています。

↑廉価なプラスチック製は実現するか?

 

廉価モデルに位置付けられるApple Watch  SEでは、第1世代と第2世代の両モデルでアルミニウム素材が採用されました。一方、「Apple Watch Ultra」シリーズや「Apple Watch 10」シリーズでは、新たにチタンが本体ケースの素材として採用されています。

 

プラスチック製の次期Apple Watch SEが開発中という噂は、以前にもブルームバーグが報じていました。今回の報道によれば、プラスチック製の次期Apple Watch SEは「コストと品質の課題」に直面しているものの、プロジェクトはまだ進行しているとのこと。

 

2013年に発売された廉価モデルの「iPhone 5c」では、本体ケースにカラフルなプラスチックが採用されたことがありました。しかし、このiPhone 5cは本体が傷つきやすく、意外と重量が重く、他社スマホと比べると廉価でもなかったため、好評を得ることはできませんでした。

 

現行モデルのApple Watch SEはチップに「S8 SiP」を搭載していますが、次期Apple Watch SEでは「S9 SiP」や「S10 SiP」といった新チップの搭載が予想されています。本体ケースにプラスチックを採用することで、どれだけの値下げが可能になるのか注目したいところです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

「iPhone 16 Pro」シリーズ、5G通信速度が最大26%アップ!

アップルの「iPhone 16 Pro/Pro Max」では、5G通信の速度が最大26%も上がっていると、インターネット速度を計測しているSpeedSmartが報告しています。

↑あっという間にダウンロード(画像はiPhone 15 Pro)

 

SpeedSmartによれば、米国の3大通信事業者(ベライゾン、AT&T、Tモバイル)においてiPhone 16 Pro/Pro Maxの5Gダウンロード速度が、平均23.7%向上したとのこと。ベライゾンのユーザーの場合、ダウンロード速度が26.4%向上したそうです。さらに、iPhone 16 Pro/Pro Maxでは5Gでのアップロード速度も大幅に向上し、三つのキャリア全体で平均22.1%向上したと報告しています。

 

海外メディアのMacRumorsによれば、iPhone 16 Pro/Pro Maxにはクアルコムの新型モデムチップ「Snapdragon X75」が搭載されており、5Gの通信速度が向上したとのこと。標準モデルの「iPhone 16/16 Plus」には、以前と同じ「Snapdragon X70」が搭載されているそうです。

 

iPhone 16シリーズでは5Gの通信速度の向上だけでなく、新たな通信規格「Wi-Fi 7」もサポートされています。これにより、iPhone 16は屋外でも屋内でも、快適な通信が利用できそうです。

 

Source: SpeedSmart via MacRumors

「iPhone 16」シリーズの有線充電、最大45Wにアップしていた!

先日、アップルから発表された「iPhone 16」シリーズの全モデルが、最大45Wの有線による急速充電に対応していると、リークアカウントのShrimpAppleProが報告しています。

↑もっと速くチャージ(画像提供/アップル)

 

iPhone 16の充電能力に関しては、より高速な「MagSafe」によるワイヤレス充電が可能になったと公式にうたわれています。具体的には30Wの充電器に接続することで、最大25Wのワイヤレス充電ができるとのこと。これは「iPhone 15」シリーズの最大15Wのワイヤレス充電から大きなアップグレードです。

 

中国の認証機関であるChina Quality  Certification Centerが公開した情報によれば、iPhone 16はUSB-Cポート経由で5V〜15Vかつ3アンペアの充電が可能とのこと。これにより、最大45Wでの有線充電が可能という計算が成り立つわけです。

 

以前の噂によれば、上位モデルの「iPhone 16 Pro/Pro Max」では最大40Wの有線充電が可能だとされていました。実際には最大40Wではなく45Wで、さらに標準モデルのiPhone 16/16 Plusでも充電速度が向上したのは、うれしいサプライズと言えるでしょう。

 

iPhone 16シリーズは9月20日から販売が開始されます。その高速充電を有効活用するためにも、十部な能力の充電アダプタを用意しておきたいものです。

 

Source: ShrimpApplePro / X via MacRumors

【西田宗千佳連載】Copilot+ PCで「AMD・インテル・クアルコム」の競争が激化

Vol.141-4

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回はマイクロソフト が進めるAI 向けに強化された機構を持つPC の普及。「Copilot+PC」と銘打ったモデルの狙いと普及に向けた課題を探る。

 

今月の注目アイテム

ASUS

Vivobook S 15 S5507QA

直販価格24万4820円~

↑ASUS初となる次世代AI機能搭載のCPU「クアルコム Snapdragon X Eliteプロセッサー」を採用。ASUSをはじめレノボ、HP、エイサーやマイクロソフトなど、大手PCメーカーから「Copilot+PC」が続々と登場している

 

マイクロソフトとプロセッサーメーカーが共同で仕掛ける「Copilot+ PC」には、これまでにない特徴がある。

 

それは「x86系とARM系が並列に扱われる」「x86系よりもARM系が先に出た」ことだ。CPUが違えばソフトウェアの互換性は失われる。しかし現在はエミュレーション技術の進化により、「x86系CPU用アプリをARM系で使う」ことも可能になった。Appleは「Appleシリコン」をMacに導入する際、CPUアーキテクチャの切り替えに成功した。マイクロソフトも以前よりARM系とx86系の共存を試み、今回はさらにアクセルを踏んだ。はっきりとMacを意識し、「Appleシリコン採用Mac」並みにパフォーマンスとバッテリー動作時間の両立を目指したのである。

 

今回、Copilot+ PCではAMD・インテル・クアルコムのプロセッサー開発タイミングもあり、クアルコムが先行することでCopilot+ PC=ARM系というところからスタートしている。マイクロソフトとしても「本番は3社が揃ってから」という感覚はあったようだが、やはり「Snapdragon Xシリーズ」のパフォーマンスに期待するイメージを受けた人もいるだろう。

 

実際、Snapdragon X+Windows 11のパフォーマンスはかなり良い。筆者も搭載PCを評価中だが、バッテリー動作時間は圧倒的に長くなったし、性能もビジネス向けには十分以上だ。x86系との差を感じることは少ない。ARM版のソフトも増えており、それらを使う場合、はっきり言って想像以上に速く快適だ。

 

ただもちろん、日本語入力ソフトやドライバーソフト、ビデオゲームなど、すべてのソフトが動くわけではない。特にゲームについてはまだARM版がほとんどなく、オススメできる状況にない。そのことを認識せずに使える製品ではなく、“要注意”の製品ではあると言える。

 

だが、ここから出てくるAMDやインテルのCopilot+ PC準拠プロセッサーは、さらに性能が高く、もちろん互換性の問題を気にする必要はない。発熱やバッテリー動作時間を厳密に評価するとSnapdragon Xに劣る部分はあるかもしれないが、「互換性問題がほとんどない」ことと天秤にかけると、安心できるx86系を選びたい……という人も多いだろう。

 

Copilot+ PCがもっと“AI価値がすぐわかる”形で提供されていたら、6月段階からRecallが提供されていたら、イメージはもっと違ったかもしれない。だが、実際問題として“Copilot+ PCの価値はこれから高まってくる”段階なので、AMDやインテルの製品が搭載されたPCを待ってもいい、というのが実情だ。逆に言えば、ここからのPC市場では大手が三つ巴で「PCプロセッサー競争」を進めていくことになるので、競争がプラスに働き、商品性はどんどん上がっていくと期待できる。そこはうれしいところだ。

 

課題は、AMD(Ryzen AI 300)・インテル(Lunar Lake・原稿執筆時には製品名未公開)・クアルコム(Snapdragon X)がそれぞれ別の特徴を持っており、どれを選ぶべきかを判断するための情報が少ない点だ。搭載製品とその情報が出揃うまで、選択は控えた方がいいかもしれない。その頃には、Recallを含めたCopilot+ PCを構成する機能も揃い始めるだろう。

 

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Google、Androidタブレットで「複数のウィンドウを開く」新機能をテスト中!

最近のiPadは、画面の中に複数のウィンドウを開ける「ステージマネージャ」を利用できます。これと同様の新機能を、GoogleがAndroidタブレット向けにテストしていることが明らかとなりました。

↑テスト中のデスクトップ・ウィンドウィング(画像提供/Google)

 

Googleは新機能「デスクトップ・ウィンドウィング(Desktop Windowing)」をテスト中とのこと。現在、Androidタブレットのアプリは基本的にフルスクリーンで開かれます。しかし、この新機能によってアプリのサイズを変更し、画面上に自由に並べられるようになり、複数のタスクをこなすことが簡単になります。

 

この新機能は、開発者向けプレビューとして提供されており、対応したアプリは複数のウィンドウを同時に開くこともできます。

 

新たなモードが有効になると、アプリは位置を変えたり、最大化したり、閉じるボタン付きのウィンドウで表示されたりするようになります。また、画面の下にはタスクバーが表示され、実行中のアプリが確認できます。

 

こうした機能は、すでにサムスンが何年も前から「DeX」として提供しています。タブレットのほか一部のサムスン製スマートフォンでも画面のなかで複数のウィンドウを開くことが可能。

 

今のところ、この新機能は開発者プレビュー版のAndroid 15 QPR1 Beta 2 for Pixel Tabletsのみで利用できます。この機能がいつAndroidタブレット全般に展開されるのか、Google Pixel 9 Pro Foldにも搭載されるのかは不明。もし利用可能となれば、生産性が上がりそうです。

 

Source: Android Developers Blog
via: The Verge

次期「Galaxy S25」標準モデルの予想画像が登場! 注目は背面カメラのデザイン

先日、サムスンの次期最上位フラッグシップ機「Galaxy S25 Ultra」の予想CG画像が登場しました。それに続き、今度は標準モデル「Galaxy S25」の物が公開されています。

↑Galaxy S25の予想CG画像(画像提供/Android Headlines/Onleaks)

 

サムスンは「Galaxy S25」シリーズを2025年初めに発売する見通しです。大幅なデザイン変更は多分ないと予想されていますが、まさにその通りの画像をAndroid Headlinesが掲載しています。

 

今回の情報提供者も、Galaxy S25 Ultraと同じく、著名リークアカウントのOnleaksであるそう。やはりCAD(設計図)に基づいており、少なくとも寸法は正確だと思われます。

 

ボディ形状は前Galaxy S24とほぼ同じで、全体的に少し小さくなっているものの、サイズは似たようなもの。すなわち146.9×70.4×7.2mmであり、Galaxy S24の147 x 70.6 x 7.6mmより少し背が低くて幅が狭く、厚みもわずかに薄くなっているそうです。

 

唯一の大きな変更点は、背面カメラのデザイン。従来通り三つのレンズがあることに変わりはありませんが、Galaxy Z Fold6で初採用されたのと同じテクスチャリング(数本の溝を掘る仕上げ)が確認できます。

 

Galaxy S25シリーズは、全モデルともクアルコムの最新チップ「Snapdragon 8 Gen 4」を搭載すると予想されています。それにより高性能・長時間のバッテリー持ちを実現する一方、チップのコストが上がっているため、値上がりする可能性が高そうです

 

Source: Android Headlines
via: 9to5Google

次期「Galaxy S25 Ultra」、マルチコア性能でiPhone 16に圧勝する予感!

サムスンの次期フラッグシップ機「Galaxy S25」シリーズには、クアルコムの最新チップ「Snapdragon 8 Gen 4」が搭載されると噂されています。このチップを採用したOnePlus 13のベンチマーク結果が登場し、優れた性能を予感させる内容となっています。

↑Snapdragon 8 Gen 4に期待大

 

信頼性の高いリーカーのDigital Chat Station(数码闲聊站)氏は、OnePlus 13に搭載されたSnapdragon 8 Gen 4のGeekbench 6によるベンチマーク結果をシェアしました。

 

それを見る限り、OnePlus 13はRAM 16GBを搭載し、Snapdragon 8 Gen 4のCPUは高効率コア×6+高性能コア×4の構成となっています。高性能コアはアップルのチップのA18より二つ多く、クロック数はA18の4.04GHzを上回る4.32GHzで動いているようです。

 

シングルコアのスコアは3226で、同じテストをしたA18の3409より遅くなっています。しかし、マルチコアスコアは10049に達し、A18の8492を約18%も上回ることになりました。iPhone 15 Pro Maxに搭載されたA17 Proと比べたら、約39%も速くなっています。

 

この結果を見る限り、Snapdragon 8 Gen 4は『原神』など処理が重いゲームでも楽々と動かすことができそう。また、サムスンのフラッグシップ機には、通常よりも動作クロック数が高い特別版のチップが搭載されることが恒例となっており、Galaxy S25シリーズもかなり期待できそうです。

 

Source: Weibo
via: Wccftech

守るのは要所だけなのね!「ほぼ裸」で1万円超のiPhone16用ケース「Arc」予約販売開始

ロア・インターナショナルは、ほぼ裸のバンパーケース「Arc(アーク)」からiPhone16シリーズ向けケースの予約販売を開始。

 

Arc Pulseは、「限りなく裸で持ちたい」という願いと保護性能を兼ね備えたケースです。

 

・新色ローズブロンド・グラファイト登場

iPhone16の新色とマッチするカラーを新たにラインアップしました。シックかつ洗練されたカラーリングです。

 

・オランダ発のバンパー型ケース

ヨーロッパで意匠権を取得した、オランダ発のバンパー型ケースです。バンパーなのに縁を覆わない、新概念のiPhoneケースです。

 

・エッセンシャルデザイン

覆う部分を最低限に設計した、iPhone本来の美しさを活かす画期的なミニマルデザインです。

 

・iPhoneのデザイン性を損なわずに保護

保護したい表面・裏面・カメラ部分のみを保護するセパレート式のミニマルプロテクターが、iPhoneの世界観を損なわずに衝撃から守ることができます。

 

・二層のレイヤーで衝撃を吸収し分散

内側は、弾性の高いSEBS素材、外側は頑丈なアルミ素材の二層構造。iPhoneと触れる内側を優しく保護し、スリムさを維持しながら耐衝撃性を向上させています。

 

・スライドオン装着

圧縮力のみでフィットする独自のスライドオン方式。ネジや接着剤を使わず、取り付け方は簡単です。

 

・艶やかな鏡面加工 美しい仕上げのPVDコーティング

耐久性の高いアルミニウム素材を採用。表面を鏡のように仕上げる鏡面研磨加工で、iPhoneをより美しく際立たせます。高耐久・高強度のPVDコーティングで、発色が良く気品溢れるカラーを実現しました。

 

・環境に配慮した紙パッケージ

ミニマルかつ高級感のある紙ベースのデザインを採用。プラスチックを使用せず、完全にリサイクル可能です。ケースを使わない場面ではケースとして活用できます。

 

ロア・インターナショナル「Arc Pulse」

iPhone16 Pro/Pro Max向け

・マットブラック:1万2920円(税込み)
・ミラーシルバー:1万5990円(税込み)
・グラファイト:1万7990円(税込み)
・ローズブロンズ:1万8990円(税込み)
・ミラーゴールド:2万2990円(税込み)

iPhone16/Plus向け

・マットブラック:1万1890円(税込み)
・マットシルバー:1万3990円(税込み)

「iOS 18」、ビデオ録画を一時停止できるように!

「iOS 18」にビデオ録画を一時停止するオプションが追加されていると、海外メディアのMacRumorsが伝えています。

↑一時停止ボタンが出現(画像提供/MacRumors)

 

これまでのiOSではビデオ録画を中断し、新たに録画を開始すると、ファイルが分割されます。つまり、一つのビデオファイルの中で録画を停止したり、再開したりすることはできません。

 

しかし、iOS 18のベータ版では録画ボタンの上(あるいは左側)に「一時停止ボタン」が導入されました(上の画像を参照)。このボタンを押すとビデオ録画が一時停止し、もう一度押すとビデオ録画が再開されます。中央の録画ボタンを押せば、録画を終了することができます。

 

このビデオ録画の一時停止機能は、「iPhone 16」シリーズで導入された「カメラコントロール」ボタンで利用できるようになるとMacRumorsは述べています。

 

近年はショート動画の普及により、短いクリップをつないで作品を作ることが増えています。iOS 18のビデオ録画の一時停止ボタンを使えば、わざわざ編集アプリやツールを使わなくても、簡単にテンポのよいショート動画を撮影することができそうです。

 

Source: MacRumors

「iPhone 16 Pro」シリーズ、新たな画像形式「JPEG XL」に対応!

「iPhone 16 Pro/Pro Max」が新たな画像フォーマット「JPEG XL」に対応していることが、「iOS 18」のコードから判明しました。

↑iPhone 16 Pro/Pro MaxはJPEG XLに対応(画像提供/アップル)

 

JPEG XLは「より小さなファイル、高品質、高速ダウンロード」をうたっています。通常のJPEGよりも最大55%ファイルサイズが小さく、画像をロスレス圧縮(可逆圧縮)することも可能。また、画像を他の形式より速く表示することができます。

 

iPhone 16 Pro/Pro MaxのJPEG XLのサポートはアップルのイベントで言及されなかったものの、製品の発表前から噂されていました。

 

iPhoneでは数年前から「HEIC」という画像形式が導入されています。HEICは非可逆形式で、JPEGより優れた品質の画像表示が可能ですが、プロからは画像の劣化がないJPEG XLが好まれそうです。また、HEICはあまり広くは利用されていません。

 

もちろんiPhone 16 ProではJPEG XLだけでなく、JPEGやHEICも引き続き利用可能。今後、どの画像形式が次世代の標準フォーマットとして普及していくのかに注目です。

 

Source: JPEG XL and MacRumors

Google Playストア、1年間でアプリが大幅に減少! その数なんと…

Googleは8月末から、AndroidアプリストアのPlayストアから「低品質」のアプリを一掃すると予告していました。実はこの新ポリシーが実行される前の6月時点で、利用できるアプリの数が170万本以下となり、前年同時期より約100万本も減っていたことが明らかとなりました。

↑低品質なアプリを一掃

 

今年7月、同社は「スパムと最低限の機能に関するポリシー」を更新し、テキストのみのアプリや壁紙1枚を提供するだけのアプリ、何もしないか機能しないように設計されたアプリなど「機能やコンテンツが制限された」アプリは許可しないと警告していました。

 

それ以前からPlayストアには「応答しない、インストールできない、クラッシュする、または何らかの形で異常な動作をする、壊れたアプリ」を禁止するとのルールがありました。かつて、iOSのApp Storeとどちらがより多くのアプリを配信するかを競い合った頃から一転して、アプリの質を向上させるとともに、悪質なアプリを減らすことに重きが置かれているわけです。

 

調査会社Statistaが発表したレポートによると、2024年6月時点でPlayストアで入手できるアプリは170万本弱であり、前年比で100万本も減少し、ピーク時期の300万本から大幅に減っているとのことです。

↑Google Playストアのアプリの数(2017年3月〜2024年6月)(画像提供/Statista)

 

ただし、Androidユーザーが注意すべきは、GoogleがPlayストアから怪しげなアプリを削除したからといって、すでにスマホにインストール済みの場合は、自ら手動で消す必要があるということ。

 

かつてGoogleの審査基準が緩かった頃に入れたアプリの中には、迷惑広告や別のアプリへの「なりすまし」も含まれていました。そうした有害アプリも自動でアンインストールする新機能が必要になるかもしれません。

 

Source: Statista
via: PhoneArena

6.3インチの“片手持ちAIスマホ”「Google Pixel 9 Pro」発売! カメラ性能はiPhone15 Proと比べてどう?

先日はGetNavi webで、グーグルの生成AI「Gemini(ジェミニ)」が購入後すぐに楽しめる6.8インチのAIスマホ「Google Pixel 9 Pro XL」をレポートしました。続いて9月4日には、片手持ち操作も快適にこなせる“AIスマホ”「Google Pixel 9 Pro」が発売を迎えたということで、今回はこのGoogle Pixel 9 Proのレポートをお届けします。ほかのPixel 9シリーズとの違いに加え、サイズが近いアップルの「iPhone 15 Pro」とカメラの使い勝手を比較してみました。

↑片手で持ちながら操作しやすい6.3インチの「Google Pixel 9 Pro」をレポートします

 

Pixel 9 Proは大小2サイズ展開。違いは?どちらを選ぶ?

まず上位機種であるPixel 9 ProとPixel 9 Pro XLの比較から見ていきましょう。

 

主な違いは本体サイズ、それから価格です。価格に関しては、Pixel 9 Proが15万9900円(税込)から、Pixel 9 Pro XLが17万7900円(税込)からで、Pixel 9 Proの方が1万8000円安価です。サイズは6.3インチでコンパクトな9 Proと、それよりはやや大きい6.8インチの9 Pro XL、という住み分けがされています。

 

その他の性能面はほぼ同等なので、お財布の状況や画面サイズの好みに合わせて選べばよいでしょう。

↑右が6.3インチのPixel 9 Pro、左が6.8インチのPixel 9 Pro XL。画面(=本体)のサイズと価格以外に違いはありません

 

ディスプレイはどちらもグーグルが品質にも太鼓判を押す「Super Actua ディスプレイ」です。有機ELパネルの比較的新しい制御技術であるLTPO(低温多結晶酸化物)方式を採用したことで、性能が高くパネルが消費する電力を低く抑えられるメリットを備えています。

 

ちなみに下位モデルであるPixel 9の「Actua ディスプレイ」は制御方式が異なるのですが、端末としてのバッテリー駆動時間はPixel 9シリーズの全モデルで一律「24時間以上」とされています。長期間使い込んでみないと差は表れにくいと思いますが、筆者が昨年から使っているGoogle Pixel 8とGoogle Pixel 8 Proはバッテリーの持ちに大きな差を感じないので、そこまで気にする必要はないかもしれません。

↑Pixel 9 Proシリーズは、他の対応する機器にワイヤレス充電による“おすそわけ”ができるバッテリーシェアを搭載しています

 

また、Pixel 9 ProとPixel 9 Pro XLはカメラのスペックが同一となっています。たとえばiPhoneの場合、iPhone 15 Proシリーズでは“Max”の方が望遠カメラが最大5倍光学ズーム対応なのに対して、15 Proは最大3倍というように、カメラやストレージの仕様に違いがありましたから、ここはメリットと言えるでしょう。従来のGoogle PixelはProが欲しければ大判のスマホを持つ覚悟が必要でしたが、6.3インチのコンパクト機が登場したことで、「コンパクトで高性能なPixel」を期待するユーザーの需要を満たすことができそうです。筆者も6.1〜6.3インチ前後のスマホの方が好きなので、Pixel 9 Proに好感を持ちました。

 

カラバリは同じ4色展開。筆者の手もとにある実機は9 Proがホワイト系の「Porcelain」、9 Pro XLがピンク系の「Rose Quartz」です。

 

Pixel 9 ProとPixel 9、お得なのはどっち?

続いてGoogle Pixel 9 Proと、下位モデルであるGoogle Pixel 9の違いについて触れていきます。

 

端末のサイズはまったく一緒と言ってよいでしょう。ディスプレイのサイズは同じ6.3インチです。ディスプレイの解像度と画素密度は若干Proの方が高く、輝度もHDR通常値・ピーク値ともにProが上です。とはいえ、Pixel 9もHDR表示時の最大輝度が1800nitsまで確保されているので、十分に高い視認性が確保されています。

↑ディスプレイのサイズは同じ6.3インチ。左側はPixel 9 Proで、右側がPixel 9です。画面輝度のスペックに違いはあるものの、どちらも明るい屋外でクッキリと冴えわたる映像が見られます

 

搭載するカメラユニットの数は、Pixel 9 Proが望遠カメラを含むトリプル仕様で、Pixel 9は広角と超広角カメラを載せたダブル仕様です。背面のカメラバーにはProが温度センサーを搭載しているので見分けがつきますが、全体に形状はよく似ています。

 

外装の仕上げは大きく異なっています。Pixel 9 Proは光沢感を強調したサイドフレームにつや消しの背面ガラス。Pixel 9は光沢のある背面パネルにつや消し処理を施したサイドフレームと、対称的なデザインになっています。ちなみにProとPro XLは同じ仕上げです。

↑背面のガラスパネルは、右側のPixel 9が光沢、左側のPixel 9 Proがつや消し処理となっています

 

↑サイドフレームは右側のPixel 9がマットなつや消し、左側のPixel 9 Proが光沢加工です

 

RAM(メインメモリ)とストレージの仕様も少し異なりますが、メインチップは同じグーグル純正の「Tensor G4」です。Pixel 9 Pro XLのレポートでも詳しく触れたGeminiのサービスですが、実際に2機種で試してみると、ふつうに使いこなすぶんには処理速度の差などは感じられません。ストレージ容量に関しては、Pixel 9は最大256GBですが、Pixel 9 ProとPixel 9 Pro XLは最大512GBまで選べます。

 

カメラの違いは先ほど少し触れましたが、Pixel 9 Proシリーズが搭載する望遠カメラは、やはり何かと便利です。光学5倍ズーム、デジタルズームは最大30倍。30倍デジタルズームを使って撮影した写真は、フォトアプリの編集ツールから「ズーム画質向上」を使うと被写体の輪郭線などディティールが引き立ち、粗さが改善されます。

↑右側がPixel 9 Proで撮影したデジタル30倍ズームの写真。左側のPixel 9はデジタルズームの限界が8倍止まりです

 

↑Pixel 9 Proシリーズが搭載する「ズーム画質向上」。左側が元の写真。ズーム画質向上をかけると右側写真のように輪郭線がパリッとします

 

ほかにも動画ブースト(明るさ改善)や8Kビデオ、プロ設定など、Pixel 9 Proにしかないカメラの機能も沢山ありますが、筆者は旅行の時に風景写真を撮る機会が多いので、やはりProシリーズの望遠カメラを重視します。Pixel 9シリーズのスタート価格は12万8900円(税込)なので、Pixel 9 Proよりも3万1000円ほど安価ですが、自分が必要とするカメラ機能の有無はしっかりと吟味して選ぶのがおすすめです。

 

Pixel 9 ProとiPhone 15 Pro、カメラなどの違いは?

簡単ではありますが、最後にアップルのiPhone 15 ProとGoogle Pixel 9 Proの比較もしてみます。なお、2024年9月10日時点のiPhone 15 Proの販売価格は15万9800円(税込)から。Pixel 9 Proの15万9900円(税込)とほぼ同額です。

 

iPhone 15 Proは画面サイズが6.1インチなので、6.3インチのGoogle Pixel 9 Proより本体が少し小ぶりで、タテ・ヨコ幅ともにPixel 9 Proの方がやや大きめです。厚さは0.25mmしか変わらないので、手に持ってみてもほぼわかりません。

↑右側がGoogle Pixel 9 Pro、左側はiPhone 15 Pro。画面サイズのぶん、本体もPixelの方がやや大きめです

 

この2機種はカメラのコンセプトが異なるので、機能も大きく違います。今回はその詳細に踏み込むことはしませんが、日常の使い勝手で差を実感するポイントはやはり「望遠カメラ」かもしれません。

 

iPhone 15 Proは光学3倍、デジタル15倍ズームです。光学5倍、デジタル30倍ズームに対応するGoogle Pixel 9 Proの方が遠くの被写体に寄れるので便利です。デジタルズーム撮影時の安定感も、Pixel 9 Proの方が少し勝っている手応えがありました。さらにPixel 9 Proの「ズーム画質向上」を使うとピシッとフォーカスを合わせたズーム写真が手軽に撮れると思います。

↑左側がGoogle Pixel 9 Pro、右側がiPhone 15 Proの最大デジタルズームで撮った写真。Pixelの方が被写体により近付ける手応えがあります

 

Pixel 9シリーズの目玉機能であるGeminiは、Gemini Liveなど一部機能がまだ日本語に対応していませんが、チャットや画像生成などはPixel 9シリーズの発売時点から色々使えます。かたやアップル独自の生成AIプラットフォームであるApple Intelligenceは、今のところ米国など英語圏から、英語のみに対応する形でのスタートしか見えていません。この秋から“AIスマホ”をフル活用したい方は、グーグルの上位サービスである「Gemini Advanced」が6か月間無料で試せるプランが付いてくるGoogle Pixel 9 Proを選ぶのがベストな選択になるかもしれません。

iPhone16登場のアップル新製品イベントを振り返る!今回一番の本命は?

アップルは米国本社で開催したスペシャルイベントにおいて、「iPhone 16」シリーズや発表から10周年を迎えたApple Watchの「Series 10」など数多くの新製品を発表しました。今年も現地でイベントを取材した筆者が、ハンズオンで体験した製品の手応えをホンネでレポートしたいと思います。

 

イベント会場はApple ParkのSteve Jobs Theater。冒頭に現れたCEOのティム・クック氏によると、今年は世界30カ国からジャーナリストやインフルエンサーがイベントに集まったそうです。正式に何名が集ったのか明らかにされていないため、あくまで筆者の感覚ですが、昨年アップルが開催した秋の新製品発表会よりも集まった人の数はぐんと増えた印象を受けました。イベント後に開放されるハンズオン会場も、ものすごい熱気に包まれていました。

↑スペシャルイベントのステージに登壇したティム・クックCEO。近年はCEOによる挨拶の後、全世界に配信されるイベントの動画を集まった皆で観るという流れになっています

 

↑発表会直後のハンズオン会場は“超”が付くほど盛り上がっていました

 

アップルは今回のスペシャルイベントで以下の新製品を発表しています。

【スマートフォン】
・iPhone 16 Pro
・iPhone 16 Pro Max
・iPhone 16
・iPhone 16 Plus

【スマートウォッチ】
・Apple Watch Series 10
・Apple Watch Ultra 2

【オーディオ】
・AirPods 4
・アクティブノイズキャンセリング搭載 AirPods 4
・AirPods Max(USB-C)

 

一方で意外だったことは、例年この時期に発表されてきた、いわゆる「無印iPad」の知らせがなかったことです。

↑Apple Intelligenceの正式ローンチが、日本国内では2025年のどこかになることが発表されました

 

これに関連する話題ですが、アップルは独自のAIモデルによる生成AIサービスプラットフォームである「Apple Intelligence」を6月開催の世界開発者会議「WWDC 24」で発表済みです。ベータ版として米国英語版が年内に公開される見込みのApple Intelligenceには、iPadとApple Pencilによるクリエーションの生産性を高める数々の機能が含まれているとされます。しかし現在、Apple Intelligenceに対応するデバイスの中に無印iPadとiPad miniは含まれていません。なぜなら、両機種とも搭載するチップがAppleシリコンではないからです。

 

iPadとiPad miniは最も広く普及するふたつのiPadですから、Apple Intelligenceの提供が始まった段階で「使える機種がない」ということはないように思います。プロセッサーをAppleシリコンに積み替えた新しいiPadのラインナップを、アップルは最低でも年内発売に向けて用意しているはずです。

 

さて、話題をスペシャルイベントに戻しましょう。今年のスペシャルイベントの発表から、筆者が特に気になった5つの製品と機能に関連するトピックスを順に挙げたいと思います。

 

■今年の本命は「iPhone 16」

iPhoneの最もスタンダードなナンバリングモデルです。6.1インチのiPhone 16と、6.7インチの画面の大きなiPhone 16 Plusが揃いました。Apple Intelligenceのために設計を1から起こしたという高性能な「A18」チップを搭載。この秋に買い換えておけば、今後アップルが発表する様々なAIのサービスなどが快適に楽しめると思います。

↑鮮やかな“ウルトラマリン”の「iPhone 16」

 

カメラは望遠を含むトリプルレンズを搭載したiPhone 16 Proシリーズの方が多機能ですが、iPhone 16シリーズに「超広角カメラによるマクロ撮影(接写)」の機能が搭載されたことは要注目です。光学ズーム相当の2倍ズーム撮影も、メインの広角カメラが高品位な写真とビデオの撮影に対応する48MP Fusionカメラになっており、ベースの画質アップが期待できます。

↑デザートチタニウムの「iPhone 16 Pro」

 

iPhone 16 Proシリーズは4色が揃うチタニウムボディのカラバリが1色入れ替わり、ブルーチタニウムの代わりに上品なデザートチタニウムが加わりました。一方でiPhone 16シリーズには鮮やかなウルトラマリン/ピンク/ティールを含む5色(ほかホワイトとブラック)があります。筆者は仕事がらProシリーズのiPhoneを買うことになるとは思いますが、クオリティアップとともにできることが増えて、カラバリも充実するiPhone 16シリーズがとても気になっています。実際のところ6.1インチのiPhone 16が、秋以降に一番売れるモデルになりそうです。

 

■期待を超えてきた「カメラコントロール」

iPhone 16世代の全4機種が共通搭載する、写真・ビデオ撮影のための「カメラコントロール」は、筆者の期待を超える魅力的な新機能でした。

 

カメラのシャッターとして機能する物理ボタンを備えるスマホは、特段珍しくはありません。iPhoneもカメラアプリを起動中に音量ボタンを押すと、写真・ビデオ撮影のシャッターとして機能します。しかし、カメラコントロールはシャッター操作の「その先」にも踏み込んだユーザーインターフェースです。

↑iPhone 16世代の4モデルが本体の側面に搭載する「カメラコントロール」

 

iPhoneの側面に搭載されたカメラコントロールには感圧センサーと静電容量センサーが内蔵されています。ボタンをぐっと押し込む、または表面をスワイプする操作により、iPhoneのカメラが搭載する様々な機能を選んだり、ズームや被写界深度の設定を変更したりできます。例えば、iPhoneのカメラアプリで撮影する写真に色合いやトーンのひと工夫が加えられる「フォトグラフスタイル」は、iPhone 15 Proなどの場合は少し入り組んだ所に配置されていました。iPhone 16世代のモデルはカメラコントロールから素早くアクセスできるというわけです。

 

カメラコントロールはiPhone本体を縦と横のどちら向きに構えた状態でも使える機能なので、使いこなせば一段と”映える”写真やビデオが撮れるようになると思います。「そんなこと言ったって、iPhoneのカメラはシャッターを押すだけでキレイに撮れるからいいじゃんか」と思われるかもしれません。実際そうではあるのですが、iPhoneフォトグラファーとしての自分の可能性を広げたいなら、iPhone 16シリーズを買った際はぜひ「カメラコントロール」を使ってみるべきです。

↑写真・ビデオの撮影時にはカメラコントロールからズーミング操作が素早くできます

 

↑iPhoneを縦に構えた状態でもカメラコントロールが活躍します

 

■魅力いっぱいの対抗馬は「Apple Watch Series 10」

iPhone 16に負けない魅力を放っていたのは、2014年にアップルが初のApple Watchを発表してから10年のアニバーサリーを迎えた「Apple Watch Series 10」です。ケースの素材は「アルミニウム」と、ステンレスに代わって「チタニウム」の2種類になりました。

 

↑アルミニウムケースの「Apple Watch Series 10」、ケースサイズは46ミリ。艶やかに輝くジェットブラックの魅力に抗える人はいないでしょう

 

イチオシはアルミニウムケースの新色「ジェットブラック」です。2016年にiPhone 7/7 Plusを購入した方々は懐かしく感じる名前かもしれません。グロッシーな光沢感あふれるブラックがApple Watchとよくマッチしています。チタニウムケースの輝きももちろんゴージャスなのですが、あちらはスタート価格が10万円を超えてくるなど、アルミニウムより倍近く高価であることは無視できません。アルミニウムのApple Watch Series 10は、59,800円(税込)から買える「Appleの最も身近な最新デバイス」です。

 

本体はSeries 9よりも薄く・軽くなり、ディスプレイのサイズが拡大しました。ソフトウェアキーボードをタイピングしやすくなったので、簡単なメールやメッセージの返信はもはやiPhoneをバッグやポケットから取り出さず、Apple Watch Series 10で完結させるスタイルがこれからの常識になりそうです。

↑チタニウムケースのApple Watch Series 10

 

Apple Watch Series 10と、Apple S9チップを搭載する「Apple Watch Ultra 2」、「Apple Watch Series 9」のユーザーは、9月中のソフトウェアアップデートにより睡眠時無呼吸症候群の兆候をApple Watchでチェックする機能が使えるようになります。Apple Watchを身に着けて眠る間、ウォッチに内蔵する加速度センサーで「呼吸の乱れ」が計測され、リスクが観測された場合はヘルスケアアプリを通じてユーザーに通知が届くという仕組みです。ヘルスケアアプリに集まった計測データをPDFに出力して、専門医に相談できる機能もあります。働き盛りの世代にとって、またひとつApple Watchが手放せなくなる理由が増えそうです。

 

■ダークホースだったノイキャン搭載の「AirPods 4」

 

イベントの開催前から、ワイヤレスイヤホンの「AirPods」に新製品が加わるというウワサは聞こえていました。筆者はAirPods Maxの新製品を予想していました。開放型のAirPodsが代替わりする可能性も想定していましたが、まさかアクティブノイズキャンセリング機能を載せてくるとは思いませんでした。

↑「AirPods 4」のノイキャン効果が絶妙でした

 

通常、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載するイヤホンは「AirPods Pro 2」のように、イヤーチップで耳栓をして、音が生まれるスピーカー部(ドライバー)の周囲の殻を密閉構造にした製品が主流です。開放型でノイキャン搭載という製品も珍しくはありませんが、十分な遮音性能が得られる製品はあまり多くはありません。

 

アクティブノイズキャンセリング機能を搭載する「AirPods 4」は十分に高い遮音効果が得られるうえ、低音域から高音域までバランスの整ったサウンドがどんなタイプの楽曲にもフィットします。装着感も前身である「第3世代のAirPods」に比べて万人にフィットしそうな心地よさでした。ちなみに、アクティブノイズキャンセリング機能を非搭載にして価格を8,000円落としたAirPods 4もラインナップされていますが、これぐらいの価格差であれば、騒々しい場所で音楽リスニングやハンズフリー通話にも快適に使える「ノイキャン付き」の方を選ぶべきです。

 

■奮起を促したい「AirPods Max」

今回のイベントで発表された新製品の中で、筆者が少しガッカリしてしまったのが「AirPods Max」です。価格は据え置いて、新しいカラバリを揃えた所までは良いのですが、中身の変化があまりに少なかったからです。デジタル端子がLightningからUSB-Cになり、充電ケーブルがiPhoneやMacと共通になったことは歓迎すべきポイントなのですが、Apple Musicのカタログに並ぶ「ロスレス/ハイレゾロスレス」のコンテンツ再生に対応していない可能性があります。

↑明るいオレンジの「AirPods Max」。その実力は今後明らかにしていく必要がありそうです

 

プレスリリースではUSB-Cは充電専用をうたっています。筆者が取材により得た情報では、将来ソフトウェアアップデートでUSB-C接続による有線再生も可能になるとのことですが、ロスレス再生の可能性については現時点で調べ切れていません。今後製品を取材できる機会があれば報告したいと思います。

 

エキサイティングな情報が盛りだくさんだった、アップルのスペシャルイベント「Glowtime」を振り返ってみました。また実機レポートなどを通じて製品の詳細を報告していきたいと思います。

PD30W出力ですばやく充電できる! オウルテックの大容量モバイルバッテリー「OWL-LPB10020」

オウルテックは、PD30W入出力に対応した容量10000mAhのモバイルバッテリー「OWL-LPB10020」を、オウルテックダイレクトおよび全国の小売店にて販売開始しました。カラーはブラックとホワイトの2色をラインナップ。直販価格は6680円(税込)。
 

記事のポイント

PD30W入出力に対応しているので、外出先などでもスマホをすばやく充電することが可能。2台同時充電も可能なので、家族や友人とシェアしながら使うこともできます。

 

「OWL-LPB10020」は、丸みを帯びた手になじむフォルムが特徴のモバイルバッテリー。10000mAhの大容量バッテリーを搭載し、スマートフォンを約2回~フル充電することができます。

 

出力ポートはUSB AとUSB Type-Cの2ポートを備え、2台同時充電も可能(2台同時充電時は合計最大5V/5A出力)。

 

USB Type-Cポートは最大PD30Wの入出力に対応し、スマホの急速充電が可能。また、バッテリー本体を急速充電することもできます。

 

USB Aポートは、接続機器に応じて出力する電流を切り替える「かしこく充電」に対応しており、ワイヤレスイヤホンなどの電流の小さな機器も安全に充電することができます。

 

バッテリー残量がひと目で分かるLEDランプを搭載。「過充電保護」「過放電保護」「短絡保護」「温度保護」の各種保護機能を搭載し、高い安全性を備えています。

 

オウルテック
モバイルバッテリー「OWL-LPB10020」
2024年9月13日発売
直販価格:6680円(税込)

 

新たにカードサイズの写真プリントに対応! 小型フォトプリンター「SELPHY QX20」

キヤノンは、スマホやタブレット端末から簡単に高画質な写真プリントが可能なコンパクトフォトプリンター「SELPHY QX20」 と、カードサイズのカラーインク/ラベルセット「XC-20L」「XC-60L」を2024年10月下旬に発売します。カラーはホワイトとグレーの2色。

 

記事のポイント

どこでも手軽にスマホで撮った画像などをプリントできると人気のコンパクトフォトプリンターに新モデル登場。従来のスクエアフォーマットに加え、新たにカードサイズのプリントに対応しました。また、新シャープネス処理により、くっきりと解像感のある写真が印刷できるように。シーンや好みに応じて選べるプリントの幅が広がり、より使いやすく進化しています。

 

「SELPHY QX20」は、2020年に発売された「SELPHY SQUARE QX10」の後継機種で、専用アプリケーション「SELPHY Photo Layout」を介して手軽に写真プリントが可能なコンパクトフォトプリンターです。従来のスクエアフォーマットに加え、新たにカードサイズにも対応し、インクカセットとラベルの交換のみで2種類のサイズの写真プリントが可能。ラベルはシール紙のため、自由な形に写真を切り貼りし、アルバム作りや手帳の装飾などを楽しむことができます。さらに、「SELPHY Photo Layout」の豊富なレイアウト機能や加工機能を活用することで、オリジナルの作品作りから思い出の共有まで幅広い楽しみ方を実現します。

カードサイズ(左)とスクエアフォーマット(右)の2種類に対応

 

熱でインクを気化させてプリントする昇華型熱転写方式により、空の細かな色合いや肌の質感などを、粒状感を抑えた滑らかな階調で表現することが可能です。また、新シャープネス処理により、解像感を向上しています。さらに、プリントの仕上げとして、ラミネート加工を施すことで、水滴や汚れから写真の表面を保護し、色にじみや色あせも防ぐことでアルバム保存100年を実現しています。

 

本体サイズはW約102.2 x H約145.8 x D約32.9mm、質量約455gの持ち運びに優れた小型・軽量設計により、場所を問わずさまざまなシーンでプリントが可能。また、従来機「SELPHY SQUARE QX10」と比較し、充電時間を約120分から約80分に、プリント時間を約43秒から約40秒に短縮し、使いやすさを向上しています。

 

20枚分のインクとカードサイズの用紙がセットになった「XC-20L」と、60枚分のインクと用紙がセットになった「XC-60L」も合わせて発売されます。

 

キヤノン
コンパクトフォトプリンター「SELPHY QX20」
2024年10月下旬発売
直販価格:2万2000円(税込)

 

最大約20%オフでペンタブが買える! ワコムが直販ストア20周年記念セールを開催中

ワコムは9月12日より、直販サイトのサイトオープン20周年を記念した「ワコムストア20周年記念セール」を開催しています。期間は9月26日まで。

 

記事のポイント

デジタルイラストの製作に便利なペンタブですが、基本的に高価なので購入を迷っている人も多いはず。今回のセールではアウトレット品の「Wacom Cintiq」シリーズや「Wacom One」シリーズが比較的手頃な価格で提供されているので、狙ってみてはいかがでしょうか。

 

デジタル環境でのイラスト製作やグラフィックスデザイン分野で圧倒的なシェアを誇る、ワコムのペンタブレットが安価に購入できる今回のセール。プロフェッショナル向けの「Wacom Cintiq Pro」シリーズや、液タブ・板タブをどちらもラインナップする廉価モデル「Wacom One」シリーズのうち、セット品およびeStore限定モデルがセール対象となっています。また、一部モデルは数量限定のアウトレット品として特別価格で提供されているようです。

 

割引率は最大約20%となかなかのもの。たとえば12インチの「Wacom One 液晶ペンタブレット 12 eStoreモデル」は、通常価格4万4880円のところ3万5860円で、アウトレット品の「Wacom Cinteq 16」は、通常価格9万800円のところ7万7000円で販売されるなど、モデルによってはかなりお買い得となっています。

 

セール会場はこちら

静か~に使えるファンレスミニPC。スマホサイズで使いやすい「HiMeLE PCG02 Pro」

リンクスインターナショナルは9月14日より、スマートフォンサイズのファンレスミニPC「HiMeLE(ハイメレ) PCG02 Pro」を販売開始します。

↑HiMeLE PCG02 Pro

 

記事のポイント

サイズを抑えていることもあり、インターネットの閲覧や動画視聴など、いわゆる「普段使い」向きの控えめなスペックが特徴の製品です。ただし、このPCの本領は「ファンレス設計」であること。駆動音を抑えられるため、静かに運用できるPCが欲しい場合の選択肢として適しています。

 

HiMeLE PCG02 Proは、CPUに4コア/4スレッド、最大3.4GHz動作の「Intel Processor N100」を採用するミニPCです。本体サイズは約幅145×奥行60×高さ19mm、重量は約189gと、6.7インチサイズのスマートフォンよりも小さな筐体が特徴。デスクの省スペース化に加え、リモートワークや出張先での使用など、PC本体を持ち運ぶような運用に適しています。VESAマウントにも対応でき、モニター裏に固定してのデジタルサイネージのような利用も可能です。

↑USBポートやHDMIポート、有線LANポート、microSDカードスロットなど、ひととおりのインターフェース類は揃っています

 

メモリー容量は8GB(LPDDR4、4266MHz)、ストレージは128GB eMMCで、OSはWindows 11 Proをプリインストール。本体には2つのHDMI 2.0端子を用意しており、最大で2画面同時出力が可能です。そのほか、microSDカードスロット、2基のUSB 3.2 Gen2 Type-Aポート、給電用のUSB 3.2 Gen2 Type-Cポートなどを採用。ネットワークは本体有線LANポートのほか、Wi-Fi 5による無線通信にも対応可能です。

 

市場想定価格は2万9980円前後。

 

ブランド名(メーカー名):リンクスインターナショナル
商品名:HiMeLE PCG02 Pro
市場想定価格:2万9980円前後

新型「iPhone 16」シリーズ、全機種のRAM容量が判明!

アップルが先日発表した「iPhone 16」シリーズの全機種が8GBのRAMを搭載していると、海外メディアのMacRumorsが伝えています。

↑RAMは全部8GB(画像提供/アップル)

 

アップルはiPhoneに搭載されたRAMの容量を公開したことはありませんが、調査によって「iPhone 15 Pro/Pro Max」には8GBのRAMが、「iPhone 15/15 Plus」には6GBのRAMが搭載されていることが判明しています。

 

開発者コードの「Xcode 16」の最新バージョンから判明した今回の情報によれば、iPhone 16/iPhone 16 Plus/iPhone 16 Pro/iPhone 16 Pro Maxの全機種に8GBのRAMが搭載されているとのこと。

 

iPhone 16は全モデルが、人工知能機能「Apple Intelligence」に対応しています。このことから、ベースモデルのiPhone 16/16 Plusでも8GBのRAMが搭載された可能性があります。その一方、上位モデルのiPhone 16 Pro/Pro MaxのRAM容量が8GBのままなのは、若干不満が残るかもしれません。

 

RAM容量の多さは、アプリやゲームの動作の快適さを左右します。これから販売されるiPhone 16シリーズは、どのモデルを選んでも安心して使うことができそうです。

 

Source: MacRumors

ファーウェイ、世界初の三つ折りスマホ「Mate XT」を発表!

ファーウェイは、世界初の三つ折りスマートフォン「Mate XT」を正式発表しました。中国で発売され、価格は1万9999人民元(約40万円※)~となっています。

※1人民元=約20円で換算(2024年9月12日現在)

↑Mate XT(画像提供/HUAWEI VMALL)

 

Mate XTは従来の折りたたみ式スマホよりもヒンジ(折りたたみ軸)が一つ多く、新機軸を切り拓いています。たたまれた本体を2回開くと、アスペクト比16:11で10.2インチの大型ディスプレイが現れます。

 

また、1回だけ広げると7.9インチとなり、Google Pixel 9 Pro Foldとほぼ同じサイズになるため、従来の折りたたみ機と近い使い方も可能。完全に折りたたんだ状態では6.4インチ画面で、厚さは12.8mmとなり、一般的なスマホとかなり似た形状になります。

↑折りたたんだ状態(画像提供/HUAWEI VMALL)

 

完全に広げた状態では、最も薄い部分の厚みは3.6mmですが、USB-Cポートがある部分は少し分厚くなっています。

 

かなり特殊なフォームファクタですが、一般的なフラッグシップ機に期待される機能は全て詰め込んでいる模様。16GBのRAM容量、最大1TBのストレージ、衛星通信、50MPのメインカメラ、12MPの超広角カメラ、12MPの5.5倍望遠カメラが搭載されています。

 

さらに、5600mAhの大容量バッテリーを搭載し、最大66Wの急速充電と最大50Wのワイヤレス充電に対応しています。

 

この三つ折りスマホは、実際にファーウェイの幹部が使っている様子が目撃されていました。試作機は約60万円もコストがかかったとの噂もありましたが、コスト削減に成功したのかもしれません。

 

一般的な二つ折りスマホよりもかなり高価ですが、記事執筆時点では530万人以上が予約しています。コンパクトに持ち歩けて大画面が使えるデバイスは、実はニーズが大きかったのかもしれません。

 

Source: HUAWEI VMALL

via: 9to5Google

次期「Galaxy S25 Ultra」の予想画像が初公開! iPhone 16 Pro Maxより軽い?

サムスンの次期フラッグシップ機「Galaxy S25 Ultra」については、さまざまな情報が飛び交っています。「2025年発売の全スマートフォンの中で最薄」の噂に続き、おそらく初の予想CG画像が新たにネット上に登場しました。

↑Galaxy S25 Ultraの予想画像(画像提供/Android Headlines & Onleaks)

 

著名リーカーのOnleaksが提供した情報に基づき、Android HeadlinesはGalaxy S25 Ultraの予想CG画像を公開。ただし、別の著名リーカーのIce Universe氏はこの画像がCAD(設計図)に基づくとして、ベゼルやミドルフレーム、背面カメラなど一部に間違いがあるとも指摘しています

 

それでも、大まかなデザインは以前からの噂と符合しており、Galaxy S25 Ultraは上下左右すべてがフラットになっている模様。ここ数年のiPhoneや、それに続いたようなPixel 9シリーズのデザインとも似通っています。

↑ライバルのモデルより軽いとも(画像提供/Android Headlines & Onleaks)

 

また、寸法が162.8 x 77.6 x 8.2mmとの予想もIce Universe氏の見解と一致。新たな情報では重さが219gになるとされており、これが本当なら、Galaxy S24 Ultra(232g)やiPhone 16 Pro Max(227g)より軽くなります。

 

Galaxy S25 Ultraの背面カメラは、S24 Ultraから超広角カメラだけが強化され、画素数が4倍になると予想されています。また、10月に正式発表される予定のクアルコム製「Snapdragon 8 Gen 4」チップを搭載し、非常に高性能になるものの、チップ価格が高価なため値上げになる可能性も囁かれています

 

Source: Android Headlines
via: GSMArena

Beatsから初の「iPhoneケース」が登場! でもなぜBeats?

アップル傘下のBeatsブランドから、新型「iPhone 16」シリーズ向けのケース「Beats iPhone Case with MagSafe」が登場しました。

↑Beats初のiPhoneケース(画像提供/アップル)

 

これまで、イヤホンやヘッドホン、ワイヤレススピーカーをラインナップしてきたBeats。iPhoneケースを投入するのは今回が初めてです。

 

Beats iPhone Case with MagSafeは、背面にポリカーボネート製のハードシェルを採用し、側面には衝撃を最大限に吸収するための柔軟性を持たせているそう。外側には傷に強く光沢のあるコーティングを施し、裏地には柔らかなマイクロファイバー素材を採用しています。

 

ケースはMagSafeに対応し、iPhone 16にマグネットでピタッと付けてワイヤレス充電が可能。また、新ボタン「カメラコントロール」をフルに活用するため、導電層を重ねたサファイアクリスタルのボタンを備えています。

 

アップルがなぜ純正ケースとしてではなく、Beatsブランドでこのケースをリリースしたのかは説明されていません。これについて海外メディアのThe Vergeは、「新しい実験的なケースをBeatsブランドでリリースすることで、失敗してもアップルへの批判が避けられる」と述べています。

 

Beats iPhone Case with MagSafeはミッドナイトブラック、サミットストーン、リップタイドブルー、サンセットパープルの4色が登場し、価格は7980円(税込)となっています。アップル純正品とは一味違った高品質なケースを探している人には、うってつけな製品となりそうです。

 

Source: The Verge

次期「Galaxy S25 Ultra」、超広角カメラの画素数が4倍に!? 最新イメージセンサーを搭載か

サムスンの次期フラッグシップ機「Galaxy S25 Ultra」については、さまざまな噂が飛び交っています。最近では、背面カメラの一部が大幅に強化されると著名リーカーが発信しました。

↑超広角カメラだけアップデート

 

サムスンのGalaxy Ultraシリーズは、同社のスマホの中で常に最高のスペックを搭載することに重点を置いてきました。特にメインカメラが200MP(2億画素)であることは際立っていますが、昨年のGalaxy S23 Ultraから同じ仕様に留まっています。

 

著名リーカーのIce Universe氏によると、Galaxy S25 Ultraのメインカメラは変更されないが、超広角カメラは変更されるとのこと。長年にわたり12MPセンサーを使っていましたが、OnePlusやGoogleの競合製品と並ぶ50MPに交換すると述べています。具体的にはサムスンの最新イメージセンサー「ISOCELL JN3」を使うそう。

 

それ以外は、メインカメラには200MPのISOCELL HP9センサー、3倍望遠には10MPのIMX754センサー、5倍望遠はIMX854とのこと。これらは全てGalaxy S24 Ultraと同じままです。

 

以前、別のリーカーがGalaxy S25 Ultraでは超広角カメラと3倍望遠カメラともに50MPになると主張していました。このうち望遠カメラは据え置きとなり、超広角カメラだけがアップデートされるようです。

 

先週、Ice Universe氏は、Galaxy S25 Ultraのサイズは162.8 x 77.6 x 8.2mmとなり、2025年に発売されるスマホの中で最も薄いモデルの一つになると述べていました。本当であれば、最新のiPhone 16 Pro/Pro Max(厚さ8.25mm)よりも薄いことになりますが、さらなる続報を待ちたいところです。

 

Source: Ice Universe(X) 
via: 9to5Google

新「iPhone 16」シリーズ、USB-Cの転送速度は遅いままだった…

アップルは昨年、iPhone 15シリーズの発売にともない、LightningポートからUSB-Cへの移行を始めました。最新のiPhone 16シリーズでも、全モデルともUSB-C端子が採用されています。

↑USB-Cの転送速度は以前のまま(画像提供/アップル/YouTube)

 

しかし、新型モデルでもUSB-Cポート経由でのデータ転送速度は向上せず、現状維持であることが明らかになりました。

 

iPhone 16全モデルの仕様が公式サイトに掲載されていますが、iPhone 16およびPlusの標準モデル2つのUSBーCポートはUSB 2(最大480Mb/s)、iPhone 16 ProおよびPro MaxはUSB 3(最大10Gb/s)であると確認できます。これらはどちらも昨年モデルと全く同じです。

 

iPhone 15シリーズでも、標準モデルのUSB-Cが転送速度480Mb/s、つまりLightningポートと同じだったことに落胆した声が上がっていました。Proモデルの最大10Gb/sと比べれば、約20分の1に過ぎないからです。

 

もっとも、iPhone 16 ProとPro Maxで最大10Gb/sの転送速度を使うには、10Gb/sに対応したUSB-Cケーブルが必要となります。iPhone本体には同梱されておらず、別に出費することになります。

 

USB-Cポートを搭載したiPad Proモデルは、最大40Gb/sのThunderbolt接続に対応。アップルはUSB-Cの転送速度に差を付けて、製品の棲み分けを図っているのかもしれません。

 

Source: MacRumors

AMD、次世代チップ「Ryzen Z2 Extreme」を開発中! 目玉はバッテリー

AMDは携帯ゲーミングPC向けの次世代チップ「Ryzen Z2 Extreme」を2025年初頭にリリースすると発表しました。新規の設計により、性能やバッテリー持続時間がさらに改善される見通しです。

↑バッテリーをパワーアップ!

 

LenovoのLegion GoやASUS ROG Ally Xまで、ハイエンド携帯ゲーミングPCのほとんどはAMD製のRyzen Z1 Extremeチップを採用しています。

 

AMDは「IFA 2024」でのマイクロソフトとの共同セッションにおいて、その後継チップ「Ryzen Z2 Extreme」を開発中だと明らかにました。同社の幹部のJack Huynh氏はバッテリー持ちの改善を特に強調。例えば、現行ハードでは『黒神話:悟空』を45分しかプレイできませんが、それを3時間に伸ばしたいと述べています。

 

おそらく、AMDの独自技術「AFMF」(AMD Fluid Motion Framesの略。スムーズな動きを実現するフレーム生成技術)のような新機能が、バッテリー消費の節約に役立つのかもしれません。

 

AMDは現在、複数のパートナー企業と協力してチップを開発しているとのこと。これはASUSとLenovoを指している可能性があり、両社から新たな携帯ゲーミングPCが登場する可能性があるでしょう。

 

AMDはZ2 Extremeについて、これ以上の詳細を明かしていません。しかし、同社はAI PC用の最新チップ「Ryzen A1 300」(開発コード名「Strix Point」)をベースにした「Bald Eagle Point」を開発中であり、これがZ2 Extremeになるとの噂があります。

 

この噂が本当だとすれば、CPUコアはZen 5とZen 5cを組み合わせたものとなり、Zen 4を採用したZ1 Extremeよりパワフルかつ省電力になるはずです。

 

現在の携帯ゲーミングPCはAAAタイトルも動くようになりましたが、やはりバッテリー持ちに不安があります。その点がZ2 Extremeチップでは解消され、外出先でも長時間プレイ可能になると期待したいところです。

 

Source: Digitaltrends
via: Wccftech

動画再生回数1億回超えの韓国アート企業「d’strict(ディーストリクト)」が生み出したサブスクが面白い

近年、ミュージアムやレジャー施設、街中の屋外ディスプレイなどで、イマーシブな(没入感のある)映像コンテンツや広告を見かける機会が増えている。なかでもここ数年、世界的なトレンドとなっているのが、専用のメガネがなくても映像が飛び出して見えたり、投影されているものがあたかもそこにあるかのように見えたりする3Dサイネージだ。日本では、JR新宿駅東口の「クロスビジョン新宿」に投影される3D巨大猫で知られている。

 

韓国発のクリエイティブ企業の作品はSNSでの再生回数1億回越え!

このジャンルにおいて世界的に注目を集めているクリエイティブ企業がある。それが、韓国の「d’strict(ディーストリクト)」だ。彼らが2020年にソウルで発表した「WAVE」という作品は、SNSやロイター通信、CNNなどの海外メディアで話題になり、関連動画の合計再生回数は1億回を超えている。

↑ソウルの屋外ビジョンで公開された「WAVE」。街中に巨大な水槽が現れたかのようなリアルさ。波が水飛沫を上げながら躍動する様は圧巻だ

 

 

彼らはWAVEを公開したあとも、ニューヨークのタイムズスクエアで作品を公開したり、ドバイやラスベガスなど、世界8か所に体験型のメディアアート施設「アルテミュージアム」を作ったりと、国内外のメディアアートシーンで活躍している。

↑2021年、ニューヨークのタイムズスクエアに巨大な滝が出現。作品名は「Waterfall-NYC」

 

 

↑2023年12月には東京の表参道で、ファッションブランド「クリスチャン・ディオール」の広告作品を公開。ギフトボックスの中からコレクションのモチーフである「蝶」とバッグが現れ、幻想的な空間を作り出した

 

 

↑韓国の江陵や済州などにある「アルテミュージアム」は、非現実的な雰囲気を楽しめる新たな観光スポットとして人気だ。日本上陸も近いとの噂

 

作品を作るだけでなく新たにサブスクサービスも開始し日本で初お披露目

そんな彼らが2021年に、「LED.ART」というアートサービスの提供を開始し、2024年6月に幕張メッセで行われた日本最大級のサイネージの展示会「デジタルサイネージジャパン 2024」にて、その一部が日本でも初お披露目されたので紹介したい。

↑「デジタルサイネージジャパン」は、街中のメディアとして多様な役割を果たすデジタルサイネージの最新技術とその活用法を紹介するイベント

 

イベント初日には同社代表の李 誠浩(リ・ソンホ)さんも来日し、話を聞く機会をいただけたので、彼の声と共にお届けする。

↑展示会では、日本のLEDビジョンメーカー「LED TOKYO」のブースにて、LED TOKYOが開発した大型スクリーンに投影された

 

そもそもLED.ARTは、d’strictと韓国のデジタルスペースエクスペリエンス会社「CJ CGV」が共同で提供する法人向けのサブスクリプション型サービスで、会員は、世界で注目を集めているメディアアートを手頃な価格で活用できる。

 

法人向けのサービスではあるが、今後、普及することで一般消費者である我々が、街中で見かける機会はぐんと増えるだろうし、企業がこのサービスを導入することで、街の景色がガラリと変わる可能性を秘めたユニークなサービスである。

↑会場では、LED TOKYOのDXマーケティング事業部部長である福留尚弥さん (写真右)と、李さん(写真中央)のトークセッションも実施

 

李さんによるとLED.ART誕生のきっかけは、前述した「WAVE」の成功だったという。

 

「コロナ禍真っ只中の2020年にWAVEを発表した際、SNSで大きな話題となり、パブリックメディアアートの可能性を示すことができました。おかげで、世界各地からたくさんの問い合わせをいただいたのですが、WAVEのようなコンテンツを短時間で大量に生産するのは難しく、ほぼお断りすることになってしまいました。ですがこの経験から、WAVEのような魅力的な作品をあらかじめ作成しておいて、それをサブスクリプションで提供すればニーズがあるのではと考えるようになりました」(李さん、以下同)

 

サブスクリプション型というアイデアが生まれてから準備を進め、2021年にサービスの提供を開始。以降、韓国を中心にユーザー数を伸ばしているという。

↑左は大学病院、右は仁川国際空港での導入事例

 

「導入事例はすでに多くありますが、たとえばソウルの大学病院では、訪れた患者さんからヒーリング効果を得られると反響をいただきました。それを見たほかの病院からも導入したいとお声がけ頂いています」

↑今年の上半期に日本でも話題になった「涙の女王」という韓国ドラマでも、ヒロインが訪れるパーティー会場でLED.ARTが活用され、会場を華やかに演出した

 

「ほかにもクリスマスや年末のカウントダウンイベントなどの前後に、私たちのメディアアートがソウルの街を彩り、訪れた人たちのフォトスポットとして活躍しました」

 

没入感のある映像体験をイベントやアトラクションだけでなく日常に

「LED.ARTの最大のメリットは、映し出すコンテンツを変えるだけで空間の雰囲気を一瞬で変えられること。ディスプレイの形状や解像度に関係なく、ご活用いただける点も魅力です。都市開発などで新しい商業施設や空間を作る際に、集客する手段や来場者とのコミュニケーションツールのひとつとして、多くの企業から求められるようになると思います」

↑ジュエリーブランド「ティファニー」が主催する海洋生態系保護のためのチャリティーイベント「SAPPHIRE PROJECT」。オーストラリアで今年開催されたディナーイベントで導入された

 

↑韓国の観光公社がロンドンで開催したKorea Now Festivalの会場。映像を変えるだけで空間の雰囲気を一瞬で変えられる

 

日本国内でも都庁や東京駅のプロジェクションマッピングが話題になってはいるが、現在、メディアアートを使ったイマーシブな体験は、昨年東京・大阪・福岡で開催されたゴッホやセザンヌなどの絵画世界を体感できる「イマーシブ・ミュージアム」や、お台場の元ビーナスフォートにオープンした「イマーシブ・フォート東京」など、イベントやアトラクションが中心だ。

 

しかしLED.ARTの導入が進めば、病院や空港、ホテル、商業施設などで、日常的に非日常な空間を体感できる可能性があり、サブスクリプション型であるために、手頃な価格で季節に応じて流す映像を変えられるため、来場者は訪れるたびに、初めてそこを訪れたかのような気持ちになれる。

 

 

そして、都会のど真ん中で大自然やファンタジーの世界、近未来都市に迷い込んだような気分になったり。そこには新鮮な驚きとワクワク感がある。

↑韓国の龍山にある映画館やスパなどが揃うショッピングモール。季節に合わせてLED.ART作品が投影されている

 

自宅や商業施設に飾る絵画サイズが中心にはなるが、デジタルアートをサブスクリプションで提供するサービスは、LED.ART以外にもあるが、その大きな違いは何なのか。

 

「ほかのアート配信サービスは、様々なアーティストの方が自由に作品を登録できる場合がほとんどです。というのもこれらのサービスは、できるだけ登録作品数を増やすことを目指しているからです。そのため、時々、他の方が作った作品をコピーして作った作品が登録されてしまうケースがあるんです。

 

一方で私たちは、アーティストのオリジナリティや作品の真贋を自分たちの目できちんとチェックしたうえで、協業すべきかをきちんと見極めています。さらにアーティストに対しても、正当な報酬をお支払いするための購読料ポリシーを設けているので、それがメディアアート分野の今後の成長の支援にもつながると考えています」

↑2023年に「イギリスで最も人気の観光スポット」に選ばれた「The Outernet(ロンドン)」で、公開されたアート作品「FLOW」。最先端の巨大スクリーンいっぱいに巨人が舞い、西洋美術の歴史を表現。この作品ももうまもなくLED.ARTに登録される

 

 

現在、LED.ARTに登録されている作品は約180点(2024年7月時点)。前述した通り、彼らが目指すのは作品の量産ではない。とはいえ、彼らも選択肢(作品点数)の多さの重要性も認識してはいる。

 

「現在、アーティスト専属のキューレターと協力して、世界中のアーティストたちと積極的にコミュニーケーションをとっているので、今後は質にこだわりながらもいまよりも早いスピードで作品数を増やせると予想しています。2025年末までに1000作品に増やすのが目標です」

 

加えて、これまでの作品づくりの知見を活かし、空間自体のコンサルティングなども行い、より特別感のあるサービスを提供できるよう準備しているという。

 

さらに、現在の大型コンテンツの提供だけでなく、ホテルや高級リテールスペースでのフォトフレーム型メディアアートの需要の高まりに応えられるよう、小型のデジタルキャンバスとメディアアートをセットで提供する一体型サービスの準備もしているそうだ。

 

大型ディスプレイをコミュニケーションの手段に

 

 

李さんがLED.ARTで目指すのは、特定のサービスやブランドを紹介する広告目的で設置されることがほとんどである大型ディスプレイが、商業的な広告としてだけではなく、人々にとってもっと快適で魅力的な空間を作るためのコミュニケーション手段として定着することだという。

 

「私たちの最終ゴールは、メディアアートでその空間に新しいインスピレーションを生むことです。つまるところ芸術とういうのは、誰かが共感し、何かインスピレーションを得たときに生命力をもつと考えているからです。デジタルという特徴をいかし、一方的な配信媒体ではなく、人々がメディアアートを通じてお互いにコミュニケーションを取り合い、自分の好みを通じて人とつながっていく、そんなサービスに育てていきたいと思っています」

 

 

今回の展示会出展を経て、日本での本格的なサービス展開も目指しているとのこと。冒頭でいくつか紹介した彼らの作品のYouYube動画を見ていただければわかると思うが、彼らが作る作品は、リアルでありながらもどこか非現実的で、そこにはついじっと見続けていたくなる不思議な吸引力がある。

 

現状、d’strictが作成した作品がすべてLED.ARTに登録されているわけではないが、今後登録されていく可能性は十分にあるし、これらのクールな映像を作った会社が認めたクリエイターたちの作品が続々と登録されていくと考えると、おのずと期待は高まる。そしてこれらの作品が彩る街を想像したらワクワクせずにはいられない。

iPhoneの「探す」機能、これから精度が上がりそうな理由とは?

iPhoneの「探す」機能が、新たにリリースされた通信規格「Bluetooth 6.0」によって進化する可能性が海外メディアで指摘されています。

↑センチメートル単位で場所がわかるようになる?

 

Bluetooth 6.0では「Channel Sounding(チャンネルサウンディング)」という技術が採用されています。これにより、「かなりの距離にわたってセンチメートルレベルの精度」でデバイスを検知することができるようになり、ユーザーが紛失したアイテムをより簡単かつ迅速に見つけられるようになるというのです。

 

アップルは探す機能に超広帯域通信(UWB)を導入し、「iPhone 11」以降では「AirTag」を使ったり「AirPods Pro(第2世代)」の充電ケースを探したりできます。今後はBluetooth 6.0とUWBを連携させることで、高精度な位置検出が可能になる模様。Bluetooth 6.0だけでも、「Apple TV」の「Siri Remote」や他社製デバイスでも高精度な位置検出ができるようになります。

 

Bluetooth 6.0に対応したデバイスが登場するのは、少なくとも1年先になると予測されています。将来のiPhoneやAirTagで探す機能がさらに進化することに期待です。

 

Source: Bluetooth via MacRumors

次期「iPad mini」、10月のイベントで発表?

次期「iPad mini」が10月にアップルイベントで発表されると、米ブルームバーグが報じています。

↑私とは10月にお会いしましょう(画像提供/アップル)

 

次期iPad miniに関しては、「A17 Pro」かそれより上位のチップを搭載することで、人工知能機能「Apple Intelligence」に対応することが期待されています。同時に、前面/背面カメラのアップグレードや、Wi-Fi 6/Bluetooth 5.3への対応もされています。

 

ブルームバーグによれば、アップルは10月のイベントで新しい「MacBook Pro」や「Mac mini」「iMac」を発表するとのこと。それらとは別のイベントで次期iPad miniが登場すると言います。

 

アップルの情報に詳しいアナリストのミンチー・クオ(Ming-Chi Kuo)氏は以前、次期iPad miniは2024年後半に量産が開始されると述べていました。現行モデルのiPad miniは2021年9月にリリースされ、3年間もアップデートが行われていません。

 

さらに、10月のイベントでは複数の次期iPadも発表される予定だとブルームバーグは伝えています。次期iPad miniだけでなく廉価な「iPad」のアップデートを含め、10月のイベントを楽しみにしたいものです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

アップル、「自社開発5Gモデム」に2025年から急速に移行?

アップルが2025年から「自社開発の5Gモデム」への移行を加速させると、著名アナリストのミンチー・クオ(Ming-Chi Kuo)氏が報告しています。

↑自社開発5Gモデムへのシフトが始まる

 

アップルが5Gモデムを自社で開発していることは以前から報じられていました。クオ氏は以前、「独自の5Gモデムを搭載したiPhone SE(第 4世代)が2025年第1四半期(1月〜3月)に、超薄型のiPhone 17 Slimが第3四半期(7月〜9月)に発売される」と述べていました。

 

今回の同氏の報告によれば、アップルの独自5Gモデムの出荷台数は2025年に3500万〜4000万台、2026年には9000万〜1億1000万台、2027年には1億6000万〜1億8000万台へと「急速に増加する」とのこと。

 

現在、同社が販売しているiPhoneはすべてクアルコムのモデムを搭載しています。アップルはいずれ同社からのモデムの供給を終了し、独自5Gモデムに完全移行するとクオ氏は予測しているのです。

 

アップルはこの分野でリーダーシップをとることができるのでしょうか? 今後の展開に注目です。

 

Source: Ming-Chi Kuo / X via MacRumors

次期「Galaxy S24 FE」、カラバリが4つ判明!

サムスンは、お手ごろ価格で高性能な次期スマートフォン「Galaxy S24 FE」を、まもなく発表すると予想されています。先月、米FCC(連邦通信委員会)の認証を取得しており、発売が間近に迫っている可能性は高いでしょう。

↑スクープされたGalaxy S24 FEのカラバリ(画像提供/Android Headlines)

 

本体のカラバリは5色との噂もありましたが、そのうち4色の実物らしき画像がネット上に登場しました。

 

未発表のAndroid製品に詳しいAndroid Headlinesは、29枚の画像を「独占情報」として掲載しています。今回、紹介されているのはグラファイト、ブルー、グリーン、イエローの4つ。ただし、正式な呼び方は不明です。

 

ここで欠けているのはシルバー(ないしホワイト)のようですが、それは以前のリーク情報で確認できます。

 

Galaxy S24 FEと前モデルGalaxy S23 FEのデザインは似通っていますが、最大の違いは側面のフレーム。Galaxy S23 FEではわずかに丸みを帯びていましたが、Galaxy S24 FEはフラットになっています。今回の写真ではアゴ(画面下)の部分が分厚くなっていると確認できます。

 

Galaxy S24 FEの各種スペックは、ほぼ明らかになった印象があります。ディスプレイは6.7インチの有機EL画面で、解像度はフルHD+で最大120Hz、ピーク輝度は1900ニト。メインカメラは50MPで、超広角カメラは12MP、望遠カメラは8MP(光学3倍ズーム)になりそうです。

 

搭載チップは全世界でサムスン製のExynos 2400であり、米国向けモデルにもクアルコムのSnapdragonチップは採用されない可能性があると指摘されていました

 

充電速度は有線・ワイヤレスとも確認されており、それぞれ最大25W、15Wとのこと。どちらも前Galaxy S24 FEと変わりません。

 

前機種が10月初旬に登場したので、おそらくGalaxy S24 FEもそうなると思われます。あと1か月ほどですが、続報を待ちたいところです。

 

Source: Android Headlines

次期「Galaxy S25 Ultra」、ついに驚きの薄さが判明!

サムスンの次期フラッグシップ機「Galaxy S25 Ultra」は、ライバルの最上位モデルより薄くなると噂されています。実際にどれぐらい薄くなるのか? 寸法に関する情報を著名リーカーが発信しています。

↑8.2mmになったって!

 

未発表のAndroid製品に詳しいIce Universe氏は、Galaxy S25 Ultraのサイズは162.8 x 77.6 x 8.2mmであると述べています。

 

この情報が正しければ、Galaxy S25 Ultraは2025年内に発売されるスマートフォンの中で最も薄い製品の一つとなるでしょう。ただし、Galaxy S6(2015年発売)の厚さはわずか7mmだったため、サムスン史上最も薄いフラッグシップ機というわけではありません。

 

ちなみに、過去5年間に発売されたサムスンの全フラッグシップ機との比較は次の通りです。

  • Galaxy S20 Ultra: 166.9 x 76.0 x 8.8 mm
  • Galaxy S21 Ultra: 165.1 x 75.6 x 8.9 mm
  • Galaxy S22 Ultra: 163.3 x 77.9 x 8.9 mm
  • Galaxy S23 Ultra: 163.4 x 78.1 x 8.9 mm
  • Galaxy S24 Ultra: 162.3 x 79.0 x 8.6 mm
  • Galaxy S25 Ultra: 162.8 x 77.6 x 8.2 mm

 

Galaxy S25 Ultraはデザインが一新され、片手で持ちやすくなり、横幅が少し狭くなりつつベゼルも薄くなり、ディスプレイは広くなると言われています。手に収まりやすくなりながら、全画面デザインにより近づく模様。

 

ほかにも、Ice Universe氏はGalaxy S25 Ultraの急速充電が45Wであり、バッテリー容量は5000mAhであると述べています。これらは前モデルのGalaxy S24 Ultraと同じであり、バッテリーにおいて進歩はなさそうです。

 

Source: Ice Universe(X)
via: Sammobile

ケーブルレスで充電できる! MOTTERUのUSB-Cコネクタ一体型モバイルバッテリー

MOTTERU(モッテル)は、USB-Cコネクタが一体になった5000mAhのコンパクトモバイルバッテリー(MOT-MB5002-EC)を、MOTTERU公式オンラインショップを含むECモールで2024年9月9日に発売しました。カラーはアーモンドミルク、ラテグレージュ、ペールアイリスの3色をラインナップ。直販価格は3490円(税込)ですが、発売を記念し、数量限定で最大30%オフで購入できるモニターセールも実施しています。

 

記事のポイント

USB-Cコネクタ一体型のモバイルバッテリーなので、ケーブルがいらずスマホ直挿しで充電が可能。またAC充電器にも直接挿して充電できるので、別途ケーブルを持ち運ぶ手間が省けます。コンパクトなサイズでカバンのポケットやポーチなどに入れて持ち運べる点もうれしい!

なお、満充電から1年後のバッテリー残存率は70-80%。防災グッズとして、荷物に忍ばせておくと安心ですね。

 

本機は、ケーブル不要で直接挿して充電できるUSB-Cコネクタが一体になったモバイルバッテリー。ケーブルをつなぐ必要がなく、コンパクトサイズなので、充電しながら快適にスマホ操作ができます。USB Power Deliveryに対応しているので、最大20Wの急速充電が可能です。

 

また、直接スマホに挿せるUSB-Cコネクタ以外に、USB-Cポートが1つ搭載されているので、付属のケーブルなどを使って2台同時充電も可能。2台同時充電の場合は最大5V/3A出力となります。

 

バッテリー本体への充電もケーブルレスで可能。充電器に直接USB-Cコネクタを挿す方法と、付属のUSB-Cケーブルを使って充電する方法の2通りから選べます。

 

バッテリー容量は5000mAhで、スマホ約1回分のフル充電が可能。5段階でバッテリー残量を表示するLEDランプを備えているので、充電のタイミングもひと目でわかります。付属品として、USB-C to USB-Cケーブル(約50cm)と専用ポーチが同梱されます。

 

発売に合わせて最大30%オフのモニターセールも実施されます。各ECサイトでの割引価格は以下の通り。

楽天:各色100点限定30%オフ→2443円(税込)
Yahoo!ショッピング:各色100点限定30%オフ→2443円(税込)
アマゾン:9月下旬頃発売予定

 

MOTTERU
コンパクトモバイルバッテリー(MOT-MB5002-EC)
2024年9月9日発売
直販価格:3490円(税込)

 

Googleフォト、日常会話で写真を探せる「Ask Photos」の早期アクセスを米で開始!

Googleは、Googleフォトの新機能「Ask Photos」の早期アクセスを開始しました。同社のAI「Gemini」を活用し、自然言語でやり取りすることで、目当ての写真を探せるというものです。

↑写真が探しやすくなる(画像提供/Google)

 

これまでGoogleフォトでは人やペットの名前、地名などで検索することができました。新機能は、日常的な言葉を使うことで、保存した画像や動画をより精密に検索し、より関連性の高い結果を表示できるというものです。

 

この新機能で使える検索の文言は大まかに次の通り。

  • 私が訪れた国立公園のベストショットは?
  • 昨年どこでキャンプをしたかな?
  • チケットの有効期限はいつまで?
  • 旅行で見た最高のものは何だった?
  • (地名)のホテルで何を食べた?
  • タイの市場で何を食べた?
  • 誕生日パーティーの写真で一番よいのはどれだろう?

 

Ask ‌Photos‌は、写真の文脈やテーマを理解し、質問に寄り添った結果を出せます。例えば、「誕生日パーティーの写真」であれば、会話のやり取りで「こうした背景」や「バースデーケーキにこういう装飾がある」とヒントや詳細を付け加えることで、絞り込みもできるわけです。

 

Googleは、Googleフォトに保存された個人データが広告には使われないとしつつ、品質改善のため一部のクエリ(会話のやり取り)を人間が確認することがあると述べています。もっともプライバシー保護のため、データはGoogleアカウントに紐付けされることはないそう。

 

9月初旬の時点では、米国の一部iOSおよびAndroidユーザーに早期アクセスが提供されています。旅行中に何十枚も撮った写真のベストショットを探したり、思い出の場所の写真にすぐアクセスしたり、いろいろ役に立ちそうなので、日本でも提供を望みたいところです。

 

Source: Google
via: MacRumors

iPhone 16 Pro/Pro Max正式発表。両モデルともA18 Proチップ、画面はデカく、5倍望遠カメラ搭載!

アップルは「時が満ちる。」イベントにて、最新の「iPhone 16 Pro」と「iPhone 16 Pro Max」を正式に発表しました。どちらもApple Intelligenceを核として設計され、新規デザインや広くなったディスプレイ、ほか多くの新機能を搭載しています。

Image:Apple

 

iPhone 16 Proは6.3インチ、iPhone 16 Pro Maxは6.9インチの大型ディスプレイを搭載。どちらも前モデルの6.1インチ/6.7インチより大きくなっています。またアップル製品の中でも最もベゼルが狭く、いっそう全画面デザインへと近づきました。

 

そしてiPhone 16 Pro Maxは「史上最高のiPhoneバッテリー持続時間」を誇っているとのこと。本体カラーはブラックチタニウム、ホワイトチタニウム、デザートチタニウム、ナチュラルチタニウムの4色です。

 

これらiPhone 16 Proモデルには、iPhone 16/16 PlusのA18よりも高速かつ効率的なA18 Proチップが搭載されています。A18 Proは第2世代の3nm技術により製造され、16コアのNeural Engineは毎秒35兆回の演算が可能です。これにより、Apple IntelligenceをA17 Proよりも最大15%高速に動かせるとのことです。

 

また6コアGPUはA17 Proよりも20%高速で、レイトレーシング機能も2倍。さらに6コアCPUはA17 Proよりも15%高速かつ20%効率的とうたっています。

 

新たな48MP Fusionカメラは、第2世代のクアッドピクセルセンサーを採用。これとパワフルなA18 Proチップにより、ビデオモードまたはスローモーションで4K 120fpsのドルビービジョンを撮影できるようになりました。

Image:Apple

 

超広角カメラも前モデルの12MPから48MPに強化され、48MPのProRawやHEIFの超高解像度写真をオートフォーカスで撮影できます。ほか、iPhone 16 Pro/16 Pro Maxともに、5倍望遠レンズを搭載しています。

 

また、カメラアプリ専用の新ボタン「カメラコントロール」が本体の右下に追加されました。一度クリックするとカメラアプリが起動し、もう一度押すと写真が撮影でき、ビデオモード中にクリックするとビデオ撮影がスタート。2024年内には、ソフトウェアアップデートで「2段階シャッター」が登場すると予告しています。

Image:Apple

 

iPhone 16 Proは15万9800円(税込、以下同じ)から、iPhone 16 Pro Maxは18万9800円から。予約受付は9月13日に開始され、9月20日から出荷されます。

iPhone 16/16 Plus正式発表! カメラ/アクションボタンを搭載

Apple(アップル)はイベントにて、新型スマートフォン「iPhone 16/16 Plus」を正式発表しました。

↑Appleより

 

iPhone 16/16 Plusには、新たに「カメラコントロール」と呼ばれるボタンが本体側面の電源ボタン下に搭載されています。これにより、ボタンを押して写真や動画を撮影するだけでなく、指をスライドさせることでズームレベルを調整することができます。また、着信/ミュートボタンの場所には「iPhone 15 Pro/Pro Max」ゆずりの「アクションボタン」が搭載され、さまざまな機能を割り振ることができます。

 

iPhone 16/16 Plusはチップに「A18」を搭載。「A16 Bionic」を搭載した「iPhone 15/15 Plus」よりも、最大30%高速です。さらに、AI(人工知能)機能の「Apple Intelligence」にも対応しています。

 

iPhone 16/16 Plusのディスプレイサイズは6.1インチ/6.7インチで、前モデルから変わらず。ディスプレイはより明るく、また耐久性も向上しています。

 

iPhone 16/16 Plusの本体カラーはウルトラマリン、ティール、ピンク、ホワイト、ブラックの5色。海外価格は799ドル(約11万円)と899ドル(約13万円)で、9月20日から販売が開始されます。Apple Intelligenceでどれだけ便利な機能が提供されるかが、iPhone 16/16 Plusの先行きを左右することになりそうです。

AirPods(第4世代)発表、ノイキャン対応あり/なしの2モデル。USB-C版AirPods Maxも登場、新色も追加!

アップルはiPhone 16イベント「時が満ちる。」にて、ワイヤレスイヤホンの最新世代となる「AirPods(第4世代)」を発表しました。標準モデルとアクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載モデルの2種類あり、それぞれ価格が異なります。

Image:Apple

 

AirPods(第4世代)はデザインを改良し、「これまでで最も快適なAirPods」になったとのこと。また前モデルのH1チップに替えて、より強力なH2チップを搭載。そのため「声を分離」や「パーソナライズされた空間オーディオ」など、AirPods Pro(第2世代)専用だった数々の機能が使えるようになりました。

 

また充電ケースは、AirPods史上最も小さなサイズとなり、USB-C充電が可能で、合計で30時間のバッテリー持ちを実現しています。

 

そして高価なバージョンでは、ANCのほか外部音取り込みモード、適応型オーディオなどの機能が追加されています。

 

AirPods(第4世代)の両モデルは本日より予約受付を開始し、9月20日に出荷されます。標準モデルの米国価格は129ドル、ANC付きモデルは179ドルです。

 

また、オーバーイヤーヘッドホンAirPods Maxも新色のスターライト、ミッドナイト、パープル、オレンジ、ブルーを追加。さらに充電端子がLightningからUSB-Cに変更され、より使いやすくなりました。米国価格は従来通り549ドル、こちらも本日より予約受付を開始し、出荷は9月20日です。

Image:Apple

Apple Watch Series 10正式発表、画面大きく薄型化、チタンモデルも登場

Apple(アップル)はイベントにて、新型スマートウォッチ「Apple Watch Series 10」を発表しました。

↑Appleより

 

Apple Watch Series 10の最大の進化は、ディスプレイの大型化と本体の薄型化。Appleが「これまでで最大のディスプレイと最薄のデザイン」とうたうように、「Apple Watch Ultra」シリーズよりも大きなディスプレイを搭載しています。

 

さらに、本体は9.7mmに薄型化。前モデルよりも約10%も薄く、Apple Watch Series 9のステンレススチールケース比なら20%、アルミニウムケース比なら10%軽量となっています。また、Apple Watch Series 10にチタンケースモデルも登場しました。

↑Appleより

 

Apple Watch Series 10はシリーズ史上最速の充電速度も達成。30分で80%まで充電できます。またApple Watchシリーズとして初めて、スピーカーから直接音楽やPodCastを再生できるようになりました。さらに、睡眠時無呼吸症候群の検知も可能です。

 

打って変わって、小規模なアップデートとなった「Apple Watch Ultra 2」。こちらでは、新色の「ブラックチタニウム」が登場します。また、チタン製のミラネーゼバンドも追加されます。

↑Appleより

 

Apple Watch Series 10は399ドル(約5万7000円)からで、Apple Watch Ultra 2は799ドル(約11万円)から。どちらも9月20日から販売が開始されます。Apple Watch Ultra 2の新色も気になりますが、個人的に最も“買い”なのは完全刷新されたApple Watch Series 10のように感じました。

EcoFlowの新型ポータブル電源! 業界最速充電・高コスパを誇る「DELTA 3 Plus」と、コンパクトで軽量型の「RIVER 3」が登場

EcoFlow Technology Japan(以下EcoFlow)は業界最速(※)充電・高コストパフォーマンスを誇る「DELTA 3 Plus」と、コンパクトで軽量型の「RIVER 3」を9月1日に発売しました。最近たびたび地震が発生、またゲリラ豪雨や突然の雷などによる異常気象から、巨大地震や突然の停電などに向けた電源の確保として、家庭用のポータブル電源の需要も高まっています。そのようななか発売された、EcoFlow新製品はどのような特徴があるのでしょうか?

※:EcoFlow Technology Japan調べにより、1kWh容量ポータブル電源製品の充電状況に対して分析した結果。

 

非日常時と普段使いに便利なポータブル電源

DELTA 3 Plusは従来の「DELTA 2」シリーズからアップデートした最新モデルです。1024Whという大容量でありながら、わずか56分で満充電可能。世界有数の試験・検査・認証機関SGS「Fast And Safe Charging」の認証を取得しており、ポータブル電源業界では初となる認定を受けました。X-Boost機能により、最大2000W出力で、同時にソーラーパネルとACによってマルチ充電を行うことができ、1時間足らずで充電が完了します。

 

また、最高品質のLiFePO4(40135)バッテリーが内蔵されており、長寿命化を実現。バッテリーの充放電を繰り返し行える回数が、旧モデル「DELTA 2」と比較1.3倍に相当。4000回繰り返しても、初期容量の80%を維持し、1日1回の使用で10年間使用可能です。さらに、XーQuiet機能により、600W以下の動作では完全な静かさを実現し、周囲雑音のレベルは自然な、わずか30dに維持可能。

↑「DELTA 3 Plus」14万9600円(税込)。フロントにはUSB-A、USB-Cなど含め10個の出力ポートがあります

 

↑裏側のフタを開くとある入力ポートたち。シガーソケットなどもあります

 

DELTA 3 PlusはEcoFlowアプリと連動することで、台風や豪雨の予報にあわせて、蓄電の状況を知らせてくれる機能「台風警報モード」も搭載されており、自動で災害に備えてくれます。台風警報モードとUPS停電リマインダーが迅速にバックアップ電源を起動し、緊急時に必要な家電製品に電力を供給します。緊急時だけでなく、日常の電力使用を最適化し、コスト削減を実現するTOU(Time of Use)モードも新しく追加されました。

↑EcoFlowアプリを使用して、エネルギー管理を効率的に行うことができます。アプリからのリモートコントロールも可能

 

コンパクトで使い勝手にすエントリーポータブル電源

続いて発表されたポータブル電源RIVER 3は、「RIVER 2」シリーズからアップデートした最新モデルです。約255×207×113mmで、業界平均より30%小さく、最大出力は300Wで、子どもや女性でも気軽に持ち運べる手軽さとパワフルさを誇ります。EcoFlowのX-GaNPower(窒化ガリウム)技術を採用したRIVER 3は、GaN半導体材料を利用した初の高効率で、100W未満の電化製品で稼働時間を最大81%延長可能です。

↑「RIVER 3」3万2890円(税込)

 

↑右側のフタを開くと入力ポートがあります

 

平均的なポータブル電源と比較して、ワット数の少ない家電製品を長時間充電可能。10W負荷の場合、蓄電池容量の大きな他社製品よりも約1.5倍の充電を実現します。

↑業界標準モデルより、軽量・小型化されて持ち運びに便利な点もうれしいところ

 

RIVER 3シリーズは、230Whオンライン専用販売モデルの「RIVER 3(230)」【3万900円(税込)】もラインナップ。そして今後も「RIVER 3 Plus」や「RIVER 3 Max」、「RIVER 3 Max Plus」などが登場予定です。

↑RIVER 3シリーズは、今後ラインナップを拡充していく予定とのこと

 

マグネット式高速充電モバイルバッテリー

また、EcoFlow初となるモバイルバッテリー「RAPID Magnetic Power Bank RAPID」も登場します。本モバイルバッテリーの容量は、5000mAhと10000mAhの2種類。

↑「RAPID Magnetic Power Bank RAPID」価格未定。スマホを充電しながら縦置き、横置き可能なスタンドを内蔵しています

 

↑Qi17.5ワイヤレス充電よりも、2倍の速さに匹敵する最新のMagSafe Qi2 15Wワイヤレス充電。iPhone 15を充電0%の状態から、わずか44分で50%まで充電できます

 

さらに高速な充電のために、30W/65W出力の内蔵ケーブルにより、40分で iPhone 15 Pro Maxを70%まで充電します。RAPIDは複数の充電プロトコルに対応しているため、Macbook、iPad、Kindle、フィットネスバンドなど、ほとんどのデバイスに対応可能。

 

液晶ディスプレイでバッテリー容量、出力、および再充電に必要な時間をチェックできます。そんなユーザーライクなRAPIDモバイルバッテリーは発売日未定となっているため、EcoFlowからの続報を待とう。

↑EcoFlowアプリを使えば、RAPIDモバイルバッテリーの待ち受け画面をユーザーの名前、お気に入りのパターンなどにカスタマイズできます

 

↑バッテリーの加熱問題を大幅に低減する構造を持つ

 

菅沼キャンプ村ではEcoFlowを無料レンタル

上記製品の説明とアウトドアでの体験レビューは、群馬県・菅沼キャンプ村で行われました。このキャンプ場の大きな特徴といえるのが、電気もインターネットもないということ。キャンプ場周辺には電柱や電線などもありません。一帯に携帯電話の電波もないため、スマートフォンなどからインターネットにアクセスもできません。 またキャンプ場内には街灯がなく、バンガロー内にも照明がありません。

 

なので菅沼キャンプ村では、「EcoFlow エクスペリエンスセンター」が開設され、EcoFlowのポータブル電源が貸出機材として用意されており、無料で借りて試すことができます。大容量の「DELTA Max」から、比較的小容量の「RIVER Max」「RIVER Pro」まで取り揃えられており、用途に合わせて選択可能。ソーラーパネルも用意されており、ポータブル電源と組み合わせて使用できるようになっています。このEcoFlowのポータブル電源を貸し出すという取り組みは、今年で4年目を迎えます。

 

菅沼キャンプ村の村長 狩野孝典氏によると、「(ポータブル電源と合わせて)一番貸し出しが多いのはLEDランプ。あとは夜になると非常に寒いところですので、電気毛布がよく出ます」とのこと。また、貸し出しに対する認知度も年々上がってきており、「今シーズンは、ほぼ貸し出し終了になっている」とのこと。

↑菅沼キャンプ村の村長 狩野孝典氏

 

当日は菅沼湖畔にてカヌーを体験し、途中にあるビーチにてDELTA 3 PlusとRIVER 3を体験。ホットプレートにてホットケーキを焼き、ケトルにてお湯を沸かし、温かいコーヒー&紅茶をいだきました。電気が通っていない大自然の場所では、ポータブル電源のありがたみを強く感じた1日でした。

 

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

重さわずか約125g! 世界初のSnapdragon AR2搭載XRグラス「MiRZA」

NTT QONOQ Devices(NTTコノキューデバイス)は、メガネ型XRグラス「MiRZA(ミルザ)」を発表しました。個人向けは全国のドコモショップやドコモオンラインショップ、各ECショッピングサイトなどで2024年秋より順次販売される予定で、実売価格は24万8000円(税込)。

 

記事のポイント

メガネのように軽い装着感ながら、高性能チップセットAR2搭載によりスマホとの連携性を高めたXRグラス。SF映画のように、目の前の空間にバーチャルディスプレイが表示される体験は話題を呼びそう。今後のコンテンツ拡充にも注目したい。

 

ミルザは、デバイス上の様々な情報を目前の空間にバーチャル表示させることができるXR(クロスリアリティ)グラス。世界で初めてクアルコムのチップセット「Snapdragon AR2 Gen1」を搭載し、スマートフォンとワイヤレス接続して機能を連携させられることが特徴。

 

約1000nitsの明るさとFHD(1920×1080)の高画質で画像を表示し、グラスを通して現実空間を実際に見ながら3D空間もクリアに視認可能。それにより、手軽に6DoFコンテンツ(現実空間の位置座標や物体を認識し、バーチャルなコンテンツをあたかも現実空間に存在するように配置できる)を体験・活用できるとしています。

 

活用例として、XRAI(エックスレイ)が提供する文字起こし・通訳機能アプリ「XRAI Glass」を利用することで、140以上の音声言語を即座に通訳して字幕に変換・表示し、円滑な外国語コミュニケーションが可能になることが挙げられています。このほかにもSnapdragon Spacesに対応したアプリの利用も可能です。

 

重量は電池搭載ながら約125gと軽量。メガネに近い重量バランスや厚みを抑えた光学レンズの採用により、長時間使用しても疲れにくい装着感を実現しています。また、パリミキ・アイジャパンとの協業により、視力補正用レンズを装着することも可能です。

 

NTTコノキューでは、XRグラスミルザの今後の利用シーンやソリューションの拡充を目的とし、法人パートナーを募集し新たなコンテンツ開発を行っていくとしています。

 

NTTコノキューデバイス
XRグラス「MiRZA(ミルザ)」
2024年秋発売予定
実売価格:24万8000円(税込)

PC向けゲームをごろ寝スマホで楽しみたいなら「Backbone One」がオススメ

スマホでゲームを遊べるクラウドゲームを知っていますか? 負荷の高いPC向けの本格ゲームを、月額制のサブスクリプション形式で気軽に遊べるサービスです。「Xbox Game Pass」や「GeForce NOW」が一般的でしょう。またPlayStation 5のような最新ハードでは、ゲームをスマホに転送して遊べるゲームストリーミングというサービスも登場しています。

↑今回はスマホで使えるゲームコントローラー「Backbone One」を紹介します。写真はPlayStationコラボデザインモデル

 

このクラウドゲーム、さまざまなゲームを遊べるのは良いのですが、ゲームコントローラーを用意しないといけない不便さがありました。もちろんスマホ上に仮想コントローラーを表示できるものの、操作性は専用コントローラーに及びません。仮想コントローラーは、画面のどの位置に操作エリアがあるのかを把握する必要があるため、操作が複雑になりがち。加えて画面上をタッチするので、操作するときに手で画面を隠してしまうという弱点もあります。

 

そこで家庭用ゲーム向けのコントローラーを用意することになるのですが、そうするとテーブルにスタンドを立ててそこにスマホを横置きして、コントローラーでガッツリ遊ぶような感じに。これではテレビで遊ぶのと変わらないではありませんか……。

↑スマホスタンドとコントローラーを用意して、椅子に座って正しい姿勢でリモートプレイ。これならテレビの前で遊びたいな……という気分になります

 

ごろ寝ゲームを叶える「Backbone One」

要するにごろ寝しながらまったりと、でもしっかりゲームを遊びたいわけです。その願望を叶えてくれるアイテムが登場しました。スマホ専用の外付けコントローラー「Backbone One」です。米Backboneが製造する2世代目のコントローラーで、ソースネクストが販売代理店となり国内の量販店で購入できるようになりました。

 

Backbone Oneは、スマートフォンのUSB端子と接続できる有線コントローラーです。その特徴は、伸び縮みすること。小さいスマホから大きいスマホまでカシャッと伸ばしてフィットします。端子のタイプはUSB Type-CとLightningの2種類をラインナップします。

↑スマホを挟んでいない状態

 

↑中央のバーが伸びてスマホを挟み込みます。6インチ以上の大きなスマホにもピッタリフィット

 

カラーはホワイトとブラックを展開。ホワイトはPlayStationとのコラボデザインで、DualSenseのような○×□△ボタンを備えています。ちなみにカラーによる機能の違いはありません。

 

家庭用ゲーム機と遜色ないキー配置

ボタン配置は現代的な家庭用ゲーム機のコントローラーと共通しています。ABXYボタン(○×□△ボタン)、右下のRスティック、左上のLスティック、左下の十字キー。左右の肩にR1/R2、L1/L2キーという構成。スクリーンショット撮影ボタンもあります。

↑PlayStationコラボのホワイトはキー天面が○×□△ボタンの印字。機能は通常モデルと変わりません

 

↑天面にはR1/R2、L1/L2キーを配置

 

グリップの膨らみは柔らかめで、スマホ本体の重さも加わって安定した握り心地を実現しています。重量バランスとグリップ感はNintendo Switch Liteが最も近いと感じました。語弊のある表現かもしれませんが、「スマホをNintendo Switch Liteみたいなゲームデバイスにするコントローラー」と言えます。

↑左側に3.5mmイヤホンジャック、右側に給電用のUSB Type-C端子を装備。充電しながら遊べます。さらに、スマホなしでゲーム機などに接続して有線コントローラーとしても使えます

 

自由な姿勢で楽しめるからクラウドゲームとの相性が抜群

改めて、クラウドゲームやゲームストリーミングサービスとの相性が抜群なのが、このBackbone Oneの最大の魅力です。実際に使ってみて、ゲームの楽しみ方が大きく変わったんです。

 

筆者の場合、PlayStation 5のリモートプレイ機能を使って『信長の野望 新生』をプレイしていますが、これが想像以上に快適でした。ベッドに寝転がりながら、本格的な歴史シミュレーションゲームをスマホでプレイするにあたり、最初は「画面が小さいスマホでまともに遊べるのかな?」と不安でしたが、Backbone Oneを使うと、まるでポータブルゲーム機で遊んでいるかのような感覚になり、気がつけば寝る前の数時間を費やして遊んでいました。スマホとコントローラーが一体化するので、自由な姿勢でゲームにのめり込めるのです。ごろ寝しながら、ソファに深く腰掛けながら、はたまた電車の中で立ったまま……あらゆる状況でもゲームを楽しめます。

 

もちろん、クラウドゲーム以外でもBackbone Oneは活躍します。iPhone/Android向けのゲームでも、コントローラーに対応したタイトルなら快適にプレイ可能。たとえば『アスファルト9:Legends』とか『FINAL FANTASY VIII Remastered』のようなタイトルですね。Backbone OneのWebサイトでコントローラー対応タイトルの一覧が紹介されています。

 

一部タイトルはタッチ操作もコントローラー化できる

Backbone Oneは有線コントローラーなので、基本的には端子が刺さればアプリなしで利用できますが、独自の機能を実現するためのアプリも用意されています。

 

Backbone Oneの専用アプリはゲーム用のポータルアプリになっています。PS Remote PlayやXbox Game Pass、Steam Link、Google Playのタイトルをサービス横断で検索できるうえに、アプリからゲームを起動することも可能です。

 

さらにAndroid限定で「タッチシンク」という機能も搭載しています。これは、本来コントローラーに非対応なゲームタイトルでも、Backbone Oneで扱えるようにするという機能です。タッチ操作をキー操作に置き換える専用ツールを使って置き換えられます。

 

記事執筆時点での対応タイトルは『原神』、『崩壊:スターレイル』、『PUBG Mobile』ほか2作品の計5タイトルのみ。また、スマホの機種によっても相性があり、うまく動作しない場合もあるようです。

↑タッチシンクはゲームごとに異なるボタン配置を画面上の操作で代替したもの。写真では『PUBG Mobile』のゲーム画面にタッチシンクのボタン割り当て用の画像レイヤーが重ねて表示されています

 

価格はやや高いが価値は十分ある

クラウドゲーム用のコントローラーとしてのBackbone Oneの魅力は十分ですが、正直なところ、値は張ります。1万9800円(税込)という価格設定は、単なるゲームコントローラーとしては確かに高額です。

 

この値付けは、昨今の円安事情も影響しているのかもしれません。2021年発売の初代モデルは米国での価格は99ドルで、日本発売時の価格は1万2800円(税込)でした。今回のモデルも同じ99ドルですが、為替を反映して相応に値上がりしています。

 

妥当ではあるものの、ユーザーとしてはもう少し手に取りやすい価格になればいいなと思うのが正直なところです。特にNintendo Switch Liteが2万1970円(税込)で販売されていることを考えると、多くの人にとっては躊躇してしまう価格帯かもしれません。

 

しかしながら、実際に使ってみると、その価値は十分にあるとも感じました。ハードウェアの品質は非常に高く、PCやXBox、PlayStationでしか遊べないような豪華なグラフィックのゲームを手元で、しかも快適な姿勢でプレイできるのはお値段以上に贅沢な体験でした。高性能なスマホでリッチなゲーム体験を楽しみたい人や、どうしてもコントローラーを使って遊びたいゲームがある人にはぜひオススメしたいです。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

【西田宗千佳連載】「Copilot+ PC」提供を急ぎすぎたマイクロソフト

Vol.141-3

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回はマイクロソフト が進めるAI 向けに強化された機構を持つPC の普及。「Copilot+PC」と銘打ったモデルの狙いと普及に向けた課題を探る。

 

今月の注目アイテム

ASUS

Vivobook S 15 S5507QA

直販価格24万4820円~

↑ASUS初となる次世代AI機能搭載のCPU「クアルコム Snapdragon X Eliteプロセッサー」を採用。ASUSをはじめレノボ、HP、エイサーやマイクロソフトなど、大手PCメーカーから「Copilot+PC」が続々と登場している

 

マイクロソフトは、AIをPC内で活用することを前提に策定した新規格である「Copilot+ PC」をアピール中だ。発売自体は今年6月にスタートしているが、売れ行きはさほど良くない。悪いわけではないようだが、「新機種が出たら売れる」いつもの水準に近く、「まったく新しいPCの誕生」で期待される量には達していない。

 

理由は複数あるが、そのひとつは「マイクロソフトが急ぎすぎた」からだろう。

 

この2年に起きたAIに関する大きなうねりから考えると、その変化がクラウドだけにとどまると考えるのは難しい。そうすると、「個人が使うデバイス」でいつ、どのくらい有用なものとして扱えるようになるかに注目が集まるのも、また必然である。AI活用をリードするマイクロソフトとしては、他社よりも早く、インパクトのある形でWindows PCにAIを持ち込みたいと考えていた。PC自体の需要を伸ばすにも必須のものだ。

 

その結果として、まず2023年末から「AI PC」という緩やかなマーケティングキャンペーンをうち、各社が開発中の新プロセッサーを使う形で2024年中に「新世代のPC=Copilot+ PC」をアピールする……という計画になったのは想像に難くない。

 

ただ問題は、6月の発表の時点では、Windows 11に組み込むべき「AIがないと実現できないこと」がそこまで突き詰められていなかった、ということだ。画像生成などはすでにクラウド型AIにもあり、それだけでPCの購入動機にはなりづらい。

 

画期的な機能として用意されたのが「Recall(リコール)」だ。AIがPC内での行動履歴を「検索可能な情報」としてまとめ直すことで、PCを使う際の物忘れを防止する機能である。要は「あれ、どうだったっけ?」をなくすことを目指したのだ。

 

だが、「行動履歴をスクリーンショットの形で記録し続ける」ことそのものが、重大なプライバシー侵害につながる懸念を持たれた。プライバシー侵害を防ぐためのオンデバイスAI利用であり、記録データの暗号化ではあるのだが、PCがハッキングされたときの対策や、そもそもの不安感の払拭といった点で、特に欧米の人々の期待に応えられなかった。

 

そのため、テスト版の提供開始は6月から10月に遅れている。正式版を多くの人が使えるのは、さらに先のことになるだろう。

 

最も特徴的な機能がないことは、やはりアピールする上でマイナス要因に違いない。6月に予定されていた公開もテスト版であるし、Copilot+ PC自体の企業への販売は今年後半からだったので、そもそも起爆剤に欠けていた部分はある。しかし、マイクロソフトとしては「いち早く」という強い思いがあったのだろう。結果的には裏目に出てしまったが。

 

同じようなことはどのメーカーも考えている。Googleは8月末から販売を開始した「Pixel 9」に「Pixel Screenshots」という機能を搭載した。現在は英語での提供のみだが、利用者が撮影したスクリーンショットをAIが解析し、「スマホの中での行動のデータベース」にして物忘れを防止するものだ。

 

趣旨としてはRecallとほぼ同じであり、違いは「自動記録ではなく、自分でスクショを撮る」こと。自分のアクションで覚えておきたいことを記録するので、Recallのようなプライバシーに対する懸念は出にくい……という立て付けなのである。

 

発想としてはどの企業も似たものを持っているが、それをいつどのような形で提供するかが重要になってくる。マイクロソフトは少し急ぎすぎ、Googleは状況を見ながら「ブレーキを踏んだ機能」を提供した、と考えることができる。

 

そして、Copilot+ PCにはもうひとつの懸念がある。「ARMなのかx86なのか」という点だ。ここは次回のウェブ版で解説する。

 

週刊GetNavi、バックナンバーはこちら

「iPhoneから水を出す」動画、本当に効果はある? 海外メディアが検証

YouTubeには「iPhone内部に入った水を排除する動画」が存在しています。この動画に一定の効果があると、修理業者のiFixitと海外メディアのThe  Vergeが報じています。

↑こんな場合、どうする?

 

iPhoneから水を出す動画とは、特殊な音を使って、iPhoneのスピーカーに入ってしまった水を排出するというもの。下の動画がそれです(※)。

※この動画の使用により生じた不具合や故障につきましては、一切の責任を負いかねます。

 

【iPhone内部に入った水を排出する動画】

 

iFixitとThe Vergeはこの動画の効果を検証するため、UV染料を入れた水に「iPhone 13」を浸します。そして動画を再生すると、確かにiPhoneのスピーカーから水が排出されたのです。

↑水が出ている(画像提供/The Verge, iFixit)

 

なお、水が排出されたのはスピーカー部分からで、その他の外部ポートから水は出ませんでした。また、テストしたiPhoneを開くと、スピーカー以外の部分にUV染料が染み付いていました。このことから、動画は一定の効果があるものの、水浸しになったiPhoneを守ることはできないことがわかります。

 

最新の「iPhone 15」はIP68の防塵・防水性能を備えており、水しぶきや雨、最大6メートルまでの深さの水没に30分間耐えることができます。とはいえ、できるだけ水に浸さず、大切に使ってあげたいものです。

 

Source: The Verge via MacRumors

ファイルをつかんだはいいものの…。ドラッグ&ドロップをキャンセルする3つの方法!【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「ドラッグ&ドロップをキャンセルする3つの方法」です。

 

 

ドラッグ&ドロップをするつもりでファイルなどをつかんだあと、やっぱりやめたくなった場合、それを元の場所に戻すのが面倒なことがあります。そんなときに、ドラッグを簡単にキャンセルできる方法を3つご紹介しましょう。

 

まず1つめは、キーボードの「esc」キー(エスケープキー)を押す方法です。ファイルをドラッグ中にエスケープキーを押すと、このようにファイルが元の場所に戻ります。テキストをドラッグしている場合も、このように元に戻ります。

 

2つめは、ドラッグしているアイテムをメニューバー上にドロップする方法です。フルスクリーン時のみメニューバーを自動的に隠す設定の場合は、画面上端の黒い部分にドロップすることでキャンセルが可能です。ただし、メニューバーを自動的に非表示にしている場合、この方法は使えません。

 

そして3つめは、ドラッグしているアイテムを、開いているウインドウ上部のタイトルバーにドロップする方法です。ウインドウはFinderに限らず、あらゆるアプリのウインドウでもOKです。

どれか一つでも覚えておくと便利ですので、ぜひ覚えてください。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

【関連リンク】
Mac Fan Portal
Mac Fan TV(YouTube)

「Pixel Watch 3」、ソフトウェアアプデは3年間保証。Pixelスマホより短い理由は…

Googleの最新スマートフォン「Pixel 9」シリーズは、ソフトウェアアップデートが発売から7年間受けられることが保証されています。しかし、スマートウォッチの「Pixel Watch 3」は発売から3年間に限られることが明らかとなりました。

↑3年間は短すぎる?

 

公式サポートページによれば、Pixel Watch 3のソフトウェアアップデートの提供保証期限は「2027年10月」または「米国のGoogleストアでの販売開始から最低3年間」提供とのこと。この文言は、初代Pixel WatchやPixel Watch 2から変更されていません。

 

注目すべきは、Pixel Watch 3が前モデルより1か月早く発売されるにもかかわらず、期限が同じ「10月」に設定されている点。それに対してPixel 9シリーズは、Pixel 9 ProとPixel 9 Pro Foldは9月4日に発売されるものの、アップデート保証期限が「2031年8月」とされ、1か月短くなっています。

 

Pixelスマホと違い、Pixel Watchでは「バージョンのアップデート保証」と「セキュリティアップデート保証」を区別していません。「ソフトウェア アップデートの提供保証期限」の一つがあるだけです。

 

Pixel Watch 3には、Wear OS 5がインストール済みで出荷されます。前Pixel Watch 2も同じチップセットを搭載しているため、やはり同じバージョンのWear OSが提供されることになりそう。また、Googleは新型モデルのアプリ機能を古いモデルに追加することにも前向きなため、そちらに期待できそうです。

 

一見すれば、ソフトウェアアップデートが3年にとどまるのは短いようにも思えます。それでも、一般的にスマートウォッチはバッテリー寿命が2~3年でもあり、その頃がちょうど買い替えどきかもしれません。

 

Source: Google
via: 9to5Google

インテル最新CPU「Core Ultra 200V」搭載の“AI”ノートPCをASUSが発表 Zenbook S新モデルも

ASUS JAPANは9月5日、インテルの最新ノートPC向けCPU「Core Ultra 200V」シリーズを搭載する個人向けノートPC2製品「ASUS Zenbook S 14 UX5406」「ASUS Vivobook S 14 S5406」を発表しました。

↑ASUS Zenbook S 14 UX5406(スカンジナビアンホワイト)

 

記事のポイント

インテルが9月3日に最新ノートPC向けCPU「Core Ultra 200V」(開発コードネーム:Lunar Lake)をお披露目したことで、各社から搭載ノートPCが発表されはじめました。新CPUはAIの推論処理に優れる「NPU」の性能が大幅に向上していますが、AI関連の機能が本格的に利用可能になるのは2024年11月下旬のCopilot+ PC無償アップデート提供以後と見込まれています。現時点では世代更新による内蔵GPU性能の大幅アップといった恩恵が大きい印象です。

 

ASUS Zenbook S 14 UX5406(スマイアグレー)

 

↑天板にはハイテクセラミックハイブリッド素材のセラルミナム加工を施しており、デザイン性だけでなく耐久性にも優れているとのこと

 

「ASUS Zenbook S 14 UX5406」は、「Core Ultra 200V」シリーズを搭載する14インチノートPC。本体は最薄部11mm、重量は約1.2kgと、ハイエンドモデルながら薄型軽量を突き詰めたボディーが特徴です。ASUS独自のAIアプリとして「StoryCube」を搭載し、ローカルAI処理によってユーザーの写真や動画を自動整理したり、ハイライト動画の自動作成といった機能が利用できるとしています。

 

解像度3Kの有機EL HDRディスプレーを採用し、Harman Kardonの6スピーカーシステムを内蔵するなど、エンターテイメント性能に優れた各種仕様も見どころのひとつ。72Whのバッテリーによる長時間駆動に加え、Wi-Fi 7ワイヤレス通信にも対応。筐体は軍用規格のMIL-STD 810Hに準拠したミリタリーグレードの堅牢性を確保しています。

 

2024年9月20日より予約を開始し、2024年10月以降発売予定です。

 

↑「ASUS Vivobook S 14 S5406」

 

「ASUS Vivobook S 14 S5406」は、14インチ有機ELディスプレーを搭載したノートPC。CPUは「Core Ultra 200V」で、本体は最薄部13.9mm、軽さ約1.3kgと、こちらも軽量・コンパクトさがひとつの特徴です。2基のThunderbolt 4ポートを採用するほか、75Whの大容量バッテリー搭載により、最長27時間の長時間駆動が可能としています。また、Zenbook S 14と同様にASUS独自のAIアプリ「StoryCube」を搭載し、ローカルAI処理による様々な機能を利用可能です。

 

2024年9月20日より予約を開始し、2024年11月以降発売予定です。

 

ブランド名(メーカー名):ASUS JAPAN
商品名:ASUS Zenbook S 14 UX5406
市場想定価格:未定

ブランド名(メーカー名):ASUS JAPAN
商品名:ASUS Vivobook S 14 S5406
市場想定価格:未定

スマホスタンドと充電器が一体化! MOTTERUのQi2対応マグネット式ワイヤレス充電スタンド

MOTTERU(モッテル)は、Qi2対応のマグネット式ワイヤレス充電スタンド(MOT-QI15W03)を、MOTTERU公式オンラインショップを含むECモールで2024年9月9日に発売します。カラーはやさしい色合いのアーモンドミルク。直販価格は4990円(税込)。発売を記念し、数量限定で最大30%オフで購入できるモニターセールも実施されます。

 

記事のポイント

最大15Wの急速充電にも対応したワイヤレス充電器は、スマホで動画やSNSを見ながら充電できるのが便利! 同色の充電ケーブルとケーブルバンドが付属しているので持ち運びも楽々です。

 

本機は、ワイヤレス充電対応のスマホを乗せるだけで充電できるQi2対応のスタンド型ワイヤレス充電器。端末の充電位置に近づけるだけで、磁石の力でピタッと装着できるので、いつも正確な位置で固定して充電できます。Magsafe対応・Qi2対応のスマホケースの場合、ケースをつけたままでも充電可能。充電器に設置してもiPhoneのカメラ部分にはかからないサイズ設計になっています。

 

Qi2規格に対応しており、最大15Wの急速充電が可能(別途、PD20W以上のAC充電器が必要)。急いでいる時でも、すばやく充電ができます。

 

スタンド部分は0~90度まで角度調整でき、好みの高さと画面角度に合わせてつかえます。端末を縦向き・横向きどちらでも設置できるので、動画を見ながら充電したり、作業をしながらも充電したりすることも可能です。また、スタンドをたためばコンパクトになり持ち運びも簡単です。

 

安全に配慮し、「過電流保護」「過電圧保護」「過熱保護」「異物検出」の4つの保護システムを搭載。異常を検知した際は充電を遮断し事故を防ぎます。

 

付属品として、充電器と同色のUSB-C to USB-Cケーブル(約1.5m)が付属します。専用のケーブルバンドも付属しているので、持ち運びや収納にも便利です。

 

発売に合わせて最大30%オフのモニターセールも実施されます。各ECサイトでの割引価格は以下の通り。

楽天:50点限定30%OFF→3493円(税込)
Yahoo!ショッピング:50点限定30%OFF→3493円(税込)
アマゾン:20%OFFクーポン→3992円(税込)

 

MOTTERU
Qi2対応マグネット式ワイヤレス充電スタンド(MOT-QI15W03)
2024年9月9日発売予定
実売価格:4990円(税込)

レトロゲーム機? いいえ、最新Androidゲームデバイスです。「AYANEO POCKET MICRO」国内正規販売スタート

天空は9月5日、AYANEOの3.5インチディスプレイ搭載Androidポータブルゲーミングデバイス「AYANEO POCKET MICRO」の国内正規版を11月上旬から販売開始すると発表しました。

記事のポイント

ポータブルゲーミングデバイスを数多く展開するAYANEOの最新デバイスです。ゲーム機としての性能は高くないものの、Androidに移植されたレトロゲーム、あるいはスマートフォンゲームなどを楽しめます。ユニークな外観の筐体は必見。

 

「AYANEO POCKET MICRO」は、画面比率3:2の3.5インチIPSディスプレーを搭載した“レトロゲーム向け”をうたうポータブルゲーミングデバイスです。現行のポータブルゲーミングデバイスは比率16:9のディスプレーを搭載するモデルがほとんどですが、あえて3:2の画面比率とすることで、レトロゲームを引き伸ばすことなく高解像度(960×640ドット)で表示できるのが特徴。ディスプレー自体はオールガラスのフルスクリーンで画面占有率も高く、没入感のある最高のレトロゲーム体験をうたいます。

↑特徴的なのが3:2のディスプレー。あくまでレトロゲーム向けなので、一般的な最新スマホゲームをプレイする際は注意が必要です

 

搭載OSはAndroid 13。SoCはスマートフォン向けのMedia Tek Helio G99で、最新の3Dゲームをヘビーに遊ぶようなユーザーには向きませんが、レトロゲームであれば快適にプレイできるでしょう。メモリとストレージは2種類のスペックを用意しており、6GB/128GBまたは8GB/256GBを選択可能です。

 

本体サイズは約156×63×18mm、重量は約233gと小型・軽量。レトロな雰囲気のデザインでありながら、エルゴノミクスデザインに基づいたCNC合金フレームを採用。長時間のゲームプレイでも疲労感を軽減するとしています。

↑USB Type-CポートやmicroSDカードスロットも用意

 

ほかのAYANEO製ゲーミングデバイスと同様、独自の管理アプリ「AYASpace」「AYAHome」によりゲームに合わせた設定変更に対応します。ゲームに応じて個別のボタンマッピングを設定したり、レトロゲームを検索して表示可能です。

 

価格は3万9800円(6GB/128GBモデル、税込)、4万4800円(8GB/256GBモデル、税込)で、ハイビーム公式オンラインストア、Amazon.co.jpなどで予約を開始しています。なお、ハイビーム公式オンラインストアでは9月19日までの予約限定で、10%オフの特別価格にて販売を実施中です。

 

ブランド名(メーカー名):天空
商品名:AYANEO POCKET MICRO
市場想定価格:3万9800円(6GB/128GBモデル、税込)、4万4800円(8GB/256GBモデル、税込)

サードウェーブが「Core Ultra 200V」搭載ノートPCを発表 16インチの大画面モデルも用意

サードウェーブは9月4日、インテルの最新ノートPC向けCPU「Core Ultra 200V」シリーズを搭載する個人向けノートPC3機種を発表しました。

記事のポイント

インテルのノートPC向け最新CPU「Core Ultra 200V」(開発コードネーム:Lunar Lake)が発表されたことで、国内のBTO PCメーカーからも搭載ノートPCが発表されています。独自のAIアプリなどが搭載されるかどうかは未定ですが、MicrosoftのCopilot+PCには対応見込みとのことで、しばらく待てばAI PCとしての能力を発揮しやすい環境が整いそうです。

 

16インチディスプレーを採用する「THIRDWAVE DX-L7LA」は、CPUにCore Ultra 7 258Vを採用。メモリー容量は32GB(LPDDR5X) 、ストレージには容量1TBのM.2 NVMe SSDを搭載します。

 

本体サイズは幅358×奥行253×高さ20mm (ゴム足含まず)、重量は約1.3kg。インターフェースとしてThunderbolt 4端子やUSB PD対応のUSB 3.2 Gen 2 Type-Cポートを搭載する見込みです。

 

MicrosoftのCopilot+PCについては、他メーカー製品と同様、2024年11月下旬から実施見込みの無償アップデートによる対応を予定しています。また、発売開始日時や価格は後日発表となる見込みです。

 

「THIRDWAVE F-14LN7LA」および「THIRDWAVE F-14LN5LA」は、どちらも14インチの画面サイズを採用したモバイルノートPC。スペックについては、上位モデルとなる「THIRDWAVE F-14LN7LA」がCPUにCore Ultra 7 258Vを採用し、メモリー容量32GB(LPDDR5X)、ストレージ容量1TBのM.2 NVMe SSDを搭載します。

 

「THIRDWAVE F-14LN5LA」はCPUのグレードが1段下がり、Core Ultra 5 226Vを採用。メモリー容量は16GB(LPDDR5X)、ストレージは1TB M.2 NVMe SSDです。

 

こちらも、発売開始日時や価格は後日発表となる見込みです。

「アップル税」は高すぎる! マイクロソフトがクラウドゲーム配信を巡りアップルを批判

「Xbox」のクラウドゲームアプリをApp Storeで配信することに関して、「30%の手数料」は高すぎるとマイクロソフトが主張しています。

↑アップルのルールは厳しすぎる

 

アップルは今年初めからApp Storeにおいてクラウドゲームアプリを許可しており、数多くのレトロゲームアプリが登場。その一方、アップルはApp Storeにおけるアプリやコンテンツ販売に最大30%の手数料を課しています。これは通称「アップル税」と言われています。

 

英国の規制当局は、スマートフォン向けブラウザの供給やクラウドゲームの配信などについて調査を行なっています。その当局に対して、マイクロソフトはクラウドゲームアプリ「Xbox Cloud Gaming」をApp Storeに導入しない理由について、「技術的および経済的理由」を挙げているとのこと。サブスクリプションをアプリ内購入に導入するのは「実現不可能である」と同社は言います。

 

さらにマイクロソフトは、アップルが代理アプリストアを(EU外で)サポートしていないことや、デバイスのハードウェア機能にアクセスできない「Webアプリ」に限界があることについても不満を述べています。

 

英国の規制当局は、マイクロソフトや他の関係者の意見を考慮しながら調査を進める予定。アップルにも譲れない一線があるとは思いますが、iPhoneでさまざまなクラウドゲームアプリが登場することを楽しみにしたいものです。

 

Source: The Verge via MacRumors

次期「iPhone SE」も有機ELディスプレイに移行へ。日本のメーカーが消えた…

次期「iPhone SE(iPhone SE第4世代)」のリリースで、アップルのiPhoneラインナップの有機ELディスプレイへの切り替えが完了すると、Nikkei Asiaが報じています。

↑有機ELディスプレイへのシフト完了(画像はiPhone SE 2)

 

現行モデルのiPhoneでは、「iPhone 16」シリーズの全機種が有機ELディスプレイに移行している一方、iPhone SE(iPhone SE第3世代)には液晶ディスプレイが搭載されています。

 

Nikkei Asiaによれば、次期iPhone SEが有機ELディスプレイに切り替わることにより、iPhoneのサプライヤーからジャパンディスプレイ(JDI)とシャープが排除されるとのこと。日本人としては、なんだか寂しい話です。

 

次期iPhone SEの有機ELディスプレイは、中国BOEと韓国LGに発注しているとのこと。次期iPhone SEは「iPhone 14」のようなデザイン、顔認証機能「Face ID」、USB-Cポート、アクションボタン、アップル設計の5Gモデム、「A18」プロセッサ、ホームボタンなしの6.06インチディスプレイを採用すると噂されています。加えて、「Apple Intelligence」への対応により、RAM容量が4GBから8GBへと増えるようです。

 

次期iPhone SEは2025年初頭のリリースが予想されています。

 

Source: Nikkei Asia via MacRumors

Googleの「かこって検索」機能、流れている曲やQRコードにも対応!

GoogleのAI機能「かこって検索」は、Pixelスマートフォンだけでなくサムスン製品にも広まり、最近ではGalaxyの廉価モデルにも対応しています。画面上で丸く指で囲った物をすぐに調べられる便利さが好評ですが、流れている曲の検索やQRコードの読み取りといった新機能が展開中だと報じられています。

↑もっと便利に

 

海外大手掲示板のRedditユーザーは、Galaxy S23シリーズに曲の検索機能が追加されているといち早く報告していました。その後、米9to5Googleも新機能が使えることを確認しています。

 

本機能が展開されたデバイスでは、検索バーと翻訳ボタンの間に音符アイコンが登場。これをタップすると「スマートフォンからソーシャルメディアで再生されている曲と、近くのスピーカーから再生されている音楽」が検索できるとのこと。前者の場合はスマホのマイクから聞き取っているため、ヘッドホンで再生しているときは使えません。

 

また、QRコードとバーコード読み取り機能は、Android OSの分析で知られるMishaal Rahman氏が報告しています。もともと6月下旬にAndroidベータ版から手がかりが見つかっていましたが、現在では複数のユーザーに展開中のようです。

 

すでに流れている曲の検索もQRコードの読み取りも別のアプリで可能です。しかし、これらがすべて「かこって検索」に統合されると、ますますその利便性は高まりそうです。

 

Source: 9to5Google

次期「Galaxy Z Fold7」と「Flip7」、まさか「Exynos 2500」チップを搭載!?

先日、サムスンの次期フラッグシップ機「Galaxy S25」シリーズ全モデルは、クアルコムの次期ハイエンドチップ「Snapdragon 8 Gen 4」を搭載するとの予想をお伝えしました 。それを裏付けつつ、次期「Galaxy Z Fold7」や「Galaxy Z Flip7」といった折りたたみ機はサムスン製のExynosチップを搭載するかもしれないと報じられています。

↑Exynosになっても高性能であってほしい

 

長年にわたり、Galaxy Sシリーズには、サムスンの自社製ExynosチップとクアルコムのSnapdragonチップの両方を使う「デュアルチップ」戦略が採られています。米国や日本向けにはSnapdragonを、その他の世界市場ではExynosという具合です。

 

2023年にはデュアルチップ戦略から方向転換し、Galaxy S23シリーズ全体にSnapdragon 8 Gen 2を採用。しかし、翌年のGalaxy S24シリーズではデュアルチップに戻りました。

 

韓国の金融情報メディア・Hankyung Korea Marketによると、サムスンはGalaxy S25シリーズ全モデルにSnapdragon 8 Gen 4を使うとのこと。主にAI性能でiPhoneに勝つためであり、クアルコムも諸条件で歩み寄ったようです。このチップはTSMCの3nmプロセスで量産され、次期「iPhone 16」に搭載される「A18」にも劣らないと伝えられています。

 

しかし、2025年後半に発売される可能性のあるGalaxy Zシリーズの次世代機には、「Exynos 2500」を搭載する予定だと言います。サムスンの3nm技術で量産するExynos 2500は歩留まり率(生産した内の良品の割合)に問題があると噂されていましたが、その向上に力を入れているとのことです。

 

サムスンはExynos 2500チップの改良を急いでおり、Galaxy S25シリーズ全モデルに搭載予定だとも言われましたが、2025年初めには間に合わないようです。

 

現行のGalaxy Z Fold6/Flip6はSnapdragon 8 Gen 3の高性能が好評を呼んでいます。Exynos 2500チップも、その後継機にふさわしいパフォーマンスや省電力性能を備えていると期待したいところです。

 

Source: Hankyung Korea Market
via: 9to5Google

アップル、iPad用に「低価格のMagic Keyboard」を開発中!?

アップルが「iPad」向けの低価格なキーボードケース「Magic Keyboard」を開発していると、米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者が報じています。

↑新しいキーボードに期待

 

現行モデルの低価格なiPadには、背面にキックスタンドを備えたキーボードケース「Magic Keyboard Folio」が用意されています。その一方、「iPad Air」や「iPad Pro」には、iPadを上方に持ち上げるヒンジを搭載した「Magic Keyboard」が販売されています。

 

同記者によれば、アップルが開発している低価格なMagic KeyboardはiPad Pro向けではなく、低価格なiPadもしくはiPad Air向けに設計されるとのこと。iPad Pro向けのMagic Keyboardとは異なり、本体はアルミ製ではありませんが、ファンクションキーが搭載される可能性があると指摘しています。

 

iPad Pro用のMagic Keyboardは、アルミ製の本体とファンクションキーを採用したことで、さらにノートパソコンに近い使い勝手を実現しました。同様の高性能かつ低価格なMagic Keyboardが、iPadやiPad Air向けに登場することに期待したいものです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

次期「Mac mini」で「USB-Aポート」が消える?

次期「Mac mini」で「USB-Aポート」が廃止されると米ブルームバーグが報じています。

↑外部ポートが変わりそう

 

「M2」チップを搭載した現行モデルのMac miniには、2個のUSB-Aポートと、2個のUSB-Cポートが搭載されています。また、「M2 Pro」を搭載したMac miniには2個のUSB-Aポートと4個のUSB-Cポートが存在。一方で、ワークステーションの「Mac Studio」にUSB-Aポートは存在しません。

 

ブルームバーグによれば、M4 Proを搭載した次期Mac miniは、背面に3個のUSB-Cポートを、前面には2個のUSB-Cポートを搭載する一方、USB-Aポートは廃止されるとのこと。なお、イーサネットやHDMI、3.5mmオーディオのポートは引き続き搭載されます。

 

M4を搭載した次期Mac miniに関しては、デザインが完全に再設計され、Mac史上最小のデスクトップコンピューターになると報告されています。本体は「Apple TV」並に小型化する一方、現行モデルの1.4インチより若干分厚くなるそうです。

 

コンピューターからUSB-Aポートがなくなり、USB-Cポートに移行するのは自然な流れ。ただし、周辺機器の買い替えが必要となるかもしれません。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

M4チップ搭載「Mac」シリーズ、11月に発売される可能性が浮上!

「M4」チップを搭載したMacは11月に発表されると、海外メディアのMacRumorsが伝えています。

↑M4 iMacは11月デビューか

 

現行モデルのMacには「M3」チップが搭載されていますが、M4 Macはまだリリースされていません。今年5月に発売された「iPad Pro」には、Macに先んじてM4が搭載され、AI(人工知能)処理を含めたパフォーマンスが大幅に向上しています。

 

MacRumorsによれば、アップルは11月に新しいM4 Macをリリースする予定とのこと。新しいMacは年末に向けてリリースされることが多いのですが、11月という具体的なタイムスケジュールが示されたのは今回が初めてです。

 

現時点では、M4 Macを発表するイベントが開催されるかどうかは不明。昨年10月にアップルは「Scary Fast」イベントを開催し、M3 Macを発表。製品は11月に発売されたので、M4 Macも同じ流れになる可能性があります。

 

これまでの噂によれば、アップルはM4 Macを年末までに4モデル発売する可能性があります。エントリーモデルの14インチのM4 MacBook  Pro、M4 Pro/M4 Maxを搭載した14インチ/16インチMacBook Pro、M4 iMac、そしてM4/M4 Proを搭載したMac mini。よりパワフルになったMacの登場に期待が高まります。

 

Source: MacRumors

次期「Galaxy S25」シリーズ、値上げの可能性が高まる理由とは?

サムスンの次期フラッグシップ機「Galaxy S25」シリーズは、クアルコムの次期ハイエンド向けチップ「Snapdragon 8 Gen 4」を搭載すると噂されています。しかし、このチップが大幅に高価となるため、Galaxy S25 Ultraは前モデルから値上げされると報じられています。

↑チップは優秀みたいだけど…

 

今年初め、Galaxy S25シリーズはSnapdragonとサムスン製「Exynos 2500」チップの両方を採用し、販売する国や地域により搭載チップが異なるデュアルチップ戦略になるとの予想が伝えられていました。その後、サムスン工場で3nmプロセスの歩留率が悪いため、Exynos 2500は出荷できず、結局はSnapdragon一択になるとの見通しを著名アナリストが述べています

 

なぜサムスンがデュアルチップを目指したかと言えば、Snapdragon 8 Gen 4が前8 Gen 3チップから値上げ幅が大きくなるとみられるため。そこで、自社製チップ搭載の比率を上げて、製造コストと価格を抑えようというわけです。

 

しかし、リークアカウント@yamazakiによると、Snapdragon 8 Gen 4は約30%値上げされ、Galaxy S25シリーズの価格も高くなるとのこと。

 

数か月前、信頼できる情報源もSnapdragon 8 Gen 4の価格が最大30%上がると主張していました。Galaxy S25シリーズが値上げされる可能性がより一層高まった格好です。

 

Snapdragonチップは性能や省電力においてExynosチップに勝っているので、Galaxy S25シリーズが優れたスマホになる可能性が高まったという意味では確かに朗報です。でも、はたしていくらになるのでしょうか……。

 

Source: @yamazaki(X)
via: Wccftech

噂の「Galaxy Z Fold6 Special Edition」、新型ガラスで折り目が目立たない!? Sペンは…

サムスンはまもなく、折りたたみスマートフォン・Galaxy Z Fold6の薄型モデル「Galaxy Z Fold6 Special Edition」を中国や韓国で発売すると予想されています。標準モデルよりも折りたたみ画面や外側のディスプレイが広く、2億画素カメラを搭載すると噂されています。

↑スリムになってシワが消える?

 

このGalaxy Z Fold6 SE(略称)が、新方式の画面保護ガラスを使うことで折りたたみのシワが目立たなくなると著名アナリストが主張しています。

 

ディスプレイ専門アナリストのRoss Young氏は、Galaxy Z Fold SEの製造が9月に始まるとXで述べています。これは、発売が噂されるのと同じ月。「大半は中国に輸出され、残りは韓国」とのことで、欧米や日本など他の国や地域での販売はしばらくなさそうです。

 

その一方、Galaxy Z Fold6 SEにはUFG(Ultra Flexible Glass)が使われるとのこと。これまでのサムスン製折りたたみスマホには、UTG(超薄型ガラス)が使われてきました。特に最新のGalaxy Z Flip6では改良型のUTGが採用され、折り目が目立たなくなっています

 

これに対してUFGは、Young氏によれば「継ぎ目の部分を除いてUTGよりも厚く、耐傷性、耐久性、継ぎ目の目立たなさを高める」とのこと。つまり厚さが不均一になっており、シワを軽減することと画面の耐久性を両立させるというわけです。

 

同氏は、薄くするためにデジタイザー(ペン入力を認識する層)を削り、コストも削減すると主張。これによりSペンが使えなくなると述べています。

 

しかし、著名リーカーのIce Universe氏はSペンが使えると主張し、Ross氏と意見が割れてます。どちらが正しいか、あと1か月もせずに明らかになるかもしれません。

 

Source: Ross Young(X), Ice Universe(X) 
via: NotebookCheck

Googleのカーナビアプリ「Android Auto」、「Gemini Live」搭載にばく進!

Googleが、カーナビアプリ「Android Auto」向けに、AIチャットボット「Gemini Live」ほか複数の新機能の追加に取り組んでいると報じられています。

↑Gemini Liveがナビゲーターになる?

 

その一つは、Android Autoから直接カーラジオを操作できる機能。7月にはAndroid Auto 12.7から「お気に入り」のラジオ局を追加・削除できることを示す手がかりが見つかっていました。それに続き、最新のAndroid Auto 12.8ベータ版では「Car Local Media」への言及が見つかっています。

 

これまでAndroid Autoからはスマートフォン内に保存したメディアやストリーミングの操作はできましたが、カーナビ内部に保存したファイルなどにはアクセスできませんでした。これからは操作可能な範囲が拡大される可能性があります。実際、ラジオとローカルメディアの再生用に二つの新規アイコンも追加されているようです。

 

一方、Android情報サイトのAndroid Policeは、GoogleがAndroid AutoでのGemini Live対応の準備を進めていることを示す文字列などを見つけました。

 

そこでは、Geminiに関連する「ktt_live」という用語と「会話の開始」への言及があったとのこと。追加アセットのなかには、Geminiで使われている星マークも含まれています。ただし、これらはまだ実装されていないとのこと。

 

このKitt_liveは以前、Google社内でGemini Live開発にて使われていたものです。Gemini Liveは今月初め、Pixel 9シリーズに搭載されてデビュー。ユーザーはソフトウェアキーボードのほか音声入力が可能であり、生成AIチャットボットと自然な会話が楽しめます。

 

Googleがこれらの新機能をいつ展開するのかは不明ですが、長らくAndroid Autoの音声アシスタントとなっている「Googleアシスタント」があまり好評でないことを考えると、開発を急いでいるのかもしれません。

 

Source: 9to5Google and Android Police

今年はお得+納得の「Wトク」だ! キヤノン家庭向けプリンター 「PIXUS」に新製品

キヤノンは、家庭用インクジェットプリンター「PIXUS」シリーズの新製品3モデルと、特大容量タンク「GIGA TANK」を搭載した1モデルを発表しました。発売はいずれも9月中旬を予定しており、価格は下記のとおりです。

 

製品名/キヤノンオンラインショップ価格(税込)/発売予定日

PIXUS XK130/4万2900円/9月中旬予定
PIXUS TS8830/4万150円/9月中旬予定
PIXUS TS3730/9350円/9月中旬予定
G3390/3万3550円/9月中旬予定

↑PIXUS XK130

 

PIXUS XK130は、ランニングコストが特に優れているうえに高機能を備えたモデルです。L判フチなしで約10.0円/1枚の低ランニングコストを実現しました。

 

操作性にも優れており、本体に4.3型のタッチパネルを搭載するほか、無料のスマホアプリ「Canon PRINT」からの印刷にも対応しています。またタッチパネルは、よく利用する機能を自由にユーザーが設定できる「Switch UI」を採用しました。

↑視認性が高い4.3型液晶パネル

 

新機能として「カラー消去コピー」と「冊子コピー」も追加しました。カラー消去コピーは、原稿のカラー部分だけを消去して、ブラックを残してコピーする機能。たとえば学校で出た課題を繰り返し回答するのに利用したり、塗り絵を何度も楽しんだりできます。

↑一度仕上げた塗り絵もカラー消去コピーでもう一度楽しめます

 

冊子コピーは、冊子を開いて片ページずつコピーする際、通常だと上下逆に出力されるところ、出力の向きをそろえてコピーしてくれます。

 

インクはカラー染料と顔料ブラックのハイブリッドで、染料はC/M/Y/Kの4色です。また出力はモノクロ文書で約15枚/分、カラーで約10枚/分となっています。

 

PIXUS TS8830は、染料と顔料の6色インクを搭載し、スマホで撮影した写真なども高画質でプリントできるモデルです。染料はC/M/Y/K/GYの5色で、顔料はブラックとなっています。また、ランニングコストはL判フチなしで約22.9円/1枚です。

↑PIXUS TS8830

 

操作性や機能はPIXUS XK130と同様で、新機能のカラー消去コピーと冊子コピーも利用できます。出力速度も同じです。

 

エントリーにあたるPIXUS TS3730は、4色ハイブリッドのインクを搭載しています。またランニングコストは、L判フチなしで約28.1円/1枚となっています。タッチパネルは1.5型の液晶を搭載するほか、出力はモノクロ文書で約7.7枚/分、カラーで約4枚/分です。なお新機能のカラー消去コピーと冊子コピーは非搭載となっています。

↑PIXUS TS3730

 

G3390は、A4片面印刷の標準モードでブラックボトル1本あたり約6000枚、カラーインク各色1本あたり約7700枚の大容量インクボトルを搭載したモデルです。仕事の資料を大量に印刷する在宅ワーカーや、課題/レポートの多い学生ユーザーなどをターゲットにしています。

↑G3390。エコノミーモードにすることでブラックボトル1本あたり約7600枚も出力できます

 

操作性においては新たに2.7型のカラータッチ液晶を搭載。液晶パネルはチルト式になっており、45度まで上げられます。また、ホーム画面でスタートボタンを押すだけでコピーできる「1プッシュコピー」機能を搭載し、素早く簡単にコピーできるようになりました。

 

出力速度はモノクロ文書で約11枚/分、カラーで約6枚/分です。

 

今年は「Wトク」がキーワード

キヤノンによると、家庭で1台のプリンターを共有利用している層が増えているそうです。また用途も年賀状中心から、仕事や学習、写真印刷など多様化しているとのこと。

 

そのうえで、プリンターに求めるポイントとして「ランニングコスト」「操作性」「インクの価格」を挙げるユーザーが増えているといいます。こうしたことから、キヤノンは「コスト面を重要視する一方で、インク交換のしやすさからカートリッジ式を選ぶユーザーも多く見られ、使いやすさもプリンター選びの中で非常に重要なポイント」ととらえています。

 

これらの動向を踏まえて、2024年は印刷コストの悩みと多様化する印刷用途に応えるため「Wトク」というキーワードを展開。インクカートリッジが低価格かつ低ランニングコストでありながら高機能な「お得感」と、コンパクトな本体サイズと簡単に交換できるインクカートリッジ方式による「納得感」を合わせて、Wトクと表現しています。

 

PIXUS XK130はこのWトクを冠したモデルです。このキーワードがどこまでユーザーにヒットするか、今年後半の注目ポイントとなるでしょう。

↑PIXUS XK130の製品サイトには「Wトク」のロゴがあしらわれています

2025年の「iPhone 17」、RAMが12GBに増えるのはPro Maxだけ?

2025年予定の「iPhone 17」シリーズでは、最上位モデルの「iPhone 17 Pro Max」のみが12GBのメモリー(RAM)を搭載すると、アナリストのミンチー・クオ(Ming-Chi Kuo)氏が報じています。

↑iPhone 17シリーズのRAMはどうなる?

 

現行モデルのiPhoneでは、上位モデルの「iPhone 15 Pro/Pro Max」が8GBのRAMを搭載。一方、標準モデルの「iPhone 15/15 Plus」は6GBのRAMを搭載しています。そのため、人工知能機能の「Apple Intelligence」にはiPhone 15 Pro/Pro Maxのみが対応しています。

 

先日、中国語SNSのWeiboにおいて、iPhone 17シリーズの全モデルのRAMが12GBにアップグレードされるとの情報が流れていました。しかし、クオ氏はその説を否定しているのです。

 

さらに、「iPhone 17」「iPhone 17 Pro」「iPhone 17 Slim」と、2025年初頭に発売される次期「iPhone SE(iPhone SE 4)」には、8GBのRAMが搭載されると言います。これらのモデルでは全機種がApple Intelligenceに対応すると予想されています。

 

クオ氏によれば、iPhone 17 Pro Maxではベイパーチャンバー技術とグラファイトシートを組み合わせた、独自の冷却システムが採用されるとのこと。大容量RAMからの発熱を見越した設計変更なのかもしれません。

 

Source: Ming-Chi Kuo / X via MacRumors

次期iPhone 16 Pro、「ゴールドチタニウム」カラーが判明!?

次期「iPhone 16 Pro」の「ゴールドチタニウム」カラーとされるモックの画像を、海外メディアの9to5Macが公開しています。

↑ゴールドはこんな感じ?(画像提供/9to5Mac)

 

現行モデルの「iPhone 15 Pro/Pro Max」では「ナチュラルチタニウム」「ブルーチタニウム」「ホワイトチタニウム」「ブラックチタニウム」の4色が用意され、「iPhone X」以降では初めてゴールドカラーが提供されませんでした。

 

今回の画像が本物だとすれば、「iPhone 16 Pro/Pro Max」ではゴールドカラーのオプションが復活することになります。同モデルではブルーチタニウムがなくなり、ゴールドまたはブロンズのカラーが追加されることが、これまでにも噂されてきました。

 

ゴールドカラーはスタンダードなホワイト(シルバー)やダーク(ブラック)系と並び、人気のカラー。ゴールドがないからiPhone 15 Pro/Pro Maxの購入を見送ったという人も、iPhone 16 Pro/Pro Maxなら納得して購入することができるかもしれません。

 

Source: 9to5Mac via MacRumors

専門家の高荷智也さんが伝授! 防災三種の神器はEENOURのポータブル電源、発電機、車載冷蔵庫だ

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南海トラフ地震臨時情報の発出や度重なる台風の接近などで、防災意識が高まっている人は多いはず。万が一のときに備えて、防災アイテムは万全に備えておきたいものです。

 

防災アイテムといえば飲料水や食糧、ラジオやライトなどが定番ですが、何かと電気を使う現代では、ここに“電源を取るためのアイテム”も加えるべきでしょう。そこで今回は「備え・防災アドバイザー」の高荷智也さんに、最新の防災アイテム事情から、話題を集めるEENOUR(イーノウ)のポータブル電源やインバーター発電機についてまで、幅広くお話をうかがいました。

 

【今回登場する製品をまとめて紹介】(画像をタップすると閲覧できます)

 

お話をうかがった人

↑備え・防災アドバイザーの高荷智也さん。「自分と家族が死なないための防災」をテーマに、地震・水害・パンデミックなどの自然災害から、銃火器を使わないゾンビ対策まで、堅い防災を分かりやすく伝える活動に従事。防災系Youtuber・Voicyパーソナリティ としても活躍中。

 

もはや災害となっている暑さの中で、求められる防災の備えは電気

まずは、令和の時代に求められる防災意識や、防災シーンにおける電気の重要性について高荷さんに聞きました。

 

──近年、国内で発生する災害のニュースを毎年のように目にします。災害への備えとして、基本的な考え方も変わってきているのではないかと想像するのですが、いかがでしょうか。

 

高荷 家庭の防災において、基本的にやらないといけないことは昔も今も変わりません。命を守ることが最重要です。そのうえで、昔と今とで異なるのは、まず水害への備えが重要になっている点だと思います。ここ50年間、地球温暖化による気温の上昇で、水害や洪水が起こるような大規模な大雨が増え続けています。

 

また同じく温暖化を原因として、夏季に“災害級の暑さ”が報告されることも増えました。毎年1000人前後が“暑さ”によって命を落としているとされていて、いわゆる熱中症対策も重要になってきています。昔は防災といえば“地震に対する備え”が強く意識されましたが、水害と暑さに備える意識も、家庭レベルで持っておくべきでしょう。

 

──備えておくべき防災アイテムも変わってきているのではないでしょうか。

 

高荷 たとえば大雨や突発的な原因で停電が発生したときに、暑さ対策についていえば、電気を使わない限りやれることは多くありません。ですので、電源をいかに準備して使える状態にしておくかが、令和に求められる防災意識だと考えています。

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ポータブル電源とインバーター発電機は有力な選択肢。扇風機と冷蔵庫に使用したい

──ポータブル電源やインバーター発電機を「防災アイテム」として挙げる意見も多く見かけるようになりました。

 

高荷 昔も電気が大切なことに変わりはなかったのですが、緊急時に電源を取る手段がそれほどありませんでした。そのため夏に災害が起きて停電になると、暑さを和らげるために寒冷紗(かんれいしゃ)を使ったり、タオルを濡らして首に巻いたりするくらいしか、物理的な解決方法がなかったのです。

 

その点、現代はポータブル電源の進化がすごく進んでいて、容量の大きなポータブル電源や発電量の大きい発電機を備えておくなど、一般家庭でも有力な選択肢が得られるようになったと思います。

↑インバーター発電機とポータブル電源を組み合わせることで、電気の備蓄がやりやすくなったと話す高荷さん。その理由は後ほど解説します

 

──電源の有無は、防災のシーンにおいてどのような意味を持ちますか。

 

高荷 現代では、安否確認にスマートフォンを使いますし、災害時の情報収集もSNSを使いますよね。昔は「便りがないのはいい便り」なんて言いましたが、いまは災害時に一向に連絡が取れなければ「何かあったに違いない」と考えます。そういった情報収集や連絡に使うガジェットは当然ながら電気がなければ動きません。さらに電気があれば、IHヒーターや電子レンジ、炊飯器を使った調理もできます。調理自体は電気がなくてもできますが、電気がなくなったときに調理するための準備や道具がありませんよね。

↑電気がないと熱を使った調理の場合、薪などの熱源が必要。ですが、そうした備えがない家庭も多いはずです。そこでポータブル電源を使って、たとえば電子レンジを動かせるだけで、非常時の生活が変わります

 

──水道やガスを使うことができれば、電気がなくても生き延びることはできる気もしますが。

 

高荷 「電気がなくてもガスと水道さえあれば」と考えがちですが、水道水を汲み上げるためのポンプや、ガスでお湯を沸かすための給湯器は電気で動いています。「すぐそこまで水やガスが来ているのに、電気がないから使えない」といったことが起こるんですね。現代人の生活に電気は欠かせないものです。災害時においても「命を守るためのもの」であり、「被災生活を便利にするためのもの」でもあると思います。

 

──電気の重要性が改めてわかってきました。最近ではコンセントが使えるポータブル電源や、持ち運べるサイズのインバーター発電機、車載冷蔵庫も登場しています。災害時、これらをどのように活用すると効果的でしょうか。

 

高荷 コンセントが使えるととても便利ですよね。夏場の被災なら、使用をおすすめしたいのは扇風機です。扇風機は消費電力がそれほど大きくなく、ポータブル電源で長時間駆動させることができます。消費電力の小さい「DCモーター」式の扇風機がおすすめです。濡らしたタオルを首に巻いて扇風機を動かすだけで、夏の暑さはだいぶマシになりますよ。

 

それから、コンセントが使える大容量のポータブル電源があれば、冷蔵庫を動かすのもいいですね。熱中症対策としてはもちろんのこと、やはり冷たい飲み物や氷を作れるのはメンタルを維持するためにもとても重要です。

↑F2000クラスの大容量なポータブル電源であれば、冷蔵庫を動かして冷たい飲み物を作ることで、暑さをしのげます

 

これらの家電をポータブル電源で数日動かすことを考えると、合わせておすすめしたいのは何かしらの発電手段、つまりインバーター発電機です。インバーター発電機でポータブル電源をチャージして、ポータブル電源で家電を動かすと電力効率がとても良くなります。今だったらセットでお持ちいただきたいですね。

 

もちろん、冷たい飲み物を冷やしておくだけであれば大きな冷蔵庫を動かす必要はないので、車載冷蔵庫でも十分です。

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EENOURのポータブル電源は基本的な性能が良く、発電機はカセットボンベで動く

続いては、品質の高いバッテリー製品で人気を集めているEENOUR製品を例に取りながら、防災アイテムとしてのポータブル電源やインバーター発電機、車載冷蔵庫についての有用性を高荷さんに聞いていきます。

 

──防災を意識してポータブル電源を選ぶ際に、推奨されるスペックや機能はありますか?

 

高荷 ポータブル電源に関しては、AC出力が1500W以上を最低基準として見ていただきたいです。1500W出力であれば家の中にある家電のほぼすべてを動かせます。あとはどれくらいの容量を選ぶかによって、製品の価格が変わってきます。

 

──EENOURのF2000はACの定格出力が2200W/2900Wと、基準は大きくクリアしています。製品としての良さはどこにあるのでしょうか?

 

高荷 試したところ、F2000はインバーターで電流を変換するときのロスが少ないため、ポータブル電源としての基本性能が良いと感じました。電気を無駄なく取り出せるので、F2000の出力と動かしたい家電の消費電力を見比べてどれくらい動くか計算したときに、計算に近い時間分動くでしょう。

↑コンセントが5つ、USB-Aポートが2基、QC3.0対応USBポートが2基、USB-Cポートが2基、DCが2ポート、シガーライターソケット1ポートなどを備えるF2000。ガジェットから家電まで電力を供給できます

 

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──インバーター発電機は、防災用途で選ぶとしたらどういった機能があるといいでしょうか?

 

高荷 インバーター発電機を家庭用として使うならカセットボンベを燃料として発電できるタイプのものを強くおすすめします。というのも、ガソリンを一般家庭に備蓄するのはなかなか難しいですが、カセットボンベなら気軽に買って備蓄しておけますし、備蓄がなくても、近所のコンビニやスーパーで手軽に入手できます。

 

その点、GS2200iD-Bはガソリンとカセットボンベの両方に対応しているうえに、カセットボンベを3本まで接続できる専用カートリッジも付いています。

↑専用カートリッジで3本のカセットボンベを接続した状態。なお使用時は換気が必須ですので、屋外で使用するのがいいでしょう

 

実際に測ってみたところ、カセットボンベ1本につき約500Wh分発電できます。これをガジェットや家電に出力するのではなく、ポータブル電源にチャージするのがベストな使い方です。

↑発電した電気を家電などに出力すると電力効率が高くないため、ポータブル電源にチャージした方がおすすめです

 

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──車載冷蔵庫はいかがでしょうか?

 

高荷 車載冷蔵庫は防災目線で選ぶのではなく、アウトドア用途や自宅のセカンド冷蔵庫など、目的に合わせて買っていただくのがいいと思います。それが災害時でも使えるのであれば十分です。

 

EENOURの車載冷蔵庫「D18」は、大きすぎないサイズ(約幅41×奥行き31×高さ44cm)で、大きさの割に約9.2kgと想像以上には重くないです。ポータブルなサイズ感に加えて、バッテリー駆動なので停電時には間違いなく役立つでしょう。

↑取っ手が付いているため、持ち運びしやすいです

 

↑マイナス20度までの冷凍にも対応。さらに急速冷凍も可能で、約30分で25度からマイナス20度まで冷やせます

 

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ポータブル電源や車載冷蔵庫は日常でも大活躍!

EENOURのポータブル電源・F2000、インバーター発電機・GS2200iD-B、車載冷蔵庫・D18は、いずれも防災アイテムとして頼れる存在になってくれそうです。では、それぞれの防災アイテムは日常の中でどう活用したり、保管したりするといいのでしょうか。

 

──ポータブル電源やインバーター発電機、車載冷蔵庫などをせっかく購入するなら、日常的にも活用したいですよね。

 

高荷 インバーター発電機はやはり防災用途がメインなのですが、ポータブル電源はアウトドアシーンで活用できると家電などを動かせるので便利ですよね。またF2000は停電時などに一定時間電源を供給する「UPS機能」を備えています。パソコンなど常時接続している機器を安全にシャットダウンできますよ。

 

車載冷蔵庫もアウトドアシーンで活躍します。クーラーボックスを使って飲み物を冷やそうとすると、氷が溶けやすくなりますし、氷を入れるためのスペースも必要になるので、場所を取る大型のものになりがちです。D18なら、バッテリーで冷やしてくれますし、2リットルペットボトルが約3本入るので、容量的にも問題ないでしょう。

↑2リットルペットボトル2本、500ミリリットルのペットボトル3本入ります

 

──ポータブル電源やインバーター発電機は、バッテリーやガスを積んでいる分、保管にも気をつけたほうがいいと思うのですが。

 

高荷 そこは、意外に大丈夫なんですよ。もちろん、高温になる車内や直射日光の当たる部屋は避けるべきですが、40度程度まで気温が高くなっても、問題なく耐えられる設計になっていることがほとんどです。室内に保管しておくなら、置きっぱなしにしていても大丈夫です。

 

──高荷さんも、こうした製品を普段からお使いですか?

 

高荷 私は防災アイテムも兼ねた簡易冷蔵庫を普段から愛用しています。特に活躍するのがGWやお正月で、飲み物やビールを冷やしておいて、みんなが集まったときに、キッチンへ行かなくてもすぐに取り出せるようにしているんです。簡易的な冷蔵庫とポータブル電源を組み合わせてもいいですよね。

 

とはいえ、防災アイテムとして、電気の重要性を認識いただけるのであれば、まずは電源が取れるポータブル電源とインバーター発電機を選んでいただきたいですね。

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ポータブル電源はより大出力で安心感のあるF4000もアリ

今回はポータブル電源のF2000を例に挙げていますが、最大16384Whまで拡張でき、最大出力4000W(定格3300W)の「F4000」という上位モデルもラインアップされています。

↑見た目はほぼ同じで、容量と出力が違うF4000

 

より大容量で安心感を得るのであれば、大出力のF4000がおすすめです。購入を検討する際は参考にしてください。

 

なお、高荷智也さんはYouTubeでGS2200iD-Bを紹介しています。こちらも合わせてご覧ください。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

 

著者/海岡史郎、撮影/鈴木謙介

NECの高性能な顔認証エンジン「NeoFace Monitorクラウド版」が強化! 顔認証速度が高速化

NECは、高性能な顔認証エンジン「NeoFace」をベースとしたPCセキュリティソフト「NeoFace Monitorクラウド版」の新バージョンを発表しました。2024年10月中旬から受注・提供を開始します。

 

NeoFace Monitorクラウド版は、世界No.1をうたう認証精度の顔認証AIエンジン「NeoFace」を利用した、定額で利用できるクラウドサービスです。新バージョンでは、「顔認証速度の抜本的改善」「運用管理機能の強化」「利用者の利便性向上」の強化が図られています。

 

従来は、顔認証の際に顔情報やアカウント、認証設定などの各情報をクライアントPCと管理ポータル間で個々に通信していましたが、新バージョンでは複数の情報をまとめて通信する方式に変更。顔認証時の通信回数を削減することで、ログオン/ロック解除における通信実行回数を従来の30%以下に抑えることができたとしています。

 

また、クライアントPCの認証キャッシュに顔情報が含まれている場合に、管理ポータルと通信可能な状況でもキャッシュ認証を優先する「キャッシュ認証優先モード」を採用しました。

 

運用管理機能の強化については、ADサーバーと連携してWindowsアカウントの情報を読み取り、管理ポータル上にWindowsアカウントと同名の「NeoFace Monitor利用者ID」を自動で登録する「ADプロビジョニング機能」を追加。利用者名やドメイン名などの情報も自動で登録できるため、管理者の作業を軽減できます。加えて、ADサーバーのWindowsアカウント情報に変更があった場合は、管理ポータル上も反映されます。ただし、顔情報とパスワードの登録は必要です。

 

さらに、NeoFace Monitor独自の利用者パスワードによるOSログオンにも対応しました。これにより、OSログオン時にWindowsパスワードを利用しないため、パスワードの流出を防止できるなどの運用が可能になります。

 

利用者の利便性向上では、「常時認証の一時停止機能」を追加しました。たとえばプレゼンなどでPCから顔が外れるシーンに機能を有効化できます。

 

希望小売価格は月額換算で1名あたり300円(税別)から。初回購入時は、最低12か月分で10名以上の利用権が必要となります。これまでクラウド版を利用しているユーザーは管理ポータル上から無料でアップグレードを選択することも可能です。

次期「iPhone 16」、例年より1日早く予約できる?

アップルの次期スマートフォン「iPhone 16」シリーズの予約が、通常の金曜日ではなく木曜日に開始されると、ドイツ語ニュースサイトのMacerKopfが伝えています。

↑どんなスケジュールになる?

 

これまでアップルは火曜日に開催されるイベントで新型iPhoneを発表し、その週の金曜日に予約を始めていました。例えば、去年の「iPhone 15」は米国時間9月12日(火曜日)に発表され、9月15日(金曜日)に予約を開始。発売日は9月22日(金曜日)でした。

 

しかし、次期iPhone 16は従来と異なり、9月9日(月曜日)にイベントが開催されます。このことから、予約開始日も1日早い9月12日(木曜日)になる可能性が指摘されているのです。ということは、製品の販売日も金曜日ではなく木曜日(9月19日)になるのかもしれません。

 

iPhone 16シリーズの予約日と開始日は、9月9日のイベントで発表されるはず。はたして、新しいiPhoneは1日でも早く入手できるようになるのでしょうか?

 

Source: Macerkopf via MacRumors

次期「Galaxy S25 Ultra」、ライバルの最上位モデルより薄くて軽くなる可能性が浮上!

サムスンの次期フラッグシップ機「Galaxy S25 Ultra」は、フレームの角が丸みを帯びて持ちやすくなると噂されており、ベゼルの薄型化によって画面が広くなると予想されています。

↑次のモデルへの期待が膨らむ

 

それに続き、次期Galaxy S25 Ultraは、次期「iPhone 16 Pro Max」や「Pixel 9 Pro XL」より薄くて軽くなると著名リーカーが主張しています。

 

未発表のサムスン製品に詳しいIce Universe氏は、「Galaxy S25 UltraがiPhone 16 Pro MaxやPixel 9 Pro XLを含めて、まもなく発売されるUltraフラッグシップ機のなかで最も薄くて軽いスマホになる」とXで述べています。

 

iPhone 16 Pro Maxの寸法はまだ明らかではありませんが、9月10日深夜に公式発表される見通しです。その一方、Pixel 9 Pro XLの厚さは8.5mm、重さは221g。ちなみに、Galaxy S24 Ultraの厚さは8.6mm、重さは232gとなっています。

 

今回の情報が正しければ、Galaxy S25 Ultraの厚さは最大でも8.4mm、重さは220g以下となるはず。Galaxy S24 Ultraは、先代のGalaxy S23 Ultra(234g)からわずかしか軽くなっていませんでしたが、次期モデルは加工技術が進歩したのかもしれません。

 

なお、Ice Universe氏が言う「まもなく発売されるUltraフラッグシップ機」には、「 Oppo Find X8 Ultra」や「Xiaomi 15 Ultra」「vivo X200 Ultra」などが含まれると推測されます。

 

薄くて軽く、驚くほどベゼルが狭く、片手でも持ちやすいというGalaxy S25 Ultra は、非常に魅力的な製品となる可能性があります。

 

Source: Ice Universe(X)
via: GSMArena

【西田宗千佳連載】機能提供の遅れでつまずく「Copilot+ PC」

Vol.141-2

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回はマイクロソフト が進めるAI 向けに強化された機構を持つPC の普及。「Copilot+PC」と銘打ったモデルの狙いと普及に向けた課題を探る。

 

今月の注目アイテム

ASUS

Vivobook S 15 S5507QA

直販価格24万4820円~

↑ASUS初となる次世代AI機能搭載のCPU「クアルコム Snapdragon X Eliteプロセッサー」を採用。ASUSをはじめレノボ、HP、エイサーやマイクロソフトなど、大手PCメーカーから「Copilot+PC」が続々と登場している

 

マイクロソフトとプロセッサーメーカーは、2023年末から「AI PC」というブランドでのマーケティングキャンペーンを展開してきた。そして現在は、マイクロソフトがさらに積極的に旗を振る形で「Copilot+ PC」を展開し始めている。

 

どちらもAIを使えるのがポイントだが、定義の「ゆるさ」が違いと言える。AI PCは、メインプロセッサーにAI推論用のNPUが搭載されている、もしくは比較的性能の高いGPUを搭載していることが条件だが、厳密に性能を定義したものではない。一定価格以上の最新のPCならみな条件を満たしている、といってもいいだろう。

 

それに対してCopilot+ PCは、より厳密な定義がある。ハードウェアとしては現状、メインプロセッサー搭載のNPUが「40TOPS以上」の性能を備えていること、とされている。それ以上に大きいのが、「Windows 11でのAI関連機能に対応していること」でもある。2024年後半(おそらくは近々)に正式アップデートが予定されている「Windows 11 24H2」ではNPUを使う機能が複数追加され、それを使えるのがCopilot+ PC……ということになる。OS自体の動作条件は変わらないが、新機能の一部がCopilot+ PCでないと使えない、ということだ。

 

あくまで「AI関連の新機能を使える条件」と考えるべきなので、今後は位置付けが変わる可能性がある。現状はAMD・インテル・クアルコムが提供する最新のNPU搭載プロセッサー向けとなっているが、強力なGPUを搭載したPCではそちらを使って対応することも十分に可能だ。新プロセッサーを使ったPCの拡販、という側面が大きいので現在は「NPU」推しだが、条件が変わってくるとの噂は根強い。

 

一方で、Copilot+ PC向けの機能の価値については、少なくとも8月末現在、さほど大きなものにはなっていない。絵を描く機能などがあるが、クラウドで行なえることと大差ないからだ。

 

課題は、最大のウリである「Recall(リコール)」が、テスト公開すら頓挫した状況にあることだ。

 

Recallは、PCの中での作業を全て自動的に「スクリーンショットを撮る」という形で記録し、そのスクリーンショットをAIが解析、検索可能にすることで、「PCで対応した作業のすべてを思い出して活用する」ことを狙ったもの。当初は6月の発表後すぐに、Windows Insiderを経由してテスト公開……との話だったのだが、それが「数週間のうちに」と変わり、さらに現在は「10月にWindows Insiderでテスト公開を開始」と、徐々に後ろへズレている。

 

せっかくのCopilot+ PCだが、コアで従来のPCとの差別化を狙う機能の提供が遅れたことは、認知に大きな影響を与えている。急いで買う必然性を奪い、マーケティングキャンペーンとしての効果が疑問視される結果になっているわけだ。

 

これに限らず、今回マイクロソフトはちょっと慌てて展開しすぎたのではないか、と思える部分が多々ある。Recallの提供が延期された理由も含め、マイクロソフトが慌てた理由などについては次回のウェブ版で解説する。

 

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次期「Galaxy S24 FE」、米FCC認証を取得! 実物の写真も初公開

サムスンのお手ごろ価格で高性能な次期スマートフォン「Galaxy S24 FE」は10月に発売される見通しです。そんななか、本製品が米国のFCC(連邦通信委員会)の認証を取得するとともに、実物の画像が初公開されました。

↑発売は近い(画像提供/Android Headlines)

 

米国でスマホなどの無線を使う機器を販売するに当たっては、まずFCCの認証を得る必要があります。FCCに認証されたら、数か月以内に発売されることが一般的です。

 

今回の写真では、Galaxy S24 FEが放射線測定のため専用の機器に接続されていることが確認できます。ディスプレイはオフになっており、遠くからの撮影ではありますが、本体のデザインはGalaxy S24やGalaxy S24+と似通っていると分かります。

↑放射線測定を受けるGalaxy S24 FE(画像提供/FCC/MySmartPrice)

 

また、FCCへの登録によると、Galaxy S24 FEのサイズは162×77.3mmとのこと。前Galaxy S23 FEの寸法が158.0×76.5mmのため、少し大きくなっているようです。ただし、今回の情報からは厚さがどれほどかは分かりません。

 

すでにGalaxy S24 FEの公式プロモーション資料らしき画像はネット上に公開され、主な仕様は明らかになっています。すなわちGalaxy S24/S24+と同じくフラットなアルミニウムフレームを備えつつ、上位モデルのような薄いベゼルはなく、少しアゴの部分が太くなっているようです。カラーバリエーションはブルー、グラファイト、ミント、シルバー、イエローの5色が用意されているとされています。

 

国際版と同じく、米国版もサムスン製のExynos 2400チップを搭載するとの手がかりもありました。これまで米国版ではクアルコム製のSnapdragonチップを搭載してきましたが、その費用が高くなってきたことと関係があると推測されます。

 

Source: MySmartPrice
via: Sammobile

噂のサムスン薄型折りたたみスマホ、ついに製品名が判明!?

サムスンは、最新折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold6」の薄型バージョンの発売準備を進めていると噂されています。最近では、その製品名やメインカメラの情報を著名リーカーが発信しています。

↑驚くほどスリムかも

 

未発表のAndroid製品に詳しいEvan Blass氏は、薄型モデルの製品名が「Galaxy Z Fold6 Special Edition」になるとXに投稿。それとともに、折りたたみ画面が8インチ、外側のカバーディスプレイが6.5インチであることや、折りたたみ時の厚さが10.6mm(開いた状態では4.9mm)であると示す画像をシェアしています。

 

ただし、現在Blass氏のアカウントは非公開になっており、一般ユーザーは見ることができません。

 

この中で注目すべきは、10.6mmという薄さでしょう。Galaxy Z Fold6標準モデルの12.1mmに対して11.5mmになるとの報道もありましたが、今回の情報が本当であれば、厚さが1.5mmも削られることになります。

 

また、別の投稿でBlass氏は、Galaxy Z Fold Special Editionが2億画素のメインカメラを搭載する可能性を示唆する画像をシェア。これは、まだ製品名が「Galaxy Z Fold6 Ultra」になると思われていた頃に噂されていたことがあります。

 

一般的に折りたたみスマホは構造が複雑であり、収納スペースも限られるため、カメラ性能を大幅に強化するのは難しいと言われていました。しかし、ようやく技術的な限界が突破できたのかもしれません。

 

Source: 9to5Google(1) ,(2) 

iOS「メモ」アプリの情報整理がグッとはかどる! メモとメモをつなげてリンクしよう【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「メモにリンクを貼って整理する方法」です。

 

 

「メモ」には文字や画像だけでなくURLリンクやタグなども書き込めますが、iOS 17からは関連するメモ同士を繋げてリンクできるようになりました。今回は、そんなメモの新機能に加えてクイックメモを使った情報の管理方法を紹介しましょう。

 

それではメモ同士のリンク方法です。まずメモを開いてリンクを設定したい文字列を選択してメニューから[リンクを追加]をタップ。

 

「リンク先」にリンクしたいメモのタイトルを入力します。すると「メモにリンク」のエリアに該当するメモが表示されるのでタップ。「リンク先」に設定されたのを確認して[完了]をタップします。

 

これで完了。作成したリンクをタップすると設定したメモに切り替わります。

 

続いて、Safariで見つけた気になる情報をメモに挿入する方法です。

 

それには、クイックメモを使う必要があるので、まず、クイックメモをコントロールセンターに追加しましょう。追加するには、設定からコントロールセンターをタップして「コントロールを追加」から[クイックメモ]の先頭にある緑色の[+]ボタンをタップして追加しておきましょう。

 

その上で、注目したい部分を選択した状態でコントロールセンターからクイックメモをタップ。新規クイックメモの画面に切り替わるので[リンクを追加+]をタップ。[保存]をタップしましょう。選べばWEBページとメモを紐付けできます。

 

こうしてクイックメモを作成しておけば、クイックメモからWEBサイトの該当部分にアクセスできるし、WEBサイトのページを開くと紐付けしたメモがサムネイルからアクセスできます。

 

このサムネイルは一定時間が経過すると消えてしまいますが、その時は[〈]をタップすれば再表示してくれます。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

【関連リンク】
Mac Fan Portal
Mac Fan TV(YouTube)

みんな大好きロジクールのトラックボールマウスに最新モデル登場! 9月24日発売

ロジクールは、トラックボールマウス「M575SP(製品型番:M575SPGR /M575SPOW/M575SPBK/M575SPd)」(以下「M575SP)を9月19日に 、「MX ERGO S(製品型番:MXTB2/MXTB2d)」(以下「MX ERGO S」)を9月24日に発売します。価格はM575SPが8470円(税込み)、MX ERGO Sが1万9580円(税込み)です。

 

人間工学に基づいた「ERGO シリーズ」を象徴するトラックボールマウス「M575」「MX ERGO」は、ロジクールのロングセラー製品のひとつ。その継承モデルとして、さらに快適さを追求したのが今回発表されたM575SPとMX ERGO Sです。

 

前モデルと比較して、80%ものクリック音によるノイズカットを実現し、静音性が大幅に向上しています。また、Bluetooth接続に加え、同社独自のワイヤレステクノロジー「Logi Bolt」に対応し、ひとつのレシーバーでマウスやキーボードを複数接続することを可能にしています。オフィスで大活躍しそうです。

 

M575SP

 

M575SPは、単三形電池1本で、Bluetooth接続もしくはUSBレシーバーによる無線接続で、最長18か月使用可能。前モデルのカラーバリエーションと同様のグラファイト、ホワイトに加え、ブラックが新色としてラインナップされました。

 

MX ERGO S

 

こちらは、Type-C to Cの急速充電に対応し、1分間の充電で24時間、フル充電で最長120日間の使用が可能。カラーはブラックのみとなっています。

 

ブランド名(メーカー名):ロジクール
商品名:「M575SP」「MX ERGO S

価格:「M575SP」が 8470円、「MX ERGO S」1万9580円

【西田宗千佳連載】「Copilot+PC」でPCを刷新するマイクロソフト

Vol.141-1

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回はマイクロソフト が進めるAI 向けに強化された機構を持つPC の普及。「Copilot+PC」と銘打ったモデルの狙いと普及に向けた課題を探る。

 

今月の注目アイテム

ASUS

Vivobook S 15 S5507QA

直販価格24万4820円~

↑ASUS初となる次世代AI機能搭載のCPU「クアルコム Snapdragon X Eliteプロセッサー」を採用。ASUSをはじめレノボ、HP、エイサーやマイクロソフトなど、大手PCメーカーから「Copilot+PC」が続々と登場している

 

AI機能の強化はこれからのPCに必須

Windows PCに、大きな変化が訪れている。AIを効率的に処理する仕組みがプロセッサーに搭載された「Copilot+PC」の登場だ。

 

マイクロソフトは今年5月からの1年間で5000万台のCopilot+PCが販売される、と予測している。PCは年間に2億5000万台以上が出荷されるため、全体の5分の1が“AI向けに強化された機構を持つPCになる”としているわけだ。

 

今年5月、マイクロソフトは同社の開発者会議「Build2024」に合わせてCopilot+PCを発表し、同社製PCである「Surface」シリーズもリニューアルして発売した。それに合わせるように、PC大手も続々とCopilot+PCを発売している。

 

Copilot+PCとは、マイクロソフトがスペックを規定し、Windows 11でAIを活用するフレームワークに沿ったPCを指す。AIの使われ方が変化していくという予測に基づいた規格と言っていい。

 

OpenAIの「ChatGPT」にしろGoogleの「Gemini」にしろ、処理はクラウドの中で行われている。マイクロソフトの「Copilot」もそうだ。最新の生成AIを使うには、クラウドにある強力なサーバーにより処理する方が有利なので、多くの生成AIサービスはクラウドで動作する。

 

PCだけである程度のAI処理完結を目指す

しかし、PCの中にあるプライベートな情報を扱う「個人のためのアシスタント」を目指すには、それらのセンシティブな情報をアップロードせず、PC内で処理するのが望ましい。そのために、AIによる推論処理を高速に実行するための「NPU」を高度化し、PC単体である程度のAI処理を完結させられる必要が出てきた。十分に高性能なNPUを搭載したPCと、NPUの存在を前提としたWindows 11の組み合わせを「Copilot+PC」と呼ぶ。

 

本記事は8月上旬に執筆している。発表から2か月が経過したが、Copilot+PCが好調に売れているか……というとそうではないように思う。

 

理由は主に3つある。

 

ひとつは、「まだ高価であること」。Copilot+PCの中心価格帯は20万円前後で、数が売れる安価なPCの領域ではない。

 

次に「ARM版が先行していること」。高性能なNPUを備え、Copilot+PC準拠のプロセッサーはまずクアルコムから発売された。PCとして一般的な「x86系」ではない。動作速度やx86系ソフトを動かす機構も進化し、過去に比べ不利は減った。だが、まだ購入に二の足を踏む人は多い。AMDやインテルのプロセッサーを使った製品は、今夏から秋にかけて登場する予定だ。

 

最後が「コア機能が欠けていること」。Copilot+PCでないと価値が出ない機能がまだ少なく、あえて選ぶ人が少ないのだ。計画よりも機能搭載が遅れ気味で、すぐにCopilot+PCを選ぶ必然性は薄い。

 

だが、こうした部分は当然解決に向かう。なぜ遅れていて、どう解決されていくのか? 結果としてCopilot+PCは普及するのか? そうした部分は次回以降で解説していく。

 

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9月のアップルイベントに登場しない製品は何?

アップルが米国時間9月9日に開催するイベントに注目が集まっています。本稿では、同イベントに「登場しなさそうな製品」をまとめてみました。

↑発表されないであろう製品は…

 

M4 Mac

米ブルームバーグによれば、アップルはM4を搭載した「MacBook Pro」や「Mac mini」「iMac」を開発しているとのこと。M4 MacBook Proの外観は現行モデルからそれほど変わらず、M4 Mac miniは「Apple TV」に似た、全く新しいコンパクトなデザインになるようです。しかし、これらのM4 Macは10月の発表が予想されています。

 

次期AirPods Pro

次期AirPods Proは新たなデザインを採用し、聴力検査ツールなどの健康関連機能を追加するための新チップが搭載されるようです。ただし、本製品は来年後半の発表が予測されています。

 

次期HomePod

アップルは、本体上部にLCDタッチスクリーンを搭載した、現行モデルに似た次期HomePodを開発していると噂されます。さらに、全く新しい卓上デバイスの投入も検討している模様。しかし、これらが9月のイベントで発表されるという情報はありません。

 

廉価なApple Vision Pro

現行モデルのApple Vision Proは価格が高いことから、より廉価なモデルの開発が噂されています。ただし、廉価版Apple Vision Proは2025年末までは発売されない見込みです。

 

例年通りなら、9月のイベントの中心は新型iPhoneとApple Watchになるはず。上記の製品のことも頭の隅に入れつつ、イベントを楽しみたいですね。

 

Source: 9to5Mac

9月のアップルイベントで「サプライズ登場」しそうな製品は?

アップルが米国時間9月9日に開催する、「iPhone 16」を中心としたイベントで、サプライズ登場しそうな製品をまとめてみました。

↑驚かせてくれ(画像提供/アップル)

 

次期iPad mini

アップルは通常、10月に新しいiPadを発表します。アップルストアでは現行モデルのiPad miniの在庫が減少しており、次期モデルの登場が近いと報じられています。

 

次期iPad miniでは「A17 Pro」かそれ以上のチップを搭載することで、人工知能機能「Apple Intelligence」に対応。前面/背面カメラがアップデートされ、Wi-Fi 6やBluetooth 5.3に対応すると予測されています。

 

次期Apple TV 4K

新しいApple TV 4Kが発表される可能性があります。情報は多くありませんが、新型プロセッサの搭載が期待されています。

 

Apple Watch X

登場から10周年を迎える今年のApple Watchは、「Apple Watch X」または「Apple Watch Series X」として発売される可能性があります。ディスプレイの大型化や本体の薄型化が予想されており、より強力なチップや新しい健康センサーを搭載するかもしれません。また、バンドの取り付けシステムも変更されるようです。

 

iPhone 16の登場だけでは終わらなそうな、9月9日のイベント。私たちをあっと言わせてくれる新製品の登場に期待です。

 

Source: 9to5Mac

次期「AirPods Pro」、最強のノイキャン機能を搭載!?

アップルの次期「AirPods Pro」に「はるかに優れたアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能」が搭載されると、著名リークアカウントのKosutami氏が報告しています。

↑ANC機能が超パワーアップ!?

 

すでにAirPods Proは高いレベルのANC機能を備えており、現行モデルの「AirPods Pro(第2世代)」は初代AirPods Proと比較して、最大2倍のANC機能を備えているとうたわれています。

 

Kosutami氏は、次期AirPods Proの新たなANC機能の詳細を伝えていません。同氏は次期AirPods Proのリリース時期について「近日中」と報告していますが、この情報が正確かどうかは不明です。

 

アップルは9月9日のイベントで、次期「AirPods(AirPods 4)」を2モデル発表すると期待されています。どちらも耳へのフィット感や音質が向上する一方、ケースにはUSB-Cポートが搭載されると言われています。

 

今回の情報が正しければ、次期AirPods Proは業界でもトップクラスのANC性能を実現するはず。期待が高まります。

 

Source: Kosutami / X via MacRumors

「Pixel 9 Pro XL」は頑丈で修理しやすい! その理由が明らかに

Googleは最新フラッグシップ機「Pixel 9 Pro XL」において、前モデルからあらゆる面で設計を見直したと強調していました。そこで、実際に修理業者が分解した結果、耐久性と修理しやすさが改善したと報告されています。

↑分解されるPixel 9 Pro XL(画像提供/iFixit/YouTube)

 

ハイテク製品の分解で知られる修理業者のiFixitは、早速Pixel 9 Pro XLをバラしています。まず、Pixel 6~8までは、内部に手を入れるためには画面を取り外す必要がありました。しかし、Pixel 9 Pro XLでは前面(ディスプレイ)と背面それぞれを別々に取り外せる「デュアルエントリー」設計になっていることが明らかになりました。

 

そのため、バッテリーを交換する場合、背面のガラスパネルを取り外すだけで作業を行えます。それでも、iFixitは画面側を外す際、部品を壊さずにやり遂げることに少し苦労している模様。

 

同じく「ギザギザのスライド式プルタブ」を引っ張ってバッテリーを取り外すのは難しく、前モデルから改善はされていません。

 

その一方、デュアルエントリー設計に伴い、画面が取り付けられる中央プレートが導入され、他の部品は反対側に配置されています。このプレートには、画面とバッテリー用のヒートシンクで覆われた大きな穴が真ん中に開いており、構造的な剛性を高めているのが確認できます。実際、本製品は「Pixel 8の2倍の耐久性」があるとGoogleは宣伝していました。

 

注目すべきは、USB-CポートがSIMスロットとともに独立したドーターボード(独立したプリント基板)上に置かれていること。これらが故障した場合でも、マザーボードに直付けでないため、簡単に交換できるわけです。

 

今回の動画は冷却用のベーパーチャンバーに触れていませんが、実際に冷却システムが優秀であることは証明済み。来年の「Pixel 10」シリーズではプロセッサーの性能が大幅に向上すると予想されており、非常に優秀なスマホになると期待できそうです。

 

Source: iFixit(YouTube)
via: 9to5Google

ついに「バービーフォン」が米で10月に発売! ガラケー型の狙いは…

欧州の大手スマートフォンメーカー・HMDは、米玩具大手Mattelと提携して、「バービー」ブランドの折りたたみ携帯電話「HMD Barbie Phone」(バービーフォン)を10月1日に米国で発売します。

↑バービーフォン(画像提供/HMD)

 

価格は129ドル(約1万8000円※)。折りたたみ画面のスマートフォンではなく、物理的なテンキーがあるガラケースタイルです。バービーの公式イメージや映画通りに、本体は完全にピンクに染め上げられています。

※1ドル=約144円で換算(2024年7月29日現在)

 

この携帯電話は、映画『バービー』が公開されてから15か月後に発売。今年初めのモバイル関連展示会MWC2024で発表され、ようやく続報が入りました。

 

このバービーフォンにアプリはなく、基本的には電話とテキストメッセージのやり取りだけ可能。HMDは「最高の人生を送り、スマートフォン休暇を取るのに最適なツール」と宣伝しています。

↑ガラケースタイル(画像提供/HMD)

 

一応はフラッシュ付きの5MPカメラが内蔵され、写真を撮ることもできます。HMDいわく「本物の2000年代スタイルの画像を提供する」とのことで、解像度もレトロ風に抑えた模様です。

 

電源を入れると「ハイ、バービー」という音声が流れ、テンキーは鮮烈なバービーピンク色。暗い場所ではキーが光り、ヤシの木、ハート、フラミンゴなどが浮かび上がります。

 

さらに、二つのプレートが付属されており、それぞれ「1992年の象徴的なトータリーヘア・バービー人形の鮮やかな色の渦巻き」をあしらったものと、ハートが飛び出すデザインとなっています。

 

パステルカラーのビーズでできた携帯ストラップも同梱され、小さなローラースケートやバービー人形サイズのアイスクリームも飾り付けられます。ほかにも、キラキラ光る宝石のシールやレトロなステッカー(花、フラミンゴ、虹など)も付いており、電話を思う存分デコれます。そのうえ、ピンクのUSB-C充電器までセットとなっています。

 

バービーといえば、日本でも熱烈なファンが少なくないはず。スマホ疲れを癒やしたいバービーファン向けに、国内でも発売を望みたいところです。

 

Source: HMD
via: Engadget

次期「Galaxy S25 Ultra」の新たな予想画像が登場! 全画面デザインにますます期待

サムスンの次期フラッグシップ機「Galaxy S25 Ultra」に関しては、片手で持ちやすい新デザインの噂や、初期モックアップらしき画像が登場していました

↑最新の予想画像(画像提供/Ice Universe/Weibo)

 

それに続き、著名リーカーがより詳しい予想CG画像を公開し、側面の形状を明らかにしています。

 

未発表のAndroidデバイスに詳しいIce Universe氏は「Galaxy S25 Ultraのレンダリング画像」を中国SNSのWeiboでシェア。これまでの噂通り、側面はフラットになり、角は丸みを帯びて、手で保持しやすくなっているようです。

 

以前のリーク情報では、Galaxy S25 Ultraは本体の横幅が少し狭くなりつつベゼルも薄くなるため、ディスプレイは広くなると伝えられていました。実際、今回の予想CG画像でも現行のGalaxy S24 Ultraと比べて狭額縁となり、より全画面デザインに近づいた印象を受けます。

 

ほかにも、Galaxy S25 UltraはSnapdragon 8 Gen 4チップを搭載したり、メインカメラに200MPのISOCELL HP2センサーを採用したり、超広角カメラと光学3倍望遠レンズをともに50MPに強化したりするとの噂があります。アップルのFace IDを凌ぐ顔認証技術「Polar ID」を搭載する一方、大容量のRAM 16GBを搭載するとの予想も

 

広いディスプレイを備えながら片手で持ちやすく、仕事からゲームまで大活躍する高性能デバイスを期待できそうです。

 

Source: Weibo
via: Gizmochina

次期「iPhone 16 Pro」シリーズ、望遠カメラのサプライヤーが判明!

次期「iPhone 16 Pro」の望遠カメラは「iPhone 16 Pro Max」と同じサプライヤーが提供する、と韓国のニュースサイト・The Elecが報じています。

↑iPhone 16 Proシリーズの望遠カメラを供給するのは…(画像提供/アップル)

 

現行モデルの「iPhone 15 Pro」は光学3倍ズームが可能な望遠カメラを搭載している一方、「iPhone 15 Pro Max」は光学5倍ズームができる「テトラプリズムレンズ」を採用。遠くの被写体をより拡大して撮影することが可能です。

 

The Elecによれば、iPhone 16 ProとiPhone 16 Proの望遠カメラは、両方ともLG Innotekが提供するとのこと。これにより、iPhone 16 Pro MaxだけでなくiPhone 16 Proにも、5倍光学ズームができるテトラプリズムレンズが搭載される可能性が高まっています。

 

iPhone 15 Pro Maxの望遠カメラには、3方向に動くことで手ブレを軽減する「3Dセンサーシフト光学手ぶれ補正」が搭載されています。iPhone 16 Pro MaxだけでなくiPhone 16 Proにも、この先進的な機構が導入されることを楽しみにしたいものです。

 

Source: The Elec via MacRumors

次期「iPad mini」の登場はもうすぐ!? 現行モデルの在庫が減少

海外のアップルストアにおいて現行モデルの「iPad mini(iPad mini 6)」の在庫が減少しており、次期モデルの登場が近いことを示唆していると米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者が報じています。

↑次期モデルが来ている

 

現行モデルのiPad miniは、2021年9月に発表されました。チップには「A15」を搭載し、ディスプレイは8.3インチ。本体にはTouch IDとUSB-Cコネクタを備えています。

 

ガーマン記者のツイートによれば、現在多くのアップルストアでiPad miniの在庫が減少しているとのこと。さらに、アップル社内でもiPad miniの出荷に関して「制約がある」とされており、これが新モデルの登場を示唆していると言います。

 

次期iPad miniは「A17 Pro」かそれより上位のチップを搭載し、人工知能機能「Apple Intelligence」に対応します。前面カメラ/背面カメラもアップデートされ、Wi-Fi 6やBluetooth 5.3に対応するようです。

 

前回のアップデートから3年が経過しようとしているiPad mini。気軽に購入できるアップルのタブレットとして、新製品の登場を期待したいものです。

 

Source: Mark Gurman/X via MacRumors

次期「Mac」、最低メモリ容量が2倍に増加!?

最新の「M4」チップを搭載したMacの最低メモリ(RAM)容量が、以前と比較して2倍の16GBになると米ブルームバーグが報じています。

↑処理能力をパワーアップ

 

Mac向けの現行チップとなる「M3」では、最低メモリ容量が8GBとなっています。しかし、8GBのメモリ容量が十分かどうかは以前から議論されてきました。現行モデルの「14インチMacBook Pro」や「iMac」「MacBook Air」にはメモリ容量が8GBのモデルが存在します。

 

ブルームバーグによれば、アップルが今年リリースする新型Macは全て、最低でも16GBのメモリを搭載しているとのこと。これにより、動画編集やゲームなど重たい処理でも、サクサクとこなせるようになることでしょう。

 

現在アップルはM4 Macを4モデルでテストしており、それらは全て16GBか32GBのメモリを搭載しているようです。これらのMacは、MacBook ProとMac mini、iMacに相当する模様。また、人工知能機能「Apple Intelligence」の導入のために、メモリ容量が追加されるという可能性もあります。

 

M4 Macの最低メモリ容量が16GBになることで、価格が上昇しないかが心配ではあります。それでも、Macの今後のパワーアップに期待したいものです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

Xiaomi、「ボタンなしスマホ」を2025年前半に発売? 市場を揺るがす計画とは…

中国の大手スマートフォンメーカーのXiaomi(シャオミ)が、物理的なボタンがないフラッグシップ機「Zhuque」を2025年前半に発売する可能性があると報じられています。

↑Xiaomiのボタンなしスマホとは?(画像提供/Smartprix)

 

インドメディアのSmartprixによれば、本製品はジェスチャーや感圧式エッジ、あるいは音声コマンドの組み合わせにより操作するかもしれないとのこと。ボタンがない代わりに、ディスプレイをなぞったり、本体の端を強く押したりするというわけです。

 

また、本製品はアンダーディスプレイ(画面埋込み型)の自撮りカメラを搭載するとも伝えられています。すでにサムスンがGalaxy Z Fold6などに導入していますが、より洗練されたものになる可能性がありそう。

 

さらに、プロセッサーにはクアルコムの次期ハイエンド向けチップ「Snapdragon 8+ Gen 4」を使うとのこと。このプロセッサーについて詳しくは不明ですが、ベースとなるSnapdragon 8 Gen 4は素晴らしい性能になるとの公式資料が流出していました

 

この開発プロジェクトは初期段階にあるため、まだ変更される可能性があるとのこと。Xiaomiは本製品を初めとして、フラッグシップのスマホ市場を揺るがす大きな計画を持っているようです。

 

過去に中国メーカーのMeizuは、ボタンや外部ポートなどが一切ない「穴なしスマホ」ことMeizu Zeroを発売していました。結局は人気が出ずにニッチな製品に終わっていましたが、高い技術力やブランドを持つXiaomiだけに、こちらはヒットするかもしれません。

 

Source: Smartprix
via: GSMArena

Pixel 9シリーズが新機能を追加!「アダプティブ・タッチ」とは?

Googleは先日、新製品発表イベント「Made by Google」において新型スマートフォン「Pixel 9」シリーズをお披露目しました。最近では、その場では言及しなかった新機能として「アダプティブ・タッチ(Adaptive Touch)」が追加されたことが明らかとなりました。

↑濡れた指でも操作できる

 

Android情報サイトのAndroid Authorityによれば、Pixel 9シリーズの設定アプリ>「ディスプレイ」>「タッチ感度」の下にアダプティブ・タッチが追加されたとのこと。このオプションには「タッチ感度が環境や操作、画面保護シートに合わせて自動的に調整されます」との説明があります。

 

このアダプティブ・タッチ機能は、3月にAndroid Authorityが手がかりを見つけたと報告していたもの。当時はどのような環境や行動に合わせて調整するのかが不明でしたが、Pixel 9シリーズの実物で検証したところ、その一つが濡れた指(濡れた画面)であると確認できたと報告しています。

 

本機能を搭載したPixel 9と非搭載のPixel 8 Proを比較したところ、前者では濡れた指でスクロールしても、普通に操作ができています。しかし、Pixel 8 Proで同じことをすると一時的に反応しなかったり、画面を拡大する症状が起きたりしています。

 

すでにPixel 8シリーズでも「画面保護シート モード」があり、有効にすると単純にタッチ感度が上がります。新たなアダプティブ・タッチ機能は、画面保護シートだけでなく、より多くの状況でタッチ感度を自動調整できるようになった模様です。

 

外出時にディスプレイが雨で濡れたり、洗い物をした手でスマホを触ったりするのはありがちなこと。この新機能のおかげで、Pixel 9シリーズの操作に余分なストレスを感じなくて済むかもしれません。

 

Source: Android Authority

サムスン、三つ折りや巻き取り式のスマホを開発中! 課題は…

サムスンは折りたたみスマートフォン市場を開拓しましたが、中国のスマホメーカー各社も相次いで参入し、今日では技術や価格ともに厳しい競争に晒されています。そんななか、同社が持ち運びやすさと大画面を両立する新たな折りたたみ式に取り組んでおり、三つ折りや巻き取り式を発売する可能性があることを明らかにしました。

↑製品化なるか(画像提供/Abhijeet Mishra/YouTube)

 

韓国で開催された(8月20~23日)情報ディスプレイに関する国際会議「IMID 2024」に、サムスンのビジネスモバイル/ITディスプレイ責任者のChung Yi氏が参加。その基調講演で、同社がAI時代のスマホのニーズを満たすため、複数のフォームファクタを開発していると述べました。

 

サムスンは5G時代の夜明けとともに、いち早く折りたたみスマホ「Galaxy Fold」を投入。それを振り返りつつ、6Gが迫るなか、ディスプレイのさらなる大型への需要に応じるとのことです。

 

そうした文脈において「ダブル折りたたみやマルチ折りたたみ、巻き取り式など、さまざまなフォームファクタ製品を開発中です」と述べました。これらデバイスの発売時期は明らかにされていませんが、現在の二つ折りに甘んじていないのは確かなようです。

 

ダブル折りたたみとは、二つの折りたたみ軸を持ち、三つ折りできるデバイスということでしょう。すでに中国ファーウェイが発売間近との噂もあり、サムスンが先を越すのは難しいかもしれません。

 

一方、巻き取り式とは、普段は非折りたたみスマホに見えながら、左右に引っ張ると収納されていたディスプレイが引き出され、大画面になる仕組みです。かつてLGが試作品を公開しながらも未発売に終わりましたが、サムスンもコンセプトモデルの実機を展示したことがあります。

 

いずれも「技術的には可能」に近づいているようですが、ネックとなるのは価格でしょう。ファーウェイの三つ折りスマホも小売価格が約60万円になると噂されていますが、大幅なコストダウンを期待したいところです。

 

Source: PhoneArena
via: Wccftech

Windows 10サービス終了に備えよう! Windows 11への移行メリットと旧OSの危険性

2025年10月14日、Microsoftが長年にわたりサポートを続けてきたWindows 10のサービスが終了します。この重要な節目に際し、多くのユーザーがWindows 11への移行を検討する一方で、現行のシステムを維持しようと考える方もいるでしょう。各パソコンメーカーも、Windows 10サービス終了に関する注意喚起やサポートについて様々な発信を始めています。

 

2023年1月にWindows 8.1サポート終了した際には、一時的にWindows 10搭載パソコンが在庫不足に陥ったことも報じられています。Windows 10のサポート終了まで一年以上の期間がありますが、同じく対応パソコンの在庫不足が懸念されるため早めに買い替えをおすすめします。

 

買い替えに際して、あらためてWindows 10を使い続けることのデメリットや危険性について、Windows 11搭載パソコンのメリットとも含めて解説していきます。

 

あなたのパソコンは大丈夫? Windows 10を使い続けるデメリット、危険性

 

 

デメリット①:セキュリティ更新の停止

Windows 10のサービス終了後は、重要なセキュリティアップデートが提供されなくなります。これは、新たに発見される脆弱性に対して無防備な状態になることを意味します。サイバー攻撃者は、パッチが適用されていない古いシステムを狙う傾向があるため、個人情報や機密データが危険にさらされる可能性が高まるのです。

 

また、時間が経つにつれ、多くのソフトウェア開発者がWindows 10向けのアプリケーション開発やサポートを終了する可能性があります。これにより、新しいソフトウェアやアップデートが利用できなくなり、最新の機能や改善点を享受できなくなるのです。

 

デメリット②:最新の周辺機器が使えない

新しいハードウェアデバイスは、Windows 10向けのドライバーサポートを終了する可能性があります。これにより、最新のプリンター、スキャナー、グラフィックカードなどのデバイスが正常に動作しなくなる恐れがあるのです。古いOSを使い続けるだけ、周りの環境も停滞してしまいどんどん非効率に…。

 

デメリット③:パフォーマンスの低下

時間の経過とともに、Windows 10のパフォーマンスが低下する可能性があります。新しいハードウェアや技術の進歩に対応できず、システムの動作が遅くなったり、不安定になったりする恐れも。あと搭載しているパソコンも必然的に長年使っているものになるため、ハード・ソフト両面でのパフォーマンス低下が懸念されるでしょう。

 

大きく挙げるとこの3点で、使い慣れたパソコンやOSを手放すのは抵抗感があるかもしれませんが、サービスが終了してしまうと周りの環境に遅れていき大きなリスクを抱えることになります。まずは必ず乗り換えをするという心を持ちましょう。

 

Windows 11搭載パソコンに乗り換えるメリット

さて、ではWindows 11および搭載パソコンに乗り換えるメリットは何なのか? 使いづらいと先入観を持たれている方もきっと使いたくなるメリットも多数あります。

 

メリット①:強化されたセキュリティ機能

Windows 11では、セキュリティが大幅に強化されています。TPM 2.0(Trusted Platform Module)の必須化により、ハードウェアレベルでの暗号化やセキュアブートが可能になりました。これにより、マルウェアやランサムウェアなどの脅威からシステムを効果的に保護できます。

また、Windows Hello for Business機能の改善により、生体認証技術を用いたより安全なログイン方法が提供されています。パスワードレス認証の採用により、フィッシング攻撃やパスワード盗難のリスクが大幅に低減されます。

 

メリット②:使いやすく刷新されたユーザーインターフェース

Windows 11では、モダンでクリーンなデザインが採用され、ユーザビリティが向上しています。センタリングされたスタートメニューや整理されたタスクバーにより、直感的な操作が可能になりました。

また、ウィジェット機能の強化により、ニュースや天気、カレンダーなどの情報にすばやくアクセスできるようになっています。これらの変更により、作業効率が向上し、より快適な操作環境が実現されています。

 

メリット③: パフォーマンスの向上

Windows 11は、前バージョンと比較して起動時間が短縮され、全体的な動作が高速化されています。特に、新しいメモリ管理システムにより、複数のアプリケーションを同時に実行する際のパフォーマンスが向上しています。

さらに、DirectStorage技術の導入により、ゲームやグラフィック処理を多用するアプリケーションのロード時間が大幅に短縮されました。これは、特にクリエイティブ作業やゲーミングを行うユーザーにとって大きなメリットとなります。

 

富士通クライアントコンピューティングが公開しているWindows 10サービス終了にまつわる情報サイトでは、Windows 11搭載パソコンと以前のモデルとの比較を行っていたりと、FMVのパソコンを例に最新パソコンでできることをかわいいクマ親子のやりとりや動画でわかりやすく解説しています。

 

↑富士通クライアントコンピューティングより引用

 

Windows 10のサービス終了は、決して皆さんの生活に無関係な出来事ではありません。Windows 10パソコンユーザーの方はこの変更に備えて、今からでもスムーズな移行をしましょう。

テクノロジーの進化に伴い、私たちのデジタルライフもまた進化を続けています。Windows 11への移行は、その進化の一歩であり、より安全で効率的なコンピューティング環境を実現する機会となるのです。

アップル、4つのMacに「M4」チップを搭載してテスト中

アップルが「M4」チップを搭載した4モデルのMacをテストしていると、米ブルームバーグが報じています。

↑M4の搭載に期待

 

ブルームバーグによれば、開発者のログにM4チップを搭載した4台のMacが存在していたとのこと。3台のMacには10コアのCPUと10コアのGPUが搭載されており、4台目のMacには8コアのCPUと8コアのGPUが搭載されています。また、4台のMacには16GBまたは32GBの統合メモリが搭載されていました。

 

「iPad Pro」に搭載されているM4は、ストレージが256GB/512GBのモデルは9コアのCPUと10コアのGPUを、1TB/2TBのモデルには10コアのCPUと10コアのGPUが搭載されています。このうちのハイエンドなチップが、M4 Macにも搭載される可能性があります。

 

アップルは今年、「MacBook Pro」「Mac mini」「iMac」をM4チップで刷新し、10月中に新モデルを発表する可能性があります。これらのMacのハイエンドモデルには、さらなる上位チップの「M4 Pro」や「M4 Max」が搭載されると期待されています。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

次期「iPhone 16」、カメラ機能はどう変わる?

次期「iPhone 16」シリーズのカメラ機能やアップグレードについて、海外メディアのAppleInsiderが報じています。

↑もっとよくなりそう

 

iPhone 16 Pro/Pro Maxには4800万画素/f 1.78のメインカメラが、そしてiPhone 16/16 Plusには4800万画素/f 1.6のメインカメラが搭載されます。iPhone 16 Pro/Pro Maxの超広角カメラは4800万画素/f 2.2にアップグレードされ、iPhone 16/16 Plusにはf 2.2の超広角カメラを採用。iPhone 16 Proには「iPhone 15 Pro Max」で導入された、5倍のテトラプリズム望遠カメラが搭載されます。

 

iPhone 16/16 Plusは「Pro」モデルと同じくマクロ撮影に対応。iPhone 16 Pro/Pro Maxの超広角カメラはProRaw写真の撮影をサポート。2倍のデジタルズームが可能なピクセルピニング機能にも対応します。

 

iPhone 16シリーズでは、高機能かつ高効率な画像フォーマットの「JPEG-XL」に対応。iPhone 16 Pro/Pro Maxは、ドルビービジョンで毎秒120フレームの3Kビデオをサポートします。「キャプチャ」ボタンでは、半押しやスラウドによりさまざまな撮影機能が利用できます。

 

さまざまなカメラ機能のアップグレードが期待されている、iPhone 16シリーズ。気軽に持ち運べるカメラとして、さらに活躍してくれそうな予感です。

 

Source: AppleInsider via MacRumors

アップル、9月9日に恒例イベントを開催へ!

アップルは米国時間9月9日10時(日本時間9月10日2時)にイベント「It‘s Glowtime」を開催すると発表しました。イベントでは「iPhone 16」シリーズや「新型Apple Watch」「新型AirPods」の発表が期待されています。

↑イベントに備えよ

 

同イベントはカリフォルニア州クパチーノにある、アップルの本社「Apple Park」で開催。米ブルームバーグによれば、アップルの新製品は9月10日に発表された後、9月20日に発売されるとのこと。また、「iOS 18」や「macOS Sequoia」などの新しいソフトウェアも、9月20日の発売日の数日前にリリースされると予測されています。

 

 

iPhone 16には、人工知能機能「Apple Intelligence」と連携するための強力な「A18」チップが搭載されます。上位モデルの「iPhone 16 Pro/Pro Max」はディスプレイが若干大きくなり、4モデル全てが写真や動画を撮影するための「キャプチャーボタン」を搭載。標準モデルのiPhone 16でも「アクションボタン」が採用され、iPhone 16 Pro/Pro Maxには改良された4800万画素カメラが搭載されます。

 

新型Apple Watchでは「Apple Watch Series 10」「Apple Watch SE」「Apple Watch Ultra 3」の登場が予測されており、Apple Watch Series 10ではより薄いデザインと大きなディスプレイが搭載される予定。新型AirPodsでは2モデルが登場し、ハイエンドバージョンではアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能が搭載されます。

 

アップルのイベントは公式サイトやYouTube、Apple TVのアプリでライブ配信されます。iPhone 16シリーズを含め、魅力的な製品の登場に期待したいですね。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

次期「Galaxy S24 FE」、米国版もExynos 2400チップを搭載する可能性が浮上!

サムスンのGalaxy S24をベースにお手ごろ価格にしたスマートフォン「Galaxy S24 FE」は、10月に発表される見通しです。グローバル版にはサムスン製のExynosチップが搭載されながらも、米国モデル(これまでは日本版と同じ仕様)ではクアルコムのSnapdragonチップを採用すると予想されていました。

↑日本版もExynosチップになる?(画像はGalaxy S21 FE)

 

しかし、米国版でもExynosチップを採用する可能性が出てきました。

 

Galaxy S24 FEの米国向けモデルである型番SM-S721Uが、ベンチマーク投稿サイトGeekbenchに登場。それによれば、Exynos 2400チップ(モデル番号S5E9945)と8GB RAMを搭載しているとのこと。サムスンが米国向けGalaxy SシリーズでExynosチップを採用するのは約10年ぶりのことになります。

 

このExynos 2400は、今年初めにGalaxy S24シリーズに導入され、Galaxy S24とGalaxy S24+のグローバルモデルに採用されています。歴代Exynosチップの性能はSnapdragonチップにかなりの差を付けられていましたが、最新のExynos 2400とSnapdragon 8 Gen 3では縮まっています

 

また、Geekbenchの結果では、Android 14搭載とされています。おそらくサムスン製のOne UI 6.1が動き、同社の「Galaxy AI」機能を搭載していると思われます

 

最近のサムスンは、Snapdragonチップにこだわりがないようです。次期タブレット「Galaxy Tab S10+」と「Galaxy Tab S10 Ultra」はMediaTekのDimensity 9300+を搭載することが予想されていますが、このチップは優秀であり、現世代のハイエンドスマホ向けチップを凌駕しています。

 

Galaxy S24 FEの米国向けモデルがExynos 2400搭載であれば、日本向けモデルも同じチップを採用すると予想されます。Snapdragon 8 Gen 3を搭載したGalaxy S24ほどの性能はなさそうですが、価格を抑えると期待したいところです。

 

Source: MySmartPrice
via: Sammobile

噂の「Galaxy Z Fold6 Slim」、9月25日に韓国で発売!?

サムスンの薄型折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold6 Slim」が、韓国の規制機関による認証を通過したことが明らかとなりました。また、一部カメラの性能についてもリーク情報が届けられています。

↑「Galaxy Z Fold6 Slim」のデビューは近い

 

インドメディアの91mobilesは、サムスン製の端末「SM-F958N」が韓国の規制機関・Safety Koreaの公式サイトで見つかったと報告。この型番は、以前からGalaxy Z Fold6 Slimを意味すると報じられてきたものです。

 

一般的に、新型スマホなどは規制機関の認証を受けてから数か月以内に発売されます。つまり、Galaxy Z Fold6 Slimの発売が近づいている可能性が高まったわけです。

 

韓国の大手メディア・朝鮮日報によると、現地ではGalaxy Z Fold6 Slimが早ければ9月25日に発売されるとのこと。通常モデルの12.1mmより薄い10mm強になり、折りたたみ画面のサイズは8インチ、カバー(外側)ディスプレイは6.5インチ。それぞれ通常モデルの7.6インチ/6.3インチより広くなる一方、価格は約2100ドル(約30万円※)になると報じています。

※1ドル=約144.7円で換算(2024年8月27日現在)

 

この薄さを実現するために、サムスンはSペン(スタイライス)非対応として、0.3mmのデジタイザー(ペン入力を認識する層)フィルムを削除。また、サムスンディスプレイなどのグループ会社と協力して、ディスプレイパネルやカメラモジュールなどのサイズと厚みも小さくしたとのことです。

 

また、オランダの情報サイト・The Galaxy Clubは、折りたたみ画面下のカメラは通常モデルの4MPから5MPに強化される可能性があると報じています。ほかにも、10MPの(カバー画面側の)自撮りカメラと背面の超広角カメラは通常モデルと同じ解像度とのこと。

 

発売地域については、複数の情報源が韓国と中国に限られると伝えています。30万円前後の高価な製品になるとすれば、まずこれらの国でユーザーの反応を確認し、その後、他の地域での発売を検討するのかもしれません。

 

Source: 91mobiles, 朝鮮日報, Galaxy Club

「Pixel 9 Pro XL」、ゲームの動作が旧モデルより遅い!? 冷却システムは優秀だが…

GoogleはPixel 9シリーズ搭載チップを「ベンチマークで勝つために作っていない」と説明していました。ただの数値に意味はなく、ユーザー体験を高めることが狙いというわけです。

↑処理速度より過熱防止を優先?(画像提供/Google/YouTube)

 

しかし、そのユーザー体験の一つであるゲームでは、Pixel 9 Pro XL(Tensor G4搭載)は最新の他社製スマートフォンに遅れを取るばかりか、2年前のPixel 7 Pro(Tensor G2搭載)より処理が遅いというテスト結果が報告されています。

 

テック系YouTuberのDame Tech氏は、豪華なグラフィックで知られるゲーム『原神』を幅広いスマホやタブレットで動かし、それぞれの平均フレームレートやチップのピーク温度を公表しています。この数値が高ければ高いほどスマホが高速に処理し、快適にプレイできることを意味しています。

 

Pixel 9 Pro XLは720pの解像度、さまざまなビジュアル設定を最大に設定した状態で、平均フレームレート39.2を記録しました。Galaxy S24 Ultra搭載のSnapdragon 8 Gen 3はTensor G4より31%速く、iPhone 15 Pro MaxのA17 Proは51%も上回ることになります。そこまでは予想通りですが、Pixel 7 Proに搭載されているTensor G2(45.3fps)よりも遅いことが驚きです。

 

その一方、Pixel 9 Pro XLのピーク温度は37度に留まり、Pixel 7 Proを含む他のスマホよりも低くなっています。Googleが新たに搭載したベイパーチャンバーなどの冷却システムは正常に動いており、サーマルスロットリング(高温による破損を防ぐため、動作クロック数を下げるシステム)は起きていないようです。

 

これらを総合すると、GoogleはTensor G4の過熱を防ぐために、わざと電力リミッターをかけて動作を遅くしているのかもしれません。

 

もっとも、将来的に原神はPixel 9シリーズに最適化したアップデートを行い、さらに性能が向上する可能性もあります。ベイパーチャンバーがしっかりと機能し、チップが過熱していないことが確認できたのは朗報といえそうです。

 

Source: Dame Tech(X)
via: Wccftech

高速な動きのぼやけを抑える! 応答速度に優れたゲーミングモニター「27GS85Q-B」LGから発売

LGエレクトロニクス・ジャパンは、ゲーミングモニター「LG UltraGear」シリーズの新モデルとして、27インチの「27GS85Q-B」を8月下旬より順次発売します。実売予想価格は5万6800円前後。

 

「27GS85Q-B」は、LEDバックライトにナノメートルサイズの粒子を適用した Nano IPSテクノロジーを採用。微細な粒子が黄色やオレンジ色など、過剰な光波長を吸収することで正確な赤を引き出し、色の濃さと純度が大幅に向上しています。「DCI-P3」を98%(標準値)カバーし、「VESA DsisplayHDR 400」の認証も取得。高速な動きでも画面のぼやけ(モーションブラー)を感じさせない1ms(GTG)の応答速度と、180Hzの高リフレッシュレートに対応しています。

 

映像遅延を抑える「DASモード」にも対応しているほか、画面のずれ(ティアリング)やカクつき(スタッタリング)を軽減する可変リフレッシュレート(VRR)に対応。「AMD FreeSyncテクノロジー」と「NVIDIA G-SYNC Compatible」、「VESA Adaptive-Sync」の認証を受けています。

 

スタンドは110mmの高さ調整、前後-5度~15度のチルト角調整、ピボットに対応し、フレキシブルな画面の位置調整が可能。目や疲労に影響するとされるブルーライトやフリッカー(ちらつき)を抑えることもできる「ブルーライト低減モード」や、色の判別がつきづらい人でも配色を変えることで見やすくなる「色覚調整モード」も搭載しています。

 

■サイズ:W614×H468~578×D254mm(スタンドなし:614×372×51mm)
■重量:5.5kg(スタンドなし:4.3kg)

Amazon「Echo Show 8」第三世代は音質が格段にアップ。涙ぐましい努力の跡も

Amazonのディスプレイ付きスマートデバイス「Echo Show 8」に第三世代モデルが登場した。第二世代が2021年5月の発売だったので、3年ぶりとなる新作だ。ざっくり言うと、正常進化。だが、音質が格段にアップしていたのと、実は涙ぐましい努力の跡が見える一品になっている。第二世代モデルと比較しながら、レポートしていこう。

 

変更点は微細

↑左が第三世代、右が第二世代

まずは変更点から。今回大きく変わったのは、カメラや物理ボタンの配置だ。第二世代はカメラがディスプレイ右側にあったが、本作では中央に変更されている。カメラ位置がズレることによる、地味にストレスを受けなくて済むようになった。

 

↑カメラの位置。ベゼルの幅は第二世代と変わらず

 

物理ボタンは、左から「ミュートボタン」「物理シャッター」「音量」ボタン。カメラ位置の変更に伴ってボタンの位置も変わっている。第二世代では背面に有線LANに接続するためのマイクロUSB端子が搭載されていたが、第三世代では省略。DCプラグの差し込み口だけになっている。使い勝手が大幅に向上したというよりは、直すべきところを直したといったところだろう。

↑背面はよりシンプルに

 

ほかに外観上の変化としては、ディスプレイが直角に近い角度になり、スピーカー部がボリューミーになった。本体としては高さは9ミリ、奥行きが7ミリほど大きくなっている。

↑下が第三世代、上が第二世代

 

音質すごいイイ。

今回、最大のアップデートは空間オーディオに対応したことだ。空間オーディオはその名の通り、空間全体に音が広がる技術。近年、一般的になったテクノロジーだ。52mmのネオジウムスピーカーを2つ搭載する点は、第二世代と同じだが、聴き比べると音の広がりが全然違うし、音の解像感も異なる。

 

例えば、くるりの「ロックンロール」は冒頭から力強いドラムとベースが特徴的。しかし、第二世代ではそれらがこもって聴こえ、ドラム音とベース音が悪い方向に溶け合ってしまっている。一方、第三世代はそれぞれの音が独立して聴こえて全体的な音も明瞭。本体奥の方向への音の厚みがしっかり感じられる。

↑Adoの「Value」も聴いてみた。第三世代は低音域の解像感が高い。ボーカルの高音などはそこまでの違いはなかった

 

Amazon MusicやSpotify、Apple Musicといった音楽サブスクでの視聴価値が上がるし、プライムビデオやNetflixといったディスプレイがあることを活かした映像体験も充実するはずだ。1つ注意したいのは、空間オーディオフォーマットには対応していない点。Dolby Atmosのようなフォーマットを再生することはできず、あくまでステレオサウンドが立体的に聴こえるということになる。

 

振動が改善された

と、ここまでは通り一遍の紹介だったが、個人的に進化を感じた点を紹介していこう。それが「振動」である。私は第二世代を数か月ほどワークデスクで使っていて、今回第三世代を試す機会を得た。最初に大きく感じたのは振動の少なさである。

 

第二世代では一定の音量以上で聴くと、机が振動してそれがノートPCに伝わり、一度気になってしまうと結構不快。第三世代は一定の振動はあるもののだいぶ抑えられていて、不快感がなくなっている。

 

その秘密はおそらく底面の設計にあるように感じる。第二世代が面で支えているのに対して、第三世代は台形上のゴムに突起があり、点で支えている構造になっている。振動が伝わる面積を低減させつつも、本体自体の安定感は損なわないように工夫されており、これが快適に使える要因になっているのではないかと思う。この地味な改善に、「これからも売っていくんだ」というAmazonの本気さを垣間見ることができる。

↑第三世代の底面。突起で本体を支えているのがわかる

 

↑第二世代の底面。面で支えている

 

この点、実際にどうなのかAmazonに確認したところ「振動に関する底面の設計に関しては、弊社として公開しております情報はございません」と丁寧な回答をいただいた。底面だけというよりは全体的な設計を毎回見直し、総合的に性能、品質を上げているということなのだろう。

 

さて、ワークデスクよりもベッドサイドテーブルに置いたときに、第二世代の振動は気になる。軽量な金属フレームのサイドテーブルをベッド横に置いている家庭も多いと思うが、そんなテーブルではよりはっきりと違いがわかるはずだ。

↑ベッドサイトのデバイスとしても優秀

 

価格はアップしたが…

私はワークデスクにEcho Show 8を置き、家電類をまとめて操作できるようにしている。エアコンを操作したり、照明を操作したり、日常の無駄な動きが減ってより集中できる時間が増えた。ノイズのような行動を減らすのにEcho Showは効果的である。Zigbee、Matter、Threadといったスマートホーム規格に幅広く対応しているため、今後活用シーンは広がっていくだろう。

 

ちなみに、商品ページでは「より高速なプロセッサ搭載でディスプレイの反応を改善」とあるが、個人的にはそこまで劇的とは感じなかった。確かに、速くなったかなぐらいの感覚だ。だが、全体的なスペックもアップしていることはお伝えしておこう。

 

1点だけネックなのが価格。第二世代が1万4980円だったのに対し、第三世代は2万2980円。この価格だけ見てしまうと高額だが、Echo Show 5が1万2980円であることを考えれば納得だし、所有すれば使い道は多く、寝かせてしまうことはないデバイスといえる。

こんな安くていいの!? シャオミから1万円台タブレットと2000円台NCイヤホン出た

シャオミ・ジャパンのイヤホンRedmi Buds 6シリーズに、新たに「Redmi Buds 6 Lite」と「Redmi Buds 6 Play」 、コンパクトタブレット「Redmi Pad SE 8.7 シリーズ」が登場しました。価格は「Redmi Buds 6 Lite」が2480 円(税込・以下同)、「Redmi Buds 6 Play」が1380 円、「Redmi Pad SE 8.7 シリーズ」が1万6980 円~となっています。

※価格は全て税込

 

「Redmi Buds 6 Lite」

本製品は、12.4mm のチタニウム製大型ドライバーを搭載し、パワフルな低音、クリアな高音、優れた音質でオーディオ体験の可能性と楽しさを引き出すワイヤレスイヤホンです。

 

最大40dBのアクティブノイズキャンセリングは、2kHzの広い周波数内のノイズを低減し、同社が開発したAIノイズリダクション機能搭載のデュアルマイクで、最大 6m/秒の風速の中でもまるで対面で会話しているようにクリアな通話が可能だとします。

 

「Redmi Buds 6 Play」

搭載されている10mmの大型ダイナミックドライバーは、Xiaomi Acoustic Lab により精密にチューニングされており、豊かでパワフルかつ魅力的なサウンドを細部まで楽しむことが可能。AIボイスアルゴリズムが人間の声と周囲の雑音を正確に区別し、騒音の多い環境でも周囲の雑音を効果的に軽減するので、どこに居ても安心して通話ができるとのこと。

 

イヤホン単体1回の充電で最大 7.5 時間、充電ケースを使用すれば最大36時間の再生を持続するので、ストレスなく長時間使用できるといいます。

 

「Redmi Pad SE 8.7 シリーズ」

本製品は、8.7インチとコンパクトサイズで、電子書籍や漫画が見やすい5:3のアスペクト比と1340×800の解像度、84.41%の画面占有率のディスプレイを搭載した製品です。

 

90Hzの高リフレッシュレートにより、映像を観る時やコンテンツをスクロールする時の表示がよりなめらかに表現されます。また、MediaTek Helio G85プロセッサを搭載し、最大2TBの外部ストレージに対応。ラグも少なくステレージ不足の不安もなく、コンテンツを楽しめるとのこと。さらに、デュアルSIMカードに対応しているので、外出先で Wi-Fi のない環境でもネットワークに接続できます。

 

バッテリーは6650mAhの大容量バッテリーを内蔵。長時間の使用に最適です。

 

ブランド名(メーカー名):シャオミ・ジャパン

商品名&価格

Redmi Buds 6 Lite:2480 円

Redmi Buds 6 Play:1380 円

 

Redmi Pad SE 8.7

4GB/64GB :1万6980円

4GB/128GB :2万4980円

Redmi Pad SE 8.7 4G

4GB/64GB :1万9980円

4GB/128GB :2万7980円

6GB/128GB :2万9980円

イラッとする誤タッチのストレスから解放! MacBookユーザーなら知っておいて損はない純正機能【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「マウス使用時にMacBookのトラックパッドをオフにする方法」です。

 

 

MacBookシリーズでの作業中、手がトラックパッドに触れてしまい、意図しない場所をクリックするなど、思わぬ操作をしてしまったことはありませんか。

 

実はマウスや外付けのトラックパッドに接続しているときは、MacBookのトラックパッドをオフにすることができます。早速手順を解説します。

 

まず、[]メニューから「システム設定」を開きます。次に、サイドバーから「アクセシビリティ」を選択します。

 

そして、「動作」の中にある「ポインタコントロール」をクリックし、「マウスまたはワイヤレストラックパッドがあるときは内蔵トラックパッドを無視」をオンに切り替えましょう。 完了したら、システム設定を閉じます。

 

この設定によって、マウスや外付けのトラックパッドを使用している間はMacBookのトラックパッドが反応しなくなり、誤操作に注意を払う必要がなくなります。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

【関連リンク】
Mac Fan Portal
Mac Fan TV(YouTube)

次期「iPhone 16」、米ユーザーの注目はAIと何?

iPhoneユーザーは次期「iPhone 16」に対して、より優れた熱設計を期待していることが、SellCellの調査により判明しました。

↑熱くならないで

 

現行モデルの「iPhone 15 Pro/Pro Max」では発売直後に、一部のデバイスで過熱問題が発生。アップルは「iOS 17」のアップデートによってこの問題に対処しました。iPhone 16では内部に新たな熱設計が採用されるとの情報も登場しています。

 

今回の調査は、米国在住の2000人以上のiPhoneユーザーを対象に実施されました。回答者の61.9%が発売時にiPhone 16を購入する予定であり、30.9%が価格設定を最も重視すると回答。26.8%が過熱問題を防ぐための熱設計の改善に期待しているというのです。

 

同調査では、iPhone 16のAI機能「Apple Intelligence」への関心の高さも明らかになっています。回答者の82.1%が、AI機能が完全に実装される発売後1か月まで待つ用意があるとのこと。Apple Intelligenceは10月の「iOS 18.1」のアップデートでのリリースが期待されています。そのほかにも、回答者の半分以上(54.9%)がより大きなディスプレイのiPhoneを歓迎すると述べています。

 

iPhoneが過熱をさらに抑えることができれば、消費者はもっと安心して購入できることでしょう。

 

Source: SellCell via MacRumors

「Chrome」の同期、Android版とデスクトップ版でもよりシンプルに!

これまでデスクトップやAndroid用のChromeでは、自分のアカウントにログインしたうえで、設定メニューからChrome同期を有効にしないと、保存したブックマークやパスワードを利用できませんでした。しかし、このようなChrome同期の切り替えが、まもなく不要になるとGoogleが発表しました。

↑ブラウザ体験を向上

 

Chrome同期をシンプルにする変更は、すでにiOS版では昨年11月から導入していました。ようやくデスクトップ版やAndroid版Chromeも、それに続くかっこうです。

 

Googleは2009年にChrome同期を初めてリリースし、異なるデバイスでも自分のアカウントでログインすれば、同じブックマークやパスワードなどを利用できるようにしました。その後に他のクラウドサービスやモバイルアプリも普及し、単にサインインするだけで自分のデータにアクセスでき、サインアウトすればプライバシーが守れる習慣が根づいています。

 

そうした技術と規範の進化を踏まえて、Googleはユーザーの期待に応えて同期モデルの変革を続けているとのこと。その結果「カスタマイズされたブラウジング体験」のためにログインするうえでの選択肢を提供したと述べています。

 

新たなログイン方法では、保存したパスワードを複数のデバイス間で使うことが可能。ただし、履歴や開いているタブをGoogleアカウントに保存したい場合は、従来通りChrome同期を有効にする必要があるとのことです。

 

この変更がデスクトップとAndroid版にいつ展開されるのかに関して、Googleは「今後のアップデートをお待ちください」と述べています。

 

Chrome同期を有効にするには、まずブラウザ右上の3点メニューをタップし、設定を探し、同期スイッチをオンにするという手間がかかります。これが省けることで、Chromeブラウザの利用がいっそう快適となりそうです。

 

Source: Chromium Blog
via: The Verge

次期「Snapdragon 8 Gen 4」の公式資料が流出!? 充実の性能が明らかに

クアルコムの次期ハイエンドスマートフォン向けチップ「Snapdragon 8 Gen 4」は、サムスンの「Galaxy S25 Ultra」などへの搭載が予想されています。このチップは、クアルコムが独自開発するCPUコア「Oryon」を搭載し、前世代より大幅にパフォーマンスが向上すると期待されています。

↑最強チップ

 

最近、その公式資料らしきスライドが公開され、仕様に関して手がかりが明らかとなりました。

 

インドメディアのSmartPrixによると、Snapdragon 8 Gen 4には標準(SM8750)とパフォーマンス(SM8750P)からなる二つのバージョンがあるとのこと。後者は性能アップを重視しており、Galaxy S25 Ultra専用になると言います。

 

さらに、公開されたスライドによれば、このチップは3nmプロセス(おそらくTSMC製)を採用するとのこと(○nmプロセスとは回路線幅を意味し、小さくなるほど性能と電力効率が高まる傾向がある)。2024年8月現在では、スマホ向けチップで3nm技術を採用したものはiPhone 15 Proモデル搭載のA17 Proだけです。

↑公開されたスライド(画像提供/SmartPrix)

 

これに先立ち、Snapdragon 8 Gen 4のベンチマーク結果と称するデータが登場しました。前Snapdragon 8 Gen 3と比べてシングルコア性能は約35%、マルチコアは約30%もアップしています。

 

今回のスライドに戻ると、本チップにはクアルコム史上最も高速なGPUになる可能性がある「Adreno 830」が搭載されます。別の情報源からは「GPU補完技術を正式にサポート」との噂もあり、リッチなグラフィックでの『原神』を高解像度かつ高フレームレートで遊べるかもしれません。

 

ほかにも、ISP(画像信号プロセッサー)Spectra 8シリーズの最新版が搭載されるそう。スライドでは「究極の写真撮影とビデオ撮影体験」を実現するとうたっています。さらにVPU(視覚処理専用プロセッサー)は4K動画のデコードとエンコードにも対応し、Adreno DPUはスマホ本体および外付けディスプレイの4K表示もサポートしているとのこと。

 

また、強力なNPU(機械学習に特化したプロセッサー)も搭載し、オンデバイスの生成AIを高速に処理できるようです。

 

基本スペックが非常に充実しているSnapdragon 8 Gen 4。その強力なほうを搭載することが予想されるGalaxy S25 Ultraは、ゲームから生成AIまで幅広いジャンルで活躍しそうです。

 

Source: SmartPrix
via: Sammobile

アップルの「5Gモデム自社開発」に期待できることは何?

将来のiPhoneは、アップル独自の5Gモデムの登場によって外観と動作が変わる可能性があると、米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者が報じています。

↑開発難航でも期待先行

 

アップルが独自の5Gモデムを開発していることは以前から何度も報じられてきましたが、最近はその開発が難航していることも伝えられています。一方、来年の「iPhone 17 Pro」には自社開発のWi-Fiチップが搭載され、「Wi-Fi 7」に対応するとの報道もありました。

 

ガーマン記者によれば、アップルは独自5Gモデムの開発に数十億ドルを投資していますが、このプロジェクトはユーザーに対してすぐに改善をもたらさないとのこと。アップル社内の関係者は「顧客は自分のスマートフォンのモデムを誰が製造しているかをあまり気にしていない」と認めており、「短期的にメリットがどれほど大きいかはわからない」と述べているのです。

 

その一方、アップル独自の5Gモデムは、単一部品にWi-FiやBluetoothの機能を組み込むことで、信頼性とバッテリー寿命が向上すると同記者は指摘。将来はこれらの機能がメインのシステムオンチップ(SoC)に統合される可能性があり、コストがさらに削減されると同時にiPhoneの内部スペースが節約され、デザインの選択肢が広がると言います。

 

開発の難しさからか、なかなか進まないアップルの5Gモデムの自社開発計画。しかし、期待は募るばかりです。

 

Source: Power On Newsletter via MacRumors

ついに次期「iPhone 16 Pro」シリーズも。新たな製造国が判明

次期「iPhone 16 Pro/Pro Max」がインドで製造されると、米ブルームバーグが報じています。

↑「Assembled in China」の見納め

 

ここ数年、アップルを含めたテック企業の脱中国の動きが目立ちます。すでにアップルはインド製の「iPhone 15」を発売日から用意していました。その後には同国で製造された「iPhone 15 Plus」も発売されています。

 

ここ数年、アップルはハイエンドモデルのiPhoneをインドで生産することを検討していると報じられてきました。そして今回、iPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxをインドで製造することが決定されたのです。

↑製造国がインドに(画像提供/Weibo)

 

インドにおいて、iPhone 16 Proはまず海外から輸入されます。しかし、新製品導入プロセス(NPI)が完了した9月中旬の製品発売直後から、国内向けと輸出向けの現地組み立てが開始されるというのです。

 

iPhone 16 Proの世界発売に向けて、フォックスコンはインド南部のタミル・ナドゥ州の工場で数千人の労働者を対象にトレーニングを開始したとのこと。

 

インド製のiPhone 16 Pro/Pro Maxに期待が高まります。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

噂の「Galaxy Z Fold6 Slim」、Sペンに対応しない本当の理由は…

折りたたみスマートフォン市場での薄さ競争が激しくなるなか、サムスンはGalaxy Z Fold6の薄型モデル「Galaxy Z Fold6 Slim」を準備中と噂されています。すでに中国の公的機関もそれらしき製品を認証済みであることから、まもなく発売される可能性が高まっています。

↑Sペンに対応しない理由とは?(画像はGalaxy Z Fold5)

 

本製品はボディにチタン素材を使って薄さと軽さを実現するとみられていますが、そのためにSペンが使えなくなると韓国メディアのThe Elecが報じています。

 

これまでサムスン製折りたたみスマホのバックプレート(ヒンジと折りたたみパネルの間を支える部分)にはSUS(ステンレス鋼)かCFRP(炭素繊維強化プラスチック)が使われてきました。そのパーツに初めて軽くて強度も高いチタンの採用が検討されているとのことです。

 

Galaxy Z Fold2までのバックプレートはSUS製でしたが、Sペン対応のGalaxy Z Fold3以降はCRFPが使われてきました。金属のプレートがSペンの認識を妨げる可能性があるためです。Galaxy Z FlipシリーズはSペンに対応していないためCFRPにする必要がなく、一貫してSUSを使っています。

 

数か月前から、Galaxy Z Fold6 SlimがSペンに対応しないとの噂はありました。その理由は薄くするためにデジタイザ(ペン入力を読み取る層)を削ったからであると伝えられていましたが、チタン素材も一因だったようです。

 

Galaxy S24 Ultraにもチタンフレームが採用されていますが、そのフレームは折りたたみ式と異なり、直接ディスプレイパネルの後ろにないために干渉しないというわけです。

 

Galaxy Z Fold 6 Slimは10月~12月に正式発表されるものの、中国と韓国だけで限定販売になると予想されています。その理由の一つとして2000ドル(約29万円※)を超える価格になる可能性が挙げられていますが、いずれ日本やその他の地域で発売されると期待したいところです。

※1ドル=約145円で換算(2024年8月21日現在)

 

Source: The Elec
via: Sammobile